安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や損害を未然に防止するため
のものです。
注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容
を「警告」と「注意」に区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する重要な内容ですので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
プラグインボードおよびサウンドボード/カード上
の基板部分やコネクター部に無理な力を加えたり、
部品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、または故障などの原因になります。
注意
プラグインボードおよびサウンドボード/カードを
持つときは、前もって他の金属に触れるなどして、
静電気が起きないように注意する。
静電気が発生すると、ボード/カードの故障の原因に
なります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を
切った上で行う。また、電源を入れたり切ったりす
る前に、必ず機器のボリュームを最小(0)にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストー
ブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温
度が極端に低いところ、極端に湿度の高いところ、
またほこりや振動の多いところで使用しない。
内部の部品が故障する原因になります。
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を 負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
プラグインボードを取り付ける前に、必ず音源本体
の電源プラグを抜く。
電源を接続したまま取り付けを行うと、感電の原因に
なります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近
くで使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオな
どに雑音が生じる場合があります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかね
ます。また、データが破損したり失われたりした場合の保証は
いたしかねますので、ご了承ください。
●音楽を楽しむエチケット●
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。
となり近所への配慮を充分にいたしましょう。
静かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁など
を伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあ
これは日本電 子機械工業会
「音のエチケッ ト」キャン
ペーンのマー クです。
ります。適当な音量を心がけ、窓を閉めたり、ヘッドフォンを
ご使用するのも一つの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しない
よう適度な音量でお楽しみください。
● この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様や画面と異なる場合がありますので、
ご了承ください。
● この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
・「MIDI」は社団法人 音楽電子事 業協会(AMEI)の登録商標です。
2
はじめに
このたびはヤマハプラグインボードPLG150-DR/PLG150-PCをお買い上げいただきまして、まこ
とにありがとうございます。
PLG150-DR/PLG150-PCは、ドラム/パーカッション系音色専用のプラグインボードです。プラグ
インシステムに対応しており、MOTIFをはじめとしたモジュラーシンセシスプラグインシステム、ま
たはMU2000などのXGプラグインシステム対応のトーンジェネレーターやシンセサイザーに装着す
ることにより演奏することができます。
PLG150-DR/PLG150-PCの優れた機能を使いこなしていただくために、ぜひこの取扱説明書をご
活用いただきますようご案内申し上げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備
えて、大切に保管いただきますようお願い申し上げます。
ご注意
● 本製品および取扱説明書の著作権はすべてヤマハ株式会社が所有します。
● 巻末に、同梱ソフトウェアのご使用条件が記載されています。ソフトウェアをインストールする前に、必ずこのご使用
条件をお読みください。CD-ROMを開封すると、本製品のご使用条件に同意したことになります。
● 本製品および取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
● 本製品および取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を負いかねますのでご了承ください。
● この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または
同梱しています。その著作物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVE
データ、音声記録データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越
えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
● 市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で
複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いし
ます。
● アプリケーションのバージョンアップなどに伴うシステムソフトウェアおよび一部の機能や仕様の変更については、別
紙または別冊で対応させていただきます。
モジュラーシンセシスプラグインシステムについて
シンセサイザーや音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なシン
セサイザーや音源本体 (モジュラーシンセシス プラグインプラットフォーム)や拡張ツールのモ
ジュラーシンセシス プラグインボードなどを総称して「モジュラーシンセシス プラグインシス
テム」と呼びます。「モジュラーシンセシス プラグインシステム」により、最新の テクノロ
ジーをシンセサイザーや音源に付加し、高度化/多様化していく音楽制作環境に応えることが可
能になります。
XGプラグインシステムについて
XG音源の可能性を大きく広げていく拡張システムのことです。拡張可能なプラットフォームの
XG音源本体や拡張ツールのプラグインボードなどを総称して「XGプラグインシステム」と呼
びます。「XGプラグインシステム」により、最新のテクノロジーを音源に付加し、高度化/多様
化していく音楽制作環境に応えることが可能になります。
