Yamaha PM1D V2.0 SUPPLEMENTARY MANUAL [ja]

Page 1
PM1D V2 システムソフトウェア
追補マニュアル
この追補マニュアルでは、PM1D システムソフトウェア V2.0 で追加 / 変更された
機能を中心に説明します。従来のマニュアルと併せてご利用ください。
目 次
主な変更点 ..................................................... 2
ゲインの自動調整機能 .......................................... 2
機能...................................................................... 2
VCM エフェクトの追加........................................ 3
CH COPY 画面にチャンネル移動機能 .............. 3
シーン / ライブラリーの変更点 .................. 5
TC EVENT 画面のイベントリコール機能を
拡張...................................................................... 5
オートストア時のライブラリー上書き ............... 6
チャンネルのリコールセーフの対象に
ユニット設定を含めるか選択 ........................... 7
プリセットシーンの追加....................................... 7
インプット EQ/ チャンネルライブラリーの
ユーザーエリア拡張........................................... 7
各種画面の変更点.......................................... 8
FADER VIEW 画面の追加 ................................... 8
メーターブリッジに現在時刻を表示 ................... 8
GEQ のパッチ状態を表示 .................................... 8
GR メーター表示................................................... 9
その他の変更点........................................... 10
セーブ / ロード時にフィルタリング .................10
HPF の直前からダイレクト出力 .......................11
USER DEFINE に機能追加...............................11
MIDI イベントをリストから入力.......................12
OSCILLATOR & TALKBACK 画面に
CLEAR ALL ボタン追加................................13
MONITOR/CUE 信号を DSP1D から出力 ...13
グローバルペーストの制限解除.........................14
CH COPY 画面の WITH MIX SEND 選択.....14
MY8-DA96 カードの対応 ................................14
作成したデータの互換性 ....................................14
付録 ..............................................................15
シーンメモリープリセットリスト.....................15
VCM エフェクトパラメーターリスト..............18
JA
Page 2

主な変更点

ゲインの自動調整機能

HA コントロールのマスターとなる CS1D で HA ゲインを調 整した場合、スレーブとなる CS1D でアッテネーターが自動 調整され、各チャンネルの出力レベルが変化しないように設定 できるようになりました。
エンジン
DSP1D/
DSP1D-EX
Output B
AI8 (ID=1)
Output A
エンジン
DSP1D/
DSP1D-EX
ANALOG OUTPUT BOX
CONTROL
PORT
A B C
マスターは、AI8 をコントロールしているポートに接続されて いる DSP1D 経由で接続されている CS1D( または PM1D Manager) を指します。スレーブは、マスター以外のポート に接続されている DSP1D 経由で接続されている CS1D( ま たは PM1D Manager) を指します。 マスターとスレーブを切 り替えることもできます。
コンソール CS1D /
スレーブ
コンソール CS1D /
マスター
2. 画面上部の AUTO GAIN ADJUSTMENT ボタンをク リックして、ENABLE( 有効 ) に設定します。
ENABLE に設定すると、自動調整機能が有効になります。
3. GAIN ADJ ボタンをオン / オフして、チャンネルごとに 機能のオン / オフを設定します。
Note
・ すべてのチャンネルを一括してオンにしたい場合は [SET ALL] ボ
タン、一括してオフにしたい場合は [CLEAR ALL] ボタンをク リックします。
・ 通常はスレーブの CS1D だけで自動調整機能をオンに設定します。
マスターの CS1D でもオンにすると、マスターの CS1D の出力レ ベルも自動調整されます。
・ ペアに設定されているチャンネルの場合でも、GAIN ADJ ボタンの
オン / オフは連動しません。また、ペアに設定されているチャンネ ルのどちらかの GAIN ADJ ボタンがオンの場合でも、アッテネー ターは連動しません。
・ ペアに設定されているチャンネルで GAIN ADJ ボタンをオフにす
る際、偶数チャンネルのアッテネーターの値は奇数チャンネルと同 じ値に切り替わります。急に音量が大きくなる場合もありますので、
ご注意ください。
・ アッテネーターがリコールセーフの対象に設定されていて、リコー
ルしたシーンの GAIN ADJ ボタンがオンの場合、リコールした HA ゲインに対してこの機能が有効になります。GAIN ADJ ボタンと AUTO GAIN ADJUSTMENT ボタンの設定はリコールセーフの対 象とならないので、あらかじめこれらを設定してシーンにストアし ておく必要があります。

PM1D Manager のリモートコントロール 機能

ゲインの自動調整機能のオン / オフを設定する
1. スレーブの CS1D で、IN EQ ファンクションの ATT 画面 を呼び出します。
AUTO GAIN ADJUSTMENT ボタン
SET ALL, CLEAR ALL ボタン
ATT
GAIN ADJ ボタン
PM1D Manager とヤマハ デジタルミキサー (DM2000、 02R96、DM1000) を USB 経由で接続すると、これらのデ ジタルミキサーから PM1D システムをリモートコントロール できるようになりました。詳しくは、PM1D Manager V2 取扱説明書をご参照ください。
ヤマハ デジタルミキサー
(DM 2000 V2, 02R96 V2,
DM1000 V2)
USB
PM1D システム
エンジン
DSP1D/DSP1D-EX
PM1D Manager
USB/RS232C
コンソール CS1D
2
主な変更点
Page 3

VCM エフェクトの追加

ヤマハ デジタルミキサー (DM2000 など ) に Add-On Effects パッケージとしてリリースされた各種エフェクトが、 VCM エフェクトとして標準で利用できるようになりました。 VCM エフェクトを利用するには、使用する VCM エフェクト 数をあらかじめ指定して、使用できる GEQ モジュールの数を 制限する必要があります。
EFFECT
設定値 VCM エフェクト 従来のエフェクト 使用できる GEQ
−−EFFECT 1 〜 8 GEQ 1 〜 24
1 EFFECT 1 EFFECT 2 〜 8 GEQ 1 〜 22
1-2 EFFECT 1 〜 2 EFFECT 3 〜 8 GEQ 1 〜 20
1-3 EFFECT 1 〜 3 EFFECT 4 〜 8 GEQ 1 〜 18
1-4 EFFECT 1 〜 4 EFFECT 5 〜 8 GEQ 1 〜 16
1-5 EFFECT 1 〜 5 EFFECT 6 〜 8 GEQ 1 〜 14
1-6 EFFECT 1 〜 6 EFFECT 7 〜 8 GEQ 1 〜 12
1-7 EFFECT 1 〜 7 EFFECT 8 GEQ 1 〜 10
1-8 EFFECT 1 〜 8 GEQ 1 〜 8
Note
・ 一つのエフェクトモジュールで VCM エフェクトを使用するために
は、2 つのGEQ モジュールを無効にする必要があります。
・ この設定を変更すると、一時的にエフェクトや GEQ の出力が
ミュートされます。
・ 無効になった GEQ では、パラメーターのコントロールはできます
が、ミュート状態となります。
・ エフェクトのリコール方法は、従来のエフェクトと同じく、
EFFECT LIBRARY から該当するエフェクトをリコールします。
・ VCM エフェクトをかけた信号と異なる信号経路を通った信号を
ミックスすると、各経路での遅延時間の差によりコムフィルター効 果( 特定の周波数のレベルが下がる現象 ) が発生する場合がありま すので、ご注意ください。
VCM (Virtual Circuitry Modeling) 技術によりアナログ回路 の特性をモデリングしたコンプレッサーや EQ、オープンリー ルテープによって生み出されるテープコンプレッションをエ ミュレートした OpenDeck、新規アルゴリズムで豊かな残響 音となめらかな減衰を実現するリバーブ REV-X が搭載されて います。それぞれの VCM エフェクトについて詳しくは、 巻末 の18ページをご参照ください。
VCM エフェクトを使用するためには、以下の DSP CONFIG 画面で使用する VCM エフェクト数をあらかじめ指定して、 使 用できる GEQ モジュールの数を制限しておく必要がありま す。
DSP CONFIG

