Bosch GST 120 BE User Manual

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00-1 GST120BE(改06) 表紙.ai 2009/08/04 10:09:0400-1 GST120BE(改06) 表紙.ai 2009/08/04 10:09:04
電動工具事業部
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〒150-8360  東京都渋谷区渋谷 3-6-7
コールセンターフリーダイヤル
(土・日・祝日を除く、 午前 9 : 00~午後 6 : 00)
* 携帯電話からお掛けのお客様は、 TEL. 03-5485-6161
をご利用ください。 コールセンターフリーダイヤルのご利 用はできませんのでご了承ください。
2 609 932 726 (09.08)
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
スーパージグソー
GST 120BE
取扱説明書
このたびは、 弊社スーパージグソーをお買い求めいただき、 誠にありがとう ございます。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお 使いください。
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00-2 GST120BE(改 06) 目次 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 9 分
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2 電動工具全般についての注意事項 ···················· 2 スーパージグソーについての注意事項 ················ 8
本製品について
用 途 ············································ 11 仕 様 ············································ 11 騒音/振動情報 ···································· 12 各部の名称 ········································ 13 標準付属品 ········································ 14
使い方
切断前の準備をする ································ 15 切断する ·········································· 18 傾斜角度をつけて切断する ·························· 23 壁際まで垂直に切断する ···························· 25 ポケット切断をする ································ 26 アクセサリー(標準付属品)を使う ·················· 27 吸じんシステム(別売)と接続する ·················· 29 別売アクセサリーを使う ···························· 30
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 32 修理を依頼するときは ······························ 33
お手入れと保管
クリーニング ······································ 34 ジグソーブレードのお手入れ ························ 34 保 管 ············································ 35
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01 GST120BE(改 06) 安全編 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
◆ 火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の ご注意』を必ず守ってください。
◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示 に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管 してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、いっしょに取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は 意味を表わします。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 のご注意。
なお、 性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず 守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
に区分していますが、それぞれ次の
電動工具全般についての注意事項
ここでは、電動工具全般の『安全上のご注意』について説明します。今回お買 い求めいただいたスーパージグソーには、当てはまらない項目も含まれていま す。
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警 告
1. 作業場は、いつもきれいに保ってください。
ちらかった場所や作業台は、事故の原因となります。
2. 作業場の周囲状況も考慮してください。
◆ 電動工具は、雨ざらしにしたり、湿った、 またはぬれた場所で使用しないでください。
◆ 作業場は十分に明るくしてください。
◆ 可燃性の液体やガスのある所で使用しない でください。
3. 感電に注意してください。
◆ 電動工具を使用中、身体をアースされているものに接触させないようにし てください。
(例えば、パイプ、暖房器具、電子レンジ、冷蔵庫などの外枠)
4. 子供を近づけないでください。
◆ 作業者以外、電動工具やコードに触れさせないでください。
◆ 作業者以外、作業場へ近づけないでください。
5. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 乾燥した場所で、子供の手の届かない安全な所、または鍵のかかる所に保 管してください。
6. 無理して使用しないでください。
◆ 安全に能率よく作業するために、電動工具の能力に合った速さで作業して ください。
◆ モーターがロックするような無理な使い方はしないでください。
7. 作業に合った電動工具を使用してください。
◆ 小形の電動工具やアタッチメントは、大形の電動工具で行う作業には使用 しないでください。
