Behringer UP1200 User Manual [ja]

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取扱説明書
A50-83432-00001
ULTRAPAR UP1200
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ULTRAPAR UP1200
安全な使用のために
注意
感電の危険を避けるため、清掃や保守点検等の際にはスポットライトを電源から切り離して下さい。修理 は必ず専門家が行なうようにして下さい。
警告
火災や感電を防ぐため、スポットライトは雨や湿気にさらさないようにして下さい。
安全にお使いいただくためのより詳細な注意事項
取扱説明書を通してご覧ください。1) 取扱説明書を大切に保管してください。2) 警告に従ってください。3) 指示に従ってください。4) 本機を水の近くで使用しないでください。5) お手入れの際は常に乾燥した布巾を使ってください。6) 本機は、取扱説明書の指示に従い、適切な換気を妨げない場所に設置してください。取扱説明書に従って設置してください。7) 本機は、電気ヒーターや温風機器、ストーブ、調理台やアンプといった熱源から離して設置してください。8) ニ極式プラグおよびアースタイプ (三芯)プラグの安全ピンは取り外さないでください。ニ極式プラグにはピンが二本ついてお9)
り、そのうち一本はもう一方よりも幅が広くなっています。アースタイプの三芯プラグにはニ本のピンに加えてアース用のピン が一本ついています。これらの幅の広いピン、およびアースピンは、安全のためのものです。備え付けのプラグが、お使いの コンセントの形状と異なる場合は、電器技師に相談してコンセントの交換をして下さい。
電源コードを踏みつけたり、挟んだりしないようご注意ください。電源コードやプラグ、コンセント及び製品との接続には十分10) にご注意ください。
すべての装置の接地(アース)が確保されていることを確認して下さい。11) 電源タップや電源プラグは電源遮断機として利用されている場合には、これが直ぐに手に届く場所に設置して下さい。12) 付属品は本機製造元が指定したもののみをお使いください。13) ート、スタンド、三脚、ブラケット、テーブルなどは、本機製造元が指定したもの、もしくは本機の付属品となるもののみをお使14)
いください。カートを使用しての運搬の際は、器具の落下による怪我に十分ご注意ください。 雷雨の場合、もしくは長期間ご使用にならない場合は、電源プラグをコンセントから抜いてください。15) 故障の際は当社指定のサービス技術者にお問い合わせください。 電源コードもしくはプラグの損傷、液体の装置内への浸入、16)
装置の上に物が落下した場合、雨や湿気に装置が晒されてしまった場合、正常に作動しない場合、もしくは装置を地面に落下 させてしまった場合など、いかなる形であれ装置に損傷が加わった場合は、装置の修理・点検を受けてください。
このスポットライトは屋外での使用には適していません。本スポットライトは湿度 90 パーセント以下の乾燥した室内でのみ使用17) することが出来ます。また、スポットライトを水周り(浴槽、洗面台、プールなど)で使用することは絶対に避けて下さい。
スポットライトのスイッチを入れる前に、レンズと保護用の金網を取り付けて下さい。フィルターフレームの安全金具はスポット18) ライトを使用の前に固定位置になっていなくてはなりません。
本スポットライトはハンガーの吊り下げ穴を利用して設置・固定されるように出来ています。スタンドやクランプなどを使用する19) 場合には鋼製ボルト(直径約 12 mm)、ワッシャとナットでしっかりと固定して下さい。これに加えて、スポットライトは、さらに安 全ロープで忘れずに支持具に固定して下さい。
スポットライトは照射去れる物体から最低でも 2 メートル離して下さい。本スポットライトによって照射される物体は最高 90 ℃ 20) まで過熱することがあります。 ライトコーンに燃えやすい物が入らないようにお気をつけ下さい。
本スポットライトは換気が十分に行なえるように設置して下さい(例えば、ベット、ソファー類の上に置くことは絶対に避けて下21) さい)。支持ビーム等への固定の場合も同様に十分な換気を確保して下さい。
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ランプ 3
ULTRAPAR UP1200
概要1.
このたびのお買い上げまことにありがとうございます。BEHRINGER ULTRAPAR UP1200 は、非常にコンパ クトかつ耐久性に富んだ、多数の付属品を持つ第一級のパラボラスポットライトです。
ご使用の前に1.1
ULTRAPAR は安全な輸送のために工場出荷時に充分な注意を払って梱包されていますが、万が一、包装 段ボールに損傷を発見した場合には装置外部の損傷についても確認を行なって下さい。
本スポットライトが万一故障した場合には、保証請求権が無効となるおそれがありますので当社へ + 直接返送せず、必ず販売店および運送会社へご連絡下さい。
電源コネクター1.2
UP1200 の使用前にはまず、電源ケーブルと電源プラグを接続します。これには市販のアース付き安全プ ラグ (220 / 240 V での許容電流 2.5 A のタイプのもの) を使用して下さい。コネクターケーブルの心線に は用途が記載されています。
本スポットライトは最大 120 V / 5 A または 240 V / 2.5 A AC の電流および電圧で使用するよう設計され ています。また、電源周波数は 50 / 60 Hz を使用して下さい。
ULTRAPAR の使用に際して、設置が確保されていなくてはならないことに注意して下さい。使用者自 + 身の安全のため、そうちのアースを取り外したり、改造することは絶対に避けて下さい。
本装置の設置は必ず専門家が行って下さい。 +
ランプ2.
