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KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v
KN2132/KN4116/KN4132
日本語版ユーザーマニュアル
本書は ATEN ジャパン株式会社において、KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v および
KN2132/KN4116/KN4132 の取り扱いの便宜を図るため、製品同梱 英語版ユーザーマニュアルをローカライズし
たドキュメントです。
製品情報、仕様はソフトウェア・ハードウェアを含め、予告無く改変されることがあり、本日本語版ユーザーマニュ
アルの内容は、必ずしも最新の内容でない場合があります。また製品の不要輻射仕様、各種安全規格、含有物質
についての表示も便宜的に翻訳して記載していますが、本書はその内容について保証するものではありません。
製品をお使いになるときは、製品同梱の英語版ユーザーマニュアルにも目を通し、その取扱方法に従い、正しく
運用を行ってください。詳細な製品仕様については英語版ユーザーマニュアルの他、製品をお買い上げになった
販売店または弊社テクニカルサポート窓口までお問い合わせください。
ATEN ジャパン株式会社
技術サポート部
TEL :03-5323-7178
MAIL :support@atenjapan.jp
2009 年 9 月 8 日
ファームウェア Ver. 1.1.106 版
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bg2.png)
ユーザーの皆様へ
本マニュアルに記載された全ての情報、ドキュメンテーション、および製品仕様は、製造元であ
る ATEN International により、予告無く改変されることがあります。製造元 ATEN International は、
製品および本ドキュメントに関して、品質・機能・商品性および特定の目的に対する適合性につい
て、法定上の、明示的または黙示的であるかを問わず、いかなる保証もいたしません。
弊社製品は一般的なコンピューターのメインフレームおよびインターフェースの操作・運用・管理
を目的として設計・製造されております。高度な動作信頼性と安全性が求められる用途、例えば軍
事使用、大規模輸送システムや交通インフラの制御、原子力発電所、セキュリティシステム、放送
システム、医療システム等における可用性への要求を必ずしも満たすものではございません。
キーボード、マウス、モニター、コンピューター等、弊社製品に接続されるクライアントデバイスは、
それぞれベンダの独自技術によって開発・ 製造されております。そのため、これらの異なるデバイ
スを接続した結果、予期できない機器同士の相性問題が発生する可能性があります。 また、機器
の併用により、それぞれオリジナルで持つ機能を全て発揮できない可能性があります。異なる環
境・異なる機器の組み合わせにより、機能面での使用制限が必要になる可能性があります。
本製品および付属のソフトウェア、ドキュメントの使用によって発生した装置の破損・データの損
失等の損害に関して、直接的・間接的・特殊な事例・付帯的または必然的であるかを問わず、弊社
の損害賠償責任は本製品の代金相当額を超えないものとします。
製品をお使いになる際には、製品仕様に沿った適切な環境、特に電源仕様についてはご注意のう
え、正しくお使いください。
i
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ATEN ジャパン製品保証規定
弊社の規定する標準製品保証は、定められた期間内に発生した製品の不具合に対して、すべ
てを無条件で保証するものではありません。製品保証を受けるためには、この『製品保証規定』お
よびユーザーマニュアルをお読みになり、記載された使用法および使用上の各種注意をお守りく
ださい。
償による修理対応といたしますのでご留意ください。
◆使用上の誤りによるもの
◆ 製品ご購入後の輸送中に発生した事故等によるもの
◆ ユーザーの手による修理または故意の改造が加えられたもの
◆ 購入日の証明ができず、製品に貼付されている銘板のシリアルナンバーも確認できないもの
◆ 車両、船舶、鉄道、航空機などに搭載されたもの
◆ 火災、地震、水害、落雷、その他天変地異、公害、戦争、テロリズム等の予期しない災害によっ
て故障、破損したもの
◆ 日本国外で使用されたもの
◆ 日本国外で購入されたもの
順に従って弊社宛に連絡を行ってください。
また製品保証期間内であっても、次に挙げる例に該当する場合は製品保証の適用外となり、有
【製品保証手順】
弊社の製品保証規定に従いユーザーが保証を申請する場合は、大変お手数ですが、以下の手
(1)不具合の確認
製品に不具合の疑いが発見された場合は、購入した販売店または弊社サポート窓口に連絡の
上、製品の状態を確認してください。 この際、不具合の確認のため動作検証のご協力をお願いす
ることがあります。
(2)本規定に基づく製品保証のご依頼
(1)に従い確認した結果、製品に不具合が認められた場合は、本規定に基づき製品保証対応を
行います。製品保証対応のご依頼をされる場合は、RMA 申請フォームの必要項目にご記入の上、
『お客様の製品購入日が証明できる書類』を用意して、購入した販売店までご連絡ください。販売
店が不明な場合は、弊社までお問い合わせください。
(3)製品の発送
不具合製品の発送は宅配便などの送付状の控えが残る方法で送付してください。
ii
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【製品保証期間】
製品保証期間は通常製品/液晶ディスプレイ搭載製品で異なります。詳細は下記をご覧くださ
い。
製品納品日~30 日 初期不良、新品交換※1
①通常製品
31 日~3 年間 無償修理
3 年以上 有償修理※2
製品納品日~30 日 初期不良、新品交換※1
②液晶ディスプレイ搭載製
31 日~2 年間 無償修理
品
2 年以上 有償修理※2
※1…製品購入日から30 日以内に確認された不具合は初期不良とし、新品交換を行います。初期
不良の場合の送料は往復弊社にて負担いたします。
※2…有償修理の金額は別途製品を購入された販売店までお問い合わせください。
※ケーブル類、電源アダプタ、その他レールキット等のアクセサリ類は DOA・初期不良の際の新品
交換のみ、承ります。
※EOL (生産終了)が確定した製品については、初期不良であっても無償修理対応とさせていただ
きます。また EOL 製品の修理に関して、上記無償修理期間中であっても、部材調達の都合等によ
り修理不可になる可能性がございます。そのような場合には、機能同等品による良品交換のご対
応となる可能性がございます。
※本保証期間は 2007 年 9 月 1 日以降にご購入された製品に適用されます。それ以前に購入され
た製品については、保証期間は 1 年間です。
【補足】
・本規定は ATEN/ALTUSEN ブランド製品に限り適用します。
・初期不良による新品交換の場合は、ATEN より発送した代替品の到着後、5 営業日以内に不具
合品を弊社宛に返却してください。返却の予定期日が守られない場合は弊社から督促を行います
が、それにも係わらず不具合品が返却されない場合は、代替機相当代金を販売代理店経由でご
請求いたします。
・ラベルの汚損や剥がれなどにより製品のシリアルナンバーが確認できない場合は、すべて有償修
理とさせていただきます。
iii
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【免責事項】
1. 弊社製品は一般的なコンピューターのメインフレームおよびインターフェースの操作・運用・管
理を目的として設計・製造されております。高度な動作信頼性と安全性が求められる用途、例えば
軍事使用、大規模輸送システムや交通インフラの制御、原子力発電所、セキュリティシステム、放
送システム、医療システム等における可用性への要求を、必ずしも満たすものではございません。
2. キーボード、マウス、モニター、コンピューター等、弊社製品に接続されるクライアントデバイスは、
それぞれベンダの独自技術によって開発・製造されております。そのため、これらの異なるデバイス
を接続した結果、予期できない機器同士の相性問題が発生する可能性があります。また、機器の
併用により、それぞれオリジナルで持つ機能を全て発揮できない可能性があります。異なる環境・
異なる機器の組み合わせにより、機能面での使用制限が必要になる可能性があります。
3. 他社製品の KVM スイッチ、キーボード・マウスコンバータ、キーボード・マウスエミュレータ、
KVM エクステンダー等との組み合わせはサポート対象外となりますが、お客様で自己検証の上で
あれば、使用を制限するものではありません。
4. 製品に対しての保証は、日本国内で使用されている場合のみ対象とさせて頂きます。
5. 製品やサービスについてご不明な点がある場合は、弊社技術サポート部門までお問い合わせ
ください。
iv
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製品についてのお問い合わせ
製品の仕様や使い方についてのお問い合わせは、下記窓口または製品をお買い上げになった
販売店までご連絡ください。
ATEN ジャパン株式会社 営業推進部
TEL:03-5323-7170
MAIL:sales@atenjapan.jp
ATEN ジャパン株式会社 技術サポート部
TEL :03-5323-7178
MAIL :support@atenjapan.jp
v
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目次
ユーザーの皆様へ ................................................................................................ i
ATEN ジャパン製品保証規定 .................................................................................. ii
製品についてのお問い合わせ ................................................................................. v
FCC ................................................................................................................... 9
RoHS .................................................................................................................. 9
SJ/T 11364-2006 ................................................................................................ 10
安全にお使い頂くために ....................................................................................... 11
一般的な注意事項 ...................................................................................................11
ラックマウントに関する注意事項 .................................................................................13
同梱品 .............................................................................................................. 14
本マニュアルについて .......................................................................................... 15