◆ 指定された用途以外に使用しないでください。
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8. きちんとした服装で作業してください。
◆ だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具は、回転部 に巻き込まれる恐れがあるので着用しないでくださ い。
◆ 屋外での作業の場合には、ゴム手袋と滑り止めのつい た履物の使用をお勧めします。
◆ 長い髪は、帽子やヘアカバーなどで覆ってください。
9. 保護めがねを使用してください。
◆ 作業時は、保護めがねを使用してください。また、粉じんの多い作業では、 防じんマスクを併用してください。
10. 防音保護具を着用してください。
◆ 騒音の大きい作業では、耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着 用してください。
11. 集じん装置が接続できるものは接続して使用してください。
◆ 電動工具に集じん機などが接続できる場合には、これらの装置に確実に接 続し、正しく使用してください。
12. コードを乱暴に扱わないでください。
◆ コードを持って電動工具を運んだり、コードを引っ張 って電源コンセントから抜かないでください。
◆ コードを熱、油、角のとがった所に近づけないでくだ さい。
13. 加工するものをしっかりと固定してください。
◆ 加工するものを固定するために、クランプや万力を使 用してください。手で保持するより安全で、両手で電 動工具を使用できます。
14. 無理な姿勢で作業をしないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにして ください。
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15. 電動工具は、注意深く手入れをしてください。
◆ 安全に能率よく作業していただくために、刃物類は常に手入れをし、よく 切れる状態を保ってください。
◆ 注油や付属品の交換は、取扱説明書に従ってください。
◆ コードは定期的に点検し、損傷している場合は、お買い求めの販売店、ま たはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してください。
◆ 延長コードを使用する場合は、定期的に点検し、損傷している場合には交 換してください。
◆ 握り部は、常に乾かしてきれいな状態に保ち、油やグリースなどが付かな いようにしてください。
16. 次の場合は、電動工具のスイッチを切り、電源プラグを電源コ ンセントから抜いてください。
◆ 使用しない、または修理する場合。
◆ 刃物、砥石、ビットなどの付属品を交換する場合。
◆ その他危険が予想される場合。
17. 調節キーやレンチなどは、必ず取り外してください。
◆ 電源を入れる前に、調節に用いたキーやレンチなどの工具類が取り外して あることを確認してください。
18. 不意な始動は避けてください。
◆ 電源につないだ状態で、スイッチに指を掛けて運ばないでください。
◆ 電源プラグを電源コンセントに差し込む前に、スイッチが切れていること を確認してください。
19. 屋外使用に合った延長コードを使用してください。
◆ 屋外で使用する場合、キャブタイヤコード、またはキャブタイヤケーブル の延長コードを使用してください。
20. 油断しないで十分注意して作業を行ってください。
◆ 電動工具を使用する場合は、取り扱い方法、作業の仕 方、周りの状況など十分注意して慎重に作業してくだ さい。
◆ 常識を働かせてください。
◆ 疲れている場合は、使用しないでください。
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21. 損傷した部品がないか点検してください。
◆ 使用前に、保護カバーやその他の部品に損傷がないか十分点検し、正常に 作動するか、また所定機能を発揮するか確認してください。
◆ 可動部分の位置調整、および締め付け状態、部品の破損、取り付け状態、 その他運転に影響を及ぼすすべての個所に異常がないか確認してくださ い。
◆ 破損した保護カバー、その他の部品交換や修理は、取扱説明書の指示に従 ってください。
取扱説明書に指示されていない場合は、お買い求めの
販売店、またはボッシュ電動工具サービスセンターに 修理を依頼してください。
スイッチが故障した場合は、お買い求めの販売店、ま
たはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼 してください。
◆ スイッチで始動、および停止操作のできない電動工具は、使用しないでく ださい。
22. 異常や故障時には、直ちに使用を中止し、すぐに電源プラグを 電源コンセントから抜いてお買い求めの販売店、またはボッシ ュ電動工具サービスセンターに、点検、修理を依頼してくださ い。
そのまま、使用すると発煙・発火、感電、けがに至る恐れがあります。 <異常・故障例> ・電源コードや電源プラグが異常に熱い。 ・電源コードに深いキズや変形がある。 ・コードを動かすと、通電したりしなかったりする。 ・焦げくさい臭いがする。 ・ビリビリと電気を感じる。 ・スイッチを入れても動かない。 など
23. 指定の付属品やアタッチメントを使用してください。
◆ この取扱説明書、およびボッシュ電動工具カタログに記載されている付属 品やアタッチメント以外のものを使用すると、事故やけがの原因となる恐 れがあるので使用しないでください。
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24. 電動工具の修理は、専門店に依頼してください。
◆ この製品は、該当する安全規格に適合しているので改造しないでくださ い。
◆ 修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サービスセン ターにお申しつけください。
修理の知識や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけでな く、事故やけがの原因となります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
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01 GST120BE(改 06) 安全編 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
スーパージグソーについての注意事項
電動工具全般の『安全上のご注意』について、前項ではご説明しました。ここ では、スーパージグソーをお使いになるうえで、さらに守っていただきたい注 意事項についてご説明します。
警 告
1. 必ず銘板に表示してある電圧の電源を使用してください。
◆ 表示を超える電圧で使用しますと、回転数が異常に高速となりけがの原因 になります。
