
クイックインストールガイド
AOpen's AX6Bマザーボードをお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。当ガイドは、マザーボードのシス
テムへのインストール方法を説明します。以下の図は、マザーボード上のジャンパー及びコネクタの位置を表し
ます。:
IrDA
コネクタ
SB-Linkコネクタ
パネル
WKUP
:ウェイクアップコネクタ
LAN-WKUP:LAN
ウェイクアップコネクタ
PS/2 MS及びKB2
USB
コネクタ
COM1、COM2
CPU ファン
IDE1
コネクタ
FDC
JP14
:クリア
AX6Bには以下のような特別機能がたくさん用意されています:
ジャンパーレスデザイン Pentium II VIDシグナルとSMbusクロックジェネレータがCPU電圧の自動検出を行い、CPU
の周波数をCMOS設定プログラムを通して設定するようでデザインされているので、ジャンパーやスイッチが必用ありま
せん。
フル範囲CPUコア電圧 このマザーボードは1.3Vから3.5VのCPUコア電圧に対応しています。
バッテリーレスマザーボード AX6BはEEPROMと特別回線を(特許取得)を備えているため、現在のCPUとCMOS設
定をバッテリーを使うことなく保存することができます。RTC(リアルタイムクロック)は、電源が接続されている以上維持
することができます。
ハードドライブへのサスペンド この機能は、作業中のファイルをハードディスクに保存し、すぐに作業を再開
します。
ゼロ電圧モデムウェイクアップシステムを完全にオフにした状態で、ファックス受信や電話等により完全にコ
ンピュータを呼び起こすことができる機能です。
RTCウェイクアップタイマー 日付と時間を決定し、システムを起動させるプログラムです。
過電流保護 CPU Vコア電流超過保護は、事故的に発生するショートを防止します。
CPU高温保護 CPUの温度が定められた温度よりも高くなると警告します。
CPUファン監視機能 システムはCPUファンの機能不全に対し、CPUのオーバーヒートを防ぐよう警告しま
す。
システム電圧監視機能 この機能は、システムで使用されている電圧を常に関しします。
スイッチング・レギュレータ より高効率なCPU用のスイッチング・レギュレータです。
PCIサウンドカードコネクタ クリエーティブコンパチブルPCIサウンドカードをお持ちの場合は、カードをこの
コネクタに接続して下さい。
FCC DoC認証 AX6BはFCC DoC検査を通過しています。放射線が極めて低いため、ご家庭でご利用になれま
す。
コネクタ
CMOS
コネクタ
及びプリンタ
注:このクイックインストールガイドは参考のために提供されるものです。更に詳しくは、ユー
ザーズマニュアルをご覧ください。
CPUコア電圧の設定
当マザーボードはPentium II VID機能に対応しています。CPUコア電圧は自動的に検出され、その範囲は1.3Vか
ら3.5Vです。
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クイックインストールガイド
CPU周波数の設定
CPU周波数は:
BOIS Setup à Chipset Features Setup à CPU Clock Frequency
(有効な設定は66、68.5、75、83.3、100、103、112、133.3Mhzです。)
BOIS Setup à Chipset Features Setup à CPU Clock Ratio
(有効な設定は1.5x、2x、2.5x、3x、3.5x、4x、4.5x、5x、5.5x、6x、6.5x、7x、7.5x、8xです。)
コア周波数 = 比率 * 外部バスクロック
INTEL Pentium II
Pentium II 233 233MHz = 3.5x 66MHz
Pentium II 266 266MHz = 4x 66MHz
Pentium II 300 300MHz = 4.5x 66MHz
Pentium II 333 333MHz = 5x 66MHz
Pentium II 350 350MHz = 3.5x 100MHz
Pentium II 400 400MHz = 4x 100MHz
Pentium II 450 450MHz = 4.5x 100MHz
<Home>キーを使ってCPU周波数設定を解除する
ご利用のシステムがオーバークロッキングを起こし起動しない場合は、<Home>キーを押して初期設定
(233MHz)をロードして下さい。このスマートなデザインで、CPU周波数設定を簡単に削除することができ
ます。この機能を使うには、まず<Home>キーを押してから、同時にパワーボタンを押して下さい。POST
画面が表示されるまで<Home>キーから手を放さないで下さい。
CPUファンの接続
CPU コア周波数 比率 外部バスクロック
ファンケーブルを、3-ピンのCPU FANまたはFANに接続して下さ
い。ファンコネクタは両方ともハードウェア監視機能をサポートし
ていますが、CPUファンコネクタのみを使ってファンをオン/オフ
にすることができます。
バッテリーレスマザーボード
環境保護のため、AOpen AX6Bは世界で始めてのバッテリーを必要としないマザーボードを設計しました。
ATXパワーケーブルが接続されていれば、RTC(リアルタイムクロック)とCMOS設定はバッテリーを必要と
しません。ACパワーコードは、電源を切ったり、事故的にシャットダウンされた場合、CMOS設定とシス
テム設定がEEPROMに保存され、システムクロックだけを現在の時間を設定する必要がありました。
AGPターボ
AGPの仕様は、最高で66Mhzクロックとなっていますが、JP23を
セットしてサブクロックと同時使用することができます。但し、シ
ステムが不安定になる場合があります。
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クイックインストールガイド
フロントパネルケーブルに接続
パワーLED、キーボード、スピーカーを接続
し、スイッチコネクタを各ピンにリセットして
下さい。
キーロック
パワー
スピーカー
1 11
+
LED
+
+
+
リセット
BIOS設定の初期値を呼び出す
BIOS設定モードに入るには、POST(パワーオン自己診断)の途中で を押して下さい。 "Load Setup
