Asrock AM2XLI-eSATA2, 939SLI32-eSATA2, K8SLI-eSATA2 RAID Installation Guide [jp]

SATAハードディスクのインストールとRAID設定の手引き
1. SATAハードディスクのインストールの手引き .................................................... 2
1.1 シリアルATA(SATA)ハードディスクのインストール ......................................... 2
2. RAID設定の手引き ............................................................................ 3
2.1 RAIDの概要 ............................................................................ 3
2.2 RAID設定の注意事項 .................................................................... 4
2.3 BIOS RAIDアイテムの設定 ............................................................... 5
2.4 ULi RAID BIOSの設定 ................................................................... 5
3. ULi Windows RAIDユーティリティの使用 ........................................................ 9
3.1 WindowsでRAIDを作成方法 .............................................................. 9
3.2 WindowsでRAIDを削除方法 ............................................................... 13
3.3 WindowsでRAIDを移動方法 ............................................................... 14
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1. SATAハードディスクのインストールの手引き
1.1 シリアルATA(SATA)ハードディスクのインストール
ULi M1697チップセットは、Serial ATA (SATA)対応ハードディスクのRAID機能(RAID 0、RAID 1、RAID 0+1、JBOD、RAID 5を含む)をサポートします。 マザーボードに内部ストレージ装置としてSATA対応ハ ードディスクをインストールすることができます。SATA取り付けの手順は、サポートCDの「ユーザーマ ニュアル」の Serial ATA (SATA) 対応ハードディスク取り付けの項目を参照してください。ここでは、 SATAポートにRAIDを作成する方法を説明します。
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2. RAID設定の手引き
2.1 RAIDの概要
RAID
「RAID」の用語は「Redundant Array of Independent Disks:独立ディスク冗長アレイ」の略語で、2つ 以上のハードディスクドライブを1つの論理単位に結合する方法です。最適のパフォーマンスを上げる ために、RAIDセットを作成するときは、同じモデルと容量の同じドライブを取り付けてください。
RAID 0 (データストライピング)
RAID 0はディスクストライピングと呼ばれ、2つの同じハードディスクドライブを最適化して、パラレ ルで、インタリーブされたスタックでデータの読み書きを行います。RAIDは2つのハードディスクを接 続し、それぞれのディスクのデータ転送速度を2倍に上げながら、2つのハードディスクに単一ドライブ として同じ動作を実行させることによって、データアクセスとストレージを向上させます
警告!! RAID 0機能はアクセスパフォーマンスを向上させますが、フォールトトレランスには対応していません。RAID 0ディスクのどれかのHDDをホットプラグすると、データが損傷したりデータが失われる原因となります。
RAID 1 (データミラリング)
RAID 1はデータミラリングと呼ばれ、あるドライブからもう1つのドライブにデータの同じ画像を コピーして維持します。RAID 1は、あるドライブが故障した場合、ディスクアレイ管理ソフトウェ アがすべてのアプリケーションを、データの完全なコピーを維持している故障していない他のドラ イブに送ることによってデータ保護を提供し、システム全体のフォールトトレランスを高めます。
RAID 0+1
RAID 0+1はデータストライピングとデータミラリングをパリティなし(冗長データ)で結合させ、計 算と書き込まみを行われる必要があります。RAID 0+1を設定することで、RAID 0とRAID 1設定の両方 のメリットがすべて受けられます。このセットアップに対しては、4つの新しいハードディスクドライ ブを使用するか、1つの既存のドライブと3つの新しいドライブを使用します。
JBOD
JBOD(単純ディスク束)は、データスパニングとも呼ばれています。複数のハードディスクタイプを単 一のハードディスクとして設定し、ハードドライブを直列で接続することにより、ドライブの容量を拡 張し使用可能な総容量を増やします。ただし、JBODはパフォーマンスやデータセキュリティを向上させ ることはありません。
RAID 5
RAID 5は、3つ以上のハードディスクドライブにデータとパリティ情報の両方をストライプします。RAID 5設定のメリットには優れたHDDパフォーマンス、フォールトトレランス、高いストレージ容量などがあ ります。RAID 5設定はトランザクション処理、リレーショナルデータベースアプリケーション、企業リ ソース計画、その他のビジネスシステムに適しています。このセットアップに対しては、最低でも3つ の同じハードディスクを使用してください。
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2.2 RAID設定の注意事項
1. パフォーマンスを求めて、RAID 0(ストライピング)アレイを作成している場合、2つの新しいドラ
イブを使用してください。同じサイズのSATAドライブを2つ使うことをお勧めします。異なるサイズ のドライブを2つ使っている場合、容量の小さい方のハードディスクがそれぞれのドライブの基本ス トレージサイズとなります。例えば、1つのハードディスクのストレージ容量が80GBでありもう1つの ハードディスクのストレージ容量が60GBである場合、80GBドライブの最大ストレージ容量は60FBにな り、このRAID 0セットの総ストレージ容量は120GBになります。
2. データ保護を求める場合、2つの新しいドライブを使うか、1つの既存ドライブと新しい1つのドライ
ブを使ってRAID 1(ミラリング)を作成します(新しいドライブは既存のドライブと同じかそれ以上 大きくする必要があります)。異な るサイズのドライブを2つ使っている場合、容量の小さい方 のハードディスクが基本ストレージサイズとなります。例えば、1つのハードディスクのストレージ 容量が80GBで、もう1つのハードディスクのストレージ容量が60GBである場合、RAID 1セットの最大 ストレージ用慮言うは60GBです。
3. 新しいRAIDアレイをセットアップする前に、ハードディスクのステータスを確認してください。
警告!! RAID機能を作成する前に、まずデータのバックアップを取ってください。
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2.3 BIOS RAIDアイテムの設定
ハードディスクドライブをインストールした後、RAIDコンフィギュレーションを行う前に、BIOSのRAIDア イテムを設定してください。システムを起動し、BIOS設定ユーティリティーにエンターする為に<F2>キー を押します。Advancedを反転させ <Enter>を押すとBIOS設定ユーティリティーのメインインターフェイス が現れます。SATA Operation Mode のオプションから[RAID]を設定します。BIOS設定を終える前に変更を セーブします。
2.4 ULi RAID BIOSの設定
コンピューターを再起動します。システムBIOSがULi RAID BIOSを検出するとRAID BIOSのバージョンとド ライブ情報がスクリーンに表示されます。ドライブの識別後、RAID BIOSの待ち受け中に<Ctrl+A>を押し てセットアップメニューに進みます。その後、下記のスクリーンが表示されます。RAID BIOS設定画面に は、Main Menu (メインメニュー)、Drive Select Menu (ドライブ選択メニュー)、RAID Array List (RAID アレイリスト)の三種類のエリアが有ります。
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