Yamaha PM4000 operating instructions

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PROFESSIONAL AUDIO MIXING CONSOLE PM4000 OPERATING MANUAL

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このたびは、YAMAHA ミキシングコンソール PM4000を お買い求めいただきまして、誠にありがとうございます。

YAMAHA ミキシグコンソール PM4000 は、多様化するサ ウンドシーンに対応して、より高度なサウンドクリエイトを可 能とするべく、優れた操作性と多様性を持ちあわせた高機能、 高性能なミキシングコンソールです。

専用ハイブリッドICの開発により、音質はもちろん、オーディオ基本性能の向上に成功しました。それにともない電気的・ 機械的にも信頼性を高めています。

よりピュアーなサウンドが要求される PA。それに対する PM4000の解答は低歪率、高信頼性の電子バランス入出力回 路の採用と、8 GROUP OUT、8 AUX OUT、STEREO OUT、2 AUX ST OUT、8 MTRX OUTといった多種の OUTPUT 群です。さらに入力系統は基本モノに加えてステ レオモジュール4系統を標準装備、緻密なコントロールも自在 です。

このように、PM4000は、あらゆる点から問題を抽出し、それを解決、具現化し、プロフェッショナルの現場で、クリエイティブな音楽性と多様なシーンに対応して、いつでもどこでも最高なコンディションをオペレーターに提供するミキシングコンソールです。

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§ 1
1.1
1.2
システムの特徴と概要
§ 2
2.1
2.2
2.3
PM4000の機能・・・・・12
VCA機能・・・・・12
MUTE機能・・・・・14
CUE/SOLO機能・・・・・16
§ 3
3. 1
3. 2
3. 3
3. 4
3. 5
3. 6
3. 7
3. 8
フロントパネル 17 MONO/ST INPUTモジュール 17 GROUP MASTERモジュール 21 STEREO MASTERモジュール 23 TALKBACKモジュール 25 MONITORモジュール 27 メーターパネル 29 リアパネル 31 PW4000 フロント&リアパネル 35
$ 4
4. 1
4. 2
4
4
4
4. 3
4. 4
4. 5
オプション機能
5 5 操作 ゙゙ガイ ۲ ••••• •••• •••• •••• •••• •••• ••••• •48 3
5. 1 概論 ••••• ••••• • • ••••• ••••• •••• •••• •••• ••••• •••• • • •48 3
5. 2 セッ トア ップ( の概 •••• •••• •••• •••• •••• •••• • • •48 3
5. 2.1 GRC OUP (1~ ·8) らス テレ ノオ : = ; ック スを -得 3
方法 ••••• ••••• ••••• •••• •••• •••• •••• • • •48 }
5. 2. 2 STE REO をΘ RO UP とし 5 使う う方 法・ •••• ••••• -49 )
5. 2. 3 5系 統の ステ レオ Ξ. ック スを るブ 与法
(10 系統 のモ ノミ ۳ クス を得 身る 方》 去) •••• ••••• -49 )
5. 2.4 163 系統の )グノ -1 ピン グマ を得 37 方法 ••••• 51
5. 2.5 VCA 多重 11L0. )方: 去… ••••• •••• •••• •••• •••• ••••• 2
§ 6 メン ァナ ンス ••••• ••••• •••• •••• ••••• •••• •••• •••• •••• 3
6. 1 コン ソー ルの 青掃 方法 •••• ••••• •••• •••• •••• •••• 3
6. 2 音が 出な い場 合に は・・ •••• ••••• •••• ••••• •••• ••••• 3
ŝ 7 仕様 Į ••••• ••••• ••••• •••• ••••• •••• •••• •••• •••• 54 Ļ
7. 1 一般 仕様 ••••• • • ••••• •••• ••••• •••• •••• 54 ŀ
7. 2 PM4 4000 )寸法 図… ••••• •••• ••••• •••• •••• ••••• 55 5
7. 3 PW 4000 )仕椅 ŧ ••••• •••• ••••• ••••• •••• ••••• •••• ••••• 56 5
7. 4 PW 4000 ) 寸注 図: •••• •••• ••••• ••••• •••• ••••• •••• ••••• ••••• 56 3
7. 5 አ/ኔ 出力料 寺性・・ ••••• ••••• •••• •••• ••••• •••• ••••• •••• ••••• 57 7
§ 8 回路 遐… ••••• • • •••• •••• ••••• •••• •••• •••• ••••• ••••• 58 3
8. 1 MO NAL IRAL . IN PU ٢ŧ ジュ ı —, ル・ ••••• •••• ••••• 58 3
8. 2 STE REC ) INF PUT ŧ٤ ジュ ール , •••• •••• ••••• 59 3
8. 3 GR OUP MA STE ·ル· •••• •••• •••• ••••• 60 )
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ール •••• •••• ••••• ••••• 61 l
8. 5 ΤΑΙ _KBA ACK モジ - - •••• ••••• •••• •••• ••••• 62 2
8. 6 МО NIT DRモ ジュ ••••• •••• ••••• ••••• ••••• 63 3
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目次

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§ 1 システムの特徴と概要

1.1 システムの特徴

PM4000は、世界中で定評をいただいているPM3000の仕様 をふまえ、より高機能・高性能を追求し設計された、プロ用 ミキシングコンソールです。

●多重コントロールを可能とするVCA MASTERフ ェーダー

INPUT モジュールのレベルコントロールに、ヤマハオリ ジナルの高信頼性、低歪率、低ノイズのVCA(電圧制御増 幅器)を装備。これによりVCA MASTERフェーダーに よる、複数または単一チャンネルの同時コントロールや外 部コントロールが可能です。

●多重コントロールが可能な MUTE 機能

MUTE MASTER スイッチを押すことにより、グルーピ ングされたチャンネルの信号ラインを同時にオフすること が可能です。

● SOLO 機能の採用

SOLO_MODEを選択することにより、CUE/SOLOスイッ チの押された INPUT モジュールのみを出力することが可 能です。CUE/SOLOスイッチが押されていなかった INPUT モジュールは全てミュートされます。これにより、 リハーサル時等、必要な楽音だけを聞くことが簡単にでき るようになりました。

また、STEREO INPUT モジュールをAUX リターンとし て使用する際に、SOLO SAFE スイッチをON すること で、CUE/SOLO スイッチを押してもエフェトリターンが カットされません。

●OUTPUT系CUEよりも優先度の高いINPUT系 CUE

OUTPUT 系 CUE スイッチが押されていても、INPUT 系 CUE スイッチが押されると、MONITOR OUT および、 PHONES OUT には INPUT 系 CUE 信号が出力されます。

●信頼度の高い、電子バランス入出力回路の採用

これにより、立上りの鋭い、クリアーなサウンドミキシン グが可能となりました。 より高いグランドアイソレーションを希望される方のため に、オプションとして入出力トランスを用意しています。 入力:IT4000 (INPUT モジュール専用キット) 出力:OT3000

●ミキサーとして重要な、多用途、多出力

GROUP OUT、AUX OUT、AUX ST OUT、STEREO OUT、さらに、各グループアウト、ステレオアウト、サブイ ンをミックスできる MTRX OUT を装備しています。

●4帯域、周波数連続可変のイコライザー採用 4帯域すべてをフルパラメトリックイコライザーとしまし

な帯域りへてをフルハラストリックイコライリーとしました。 低域と高域は、シェルビング、ピーキング切り替え可能でより緻密な音色コントロールが可能です。さらに大胆な音色変化も可能にするため、中域は2分割しました。

●STEREO OUT を装備

各インプット信号を、直接ステレオにミキシングすること ができます。 当然、パンポットの操作により、モノラルミキシングも可 能です。

  • ●カットオフ周波数連続可変のハイパスフィルター PAに於けるひとつの大きな問題に、低域の廻り込みによる音の濁りがあります。各チャンネルに入力される信号の低域周波数成分は、楽器や演奏者によって違いますが、周波数が連続可変なため、楽器や演奏者にあわせた、大胆かつ、最適なカットポイントを設定することが可能です。これにより、低域イコライザーは低域カットのために使用するのではなく、本来の音色加工用として使用できます。
  • ●イコライザー後段にピークインジケータを採用 ヘッドアンプとイコライザーの出力信号を監視していま す。どちらかの信号が、クリップの3dB手前になると点灯 します。
  • INSERT IN に接続されている機器をバイパスす る、ON/OFF スイッチの採用 これにより、エフェクター側には手を触れずに、必要な時 だけエフェクト処理された音を使うことが可能です。
●緻密な入力ゲインコントロール 2段階切替パッドと、設定したパッドから連続的に50dB のゲインをコントロールすることが可能です。 これにより、充分なヘッドルームを保ちつつ、ソースレベ ルと楽音バランスを考慮した、入力ゲインの設定が可能です。

●プリ/ポストフェーダー、オフポジションを備え たモノ8系統、ステレオ2系統のAUX SENDS GROUP OUT,STEREO OUTとは独立した、モノ8系統 ステレオ2系統のAUX出力が得られます。 なお、プリ・フェーダーポジションはモジュール内部の切 替スイッチにより、プリ/ポストイコライザーの選択が可 能です。

●発振周波数連続可変のOSC

これにより、スピーカーシステムに密着したレベルチェッ ク等が可能となりました。もちろん、ピンクノイズも搭載 しています。

●ステレオインプットモジュールの増設可能

標準装備のステレオインプットモジュールは4本ですが、 モノラルインプットモジュールとの置換えでトータルチャ ンネル数64まで増設が可能です。 トータルチャンネル数= (モノラルモジュール数) +

