Yamaha N12, N8 User Manual [no]

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JA
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安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
注意
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接 続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源アダプターは、必ず付属のもの(n12 は PA-30、n8 は PA-20)またはヤマハ推奨の同等品を使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
分解禁止
この機器の内部を開けたり、内部 の部品 を分解 したり改 造した り しない。
禁止
感電 や火災、けが、または 故障 の 原因になります。異常 を感じた場 合な ど、点検 や修 理は、必ずお買 い上げ の販売 店または 巻末の ヤ マハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲 げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いも のをの せない。
禁止
2
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
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 取扱説明書
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水に注意
異常に気づいたら
この機器の 上に花瓶や 薬品など液 体の入った ものを置か な い。また、浴室や雨 天時の屋 外など湿 気の多い ところで使 用 しない。
禁止
禁止
内部に水な どの液体 が入ると、感電や 火災、ま たは故障の 原 因になります。入 った場合は、すぐに 電源スイッチを切り、電 源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの 販売店 または巻末 のヤマハ電 気音響製品 サービス拠 点に点検を ご 依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
必ず実行
必ず実行
注意
必ず実行
電源コードやプラグが いたんだ場合、または 使用中に音が出 なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに 電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ電気音響 製品サービ ス拠点 に点検をご依頼ください。
この機器 や電源アダ プターを 落とすなど して破損し た場合 は、す ぐに電源 スイッチを 切り、電 源プラグ をコンセン トか ら抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ電気音響 製品サービ ス拠点 に点検をご依頼ください。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手 の届く位置に設置し、異常を感じた場 合にはすぐに電源スイ ッチを切り、電源プラ グをコンセント から抜 いてくださ い。また、電源ス イッチを 切った状態 でも 微電 流が流 れてい ます。この製 品を 長時間 使用し ない とき は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
必ず実行
必ず実行
禁止
設置
必ず実行
電源プラグ を抜くと きは、電 源コード を持たずに、必ず電 源 プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること があり ます。
電源アダプターは、この機器から十分に離す。
この機器に雑音が生じる場合があります。
電源アダプターは、布や布団で包んだりしない。
熱がこもってケースが変形し、火災の原因になること があり ます。
この機器を移動するときは、必ず電源コードなどの接 続ケー ブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するお それがあります。
禁止
禁止
禁止
禁止
禁止
イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しない。
接続した機器によって は、発振したりスピー カーを破損した りする原因になることがあります。
直射日 光のあたる 場所(日 中の車内 など)や ストーブの 近く など極端に温度が高く なるところ、逆に温度 が極端に低いと ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
この機器のパネルが変 形したり、内部の部品 が故障したりす る原因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故 障したり、お客様や他 の方々がけがを したりする原因になります。
この機器の通風孔をふさがない。
内部の温度上昇を防 ぐため、この機器の上面 と底面には通風 孔があります。特に、この機器をひ っくり返したり、横倒しや 前後逆 さまにした りしない。機器内 部に熱が こもり、故障や 火災の原因になることがあります。
テレビやラジ オ、ステレオ、 携帯電話など他 の電気製品 の近くで使用しない。
この機器または テレビやラ ジオなどに雑音 が生じる場 合があります。
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 取扱説明書
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接続
使用時の注意
必ず実行
手入れ
必ず実行
他の機器と接続する場合は、すべての電源を切った上 で行な う。また、電源を入れたり切ったりす る前に、必ず機器 の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
この機器の手入れをするときは、必ずコンセントから 電源プ ラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
スピー カーの故障 を防ぐた めに、電 源を入れ るときは、最後 にパワーアンプの電 源を入れる。また、電源を切るときは、最 初にパワーアンプの電源を切る。
この機器の通風孔/パネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔 /パネルのすき間から金属や紙片などの異 物を入れない。
感電、ショ ート、火災や故障の原因 にな ること があ ります。 入った 場合は、すぐに電源 スイッチ を切り、電源プラグ をコ ンセントから抜いた上 で、お買い上げの販売 店または巻末の ヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
フェーダーに、オイル、グリスや接点復活剤などを補給しない。
電気接点 の接触やフ ェーダー の動きが悪 くなること があり ます。
大きな音量で長時間ヘッドフォン / スピーカーを使用しな い。
聴覚障害の原因になります。
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。
(IEC60268 規格に基づいています)
1: グラウンド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(−)
INSERT I/O 端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおりです。 Tip: OUT、Ring: IN、Sleeve:GND
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制 協議会 (VCCI) の基準 に基づくクラス B 情報技術装 置です。この装置は、家庭環 境で使用すること を目的としていま すが、 この装置がラジオやテ レビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害 を引き起 こすことがあります。取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承 ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流 れています。スタンバイ 時の消費電力は、最小限の値で設計されていま す。この製品 を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
スイッチ、ボリュームコ ントロール、接続端子などの消耗部品は、使用時間 により劣 化しやすいため、消耗に 応じて部品の交換が必要になります。消耗部品 の交換は、お 買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
この機 器の上にの ったり重 いものをの せたりし ない。また、 ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様や他の方々が けがをしたりす
禁止
この取扱 説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操 作説明のためのもので す。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
この製品は、ヤマハ ( 株 ) が著作権を有する著作物やヤマハ ( 株 ) が第三者から使用許 諾を受け ている著作物を内蔵または同梱しています。その 著作物とは、すべてのコン ピュータープログラムや音楽データなどのコンテンツを含みます。ヤマハ ( 株 ) の許諾 を受ける ことなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラ ムやコンテンツを使用 することについては、著作権法等に基づき、許されていません。
ヤマハ ( 株 ) および第三者から販売もしくは提供されている音楽 / サウンドデータは、 私的使用 のための複製など著作権法上問題にならない場合 を除いて、権利者に無断で 複製また は転用することを禁じられています。ご使用時に は、著作権の専門家にご相 談されるなどのご配慮をお願いします。
・ Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登
録商標です。
・ Mac および Macintosh は、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標
です。
・ FireWire および FireWire シンボルは、米国および他の国々で登録された Apple,
Inc. の商標です。FireWire ロゴは、Apple, Inc. の商標です。
・ Steinberg および Cubase は、Steinberg Media Technologies GmbH 社の登
録商標です。 ・ 「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。 ・ その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商
標です。
る原因になります。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場 所によっては、大変気になるものです。隣近所への 配慮を充 分にいたしましょう。静 かな夜間には小さな音でもよく通り、特に低音 は床や壁 などを伝わりやすく、思 わぬところで迷惑をかけてしまうことがあ ります。夜間 の演奏には特に気を 配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使 用になる のも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
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 取扱説明書
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付属品 ( お確かめください )

はじめに

このたびは、ヤマハ DIGITAL MIXING STUDIO n8/n12 をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。n8/n12 は、 簡単な操作で本格的なレコーディング / ミックスダウンを行なうことができるデジタルミキサーと、最先端の DAW ソフトウェア Cubase AI 4 をパッケージした総合音楽制作システムです。IEEE1394 端子を使ってコンピューターと接続するだけで、レコーディン グ環境を構築することができます。
n8/n12 の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みくださ い。お読みになったあとは、保証書とともに保管してください。
特長
イージーオペレーション
アナログミキサーライクなインターフェースを採用し、ユーザーが持つ感覚的なイメージを、簡単な操作で作り出すことができます。
高音質
従来からのヘッドアンプ回路を見直し、より高音質で音楽的なキャラクターを持つヘッドアンプ回路を採用しました。
ミキサー機能
最大 16 チャンネル (n12 の場合 ) または 12 チャンネル (n8 の場合 ) の入力信号を、ステレオにミックスして出力します。モノラル入 力端子にはファンタム電源が使用可能な XLR 端子が装備されており、コンデンサーマイクからシンセサイザーなどのラインレベル機 器まで、幅広い機器に対応します。また、インプットチャンネル 8(n12 の場合 ) または 4(n8 の場合 ) は、エレクトリックギター/ ベー スを直接接続できる Hi-Z 入力に対応しています。
IEEE1394 ケーブル 1 本でコンピューターと接続
IEEE1394 端子を搭載したコンピューターと n8/n12 を接続すれば、ケーブル 1 本で Cubase などの DAW とオーディオ /MIDI の やりとりが行なえます。
Cubase との連携機能
コンピューターに Cubase AI 4 をインストールすれば、n8/n12 と Cubase をシームレスに連携させることができます。たとえば、 n8/n12 の入力信号をそのまま Cubase に録音したり、Cubase のオーディオトラックを n8/n12 でミックスしたりできます。また VST エフェクトなどのモニターオン / オフ操作や、トランスポート / トラック操作も n8/n12 から行なえます。さらに、上位機種の Cubase 4 を別途購入して組み合わせれば、サラウンドなどを使用できます。
コントロールルームモニター機能を装備
コントロールルーム専用のモニター機能 ( コントロールルームモニター) が利用できます。n8 では 1 系統、n12 では 3 系統のモニタース ピーカーを接続可能です。n12 をコンピューターと接続すると、Cubase などの DAW をサラウンド環境でモニターできます*。
* サラウンド環境でモニターするには、Cubase 4 などのサラウンド対応アプリケーションが必要です。付属の Cubase AI 4 はサラウンドをサポートし
ません。
新開発のコンプレッサーを搭載
新開発の Sweet Spot Morphing Technology を採用したコンプレッサーが搭載されています。プロフェッショナルエンジニアのノ ウハウが凝縮されたセッティングがあらかじめ用意されており、簡単な操作でプロ並の効果を得ることができます。
3バンドイコライザーを搭載
すべての入力 ( インプット ) チャンネルに HIGH/MID/LOW の 3 バンドのイコライザーが装備されています。簡単にお好みの音質に 調整できます。
デジタルリバーブを搭載
すべてのインプットチャンネルで共有可能なデジタルリバーブを内蔵しています。コンピューターに接続している場合は、マイクや楽器 だけでなく Cubase などの DAW の出力にデジタルリバーブをかけることができます。
付属品 ( お確かめください )
電源アダプター(n12=PA-30、n8=PA-20) または同等品 取扱説明書 TOOLS for n Version2/Cubase AI 4 インストールガイド 保証書 IEEE 1394 ケーブル
TOOLS for n Version2 CD-ROM Cubase AI 4 DVD-ROM
NOTE
付属のディスクを開封する前に、必ずソフトウェア使用 許諾書をお読みください。ソフトウェアの使用許諾書
は、TOOLS for n Version2/Cubase AI 4 インストー ルガイドの巻末に記載されています。
 取扱説明書
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目次
付属品 ( お確かめください ) ........................... 5
電源のオン / オフ .......................................... 7
電源の準備 .............................................................................. 7
電源のオン / オフ .................................................................. 7
録音の基礎知識 ............................................. 8
ミキサーで使用する用語について ....................................... 8
信号レベルとデシベル (dB) .......................................... 8
バランスとアンバランス ................................................ 8
端子の種類 ....................................................................... 9
ミキサーの機能について .................................................... 10
ミキサーの基本構造 .................................................... 10
演奏者へのモニター出力 / エフェクターへの
出力について ................................................................ 11
各部の名称と機能 ....................................... 12
チャンネルコントロール部 ................................................ 12
マスターコントロール部 .................................................... 15
メーター部 ........................................................................... 16
CONTROL ROOM 部 ...................................................... 17
DAW REMOTE CONTROL 部 ...................................... 18
リア入出力部 ....................................................................... 19
セットアップ ............................................. 21
セットアップにあたって .................................................... 21
n12 セットアップ例 ( ホームレコーディング用 ) ......... 21
n8 セットアップ例 ( ホームレコーディング用 ) ............ 22
モニタースピーカーの設置について ................................ 22
n8/n12 を使ってみよう ............................ 23
音を出してみよう ............................................................... 23
音源やモニター機器の接続 ......................................... 23
ゲインを調節する ........................................................23
モニター環境を設定する ............................................. 24
音量を調節する ............................................................ 25
ミックスしてみよう ........................................................... 27
コンプレッサーをかける ............................................. 27
イコライザーを調整する ............................................. 28
パン / バランスを設定する ......................................... 29
ステレオにミックスする ............................................. 29
リバーブをかける ........................................................30
ソロ機能を使ってみよう ............................................. 31
Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて
使ってみよう ............................................. 32
n8/n12 と Cubase を使ってできること ......................32
コンピューター側の準備 ....................................................33
連携機能の基本操作 ............................................................ 35
トランスポートやトラックを操作する ......................35
クリックを調節する .....................................................35
ワークモードを設定する ..............................................35
録音してみよう ....................................................................37
n8/n12 でミックスした信号を録音する .................37
インプットチャンネルの信号を直接録音する ...........39
録音したトラックをミックスする .....................................42
オーディオトラックをミックスする ..........................42
ミックスダウンする .....................................................44
サラウンドモニターを利用する
(n12 のみ ) .............................................. 45
サラウンド用スピーカーの接続 .........................................45
サラウンドスピーカーの配置について .............................45
サラウンドモニターの準備 .................................................46
Sweet Spot Data を差し替える .............. 47
Cubase 以外のソフトウェアで
n8/n12 を使用するには ............................ 48
Cubase 以外の DAW で利用する場合 ............................48
オーディオドライバーの設定 ......................................48
MIDI ドライバーの設定 ............................................... 48
マルチメディアアプリケーションなどで
利用する場合 ........................................................................50
困ったときは? .......................................... 52
n8/n12 本体の設定 ...........................................................52
n8/n12 とコンピューターを
組み合わせて使用したとき .................................................52
エラーメッセージ一覧 ........................................................54
資料 .......................................................... 55
入出力仕様 ............................................................................55
入出力バスの対応表 ............................................................ 58
寸法図 ...................................................................................61
ブロックダイアグラム ........................................................62
MIDI インプリメンテーションチャート ...........................63
ユーザーサポートについて .......................... 64
索引 .......................................................... 66
6
 取扱説明書
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電源のオン / オフ

電源のオン / オフ

電源の準備

1. n8/n12 の電源スイッチが切れている (STANDBY の状
態)ことを確認します。
電源アダプターは、必ず付属の電源アダプター(n8=PA-20, n12=PA-30) またはヤマハ推奨の同等品をご使用くださ
い。ほかの電源アダプターの使用は故障、発熱、発火などの原 因になります。このようなときは、保証期間内でも保証いたし
かねる場合がございますので、十分にご注意ください。
2. 電源アダプターのプラグをリアパネルの AC INPUT( 電
源アダプター接続 ) 端子に差し込んだあと (1)、固定リン グを時計回りにまわして固定します (2)。
2
電源のオン / オフ
1. 電源スイッチの「ON」側を押すと電源が入ります。
2.「STANDBY」側を押すと電源が切れます。
電源スイッチが「STANDBY」の状態でも微電流が流れてい ます。n8/n12 を長時間使用しないときは、必ずコンセント
から電源アダプターを抜いてください。
NOTE
スピーカーから大きなノイズが発生しないようにする ため、楽器、マイク、CD プレーヤーなどの音源に近い機
器から順に電源をオンにします。 例: 楽器、マイク、CD プレーヤーなどの周辺機器→
n8/n12 →パワードスピーカー( パワーアンプ ) 電源を切る場合は、上記の逆の順番になります。
1
3. アダプターの電源プラグを家庭用 (AC100V) コンセント
にしっかり差し込みます。
・ n8/n12 を使用しないときや落雷のおそれがあるときは、
必ずコンセントから電源アダプターを抜いてください。
・ 電源アダプターは、n8/n12 から十分に離してご使用くだ
さい。電源アダプターと本体を近づけた状態でご使用にな ると、ノイズが生じる場合があります。
 取扱説明書
7
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録音の基礎知識

