Bosch GIC 120 User Manual

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電動工具事業部
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コールセンターフリーダイヤル
(土・日・祝日を除く、 午前 9 : 00~午後 6 : 00)
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をご利用ください。 コールセンターフリーダイヤルのご利 用はできませんのでご了承ください。
スコープ
GIC 120
1 619 JT4 099
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
1 619 JT4 099 (15.05)
取扱説明書
このたびは、 弊社スコープをお買い求めいただき、 誠にありがとうございま す。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお 使いください。
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安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2
本製品について
用 途 ············································ 6 各部の名称 ········································ 6 仕 様 ············································ 8 標準付属品 ········································ 9
使い方
作業前の準備をする ································ 10 作業する ·········································· 13 アクセサリーを使う ································ 18
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 19 修理を依頼するときは ······························ 20
お手入れと保管
クリーニング ······································ 21 保 管 ············································ 21
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◆ 火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の ご注意』を必ず守ってください。
◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示 に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管 してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は 味を表わします。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 のご注意。
なお、 性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず 守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
に区分していますが、それぞれ次の意
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警 告
1. スコープの使用前に作業範囲内を確認してください。スコープ の各部が電線・何かが作動している個所・化学物質などに決し て触れないようにしてください。作業範囲内にある電線の回路 は遮断してください。
◆ これによって、爆発、感電、家・家具などの損害の危険を低減できます。
2. 作業範囲内に人体に有害な物質がある場合は、保護めがねやゴ ーグル、保護手袋、防護マスクなどを使用してください。
◆ 下水溝などには、固体、液体、気体を問わず、毒性、病原性、苛性など健 康を害する物質が含まれている恐れがあります。
3. 人体に有害な物質がある場所での作業では、清潔さを保つよう 特に注意してください。健康を害する物質に触れないよう注意 し、作業中は、食事をしないでください。作業後は両手やその 他有害な物質に触れた恐れのある部分を石けんと温水でよく 洗浄してください。
4. スコープ使用中は、水の中に立たないでください。
◆ 作業中に水中に立っていると、感電の危険があります。
5. 引火性のある液体、発火性のある気体のある場所でスコープを 使用しないでください。
◆ 引火する危険があります。
6. スコープ本体に対して、なんらかの作業をする前(例えば、手 入れ、付属品交換など)あるいは、持ち運びや保管の前には、 必ず電池を取り外してください。
◆ 誤って「電源ボタン」が“入”になると、事故の原因になります。
7. レンジ、冷蔵庫、パイプなどの接地面に体が接触しないように してください。
◆ 感電の危険があります。
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8. 「電源ボタン」による入/切ができないときには、スコープを 使用しないでください。
9. 使用中に異常が疑われるときは、直ちに使用を中止し、お買い 求めの販売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに点 検、修理を依頼してください。
◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。
10. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、本体などに破損や 亀裂、変形がないことをよく点検してください。
◆ 破損や亀裂、変形があると、事故の原因になります。
11. 付属品の磁石を、心臓ペースメーカーに近づけないでください。
◆ 磁気が心臓ペースメーカーの機能に悪影響を及ぼす恐れがあります。
12. ライトを直接のぞいたり、人や動物に向けたりしないでくださ い。
◆ 光が目に入ると視力に影響を及ぼす場合があります。
注 意
1. 付属品は取扱説明書に従って確実に取り付けてください。
◆ 確実でないと外れたりし、けがの原因になります。
2. 使用前に、スコープに損傷がないか点検してください。
◆ 使用前に、スコープに損傷がないか十分に点検し、正常に作動するか、ま た所定機能を発揮するか確認してください。
3. 無理な姿勢で作業しないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにしてください。
4. 子供を近づけないでください。
◆ 目の届かない場所で子供にスコープを使用させないでください。
