Zoom 1204 User Manual [ja]

POWER
MIDI CONTROL
WITH VOCODER, ROTARY
612 PROGRAMS
MIC IN
INPUT OUTPUT
EDITPATTERN
216 15 14 13 12 11 10
9
3
4
5
6
7
8
2
1
Hall Chorus
Room Flanger
Reverse SFX Power Pit/Echo Gate Flg/Echo Echo Cho/Echo Dly Tim/Rev Solo Pit/Rev Drums Flg/Rev Percus Cho/Rev
Plate Pitch Vocal Tremolo Ambi Dly+Rev Orche Cho+Rev
Studio Flg+Rev
Session Pit+Rev
3 4 5 6 7 8
BANK
A
EFFECTS
16 15 14 13 12 11 10
9
EQ MIX
EFFECT
1
2 LOW HIGH
DRY WET
MANUAL MEMORY
BANK
A/ B
PEAK
B
EDIT
SFX
SERI PARA
REV MOD
MIDI
CANCEL
STORE
ZOOM
STUDIO
MADE IN JAPAN
ZOOM
STUDIO
オペレーションマニュアル
□主な特長
1204 は、つぎのような特長を備えたマルチエフェクターです。
● 512 種類(32 エフェクトタイプ× 16 パターン)ものエフェクトプリセットプログラムを搭載。 100 個のエフェクト設定をプログラムメモリーに保存(ストア)可能。 トータルで 612 プログラムものエフェクト音色がご使用になれます。
● エフェクトプリセットプログラムの音色要素(パラメーター)をご自分のイメージに合わせて、感覚的に簡単に 設定することができます。
● 実際にエフェクトを使用する場合は、リアルタイムでパラメーターをエディットできるマニュアルモードと、 ストアされている 100 種類の設定状態(メモリー)の 1 つを瞬時に再現させるメモリーモードのいずれかを ご自分の使用目的に合わせて選ぶことができます。
● 外部MIDI機器によるコントロールが可能です。
● 18bit の A/D、D/Aコンバーターを採用。 サンプリング周波数も 44.1kHz とプロ機器並みのサウンドクオリティーをこの価格で実現させた驚異的な ハイコストパフォーマンス。
□取扱説明書のご利用について
この取扱説明書は、つぎのような構成となっております。
● 基礎編:この製品の部分名称や設置方法、外部機器との接続などについて説明します。
● 操作編:この製品を操作する方法について説明します。
● エフェクトタイプ,エフェクトパターン,エフェクトパラメーターの解説編:音色に関わる要素について説明します。
● インフォメーション:トラブルの処理や安全上の注意事項などが記載されております。
■1204 をはじめてご使用になる際は
① まず最初に「インフォメーション:安全上の注意事項」を必ずお読みください。 ②「基礎編」をお読みになり、製品を正しく設置し、使用目的に合わせて外部機器と接続してください。 ③「操作編」をお読みになって、実際にエフェクトをかけてみましょう。 ④ エフェクト音色を変えたい場合は、「エフェクトタイプ,エフェクトパターン,エフェクトパラメーター解説編」をご覧
になって、用途に合わせてエディットしましょう。
■トラブルが発生した際は
「インフォメーション:故障かな? まず、次の項目を確認してください」をご覧ください。
■1■
このたびは、ズームスタジオ 1204(以下1204と呼びます)をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
1204 の機能を十分に理解し、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をよくお読みください。なお、この取扱説明書は、保証書とともに、必ず保存するようにしてください。
□目次
□ 主な特長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 □ 取扱説明書のご利用について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
□ 安全にご使用いただくために
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
基礎編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
□ 各部の名称とはたらき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
■ フロントパネル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
■ リアパネル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
□ 接続しましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
■ 電子楽器と再生装置の間に接続する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
■ ミキサーのセンド/リターン端子に接続する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
■ マイクと再生装置に接続する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
■ 2 種類のエフェクトを並列に使う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
□ ラックへマウントしましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
操作編 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
□ 1204 の操作ステージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
■ 操作ステージ モード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
■ 操作ステージ ファンクション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
□ モード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
■ マニュアルモード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
■ メモリーモード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
■ リコールモード
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
□ ファンクション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
■ ストア・ファンクション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