3
もくじ
PLG150-DR/PLG150-PCについて ........................................................................5
PLG150-DR/PLG150-PCの特長.................................................................................5
同 梱 品.................................................................................................................................5
パッケージ以外に必要なもの............................................................................................6
PLG150-DR/PLG150-PCの取り付け.........................................................................6
仕 様....................................................................................................................................6
パラメーター構造....................................................................................................................7
モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合...............................................8
DR/PC音色の選択..............................................................................................................8
ネイティブパートパラメーターのエディット ................................................................9
XGプラグインシステムの場合......................................................................................10
DR/PC音色の選択...........................................................................................................10
ネイティブパートパラメーターのエディット .............................................................12
パラメーター詳細.................................................................................................................13
ネイティブパートパラメーター.....................................................................................13
ネイティブシステムパラメーター.................................................................................15
ボイスエディットパラメーター.....................................................................................15
付属のCD-ROMについて................................................................................................18
Windowsユーザーの方へ...............................................................................................18
Macintoshユーザーの方へ............................................................................................24
デモソングについて.........................................................................................................25
資 料.........................................................................................................................................26
ボイスリスト.....................................................................................................................26
DR/PCプラグインボイスリスト...................................................................................52
エフェクトリスト.............................................................................................................53
パラメーターネーム対応表.............................................................................................59
MIDIデータフォーマット................................................................................................60
MIDIインプリメンテーションチャート........................................................................70
ソフトウェアのご使用条件.............................................................................................72