マニュアル表記について ....................................................................................... 17
用語について ..................................................................................................... 18
第 1 章 はじめに .................................................................................................... 19
製品概要........................................................................................................... 19
特長 ................................................................................................................. 23
全モデル共通 ..........................................................................................................23
バーチャルメディア対応モデルのみ ............................................................................25
システム要件 ...................................................................................................... 26
リモートクライアントコンピューター ...............................................................................26
ローカルサーバー ....................................................................................................27
ビデオ ....................................................................................................................27
コンピューターモジュール..........................................................................................28
OS .........................................................................................................................30
Web ブラウザ ...........................................................................................................30
製品各部名称 .................................................................................................... 31
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v フロントパネル ...............................................31
KN2132/KN4116/KN4132 フロントパネル ..................................................................31
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v リアパネル ......................................................34
KN2132/KN4116/KN4132 リアパネル .........................................................................34
第 2 章 セットアップ方法 .......................................................................................... 37
1
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概要 ................................................................................................................. 37
セットアップの前に ............................................................................................... 37
デバイスの卓上設置とラックマウント ......................................................................... 38
卓上設置 ................................................................................................................38
ラックマウント ...........................................................................................................39
単体構成でのセットアップ ..................................................................................... 45
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v 単体構成 接続図 .........................................48
KN2132/KN4116/KN4132 単体構成 接続図.............................................................49
コンピューターモジュール 接続図 .............................................................................50
2 段階カスケード接続のセットアップ ......................................................................... 51
2 段階カスケード接続 接続図 ...................................................................................53
ホットプラグ ........................................................................................................ 54
モジュール ID 機能 ..................................................................................................54
製品の電源 OFF/再起動 ...................................................................................... 55
ポート ID の割り当て ............................................................................................ 55
ポートの選択 ...................................................................................................... 55
第 3 章 スーパーアドミニストレーターによる 初期設定 .................................................... 56
概要 ................................................................................................................. 56
初回使用時に必要なセットアップ ............................................................................ 56
ネットワークの設定 ...................................................................................................59
スーパーアドミニストレーターのユーザーネーム/パスワードの変更..................................60
その他の管理メニューを操作する場合は .................................................................. 62
第 4 章 ログイン ..................................................................................................... 63
概要 ................................................................................................................. 63
ローカルコンソールからのログイン ........................................................................... 63
ブラウザからのログイン ......................................................................................... 64
Windows クライアントからのログイン .......................................................................... 66
接続画面 ................................................................................................................67
Java クライアントからのログイン ............................................................................... 70
第 5 章 ユーザーインターフェース ............................................................................. 72
