Brother Barcode Utility User manual [ja]

ユーザーズガイド
Barcode Utility
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マークについて

著作権
商標
本ユーザーズガイドでは下記の記号が使われています。
有益なヒントや補足情報を示しています。
本文書の情報は予告無く変更することがあります。本文書に記載されているソフトウェアは、ライセンス契約の 下に提供されています。ソフトウェアは、これらの契約条項に従ってのみ使用またはコピーできます。本文書の いかなる部分も、ブラザー工業株式会社の書面による事前の許可なしに、いかなる形式または手段によっても複 製することはできません。
Brother はブラザー工業株式会社の登録商標です。
QR コードは、株式会社デンソーウェーブの商標です。
ブラザー製品および関連資料等に記載されている社名及び商品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。
i
目次
はじめに
フォルダのモニタリング&ファイルの処理
追加機能
アプリケーションログの確認
困ったときは
付録 A:バーコードの認識要件
付録 B:カスタム命名規則
付録 C:サポートされているバーコード種別&オプション
付録 D:バーコード用の
仕様
1.
1.1 概要 .................................................................................................................................................................. 1
1.2 動作環境 ........................................................................................................................................................... 2
1.3 対応入出力ファイルフォーマット ................................................................................................................... 2
1.4 サポートされているスキャンカラー設定 ........................................................................................................ 3
2.
2.1 要件 .................................................................................................................................................................. 5
2.2 モニタリングするフォルダ (対象フォルダ) の追加 ......................................................................................... 5
2.3 ファイル処理ルールの作成 .............................................................................................................................. 6
2.4 ファイル処理ルールへのバーコードの割り当て ............................................................................................. 7
2.5 ファイル分割の設定 ....................................................................................................................................... 11
2.6 ファイル変換の設定 ....................................................................................................................................... 14
2.7 ファイル保存の設定 ....................................................................................................................................... 16
2.8 共通設定 ......................................................................................................................................................... 19
2.9 フォルダのモニタリングとファイル処理の開始 ........................................................................................... 20
................................................................................................................................................. 1
........................................................................................... 4
3.
3.1 [COUNTER] 命名規則の変更 ......................................................................................................................... 22
3.2 設定のエクスポート&インポート ................................................................................................................. 23
3.3 Barcode Utility のバージョン確認 .................................................................................................................. 24
3.4 Barcode Utility のアップデート ...................................................................................................................... 25
4.
4.1 アプリケーションログの確認 ........................................................................................................................ 26
4.2 アプリケーションログフォルダの開き方 ...................................................................................................... 26
4.3 アプリケーションログフォルダの変更 .......................................................................................................... 27
4.4 アプリケーションログ設定の変更 ................................................................................................................. 27
5.
5.1 一般 ................................................................................................................................................................ 28
5.2 ファイル処理エラー ....................................................................................................................................... 30
[BARCODE L(A,B)] と [BARCODE R(A,B)] の命名規則 ...................................................................................... 35
............................................................................................................................................... 22
3.2.1 設定のエクスポート ............................................................................................................................. 23
3.2.2 設定のインポート ................................................................................................................................ 23
.............................................................................................................. 26
....................................................................................................................................... 28
............................................................................................................... 32
...................................................................................................................... 34
................................................................... 37
XML ファイルの定義 ............................................................................................................................................ 38
XML の記述例 ....................................................................................................................................................... 39
XML
......................................................................................................... 38
ii