ユーザーサポートサービスのご案内 .............................................................................73
保証とアフターサービス.................................................................................................74
4
PLG150-DR/PLG150-PCについて
PLG150-DR/PLG150-PCの特長
● モジュラーシンセシスプラグインシステム(=MSPS)、またはXGプラグインシステム対応のシ
ンセサイザーや音源にPLG150-DR/PLG150-PCを組み込むことにより、ドラム/パーカッ
ション系音色(高品位ステレオサンプリング音色を含む)を88種類(ユーザー音色を含む)追加す
ることができます。追加された音色は、パネル上でエディットすることができます。
(PLG150-DR/PLG150-PCは、専用のプラグインコネクターを使って簡単に取り付けること
ができます。)
● PLG150-DR/PLG150-PCボード1枚につき、1パート、32音の発音が可能(モノサンプリン
グ音色時)です。
複数枚の装着(使用)も可能です。
● インサーション、リバーブの2つのエフェクトを装備しており、キットごとに設定できます。
● 付属のボイスエディターを使うと、Windowsの画面上でエフェクトや各キーをエディットし
て、8つのユーザー音色を作成できます。
● PLG150-DRには、MOTIFのステレオドラムキットウェーブをもとにしたキットが装備され
ています(まったく同じ音ではありません)。MOTIFをマルチパートで使用する時にPLG150DRをドラムパートとして使用すると、MOTIFのポリ数を補うことができます。
● PLG150-DRでは、XGと同じ並びのインストキットを装備しています。PLG150-DRを装着
した機器でXG曲を再生する場合、バンクセレクト、プログラムチェンジを変更するだけで、
ドラムパートをPLG150-DRの音色で再生できます。
同梱品
● パッケージの内容
PLG150-DR/PLG150-PCのパッケージには次のものが同梱されています。ご使用になる前に
必ずご確認ください(万一付属品に不足がある場合は、すぐに購入店までご連絡ください)。
PLG150-DR/PLG150-PC........................................... 1枚
PLG150-DR/PLG150-PC取扱説明書(本書)............1冊
CD-ROM ............................................................................ 1枚
保証書..................................................................................1枚
愛用者カード ...................................................................... 1枚
DR/PC for XGシール...................................................... 1枚
MSPSシール ..................................................................... 1枚
5
PLG150-DR/PLG150-PCについて
パッケージ以外に必要なもの
■ モジュラーシンセシスプラグインシステム対応音源/シンセサイザー、または
XGプラグインシステム対応音源
PLG150-DR/PLG150-PCをお使いいただくためには、モジュラーシンセシスプラグインシス
テム(=MSPS)に対応した機種(例:MOTIFなど)、またはXGプラグインシステムに対応しXGプラ
グインプラットフォーム機能を備えた機種(例:MU2000など)が必要となります。
PLG150-DR/PLG150-PCの取り付け
仕 様
ボードの取り付け方法については、MOTIFやMU2000などのシンセサイザーまたは音源などに
付属の取扱説明書をご参照ください。
音源方式: AWM2音源
最大同時発音数: 32音(モノサンプリング音色使用時)
音色数: プリセット音色80、ユーザー音色エリア 8
インターフェース: プラグインコネクター
エフェクター: インサーション、リバーブ
外形寸法: 138.5(W) x 89.0(D) x 8.5(H) mm
重量: 62g
付属品: 取扱説明書セット、CD-ROM、保証書、愛用者カード、
DR/PC for XGシール、MSPSシール
* 仕様および外観は改 良のため予 告なく変 更する場合 があります。
6
パラメーター構造
PLG150-DR/PLG150-PCのパラメーター構造は以下のようになっています。
プラグインボード
Part Parameter
XG Part Parameter
Part Parameter
Part Parameter
DR/PC Nativ e P a r t P a r ameter
Voice Edit
Parameter*
System Parameter
XG System Parameter
DR/PC Native System Parameter*
Part Parameter
XG Part Parameter
DR/PC Native Part Parameter*
オフセット
DR/PC Voice Parameter
Inst128
Inst3
Inst2
Inst1
プラグインプラットフォーム
XG Effect Parameter
Reverb
Chorus
Variation
Insertion1
Insertion2
Voice Reverb
Voice Insertion
この部分でボード音色が作られます。
* 詳しくは、「パラメーター詳細」(→P13)をご参照ください。
7
モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合
DR/PC音色の選択
MSPS(モジュラーシンセシスプラグインシステム)対応シンセサイザーでは、PLG150-DR/
PLG150-PCの音色もシンセサイザー本体のボイスと同様に選択することができます。
音源の操作説明に使用する以下のディスプレイはMOTIFのものです。お使いの音源によって画面や
NOTE
ボタン名が異なる場合があります。
1 [VOICE]ボタンを押して、ボイスモードに入ります。
2 [PLG1]〜[PLG3]ボタンで、ボイスバンクを選びます。
▼ 以下のような画面に切り替わります。
3 GROUP[A]〜[H]ボタンのいずれかを押して、グループを選びます。
4 NUMBER[1]〜[16]ボタンのいずれかを押して、ボイスを選びます。
・ PLG150-DRを装着したシンセサイザーを、マルチ音源として(MOTIFではソングモードで)お使いに
NOTE
MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8をお使いの方へ
PLG150-DR/PLG150-PCの性能を最大に生かすために、下記URLからMOTIFの最新バージョンをダ
ウンロードしてお使いになることをお勧めします。
なる場合は、[PLG]パート(PLG150-DRを装着したスロットに対応)のMIDIレシーブチャンネル