概要 ................................................................................................................. 72
Web ブラウザメイン画面 ........................................................................................ 72
画面内の構成要素 ...................................................................................................73
タブメニュー ............................................................................................................74
クライアントアプリケーションのメイン画面 ................................................................... 76
ローカルコンソール GUI メイン画面 ......................................................................... 78
2
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コントロールパネル .............................................................................................. 80
Windows クライアントコントロールパネル ......................................................................80
コントロールパネルの機能 .........................................................................................82
Macros ...................................................................................................................85
Video Settings .........................................................................................................94
Message Board.........................................................................................................99
Virtual Media ......................................................................................................... 102
Zoom .................................................................................................................... 107
On-Screen Keyboard .............................................................................................. 108
Mouse Pointer Type ............................................................................................... 109
Mouse DynaSync Mode ........................................................................................... 110
コントロールパネルの環境設定 ................................................................................ 113
Java コントロールパネル .......................................................................................... 116
第 6 章 Port Access...............................................................................................117
概要 ................................................................................................................117
Web ブラウザインターフェース .................................................................................. 117
GUI インターフェース .............................................................................................. 118
ポート選択バー ..................................................................................................119
ポート選択ツリー .................................................................................................... 119
ポートビュー .......................................................................................................... 120
ポートユーティリティー............................................................................................. 120
ポートネームの設定 ................................................................................................ 126
Scan ..................................................................................................................... 127
Array .................................................................................................................... 127
Filter .................................................................................................................... 128
Connections メニュー...........................................................................................129
デバイスレベル ...................................................................................................... 129
ポートレベル .......................................................................................................... 131
History メニュー .................................................................................................133
Favorites メニュー ..............................................................................................134
User Preferences メニュー ....................................................................................137
Log メニュー ......................................................................................................140
Sessions メニュー ................................................................................................143
Access メニュー ..................................................................................................144
デバイスレベル ...................................................................................................... 144
ポートレベル .......................................................................................................... 146
3
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変更内容の保存 .................................................................................................... 147
第 7 章 User Management .......................................................................................148
概要 ................................................................................................................148
Web ブラウザインターフェース .................................................................................. 148
GUI インターフェース .............................................................................................. 149