ルテャンネル数=(モノラルモシュール数)+ (ステレオモジュール数)×2

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MONAURAL/STEREO INPUT端子に入力された信号は、GAIN /PADにより適正なレベルに調整された後、PHASE切換スイッチ を通り、必要に応じ、ハイパスフィルター、イコライザーにより音 色を変えることができます。

この信号が、チャンネルフェーダーによりレベルコントロールされますが、このフェーダーはVCA(電圧制御増幅器)の増幅度(ゲイン)を変化させており、信号が直接このフェーダーを通過しているわけではありません。この信号はCUE/SOLOボタンを押すことにより、CUE回路へも送り出すことができます。

チャンネルフェーダーでレベルコントロールされた信号は、チャンネ ル ON/OFF スイッチが ON の時(橙色LED 点灯状態)、GROUP OUT Assign スイッチへ送られます。

このスイッチで、そのチャンネルの信号を、どのGROUP OUT に 出力するか選択します。必要に応じて PAN(音像定位)を使うこ とができ、右側に廻すと奇数番号 (ODD) GROUP OUT の信号レ ベルが小さくなり、左側に廻すと偶数番号 (EVEN) GROUP OUT の信号レベルが小さくなります。

その信号は、選択されたGROUP 回路のグループフェーダー (GROUP MASTER モジュール)前の信号となります。このフ ェーダーは、VCAフェーダーではなく、直接信号が通過します。 レベルコントロールされた信号は、GROUP OUT ON/OFFスイ ッチがONの時、GROUP OUT に出力されます。

GROUP OUT_ON/OFF スイッチ前の信号は、STEREO 回路、 MTRX回路へも送り出すことができます。

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STEREO 回路へ送出するには、GROUP TO ST スイッチをON し、必要に応じてPAN操作を行ないます。MTRX回路へ送出する には、GROUP TO MTRXスイッチをONします。そのグループ 信号は、1から8までの全てのMTRXミックス回路へ送出されます。

その信号を必要とする場合は、GROUPの番号に対応したボリュームを右側に廻します。ミックスされた信号は、MTRX MASTERボリュームを経由し、MTRX ON/OFFスイッチがONであれば、MTRX OUTへ出力されます。

②チャンネル入力信号 (MONAURAL/STEREO) を STEREO OUT (L,R)/MTRX OUT (1~8) へ出 力する

入力信号をSTEREO OUTへ送出するには、インプットモジュール のアウトプット選択スイッチ STをONする方法と、グループフェー ダー後の信号をSTEREO回路へ送出する2つの方法があります。 STスイッチをONにする方法は、チャンネル入力信号を直接、ス テレオにミックスします。またグループフェーダーを経由する方 法は、楽器セクションごとにサブミックスされた信号を、ステレ オにミックスします。

どちらが良いかは、その時のシステム、操作性、個人の好みによっ て違います。この2つの方法を併用することも考えられますが、同

じ信号がCHから直接の信号とGROUPにまとめられた信号が混入 しないよう注意が必要です。

MTRX 回路に送出するには ST MASTER モジュールの ST TO MTRX スイッチをON します。L,Rの信号は1から8までの全ての MTRX ミックス回路のL,R ボリュームに送出されてから、他のグ ループ信号とミックスされ MTRX OUT へ出力されます。

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③チャンネル入力信号 (MONAURAL/STEREO) を AUX OUT(1~8)/MONITOR(L.R) へ出力する

AUX OUTは8系統あり、各インプットモジュールには、それに対 応して、8系統のAUX SENDボリュームがあります。 各センドボリュームは、PRE/POST フェーダー、OFFが選択でき るようになっています。各チャンネルのAUX 信号は、そのAUX 番号に対応した、AUX MASTER回路に送出され、ミックスされ

a AUX信号は、AUX ON/OFFスイッチがONの時、それに対応 した AUX OUT から出力されます。 AUX POST フェーダー信号をモニターする場合は、MONITOR モ

ジュールの AUX スイッチをON にすることで MONITOR A OUT,MONITOR B OUT,PHONESに出力されます。PREフェー ダーの信号をモニターする場合は、CUEスイッチをONして下さい。

MONITOR AのAUXスイッチをONにするとAUX番号に該当す る番号の1-2.3-4.5-6.7-8切換スイッチに導かれます。AIIX1の信号 をモニターする場合は、1-2スイッチを押すとMONITOR A OUT 及びPHONESのLに出力されます。AUX2の信号はRに出力され ます。奇数番号のAUXはL、偶数番号のAUXはRに出力されま ま

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④チャンネル入力信号(MONAURAL/STEREO) をAUX_ST_OUT(1~2, L.R)へ出力する

AUX ST OUTは2系統あり、各インプットモジュールには、それ に対応して、2系統のAUX ST SENDボリュームがあります。ま た、PANからLEVEL Rに切り替えることにより、L,Rの独立レベ ルコントロールになります。

PRE/POST フェーダー、OFF が選択できるようになっています。 各チャンネルのAUX_ST信号は、そのAUX_ST番号に対応した。

AUX ST MASTER回路に送出され、ミックスされたAUX ST信 号は、AUX ST ON/OFFスイッチがONの時、それに対応した AUX ST OUTから出力されます。

POST フェーダー信号の場合、AUX ST 信号は MONITOR モジ ュールのAUX ST1,AUX ST2を押すことでMONITOR A OUT, PHONESに出力させモニターすることができます。

⑤ STEREO INPUTモジュールを使ってリターン入力 信号をGROUP、AUX、STEREO OUTへ出力する STEREO INPUTモジュールを使って、リターン信号を利用でき ます。 リターンされた信号をどこへ送出するかは、アウトプット選択ス

リターンされた信号をどこへ送出するかは、アウトプット選択ス イッチにより選択します。この時、注意しなくてはならないのは、

エフェクト用の信号を送出しているAUXを、選択しないようにす ることです。これを間違うと、電気的なループができてしまい、 発振することがあります。

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⑥ TALKBACK 入力/OSC 信号を GROUP、AUX、 STEREO、TB OUT へ出力する

TALKBACKの入力感度は、+4dBスイッチにより-50dB、+ 4dBに切り替えられるようになっています。 TALKBACKモジュール上の入力端子に入ったトークバック信号 は、TALKBACKスイッチを経て同モジュールのGROUPバス、 AUXバス、STバス、ST1,ST2バスの各アサインスイッチで各バス に、またTB TO MON BでMONITOR Bにアサインできます。 OSC信号もTALKBACK ON/OFFスイッチがOFFの時のみ、 TALKBACK信号と同様に各バスのアサインスイッチを経て各バ スに出力されます。OSC OUTには、TALKBACK ON/OFFスイ ッチの位置にかかわらずOSC信号を出力することができます。

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MONITOR モジュールの SOLO MODE スイッチをON にすると、 そのスイッチと SOLO インジケーターが点滅して、SOLO モード であることを知らせます。この状態で、チャンネルON/OFFスイ ッチがON になっている INPUT モジュールの CUE/SOLO スイッ チを押すと、押されたモジュールの信号だけを GROUP、AUX、 AUX ST、STEREO、MONITOR、PHONES OUT に出力させる ことが可能となります。その時、そのスイッチが押されていない モジュールは、全てチャンネル OFF となってしまいますが、 STEREO モジュールのみSOLO SAFEスイッチ "S" がON されて いるモジュールの信号は SOLO ミュートされません。

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この機能は、一時的に不要な INPUT モジュールの信号をミュート するためのものです。

各 INPUT モジュールの MUTE グループスイッチで設定した番号 の、MUTE MASTER スイッチ (TALKBACK モジュール)を押 すことにより、ミュート状態となりますが、"S" (ミュートセーフ) スイッチがONになっているモジュールの信号は、ミュートされる ことはありません。

図の場合、1番のモジュールは、MUTE1が設定してありますが、 "S" スイッチがONなので、ミュートされません。2番のモジュー ルは、MUTE MASTERスイッチの1番または5番のどちらを押し てもミュートされます。1番のMUTE MASTERスイッチを押した 時は、3番のモジュールも一緒にミュートされます。

3番のモジュールは、1番のMUTE MASTERスイッチが押された 時にミュートされます。その時は、2番のモジュールも同時にミ ュートされます。

この機能は、もう一台のPM4000、PM3000、PM1800からもコン トロールできるようになっており、リアパネルの MUTE MASTER/OFF/SLAVE1~4,5~8の、使用する番号に対応する 側の一方、または両方のスイッチをSLAVE側にし、コントロール 信号を24ピンのマルチコネクタより入力します。また、このスイ ッチを MASTER 側にすることで他のPM4000、PM3000、 PM1800をコントロールすることもできます。なお単独使用の時 このスイッチはMASTERまたはOFFにしておきます。

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GROUP MASTER モジュールの VCA MASTER フェーダーにより、MONAURAL/STEREO_INPUT モジュールの VCA ゲインを コントロールする機能です。

るINPUTモジュールのVCAグループスイッチで設定した番号の、 VCA MASTERフェーダーでコントロール可能となります。 図の場合、1番のモジュールは、VCA MASTERフェーダーでコン

図の場合、1番のモシュールは、VCA MASTERフェーターでコン トロールすることはできません。2番のモジュールは、5番と6番 どちらのVCA MASTERフェーダーでもコントロールすることが 可能です。ただし、この場合どちらかのVCA MASTERフェー ダーが MIN だと信号は送られません。6番のVCA MASTERフ ェーダーでコントロールした時は、3番のモジュールも一緒にコン