CH COPY 画面にチャンネル移動機能

CH COPY 画面に従来のグローバルチャンネルコピーのため のCHCOPY 機能だけでなく、チャンネルを移動する CH MOVE 機能が追加されました。
CH MOVE ボタン
CH COPY
CH MOVE 機能により、任意のインプットチャンネルまたは アウトプットチャンネルを指定したチャンネルに移動し、それ に伴い移動元と移動先の間にあるチャンネルも前または後ろに 移動します。CH MOVE 機能を操作する方法は、CH COPY 画面を操作して実行する方法とパネル操作から実行する方法の 2 種類あります。
主な変更点
3
Page 4
CH COPY 画面でチャンネル移動
1. IN CH VIEW または OUT CH VIEW ファンクションの CH COPY 画面を呼び出します。
CH MOVE ボタン
CH COPY
パネル操作でチャンネル移動
1. [SEL] スイッチを使って、移動元になるインプットチャン ネルを選択します。
2. [CHANNEL COPY] スイッチを押します。
3. [SHIFT] キーを押しながら、移動先チャンネルの [SEL] スイッチを押します。
CH DATA MOVING ポップアップウィンドウに、移動元 チャンネルと移動先チャンネルが表示されます。
移動元チャンネル 移動先チャンネル
4. 実行するには OK ボタンをクリックします。
チャンネル移動が実行されます。
2. CH COPY/CH MOVE 欄で、 CH MOVE ボタンをオンに します。
CH COPY ボタンがオンの場合は、従来のチャンネルコ ピー機能が使用できます。
3. [SEL] スイッチを使って、移動元になるチャンネルを選択 します。
4. DESTINATION CH SELECT 欄から移動先のチャンネル を選択します。
5. EXECUTE ボタンをクリックします。
CH DATA MOVING ポップアップウィンドウに、移動元 チャンネルと移動先チャンネルが表示されます。
移動元チャンネル 移動先チャンネル
Note
・ 移動元のチャンネルは、1 チャンネルまたはペア化が可能な 2
チャンネルです。
・1チャンネルで移動できるのは、移動元と移動先の間にペア化され
たチャンネルがなく、かつ HA GAIN GANG、HA A/B LINK、 GATE LINK、COMP LINK、DELAY GANG、PAN MODE で GANG PAN/INV PAN/BALANCE、M/S DECODE がすべてオ フの場合のみです。
・2チャンネルで移動する場合は、移動先の先頭はペア化可能なチャ
ンネルの先頭になります。したがって、L チャンネルと R チャンネ ルが入れ替わることはありません。
・ チャンネルの移動は、以下の同一チャンネルセクション内でのみ実
行できます。
− インプットチャンネル 1 〜 96
− ステレオインプットチャンネル 1 〜 8
− MIX チャンネル 1 〜 48
− STEREO チャンネル A/B
− MATRIX チャンネル 1 〜 24
6. 実行するには OK ボタンをクリックします。
チャンネル移動が実行されます。
主な変更点
4
Page 5

シーン / ライブラリーの変更点

TC EVENT 画面のイベントリコール機能を 拡張

TC EVENT 画面で使用するシーンを順番に登録しておき、あ らかじめ設定したインターバルタイムに沿って自動的にリコー ルしたり、マニュアル操作でリコールしたりできるようになり ました。
TC EVENT
1
3
2
TC EVENT 画面に以下の機能が追加されました。
EVENT RECALLING
1
次の 3 つのボタンを使って、イベントリストの動作を切り 替えます。
ボタン 内容
DISABLE
ENABLE [ALL MANUAL]
ENABLE
CS1D の状況を示すディスプレイ上部のインジケーターに は、ENABLE 選択時は と表示されますが、 ENABLE [ALL MANUAL] 選択時には と表示さ れます。
イベントリストに登録されたシーンをリ コールする機能が無効になります。
イベントリストに登録されたシーンを、す べてマニュアル操作でリコールします。リ スト内にタイムコードを指定したイベント があれば、タイムコードの進行に従ってリ コール候補のイベントが切り替わりますが、 マニュアルでリコール操作を行なわない限 り、イベントはリコールされません。
イベントリストに登録されたシーンを、指 定された条件(タイムコードやインターバ ルの時刻、またはマニュアル操作)に従っ てリコールします。
4
5
EVENT TRIGGER
2
イベントごとにリコールする条件を表示する欄です。
ボタンをクリックすると表示される TC EVENT ポップ アップウィンドウで、次の 3 つのボタンの中から条件を選 びます。
ボタン 内容
EVENT RECALL 欄( RECALL ボタンや USER DEFINE スイッチ
MANUAL
INTERVAL
TIME CODE
直前のリコール操作から一定時間が経過したときに リコールされるイベント
マニュアル操作でリコールするイベント
を使って、イベントをリコールします。 EVENT TRIGGER 欄には[MANUAL]と 表示されます。
直前のシーンがリコールされてから一定時間経 過した後に、シーンをリコールします。このボ タンを選んだ場合は、INTERVAL TIME( イン ターバルタイム ) を 0.1 〜 999.9sec の範囲 で設定します。リスト内の EVENT TRIGGER 欄には、 の記号とインターバルタイム が表示されます。
タイムコード(LTC、内部タイムコード)が任 意の時刻まで到達したときに、シーンをリコー ルします。このボタンを選んだ場合は、タイム コード(時間 / 分 / 秒 / フレーム)を指定しま す。リスト内の EVENT TRIGGER 欄には、 タイムコードが表示されます。
タイムコードが既定の時刻まで到達したときに リコールされるイベント
)の EVENT
4
シーン / ライブラリーの変更点
5
Page 6
SCENE MEMORY(シーンメモリー)
3
リコールするシーンの番号とタイトルです。 ボタンをク リックすると表示される TC EVENT ポップアップウィン
ドウで、該当するシーンの番号を選択します。
ボタン 内容
DIRECT
INC
DEC
DISABLE シーンリコールされません。
指定したシーンをリコールします。リコー ルするシーンを右側で選択します。
カレントシーンの一つ後ろの番号のシーン をリコールします。
カレントシーンの一つ前の番号のシーンを リコールします。

オートストア時のライブラリー上書き

シーンをオートストアするときに、エディットされているライ ブラリーのストア先の初期選択として、未使用のライブラリー に保存するか、または元のライブラリーに上書き保存するかを 設定できるようになりました。
DEFAULT EDIT LIBRARY NO.
SCENE MEMORY[STORE] スイッチ(または MEMORY 画 面の STORE ボタン)を押したときに表示される SCENE STORE ポップアップウィンドウに、以下のボタンが追加され ました。
4
EVENT RECALL(イベントリコール)
イベントのリコール操作を行ないます。次の 3 つのボタン が利用できます。
ボタン 内容
このボタンをクリックすると、最後にリコール
PREV
DIRECT
NEXT
5
MOVE UP/MOVE DOWN(ムーブアップ / ムーブ
されたイベントの一つ前のイベントがリコール され、そのイベントが選択状態になります。
このボタンをクリックすると、イベントリスト で現在選択されているイベントがリコールされ ます。
このボタンをクリックすると、最後にリコール されたイベントの一つ後のイベントがリコール され、そのイベントが選択状態になります。主 にEVENT TRIGGER 欄を[MANUAL]に 指定したイベントをリコールするのに使用しま す。
ダウン)
イベントリスト内で現在選ばれているイベントの順番を 1 つ上(MOVE UP)または下(MOVE DOWN)に移動さ せるボタンです。
Note
・ EVENT TRIGGER 欄にタイムコードが表示されるイベントが選ば
れているときは、ボタンがグレー表示となり使用できません。タイ ムコードのイベントの順番を入れ替えるには、タイムコードを書き 換えてください。
DEFAULT EDIT LIBRARY NO.
NEW
OVERWRITE
未使用のライブラリー番号のうち最も小さい番 号を選びます(従来と同様)。
最後にリコールされたライブラリーの番号が選 ばれます(リコール元が読み込み専用だった場 合、またはライブラリーがプロテクトされてい た場合は、未使用のライブラリー番号のうち最 も小さい番号が選ばれます)。オートストア時 にライブラリーがいっぱいになるのを防ぎたい 場合や、設定済みのライブラリーを調整したい 場合に便利です。
Note
・ ポップアップウィンドウを閉じたあとも、この設定は記憶されま
す。
シーン / ライブラリーの変更点
6
Page 7

チャンネルのリコールセーフの対象にユ ニット設定を含めるか選択

リコールセーフ機能の対象として、従来のチャンネル設定だけ でなく、そのチャンネルにパッチされたユニットの設定も対象 に含めるかどうかを一括して設定できるようになりました。
SAFE KEY MODE SELECT 欄
RECALL SAFE

プリセットシーンの追加

シーンメモリーに工場出荷時から用意されているプリセット シーン 00.0 〜 00.9 を見直し、より実用的なシーンデータが 追加されました。詳しくは、巻末の「シーンメモリープリセッ トリスト」(15 ページ)をご参照ください。
Hint
・ プリセットシーンを使用する場合は、 以下の手順をおすすめします。
1. プリセットシーンをリコールします。
2. INPUT PATCH 画面で、接続されているユニットの信号を使用 する入力チャンネルにパッチします。AUTO SETUP ボタンを クリックすると、接続されているユニットの順でチャンネル 1 から順にパッチされるので便利です。
3. OUTPUT PATCH 画面で接続されているユニットの信号にバス をパッチします。
Note
・ 異なる信号経路を通った信号をミックスすると、各経路での遅延時
間の差によりコムフィルター効果 ( 特定の周波数のレベルが下がる 現象 ) が発生する場合がありますので、ご注意ください。

インプット EQ/ チャンネルライブラリーの ユーザーエリア拡張

SAFE KEY MODE SELECT
選択されているチャンネルのリコールセーフを
CH
CH+UNIT
パネル操作または IN CH VIEW 画面でオン / オフすると、そのチャンネルの設定のみがオン / オフされます ( 従来と同様 )。
選択されているチャンネルのリコールセーフを パネル操作または IN CH VIEW 画面でオン / オフすると、そのチャンネルにパッチされたユ ニットのリコールセーフも連動してオン / オフ されます。
Note
・ CH+UNIT ボタンがオンのときにパネルの SAFE [RECALL] ス
イッチまたは IN CH VIEW 画面のボタンでリコールセーフ対象を 選択することは、CH ボタンがオンのときに画面の SAFE ON/ OFF ボタンと UNIT ボタンをオンにするのと同じ効果になります。
・ CH+UNIT ボタンがオンのときにパネルの SAFE [RECALL] ス
イッチまたは IN CH VIEW 画面のボタンを押すと、画面の SAFE ON/OFF ボタンと UNIT ボタンも連動してオン/ オフされます。
インプット EQ ライブラリーおよびインプットチャンネルライ ブラリーのユーザーエリアが拡張されました。
・ インプット EQ ライブラリー
No. 001 〜 199(ユーザーエリアは No. 038 〜 199)
・ インプットチャンネルライブラリー
No. 000 〜 199(ユーザーエリアは No. 001 〜 199)
シーン / ライブラリーの変更点
7
Page 8