Users ...............................................................................................................151
ユーザーの作成 .................................................................................................... 151
ユーザーアカウントの編集 ....................................................................................... 155
ユーザーアカウントの削除 ....................................................................................... 155
Groups .............................................................................................................155
グループの作成 ..................................................................................................... 156
グループの編集 ..................................................................................................... 158
グループの削除 ..................................................................................................... 158
ユーザーとグループ ............................................................................................159
Users メニューを使ってユーザーをグループに割り当てる場合 ...................................... 159
Users メニューを使ってグループからユーザーを削除する場合 ..................................... 160
Groups メニューを使ってユーザーをグループに登録する場合 ...................................... 161
Groups メニューを使ってグループからユーザーを削除する場合 ................................... 162
デバイスの割り当て .............................................................................................163
Users メニューを使ってデバイスの操作権限を割り当てる場合 ...................................... 163
Groups メニューを使ってデバイスの操作権限を割り当てる場合 .................................... 165
第 8 章 Device Management ....................................................................................166
概要 ................................................................................................................166
Web ブラウザインターフェース .................................................................................. 166
GUI インターフェース .............................................................................................. 167
Device Information メニュー ..................................................................................168
Network メニュー ................................................................................................172
Service Ports ......................................................................................................... 173
NIC Settings .......................................................................................................... 174
Network Transfer Rate ............................................................................................ 175
ANMS メニュー ..................................................................................................176
IP Installer ............................................................................................................ 177
SMTP Settings ....................................................................................................... 177
Log Server ............................................................................................................ 178
SNMP Settings ....................................................................................................... 178
Syslog Server ......................................................................................................... 179
4
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bgb.png)
Disable Local Authentication ................................................................................... 179
RADIUS Settings .................................................................................................... 180
LDAP/LDAPS Authentication and Authorization Settings ............................................ 181
CC Management Settings ........................................................................................ 181
OOBC メニュー ..................................................................................................182
Security メニュー ................................................................................................183
IP アドレス/MAC アドレスによるフィルタリング ............................................................. 184
Login String........................................................................................................... 185
Account Policy....................................................................................................... 186
Encryption ............................................................................................................ 187
Private Certificate .................................................................................................. 187
Customization メニュー ........................................................................................189
Login Failures ........................................................................................................ 189
Working Mode ....................................................................................................... 190
その他のメニュー ................................................................................................... 191
Date/Time メニュー.............................................................................................193
Time Zone ............................................................................................................. 194
Date ..................................................................................................................... 194
