第 1 章
概要
AX6B は、Pentium II プロセッサを基本にしてPCI/ISA プラットフォーム上にイ
ンテル 82440BX AGP セットを採用した、新世代のシステム・ボードです。この
AGP セットはPentium II CPU 用に設計されており、高速なAGP グラフィック
スポート、SDRAM 、Ultra DMA/33 、Bus master IDE や USB ポートのような
新しいアーキテクチャーをサポートしています。メインメモリーについては4 個の
DIMM (デュアル・インライン・メモリー・モジュール)ソケットが用意されており
SDRAM により最大1GB までのシステム・メモリーが搭載可能です。オンボード
の 2 次キャッシュは用意されておりません。(コネクター・スロット 1 に実装され
る)Pentium II CPU カード上にキャッシュが搭載されているからです。AX6B は 2
メガビットのフラッシュROM の BIOS を用いており、将来の新機能にも備えてお
ります。
上記にない特徴として、AX6B はユーザーフレンドリなジャンパ・レス デザイン
構成、CMOS と RTC のバッテリー・レス バックアップ、同期方式のスイッチン
グレギュレータ、CPU 耐熱保護機能、CPU ファン監視機能、システム電圧監視機
能、過大電流保護機能、モデム・ウェークアップ機能やハードディスク・サスペン
ド機能、以上のような最も進んだ技術を用意しております。
ジャンパ・レス デザイン
Pentium II のVID 信号と SMbus クロックジェネレータが、ジャンパやスイッチ
を必要とせずにCPU 電圧の自動検出やCMOS セットアップにおけるCPU クロッ
ク周波数設定を可能にしています。正確な CPU 情報が、Pentium ベースのジャン
パ・レス構成では不利な点で除かれたこれらの技術によってEEPROM に保存され
ます。もし CMOS の電池が無くなっても、間違った CPU 電圧の検出や再度コン
ピュータケースを開ける必要等の心配はありません。使用者がパスワードを忘れた
ときの安全フックとしてCMOS クリア用に1つだけジャンパがあります。
1-1
概要
バッテリ・レス デザイン
AX6B は、EEPROM や現在の CPU と CMOS セットアップの構成をバッテリなし
で保存しておけるような特別な回路(特許出願中)を用意しています。RTC(リアル・
タイム・クロック)もまた、電源ケーブルを差し込んでいる間は動作させることが
出来ます。もし事故により CMOS データが失われた場合、EEPROM からCMOS
設定を再読み込みしシステムをいつも通りに復旧することができます。
ハードディスクでの待機モード(Suspend to Hard Drive )機能
直ちにシステムを立ち上げ、電源の切れる直前の元の画面に戻る機能です。Win95
のブートアップを経て元のアプリケーションを再立ち上げする長いプロセスを待
たされることなく、ハードディスク内にセーブされた元のシステム状態やメモリ内
のイメージ情報を再現することによって、いきなり元の作業の続きから再開するこ
とが出来ます。このSuspend to Hard Drive の機能が適切に動作するためには、
VESA 互換のPCI VGA カード、Sound Blaster 互換APM ドライバー付きのサウ
ンドカードなどを使用していただく必要のあることにご注意ください。
内臓モデムカードによる ゼロボルト(0V) 目覚まし機能
ATX のソフト・パーワー・オン/ オフ機能とあいまって、システムの電源をすっか
り落としておいても、アンサー・マシンやファックスの自動送受信のように、かか
ってきた電話に自動応答することでシステムが自動的に立ち上がるようにするこ
とが出来ます。ここで最も画期的なのは、外付けタイプのモデムばかりでなく内臓
モデムカードでも、この目覚ましモデム機能が可能となったことです。本マザーボ
ード AX6B と MP56 内蔵型モデムカードには特許申請中の特別な回路が組み込ま
れており、電源を一切必要とせずにこの目覚ましモデム機能が動作します。
LAN 目覚まし機能
これはモデムカードによる目覚まし機能に似たローカル・エリア・ネットワーク
(LAN) を通じた目覚まし機能です。この機能をサポートするネットワークカード
とネットワーク・マネージメント・ソフトウエアが必要です。
RTC (リアルタイムクロック)による自動立ち上げ機能
この機能は目覚し時計に似た機能で、予め予定されていた日時に自動的にシステム
の電源を入れ、特定のアプリケーションを立ち上げます。毎日決まった時間に、あ
るいは向こう1 ヶ月以内で指定された特定の日時に、自動立ち上げするようにも設
定できます。指定日時の精度は秒となります。
1-2
概要
効率の高い同期型スイッチング・レギュレータ電源
現在使われているほとんどのスイッチング電源の設計では非同期方式を採用して
おり、これを技術的な観点から見ると、まだまだ多くの電力を消費し熱も発生させ
ております。この方式で用いているショットキー・ダイオードの温度に対して、
AX6B で使用している同期式のスイッチング回路では、はるかに低い温度に抑えら
れ、極めて効率の高い制御方式になっています。
過大電流保護回路
Baby AT や ATX の+3.3V/+5V/+12V スイッチング電源では、過大電流保護は極め
て普通に備えられている機能ですが、残念なことに新世代の Pentium Ⅱプロセッ
サが用いているCPU電圧(例えば 2.8V )は、5V から作り出しているもので、5V
系の過大電流保護は全く無意味となっております。オンボードのスイッチング・レ
ギュレ―タを持つ AX6B では、3.3V/5V/12V 系ばかりでなくCPUにも過大電流
保護を設け不測の回路ショート故やそれに伴うシステム破損から守るために、フル
ラインでの保護を図っております。
CPU 耐熱保護機能
このマザーボードでは特別な耐熱保護回路が用意されており、CPU の温度があら
かじめ決めておいた値を超えるとソフトウェアを通して警告を発します。
CPU とケースファン監視機能
AX6B にはもう1つ耐熱保護回路としてファン監視機能があります。 1 つは CPU
用でもう一方はケースのファン用です。システムはファンが正常動作しない場合、
AOHW100 のハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウェアを通じて
これを報告し警報を発します。
システム電圧監視機能
更にまた、AX6B には電圧監視システムも用意されており、システムに電源が入っ
ている間中これをモニターし続けております。システムで使われている電源のいず
れかに、電圧が阻止に決められている基準を超えると、AOHW100 のソフトを通
じてユーサーに警告を発します。
CPU コアー・ボルテジ設定
このメインボードは 1.3V から 3.5V までの CPU コアー・ボルテジ(CPU Core) に
対応、将来新しく販売される色々なCPU をサポートする事が出来る。
1-3
概要
ユテイリテイ・ソフトウェーアの提供
AOpen ボーナス・パックCDに付属されている便利なユテイリテイ・ソフトウェ
ーア。AOHW100 のハードウエア・モニター・ユーティリティ、ハードディスク
待機モード(Suspend to Hard Drive)のユーティリティ、AOCHIP、それと BIOS
書き換えのフラッシュ・ユーティリティ等を提供しております。
FCC の DoC 証明
AX6B は、FCC によるDoC テストを始めてパスした数少ないマザーボードの一つ
です。電磁妨害電波の放射は極めて低く、ケース(筐体),ハウジングとしてはど
のようなものでもお使いになれます。
PCI サウンドカード・コネクター
この SB-LINK コネクターを通じで、Creative 互換の PCI サウンドカードに接続
すれば、DOS の環境でも PCI サウンドカードを使用すろ事が出来ます。
多国語 BIOS
この新しい技術で、BIOS セットアップの画面が英語だけでは無く、日本語や中国
語やドイツ語等多国語で表示する事が可能に成りました。
1-4
1.1 仕様
概要
フォーム・ファクター
ボードのサイズ
CPU
システム・メモリー SDRAM やレジスタード( Registered )SDRAM ,
2次キャッシュ CPU カード上に搭載。 (Slot1 コネクタ)
チップセット Intel 82440BX AGP セット
拡張スロット ISA x3 スロット、PCI x4 スロットおよび AGP x1
シリアル・ポート 2 ポート。 UART 16C550A コンパチブル,高速シ
パラレル・ポート 1ポート。標準パラレルポート(SPP),拡張パラレ
フロッピー・
インタフェース
IDE インタフェース 2チャネル。最大4台までのIDE ハードディスク,
USB
インタフェース
PS/2 マウス オンボードにて Mini-Din PS/2 マウス・コネクタ
キーボード オンボードにてMini-Din PS/2 キーボード・コネク
ATX
305 mm x 244 mm
Intel Pentium II プロセッサ
168-pin DIMMx4 で最高1GB まで
スロット
リアル(921kbps) 通信対応、及び 3 つめの UART で
IR 機能を支援。
ルポート(EPP: Enhanced Parallel Port あるいは
ECP: Extended Capabilities Port) の全規格をサポ
ート。
1 個。3.5” ドライブ(3モード: 720KB, 1.44MB ,
及び 2.88MB フォーマット),あるいは
5.25” ドライブ(2モード: 360KB, 1.2MB フォー
マット)をサポート。
または CDROM ドライブを接続可。モード4のバ
スマスター・ハードディス&UltraDMA/33 ハード
ディスクをサポート。
USB ブラケットを用いて2USB ポート。
BIOS により,旧モデルのキーボード用 USB ドラ
イバーもサポート可。
タ
1-5
概要
RTC とバッテリー RTC はインテル・チップセット PIIX4E に内蔵。
リチウム電池(CR-2032) がついています。通常は電
源ケーブルを差し込んでいる間はバッテリーを必
要せずに動作させることが出来ます。
BIOS
ハードディスクでの
待機モード
(Suspend to Hard
Drive)
0V 目覚ましモデム機
能
(0V ModemWake
up)
LAN 目覚まし機能
RTC 目覚ましタイマ ーシステムの自動立ち上げの日時指定可
AWARD プラグ・アンド・プレイ・2Mビットフラ
ッシュROM BIOS 、多国語表示可能。
BIOS
ドディスクにセーブし、復帰時には極めて短時間に
再開が可能。VESA 互換の VGA, および Sound
Blaster 互換のサウンドカードを要する。
モデム着信による目覚し特別回路(特許出願中)外
付けモデムでも内蔵AOpen MP56/F56/FM56 モデ
ムカードでも可能。
この機能をネットワークカードとネットワーク・マ
ネージメント・ソフトウエア(ADM 等)が有れば、
ネットワークを通じてシステムを立ち上げる事が
可能。
同期型スイッチング
レギュレータ電源
過大電流保護機能 CPU コア電源に過大電流保護を設け、回路ショー
CPU 耐熱保護機能 CPU 温度が加熱したとき警告を出します。 CPU ヒ
ファン監視機能 2つのファンコネクタがあり、CPU ファンかケー
システム電圧監視機能システム電源(5V,12V,3.3V,CPU) に電圧異常の検
SB-LINK コネクター
将来の CPU に備えて高効率の同期型スイッチン
グ・レギュレータ電源を採用
ト事故に対処。
ートシンクにセンサを付けるOEM オプションがあ
ります。
スのファンが正常に機能しないとき警告を出しま
す。
出された場合、警報を出力。
Creative 互換のPCI サウンドカードに接続
1-6
概要
1.2 ハードディスクでの待機モード機能
ハードディスクでの待機モード機能(Suspend to Hard Drive)では,(システム
のステータス、メモリー内容やスクリーン上の画像と言った)現在のジョブの状態
をハードディスクにセーブした後で、システムの電源を完全にオフにします。この
後で電源がオンに戻ると,Win95 のあの長いブートアップの時間を待つことなく、
ほんの数秒の立ち上がり時間の後に、ディスクから元の状態を読み出して復元し、
直ちに仕事の続きから始められるのです。もしもシステムのメモリーが 16MB の
場合には、このメモリーの内容を格納するためには,少なくとも 16MB のハードデ
ィスク上のスペースをこのために確保しておく必要があります。更にこの機能実現
のためには、VESA 規格互換の PCI VGA (AOpen であれば PT60/PT70) 、Sound
Blaster 互換のサウンド・カードと、APM (AOpen AW35 または MP56) をサポー
トするサウンド・ドライバーが必要となります。最高のコンパチビリティーを得る
には、勿論当社AOpen の製品をお使いになることを推奨します。
Suspend to Hard Drive 機能を使うには:
1. BIOS セットアップに入り、 Power Management à Suspend Mode Option と
進んで "Suspend to Drive" を選びます。
2. BIOS セットアップに入り、PNP/PCI Configuration à PnP OS Installed と
進んで "No" を選びます。これにより BIOS には、Suspend to Hard Drive 機能
のためのシステム資源(リソース)アロケーションが出来るようになります。
3. システムをブートから始め、 DOS のコマンド・プロンプトに入ります。
Windows 95 をお使いの場合には、システムが "Windows 95 Starting ..."の表
示中に "F8"キーを押して、セーフモード・コマンド・プロンプト( "Safe Mode
Command Prompt Only")を選択し DOS コマンド・プロンプトで立ち上げて
ください。
4. AOZVHDD.EXE を C ¥ドライブのルート・ドレクトリーにコピーしてくださ
い。
5. ユーティリティー: "AOZVHDD" を使ってハードディスク中にこれ用のパー
ティションを切ります。この中に、先に説明した内容が保存されることになり
ます (FAT16/32 両方のファイル・システムに対応)。次のようにタイプします:
C:>ZVHDD /c /partition /M:mmm
ここに mmm は作成したいパーティションのスペース・サイズです。将来のメ
1-7
概要
モリー拡張分も見込んだ余裕のあるスペースを確保することをお勧めします。
例えば,近い将来にメイン・メモリー 64MB とビデオメモリー4MB を計画し
ているのであれば,少なくとも64+4=68MB の領域をリザーブすることをお勧
めします。もしも FAT32 ファイル・システムを利用しておられるのであれば,
是非このパーティションによる方法をお使いください。
6. Suspend to Hard Drive のためにシステムのステータスやメモリー・イメージ
をセーブするのには,ハードディスク中に隠れファイルを作成する別の方法も
あります。(FAT16 のファイル・システムだけに対応)
C:>ZVHDD /c /file
この隠れファイル領域のためには、ハードディスク中に連続した充分なスペー
スのあることを確認してください。例えば、もしシステム・メモリーが 16MB
の場合ですと、少なくとも 16MB (+ VGA 用のメモリー分)の連続領域がディス
ク上に必要となります。もしプログラム:ZVHDD がハードディスク中に必要
なスペースを確保できなかった場合は、フリー・スペースを得るために、デフ
ラグメンテーション用("Disk Defragmenter")ユーティリティー:"DEFRAG"
を走らせて見ると良いでしょう。こちらはMS-DOS やWin'95 に付属していま
す。
7. 上記のパーティションなり隠れファイルが確保出来たら、システムを再度リブ
ートします。
8. (モーメンタリー・モードの)サスペンド・スイッチを押すか、あるいは Win95
のサスペンド・アイコンを使って、システムを強制的に Suspend to Hard Drive
のモードにした後、電源スイッチを切ってシステムのパワーをオフにします。
9. 次回、システムの電源を入れると、自動的に元の仕事中状態に復帰する筈です。
1-8
警告:インテルのバスマスタードライバー及びウルト
ラ DMA/33 IDE ドライバーはこのサスペンド機能に
対応していないので、不安定の要素に成ります。同時
にインストールしないでください。
注: USB の機能がSuspend to Hard Driveの下で問題
ないかについてはテストを終えておりません。もしも
何らかの不安定な問題点を発見された場合は、BIOS
に 入 っ て 、Integrated Peripherals →USB Legacy
Support. と移り、USB Legacy機能を Disable にしてく
ださい。
ヒント: 以下のVGA カードはテストの結果、VESA 互
換の VGA デバイスであることを確認しております:
AOpen PV90 (Trident 9680)
AOpen PT60 (S3 Virge/BIOS R1.00-01)
AOpen PV60 (S3 Tiro64V+)
AOpen PT70 (S3 Virge/DX)
ProLink Trident GD-5440
ProLink Cirrus GD-5430
ProLink Cirrus GD-5446
ATI Mach 64 GX
ATI 3D RAGE II
Diamond Stealth64D (S3 868)
Diamond Stealth64V (S3 968)
KuoWei ET-6000.