UP1200 に必要とされるハロゲンランプは、梱包に含まれていません。 ULTRAPAR スポットライトは BEHRINGER 575H (575 W @ 110 V/230 V) または G9.5 ソケットに対応したランプで使用することが出来ま す。スポットライトに使用するランプが、建物の供給電圧に適合することを確認してください。
を基準値以上の電圧で使用すると、ランプの寿命が非常に短くなったり、ランプに損傷が発生する + 恐れがあります。
ランプケースの取り外し/ ランプの取り付け2.1
熱によって変形または損傷したランプはすぐに交換して下さい。ランプの取付方法は以下の通り:
スポットライトの使用中、レンズは非常な高温にさらされます。取り外しの前には必ずレンズが充分 + に冷却するまで時間をおいてて下さい。
スポットライトを電源から切り離し、ランプケース = {3} 後面のねじを取り外します(G 9.5 ソケット)。 ランプケース = {3} をスポットライト後部から引き抜きます。 ソケットを持ち、 ランプを箱から注意深く取り出します。 =
ランプの寿命を大幅に縮めてしまうおそれがありますので、 ランプは絶対に手で触れないで下さい。 + 取り付けの際、ランプのガラス部分に万が一、触れてしまった場合には、ガラスをアルコールを用い て、ほこりの出ない布で注意深く拭きとって下さい。
ソケットの形にあわせて付属の耐熱ゴム製アダプターを使用してください。 = ランプソケット及びソケットとアダプタのコンビネーションをランプケース = {3} 内部の支持具にランプが
しっかり固定されるまで押し込みます。ランプソケットの下部はこのとき、ランプケースにしっかり密着 していなくてはなりません。 ランプがしっかり固定されるまで押し込みます。ランプソケットの下部はこ のとき、ランプケースに完全に密着していなくてはなりません。
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レンズ
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ULTRAPAR UP1200
ランプケースを再び取り付け、スポットライトから外に出ているアース用配線 = {2} を接続します。ラン プケース後面のねじをケースがしっかりと固定されるまで締めてください。
反射板には素手で触れないようにお気をつけ下さい。脂汚れが焦げ、それによってライティングクオリ = ティが劣化してしまいます。
レンズ3.
ULTRAPAR スポットライトには工場出荷時、4 つのガラスレンズが付属しています。
ULTRAPAR を使用する際はカラーフィルター用の保護金網を必ずつけてください。これによってラン + プへの接触が防げる他、レンズ破損の際にガラスの破片が飛び散るのを防ぎます。
使用するレンズの形状は光の照射に関係します (図 3.1)。 ライトコーンの調節のために回転可能なレンズ リングを使用してください。
名称 性質 照射
ポイントレンズ 透明ガラス 15° 円形の照射面
スポットレンズ 粒子パターンガラス
ミドルフラッドレンズ 少数分割面ガラス 21° x 34° 細長い照射面
広角ミドルフラッドレンズ 多数分割面ガラス 30° x 51° 細長い照射面
ULTRAPAR の各レンズの比較図 3.1:
亀裂や大きな傷の発生したレンズは必ず交換して下さい。 +
レンズの取り外し3.1
スポットライトの使用中、レンズは非常な高温にさらされます。取り外しの前には必ずレンズが充分 + に冷却するまで時間をおいてて下さい。
スポットライトを電源から切り離し、スポットライトが冷えるまで待って下さい。 = スポットライトを平坦かつ安定した作業面に置いて下さい。スポットライトが吊り下げられた状態では絶 =
対にレンズの交換は行なわないで下さい。 金網に付いている、ばねストラップを押さえ、保護用の金網 = {8} を前方に向かって取り外します。 レンズの直前には、幅広の可動式金属クリップ = {4} がレンズの回転リング {5} から出ています。レ
ンズの回転リングを金属クリップがスポットライト上部 (安全金具 [13] のすぐ下) に来るまで回転させ ます。
スポットライトの前部を 45 度以上前方へ傾けます。 = 可動式金属クリップを上に向かって押すと、レンズ = [10] を前方に向かって取り外すことが出来ます。
19° 円形の、わずかに拡散した
照射
レンズの取り付け3.2
スポットライトを軽く前方へ傾け、レンズ回転リング = {5} を、可動式金属クリップ {4} がスポットライト 上部の安全金具 [13] のすぐ下に来るまで回します。
レンズの湾曲した側が後ろを向くようにレンズを取り付けます。この時、レンズの下端がレンズ回転リ = ングの 2 つの突出部 {6} の後ろに来るようにして下さい。
レンズの上端部を、レンズが幅広金属クリップ = {4} にはまるまで軽く後方へ押して下さい。 保護用金網 = {8} の取り付け:金網に付いている、ばねストラップを押しながらレンズ回転リング {5} の
前方に金網を取り付けます。ULTRAPAR 鋳鉄製ケーシングの保護用金網下部にあたる場所にはに 2 か所の切り欠きがあります。2 つのばねストラップは安全金具 [13] の真下に来るようにして下さい。
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ULTRAPAR の吊り下げ
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ULTRAPAR UP1200
フィルターフレーム4.
