A78M-E
Motherboard
J9124
第1刷
2014年3月
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り、この変更についてASUSはいかなる責任も負いません。本書およびハードウェア、ソフトウェアに関する不正
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本マニュアルに記載の製品名及び企業名は、登録商標や著作物として登録されている場合がありますが、本書
では、識別、説明、及びユーザーの便宜を図るために使用しており、これらの権利を侵害する意図はありません。
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ii
もくじ
安全上のご注意 ................................................................................................iv
このマニュアル について ......................................................................................v
パッケ ージの 内容 ..............................................................................................vi
A78M-E 仕様一覧 .............................................................................................vi
Chapter1: 製品の概要
1.1 始める前に .........................................................................................1-1
1.2 マザーボードの概要 .......................................................................... 1-2
1.3 プロセッサー .....................................................................................1-4
1.4 システムメモリー ............................................................................... 1-8
1.5 拡張スロット .................................................................................... 1-10
1.6 ジャンパ ..........................................................................................1-12
1.7 コネクター ....................................................................................... 1-13
1.8 ソフトウェア ..................................................................................... 1-21
Chapter2: UEFI BIOS設定
2.1 UEFI BIOS更新 .................................................................................. 2-1
2.2 UEFI BIOS Utility .............................................................................2-6
2.3 お気に入り ........................................................................................ 2-9
2.4 メインメニュー ................................................................................2-10
2.5 Ai Tweakerメニュー ........................................................................ 2-12