ATI 3D RAGE PRO 2x (AGP)
PLOTECH 3D IMAGE 9850 (AGP)
CARDEX S3 Virge/GX (AGP)
ヒント: 以下のサウンド・カードはテストの結果、
Suspend to Hard Drive の機能のためにはOKである
ことを確認しております:
AOpen AW32
AOpen AW35
AOpen MP32
Creative SB 16 Value PnP
Creative SB AWE32 PnP
ESS 1868 PnP
概要
もしも Suspend to Hard Drive で復帰した後でサウン
ドカードが動作しなかった場合は、「APM をサポート
するドライバーが用意されていないかどうか」、カー
ドのメーカーに問い合わせて、それを再度インストー
ルして見てください。
1-9
概要
InternalModemCardWakeUp(suchasMP56)
1.3 ゼロボルト目覚ましモデム機能(0V Modem Wake Up)
以下で説明する目覚ましモデム機能(Modem Wake Up)は,木当に電源を落とした
状態(電源部のファンが回っていないことでわかります)から電源復帰状態となる
ものです。本マザーボードでは,従来から.のクリーンPCで言うサスペンド・モ
ードもサポートしていますが,ここではそれには触れません。
これまでのサスペンド・モード節電機能では,システム電源は本当にはオフにして
いません。ATX のソフト・パワーオン/オフ機能と組合わせると,システムの電
源を完全にオフにした状態から,アンサー・マシンやファックスの自動送受信のよ
うに電話の着信に自動応答することで,通電状態に復帰することが出来ます。電源
が本当にオフになっていることは電源部のファンをチェックすれば分かります。
Modem Wake Up 機能は外付けボックス型のモデムでも,あるいは内蔵モデムカ
ードでもサポート出来ますが,外付けモデムの場合にはそのモデムの電源は常時オ
ンにしておく必要があります。これに対してAOpen AX6L と内蔵モデムカードの
組み合わせでは特許出願中の特別な回路が用意されており,電力は一切無しでもこ
の目覚まし機能は適切に働きます。Modem Wake Up アプリケーションには
AOpen のモデムカード(MP56/F56/FM56)をお勧めするゆえんです。
1-10
External Box Modem
概要
内蔵モデムカード(AOpen MP56 )の場合:
1. BIOS setup に入り, Power Mmagement→ Modem Wake Up とたどって
Enable を選 ぶ。
2. 希望のアプリケーションを設定し,Windows95 の「スタートアップ」メニュ
ー に登録するか,あるいは "Suspend to Hard Drive"機能を使う。
3. ソフトパワースイッチを使ってシステムの電源をオフにする。
4. MP56 の RING コネクターに 4 ピンの Modem Ring-On ケーブルを取り付け,
他方のコネクタを AX6L ボード上の WKUP コネクタに挿す。
5. 電話線を MP56 につなぐ。これで Modem Ring-On 機能は使える状態となっ
た。
外付けボックスモデムの場合:
1. BIOS setup に入り, Powef Management→Modem Wake Up とたどって
Enable を選ぶ。
2. 希望のアプリケーションを設定し,Windows95 の「スタートアップ」メニュ
ーに登録するか,あるいは "Suspend to Hard Drive機能を使う。
3. ソフトパワースイッチを使ってシステムの電源をオフにする。
4. 外付けモデムにつないだRS232C ケーブルの他方のコネクターを,ボード上
の COM1 または COM2 コネクタに挿す。
5. 電話線をモデムに接続する。モデムのパワーをオンにし,以後このモデムの
電源は常時オンにしておく,これで Modem Ring ‐On 機中は使える状態と
なった。
ヒント: 外付けモデムからの目覚まし信号はCOM1 あるい
は COM2 を通じて CPU に伝えられます。内蔵モデムカー
ドからの目覚まし信号はモデムカード上の RlNG 端子か
ら出てマザーボード上の WKUP 端子に導かれ伝えられま
す。
ヒント:アンサーマシン・やファックス自動送受信のアプ
リケーションを万全なものにするには,"Suspend to
HardDrive",Modem Wake Up", それに " ソフトウェア
Acephone"を組み合わせると良いでしょう。
1-11
概要
注: 外付けモデムを使う場合は,電話線からの着信を逃
さないためにはモデムの電源は常時オンにしておく必要
があります。内蔵モデムカードの場合にはこの様な条件は
付きません。
1.4 システム電源監視機能
AX6B には電圧モニターシステムが備わっています。システムの電源をオンにする
と,このスマートな回路はシステムの動作電圧を監視し続けます。もしもいずれか
の電圧が素子に決められた基準を超えると,スピーカーやAOHW100 の様なアプ
リケーション・ソフトウェアを通じて,ユーザーに警報が知らされます。ごのシス
テム電源監視機能では,5V,12V,3.3V,および CPU のコア電源のモニターを行
うもので,BlOS と AOHW100 によって自動的に機能設定され,ハードウェアの
インストレーションは一切不要です。
1.5 ファン監視機能
2 つのファンコネクターがあり、1 つは CPU 用でもう一方はケースのファン用で
す。CPU ファン監視機能は、ファンをマザーボード上の3 ピンのファン用コネク
ター CPUFAN か FAN に結び、更に AOHW100 でハードウエア・モニター・ユ
ーティリティ・ソフトウェアのインストールすることによって自動的に機能設定さ
れ,ハードウェアのインストレーションは一切不要です。
1-12
注 : CPU ファン監視機能が適切の動作するには,
SENSE 信号をサポートする 3 ピンのコネクター
を持つファンを使用してください。
概要
1-13
概要
1.6 CPU耐熱保護機能
Thermistor
HW Monitor IC
このマザーボードでは特別な耐熱保護回路が用意されています。CPU の温度があ
らかじめ決めておいた値を超えるとAOHW100 のようなアプリケーション・ソフ
トウェアを通じて、ユーザーに警報を知らせます。この機能は、BIOS と AOHW100
により自動的に組み込まれておりハードウェアのインストールは必要ありません。
AX6B には、より精度の高い温度情報が必要なOEM カスタマ向けに特殊な CPU
ヒートシンクと温度センサを実装できるオプションが用意されています。CPU 温
度センサは CN3 に接続します。
1.7 多国語BIOS
AOpen のソフトウェア・チームで新しく開発されたこの技術で、BIOS セットア
ップの画面が英語だけでは無く、日本語や中国語やドイツ語等多国語で表示する事
が可能に成りました。BIOS セットアップに入った後、F9” のキーで違った国語
の間切り替えを行います。または、AOpen のホームページから最新版の多国語
BIOS をダンロードする事も出来ます。
1-14
概要
1.8 バッテリー・レス デザイン
Battery
AOpen AX6B は、自然保護のため、世界初のバッテリ不使用マザーボード設計を
採用しています。ATX 電源ケーブルが接続されているときは、RTC(リアル・タイ
ム・クロック)と CMOS セットアップ用のバッテリは必要ありません。突然、AC
電源がシャットダウンしたり、電源コードがはずれたりした場合、システム・クロ
ックを現在の日時にリセットする以外は、CMOS セットアップとシステム・コン
フィギュレーションはEEPROM より復帰できます。
AX6B には、エンド・ユーザに対する便宜上、リチウム電池(CR-2032) が 1 個付い
てきます。バッテリを使用するのであれば、バッテリ・ソケットに差し込むことが
できます。電源コードがはずれても、RTC は動き続けます。
1.9 PCI サウンドカード・コネクター
この SB-LINK コネクターを通じで、Creative 互換の PCI サウンドカードに接続
すれば、DOS の環境でも PCI サウンドカードを使用すろ事が出来ます。
1-15
第 2 章
ハードウェアのインストール
この章では,本マザーボードのインストール(初期設定)方法について,作業の順
を追って説明します。記述されている順序に従って各節を読み進んで下さい。
注意:静電放電(ESD )が起きると,CPU プロ
セッサ,ディスクドライブ,拡張ボード,その
他の素子に損傷を与える場合があります。各素
子のインストール作業を行う前には常に,以下
に記した注意事項を気を付けるようにして下さ
い。
1. 各素子は,その取り付け直前までは,静電
保護用のパッケージから取り出さないで
下さい。
2. 素子を扱う際には,あらかじめリスト・ス
トラップを手首にはめて,コードの先はシ
ステム・ユニットの金属部分に結んで下さ
い。リスト・ストラップがない場合は,静
電放電を防ぐ必要のある作業中は常に,身
体がシステム・ユニットに接触しているよ
うにして下さい。
2-1
ハードウェアのインストール
2.1 ジャンパーとコネクターの位置
次の図は,マザーボード上のジャンパーとコネクターの位置を示しています。
I
S
A
HDD
PANEL
SB-Link
I
I
S
S
A
A
BIOS
SPWR
P
C
I
4
LAN Wakeup
P
C
I
3
P
P
C
C
I
I
1
2
IrDA
KB
USB
PS/2
A
G
P
CPU SLOT1
DIMM4
DIMM3
DIMM2
DIMM1
IDE2
IDE1
FDC
2-2
ハードウェアのインストール
ジャンパー:
JP14: CMOS のクリアー
JP23: AGP ターボ (Turbo)
コネクター:
PS2 MS: PS/2 マウス・コネクター
KB2: PS/2 キーボード・コネクター
COM1: COM1 コネクター
COM2: COM2 コネクター
PRINTER: プリンタ・コネクター
PWR2: ATX 電源・コネクター
USB: USB コネクター
FDC: フロッピーディスク・ドライブ・コネクター
IDE1: IDE1 主チャネル・コネクター
IDE2: IDE2 副チャネル・コネクター
CPU FAN: CPU ファン・コネクター
FAN: CPU ファン・コネクター
IrDA: 赤外線ポート (IrDA) コネクター
HDD LED: ハードディスク・ドライブ LED コネクター
PANEL: 多機能フロントパネル・コネクター
SPWR: ATX ソフト -パワースイッチ・コネクター
MODEM-WKUP: モデム Wake-up(目覚まし)コネクター
LAN-WKUP: LAN Wake-up(目覚まし)コネクター
SB-LINK: Creative PCI サウンド・カード・コネクター
2-3
ハードウェアのインストール
2.2 ジャンパ ー
Pentium II VID 信号とSMBus を用いることにより、このマザーボードは設計上
ジャンパーは必要ありません。
2.2.1 CPUクロック周波の選択
Pentium II VID 信号とSMBus のクロック発生器にはCPU 電圧自動検出機能があ
り、これにより、ユーザはCMOS セットアップ時、ジャンパやスイッチを用いず
に CPU 周波数を設定できます。この技術により、正しい CPU 情報が EEPROM
に記憶され、Pentium ベースのジャンパ不使用設計にともなう問題が回避されま
す。これにより、CPU 電圧検出の心配はなくなり、CMOS バッテリ低下時に筺体
を開ける必要はなくなります。
CPU のクロック周波数のセット方法:
BIOS SETUP -> Chipset Features Setup -> CPU Clock Frequency
(設定可能な周波数は66,68.5,75,83.3,100,103,112, と 133.3Mhz です)
BIOS SETUP -> Chipset Features Setup -> CPU Clock Ratio
(1.5x,2x,2.5x,3x,3.5x,4x,4.5x,5x,5.5x,6x,6.5x,7x7.5x,8x が設定できます)
RAg {ƒW~ OoXNbN
INTEL Pentium II
Pentium-II 233 233MHz = 3.5x 66MHz
Pentium-II 266 266MHz = 4x 66MHz
Pentium-II 300 300MHz = 4.5x 66MHz
Pentium-II 333 333MHz = 5x 66MHz
Pentium-II 350 350MHz = 3.5x 100MHz
Pentium-II 400 400MHz = 4x 100MHz
Pentium-II 450 450MHz = 4.5x 100MHz
警告: インテルのBX チップセットは最高100MHz までの
外 部 CPU バ ス ク ロ ッ ク を サ ポ ー ト し て お り,
103/112/133.3MHz の設定は内部的なテストのために用
意されております。100MHz 以上にセットすることはBX
チップセットの仕様の範囲を逸脱するもので,システムに
深刻な損傷を起こす可能性があります。
CPU コア周波数 倍率 外部バスクロック
2-4
ハードウェアのインストール
2.2.2 CPU電圧の設定
このマザーボードはPentium II のVID 信号をサポートしており、1.3V〜3.5V 間
にて動的に選択されます。
2.2.3 CMOS のクリアー
JP14
1-2
2-3
CMOS クリアー
通常動作時
(デフォルト)
CMOS クリアー時
万一パスワードを忘れてしまった場合などに
は,CMOS の記憶内容を消去する必要が生じま
す。この CMOS クリアーのためには,下記の手
順に従って下さい。
JP14
1
2
通常動作時
(デフォルト)
CMOS クリアーの手順:
1. システムの電源をオフにします。
2. ATX の電源ケーブルをPWR2 コネクタから抜きます。
3. JP14 を見付けて,ピン2-3 を 2~3 秒間ショートさせます。
4. JP14 のピン 1-2 を通常通りショートの状態に戻します。
5. ATX の電源ケーブルを元のPWR2 コネクタに挿します。
6. システムの電源をオンに戻します。
7. 立ち上がり(ブート)時に キーを押し続ける事により,BIOS セットア
ップ・ユーティリティに入り,必要であれば新しいパスワードを入力します。
追記: もし、オーバークロック等にて、システムが落ちた
り、ハングした場合、CMOS の記憶内容を消去して、標
準の設定に戻してください。 JP14 を使用して、システ
ムの立ち上げの際、HOME キーを押す事により CMOS
を初期化出来ます。
CMOS クリアー時
JP14
1
2
2-5
ハードウェアのインストール
2.2.3 AGPターボ (Turbo)
JP23
1-2
2-3
AGP ターボ
無効 /Disabled
(デフォルト)
有効 /Enabled
AGP の仕様は最高66MHz までですけど、このジ
ャンパーを有効にすることで、AGP クロックは
バスクロックにと同期されます。
JP23
1
2
無効
(デフォルト)
警告: バス・クッロクを66MHz 以上にセットすることは
AGP の仕様範囲を逸脱するもので、この設定を有効にす
ると、システムに深刻な損傷を起こす可能性があります。
JP23
1
2
有効
2-6
ハードウェアのインストール
2.3 コネクター
2.3.1 パワーケーブル
ATX の電源は下記に示す様に 20 ピンのコネクタを用いています。方向を間違
えないよう気を付けてつないでください。ボード上の電源コネクターにはPWR
2と記されております。
注意: パワーケーブルを抜き差しする際には、
その前に電源がオフになっていることを確かめ
て下さい。
+5V
3.3V
3.3V
+5V
PWR2
2.3.2 ATXソフト電源スイッチ・コネクタ
ATX のソフト電源スイッチは,マザーボード上に設けられた2 ピンのピンヘッ
ダー・コネクタです。ATX のケースの前面パネルから出ている電源スイッチ・ケ
ーブルを見つけて,その先にある 2 ピン・メスのコネクタを,この SPWR と記
されたソフト電源スイッチ・コネクタに挿します。
1
2
SPWR
2-7
ハードウェアのインストール
2.3.3 ファン
ファンケーブルをマザーボード上にある 3 ピンのファンコネクターに差し込
みます。ファンコネクターは、システムボード上に CPU FAN または FAN
と記されています。
+12V
GND
FAN
注: ファンケーブルは、CPU FAN かFAN コネクターの
一方へ取り付けて下さい。これら 2 つのファンコネクタ
ーの両方で、ハードウェアモニタリング機能をサポート
しておりますが、CPU FAN コネクターのみを使用すると
ファンパワーのオン/ オフをコントロールできます。
2.3.4 PS/2 マウス
ボード上の PS/2 マウス・コネクタは 6 ピンのミニ DIN コネクタで,PS2 MS
と記されています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置で
す。
PCB
2-8
ハードウェアのインストール
2.3.5 キーボード
ボード上の PS/2 キーボード・コネクタは 6 ピンのミニ DIN コネクタで, KB2
と記されています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2.3.6 シリアル装置(COM1/COM2)
ボード上のシリアル・コネクタは 9 ピンの D-sub タイプで,シリアル・ポート
1 のコネクタには COM1 ,シリアル・ポート 2 のコネクタには COM2 と記さ
れています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2.3.7 プリンタ
ボード上のプリンタ・コネクタは25 ピンの D-sub タイプで,PRINTER と記さ
れています。ここに示した図はケースの裏側パネルから見た配置です。
PCB
2-9