トロールされます。3番のモジュールは、6番のVCA MASTERフ ェーダーでコントロール可能です。その時は、2番のモジュールも 一緒にコントロールされます。

この機能は、もう一台のPM4000、PM3000からもコントロールで きるようになっており、リアパネルのVCA MASTER/OFF/ SLAVE1~4,5~8の、使用する番号に対応する側の一方、または 両方のスイッチをSLAVE側にし、コントロール信号を24 ピンの マルチコネクタより入力します。また、このスイッチをMASTER 側にすることで他のPM4000、PM3000をコントロールすることも できます。なお単独使用の時このスイッチはMASTERまたは OFFにしておきます。

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§2 PM4000の機能

2.1 VCA機能

■概要

この機能を使うことにより、複数または単一 INPUT モジ ユールの信号レベルを1本、または複数のVCA MASTER フェーダーでコントロールすることができます。

1本のVCA_MASTERフェーダーで、複数のINPUTモジュールの信号レベルを同時にコントロールすることができます。図の場合インプットCH1,5,20のVCAGROUP Assignスイッチの1番がONされています。3つのCHはVCAグループ1にグルーピングされ、VCAMASTERフェーダー1で同時にレベルコントロールすることができます。

②1本のINPUTモジュールの信号レベルを、複数のVCA MASTERフェーダーでコントロールすることができます。 図の場合CH1のVCA GROUP Assignスイッチの1.5, 8がONされています。このときはVCA MASTERフ ェーダーの1,5,8のいずれでもCH1のレベルコントロー ルができます。

③ VCA機能は、もう1台のPM4000、PM3000からもコン トロールできます。

外部コントロールするには、リアパネルの VCA MASTER /OFF/SLAVEスイッチ1~4,5~8の、使用 する番号に対応する側の一方、または両方のスイッチを SLAVE側にし、コントロール信号を24ピンのマルチコ ネクタより入力します。また、このスイッチを MASTER側にすることで他のPM4000、PM3000をコ ントロールすることもできます。なお単独使用の時こ

のスイッチは MASTER または OFF にしておきます。

④①②③の手法によって VCAコントロールされた信号は、 全ての信号出力系に信号レベル変化となって出力されます。

■より機能を理解するため

●VCA グループの方法は下記のようになります。

  • VCAのCV INには自分のCHフェーダーからのコント ロール電圧および、VCA MASTERフェーダー1~8全て のコントロール電圧が加算されたものが供給されます。 このとき VCA MASTERフェーダーからのコントロール にたいしては、VCA グループ選択スイッチ1~8で選択し ます。(ON されたものだけが供給されます)
  • ●従って複数のグループ選択スイッチをONにすれば、その 全てのVCA MASTERフェーダーでVCAをコントロール することになります。例えばCHフェーダーをNOMINAL (0dB)としVCA MASTERフェーダー1を-10dBとし た時のVCAのゲインは-10dBとなります。 CHフェーダーを-10dB、VCA MASTER1を-10dB、 VCA MASTER2を-10dBとすれば(-10) + (-10) + (-10)となり、VCAのゲインは-30dBとなります。 CHフェーダーを+10dB、VCA MASTER1を+10dB、 VCA MASTER2を-20dBとすれば、当然VCAゲインは (+10) + (+10) + (-20) = 0dBとなります。
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  • VCAのゲインは約22.5dBで固定されるようにリミッター が働きます。従って複数の VCA MASTER フェーダーで コントロールした場合、その合計値が+22.5dB (CV=-1.125V) でリミットされることになります。
  • VCA MASTER にある NOMINAL 表示の LED は、0dB (±1dB)の範囲で点灯します。このポジションにセット した状態で VCA グループ選択スイッチを ON/OFF して も、VCA ゲインは変化しません。

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■概要

この機能を使うことにより、不要な INPUT モジュールの 信号を瞬時にミュートすることが可能です。また、ミュー トグループが組めるので、曲・セット替え等において瞬時 に必要な INPUT モジュールを選択することができます。

TALKBACKモジュールのMUTE MASTERスイッチ を押すことにより、複数または単一の不要なINPUTモジュールの信号を瞬時にミュートします。 この時、どのINPUTモジュールをミュートするかは、 あらかじめINPUTモジュールのMUTEグループスイッ チにより設定しておきます。

例えば、MUTEグループスイッチの1と5がONになっ ていた場合、この INPUT モジュールは MUTE MASTERスイッチの1、あるいは5を押すことによりミ ュートすることができます。この時、その INPUT モジ ュールの CH_ON/OFF スイッチはメカ的に ON であっ ても、そのランプは消灯します。

ТΕ MA STI ER sw
υг 30 v 1 2 3 ٩ 5 6 1 8
СН1 1 × × × × × × 8 / 0 0 0 0 0 0 /
CH5 1 × × × 5 × × × / 0 0 0 / 0 0 0
Сн20 × × × × 5 × × 8 0 0 0 0 / 0 0 /

/:ミュート 〇:出力 ×:SW OFF (伊):#番号のSW ON

上表のように MUTE グループがプログラムされていた 場合、MUTE MASTER SW ①により、CH1、CH5が ミュート、⑤により CH5、CH20 が、⑧により CH1、 CH20 がミュートされます。

このように、多重にミュートをかけることができますの で、曲・セット替え等において瞬時に必要なINPUTモジ ュールを選択することができます。

②各 INPUT モジュールにはミュートセーフのためのスイ ッチ "S" が付いています。このスイッチをONすること により、その INPUT モジュールに対しては MUTE 機能 は働きません。

③ MUTE 機能は、もう1台の PM4000、PM3000、 PM1800からもコントロールできます。 外部コントロールするには、リアパネルの MUTE MASTER/OFF/SLAVE1~4,5~8の、使用する番号 に対応する側の一方、または両方のスイッチを SLAVE 側にし、コントロール信号を24 ピンのマルチコネクタ より入力します。また、このスイッチを MASTER 側に することで他の PM4000、PM3000、PM1800をコント ロールすることもできます。なお単独使用の時このス イッチは MASTER または OFF にしておきます。

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2.3 CUE/SOLO機能

■概要

①CUEの系列は2系統に分類でき、それぞれが、さらに下記のように細分されます。

なお、CUEスイッチを押すことにより、プリフェーダー の信号が MONITOR OUT または PHONES OUT に出 力されます。

  • ②CUEには優先順位があり、OUT系CUEスイッチが押されていても、INPUT系のCUEスイッチが押された時点でOUT系のCUE信号は出力されず、INPUT系のみをMONITOR OUTまたはPHONES OUTに出力します。
  • ③CUE信号はその内容により、モノラルまたはステレオ となっており、下記のように分類されます。

④ MONITORモジュールのSOLO MODEスイッチを押す ことにより、CUEスイッチの押されたINPUTモジュー ルの信号だけを各OUTPUT (GROUP、AUX、AUX ST、STEREO)、MONITOR OUT または PHONES OUT に出力することができます。 この時、MONITORモジュールのSOLO MODEスイッ チと、SOLOインジケータは点滅を開始します。

⑤CUE機能は、もう1台のPM4000、PM3000からもコン トロールできます。

外部コントロールするには、リアパネルのCUE SOLO OFF/CONNECT スイッチをCONNECT 側に切り替え ます。この設定により、もう1台のPM4000、PM3000 によりコントロール可能となります。信号は、リアパネ ルの VCA/MUTE CONTROL 丸型24 ピンコネクタ (PM3000 はステレオフォーンジャックより)に含まれ ています。

PM3000と接続を希望される方は、お近くのヤマハ特約 店または、サービスにお問い合わせください。

SOLO
0 N 0 FF
CH CUE状態
OUT 端子
CH1
CUE ON
CH24
CUE OFF
CH1
CUE ON
CH24
CUE OFF
GROUP OUT
(MTRX)
ο × 0 ο
AUX OUT 0 × 0 0
AUX ST OUT 0 × 0 0
STEREO OUT 0 × 0 0
MONITOR OUT 0 × 0 ×

SOLO MODEスイッチとINPUT CUEスイッチの関係 (但し、CH ON/OFFスイッチON、MUTE SAFE "S"ON) 〇:出力される ×:出力されない

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§ 3 フロントパネル

3.1 MONO/ST INPUTモジュール

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GROUP OUT Assign (グループアウト選択) スイッチ このスイッチの番号は、GROUP OUTの番号に対応して おり、任意のスイッチを押すことで、そのチャンネルの入 力信号が出力される GROUP OUTを選択します。 その時、押されたスイッチに対応する、緑色の LED が点灯 します。このスイッチが押されない限り、そのチャンネルの 入力信号を、GROUP OUT に出力させることはできません。

②PAN (パンポットON/OFF) スイッチ、コント ロール 選択した GROUP OUT に対して、PAN ポットを使用した

選択したGROUP OUTに対して、PANホットを使用した い場合は、このスイッチを押します。(橙色 LED 点灯) PAN(音像定位)コントローラーは GROUP OUT、 STEREO OUT に出力される信号に共用です。GROUP OUT 信号に対しては PAN スイッチが押されている時だけ 有効ですが、STEREO OUT 信号に対しては常に有効と なっています。

③ST (STEREO OUT) 選択スイッチ

このスイッチを押すことにより(緑色LED点灯)、そのチャンネルの信号を、直接STEREO OUTに出力可能となります。

なお、STEREO 信号に関しては、常に PAN ポットが有効 となっています。従って、GROUP OUT はモノフォニッ ク (PAN スイッチ OFF)、STEREO OUT はステレオフォ ニックといった使い方が簡単にできます。