(=Receive Ch)を設定する必要があります。
設定方法は、シンセサイザーの取扱説明書をご参照ください。
・ 2枚以上のPLG150-DR/PLG150-PCを同時にお使いになる場合、シンセサイザー本体の
"PolyExpand(Expand)"をoffにする必要があります(onにすると、1枚のボードしか発音しません)。
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/
8
モジュラーシンセシスプラグインシステムの場合
ネイティブパートパラメーターのエディット
MSPS対応機種でプラグインボイスを作成する際の、DR/PCネイティブパラメーターのエディッ
ト方法について説明します。
プラグインボイスの保存方法については、お使いのMSPS対応機種の取扱説明書をお読みください。
以下のパラメーターの中には、選択しているボイスのパートパラメーターに対して間接的に変更する
NOTE
「オフセットパラメーター」があります。よって、選択しているボイスの設定によっては効果がわか
りにくいものもあります。また、「0」に設定したときは選択しているボイスの設定のままとなりま
す。
1「DR/PC音色の選択」(→P8) に従って、DR/PC音色を選択します。
2 [EDIT]ボタンを押して、ボイスエディットモードに入ります。
3 ナンバーボタンの[1]を押して、プラグインエレメントのエディットを選択します。
▼ プラグインエレメントのエディット画面が表示されます。
4 [F4]を押して、プラグインエレメントネイティブを選択します。
▼ ネイティブパートパラメーター設定画面が表示されます。
5 カーソルを使って、設定したいパラメーターを選択します。
ここで設定できるパラメーターについては、「ネイティブパートパラメーター」(→P13)をご参
NOTE
照ください。
6 [INC/YES][DEC/NO]ボタンやデータダイアルを使って、DR/PCネイティブパートパラメー
ターを設定します。
MSPS対応機種とXGプラグインシステム機種とでは、同じパラメーターでも名称が異なるもの
NOTE
があります。詳しくは、「資料」の「パラメーターネーム対応表」(→P59)をご参照ください。
9
XGプラグインシステムの場合
DR/PC音色の選択
PLG150-DR/PLG150-PCの音色もXG音源本体のボイスと同様に選択することができます。
DR/PC音色を使用するためには、まず以下の方法でパートアサインを設定する必要があります。
音源の操作説明に使用する以下のディスプレイはMU2000のものです。お使いの音源によって画面や
NOTE
ボタン名が異なる場合があります。
■ パートアサインを設定する
1 XG音源本体のサウンドモジュールモードをXGモードかパフォーマンスモードにします。
2 [UTIL]ボタンを押して、ユーティリティモードを表示します。
3 [SELECT
の画面が表示されます。
4 [SELECT
[ENTER]を押します。PLG150-DR/PLG150-PCによって拡張されたシステムパラメーター
「PartAssign」のエディット画面が表示されます。
]ボタンを何度か押して「PLG」にカーソルを合わせ、[ENTER]を押します。以下
>
</ >
]ボタンを押して「PLG150-DR/PLG150-PC」にカーソルを合わせ、
5 [VALUE − /+ ]ボタンまたはダイアルを操作して PLG150-DR/PLG150-PCを割り当てたい
パート/レイヤーを選択します。
● サウンドモジュールモードがXGの場合 :01〜16、off
● サウンドモジュールモードがPERFORMの場合:01〜04、off
10
複数枚を同時にお使いになる場合、それぞれのボードに異なるパートを選択してください。
NOTE
同じパートにアサインすると、1枚のボードしか発音しません。
XGプラグインシステムの場合
■ 使用する音色を選ぶ
1「パートアサインを設定する」(→P10)に従って、PLG150-DR/PLG150-PCを割り当てる
パート/レイヤーを選択します。
DR/PC音色は、XGモードではパートの1つとして、パフォーマンスモードではレイヤーの1つ
NOTE
として使用することができます。
[EXIT]ボタンを何度か押して、プレイモードに戻ります。
2 [SELECT]ボタンでPLG-1〜PLG-3を切り替えて、PLG150-DR/PLG150-PCを挿入してい
る番号を選択します。
3 [VALUE−/+]ボタンやダイアルを操作して、カテゴリーに含まれる中から目的のボイスを選
びます。
ディスプレイのバンクナンバー表示位置には、選択したバンクによってそれぞれ以下のように
表示されます。
● DRプリセット :000、001〜080
● DRユーザー :000、001〜008
● PCプリセット :001、001〜080
● PCユーザー :001、001〜008
バンクナンバー表示位置 アイコン表示部
DRプリセット DRユーザー PCプリセット PCユーザー
DR/PC音色が選択されると、ディスプレイのアイコン表示部にDR/PC音色のアイコンが表示
されます。
バンクナンバーがXG音源本体のものを表示している場合がありますのでご注意ください。
NOTE
PLG150-DR/PLG150-PCのバンクを使用する場合は、ディスプレイのアイコン表示部のDR/PC
の文字が表示されていることをご確認ください。
11
XGプラグインシステムの場合
ネイティブパートパラメーターのエディット
以下のパラメーターによるエディットは、すべてのバンクのボイスに有効です。ただし、ボイス
ごとに設定することはできません。したがって、エディット内容は、ボイスを切り替えても、そ
のまま引き継がれます(直前のボイスに対して行なったエディットが、次に選んだボイスにも有効
となります)。
・ 以下のパラメーターの中には、選択しているボイスのパートパラメーターに対して間接的に変更す
NOTE
1 マルチプレイモードで、PLG150-DR/PLG150-PCがアサインされているパートを選び、エ
る「オフセットパラメーター」があります。よって、選択しているボイスの設定によっては効果が
わかりにくいものもあります。また、「0」に設定したときは選択しているボイスの設定のままとな
ります。
・ エディットしたパートパラメーターをユーザーボイスにストアすることはできません。
ディットするボイスを選択します。
2 [EDIT]ボタンを押します。
▼ マルチパートエディットのメニュー画面が表示されます。
3 [SELECT
▼ 選択したプラグインボードのパラメーター画面が表示されます。
4 [SELECT
+]ボタンで数値を変更します。
]ボタンを押して「PLUGIN」にカーソルを移動し、[ENTER]ボタンを押します。
>
</ >
]ボタンを押して設定を行なうパラメーターにカーソルを移動し、[VALUE−/
5 [EXIT]ボタンを数回押すと初期画面に戻ります。
MU2000のパネル上でエディットできる通常のパートパラメーターもDR/PCの音色に対して有効です。
NOTE
12
パラメーター詳細
ネイティブパートパラメーター
プラットフォーム機器のパネル上で直接PLG150-DR/PLG150-PCの音色を調節できるパラ
メーターです。4つまでの任意のインストにチューンやパンなどを設定したり、インサーションエ
フェクトをかけることができます。