ハードウェアのインストール
2.3.8 USB装置
USB コネクターへ USB デバイスを取り付けられます。マザーボードは、USB
と記された 2 つの USB コネクターを搭載しています。
PCB
2.3.9 フロッピードライブ
ボード上でFDC と記されたコネクターに34 ピンのフロッピードライブ用ケー
ブルを差し込みます。
2
1
FDC
2.3.10 IDE ハードディスクとCD ROM
本ボードでは, IDE1 ,IDE2 と記された 2 つの 40 ピンコネクターで IDE
装置をサポートしています。 IDE1 はプライマリー(主)チャネル, IDE2
はセコンダリー(副)チャネルと呼ばれ,それぞれのチャネルには 2 台まで,
従ってトータルでは4 台までの IDE 装置が接続できます。
各チャネルにつながる2 台の装置は,片方がマスター・モードに,他方はス
レーブ・モードにと,互いに補完する関係で設定する必要があります。どち
らがハードディスクでもCDROM であっても構いません。いずれのモードで
あるかはそれぞれのIDE 装置でのジャンパー設定により決まります。お使い
のハードディスクや CDROM のマニュアルをそれぞれ参照して下さい。
最初の IDE ハードディスク装置は,プライマリー・チャネルにマスターモー
2-10
ハードウェアのインストール
ドで接続して下さい。2 台目の IDE 装置をこのシステムにつなぎたい場合
は,同じチャネルのスレーブとして下さい。3 台目,4 台目はそれぞれ,セ
コンダリー・チャネルのマスターとスレーブとなります。
IDE2
IDE1
注意:仕様上 IDE ケーブルの長さは最長で 46cm (18
inches)と決められています。お使いのケーブル長が
これを越えることの無いようご注意下さい。
注意: 信号品質を考慮すると,ケーブルの最遠端の
装置をマスターモードにし,上述した順番に従うこと
が推奨されます。次図を参照して下さい。
セコンダリーチャンネル
スレーブ
スレーブ
プライマリーチャンネル
マスター
マスター
2-11
ハードウェアのインストール
2.3.11 ハードディスクLED
ハードディスク LED コネクターは,ボード上
では HDD LED と記されており,ケーブル側
ハウジングとしては様々なタイプのものがつ
なげられるように考慮されております。実際に
は LED のためには2 ピンあれば足ります。お
使いのケーブル側ハウジングが4ピンのコネク
ターの場合はそのまま接続できます。2 ピンタ
イプの場合は,その極性に応じて1-2 ピン位置
あるいは 3-4 ピン位置でお使いください。
ピン
1
2
3
4
説明
HDD LED
GND
GND
HDD LED
1
2
3
HDD LED
4- ピン コネ
クター
2.3.12 パネルコネクター
多機能型のパネル用コネクターは 20 ピン
で,ボード上では PANEL と記されていま
す。電源表示 LED ,キーロック,スピーカ
ー,リセットスイッチ等のためのコネクタ
ーと,右に示すピンとの間で結びます。
キーロックと電源表示LED は一組となって
5 ピンのハウジングを持つコネクターの場
合がありますが,対応するピンはそれを考慮
した配列となっていますから,こうしたケー
スにも応じられます。
1
2
3
HDD LED
2-ピン コネクター
ピン 1-2 間
GND
KEYLOCK
GND
RESET
POWER LED
SPEAKER
+5V
GND
NC
SPEAKER
PANEL
1
11
10 20
1
2
3
HDD LED
2-ピン コネクター
ピン 3-4 間
+5V
GND
Reserved
GND
NC
NC
GND
NC
RESET
GND
2-12
ハードウェアのインストール
Keylock
Power LED
Speaker
Reset
PANEL
別のハウジングでは 12 ピンのコネク
ターを用いている場合もあります
1
11
+5V
が,右図の様にしてPANELコネクター
と接続できます。赤の導線は+5V に
つながっていることに注意して下さ
い。
10 20
PANEL
2.3.13 IrDA赤外線ポートコネクター
IrDA は,ワイヤレスの赤外線モジュールをサポートする様に設定できるも
ので,Laplink や Win95 のケーブル接続(Direct Cable Connection )など
のアプリケーション・ソフトウェアと組み合わせることで,ユーザーはラ
ップトップ,ノートブック,PDA あるいはプリンターなどとの間でファイ
ルをやりとりできます。本ボードでは,115.2 Kbps, 2 メートルの規格を持
つ HPSIR や19.2 Kbps の ASK-IR 、および 2 メートル 4Mbps の Fast IR
などをサポートしております。
赤外線モジュールはIrDA コネクタ
ーと結び,BIOS セットアップ時に
赤外線機能をオンにします。IrDA
コネクターと接続する際は,極性の
向きを間違えないように気を付け
て下さい。
ピン
1
3
4
5
6
7
9
説明
+5V
FIRRX (FAST IR)
CIRRX
IRRX (STANDARD IR)
5VSB
GND
IRTX (STANDARD IR)
2-13
ハードウェアのインストール
2
1
4
3
6
5
8
7
9
IrDA
2.3.14 Wake-up (目覚まし)コネクター
本マザーボードには、モデムによる目覚まし機能
(Modem Ring-On )サポートのための特別な回路が
用意されております。内蔵モデムカード(AOpen
MP56) でも外付けモデムでも構いませんが、内蔵モデ
ムカードであればシステムの電源が切れている時に
は電力を消費しないので、その方がお勧め出来ます。
AOpen のMP56 の場合は、その RING コネクターか
らの4ピン・ケーブルをマザーボード上のWKUP コ
ネクターに結びます。
注: Wake-UP コネクターとModem Ring-On 機能
は特許申請中です。.
ヒント: Modem Ring-On 機能ばかりではなく、赤
外線ポートからの、あるいは声による目覚ましな
ど、その他多くの wakeup アプリケーションがあ
ります。
1
2
3
4
MODEM-WKUP
ピン
1
2
3
4
説明
+5V SB
NC
RING
GND
2-14
ハードウェアのインストール
2.3.15 LAN Wake-up(目覚まし)コネクター
本マザーボードには、LAN-WKUP コネクターが用意
されて居ります。これはモデムカードによる目覚まし
機能に似たローカル・エリア・ネットワーク(LAN) を
通じた目覚まし機能です。この機能をサポートするネ
ットワークカードとネットワーク・マネージメント・
ソフトウエアが必要です。
1
2
LAN-WKUP
2.3.14 SB-LINK
この SB-LINK コネクターを通じで、Creative 互換
の PCI サウンドカードに接続すれば、DOS の環境
でも PCI サウンドカードを使用すろ事が出来ます。
Pin
1
2
3
4
5
6
ピン
1
2
3
説明
GNT#
GND
NC
REQ#
GND
SIRQ#
説明
+5V SB
GND
LID
1 2
5 6
SB-LINK
2-15
ハードウェアのインストール
2.4 システムメモリーの設定
SDRAM (Synchronous DRAM) 及び
レジスタード SDRAM (Registered
SDRAM) DIMM の両方をサポートし
てます。このマザーボードは168Pin の
DIMM (Dual-in-line Memory Module)
ソケットを 4 つ持っており、最大1GB
までの SDRAM 搭載が可能です。 な
お、仕様上で SDRAM と Registerd
SDRAM の混合は許されておりませ
ん。
DIMM としては,次の述べる5つの要素があります。
l サイズ: 片面タイプ 1Mx64 (8MB), 2Mx64 (16MB), 4Mx64 (32M), 8Mx64
(64MB), 16Mx64 (128MB)と両面タイプ 1Mx64x2 (16MB), 2Mx64x2
(32MB), 4Mx64x2 (64MB), 8Mx64x2 (128MB)であること。
ヒント: 以下の事を調べると貴方の使用のDIMM が
片面か両面か調べられます。114pin と 129pin がつ
ながっている DIMM の場合はおそらく両面使いで
しょう。他は片面でしょう。次を参照して下さい。
Pin 129
Pin 114
ヒント: 1GB メモリは、64M ビットタイプのレジスター
ド SDRAM DIMM を使用した場合です。
l スピード: 通常は–12 と表示されて 、クロックサイ クル・タイム
(ClockCycleTime)が 12ns と意味し、最大 83Mhz までのクロックに対応です。
又、 SDRAM に –67 と書かれていれば最大 67Mhz までの対応ですです。
2-16
ハードウェアのインストール
注意:-10 と表示された SDRAM は 100 MHz
のバス・クロック にて動作は可能ですが、必ず
とは保証出来ません。100Mhz または 100Mhz
以上のバス・クロックをご使用の場合、PC100
仕様を準処で製造されたSDRAM DIMM を強
くお薦めします。
l バッファー付き(Buffered) とバッファー無し (Non-Buffered) : このボードは
バッファー無しのDIMM だけに対応。下の図の通り、ノッチの位置で区別す
る事が出来ます。ノッチの位置が違うため、バッファー無しの DIMM だけが
このボードのDIMM ソケットに挿し込む事が出来ます。
Reserved
l 2-クロックと4 -クロック: このボードは2-クロックと4 -クロック信号両
方の DIMM をサポートしていますが、安定姓のため4-クロックの DIMM を
お進めしま。
l パリティ: このボードは標準のパリティ無し(64-bit Wide )の DIMM とパ
リティ有り(72-bit Wide )のDIMM をサポートしています。
メモリーのサイズとタイプに関してジャンパー設定は必要ありません。システム
BIOS が自動検出し、今現在の状況を把握します。BXチップセットの制限から,
最大のメモリー・サイズは1GB までであることにご注意下さい。
トータルメモリサイズ= DIMM1 のサイズ+ DIMM2 のサイズ
non-buffered
buffered
ヒント: 2-クロックと4-クロック信号の DIMM 区
別する場合は、DIMM の 79pin と 163pin の信号線
を確かめてください。もし走線(Trace)がメモリーチ
ップと接続して有れば、4-クロックのDIMM です。
詳しくは、お買い元の店で。
+DIMM3 サイズ + DIMM4 サイズ
2-17
ハードウェアのインストール
以下のリストは、推奨するのSDRAM 組合せを示します:
DI MM
データ用
チップ
1M x 16 1Mx64 x1 4 8MB Yes
1M x 16 1Mx64 x2 8 16MB Yes
2M x 8 2Mx64 x1 8 16MB Yes
2M x 8 2Mx64 x2 16 32MB Yes
8M x 8 8Mx64 x2 16 128MB Yes
片面当た
りの
ビット数
片面か
両面か
チップ
数
DI MM
サイズ
推奨出来るか?
DI MM
データ用
チップ
2M x 32 2Mx64 x1 2 16MB
2M x 32 2Mx64 x2 4 32MB
4M x 16 4Mx64 x1 4 32MB
4M x 16 4Mx64 x2 8 64MB
8M x 8 8Mx64 x1 8 64MB
以下のリストは,推奨出来ないDRAM の組み合わせを示します:
DI MM
データ用
チップ
4M x 4 4Mx64 x1 16 32MB No
4M x 4 4Mx64 x2 32 64MB No
16M x 4 16Mx64 x1 16 128MB No
片側当た
りの
ビット数
片面当た
りの
ビット数
片面か
両面か
片面か
両面か
チップ
数
チップ
数
DI MM
サイズ
DI MM
サイズ
推奨出来るか?
Yes, 但し未検証
Yes, 但し未検証
Yes, 但し未検証
Yes, 但し未検証
Yes, 但し未検証
推奨出来るか?
2-18
ハードウェアのインストール
100Mhz のバス・クロック上で最速のパフォーマンスと一番の安定性を求める為、
PC100 仕様に準処した SDRAM DIMM のご使用をお薦めします。以下のリストは、
AOpen がテストしたPC100 対応の SDRAM の一覧表です。
サイズ/ タイプ メーカ 型番 片面/両面 チップ数
16M Micron MT48LC2M8A1-08 x1 8
16M TI TMX626812BDGE-10A x1 8
16M Hyundai HY57V168010CTC-10 x1 8
32M Micron MT48LC2M8A1-08 x2 16
32M Hyndai HY57V168010CTC-10 x1 16
32M NEC D4516821AG5-A10-7JF x1 16
32M SEC KM48S2020CT-GH x1 16
128M Simens HYS72V16220GU x2 18
メモリー・エラーのチェックとしては,パリティ・チェックと ECC(Error Check
and Correction)の2つの方法が行われています。このメモリーエラー・チェック
機能を利用するには,72ビットの SIMM(64ビットのデータ+8 ビットのパリティ)
を用います。パリティ用のメモリーがあるかどうかはBIOS が自動的に検出します。
警告: パフォーマンスを上げるためにメモリーバッファーに余
裕を持っていない新世代のチップセットでは,素子のドライブ能
力に限界があります。この結果SIMM や DIMM のインストール
に際しては,重要な要素として DRAM のチップ数を考慮に入れ
る必要が生じます。BIOS には残念ながらチップ数が問題ないか
どうかを判定できないので,チップの数はユーザーご自身で数え
て下さい。規則は簡単です。目で見てカウントします。DIMM チ
ップは 16 個よりも少ないことが必要です。
ヒント:パリティチェックでは1バイトのデータ毎に1ビットの
パリティ・ビットを用い,通常は偶数パリティ・モードで使われ
ます。即ち,メモリー内のデータが書き換えられる都度,各バイ
トが"1"のビットを偶数個持つ様にパリティビットが調節されま
す。次回にこのデータが読みとられた際に,"1"のビットがもし
も奇数個であった場合は,パリティ・エラーが発生したとみなさ
れ,「単1ビットのエラー検出」と言います。
2-19
第3章
Award BIOS の設定
本章ではシステム・パラメータの設定の仕方について説明します。お手元の BIOS
は AWARD のフラッシュ・ユーティリティを使って最新のバージョンにアップデ
ートすることも出来ます。
重要: BIOS のプログラムはマザーボードの設計の
中でも最もひんぱんに変更される部分なので,この
章で述べる BIOS 情報(特に「チップセットのセッ
トアップ・パラメータ」)は,お持ちのマザーボー
ドに実際についている BIOS とは少し違っている
場合があります。
3.1 Award BIOS セットアップ・メニューの開始
BIOS セットアップ・ユーティリティとは,BIOS フラッシュ ROM の中に入って
いる特定のプログラム・コード(ルーチン)部分を指します。このコードによって
ユーザは,システム・パラメータを設定し,これを 128 バイトの CMOS 領域に保
存する事が出来ます。この CMOS 部分は通常,RTC (リアルタイム・クロック)
チップの中か,またはメインのチップセットの中に直接用意されています。BIOS
セットアップを開始するには,POST (Power-On Self Test :電源投入時の自己診
断) 中に キーを押してください。次ページのような BIOS セットアップ・メニ
ューが画面に現れます。
3-1
AWARD BIOS の設定
ヒント:最適な性能を得るには,"Load Setup
Defaults" (デフォルト設定値の読み込み)を選
ぶことをお勧めします。システムの負荷も軽く
速くて最高の性能を狙うのであれば,"Load
Turbo Defaults" が良いでしょう。3.7 節を参照
してください。
スクリーンの下段には,画面のコントロールのためのキーが説明されています。項
目(アイテム)間での移動には矢印キーを,画面のカラー設定変更には
を,設定を終了して抜けるには を,そして,抜ける前にそれま
での変更を保存するには をそれぞれ使います。最下段には,選択されてハイラ
イトになっている項目についての簡単な説明が表示されます。
項目を選んだら,その選択を続けたり次のサブメニューに入るには, キーを
押してください。
3-2
AWARD BIOS の設定
3.2 Standard CMOS Setup (標準CMOS設定)
"Standard CMOS Setup" (標準的なCMOS セットアップ)では,日付,時刻,ハ
ードディスクのタイプと言った基本的なシステム・パラメータを設定します。矢印
キーを使って項目をハイライトさせ,次にその値を選択するのには または
キーを用います。
Standard CMOS à Date (日付の設 定 )
日付をセットするには,Date のパラメータをハイライトし, または を
使って今日の日付に合わせます。日付のフォーマットは月,日,年(mmddyy )で
す。
Standard CMOS à Time (時刻の 設 定 )
時刻をセットするには,Time のパラメータをハイライトし, または を
使って,時,分,秒(hhmmss )のフォーマットで現在の時刻に合わせます。24
時間制の表現を用います。
3-3
AWARD BIOS の設定
Standard CMOS à Primary Master à Type (ハードディスクの
Standard CMOS à Primary Slave à Type タイプ設定)
Standard CMOS à Secondary Master à Type
Standard CMOS à Secondary Slave à Type
Type
Auto
User
None
1
2
...