Network Time ........................................................................................................ 194
第 9 章 Maintenance ..............................................................................................195
概要 ................................................................................................................195
Web ブラウザインターフェース .................................................................................. 195
GUI インターフェース .............................................................................................. 196
画面レイアウト ....................................................................................................197
ファームウェアファイル ............................................................................................ 197
オプション ............................................................................................................. 197
メインパネル .......................................................................................................... 198
メインファームウェアのアップグレード ......................................................................199
コンピューターモジュールのファームウェアアップグレード ............................................200
ファームウェアアップグレードのリカバリー .................................................................202
コンピューターモジュールのファームウェア アップグレードリカバリー ..............................202
Backup/Restore メニュー ......................................................................................203
第 10 章 Download ................................................................................................205
概要 ................................................................................................................205
第 11 章 ポート操作...............................................................................................207
概要 ................................................................................................................207
5
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bgc.png)
ポートツールバー ...............................................................................................208
ツールバーアイコン ................................................................................................ 210
ツールバーホットキーによるポート切替 ...................................................................... 211
「Port Access」タブの再呼び出し .............................................................................. 213
OSD ホットキー一覧表 ............................................................................................ 213
パネルアレイモード .............................................................................................214
パネルアレイツールバー ......................................................................................... 215
マルチユーザーによる操作 ...................................................................................216
ユーザーとバス ...................................................................................................... 218
第 12 章 ログサーバー ...........................................................................................219
インストール ......................................................................................................219
ログサーバーの起動 ...........................................................................................221
メニューバー .....................................................................................................222
Configure .............................................................................................................. 222
Events .................................................................................................................. 223
Options................................................................................................................. 226
Help ..................................................................................................................... 226
ログサーバーメイン画面 .......................................................................................227
概要 ..................................................................................................................... 227
リストパネル ........................................................................................................... 228
イベントパネル ....................................................................................................... 228
第 13 章 LDAP サーバーの設定 ..............................................................................229
はじめに ...........................................................................................................229
Windows 2003 サポートツールのインストール ............................................................229
Active Directory スキーマスナップインのインストール .................................................230
スタートメニューのショートカット作成 ........................................................................230
Active Directory スキーマの拡張・更新 ...................................................................231
新規属性の作成 .................................................................................................... 231
新規属性によるオブジェクトクラスの拡張 ................................................................... 233
Active Directory ユーザーの編集 ............................................................................ 236
付録 ...................................................................................................................240