■ エフェクト・オン/オフ・ファンクション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
■ MIDI チャンネル設定ファンクション
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
□ 操作してみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
■ まずは電源をオンしましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
■ エフェクトを選びましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
■ パターンを選びましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
■ エフェクトを調節しましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
■ エフェクトをオンやオフにしてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
■ エフェクトの設定をメモリーにストアしてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
■ マニュアルモードとメモリーモードを切り替えてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
■ ストアされているエフェクトの設定を呼び出してみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
■ ストアした設定をエディットしてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
□ MIDI でコントロールしてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
■ MIDI チャンネルを設定しましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
■ MIDI でストアされているエフェクトの設定を呼び出してみましょう
・・・・・・・・・・・・・ 21
■ MIDI でエフェクト設定をコントロールしてみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
□ メモリーを工場出荷時の設定に戻してみましょう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
■2■
エフェクトタイプ、エフェクトパターン、エフェクトパラメーター解説編 ・・・・・・・・・・・・・・・ 24
■ カテゴリー: REV(Reverb)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
HALL ROOM PLATE VOCAL AMBI ORCHE STUDIO SESSION PERCUS DRUMS SOLO DLY ECHO GATE POWER REVERSE
■ カテゴリー: MOD(Modulation)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
CHORUS FLANGER PITCH TREMOLO
■ カテゴリー: SERI(Serial)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
DLY +REV CHO +REV FLG +REV PIT +REV
■ カテゴリー: PARA(Parallel)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
CHO /REV FLG /REV PIT /REV TRM /REV CHO /ECHO FLG /ECHO PIT /ECHO
■ カテゴリー: SFX(Special Effects)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
VOCODER,ROTARY,VocalDistortion,ZNR
インフォメーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
□ 故障かな? まず、つぎの項目を確認してください ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 □ ご使用上のご注意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
□仕様
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
□ MIDIIMPLEMENTATION
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
□ MIDIIMPLEMENTATIONCHART
■3■
□安全にご使用いただくために
この取扱説明書では、製品を安全に正しくご使用していただき、お客様あるいはその近隣の人々が危害を被ったり財
産への損害を未然に防ぐための注意事項に、いろいろなマークを付けて表示しています。
その表示と意味は次のようになっています。マークの内容を理解した上で本文をお読みいただき、製品を正しくご使
用いただくようお願いいたします。
■その他のマークの例
マークは注意や警告を促す内容があることを告げるものです。 マーク近辺に具体的な注意内容が記載されています。
マークは特定しない一般的な禁止行為であることを告げるものです。 マーク近辺に具体的な禁止内容の説明が記載されています。
マークは禁止行為であることを告げるものです。 マーク内の図またはマーク近辺に具体的な禁止内容(左図は「分解禁止」)が記載されています。
マークは行為を強制または指示したりする内容を告げるものです。 マーク内またはマーク近辺に具体的な指示行為の内容(左図は「AC アダプターをコンセントから抜く」)が 記載されています。
■AC アダプターの取り扱いについて
!
!
■4■
このマークを無視して誤った取り扱いをすると、使用者が死亡または重傷を負う可能性が 想定される内容を示しています。
このマークを無視して誤った取り扱いをすると、使用者が傷害を負う可能性、または物的 損害のみの発生が想定される内容を示してします。
!
!
警告 注意
警 告
付属のACアダプターは、ズーム製品DC9V 300mAセンターマイナス仕様品専用です。 この他の用途で絶対に使用しないでください。
◇電源電圧や極性が異なる場合、火災や感電の  原因になります。
この製品では付属品以外のACアダプターを使用 しないでください。
◇電源電圧や極性が異なる場合、火災や感電の  原因になります。
ACアダプターに表示された交流電源電圧以外の 電圧で使用しないでください。 ◇火災や感電の原因になります。
ACアダプターの端子やコードをショートさせな いでください。 ◇過電流により火災や感電の原因になります。
ACアダプターをコンセントから抜くときは、 必ずACアダプター本体を持ちながら抜いてくだ さい。 ◇コードを無理に引っ張るとコードが傷つき、  火災や感電の原因になります。
ACアダプターのコードの上に重いものを乗せ たり、コードを金具で押さえたりしないでくだ さい。 ◇コードが傷つき、火災や感電の原因となり  ます。
!
!