45
ここではシステムのサポートしている IDE ハードディス
クのパラメータを選択します。サイズ(容量),シリンダ
ー数,ヘッド数,プリコンペンセーションの開始シリンダ
ー番号,待機時ヘッド位置(ヘッド・ランディングゾーン
のシリンダー番号),トラック当たりのセクター数などが
その内容です。デフォルトの設定は Auto で,この場合
BIOS はインストールされているハードディスクのパラメ
ータ群を,POST 時に自動的に検出します。ご自分で違う
値にセットしたい場合は,User を選んでください。シス
テムにハードディスクの無い場合はNone を選びます。
IDE のCDROM は常に自動検出となっています。
ヒント: IDE ハードディスクに対しては,ドラ
イブの仕様を自動的に入力するために "IDE
HDD Auto Detection" を選ぶことをお勧めしま
す。 "IDE HDD Auto Detection" の項を参照。
Standard CMOS à Primary Master à Mode (ハードディスクの
Standard CMOS à Primary Slave à Mode モード設定)
Standard CMOS à Secondary Master à Mode
Standard CMOS à Secondary Slave à Mode
Mode
Auto
Normal
LBA
Large
システムが 528MB 以上の容量を持つハードディスクを
使えるためにはIDE の強化された仕様を適用します。こ
れは論理ブロックアドレス(LBA :Logical Block
Address) モードと呼ばれるアドレス変換方式を用いるも
ので,現在市場に出ているIDE ハードディスクでは,大
容量サポートの理由から標準的なフィーチャーとなって
います。ハードディスクがLBA モード・オンでフォーマ
ットしてある場合には,LBA オフで立ち上げる(ブート
する)事は出来ないことにご注意ください。
3-4
AWARD BIOS の設定
Standard CMOS à Drive A (フロッピードライブのタイプ)
Standard CMOS à Drive B
Drive A
None
360KB 5.25"
1.2MB 5.25"
720KB 3.5"
1.44MB 3.5"
2.88MB 3.5"
フロッピードライブのタイプを指定します。このマザーボ
ードのサポートしているフロッピードライブのタイプは左
記の表の通りです。
Standard CMOS à Video (ビデオカードの設 定 )
Video
EGA/VGA
CGA40
CGA80
Mono
使用するビデオカードのタイプを指定します。最近の PC
ではもっぱら VGA だけが使われている事から,デフォル
トの設定値は VGA/EGA となっています。この選択画面は
ほとんど無意味になりつつあるので,将来の版では削除の
予定です。
Standard CMOS à Halt On (エラー・ストップの設定)
Halt On
No Errors
All Errors
All, But Keyboard
All, But Diskette
All, But Disk/Key
このパラメータを使うと,POST(電源投入時の自動診
断)でエラーの検出された場合に,どんな条件でシステ
ム停止にするかを決める事が出来ます。
3-5
AWARD BIOS の設定
3.3 BIOS Features Setup (BIOSフィーチャーの設定)
メインのメニューで2 番目の"BIOS Features Setup"を選ぶと,この画面に変わり
ます。
BIOS Features à Virus Warning (ウィルスの検 出 と警 告 )
Virus Warning
Enabled
Disabled
(この画面の出た時,危険な書き込みを拒絶するには"N"をタイプします)。
ウィルスの侵入が検出された場合に警告メッセージを出すよう
にするには,このパラメータをEnabled にします。これにより
ウィルスがハードディスクのブート・セクターとパーティショ
ン・テーブルに侵入するのを防ごうとするものです。
ブート時にハードディスクのブート・セクターに対して書き込
みをしようとするとシステムを止め,次の警告メッセージを表
示します。問題を突き止めるためにはウイルス対策プログラム
(anti-virus programs )を実行してください。
! WARNING!
Disk Boot Sector is to be modified
Type "Y" to accept write, or "N" to abort write
Award Software, Inc.
3-6
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à External Cache (外部キャッシュ)
External Cache
Enabled
Disabled
(現在は PBSRAM になっている)Pentium II CPU に付い
ている二次キャッシュを有効にするには,このパラメータを
Enabled にします。Disabled にするとシステムは遅くなり
ます。問題があって調査診断の目的の場合以外は,Enabled
にしておくことをお勧めします。
BIOS Features à CPU L2 Cache ECC Checking
(外部キャッシュ ECC機能 )
CPU L2 Cache
ECC Checking
Enabled
Disabled
Pentium II CPU に付いている二次キャッシュのECC 機能
を有効にするには,このパラメータを Enabled にします。
BIOS Features à Quick Power-On Self-Testd
(電源投入時自己診断)
Quick Power-on Selftest
Enabled
Disabled
このパラメータをEnabled にすると,通常時にチェ
ックしている項目を省くことにより,POST に要する
時間が短縮されます。
3-7
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Boot Sequence (ブート時のサーチ順序)
Boot Sequence
A,C,SCSI
C,A,SCSI
C,CDROM,A
CDROM,C,A
D,A,SCSI
E,A,SCSI
F,A,SCSI
SCSI,A,C
SCSI,C,A
C only
LS/ZIP,C
このパラメータによって,ブートアップ時のサーチの順序を
指定することが出来ます。ハードディスクの ID は次の通り
です:
C: プライマリー(主)チャネルのマスター装置
D: プライマリー(主)チャネルのスレーブ装置
E: セコンダリー(副)チャネルのマスター装置
F: セコンダリー(副)チャネルのスレーブ装置
LS: LS120
Zip: IOMEGA ZIP ドライブ
BIOS Features à Swap Floppy Drive (フロッピードライブの交換)
Swap Floppy Drive
Enabled
Disabled
この項目でフロッピードライブの指定を交換させること
が出来ます。例えば,A と B の 2 台のフロッピードライ
ブのある場合,1 番目を B にして,2 番目をA にする,あ
るいはその逆に設定することが出来ます。
BIOS Features à Boot-up NumLock Status (ブート時NumLock )
Boot-up NumLock
Status
On
Off
このパラメータをオンにすると,テンキー部の機能は
数字キーモードになります。オフにすると数字キーと
してではなく,カーソル制御の機能に変わります。
BIOS Features à Boot-up System Speed (システム・スピード)
Boot-up System Speed
High
Low
ブートアップ直後のシステムのスピードを,高速
(High )または低速(Low )に設定します。
3-8
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Typematic Rate Setting (キーのリピート機 能 )
Typematic Rate
Setting
Enabled
Disabled
キーボードのリピート機能をオンにしたりオフにし
たり出来ます。Enabled になっていると,キーボー
ド上のキーを押したままにしていると同じキーを何
度もタイプするのと同様の動きになります。
BIOS Features à Typematic Rate (キーのリピート速度)
Typematic Rate
6
8
10
12
15
20
24
30
上の設定でキーのリピート機能がオンとなってい
る場合,自動的に作られるキーの打ち込みスピー
ドを指定できます。デフォルトの設定では,30 文
字/ 秒となっています。
BIOS Features à Typematic Delay (リピート開始遅れ)
Typematic Delay
250
500
750
1000
先の設定でキーのリピート機能がオンとなっている
場合,最初に実際にキーを押した時から自動的なキー
リピート機能が始まって 2 番目のキーが生成される
までの時間遅れを指定します。選べる値は250, 500,
750, 及び 1000 msec 隣っています。
3-9
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Security Option (セキュリティ・オプション)
Security Option
Setup
System
この画面で System のオプションを選ぶと,システムの
ブートやBIOS のセットアップ操作に対してアクセス制
限を行います。ブートアップの都度,画面にはパスワー
ドを入れるよう求めるプロンプトが現れます。
Setup のオプションでは,BIOS のセットアップ操作に
対してのみアクセス制限を行います。
このセキュリティ機能をオフにするには,メイン画面の
パスワード設定メニューを選び,パスワードとしては何
も入力せずにただ<Enter> キーを押します。
BIOS Features à PCI/VGA Palette Snoop
PCI/VGA Palette
Snoop
Enabled
Disabled
この項を Enabled にすると,パレット・レジスターに
変更が加えられた時に PCI VGA カードが反応せず
(従ってコンフリクトも生じず),通信の信号に対し
ては応答すること無しにデータを受け入れるようセ
ットします。 これは例えば MPEG かビデオ・キャプ
チャーなどの2 枚のディスプレイ・カードが同じパレ
ット・アドレスを使用しており,同時に PCI バスにつ
ながっている場合にのみ効果があります。この場合
PCI VGA カードは黙っていますが,MPEQ/ビデオ・
キャプチャー・カードは通常機能にセットしておきま
す。
BIOS Features à OS Select for DRAM > 64MB (OS/2使用)
OS Select for
DRAM > 64MB
OS/2
Non-OS/2
OS/2 オペレーティング・システムをお使いで,64 MB
以上のメモリーのある場合には,ここで OS/2 の方を指
定してください。
3-10
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Video BIOS Shadow (Video BIOSシャドウ)
Video BIOS Shadow
Enabled
Disabled
VGA BIOS シャドウとは,ビデオ・ディスプレ
イ・カードの BIOS を DRAM 領域にコピーし
て,システムのパフォーマンス(性能)を上げよ
うとするものです。これは DRAM のアクセス・
タイムが ROM よりも速いからです。
BIOS Features à C800-CBFF Shadow (シャドウ・エリア)
BIOS Features à CC00-CFFF Shadow
BIOS Features à D000-D3FF Shadow
BIOS Features à D400-D7FF Shadow
BIOS Features à D800-DBFF Shadow
BIOS Features à DC00-DFFF Shadow
C8000-CBFFF Shadow
Enabled
Disabled
注: セグメント F000 と E000 は,BIOS コード
がここを占めているので,常にシャドウ領域と
なります。
ここに上げた6 項目は,ROM 内のコードを他の
拡張カードに シャドウさせるものです。このパ
ラメータをセットするには,前もってその ROM
コードの特定アドレスを知っている必要があり
ます。その情報を持っていない場合には,ここ
の ROM シャドウ設定をすべて, Enabled とし
てください。
3-11
AWARD BIOS の設定
3.4 Chipset Features Setup (チップセット機能の設定)
"Chipset Features Setup" (チップセット機能の設定)には,チップセットに依存
する機能の設定項目が集められており,システム性能に密接に関連しております。
3-12
注意: ここでの内容を少しでも変更される場合
には,その内容を充分にわかっていると自信を
持って言えるかどうかご注意ください。システ
ムの性能をアップさせるためにここのパラメー
タ設定を変えることは自由です。ただし,その
変更が本システムの構成や他の設定に対して正
しくない場合には,システムが不安定になる場
合があります。
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à SDRAM(CAS Lat/RAS-to-CAS)
SDRAM(CAS
Lat/RAS-to-CAS)
2/2
3/3
ここでは SDRAM の「CAS Latency 」と「RAS to CAS
遅れ時間」のタイミングを、クロック換算できていす
るもので、SDRAM のパフォーマンスに影響する重要
なパラメータです。デフォルトでは2クロックとなっ
ておりますがもしも SDRAM の動作が不安定という場
合には、この設定を2/2 から3/3 に変えてみることが考
えられます。
Chipset Features à SDRAM RAS Precharge Time
SDRAM RAS
Prechatge Time
2T
3T
次の RAS 信号の発行される前の、RAS 信号がinactive
の時にDRAM をプリチャージするタイミングを規定し
ます。RAS 信号とは、DRAM の行アドレスのアドレス
ラッチ制御信号です。デフォルトの設定は、3clock で
す。
Chipset Features à DRAM ECC Function
DRAM ECC
Function
Enabled
Disabled
DRAM の ECC 機能の有効/無効を選択します。ECC
機能は、DRAM のダブルビットエラーを検出すること
と、シングルビット エラーの自動修正が可能です。
Chipset Features à Video BIOS Cacheable
Video BIOS
Cacheable
Enabled
Disabled
ビデオの BIOS コードがキャッシュされ,ビデオのパ
フォーマンスが更に向上する可能性が生まれます。
Chipset Features à Video RAM Cacheable
Video RAM
Cacheable
Enabled
Disabled
ここでは、ビデオメモリ領域A000-B000 のキャッシュ
設定をします。
3-13
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à 8 Bit I/O Recovery Time
8 Bit I/O Recovery
Time
1
2
3
4
5
6
7
8
NA
古い I/O チップの中には,1 つのI/O コマンドを実行し
た後,次のコマンド実行を開始する前に,ある量の時
間(回復時間)を必要とするものがあります。新世代
のCPU やチップセットではI/O コマンドの実行は更に
速くなっており,こうした古い I/O デバイスの規定し
ている回復時間よりも短い場合が出て来ます。ここで
の項目は,8-bit I/O コマンドに対する遅れ時間を,ISA
バス・クロックの数で指定します。もしもこうした 8-
bit I/O カードで不安定動作のある場合には,この項を
使って回復時間を伸ばすと良いでしょう。 BIOS のデ
フォルト値は4 ISA クロックです。 NA にするとチッ
プセットは 3.5 システムクロック時間を挿入します。
Chipset Features à 16 Bit I/O Recovery Time
16 Bit I/O Recovery
Time
1
2
3
4
NA
16-bit I/Oの回復時間に関して上と同様です。16-bit I/O
コマンドの実行時に必要な回復時間を ISA バスのクロ
ック数で指定します。 16-bit I/O カードに不安定動作
の認められる時,この項を使って調整することが出来
ます。BIOS のデフォルト値は1 ISA クロックです。NA
にするとチップセットは 自動的に 3.5 システムクロッ
ク時間を挿入します。
Chipset Features à Memory Hole At 15M-16M
Memory Hole At
15M-16M
Enabled
Disabled
この項目を使って,システムメモリーの特定領域を特
別な ISA カード用に確保することが出来ます。チップ
セットはこの領域のコードやデータは, ISA バスから
直接アクセスします。これは通常,いわゆるメモリー
に割り付けた(memory mapped )I/O カードに使いま
す。
3-14
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à Passive Release
Passive Release
Enabled
Disabled
これはIntel のPCI からISA へのブリッジとなるPIIX4
チップセットに必要な Passive Release 機能の制御に
使うもので,この機能は ISA バス・マスターのlatency
要請に合わせるのに用います。ISA カードの互換性に
問題のある場合に,イネーブル,あるいはディスエー
ブルにして見てください。
Chipset Features à Delayed Transaction
Delayed
Transaction
Enabled
Disabled
上と同じく Intel PCI to ISA bridge であるPIIX4 チッ
プセットの,Delayed Transaction 機能を制御するのに
用います。こちらは PCI サイクルから ISA バスへの,
或いはその逆順のケースで必要となる latency 要請に
合わせるのに用います。 ISA カードの互換性に問題の
ある場合に,イネーブル,あるいはディスエーブルに
して見てください。
Chipset Features à AGP Aperture Size (MB)
AGP Aperture Size
(MB)
4
8
16
32
64
128
256
Graphic Aperture の有効なサイズを選択します。
3-15
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à Pentium II Micro Codes (マイクロコード)
Pentium II Micro
Codes
Enabled
Disabled
Pentium II CPU は BIOS のマイクロコードでバッグの
修正を行っています。システムの安定性の為、この機
能を Enable する事をお進めします。なお、このマイク
ロコードで多少CPU の性能が落ちる事が有ります。
Chipset Features à Manufacture Frequency Default
Manufacture
Frequency Default
Depends on the CPU
type
CMOS のクリアをするか,または「Home」キーを押したの
ち,この項目によって CPU クロックを元に戻すことが
できます。デフォルト設定は 233Mhz です。flash.exe
ユーティリティを使用することによって実際のCPU ク
ロックに合わせるように変更することができます。
Chipset Features à System Frequency
System Frequency
233 Mhz
266 Mhz
300 Mhz
333 Mhz
350Mhz
400Mhz
450Mhz
Manual
Pentium II CPU のスピードを選択します。ここにリス
トしてないスピード、それとも手動でCPU 外部クロッ
クや CPU コアクロックのレシオを設定したい場合
は、”Manual” を選らんでください。
3-16
AWARD BIOS の設定
Chipset Features à CPU Clock Frequency
CPU Clock
Frequency
66.8 Mhz
68.5 Mhz
75.0 Mhz
83.3 Mhz
100 Mhz
103 Mhz
112 Mhz
133.3 Mhz
CPU 外部クロック(バスクロック)を選択します。現
在出回っている Pentium II で設定できる周波数は、
66.8 か 100MHz であり、詳しくは CPU の仕様を参照
して下さい。
Chipset Features à CPU Clock Ratio
CPU Clock Ratio
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
4.5
5.0
5.5
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
Intel Pentium II は、CPU コアと外部バスとが異なる
クロックで動作します。ここでは、外部バスクロック
と CPU コアクロックのレシオ(比率)を選択します。
デフォルトは 3.5 倍になっています。
3-17
AWARD BIOS の設定
3.5 Power Management Setup (節 電 機 能 の 設 定 )
節電管理の設定画面では,本マザーボードの持っているグリーン・パワー機能を制
御することが出来ます。次の画面を見てください。
Power Management à Power Management (節電管理)
Power Management
Max Saving
Mix Saving
User Defined
Disabled
モード ドーズ スタンバイ サスペンド HDD の電源断
最少節電 1 時間 1 時間 1 時間 15 分
最大節電 1 分 1 分 1 分 1 分
ここではデフォルトでの節電モードパラメータを設定
します。節電機能を全く使わない場合はDisable にし
ます。カスタム仕様にする場合はUser Defined を選ん
でください。
ドーズ(Doze )とは「うとうと」,スタンバイ(Standby )
は「すやすや」,サスペンド(Suspend )は「ぐっす
り」という意味と言えます。
3-18
AWARD BIOS の設定
Power Management à PM Controlled by APM ( APM任せ)
PM Controlled by
APM
Yes
No
先のメニューで"Max Saving"(最大節電)を選んだ場
合には,こちらの項目をオンにして,節電の制御を
APM (Advanced Power Management) に任せること
で節電機能をさらに強化することが出来ます。例え
ば,CPU の内部クロックを止めることまでします。
Power Management à Video Off After (ビデオの節電 時 )
Video Off After
N/A
Doze
Standby
Suspend
どの節電モードでモニターを消すのかを指定しま
す。
Power Management à Doze Mode (うとうとモード)
Doze Mode
Disabled
1 Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour
システムが Doze モードに入るまでの経過時間を指定
します。このモードではCPU のクロックは遅くなって
おり,その低下率は"Throttle Duty Cycle" (スロット
ル・デューティ・サイクル)で規定されています。何
らかの活動が検出されるとシステムは全速稼動(エン
ジン全開)状態に戻ります。このシステムの活動状態
(イベント)は,割込み信号IRQ のモニターによって
行います。
3-19
AWARD BIOS の設定
Power Management à Standby Mode (すやすやモード)
Standby Mode
Disabled
1 Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour
システムが Standby モードに入るまでの経過時間を指
定します。このモードでは、 モニターの節電機能も働
いています。何らかの活動が検出されるとシステムは
全速稼動状態に戻ります。このシステムの活動状態(イ
ベント)は,割込み信号IRQ のモニターによって行い
ます。
Power Management à Suspend Mode (ぐっすりモード)
Suspend Mode
Disabled
1 Min
2 Min
4 Min
8 Min
12 Min
20 Min
30 Min
40 Min
1 Hour
システムが Suspend モードに入るまでの経過時間を指
定します。この Suspend モードには,"Power On
Suspend" と "Suspend to Hard Drive" の 2 種類があっ
て,"Suspend Mode Option" で指定されます。
3-20
AWARD BIOS の設定
Power Management à HDD Power Down (ハードディスク停止)
HDD Power Down
Disabled
1 Min
.....