●BAL/PANスイッチ、コントロール、ST/L/R/L + Rシグナル切替スイッチ

BAL/PANスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、コ ントローラーはグループミキシング・バスのステレオ・シ グナルのバランスを取るか、モノラル・シグナルをパンす るように機能します。

ST/L/R/L+Rスイッチは入力信号を選択するスイッチ で、ST位置では、L側の入力はGROUP1,3,5,7,ST L, AUX ST Lのバスで使用でき、R側の入力はGROUP2,4, 6,8,ST R,AUX ST Rのバスで使用できます。L位置で は、L側の入力が全出力バスで使用できます。同様にR位 置では、R側の入力が全出力バスで使用できます。L+R 位置では、L,Rの入力をミックスして全出力バスで使用で きます。

⑤+48V (ファントム) スイッチ

コンデンサーマイクロフォンを使用する場合、このスイッ チをONすることにより(赤色LED点灯)、そのチャンネル のマイクロフォンに、DC + 48Vのファントム電源を供給 することができます。

その際、リアパネルのPHANTOM MASTERスイッチを ONしておく必要があります。

⑥GAIN(入力感度)コントロール

入力信号レベルに応じヘッドアンプの最適入力感度を調整 することができます。- 70dBから-20dBまで連続可変 できます。③の30dBパッドを入れたときは、総ゲインか ら30dBを差し引いたゲインが得られます。従って-40dB から+10dBまでの信号に対応できます。

● PEAK インジケータ

ヘッドアンプとイコライザーの双方の出力をモニターして います。どちらかの信号がクリップの 3dB 手前になると、 赤色 LED が点灯します。

BL − PEAK − Rインジケータ

ヘッドアンプとイコライザーの双方の出力をモニターして います。どちらかの信号がクリップの3dB手前になると、 赤色LEDが点灯します。 信号歪みを生じさせないよう PAD や GAIN の調整で、 LEDが点灯し続けないようにして下さい。

④ 30dB (パッドスイッチ)

スイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、入力ゲインが 30dB減衰します。ソースに適切なチャンネル感度を得る よう、PADはGAINコントローラーといっしょに調整します。

🛈 φ(位相切り替え)スイッチ

入力信号の位相を反転させることができます。 スイッチOFFでは位相は変わらず、スイッチON(橙色 LED点灯)では位相が反転します。 接続する機器のタイプ・規格等によるピン番号使用方法の 違いによって生じる、位相反転を防ぐことができます。 なお、STEREO INPUTモジュールはφスイッチによりL, R信号共に位相反転するよう出荷時セッティングされてい ますが、内部のスイッチセッティングにより、L信号のみ を位相反転させることができます。("内部切替スイッチの 変更"の項を参照)

イコライザー

4帯域、周波数連続可変のイコライザーです。 HIGH,LOW はスイッチによりピーキング、シェルビング の切り替えが可能、HI MID,LO MID はピーキングタイプ です。4帯域ともQ(共振カーブ)可変のフルパラメトリッ クイコライザーです。 上段のツマミがQコントロール、下段の同軸ツマミの外軸 が周波数コントロール、内軸がレベルコントロールです。 レベル可変幅は最大で±15dBです。また、レベルツマミ 位置がセンターでフラットな特性となります。 なお、周波数、Qの値は表のようになっています。

帯域 周 波 数 タイプ
HIGH
HI-MID
LO-MID
1k~20kHz
0. 4k~8kHz
80Hz~1. 6kHz
20~:600Hz
シェルビング/ビーキング (Q=0.5~3)
ビーキング (

このスイッチを押すことにより (緑色LED点灯)、4帯域イ コライザーが動作状態になります。OFF ではイコライ ザーは動作しません。

③ HPF (ハイパスフィルタ ON/OFF) スイッチ、カットオフ周波数コントロール スイッチを押すことにより(緑色LED点灯)、ローカット 周波数コントロールツマミで設定した周波数以下の信号成 分を、-12dB/octのカーブで減衰させることができます。 変化幅は 20Hz から 400Hz です。

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INSERT (チャンネルインサートINのON/OFF) スイッチ

このスイッチを押すことにより(橙色LED点灯状態)、イ ンサートINからの信号が、チャネルフェーダー前にアサ インされます。インサートINに何も接続されていない場 合、このスイッチをONしても、信号は各OUTPUT端子に 出力されます。

インサート IN にエフェクターが接続されている場合、こ のスイッチをONにすると、エフェクト処理された信号が、 そのチャネルの信号になります。スイッチをON/OFF す ることにより、エフェクト処理の前後の音を、簡単に比較 することができ、エフェクト処理された音を、必要な時だ け使うことも可能です。

また、INSERT INは+4dB/10kΩバランス入力となって いますので、マルチトラックレコーダーのLINE OUTを 結線しておき、ミックスダウン時にこのスイッチをONに するなど、入力切替スイッチとしての用途も考えられます。

INSERT PRE (チャンネルインサートPRE/ POST EQ) スイッチ このスイッチがONされていない時はインサート・ポイン トは、イコライザーとチャンネルフェーダーの間ですが、 このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、イコライ ザーの前となります。

なお、STEREO INPUT モジュールは、このスイッチがあ りませんが、内部のジャンパー線により INSERT_IN/ OUTの位置を、イコライザー前の信号か、後の信号か選択 することができます。出荷時は POST EQ になっていま す。("内部切替スイッチの変更"の項を参照)

AUX 1~8 (AUX バス送出レベル/PRE,OFF, POST) コントロール/スイッチ チャンネルの信号を、1~8のそれぞれのAUXバスに出力します。ボリュームコントロールでバス送出レベルを調整

します。

一般的用途としては、ディレイマシン、リバーブレータ等 のシグナルプロセッサ用、または、ステージモニター用と してお使いください。

なお、PRE ポジションの場合、INPUT モジュール内部の スイッチにより、それぞれのAUX (1~8) 信号のバスへの ピックアップポイントを個別に、イコライザー前の信号 (PRE EQ) か、後の信号 (POST EQ) か選択することが できます。出荷時は PRE EQ になっています。また、 STEREO INPUT モジュールでは、内部スイッチの切り替 えにより AUX (1~8) の信号を、L + R にするか、 STEREO にするか選択することができます。出荷時はL + R になっています。("内部切替スイッチの変更"の項を 参照)

① AUX ST1/ST2 (AUX ST バス送出レベル) コ ントロール/スイッチ チャンネルの信号を、AUX ST1/ST2 OUT それぞれに

出力させることができます。PRE/OFF/POST スイッチ は、 OAUX 1~8と同じ働きをします。

PAN (BAL) /LEVELスイッチは、チャンネル入力信号を PAN (BAL) の位置でステレオ・センドとして、LEVEL Rの位置でモノ・センドとして出力します。

一般的用途としては、ディレイマシン、リバーブレータ等 のシグナルプロセッサ用、または、ステージモニター用と

してお使いください。

なお、PREポジションの場合、MONAURAL INPUTモジ ュール内部のスイッチにより、それぞれのAUX ST1/ST2 信号のバスへのピックアップポイントを個別に、イコライ ザー前の信号 (PRE_EQ) か、後の信号 (POST_EQ) か 選択することができます。出荷時は PRE_EQになってい ます。また、STEREO INPUTモジュールでは、内部スイ ッチの切り替えによりAUX ST1/ST2 (L,R) 信号を、L + Rにするか、STEREOにするか選択することができま す。出荷時は STEREOになっています。("内部切替スイ ッチの変更"の項を参照)

MT PRE (チャンネルレベルメーター PRE/POST 切替) スイッチ このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、チャンネルレベルメーターの表示が、ポストフェーダーの信号表示から、プリフェーダーの信号レベル表示になります。 なお、POST ポジションの場合、INPUT モジュールの内部ジャンパー線により、チャンネルレベルメーターの信号検 出位置をチャンネルON スイッチ前にするか、後にするか 選択することができます。出荷時は PRE_ON スイッチに

なっています。("内部切替スイッチの変更"の項を参照)

③ON (チャンネル ON/OFF) スイッチ スイッチをONすることにより(橙色LED点灯状態)、その チャンネルの信号を GROUP OUT、STEREO OUT、 AUX OUT、AUX ST OUTへ出力させることができます。 OFF (LED消灯状態)の場合でも、CUE用の信号は出力可 能です。 なお、MUTE 機能やSOLO機能(そのチャンネルのCUE/ SOLOスイッチがOFFの場合)が働いた場合、このスイッ チが機械的にON状態であってもLEDは消灯し、GROUP OUT、STEREO OUT、AUX OUT、AUX ST OUTへ の信号は出力されません。

② CH LEVELメーター/PEAK インジケータ 6個のLED (STEREOモジュールはL,Rそれぞれの)のチャンネルレベルメーターで、-20dB (緑色LED)、-10dB (″)、-6dB (橙色LED)、0dB (″)、+6dB (″) のシグナルレベルとPEAK (クリッピングの3dB手前で赤色LED が点灯)を表示します。

2 VCA GROUP Assign(VCAグループ選択)スイッチ そのチャンネルの信号レベルを、どのVCA MASTERフ ェーダー(GROUP MASTERモジュール)でコントロー ルするかを選択するスイッチです。橙色LEDの点灯して いる番号のVCA MASTERフェーダーで、コントロール することができます。 信号レベルをチャンネルフェーダー、VCA MASTERフ ェーダーの両方でコントロールできることになりますが、 VCA MASTERフェーダーでコントロールするためには、 リアパネルのVCA MASTER/OFF/SLAVE 切替スイッ チを MASTER または OFF 側にする必要があります。 ("VCA 機能"の頂を参照)