2. 切断する個所に、電線管や水道管、ガス管など埋設物がないこ とを、作業前に十分確かめてください。
◆ 埋設物にジグソーブレードが触れると、感電・漏電・ガス漏れ事故の原因 になります。
3. 使用中は、ジグソーブレードや切り粉の排出部に、手や顔など を近づけないでください。
◆ けがの原因になります。
4. 使用中は、電源コードを傷つけないよう注意し、常にジグソー 本体の後方に離してご使用ください。
◆ 感電や故障の原因になります。
5. 使用中に電源コードを破損した場合には、電源コードに触れな いようにし、速やかに電源プラグを抜いてください。また、破 損した電源コードのままで再度使用しないでください。
◆ 事故の原因になります。
6. 使用中は、ジグソー本体を確実に保持してください。
◆ 確実に保持しないと、けがの原因になります。
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01 GST120BE(改 06) 安全編 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
7. 使用中にジグソー本体の調子が悪くなったり、異常音がしたと きは、直ちにスイッチを切って使用を中止し、お買い求めの販 売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに点検・修理を 依頼してください。
◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。
8. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、工具類(ジグソー ブレードなど)やジグソー本体などに破損や亀裂、変形がない ことをよく点検してください。
◆ 破損や亀裂、変形があると、事故の原因になります。
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01 GST120BE(改 06) 安全編 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
注 意
1. 取扱説明書に記載されている用途および能力以上の作業はし ないでください。
◆ 故障の原因になります。
2. 工具類(ジグソーブレードなど)や付属品は、取扱説明書に従 って確実に取り付けてください。
◆ 確実でないと外れたりし、けがの原因になります。
3. 工具類(ジグソーブレードなど)の交換は、手袋・ウエスなど で手を保護してから行ってください。
◆ けがの原因になります。
4. 作業直後の工具類(ジグソーブレードなど)、材料、切り粉な どは非常に熱くなっていますので、触れないでください。
◆ やけどの原因になります。
5. 高所作業のときは、下に人がいないことをよく確かめてくださ い。また、コードを引っかけたりしないでください。
◆ 材料やジグソー本体などを落としたとき、事故の原因になります。
6. 本体を作動させたまま床などに放置しないでください。
◆ 事故の原因になります。
7. 切断中は、ジグソー本体前面の「SDSレバー」に触れないでく ださい。
◆ ジグソーブレードが外れたりし、けがの原因になります。
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02 GST120BE(改 06) 本製品について 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
用 途
◆ 木材やアルミニウム、軟鋼板、ステンレスなどの切断
* 垂直切断、傾斜切断(左右に最大 45゜)、ポケット切断(木材などの軟
らかい材料の中抜き)などがあります。
仕 様
型 番 GST 120BE
電 源 単相 AC 100V(50/60Hz)
消費電力 650 W
ストローク数 500~2800 min-1(回/分)
ストローク幅 26 mm
傾斜切断角度 左右 0~45°
コード 4 m
最大切断能力(厚さ)
木 材 120 mm アルミニウム 20 mm 軟鋼板 10 mm ステンレス 5 mm
質 量 2.7 kg
電子無段変速 ダイヤル式
絶縁グリップ
吸じんシステム 接続可
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02 GST120BE(改 06) 本製品について 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
騒音/振動情報 (EN60745 に準拠した測定値)
騒音レベル 音圧レベル 84 dB(A) 音響パワーレベル 95 dB(A) 不確実性(k) 3 dB
耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着用してください。
3軸の振動値(振動ベクトル合計) 木材切断時 4 m/s 不確実性(k) 1.5 m/s 金属板切断時 3.5 m/s 不確実性(k) 1.5 m/s
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2
2
2
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02 GST120BE(改 06) 本製品について 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
各部の名称
◆イラストの形状は、実物と異なる場合があります。
1.スイッチON保持ボタン
2.メインスイッチ
3.電子無段変速ダイヤル
4.吸じんホース(別売アクセサリー)
5.吸じんアダプター
*
6.フットプレート
7.プラスチックベースプレート
*
8.風量調整スイッチ
9.オービタル切り換えスイッチ
10.プランジャー (ブレード差し込み口)
11.ローラーガイド
12.ジグソーブレード
13.フィンガープロテクター
14.透明防じんカバー
15.SDSレバー
16.バリ止めガイド
17.絶縁グリップ
*
*
*
標準付属品
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02 GST120BE(改 06) 本製品について 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
標準付属品
プラスチックベースプレート
吸じんアダプター
キャリングケース
バリ止めガイド
透明防じんカバー
◆イラストの形状は、実物と異なる場合があります。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
切断前の準備をする
◆ 切断前の準備をするときは、電源プラグを電 源コンセントから抜いてください。
◆ 電源コードや電源プラグが損傷しているとき は、直ちに使用を中止してください。お買い 求めの販売店またはボッシュ電動工具サービ スセンターに修理を依頼してください。
使用電源を点検する
● 単相 AC100V(50/60Hz)か?