15 Min
ここでは,IDE ハードディスク・ドライブにどの程度
の時間アイドル状態が続くと,その電源を落とすのか
を指定します。この項目は先の「Standby 」「Suspend 」
節電状態とは独立に設定されます。
Power Management à Modem Wake Up (目覚ましモデム)
Modem Wake Up
Enabled
Disabled
ここでは、目覚ましモデム機能の有効/ 無効を設定しま
す。
Power Management à LAN Wake Up (LANの目覚まし)
LAN Wake Up
Enabled
Disabled
LAN からの目覚し機能を使用するかどうかを設定しま
す。
Power Management à Suspend Mode Option
Suspend Modem
Option
PowerOn Suspend
Suspend to Disk
この項ではサスペンド(ぐっすり)モードの内容を指
定します。Power On Suspend は、これまでのグリーン
PC の考え方の待機モードで、CPU クロックは停止し
ており、他のデバイスはすべて電源が落ちています
が、モデム、キーボードやマウス、などでは何らかの
活動があるのを検出するのに必要なパワーだけはオン
になっています。検知されるとシステムはフルパワー
の状態に復帰します。この検出は実際には割込み信号
IRQ の監視によって行います。Suspend to Hard Drive
では、システムの状態(status )、メモリーやスクリー
ン上の画像イメージなどをハードディスクにセーブし
た上で、電源を完全に落とします。次回にパワーが戻っ
た際には、ほんの数秒(メモリの容量に依存します)
の内に先ほどの電源断直前の状態に戻すものです。デ
ィスク上のスペース確保のためには、ユーティリテ
ィ:AOZVHDD が必要です。
3-21
AWARD BIOS の設定
Power Management à VGA Active Monitor
VGA Active Monitor
Enabled
Disabled
ここでは電源断状態に移行のために、VGA での活動状
態検出を行うかどうかを設定します。
Power Management à Power Button Override
Power Button
Override
Enabled
Disabled
これは ACPI の仕様であり、ハードウェアがサポート
する機能です。Enable にセットされると、前面パネル
上のソフトパワースイッチは電源オン/ サスペンド/ 電
源オフの切り替えに使えます。電源オン中に 4 秒以内
でこのスイッチが押されるとシステムはサスペンド
(ぐっすりモード)状態となり、4 秒以上押されると電
源をオフにします。デフォルトではDisabled となって
おり、ソフトパワースイッチは電源オン/ オフの切り替
えだけになっており、4 秒押す必要も無ければサスペン
ド状態もありません。
Power Management à RTC Wake Up Timer
RTC Wake Up
Timer
Enabled
Disabled
リアルタイム・クロック・タイマー( RTC WakeUp
Timer →日時指定によるシステムの自動起動)の有効/
無効を設定します。
3-22
AWARD BIOS の設定
Power Management à WakeUp Date (of Month)
WakeUp Date (of
Month)
0
1
.....
31
この項は RTC Wake Up Timer を有効にした場合のオ
プションです。システムの自動起動の日を指定しま
す。たとえば、15 に設定すると毎月15 日にシステムが
起動します。
注: 0 にセットすると「毎日」を指定することに
なります。
Power Management à WakeUp Time (hh:mm:ss)
WakeUp Time
(hh:mm:ss)
hh:mm:ss
この項は RTC Wake Up Timer を有効にした場合のオ
プションです。システムの自動起動の時間を指定しま
す。
Power Management à IRQ 8 Clock Event
IRQ 8 Clock Event
Enabled
Disabled
リアルタイムクロック(RTC)割込み信号 IR8 を、電
源断状態に移行のために監視するかどうかを決めま
す。OS2 では常時にこの IRQ8(RTC) 割り込みがありま
すから、ここで Disable にしないと OS/2 では全く
Doze/Standby/Suspend いずれの節電モードにもなり
ません。
Power Management à IRQ [3-7,9-15],NMI
IRQ [3-7,9-15],NMI
Enabled
Disabled
同様に、IRQ3-7,IRQ9-15,NMI 等の割り込みイベン
トを監視するかどうかを設定します。
3-23
AWARD BIOS の設定
Power Management à Primary IDE 0
Power Management à Primary IDE 1
Power Management à Secondary IDE 0
Power Management à Secondary IDE 1
Power Management à Floppy Disk
Power Management à Serial Port
Power Management à Parallel Port
Primary IDE 0
Enabled
Disabled
同様に電源断移行の判断材料としてIDE ハードディス
ク、フロッピー、シリアル、あるいはパラレルポート
の活動を監視するかどうかを指定します。実際にはこ
れは、I/O や address ポートからの read/write 信号を
検出するものです。
3-24
AWARD BIOS の設定
3.6 PNP/PCI Configuration Setup ( PNP/PCIの設定)
PNP/PCI の設定画面では,システムにインストールされているISA や PCI の装置
に関する設定を行います。メインの画面で"PNP/PCI Configuration Setup"を選ぶ
と,次のメニュー画面が現れます。
PNP/PCI Configuration à PnP OS Installed ( PnPのOS 任せ)
PnP OS Installed
Yes
No
通常の場合 PnP( プラグ・アンド・プレイ)に必要な資源
は,POST (電源投入時自動診断)時に BIOS が自動割り
付けを行っております。Windows 95 などの PnP をサ
ポートしているオペレーティング・システムをお使い
の場合は,この項を Yes にすると,BIOS はVGA/IDE
やSCSI などのブートアップ(立ち上げ)に必要な資源だ
けを組み込んで,その他のシステム資源の割り付け設
定は PnP オペレーティング・システムに任せるように
なります。
3-25
AWARD BIOS の設定
PNP/PCI Configuration à Resources Controlled By (資源制御 )
Resources Controlled
by
Auto
Manual
この項を Manual にすると,ISA や PCI の装置に対
する IRQ と DMA の割り付けを,ユーザーが個別に
設定できます。自動設定に任せるには Auto にしま
す。
PNP/PCI Configuration à Reset Configuration Data (設定解除)
Reset Configuration
Data
Enabled
Disabled
上のメニューで,非自動設定を選んでIRQ などのシ
ステム設定を個別に行った後,もしも指定の衝突な
どの不具合の起こった場合には,この項をEnabled
にするとシステムは自動的に,ユーザーによる設定
内容をリセットして,また改めて IRQ ,DMA,I/O
address の設定が出来るようにします。
PNP/PCI Configuration à IRQ3 (COM2) (PNP対 応 / 非 対 応 )
PNP/PCI Configuration à IRQ4 (COM1)
PNP/PCI Configuration à IRQ5 (Network/Sound or Others)
PNP/PCI Configuration à IRQ7 (Printer or Others)
PNP/PCI Configuration à IRQ9 (Video or Others)
PNP/PCI Configuration à IRQ10 (SCSI or Others)
PNP/PCI Configuration à IRQ11 (SCSI or Others)
PNP/PCI Configuration à IRQ12 (PS/2 Mouse)
PNP/PCI Configuration à IRQ14 (IDE1)
PNP/PCI Configuration à IRQ15 (IDE2)
IRQ 3
Legacy ISA
PCI/ISA PnP
3-26
お手元の ISA カードが PnP 対応でなく,それを用
いるには特別なIRQ 設定を要する場合には,その選
んだIRQ についてはこのメニューでLegacy ISA に
セットします。これにより PnP BIOS は,指定の
IRQ をこの legacy ISA カード用に確保して,自動
割り付けをしないように計らいます。デフォルトは
PCI/ISA PnP です。ちなみにPCI カードは, (初期
の PCI IDE カードを除けば),すべて PnP 互換にな
っています。
PNP/PCI Configuration à DMA 0
PNP/PCI Configuration à DMA 1
PNP/PCI Configuration à DMA 3
PNP/PCI Configuration à DMA 5
PNP/PCI Configuration à DMA 6
PNP/PCI Configuration à DMA 7
AWARD BIOS の設定
DMA 0
Legacy ISA
PCI/ISA PnP
お手元の ISA カードがPnP 対応でなく,それを用いる
には特別な DMA チャネルの設定を要する場合には,そ
の選んだ DMA チャネルについてはこのメニューで
Legacy ISA にセットします。これにより PnP BIOS
は,指定の DMA チャネルをこの legacy ISA カード用
に確保します。デフォルトはPCI/ISA PnP です。ちな
みに PCI カードは DMA チャネルを必要としません。
PNP/PCI Configuration à PCI IDE IRQ Map To
PCI IDE IRQ Map
To
ISA
PCI-Slot1
PCI-Slot2
PCI-Slot3
PCI-Slot4
PCI-Auto
初期のPCI IDE アドオンカードの中にはPnP に完全に
はコンパチでないものがあります。こうしたカードで
は,BIOS が PnP 資源を適切に設定出来るようにする
ためには,使用するスロット番号をユーザーが BIOS
に教えて上げる必要があります。ここでは,システム
内でそうしたPCI IDE アドオンカードの挿されたPCI
スロットを指定します。インストールされている PCI
IDE カードで BIOS の自動設定にまかせてよいものに
ついては Auto にセットします。
PNP/PCI Configuration à Primary IDE INT#
PNP/PCI Configuration à Secondary IDE INT#
Primary IDE INT#
A
B
C
D
この2 項目は上に述べた"PCI IDE IRQ Map To"と組み
合わせて,(オンボードの IDE ではなく)アドオンのPCI
IDE カードについて,そのプライマリー,セコンダリ
ー・チャネルそれぞれのIRQ 割り付けを指定します。
それぞれの PCI スロットには次表に示す配置で 4 個の
PCI 割り込み線が用意されています。該当するカード
上での割り込み番号設定に応じて,挿されたスロット
番号は先のメニュー項目で,使用する PCI 割り込み番
号(INTx) はこちらのメニューで指定してください。
3-27
AWARD BIOS の設定
PCI スロッ
ト
スロット 1
スロット 2
スロット 3
スロット 4
スロット 5
(もしあれば)
Location 1
(ピン A6)
INTA INTB INTC INTD
INTB INTC INTD INTA
INTC INTD INTA INTB
INTD INTA INTB INTC
INTD INTA INTB INTC
Location 2
(ピン B7)
Location 3
(ピン A7)
PNP/PCI Configuration à Used MEM Base Addr
Used MEM base
addr
N/A
C800
CC00
D000
D400
D800
DC00
ここでは,次の"Used MEM Length"と組にして,PnP
コンパチでない ISA カードに対するメモリー・スペー
スを,その確保するメモリー空間のベース・アドレス(=
開始アドレス)で指定します。メモリー・サイズは次項
で指定します。
Location 4
(ピン B8)
PNP/PCI Configuration à Used MEM Length
Used MEM Length
8K
16K
32K
64K
お持ちの ISA カードが PnP コンパチではなくて,その
機能をサポートするのには特別なメモリー・スペース
を必要とする場合,PnP BIOS に対してこの legacy
ISA カード用に必要なだけのメモリーを確保するよう
に伝えるために,このパラメータではその必要メモリ
ー・サイズを指定します。
3-28
AWARD BIOS の設定
PNP/PCI Configuration à PCI Slot1 IRQ (Right)
PNP/PCI Configuration à PCI Slot2 IRQ
PNP/PCI Configuration à PCI Slot3 IRQ
PNP/PCI Configuration à PCI Slot4 IRQ (Left)
PCI Slot1 IRQ
3
4
5
7
9
10
11
12
14
15
Auto
各 PCI スロット上にで使われてる PCI カードの IRQ
は”Auto” で PnP 仕様に準処し、自動に割り当てます
が、手動でもそれぞれのスロットに必要な IRQ を設定
する事が出来ます。
この設定は、エンジニアー用で、デフォルト”Auto” のご
使用をお薦めします。
3-29
AWARD BIOS の設定
3.7 Load Setup Defaults (デフォルト設定値のロード)
"Load Setup Defaults" オプションでは,最適なシステム性能を得るために用意さ
れた最適設定値のセットを読み込みます。ここで言う「最適設定」とは次の「ター
ボ設定」よりは比較的安全性を見込んだものです。あなたのシステムが充分なメモ
リーを積んでおり,多くのアドオン・カードを具えている場合,(例えば両面の8MB
DIMM4 個と SCSI ,それにネットワーク・カードで PCI と ISA のスロットを占
有したファイル・サーバーでは),この最適設定を用いることをお勧めします。
このマザーボードにおいては,最適とは一番遅い設定ではありません。もしもシス
テムが不安定でそれを確認する必要のある場合には,最低速ではあるが最も無難な
設定とするためには,"BIOS Features Setup" と"Chipset Features Setup" で扱わ
れているパラメータを個々にセットしてみると良いでしょう。
3.8 Load Turbo Defaults (ターボ・デフォルトのロード)
"Load Turbo Defaults" オプションは,「最適値」よりは良いパフォーマンスが得ら
れます。ただし,「ターボ値」はこのマザーボードにとって最上の設定ではないかも
知れませんが,当社AOpen の開発部門と品質保証部門では,特にシステムにアド
オン・カードやメモリーがそれ程多くはない場合,(例えば 1 枚の VGA/サウンド・
ボードと 2 個の DIMM と言った構成の時),これが充分に信頼できる設定値である
ことを確認しております。
最高のシステム・パフォーマンスを達成するには,独自の設定を得るために
"Chipset Features Setup" でパラメータを個別に設定すると良いでしょう。チップ
セット・メニューでの各機能について知識があり理解していることが必要です。最
適設定に対してターボ設定の性能アップは,チップセットとアプリケーションにも
よりますが,おおむね3% から 10% 程度です。
3-30
AWARD BIOS の設定
3.9 Integrated Peripherals 周辺装置の設定
メイン・メニューから"Integrated Peripherals" を選ぶと,次の画面になります。
ここでは入出力の機能を設定します。
Integrated Peripherals à IDE HDD Block Mode
IDE HDD Block
Mode
Enabled
Disabled
この機能を使うと,複数セクターに渡るデータ転送を
許すことでセクター毎の割り込み処理時間を無くし,
これによってディスクの性能を向上させることが出来
ます。古い設計のものを除いて大抵のIDE ドライブは,
この機能をサポートしています。
3-31
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à IDE Primary Master PIO
Integrated Peripherals à IDE Primary Slave PIO
Integrated Peripherals à IDE Secondary Master PIO
Integrated Peripherals à IDE Secondary Slave PIO
IDE Primary Master
PIO
Auto
Mode 1
Mode 2
Mode 3
Mode 4
この項を Auto にすると,ハードディスクのデータ
転送スピードの自動検出機能を生かすことが出来
ます。PIO モードはハードディスク・ドライブの
データ転送レートを指定します。例えばモード 0
の転送レートは 3.3MB/s ,モード 1 は 5.2MB/s ,