製品仕様..........................................................................................................240
KN2124v/KN4124v ................................................................................................ 240
KN2140v/KN4140v ................................................................................................ 243
KN4116 ................................................................................................................ 246
KN2132/KN4132 ................................................................................................... 249
6
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bgd.png)
トラブルシューティング .........................................................................................252
製品全般に関するトラブルシューティング .................................................................. 252
マウスに関するトラブルシューティング ....................................................................... 255
バーチャルメディアに関するトラブルシューティング ..................................................... 257
Web ブラウザに関するトラブルシューティング ............................................................. 258
Windows クライアントに関するトラブルシューティング ................................................... 259
Mac に関するトラブルシューティング ......................................................................... 260
Java クライアントに関するトラブルシューティング ......................................................... 261
Sun に関するトラブルシューティング .......................................................................... 262
ログサーバーに関するトラブルシューティング ............................................................. 263
パネルアレイモードに関するトラブルシューティング ..................................................... 264
IP アドレスの設定 ...............................................................................................265
ローカルコンソール................................................................................................. 265
IP インストーラー .................................................................................................... 265
ブラウザ ................................................................................................................ 267
ポートフォワード .................................................................................................268
PPP モデム操作 .................................................................................................269
基本セットアップ..................................................................................................... 269
ダイヤルイン接続 セットアップ例(Windows XP) ......................................................... 271
KA7140 の設定および操作 ...................................................................................272
設定方法 .............................................................................................................. 272
操作方法 .............................................................................................................. 274
KA7140 ピンアサイン .............................................................................................. 274
その他のマウス同期方法......................................................................................275
Windows ............................................................................................................... 276
Sun/Linux ............................................................................................................. 278
その他のビデオ解像度の設定 ...............................................................................279
信頼された証明書 ..............................................................................................281
概要 ..................................................................................................................... 281
証明書のインストール ............................................................................................. 282
証明書のインストール完了 ....................................................................................... 283
ファンの位置と速度 .............................................................................................284
ファンの位置 ......................................................................................................... 284
ファンの速度 ......................................................................................................... 284
温度センサーの位置 ...........................................................................................285
ログイン情報の消去 ............................................................................................286
7
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bge.png)
工場出荷時のデフォルト設定 ................................................................................288
シリアルアダプターのピンアサイン ..........................................................................288
対応 KVM スイッチ .............................................................................................289
バーチャルメディア対応 .......................................................................................289
Windows クライアント (Web ブラウザ版、アプリケーション版共通) .................................. 289
Java クライアント (Web ブラウザ版、アプリケーション版共通) ........................................ 290
8
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bgf.png)
FCC
本製品は FCC Class A 装置です。一般家庭でご使用になると、電波干渉を起こすことがあ
ります。その際には、ユーザーご自身で適切な処置を行ってください。
本製品は、FCC(米国連邦通信委員会)規則の Part15 に準拠したデジタル装置 Class A の
制限事項を満たして設計され、検査されています。この制限事項は、商業目的の使用におい
て、有害な障害が発生しないよう、基準に沿った保護を提供する為のものです。
この操作マニュアルに従わずに使用した場合、本製品から発生するラジオ周波数により、他の
通信機器に影響を与える可能性があります。
また、本製品を一般住宅地域で使用した場合、有害な電波障害を引き起こす可能性もあります。
その際には、ユーザーご自身の負担で、その障害を取り除いてください。
RoHS