各種画面の変更点

FADER VIEW 画面の追加

IN CH VIEW ファンクションおよび OUT CH VIEW ファンク ションに FADER VIEW 画面が追加されました。
FADER VIEW
1 2
3 1
2
3
1
ON( オン )/MUTE( ミュート )
チャンネルのオン / オフ、および DCA グループのミュー トのオン / オフを切り替えます。対応するチャンネルの [ON] スイッチ、DCA [MUTE] スイッチと連動していま す。
2
レベル
チャンネルおよび DCA グループのレベルを調節します。 現在の値は、すぐ下のボックスで確認できます。対応する チャンネル /DCA グループのフェーダーやエンコーダーと 連動しています。
CUE ( キュー )
3
チャンネルおよび DCA グループのキューモニターのオン / オフを切り替えます。対応するチャンネル /DCA グルー プの [CUE] スイッチと連動しています。
DISPLAY CH
4
FADER VIEW 画面に表示されるチャンネルを切り替えま す。
・IN CH VIEW ファンクションの場合
INPUT [PANEL]
CH 1-48/ST IN 1-4
CH 49 -96/ST IN 5-8
パネルアサイン機能で設定されたチャ ンネル、DCA グループ1 〜 1 2
インプットチャンネル 1 〜 48、 ST IN チャンネル 1 〜 4、 DCA グループ1 〜 1 2
インプットチャンネル 49 〜 9 6、 ST IN チャンネル 5 〜 8、 DCA グループ1 〜 1 2
4

メーターブリッジに現在時刻を表示

メーターブリッジブロックの TIME CODE インジケーターに 現在時刻を表示できるようになりました。また、 PREFERENCE 画面に表示を切り替えるためのパラメーター が追加されました。
PREFERENCE
TIME CODE DISPLAY 欄
TIME CODE DISPLAY
PRESENT TIME
TIME CODE タイムコードを表示します。

GEQ のパッチ状態を表示

GEQ PARAMETER 画面で使用する GEQ モジュールを選択 する場合、GEQ SELECT ポップアップウィンドウで既にパッ チされている GEQ モジュールを判別できるようになりまし た。
現在時刻を 24 時間表示(時 / 分/ 秒)で 表示します。
・OUT CH VIEW ファンクションの場合
MIX 1 〜 48 チャンネル、
MIX 1-48
MATRIX
8
各種画面の変更点
STEREO A/B チャンネル、 DCA グループ1 〜 1 2
MATRIX 1 〜 24 チャンネル、 STEREO A/B チャンネル、 DCA グループ1 〜 1 2
既にパッチされている GEQ にはその信号経路が表示され、 パッチされていない GEQ にはNO ASSIGN と表示されま す。
Page 9

GR メーター表示

METER ファンクションに INPUT GR 画面および OUTPUT GR 画面が追加され、インプット系チャンネルのゲート / コン プレッサーによるゲインリダクション量およびアウトプット系 チャンネルのコンプレッサーによるゲインリダクション量が メーターで表示されるようになりました。
INPUT GR OUTPUT GR
1
3
2
4
3
DISPLAY CH
1
INPUT GR/OUTPUT GR 画面に表示されるチャンネル を切り替えます。
INPUT GR 画面の場合
ペアアイコン
4
奇数 / 偶数番号の順に並んだ 2 チャンネルのペアの設定状 態を表示します。
CH 1-48/ST IN 1-4
CH 49 -96/ST IN 5-8
OUTPUT GR 画面の場合
MIX 1-48 MIX 1 〜 48 チャンネル
MATRIX 1-24/ STEREO
2
GATE/COMP(ゲート / コンプレッサー)
ゲインリダクション量をメーターに表示する対象として、 ゲートまたはコンプレッサーを選択するボタンです。 INPUT GR 画面の場合のみ表示されます。
メーター
3
各チャンネルのゲインリダクション量を表示するピークレ ベルメーターです。現在のフェーダーの値を下のボックス で確認できます。
インプットチャンネル 1 〜48、 ST IN チャンネル 1 〜 4
インプットチャンネル 49 〜 96、 ST IN チャンネル 5 〜 8
MATRIX 1 〜 24 チャンネル、 STEREO A/B チャンネル
各種画面の変更点
9
Page 10

その他の変更点

セーブ / ロード時にフィルタリング

を使います(終了番号に対応するボックスの値は、開始番 号と SOURCE の範囲に応じて自動的に変化します)。
メモリーカードにシーンやライブラリーデータをセーブすると きに、任意のデータの任意の範囲を選んでセーブできるように なりました。また、メモリーカードからデータをロードすると きも、任意の範囲のデータを任意の番号からロードできるよう になりました。
LOAD/SAVE
1
2 3 4
従来のようにシーンメモリー / 各種ライブラリーの全部のデー タ、または選択した一部のデータをメモリーカードにセーブ / ロードする BASIC モードに加えて、範囲指定してデータを セーブ / ロードできる ADVANCEDモードが追加されました。
ADVANCED モードの場合
LOAD/SAVE 画面で ADVANCED ボタンをオンにすると、 画面左側に次の各項目が表示されます。
MODE(モード)
1
セーブ先の開始番号を変更した場合
CS1D
開始番号
終了番号
01.0
01.1
01.2
01.3
01.4
01.5
SOURCE DESTINATION
ロード先の開始番号を変更した場合
メモリーカード
開始番号
終了番号
02.1
02.2
02.3
02.4
02.5
SOURCE DESTINATION
AAA BBB CCC DDD EEE FFF
BBB CCC DDD EEE FFF
開始番号
SAVE
開始番号
LOAD
メモリーカード
AAA
02.0 BBB
02.1 CCC
02.2 DDD
02.3 EEE
02.4
02.5
BBB
02.6
CCC
02.7
DDD
02.8
EEE
CS1D
BASIC モードと ADVANCED モードを切り替えます。
CATEGORY(カテゴリー)
2
セーブ / ロード対象として選ばれているシーンメモリー / 各種ライブラリーを表示します。項目の変更は、左右の [ ]/[ ] ボタン、または [DATA] エンコーダーを使いま す。
SOURCE(セーブ / ロード元の番号)
3
セーブ / ロード元となるシーンメモリー / ライブラリーの 開始番号と終了番号を表示します。番号の変更は、それぞ れのボックスの左右にある [ ]/[ ] ボタン、または [DATA] エンコーダーを使います。
DESTINATION(セーブ / ロード先の番号)
4
セーブ / ロード先となるシーンメモリー / ライブラリーの 開始番号と終了番号を表示します。セーブ / ロード先の番 号を変更したいときは、開始番号に対応するボックスの左 右にある [ ]/[ ] ボタンまたは [DATA] エンコーダー
Note
・ メモリーカードをフォーマットする場合は、コンピューターなどの
外部機器を使って FAT16 方式でフォーマットしてください。 CS1D は FAT32 方式に対応しておりません。
・ V2.0 より前のシステムソフトウェアでセーブしたデータもロード
できます。
・ システムソフトウェア V2.0 では、エフェクトライブラリーに
VCM エフェクトがプリセットとして追加されています。したがっ て、以前のエフェクトライブラリーのデータをロードする場合は、 そのままロードしようとすると一部のデータがロードされない場合 があります。その場合は、DESTINATION 欄でロード先の開始番 号を変更してロードすることをおすすめします。
BASIC モードの場合
BASIC モードでは、 従来の機能に加えて、UNIT LIBRARY、 PATCH LIBRARY、NAME LIBRARY のセーブ / ロードの 対象となる範囲も指定できます。
10
その他の変更点
Page 11

