ASUS Z97-A, Z97-AR, Z97-DELUXE, Z97-PRO, J9141 User Manual

J9141 第1刷
2014年4月
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確な内容について、ASUSは責任を負いません。 本マニュアルに記載の製品名及び企業名は、登録商標や著作物として登録されている場合がありますが、
本書では、識別、説明、及びユーザーの便宜を図るために使用しており、これらの権利を侵害する意図は ありません。
もくじ
Dual Intelligent Processors 5 ..........................................................................................4
5-Way Optimization .................................................................................................................4
TPU ....................................................................................................................................4
EPU ....................................................................................................................................7
DIGI+ Power Control ................................................................................................................8
Fan Xpert 3 ................................................................................................................................ 10
Turbo App ................................................................................................................................. 12
ASUS Wi-Fi GO! カード ....................................................................................................13
ASUS Wi-Fi GO! カード 仕様一覧.......................................................................................13
インストールする .....................................................................................................................14
Wi-Fi Engine ...................................................................................................................15
Wi-Fi GO! & Remote GO! ................................................................................................17
システム要件 ............................................................................................................................. 17
ASUSアカウント .......................................................................................................................17
Wi-Fi GO! を使用する .............................................................................................................19
Cloud GO! 22
Remote Desktop .....................................................................................................................23
File Transfer ..............................................................................................................................25
Remote Keyboard & Mouse ...............................................................................................26
ASUS Media Streamer ...................................................................................................26
システム要件 ............................................................................................................................. 26
RF Equipment Notices ...................................................................................................28
このマニュアルの表記について
本書には、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に 防止していただくために、守っていただきたい事項が記載されています。次の内容をよくご理解 いただいた上で本文をお読みください。
警告: 作業人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回
避するための方法を説明しています。
重要: 作業を完了するために必要な指示や設定方法を記載しています。
メモ: 製品を使いやすくするための情報や補足の説明を記載しています。
・ 本書に記載の内容は、製品やサービスの仕様変更などにより、予告なく変更される場合が
あ り ま す 。予 め ご 了 承 く だ さ い 。
・ 本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。予めご
了承ください。

Dual Intelligent Processors 5

Dual Intelligent Processors 5 は、TPU、EPU、DIGI+ Power Control、FanXpert 3、Turbo Appの5 つの調整機能を兼ね備えたパフォーマンス調整ソリューションです。Dual Intelligent Processors 5 は、直感的に操作できる使いやすいインターフェースのAI Suite 3で簡単にシステムパフォーマ ンス、省電力設定、ファン制御、電源回路設定の調整を行うことができます。

5-Way Optimization

5-Way Optimization機能では、現在のシステム状態や構成に基づいて、PC性能のチューニング
(CPUのオーバークロックやメモリー設定)、PCの静音化(ファンの自動設定)、PCの省電力化、マ
ザーボードの電源回路設定の最適化といったシステム全体のパフォーマンスをワンクリックで自 動的に最適化することができます。さらに、Turbo App設定することで、使用中のアプリケーション に基づきシステムのCPUパフォーマンス、オーディオ設定、ネットワーク優先順位を自動的に調整 することがで きます。
5-Way Optimization
5-Way Optimizationの実行中は、ファンやデバイスを取り外したり、UEFI BIOSの設定を変更し ないでください。
TPU
TPUでは、CPU動作周波数、CPUコア部/アンコア部の動作倍率、統合型グラフィックス動作周波数 各種電圧を手動で細かく調整することができます。
CPU電圧の調節を行う前にCPUに付属の説明書や仕様書等を必ずご確認ください。設定値が 高すぎるとCPUの損傷、低すぎるとシステムが不安定になる原因となることがあります。
システム保護の観点から、本ユーティリティで設定した内容はBIOSに反映されません。よってシ ステムを再起動した際にも本ユーティリティでの設定は反映されず、BIOS設定値で起動します。 本ユーティリティで設定した内容を継続して使用するには、設定をプロファイルとして保存し、シ ステム起動後に手動でプロファイルを読み込ませてください。
4
TPUを使用する
CPU Frequency
調整バー
プロファイルを
Voltage
一括設定
設定を適用する
最後に適用された値に戻す
CPU/CPU キャッ シュ電 圧
ロード
プロファイルを保 存
動作コア数を選 択
デフォルト設 定に戻す
本ユーティリティでCPU動作倍率を設定する前に、UEFI BIOS Utility の「CPU Core Ratio」 を[Auto]に設定してください。詳細はユーザーマニュアルのUEFI BIOS設定に関する項目 をご覧ください。
動作コア数の選択画面に表示されるイメージは、取り付けたCPUのモデルにより異なります。
CPU Core Voltage CPU Cache Voltage
プロファイルを
プロファイルを保 存
ロード
スライダーをドラッグして各種電圧を調整
設定を適用する
最後に適用された値に戻す
デフォルト設 定に戻す
5
GPU Boost
動作周波数/電圧
設定を適用する
プロファイルを
CPU Strap
ロード
プロファイルを保 存
プロファイルを保 存プロファイルをロード
ベースクロック (基準動作周波数)
デフォルト設 定に戻す
デフォルト設 定に戻す
設定を適用する
最後に適用された値に戻す
最後に適用された 値に戻す
オーバークロックのパフォーマンスは、取り付けられたCPUやシステム構成により異なります。
オーバーヒートによるマザーボードやコンポーネントの故障を未然に防ぐために、TPUに よる調整を行う際は、適切な冷却システムを取り付けた上で行ってください。
6
EPU
EPU は電力管理をアシストするツールで、システムの多様な電力要求に応えます。このユーティリ ティには4つの動作モードがあり、状況に応じて設定を行うことで、システムの消費電力を抑えるこ
とができます。また、各モードでは個別にCPU電圧の調整や、冷却ファンのプロファイル設定を変
更することが可能です。
EPUの動作モードを設定するには、事前に「5-Way Optimization」を実行してシステムの最適 化を実行する必要があります。
EPUを使用する
省電力
自動 高 パフォーマンス
離 席モ ード
全般設定
CPU最大電力
冷 却 ファン プロファイル
追加USB コントローラー
CPU電圧 最後に適用された値に戻す
デフォルト設 定に戻す
CPU最大消費電力」の設定を変更した場合、Windows® OS のシステム情報で動作周波 数が800MHzとして表示される場合があります。正確なCPU動作周波数は、手動で設定し たCPU最大電力の値により変化します。
CPU最大消費電力」の設定を変更した場合、CPUへ供給される供給電力量が減少し、高 負荷時のパフォーマンスは低下します。デフォルト状態に戻す場合は、EPUの設定を変更し システム を再起動してください。
設定を適用する
7