2 MUTE GROUP Assign (ミュートグループ選択) スイッチ どのMUTE MASTER スイッチ (GROUP MASTER チ

どのMUTE MASTERスイッチ(GROUP MASTERモ ジュール)でミュートするかを選択するスイッチです。橙

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色LEDの点灯している番号のMUTE_MASTERスイッチ が押された時に、ONになっていたそのチャンネルはミ ュートされます。その時、チャンネルON/OFFのLEDは 消灯しています。なお、このミュート機能を使用するため には、リアパネルのMUTE_MASTER/OFF/SLAVE切 替スイッチをMASTERまたはOFF 側にする必要があり ます。("MUTE機能"の項を参照)

③チャンネルフェーダー(VCAコントロール) フェーダーをスライドすることによりVCAのゲインを変化させ、チャンネル信号レベルをコントロールします。

❷"S" (ミュートセーフ) スイッチ

このスイッチをONすると(赤色LEDが点灯)、そのチャン ネルに対するミュート機能は働かなくなります。従って、 どのような場合も(チャンネルOFFを除く)、ミュートし たくないチャンネルは、このスイッチをONにしておくと 安全です。

❷CUE/SOLO(モニター選択)スイッチ

このスイッチを押すことにより、押されたチャンネルのプ リフェーダーの信号を、MONITOR A OUT、PHONES OUTに出力させることができます。その時、MONITOR モジュールの SOLO_MODE スイッチが押されていた場合 (赤色LEDが点滅状態の時)は、CUE/SOLO スイッチが押 されたチャンネルの信号だけを、GROUP OUT、 STEREO OUT、AUX OUT、AUX ST OUT、 MONITOR OUT、PHONES OUTに出力させることがで きます。

CUE/SOLO モードどちらの状態であっても、MONITOR A OUT、PHONES OUTに対してチャンネルON/OFFス イッチの状態は一切関係ありませんが、SOLO モード時 は、チャンネルスイッチがONになっていないと、GROUP OUT、AUX OUT、AUX_ST OUT、STEREO OUT に 対して信号は出力されません。

なお、INPUT モジュールの内部ジャンパー線により、 CUEポイントの位置をプリフェーダーにするか、 のメー タープリ・スイッチ(連動)後にするかを選択することが できます。メータープリ・スイッチ後にした場合、MT PREスイッチON (POST)のときAFLに、OFF (PRE)の ときPFLとなります。出荷時はPREフェーダーになって います。("内部切替スイッチの変更"の項を参照)

SOLO SAFE (ソロ機能解除) スイッチ

リターン信号を聴き取れる様にしておきたい場合に、 STEREO INPUTモジュールのミューティング・リレーが ソロ・ロジックされない様にすることが出来ます。 このマイクロスイッチを小型のドライバーなどで押して、 STEREO INPUTモジュールのソロ・ミューティングを無 効にします。ソロ・ミューティングモードに戻したい時は もう一度そのスイッチを押します。

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3.2 GROUP MASTERモジュール

  • SUB IN(MTRX SUB IN入力レベル)コントロール MTRX SUB IN に入力されている信号を、GROUP OUT、STEREO OUTの信号とミックスするためのボリ ュームです。10の位置で減衰は0です。ミックス後の信号 は、MTRX MASTERのボリュームを経由してMTRX OUT に出力されます。
  • ②L,R/1~8 (STEREO/GROUP) MTRX ミックス コントロール

STEREO OUT L,R/GROUP OUT1~8とMTRX SUB INの信号をミックスするためのボリュームです。10の位 置で減衰0です。ミックス後の信号は、③のMTRX MASTERのボリュームを経由してMTRX OUTに出力さ れます。

ただし、STEREO OUT は STEREO MASTER モジュー ルの ST TO MTRX を ON、GROUP OUT は GROUP MASTER モジュールのGROUP TO MTRX を ON にする 必要があります。

③MTRX MASTER (MTRX OUT出力レベル) コントロール

GROUP OUT、STEREO OUT、MTRX SUB IN信号ミ ックス後の、MTRX OUTマスターボリュームです。

④INSERT (MTRX インサートON/OFF) スイッチ マトリックス回路には、マスターレベル・コントローラー の直前にインサートOUT/INポイントがあります。この スイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、MTRX INからの信号が、マスターレベル・コントローラー前の信号に なります。

シグナルプロセッサーをマトリックス・チャンネルにイン サートしたり、ミックスしたマトリックス・シグナルの代 わりに外部ラインレベル入力を用いる事ができます。

⑤CUE (MTRX CUE) スイッチ

③のMTRX MASTERボリューム前の信号を、モノラル でMONITOR A OUT または PHONES OUT にてモニ ターすることができます。

ただし、インプット系のCUEスイッチがON (MONITOR モジュールのINPUT CUEインジケータ点灯状態)時はモ ニターすることができません。("CUE機能"の項を参照)

  • ⑥MTRX ON (MTRX OUT 出力ON/OFF)スイッチ このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 MTRX MASTERでコントロールされた信号をMTRX OUT に出力させることができます。
  • ②LEVEL (AUX OUT 出力レベル) コントロール INPUTモジュールからのAUX ミックス信号用マスターレベルコントロールです。
  • ⑧INSERT (AUX インサート ON/OFF) スイッチ AUX センドのマスター回路には、マスターレベル・コント ローラーの直前に、インサートOUT/INポイントがあります。 このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、AUX IN からの信号が、マスターレベル・コントローラー前の信号 になります。AUX チャンネルの中のシグナルプロセッ サーをインサートできたり、ミックスしたAUX シグナル の代わりに外部ラインレベル入力を用いる事ができます。
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GCUE (AUX CUE) スイッチ

このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 AUX LEVEL コントロール前の信号を、モノラルで MONITOR A OUT または PHONES OUT にてモニター することができます。

ただし、インプットCUEスイッチがON (MONITORモジ ュールのINPUT CUEインジケータ点灯状態)時は、モニ ターすることはできません。("CUE機能"の項を参照)

①ON (AUX OUT 出力 ON/OFF) スイッチ このスイッチを ON することにより(橙色 LED 点灯)、 AUX LEVELでコントロールされた信号をAUX OUTに 出力させることができます。

①PAN (パンポット)/GROUP TO STスイッチ GROUP TO STスイッチをONすることにより(橙色 LED点灯)、ポストグループフェーダーで、GROUP OUT ON/OFFスイッチ前のGROUP OUT信号をSTEREO回 路へ送り出すことができます。PANはその時の音像定位 用です。

1 GROUP TO MTRX スイッチ

このスイッチを ON することにより(橙色 LED 点灯)、 GROUP OUT の信号を、それぞれの MTRX 回路へ送り出 すことができます。

なお、内部切替スイッチにより、送り出し位置をポストフ ェーダーとするかプリフェーダーとするか選択できるよう になっています。("内部切替スイッチの変更"の項を参 照)

びループフェーダー (GROUP OUTマスターレベ ルコントロール)

INPUT モジュールのグループアウト選択スイッチにより 選択された信号の、ミックス後のGROUP OUTマスター レベルコントロールです。このフェーダーは VCA フェー ダーではありません。

INSERT (GROUPインサートON/OFF) スイッチ グループ・マスター回路には、マスターフェーダーの直前 に、インサートOUT/INポイントがあります。 このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、GROUP INからの信号が、マスターフェーダー前の信号になりま す。グループチャンネルの中のシグナルプロセッサーをイ ンサートできたり、ミックスしたグループシグナルの代わ りに外部ラインレベル入力を用いる事が出来ます。

❶CUE (GROUP OUT CUE) スイッチ

このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 GROUPフェーダー前の信号を、モノラルでMONITOR A OUT または、PHONES OUT にてモニターすることがで きます。ただし、インプット系 CUE スイッチが ON (MONITORモジュールのINPUT CUE インジケータ点灯 状態)時はモニターすることができません。("CUE 機能" の項を参照)

③ON (GROUP OUT 出力 ON/OFF スイッチ) このスイッチをONすることにより(橙色 LED 点灯)、グ ループフェーダー後の信号をGROUP OUT に出力させる ことができます。

⑦ VCA MUTE (VCA ミュート機能) スイッチ このスイッチをONすると(赤色LEDが点灯)、VCAマス ターフェーダーをいっぱいに絞り切ったのと同じ状態にな ります。これは、対応する VCA グループに割り当てられ たすべての入力チャンネルに影響します。 このスイッチによって、VCA グループのレベルをあらか

このスイッチによって、VCA グループのレベルをあらか じめ設定でき、次に CUE が来るまでそのグループをミ ュートしておく事が出来ます。

注:これは、MASTER MUTE機能と同じではありませ ん。ミュートグループは割り当てられた入力チャンネ ルからのすべての出力に影響しますが、VCA MUTE はポストフェーダー・チャンネルだけに影響します。 また VCA には加算効果があり、与えられたチャンネ ルのポストフェーダー出力はそのチャンネルも、別の ミュートされていない VCA グループに割り当てられ ていれば、ミュートされます。

1 VCA マスターフェーダー

このフェーダーをスライドすることにより、あらかじめ VCA グループ選択スイッチにより設定されていたインプ ットモジュールの VCA ゲインを、コントロールすること ができます。

緑色 LED の点灯する位置が、VCA マスターフェーダーの NOMINAL ポジションです。この時、VCA マスターフ ェーダーによる VCA ゲインの変化はありません。

VCA マスターフェーダーでコントロールするには、リア パネルの VCA MASTER/OFF/SLAVE 切替スイッチを MASTER または OFF 側にする必要があります。("VCA 機能"の項を参照)