モード 2 は 8.3MB/s ,モード3 は 11.1MB/s ,そし
てモード 4 では 16.6MB/s となっています。もしも
ハードディスクの性能が不安定になるようであれ
ば,もう少し遅いモードの設定にマニュアルで変え
てみると良いでしょう。
注意: どのチャネルでも最初の IDE 装置は,そ
のIDE ケーブルの一番遠い端のコネクタにつな
ぐことが推奨されています。IDE 装置のつなぎ
方に関して詳しくは,2.3 節「コネクタ」を参照し
てください。
Integrated Peripherals à IDE Primary Master UDMA
Integrated Peripherals à IDE Primary Slave UDMA
Integrated Peripherals à IDE Secondary Master UDMA
Integrated Peripherals à IDE Secondary Slave UDMA
IDE Primary
Master UDMA
Auto
Disabled
この項では、プライマリーIDE コネクターにつながっ
ているハードディスク装置がサポートしている Ultra
DMA/33 モードをどう使うかを決めます。
3-32
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à On-Chip Primary PCI IDE
Integrated Peripherals à On-Chip Secondary PCI IDE
On-Chip Primary PCI
IDE
Enabled
Disabled
このパラメータでは,プライマリー・チャネルIDE
のコネクタに結ばれたIDE 装置をEnabled にした
り Disabled にします。
Integrated Peripherals à USB Legacy Support
USB Legacy Support
Enabled
Disabled
ここではオンボードのBIOS 内にあるUSB キーボー
ド・ドライバーを Enabled にしたり Disabled にし
ます。このキーボード・ドライバーは従来のキーボ
ード(legacy keyboard) コマンドがそのまま使えるよ
うにシミュレートし,さらに,オペレーティング・
システム中に USB ドライバーの含まれていない場
合には,USB キーボードをPOST(電源投入時自動診
断)中でもまたはブート後にも使えるようにします。
注意: USB ドライバーとUSB legacy keyboard
の両方を同時に使うことは出来ません。OS の
中に USB ドライバーが入っている場合は,
"USB Legacy Support" は Disable にします。
Integrated Peripherals à USB IRQ Released
USB IRQ Released
Yes
No
USB 装置はデフォルトでは PCI INTD#を用い, PCI
スロット 4 と共用となります。もしもPCI カードをス
ロット 4 に挿した場合で、且つ INTD #を用いるので
あれば、この項はYes にセットしてます。USB 装置は
これによってdisabled となります。
注: 通常 PCI VGA はPCI の割り込みを必要としま
せんので、PCI VGA はスロット 4 に使えます。
3-33
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à Onboard FDC Controller
Onboard FDC
Controller
Enabled
Disabled
このパラメータをEnabled にすると,お持ちのフロ
ッピー・ドライブを独立の制御カードにではなくて
オンボードのフロッピー用コネクタにつなぐことが
出来ます。この制御カードをお使いになりたい場合
にはこの設定をDisabled にします。
Integrated Peripherals à Onboard Serial Port 1
Integrated Peripherals à Onboard Serial Port 2
Onboard Serial Port 1
Auto
3F8/IRQ4
2F8/IRQ3
3E8/IRQ4
2E8/IRQ3
Disabled
このメニューでは,オンボードの 2 シリアル・ポー
トそれぞれのアドレスと割り込みを指定できます。
デフォルトはAuto です。
注: ネットワーク・カードをお使いの場合には,割
り込みがかち合わないようにご注意ください。
Integrated Peripherals à Onboard Parallel Port
Onboard Parallel
Port
3BC/IRQ7
378/IRQ7
278/IRQ5
Disabled
ここではオンボードのパラレルポートのアドレスと割
り込みを設定します。
注: もしもパラレルポート付きの I/O カードを
お使いの場合は,アドレスや割り込みのかち合
わないようにお気を付けください。
3-34
AWARD BIOS の設定
Integrated Peripherals à Parallel Port Mode
Parallel Port Mode
SPP
EPP
ECP
ECP + EPP
パラレルポートのモードを設定します。モードのオプ
ションとしては,SPP (Standard Parallel Port), EPP
(Enhanced Parallel Port)および ECP (Extended Parallel
Port)があります。SPP とは従来からの IBM AT や PS/2
とコンパチブルな標準モード。EPP とはラッチ無しで
の双方向直接読み書きを可能にしてパラレルポートの
スループットを上げたモード。ECP は DMA 転送と,
さらに RLE (Run Length Encoded) 方式による圧縮と
伸長をサポートしたパラレルポートです。
Integrated Peripherals à Onboard IR Controller
Onboard IR Controller
Enabled
Disabled
オン ボ ー ドのワイ ア レス 赤外 線制 御装 置を
Enabled にしたりDisabled にします。
Integrated Peripherals à IR Address Selection
IR Address Selection
2E0H
2E8H
2F8H
3E0H
3E8H
3F8H
ここでは上記の IR 制御装置のアドレスを選びます。
Integrated Peripherals à IR Mode
IR Mode
ASKIR
IrDA
オンボードのワイアレス赤外線制御装置のモードを
選択します。このIrDA 標準にはHPSIR と FIR の 2
種があり,Win95 に入っているドライバーは,チッ
プの違いに応じて自動的に別のモードに変わりま
す。
• ASKIR - この設定は,赤外線モジュールを IrDA コネクタ経由でつないだ場合
に選んでください。(2.3 節「コネクタ」を参照)。この ASKIR 設定では最高
3-35
AWARD BIOS の設定
転送レート 56 Kbps での赤外線シリアル通信が可能となります。
• HPSIR - この設定は,赤外線モジュールを IrDA コネクタ経由でつないだ場合
に選べます。(2.3 節「コネクタ」を参照)。この HPSIR 設定では最高転送レ
ート 115 Kbps での赤外線シリアル通信が可能となります。
• FIR - この設定は,赤外線モジュールをIrDA コネクタ経由でつないだ場合に
選んでください。(2.3 節「コネクタ」を参照)。この FIR (Fast IR) 設定では
最高転送レート4 Mbps での赤外線シリアル通信が可能となります。
Integrated Peripherals à IR IRQ Selection
IR IRQ Selection
3
4
10
11
ここでは上記 IR ポートの IRQ を指定します。
注: ネットワーク・カードをお使いの場合には,
割り込みがかち合わないようにご注意くださ
い。
3.10 Password Setting (パスワードの設定)
パスワードによってあなたのコンピュータが勝手に不正に使われることを防ぐこ
とが出来ます。パスワードを設定すると,ブートアップやセットアップをしようと
すると正しいパスワードの入力を求める画面が現れます。
パスワードをセットするには:
1. 入力を促すプロンプトが現れたら,パスワードをタイプしてください。パスワ
ードとしては,8 文字までの英字か数字キーが使えます。入力された文字に対
して,画面上のパスワード表示部分にはアスタリスク(* )が替わりに示され
ます。
2. パスワードをタイプし終えたら<Enter> キーを押します。
3. もう一回プロンプトが現れるので,この新規パスワード確認のために先のパス
ワードを再度タイプした後 <Enter> キーを押します。パスワードの入力が終
わると,画面は自動的に元のメイン画面に戻ります。
パスワードを無効にするには,パスワード入力のプロンプトが出た時に<Enter>
キーだけを押します。画面にはパスワードを無効にして仕舞って構わないのかどう
3-36
AWARD BIOS の設定
か,確認を求めるメッセージが出されます。
3.11 IDE HDD Auto Detection (IDE HDDの自動検出)
システムに IDE のハードディスク・ドライブがあると,そのパラメータを自動的
に検出して"Standard CMOS Setup" エリアに格納するこの機能が使えます。
このルーチンは IDE ハードディスク・ドライブのパラメータ一組分だけを検出す
るものです。IDE ドライブの中には二組以上のパラメータを使うことが出来るも
のがあります。お手元のハードディスクが,検出されたものとは異なるパラメータ
を用いてフォーマットされていた場合は,合致するパラメータを個別に入れる必要
があります。リスト表示されたパラメータ値がそのディスクのフォーマット時に用
いられたものと違う場合には,そのディスク上の情報にアクセスすることは出来ま
せん。もしも自動検出の結果表示されたパラメータ値がお使いのドライブで用いら
れたものと合わない場合には,無視してください。N をタイプしてその値を拒否の
上,Standard CMOS Setup の画面で正しい値を入れます。
3.12 Save & Exit Setup (設定を保存して終了)
このメニューを選ぶと,セットアップ終了の前にすべてのCMOS 値を自動的にセ
ーブします。
3.13 Load EEPROM Default(EEPROM に設定を保存)
このメニューを選ぶと,すべてのCMOS 値を自動的 EEPROM に保存します。
3.14 Save EEPROM Default(EEPROM から設定を呼び出す)
このメニューを選ぶと,CMOS の設定値を自動的 EEPROM からにロードします。
3.15 Exit without Saving (保存せずに終了)
変更した CMOS の値をセーブすること無しに作業を終えるのに用います。新規の
設定内容をセーブしたい場合には,このオプションは使ってはいけません。
3-37
AWARD BIOS の設定
3.16 NCR SCSI BIOS and Drivers
このフラッシュ・メモリーのシステム BIOS 中には,NCR 53C810 SCSI BIOS も
入っております。 BIOS コードを備えていないNCR 53C810 SCSI 制御カードを
お使いの場合には,オンボードのNCR SCSI BIOS がこれをサポートします。
NCR SCSI BIOS は,DOS, Windows 3.1 ,OS/2 を直接サポートします。より良
いシステム性能を得るためには,NCR の SCSI カードか,あるいは OS に付いて
来るドライバーをお使いになると良いでしょう。詳しくはNCR 53C810 SCSI カ
ードのインストレーション・マニュアルをご覧ください。
3.17 AWARD BIOS Flash Utility
AWARD のフラッシュ・ユーティリティをお使いになると,システム BIOS をア
ップグレードすることが出来ます。この「AWARD Flash utility」と「BIOS ファ
イルのアップグレード版」を入手するには,販売店にお尋ねになるか,あるいは当
社のホームページ: http://www.aopen.com.tw を訪ねてください。この時正しい
BIOS 名 がわか る 様にし て おい てくだ さ い。BIOS ファイ ル 名は通 常
「AX6FR100.BIN 」と言った形式で,その意味は「モデルAX6F のBIOS リビジョ
ン 1.00 」となっています。
お役に立つ二つのユーティリティ・プログラムが用意されています。チェックサム
のユーティリティ:CHECKSUM.EXE と、AOpen フラッシュ・ユーティリティ:
AOFLASH.EXE です。お持ちの BIOS のアップグレードは以下の手順で行ってく
ださい:
[CHECKSUM.EXE ]
このユーティリティを使うと,BIOS を正しくダウンロード出来たかどうかを判断
することが出来ます。
1. このプログラムを実行する。
A:> CHECKSUM Biosfile.bin
Biosfile.bin は BIOS コードのファイル名です。
2. このユーティリティが"Checksum is ssss" 「チェックサムの値はssss です」
3. この"ssss"と,Web(ホームページ)や BBS に表示してある正しいチェックサム
値とを比較します。もし違っている場合は,これ以上このまま進むことはせず
に,もう一度BIOS のダウンロードからやり直してください。
3-38
AWARD BIOS の設定
[AOFLASH.EXE ]
このユーティリティは,マザーボードのモデル名、 BIOS のバージョン、および
Super/Ultra IO チップのモデル名をチェックして、マザーボード、IOチップ、BIOS
ファイルが正しい組み合わせとなっているかどうかを確認します。フラッシュ操作
を施すと,BIOS の内容は置き換えられて,元の内容は永久的に失われます。
1. システムをフロッピードライブA¥からブートデイスクでDOS プロンプトに
立ち上げて,一切のメモリー・マネジャー(HIMEM, EMM386, QEMM386, ...)
や CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT は実行しないように、バイパスします。
2. 実行開始。
A:> AOFLASH Biosfile.bin
Biosfile.bin は BIOS コードのファイル名です。
3. 新しい BIOS コードを読み込むと,このユーティリティは先ず元の BIOS コー
ドをハードディスクなりフロッピーにセーブするよう促します。"BIOS.OLD"
の名称で セーブして良ければ,"Y"キーを押します。
4. 古い BIOS を正しくセーブし終えたら,BIOS の交換のために , "Y"を押します。
5. "FLASHING"の間は,決して電源を落とさないでください。
6. "FLASHING"が終わったら電源をいったん切って,システムを立ち上げ直し
ます。
7. BIOS セットアップに移るために,POST (電源投入時に自動的に行う自己診
断)の最中に"DEL" キーを押します。
8. "BIOS SETUP DEFAULT" のメニューでデフォルト設定をロードし直した後,
以前と同じように他の項目を設定し直します。
9. セーブして終了(Save & Exit )。 これで完了です!
警告: 繰り返します。"FLASHING" の間は電源を落と
してはいけません。BIOS のプログラミングが失敗無
しに完了できなかった場合は,システムは2 度と立ち
上がることが出来なくなり,今度は別の方法で手に入
れた正しいBIOS チップに取り替えなくてはならなく
なります。
ヒント: 以上に述べた同じ方法で,元 の BIOS
"BIOS.OLD" をロードし直すことも出来ます。
3-39
AWARD BIOS の設定
3-40
付録 A
FAQ:よく寄せられる質問
注: FAQ 情報は特に予告なしに更新されます。この
章にお探しの情報が見付からなかった場合は,当社
のWWW 上のホームページを訪ね,FAQのページで
新しい情報がないかチェックして見てください。
URL アドレス: http://www.aopen.com.tw
Q: マザーボードのバージョンは?
A: AOpenのマザーボードのリビジョン番号は,PCB上に表示されていて、通常は
AOpenロゴのすぐ下にマザーボードの型番とリビジョンがプリントされてい
ます。例えば, “AX6L REV:1.2”は、下の様に表示されます。
AX6L
REV:1.2
Q: ではマザーボードのBIOSのバージョンはどうすればわかるのですか?
A: AOpen のマザーボードのBIOSリビジョン番号は, POST (Power-On Self Test :
電源投入時自動診断) 時のスクリーン左上コーナー部分に表示されます。
この部分は通常,Rで始まり,モデル名と日付の間にあります。例えば “AX6L
R1.30” :
A-1
FAQ:よく寄せられる質問
Q:MMX って言うのは何ですか?
A: MMX とは,Intel のPentium PP/MT (P55C) やPentium II CPU で採用された新しい
技術で,1行のインストラクション(命令語)に複数分の内容を持たせる
(single-line multiple-instruction )方法を取っています。AMD 社の K6 やCyrix 社
のM2 もMMX をサポートします。MMX のインストラクション(命令語)は特
に3D のビデオ,3D のサウンド,ビデオ会議と言ったマルチメディア関連のア
プリケーションに有効で,こうしたインストラクションの使えるアプリケーシ
ョンでは処理性能が向上しています。AOpenのマザーボードはすべて,オンボ
ードでMMX をサポートできる少なくとも2倍の電源余力があります。 MMX
CPU のために特別なチップセットを必要とはしません。
Q: Pentium II ではどの位の性能向上があるのでしょうか?
A: 以下に示すのは新世代CPUの比較表です
DRAM: 64MB EDO or SDRAM
HDD : Quantum Fireball 1280AT
VGA : Matrox Millennium VGA, 4MB, 1024x768 24bit, 85Hz.