はじめに

概要

機能と特徴
1.
1.1
Brother Barcode Utility は、バーコードを含むスキャン文書を処理するためのワークフローを効率化します。 Barcode Utility では、スキャンしたバーコードを使用して以下のことができます。
1. 個別のページを別の文書にグループ化すること
2. 分割したファイルの名前を変換すること
3. 分割したファイルを指定したフォルダに保存すること
バーコードでのデータ入力は一般的なデータの手入力に比べ正確かつ効率的です。Barcode Utility は、互換性のあ るブラザー製品を使用してスキャンされた文書内のすべてのバーコード識別番号 (ID) を読み取り、分析すること ができます。バーコード ID に様々なルールを割り当てれば、Barcode Utility によって各スキャンジョブが自動処 理されます。
- 1 ページあたり最大 20 件のバーコードに対応
- 1 次元& 2 次元バーコード種別に対応
- 最大 5 件の対象フォルダのモニタリングが可能
- 1 機能あたり最大 50 件のファイル処理ルールに対応
- スキャン機能が搭載されたブラザー製品で使用可能
- Windows Brother iPrint&Scan 対応
- 複数の製品からのスキャンジョブの処理に対応
- サードパーティーのシステムとの統合可能
本ソリューションを有効にするには、有効なライセンスコードとライセンスコードを対象製品に送信でき
るソフトウェアが必要です。詳細は、お近くのブラザーの窓口にお問い合わせください。
1

動作環境

オペレーティングシステム
オペレーティングシステムの コンポーネント

対応入出力ファイルフォーマット

入力ファイルフォーマット
出力ファイルフォーマット
PDF
TIFF
入力フォーマットの仕様
項目 説明
1.2
1.3
バーコードが含まれる文書は、必ず次のいずれかの方法で、Barcode Utility と互換性のあるブラザー製品を使用 してスキャンしてください。
- 製品の操作パネルを使用する
- Windows Brother iPrint&Scan を使用する
Barcode Utility でサポートされている入出力ファイルフォーマットは以下の通りです。
クライアント OS Windows 7 (64 ビット)Windows 8.1 (64 ビット)
Windows 10 (64 ビット)
サーバー OS Windows Server 2008 R2Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2Windows Server 2016
.Net Framework 4.5
PDF (自動カラーモードオフ)
PDF
最大ページ数
推奨画像解像度 200 dpi ~ 600 dpi
サポートされているバーコードの全リストは、「
ション」
をご覧ください。
・ ・ PDF/A-1b
100
付録 C:サポートされているバーコード種別&オプ
2

サポートされているスキャンカラー設定

製品の種類
設定方法
サポートされている設定
サポートされていない設定
Color 200 dpi (以上)
200 dpi (以上)
Color 200 dpi (以上)
1.4
お使いのブラザー製品のスキャン設定が、Barcode Utility によってサポートされているスキャン設定であること を確認してください。Barcode Utility では、自動カラーモード設定を使用して作成された PDF ファイルは処理で きません。
ドキュメント スキャナー
レーザー&インク ジェット製品 (モノクロまたはカ ラー)
製品の液晶ディスプレー
ウェブブラウザーによる設定
デスクトップ用 iPrint&Scan
製品の液晶ディスプレー
ウェブブラウザーによる設定
デスクトップ用 iPrint&Scan 24bit カラー
カラー 自動
カラー自動
24bit カラー 自動
カラー
カラー自動
自動自動
-
-
-
最良のスキャン結果とバーコード認識を実現するため、24bit カラーのスキャン設定を使用することを推
奨しています。詳細は、「
付録 A:バーコードの認識要件
」をご覧ください。
3

フォルダのモニタリング&ファイルの処理

1.
3. Barcode Utility
4.
2.
Barcode Utility はバックグラウンドサービスとして実行し、新規スキャンファイル用に指定されたフォルダ (対象フォルダ) を継続的にモニタリングし、バーコード認識と文書分割ルールに従ってファイルを処理します。
バーコードが含まれる文書をスキャン します。
2. 対象フォルダに文書を保存します。
によって継続的に対象
フォルダのポーリングが行われます。
データが指定した出力フォルダに転送 されます。
4