2.6 アドバンスドメニュー ....................................................................... 2-16
2.7 モニターメニュー ............................................................................. 2-22
2.8 ブートメニュー ................................................................................2-25
2.9 ツールメニュー ................................................................................ 2-31
2.10 終了メニュー ................................................................................... 2-32
Chapter3: 付録
ご注意 .......................................................................................................... 3-1
ASUSコンタクトインフォメーション ................................................................. 3-3
iii
安全上のご注意
電気の取り扱い
・ 本製品、周辺機器、ケーブルなどの取り付けや取り外しを行う際は、必ずコンピューターと周
辺機器の電源ケーブルをコンセントから抜いて行ってください。お客様の取り付け方法に問
題があった場合の故障や破損に関して弊社は一切の責任を負いません。
・ 電源延長コードや特殊なアダプターを用いる場合は専門家に相談してください。これらは、
回路のショート等の原因になる場合があります。
・ ご使用の電源装置に電圧選択スイッチが付いている場合は、システムの損傷を防ぐために
電源装置の電圧選択スイッチがご利用の地域の電圧と合致しているかをご確認ください。ご
利用になる地域の電圧が不明な場合は、各地域の電力会社にお問い合わせください。
・ 電源装置が故障した場合はご自分で修理・分解をせず、各メーカーや販売店にご相談ください。
・ 光デジタルS/PDIFは、光デジタルコンポーネントで、クラス1レーザー製品に分類されてい
ます。(本機能の搭載・非搭載は製品仕様によって異なります)
不可視レーザー光です。ビームを直接見たり触れたりしないでください。
操作上の注意
・ 作業を行う前に、本製品パッケージに付属のマニュアル及び取り付ける部品のマニュアルを
すべて熟読してください。
・ 電源を入れる前に、ケーブルが正しく接続されていることを確認してください。また電源コー
ドに損傷がないことを確認してください。
・ 各コネクター及びスロット、ソケット、回路にクリップやネジなどの金属を落とさないようにし
てください。電源回路のショート等の原因になります。
・ 埃・湿気・高温・低温を避けてください。湿気のある場所で本製品を使用しないでください。
・ 本製品は安定した場所に設置してください。
・ 本製品をご自分で修理・分解・改造しないでください。火災や感電、やけど、故障の原因となり
ます。 修理は弊社修理センターまたは販売代理店にご依頼ください。
回収とリサイクルについて
使用済みのコンピューター、ノートパソコン等の電子機器には、環境に悪影響を与える有害物質
が含まれており、通常のゴミとして廃棄することはできません。リサイクルによって、使用済みの製
品に使用されている金属部品、プラスチック部品、各コンポーネントは粉砕され新しい製品に再
使用されます。また、その他のコンポーネントや部品、物質も正しく処分・処理されることで、有害
物質の拡散の防止となり、環境を保護することに繋がります。
ASUSは各国の環境法等を満たし、またリサイクル従事者の作業の安全を図るよう、環境保護に関
する厳しい基準を設定しております。ASUSのリサイクルに対する姿勢は、多方面において環境保
護に大きく貢献しています。
本機は電気製品または電子装置であり、地域のゴミと一緒に捨てられません。また、本機の
コンポーネントはリサイクル性を考慮した設計を採用しております。なお、廃棄の際は地域の
条例等の指示に従ってください。
本機に装着されているボタン型電池には水銀が含まれています。通常ゴミとして廃棄しないで
ください。
iv
このマニュアルにつ いて
このマニュアルには 、マザーボードの取り付けや構築の際 に必要な 情 報が記してあります。
マニュアル の概 要
本書は以下のChapter から構成されています。
• Chapter 1: 製品の概要
マザーボードの機能や各部位についての説明、及びコンポーネントの取り付けに必要なハ