録音の基礎知識

ミキサーで使用する用語について

信号レベルとデシベル (dB)
人間の耳に聞こえる最も小さな音を 1 とすると、人間が聞くこ とのできる最も大きな音はおよそ 1,000,000 にもなります。 これでは桁が多すぎて、音量を表すのに不便です。そこで、デシ ベル (dB) という単位を使って「最小の音と最大の音の差は 120dB」と表現します。
dB とは、ある基準レベルを 0dB としたときの相対的な値です。 音響機器では、音声を電気信号として扱います。dB の仲間の dBu という単位で表すのが一般的で、0.775V を基準レベル (0dBu) としています。マイクの出力は、とても微弱で数 mV (−60dBu 〜− 30dBu) 程度です。これに対してミキサーの 最大出力は、12V(+24dBu) 程度にもなります。
0.775 V
+ 20 dBu
0 dBu
-
20 dBu
-
40 dBu
-
60 dBu
ミキサーやパワーアンプなどのプロ用 の音響機器には、規定(標準)レベル +4dBuのライン入出力端子がありま す。
キーボードなどには、規定(標準)レベル
−10dBuのライン入出力端子がありま す。
マイクの信号レベルは、音源によってさ まざまです。 一般のスピーチでは−30dBu程度ですが、 鳥のさえずりなどは り、ドラムを間近で収音すると0dBuに達 することもあります。
50dBu以下であった
バランスとアンバランス
音響機器間で信号の受け渡しを行なうときには、通常「シールド ケーブル」が使われます。
シールドケーブルを使った信号の受け渡しには、バランスとア ンバランスの 2 つの方式があります。
バランスは外部からのノイズに強いので、小さな信号の受け渡 しをする場合やケーブルが長くなる場合に適しています。アン バランスは主にラインレベルの信号の受け渡しに使われます。
マイク: バランスが適しています。 ラインレベルの短い配線: アンバランスで OK です。 ラインレベルの長い配線: バランスが適しています。
私たちは普段、ラジオやテレビ、送電線、モーター、電気器具、コ ンピューターなどの電磁放射線 ( ノイズ ) に囲まれた生活をし ています。これらのノイズの侵入を少なくするためには、ケーブ ルは必要最低限の長さで使いましょう。
シールドケーブルのしくみ
ホット
コールド
シールド
(グラウンド)
外皮
ノイズの少ないクリアな音を作るには、入力信号を適正なレベ ルにする必要があります。そのためには、楽器の既定 ( 標準 ) 出 力レベルとミキサーの既定 ( 標準 ) 入力レベルをできるだけ合 わせ、ミキサーの GAIN( ゲイン ) コントロールで入力レベルを 調整します。
小さすぎ
入力信号
ゲイン
コントロール
出力信号
適正レベル
大きすぎ
バランス アンバランス
シールドケーブルは上図のようにホット ( とコールド ) を金
属の網状のもの ( シールド ) で覆った構造をしています。信
号を受け渡しするときに、シールドがバリアとなって、外部
ノイズから信号を保護します。
バランス方式のしくみ
両端が XLR 端子のケーブルは、通常このバランス方式です。信 号の受け渡しに「ホット ( + )」「コールド ( − )」「グラウンド (GND)」の3本のワイヤーを使用します。
送信側では、元の信号「ホット ( + )」に対して位相を反転した信 号を「コールド ( − )」に送ります。受信側では、「コールド ( − )」 の信号を位相反転し「ホット ( + )」の信号と合成します。
ケーブルにノイズが侵入した場合、「ホット ( + )」と「コールド (−)」それぞれのラインに均等に ノイズが乗ります。受信側 で
「コールド ( − )」の信号を位相反転 し、「ホット ( + )」の信号 と
合成すると、ノイズだけが打ち消し合って、ノイズを取り除くこ とができます。
8
 取扱説明書
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録音の基礎知識
すなわちバランス方式は、外部ノイズに対して非常に強いとい うことができます。
ノイズ
ホット
(+)
コールド
位相反転
送信側 受信側
(−)
グラウンド
(GND)
ケーブル
位相 反転
ノイズだけが打ち消しあう
合成された
信号
アンバランス方式のしくみ
バランスケーブルは、端子やケーブルがアンバランスのものと 比べて高価になります。そこで、伝送する信号が大きくてノイズ の影響を受けにくい場合や、音響機器間のケーブルが短い場合 などは、アンバランスケーブルもよく使われます。
モノラルのフォーン端子や AV 機器に使われる RCA ピン端子 のケーブルは、アンバランス方式です。
アンバランス方式は、バランス方式のグラウンド (GND) をコー ルド ( − ) と兼用にして、ホット ( + ) とグラウンド (GND) で 信号の受け渡しを行なう方式です。バランス方式のようにノイ ズを取り除くことはできませんが、通常この方式で使用される 機器は、受け渡す信号レベルが高いためアンバランス方式で十 分対応できます。DI( * ) などで信号をバランスに変換すること もできます。
ノイズ
端子の種類
音響機器には、いろいろな端子があります。はじめて音響機器を つないだとき、いろいろ疑問がわきませんでしたか?
ここでは一般的な端子の種類を説明します。
XLR 端子
オス
バランス方式に対応していること、頑丈で変形しにくいこと、端 子にロック機構がついていて引っ張っても接続が外れないよう になっていることから、信頼性の要求されるプロの現場などで 使用頻度が高い端子です。XLR 端子どうしを接続するときはグ ラウンド端子が最初に接触する構造になっています。このため、 RCA ピン端子や Phone( フォーン ) 端子どうしを接続すると きに発生するような、ノイズを防ぐことができるのも大きな特 徴です。機器との接続には「オス側出力、メス側入力」が一般的で す。
Phone( フォーン ) 端子
ステレオタイプ モノラルタイプ
「Phone( フォーン )」は、もともとこの形の端子が電話
(telephone) 交換機に使われていたことからついた名前です。 フォーン端子にはステレオタイプとモノラルタイプの 2 つ の種 類があります。ステレオタイプは TRS フォーンとも呼ばれ、 ヘッドフォンなどのステレオ信号を扱う端子や、INSERT I/O 端子などに使います。ステレオタイプではバランス方式の信号 のやりとりも可能です。モノラルタイプはアンバランス方式専 用で、エレクトリックギターなどの楽器やアンプなどに使いま す。
メス
送信側 受信側
*DI:ダイレクトボックス (Direct Injection Box) と呼ばれ
る機器です。ギターなどの楽器をミキサーに直接入力 すると、音やせやノイズの原因になります。DI を楽器 とミキサーの間に挿入すると、信号がバランスに変換 され、音やせやノイズを防ぐことができます。
ケーブル
RCA ピン端子
ピンプラグと呼ばれ、AV 機器で一般的に使われているアンバラ ンス方式専用の端子です。信号の種類によって色分けされてい て、白の端子がオーディオの左 (L) チャンネル、赤が右 (R) チャ ンネルの信号を送るのに使います。
 取扱説明書
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録音の基礎知識

ミキサーの機能について

ミキサーの基本構造
ミキサーを用いた音響システムの目的は、すべてのチャンネル の信号を 1 つに集めてバランスよくミックスすることです。入 力された信号が、ミキサーの中をどのような経路で流れていく かを理解しましょう。
チャンネルフェーダー
4
チャンネルフェーダーは、インプットチャンネルの信号を各 バスに送るときの音量を調節します ( フェーダー通過前の 信号を送る場合は除きます )。
ミックスを行なうときに、最もよく使う操作子といえます。
ミキサー簡易ブロックダイアグラム
マスター
インプットチャンネル
COMP
IN
1 2 3 4 5 6 7
EQ
セクションバス
BUS
■ インプットチャンネル
1
ヘッドアンプ
ミキサーに入力した信号が最初に通るアンプです。入力され た信号のレベルに合わせ、ゲインコントロールを使って信号 の増幅 / 減衰率を調節できます。
入力された信号が小さい場合は増幅させ、信号が大きい場合 は減衰させて信号のレベルを調節します。
2
コンプレッサー/ イコライザー
入力された信号を加工します。 コンプレッサーは、入力された信号のピークレベルを抑えま
す。ピークを抑え、全体の信号レベルを上げることで、入力信 号のレベル差を抑え、音圧を上げることができます。
イコライザーは、ある特定の周波数帯域をブースト ( 増幅 ) したり、カット ( 減衰 ) したりして音色を変化させます。部 屋の音響特性に合わせて音色を補正したり、積極的な音作り に活用したりと用途はさまざまです。ある周波数より下を カット ( 減衰 ) するハイパスフィルターなども、イコライ ザーの仲間に含まれます。
ミキサーの機種によってコンプレッサーやイコライザーの 有無は異なります。
3
レベルメーター( インプットチャンネル )
信号の大きさがミキサーのヘッドアンプやコンプレッサー/ イコライザーで扱えるレベルを超えると、音は歪んでしまい ます。そのレベルを越えないように監視するのがインプット チャンネルのレベルメーターです。ミキサーの機種によって は、ピークレベルのみを確認するピークインジケーターが搭 載されていることもあります。
レベルがオーバーする場合は、必要に応じてヘッドアンプの ゲインコントロールを調節します。
ミキサーには複数のレベルメーター( インジケーターを含 みます ) があります。これらのレベルメーターがミキサー内 のどの段階の信号を検知しているかを確認しておくことも 大切です。
OUT
■バス
バス
5
各インプットチャンネルの信号はバスに送られ、1 つにミッ クスされます。インプットチャンネルの信号は「バスでミッ クスされ、ステレオ ( マスター) を通して出力される」とイ メージするとわかりやすいかもしれません。
バスの流れ
バスには、ステレオミックスを行なうステレオバス、AUX セン ドをまとめる AUX バスなど、用途に応じていくつかの種類が あります。目的に応じてバスを使い分けることも、ミックスを行 なうときの重要なポイントです。
n8/n12 には、以下のようなバスがあります。 ・ STEREO バス (L/R) ・ AUX バス (L/R) ・ REC バス (L/R) ・ REVERB バス (L/R) ・ SOLO バス (L/R)
■ マスターセクション
ステレオ ( マスター) フェーダー
6
マスターセクションは、各バスから送られてくる信号レベル を調節するセクションです。
メイン出力を行なうステレオバスの信号は、ステレオ ( マス ター) フェーダーを使ってレベルを調節します。ミキサーの 機種によっては、それぞれのバスに対応するフェーダーが用 意されており、個別にレベル調節を行なうことができます。
レベルメーター(MASTER)
7
マスターセクションの信号レベルを表示します。このレベル メーターでは、最終的な出力レベルを確認できます。
10
 取扱説明書
Page 11
録音の基礎知識
T
T
演奏者へのモニター出力 / エフェク ターへの出力について
さまざまなエフェクターを使って信号を加工したり、演奏者に モニター信号を送ったりすることもミキサーの重要な機能の一 つです。このようなことを行なうために、ミキサーには「AUX バ ス」や「インサート I/O」などが用意されています。
■ モニターセンドとトータルエフェクトの ための AUX バス
AUX バスは、目的に応じてさまざまな用途に利用できる便利な バスです。たとえば、演奏者用のモニターセンドとして使った り、外部エフェクターを使って信号を加工したりできます。
AUX バスに送る信号レベル ( センドレベル ) は、インプット チャンネルごとに調節できます。
AUX バスを利用する場合、AUX バスにプリフェーダー( フェー ダー通過前 ) の信号が送られるか、ポストフェーダー( フェー ダー通過後 ) の信号が送られるかによって動作が変わります。
n8/n12 ではプリフェーダーの信号が AUX バスに送られ、 チャンネルフェーダーの影響は受けません。
チャンネル フェーダー
ON
PRE
AUX
センドレベル
・AUX バスを演奏者用のモニター出力として利用する場合
演奏者にとって、モニターバランスは常に一定である方が演奏 しやすいものです。このため、AUX バスを演奏者用のモニター 出力として利用する場合、通常プリフェーダーの信号を使いま す。n8/n12 の AUX バスには、プリフェーダーの信号が送られ るため、ギターソロでギターチャンネルのフェーダーを上げて も、AUX バス経由のモニター出力は常に一定レベルで出力され ます。
もしポストフェーダーの信号をモニターとして送っていた場 合、フェーダー操作と同時に演奏者のモニターバランスまで変 わってしまいます。
・AUX バスを外部エフェクターへのセンドとして利用する場合
プリフェーダーの信号を外部エフェクターへのエフェクトセン ドとして利用する場合、インプットチャンネルの信号とエフェ クトのかかり具合を個別に調節します。
たとえば、エフェクトをかけているチャンネルのフェーダーを 操作した場合、原音とエフェクターによる効果のバランスが変 わります。原音とエフェクターの効果のバランスを保つために は、フェーダーを操作したときに、AUX バスへのセンドレベル も同時に調節する必要があります。
AUX BUS
STEREO BUS
ステレオ
フェーダー
OU
OU
■ 内蔵デジタルリバーブについて
n8/n12 には、内蔵デジタルリバーブ専用のバス (REVERB バス ) が用意されています。このバスの動作は AUX バスと ほぼ同じで、内蔵デジタルリバーブ専用のエフェクトセンド として利用できます。
AUX バスと異なるのは、REVERB バスにはポストフェー ダーの信号が送られるという点です。
エフェクトセンドとしてポストフェーダーの信号を利用す る場合、チャンネルフェーダーの操作に応じてリバーブへの センドレベルが自動的に増減されます。このため、フェー ダーを操作するだけで、原音とリバーブの効果を一定のバラ ンスで保ったまま、音量調節が行なえます。
チャンネル フェーダー
POST
REVERB
センドレベル
REVERB BUS
STEREO BUS
ステレオ
フェーダー
デジタル リバーブ
OUT
■ 各チャンネルの信号を加工するための INSERT I/O 端子
信号を外部エフェクターで加工するという点では AUX と同じ ですが、AUX が「複数のチャンネルの信号をまとめて 1 つのエ フェクターへ送る」のに対して、INSERT I/O は「チャンネルご との信号をエフェクターへ送る」ときに使います。
INSERT I/O 端子に送られる信号は、ミキサーのゲインコント ロールで適切なレベルに増幅 / 減衰されています。この端子に は、主にコンプレッサー、リミッター、イコライザーといった信 号全体をコントロールするエフェクターを接続します。
もちろん、リバーブなどのエフェクターでも、そのチャンネルだ けにかけるのであれば、接続することができます。
INSERT I/O 端子にエフェクターを接続すると、ミキサー内の 信号の流れは中断され、信号は INSERT OUT を通ってミキ サーの外に送られます。
エフェクターで加工された信号は、INSERT IN からミキサー内 の通常の流れに戻ります。
エフェクター
INSERT
OUT
INPUT CHANNEL
INSERT IN
チャンネル フェーダー
 取扱説明書
11
Page 12
各部の名称と機能

