J8085
第1刷
2013年7月
Copyright © 2013 ASUSTeK COMPUTER INC. All Rights Reserved.
バックアップの目的で利用する場合を除き、本書に記載されているハードウェア・ソフトウェアを含む、全ての内
容は、ASUSTeK Computer Inc. (ASUS)の文書による許可なく、編集、転載、引用、放送、複写、検索システムへの
登録、他言語への翻訳などを行うことはできません。
以下の場合は、保証やサービスを受けることができません。
(1)ASUSが明記した方法以外で、修理、改造、交換した場合。
(2)製品のシリアル番号が読むことができない状態である場合。
ASUSは、本マニュアルについて、明示の有無にかかわらず、いかなる保証もいたしません。ASUSの責任者、従業
員、代理人は、本書の記述や本製品に起因するいかなる損害(利益の損失、ビジネスチャンスの遺失、データの
損失、業務の中断などを含む)に対して、その可能性を事前に指摘したかどうかに関りなく、責任を負いません。
本書の仕様や情報は、個人の使用目的にのみ提供するものです。また、予告なしに内容は変更されることがあ
り、この変更についてASUSはいかなる責任も負いません。本書およびハードウェア、ソフトウェアに関する不正
確な内容について、ASUSは責任を負いません。
本マニュアルに記載の製品名及び企業名は、登録商標や著作物として登録されている場合がありますが、
本書では、識別、説明、及びユーザーの便宜を図るために使用しており、これらの権利を侵害する意図は
ありません。
もくじ
Dual Intelligent Processors 4 ..........................................................................................4
4-Way Optimization .................................................................................................................4
TPU ....................................................................................................................................5
EPU ....................................................................................................................................7
DIGI+ Power Control ................................................................................................................8
Fan Xpert 2 ...................................................................................................................................9
ASUS Wi-Fi GO! カード ....................................................................................................11
ASUS Wi-Fi GO! カード 仕様一覧.......................................................................................11
インストール する ..................................................................................................................... 13
Wi-Fi GO! カードユーティリティ .......................................................................................... 13
Wi-Fi GO! ........................................................................................................................15
システ ム要 件 ............................................................................................................................. 15
Wi-Fi GO! を使用する .............................................................................................................16
Wi-Fi GO! & NFC Remoteを使用する ............................................................................... 17
Wi-Fi GO機能 ............................................................................................................................18
Cloud GO!を使用する ............................................................................................................ 19
Remote Desktopを使用する ...............................................................................................19
DLNA Media Hubを使用する .............................................................................................20
File Transferを使用する ........................................................................................................21
RF Equipment Notices ...................................................................................................24
このマニュアルの表記について
本書には、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に
防止していただくために、守っていただきたい事項が記載されています。次の内容をよくご理解
いただいた上で本文をお読みください。
警 告:作業人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回
避するための方法を説明しています。
重 要:作業を完了するために必要な指示や設定方法を記載しています。
メモ: 製品を使いやすくするための情報や補足の説明を記載しています。