OS : Windows 95 4.00.950
A-2
FAQ:よく寄せられる質問
CPU MB Chipset Winstone97
Business
PP/MT-200 AP5T/AX5T Intel 430TX 48.3 21.9
PP/MT-233 AP5T/AX5T Intel 430TX 50.5 23.6
Pentium II 200 AX6F Intel 440FX 45.3 24.1
Pentium II 233 AX6F Intel 440FX 48.4 26.5
Pentium II 266 AX6F Intel 440FX 50.8 28.2
Pentium II 266 AX6L Intel 440LX 54.5 30.8
ビジネスWinstone97 によれば,Pentium II-233 はPP/MT-233 を超えてはいません
が,ハイエンドWinstone97 では大きく向上しています。恐らくこれは Pentium
II が浮動小数点演算に強く,グラフィックの処理には向いていることから来て
いるものと思われます。
Q: USB (Universal Serial Bus) と言うのは?
A: USB とは新たに規格化されて来た4-pinのシリアル周辺機器用バスで,キーボー
ド,マウス,ジョイスティック,スキャナー,プリンター,モデム/ターミナ
ル・アダプターと言った低中速(10Mbit/s 以下)の周辺装置群を,カスケード
式に次々とつなぐことが出来るように設計されています。USB を用いると,
これまでのように, PC の裏面パネルから何本ものケーブルが複雑に生え出てい
た事情が解消され,すっきりとまとめられる事が期待されています。
USB 装置の駆動にはUSB ドライバーが必要となります。 AOpenのマザーボード
はすべてUSB 対応可となっており,最新のBIOS もAOpen のWWW サイト
(http://www.aopen.com.tw) から入手できます。このBIOS 最新版には(レガシー・
モードと呼ぶ)キーボード用ドライバーが含まれており,これによってUSB キ
ーボードがこれまでの AT やPS/2 のキーボードと同等に動作するばかりでな
く,もしもお使いのOS にUSB キーボード用ドライバーがなくても使えます。他
のUSB ドライバーに関しては,それぞれの装置の製造元から提供されるか,あ
るいはWin95 などのOS 自体がサポートすることになります。お使いのOS に別の
ドライバーが入っている場合は,BIOS中の「チップセットのセットアップ」メ
ニューにある「USB レガシー・サポート」をオフにする事にご注意ください。
Winstone97
High-End
Q: P1394と言うのは何ですか?
A: P1394 (IEEE 1394) とは,もう一つの高速シリアル機器用バスの規格です。低中
速域を受け持つUSB とは違って,P1394 は50~1000Mbit/s の転送レートをサポー
トしており,ビデオカメラやディスク,LAN と言った応用が可能です。P1394
A-3
FAQ:よく寄せられる質問
は未だ規格が審議中の為,これを採用した装置は未だPC市場では出ておりませ
ん。更に,P1394 をサポートするチップセットは出ていませんが,恐らく近い
将来には,P1394 装置をサポートするカードが開発されるものと思われます。
Q: SMBus (System Management Bus, 別名 I2C バスとも呼ぶ )とは何ですか ?
A: SMBus とは,コンポーネント(特に半導体IC)間通信を考慮して考案された2
線式のバスで,ノートブックなどにおいてコンポーネントのステータスを検出
し,ハードウェア・コンフィギュレーション・ピンに置き替わる(pull-highまた
は pull-low) などの応用で極めて有用と思われます。例えば存在していない
DIMM のクロックを止める,電池電圧の検出なども考えられます。SMBus のデ
ータ転送レートは高々100Kbit/s ですが,1個のホストがCPU と,多くのマスタ
ーやスレーブとの間でメッセージを送受信する事が出来ます。SMBusによって
ジャンパーの無いマザーボードが出来るものと思われることから,今現在は未
だSMbus をサポートするコンポーネントは出ていないものの,当社では眼を離
さずにいるつもりです。
Q: FCC DoC (Declaration of Conformity :適合宣言)と言うのは何でしょうか ?
A: DoC とは, FCC による新たな規制の認定基準です。この新たな規格によれば,
マザーボードのようなDIY (自分で組み立てる)コンポーネントに対しても,
ケースによるシールドの無いままでも独立にDoC ラベルを取得する道が開か
れました。マザーボードをDoC基準に照らしてテストする規則は,ケースを除
いた状態で規制条件47 CFR 15.31 にて試験すると言うものです。マザーボード
がDoC テストをクリアーするのは実はこれまでのFCC テストよりも更に困難を
伴いますが,これにパスすると言う事は逆にその電磁妨害波放射が極めて少な
い事を意味しており,このボードはいかなる筐体ケースを用いても,極端には
紙製の箱であっても構わない証明となります。以下にはこのDoC ラベルの一例
を示します:
A-4
AX6L
Test To Comply
With FCC Standards
FOR HOME OR OFFICE USE
FAQ:よく寄せられる質問
Q: ECC (Error Checking and Correction) とは?
それには特別なECC SIMM が必要ですか?
A: ECC モードでは, 64 ビットのデータに対して 8 個の ECC ビットを必要としま
す。 36 ビットのSIMM には,(データ8x4=32 ビットの他に)パリティ用に4 ビ
ットが用意されているので,ECC モードは2個のパリティ用SIMM の追加のみ
でサポート出来ます。特別なECC 用のSIMM は不要です。メモリーに対するア
クセスの都度,ECCビットは特別なアルゴリズムに基づいて更新されまたチェ
ックされます。ECC のアルゴリズムは,2ビットまでのエラーであればこれを
検出し,1ビットのエラーであれば自動的にこれを訂正する能力を持っていま
す。従来のパリティ・モードでは1ビット以内のエラーに限ってこれを検出で
きる能力に止まります。Intel 430HX (P5)および440FX /440LX (P6)は,このECC
モードをサポートしています。
Q: IDE (DMA モード)でのバス・マスターとは何でしょうか ?
A: 伝統的なPIO ( プログラマブル I/O) によるIDE では,遅い機械系からのレスポン
スを待つなど,すべてのIDE アクセス・イベントにCPU が関わり合う必要があ
ります。このCPU の受け持つ負荷を軽減するためにバスマスターIDE と呼ばれ
る装置では,CPUを煩わせること無しにメモリーとの間のデータのやり取りを
実行し,この結果IDE 装置とメモリーの間でのデータ転送中にCPU は解放され
て他の処理を行うことが出来ます。バスマスターIDE モードのサポートのため
には,バスマスターIDE ドライバーとバスマスターIDEハードディスク・ドライ
ブが必要となります。バスマスターIDE 装置の接続の際に出てくるマスターモ
ード/スレーブモードの概念とは異なることに注意してください。詳しくは2.3
節「コネクタ」を参照してください。
Q: ウルトラDMA/33 と言うのはどんなものですか?
A: これはIDE ハードディスク・ドライブのデータ転送レートを向上させるための
新しい仕様です。データ転送時にIDE コマンド信号の立ち上がりエッジだけを
利用する従来のPIO モードと違って,DMA/33では立ち上がりと立ち下がりの両
方のエッジを用います。これによってデータ転送レートはPIO モード4 やDMA
モード2 の2倍となります。(16.6MB/s x2 = 33MB/s).
次の表はIDE PIO とDMA モードの転送レートを示しています。IDE バスは16 ビ
ット幅,すなわち常に2バイト同時に転送しています。
A-5
FAQ:よく寄せられる質問
モード
33MHz
PCIでの
クロック
周期
クロック
カウント
サイクル
タイム
データ転送レート
PIO mode 0 30ns 20 600ns (1/600ns) x 2byte = 3.3MB/s
PIO mode 1 30ns 13 383ns (1/383ns) x 2byte = 5.2MB/s
PIO mode 2 30ns 8 240ns (1/240ns) x 2byte = 8.3MB/s
PIO mode 3 30ns 6 180ns (1/180ns) x 2byte = 11.1MB/s
PIO mode 4 30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte = 16.6MB/s
DMA mode 0 30ns 16 480ns (1/480ns) x 2byte = 4.16MB/s
DMA mode 1 30ns 5 150ns (1/150ns) x 2byte = 13.3MB/s
DMA mode 2 30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte = 16.6MB/s
DMA/33
30ns 4 120ns (1/120ns) x 2byte x2 = 33MB/s
Q: フラッシュ ROM BIOSとは何ですか?
A: マザーボードにはすべてBIOS (Basic Input/Output System)が必要です。BIOS と
は一組の基本的なI/O 制御ルーチンをグループにまとめた物で,オペレーティン
グシステムに対して低レベルのハードウェア・サポートを受け持っています。
従来のマザーボードではBIOSコードをEPROM(Erasable Programmable ROM:消
去とプログラムの可能なROM)に記憶しているため,もしもBIOS をアップグレ
ードする必要が生じた場合には,マザーボードからこのEPROM を外して紫外
線で内容を一旦消した後,改めてプログラムを書き込んでから再度ボードに挿
さなくてはなりませんでした。AOpenのマザーボードではこれよりもずっと簡
単になるフラッシュROM を採用しており,ただこのフラッシュROM の書き直
し用ユーティリティが必要となるだけで,ケースを開けたりBIOS ROM を交換
したりする必要はまったくありません。BIOS のアップグレードを行うには,
http:// www.aopen.com.tw からダウンロードしてください。
Q: PnP (Plug and Play :プラグ・アンド・プレイ)とは何ですか ?
A: これまでアドオンカードを用いる場合には,IRQやDMA のチャネル指定,メモ
リーやI/O 空間のアドレス指定はジャンパーの設定や専用のユーティリティを
使って,一つ一つ手動で行う必要がありました。正しく設定するためには,ユ
ーザーはマニュアルをチェックして注意深く行わなければならず,それでも時
には資源の割り当てがぶつかって不安定なシステムとなって仕舞うことがあ
りました。PnP (プラグ・アンド・プレイ)の仕様ではBIOS と( Windows 95
などの) OS の両者に対して,標準的なレジスターによるインタフェースを提
案しており,両者はこのレジスターを通してシステム資源の割り当てを行うこ
A-6
FAQ:よく寄せられる質問
とによって,設定が衝突する事態が避けられる様に図られています。IRQ ,
DMA,メモリーなどは PnP BIOSや OSによって自動的に割り付けられます。
現時点ではほとんどすべてのPCIカードとたいていのISAカードはPnP対応にな
っています。もしもPnP をサポートしていない遺産的なISAカードを未だお使い
の場合には,BIOS のメニュー「PCI/PnP のセットアップ」でIRQ ,DMA ,メモ
リーなど対応する資源項目をISAにセットしてください。
Q: ACPI (Advanced Configuration & Power Interface) と,OnNow と言うのは何で
すか?
A: ACPI と言うのは,節電制御に関して1997 年仕様 (PC97) で新たに規定されたも
ので,パワー制御の役割を,BIOSを通してではなくオペレーティングシステム
が全面的に担当することによって,節電効果をより効果的にすることを図って
います。このためにチップセットやスーパーI/O チップには,(Win97 などの)
OS に対する標準レジスター・インタフェースを備えて,チップの違う部分に対
してOS が電源を切ったり入れたりすることが出来るようにすることが決めら
れました。この考え方はPnP(プラグ・アンド・プレイ)のためのレジスター・
インタフェースと似たものです。
ACPI では,電源状態の切り替え制御を行うためにモーメンタリー型のソフト・
パワースイッチを定めています。恐らくこのモーメンタリー型ソフト・パワー
スイッチを備えたATX フォームファクターが使われるようになるでしょう。デ
スクトップのユーザーにとってACPIの一番魅力的となるのは,ノートブックか
らのアイデアである「OnNow 」の機能であろうと思われます。電源を入れた後
のブートアップから始まるあの長ったらしい時間を散々待たされること無し
に,さっさとWin95 に入り,WORD などの元の仕事の続きから速やかに取り掛
かれることになります。インテルのTX チップセットを用いたAX5Tや本マザー
ボードは,ACPI をサポートしています。
Q: ATX のソフト・パワー・オン・オフやモーメンタリー・スイッチと言うのは?
A: ATX 仕様にあるソフト・パワー・オンとは,メインの電源を落とした状態にあ
りながら,特別な回路にだけ待機用の電流を流しておくことで,電源を復帰さ
せるべき事象を自動的に待たせる機能を言います。たとえば赤外線,モデム,
あるいは声による復帰などがあります。今のところ一番単純な利用方法として
は,電源スイッチ回路用のスタンバイ電流をソフト・パワー制御ピンを通して
流しておき,電源スイッチで間接的にメイン電源をオン・オフ出来る機能で
す。ATX の電源仕様では,パワースイッチのタイプについては何も触れていま
せん。(パッチンと片方に切り替えるタイプの)トグル・スイッチでも,(押
A-7
FAQ:よく寄せられる質問
している間だけその状態に合って,指を離すと元の状態に戻る)モーメンタリ
ー・スイッチでも構わないのであって,ACPI仕様では「電源状態(ステート)
を制御するのにはモーメンタリーを用いる事」と決めているだけである事にご
注意ください。AOpenのすべてのATXマザーボードは,このモーメンタリー・
スイッチをサポートしており,またモデルAX5T,AX5TC,AX6F,AX6L, AX6LC,
AX6B, AX6BCでは「モデム WakeUP」 (Modem Ring-On:モデムの呼び出し音
によるオン)も備えています。.
ソフト・パワー・オフとは,ソフトウェアによってシステムのパワーを落とせ
る事を言い,Windows 95の「電源を切れる」機能を使えばお手元のマザーボー
ドにソフト・パワー・オフが備わっているかどうかがわかります。AOpen のA
X5T,AX5TC,AX6F,AX6L, AX6LC, AX6B, AX6BC はこれをサポートしていま
す。
Q: RTC ウェイク アップタイマー( アラーム)って何ですか?
A: RTC (実時間時計)は電子時計のような装置です。コンピュータの日付と時間
を正しく保持し続けています。ウェイクアップタイマー (Wake Up Timer) は特
別アプリケーションを実行する為、前もって定められた時間に、システムがオ
ンになって起動するアラームのような装置です。それは毎日、あるいは1カ月
の内に特定の日付にセットして起動させることができます。正確な日付と時間
は秒です。日付と時間をセットするには、BIOS のセットアップで、パワーマ
ネージメントRTC ウェイクアップタイマー、Enable を選択してください。RTC
はすべての メインボードの標準装置ですが、 ウェイクアップタイマーは標準
デザインではなく、 AOpen AX5T, AX5TC, AX6F, AX6L, AX6LC, AX6B,
AX6BC 等が RTCウェイクアップタイマーをサポートしています。
Q: LAN ウェイクアップ(WakeUp) って何ですか?
A: LAN ウェイクアップは、コンピュータがオフの場合でも、ネットワークで間接
的にPCを管理することができるようにする技術です。クライアントが電源を
オフにされたときに、リモートネットワーク管理ソフトが、必要ならばウェイ
クアップフレーム(マジックポケット)を送信することができます。フレーム
が正しいMAC アドレス を含んでいるかどうか決定してチェックすることを受
けます。もしそうならばクライアントが、ウェイクアップコールでシステムを
オンにするのは、ユーザーが オン・オフボタンでシステムをオンにするのと同
じ事です。そして、ネットワーク管理ソフトは事前にプログラムされたタスク
を続けて実行します。
A-8
FAQ:よく寄せられる質問
Q: AGP (Accelerated Graphic Port) とは何ですか?
A: AGP とは高性能な3D グラフィック機能に目標を定めたPCI に似たバス・インタ
フェースで,メモリーの読み書き操作と単一マスター,単一スレーブ間の1対
1通信のみをサポートしています。AGP は66MHz クロックの立ち上がり,立下
がり両エッジをとらえて66MHz x 4byte x 2 = 528MB/sのデータ転送レートを生み
出しています。AOpen のAX6L, AX6LC, AX6B, AX6BC マザーボードは,インテ
ルの新しいチップセットIntel LX/BXを用いてAGP をサポートしています。
Q: Intel 440BX チップセット上のAGP バスクロックは?