本製品は『電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会
指令』、通称 RoHS 指令に準拠しております。
9
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bg10.png)
SJ/T 11364-2006
10
![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bg11.png)
安全にお使い頂くために
一般的な注意事項
◆ 製品に同梱されるドキュメントは全てお読みください。またドキュメント類は全て保存してくださ
い。
◆ 製品に関する注意・説明に従って取り扱ってください。
◆ 落下による事故・製品の破損を防ぐため、設置場所は不安定な面(台車、簡易的なスタンドや
テーブル等)を避けるようにしてください。
◆ 製品が水に濡れるおそれのあるような場所で使用しないでください。
◆ 製品は熱源の近く、またはその熱源の上などで使用しないでください。
◆ 製品のケースには必要に応じて通気口が設けられています。通気口のある製品は、安定した
運用を行うため、また製品の過熱を防ぐために、開口部を塞いだり覆ったりしないでください。
◆ 製品をベッドやソファ、ラグなどの柔らかいものの上に置かないでください。開口部が塞がれ、
適切な通気が確保できずに製品が過熱する恐れがあります。
◆ 製品にいかなる液体もかからないようにしてください。
◆ 電源プラグを電源コンセントから抜く場合は、乾いた雑巾でプラグ周りのホコリを掃除してくださ
い。液体やスプレー式のクリーナーは使用しないでください。
◆ 製品はラベルに記載されたタイプの電源に接続して運用してください。電源タイプについて不
明な場合は、購入された販売店もしくは電気事業者にお問い合わせください。
◆ お使いの装置への損傷を避けるためにも、すべての装置を適切に接地するようにしてくださ
い。
◆ 製品は相間電圧 230V の配電装置向けに設計されています。
◆ 製品付属の電源ケーブルは安全のために 3 ピンタイプのプラグを使用しています。電源コンセ
ントの形状が異なりプラグを接続できない場合には電気事業者に問い合わせて適切に処置し
てください。アース極を無理に使用できない状態にしないでください。使用される国/地域の電
源形状に従ってください。
◆ 電源コードやケーブルの上に物を置かないでください。人が通行するような場所避けて電源コ
ードを設置してください。
◆ 電源の延長コードや電源タップを使用する場合は、合計容量とコードまたはタップの仕様が適
合していることを確認してください。
◆ 突然の供給電力不安定や電力過剰・電力不足からお使いのシステムを守るために、サージサ
プレッサー、ラインコンディショナー、または無停電電源装置(UPS)をご使用ください。
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◆ システムケーブルや電源ケーブルは丁寧に取り扱ってください。これらのケーブル類の上には
何も置かないようにしてください。
◆ ホットプラグ対応パワーサプライの取り付け、または取り外しする場合は、以下の注意事項に従
ってください。
電源ケーブルを接続する前に、パワーサプライのセットアップを行ってください。
パワーサプライを取り外す前に電源ケーブルを抜いてください。
お使いのシステムが複数のパワーサプライをお使いである場合、パワーサプライからす
べての電源ケーブルを抜いてお使いのシステムから切り離してください。
◆ 危険な電圧ポイントへの接触やショートによって、発火したり感電したりするおそれがあります
ので、キャビネットのスロットには何も挿入しないでください。
◆ 装置をご自身で修理せず、何かありましたら技術サポートまでご相談ください。
◆ 下記の現象が発生した場合、コンセントをはずして技術サポートに修理を依頼してください。
電源コードが破損した。
装置の上に液体をこぼした。
装置が雨や水にぬれた。
装置を誤って落下させた、ないしはキャビネットが破損した。
装置の動作に異変が見られる。(修理が必要です)
製品マニュアルに従って操作しているにもかかわらず、正常に動作しない。
◆ 技術サポートの修理が必要となる故障が発生するおそれがありますので、製品マニュアルに従
って操作してください。
◆ 「UPGRADE」と記載されている RJ-11 ケーブルを電話回線用モジュラージャックに接続しない
でください。
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ラックマウントに関する注意事項
◆ ラックでの作業を始める前に、スタビライザーがラックに固定され床に接していること、また、ラッ
ク全体が安定した場所に置かれていることを確認してください。作業前にフロントとサイドのスタ
ビライザーをシングルラックに取り付けるか、多機能ラックをフロントスタビライザーに取り付けて
ください。
◆ ラックには下から上に向かって、一番重いアイテムから順番に取り付けてください。
◆ デバイスを拡張する前にラックが水平で安定していることを確認してください。
◆ デバイスレールのリリース用ラッチを押してラックからデバイスの出し入れをする際にはスライド
レールに指を挟まないようご注意ください。
◆ デバイスがラックに挿入されたら、注意してレールをロックする位置までスライドしてください。
◆ ラックに供給する AC 電源の分岐回路が過剰供給にならないようご注意ください。ラック全体の
電源負荷は分岐回路の 80%を越えないように設定する必要があります。
◆ ラックにマウントされたデバイスは、電源タップも含め、すべて正しく接地されていることを確認
してください。
◆ ラックへの通気を十分に確保してください。
◆ 本製品で定められている保管温度を超えないように、ラックが設置されている場所の室温を調
節してください。
◆ ラックに設置されているデバイスが動作している際に、デバイスを踏んだりデバイスによじ登っ
たりしないでください。
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同梱品
本製品のパッケージには下記のアイテムが同梱されています。
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v、KN2132/KN4116/KN4132
KVM Over the NET™ ×1
SA0142 シリアルアダプター(製品側 : RJ-45 メス、シリアルデバイス側 : DB9 オス) ×2
接地線 ×1
電源ケーブル(KN2132/KN4116/KN4132 のみ) ×1
電源ケーブル(KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v のみ) ×2
コンソールケーブル(KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v のみ) ×1
ラックマウントキット ×1
フットパッドセット(4 個入) ×1
英語版ユーザーマニュアル ×1
多言語版クイックスタートガイド ×1
上記のアイテムがそろっているかご確認ください。万が一、欠品または破損品があった場合は
お買い上げになった販売店までご連絡ください。
本ユーザーマニュアルをよくお読みいただき、正しい使用法により、本製品および接続する機器
を安全にお使いください。
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本マニュアルについて
このユーザーマニュアルは、KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v 、
KN2132/KN4116/KN4132 に関する情報や使用法について説明しており、取り付け・セットアッ
プ方法、操作方法のすべてを提供します。
マニュアル構成は下記のようになっています。
第1章 はじめに:製品の機能の概要および各部名称について説明します。
第2章 セットアップ方法:製品の基本的なハードウェアセットアップの手順や簡単な操作方法
について説明します。
第3章 スーパーアドミニストレーターによる初期設定:製品のネットワーク環境の設定、デフォ
ルトユーザーのアカウント/パスワードの変更等、スーパーアドミニストレーターが製品を
最初に利用する際に必要となるセットアップ方法について説明します。
第4章 ログイン:ローカルコンソール、Web ブラウザ、専用アプリケーションを使った製品への
アクセス方法について説明します。
第5章 ユーザーインターフェース:製品の GUI メニューの各項目について説明します。
第6章 Port Access:「Port Access」メニューの詳細と、ポート操作に関する項目の設定方法に
ついて説明します。
第7章 User Management:アドミニストレーター/スーパーアドミニストレーター向け操作である、
ユーザーやグループの作成、変更、削除、また、ユーザーのグループの登録の各方法
について説明します。
第8章 Device Management:スーパーアドミニストレーター向け操作である、デバイスの環境設
定の方法について説明します。
第9章 Maintenance:製品や、製品に接続されているコンピューターモジュールのファームウェ
アアップグレードの方法について説明します。
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第10章 Download:スタンドアロンタイプアプリケーションである、Windows クライアント、Java クラ
イアント、ログサーバー、Power Over the NET™のダウンロード方法について説明しま
す。
第11章 ポート操作:製品に接続されているデバイスへのアクセスおよび操作の詳細方法につ
いて説明します。
第12章 ログサーバー:ログサーバーのインストールおよび設定方法について説明します。
第13章 LDAP サーバーの設定:LDAP/LDAPS を使用した認証方法、Active Directory や
OpenLDAP を使った権限設定の方法について説明します。
付録 製品の仕様および関連する技術情報や操作方法について説明しています。
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マニュアル表記について
◆
入力するキーを示します。例えば
のキーを同時に押す場合は、
ホットキー操作のようにキーを連続して押す場合は、
のようにコンマ( , )を挟んで表記してあります。
番号が付けられている場合は、番号に従って操作を行ってください。
◆印は情報を示しますが、作業の手順を意味するものではありません。
矢印は操作の手順を示します。例えば Start → Run はスタートメニューを開
き、Run を選択することを意味します。
はエンターキーを押します。複数
のように表記してあります。また
重要な情報を示しています。
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用語について
本マニュアルでは、「ローカル」、「リモート」という用語を使って製品の構成を表しています。そ
れらの用語が示す意味は以下のとおりです。
◆ 「ローカル」は、ユーザーが操作する側を指します。そのユーザーが製品の脇にあるローカ
ルコンソール側で操作しても、地球の裏側からログインしても、ローカル側から操作している
ことになります。
◆ 「リモート」は、製品にコンピューターモジュール経由で接続されているデバイス側を指しま
す。(例:リモートサーバー)
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第 1 章
はじめに
製品概要
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v、KN2132/KN4116/KN4132 は、ローカル/リモートユ
ーザーが 1 コンソールから複数のサーバーを参照したりアクセスしたりすることを可能にするデジ
タル KVM スイッチです。単体構成の場合は最大 40 台のサーバーを、また、16 ポートの対応
KVM スイッチを 2 段階にカスケード接続した場合は、最大 640 台のサーバーをそれぞれ操作す
ることが可能です。
本製品は、対応バス数と KVM ポート数に応じて以下のラインナップを提供しております。