● コンセント不良(ガタ)のため、電源プ ラグが簡単に抜けないか?
● 電源コードが断線していたり、電源プラ グが破損していたりしていないか?
ジグソーブレードを選ぶ
材料の材質と厚みに合ったジグソーブレード⑫を選んでください。 きつい曲線を切断する場合は、曲線切断用のジグソーブレード⑫を使用して ください。
木材・プラスチックの切断 金属などの切断
切削オイルスプレー(ボッシュ純正)等を使用すると、ジグソーブレード⑫が
長持ちします。
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木工用のジグソーブレード 金工用のジグソーブレード
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
ジグソーブレード⑫を取り付ける・取り外す
◆ 切断直後、ジグソーブレード⑫は高温になっています。やけ どを負う恐れがありますので、触れないでください。
◆ ジグソーブレード⑫の取り付け・取り外しをするときは、け がの発生を防ぐため、手袋を着用してください。
◆ 弊社指定のジグソーブレード⑫を使用してください。
取り付け
1. ジグソーブレード⑫の背をローラーガイド⑪の溝に当て、ジグソーブ レード⑫をプランジャー⑩に差し込みます。
引っ掛からない場合や、ジグソーブレード⑫が挿入できないときは、ジグソー
ブレード⑫をいったん外し、SDS レバー⑮を矢印の方向に少しスライドさせて からジグソーブレード⑫を差し込んでください。
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2. ジグソーブレード⑫が確実にプランジャー⑩に取り付けられたかどう か、ジグソーブレード⑫を引いて確認します。 抜けなければ、取り付け完了です。
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取り外し
1. SDS レバー⑮を矢印方向いっぱい にスライドさせます。
2. SDS レバー⑮をスライドさせたま ま、プランジャー⑩から押し出さ れたジグソーブレード⑫を引き 抜きます。
3. SDS レバー⑮から手を離します。 (レバーは元の位置に戻ります)
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切断する
ジグソーブレード⑫を点検する
● ジグソーブレードはボッシュタイプのものか?
● ジグソーブレードが曲がっていないか?
● ジグソーブレードの歯先が欠けていたり、摩耗したりしていないか?