■1204 本体の取り扱いについて
■5■
警 告
ケースを開けたり、改造を加えることは、絶対に しないでください。 ◇火災や感電の原因になります。改造が原因で故障  および事故や傷害が発生しても、当社では責任を  負いかねます。ご了承ください。
温度が極端に高くなるところ(直射日光の当たる 場所やヒーターなど熱源に近い場所あるいは、周 辺外気が摂氏40度を越える環境)に設置しないで ください。 ◇漏電など、火災や感電の原因になります。
湿度が極端に高くなるところ(雨天の野外や、風呂 場など多湿環境)に設置しないでください。 ◇漏電など、火災や感電の原因になります。
温度が極端に低くなるところ(周辺外気が摂氏0度 以下となる環境)に設置しないでください。
◇漏電など、火災や感電の原因になります。
製品に振動や衝撃の加わる場所や砂やホコリの多 い所に設置しないでください。
◇電子部品の破損などにより、火災や感電の原因  になります。
雷が鳴ったら、製品および接続されている機器に触 れないでください。
◇感電の恐れがあります。
!
!
注 意
製品は倒れたり、傾いたり、ぐらつかない安定した
!
場所に設置してください。 ◇落下して思わぬ事故の原因になります。  ラックに取り付ける場合も、落としたりしない  ように、ご注意ください。
ケーブルを接続する際は、各機器の電源を必ずオフ
! !
にしてから行ってください。 ◇突然大きな音が出て聴覚障害や接続機器の破損  などの原因になります。
この製品は精密機器ですので、スイッチやノブに無 理な力を加えたりしないでください。
◇電子部品の破損などにより、火災や感電の原因  になります。
長期間ご使用にならない場合はACアダプターを コンセントから抜いてください ◇漏電やショートなどにより、火災の原因になり  ます。
製品を移動するときは、各機器の電源を必ずオフに して接続ケーブルとACアダプターを抜いてから行っ てください。 ◇接続機器の破損などの原因となります。
他の機器の上に直接置かないでください。 ◇熱の影響で火災の原因や製品性能の低下の原因
 になります。
基礎編
ここでは、製品の部分名称や設置方法や外部機器との接続について説明します。
■6■
■7■
POWER
MIDI CONTROL
WITH VOCODER, ROTARY
612 PROGRAMS
MIC IN
INPUT OUTPUT
EDITPATTERN
(Demo)1
216 15 14 13 12 11 10
9
3
4
5
6
7
8
2
1
Hall Chorus
Room Flanger
Reverse SFX Power Pit/Echo Gate Flg/Echo Echo Cho/Echo Dly Tim/Rev Solo Pit/Rev Drums Flg/Rev Percus Cho/Rev
Plate Pitch Vocal Tremolo Ambi Dly+Rev Orche Cho+Rev
Studio Flg+Rev
Session Pit+Rev
3 4 5 6 7 8
BANK
A
EFFECTS
16 15 14 13 12 11 10
9
EQ MIX
EFFECT
1
2 LOW HIGH
DRY WET
MANUAL MEMORY
BANK
A/ B
PEAK
B
EDIT
SFX
SERI PARA
REV MOD
MIDI
CANCEL
STORE
ZOOM
STUDIO
MADE IN JAPAN
q u !4!5 !6!7 @3e o !0 !1 !3 !8 !9 @0 @1 @2!2tr y iw
□各部の名称とはたらき
■フロントパネル
q POWER(パワ−:電源)スイッチ
1204 の電源をオン/オフするスイッチです。
w MICIN(マイクイン:マイク入力)端子
マイクを接続する端子です。通常、この端子の入力とリア側の入力はミッ クスされます。ボコーダーを使用する場合のみ、この入力がエフェクトの エンベロープ信号となります。市販のマイクを使用する場合インピーダン スが 600 Ωのダイナミック型マイクを使用してください。
e INPUT(インプット)ボリュームノブ
入力する楽器や音楽ソースの音量を調整します。
r PEAK(ピーク)インジケーター
入力信号がピークレベルを越えると、このインジケーターが点灯します。
t OUTPUT(アウトプット)ボリュームノブ
出力する音の音量を調節します。
o EDIT1(エディット 1)コントロールノブ !0 EDIT2(エディット 2)コントロールノブ
現在選ばれているエフェクトの特定のパラメーター(効果を特徴づけてい る要素)を調節します。それぞれ、コントロールするパラメーターはエフ ェクトにより異なります。