また、選択しているキットのエフェクトが対応しているパラメーターについて、設定値を変更す
ることができます。
● Note Select 1 〜 Note Select 4(ノートセレクト)
ネイティブパートパラメーターを効果させたいインスト(楽器)の、Noteを指定します。
[設定範囲] C-2 〜 G8、Off
● Note Select 1 Tune 〜 Note Select 4 Tune(ノートセレクトチューン)
Note Select 1 〜 Note Select 4で指定されたインストの、ピッチ(音程)を設定します。
値を大きくするとピッチが上がり、小さくするとピッチが下がります。
[設定範囲] -64 〜 +00 〜 +63
● Note Select 1 Level 〜 Note Select 4 Level(ノートセレクトレベル)
Note Select 1 〜 Note Select 4で指定されたインストの、レベルを設定します。
[設定範囲] -64 〜 +00 〜 +63
● Note Select 1 Pan 〜 Note Select 4 Pan(ノートセレクトパン)
Note Select 1 〜 Note Select 4で指定されたインストの、パンニングを設定します。
値を大きくすると音像の位置が右に、小さくすると左に移動します。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127
● Note Select 1 Ins Eff 〜 Note Select 4 Ins Eff(ノートセレクトインサーションエフェクト)
Note Select 1 〜 Note Select 4で指定されたインストの、ボイスインサーションエフェクト
のon、off、Instを設定します。onを選択するとボイスインサーションエフェクトがかかり、off
を選択するとかかりません。Instを選択するとオリジナルキットの設定どおりになります。
[設定範囲] off、on、Inst
● Note Select 1 Rev Send 〜 Note Select 4 Rev Send(ノートセレクトリバーブセンド)
Note Select 1 〜 Note Select 4で指定されたインストの、ボイスリバーブへのセンド量を
設定します。
指定したインストのIns EffがOnのときは、このパラメーターは効果しません。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127
● INS L.Freq(ボイスインサーションエフェクトローフリケンシ−)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているLow EQの周波数を設定します。
Vceを選択すると、オリジナルキットで設定されている値になります。
[設定範囲] 50Hz 〜 2.0kHz、Vce( "****":設定できません)
13
パラメーター詳細
● INS L.Gain(ボイスインサーションエフェクトローゲイン)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているLow EQのゲインを設定します。
Vceを選択すると、オリジナルキットで設定されている値になります。
[設定範囲] -12 〜 +12dB、Vce( "****":設定できません)
● INS H.Freq(ボイスインサーションエフェクトハイフリケンシ−)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているHigh EQの周波数を設定します。
Vceを選択すると、オリジナルキットで設定されている値になります。
[設定範囲] 500Hz 〜 16kHz、Vce( "****":設定できません)
● INS H.Gain(ボイスインサーションエフェクトハイゲイン)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているHigh EQのゲインを設定します。
Vceを選択すると、オリジナルキットで設定されている値になります。
[設定範囲] -12 〜 +12dB、Vce( "****":設定できません)
● INS LFOFrq(ボイスインサーションエフェクトLFO周波数)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているLFOの周波数を設定します。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127( "****":設定できません)
● INS LFODpt(ボイスインサーションエフェクトLFOデプス)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているLFOのデプスを設定します。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127( "****":設定できません)
● INS DryWet(ボイスインサーションエフェクトドライ/ウェット)
ボイスインサーションエフェクトをバイパスした音(ドライ音)と、インサーションエフェクト
がかかった音(ウェット音)との音量バランスを設定します。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127( "****":設定できません)
● INS Drive(ボイスインサーションエフェクトドライブ)
ボイスインサーションエフェクトに設定されているドライブ量を設定します。
[設定範囲] -127 〜 +00 〜 +127( "****":設定できません)
・ これらのパラメーターには、選択したボイスをオフセットで変化させるものがあります。オフセッ
NOTE
トパラメーターは、もとのボイスによってエディットの効果が異なります。現在選ばれているボイ
スのエフェクトが対応していないパラメーターを選択すると「****」と表示され、エディット
できないようになっています。
・ それぞれのインサーションエフェクトパラメーターがエディットできるかどうかについてはイン
サーションエフェクトタイプ(固定)によって違います。詳しくは、「資料」の「DR/PCボイスエフェ
クトパラメーターリスト」(→P53〜55)をご参照ください。
14
ネイティブシステムパラメーター
XG音源本体のユーティリティーに、ネイティブシステムパラメーター「Part Assign」が追加さ
れます。エディット方法については、「パートアサインを設定する」(→P10)をご参照ください。
MSPS対応シンセサイザーをお使いの場合は、装着したプラグインボードに割り当てられるパー
トは固定ですので、このパラメーターのエディットはできません。
● PartAssign(パートアサイン)
PLG150-DR/PLG150-PCを割り当てるパートを設定します。
OFFではパートを設定しません。1〜16ではパート1〜16を設定します。
[設定範囲] 01 〜 16、OFF
パラメーター詳細
ボイスエディットパラメーター
ユーザー音色を作成するためのパラメーターで、ネイティブパートパラメーターよりも細かい設
定ができます。ボイスエディットパラメーターには、全インストに共通のコモンパラメーターと、
インストごとの設定を行なうインストパラメーターがあります。ボイスエディットパラメーター