各部の名称と機能

チャンネルコントロール部

1
4
2 5
3
7
6
[GAIN] コントロール
1
INPUT 端子からの入力信号の感度 ( 信号の増幅量 ) を調節 します。モノラルインプットチャンネルでは、調節可能な範 囲が、[PAD] スイッチ (2) のオン / オフに応じて変わりま す。
モノラルインプットチャンネル
[PAD] スイッチが オン のとき
[PAD] スイッチが オフ のとき
ステレオインプットチャンネル
−26dB 〜+ 4dB の範囲で感度を調節できます。
−34dB 〜+ 10dB の範囲で感度を
調節できます。
−60dB 〜− 16dB の範囲で感度を調 節できます。
8
9
)
)
!
!
@
#
$
^
&
*
信号レベルが最大のとき、インプットメーター( P14) の OVER LED が点灯しない範囲でこのツマミを最大に設定 すれば、S/N とダイナミックレンジのバランスがとれた良 好なサウンドが得られます。
2
[PAD] スイッチ
パッドのオン / オフを切り替えます。このスイッチをオン
にすると、INPUT 端子からの入力信号が 26dB 減衰し ます。モノラルインプットチャンネルでは、マイクなどの入 力レベルの低い機器を接続した場合はオフ 、シンセサイ ザーなどのラインレベルの機器を接続した場合はオン
にします。
3
[](ハイパスフィルター) スイッチ
ハイパスフィルターのオン / オフを切り替えます。スイッチ をオン にするとハイパスフィルターが有効となり、 INPUT 端子から入力された信号の 80Hz 以下の周波数帯 域が減衰します。
4
PHANTOM [+48V] スイッチ
コンデンサーマイクを使用する場合に必要な、ファンタム電 源のオン / オフを切り替えます。リアパネルの INPUT A 端 子にコンデンサーマイクを接続したときは、このスイッチを オン (LED =点灯 ) にします。
このスイッチを操作すると、4 つのチャンネル単位 (n12 = 1〜4/5〜8、n8 = 1 〜 4) でファンタム電源のオン / オフが一括して切り替わります。
NOTE
スイッチをオンにすると、INPUT A 端 子の 2 番 および 3番ピンに DC+48V が供給されます。
12
%
n12
 取扱説明書
Page 13
・ ファンタム電源が不要なときは、必ずこのスイッチをオフ
にしてください。
・ ファンタム電源をオン にする場合は、コンデンサーマ
イク以外の機器を該当するチャンネルに接続しないでくだ さい。故障の原因となります。ただし、バランス型ダイナ
ミックマイクは接続されていても問題ありません。
・ ファンタム電源のオン / オ フを切り替えるときには、大音量
が発生することがあります。聴力障害やスピーカーなどの故 障の原因となりますので、オン / オフを切り替えるときは必 ずパワーアンプ ( パ ワードスピーカー) の音量を最小に絞っ てから行なってください。また、[STEREO] フェーダー、[C­R PHONES LEVEL] コントロールなどの出力コントロー ルも最小に絞っておくことをおすすめします。
[PHASE] スイッチ
5
入力信号の位相 ( フェーズ ) を反転させます。このスイッチ がオン のとき、INPUT 端子からの入力信号の位相が反 転します。
[PHASE] スイッチの使用例については、「位相のずれにつ いて」(P14) をご参照ください。
[Hi-Z] スイッチ
6
パッシブタイプのピックアップで、プリアンプを内蔵してい ないエレクトリックギターやエレクトリックベースを直接 接続する場合に利用するスイッチです。インプットチャンネ ル8(n12 の場合 )、またはインプットチャンネル 4(n8 の 場合 ) の INPUT B 端子にこれらの楽器を接続した場合は、 スイッチをオン にします。
NOTE
7
8
NOTE
[Hi-Z] スイッチを使ってエレクトリックギターなどを 接続する場合は、楽器と INPUT 端子をアンバランスの
ケーブルで接続してください。バランス方式で接続した 場合は、正常に動作しません。
[INPUT SELECT] スイッチ
インプットチャンネルに INPUT 端子の信号 (A.IN) を入力 するか、Cubase などの DAW の出力 (DAW) を入力する かを選択します。
コンプレッサー
モノラルインプットチャンネル (n8= チャンネル 1 〜 4、 n12= チャンネル 1 〜 8) に搭載されたコンプレッサーを
操作します。 このコンプレッサーは、2 つのツマミ ([MORPH] コント
ロール、[DRIVE] コントロール ) を使って設定します。
[MORPH] コントロール
コンプレッサーの設定を選びます。A〜Eの位置には、コン プレッサーの設定がプリセットされており、ツマミを回すだ けでコンプレッサーの設定を変更できます。
A〜Eの中間の位置にツマミを合わせた場合は、前後にあ るプリセットの中間の設定となります。
[DRIVE] コントロール
コンプレッサーのかかり具合を調節します。ツマミを右に回すほど コンプレッサーのかかり具合が強くなります。 また、かかり具合に応じて、出力レベルも自動的に調節されます。
[COMP]LED
コンプレッサーが作動したときに点灯します。
コンプレッサーの詳しい使い方については、P27 をご 参照ください。
各部の名称と機能
9
イコライザー(EQ)
入力信号の 3 つの帯域 (HIGH/MID/LOW) を調節可能な、 3 バンドイコライザーです。MID バンドは基本周波数を調 節することができます。
[HIGH] ゲインコントロール
HIGH バンドのゲイン ( 増減量 ) を調節します。
[MID] フリケンシーコントロール
MID バンドの基本周波数を調節します。
[MID] ゲインコントロール
MID バンドのゲインを調節します。
[LOW] ゲインコントロール
LOW バンドのゲインを調節します。
各ゲインコントロールのツマミを「▼」の位置に合わせたと き、フラットな特性 ( 信号の増減なし ) となります。ツマミ を右に回すと信号が増幅し、左に回すと減衰します。
また、[MID] フリケンシーコントロールで、MID バンドの基 本周波数を調節できます。ツマミを右に回すと基本周波数が 上がり、左に回すと下がります。中央の位置に合わせたとき は、基本周波数が 1.0kHz となります。
各バンドの EQ タイプ、基本周波数、最大可変幅は次のとお りです。
バンド タイプ 基本周波数 最大可変幅
HIGH シェルビング 10kHz ± 18dB
MID ピーキング
LOW シェルビング 90Hz ± 18dB
[REVERB] コントロール
)
インプットチャンネルから内蔵デジタルリバーブに送る信号 (センド ) レベル ( リバーブのかかり具合 ) を調節します。
ツマミを「▼」の位置に合わせたとき規定出力レベル (0dB) の信号が内蔵デジタルリバーブに送られます。
[AUX] コントロール
!
インプットチャンネルから AUX バスに送る信号 ( センド ) レベルを調節します。演奏者のモニター用ミックスを送った り、エフェクターなどの外部機器を接続したりするときに利
用します。
NOTE
@
チャンネルコントロール部の [WET] スイッチをオンに すると、DAW を経由した信号が直接 AUX バスに送ら
れます ( モニターリモート機能 )。このため、[WET] ス イッチがオンの間、[AUX] コントロールは一時的に無効
となります。
[PAN] コントロール /[BAL] コントロール
[PAN] コントロール
モノラルチャンネルの信号を、左右のどの位置に定位させる か調節します。右に回すと定位が右に移動し、左に回すと左 に移動します。
[BAL] コントロール
ステレオチャンネルの左右の音量バランスを調節します。ス テレオチャンネルでは、奇数チャンネルの信号は左側のバス に送られ、偶数チャンネルの信号は右側のバスに送られま す。たとえば [BAL] コントロールを右に回し切ると偶数 チャンネル ( 右チャンネル ) の信号のみが出力されます。
100Hz 〜
10kHz
±18dB
 取扱説明書
13
Page 14
各部の名称と機能
#
[SOLO] スイッチ
ソロ機能のオン / オフを切り替えます。ミックス内容や出力 経路の設定を変更せずに特定のチャンネルのみを抜き出して 聴きたいときには、このスイッチをオン ( スイッチ=点灯 ) にします。
NOTE
$
NOTE
%
^
C-R SOURCE SELECT スイッチ (P17) を使ってモ ニターソースを切り替えると、すべてのチャンネルの
[SOLO] スイッチがオフにリセットされます。
チャンネル [ON] スイッチ
チャンネルのオン / オフを切り替えます。スイッチをオンに すると、そのチャンネルの信号は各バスへと送られます。ス イッチがオフ ( スイッチ=消灯 ) のとき、AUX 以外のバス には一切信号が送られません。
コンピューターへのダイレクト出力は、チャンネル [ON] スイッチのオン / オフにかかわらず常に有効となります。
チャンネルフェーダー
インプットチャンネルの信号レベルを調節します。フェー ダーが 0 の位置にあるとき規定出力レベルであることを表 し、レベル調節前 ( プリフェーダー) の信号とレベル調節後 ( ポストフェーダー) の信号レベルが等しくなります。
インプットメーター
インプットチャンネルの入力信号レベルを 4 つ の LED で 表示します。OVER LED が点灯したときは入力信号がク リップしていることを表します。
メーター部の [INPUT METER] スイッチ (P16) を使えば、インプットメーターにフェーダー通過後 ( ポスト フェーダー) の信号レベルを表示できます。
位相のずれについて
複数のマイクを使って 1 つの楽器の音を収音する場合、マイ クと楽器との距離や位置によって、収音された信号の位相が ずれることがあります。位相のずれた信号をミックスする と、信号が干渉し、音やせの原因となりますので注意が必要 です。
たとえば、ギターアンプの前後にマイクを立てて、アンプの
「箱鳴り」を録音したい場合、後ろ側に立てたマイクからは、
位相がずれた信号が収音されます。このような場合、 [PHASE] スイッチ (5) をオンにしておけば、位相の干渉を 防ぐことができます。
位相の
ずれ
裏側のマイクの
位相
表側のマイクの
位相
[WET] スイッチ
&
モニターリモート機能を使って、インプットチャンネルのモ ニター信号をソフトウェアエフェクトなどで加工するかど うかを切り替えます。Cubase との連携動作中にこのス イッチをオン (LED =点灯 ) にすると、VST エフェクトな どで加工したインプットチャンネルの信号 (WET 音 ) をモ ニターできます。
NOTE
*
・ このスイッチがオンの間、そのインプットチャンネル
の[AUX] コントロールは一時的に無効になります。
・ モニターリモート機能を利用するには、MONITOR
REMOTE [ON] スイッチ (P18) をオン ( スイッチ =点灯 ) にする必要があります。
・ コンピューターに Steinberg MR816 CSX/
MR816 X も接続して n8/n12 と同時に使用して いる場合は、Cubase のダイレクトモニタリングがオ
フのときに動作します。ダイレクトモニタリングがオ ンのときに [WET] スイッチをオン(LED =点灯)に
すると、本体のインプットからの信号はモニターされ ません。
[REC] スイッチ /[ST] スイッチ
信号の送り先となるバスを選択します。[ST] スイッチをオ ン(LED =点灯 ) にすると、そのチャンネルの信号は STEREO(L/R) バスに送られます。[REC] スイッチをオン にすると、そのチャンネルの信号は REC バス (L/R) に送ら れます。
14
 取扱説明書
Page 15

マスターコントロール部

1
2
3
4
5
6
各部の名称と機能
「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
[TO AUX]/[TO REC]/[TO ST] スイッチ
内蔵デジタルリバーブの出力先となるバス (AUX、REC、 STEREO) を選択します。スイッチをオン にすると、内蔵デジ タルリバーブの出力がスイッチに対応するバスに送られます。
2TR TO ST
2
2TR IN 端子 (P19) から入力した信号のレベル調節などを 行ないます。
[LEVEL] コントロール
2TR IN 端子から入力した信号のレベルを調節します。ツマミ
を「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
[ON] スイッチ
2TR IN 端子の信号を STEREO バスに送るかどうかを切 り替えます。このスイッチをオン にすると、2TR IN 端 子の信号が STEREO バスに送られます。
DAW TO ST
3
DAW から送られたステレオ信号 (DAW IN 1/2) のレベル 調節などを行ないます。
[LEVEL] コントロール
DAW のステレオ出力を STEREO バスに送る信号レベル を調節します。ツマミを「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
[ON] スイッチ
DAW から送られたステレオ出力を STEREO バスに送る かどうかを切り替えます。スイッチをオン にすると、 DAW のステレオ出力が STEREO バスに送られます。
7
リバーブ
1
内蔵デジタルリバーブのタイプや出力レベルなどを設定します。
REVERB[TYPE] スイッチ
内蔵デジタルリバーブのタイプを選択します。 スイッチを押すたびに HALL → ROOM → PLATE の順に
エフェクトタイプが切り替わります。
HALL コンサートホールの残響をシミュレートします。
ROOM 部屋の残響をシミュレートします。
PLATE 鉄板エコーの残響をシミュレートします。
[REVERB TIME] コントロール
内蔵デジタルリバーブのリバーブタイム ( 残響の長さ ) を 調節します。ツマミを左に回すと残響が短くなり、右に回す と残響が長くなります。
REVERB [LEVEL] コントロール
内蔵デジタルリバーブの出力レベルを調節します。ツマミを
NOTE
をオンにすると、DAW TO ST の [ON] スイッチは一時 的に無効となります。
4
STEREO [BAL] コントロール
STEREO チャンネル (STEREO L/R) の左右の音量バラン スを調節します。
5
[PFL](Pre-Fader Listen) スイッチ
ソロ機能の利用時に、インプットチャンネルのフェーダー直 前(プリフェーダー) の信号をモニターするかどうかを切り 替えます。このスイッチをオン にすると、ソロ機能の利 用時にプリフェーダーの信号がモニターできます。
NOTE
ネルの [SOLO] スイッチをオンにすると、モニター信号 が不用意に大きな音量となることがあります。この場合
は、[SOLO LEVEL] コントロール (P16) を使ってモニ ターレベルを調節してください。n8 のモニターレベル
は常に 12dB 減衰されます。
6
STEREO [ON] スイッチ
ST OUT 端子から出力される信号のオン / オフを切り替え ます。スイッチをオン にすると、ST OUT 端子から信号 が出力されます。
7
STEREO フェーダー
ST OUT 端子から出力される信号の出力レベルを調節しま す。フェーダーが 0 の位置にあるとき、規定出力レベル (0dB) となります。
C-R SOURCE SELECT の [5.1] スイッチ
このスイッチがオンの間、インプットチャン
 取扱説明書
15
Page 16
各部の名称と機能

メーター部

n12 n8
4365
1
2
)
@
マイクロフォン
1
トークバック用の内蔵マイクです。
[SOLO LEVEL] コントロール
2
SOLO L/R バスの出力レベルを調節します。−∞〜+ 6dB の範囲で調節可能で、ツマミを「▼」に合わせたとき規定出力 レベル (0dB) となります。
[DAW TO AUX] コントロール
3
DAW の AUX 出力 (n12=DAW IN 15/16、n8=DAW IN 11/12) を A UX バスに送る信号レベルを調節します。 ツマミを「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となり ます。
[AUX LEVEL] コントロール
4
AUX OUT 端子 (P20) の出力レベルを調節します。ツマミ を「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
NOTE
5
モニターリモート機能 (P32) の 使用中は、DAW を経由 した信号が直接 AUX バスに送られます。
AUX PHONES 端子
AUX バスの信号を出力可能なヘッドフォン端子です。演奏 者にモニター信号を送るときなどに利用します。この端子の 出力レベルは、AUX OUT 端子から独立して調節できます。
7
8
9
!
56 7
3 8
9
)
CUBASE READY インジケーター
9
Cubase 4/Cubase Studio 4/Cubase Essential 4/ Cubase AI 4 との連携状態を表すインジケーターです。コ ンピューターと n8/n12 が接続され、Cubase と正常に連 携しているときは、このインジケーターが点灯します。
MASTER LEVEL METER
)
■n12の場合
STEREO/REC/AUX バスの信号レベル、または C-R OUT 端子の出力レベルを表示します。メーター表示の切り替え は、[METER SELECT] スイッチ (!)で行ないます。
[METER SELECT] スイッチの状態に応じて、表示内容が 次のように変わります。
[METER
SELECT]
スイッチ
*
C-R
BUS
* カッコ内はサラウンド時のチャンネルを表します
■n8の場合
C-R OUT 端子の出力レベルを表示します。
メーターA メーターB メーターC
C-R OUT 端
子 A(L/R)
STEREO バス
C-R OUT 端
子B(C/SW)
REC バス AUX バス
C-R OUT 端
子C(LS/RS)
16
6
[AUX PHONES] コントロール
AUX PHONES 端子の出力レベルを調節します。ツマミを
「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
7
C-R PHONES 端子
コントロールルームの信号を出力可能なヘッドフォン端子 です。この端子の出力レベルは、C-R OUT 端子から独立し て調節できます。
8
[C-R PHONES] コントロール
C-R PHONES 端子の出力レベルを調節します。ツマミを
「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となります。
 取扱説明書
[METER SELECT] スイッチ
!
MASTER LEVEL METER に表示する信号を選択します。ス イッチを押すたびに C-R(C-R OUT 端子 )、BUS(STEREO/ REC/AUX バス ) が交互に切り替わります。
[INPUT METER] スイッチ
@
チャンネルコントロール部のインプットメーター(P14) に 表示する信号を選択します。スイッチを押すたびに PRE( プ リフェーダー) と POST( ポストフェーダー) が交互に切り 替わります。
Page 17

CONTROL ROOM 部

n12 n8
各部の名称と機能
1
3
4
6
5
C-R SPEAKER SELECT
1
コントロールルームモニターの信号を出力する端子を選択 します。スイッチをオンにして LED を点灯させると、そのス イッチに対応する端子からモニター信号が出力されます。
スイッチ 出力先端子
C-R SPEAKER SELECT [A]
スイッチ
C-R SPEAKER SELECT [B]
スイッチ
C-R SPEAKER SELECT [C]
スイッチ
C-R OUT 端子 A(L/R)
C-R OUT 端子 B(L/R)
C-R OUT 端子 C(L/R)
2
7
8
3
4
5
NOTE
4
サラウンド環境でモニターするには、サラ
ウンドに対応している Cubase 4 が必要です。付属 の Cubase AI 4 はサラウンドをサポートしません。
・ [5.1] スイッチと [ST] スイッチは、同時にオンにす
ることも可能です。この場合、5.1 チャンネルの L/R チャンネルの信号と、STEREO バスの L/R チャンネ
ルの信号がミックスして出力されます。
[DIMMER] スイッチ
モニター音量を一時的に下げるディマー機能のオン / オフ を切り替えます。たとえば、コントロールルームで会話した いときなどに利用します。
6
NOTE
2
NOTE
3
C-R SOURCE SELECT( のとき、これらのスイッチを使ってサラウンドの各チャ
ンネルをオン / オフできます。詳しくは P46 をご参照 ください。
[DOWN MIX] スイッチ
DAW から入力された 5.1 チャンネルサラウンドの信号 を、L/R の 2 チャンネルに変換します。スイッチがオンの 間、2 チャンネルに変換された信号は、C-R OUT 端子 A か ら出力されます。
・ サラウンド環境でモニターするには、Cubase 4 など
のサラウンド対応のアプリケーションが必要です。付 属の Cubase AI 4 はサラウンドをサポートしませ
ん。
・ このスイッチは、C-R SOURCE SELECT の [5.1]
スイッチがオンのときにのみ利用できます。
C-R SOURCE SELECT スイッチ
C-R OUT 端子に出力する信号 ( モニターソース ) を選びま す。スイッチに対応する信号は次の通りです。
[5.1] スイッチ
[DAW] スイッチ
[ST] スイッチ
[AUX] スイッチ AUX バスの信号をモニターします。
[2TR] スイッチ
DAW から入力された 5.1 チャンネルサ ラウンドの信号をモニターします (P45)。
DAW のステレオ出力 (DAW IN 1/2) を モニターします。
STEREO バスの信号をモニターします。
2TR IN 端子の入力信号のみをモニター します。
)の[5.1] スイッチがオン
3
5
[MUTE] スイッチ
モニター信号を消音するミュート機能のオン / オフを切り 替えます。スイッチを押すたびにオン ( スイッチ点灯 )/ オ フ(スイッチ消灯 ) が切り替わります。
6
[CONTROL ROOM LEVEL] コントロール
コントロールルームのモニター音量を調節します。ツマミを 右に回すほど音量が大きくなります。
7
TALKBACK [LEVEL] コントロール
内蔵マイクロフォンの入力レベルを調節します。ツマミを
「▼」の位置に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となりま
す。
8
[TALKBACK] スイッチ
このスイッチを押している間、トークバック機能がオンにな り、演奏者に指示を出せます。トークバック機能がオンの間 は、スイッチに対応する LED が点滅し、DIMMER 機能 (4) が作動します。
NOTE
トークバックの信号は、AUX 出力 (AUX PHONES 端 子、AUX OUT 端子 ) にのみ送られます。
 取扱説明書
17
Page 18
各部の名称と機能