HPF の直前からダイレクト出力

USER DEFINE に機能追加

インプットチャンネルの HPF の直前からダイレクト出力でき るようになりました。また、ダイレクト出力レベルを調整でき るようになりました。
INSERT/DIRECT POINT
DIRECT OUT POINT 欄
PRE HPF ボタンDIRECT OUT LEVEL 欄
INSERT/DIRECT POINT 画面で HPF 直前からのダイレクト 出力を設定する場合は、DIRECT OUT POINT 欄で該当する チャンネルの PRE HPF ボタンをオンにします。ダイレクト 出力レベルは DIRECT OUT LEVEL 欄に表示されますが、変 更は INSERT/DIRECT VIEW 画面で行ないます。
DIRECT ボタン LEVEL ノブ
INSERT/DIRECT VIEW
INSERT/DIRECT VIEW 画面で HPF 直前からのダイレクト 出力を設定する場合は、HPF の直前にある DIRECT ボタンを オンに設定します。ダイレクト出力レベルは、画面右下に追加 された LEVEL ノブで調節します。ペアに設定されているチャ ンネルでも、ダイレクト出力レベルは連動しません。
Hint
・ これらの設定は、シーンメモリーにも保存されます。
・ V2.0 より前のシステムソフトウェアのデータを読み込んだ場合は、
ダイレクト出力レベルは 0dB に設定されます。また、ダイレクト アウトポイントの初期値は PRE EQ です。
USER DEFINE[1] 〜 [8] スイッチに割り当てられる機能が追 加されました。
USER DEFINE
追加された機能は以下のとおりです。
FUNCTION PARAMETER 解説
GEQ SELECT GEQ1 〜 24
CURRENT
TAP TEMPO*
EFFECT1 〜 8
NEXT EVENT RECALL
PREV EVENT RECALL
DIRECT EVENT RECALL
TC EVENT
TALKBACK DIRECT ASSIGN
* TEMPO パラメーターを含むエフェクトタイプが選択されていると
きのみ有効です。USER DEFINE スイッチのLED は、テンポ測定 時および設定後とも、そのときの設定されたテンポで点滅します。 タップテンポ機能については、PM1D システムソフトウェア V1.5 追補マニュアル (51 ページ ) をご覧ください。
ENABLE/ DISABLE
ENABLE[ALL MANUAL]/ DISABLE
MIX 1 〜 48, MATRIX 1 〜 2 4, STEREO, MONITOR B
GEQ PARAMETER 画面を 表示
表示している画面にあるタッ プテンポ機能を利用する
指定したエフェクトのタップ テンポ機能を利用する
1 つ後の番号のイベントをリ コール
1 つ前の番号のイベントをリ コール
TC EVENT 画面に登録され た任意のイベントのリコール
TC EVENT 画面の ENABLE ボタンと DISABLE ボタンの切り替え
TC EVENT 画面の ENABLE[ALL MANUAL] ボタンと DISABLE ボタン の切り替え
任意のアウトプット系チャン ネルに、トークバック信号を 送信(オフにすると、元の トークバック設定に戻りま す)
その他の変更点
11
Page 12

MIDI イベントをリストから入力

シーンリコール時の MIDI イベント機能で、16 進数だけでは なくリストからも MIDI イベントを入力できる MIDI EVENT SETUP ポップアップウィンドウが追加されました。また、こ のウィンドウを呼び出すための MIDI EVENT ボタンが、 SCENE STORE ポップアップウィンドウおよび SCENE TITLE ポップアップウィンドウに追加されました。 また、MIDI イベントを出力するタイミングを一定時間遅らせ ることができるようになりました。
1. SCENE ファンクション MEMORY 画面の STORE ボタ ンをクリックして SCENE STORE ポップアップウィンド ウ、または TITLE EDIT ボタンをクリックして SCENE TITLE EDIT ポップアップウィンドウを表示します。
MIDI EVENT ボタン
2. MIDI EVENT ボタンをクリックして、MIDI EVENT SETUP ポップアップウィンドウを表示します。
なお、16 進数が入力されたボックスをクリックすると、その ボックスを含めて、有効な MIDI メッセージと解釈される範囲 の値が赤く変わります。また、ウィンドウ下部には、そのメッ セージから解釈される MIDI チャンネル(MIDI CH)、メッ セージのタイプ(TYPE)、データの値(DATA 1、DATA 2) が表示されますので、適切な MIDI メッセージが入力されたこ とを確認できます。 なお、このウィンドウでメッセージを入力したり編集したりす るときは、以下の各ボタンが利用できます。
[ ]/[ ] ボタン
INS ボタン
DEL ボタン
CLEAR ボタン
2
メッセージの種類を指定する
反転部分を左右に移動します。
反転部分にスペース(空白)を挿入します。 PS/2 キーボードの <Insert> キーを押した場 合も同じ効果が得られます。
反転部分の文字を削除します。PS/2 キーボー ドの <Delete> キーを押した場合も、同じ効 果が得られます。
MIDI メッセージ入力ボックスに入力されたメッ セージをすべて消去します。
MIDI チャンネル、メッセージの種類、データの値を指定し、 それを 16 進数に変換する方法です。 データを入力する先頭のボックスをクリックします。次に、 TYPE ボックスの左右の [ ]/[ ] ボタン、または [DATA] エンコーダーを使って、メッセージの種類を選びます。 続いて MIDI CH、DATA 1、DATA 2、MIDI PORT の各 ボックスで MIDI チャンネル、MIDI イベントの各種設定、出 力ポートを指定します。最初に選択したメッセージの種類に よって、MIDI CH、DATA 1、DATA 2 の各ボックスで選択 可能な値は、次のように異なります。 また、DELAY TIME ボックスの設定で、MIDI イベントを出 力するタイミングをシーンリコールから一定時間遅らせること もできます。遅延時間は、0.1sec 単位で設定できます。
TYPE MIDI CH DATA 1 DATA 2
NOTE OFF
(ノートオフ)
NOTE ON
(ノートオン)
KEY PRESSURE
(キープレッシャー)
CONTROL CHANGE
(コントロールチェンジ)
PROGRAM CHANGE
(プログラムチェンジ)
CHANNEL PRESSURE
(チャンネルプレッ
シャー)
PITCH BEND
(ピッチベンド)
EXCLUSIVE MASSAGE
(エクスクルーシブメッ
セージ)
1〜16
ノートナンバー
(0 〜 127)
コントロール ナンバー
(0 〜 127)
プログラム ナンバー
(0 〜 127)
プレッシャーの 値(0 〜 127)
ピッチベンドの MSB
(0 〜 127)
ノートオフベロシティ
(0 〜 127)
ノートオンベロシティ
(0 〜 127)
プレッシャーの値
(0 〜 127)
コントローラーの値
(0 〜 127)
ピッチベンドの LSB
(0 〜 127)
このポップアップウィンドウでは、以下の 2 種類の方法で MIDI イベントを割り当てることができます。
16 進数を直接入力する
1
一連のメッセージを 16 進数を使って直接入力する方法です。 任意の入力ボックスをクリックして選択し(ボックスが反転表 示になります)、[DATA] エンコーダーを回すことで、メッ セージを入力できます。また、[INC]/[DEC] スイッチの操作 で選択位置を移動することができます。
その他の変更点
12
すべての値を指定したら、画面内の ボタンをク リックすると、そのメッセージに対応する 16 進数が、MIDI EVENT SETUP ウィンドウの入力ボックスに入力されます。 必要に応じて、任意の入力ボックスをクリックして [DATA] エンコーダーを回すことで、メッセージを編集できます。
Note
・ 入力可能な MIIDI イベントのバイト数は、MIDI 出力先ポートなど
のデータやコメントも含め最大 32 バイトです。これを超えると "LENGTH OVER!" のメッセージが表示されます。
Page 13
・ DELAY TIME の設定は、SCENE STORE( または SCENE TITLE
EDIT) ポップアップウィンドウでも以下の手順で設定できます。
1. COMMENT/MIDI EVENT 欄にカーソルを移動して [EVENT CODE SET] ボタンをクリックします。
2. 文字パレットの T および 0 〜 9 を使って、遅延時間を 100msec 単位の 2 桁で設定します。たとえば、MIDI イベン トの出力をシーンリコールから 500msec 遅延させる場合は、 T05と入力します。遅延させない場合は、入力する必要あ りません。
3. 文字パレットの1、2( コンソール 1 または 2) または E( エンジ ン)をクリックして、MIDI イベントを出力する MIDI 端子を選 択します。

OSCILLATOR & TALKBACK 画面に CLEAR ALL ボタン追加

OSCILLATOR 画面と TALKBACK 画面に、バスへの割り当 てをすべて解除する CLEAR ALL ボタンが追加されました。
OSCILLATOR

MONITOR/CUE 信号を DSP1D から出力

MONITOR A/B 信号および CUE 信号を DSP1D の OUTPUT 6 端子に出力できるようになりました。PM1D Manager のリモートコントロール機能を使用するときの MONITOR/CUE 操作に便利です。
SYSTEM CONNECTION
MONITOR/CUE OUTPUT TO #6 ボタン
TALKBACK
SYSTEM CONNECTION 画面の MONITOR/CUE OUTPUT #6 ボタンをオンにすると、DSP1D の OUTPUT 6端子(チャンネル 25 〜 32) に接続されているユニットに MONITOR A/B 信号および CUE 1/2 信号が出力されます。 各チャンネルに出力される信号は、以下のとおりです。
チャンネル番号 出力信号
25/26 MONITOR A L/R
27/28 MONITOR B L/R
29/30 CUE 1 L/R ( コンソール 1 の CUE 信号 )
31/32 CUE 2 L/R ( コンソール 2 の CUE 信号 )
Note
・ アウトプットパッチが設定されている場合でも、MONITOR/CUE
OUTPUT #6 がオンのときは MONITOR/CUE 信号が優先的に出 力されます。
・ ユニットに出力される MONITOR/CUE 信号は、エンジンからコン
ソールに出力される信号と同じです。コンソールで信号処理する TALKBACK DIMMER や CUE INTERRUPT、ON/OFF、LEVEL などは、ユニットから出力される信号に対しては無効です。した がって、出力される信号とメーター表示が一致しない場合がありま す。エンジンから出力される信号については、PM1D System Block Diagram をご参照ください。
その他の変更点
13
Page 14