ードウェアの セットアップ手 順 。
• Chapter 2: UEFI BIOS設定
UEFI BIOS Utilityでのシステム設定の変更方法とパラメータの詳細。
• Chapter 3: 付録
製品の規格や海外の法令について。
詳細情報
1. ASUSオフィシャルサイト(http://www.asus.com/)
多言語に対応した弊社ウェブページで、製品のアップデート情報やサポート情 報をご確認
いただ けま す。
2.
追 加ドキュメント
パッケージ 内容 によっては、追 加のドキュメントが同梱されている 場合 がありま す。注 意 事項
や購入店・販売店などが追加した最新情報などです。これらは、本書がサポートする範囲に
は含まれていません。
このマニュアルの表記について
本書には、製品を安全にお使いいただき、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に
防止していただくために、守っていただきたい事項が記載されています。次の内容をよくご理解
いただいた上で本文をお読みください。
警告: 作業人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、その危険を回
重要: 作業を完了するために必要な指示や設定方法を記載しています。
メモ: 製品を使いやすくするための情報や補足の説明を記載しています。
避するための方法を説明しています。
表記
太字 選択するメニューや項目を表示します。
斜字
文字やフレーズを強調する時に使います。
<Key> < > で囲った文字は、キーボードのキーです。
<Key1+Key2+Key3> 度に2つ以上のキーを押す必要がある場合は(+)を使っ
例: <Enter>→Enter もしくはリターンキーを押してく
ださい。
て示しています。 例: <Ctrl+Alt+Delete>
v
パッケージ の 内 容
製品パッケージに以下のものが揃っていることを確認してくだ さい。
マザーボード
ケーブル
アクセサリー
ディスク
ド キュメント
万一、付属品が足りない場合や破損していた場合は、すぐにご購入 元にお申し出ください。
A78M-E 仕様一覧
対応プロセッサー
搭載チップセット
対 応メモリー
画面出力機能
拡 張 ス ロ ット
Socket FM2+ : AMD A-Series / Athlon™ プロセッサー
最大4コアまでサポート
AMD Turbo Core Technology 3.0 サポ ート
• AMD Turbo Core Technology 3.0のサポートはプロセッサーによって異なります。
• 最新プロセッサー対応状況は、オフィシャルサイト (www.asus.com) のプロセッサーサポートリスト
をご 覧 くだ さい 。
AMD A78 FCH (Bolton-D3)
DDR3 DIMM スロット×2: 最大32GB
DDR3 2400(O.C.)/2133/18661600/1333 MHz
Non-ECC Unbuered DIMM対応
デュアルチャンネル メモリーアーキテクチャ
AMD Memory Prole (AMP) サポート
• 1つのスロットに16GBのメモリーモジュールを取り付けることで、最大32GBまでのメモリーをサポー
トします。
• AMP対応メモリーの動作はメモリーコントローラーを内蔵するプロセッサーの物理的特性に依存し
ます。
• 最新のQVL(推奨ベンダーリスト)は、オフィシャルサイト (www.asus.com) をご覧ください。
• Windows® 32bit OSでは4GB以上のシステムメモリーを取り付けても、認識されるメモリーは4GB未
満となります。Windows® 32bit OSを使用される場合は、4GB未満のシステムメモリー構成にするこ
とをお 勧 めします。
A-Series APU 統合グラフィックス AMD Radeon™ R/HD 8000/ HD 7000 シリーズ
- HDMI: 最大解像度4096x2160@24Hz / 1920x1200@60Hz
- デュアルリンク対応DVI-D: 最大解像度2560x1600@60Hz
- VGA: 最大解像度1920x1600@60Hz
- 最大共有メモリー2GB
- AMD Radeon™ デュアル・グラフィックスサポート
• HDMI出力の最大解像度 4096 x 2160 はSocket FM2+ APUのみ対応です。
• AMD Radeon™ デュアル・グラフィックスについて、詳しくはAMDオフィシャルサイトをご確認ください。
http://www.amd.com/jp/products/technologies/dual-graphics/Pages/dual-graphics.aspx
PCI Express 3.0 x16 スロット×1*
PCI Express 2.0 x1 スロット×1