DAW REMOTE CONTROL 部

n12 n8
1
2 3
6
7
NOTE
1
このセクションのスイッチは、コンピューターと n8/ n12 が IEEE1394 ケーブルで接続され、Cubase 4/ Cubase Studio 4 /Cubase Essential 4/Cubase AI 4 と連携して動作しているときに利用できます。Cubase との連携機能については P32 をご参照ください。
WORK MODE スイッチ
n8/n12 と Cubase の接続状態を一括して切り替えます。 用途に応じて以下の接続設定 ( ワークモード ) が用意され ており、スイッチを押すだけで入出力の設定やバスの割り当 てを切り替えできます。
ST MIX
HARDWARE MIX
5.1 MIX
Cubase のミキサーでステレオにミッ クスした DAW の出力信号を、n8/n12
でモニターします。
Cubase のオーディオトラックの出力 を個別に n8/n12 に送り、n8/n12 側
でミックスします。
Cubase 4 で 5.1 チャンネルのサラウン ドミックスを行なうときに使用します。
4 5
1
2 3
6
7
CLICK REMOTE [ON] スイッチ
4
Cubase のメトロノーム (Click) のオン / オフをリモート コントロールします。Cubase 側でメトロノームのオン / オフを切り替えた場合は、その操作に応じてこのスイッチの オン / オフも連動します。
[CLICK LEVEL] コントロール
5
Cubase のメトロノーム (Click) の音量を調節します。ツマ ミを右に回すと音量が上がり、左に回すと下がります。
TRACK CONTROL スイッチ
6
Cubase のトラック操作をリモートコントロールします。 それぞれのスイッチに対応する動作は次の通りです。
[PREV ▲ ] スイッチ
[NEXT ▼ ] スイッチ
[REC READY] スイッチ
Cubase 上のひとつ手前 ( 上側 ) のトラッ クを選択します。
Cubase 上のひとつ先 ( 下側 ) のトラック を選択します。
Cubase 上で選ばれているトラックの Record Enable( 録音可能 ) ボタンのオン
/オフを切り替えます。
4 5
18
NOTE
2
3
NOTE
それぞれのワークモードを選んだときの動作について は、P35 をご参照ください。
MONITOR REMOTE [ON] スイッチ
インプットチャンネルや REC バスの信号を VST エフェク トなどで加工してモニターする「モニターリモート機能」の オン / オフを切り替えます。このスイッチをオン ( スイッチ =点灯 ) にすると、インプットチャンネルの [WET] スイッ チ(P14) や MONITOR REMOTE [REC BUS WET] ス イッチ (3) が利用可能になります。
MONITOR REMOTE [REC BUS WET]スイッチ
モニターリモート機能 (P32)を使って、REC バス経由で録 音されている信号をどのようにモニタリングするかを切り 替えます。このスイッチをオンにすると、REC バス経由で録 音している音を VST エフェクトなどの効果がかかった状 態でモニタリングできます。
・ モニターリモート機能を利用するには、MONITOR
REMOTE [ON] スイッチ ( にする必要があります。
・ VST エフェクトなどの効果をモニターするには、
Cubase 側で信号の送り先となるオーディオトラッ クの Record Enable( 録音可能 ) ボタンをオンにす
る必要があります。
 取扱説明書
) をオン (LED =点灯 )
2
7
TRANSPORT スイッチ
Cubase のトランスポートの動作をリモートコントロール します。それぞれのスイッチに対応する動作は次の通りで す。
[CYCLE] スイッチ
[]スイッチ
[ADD] スイッチ 現在位置にマーカーを追加します。
[]スイッチ
[]スイッチ
[]
[■]スイッチ 再生中のプロジェクトを停止します。
[]スイッチ プロジェクトを再生します。
[REC] スイッチ
スイッチ
サイクルモードのオン / オフを切り替 えます。
現在位置の一つ手前のマーカー位置 ( マーカーがないときはプロジェクトの
先頭 ) に移動します。
現在位置の先のマーカー位置に移動し ます。
巻き戻しを行ないます。
早送りを行ないます。
Record Enable ボタンがオンになっ ているトラックの録音を行ないます。
Page 19

リア入出力部

n12
9
!@ 7 6 5 2
n8
98 ) 4 3 1
8) 43 1
各部の名称と機能
!
INPUT 端子 ( モノラル )
1
マイクや楽器を接続するモノラル入力端子です。チャンネル ごとに 2 種類の端子 (INPUT A/INPUT B) があります。
INPUT A 端子
XLR タイプのバランス型入力端子です。
INPUT B 端子
フォーンタイプのバランス型 / アンバランス型両対応の入 力端子です。
NOTE
2
NOTE
両方の端子を同時に使用することはできません。両方の 端子にケーブルを接続した場合は、INPUT B 端 子が優
先されます。
INSERT I/O 端子
インプットチャンネルの A/D コンバーターの直前に設け られた、フォーンタイプのアンバランス型入出力端子です。 お手持ちのエフェクターなどをインプットチャンネルに接 続する場合に利用します。
INSERT I/O 端子は TRS フォーン端子を利用して、入 出力双方向の接続を行ないます。接続には下図のような
専用のケーブル ( インサートケーブル ) が必要です。別 売のヤマハインサートケーブル (YIC025/050/070)
をご使用ください。
INSERT I/O 端子
スリーブ
リング
チップ
外部機器の入力端子
スリーブ チップ
外部機器の出力端子
256@
INPUT 端子 ( ステレオ )
3
シンセサイザーなどのラインレベル機器を接続するステレ オ入力端子です。チャンネルごとに 2 種類の端子 ( フォー ンタイプ /RCA ピン ) があります。
フォーンタイプ
アンバランス型ステレオ入力端子です。
RCA ピンタイプ
アンバランス型ステレオ入力端子です。
奇数チャンネルには L 側、偶数チャンネルには R 側の信号 を接続します。フォーンタイプの場合、奇数チャンネルにの みケーブルを接続すると、偶数チャンネルにも同じ信号が流 れ、モノラル入力となります。
NOTE
4
フォーンタイプ /RCA タイプの両方の端子にケーブルを 接続した場合は、[GAIN] コントロールの手前で信号が ミックスされ、インプットチャンネルに入力されます。
2TR IN 端子
ステレオ音源を接続可能な、RCA ピンタイプのアンバラン ス型ステレオ入力端子です。
お手持ちの CD プレーヤーなどを接続して、n8/n12 でモ ニターしたいときに利用します。
この端子から入力された信号は、マスターコントロール部の 2TR TO ST(P15) で信号レベルなどを調節できます。
 取扱説明書
19
Page 20
各部の名称と機能
5
ST OUT 端子
小規模のイベントなどでメイン出力を行なうステレオ出力 端子です。STEREO フェーダーでレベル調節された信号 は、この端子から出力されます。たとえばマスターレコー ダーにステレオミックスを送る場合や、メインスピーカーに 信号を送るときなどに利用します。
この端子には、フォーンタイプと RCA ピンタイプの 2 種類 があり、どちらの端子からも同じ信号が出力されます。
フォーンタイプ
バランス型 / アンバランス型両対応ステレオ出力端子です。
RCA ピンタイプ
アンバランス型ステレオ出力端子です。
6
C-R OUT 端子
コントロールルーム用のモニター出力を行なうバランス型 / アンバランス型両対応のフォーンタイプのステレオ出力端 子です。
CONTROL ROOM 部 (P17) でレベル調節された信号が 出力されます。
C-R SPEAKER SELECT スイッチ (P17) を 使って、モニター出力を行なう端子を選択できます。
7
AUX OUT 端子
AUX バスの信号を出力するバランス型 / アンバランス型 両対応のフォーンタイプのステレオ出力端子です。演奏者用 のモニタースピーカーを接続したり、インプットチャンネル の信号をエフェクターなどの外部機器に送ったりするのに 利用できます。
この端子の出力レベルは、メーター部の [AUX LEVEL] コ ントロール (P16) で調節できます。
NOTE
)
!
@
・ IEEE 1394 ケーブルは S400 規格に対応したもの
をお使いください。4.5m 以内の長さの IEEE 1394 ケーブルを推奨いたします。
・ IEEE1394 ケーブルは、ループ接続にならないよう
配線してください。ループ接続については P52 を参 照してください。
FOOT SW 端子
別売のフットスイッチ (FC4、FC5) を接続します。フットス イッチを接続すれば、Cubase 4/Cubase Studio 4/ Cubase Essential 4/Cubase AI 4 のトランスポートの 動作をコントロールできます。フットスイッチは、Mackie Control の「USER SWITCH(A)」として動作します。必要 であれば、DAW 側でお好みの動作を割り当てることが可能 です。
Cubase では、初期設定として [REC] ボタンと同じ操作が 行なえます。
電源スイッチ
電源の ON/STANDBY を切り替えます。
電源が STANDBY の状態でも、微電流が流れています。長時 間使用しないときは、必ず電源アダプターをコンセントから
抜いてください。
AC INPUT 端子
電源アダプターを接続します (P7)。
8
MIDI IN/OUT 端子
シンセサイザーなどの外部 MIDI 機器を、MIDI ケーブルを 使って接続する端子です。コンピューターと n8/n12 の DAW I/O 端子を IEEE 1394 ケーブルで接続している間、 MIDI IN/OUT 端子はコンピューターと外部 MIDI 機器を接 続する MIDI インターフェースとして利用できます。
9
DAW I/O 端子
IEEE1394 ケーブルを使ってコンピューターと接続する、 IEEE1394(S400) 規格準拠の 6 ピン端子です。
どちらの端子を使用しても同じ動作が得られます。片方の端 子はコンピューターとの接続に利用し、もう一方は他の機器 とのデイジーチェーンに利用できます。
コンピューター側の端子が 4 ピンタイプの IEEE1394 端 子の場合は、4 ピン− 6 ピンタイプの S400 規格に対応し たIEEE1394 ケーブルをご用意ください。
DAWI/O 端子に IEEE1394 ケーブルを接続する場合は、端 子の向きを間違えないようご注意ください。
20
端子の向きを合わせてケーブルを差し込む
 取扱説明書
Page 21

セットアップ

セットアップ

セットアップにあたって

1. マイクや楽器を接続する前に、すべての機器の電源がオフに
なっていることを確認します。また、n8/n12 の各チャン ネルのフェーダーとマスターコントロール部のフェーダー がすべて下がっていることを確認してください。
NOTE
2. マイクや楽器にケーブルを接続し、ケーブルのもう一端を入
力端子にしっかりと差し込みます。 3. 周辺機器→ n8/n12 →パワーアンプ ( パワードスピー

n12 セットアップ例 ( ホームレコーディング用 )

ひとつのインプットチャンネルで、INPUT A と INPUT Bの両方を同時に使用することはできません。両方の端
子にケーブルを接続した場合は、INPUT B が優先され ます。
カー) の順番で電源を入れます。
電源を切るときは、逆の順番 ( パワーアンプ→ n8/n12 → 周辺機器 ) で電源を切ります。
MIDIケーブル
IEEE1394ケーブル
外部エフェクター
ヘッドフォン
アンプ
MIDIケーブル
音源(CD/MD/DATなど)
外部レコーダー
シンセサイザー/リズムマシン
マイクロフォン
ギター/ベース
ギター/ベース
(Hi-Z)
エフェクター
(DI)
外部エフェクター
演奏者用モニターシステム
コンピューター モニターシステム
演奏者用ヘッドフォン
コントロールルーム用
ヘッドフォン
 取扱説明書
21
Page 22
セットアップ

n8 セットアップ例 ( ホームレコーディング用 )

マイクロフォン
シンセサイザー/リズムマシン
音源(CD/MD/DATなど)
MIDIケーブル
MIDIケーブル
ギター/ベース
(Hi-Z)
ギター/ベース
エフェクター
(DI)
IEEE1394ケーブル
コンピューター モニターシステム
外部レコーダー
外部エフェクター
演奏者用ヘッドフォン
コントロールルーム用
ヘッドフォン

モニタースピーカーの設置について

正確なモニタリングを行なうには、スピーカーの設置を正しく行なう必要があります。スピーカーを設置するときは、以下の説明を参考 にしてみてください。
■ 壁やコーナーからの間隔
正確な再生音を得るために、スピーカーを部屋の壁や角から離 して設置してください。壁や部屋のコーナーに近づくほど、壁か
らの音の反射によってスピーカーの低音が強調され、スピー カーの周波数特性が乱れてしまいます ( 最低 1.5m 壁から離す のが理想です )。やむをえず壁や角に設置する場合は、モニター 環境の周波数特性を整えるか ( スピーカーのイコライゼーショ ン)、ミックス時に低音を抑え気味にする必要があります。
■ リスニングポイントとの距離 / 角度
L/R のスピーカーは、リスニングポイントとの 3 点で 60°の 正三角形を作るように配置します。スピーカーは内側に向け、リ
スニングポイントにスピーカーの正面が来るように設置しま す。左右のモニターバランスが均等になるよう、リスニングポイ ントとそれぞれのスピーカーとの距離は均等にします。
スピーカーの高さは、指向性の狭い高音域が良く聞こえるよう に、ツイーターの位置が自分の耳と並ぶように調節します。
22
 取扱説明書
Page 23