グローバルペーストの制限解除

グローバルペースト機能で一度に選択できるシーン数は従来 100 シーンまででしたが、その制限がなくなりました。ただ し、101 シーン以上を一度にペーストした場合は、アンドゥ 操作ができなくなります。大切なデータは SELECT ALL で バックアップしてから、グローバルペーストを実行してくださ い。

CH COPY 画面の WITH MIX SEND 選択

OUTPUT CH VIEW ファンクションの CH COPY 画面で、 従来は ALL パラメーターが選択されているときだけ WITH MIX SEND を選択できました。V2.0 では、ALL が選択され ていなくても WITH MIX SEND だけでも選択できるようにな りました。

MY8-DA96 カードの対応

MY8-DA96 カードが対応し、CS1D や PM1D Manager か ら表示 / 編集できるようになりました。

作成したデータの互換性

システムソフトウェア V2.0 で作成したデータ(シーン、各種 ライブラリー、SETUP など)をシステムソフトウェア V1(V2.0 より前のバージョンをすべて含む ) のシステムに ロードすることはできません。ただし、システムソフトウェア V1 のシステムで作成したデータは、システムソフトウェア
V2.0 のシステムにロードできます。
14
その他の変更点
Page 15
付録

シーンメモリープリセットリスト

Scene # Title
00.1 Front of House
US の著名 FoH エンジニアによる FoH 用のプリセットです。 内蔵エフェクトへの Stereo Mix Send の他、Front Fill、 Delayed Speaker まで考慮された出力系統の初期値が搭載さ れています。
INPUT CH1-96
EQ ON, TO STEREO ON, MIX SEND ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN
TO STEREO ON, CH ON
MIX1-16: 内蔵 EFFECT SEND
PAIR ON, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX17-18: Stereo Sub Feed
PAIR ON, MIX ON, LEVEL 0 dB, GEQ INSERT, INSERT ON
STEREO A-B
STEREO ON, LEVEL 0 dB, GEQ INSERT, INSERT ON
MATRIX1-12: Front Fill Speaker, Delay Speaker, Rec Out
MATRIX ON, LEVEL –
GEQ1-12
GEQ ON, LINK ON
dB, GEQ INSERT, INSERT ON (MATRIX1-6)
∞
Scene # Title
00.2 Monitor
Scene # Title
00.3 FoH & Mon
1 台のコンソールで FoH、モニターを兼用するためのプリ セットです。Mix の後半をモニターセンドと考え、Wedge に はGEQ をインサート。Matrix 出力で Front fill や Delayed Speaker を考慮した設定です。
INPUT CH1-96
EQ ON, TO STEREO ON, MIX SEND ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN
TO STEREO ON, CH ON
MIX1-16: 内蔵 EFFECT SEND
PAIR ON, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX17-18: Stereo Sub Feed
PAIR ON, MIX ON, LEVEL –
MIX25-36: In Ear Monitor
PAIR ON, EQ ON, COMP ON —THR: 0 dB—RATIO : ∞ : 1— KNEE: HARD, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX37-48: Wedge Mix
GEQ INSERT, INSERT ON, MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B
STEREO ON, LEVEL 0 dB, GEQ INSERT, INSERT ON
MATRIX1-12: Front Fill Speaker, Delay Speaker, Rec Out
PAIR ON, MATRIX ON, GEQ INSERT, INSERT ON (MATRIX1-6)
GEQ1-24
GEQ ON, LINK ON (GEQ1-12)
∞
dB, GEQ INSERT, INSERT ON
US の著名モニターエンジニアによるモニターミックス用のプ リセットです。MIX1-20 までは Wedge 用として GEQ をイ ンサート、MIX25-44 は 10 系統のインイヤーモニターを想 定しています。それぞれのモニター経路に 4 系統のエフェク トを割り当てています。Stereo 出力は Side Fill 用と考え、 GEQ をインサートしました。
INPUT CH1-96
HPF ON—F: 50 Hz—SLOPE: 18 dB, EQ ON, MIX SEND ON— PRE FADER, TO STEREO ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN
HPF ON—F: 50 Hz—SLOPE: 18 dB, EQ ON, MIX SEND ON—
PRE FADER ( MIX
バスへの
5, 6), CH ON
MIX1-20: Wedge Mix
GEQ INSERT, INSERT ON, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX21-24: 内蔵 EFFECT1-4 SEND
MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX25-44: In Ear Monitor
PAIR ON, EQ ON, COMP ON—THR: 0 dB—RATIO: ∞ : 1— AT TACK: 0 msec—KNEE: HARD, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX45-48: 内蔵 EFFECT5-8 SEND
MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B: Side Fill Mix
GEQ INSERT, INSERT ON, LEVEL 0 dB
GEQ1-24
GEQ ON, LINK ON (GEQ21-24)
ただし、内部フィードバックループになってしまう
SENDは OFF), TO STEREO ON (STEREO INPUT 1, 2,
付録
15
Page 16
Scene # Title
00.4 In Ear Monitor
Scene # Title
00.6 OB Truck
インイヤーモニター主体のモニターミックスを想定したプリ セットです。緊急時のためにインイヤー、Wedge モニターそ れぞれを OutputDCA でまとめた PM1D ならではの実用性 の高いプリセットです。
INPUT CH1-96
AT T: –1 0 dB, HPF ON—F: 50 Hz—SLOPE: 18 dB, EQ ON, COMP ON, TO STEREO ON, MIX SEND ON, VARI PAN LINK ON, FIXED MIX PAN ON, CH ON, LEVEL 0 dB
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN, 2track Input
AT T: –1 0 dB, HPF ON—F: 50 Hz—SLOPE: 18 dB, EQ ON, COMP ON, TO STEREO ON, MIX SEND ON, VARI PAN LINK ON, FIXED MIX PAN ON, PAN MODE: BALANCE, CH ON
MIX1-24: In Ear Monitor
PAIR ON, EQ ON, DCA 11 ASSAIGN, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX25-36: Wedge Mix
GEQ INSERT, INSERT ON, DCA12 ASSIGN, MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX45-48: 内蔵 EFFECT SEND
EQ ON, DCA9 ASSIGN, MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B
EQ ON, LEVEL 0 dB
GEQ1-24
GEQ ON, LINK ON (GEQ1-12)
DCA9, 11-12
DCA LEVEL 0 dB
Scene # Title
00.5 Musical
ミュージカルでの使用を想定したプリセットです。MIX1-12 はFix に設定されており、バスとして使用することを想定して います。
INPUT CH1-96
AT T: –3 dB, INSERT OFF—PRE DELAY, EQ ON, TO STEREO ON, FIXED MIX PAN ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN, 2track Input
EQ ON, FIXED MIX PAN ON
MIX1-12
FIX, PAIR ON (MIX5-6,11-12), EQ ON, TO MATRIX ON—LEVEL: 0 dB
(MIX5, 11 への送りは
MIX13-48: 内蔵 EFFECT SEND 他
VARI, PAIR ON (MIX13-24), EQ ON, DCA12 ASSIGN (MIX13-22), DCA10 ASSIGN (MIX25-26), DCA11 ASSIGN (MIX33-35), MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B
EQ ON
MATRIX1-24
EQ ON, MATRIX ON, LEVEL 0 dB
EFFECT1-8
EFFECT1: MIX25, EFFECT2: MIX26, EFFECT3: MIX27, EFFECT5: MIX33, EFFECT6: MIX34, EFFECT7: MIX35, EFFECT8: MIX36
MIX
から
偶数バスへの送りと
– ∞ dB), MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX6, 12
から
MIX
奇数バス
中継車 (Outside Broadcasting Truck/Van) での使用を想 定したプリセットです。放送用途に実践的な HPF の設定、内 蔵・外部両方のエフェクトセンドを想定した MIX センドの設 定などが特徴的です。
INPUT CH1-96
HPF ON—F: 95 Hz—SLOPE: 18 dB, EQ ON, COMP ON, MIX1-12 SEND ON, FIXED MIX PAN ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: Playback, 内蔵EFFECT RETURN
MIX1-12 SEND ON (STIN1-4), FIXED MIX PAN ON, CH ON
MIX1-4: 内蔵 EFFECT SEND
MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX5-12: 外部 EFFECT SEND
PAIR ON (MIX5-8), MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX37-48: Wireless Camera Mix, Playback Mix, Mic Mix 他
FIX, INSERT ON (MIX45-48), PAIR ON (MIX45-48), DELAY ON— 86 msec@fs=48 kHz (MIX41), DCA11 ASSIGN (MIX45-46), DCA12 ASSIGN (MIX41, 47-48), TO STEREO ON (MIX41, 45-48), MIX ON (MIX41, 45-48), LEVEL 0 dB (MIX41, 45-48)
STEREO A-B
INSERT ON—POST ON, TO MATRIX ON—MATRIX1-2 SEND LEVEL: 0 dB—MATRIX3 SEND LEVEL:–3.1 dB (STEREO A L/R), STEREO ON, LEVEL 0 dB
MATRIX1-3
PAIR ON (MATRIX1-2), MATRIX ON, LEVEL 0 dB
EFFECT1-8
EFFECT1: MIX1, EFFECT2: MIX2, EFFECT3: MIX3, EFFECT4: MIX4, EFFECT5: MIX45-46, EFFECT6: MIX47-48, EFFECT7: STEREO B L/ R, EFFECT8: STEREO A L/R, EFFECT5- 8: MULTI BAND DYNA.
DCA11-12
DCA LEVEL 0 dB
16
付録
Page 17
Scene # Title
00.7 Theatre
Scene # Title
00.9 Live Recording
劇場での使用を想定したプリセットです。LCR パンニングの ための初期設定が施されています。
INPUT CH1-96
HPF OFF—F: 20 Hz, EQ ON, LCR ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN 他
HPF OFF—F: 20 Hz, EQ ON, LCR ON, CH ON
MIX1-12: Stage Mix, Monitor Mix 他
FIX (MIX1-4), EQ ON, DELAY ON —0.00 msec, MIX ON (MIX1-8), LEVEL 0 dB (MIX1-8)
MIX13-48: 内蔵 EFFECT SEND 他
PAIR ON (MIX13-20), EQ ON, DELAY ON—0.00 msec (MIX25-48), MIX ON (MIX13-20,25-48), LEVEL 0 dB (MIX13-20)
STEREO A-B
LCR CENTER BUS CONTROL ON, EQ ON, TO MATRIX ON (STEREO A L/R), STEREO ON, LEVEL 0 dB
MATRIX1-24: Delay Mix 他
PAIR ON (MATRIX1-8), EQ ON, DELAY ON—0.00 msec, MATRIX ON, LEVEL 0 dB (MATRIX1-12)
EFFECT1-8
EFFECT1: MIX13-14, EFFECT2: MIX15-16, EFFECT3: MIX17-18, EFFECT4: MIX19-20
Scene # Title
00.8 Broadcast
ライブレコーディングを想定したプリセットです。MIX1-48 をFIX としてレコーダー送りと想定、 各チャンネルのダイレ クトアウトも録音に使用できる設定となっています。
INPUT CH1-96
DIRECT OUT POST ON, HPF OFF - SLOPE: 12 dB, EQ ON, TO STEREO ON, CH ON
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN 他
DIRECT OUT POST ON, HPF OFF—SLOPE: 12 dB, EQ ON, TO STEREO ON, CH ON
MIX1-48: Recording Mix
FIX, TO MATRIX ON—PRE FADER, MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B
STEREO ON
MATRIX1-4: 内蔵 EFFECT SEND
MATRIX ON, LEVEL 0 dB
EFFECT1-8
EFFECT1: MATRIX1, EFFECT2: MATRIX2, EFFECT3: MATRIX3, EFFECT4: MATRIX4
DCA1-12
DCA LEVEL 0 dB
放送用途での使用を想定したプリセットです。放送ならではの インプットチャンネルの EQ, コンプが設定されており、複数 系統への送りを想定しています。
INPUT CH1-24: Radio Lapel Mic
EQ ON—LOW TYPE: SHELF—LOW F: 71 Hz—LOW G: –3 dB—HIGH MID Q: 0.90—G: +4 dB, COMP ON—THR:—18 dB—RATIO: 3.5: 1, DCA1 ASSIGN (CH13), DCA2 ASSIGN (CH14), DCA3 ASSIGN (CH15), DCA4 ASSIGN (CH16), DCA5 ASSIGN (CH17), DCA6 ASSIGN (CH18), DCA7 ASSIGN (CH19), DCA8 ASSIGN (CH20), DCA9 ASSIGN (CH21), DCA10 ASSIGN (CH22), DCA11 ASSIGN (CH23), DCA12 ASSIGN (CH24), TO STEREO ON, FIXED MIX PAN ON, CH ON
INPUT CH25-96
HPF OFF—SLOPE: 12 dB, EQ ON, FIXED MIX PAN ON, CH ON, LEVEL 0 dB
STEREO INPUT1-8: 内蔵 EFFECT RETURN, Playback
TO STEREO ON, FIXED MIX PAN ON, CH ON
MIX1-16: Recording Mix
MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX21-24: 内蔵 EFFECT SEND
MIX ON, LEVEL 0 dB
MIX25-48: Sub Group
FIX, PAIR ON, TO STEREO ON, MIX ON, LEVEL 0 dB
STEREO A-B
COMP ON—THR:–18 dB (STEREO A), STEREO ON
EFFECT1-8
EFFECT1: MIX21, EFFECT2: MIX22, EFFECT3: MIX23, EFFECT4: MIX24
DCA1-12
DCA LEVEL 0 dB
付録
17
Page 18