PCI スロット×1
• PCI Express 3.0 (Gen3) の動作はプロセッサーに依存しています。対応プロセッサーを取り付け、対
応スロットにPCI Express 3.0規格準拠の拡張カードを取り付けることで、PCI Express 3.0の性能を
発 揮することがで きます。
A78M-E
SATA 6Gb/sケーブル×2
I/Oシールド ×1
サポートDVD
ユーザーマニュアル
(次項へ)
vi
A78M-E 仕様一覧
ストレ ージ 機 能
LAN機能
オーディオ機能
USB機能
搭載機能
AMD A78 FCH:
Realtek® 8111GR ギガビット・イーサネット・コントローラー
Realtek® ALC887-VD (7.1チャンネルHDオーディオコーデック)
• 7.1チャンネルオーディオ出力の構成には、フロントパネルにHDオーディオモジュールが搭載
AMD A78 FCH:
ASUS 5X Protection
DIGI+ VRM
DRAM Fuse
ESD Guard
High-Quality 5K-Hour Solid Capacitors
Stainless Steel Back I/O
ASUS独自機能
ASUS静音サーマルソリューション
ASUS EZ DIY
- SATA 6Gb/s コネクター×6(RAID 0/1/10、JBODサポート)
されたケースをご使 用ください。
- USB 3.0ポート×4(2ポート拡張コネクター×1基、バックパネル×2ポート)
- USB 2.0ポート×6(2ポート拡張コネクター×2基、バックパネル×2ポート)
- DIGI+ VRM、DRAM Fuse、ESD Guards、High-Quality 5K-Hour Solid
Capacitors、Stainless Steel Back I/O
- 3+2フェーズデジタル電源設計
- DRAM 過電流・短絡損傷保護
- コンポーネントの静電放電保護
- 105℃で5,000時間動作の高品質固体コンデンサー
- 耐腐食コーティング仕様ステンレススチール製バックI/Oパネル
- EPU
- USB 3.0 Boost
- AI Charger
- Disk Unlocker
- AI Suite 3
- Anti Surge
- UEFI BIOS EZ Mode
- Fan Xpert
- ファンレ ス設 計
- CrashFree BIOS 3
- EZ Flash 2
- My Logo 2
(次項へ)
vii
A78M-E 仕様一覧
バックパ ネル
インターフェース
基板上
インターフェース
BIOS機能
サポートOS
サポートDVD
フォー ムファクタ ー
PS/2キーボードポート×1 [パープル]
PS/2マウスポート×1 [グリーン]
HDMI 出力ポート×1
DVI-D出力ポート×1
VGA 出力ポート×1
LAN ポート×1 (RJ-45タイプ)
USB 2.0ポート×2
USB 3.0ポート×2
オーディオ I/O ポート×3 (7.1チャンネル対応)
USB 3.0コネクター×1: 追加USB 3.0ポート2基に対応(19ピン)
USB 2.0コネクター×2: 追加USB 2.0ポート4基に対応 (9ピン)
SATA 6Gb/s コネクター×6
システムパネルコネクター×1
ビープスピーカーコネクター×1
4ピンプロセッサーファンコネクター×1*
4ピン ケースファンコネクター×1*
フロントパネルオ−ディオコネクター×1
デジタルオーディオコネクター ×1
24ピンATX電源コネクター×1
4ピンATX 12V電源コネクター×1
シリアル ポートコネクタ ー× 1
TPM ヘッダー ×1
Clear CMOS ジャンパ ×1
• 本製品は4ピンPWM制御タイプのファンをサポートします。
64 Mb Flash ROM、UEFI AMI BIOS、PnP、DMI 2.0、WfM 2.0、SM BIOS 2.7、
ACPI 2.0a、多言語BIOS、ASUS EZ Flash 2、ASUS CrashFree BIOS 3、
お気に入り、 Quick Note、 Last Modied Log、F12 プリントスクリーン、
F3ショートカット、ASUS DRAM SPD Information
Windows® XP Service Pack 3 (32bit)
Windows® 7 (32bit/64bit)
Windows® 8 (32bit/64bit)
Windows
ドライバー各種
ASUS ユーティリティ各種
マニュアル各種
アンチウイルスソフトウェア( OEM 版)
MicroATXフォームファクター: 22.6cm×18.8cm(8.9インチ×7.4インチ)
®
8.1(32bit/64bit)
viii
製品は性能・機能向上のために、仕様およびデザインを予告なく変更する場合があります。
製品の概要
1
1.1 始める前に