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3.3 STEREO MASTERモジュール

BAL/LEVEL R、LEVEL/LEVEL L (AUX ST1 OUTバランス/RL送出レベル) コントロールおよ びBAL/LEVEL(バランス/レベル切替) スイッチ BAL/LEVELスイッチの設定によって、2つのコントロー ラーの機能が変わります。 AUX ST1のLRの信号をステレオ信号として出力端子に

送出するか、2つの独立モノラル信号扱いで出力端子に送 出するかでスイッチの設定を変えます。このスイッチを OFFにすると(LEDは消灯)、上部のコントローラーはバ ランスコントローラーとなり、AUX ST1出力のL側のレ ベルを上げてR側のレベルを下げるか、あるいはL側のレ ベルを下げR側のレベルを上げます。その時、下部のコン トローラーは、AUX ST1出力のマスターレベル・コント ローラーとして働きます。スイッチをONにすると(橙色 LEDが点灯)、上部のコントローラーがAUX ST1出力の R側、下部のコントローラーがL側のそれぞれのモノラル・ マスターレベル・コントローラーとして働きます。

  • ②INSERT(AUX ST1 インサート ON/OFF) スイッチ AUX ST1出力回路には、マスターレベルとバランスのコ ントローラーの直前にOUT/INポイント(L&R)があり ます。このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、 AUX ST1インサートINからの信号が、レベルコントロー ル前の信号になります。ステレオシグナル・プロセッサー または2つのモノラル・プロセッサーをAUXチャンネルに インサートできたり、ミックスされたAUX シグナルに代 わって外部ラインレベル入力を用いる事ができます。
  • ③ CUE (AUX ST1 CUE) スイッチ このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 AUX ST1 LEVEL前の信号を、ステレオフォニックで MONITOR A OUT または PHONES OUT にてモニター することができます。ただし、インプット系 CUE スイッ チが ON (MONITOR モジュールの INPUT CUE インジ ケータ点灯状態)時はモニターすることができません。 ("CUE 機能"の項を参照)
  • ④ ON (AUX ST1 OUT 出力 ON/OFF) スイッチ このスイッチを ON することにより(橙色 LED 点灯)、 AUX ST1 LEVEL でコントロールされた信号を AUX ST1 OUT に出力させることができます。

⑤ AUX ST2 マスターセクション このコントローラーとスイッチの機能グループは、AUX ST2出力に影響することを除いては、AUX ST1センド・ マスターに関するセクション(①~④)と同じです。

ST TO MTRXスイッチ

このスイッチを押すことにより(橙色 LED 点灯)、 STEREO OUTの信号をMTRX回路へ送り出すことがで きます。

なお、内部切替スイッチにより、送り出し位置をポストフ エーダーにするか、プリフェーダーにするかを選択できる ようになっています。出荷時はポストフェーダーです。 ("内部切替スイッチの変更"の項を参照)

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⑦INSERT (STEREO インサート ON/OFF) スイッチ ステレオ・マスター出力回路には、マスターフェーダーの 直前に OUT/IN ポイント(L&R)があります。 このスイッチをONすると(橙色LEDが点灯)、STEREO インサートINからの信号が、ステレオマスターフェーダー 前の信号になります。 ステレオシグナル・プロセッサー(または一対のモノラル・ プロセッサー)をステレオマスター出力にインサートした り、ミックス・ステレオ・シグナルの代わりに外部ライン

り、ミックス・ステレオ・シグナルの代わりに外部 レベル入力を使用する事ができます。

③ CUE (STEREO OUT CUE) スイッチ このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 STEREO フェーダー前の信号を、ステレオフォニックで MONITOR A OUT または PHONES OUT にてモニター することができます。ただし、インプット系 CUE スイッ チが ON (MONITOR モジュールの INPUT CUE インジ ケータ点灯状態)時はモニターすることができません。 ("CUE 機能"の頂を参照)

③ON (STEREO OUT 出力 ON/OFF) スイッチ スイッチをONすることにより(橙色LED点灯)、ステレオ フェーダー後の信号を STEREO OUT に出力させること ができます。

ステレオマスターフェーダー STEREOマスターレベルコントロールです。このフェー ダーは VCA フェーダーではありません。

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3.4 TALKBACK モジュール

  • ●TB/OSC アウトプット選択スイッチ これらのスイッチをONすることにより(緑色LED点灯。 TB TO MON Bは橙色LED点灯)、TALKBACKまたは OSC (どちらか一方)の信号をGROUP OUT、STEREO OUT、MONITOR B OUT、AUX OUT、AUX ST OUT に出力させることができます。 TALKBACK とOSC のどちらが出力されるかは、 の TALKBACK ON(OPE スイッチの状態で決まります。)
  • ②TB OUT(TALKBACK OUT ON/OFF)スイッチ このスイッチをONすることにより(橙色 LED 点灯)、 TALKBACK INの信号がTB OUTに出力されます。
  • ③OSC OUT (OSC OUT ON/OFF) スイッチ このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 OSC の信号がOSC OUT に出力されます。
  • ❹OSCモード/周波数選択スイッチ

PINKを押すとピンクノイズを発振し、10k,1k,100を押す とその数値に対応する周波数(H2)のサイン波を発振しま す。これらのスイッチが押されている時は、OSC_ONの赤 色LEDが点灯します。OFFスイッチが押されていると (OSC_ONの赤色LEDは消灯)、発振を停止します。 これらの5個のスイッチは連動していて、1個のスイッチ を押すとそれまで押されていたスイッチははね上がり OFFになります。強制的に2個のスイッチを押した場合に は、パネルの上側に当たるスイッチの機能が優先されま す。例えば、10kと1kを同時に押すと、10kのサイン波を 発信します。

  • SWEEP (SWEEP ON/OFF) スイッチ/SWEEPコントロール このスイッチを押すことにより、④で選択した OSC の発振周波数を連続的に変化させることが可能となります。コントローラーによる可変範囲は選んだ発振周波数に対して約0.2倍から約2倍です。但し④の PINK を選択した場合はこの機能は働きません。
  • ⑤LEVEL OSC(発振器出力レベル)コントロール このツマミによって、ピンクノイズ、サイン波発振器の送 り出しレベルを調整することができます。

8 トークバックインプット端子 この端子に接続された信号が、トークバックの入力信号となります。規定入力感度は+4dBまたは-50dBで、その切替は ③ の+4スイッチで行ないます。

9+4 (TALKBACK IN入力感度切替) スイッチ このスイッチを押すことにより(橙色LED点灯)、トーク バックインの入力感度が+4dBとなります。押されない 状態では、-50dBの入力感度です。

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①LEVEL(TALKBACK IN レベル) コントロール ③に入力された信号のレベルをこのツマミで調整します。

①ON/OFF/ON (TALKBACK ON/OFF/ON) スイ ッチ

このスイッチをONにすることにより(橙色LED点灯)、 トークバックインプットからの入力信号を、GROUP、 AUX、AUX ST、STEREO、TBの各アウトプットに出力 可能となります。このスイッチがOFFの状態では TALKBACK は送出されず、OSC の信号がGROUP、 AUX、AUX ST、STEREO、TBの各アウトプットに出力 されます。

②METER SEL (メーターセレクト) スイッチ このスイッチで、メーター・ブリッジにある2つのバンクの VUメーターの機能を決定します。[I]、[II] のバンクは

別々にスイッチが入り、ここにある各々のG、M、Aのスイ ッチをONすることにより(緑色LED点灯)、GでGROUP (1~8)、MでMTRX (1~8)、AでAUX (1~8)のレベ ルをモニターする事ができます。所定のメーターバンクに スイッチが入ると、そのメーターの上にあるインジケータ が点灯し、モニターされているシグナルを示します。 縦に並んだ3個のスイッチは連動しており、1個のスイッ チを押すと、今まで押されていたスイッチははね上がり OFF になります。強制的に2個のスイッチを押しても、 LED は点灯しますがメーターは振れません。

MUTE MASTER (ミュートマスターON/OFF) スイッチ このスイッチを押すことにより(橙色LED点灯)、あらか じめ INPUT モジュールの MUTE グループ選択スイッチに より設定されていた信号を、ミュートすることができます。

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3.5 MONITORモジュール

●SOLO MODE (ソロモード選択) スイッチ

このスイッチを押すことにより(橙色LED点灯)、INPUT モジュールのCUE/SOLOスイッチが押されているモジ ュールの信号だけを、GROUP OUT、STEREO OUT、 AUX OUT、AUX ST OUT、MONITOR OUT、 PHONES OUTに出力させることが可能となり、CUE/ SOLOスイッチが押されていないモジュールはミュートさ れます。

この時、同じモジュール内の赤色の SOLO インジケータも 点滅します。("INPUT モジュール"、"CUE/SOLO 機能" の項を参照)

②INPUT Assign (MONITOR Bインプット選択) スイッチ

これら6個のスイッチで、MONITOR B出力で使用できる シグナルを決定します。

2TR IN1 (2トラック・テープ入力#1) と2TR IN2 (2 トラック・テープ入力#2) のスイッチが、リアパネルのコ ネクタからのシグナルを選択します。

ST CH3/CH4はそれぞれ、内部割当スイッチがST IN3・ 4のSTEREO INPUTモジュールから出されたシグナルを 選択します。

ST OUTスイッチは、ステレオマスターからのシグナルを MONITOR Bに出力できます。

MON Aスイッチは、シグナル・ソースとして MONITOR A出力シグナルを選択します。同じシグナルをモニターす るために MONITOR Aと MONITOR Bを使用していて、 これら2つの間でレベルだけを変えたい場合、このスイッ チを入れます。