VCM エフェクトパラメーターリスト

072: REV-X HALL, 073: REV-X ROOM, 074: REV-X PLATE
2 IN/2 OUT の新規開発したリバーブアルゴリズムです。高密度で 豊かな残響の音質、なめらかな減衰、原音を生かす広がりと奥行き といった特長を持ちます。音場や目的に合わせて REV-X HALL、 REV-X ROOM、REV-X PLATE の 3 種類を選択できます。
Parameter
REV TIME 0.47–46.92 s
INI. DLY 0.0–125.0 ms
HI. RATIO 0.1–1.0
LO. RATIO 0.1–1.4
LO. FREQ 22.0 Hz–18.0 kHz
DIFF. 0–10
ROOMSIZE 0–28
DECAY 0–53
HPF
LPF
*1. エフェクトタイプが REV-X PLATEで、ROOM SIZE=28 の場合
の値です。エフェクトタイプと ROOM SIZE の値によって、設 定範囲は異なります。
Range Description
*1
リバーブの残響の長さです。
リバーブの初期反射音が出るまでの遅 延時間です。
リバーブの高域成分の残響時間をREV TIME に対する比率で表しています。
リバーブの低域成分の残響時間をREV TIME に対する比率で表しています。
LO. RATIO の基準になる周波数です。
リバーブ音の左右のひろがりです。
空間の広さです。
ゲートが閉じる速さです。
THRU, 22.0 Hz–
8.00 kHz
1.00 kHz–
18.0 kHz, THRU
ハイパスフィルターのカットオフ周波 数です。
ローパスフィルターのカットオフ周波 数です。
075: COMP276
レコーディングスタジオで定番として求められるアナログコンプ レッサーの特性をエミュレートしています。ドラムやベース向きの
太く芯のある音が得られます。モノラルの 2 つのチャンネルを独 立してコントロールできます。
Parameter
INPUT 1 –180 to 0 dB
OUTPUT 1 –180 to 0 dB
RATIO 1
AT TACK 1 0.022–50.4 ms
RELEASE1 10.88–544.22 ms
MAKE UP1 OFF, ON
SIDEHPF1 OFF, ON
INPUT 2 –180 to 0 dB
OUTPUT 2 –180 to 0 dB
RATIO 2
AT TACK 2 0.022–50.4 ms
RELEASE2 10.88–544.22 ms
MAKE UP2 OFF, ON
SIDEHPF2 OFF, ON
Range Description
2:1, 4:1, 8:1, 12:1, 20:1
2:1, 4:1, 8:1, 12:1, 20:1
CH1 のインプットレベルを調節します。
CH1 のアウトプットゲインを調節し ます。
CH1 のコンプレッサーのレシオです。
CH1 のコンプレッサーのアタックタ イムです。
CH1 のコンプレッサーのリリースタ イムです。
CH1 のコンプレッサーがかかってい るときのアウトプットゲインの低下を
自動的に補正します。
CH1 のコンプレッサーのサイドチェ インの HPF をオンにすると、低域へ
のコンプレッサーのかかりが弱くな り、低域の出力が強調されます。
CH2 のインプットレベルを調節します。
CH2 のアウトプットゲインを調節し ます。
CH2 のコンプレッサーのレシオです。
CH2 のコンプレッサーのアタックタ イムです。
CH2 のコンプレッサーのリリースタ イムです。
CH2 のコンプレッサーがかかってい るときのアウトプットゲインの低下を
自動的に補正します。
CH2 のコンプレッサーのサイドチェ インの HPF をオンにすると、低域へ
のコンプレッサーのかかりが弱くな り、低域の出力が強調されます。
076: COMP276S
レコーディングスタジオで定番として求められるアナログコンプ レッサーの特性をエミュレートしています。ドラムやベース向きの
太く芯のある音が得られます。L/R チャンネルのパラメーターを 連動してコントロールできます。
Parameter
INPUT –180 to 0 dB
OUTPUT –180 to 0 dB
RATIO
AT TACK 0.022–50.4 ms
RELEASE 10.88–544.22 ms
MAKE UP OFF, ON
SIDE HPF OFF, ON
Range Description
1:2, 4:1, 8:1, 12:1, 20:1
インプットレベルを調節します。
アウトプットゲインを調節します。
コンプレッサーのレシオです。
コンプレッサーのアタックタイムです。
コンプレッサーのリリースタイムです。
コンプレッサーがかかっているときの アウトプットゲインの低下を自動的に
補正します。
コンプレッサーのサイドチェインの HPF をオンにすると、低域へのコンプ
レッサーのかかりが弱くなり、低域の 出力が強調されます。
077: COMP260
ライブ SR で定番として求められる 1970 年代半ばのコンプレッ サー / リミッターの特性をエミュレートしています。モノラルの 2
つのチャンネルを独立してコントロールできます。また、ステレオ リンクによって、いくつかのパラメーターを連動させることもでき
ます。
Parameter
THRE.1 –60 to 0.0 dB
KNEE1
AT TACK1 0.01–80.0 ms
RELEASE1 6.2–999 ms
RATIO1 1.0–500, ∞
OUTPUT1 –20 to 40 dB
THRE.2 –60 to 0.0 dB
KNEE2
AT TACK2 0.01–80.0 ms
RELEASE2 6.2–999 ms
RATIO2 1.0–500,
OUTPUT2 –20 to 40 dB
ST LINK OFF, ON
Range Description
CH のコンプレッサーのスレッショル ドです。
SOFT, MEDIUM, HARD
SOFT, MEDIUM, HARD
CH1 のコンプレッサーのニーです。
CH1 のコンプレッサーのアタックタ イムです。
CH1 のコンプレッサーのリリースタ イムです。
CH1 のコンプレッサーのレシオです。
CH1 のアウトプットゲインを調節し ます。
CH2 のコンプレッサーのスレッショ ルドです。
CH2 のコンプレッサーのニーです。
CH2 のコンプレッサーのアタックタ イムです。
CH2 のコンプレッサーのリリースタ イムです。
CH2 のコンプレッサーのレシオです。
CH2 のアウトプットゲインを調節し ます。
CH1 と CH2 をステレオリンクさせま す。THRE.、KNEE、ATTACK、
RELEASE、RATIO パラメータがリン クし、OUTPUT はリンクしません。
18
付録
Page 19
078: COMP260S
ライブ SR で定番として求められる 1970 年代半ばのコンプレッ サー / リミッターの特性をエミュレートしています。L/R チャン
ネルのパラメーターを連動してコントロールできます。
Parameter
THRE. –60 to 0.0 dB
KNEE
AT TACK 0.01–80.0 ms
RELEASE 6.2–999 ms
RATIO 1.0–500, ∞
OUTPUT –20 to 40 dB
Range Description
コンプレッサーのスレッショルドです。
SOFT, MEDIUM, HARD
コンプレッサーのニーです。
コンプレッサーのアタックタイムです。
コンプレッサーのリリースタイムです。
コンプレッサーのレシオです。
アウトプットゲインを調節します。
079: EQUALIZER601
1970 年代のアナログイコライザーの特性をエミュレートしてい ます。アナログ回路特有の歪みを再現することによって、ドライブ
感などを得ることができます。
Parameter
LO TYPE HPF-2/1, LSH-1/2
LO F
LO G –18.0 to +18.0 dB
MID1 Q 0.50–16.0
MID1 F
MID1 G –18.0 to +18.0 dB
MID2 Q 0.50–16.0
MID2 F
MID2 G –18.0 to +18.0 dB
INPUT –18.0 to +18.0 dB
OUTPUT –18.0 to +18.0 dB
MID3 Q 0.50–16.0
MID3 F
MID3 G –18.0 to +18.0 dB
MID4 Q 0.50–16.0
MID4 F
MID4 G –18.0 to +18.0 dB
HI TYPE LPF-2/1, HSH-1/2
HI F
HI G –18.0 to +18.0 dB
LO SW OFF, ON
MID1 SW OFF, ON
MID2 SW OFF, ON
MID3 SW OFF, ON
MID4 SW OFF, ON
HI SW OFF, ON
TYPE CLEAN, DRIVE
*1.
16.0 Hz to 20.0 kHz (LPF-1, LPF-2), 1.0 kHz to 20.0 kHz (HSH-1, HSH-2)
Range Description
EQ1 のタイプです。
16.0 Hz to
20.0 kHz
16.0 Hz to 20.0 kHz
16.0 Hz to 20.0 kHz