DIGI+ Power Control

DIGI+ Power Controlでは、システムの安定性やオーバークロックパフォーマンスを調整するため に、CPUやメモリーの供給電流やVRMの制御方法を設定することができます。
本マニュアルで使用されているイラストや画面は実際とは異なる場合があります。予めご了承 ください。
CPU
画 面の 切り替え 設定を適用する
最後に適用された値 に戻す
CPU Power Phase Control
動作中のCPU用電圧調整モジュール(VRM)数の制御方法を設定します。システム負荷の高い状態
で稼働フェーズ数を増やすことにより、高速過渡応答と高い伝熱性能を得ることができます。システ ム負荷の低い状態で稼働フェーズ数を減らすことにより、VRMの変換効率が向上し発熱を抑えるこ とができます。
CPU VRM Switching Frequency
CPU用VRMのスイッチング周波数の制御方法を設定します。周波数を高くすることで VRMの過渡応答を高めることができます。
CPU Power Thermal Control
CPU用VRMの許容する上限温度を設定します。CPU用VRMがここで設定した値に達すると、VRMは 温度を下げるために自動的にパフォーマンスを低下させます。
CPU Current Capability
CP Uに供 給する電流の上 限値を 設定しま す。オーバークロック時 は高い 値を設定することで動作を 安 定させる ことが でき ます。ただし 、V R Mの 消 費電 力が上 昇します。
CPU Load-line Calibration
CP Uへの 供給電圧を 調整します。高い 値を設定することでオーバークロックの 限界を引き上 げるこ とがで きますが、CPUとV RMの 発熱量は増加します。
CPU Power Duty Control
CPU用VRMの制御方法を設定します。温度または電流、どちらを重視して制御を行うかを選択します。 電流を重視することにより、オーバークロック時に安定した動作を得ることができます。
Active Frequency Mode
CPU用VRMの省電力機能の有効/無効を設定します。
8
DRAM
最後に適用された値 に戻す
設定を適用する
DRAM Voltage Frequency (DRAM Switching Frequency)
メモリー用VRMのスイッチング周波数の制御方法を設定します。スイッチング周波数を高くするこ とでVRMの過渡応答を高めることができ、低くすることでシステムの安定性が向上させることがで きます。
DRAM Current Capability
メモリーに供給する電流の上限値を設定します。オーバークロック時は高い値を設定することで動 作を安定させることができます。ただし、VRMの消費電力が上昇します。
DRAM Power Phase Control
メモリー用VRMの制御方法を設定します。[Extreme]は全てのVRMを稼働 することによってシステ
ムパフォーマンスが向上し、[Optimized]は効率的にVRM数を制御します。
調整可能な値は、取り付けられたCPUやメモリーによって異なります。
マザーボードやコンポーネントの故障を未然に防ぐために、DIGI+ Power Controlによる 調整を行う際は、適切な冷却システムを取り付けた上で行ってください。
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