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5. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 子供や製品知識を持たない方の手の届かない安全な所、または鍵の掛かる 所に保管してください。
6. ライトを人や動物に向けないでください。たとえ離れていても ライトを見つめないでください。
7. 付属品の磁石を、磁気データメディアや磁気感受性のある装置 などに近づけないでください。
◆ 磁気の影響でデータが完全に失われる可能性があります。
8. 配管の詰まりの解消やケーブルを通すためには、使用しないで ください。
9. スコープの修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ 電動工具サービスセンターにお申し付けください。修理の知識 や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけで なく、事故やけがの原因となります。
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用 途
◆ 目や手の届きにくい場所や暗い個所の検査など ※ 付属品をカメラヘッドに装着すると、小さく軽いもの(例えば、小さ
なネジなど)を動かしたりすることができます。 ※ このスコープは、医療用ではありません。 ※ このスコープのライトは、作業を行う個所を直接照らすもので、家庭
用の部屋の照明には適しません。
各部の名称
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◆ イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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ディスプレイ
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仕 様
本 体
型 番 GIC 120
定格電圧 DC 6.0 V
使用温度範囲 -10 ~ +50
保管温度範囲 -20 ~ +60 ℃*1
相対湿度 5 ~95 %*2
カメラケーブル最小曲げ半径 25 mm
カメラヘッド直径 8.5 mm
ディスプレイ解像度 320 × 240
電 源 単3アルカリ乾電池4本
連続作業時間 約5時間*3
質 量 0.5 kg
寸 法(高さ×幅×厚さ) 197×85×49
(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)
原産国 中国
*1 本体のみ(電池を取り外した場合) *2 結露がないこと *3 ライト照度 50%のとき
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標準付属品
カメラケーブル
フック
(1.2m φ8.5mm)
磁石
キャリングバック アルカリ乾電池
(単 3 4 本)
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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作業前の準備をする
電池を取り付ける・取り外す
◆ 単 3 アルカリ乾電池を使用してください。
取り付け
1. 電池収納カバーロック⑪を押しながら、電池収納カバー⑩を開きます。
2. 引き出し式電池ケース⑫を引き出します。
3. 電池収納部の表示に従い、電池の向きに注意して電池を挿入します。
電池を交換するときは、常に新しい電池を 4 本セットで交換してくださ
い。この際、メーカーおよび容量の異なる電池を使用しないでください。
4. 引き出し式電池ケース⑫を本体に挿入します。
突き当たるまで押し込んでください。
5. 電池収納カバー⑩を閉じます。
長時間にわたってスコープをご使用にならない場合は、本体から電池を取り
外してください。長時間にわたって放置すると、電池の腐食および自然放電 につながります。
ディスプレイ④の電池残量表示dが になったら、電池を交換してくだ
さい。
取り外し
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1. 電池収納カバーロック⑪を押しながら、電池収納カバー⑩を開きます。
2. 引き出し式電池ケース⑫を引き出します。
3. 電池を取り出します。
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4. 引き出し式電池ケース⑫を本体に挿入します。
突き当たるまで押し込んでください。
5. 電池収納カバー⑩を閉じます。
電池の残量を確認する
「電源ボタン①」を押して電源を“入”にすると、電池残量表示dがディス プレイ④に表示され、電池の残量が確認できます。電池残量表示dが空の表 示になったら、電池を入れ替える必要があります。電池残量表示dが空の状 態では作業を継続できません。
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カメラケーブル⑤を取り付ける・取り外す
取り付け
1. カメラケーブル⑤が破損していないか確認します。
2. スコープ本体のカメラケーブル差し込み口に、カメラケーブル⑤のコ ネクタを差し込みます。
正しい向きで、しっかり差し込んでください。
取り外し
カメラケーブル⑤のコネクタを両側から同時に押し、保持したままカメラケ ーブル⑤を本体から引き抜きます。
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作業する
◆ 本体と電池を直射日光に当てたり、ぬれた場所で使用したりし
◆ 検査場所がスコープの使用に適しているか確認してください。
◆ 検査場所に供給されている電気の有無を確認してください。感
◆ 排水管内の検査においては、化学薬品使用の有無を確認してく
◆ 引火性のある液体、発火性のある気体の有無を確認してくださ
◆ ライト⑦の光線を見つめないでください。また、人や動物に向
◆ スコープを長時間自動車の中に置くなど、高温や温度変化の激
◆ カメラヘッド⑥のレンズが曇っているときは、レンズの湿気が
◆ 電源の入ったライト⑦が熱を持つことがあります。ライト⑦に
ないでください。 カメラケーブル⑤、カメラヘッド⑥は、耐水性がありますが、 本体と電池には耐水性がありません。水気がかかったりすると、 感電や本体損傷の恐れがあります。
(カメラケーブルの経路など)
電を防ぐために電源を切り、検査中に再び電源が入ることを防 ぐために電源を遮断してください。
ださい。化学薬品が使用されている場合は、安全対策をし、薬 品メーカーにスコープの故障や劣化に対する関係を確認してく ださい。
い。物質の確認をし、使用できる状況になるまで作業を行わな いでください。
けたりしないでください。
しい場所に置かないでください。 温度変化が激しかった場合は、スコープを周囲の温度になじま せてから作業してください。
消えるまで、電源を入れないでください。 電源を入れると、スコープが損傷する恐れがあります。
触れないでください。
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ステイタスバー