!1 EQLOW (EQ ロー:イコライザー低域) ゲインコントロールノブ !2 EQHIGH (EQ ハイ:イコライザー高域) ゲインコントロールノブ
エフェクト音の低音域と高音域の音量を調節します。ノブをセンターに合 わせるとフラット状態で、左に回すと減少、右に回すと強調されます。
!3 MIXLEVEL(ミックスレベル)ボリュームノブ
DRY(原音)と WET(エフェクト音)の音量バランスを調節します。 左に回し切ると原音のみ、右に回し切るとエフェクト音のみが出力され ます。
!8 ディスプレイ
メモリーナンバーなど操作をするのに必要な情報が表示されます。
!9 ▲▼(バリューアップ/ダウン)スイッチ
メモリーナンバーを切り替えたり、値を変更するのに使用します。 ▲(バリューアップ)スイッチを押せば値が 1 つ増え、▼(バリューダウ ン)スイッチを押せば値が 1 つ減ります。
@0 カテゴリーインジケーター
エフェクトをその効果によってカテゴリー(分野)分けし、現在選ばれて いるエフェクトが属しているカテゴリーを点灯表示します。
@1 STORE(ストア:保存)スイッチ
マニュアルモードやメモリーモードでエフェクトをエディットした場合な どパラメーターの状態をメモリーに保存するときに使用します。
■8■
DC9V 300mA
MIDI IN
MODEL
1204
ZOOM STUDIO
OUTPUT
RL
INPUT
R L/MONO
ZOOM CORPORATION MADE IN JAPAN/FABRIQUÉ AU JAPAN
SERIAL NO.
qw er
q DCINPUT(AC アダプター接続)端子
付属の AC アダプターを接続します。
w MIDI 端子
MIDI OUT 端子を持つ他のエフェクター、シンセサイザーなどの MIDI 機 器と接続する端子です。接続機器から送信される MIDI 信号によって、 1204 をコントロールすることができます。
e OUTPUT(アウトプット:出力)端子
楽器やミキサーのリターン端子または録音/再生装置などに接続します。
r INPUT(インプット:入力)端子
楽器やミキサーのセンド端子など、サウンドソースを接続します。
NOTE :ギターやベースなど出力信号の低い楽器や接続する端子がハイインピ
ーダンス(470k Ω以上)である楽器を使用する場合は、プリアンプ
(ミキサーなど)やコンパクトエフェクターを通してから接続してくだ
さい。
■リアパネル
y EFFECT(エフェクト)セレクター
使用するエフェクトの種類を選びます。エフェクトはバンク A / B それぞ れに対し 16 種類、合計 32 種類から選べます。
u BANK(バンク)スイッチ
エフェクトのバンク A / B を切り替えます。
i PATTERN(パターン)セレクター
選択したエフェクトのかかり方を選びます。1 つのエフェクトにつき 16 パ ターンが選べます。
!4 MODE (モード) インジケーター !5 MODE(モード) スイッチ
マニュアルモードとメモリーモードを切り替えるスイッチです。 現在のモードがマニュアルモードの場合にインジケーターが点灯します。 メモリーモードの場合は消灯します。
!63 EFFECT (エフェクト)インジケーター !7 EFFECT (エフェクト)スイッチ
エフェクトのオン/オフを切り替えるスイッチです。 エフェクトをオフにすると原音のみになります。 エフェクトがオンの場合にインジケーターが点灯します。
@2 CANCEL(キャンセル)スイッチ
ストア待機状態を中止するときに使用します。ストア動作完了後の戻し
(アンドゥ)機能ではありません。
またMIDI チャンネルの設定ファンクションから抜ける場合にも有効です。
@3 MIDI スイッチ
メモリーモードで受信する MIDI 信号のチャンネルを設定するときの設定 ファンクションに入る場合に使用します。
□接続しましょう
製品に電子楽器、マイク、ミキサー、その他のオーディオ機器などを接続します。
接続をする前に、接続に関するすべての機器の電源を「オフ」にしてください。 電源が「オン」された状態で接続すると、突然大きな音が出て聴覚障害や機器の破損の原因となります。
■9■
!
注意
POWER
MIC IN
INPUT OUTPUT
PEAK
DC9V 300mA
MIDI IN
MODEL
1204
ZOOM STUDIO
OUTPUT
RL
INPUT
R L/MONO
ZOOM CORPORATION MADE IN JAPAN/FABRIQUÉ AU JAPAN
SERIAL NO.
