
PM5D V1.05 追補マニュアル
PM5D システムソフトウェア V1.05 では、V1.04 から以下の変更と補足がございます。
ENCODER [ON] キーでファンタム電源
(+48V) をオン / オフ
PREFERENCE 1 画面に「USE ENCODER-ON AS +48V」オ
プションが追加されました。このオプションをオンにすると、
エンコーダーモードに HA( ヘッドアンプの入力感度 ) が選択
されている場合、エンコーダーの上にある ENCODER [ON]
キーでファンタム電源 (+48V) をオン / オフできるようになり
ます。
ネームディスプレイのパラメーター値表
示をオン / オフ
PREFERENCE 2 画面に「CHANNEL NAME NUMERIC
DISPLAY」欄が追加されました。V1.04 以前では、各チャン
ネルのフェーダーやエンコーダー ( パン設定 ) を操作すると、
ネームディスプレイがそのパラメーター値の表示に切り替わ
りました。V1.05 では、「ENCODER VALUE」( エンコーダー
の値 ) および「FADER VALUE」( フェーダーの値 ) のオプ
ションをオフにすると、それぞれのパラメーター値表示に切
り替わらなくなります。
リコールセーフのオン / オフに HA も連動
RECALL SAFE 画面に SAFE KEY MODE SELECT セク
ションが追加されました。HA+CH ボタンをオンにすると、パ
ネル上の [RECALL SAFE] キーや CH VIEW 画面 (INPUT
VIEW ファンクション ) の RECALL SAFE ボタンの操作でリ
コールセーフをオン / オフしたときに、該当するチャンネル
にパッチされている HA のリコールセーフも連動してオン /
オフするようになります。CH ボタンがオンのときは、従来ど
おり連動しません。
DCA グループ名のリコールセーフ / セレ
クティブリコールのオン / オフ
パネル操作でのモニターソース選択
パネル上でモニターソースを選択する場合、V1.04 以前では
[2TR A1] 〜 [2TR D3]、[DEFINE] のどれか一つと [STEREO
A]/[STEREO B] (LCR 含む ) のどれか一つを同時に選択できま
した (最大2つ)。V1.05 では、択一選択時に素早く切り替え
られるように、各キーをオンにすると他のキーはオフになる
ようになりました。V1.04 以前と同様に 2 つを同時に選択する
ためには、パネル上の該当するキーを同時に押す、または
MONITOR 画面で操作します。
RECALL SAFE 画面と SELECTIVE RECALL 画面の DCA
欄に WITH NAME ボタンが追加され、 DCA グループのリ
コールセーフ / セレクティブリコールの対象から DCA グルー
プ名だけを外せるようになりました。WITH NAME ボタンが
オンのときは、オンになっている DCA グループの DCA グ
ループ名は従来どおりリコールセーフ / セレクティブリコー
ルの対象になります。WITH NAME ボタンがオフのときは、
DCA グループ名はリコールセーフ / セレクティブリコールの
対象から外れます。
リコールセーフ / セレクティブリコール
に PLUG-IN パラメーター追加
RECALL SAFE 画面と SELECTIVE RECALL 画面に PLUGIN パラメーターが追加されました。これは、今後発売される
プラグインカード (Waves 社の Y96K など ) に対応するための
ものです。
JA

シーンリコール時に MIDI EVENT などの
情報も引き継ぎ
シーンに含まれる MIDI EVENT、GPI OUT CONTROL、
REMOTE TRANSPORT の情報が、シーンリコール時に引き
継がれるようになりました。したがって、リコールしたシー
ンを別のシーンにストアすると、リコール時のこれらの情報
がそのままストアされます。
DME シリーズのモニターソース選択と
EXTERNAL CUE のオン / オフ
DME CONTROL 画面に MONITOR ボタンとモニターソース
選択ボタンが追加されました。モニターソース選択ボタン
()をクリックすると、MONITOR POINT SELECT ウィン
ドウが表示されて、DME シリーズのモニターソースを選択で
きます。MONITOR ボタンをオンにすると、 ディスプレイ上
部の EXTERNAL CUE インジケーターがオンになり、DME
シリーズのモニター信号を PM5D の CUE バスに送り出しま
す。
バルクダンプで扱うデータタイプの追加
バルクダンプで扱うデータタイプに以下が追加されました。
Data name
Data Number (D1,2) tx/rx Function
(D0)
512
‘K’
(Current Data)
512-
‘V’
(Current Data)
512-
‘L’
(Current Data)
512-
‘U’
(Current Data)
tx/rx
tx/rx
tx/rx
tx/rx
Surround Setting
& Request
User Defined Keys
& Request
MIDI Remote &
Request
Fader Mode &
Request
SETUP データの互換性
システムソフトウェア V1.05 以降で作成した SETUP データを
システムソフトウェア V1.04 より前のシステムにロードするこ
とはできません。ただし、V1.04 より前のシステムで作成した
SETUP データは、V1.05 以降のシステムにロードできます。
システム起動直後のシーン / ライブラ
リーの動作について補足
Note
MONITOR ボタンをオンにする場合は、あらかじめ DME シリー
ズ側のモニター出力と PM5D 側のモニター入力で同じポートを
選択しておいてください。DME シリーズ側のモニター出力は、
DME Designer の[Tools] メニュー→ [Monitor] を選択すると表
示される「Monitor Out」ダイアログボックスで設定します。PM5D
側のモニター入力は、DME CONTROL 画面の SETUP の
MONITOR PORT で設定します。
PM5D は、システム起動後に数分程度かけて、シーン / ライ
ブラリーのデータを内部メモリー間で転送しています ( 転送時
間はデータ量によって異なります )。したがって、この期間に
は以下の制限があります。
・ GLOBAL PASTE 画面の PASTE ボタンは実行できませ
ん。
・ シーンメモリーの UNDO 機能は実行できません。
・ シーンリコールに若干時間がかかります。
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