KN2124v ローカル : 1、リモート : 2 24
KN2140v ローカル : 1、リモート : 2 40
KN4124v ローカル : 1、リモート : 4 24
KN4140v ローカル : 1、リモート : 4 40
KN2132 ローカル : 1、リモート : 2 32
KN4116 ローカル : 1、リモート : 4 16
KN4132 ローカル : 1、リモート : 4 32
各バスとも個別のユーザーセッションに対応していますので、ローカルサーバーに対して、最
大 3 バス(KN2124v/KN2140v/KN2132)、または 5 バス(KN4124v/KN4140v/KN4116/KN4132)
の個別接続を同時に行うことができます。
製品は通信プロトコルとして TCP/IPを使用していますので、LAN、WAN、またはインターネット
に接続できる環境であればどこからでも – オフィスや街角からでも IP アドレスひとつでアクセス
することができます。リモートユーザーは Web ブラウザやスタンドアロンアプリケーションである
Windows クライアント、Java クライアントの各専用ツールを使って製品にログインすることが可能
です。とりわけ、Java クライアントは Sun Java Runtime Environment(JRE)が動作するプラットフォー
ムであれば、どのような OS であっても動作が可能です。クライアントツールを使用することによっ
て、製品に接続されているコンピューターとキーボード、ビデオ、マウスの各信号を、ローカルに
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セットアップされた KVM スイッチを直接操作しているときと同様の感覚でやり取りすることが可能
です。
リモートバスは最大 32 ユーザーで共有することができます。ユーザー間でのポート共有をスムー
ズに行えるように、メンバー間の対話を可能にするメッセージボード機能を提供しています。
リモート
リモート
リモート
ローカル
リモート
本製品の導入によって、アドミニストレーターは GUI アプリケーションのインストールや実行から、
BIOS レベルのトラブルシューティング、定期モニタリング、同時メンテナンス、システム管理、再
起動、起動前の機能に至るまで、あらゆる運用業務を簡単に行うことができます。
ローカルコンソールは、キーボードによるホットキー、または、フルスクリーン対応の GUI 画面を
使って操作することができます。
製品に接続されたサーバーの画面のモニタリングを容易にするために、便利なオートスキャン
機能を提供し、ユーザーが定義した時間間隔でポートを自動的に切り替えて表示します。また、
パネルアレイモードを利用すると、最大 40 ポートのサーバーのデスクトップ画面を同時に表示す
ることも可能です。
製品は RJ-45 コネクターを有し、カテゴリ 5e 以上に対応した LAN ケーブルを使用してサーバ
ーを接続します。この省スペース設計によって、わずか 1U の KVM スイッチに 16/24/32/40 ポ
ートを搭載することに成功しました。またネットワーク接続にも LAN ケーブルを使用しますので、
TCP/IP ネットワークが利用できる環境であれば、簡単に導入いただけます。
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セットアップに必要となる作業は、必要なケーブルを適切に接続するだけですので、簡単で時
間もかかりません。キーボードの入力信号はそのまま製品に送られますので、ソフトウェアの複
雑なセットアップも不要。互換性の問題に悩まされることもありません。
ファームウェアはインターネット経由でアップグレードできますので、最新版を弊社 Web サイト
からダウンロードし、製品に適用することで、新しい機能をご利用いただけます。
先端のセキュリティ機能を搭載した本製品を導入することで、スピード、信頼性、費用対効果の
いずれの点においても、最も優れた方法で各地に分散する多数のサーバーのリモート管理を実
現します。
本製品には、アダプターID、OS、キーボード言語、アダプター名、オプションモード等のポート
情報を格納できるアダプターID 機能に対応していますので、コンピューターモジュールを別の
ポートに付け替えると、本体側で設定を変更することなくそのまま使用することができます。
最新のバーチャルメディア機能対応モデル KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v では、リ
モートアクセスしているコンピューター上の DVD、CD-ROM 等のメディアを、KVM スイッチ配下
のサーバーにマウントして使用することが可能です。この機能によって、ファイル転送、アプリケ
ーションや OS の更新、診断プログラムの実行が簡単に実行できます。TCP/IP ネットワークが利
用できる環境であれば、ユーザーがどこにいても、製品に接続されたサーバーのアップグレード
が可能です。
また、KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v はデュアル電源対応にも対応していますので、
片方の電源に問題が生じた場合でも、もう片方の電源が自動的に連動し、製品への電源供給
が継続されます。さらに、電源の二重化によってサーバールームの電源障害による影響を避け
ることも可能です。お使いのサーバールームに 2 つ以上の電源がある場合、製品の電源ケーブ
ルを別の電源に接続しておくと、電源を二重化することが可能ですので、サーバールームの電
源が電力不足になった場合でも、自動的にもう片方の電源を使うことで、動作を続けることがで
きます。
KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v は、温度センサーを 4 つ搭載し、6 つのファンを制御
します。これらのセンサーは、サーバールームの気温に応じてファンが適切なスピードで稼働す
るように自動的に調節しますので、エネルギーを有効活用できるだけでなく、ファンやスイッチを
より長い間お使いいただくこともできます。
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また、KN2124v/KN2140v/KN4124v/KN4140v は、オーディオ信号にも対応しています。ロー
カル側はスピーカーとマイク、また、リモート側はスピーカーの使用がそれぞれ可能です。
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![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bg1d.png)
特長
全モデル共通
16/24/32/40 ポート搭載リモートアクセス対応デジタル KVM スイッチ – 単体構成の場合
は 16/24/32/40 台のサーバーを、2 段階のカスケード接続の構成の場合は最大 640 台の
サーバーをそれぞれ操作することが可能
10/100/1000Mbps 対応ネットワークインターフェースを 2 ポート搭載 - ネットワークの二重
化や異なる IP アドレスの設定が可能
最大 5 バスセッション – ローカルは 1 名、リモートは 2 名(KN2132/KN2124v/KN2140v) / 4
名(KN4116/KN4132/KN4124v/KN4140v)のユーザーが別々のポートに同時接続すること
が可能。最大 32 ユーザーによるリモートバスの共有が可能
マルチユーザー(最大 64 アカウント)対応 – 最大 32 ユーザーによるリモートバスの共有が
可能
LAN、WAN、インターネット経由でサーバーへのリモートアクセス - 時間や場所を問わず、
製品にアクセスすることが可能
マルチプラットフォーム対応 – Windows、Mac、Sun、Linux、VT100 ベースのシリアルデバイ
ス対応
RJ-45 コネクターとカテゴリ 5e 対応 LAN ケーブルを使用する設計により、作業効率の向上
に貢献する快適な作業環境を提供 – PS/2、USB、Sun Legacy(13W3)、シリアル(RS-232)
各種インターフェースとの接続が可能
ローカルコンソールは PS/2、USB のキーボード・マウスの使用が可能
マルチレベルのユーザー権限 – スーパーアドミニストレーター/アドミニストレーター/ユー
ザー/ビューワー。製品の最大設定可能ユーザー数の範囲であれば、各レベルのユーザ
ー数の上限なし
外部認証対応 - RADIUS、LDAP、LDAPS、Active Directory
パスワード保護や暗号化技術等の高度なセキュリティ機能 – 1024 bit RSA、168-bit 3DES、
256 bit AES、128 bit SSL
柔軟性の高い暗号化機能 - キーボード/マウス、ビデオ、バーチャルメディアの各信号は
個別に暗号化が可能 (56-bit DES、168-bit 3DES、256-bit AES、128-bit RC4、ランダムよ
り選択)
対応プロトコル – 10Base-T、100Base-T、1000Base-T 自動認識、TCP/IP、HTTP、DNS、
DHCP、PPP、UDP、ARP、Ping
Web ブラウザを使ったリモートアクセス - 事前に Active X や Java をインストールしなくても、
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![](/html/3c/3cfc/3cfca07b2e2a0ba6deb87f7062e248f8afcac8cea04b90901a530fc2ecf0f930/bg1e.png)
Web ブラウザだけで製品の操作が可能
トータル Web ソリューション - Windows Active X 版と Java 版のビューワーを提供。同一セ
ッションからでも複数のビューワーを起動し、複数のポートを操作することが可能
クライアント側の Web ブラウザを自動検出し、環境に応じて Java ビューワーまたは Active X
ビューワーを起動 – ビューワーの種類はユーザーが選択することも可能
ブラウザアクセスの無効化が可能 – ブラウザを使用しない環境のために、Windows/Java
版の GUI プログラムを提供
ユーザーフレンドリーで使いやすいフルスクリーン GUI、マジックコントロールパネル、ツー
ルバー
フルスクリーン表示やリサイズが可能なデスクトップ画面 - フルスクリーンモードではサー
バーのデスクトップ画面をユーザーのモニターに合うように調整が可能
USB マウスの自動同期機能 - ローカル/リモートのマウスは自動同期するため、手動によ
る再設定が不要
パネルアレイモード - リモートアクセス時のディスプレイ表示を最大 40 分割(単体構成)/42
分割(カスケード接続)して、複数のサーバーの画面を同時に表示
リモートユーザー間のコミュニケーションツールとして使用できるメッセージボード機能
多言語対応ソフトウェアキーボード搭載
帯域制御機能 - ビデオ画質は帯域幅の変化に応じて自動調整。モノクロ色深度設定、デ
ータ圧縮率の閾値/ノイズ設定は環境に合わせて変更が可能
解像度 - 1,600×1,200@60Hz、32-bit 色深度(ローカルコンソール)/1,600×1,200@60Hz、
24-bit 色深度(リモートコンソール)
ALTUSEN CC(Control Center)統合管理システム対応
Java 経由でリモート電源管理デバイス Power Over the Net™へのアクセスが可能
PPP モデムダイヤルイン/ダイヤルバック接続対応 – 低帯域環境での使用も可能
セッション終了機能 – アドミニストレーターはユーザーセッションを手動で終了することが
可能
Windows ベースのログサーバー、イベントログ保存、Syslog 対応
システム設定やユーザーアカウントの設定情報はバックアップ/リストア可能
SNMP トラップ、SMTP アラート通知対応
プライベート CA 認証対応
RTC 搭載 - 製品に電源が入っていない場合でもタイマーを作動
リモート管理ツールによるファームウェアのアップグレードに対応
アダプターID、終了マクロ、キーボードパススルー、BIOS レベルの操作に対応
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