MIDI CONTROL
WITH VOCODER, ROTARY
612 PROGRAMS
マイク
ACアダプター
MIDI機器 アンプ内蔵スピーカー キーボード
■電子楽器と再生装置の間に接続する
1204 を電子楽器用エフェクターとして使用する場合の接続例です。モノラル入力で使用する場合は、L側端子のみに接 続します。 電子楽器の原音とエフェクト音のバランスは、MIXLEVEL のボリュームノブで調節してください。
■ミキサーのセンド(送り出し)/リターン(戻し)端子に接続する
楽器やサウンドソースをつないだミキサーにエフェクトをかけるために、1204 を挿入する場合の接続例です。 通常は、ミキサー側で処理されている原音(DRY)とミキサーから送り出された音にエフェクターを通して加工され、 再びミキサーへ戻された音をミックスして使用しますので、1204 はエフェクト音(WET)のみを出力するように、 MIXLEVEL のボリュームノブは右に回し切った状態で使用します。
■マイクと再生装置に接続する
1204 をボーカル用エフェクターとして使用する場合の接続例です。マイクは、インピーダンスが 600 Ωのダイナミッ ク型マイクをご使用ください。マイクのプラグはフロントパネルの MICIN 端子に接続してください。 リアパネル側の INPUT 端子に接続した場合は十分な音量が得られません。通常のエフェクトでは MICIN 端子から入力 した音声と INPUT 端子から入力した音声は、ミックスされて同じようにエフェクトがかかります。 ボコーダーエフェクトの場合のみ、特別に MICIN 端子からの入力と INPUT-R 端子の入力をミックスしたものをボコー ダーのコントロール用エンベロープ信号として利用して、INPUT-L端子からの入力音声にエフェクトがかかります
(MICIN とINPUT-Rの入力音声はEDIT2コントロールノブでミックスを調節できます)。
■2 種類のエフェクトを並列に使う
1204 では、異なるエフェクトを2 個同時(並列)に使用することができる複合エフェクト(バンクB のエフェクト名 に/記号のついたもの)が搭載されています。2 系統のエフェクトを独立して使用する場合の接続例です。
■10■
INPUT L/MONO
R
OUTPUT RL
Amp Amp
1204
RETURN
RLR
L/MONO
SEND 1 SEND 2
1204
OUTPUT R
MIC IN
L
Amp Amp
1204
INPUT L/MONO
R
Keyboard Amp Guitar Amp
プリアンプまたは ディストーションなど
OUTPUT R
L
1204
□ ラックへマウント( 設 置 )しましょう
●この製品は、外装に金属を使用しているため外見から予想される以上に重量があります。 ラックに設置する場合は、製品を取り付ける位置にしっかりとネジで固定するまでは、製品を保 持するための補助を十分に行いながら固定してください。 補助をおこたって製品を落とすと製品や周辺の機器を破損したり、思わぬ事故の原因となります。
●製品は、他の機器の上に直接置かないでください。 熱の影響で火災の原因や製品性能の低下の原因となります。
●製品を設置する場合は、必ず接続ケーブルや AC アダプターを抜いた状態で行ってください。 接続機器およびケーブルの破損などの原因となります。
●製品を設置するラックは倒れたり、傾いたり、ぐらつかない安定した場所に設置してください。 倒れた場合に、製品の破損や思わぬ事故の原因となります。
この製品は、国際的な規格(EIA 規格、DIN 規格)の 19 インチサイズのラックにマウント(設置)できるように設計さ れております。当社では、直接テーブルなどに置かずに、ラックにマウントすることをお奨めしております。
■11■
* ラックマウント用のネジは付属しておりません。
POWER
MIDI CONTROL
WITH VOCODER, ROTARY
512 PROGRAMS
MIC IN
INPUT OUTPUT
EDITPATTERN
216
15 14 13 12 11 10
9
3 4 5 6 7 8
2
1 3
4 5 6 7 8
BANK
A
EFFECTS
16 15 14 13 12 11 10 9
EQ MIX
EFFECT
1
2
LOW
HIGH
DRY WET
PEAK
B
SFX
SERI PARA
REV
MADE IN JAPAN
MOD
MIDI
CANCEL
STORE
ZOOM
STUDIO
!
注意
Loading...
+ 26 hidden pages