Defaults"を選択することをお勧めします。システムの部品(CPU、DRAM、HDD等)がターボ設定に十分に対
応できることが確かな場合を除き、"Load Turbo Defaults"は選択しないで下さい。更に詳しい情報について
は、ユーザーズマニュアルの"AWARD BIOS"をご覧ください。
WIN’95で"?"マークをなくすには
Intelは、 "ACPI"、"USB" 及び"Ultra DMA/33"の最新版と共に430TXまたは440LXチップセットを紹介して
います。これらのデバイスは非常に新しいため、1995年8月発売のWin95ではサポートしていません。この
問題を解決するために、AOpenソはAOchip.exeというユーティリティを開発しました。このユーティリテ
ィは、同封されているCDか、または私たちのウェブサイトで入手することができます。大変使いやすく、
AOpenのマザーボードだけに使用が限られていないので、全てのTX/LXメインボートとの併用が可能です。
このユーティリティを使用するには、aochip.exeディレクトリを実行して下さい。
Ultra DMA/33ドライバのインストール
バスマスターIDEモードに対応するには、バスマスターIDEドライバとバスマスターIDE HDDが必要となり
ます。このドライバは、同封されたCDか、私たちのウェブサイドで入手することができます。また、この
プログラムをインストールするためにsetup.exeを実行して下さい。
警告:このドライバをインストールすると、ハードディスクへのサスペンドに失敗する
ことがあります。
CPU温度保護
CPUの温度が定められた値よりも高くなると、CPUの速度は自動的に遅くなり、PCスピーカーが音を発し
ます。この機能に対応するため、AOpenソフトウェアチームは、ハートウェアモニターユーティリティを開
発しました。これは、CPUの温度と電圧の監視を行います。このプログラムは、同封されたCDか、または
私たちのウェブページで入手することができます。
PCIサウンドカードコネクタ
CreativeコンパチブルのPCIサウンドカードに接続するために、SB-LINK
コネクタを使用しています。CreativeコンパチブルのPCIサウンドカー
ドをお持ちの場合は、DOS環境における対応のために、カードをこのカ
ードに接続して下さい。
ゼロ電圧モデムウェイクアップ
ATXソフトパワーOn/Offと併用することで、システムを完全にシャットダウンし、データ通信の呼び出し時
などに自動的にシステムをスタートさせることができます。この新しいモデムウェイクアップ機能は、外部
接続のモデムだけでなく、内蔵モデムにも活用することができます。 AX6B及びMP56内部モデムカードは、
特別な回路を使ってモデムカードが電源なしでも作動するように設計されています。モデムウェイクアップ
機能について、更に詳しくは、ユーザーズマニュアルをご覧ください。
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クイックインストールガイド
ハードデイスクのサスペンド機能
オプション 1: /fileスイッチを使用(FAT16ファイルシステム応用):
以下のコマンドを使い、ハードディスクへ一時停止する時に、システム状況とメモリイメージを保存しま
すので、ハードディスクの中のルートディレクトリに隠しファイルを作成して下さい。
C:>AOZVHDD /c /file
隠しファイルを作成するために分なHDDスペースがあることを確認して下さい。 システムメモリが32MB
で、VGAメモリが4MBの場合、少なくとも36MB(32MB+4MB)の連続ハードディスクスペースが必要とな
りあます。AOZVHDDがHDDスペースの作成に失敗した場合、MS-DOSやWin95と共に提供されている
"DEFRAG"ユーティリティ、または"Disk Defragmenter"を使い、HDDスペースを調整して下さい。
オプション2: /partiton スイッチを使用(FAT16/FAT32ファイルシステム応用):
ハードドライブへ一時停止のために、別のパティションを作成するには、使用可能なパティションが必要
です。メモリ拡張のために十分なパティションスペースを残しておいて下さい。例えば、システムメモリ
が32MBで、VGAメモリが4MBで、今後システムメモリを64MBまでアップグレードしたい場合、ディスク
ユーティリティ(fdisk等)を使い、68MB(64MB+4MB)のスペースを確保しておいて下さい。次に、以下のコ
マンドを使って一時停止パティションを作成して下さい。
C:>AOZVHDD /c /partition
余分なパティションスペースがなく、データを消去したくない場合は、パティション方法を使用しないで
ください。詳しくはユーザーズマニュアルをご覧ください。
システムBIOSの更新方法
BIOSをアップグレードするには、以下の手順で行って下さい。
1. AOpenのウェブサイトから新しいBIOSバイナリファイルを入手して下さい。例えば、AX6B110.BIN等
です。
2. メモリハンドラー(EMM386等)やデバイスドライバをロードせずに、フロッピーディスクからシステム
を起動させて下さい。
3. A:¥> AOFLASH AX6B110.BINを実行して下さい。
4. 新しいBIOSコードを呼び出すと、ユーティリティは本来のBIOSコードをHDDかフロッピーに保存する
ように警告します。"Y"を押し、"BIOS.OLD"として保存して下さい。
5. 古いBIOSを保存したら、"Y"を押してBIOSを置き換えて下さい。
6. "FLASHING"の際には、コンピュータの電源を切らないで下さい。
7. "FLASHING"の後に電源を切り、コンピュータを再起動させて下さい。
8. POSTの際に"DEL"キーを押して、BIOSセットアップにアクセスしてください。。
9. "BIOS SETUP DEFAULT"を呼び出し、その他の項目を同じように設定し直して下さい。
10. 変更を保存し、BIOSセットアップ終了してください。
詳しくは、ユーザーズマニュアルの"BIOSフラッシュユーティリティ"に関する項目をご覧ください。
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