n8/n12 を使ってみよう

ここでは、n8/n12 を単体のミキサーとして使用する場合の基本的な使い方を説明します。

音を出してみよう

2.
音源やモニター機器の接続
楽器やマイクなどの音源やモニター用のスピーカーを接続し、 本体の電源を入れてみましょう。
1.
電源がオフの状態であることを確認し、本体に楽器やマイク などを接続します。
接続についての詳しい情報は、セットアップ ( 照ください。
パッシブタイプのピックアッ プで、プリアンプを内蔵してい ないエレキギターやエレキベ ースを直接接続する場合は、イ ンプットチャンネル8(n12 の場合)、またはインプットチ ャンネル4(n8の場合)に接続 し、そのインプットチャンネル の[Hi-Z]スイッチをオン   にします。そのほかのチャンネ ルに接続する場合は、DI(ダイ レクトボックス)やアンプシミ ュレーターなどを経由してミ キサーに接続します。
コンデンサーマイクを 使用する場合は、 PHANTOM[+48V]ス イッチをオンにします
P21
) をご参
本体のすべてのフェーダーを最小にします。
3.
接続した楽器 / マイク→本体→モニタースピーカーの順に 電源を入れます。
モニタースピーカーの電源を入れてから他の機器の電源を オンにすると、大音量のノイズが発生することがあります。 必ず入力側の機器 ( 音源側 ) から順番に電源を入れます。
マイクを使って収音するときは、特殊な場合を除き、ハイパ スフィルターをオンにしておくことをおすすめします。
ハイパスフィルターとは、ある周波数より下の周波数帯域の 信号をカットする機能です。n8/n12 では、ハイパスフィル ターをオンにすると 80 Hz 以下の超低音域がカットされま す。たとえば、ボーカルの息などがマイクに吹きかかったと きの「ボッ」といったノイズや、マイクを持つときの「ゴトゴ ト」というハンドリングノイズのほか、マイクスタンドを通 して床から伝わってくる振動音などが軽減されます。
ゲインを調節する
接続した楽器 / マイクの入力感度 ( ゲイン ) を調節します。イン プットチャンネルには、INPUT 端子に接続した楽器などのアナ ログ信号、Cubase などの DAW から送られたデジタル信号の 2種類の信号が入力できます。ここでは、入力ソースとしてアナ ログインプットを選び、入力感度を調節してみましょう。
n8/n12 を使ってみよう
DI
演奏者に専用 のモニター信 号を送りたい 場合は、AUX PHONES端 子にヘッドフ ォンを接続し ます。
・ ファンタム電源が不要なときは、必ず PHANTOM [+48V]
スイッチをオフ にしてください。
・ ファンタム電源をオン にする場合は、コンデンサーマ
イク以外の機器を該当するチャンネルに接続しないでくだ さい。故障の原因となります。ただし、バランス型ダイナ
ミックマイクは接続されていても問題ありません。
・ ファンタム電源のオン / オフを切り替えるときには、大音量
が発生することがあります。聴力障害やスピーカーなどの故 障の原因となりますので、オン / オフを切り替えるときは必 ずパワーアンプ ( パワードスピーカー) の音量を最小に絞っ てから行なってください。また、[STEREO] フェーダー、[C­R PHONES LEVEL] コントロールなどの出力コントロー ルも最小に絞っておくことをおすすめします。
INPUT CHANNEL
INPUT
METER
INPUT A
INPUT B
DAW IN
1.
楽器 / マイクを接続したインプットチャンネルの [INPUT SELECT] スイッチを押して、A.IN に設定します。
A.IN( アナログインプット ) が選択されている間は、イン プットチャンネルにアナログ信号が入力されます。
NOTE
PA D
HA
GAIN
[INPUT SELECT] スイッチを DAW にすると、イン プットチャンネルに Cubase などの DAW の出力信号
を入力できます。詳しくは P42 をご参照ください。
PRE
CHANNEL
FAD ER
PA N
STEREO BUS L
STEREO BUS R
 取扱説明書
23
Page 24
n8/n12 を使ってみよう
2.
n12 をお使いの場合は、メーター部の [INPUT METER] スイッチを押して、PRE に設定します。
n12 では、インプットメーターに、フェーダー通過前の信号 ( プリフェーダー)、またはフェーダー通過後の信号 ( ポスト フェーダー) のどちらか一方を表示することができます。 PRE を選択した場合はプリフェーダー、POST を選択した 場合はポストフェーダーの信号レベルがメーターに表示さ れます。
入力感度を調節するときは、プリフェーダーの信号レベルを 確認します。
モニター環境を設定する
接続したモニタースピーカーやヘッドフォンから、インプット チャンネルの信号がモニターできるよう設定を行ないます。
コントロールルーム用の信号は、複数のソースの中から選択す ることが可能です。さらに n12 では、C-R SPEAKER SELECT スイッチを使って複数のモニタースピーカーの中か ら出力先を選択できます。
STEREO BUS L
STEREO BUS R
ST OUT
PRE
NOTE
3.
n8 では、インプットメーターに、常にプリフェーダーの 信号レベルが表示されます。
モノラルインプットチャンネルの場合は、接続した楽器 / マ イクに応じて、[PAD] スイッチのオン / オフを切り替えま す。
4.
楽器 / マイクの音を最大音量で出しながら、インプットメー ターの OVER LED が点灯しない範囲内で [GAIN] コン トロールを右に回します。
ダイナミックレンジが広く、ノイズが少ない音で録音するに は、入力信号がレベルオーバーしない範囲で入力感度を上げ ておきます。
NOTE
ノイズの少ないクリアな音質を作るためには、入力され た信号をミキサー内のできるだけ早い段階で増幅する
ことがポイントです。つまり、ヘッドアンプに設けられ たゲインコントロールで、信号のレベルをできるだけ増
幅させます。ただし、レベルを増幅するといっても、ク リッピングを起こして音が歪んでしまっては台なしで
す。あくまでも「クリッピング直前まで」増幅させます。
STEREO
FAD ER
STEREO
AUX
SOLO
DAW
CONTROL
ROOM
LEVEL
C-R SOURCE SELECT
C-R
PHONES
C-R SPEAKER SELECT
C-R OUT(A)
C-R OUT B
C-R OUT C
C-R PHONES
CONTROL ROOM
1.
CONTROL ROOM 部の C-R SOURCE SELECT ス イッチの中から、モニターしたい信号のスイッチをオンにし
ます。
コントロールルームモニターでは、以下の信号をモニター ソースとして選択できます。
[5.1] スイッチ
[DAW] スイッチ
[ST] スイッチ STEREOバスの信号をモニターします。
[AUX] スイッチ AUX バスの信号をモニターします。
[2TR] スイッチ
現在選ばれているモニターソースは、C-R SOURCE SELECT スイッチの LED で確認できます。ここでは、[ST] スイッチを押してモニターソースとして STEREO バスを 選択してみましょう。
2.
[CONTROL ROOM LEVEL]コントロールまたは [C-R PHONES] コントロールを回して、モニターレベルを調節 します。
モニター信号の出力レベルは個別に設定できます。モニター スピーカーの出力レベルの調節には [CONTROL ROOM LEVEL] コントロール、コントロールルーム用ヘッドフォン の出力レベル調節には [C-R PHONES] コントロールを使 用します。
モニターを行なう前は、大音量が発生しないよう音量を小さ めに設定しておき、ミックスを行なうときに好みの音量とな るよう調節し直すとよいでしょう。
DAW から入力された 5.1 チャンネルサ ラウンドの信号をモニターします。
DAW のステレオ出力 (DAW IN 1/2) を モニターします。
2TR IN 端子からの入力信号のみをモニ ターします。
24
 取扱説明書
Page 25
3.
演奏者用にモニター信号を送る場合は、楽器 / マイクを接続 したインプットチャンネルの [AUX] コントロールを回し てAUX バスへの出力レベルを調節します。
AUX バスは、目的に応じて使い分けることができます。通 常は、レコーディングブースやステージ上で、プレーヤー用 のモニターとして使ったり、リバーブやディレイなどのエ フェクターをかけたりする用途に使います。
n8/n12 では、インプットチャンネルから AUX バスにプ リフェーダーの信号が送られます。各インプットチャンネル の[AUX] コントロールのツマミをフェーダーと異なる ミックスバランスにすれば、モニター専用のミックスを作る ことができます。
AUX バスの信号は、AUX PHONES 端子 (n12 の場合は AUX PHONES 端子および AUX OUT 端子 ) から出力さ れます。それぞれの端子に対応するツマミを回して、モニ ターレベルを調節します。
ここでも、大音量が発生しないよう音量を小さめに設定して おき、あとから好みの音量となるよう調節します。
n8/n12 を使ってみよう
音量を調節する
インプットチャンネルの信号をモニターしながら、音量を調節 します。
1.
マスターコントロール部の STEREO[ON] スイッチをオ ンにし、STEREO フェーダーを 0(0dB) の位置に合わせ ます。
STEREO フェーダーが 0(0dB) のとき、STEREO バスの 出力信号は規定出力レベル ( プリフェーダー/ ポスト フェーダーが等しい信号レベル ) となります。
オン
CHANNEL
FADER
AUX
INPUT
CHANNEL
AUX BUS L
STEREO BUS L
AUX BUS R
STEREO BUS R
AUX
PHONES
AUX
LEVEL
ST OUT
AUX PHONES
AUX OUT
2.
インプットチャンネルの [ON] スイッチと [ST] スイッチ をオンにします。
オン
オン
 取扱説明書
25
Page 26
n8/n12 を使ってみよう
3.
楽器 / マイクを接続したインプットチャンネルのフェー ダーを上下に動かして音量を調節します。
n12 の場合、メーター部の [INPUT METER] スイッチを POST に切り替えれば、各チャンネルのインプットメー ターでポストフェーダーの信号レベルを確認できます。
CONTROL ROOM 部にある C-R SOURCE SELECT の [ST] スイッチをオンにしている場合、コントロールルーム では STEREO バスの信号がモニターできます。
必要に応じて、[CONTROL ROOM LEVEL] コントロー ル、または [C-R PHONES] コントロールを調節して、モニ ターレベルを再調節します。
POST
INPUT CHANNEL
INPUT A
INPUT B
INPUT
METER
PRE
CHANNEL
FADER
INPUT
METER
POST
PA N
STEREO BUS L
STEREO BUS R
26
 取扱説明書
Page 27

ミックスしてみよう

n8/n12 を使ってみよう
コンプレッサーをかける
n8/n12 には、世界中のエンジニアから絶大な評価を得ている ハイエンドデジタルミキサー直系の高品質なコンプレッサーが 搭載されています。
コンプレッサーは、入力信号のピークレベルを抑えて信号全体の 音圧を上げるエフェクトです。現在では、音のキャラクターを左 右する重要なエフェクトとして、レコーディングの現場では必ず 利用されます。しかし、一般的なコンプレッサーでは、最適な効果 を得るのに、専門的な知識と経験が必要となります。
n8/n12 では、新開発の Sweet Spot Morphing Technology を採用することで、簡単な操作でプロ並みの効果 を得ることが可能です。n8/n12 のコンプレッサーには、トップ クラスのエンジニアが制作した設定 (Sweet Spot Data) がプ リセットされており、感性に従って Sweet Spot Data を調節 ( モーフィング ) するだけで使用できます。
また、ヤマハのウェブサイトから、複数の Sweet Spot Data をコンピューターにダウンロードできます。ダウンロードした Sweet Spot Data は、コンピューターと n8/n12 を接続して 差し替えることができます。
NOTE
■ コンプレッサーの設定を選ぶには
コンプレッサーの設定を選ぶには、コンプレッサーの [MORPH] コントロールを回します。[MORPH] コントロール のA〜Eの位置には著名なエンジニアが作成した Sweet Spot Data がプリセットされており、ツマミをいずれかの位置 に合わせると、プリセットされた設定が呼び出されます。
ツマミを各 Sweet Spot の間に合わせた場合、ツマミの位置に 応じて前後の Sweet Spot の中間の設定が適用されます。たと えば、AとBの中央にツマミを合わせた場合は、設定値が補間さ れ、Sweet Spot A と B の中間の状態にコンプレッサーが設定 されます。この状態から B 側にツマミを回した場合、B に近づく ほど Sweet Spot B の要素が強くなります。
Sweet Spot Data を差し替える方法については、P47 をご参照ください。
Sweet Spot C
Sweet Spot B
Sweet Spot A
Sweet Spot D
Sweet Spot E
このように、n8/n12 では、Sweet Spot Data を元にして、自 分の感性に合わせて感覚的に操作するだけで、コンプレッサー を設定できます。
C
D
B
E
C
D
B
E
C
D
B
E
AB C D
A=100
A/B=50%
%
B/C=50% C/D=50% D/E=50%
B=100
%
C=100
%
C
B
D=100
D
E
%
B
E
E=100
C
D
E
%
工場出荷時には、A〜Eの位置に次の設定がプリセットされて います。
ナチュラルなサウンドで粒立ちを整えます。コンプ
A
レッサーのかかり具合を低めにして使用することを おすすめします。
B 音の余韻を豊かにします。
音の立ち上がりが強調されます。ドラムやギターに適
C
しています。
音の立ち上がりを少しつぶすことで、アタック感を整
D
えます。
音をつぶすことで音量を一定にします。入力される信 号によっては音が歪みます。ドラムにかけた場合は、
E
60 年代ブリティッシュロックに代表されるサウン ドになります。
■ コンプレッサーのかかり具合を調節す るには
コンプレッサーのかかり具合を調節するには、[DRIVE] コント ロールを回します。
ツマミを右に回すほどコンプレッサーのかかり具合が強くなりま す。コンプレッサーのかかり具合に応じて出力レベルも自動的に 調節されるため、レベル調節などの専門的な知識は不要です。
ツマミをゼロの位置にあわせると、コンプレッサーが無効 ( か かり具合=ゼロ ) となります。
入力信号が一定のレベルに達しコンプレッサーが作動すると、 そのインプットチャンネルの [COMP]LED が点灯します。実際 の音質を確認しながら、好みの音質となるようかかり具合を調 節してください。
 取扱説明書
27
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n8/n12 を使ってみよう
コンプレッサーについて
コンプレッサーでは、入力信号のピークレベルを抑えて、信号全 体の音圧を上げることができます。一定のレベル ( スレッショ ルドレベル ) を超えた信号が入力された場合、コンプレッサー が作動して信号レベルが圧縮されます。信号がスレッショルド レベル以下になると、コンプレッサーは解除されます。
コンプレッサーが作動 / 解除されてからどのくらいの時間 で信号レベルが変化するかは、コンプレッサーの設定によっ て異なります。たとえば、自然な音量変化が欲しいときは反 応が緩やかな設定、急な音量変化が欲しいときは素早く反応 する設定を選びます。
LEVEL
コンプレッサー
作動
入力信号
圧縮後レベル
スレッショルドレベ
TIME
コンプレッサー
解除
イコライザーを調整する
それぞれのインプットチャンネルには 3 バンド (HIGH/MID/ LOW) のイコライザーが搭載されています。
イコライザーは、ある特定の周波数帯域をブースト ( 増幅 ) した り、カット ( 減衰 ) したりして音色を変化させます。部屋の音響 特性に合わせて音色を補正したり、積極的な音作りに活用した りと用途はさまざまです。
各チャンネルをまとめてミックスするとき、あるチャンネルの 周波数帯域とほかのチャンネルの周波数帯域とがぶつかり合っ ている部分をなくし、全体をうまくまとめていくのがイコライ ザーを使う目的のひとつです。ミックスでは、あくまで入力信号 を自然に再現することを目標にするのがポイントです。
イコライザーで信号をブーストすると、インプットチャンネル で扱えるレベルをオーバーして、音が歪んでしまうことがあり ます。音が歪んで聞こえるときは、イコライザーで無理な増幅を していないかを確認し、必要に応じて [GAIN] コントロールで 入力感度を下げます。
■ MID バンドの基本周波数を調節する
MID バンドのイコライザーは、ブースト / カ ットする基本周波 数を調節できます。たとえば、スネアドラムのピッチや、ボーカ ルの声質にあわせてブースト / カットする周波数を調節する場 合に利用します。
基本周波数を調節するには、[MID] フリケンシーコントロール を操作します。ツマミを右に回すほど基本周波数があがり、左に 回すほど下がります。ツマミが中央の位置のとき基本周波数が
1.0kHz となります。
28
信 号 レ ベ ル
(dB)
LOW ブースト
(増幅)
LOW フラット
LOW カット
(減衰)
MID ブースト
(増幅)
MID カット
(減衰)
周波数帯域 (Hz)
MID フラット
HIGH ブースト
(増幅)
HIGH フラット
HIGH カット
(減衰)
■ 特定の周波数帯域をブースト / カットする
入力信号をブースト / カットするには、イコライザーのゲイン コントロールを操作します。ツマミを右に回すほど信号がブー ストされ、左に回すほどカットされます。ツマミが▼の位置のと きフラットな特性 ( ブースト / カットなし ) となります。
 取扱説明書
基本周波数を調節するときは、[MID] ゲインコントロールで MID バンドをブーストした状態で行なうことをおすすめしま す。こうしておけば、現在ブースト / カットしている周波数帯域 が確認しやすくなります。周波数帯域が決まったら、好みの音色 となるように MID バンドのゲインコントロールを調節しなお します。
[MID] フリケンシーコントロール
ブーストされた信号
100Hz 1.0kHz 10.0kHz
基本周波数 (Hz)
Page 29
n8/n12 を使ってみよう
パン / バランスを設定する
パン (PAN) は、「パノラマ (Panorama)」を語源として生まれた 言葉で、「定位」とも呼ばれます。
私たちの耳は、音が L 側のスピーカーだけから出ていると、その パートが L 側で演奏しているように感じ、LとRのスピーカー から同じ音量で音が出ていると、そのパートが 2 つのスピー カーの真ん中で演奏しているように感じます。この人間の感覚 を利用して、お互いの音がぶつかり合わないように左右に振り 分けてスペースを確保するのが、パンの役割です。
ミックスで各楽器の音作りが終わったら、チャンネルごとに 定位を決め、全体のバランスをとっていきます。音どうしの 関係を強調するために、意図的にそれぞれの音を近づけて定 位させたり、重ね合わせたりするような場合もあります。パ ンを使った定位のさせ方には決まったルールはありません が、低音楽器やその曲にとって大切なパートの音を真ん中に 定位させ、左右に振ったそのほかの音はできるだけ左右対称 に振り分けるのがコツです。一般的には、ボーカルやソロ楽 器、ベース、バスドラムやスネアなどは真ん中に定位させま す。
■ パンを調節する ( モノラルトラックの場合 )
インプットチャンネルのモノラルチャンネルの信号を、左右の どの位置に定位させるか調節します。右に回すと R 側のバスに 送られる信号の比率が上がり、定位が右に移動します。左に回し た場合はその逆となります。
INPUT CHANNEL(MONO)
INPUT A
PA N
INPUT B
STEREO BUS L
STEREO BUS R
ステレオにミックスする
それぞれのインプットチャンネルの音量バランスを調節し、ス テレオにミックスしてみましょう。
インプットチャンネルの信号は、STEREO バスでミックスされ ます。ミックスされた信号は、ST OUT 端子から出力したり、 CONTROL ROOM 部を通してモニターしたりできます。
1.
各インプットチャンネルのフェーダーをすべて下げます。
ミックスを始めるときは、最初にチャンネルフェーダーはす べて下げてしまうことをおすすめします。すべてのフェー ダーを標準の位置にしておいて始めることもできますが、こ の方法では音のバランス感覚がわからなくなってしまいま す。
フェーダーを全部下げた状態から一つ一つ楽器を加えて行 くほうが、バランスが取れたミックスを作りやすくなりま す。
2.
ミックスに加えたいインプットチャンネルの [ST] スイッ チがオンになっていることを確認します。
3.
STEREO フェーダーを 0 の位置に合わせ、 STEREO[ON] スイッチがオンになっていることを確認 します。
4.
インプットチャンネルのフェーダーを 1 つずつ上げていき ます。
最初に重要なパートのフェーダーを 0(0dB) の位置に合わ せ、そのパートとバランスが取れるようにほかのパートを加 えると、バランスが取れたミックスが作りやすくなります。
5.
MASTER LEVEL METER を見ながら、入力信号がレベ ルオーバーしないよう STEREO フェーダーを微調節しま す。
ステレオミックスの出力レベルは、インプットチャンネルの ミックスバランスに応じて変化します。最大音量のときに、 MASTER LEVEL METER の OVER LED が点灯しない範 囲で STEREO フェーダーを高く設定すると、ダイナミック レンジの広いミックスを作ることができます。
■ バランスを調節する ( ステレオトラック の場合 )
ステレオチャンネルの左右の音量バランスを調節します。ステ レオチャンネルでは、奇数チャンネルの信号は L 側のバスに送 られ、偶数チャンネルの信号は R 側のバスに送られます。
INPUT CHANNEL(STEREO)
STEREO BUS L
STEREO BUS R
NOTE
BALANCE
L
R
n8/n12 をライブ用の SR ミキサーとして利用する場 合、パン / バランスを左右に極端に振り分けると、どち
らか片方のスピーカーの近くにいるリスナーにとって はアンバランスなミックスに聞こえてしまいます。定位
のさせ方も、ライブ SR 用と録音用とでは若干違います ので注意が必要です。
 取扱説明書
29
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n8/n12 を使ってみよう
リバーブをかける
内蔵デジタルリバーブなどのエフェクターを上手に使えば、ス テレオミックスをさらに磨き上げることができます。ここでは、 内蔵デジタルリバーブを使ってステレオミックスにリバーブを かけてみましょう。
内蔵デジタルリバーブをかけるには、専用のバス (REVERB バ ス)を使用します。それぞれのインプットチャンネルからこの バスに信号を送り、チャンネルごとにリバーブのかかり具合を 調節します。
REVERB バスでミックスされた信号は、デジタルリバーブに入 力されエフェクトがかかります。デジタルリバーブの出力は STEREO バスなど、任意のバスに送ることができます。
INPUT CHANNEL
INPUT A
PA N
INPUT B
REVERB
デジタルリバーブ
STEREO BUS L
STEREO BUS R
REVERB BUS L
REVERB BUS R
内蔵デジタルリバーブでは、次の 3 種類のリバーブが使用 できます。
HALL コンサートホールの残響をシミュレートします。
ROOM 部屋の残響をシミュレートします。
PLATE 鉄板エコーの残響をシミュレートします。
2.
[TO AUX]/[TO REC]/[TO ST] スイッチで、デジタル リバーブの信号の送り先となるバスを選択します。
送り先となるバスは、複数選択できます。[TO ST] スイッチ をオンにすれば、デジタルリバーブの出力 ( リ ターン ) が STEREO バスに送られ、ステレオミックスに残響を加える ことができます。
AUX バス経由で演奏者にモニターを送っている場合、[TO AUX] スイッチのみをオンにすれば、ステレオミックスには リバーブをかけず、モニター信号にのみリバーブをかけるこ とができます。たとえば、リバーブをかけずにボーカルを録 音したいときでも、モニターにのみリバーブをかければ、 ボーカリストが歌いやすくなるはずです。
このように、目的に応じてリバーブの出力先を切り替えるこ とで、自由度の高い録音が行なえます。
3.
各インプットチャンネルの [REVERB] コントロールを右 に回し、デジタルリバーブのかかり具合 ( センドレベル ) を 調節します。
デジタルリバーブのかかり具合は、各インプットチャンネル の[REVERB] コントロールで調節できます。ここでは、リ バーブがかかった状態が確認できるようセンドレベルを上 げておき、後から微調節します。
NOTE
1.
このような方式は、センド / リ ターンタイプと呼ばれま す。センド / リターンタイプでは、1 つのエフェクトを
複数のチャンネルで共有できるのが特長です。リバーブ のような空間系エフェクトを利用する場合は、通常セン
ド/リターンタイプで利用します。
マスターコントロール部の REVERB[TYPE] スイッチを 繰り返し押して、リバーブの種類を選択します。
種類を選択
4.
デジタルリバーブの出力レベル ( リターンレベル ) を調節 するには、マスターコントロール部の REVERB [LEVEL] コントロールを左右に回します。
デジタルリバーブの出力レベルを調節すれば、リバーブ全体 のかかり具合を調節できます。
ツマミを「▼」に合わせたとき規定出力レベル (0dB) となり ます。
5.
デジタルリバーブの残響の長さ ( リバーブタイム ) を調節 するには、[REVERB TIME] コントロールを左右に回し
ます。
デジタルリバーブの残響の長さは、ツマミを左に回すほど短 くなり、右に回すほど長くなります。好みの残響が得られる よう、ツマミの位置を調節してください。
6.
必要に応じ、各インプットチャンネルの [REVERB] コン トロールを回して、デジタルリバーブのかかり具合を微調節 します。
NOTE
リバーブなどの空間系のエフェクトは、かけすぎに注意 してください。必要以上にエフェクトをかけると、ミッ
クスバランスが崩れたり、音像がぼやけたりする原因に なります。
30
 取扱説明書
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n8/n12 を使ってみよう
ソロ機能を使ってみよう
ソロ機能とは、特定のインプットチャンネルのみを取り出して モニターする機能です。
たとえば、ステレオミックスから特定のインプットチャンネル のみを取り出して、演奏内容を確認したり、音質をチェックした りするときに使うと便利です。
n8/n12 にはソロ専用のバス (SOLO バス L/R) が用意されて おり、目的に応じてプリフェーダー/ ポストフェーダーのいずれ かを選んでインプットチャンネルをモニターできます。
■ポストフェーダーの信号をソロにするには
ソロ機能を有効にしたいインプットチャンネルの [SOLO] ス イッチをオン ( スイッチ=点灯 ) にします。
スイッチのオン / オフはチャンネルごとに設定できます。複数 チャンネルの [SOLO] スイッチをオンにすれば、一部のパート ( たとえばベースとドラム、ボーカルとピアノなど ) を抜き出し て聴くことが可能です。
[SOLO] スイッチをオンにすると、一時的にコントロールルー ムのモニターソースが SOLO バスに切り替わります。この間、 C-R SOURCE SELECT スイッチが点滅します。
INPUT CHANNEL
INPUT A
INPUT B
CHANNEL
FAD ER
STEREO BUS
SOLO BUS
ST OUT
C-R OUT
プリフェーダーの信号レベルをモニターすると、予想以上の大 音量が出ることがあります。プリフェーダーの信号をモニター する場合、モニターレベルに注意してください。
n12 では、メーター部の [SOLO LEVEL] コントロールを使っ て、ソロバスの出力レベルを調整できます。
SOLO
ON
PFL OFF
NOTE
ソロ機能のオン / オ フはコントロールルームのモニター 信号にのみ有効です。そのほかの出力信号 (STEREO バ スや AUX バスの出力など ) に は影響しません。
■プリフェーダーの信号をソロにするには
マスターコントロール部の [PFL](Pre-Fader Listen) スイッ チをオン ( スイッチ=点灯 ) にしてインプットチャンネルの [SOLO] スイッチをオンにします。
たとえば、レベルを下げたチャンネルでフェーダー位置を変更せ ずにモニターしたり、音が歪んで聞こえるときにフェーダーの手 前で歪んでいるかどうかを確認したりするときに使います。
INPUT CHANNEL
STEREO BUS
SOLO BUS
SOLO
INPUT A
INPUT B
ON
ST OUT
CHANNEL
FADER
C-R OUT
CONTROL ROOM
 取扱説明書
31
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう

Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう

n8/n12 には Cubase との連携機能が搭載されています。この機能を利用すれば、n8/n12 と Cubase をシームレスに操作して、録音 からミックスダウンまでを効率的に作業できます。ここでは、n8/n12 の Cubase 連携機能を使って、録音からミックスダウンまでを 行なう方法を、Cubase 4 を例に挙げて説明します。
NOTE
Cubase との連携機能を利用するには、Cubase 4、Cubase Studio 4、Cubase Essential 4、Cubase AI 4 のいずれかが必要で す。Cubase SX3 および Nuendo 3 以前のバージョンは対応しませんのでご注意ください。Nuendo の新しいバージョンでの対応
状況や、その他最新の情報に関しては、下記 URL を参照してください。
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/

n8/n12 と Cubase を使ってできること

n8/n12 と Cubase を組み合わせると、以下のようなことが行なえます。
■ Cubase のリモートコントロール
Cubase のトランスポート操作やオーディオトラックの設 定などを、n8/n12 のパネル上でリモートコントロールで きます。
■ ミキサーからのダイレクト録音
インプットチャンネルの入力信号をダイレクトに録音した り、REC バスでまとめた信号を録音したりできます。簡単な 操作で、スマートに録音作業が行なえます。
・インプットチャンネルのダイレクト録音
n8/n12
INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL
Cubase
AUDIO TRACK AUDIO TRACK AUDIO TRACK AUDIO TRACK
■ モニター信号にかけられた VST エ フェクトなどのオン / オフ切り替え
Cubase 上で入力信号にかけた VST エフェクトなどの効 果を、n8/n12 でモニターするかどうか、パネル上の操作で 切り替えできます ( モニターリモート機能 )。モニターリ モート機能のオン / オフは、録音時の状況に応じて簡単に切 り替えできます。
モニターリモート機能をオンにすれば、いつでも VST エ フェクトなどをかけて入力信号をモニターできます。
n8/n12
INPUT CHANNEL
オフ
オン
32
・RECバス経由の録音
n8/n12
INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL INPUT CHANNEL
 取扱説明書
REC BUS
Cubase
AUDIO TRACK
VST
エフェクト
AUDIO TRACK
Cubase
■ プロジェクトのハードウェアミックス
オーディオトラックのステレオ出力を n8/n12 に送って ミックスに加えたり、各オーディオトラックの出力をイン プットチャンネルに送ってミックスできます。
Cubase
AUDIO TRACK AUDIO TRACK AUDIO TRACK AUDIO TRACK
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
n8/n12
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう

コンピューター側の準備

Cubase との連携機能を利用するには、次の手順で準備を行ないます。
NOTE
1.
2.
3.
Cubase との連携機能を利用するには、あらかじめドライバーなどの専用ソフトウェアをインストールし、初期設定を行なう必要が あります。専用ソフトウェアのインストールおよび初期設定についてはインストールガイドをご参照ください。
コンピューターを起動します。
n8/n12 とコンピューターを IEEE1394 ケーブルで接 続し、電源を入れます。
Cubase を起動します。
■ Windows の場合
[ スタート ] → [( すべての ) プログラム ] → [Steinberg Cubase 4] → [Cubase 4] をクリックします。
■ Macintosh の場合
[ アプリケーション ] → [Cubase 4] をダブルクリックし ます。
Cubase の起動中に Yamaha Extension ダイアログが表 示された場合は、[OK] をクリックします。
Cubase が起動すると、n8/n12 と Cubase が連携可能な 状態となります。この状態で、CUBASE READY インジ ケーターが点灯します。
NOTE
5.
6.
・ 使用する ASIO ドライバーを切り替えたときに、
「ASIO ドライバーを切り替えますか?」というメッ
セージが表示されることがあります。この場合は [ 切 り替え ] をクリックして操作を続行してください。
[ ファイル ] → [ 初期設定 ] を選択して、初期設定ダイアロ グを表示します。
[ 編集操作 ] の [ プロジェクト / ミキサー] を選択し、ダイ アログ内に表示される「プロジェクト / ミキサー選択の同 期」にチェックが入っていることを確認します。
チェックが外れている場合は、チェックボックスをクリック してチェックを入れてください。
確認が終わったら、[OK] をクリックしてダイアログを閉じ てください。
チェックが入って いることを確認
点灯
NOTE
4.
「Yamaha Steinberg FW ASIO」/「Yamaha Steinberg FW」が
選択されていることを確認
CUBASE READY インジケーターが点灯しない場合 は、「困ったときは?」(P53) の「CUBASE READY イ
ンジケーターが点灯しない / リモートコントロールで きない」を参照してください。
[ デバイス ] → [ デバイスの設定 ] を選択して、デバイス設 定画面を表示します。デバイス欄の「VST オーディオシ ス テム」を選択して、「ASI O ドライバ」欄で「Yamaha Steinberg FW ASIO」/「Yamaha Steinberg FW」が 選択されていることを確認します。
確認が終わったら、[OK] をクリックして画面を閉じます。 これで n8/n12 が Cubase で使用可能になります。
NOTE
[ 編集操作 ] → [ プロジェクト / ミキサー] を選択
・ チェックが外れている場合、DAW REMOTE
CONTROL 部の TRACK CONTROL スイッチが正 しく機能しないことがあります。
・ この設定は、次回 Cubase を起動したときにも引き
継がれます。毎回行なう必要はありません。
 取扱説明書
33
Page 34
Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
7.
新規プロジェクトを作成するには、[ ファイル ] → [ 新規プ ロジェクト ] を選択します。
新規プロジェクトダイアログが表示されます。
n8/n12 用プロジェクトテンプレート
プロジェクトのサンプリング周波数や Cubase のオーディ オ入出力バスを変更したい場合は、次の操作で設定できま す。
■ サンプリング周波数を変更するには
[ プロジェクト ] メ ニュー→「プロジェクト設定」を選択して
「プロジェクト設定」画面を表示させ、サンプリング周波数を
選択します。
サンプリング 周波数
n8/n12 には、それぞれ 2 種類の専用テンプレートが用意され ています。
これらのテンプレートには、オーディオ入出力などの設定があ らかじめ行なわれており、テンプレートを開いた状態ですぐに 録音作業が行なえます。
■ Yamaha n12 multi channel recording
■ Yamaha n8 multi channel recording
Cubase の各オーディオトラックに、n8/n12 のインプット チャンネルのダイレクト出力が入力されます。
■ Yamaha n12 stereo recording
■ Yamaha n8 stereo recording
Cubase のオーディオトラックに、n8/n12 の REC バスの信 号が入力されます。
NOTE
8.
・ n8/n12 用プロジェクトテンプレートが表示されな
い場合は、n Extension ソフトウェアが正常にインス トールされていない可能性があります。TOOLS for n Version2/Cubase AI 4 インストールガイドを参照 して、再度インストールしてください。
・ テンプレートの詳しい設定内容については、巻末の資
料をご参照ください。
利用したいテンプレートをクリックして選択し、[OK] をク リックします。
設定が終わったら、[OK] をクリックして画面を閉じます。 [OK] をクリックすると、選択したサンプリング周波数に合 わせて、n8/n12 のサンプリング周波数が切り替わります。
■ 入出力バスの設定を変更するには
[ デバイス ] メニュー→ [VST コネクション ] を選択し、 VST コネクション画面を表示させます。VST コネクション 画面で、すでに作成されているバスのデバイスポートを変更 したり、新たにバスを追加したりできます。
34
9.
ディレクトリの選択ダイアログが表示されたら、作成したプ ロジェクトファイルやオーディオファイルが保存される フォルダーを指定して、[OK] をクリックします。
テンプレートを元に作成されたプロジェクトウィンドウが 表示されます。
 取扱説明書
Page 35