は、CD-ROMに収録されているプラグインボードエディターを使って、簡単に設定できます。設
定方法は、プラグインボードエディターに付属のPDFマニュアルをご参照ください。
Common Parameter(コモンパラメーター )
● Name(ボイスネーム)
各ボイス(キット)の名前を設定します。
● Volume(ボイスボリューム)
ボイス(キット)全体の音量を設定します。
[設定範囲] 0 〜 127
● Rev Send(ボイスリバーブセンド)
ボイス(キット)全体のボイスリバーブへのセンド量を設定します。
[設定範囲] 0 〜 127
● Original Kit(オリジナルキット)
元になるプリセットキットを選択します。
[設定範囲] 0〜79
15
パラメーター詳細
● Reverb Type(リバーブタイプ)
● Reverb Parameter 1 〜 16(リバーブパラメーター )
ボイスリバーブのタイプ選択と、各パラメーターの設定をします。
「資料」の「DR/PCボイスエフェクトパラメーターリスト」(→P53)をご参照ください。
● Reverb Return(リバーブリターン)
ボイスリバーブのリターンレベルの設定をします。
[設定範囲] 0 〜 127
● Reverb Pan(リバーブパン)
ボイスリバーブのパンニングの設定をします。
[設定範囲] L63 〜 R63
● Insertion Type(インサーションタイプ)
● Insertion Parameter 1 〜 16(インサーションパラメーター )
ボイスインサーションのタイプ選択と、各パラメーターの設定をします。
「資料」の「DR/PCボイスエフェクトパラメーターリスト」(→P53)をご参照ください。
● Insertion Rev Send(インサーションリバーブセンド)
ボイスインサーションから、ボイスリバーブへのセンド量を設定します。
[設定範囲] 0 〜 127
Inst Parameter(インストパラメーター )
● Inst Pitch Coarse(インストピッチコース)
各インストのピッチ(音程)を設定します。半音単位で設定できます。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst Pitch Fine(インストピッチファイン)
各インストのピッチ(音程)を細かく設定します。1/100半音の単位で設定できます。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst Level(インストレベル)
各インストのレベルを設定します。
[設定範囲] 0 〜 127
● Inst Alternate Group(インストオルタネートグループ)
各インストのオルタネートグループを設定します。
同じグループ番号に設定したインストを鳴らすことで、それまでに鳴っていた同じグループ番
号のインストをミュート(消音)することができます。
[設定範囲] 0:Off、1 〜 127
16
● Inst Pan(インストパン)
各インストのパニングを設定します。
[設定範囲] 0:Random、L63 〜 R63
パラメーター詳細
● Inst Reverb Send(インストリバーブセンド)
各インストのボイスリバーブへのセンド量を設定します。
インストが、ボイスインサーション オンの状態であれば、このパラメーターは効果しません。
[設定範囲] 0 〜 127
● Inst Insertion On/Off(インストインサーションオン/オフ)
各インストのボイスインサーションへのオン・オフを設定します。
[設 定 値] 0:Off、1:On
● Inst Key Assign(インストキーアサイン)
各インストが同時にノートオンされた時、複数音鳴らすか(Multi)、単音鳴らすか(Single)を設
定します。
[設 定 値] 0:Single、1:Multi
● Inst Rcv Note Off(インストレシーブノートオフ)
各インストがノートオフを受信するorしないを設定します。
[設 定 値] 0:Off、1:On
● Inst Rcv Note On(インストレシーブノートオン)
各インストがノートオンを受信するorしないを設定します。
[設 定 値] 0:Off、1:On
● Inst Filter Cutoff Frequency(インストフィルターカットオフフリケンシー)
各インストのフィルターの周波数を設定します。
値を大きくすると、フィルターが開いて明るい音になり、小さくすると、フィルターが閉じて
暗い音になります。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst Filter Resonance(インストフィルターレゾナンス)
各インストのフィルターのレゾナンスを設定します。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst EG Attack(インストEGアタックレイト)
各インストのエンベロープのアタックレイトを設定します。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst EG Decay1(インストEGディケイ1レイト)
各インストのエンベロープのディケイ1レイトを設定します。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
● Inst EG Decay2(インストEGディケイ2レイト)
各インストのエンベロープのディケイ2レイトを設定します。
[設定範囲] -64 〜 +0 〜 +63
これらのパラメーターには、選択したボイスをオフセットで変化させるものがあります。オフセット
NOTE
パラメーターは、もとのボイスによってエディットの効果が異なります。
17
付属のCD-ROMについて
このCD-ROMには、ソフトウェアとオーディオデータが入っています。ソフトウェアの内容やインストー
ル方法については19ページ(Windows)、24ページ(Macintosh)をご参照ください。
オーディオデータは、音楽用のCDプレーヤーまたはコンピューターのCD再生機能を使って再生できます。
オーディオ用
Track 1:ソフトウェア、SMFデータが入っています。このトラックは再生しないでください。
Track 2:PLG150-DRを使って作成されたデモソングが入っています。
Track 3:PLG150-PCを使って作成されたデモソングが入っています。
CDプレーヤーで再生する場合
トラック1をCDプレーヤーで再生しないでください。
大音量により耳に障害を被ったり、CDプレーヤーやスピーカーを破損するおそれがあります。
Windowsユーザーの方へ
付属のCD-ROMには、PLG150-DR/PLG150-PCのユーザー音色を作成するためのソフトウェ
ア「Plug-in Board Editor for PLG150-DR/PLG150-PC」や、PLG150-DR/PLG150-PCを
接続した各種プラットフォームで利用できるプラグインボイスデータ、デモンストレーションソ
ングが入っています。
プラグインボードエディターは、単独のアプリケーションソフトウェアですが、Open Plug-in
Technology(オープンプラグインテクノロジー )対応のシーケンスソフト(SOLやSQ01など)の
プラグインソフトとして使うこともできます。プラグインボードエディターで作成した音色は、