「オービタル切り換えスイッチ⑨」を切り換える
オービタル動作を選ぶと、ジグソーブレード⑫は上下運動に加え、前後に振り
子運動をします。上下運動だけの場合と比べ、切断速度を高めることができ、 効率の良い切断作業が行えます。半面、切断面が粗くなったりささくれが出や すくなったりします。 切断内容や材質に合わせて、「オービタル切り換えスイッチ⑨」を切り換えて
ください。 試し切断をして、最適なオービタル動作を決めてください。 「オービタル切り換えスイッチ⑨」の切り換えは、切断中でもできます。
薄い鉄板・ステンレスの切断や木材の仕上げ切断
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鉄・アルミニウム・非鉄金属などの切断
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軟質非鉄金属・アルミニウム・プラスチック・木材などの切断
木材やプラスチックなどの高速切断
「風量調整スイッチ⑧」を切り換える
多量の切り粉が発生する木材やプラスチックなどの切断時 ・・・ l(スイッチ ON)
「風量調整スイッチ⑧」を右図の位置にするとエアが噴き出
して、けがき線上の切り粉を吹き飛ばします。
冷却剤や潤滑剤をけがき線にかけた金属の切断時 ・・・ 0(スイッチ OFF)
電子無段変速ダイヤル③でストローク数を調整する
ダイヤル数(1~6)に応じ、ストローク数(最高速度)が調整できます。
1~2=低ストローク数 3~4=中ストローク数 5~6=高ストローク数
最適なストローク数は、材料やジグソーブレード⑫により異なります。
ステンレス等を切断する場合は、ストローク数を低めに設定し、焼きつきを防 止します。
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電源プラグを電源コンセントに差し込む
◆ 「メインスイッチ②」が“ON”の状態で保持されていないこと を確認してから、電源プラグを電源コンセントに差し込んでく ださい。
◆ 電源プラグを電源コンセントに差し込むときは、ジグソー本体 を下向き(ブレードが下向きの状態)にして差し込んでくださ い。
「メインスイッチ②」を操作する
スイッチの ON/OFF
スイッチ ON :「メインスイッチ②」を引き込みます。 スイッチ OFF :「メインスイッチ②」から指を離します。
ストローク数(回転スピード)の調節
「メインスイッチ②」を引き込む加減でストローク数(回転スピード)が 調節できます。 ストローク数を調節することにより、材料により適した切断が可能となり ます。 軽く引く・・・低ストローク数 強く引く・・・高ストローク数
連続作業する
● 連続作業するときは、「メインスイッチ②」をいっぱいまで引き込み、「ス イッチ ON 保持ボタン①」を左右どちらかの方向に押し込みます。 「メインスイッチ②」から指を離しても、スイッチ ON の状態が維持され ます。
● 再度「メインスイッチ②」を引き込むと、「スイッチ ON 保持ボタン①」は 解除されます。
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材料を切断する
◆ 材料をしっかりと固定してから作業を行ってください。
◆ 「メインスイッチ②」を“ON”にしてからジグソーブレード ⑫を材料に当ててください。
◆ 隠れている電線や工具の電源コードに、ジグソーブレード⑫ が接触する可能性がある作業をするときは、必ず絶縁グリッ プ⑰を持ってください。 ジグソーブレード⑫が電流の流れている電線に触れると、工 具の金属部に電気が流れ、感電することがあります。
木材・プラスチックを切る場合
● 木工用のジグソーブレード⑫を使用してください。
● 「メインスイッチ②」を入れ、回転が十分に上がってから、切断を始め てください。
金属などを切る場合
● 金工用のジグソーブレード⑫を使用してください。
● 「メインスイッチ②」を入れ、回転が十分に上がってから、切断を始め てください。
● 切削オイルスプレー(ボッシュ純正)等を使用するとジグソーブレード ⑫が長持ちします。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
上手に切断するポイント
ポイント 1. 材料の材質と厚みに合ったジグソーブレード⑫を選んでくだ
さい。きつい曲線を切断する場合は、刃厚の薄いジグソーブ レード⑫を使用してください。
ポイント 2. ジグソーブレード⑫の働きが鈍くならない程度に本体を前に
進めてください。無理に力を入れたり、前に進めすぎても、 速く切れません。
ポイント 3. 切断作業中、フットプレート⑥の全面が切断材料に接するよ
うにしっかりと押しつけてください。
切断作業を終了する
「メインスイッチ②」から指を離すとジグソーブレード⑫が止まります。 「スイッチ ON 保持ボタン①」で ON 保持状態になっているときは、「メインス イッチ②」を引き込むと止まります。
スイッチを“OFF”にしたあと、ジグソーブレード⑫を何かに押しつけて止め
るようなことはしないでください。 また、手で押さえるようなことは絶対にしないでください。
ジグソーブレード⑫の動きが完全に止まってから、下へ置いてください。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
傾斜角度をつけて切断する
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、電源プラグを電源コ ンセントから抜いて作業を行ってください。
◆ ジグソーブレード⑫は不用意に触れると危険です。けがの発生 を防ぐため、取り扱いには注意してください。
バリ止めガイドは使用できません。 透明防じんカバー⑭は取り付けできません。 ジグソーブレード⑫を取り付けたまま作業を行ってください。
1. フットプレート調整レバーを“緩める”の方向にスライドさせます。