これらの6個のスイッチは連動しており、1個のスイッチ を押すと、それまで押されていたスイッチははね上がり OFFになります。強制的に2個以上のスイッチを押すと、 内部回路が破壊される恐れがありますのでおやめください。

③LEVEL (MONITOR Bレベル) コントロール このコントローラーで、MONITOR BのL,R出力レベルを 設定します。

④TALKBACK インジケータ

TALKBACKモジュールの TB TO MON Bスイッチが ONになっており、TB ON/OFF スイッチが ONの時、モ ニターB出力用に選択したシグナルがトークバック・シグ ナルに置き換わっている場合に、この赤色 LED が点灯し ます。

⑤ON (MONITOR B出力ON/OFF) スイッチ このスイッチをONすることにより(橙色LED点灯)、 LEVELコントロール後の信号をMONITOR B OUTに出 力させることができます。

⑥INPUT Assign (MONITOR Aインプット選択) スイッチ これら4個のスイッチは、MONITOR A出力にシグナルを

これら4個のスイッチは、MONITOR A出力にシグナルを 送る事を除いては、2004個のMONITOR Bインプット 選択スイッチと同じ働きをします。

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ST OUT/AUX ST1/AUX ST2 (モニターAイ ンプット選択) スイッチ この3個のスイッチで、MONITOR Aに出力するST

OUT/AUX ST1/AUX ST2信号を選択します。 このスイッチは 6 8と連動しており、1 個のスイッチを 押すと、それまで押されていたスイッチははね上がりOFF になります。強制的に2 個以上のスイッチを押すと、内部 回路が破壊される恐れがありますのでおやめください。

③AUX、GROUP、MTRX(モニターAインプット選択)スイッチ

この3個のスイッチで、MONITOR Aに出力するAUX、 GROUP、MTRX出力(ポストマスターフェーダー、ポス トON/OFFスイッチ)を選択します。 これら3つのグループのそれぞれでモニターできるバスは 8つあり、それらは4対のステレオに分類されます。( のバス・グループ切替スイッチを参照して下さい) これら3個のスイッチは 6 7と連動しており、1個のス イッチを押すと、それまで押されていたスイッチははね上

がり OFF になります。強制的に2個以上のスイッチを押 すと、内部回路が破壊される恐れがありますのでおやめく ださい。

  • 3 2、3 4、5 6、7 8(AUX/GROUP/ MTRXバス・グループ切替スイッチ) これら4個のスイッチのいずれかを押すと。対応する。の AUX、GROUP、MTRXスイッチと連携して、MONITOR Aに出力するバスを選択します。奇数番号のバス信号は MONITOR A,PHONESのL、偶数番号のバス信号はRに 出力します。
  • ①LEVEL (MONITOR A出力レベルコントロール) MONITOR AのLとRの出力レベルは、このレベルツマミ で調整されます。
  • CUE インジケータ

CUEシステムが起動して、1個以上のCUEスイッチで選択 したシグナルが、MONITOR Aのシグナルに置き換わっ ている場合に、この橙色LEDが点灯します。

1 MONO (MONITOR Aモノラル切替) スイッチ このスイッチを ON すると(橙色 LED が点灯)、 MONITOR AシグナルのL,Rを結合し、モノラル・シグナ ルとして MONITOR A,PHONESのL,Rに出力します。 (CUE にはききません)

③ON (MONITOR A出力ON/OFF) スイッチ このスイッチをON することにより(橙色 LED 点灯)、 MONITOR Aレベルコントロール後の信号を MONITOR A OUT に出力させることができます。

PHONES (ヘッドフォンレベル) コントロール このツマミにより、PHONESのモニターレベルを調整し ます。

(B) INPUT CUE/SOLO インジケータ このインジケータにより、MONITOR A OUT.PHONESで モニターしている信号が、何の信号か知ることができます。

  • INPUT CUE: INPUT モジュールの CUE スイッチが押さ れた時に点灯(黄色)します。 これは、MONITOR A OUT, PHONES への 信号が、アウト系CUE信号から、インプット系 信号に切り替わったことを表しています。
  • SOLO : SOLO MODEスイッチが押された時に点滅 (赤色)します。
  • (BPHONES (ヘッドフォンアウト)

上蓋を押し下げると、ヘッドフォンジャックが見えます。 使用できるヘッドフォンのインピーダンスは8Ω以上です。 2つの端子には全く同一の信号が出力されます。

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全メーター共に、LEDピークインジケータ内蔵のVUメー ターで、0VUの位置で、出力レベル+4dB(600Ω負荷時) が得られるように設計されています。LEDピークインジ ケータは、クリッピングの3dB手前で点灯します。

●PW MONITOR (PW4000 電源部モニター) イン ジケータ

PW4000からの電源供給状態をモニターします。-19V、 +19V、+12Vのインジケータは通常は緑色LEDが点灯 し、適切な電圧がコンソールに供給されていることを示し ています。故障が発生するとCAUTIONインジケータ(赤 色LED)が点灯して異常を警告します。+48Vは通常は 緑色のLEDが点灯しており、PHANTOM MASTERスイ ッチをONにしたときには赤色の点灯に替わります。

②LAMP DIMMER (ランプ調光器)

LAMP 端子に接続されるランプの明るさをコントロール するボリュームです。

時計方向に廻すと明るく、反時計方向に廻すと暗くなります。

③[I] GROUP/MTRX/AUXメーター、メーター モードインジケータ これら4つ (24/32チャンネル) または8つ (40/48チャ ンネル)のVUメーターは、対応する番号のバスをモニ

ターします。TALKBACK モジュールの METER SEL [I] スイッチにより、[G] はGROUP1~8 (24/32chは 1~4)、[M] はMTRX1~8 (″)、[A] はAUX1~8 (″) に切り替えることができ、メーター上部の3つのインジ ケータの点灯で確認できます。

④[II] GROUP/MTRX/AUX メーター、メーター モードインジケータ 24/32 チャンネルの「Ⅱ] の4つのメーターについては、

3の[I]と同様に対応する番号のバス(5~8)をモニ ターします。

40/48 チャンネルの8つのメーターは、GROUP(1~8)、 MTRX(1~8)の出力(メーター[I]の[GRP]、 [MTRX] と重複しています)あるいは、AUX出力をモニ ターします。

TALKBACKモジュールの METER_SEL [I] スイッチ で [A] を選択すると、AUX ST1/ST2 (L,R)、MON_A (L,R)、TB、OSCの各出力レベルを表示します。

どのバスが選択されたかを、メーター上部の3つのインジ ケータの点灯で確認できます。

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STEREO VUメーター STEREO OUT L,Rの出力レベルをモニターする、大型 VUメーターです。

⑥AUX ST1/MON Aメーター、メーターモードインジケータ AUX ST1とMONITOR Aの兼用メーターです。 MONITOR AスイッチOFF (インジケータ消灯) でAUX ST1の出力レベル、MONITOR AスイッチON (インジケータ点灯) でMONITOR Aのプリ・マスターコントロール・レベルをモニターします。

AUX ST2/TB・OSCメーター、メーターインジケータ AUX ST2とTB・OSC出力の兼用メーターです。 通常は(インジケータ消灯)AUX2の出力レベルをモニターします。TBまたはOSC出力があるとき(TB:TBON/OFFスイッチとTBOUTスイッチがON。OSC:OSCスイッチとOSCOUTスイッチがON)はインジケータが点灯し、TB・OSC出力レベルのモニターになります。

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3.7 リアパネル

PM4000-40C PM4000-48C CENTER MASTERモデル

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キャノンおよびジャックの入出力端子はすべて電子バランス で、端子の使用方法は次のようになっています。 また、ジャックはすべて110番に適合しています。

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●INPUT コネクタ

ソースインピーダンス 50~600 Ωで、定格出力レベルが - 70~+10dBの機器に対応したチャンネルインプットコ ネクタです。(オプションのIT4000をINPUTモジュール 内に組み込むとトランス平衡回路となります)

②INSERT IN/OUT ジャック

規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー、ノイズゲー ト等のシグナルプロセッサーをチャンネルフェーダーの前 に挿入するための端子です。この端子は、MONAURAL INPUTモジュールのINSERT_ON/OFFスイッチをOFF にすることによりバイパスすることができます。

③DIRECT OUT ジャック 規定出力レベルは+4dB/600Ωです。 この出力端子は、対応する番号の入力チャンネル・シグナ ルをフェーダー後のポイントから出力します。 MONAURAL INPUTモジュールの内部スイッチは、ポス トフェーダーになっていますが、プリフェーダーに設定を 変えることができます。("内部切替スイッチ"の項を参照)

④ST CH INPUT (L,R) コネクタ

ソースインピーダンス 50~600 Ωで、定格出力レベルが - 70~+10dBの機器に対応したチャンネルインプットコ ネクタです。(オプションのIT4000をINPUTモジュール 内に組み込むとトランス平衡回路となります)

⑤ST CH INSERT IN/OUT (L,R) ジャック

規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー、ノイズゲー ト等のシグナルプロセッサーをチャンネルフェーダーの前 に挿入するための端子です。この端子は、STEREO INPUTモジュールのINSERT ON/OFFスイッチをOFF にすることによりバイパスすることができます。 なお、このINSERT IN/OUT端子の位置は、出荷時はポ ストイコライザーになっていますが、STEREO INPUTモ ジュール内部のジャンパー線の変更によってプリイコライ ザーにすることができます。("内部切替スイッチ"の項を 参照)

€GROUP SUB IN (1~8)