SMFフォーマットで保存すると、シーケンスソフトを使って開くことができます。
プラグインボイスデータやデモンストレーションソングは、シーケンサーやシーケンスソフトを
使ってお楽しみいただけます(PLG150-DR/PLG150-PCを接続したプラットフォーム機器が必
要です)。
18
Open Plug-in Technologyについて
Open Plug-in Technology(以下OPT)は、シーケンサーなどの音楽用ソフトウェアからMIDI機器をコ
ントロールするための新しいソフトウェアプラグインフォーマットです。たとえば、シンセサイザー、
プラグインボードの音色エディターや、ミキサーをコントロールするエディターなどを、別々に起動さ
せるのではなく、OPTに対応したアプリケーションの中で動作させることができます。
アプリケーションごとにMIDIドライバーの設定などをする必要がなくなり、音楽制作をより快適でシー
ムレスに行なう環境を実現します。
ホストアプリケーションのOPT対応レベルとPlug-in Board Editor動作対応表
OPT対応のホストアプリケーションは、以下の3つのレベルに分けられます(ホストアプリケーショ
ンの取扱説明書やヘルプなどを参照)。
Plug-in Board Editorは、以下のように動作します。
ホストアプリケーション対応レベル
VIEWS (レベル3) 動作する なし
PROCESSORS (レベル2)
PANELS (レベル1) 動作する なし
NOTE:ホストアプリケーション(シーケンサーなど)側に対応する機能がない場合は、期待どおりに動作しない場
合があります。
対応レベルは、OPTのロゴで確認できます(ホストアプリケーションのバージョン情報などに表示されます)。
Plug-in Board Editorの動作
動作可否 機能制限の詳細
動作する なし
付属のCD-ROMについて
■ CD-ROMの内容
フォルダ名 ソフト名 内 容
DR Plug Plug-in Board Editor for
PLG150-DR
Motif Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/
MOTIF8用 Plug-in Editor file
Data デモンストレーションフレーズ PLG150-DRのみを使ったソロフレーズのデモソングです。
デモンストレーションソング PLG150-DRの音色を使って作成したドラムソロデモソング
プラグインボイスデータ
PC Plug Plug-in Board Editor for
PLG150-PC
Motif Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/
MOTIF8用 Plug-in Editor file
Data デモンストレーションフレーズ(Solo) PLG150-PCのみを使ったソロフレーズのデモソングです。
デモンストレーションソング(XG曲) PLG150-PCを1枚装着したMU2000などのPlug-in Board
プラグインボイスデータ
Acroread Acrobat Reader
*1 これらのソフトウェアには電子(PDF)マニュアルがついています。操作方法 などは電子マニュアルをご覧ください。
*2 これらのソフトウェアは、単独で起動できます。また、Open Plug-in Technology対応のシーケンスソフトのプラグイ
ンとしても起動でき、簡単に音色選択ができるようになります。
*3 このソフトウェアはヤマハではサポートしません。
*4 PLG150-DR/PLG150-PCをPLG1スロットに挿している場合は"**PlgVc1.mid"を、PLG2スロットに挿している場合
は"**PlgVc2.mid"を、PLG3スロットに挿している場合は"**PlgVc3.mid"を再生してください。
デモンストレーションソングについては、「デモソングについて」(→P25)をご参照ください。
プラグインボイスについては、「資料」の「DR/PCプラグインボイスリスト」(→P52)をご参照ください。
*1 *2
*4
*1 *2
*4
*1*3
このプラグインボードエディターで、PLG150-DRのドラム
キットをエディットすることができます。
Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8でPLG150DRのプラグインボイスをエディットすることができます。
です。
PLG150-DRのプリセット音色を使って作成した64個のプ
ラグインボイスデータです。
このプラグインボードエディターで、PLG150-PCのパー
カッションキットをエディットすることができます。
Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8でPLG150-
PCのプラグインボイスをエディットすることができます。
対応XG音源用のデモソングです。
PLG150-PCのプリセット音色を使って作成した64個のプ
ラグインボイスデータです。
アプリケーションソフトのPDFマニュ アルをコ ンピュータ 上
で閲覧できるようにします。
■ 動作環境
Plug-in Board Editor for PLG150-DR
Plug-in Board Editor for PLG150-PC
コンピュータ 450MHz以上のintel ®Pentium ®およびCeleron ™ファミリーのプロセッサを搭載したパーソナル
コンピュータ
OS Windows ®98/98SE/Me/2000/XP Home Edition/XP Professional Edition
メモリ 16MB以上
ハードディスク それぞれ12MB以上の空きスペース
ディスプレイ 800 x 600ドット High Color 16 bit
NOTE:OSによっては上記以上の条件を満たす必要があります。
Open Plug-in Technology対応のホストアプリケーションで使用する場合は、そのソフトウェア以上の条件を満た
す必要があります。
上記以外のソフトウェアの動作環境は、それぞれのソフトウェアに付属のオンラインマニュアル
をご参照ください。
(単独で起動する場合)
19
付属のCD-ROMについて
■ ソフトウェアのインストール
● プラグインボードエディター (Plug-in Board Editor for PLG150-DR/PLG150-PC)の
インストール
1「DR」または「PC」フォルダ内の「Plug」をダブルクリックします。
「Setup.exe」などのファイルが表示されます。
2「Setup.exe」をダブルクリックします。
セットアップダイアログが表示されます。
3 画面の指示に従ってインストールを実行します。
● Acrobat Readerのインストール
各アプリケーションに付属のPDFマニュアルをコンピュータ上で見るために、あらかじめこのソ
フトウェアをインストールする必要があります。
同梱のAcrobat Readerより前のバージョンがすでにコンピュータにインストールされている場合は、
NOTE
このバージョンをインストールする前に、前のバージョンのものをアンインストールしてください。
1「Acroread」フォルダをダブルクリックします。
2「Japanese」フォルダをダブルクリックします。
「arxxxjpn.exe」(xxxには数字が入ります)という実行ファイルが表示されます。
3「arxxxjpn.exe」をダブルクリックします。