16.0 Hz to 20.0 kHz
16.0 Hz to 20.0 kHz
16.0 Hz to
*1
20.0 kHz
EQ1 のカットオフ周波数です。
EQ1 のゲインです。
EQ2 の Q です。
EQ2 の中心周波数です。
EQ2 のゲインです。
EQ3 の Q です。
EQ3 の中心周波数です。
EQ3 のゲインです。
インプットゲインです。
アウトプットゲインです。
EQ4 の Q です。
EQ4 の中心周波数です。
EQ4 のゲインです。
EQ5 の Q です。
EQ5 の中心周波数です。
EQ5 のゲインです。
EQ6 のタイプです。
EQ6 のカットオフ周波数です。
EQ6 のゲインです。
EQ1 のオン /オ フを切り替えます。
EQ2 のオン /オ フを切り替えます。
EQ3 のオン /オ フを切り替えます。
EQ4 のオン /オ フを切り替えます。
EQ5 のオン /オ フを切り替えます。
EQ6 のオン /オ フを切り替えます。
イコライザータイプを選択します。 CLEAN はデジタルが得意とする歪み
のないクリアな音でアナログ回路の周 波数特性の変化をエミュレートしま
す。DRIVE は歪みを加えてアナログら しさが強調されたドライブ感のある音
でアナログ回路の周波数特性の変化を エミュレートします。
080: OPENDECK
録音デッキ、再生デッキの 2 台のオープンリールテープレコー ダーによって生み出されるテープ コンプレッションをエミュレー
トしています。デッキの種類、テープの質や再生速度など、様々な 組み合わせによって音質が変化します。
Parameter
REC DEC
Range Description
Swss70, Swss78, Swss85, Amer70
REC LVL –96.0 to +18.0 dB
REC HI –6.0 to +6.0 dB
REC BIAS –1.00 to +1.00
REPR DEC
Swss70, Swss78, Swss85, Amer70
REPR LVL –96.0 to +18.0 dB
REPR HI –6.0 to +6.0 dB
REPR LO –6.0 to +6.0 dB
MAKE UP Off, On
TP SPEED 15ips, 30ips
TP KIND Old, New
録音デッキのタイプを選択します。
録音デッキの入力レベルを調節しま す。レベルを上げていくとテープ コン
プレッションが起こり、ダイナミック レンジが狭くなったり、音が歪んだり
します。
録音デッキの高域のゲインを調節します。
録音デッキのバイアスを調節します。
再生デッキのタイプを選択します。
再生デッキの出力レベルを調節します。
再生デッキの高域のゲインを調節します。
再生デッキの低域のゲインを調節します。
REC LVL を動かしたときに、REPR LVL が連動して、一定のアウトプット
レベルを保つようになります。アウト プットレベルを変えずに歪み量を変化
させることができます。
テープの速度を選択します。
テープの種類を選択します。
付録
19
Page 20
U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2005 Yamaha Corporation
WF52670 406IPAPx.x-01A0
Printed in Japan
Page 21
PM1D V2.0 System Block Diagram (CS1DV2, DSP1D, AI8, AO8, DIO8)
CH 1 A
CH 1 B
CH 2 A
CH 2 B
[AI8 + LMY2-ML]
CH 1
CH 2
CH 3
CH 4
[AI8 + LMY4-AD]
Option Card IN (8ch)
[DIO8 + MYx-xx]
from EFFECT 1(-8)
from GEQ 1(-24)
COAXIAL
2-TRACK IN
DIGITAL1(-2)
AES/EBU
Lch
2-TRACK IN
ANALOG1(-2)
Rch
AES/EBU
2-TRACK IN
DIGITAL3(-6)
1
TALKBACK IN
2
from CONSOLE2
2
to CONSOLE1
from CONSOLE2
SRC
to CONSOLE1
+48V
+48V
[CS1D]
CASCADE IN
+48V
MASTER ON/OFF
A/B
+48V
A/B
2
SRC
ADBA
2
from CONSOLE2
+48V
PHANTOM
HA
LEVEL
-44 +10
+48V PHANTOM
LEVEL
-44 +10
to CONSOLE1
: DSP1D
: OTHER
PHANTOM
HA
GAIN
GAIN
2
2
+48V
AD
ADHA
ADBA
ADBA
ADBA
ADBA
8
DIGITAL
GAIN
2
DIGITAL
GAIN
AD
ADHA
DIGITAL
GAIN
DIGITAL
GAIN
DIGITAL
GAIN
INPUT PATCH
PEAK
DE-
EMP.
CH 1(-48)
(-96)
DE-
EMPHASIS
INSERT IN 1(-48)
PEAK
DE-
EMP.
STIN Lch 1(-4)
DE-
EMPHASIS
INSERT IN STIN 1(-4) Lch
PEAK
DE-
EMP.
STIN Rch 1(-4)
DE-
EMPHASIS
INSERT IN STIN 1(-4) Rch
SUB IN L
2
SUB IN R
DIRECT IN L
DIRECT IN R
COMM IN
CONSOLE1
COMM IN
CONSOLE2
TALKBACK CONSOLE2
TALKBACK CONSOLE1
Frequncy:
100Hz - 10kHz
Frequncy:
100Hz - 10kHz
BURST
58
TALKBACK CONSOLE1
TALKBACK CONSOLE2
CH 1(-48)
to METER
ATT.
MS
DECODE
(-96)
KEYIN SOURCE:
to METER
ATT.
MS
DECODE
(-8)
to METER
ATT.
MS
DECODE
(-8)
DE-
EMPHASIS
DE­EMPHASIS
12
to CASCADE OUT
to CASCADE OUT
PINK
NOISE
NOISE
(-96)
HPF
STIN 1(-4)
(-8)
HPF
(-8)
HPF
(-8)
DE­EMPHASIS
DE­EMPHASIS
DE­EMPHASIS
DE­EMPHASIS
DE­EMPHASIS
OSC 1ch
OSC 2ch
HPF
to COMM IN
to COMM IN
to OUTPUT PATCH
INSERT OUT 1(-48)
INSERT
4BAND
PEQ
5
KEY IN
HPF
SEL
SELF PRE EQ SELF POST EQ LEFT CH(POST EQ)
KEYIN BUS1-4
to OUTPUT PATCH
INSERT OUT STIN L 1(-4)
METER METER METER
4BAND
PEQ
5
KEY IN
HPF
SEL
to OUTPUT PATCH INSERT OUT STIN R 1(-4)
METER METER METER
4BAND
KEY IN
SEL
PEQ
HPF
5
from CASCADE IN
to CASCADE OUT
from CASCADE IN
to CASCADE OUT
from CASCADE IN
from CASCADE IN
LPF
LEVEL
ON/OFF
(-96)
METERMETER
GATE
LPF
KEY IN
KEYIN CUE
GATE
LPF
KEY IN
KEYIN CUE
GATE
LPF
KEY IN
KEYIN CUE
from CAS.
COMM IN
from CAS.
COMM IN
OSC ON
COMM IN CONSOLE1 COMM IN CONSOLE2
METER
COMP
SEL
DELAY
to METER
COMP DELAY
SEL
COMP
SEL
2
ON
2
ON
TALKBACK SEL
ON
OFF
to METER
DELAY
to METER
ON
GATE
ON
GATE
TB OUT
TB ON
OSC OUT
to COMM IN CONSOLE1
to COMM IN CONSOLE2
MONITOR A
MONITOR B
TALKBACK OUT
to OUTPUT PATCH
OSC OUT
to OUTPUT PATCH
TALKBACK CONSOLE1
TALKBACK CONSOLE2
from PRE ATT.
from PRE EQ
FADER
ON
MIX1(ODD)
from PRE ATT.
from PRE EQ
FADER
ON
MIX1(ODD)
from PRE ATT.
from PRE EQ
FADER
ON
LEVEL
LEVEL
to MONITOR A
to MONITOR B
Dual Console Mode Only
METER
PAN
FIXED MIX PAN
MIX PAIR
MIX2(EVEN)
DIRECT OUT 1(-48)
to OUTPUT PATCH
METER
PAN
FIXED MIX PAN
MIX2(EVEN)