要件

ダウンロード

モニタリングするフォルダ (対象フォルダ) の追加

対象フォルダの要件
フォルダの追加
フォルダーの選択
対象フォルダ
参照
対象フォルダ
2.1
- Barcode Utility ソリューションを対象製品で有効にする必要があります。詳細は、ブラザーの国内ホーム
- Barcode Utility をお使いのコンピューターにインストールする必要があります。アプリケーションをダ
- 文書は製品から直接もしくはデスクトップ用の Brother iPrint&Scan を使用してスキャンする必要があり
2.2
- 対象フォルダは最大 5 件追加できます。
- 対象フォルダは、Barcode Utility を実行中のコンピューターまたはサーバーからアクセスできる必要が
- 対象フォルダ内のサブフォルダはモニタリング対象外となり、無視されます。
- 複数の対象フォルダに同じ名前を付けることができます。
- フォルダパスが同じ対象フォルダを複数追加することはできません。
1. Barcode Utility を起動します。
メイン画面で
2.
ページにアクセスしてご確認になるか、お近くのブラザーの窓口にお問い合わせください。
ウンロードするには、support.brother.co.jp
ます。
あります。
をクリックします。
ページにアクセスしてください。
モニタリングするフォルダを選択し、
3.
ダが表示されます。
対象フォルダのパスを変更するには、別の対象フォルダを追加するには、画面左側の
...をクリックして、使用するフォルダを選択します。
をクリックします。
のリストで [ + ] をクリックします。
のリストにフォル
5

ファイル処理ルールの作成

ファイル処理ルール
ルールの追加
ルールの追加/編集
ルール名
2.3
1.
タブをクリックし、
をクリックします。
2.
ダイアログボックスが表示されたら、
フィールドに新規ルールの名前を入力します。
6
対象ファイル
対象ファイル
説明

ファイル処理ルールへのバーコードの割り当て

3.
すべてのファイル スキャンしたファイルすべてが指定した対象フォルダに割り当てられたルールに
ファイル名を指定(完全一致) スキャンしたファイルはファイル名に従って処理されます。処理ルールは、指定し
2.4
1. 新規作成したルールの横にある編集ボタン [ ] をクリックします。
を指定します。
従って処理されます。
たファイル名のファイルのみに適用されます。必ずここに指定するファイル名を入 力してください。
7
基本設定
バーコード設定
バーコード名
バーコード種別
バーコード内の文字情報を指定(完全一致
チェックデジットをバーコード情報に含む
2.
をクリックし、[ + ] をクリックします。
3.
ダイアログが表示されたら、
フィールドにバーコード名を入力します。
バーコードを正確に認識し読み取るため、必ず Barcode Utility の認識設定を正確に設定してください。
該当する
4.
追加のバーコード情報がある場合は、
5.
チェックデジットを追加する場合は、
6.
ックを入れてください。
のチェックボックスにチェックをいれます。
) フィールドに入力します。
のチェックボックスにチェ
8
領域を指定
領域を指定
参照
開く
7. より正確な処理を行うため、バーコード領域を指定することを推奨しています。
バーコード領域を指定する場合 手順 8 に進んでください。
バーコード領域を指定せずに処理を行う場合 手順 13 に進んでください。
8.
9.
スキャンファイルを選択し、
...をクリックします。
ダイアログボックスが表示されます。
をクリックします。
...をクリックし、使用するバーコードが含まれた
10. スキャンファイルのファイル名とプレビューが表示されます。
次のいずれかの操作を実行します。
1 ページの文書の場合 プレビューフィールドの選択範囲の枠を動かし、サイズを調整して、使用するバーコードを選択します。 バーコードを赤枠で囲んだら、OK をクリックし選択範囲を保存します。
9
○ ×
画像をアプリケーション内に保存する
基本設定の使用するバーコード
複数ページの文書の場合 バーコード領域に指定するページを選択します。プレビューフィールドの選択範囲の枠を動かし、サイズを 調整して、使用するバーコードを選択します。バーコードを赤枠で囲んだら、OK をクリックし選択範囲を保 存します。保存した選択範囲がすべてのページに適用されます。
スキャンファイルを読み込めない場合は、Barcode Utility と互換性のあるブラザー製品を使用しても
う一度マスターバーコードをスキャンしてください。
正確に認識させるため、選択範囲の赤枠が対象のバーコードの最低でも 80% にかかるようにしてく
ださい。
11. 後で使用するためにバーコード画像を保存するには、 ボックスにチェックを入れます。 バーコード画像はアプリケーションフォルダの「\img_bkup」フォルダに保存されます。
12. OK をクリックします。
のチェック
13. 設定を確認し、OK をクリックします。
リストに新規バーコードが表示されます。
バーコードを追加、編集、削除するには、[ ][ ]、および [ ] ボタンを使用します。
10
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