Acrobat Readerのセットアップダイアログが表示されます。
4 画面の指示に従ってインストールを実行します。
インストール後、コンピュータ上(デフォルトではProgram Files)にAcrobatのフォルダが追加
されます。操作については[ヘルプ]メニューの[Readerオンラインガイド]をご参照ください。
● Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8用Plug-in Editor Fileのインストール
MOTIFをお使いの場合、このインストールを行なうと、Voice Editor for MOTIFでプラグインボ
イスをエディットすることができます。
1「DR」または「PC」フォルダ内の「Motif」をダブルクリックします。
以下のファイルが表示されます。
PLG150-DRの場合:
・PLG150DRVceList.ini
・Plg150DR.tpg
・Plg150DR.tpm
PLG150-PCの場合:
・PLG150PCVceList.ini
・Plg150PC.tpg
・Plg150PC.tpm
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2 上の3ファイルを、お使いのコンピュータの以下の場所にコピーしてください。
¥Voice Editor for Motif6¥ModuleVEditor¥Motif6¥PlugIn
「Voice Editor for Motif6」フォルダは、デフォルトではC:¥Program Files¥YAMAHA¥Toolsにイン
NOTE
ストールされています。
■ プラグインボードエディターの起動
MSPS対応シンセサイザーをお使いの方へ
NOTE
プラグインボイスとボードボイス
プラグインボード上の音(ボードボイス)に対して、シンセサイザーの各パラメーターを使って加工
したものをプラグインボイスといいます。
ユーザー音色作成時のご注意
プラグインボードエディターを起動する前に、必要に応じて、シンセサイザー側でボイスプレイ
モードのバンクを切り替えてください。作成したユーザー音色を直接モニターするには、ボードボ
イスバンクを選びます。
● ボードボイスバンクを選んだ場合
MSPS対応シンセサイザーのパラメーターがユーザー音色に付加されない状態になります。
付属のCD-ROMについて
コンピュータ
プラグインボード
エディター
エディット/
バルク送信
● プリセットバンクなどを選んだ場合
MSPS対応シンセサイザー
ボードボイス
PLG150-DR/
PLG150-PC
ユーザー音色
スピーカー
MSPS対応シンセサイザーのパラメーターが付加された状態で、ユーザー音色をモニターでき
ます。
コンピュータ
プラグインボード
エディター
エディット/
バルク送信
MSPS対応シンセサイザー
ボードボイス
PLG150-DR/
PLG150-PC
ユーザー音色
プラグインボイス
パラメーター
プラグイン
スピーカー
ボイス
CS6x/CS6R/S30/S80/MOTIFのプラグインボイス
CD-ROMに同梱されているプラグインボイスデータをCS6x/CS6R/S30/S80/MOTIFに読み込ませ
ることにより、PLG150-DR/PLG150-PCに合った64個のプラグインボイスが作成されます。
PLG150-DR/PLG150-PCをPLG1スロットに挿している場合は"**PlgVc1.mid"を、PLG2スロット
に挿している場合は"**PlgVc2.mid"を、PLG3スロットに挿している場合は"**PlgVc3.mid"を再生し
てください。
21
付属のCD-ROMについて
● プラグインボードエディターを単独で起動する場合
1「スタート」メニュー →「プログラム」→「YAMAHA OPT Tools」→「Plug-in Board Editor
for PLG150-DR/PLG150-PC」→「Plug-in Board Editor for PLG150-DR/PLG150-PC」
を選択します。
プラグインボードエディターを使って作成したライブラリーファイルをダブルクリックして、
NOTE
プラグインボードエディターを起動することもできます。
2 23ページの手順に従って、MIDIポートを設定します。
3 [パート選択]ダイアログでPLG150-DR/PLG150-PCを割り当てるパート番号を設定し、[OK]
ボタンをクリックします。
● プラグインボードエディターをホストアプリケーションから起動する場合
Open Plug-in Technology対応のホストアプリケーションのプラグインとしてプラグインボード
エディターを起動することができます。
詳細は、ホストアプリケーションの取扱説明書をご参照ください。
・ XGworksから起動することはできません。
NOTE
・ SOL、SQ01をお使いの方へ
プラグインボードエディターをインストールすると、お使いのSOLやSQ01、XG Editor上
でPLG150-DR/PLG150-PCの音色を選択できるようになります。
この機能をお使いになるためには、ソフトウェアが以下のバージョンをみたしているこ
とをご確認ください(最新バージョンはヤマハホームページからダウンロードできます)。
SOL: v1.07以上
SQ01: v1.07以上
XG Editor: v5.05以上
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付属のCD-ROMについて
■ MIDIポートの設定
Plug-in Board Editor for PLG150-DR/PLG150-PCでの設定を有効にするには、あらかじめ以
下の方法でMIDIポートを選択する必要があります。
ここで選んだポートに対して、プラグインボードエディターの設定が有効になります。
● プラグインボードエディターを単独で起動する場合
1 Plug-in Board Editor for PLG150-DR/PLG150-PCを起動してください。
2 以下のようなMIDI Setupツールバーが表示されますので、[MIDI Setup]ボタンを押してくだ
さい。
[MIDISetup]ボ タン
3 [MIDI Setup]ボタンを押すと以下のようなMIDI Setupダイアログが表示されますので、
PLG150-DR/PLG150-PCを接続したプラットフォームが接続されているMIDI In/Out/
Thruの各ポートを設定してください。
・ MIDIポートの設定には、お使いのプラットフォーム機器に付属しているMIDI出力ドライ
NOTE
● プラグインボードエディターをホストアプリケーションから起動する場合
ホストアプリケーションのMIDI設定画面でMIDIポートを選択します。設定方法についてはホスト
アプリケーションの取扱説明書をご参照ください。
バなどが必要です。
・ PLG150-DR/PLG150-PCを接続したプラットフォーム機器(XG音源やシンセサイザー )をコ
ンピューターとUSBケーブルで接続している場合は「YAMAHA USB OUT 0-1」などを、
シリアルケーブルで接続している場合は「YAMAHA CBX A Driver」などを選択します。
詳細はプラットフォーム機器に付属の取扱説明書をご参照ください。
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