マザーボードのパーツの取り付けや設定変更の際は、次の事項に注意してください。
• 各パーツを取り扱う前に、コンセントから電源プラグを抜いてください。
• 静電気による損傷を防ぐために、各パーツを取り扱う前に、静電気除去装置に触れるな
ど、静電気対策をしてください。
• IC部分には絶対に手を触れないように、各パーツは両手で端を持つようにしてください。
• 各パーツを取り外すときは、必ず静電気防止パッドの上に置くか、コンポーネントに付属
する袋に入れてください。
• パーツの取り付け、取り外しを行う前に、ATX電源ユニットのスイッチをOFF の位置にし、
電源コードが電源から抜かれていることを確認してください。電力が供給された状態での
作業は、感電、故障の原因となります。
スタンバイ電源LED
本製品にはスタンバイ電源LEDが搭載されており、電力が供給されている間は緑のLEDが点灯し
ます(スリープモード、ソフトオフモードも含む)。マザーボードに各パーツの取り付け・取り外し
を行う際は、システムをOFFにし、電源ケーブルを抜いてください。下のイラストは、LEDの場所を
示しています。
A78M-E Onboard LED
ASUS A78M-E
SB_PWR
A78M-E
ON
Standby Power
OFF
Powered Off
1-1
1. 2 マザ ーボードの概 要
システム構築の際は、ご使用されるケースの仕様をご確認の上、本製品がご使用されるケースに
対応していることをご確認ください。
マザーボードの取り付けや取り外しを行う前に、必ず電源コードをコンセントから抜き、すべて
の接続コードを外した状態で行ってください。電源コードを接続したまま作業を行うと、ケガや
マザーボード、コンポーネントの故障の原因となる恐れがあります。
1.2.1 設置方向
マザーボードのバックパネルをケースの背面部分に合わせ、マザーボードを正しい向きで取り付
けます。 誤った取り付けを行うと、 製品の破損、 故障の原因となりますのでご注意ください。
1.2.2 ネジ穴
ネジ穴は6カ所あります。ネジ穴の位置を合せてマザーボードをケースに固定します。
ネジをきつく締めすぎないでください。マザーボードの破 損の原因となります。
1-2
この面をケースの
背面に合わせます
A78M-E
Chapter 1: 製品の概要
1.2.3 マザーボードのレイアウト
KBMS
HDMI
DVI_VGA
USB3_12
LAN_USB12
AUDIO
AAFP
Super
I/O
4 2 3 1 5 1
DIGI
CPU_FAN
ATX12V
18.8cm(7.4in)
+VRM
SOCKET FM2+
DDR3 DIMM_A1 (64bit, 240-pin module)
DDR3 DIMM_B1 (64bit, 240-pin module)
22.6cm(8.9in)
2
CHA_FAN
TPM
PCIEX1_1
CLRTC
A78M-E
PCIEX16
BATTERY
PCI1
USB3_34
USB56 USB34
AMD
A78
64Mb
BIOS
®
SATA6G_1
8111
GR
ALC
887
SPDIF_OUT
COM
SPEAKER
F_PANEL
SATA6G_2
SB_PWR
SATA6G_3
EATXPWR
SATA6G_4 SATA6G_5 SATA6G_6
6
7
8
ASUS A78M-E
10 11 12 13 15 14 7
9
1-3
1.2.4 レイアウトの内容
コネクター/ジャンパ/スロット/スイッチ/LED ページ
1. プロセッサーファン、ケースファンコネクター (4ピン CPU_FAN、4ピン CHA_FAN) 1-15
2. ATX電源コネクター (24ピン EATXPWR、4ピン ATX12V) 1-16
3. TPM ヘッダー(20-1ピン TPM) 1-15
4. プロセッサーソケット: Socket FM2+ 1-4
5. DDR3 DIMM スロット 1-8
6. ビープスピーカーコネクター(4ピン SPEAKER) 1-18
7. SATA 6Gb/sコネクター (7ピン SATA6G_1-6) 1-17
8. システムパネルコネクター (10-1ピン F_PANEL) 1-18
9. スタンバイ電源LED (SB_PWR) 1-1
10. USB 2.0コネクター(10-1ピン USB34、USB56) 1-20
11. USB 3.0コネクター (20-1ピン USB3_34) 1-20
12. Clear CMOSジャンパ(2ピン CLRTC) 1-12
13. シリアルポートコネクター(10-1ピン COM) 1-19
14. デジタルオーディオコネクター(4-1ピン SPDIF_OUT) 1-17
15. フロントパネルオーディオコネクター(10-1ピン AAFP) 1-19
1.3 プロセッサー
本製品には、AMD A-Series / Athlon™プロセッサーに対応するSocket FM2+ が搭載されています。