2. フットプレート⑥を前方(ジグソーブレード側)にスライドさせます。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
3. フットプレート⑥を任意の角度に傾けます。
フットプレート⑥は、左右に最大 45°
まで傾けられます。
フットプレート⑥の調整がスムーズに
できない場合は、フットプレート調整ダ イヤルを“-”の方向に回してください。
切断角度は、角度調整ガイドで調整でき
ます。
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4. フットプレート⑥を垂直にしたとき(垂直切断時)は、ツメに引っ掛 かるまで、フットプレート⑥を後方にスライドさせます。
5. フットプレート調整レバーを“固定する”の方向にスライドさせます。
フットプレート⑥が確実に固定されているか確認してください。もし、
確実に固定されていない場合は、フットプレート調整ダイヤルを“+” の方向に回してください。
6. 「切断する」(18 ページ)の
項~ 項の手順で切断します。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
壁際まで垂直に切断する
バリ止めガイド、円曲・平行ガイド(別売アクセサリー)は使用できません。 傾斜切断はできません。 透明防じんカバー⑭は取り付けできません。
1. フットプレート調整レバーを“緩める”の方向にスライドさせます。
2. フットプレート⑥を最後方までスライドさせます。
フットプレート⑥がスムーズに動かない場合は、フットプレート調整ダ
イヤルを“-”の方向に回してください。
3. フットプレート調整レバーを“固定する”の方向にスライドさせます。
フットプレート⑥が確実に固定されているか確認してください。もし、
確実に固定されていない場合は、フットプレート調整ダイヤルを“+” の方向に回してください。
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03 GST120BE(改 06) 使い方 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
ポケット切断をする
ポケット切断では、木材など軟らかい材料の中抜きができます。
◆ ポケット切断をするときは、『切断する』の警告・注意文およ び操作方法をよく読み、内容を理解してから行ってください。
◆ 電源コードを切断しないように注意してください。
1. 「メインスイッチ②」を引き込みます。
2. ジグソー本体を確実に保持し、フ ットプレート⑥の先端部を材料 に当てて、フットプレート⑥の先 端部を支点にしてジグソーブレ ード⑫をゆっくりと押し込んで いきます。
3. フットプレート⑥の下面すべて が材料に接したら、けがき線に沿 って切断を続けます。
4. 切断が終わったら、「メインスイ ッチ②」から指を離し、本体を材 料から離します。
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ポケット切断のアドバイス:支点(フットプレート⑥の先端)が、材料から離
れないよう、しっかりと固定します。切断を急が ずにゆっくりジグソーブレード⑫を押し下げて ください。
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アクセサリー(標準付属品)を使う
◆ アクセサリーを取り付けたり、取り外したりするときは、ジグ ソー本体の電源プラグを電源コンセントから抜いてください。
バリ止めガイドを使う
切断面のささくれを防ぎます。
あさり歯のジグソーブレードは併用
できません。
傾斜切断時やフットプレート後方ス
ライド時は使用できません。
取り付け
フットプレート⑥の底側から、バリ止めガイド⑯をフットプレート⑥にしっ かり押し込みます。
バリ止めガイドは、ジグソーブレード⑫の刃厚が薄いときはフットプレート⑥
の前方に、刃厚が厚いときはフットプレート⑥の後方に取り付けてください。
取り外し
フットプレート⑥の表側から、バリ止めガイド⑯を押し出します。
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プラスチックベースプレート⑦を使う
材料表面の傷つきを防ぎます。
取り付け
1. フットプレート⑥の先端にプラ スチックベースプレート⑦の先 端を引っ掛けます。
2. プラスチックベースプレート⑦ の後端を持ち上げ、フットプレー ト⑥の後端に押し込みます。
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取り外し
1. フットプレート⑥の後端から、プラスチックベースプレート⑦の後端 を取り外します。
2. フットプレート⑥の先端から、プラスチックベースプレート⑦の先端 を取り外します。
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吸じんシステム(別売)と接続する
マルチクリーナーと接続することで、吸じんしながら作業ができます。
1. ジグソー本体前部に、透明防じんカバー⑭を取り付けます。
2. フットプレート⑥の後部に、吸じ んアダプター⑤を差し込みます。 このとき、吸じんアダプター⑤の 突起を、ジグソー本体の取り付け 穴に合せてください。
3. 吸じんアダプター⑤に吸じんホ ース④を接続します。
4. 吸じんホース④とボッシュマルチクリーナーを接続します。
5. 「風量調整スイッチ⑧」を“OFF”
にします。
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別売アクセサリーを使う
円曲・平行ガイド
円曲(丸形状)切断、平行切断が正確に行えます。
円曲・平行ガイドが使用できる板厚は最大 30mm です。
平行切断
1. フットプレート⑥の円曲・平行ガイド取り付け穴に円曲・平行ガイド
を図の向きで差し込みます。
2. 円曲・平行ガイドを材料の側面に当て、円曲・平行ガイドの目盛りで
切断する幅(長さ)を設定します。(最大 200mm)