ステイタスバーaは、ボタン操作を行うたびに、約 2 秒間表示されます。 b現在の倍率 cライトの照度 d電池残量表示
電源を入れる
スイッチの入/切
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入: 「電源ボタン①」を押す。
電源を入れると、ディスプレイ④に数秒間スタート画面が表示され ます。 電源を入れたときにカメラケーブル⑤が取り付けられていないと、 ディスプレイ④にエラーメッセージが表示されます。
切: 「電源ボタン①」を押す。
約 20 分間ボタン操作を行わないと、自動的に電源が“切”になりま
す。
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作業する
◆ 作業する範囲に、危険個所や危険物がないか確認してくださ い。
◆ このスコープは、医療用ではありません。
◆ パイプの詰まりを取り除いたり、ケーブルを通したりする目 的で使用しないでください。
1. カメラヘッド⑥がスムーズに検査個所に入るよう、カメラケーブル⑤ を曲げます。
2.電線などに注意しながらカメラケーブル⑤を検査個所に差し込みます。
3. 映像がはっきり見えるようにライト⑦の明るさを調節します。 明るさは、「照明調節ボタン③」を押して調節します。 明るさは 4 段階(0%、25%、50%、100%)で調節できます。 任意の明るさになるまで、「照明調節ボタン③」を繰り返し押してく ださい。 消灯 → 点灯(25%)→ 50% → 100% → 消灯・・・
反射性の高いものがある場合、ライト⑦は暗めのほうが映像がはっきり
します。
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4. ディスプレイ④の映像を調節します。(ズーム)
「ズームボタン⑨」を短く押すと、ディスプレイ④の映像が、1.5 倍 または 2 倍に拡大します。 必要に応じて調節してください。
5. ディスプレイ④の映像を切り替えます。(カラー・モノクロ)
「モノクロボタン②」を短く押すと、ディスプレイ④の映像がカラー またはモノクロに切り替わります。
モノクロ表示の場合、コントラストを改善することができます。
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6. ディスプレイ④に基準点(上位方向)を表示させます。
「モノクロボタン②」を長く(約 3 秒)押すと、実際の垂直方向の上 が黄色い点で表示されます。
付属品の鏡を装着している場合や、カメラケーブル⑤が本体から垂直方
向上下に伸ばされている場合はこの機能が制限されます。
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7. ディスプレイ④の映像を見ながら作業します。
検査対象物がぼやける場合は、カメラヘッド⑥と対象物の距離を調節し
てください。
ディスプレイ④に映像の上下が正しく映るよう、必要に応じてカメラケ
ーブル⑤を曲げてください。
作業を終了する
「電源ボタン①」を押します。
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アクセサリーを使う
鏡・磁石・フック
鏡、磁石、フックを取り付けることで、小さ な軽いものを動かしたり、取り除いたりする ことができます。
◆ 磁石を心臓ペースメーカーに近づけないでください。心臓ペー スメーカーの作動に悪影響を与える可能性があります。
◆ 磁石を磁気データメディアや磁力に弱い機器に近づけないでく ださい。データに損傷を与える可能性があります。
◆ 磁石とフックは、動きやすく小さな軽いものを移動したり、取 り除いたりするための部品です。 大きな力を加えると、スコープ本体や補助部品を損傷する恐れ があります。
◆ パイプの詰まりを取り除いたり、ケーブルを通したりする目的 で使用しないでください。
下図のように、それぞれアクセサリーをカメラヘッド⑤のアクセサリー取り 付け部にはめ込みます。
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故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。 ② 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
「電源ボタン①」を押し ても電源が入らない
電池が消耗している
電池を交換する
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修理を依頼するときは
◆ 『故障かな?と思ったら』を読んでもご不明な点があるときは、お買い 求めの販売店または弊社コールセンターフリーダイヤルまでお尋ねくだ さい。
◆ 修理を依頼されるときは、お買い求めの販売店またはボッシュ電動工具 サービスセンターにご相談ください。
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱 説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具 合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また は、ボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。お客様のご
使用状況によって、修理費用を申し受ける場合があります。あらかじめ ご了承ください。
コールセンターフリーダイヤル 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 6:00 ※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーダイヤルのご利用はできませんのでご了承くだ さい。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒360-0107 埼玉県熊谷市千代 39 TEL 048-536-7171 FAX 048-536-7176
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡新宮町的野 741-1 TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、電池を本体から取り 外し、お手入れしてください。
クリーニング
ゴミ、ホコリを吹き飛ばす
乾いた、柔らかい布で本体やカメラレンズ⑧、カメラケーブル
⑤の汚れをふき取る
変色の原因になるベンジンなど、溶剤を使
わないでください。
カメラレンズ⑧は、特に定期的にふいてく
ださい。
カメラレンズ⑧に繊維くずなどが残らな
いよう注意してください。
保 管
スコープを使った後は、電池を取り外し、きちんと保管する
● 子供の手が届くところ、または錠が掛から ないところに置かない。
● 風雨にさらされたり、湿度の高いところに 置かない。
● 直射日光が当たったり、車中など高温にな るところに置かない。
● ガソリンなど、引火性が高いものの近くに 置かない。
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