フィルターフレーム [11] にはカラーフィルターを取り付けることが出来ます。フィルターフレームの取り付け は次の様に行なって下さい:
スポットライト上部の安全金具 = [13] を側面へずらしながら取り外します。金具はそのまま開いて、後 ろへ倒すことが出来ます。
フィルターフレームを専用のフレーム支持金具 ( = {9} と [12]) に差し込みます。(この支持金具は ULTRAPAR 前部に取り付けられている、最も外側に位置している三方向のガイドを指しています。)
安全金具 = [13] を再び側面へ開き、金具がはまるまで下へ動かします。
一定の耐熱水準を満たしたカラーフィルターのみを使用してください。 +
ULTRAPAR を使用する際はカラーフィルター用の保護金網を必ずつけてください。これによってラン + プへの接触が防げる他、レンズ破損の際にガラスの破片が飛び散るのを防ぎます。
反射板の清掃5.
スポットライトを電源から切り離し、ランプケースを 2.1 の解説に従って取り外します。 = 反射板の清掃を行なえるようにフィルターフレーム = [11] (4 章)、保護金網とレンズ [10] (3.1) を取り外
して下さい。 反射板の洗浄:油を含まない圧縮空気または、柔らかい、ホコリの発生しない木綿の布で清掃して下 =
さい。汚れがひどい場合には、布を薄い石鹸水で湿らせます。この場合には石鹸水の残りを完全に 拭き取って下さい。
スポットライトを再び組み立てます。(2.1 および 3.2 参照) =
反射板は絶対にガラス洗剤や窓拭き洗剤で洗浄しないで下さい。洗剤に含まれる化学物質が反射 + 被膜を傷つけることがあります。
反射板に傷が付くのを防ぐため、反射板の拭き取りにチリ紙や表面の粗い布を使用することは避 + けて下さい。
反射板には素手で触れないようにお気をつけ下さい。脂汚れが焦げ、それによってライティングクオ + リティが劣化してしまいます。
ULTRAPAR の吊り下げ6.
スポットライトはスポットライト取り付け器具 {1} でスタンドやビームに固定されます。ランプの固定には必 ず M12 (12 mm) 鋼製ボルトを使用してください。 UP1200 はさらに安全ロープ (別売り) で支持してくださ い。安全ロープにはワイヤーを使用し、スポットライトのケーシング上部に取り付けられているリング [15] に固定して下さい。
ULTRAPAR のポジションは向きを決定した後、固定用ボルト [14] で決定して下さい。
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テクニカルデータ6
ULTRAPAR UP1200
テクニカルデータ7.
消費電力 最大 575 W (120 V / 240 V) 最高室温 Ta = 45°C 外面の最高温度 Tmax = 175°C 外形寸法(高さ × 直径) 約 300 mm × 237 mm 重量 約 3.8 kg
BEHRINGER 社は、最高の品質水準を保つ努力を常に行っています。必要と思われる改良等は、事前の予告なしに行われますので、技術デ ータおよび製品の写真が実物と多少相違する場合がありますが、あらかじめご了承ください。
テクニカルデータや製品の外観は予告なしに変更される場合があります。ここに記載された情報は、印刷時のものです。表記された登録商 標(BEHRINGER 、BEHRINGER ロゴ、JUST LISTEN および ULTRAPARを除く)は、すべて該当する登録商標所有者に帰属するものであ り、BEHRINGER 社とは一切関係ありません。BEHRINGER 社は、ここに含まれたすべて、もしくは一部の記述、画像および声明を基にお客 様が起こした行動によって生じたいかなる損害・不利益等に関しても一切の責任を負いません。色およびスペックが製品と微妙に異なる場 合があります。製品の販売は、当社の正規代理店のみが行っています。製品のディストリビューター(配給元)およびディーラー(販売業者) は、BEHRINGER の特約代理店ではなく、これらは明示・暗示を問わずあらゆる行動および表現によって BEHRINGER を拘束する権限を一 切有しません。本取扱説明書に記載された情報内容は、 BEHRINGER International GmbH からの書面による事前の許諾がない限り、いか なる利用者もこれを複製、使用、変更、送信、頒布、入れ替え、工作することは禁じられています。複製権所有 / ALL RIGHTS RESERVED. © 2008 BEHRINGER International GmbH, Hanns-Martin-Schleyer-Str. 36-38, 47877 Willich-Muenchheide II, Germany, Tel. +49 2154 9206 0, Fax +49 2154 9206 4903
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