A: AGP はインテル (Intel) 440LX チップセットその共の同じバスクロックとして
能力を発揮したものでした。もし、440LX チップセットに75Mhz のバスクロッ
クを供給するなら、 AGP もまた、75Mhz のクロックで能力を発揮します。
100Mhz のバスクロックをサポートするインテル (Intel) 440BX チップセットは
AGPの仕様書に完全満たすため、 AGPの バスクロックは、440BXチップセッ
トバスクロックがどんなクロックでセットされていても、常に66Mhz に保持さ
れています。 これで、定義された仕様書の中で AGP の互換性と安定性を保証
しています。
Q: なぜ Windows’95のデバイスマネジャー の中で、私の AGP VGA カードと PCI
-to-PCI ブリッジ(あるいはAGP ブリッジ)の間にリソースの競合があるの?
A: PCI スタンダートPCI-to- PCI ブリッジ(あるいは AGP ブリッジ)と競合する
ことは AGP カードにとって正常です。 Windows 95 が本来的に AGP 技術をサ
ポートしないので、間違ってこの競合を報告します。この競合はにあなたのシ
ステムの遂行に影響を与えないので、 それを解決しようとすると逆にPC に不
適当なオペレーションの結果をまねきます。この問題は、Windows 98が正式リ
リースされた時、マイクロソフトによって直される予定です。
Q: Pentium 、 Pentium Pro やPentium II のマザーボードはディターボ(Deturbo :
逆ターボ)モードをサポートしていますか?
A: ディターボ・モードとは元来,昔のアプリケーション,特に古いゲームソフト
を走らせるために考えられたCPUのスピードを遅くするモードを言い,特別の
イベントを待ったり遅らせたりする為にプログラム・ループの手法を用いてい
ました。ループによる遅れ時間がCPU のスピードですっかり変わってしまい,
高速のCPU だとアプリケーションが動かなくなるなどのため,このソフトウェ
アによる方法は甚だ具合が悪いものでした。最近のアプリケーションでは(ゲ
ームも含めて)ほとんどすべて,イベントを待つのにRTC(リアルタイム・ク
A-9
FAQ:よく寄せられる質問
ロック)や割り込みを利用しています。ディターボ・モードは今や不要となり,
ターボ・スイッチは今ではサスペンド・スイッチとして使われるようになって
来ました。しかしながら,マザーボードの中には今でもキーボードを介して
Turbo/Deturbo 機能をサポートしている物があります。システムをディターボ・
モードにするには<Ctrl> <Alt> <->キー群を,ターボ・モードに戻すには<Ctrl>
<Alt> <+> を押します。最近のマザーボードでは,このために要するフラッシ
ュROM 内のコード用スペースがもったいないので,ディターボ・モードは取り
除かれている事にご注意ください。
Q: Windows 95 のもとでは,何故かシステムはサスペンド・モードになりませんが?
A: これはあなたのCDROM の設定に原因がある可能性があります。 Windows95 の
デフォルト設定では,システムは絶えずCDROM ドライブをモニターしてお
り,CDROM が挿入されると自動的に検出して知らせたりアプリケーションを
起動したりする様になっています。この結果システムはサスペンド・モードに
なれないのです。この問題を解決するにはコントロールパネルの設定に入り,
è システムè デバイスマネージャè CDROM è 設定とたどって,オプショ
ンの「自動挿入」のチェックを外します。
Q: 私の使っているWindows '95 のバージョンはどうやればわかるのでしょうか?
A: Windows '95のバージョンは次のようにするとわかります。
1. コントロールパネルの「システム」をダブルクリックします。
2. (必要であれば)「情報」タブをクリックします。
3. 「システム:」で始まる先頭ブロックにある次の表示を見付けます:
4.00.950 Windows 95
4.00.950A Windows 95 + PLUSなどのサービスパック,または
OEMサービスのリリース 1
A-10
FAQ:よく寄せられる質問
4.00.950B OEMサービスのリリース 2,または
OEMサービスのリリース 2.1
4.00.950C OEMサービスのリリース 2.5
もしもOS リリース2.1 をお使いの場合は,コントロールパネルにあるプログラ
ムツール追加と削除の中のインストール済みプログラムのリストから,バージ
ョ ン は 「 USB OSR2 に対 する 補 足 」 ,お よび 次の デ ィ レ クト リ:
Windows\System\Vmm32 にあるファイル:Ntkern.vxd 中のバージョン4.03.1212
をチェックするとわかります。
Q: TX, LX, BX ベースのシステム上に、Windows’95をインストールした後で、ど
うすれば デバイスマネジャーの下に表示される?マークが消えるの?
A: あなたのシステムは ? マークがあっても、問題無く動作しますが、我々
は、そのマークの消しかたについて、多くのリクエストを受けました。AOpen
の ソフトウェアチームが Win95 ユーザーの便利さのために、実用的な
AOchip.exe の開発に、数週間を費やしました。それは非常にユーザーに易
しく、そしてAOpen の製品に限定されていなくて、どのTX 、LX 、BXチップセ
ットベースボード上にも使うことができます。あなたはそれを配布することも
できるし、もしも気に入っていただけたら我々のソフトウェアチームに感謝の
一言を下さい。なお、USB 装置が正確に働くため、USB ドライバーが必要で、
正式にはWin98 に埋め込められる予定です。
Q:AOpen のマザーボードでは何故、タンタル・コンデンサーでなく電解コンデン
サーを多く使っているのですか?
A: 電解コンデンサーの特性は、製造メーカーやそのモデルによって非常に違って
います。一般的には確かにタンタル・コンデンサーの方が電解コンデンサーよ
りも特性が良いと言われておりますが、実は品質の良い高価な電解コンデンサ
ーは、タンタル・コンデンサーよりもずっと良好な特性を持っているのです。
元々AOpen のマザーボードでは、CPUの近くでは電源のリップルを減らすのに
100uFのタンタルコンデンサーを使っておりましたが、技術の進歩によって、
1000uFの容量を持ちながら、 ESR(Equivalent Serial Resistor,等価直列 抵抗値)
が、タンタルの0.7 オームに対してたったの0.15オームと言う極めて優れた電解
コンデンサーが得られるようになったのです。ESR が低ければ低いほど、また
静電容量が多ければ多いほど、CPUへの電源のリップルは小さくなります。現
在、AOpen が採用しているコンデンサーの仕様を以下に記します:
A-11
FAQ:よく寄せられる質問
タンタル: SPRAGUE 100uF,
品番: 595D107X06R3C2T,
最大 :ESRは、温度25℃、100KHzの条件下で、0.7Ω
電解コン : SANYO 1000uF,
品番: 16MV1000CG,
最大 :ESRは、温度20℃、100KHzの条件下で、0.15Ω
更に付け加えますと、コンデンサーは多く着ければそれだけCPU電源も良くな
ると言うものではなく、それをどこに配置するか、即ちマザーボード上のレイ
アウトの非常に大きく依存します。正確な方法はストレージ・オシロを使って
CPU 電圧を直接計測することですが、当然ながらそれは普通のエンドユーザの
方には簡単ではありません。AOpen 社の設計チームは、Intel やAMD 、Cyrix な
どのCPU の設計仕様に厳密に従うことによって、これらの各社に承認されてお
ります。
Q: Windows’95 USB ドライバーはどのようにインストールするの?
A: もしあなたがWin95 OSR 2.0 のユーザー(.950B 、PCI ユニバーサル シリアル
装置と表示)なら、マイクロソフトUSB付録をインストールすることに対し
て、マイクロソフトかあなたのOEM システムプロバイダからUSBSUPP.EXE を
仕入れて実行し、コントロールパネルの下で アプレケーション追加/削除
のリストに USB Supplement to OSR 2を作成します。 上記の設置の後、ま
た、デバイスマネージャーに USB コントローラーを作るために AOpen に
よって供給された AOchip.exe を実行してください。
もしあなたが Win95 OSR 2.1 あるいはOSR 2.5 のユーザーであるなら、ただ
AOchip.exe 設置だけが必要です。
もしあなたが Win 95 のリテールユーザー(.950 あるいは..950A)であるなら、
現在はマイクロソフトから実行可能で直接にアップグレードする方法があり
ません。 それは Windows ’98 で提供されると思われます。
Q: ジャンパレス メインボードって何ですか?
A: Pentium II VID 信号とSMBus のクロック発生器にはCPU 電圧自動検出機能があ
り、これにより、ユーザはCMOS セットアップ時、ジャンパやスイッチを用い
ずにCPU 周波数を設定できます。この技術により、正しいCPU 情報がEEPROM
に記憶され、Pentiumベースのジャンパ不使用設計にともなう問題が回避されま
す。これにより、CPU 電圧検出の心配はなくなり、CMOS バッテリ低下時に筺
A-12
FAQ:よく寄せられる質問
体を開ける必要はなくなります。ただし、パスワードを忘れたときの安全フッ
クとして、CMOSクリア用に1つだけジャンパーがあります。AOpen の AX6L,
AX6LC, AX6B, AX6BC がジャンパーレスデザインを採用しています。
Q: バッテリーレスメインボードって何ですか?
A: AX6L, AX6LC, AX6B, AX6BC は、EEPROM や現在のCPU とCMOS セットアップ
の構成をバッテリなしで保存しておけるような特別な回路(特許出願中)を用意
しています。RTC(リアル・タイム・クロック)もまた、電源ケーブルを差し込
んでいる間は動作させることが出来ます。もし事故によりCMOSデータが失わ
れた場合、EEPROMからCMOS設定を再読み込みしシステムをいつも通りに復
旧することができます。
Q: リセットバル・ヒョーズ (Resetable Fuse) の良さとは何ですか?
A: 一般のピコ・ヒョーズ(Pico-Fuse) だと、もし不正常なサージ電流が流れてヒョ
ーズが切れてしまった場合、必ず修理に出し、エンジニアーに取り替えてもれ
えなければなりません。これは、非常に時間とコストが掛かる作業なのです。
新しく開発された技術を元に、リセットバル・ヒョーズが登場しました。これ
は、ポリスィッチ(PolySwitch) とゆう仕組みで、あなたのキーボードとUSB の
回路をサージ電流から保護します。もしサージ電流が流れ込んだら、このポリ
スィッチは数ミリ秒の時間内にハイ・インピーダンスの状態に入り、回路がオ
ーペンされて、その後サージ電流が退避してシステムが冷却されたら又すぐ元
の状態に戻ります。
USB のホット・プラグ(Hot-Plug) を完全にサポートするには、リセットバル・ヒ
ョーズのご使用をお薦めします。
Q: 多国語BIOS とは何ですか ?
A: 世界国々からのユーザをサポートする為、AOpen のソフトウェア・チームから
新しい技術が開発されで、BIOSのセットアップ画面が英語だけでは無く、日本
語や中国語やドイツ語等多国語で表示する事が可能に成りました。
AOpen のホームページ(http://www.aopen.com.tw) から多国語BIOS をダンロー
ドしてフラッシュすれば、BIOSのセットアップ画面を” F9”キーで違った言葉の
表示の間で切れ代える事が出来ます。
A-13
FAQ:よく寄せられる質問
Q: ハードウェア・モニターとは何ですか?
A: AOpen の ATX (AX5TC/AX6L/AX6LC/AX6B/AX6BC) マザーボードには、下に
述べる四つのハードウェア・モニターの機能が用意されています。
1. 過大電流保護回路: 電源にで提供されてる 3.3V/5V/12V系ばかりでなく
CPUコアにも過大電流保護を設け不測の回路ショート故やそれに伴うシ
ステム破損から守るために、フルラインでの保護を図っております。 .
2. システム電圧監視機能: システムに電源が入っている間中これをモニタ
ーし続けております。システムで使われている電源のいずれかに、電圧
が阻止に決められている基準を超えると、AOHW100のソフトを通じてユ
ーサーに警告を発します。
3. 耐熱保護機能: CPUの速度が速く成るに連れて、散熱の能力が重要になっ
てきます。もし適当なファンでCPU を冷やさないと、システムやCPU の
オーバヒートで不安定の元に成ります。このマザーボードでは二組の温
度センサーが用意されており、CPU やシステム温度があらかじめ決めて
おいた値を超えるとソフトウェアを通して警告を発します。
4. ファン監視機能: 1 つは CPU 用でもう一方はケースのファン用です。シス
テムはファンが正常動作しない場合、 AOHW100 のハードウエア・モニ
ター・ユーティリティ・ソフトウェアを通じてこれを報告し警報を発し
ます。
Q: AOHW100 ( ハードウェア・モニター・ユーティリティ)とは何ですか ?
A: このAOpen で開発されたハードウエア・モニター・ユーティリティ・ソフトウ
ェアでシステムの電圧、温度、ファン等を監視する事が出来ます。LDCMなど
のネットワーク機能をサポートするソフトウェアを使用するよりも、個人ユー
ザ向けに開発されたAOHW100 をインストールすれば、同じく監視の機能を発
揮する事が出来ます。
Q: PC 100 の SDRAM とは何ですか ?
A: 440BX チップセットは100MHzのバスクロックをサポートしますが、昔の FPM
やEDO DRAM ではこのバスクロック上で動作はしません。100MHz やそれ以上
のバスクロックを完全にサポートするため、Intel から、PC 100 SDRAM 仕様が
提出されました。100Mhzのバス・クロック上で最速のパフォーマンスと一番の
安定性を求める為、PC100 仕様に準処したSDRAM DIMM のご使用をお薦めし
ます。以下のリストは、AOpen がテストしたPC100 対応の SDRAM の一覧表で
す。
A-14
FAQ:よく寄せられる質問
サイズ/ タイプ メーカ 型番 片面/両面 チップ数
16M Micron MT48LC2M8A1-08 x1 8
16M TI TMX626812BDGE-10A x1 8
16M Hyundai HY57V168010CTC-10 x1 8
32M Micron MT48LC2M8A1-08 x2 16
32M Hyndai HY57V168010CTC-10 x1 16
32M NEC D4516821AG5-A10-7JF x1 16
32M SEC KM48S2020CT-GH x1 16
128M Simens HYS72V16220GU x2 18
Q: Intel 440LX と 440BX チップセットの違いとは何ですか?
A: 次の表は、Intel 440LX と 440BX チップセットの違いを示します:
機能
最高バスクロック
SIMM サポート 可能 なし
最大 DRAM サイズ
440LX 440BX
66MHz 100MHz
1GB EDO DRAM or
512MB SDRAM
1GB SDRAM
A-15
付録 C
ジャンパー設定の一覧
CPUクロック周波数自動選定
このマザーボードはジャンパーレスのデザインです。
CPU のクロック周波数のセット方法:
BIOS SETUP -> Chipset Features Setup -> CPU Clock Frequency
(設定可能な周波数は66,68.5,75,83.3,100,103,112, と 133.3Mhz です)
BIOS SETUP -> Chipset Features Setup -> CPU Clock Ratio
(1.5x,2x,2.5x,3x,3.5x,4x,4.5x,5x,5.5x,6x,6.5x,7x7.5x,8x が設定できます)
RAg {ƒW~ OoXNbN
INTEL Pentium II
Pentium-II 233 233MHz = 3.5x 66MHz
Pentium-II 266 266MHz = 4x 66MHz
Pentium-II 300 300MHz = 4.5x 66MHz
Pentium-II 333 333MHz = 5x 66MHz
Pentium-II 350 350MHz = 3.5x 100MHz
Pentium-II 400 400MHz = 4x 100MHz
Pentium-II 450 450MHz = 4.5x 100MHz
CPU コア周波数 倍率 外部バスクロック
警告: インテルのBX チップセットは最高100MHz までの
外 部 CPU バ ス ク ロ ッ ク を サ ポ ー ト し て お り,
103/112/133.3MHz の設定は内部的なテストのために用
意されております。100MHz 以上にセットすることはBX
チップセットの仕様の範囲を逸脱するもので,システムに
深刻な損傷を起こす可能性があります。
C-1
ジャンパー設定の一覧
CPU電圧の設定
このマザーボードは Pentium II の VID 信号をサポートしており、1.3V〜3.5V 間に
て自動的に選択されます。
CMOSのクリアー
JP14
1-2
2-3
通常動作時 (デフォルト)
追記: もし、オーバークロック等にて、システムが落ちた
り、ハングした場合、CMOS の記憶内容を消去して、標
準の設定に戻してください。 JP14 を使用して、システム
の立ち上げの際、HOME キーを押す事により CMOS を初
期化出来ます。
AGPターボ(Turbo)
JP23
1-2
2-3
AGP ターボ
無効 /Disabled
(デフォルト)
有効 /Enabled
警告: バス・クッロクを66MHz 以上にセットすることは
AGP の仕様範囲を逸脱するもので、この設定を有効にす
ると、システムに深刻な損傷を起こす可能性があります。
CMOS クリアー
CMOS クリアー時
C-2