3. 止めネジで円曲・平行ガイドを固定します。
4. 「切断する」(18 ページ)の
項~ の手順で切断します。
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円曲切断
1. 円曲・平行ガイドを平行切断の 時とは逆に裏返して円曲・平行 ガイド取り付け穴に差し込みま す。
2. 円曲・平行ガイドの目盛りで切 断半径を設定します。(半径 80 ~205mm に調整できます)
3. 円曲・平行ガイドの先端から固定ピンを抜き、円曲・平行ガイドの穴 に差し込み、切断面の中心に固定します。 逆回りで切断するときは、下図のように円曲・平行ガイドを反対側か ら差し込み、同じ要領で設定してください。
4. 「切断する」(18 ページ)の
項~ 項の手順で切断します。
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04 GST120BE(改 06) 困ったときは 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。 ② 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
「メインスイッチ②」を引 き込んでも、動作しない
切断に時間がかかる (切断できない)
ジグソーブレード⑫がプラ ンジャー⑩に挿入できない
作動したまま止まらない 「メインスイッチ②」が
電源プラグが電源コンセン トから抜けている
ジグソーブレード⑫が摩耗 している
使用電源の電圧が低下して いる
プランジャー⑩がロック状 態になっている
“ON”保持状態になってい る
電源プラグを電源コンセン トに差し込む
ジグソーブレード⑫を交換 する
100V の供給ができる電源を 使用する
SDS レバー⑮を 1 回スライド させる
「メインスイッチ②」を引 き込んで、離す
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04 GST120BE(改 06) 困ったときは 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
修理を依頼するときは
◆ 『故障かな?と思ったら』を読んでもご不明な点があるときは、お買い 求めの販売店または弊社コールセンターフリーダイヤルまでお尋ねくだ さい。
◆ 修理を依頼されるときは、お買い求めの販売店またはボッシュ電動工具 サービスセンターにご相談ください。
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱 説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具 合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また は、ボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。お客様のご
使用状況によって、修理費用を申し受ける場合があります。あらかじめ ご了承ください。
コールセンターフリーダイヤル 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 6:00 ※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーダイヤルのご利用はできませんのでご了承くだ さい。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒360-0107 埼玉県熊谷市千代 39
株式会社バンテックゼットロジ内
TEL 048-536-7171 FAX 048-536-7176
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡新宮町的野 741-1 TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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05 GST120BE(改 06) お手入れと保管 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、電 源プラグを電源コンセントから抜き、ジグソ ーブレード⑫をジグソー本体から取り外し てからお手入れしてください。
クリーニング
通風口やプランジャー⑩などの切り粉、ホコリを取り除く
本体に切り粉やホコリがたまると故障の原因になります。
乾いた、柔らかい布で本体の汚れをふき取る
変色の原因になるベンジンなど、溶剤を使
わないでください。
ジグソーブレードのお手入れ
◆ ジグソーブレード⑫は、歯先に触れないように注意して扱っ てください。けがの発生を防ぐため、手袋を着用してくださ い。
ジグソーブレード⑫に付着した切り粉、ホコリを取り除く
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05 GST120BE(改 06) お手入れと保管 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
保 管
ジグソーを使った後は、きちんと保管する
● 子供の手が届くところ、または錠が掛 からないところに置かない。
● 風雨にさらされたり、湿度の高いとこ ろに置かない。
● 直射日光が当たったり、車中など高温 になるところに置かない。特に、40℃ 以上になるところに置かない。
● ガソリンなど、引火性が高いものの近 くに置かない。
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06 GST120BE(改 06) メモ 2009 年 8 月 4 日(火) 午前 10 時 10 分
MEMO
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