・ 本書に記載の内容は、製品やサービスの仕様変更などにより、予告なく変更される場合が
あ り ま す 。予 め ご 了 承 く だ さ い 。
・ 本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。予めご
了承ください。
Dual Intelligent Processors 4
Dual Intelligent Processors 4 は、TPU、EPU、DIGI+ Power Control、FanXpert 2の4つのユーティ
リティに加え、EPUの動作モードを即座に変更することで消費電力の削減をサポートするPower
Saving Formulaを加えた5つのユーティリティサービスを統合した、まったく新しいシステムコン
トロールソリューションで す。
4-Way Optimization
TPU、EPU、DIGI + Power Control、Fan Xpert 2の設定を、ボタン一つで最適化することができます。
省電力モード
4-Way Optimization
4-Way Optimizationの実行中は、ファンやデバイスを取り外したり、UEFI BIOSの設定を変更し
ないでください。
4
TPU
TPUでは、CPU動作周波数、CPUコア部/アンコア部の動作倍率、統合グラフィックス動作周波数と
電圧、各種電圧といった項目を手動で細かく調整することができます。
CPU電圧の調節を行う前にCPUに付属の説明書や仕様書等を必ずご確認ください。設定値が
高すぎるとCPUの損傷、低すぎるとシステムが不安定になる原因となることがあります。
システム保護の観点から、本ユーティリティで設定した内容はBIOSに反映されません。よってシ
ステムを再起動した際にも本ユーティリティでの設定は反映されず、BIOS設定値で起動します。
本ユーティリティで設定した内容を継続して使用するには、設定をプロファイルとして保存し、シ
ステム起動後に手動でプロファイルを読み込ませてください。
TPUを使用する
CPU Frequency
調整バー
コア数を選択
プロファイルを
読み込む
設定を適用する
プロファイルを保 存
• 本ユーティリティでCPU動作倍率を設定する前に、UEFI BIOS Utility の「CPU Core Ratio」
を[Auto]に設定してください。詳細はユーザーマニュアルのUEFI BIOS設定に関する項目
をご覧ください 。
• CPU動作倍率の調整バーの横に表示されるイメージは、CPUコアの状態を表示します。
表示されるバーの数はCPUにより異なります。
Group Tuning
デフォルト設 定に 戻す
最後に適用された値に戻す
5
Voltage
CPU Core Voltage
CPU Cache
Voltage
設定を適用する
プロファイルを
読み込む
GPU Boost
プロファイルを
読み込む
プロファイルを保 存
プロファイルを保 存
アンコア部電 圧
デフォルト設 定
最後に適用された値に戻す
電圧および動作
周波数調整
CPU VCCSA電圧
設定を適用する
最後に適用された
値に戻す
• オーバークロックの効果は、CPUモデルとシステム構成により異なります。
• オーバーヒートによるマザーボードの故障を防ぐため、冷却システムの増強を強くお勧め
します。
6
EPU
EPU は電力管理をアシストするツールで、システムの多様な電力要求に応えます。このユーティリ
ティには4つのモードがあり、状況に応じて設定を行うことで、システムの消費電力を抑えることが
できます。また、各モードでは個別にCPU電圧の調整や、ファンプロファイルの設定を変更するこ
とが可能です。
EPUを使用する
Auto
High Performance
デフォルト設 定
Max Power Saving
最後に適用された値に戻す
Away Mode
CPU電圧
CPU最大電力
ファンプ ロファイル
追加USB
コントローラー
設定を適用する
• 「Congured Max CPU Power(CPU最大電力)」の設定を変更した場合、Windows® OS
のシステム情報で動作周波数が800MHzとして表示される場合があります。正確なCPU動
作周波数は、手動で設定したCPU最大電力の値により変化します。
• 「Congured Max CPU Power(CPU最大電力)」の設定を変更した場合、CPUへ供給され
る供給電力量が減少し、高負荷時のパフォーマンスは低下します。デフォルト状態に戻す
場合は、EPUの設定を変更しシステムを再起動してください。
7
DIGI+ Power Control
ASUS DIGI+ Power Control は、周波数とVRM電圧を調節し安定性を強化します。また、非常に優
れた電力効率を実現し発生する熱を最小限に抑えますので、コンポーネントの寿命を延ばし、電
力 消 費を 抑 えます。
CPU
• CPU Power Duty Control
CPU用電圧調整モジュール(VRM)の制御方法を設定します。温度または電流、どちらを重視して制御を行う
かを選択します。電流を重視することにより、オーバークロック時に安定した動作を得ることができます。
• CPU Load-line Calibration
CP Uへ の供 給電 圧を 調節しシステム温 度をコントロールします。高い 値を 設定 することにより、電圧 の降
下を 防ぎ オーバー クロックの 範囲 を広 げる ことが でき ます。た だし 、C P Uと電 圧 調 整モ ジュール( V R M )か
らの発熱量は増加します。
• CPU Current Capability
CP Uに供 給する電 流の上 限値 を設 定します。高い 値を 設定 することにより、電力 供給 量 が増加し オーバ
ークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電力は増加します。
• CPU Power Thermal Control
オーバークロック用にCPU用電圧調整モジュール(VRM)の許容温度範囲を設定します。高い値を設定す
ることにより、許容温度が高くなりオーバークロック可能な範囲が広がりますが、VRMの消費電力は増加
します。
• CPU Power Phase Control
動作中のCPU用電圧調整モジュール(VRM)数の制御方法を設定します。システム負荷の高い状態で稼働
フェーズ数を増やすことにより、高速過渡応答と高い伝熱性能を得ることができます。システム負荷の低
い状態で稼働フェーズ数を減らすことにより、VRMの変換効率が向上し発熱を抑えることができます。
• CPU Voltage Frequency
C P U 用 電 圧 調 整 モ ジ ュ ー ル ( V R M ) の ス イッ チ ン グ 周 波 数 の 制 御 方 法 を 設 定 し ま す。スイッチ ン グ 周 波 数 を
高くすることでV RMの 過 渡応 答を高め ることがで きます。ただし 、発熱 量は 増加しま す。
DRAM
• DRAM Power Phase Control
メモリー用電圧調整モジュール(VRM)数の制御方法を設定します。[Extreme]は全ての電圧調整モジュ
ールを稼働することによってシステムパフォーマンスが向上し、[Optimized]は効率的に電圧調整モジュ
ール数を制御します。
• DRAM Current Capability
オーバークロック用にメモリー用電圧調整モジュール(VRM)の電力供給量の範囲を設定します。高い値
を設定することにより、電力供給量が増加しオーバークロック可能な範囲は広がりますが、VRMの消費
電力は増加します。
• DRAM Voltage Frequency
メモリー用電圧調整(VRM)のスイッチング周波数の制御方法を設定します。高い値を設定することによ
り、電力供給量が増加しオーバークロック可能な範囲は広がりますが、VRMの消費電力は増加します。
• 実際のパフォーマンスは取り付けられたCPUとメモリーによって異なります。
• 本項目の設定を変更する場合は、必ず適切な冷却装置を取り付けた上で行ってください。
8