Socket FM2+に対応するプロセッサーをご使用ください。プロセッサーは取り付ける向きが決
まっています。破損の原因となりますので、無理にはめ込もうとしないでください。
1-4
A78M-E
A78M-E CPU socket FM2+
Chapter 1: 製品の概要
1.3.1 プロセッサーを取り付ける
1
3
2
4
ASUS A78M-E
1-5
1.3.2 プロセッサ ークーラーを取り付 ける
プロセッサ ークーラーの 取り付け 手 順
プロセッサークーラーを取り付ける前
に、必ずプロセッサーにサーマルグリ
ス( シリコングリス)を 塗布してくださ
い。プロセッサ ークーラーによっては
サーマルグリスや熱伝導体シートなど
が購入時から貼付されています。
1
2
5 3 4
1-6
Chapter 1: 製品の概要
プロセッサ ークーラーの 取り外し手 順
1
3
2
4
5
ASUS A78M-E
1-7
1.4 システムメモリー
1.4.1 概要
本製品には、DDR3 メモリーに対応したメモリースロットが2基搭載されています。
DDR3メモリーはDDR2メモリーと同様の大きさですが、DDR2メモリースロットに誤って取り付け
ることを防ぐため、ノッチの位置は異なります。DDR3メモリーは電力消費を抑えて性能を向上さ
せます。
次の図は、スロットの場所を示しています。
DIMM_A1
DIMM_B1
チャンネ ル ス ロット
Channel A DIMM_A1
A78M-E
A78M-E 240-pin DDR3 DIMM slots
1.4.2 メモリー構成
1GB、2GB、4GB、8GB、16GB のDDR3 Non-ECC Unbuered DIMMをメモリースロットに取り付
けることが でき ます。
• 容量の異なるメモリーを Channel A と Channel Bに取り付けることができます。異なる容
量のメモリーをデュアルチャンネル構成で取り付けた場合、アクセス領域はメモリー容量
の合計値が小さい方のチャンネルに合わせて割り当てられ、容量の大きなメモリーの超
過分に関してはシングルチャンネ ル用 に割り当てられます。
• 同じCA Sレイテン シを持 つメモリーを取り付 けてくだ さい。ま たメモリーは同じベンダー の
同じ製造週のものを取り付けることをお勧めします。
• メモリーの割り当てに関する制限により、32bit Windows® OSでは4GB以上のシステムメ
モリーを取り付けても、OSが実際に利用可能な物理メモリーは4GB未満となります。メモ
リーリソースを効果的にご使用いただくため、次のいずれかのメモリー構成をお勧めします。
- Windows® 32bit OSでは、4GB未満のシステムメモリー構成にする
- 4GB以上のシステムメモリー構成では、64bit Windows® OSをインストールする
詳細はMicrosoft® のサポートサイトでご確認ください。
http://support.microsoft.com/kb/929605/ja
• 本製品は512 Mbit(64MB)以下のチップで構成されたメモリーをサポートしていません。
512 Mbit のメモリーチップを搭載したメモリーモジュールは動作保証致しかねます。
(メモリーチップセットの容量はMegabit で表します。8 Megabit/Mb=1 Megabyte/MB
• 1つのスロットに16GB のメモリーを使用することで、最 大32 GBまで のメモリーをサポー
トします。
Channel B DIMM_B1
1-8
Chapter 1: 製品の概要
• デフォルト設定のメモリー動作周波数はメモリーのSPDにより異なります。デフォルト設定
では、特定のメモリーはオーバークロックしてもメーカーが公表する値より低い値で動作
する場合があります。メーカーが公表する値、またはそれ以上の周波数で動作させる場合
はUEFI BIOS Utilityで手動設定を行ってください。
• すべてのスロットにメモリー モジュールを取り付 ける場合やオーバークロックを行う場合
は、安定した動作のために適切な冷却システムをご使用ください。
• 最新のQVL(推奨ベンダーリスト)は、オフィシャルサイト (www.asus.com) をご覧ください。
1.4.3 メモリーを取り付 ける
1
2
3
ASUS A78M-E
1-9
メモリーを取り外す
B
A
A
1.5 拡張スロット
拡張カードを取り付ける前に、本項に記載してある内容をよくお読みください。
拡 張カ ードの 追加 や取り外し を行 う際 は、電 源コ ードを 抜い てください。電 源コード を接 続し
たまま作 業をすると、負傷やマザーボードコンポーネントの損傷 の原因となります。
1.5.1 拡張カードを取り付ける
手順
1. 拡張カードを取り付ける前に、拡張カードに付属するマニュアルをよく読み、拡張カードの