DIRECT OUT STIN 1(-4) Lch to OUTPUT PATCH
METER
PAN
FIXED MIX PAN
DIRECT OUT STIN 1(-4) Rch
to OUTPUT PATCH
TO ST
POST
TO ST
FIX
VARI
TO ST
POST
TO ST
FIX
VARI
TO ST
POST
TO ST
FIX
VARI
CUE
ON
ON
(-96)
CUE
ON
ON
(-8)
CUE
ON
ON
(-8)
CUE
Dual Console Mode Only
to TALKBACK CONSOLE1
to TALKBACK CONSOLE2
MIX1
MIX2
...
STEREO L
MIX48
...
...
...
STEREO R
CUE L
CUE R
...
KEY IN4
KEY IN1
...
DE-EMPHASIS
INSERT IN ST A Lch
CUE
DE-EMPHASIS
INSERT IN ST A Rch
DE-EMPHASIS
INSERT IN ST B Lch
DE-EMPHASIS
...
INSERT IN ST B Rch
CUE
DE-EMPHASIS
INSERT IN MIX1(-48)
CUE
from MIX1
from MIX48 from STEREO A Lch from STEREO A Rch from STEREO B Lch from STEREO B Rch
SUB IN Lch SUB IN Rch
from MIX1
from MIX48 from MATRIX1
from MATRIX24
DIRECT INPUT Lch
DIRECT INPUT Rch
2TR IN 3 Lch
2TR IN 6 Rch
MONITOR A SELECTOR
MONITOR B SELECTOR
4
to KEY IN SEL
from TALKBACK CONSOLE1 from TALKBACK CONSOLE2
from INPUT PATCH
METER
6BAND
PEQ
KEY IN
SEL
METER
COMP
from INPUT PATCH
METER METER
6BAND
PEQ
KEY IN
SEL
COMP
from INPUT PATCH
METER
6BAND
PEQ
CUE
KEY IN
SEL
METER
COMP
from INPUT PATCH
METER METER
6BAND
PEQ
KEY IN
SEL
COMP
from INPUT PATCH
METER
6BAND
PEQ
KEY IN
SEL
METER
COMP
PAN
INSERT IN MTRX1(-24)
CUE
from STEREO A Lch from STEREO A Rch from STEREO B Lch from STEREO B Rch
2TR IN 1 Lch 2TR IN 2 Rch
same as above
from MONITOR A
TALKBACK CONSOLE1 TALKBACK CONSOLE2
STEREO A
to METER
INSERT
DELAY
FADER
to METER
DELAY
FADER
STEREO B
to METER
INSERT
DELAY
to METER
MONO
DELAY
MIX 1(-48)
to METER
DELAY
FADER
MIX to STEREO
DE-EMPHASIS
from INPUT PATCH
METER METER
6BAND
PEQ
DEFINE
COMP
KEY IN
SEL
*
The Monitor B can be used in the Single Console Mode.
from COMM IN CONSOLE1
from COMM IN CONSOLE2
from PRE FADER
ON
BALANCE
from PRE FADER
from PRE FADER
FADER
BALANCE
from PRE FADER
from PRE FADER
ON
to METER
DELAY
from PRE EQ
L MONO/R MONO
from COMM IN
COMM IN
from PRE EQ
from PRE EQ
from PRE EQ
ON
from PRE EQ
from PRE EQ
MATRIX 1(-24)
DELAY
DELAY
DELAY
DELAY
COMM IN CONSOLE1
COMM IN CONSOLE2
to MONITOR
METER
to CS1D
to MATRIX
to METER
METER
to MONITOR
to CS1D
to MATRIX
to METER
METER
to MONITOR
to CS1D
to MATRIX
to METER
METER
to MONITOR
to CS1D
to MATRIX
to METER
METER
to MONITOR
to MATRIX
to METER
to MONITOR
FADER
ON
METER
DIMMER
TRIM
to MONITOR B
TO MONI B ASSIGN
(Dual Console Mode Only)
TO MONI B ASSIGN
OUTPUT PATCH OUTPUT PATCH
8
DIGITAL
*
58
DAC
DAC
DAC
DAC
DITHER
Option Card OUT(8ch)
METERMETER
EFFECT 1(-8)
METER
31band GEQ1(-24)
with Selectable
GAIN
from DSP1D
from DSP1D
SPECTRUM
ANALYZER
2
DITHER
2
DITHER
METER METER
DAC
DAC
METER METER
DAC
DAC
DIMMER
DAC
DAC
TALKBACK
DAC
DAC
METER METER
DAC
DAC
CASCADE OUT
LEVEL
LEVEL
LEVEL
CH1
CH2
CH3
CH4
[AO8 + LMY4-DA]
[DIO8 + MYx-xx]
METER
to EFFECT RETURN
METER
COAXIAL
STEREO OUT DIGITAL A
AES/EBU
COAXIAL
STEREO OUT DIGITAL B
AES/EBU
ON
ON
ON
LEVEL
LEVEL
ON
ON
MONITOR OUT B
to GEQ RETURN
[24bit Data]
[24bit Data]
L
CUE OUT
R
L
MONITOR
OUT A
R
MONITOR A PHONES
MONITOR A PHONES
MONITOR B PHONES
MONITOR B PHONES
L
R
[CS1D]
Page 22
PM1D System V2.0 Level Diagram
Analog
dBu
+24 +20
+10
+4
0
–10
–20
–30
–40
–50
–60
–70
–80
–90
–100
–110
–120
–130
–140
–150
–160
–170
–180
–190
dBFS
–10
–20
–30
–40
–50
–60
–70
–80
–90
–100
–110
–120
–130
–140
–150
–160
–170
–180
–190
–200
–210
Digital
0
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36
Bit
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
Max.
[+24dB]
Input GAIN MIN
Nominal
Input [+10dB]
GAIN MIN
Max.
[–54dB]Input
GAIN MAX
Nominal
Input
GAIN MAX
[–68dB]
Analog
(LMY2-ML)
GAIN
HA
Digital
UNIT DSP1D
DIGITAL
PHASE M/S
GAIN
[+20dB]
[+6dB]
PATCH HPF COMP DELAY BUS
DE-
EMPHASIS
DECODE
ATT. EQ LEVEL PAN/SEND
GATE COMPAD
DCA
LEVEL
ON DCA
LEVEL
CASCADE IN CASCADE OUT
Adder
DSP Noise Floor
Digital DSP1D
EQ DA
MASTER
DELAY
LEVEL
LEVEL
Digital Clipping Level
MASTER
ON
PATCH
DITHER
Analog (LMY4-DA,CS1D)
UNIT
Max. Output
[+24dB]
STEREO OUT A-B MIX OUT 1-48 MONITOR OUT A-B MATRIX OUT 1-24
Nominal Output
[+10dB]
Analog
dBu
+24 +20
+10
+4
0
–10
–20
–30
–40
–50
–60
–70
–80
–90
–100
–110
–120
–130
–140
–150
–160
–170
–180
–190
[0dBu = 0.775Vrms] [0dBFS = Full Scale]
Loading...