規定入力レベル+4dB/600Ωで、GROUP MASTERフ ェーダーの前段に信号が送られます。もう1台のコンソー ルのGROUP OUTをこの端子に結線すると2台のコン ソールのGROUP OUT信号を、1台のGROUP MASTER フェーダーでコントロールすることが可能となります。

7 AUX SUB IN (1~8)

規定入力レベル + 4dB/600 Ωで、AUX MASTER LEVELの前段に信号が送られます。もう1台のコンソー ルのAUX OUTをこの端子に結線すると、2台のコンソー ルのAUX OUT信号を1台のAUX MASTER LEVELで コントロールすることが可能となります。

従って、リバーブ等のエフェクターやステージモニター等の結線は、マスター側コンソールの AUX OUT になされ ていればよいことになります。

BMTRX SUB IN (1~8)

規定入力レベル+4dB/600 Ωで、MTRX ミックス回路へ 信号が送られます。そのミキシングレベルはマスターモジ ュールのSUB IN ツマミによってコントロールされます。 もう1台のコンソールのMTRX OUTを、この端子に結線 すると、2台のコンソールのMTRX OUT信号を、1台の コンソールのMTRX MASTERでコントロールすること が可能となります。

92TR IN1/IN2 (L,R) コネクタ

規定入力レベル + 4dB/600 Ωで、MONITOR A と MONITOR Bに信号が送られ、ヘッドフォンまたはモニ ター・スピーカーに出力します。 2トラック・テープレコーダーからのプレイバックに使用 できます。

OST SUB IN (L,R)

規定入力レベル+4dB/600 Ωで、STEREO MASTERフ ェーダーの前段に信号が送られます。もう1台のコンソー ルのSTEREO OUTを、この端子に結線すると、2台のコ ンソールのSTEREO OUT 信号を、1台のコンソールの STEREO MASTERフェーダーでコントロールすること が可能となります。

CUE SUB IN (L,R)

規定入力レベル+4dB/600 Ωで、CUE OUT LEVELボ リュームの前段に信号が送られます。もう1台のコンソー ルのMONITOR A OUTを、この端子に結線すると、2台 のコンソールのCUE OUT信号を、1台のコンソールの MONITOR A OUTまたはPHONES OUTでモニターす ることが可能となります。

PAUX ST SUB IN1/IN2 (L,R)

規定入力レベル+4dB/600Ωで、AUX ST INSERTの前 段に信号が送られます。もう1台のコンソールのAUX ST OUTを、この端子に結線すると、2台のコンソールの AUX ST OUT信号を1台のコンソールでコントロールす ることが可能となります。

(IST INSERT L/R (OUT,IN)

規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー等のシグナル プロセッサーを、STEREOマスターフェーダーの前に挿 入するための端子です。

@GROUP INSERT1∼8 (OUT,IN)

規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー等のシグナル プロセッサーを、GROUPマスターフェーダーの前に挿入 するための端子です。

BMTRX INSERT1~8 (OUT,IN)

規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー等のシグナル プロセッサーを、MTRXマスターボリュームの前に挿入 するための端子です。

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  • AUX INSERT1~8 (OUT,IN) 規定入出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子 は、コンプレッサー、グラフィックイコライザー等のシグ ナルプロセッサーを、AUXマスターボリュームの前に挿 入するための端子です。
  • AUX ST1/ST2 INSERT L,R (OUT,IN) 規定人出力レベルは+4dBです。通常この入出力端子は、 コンプレッサー、グラフィックイコライザー等のシグナル プロセッサーを、AUX ST1/ST2マスターボリュームの 前に挿入するための端子です。
  • AUX OUT1~8 規定出力レベルは+4dBです。AUX MASTER LEVEL でコントロールされた信号が出力されます。 通常、エフェクター用の送り出しや、ホールドバックに使用されます。
  • 19 AUX ST1/ST2 OUT (L,R) 規定出力レベルは + 4dB/600 Ωです。AUX ST1/ST2 MASTER LEVELでコントロールされた信号が出力されます。 通常、エフェクター用の送り出しや、ホールドバックに使用されます。
  • MTRX OUT (1~8) 規定出力レベルは+4dB/600Ωです。MTRX MASTER ボリュームでコントロールされた信号が出力されます。 通常、PA用信号出力、ハウスPA用、録音などに使用され ます。
  • ②GROUP OUT (1~8) 規定出力レベルは + 4dB/600 Ωです。GROUP MASTER フェーダーでコントロールされた信号が出力されます。 通常、PA用信号出力、録音などに使用されます。
  • ② ST OUT (L,R) 規定出力レベルは + 4dB/600 Ωです。STEREO MASTER フェーダーでコントロールされた信号が出力さ

れます。 通常、ステレオサウンドシステム、マスターテープレコー ダー等に接続します。

1 B OUT

規定出力レベルは + 4dB/600 Ωです。TALKBACK モジ ュールのTALKBACK ON/OFFスイッチが、ONの時は TALKBACK INからの信号が、OFFの時はOSCの信号が 出力されます。

ØOSC OUT

規定出力レベルは + 4dB/600 Ωです。OSC 専用の出力端 子で、OSC レベルボリュームでコントロールされた信号が 出力されます。

② MONITOR OUT A L,R 規定出力レベルは+4dB/600Ωです。 PHONES OUT に出力するのと同じシグナルを出力します。しかし、トークバック機能が起動している時には

MONITOR A OUTの出力レベルは6dBさがりますが、 PHONES OUTはミュートされません。 CUEスイッチがONになっていると、キューシグナルがモ ニターシグナルに置き換わります。

②MONITOR OUT B L,R 規定出力レベルは+4dB/600Ωです。モニターB選択シ グナルを出力します。トークバック機能が起動している時 にはトークバックの信号が出力されます。

ODC POWER

コンソールの外部電源 (PW4000) からの接続用端子です。

  • ②VCA/MUTE CONTROL 端子、MASTER/OFF/ SLAVE切替スイッチ、CUE/SOLO OFF/CONNECT 切替スイッチ この24 ピンコネクターを用いてPM4000、PM3000と接続します。この接続により、VCA 機能、MUTE 機能と CUE/SOLO 機能を1台のコンソールでコントロールできるようになります。その際、マスターとする側のコンソー ルの MASTER/OFF/SLAVE スイッチ1~4と5~8のどちらかまたは両方をMASTER側に、もう一方のコンソー ルはこのスイッチをSLAVE側にします。PM4000を単独で使用する場合は、このスイッチはMASTER、OFFのどちらかにしておきます。
  • ②PHANTOM POWER MASTER スイッチ コンデンサーマイクロフォン用の+48Vを、PM4000から 供給する場合は、このスイッチをONにしておかなければ なりません。

③LAMP (ランプ) コネクタ

この端子には付属品のランプを接続します。4 ピンのコネ クタですが、実際に使用されているピンは3番と4番だけ です。使用している電圧は次の通りです。 3番ピン:最大+12V以下

4番ピン:GND

なお、このコネクタの数は PM4000 のモデルによって違い ます。

  • 24 チャンネル:3個 32 チャンネル:4個 40 チャンネル:5個 48 チャンネル:5個
  • ③冷却ファン

PM4000は、メインフレームのサイズに応じて、冷却ファ ンを備えており、リアパネルに分散されています。これら の冷却ファンは、常時、内部回路から熱を取り去り、コン ポーネントの寿命を長くする働きをしています。設置の際 に、この冷却ファンからの空気の流れを妨げないようにし てください。 なお、冷却ファンの数はPM4000のモデルによって違います。 24 チャンネル:3個 32 チャンネル:4個

40 チャンネル : 5 個 48 チャンネル : 5 個

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3.8 PW4000 フロント&リアパネル

電源ユニットPW4000は、放熱の良い場所に設置するように 心掛けてください。 特に前後面は空気の通り道となっていますので、ふさがない

特に則後国は空気の通り道となっていますので、ふさかないよう注意してください。

● POWER ON/OFF スイッチ

PM4000との結線終了後、このスイッチをONすることにより、PM4000に電源を供給することが可能となります。

2ファン用グリル

強制空冷用ファングリルなので使用中はフタ等をしないよ うにしてください。

③オペレーションモニター

PM4000 へ供給している4種類の電源の供給状態を示す LEDです。通常(正常時)は、緑色のLED(NORMAL)が 点灯していますが、異常が発生した場合は、その電源の個 所の赤いLED(CAUTION)が点灯します。赤いLEDが点 灯した場合は、最寄りのサービス部門へご連絡ください。

④ THERMAL インジケータ

PW4000内部の温度が75℃以上になるとLEDが点灯します。 放熱環境が悪いことが考えられますので、設置状況を確か め、より良い場所に設置し直してください。

5 電源ヒューズ 一次側電源ヒューズで、定格6A,250V(3本)、1A,250V

(1本)の耐ラッシュタイプを使用しています。

  • ⑥ DC OUTPUT コネクタ PM4000 と接続する 27 ピンのコネクタです。
  • ②LINE VOLTAGE AC電源電圧を表示します。
  • ⑧ LINE VOLTAGE (SW) このSWをONすると ① がOFFの時でも ⑦ の LINE VOLTAGEを表示することができます。
  • ※フィルターエレメントのお手入れ フィルターエレメントは次の要領で取りはずし、手入れし て下さい。
  • ①左右のフィルターカバーのM4ネジ4本をドライバーで外し、カバーを取り外します。

②フィルターエレメントを取り出して洗浄します。汚れがひ どい場合は、洗剤等をご使用ください。

③エレメントを乾かします。(濡れたままセットしないでく ださい)

④もとのようにセットします。

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