使用に必要なハードウェアの設定を行ってください。
2. マザーボードをケースに取り付けている場合は、ケースのカバーを開けます。
3. 拡張カードを取り付けるスロットのブラケットカバーを取り外します。ネジは後で使用する
ので、大切に保管してください。
4. 拡張カードの端子部分をスロットに合わせ、拡張カードがスロットに完全に固定されるま
でしっかり挿し込みま す。
5. 拡張カードのブラケット部をネジで固定します。
6. カ バーを取り付け、ケースを閉じます。
1.5.2 拡張カードを設定する
拡張カードを取り付けた後、ソフトウェアの設定を行い拡張カードを使用できるようにします。
1. システムを起動し、必要に応じてUEFI BIOSの設定を行います。UEFI BIOS Utilityの詳細に
ついては、Chapter 2 をご覧ください。
2. システム情報ツールなどを使用し、新しく追加された拡張カードにIRQ(割り込み要求)が割
り当てられていることを確 認します。
3. 拡張カード用のデバイスドライバーはソフトウェアをインストールします。
PC I カードを共有スロットに挿入する際は、ドライバーがIR Qの共 有をサポートすること、また
は、カードが IRQ 割り当てを必要としないことを確認してください。IRQを要求する2つのPCI
グループが対立し、システムが不安定になりカードが動作しなくなることがあります。
1-10
Chapter 1: 製品の概要
1.5.3 PCI スロット
IEEE1394カード、USBカード等のPCI 規格準拠のカードをサポートしています。
1.5.4 PCI Express 2.0 x1 スロット
ネットワークカード、SCSI カード等のPCI Express 2.0 規格準拠のx1スロット対応拡張カードをサポ
ートしています。
1.5.5 PCI Express 3.0 x16 スロット
ビデオカード等のPCI Express 3.0 規格準拠のx16スロットまでの拡張カードをサポートしています。
PCI Express 3.0 (Gen3) の動作はプロセッサーに依存しています。対応プロセッサ
ーを取り付け、対応スロットにPCI Express 3.0規格準拠の拡張カードを取り付ける
ことで、PCI Express 3.0の性能を発揮することができます。
割り込み要 求( IRQ )の 割り当て
A B C D E F G H
PCIEX16 – – 共有 – – – – –
PCIEX1_1 共有 – – – – – – –
PCI1 – – – – 共有 – – –
Realtek LANコントローラー – – 共有 – – – – –
H Dオ ーディオ 共有 – – – – – – –
SATAコントローラー – – – 共有 – – – –
OnChip XHCIコントローラー1 – – 共有 – – – – –
OnChip XHCIコントローラー2 – 共有 – – – – – –
OnChip USB EHCI 1/2/3 – 共有 – – – – – –
OnChip USB OHCI – – 共有 – – – – –
ASUS A78M-E
1-11
1.6 ジャンパ
1. Clear CMOS ジャンパ (2ピン CLRTC)
このジャンパは、CMOSのリアルタイムクロック(RTC)RAMを消去するものです。CMOS RTC
RAMのデータを消去することにより、日、時、およびシステム設定パラメータをクリアできま
す。システムパスワードなどのシステム情報を含むCMOS RAMデータの維持は、マザーボ
ード上のボタン型電池により行われています。
A78M-E
CLRTC
1 2 1 2
Normal
(Open)
Clear CMOS
(Short)
A78M-E Clear RTC RAM
CMOS RTC RAMのを消去する手順
1. コンピューターの電源をOFFにし電源コードをコンセントから抜きます。
2. ドライバーなどの金属製品を使用して、2つのピンに数秒間触れショートさせます。
3. 電源コードを差し込み、コンピューターの電源をONにします。
4. 起動プロセスの間 <F2>または<Delete>を押し、UEFI BIOS Utilityを起動しデータを
再入力します。
• 上記の手順を踏んでもCMOS RTC RAMのデータが消去できない場合は、マザーボードの
ボタン電池を取り外し、ジャンパの設定を行ってください。なお、消去が終了した後は、電池
を元に戻してください。
• オーバークロックによりシステムがハングアップした場合は、C.P.R.(CPU Parameter
Recall)機能をご利用いただけます。システムを停止して再起動すると、UEFI BIOSは自動的
にパラメータ設定 をデフォルト設定値にリセットします。
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Chapter 1: 製品の概要