連携機能の基本操作

Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
トランスポートやトラックを操作する
Cubase 上で行なうトランスポート操作 ( 再生 / 録音など ) や、トラック操作 ( トラック選択 /Record Enable ボタンの操 作など ) を、n8/n12 からリモートコントロールできます。
サイクルモードのオン/オフ
RecordEnableボタン
オン/オフ
トラックの選択
巻き戻し
早送り 再生
マーカー位置への移動
マーカーの追加
録音
停止
クリックを調節する
Cubase のメトロノーム ( クリック ) のオン / オフ切り替えや 音量調節を、n8/n12 のパネル上から直接行なうことができま す。
クリック音量の調節
連動
ワークモードを設定する
n8/n12 では、Cubase のオーディオトラックの出力先の設定 を、スイッチ一つで切り替えることができます。この設定を
「ワークモード」といいます。n8 には 2 種類 (ST MIX、
HARDWARE MIX)、n12 には 3 種類 (ST MIX、HARDWARE MIX、5.1 MIX) のワークモードが用意されており、スイッチ操 作だけで簡単に出力先を切り替えできます。
ワークモードは状況に応じて自由に切り替えることが可能で す。たとえば、録音時には ST MIX で録音し、録音が終わったら HARDWARE MIX に切り替えてミックスダウンを行なう、と いったことが可能です。
ワークモードを切り替えるには、DAW REMOTE CONTROL 部の WORK MODE スイッチを利用します。
STMIXモード
HARDWAREMIXモード
Cubase との接続直後は、WORK MODE スイッチは消灯してい ます。いずれかのスイッチを押してワークモードを選択すると、 Cubase の出力先が切り替わり、スイッチが点灯します。
それぞれのワークモードの内容は次の通りです。
■ST MIX
すべてのオーディオトラックの出力を、n8/n12 の DAW モニターチャ ンネル (n12-L/R または n8-L/R) に送ります。このモードでは、 Cubase のミキサーでミックスされた信号が n8/n12 に送られます。
Cubase の信号をモニターするには、DAW TO ST の [ON] ス イッチをオンにして Cubase の出力を STEREO バスにミック スし、STEREO バス経由でモニターします。Cubase の出力の みをモニターしたい場合は、C-R SOURCE SELECT の [DAW] スイッチをオンにします。
5.1MIXモード
■ メトロノームのオン / オ フを切り替えるには
CLICK REMOTE[ON] スイッチを押してオン ( スイッチ=点 灯)にします。メトロノームのオン / オフは、n8/n12 と Cubase とで連動します。たとえば、メトロノームがオフのとき に Cubase 側でメトロノームをオンにすると、n8/n12 の CLICK REMOTE[ON] スイッチもオンに切り替わります。
■ メトロノームの音量を調節するには
[CLICK LEVEL] コントロールを回します。ツマミを右に回すほど メトロノームの音量が上がります。ツマミを回した後に Cubase 側で音量を調節した場合は、Cubase 側の操作が優先されます。
NOTE
ツマミを右に回しきってもメトロノームの音量が小さ い場合は、Cubase 側で [ トランスポート ] → [ メ トロ
ノームの設定 ] を選択し、オーディオクリックのレベル (または MIDI クリックのベロシティ) を最大にしてみ
てください。
Cubase
AUDIO TRACK AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
n8/n12
CHANNEL
INPUT
STEREO
BUS
RL
MIX
DAW TO
ST
CONTROL ROOM
MONITOR
C-R
OUT
ST
OUT
 取扱説明書
35
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
■ HARDWARE MIX
オーディオトラックの出力を n8/n12 のインプットチャンネ ルに個別に入力し、コンプレッサーやイコライザーなどで加工 しながらミックスします。
このモードを選択すると、DAW から送られた信号 (DAW イン プット ) がすべてのインプットチャンネルに入力されます。こ のとき、INPUT SELECT スイッチの LED が DAW に切り替わ ります。
Cubase
n8/n12
BUS
STEREO
AUDIO TRACK INPUT CHANNEL AUDIO TRACK INPUT CHANNEL AUDIO TRACK INPUT CHANNEL AUDIO TRACK INPUT CHANNEL
C-R
OUT
ST
OUT
■ 5.1 MIX
オーディオトラックの出力を Cubase 内のサラウンドバスに 割り当てます。サラウンドにミックスされた信号は、n12 のコ ントロールルームモニター経由でモニターできます。サラウン ドモニターについての詳しい説明は、P47 をご参照ください。
n8/n12 用のプロジェクトテンプレートでは、あらかじめ各 オーディオトラックのセンドに n8/n12 の AUX バスが割 り当てられています。n8/n12 の [AUX] コントロールを 使って演奏者用のミックスを作るのと同じ要領で、Cubase 側でオーディオトラックのセンドレベルを調節すれば、演奏 者用のミックスが作成できます。
新しいオーディオトラックを作成した場合や、n8/n12 用プ ロジェクトテンプレートを使わずに作成したプロジェクト では、Cubase 側でオーディオトラックのセンドに n8/ n12 の AUX バスを割り当てます。
Cubase
AUDIO TRACK AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
n8/n12
AUX BUS
LR
MIX
NOTE
・CubaseStudio 4/Cubase Essential 4/Cubase
AI 4 はサラウンドに対応していないため、5.1MIX のワークモードは利用できません。
・ ワークモードを切り替えるためには、Cubase 側で
n8/n12 とオーディオをやりとりする入出力バスが 作成されている必要があります。n8/n12 用のテンプ
レートプロジェクトからプロジェクトを作成すると、 これらの入出力バスが自動的に設定されます。ワーク
モードを利用したい場合は、プロジェクトテンプレー トからプロジェクトを作成することをおすすめしま
す。 手動で入出力バスを作成する場合は、
バスの対応表 (P58) を参考にして設定を行なっ てください。
巻末の入出力
演奏者用のモニターの設定について
n8/n12 のワークモードが「ST MIX」のとき、Cubase の オーディオトラックの出力信号は、Cubase のミキサーで ミックスされ n8/n12 へと送られます。必要であれば、n8/ n12 に送られるミックス ( メインミックス ) とは別に、オー ディオトラックのミックスを作り、演奏者用のモニターとし て利用することもできます。
演奏者用のミックスを作るには、Cubase のミキサーのセン ドを使ってオーディオトラックの出力を直接 n8/n12 の AUX バスに送ります。
DAW TO
INPUT
CHANNEL
なお、実際に n8/n12 の AUX バスに信号を送るには、セン ドに割り当てる出力バスのデバイス ( オーディオ ) ポートと して n12(n8) AUX L/R が割り当てられている必要があり ます。n8/n12 のプロジェクトテンプレートでは、次のよう に設定されています。
出力バス
デバイス ( オ ーディオ ) ポート
モニター信号全体の音量は、Cubase 側、または n8/n12 側 のどちらでも調節できます。
n8/n12 側のモニター信号の音量は [DAW TO AUX] コン トロールと以下のコントロールで調節できます。
n8 の場合
[AUX PHONES] コントロール
n12 の場合
[AUX PHONES] コントロールおよび [AUX LEVEL] コン トロール
AUX
AUX
AUX
PHONE
n12(n8)-AUX
n12(n8) AUX L/R
36
 取扱説明書
NOTE
Cubase 4 をお使いの場合は、Cubase 4 の CONTROL ROOM 機能を無効にしてください。
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう

録音してみよう

n8/n12 に入力した信号を Cubase に送り、オーディオトラックに録音してみましょう。 インプットチャンネルに入力した信号を n8/n12 内部でミックスして録音する方法と、インプットチャンネルの入力信号を直接
Cubase のオーディオトラックに送って録音する方法の 2 種類があります。
n8/n12 でミックスした信号を録 音する
n8/n12 には、Cubase などの DAW に録音するための専用バ ス(REC バス ) が用意されています。このバスを利用すれば、 n8/n12 内部で任意のチャンネルをミックスして録音すること ができます。
ここでは、モニターリモート機能を使って VST エフェクトなど の効果をモニターしながら、REC バス経由で録音してみましょ う。
オン(LED=点灯)にする
n8/n12
STEREO BUS L
STEREO BUS R
REC BUS L
REC BUS R
Cubase
INPUT
CHANNEL
AUDIO
TRACK
INPUT
CHANNEL
AUDIO
TRACK
AUDIO
TRACK
NOTE
プロジェクトのテンプレートとして、Yamaha n12(n8) stereo recording を選べば、あらかじめ各
オーディオトラックの入力ソースとして REC バスが選 択されます。
■ 録音の準備
1.
INPUT SELECT スイッチを押して、A.IN( アナログイン プット ) に設定します。
Cubase との連携動作中は、INPUT SELECT スイッチを 使って入力ソースを選択できます。INPUT SELECT ス イッチが A.IN のときはアナログインプット、DAW のとき は Cubase(DAW) の出力信号を入力ソースとして選択で きます。通常は録音を行うときにアナログインプット、 Cubase に録音した信号を n8/n12 でミックスする場合 には DAW を選択します。
4.
Cubase 側で録音先となるオーディオトラックを選択し、 インプットルーティングをクリックして「n12(n8)-REC」 を選びます。
トラックの入力ソースや出力先は、トラック左側のインスペ クターに表示されます。インプットルーティングをクリック すると、オーディオトラックの入力ソースを選択できます。
「n12(n8)-REC」を選択すると、REC バスの信号がその
オーディオトラックに入力されます。
オーディオトラックの入力ソース (インプットルーティング)
NOTE
・ Cubase のトラック選択には、DAW REMOTE
CONTROL 部の [PREV ▲ ]/[NEXT ▼ ] スイッチ が利用できます。
・ トラックのインプット / アウトプットルーティング
が表示されない場合は、[ インスペクターの表示 ] を クリックします。
2.
楽器やマイクをインプットチャンネルに接続し、入力感度や 定位などを調節します。
詳しくは、「n8/n12 を使ってみよう」(P23 〜 31) を参照 してください。
3.
録音したいチャンネルの [REC] スイッチをすべてオン (LED =点灯 ) にします。
[REC] スイッチをオンにしたインプットチャンネルの信号 は、REC バスに送られます。このとき、各インプットチャン ネルのパンや音量バランスはそのまま反映されます。
インスペクターの表示
 取扱説明書
37
Page 38
Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
5.
Cubase 側の録音先となるオーディオトラックの Record Enable( 録音可能 ) ボタンがオン ( 赤色 ) に なっているか確認します。
オフの場合は DAW REMOTE CONTROL 部の [REC READY] スイッチを押して、Record Enable ボタンをオ ンにします。
この状態で、REC バスの信号が該当するオーディオトラッ クに送られます。そのまま録音を行ないたい場合は手順 10 に進み、録音操作を行なってください。
[REC READY] スイッチを使って複数トラックの Record Enable ボタンをオンにしたい場合は、Cubase 側で以下の 設定を行なってください。
(1)「初期設定」ダイアログを開きます。
Windows の場合は [ ファイル ] → [ 初期設定 ] を選択、 Macintosh の場合は [Cubase] → [ 環境設定 ] を選択します。
(2) [ 編集操作 ] の [ プ ロジェクト / ミキサー] を選択します。 (3) ダイアログ内に表示される「選択トラックを自動的に録音可
能に設定」のチェックを外します。
(4) 設定が終わったら OK をクリックしてダイアログを閉じます。
ます。この状態で VST エフェクトなどの効果がかかった REC バスの信号 (WET 音 ) をモニターできます。
オン
9.
DAW TO ST [ON] スイッチをオン にします。
Record Enable ボタンとモニタリングボタンがオンの間、 REC バスのモニター信号は Cubase のミキサーを経由し て n8/n12 に戻されます。DAW TO ST [ON] スイッチを オンにすると、Cubase から戻されたモニター信号が STEREO バスに送られ、モニター可能な状態になります。
オン
モニタリング ボタン
■ モニターリモート機能を設定する
VST エフェクトをかけて録音中の信号をモニターしたい場合 は、以下の 6 〜 9 の手順で設定してください。
6.
Cubase 側で入力バスまたはオーディオトラックに VST エフェクトをインサートします。
7.
MONITOR REMOTE [ON] スイッチをオン ( スイッチ =点灯 ) にします。
MONITOR REMOTE [ON] スイッチをオンにすると、モニ ターリモート機能が利用可能になります。
8.
MONITOR REMOTE [REC BUS WET] スイッチをオ ン(スイッチ=点灯 ) にします。
MONITOR REMOTE [REC BUS WET] スイッチをオン にすると、Cubase 側のモニタリングボタンもオンになり
38
 取扱説明書
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
モニターリモート機能を利用している間、モニター信号の重 複を避けるため REC バスに送られたインプットチャンネル の信号は一時的に STEREO バスへの割り当てが解除され、 Cubase を経由した信号をモニターできます。その間、該当 するインプットチャンネルの [ST] スイッチは点滅します。 モニターリモート機能を解除すれば、元の状態に戻ります。
インプットチャンネルの信号を直接 録音する
インプットチャンネルの入力信号は、チャンネルごとに出力し て、Cubase のオーディオトラックに録音できます。ここでは、 モニターリモート機能を使って VST エフェクトなどの効果を モニターしながら、インプットチャンネル 1 の信号を直接オー ディオトラックに録音してみましょう。
STEREO
n8/n12
INPUT
CHANNEL
INPUT
CHANNEL
BUS LR
REC BUS LR
Cubase
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
DAW TO
ST
C-R OUT
モニターリモート機能を利用するには、Cubase 側オー ディオトラックの Record Enable ボタンをオンにしてか ら、MONITOR REMOTE [ON] スイッチと [REC BUS WET] スイッチをオンにしてください。
NOTE
・ VST エフェクトなどの効果をかけるとモニター
信号に遅れ ( レイテンシー) が発生することがあ ります。
・ モニターリモート機能が有効な間は、VST エフェク
トなどの効果がかかった信号が直接 AUX 出力に送 られます。このため、該当するインプットチャンネ ルの [AUX] コントロールは一時的に無効となりま す。楽器間のモニターバランスを調節したいとき は、Cubase 側でレベル調節を行なってください。
■ 録音する
INPUT CHANNEL
INPUT A
INPUT B
COMP EQ
n8/n12
オーディオトラックにはチャンネルフェーダー直前の信号 が送られます。インプットチャンネルの信号を録音する場 合、そのチャンネルのフェーダーなどの操作は無効となりま す。
オーディオトラック
Cubase
■ 録音の準備
1.
INPUT SELECT スイッチを押して、A.IN( アナログイン プット ) に設定します。
2.
n8/n12 に楽器やマイクをインプットチャンネル 1 に接 続し、[GAIN] コントロールで入力感度を調節します。
詳しくは、「n8/n12 を使ってみよう」(P23 〜 24) を参照 してください。
3.
Cubase 側で録音先となるオーディオトラックを選択し、 インプットルーティングをクリックして「n12(n8)Dir­1」を選びます。
トラックの入力ソースや出力先は、トラック左側のインスペ クターに表示されます。
「n12(n8)Dir-1」を選択すると、インプットチャンネル 1
の信号がそのオーディオトラックに入力されます。
[REC] スイッチを押して録音を開始します。
10.
楽器を演奏します。
11.
演奏が終わったら、[■]スイッチを押して停止させます。
12.
録音結果を確認するには、[]スイッチや [ ] ス
13.
イッチを押してプロジェクトの先頭まで巻き戻し、[]ス イッチを押します。
NOTE
オーディオトラックの入力ソース
(インプットルーティング)
プロジェクトのテンプレートとして、Yamaha n12(n8) multi channel recording を選べば、あらか
じめ各オーディオトラックの入力ソースとしてイン プットチャンネルのダイレクト出力が選択されます。
 取扱説明書
39
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
NOTE
入力ソースは次の中から選択できます。
4.
・ Cubase のトラック選択には、DAW REMOTE
CONTROL 部の [PREV ▲ ]/[NEXT ▼ ] スイッチ が利用できます。
・ トラックのインプット / アウトプットルーティング
が表示されない場合は、[ インスペクターの表示 ] を クリックします。
■ n12 の場合
インプットルーティング 入力ソース
n12-REC(Left/Right) REC バス
n12-ST(Left/Right) ステレオバス
n12-Dir1 〜 n12-Dir8
n12-Dir9/10、n12-Dir11/12 (Left/Right)
* カッコ内はモノラルトラックの場合のみ選択可能
■n8の場合
インプットルーティング 入力ソース
n8-REC(Left/Right) REC バス
n8-ST(Left/Right) ステレオバス
n8-Dir1 〜 n8-Dir4
n8-Dir5/6、n8-Dir7/8 (Left/Right)
* カッコ内はモノラルトラックの場合のみ選択可能
DAW REMOTE CONTROL 部の [REC READY] ス イッチを押して、Cubase 側の録音先となるオーディオト ラックの Record Enable( 録音可能 ) ボタンをオンにし ます。
この状態で、インプットチャンネル 1 の信号が該当する オーディオトラックに送られます。このまま録音を行ないた い場合は手順 9 に進み、録音操作を行なってください。
モノラルインプットチャ ンネルのダイレクト出力
ステレオインプットチャ ンネルのダイレクト出力
モノラルインプットチャンネル のダイレクト出力
ステレオインプットチャンネル のダイレクト出力
■ モニターリモート機能を設定する
録音中のインプットチャンネルに VST エフェクトをかけてモニ ターしたい場合は、以下の 5 〜 8 の手順で設定してください。
5.
インプットチャンネル 1 の送り先となる Cubase の入力 バスまたはオーディオトラックに VST エフェクトをイン サートします。
6.
MONITOR REMOTE [ON] スイッチをオン ( スイッチ =点灯 ) にします。
MONITOR REMOTE [ON] スイッチをオンにすると、モニ ターリモート機能が利用可能になります。
7.
インプットチャンネル 1 の [WET] スイッチをオン (LED =点灯 ) にします。
インプットチャンネルの [WET] スイッチをオンにすると、 Cubase 側のモニタリングボタンもオンになります。この状 態で、VST エフェクトなどの効果がかかったインプットチャ ンネルからの出力信号 (WET 音 ) をモニターできます。
モニタリングボタン
8.
DAW TO ST [ON] スイッチをオン にします。
Record Enable ボタンとモニタリングボタンがオンの間、 モニター信号は Cubase のミキサーを経由して n8/n12 に戻されます。DAW TO ST [ON] スイッチをオンにする と、Cubase から戻されたモニター信号が STEREO バス に送られ、モニター可能な状態になります。
コントロールルームでのみ効果を確認したい場合は、C-R SOURCE SELECT [DAW] スイッチをオンにして、モニ ターソースとして DAW(Cubase) を選択します。
40
 取扱説明書
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
インプットチャンネルの信号を STEREO バスに送ってい た場合、モニター信号の重複を避けるため Cubase に送ら れたインプットチャンネルの信号は、一時的に STEREO バ スへの割り当てが解除されます。その間、該当するインプッ トチャンネルの [ST] スイッチは点滅します。モニターリ モート機能を解除すれば、元の状態に戻ります。
モニターリモート機能を利用するには、Cubase 側オー ディオトラックの Record Enable ボタンをオンにしてか ら、MONITOR REMOTE [ON] スイッチとインプットチャ ンネルの [WET] スイッチをオンにしてください。
NOTE
・ VST エフェクトなどの効果をかけるとモニター
信号に遅れ ( レイテンシー) が発生することがあ ります。
・ モニターリモート機能が有効な間は、VST エ
フェクトなどの効果がかかった信号が直接 AUX 出力に送られます。このため、該当するインプッ
トチャンネルの [AUX] コントロールは一時的に 無効となります。モニターバランスを調節したい
ときは Cubase 側で行なってください。
・ 複数のインプットチャンネルで [WET] スイッチ
をオンにしている場合、MONITOR REMOTE[ON] スイッチをオフにすれば、すべて
のインプットチャンネルの [WET] スイッチを一 括してオフにリセットできます。
■ 録音する
9.
[REC] スイッチを押して録音を開始します。
楽器を演奏します。
10.
演奏が終わったら、[■]スイッチを押して停止させます。
11.
録音結果を確認するには、[]スイッチや [ ] スイッ
12.
チを押してプロジェクトの先頭まで巻き戻し、[]スイッ チを押します。
 取扱説明書
41
Page 42
Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう

録音したトラックをミックスする

C-R SOURCE SELECT スイッチを使ってモニターソースを DAW に設定すれば、録音した内容を Cubase 上でミックスし、簡単にモ ニターできます。また、n8/n12 に搭載されたコンプレッサーやリバーブなどを使いたい場合は、n8/n12 でミックスすることもできま す。ここでは、録音したオーディオトラックの出力を n8/n12 のインプットチャンネルに送り、ステレオにミックスする方法を説明しま す。
オーディオトラックをミックスする
1.
モニターリモート機能が有効になっている場合は、 MONITOR REMOTE [ON] スイッチをオフにして、モニ ターリモート機能を解除します。
2.
Record Enable( 録音可能 ) ボタンが有効なオーディオト ラックがある場合は、ボタンをオフにします。
3.
STEREO フェーダーを 0 の位置に合わせ、STEREO [ON] スイッチがオンになっていることを確認します。
4.
DAW REMOTE CONTROL 部の [HARDWARE MIX] スイッチをオン ( スイッチ=点灯 ) にします。
スイッチをオンにすると、すべてのインプットチャンネルの 入力ソースが DAW(Cubase のオーディオトラック出力 ) に切り替わります。
Cubase
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
INPUT CHANNEL
INPUT
PA N
EQ
COMPA/D
BUS
STEREO
■ n12 の場合
トラック番号 出力先 ( インプットチャンネル )
トラック 1 n12-1
トラック 2 n12-2
トラック 3 n12-3
トラック 4 n12-4
トラック 5 n12-5
トラック 6 n12-6
トラック 7 n12-7
トラック 8 n12-8
トラック 9 n12-9/10
トラック 10 以降 n12-11/12
■n8の場合
トラック番号 出力先 ( インプットチャンネル )
トラック 1 n8-1
トラック 2 n8-2
トラック 3 n8-3
トラック 4 n8-4
トラック 5 n8-5/6
トラック 6 以降 n8-7/8
INPUT CHANNEL
n8/n12
HARDWARE MIX モードにした直後は、トラック番号に応 じて出力先が割り当てられます。
トラック番号
NOTE
5.
オーディオトラックの出力先 ( アウトプットルーティング )
HARDWARE MIX モードのとき、インプットチャンネ ルの入力ソースとして A.IN( アナログインプット ) を 選
ぶことも可能です。ミックス時にアナログインプットを 加えたいときに便利です。
必要に応じて、オーディオトラックのアウトプットルーティ ングをクリックし、出力先を変更します。
42
 取扱説明書
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Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
オーディオトラックの出力を n8/n12 に入力するには、次 の3つの方法が利用できます。
■ オーディオトラックを単独でインプットチャンネルに割り 当てる
ソロパートなどの重要なパートをミックスする場合はこの 方法が便利です。
Cubase
AUDIO TRACK INPUT CHANNEL
AUDIO TRACK
■ 複数のオーディオトラックを同じインプットチャンネルに 割り当てる
複数のオーディオトラックを 1 つのインプットチャンネル に送ると、Cubase のミキサーでミックスされた信号が、イ ンプットチャンネルに送られます。マルチトラックで録音し たドラムなど、あらかじめミックスを作っておきたい場合に 便利です。
AUDIO TRACKンネル
n8/n12
INPUT CHANNEL
■ 複数のトラックを 1 つのインプットチャンネルに割り当て る場合
Cubase のミキサーでミックスバランスを整えます。
7.
Cubase のプロジェクトを再生しながら、インプットチャ ンネルのフェーダーを操作してミックスバランスを整えま す。
DAW TO ST 経由で信号を STEREO バスにミックスして いる場合は、DAW TO ST [LEVEL] コントロールを回し て、信号レベルを調節します。
REVERB TO ST [ON] スイッチをオンにして、インプット チャンネルの [REVERB] コントロールを回せば、オーディ オトラックの再生信号に n8/n12 の内蔵デジタルリバーブ をかけることも可能です。
Cubase
AUDIO TRACK INPUT CHANNEL
AUDIO TRACK
■ 出力先として n12(n8)-L/R を選び、DAW TO ST 経由で 信号をミックスする
DAW TO ST [ON] スイッチをオンにすれば、DAW TO ST をインプットチャンネルとして利用することも可能で す。
Cubase
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
n8/n12
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
DAW TO ST
オン
n8/n12
INPUT CHANNEL
STEREO
BUS
6.
Cubase 側のミキサーを操作して、オーディオトラックの 出力レベルを調節します。
■ オーディオトラックを単独でインプットチャンネルに送る 場合
Cubase のミキサーを使って、そのトラックのフェーダー を0.00 の位置に合わせます。この状態で規定出力レベルの 信号がインプットチャンネルに送られます。
 取扱説明書
43
Page 44
Cubase 4 シリーズと n8/n12 を組み合わせて使ってみよう
5.
ミックスダウンする
完成したミックスをステレオトラックに録音して、ミックスダ ウンしてみましょう。ここでは、ステレオのオーディオトラック へミックスした内容を録音する方法を説明します。
Cubase
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
n8/n12
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
Cubase の出力を DAW TO ST 経由で n8/n12 の STEREO バスにミックスしている場合は、DAW TO ST[ON] スイッチをオフにします。
ミックスダウンするときに DAW TO ST[ON] スイッチが オンになっていると、オーディオ信号のループが発生し、大 音量のノイズになることがあります。ミックスダウンを行な う前には、DAW TO ST[ON] スイッチをオフにします。
Cubase
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
AUDIO TRACK
n8/n12
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
INPUT CHANNEL
BUS
STEREO
1.
[ プロジェクト ] → [ トラックを追加 ] → [ オーディオ ] をクリックします。
トラックの追加ダイアログが表示されます。
2.
構成欄をクリックして stereo を選び、[OK] をクリック します。
AUDIO TRACK
6.
[]スイッチまたは [ ] を押して、プロジェクトの先 頭に現在位置を設定します。
7.
ミックスダウンを実行するには、[REC] スイッチを押しま す。
プロジェクトが先頭から再生され、n8/n12 でリアルタイ ムにミックスされた信号が、新しく作成したステレオトラッ
クに録音されます。
ミックスダウンされたトラック
オーディオループ
44
新しいステレオトラックが作成されます。
3.
作成したステレオトラックを選択し、Record Enable ボ タンを有効にします。
4.
インプットルーティングをクリックして n12(n8)-ST を 選択します。
この状態で n8/n12 の STEREO バスの信号が新しく作成 されたステレオトラックに入力されます。
 取扱説明書
8.
最後まで録音されたら [ ■ ] スイッチを押してプロジェク トを停止します。
9.
録音結果を確認するには、ソロステートボタンをクリックし て有効にし、[]スイッチや [ ] スイッチを押してプ ロジェクトの先頭まで巻き戻し、[]スイッチを押します。
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サラウンドモニターを利用する (n12 のみ )

サラウンドモニターを利用する (n12 のみ )
n12 には、業務用デジタルミキサーに匹敵する高品質なサラウンドモニター機能が搭載されています。この機能を利用すれば、Cubase 4の5.1 チャンネルサラウンドでミックスしたプロジェクトを、簡単な操作でモニターすることができます。ここではサラウンドモニ ターを利用する方法を説明します。
NOTE
サラウンドモニター機能を利用するには Cubase 4 が必要です。付属の Cubase AI 4 はサラウンドをサポートしないため、サラウ ンドモニター機能は利用できません。

サラウンド用スピーカーの接続

C-R OUT 端子 A 〜 C に、サラウンドの各チャンネルのスピー カーを接続します。
各端子に対応するスピーカーは以下の通りです。
C-R OUT 端子 A(L) ......... L チャンネルスピーカー
C-R OUT 端子 A(R) ........ R チャンネルスピーカー
C-R OUT 端子 B(L) ......... C(Center) チャンネルスピーカー
C-R OUT 端子 B(R) ........ サブウーファー
C-R OUT 端子 C(L) ......... L サラウンドチャンネルスピーカー
C-R OUT 端子 C(R) ........ R サラウンドチャンネルスピーカー

サラウンドスピーカーの配置につ いて

サラウンド環境でモニターを行なう場合は、スピーカーの配置 が重要なポイントになります。正確なモニターを行なうには、以 下の説明を参考にして、スピーカーを配置してください。
C
SW
L
30˚ 30˚
100–120˚ 100–120˚
LS
R
RS
L
(LEFT)
LS
(LEFT SURROUND)
C
(CENTER)
リスニング
ポイント
SW
(SUBWOOFER)
(RIGHT SURROUND)
R
(RIGHT)
RS
L/R チャンネルのスピーカー
リスニングポイントとの 3 点で 60°の正三角形を作るように スピーカーを配置します。
LS/RS チャンネルのスピーカー
リスニングポイントから見て L/R チャンネルのスピーカーと 同じ距離に、正面から 100°から 120°の角度をつけてス ピーカーを配置します。
C(CENTER) チャンネルのスピーカー
リスニングポイントとの距離をほかのスピーカーと合わせ、L/ R チャンネルのスピーカーの中間に配置します。センタース ピーカと L/R チャンネルのスピーカーが横一直線にならない ように、すこし後ろに設置するのがポイントです。
サブウーファー(LFE チャンネル )
リスニングポイントとの距離をほかのスピーカーと合わせ、L/ R スピーカーの中間の床などに配置します。低周波数帯域の信 号は指向性が低いため、左右の位置が多少ずれても音の聞こえ 方は変わりません。
 取扱説明書
45
Page 46
サラウンドモニターを利用する (n12 のみ )

サラウンドモニターの準備

1. DAW REMOTE CONTROL 部の [5.1MIX] スイッチ
をオン ( スイッチ=点灯 ) にします。
n12 のワークモードが 5.1 チャンネルサラウンドに切り 替わります。Cubase 4 のオーディオトラックでは、出力先 として「n12-5.1」が選ばれます。
NOTE
Cubase 4 側でサラウンドミックスを行なう方法につ いては、Cubase 4 の取扱説明書をご参照ください。
2. CONTROL ROOM 部の [5.1] スイッチをオン ( スイッ
チ=点灯 ) にします。
BASS MANAGEMENT( ベースマネージメント ) された Cubase 4 の 5.1 チャンネルの信号が CONTROL ROOM MONITOR 部に入力され、それぞれのスピーカーに 出力されます。
モニターレベルは、[CONTROL ROOM LEVEL] コント ロールで調節できます。
Cubase 4 n12
AUDIO
TRACK
AUDIO
TRACK
SURROUND
WORK MODE
=5.1 MIX
PAN
RCLFELSRS
L
C-R SOURCE
=5.1
A
B
5.1
BASS MANAGEMENT
C-R SOURCE SELECT
C
C-RSPEAKER SELECT
3. サラウンドの特定チャンネルをミュートしたい場合は、チャ
ンネルに対応する C-R SPEAKER SELECT スイッチを 押します。
サラウンドモニター中に C-R SPEAKER SELECT スイッ チを押すと、特定チャンネルをミュートできます。スイッチ
を繰り返し押すと、スイッチに対応する LED が点灯→速い 点滅→遅い点滅→消灯の順に切り替わり、ミュートするチャ ンネルを選択できます。
点灯 点滅 ( 速 ) 点滅 ( 遅 ) 消灯
C-R
SPEAKER
SELECT[A]
スイッチ
C-R
SPEAKER
SELECT[B]
スイッチ
C-R
SPEAKER
SELECT[C]
スイッチ
L/R 出力
C/SW 出力
Ls/Rs 出力
L出力
R ミュート
C出力
SW ミュート
Ls 出力
Rs ミュート
L ミュート
R出力
C ミュート
SW 出力
Ls ミュート
Rs 出力
L/R ミュート
C/SW ミュート
Ls/Rs ミュート
4. サラウンドモニターを解除するには、C-R SOURCE
SELECT スイッチを使って 5.1 以外のモニターソースを 選択します。
BASS MANAGEMENT( ベースマネージメント ) について
SW( サブウーハー) を持つサラウンドシステムでは、LFE チャンネルに各チャンネルの低域成分が加えられて、サブ ウーハーに送られます。このサブウーハーへ送られる信号 と、他のスピーカーに送られる信号が干渉しないように調整 する機能をベースマネージメントといいます。
n12 のサラウンドモニター機能の利用中は、図のようにベースマ ネージメントが行なわれ、各スピーカーから出力されます。
L
(DAW IN 1)
R
(DAW IN 2)
C
(DAW IN 3)
LFE
(DAW IN 4)
LS
(DAW IN 5)
RS
(DAW IN 6)
HPF
HPF
HPF
LPF
HPF
HPF
AMP
L
R
C
SW
LS
RS
LPF
HPF=100Hz, -12dB/Oct LPF=100Hz, -12dB/Oct AMP=+10dB
ダウンミックスについて
必要であれば、サラウンドモニター中に信号を 2 チャンネル にミックスし、ステレオでモニターすることもできます。こ の機能をダウンミックスといいます。
ダウンミックスを行なうには、サラウンドモニター中に、 CONTROL ROOM 部の [DOWN MIX] スイッチをオンにします。
ダウンミックス中は、LS/RS/C/LFE の各チャンネルの信号が L/R チャンネルに振り分けられ、C-R OUT 端子 A から出力され ます。この間、モニターレベルが変化しないように、LS/RS/C/ LFE の各チャンネルの信号レベルが自動的に調節されます。
もう一度 [DOWN MIX] スイッチを押すと、ダウンミックス を解除して元に戻すことができます。
(DAW IN 1)
(DAW IN 2)
(DAW IN 3)
(DAW IN 4)
(DAW IN 5)
(DAW IN 6)
NOTE
L
R
C
LFE
LS
RS
・ サラウンドモニター中、C-R PHONES 端子からは常
にダウンミックスされた信号が出力されます。
・ CONTROL ROOM 部の [5.1] スイッチと [ST] ス
イッチは、同時にオンにすることも可能です。これら のスイッチを同時にオンにした場合は、サラウンドの
L/R チャンネルの信号と STEREO バスの L/R チャ ンネルの信号がミックスされモニタースピーカーか
ら出力されます。DAW TO ST [ON] スイッチをオン にしていた場合、スイッチは一時的にオフ (LED =点
滅)になります。
ATT
ATT
ATT
ATT
ATT=-3dBアッテネーター
DOWNMIX L
DOWNMIX R
46
 取扱説明書
Page 47

Sweet Spot Data を差し替える

Sweet Spot Data を差し替える
n8/n12 のコンプレッサーの設定 (Sweet Spot Data) は、専用アプリケーション (Sweet Spot Data Manager) を使って内容を差 し替えることができます。このアプリケーションには複数の Sweet Spot Data が収録されており、n8/n12 の動作中に簡単な操作で データの差し替え ( ロード ) が行なえます。たとえば、録音するときにはプリセットデータを利用し、ミックス時には別のデータを使っ てコンプレッサーをかける、といったことが可能です。
Sweet Spot Data Manager は、以下の URL からダウンロードできます。
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/dl/
ダウンロード後、Sweet Spot Data Manager アイコンをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールしてください。詳しい インストール方法についてはアプリケーション付属のインストールガイドを参照してください。
Sweet Spot Data を n8/n12 にロードするには、以下の操作を行ないます。
1. n8/n12 とコンピューターが IEEE1394 ケーブルで接
続され、正常に動作していることを確認します。
NOTE
・ アプリケーションを利用する前に、n8/n12 とコン
ピューターが正しく接続されているか、またはドライ バーなどの専用ソフトウェアが正しくインストール
されているかを確認してください。
・ 誤作動などを防ぐため、Sweet Spot Data
Manager を使用する場合は、n8/n12 とコンピュー ターを 1 対 1 で接続してください。
2. Sweet Spot Data Manager を起動します。
■ Windows の場合
[ スタート ] → [ プログラム ] または、デスクトップ上の Sweet Spot Data Manager ショートカットからアプリ ケーションを起動します。
■ Macintosh の場合
[ アプリケーション ] → [Yamaha] → [SweetSpotDataManager] → [SSDManager] からア プリケーションを起動します。
アプリケーションが起動すると、次の画面が表示されます。
Sweet Spot Data リスト
3. Sweet Spot Data リストの中から、n8/n12 にロード
したいデータをクリックして選びます。
各欄のリスト上部 (No./Name/Author/Description/ Note の表記部分 ) をクリックすると、リスト内のデータを 並べ替えることができます。
No. 欄: データ番号
NOTE
Name 欄: Sweet Spot Data 名
Note 欄には、自由にコメントを入力できます。たとえ ば、各データの Note 欄に番号を入力しておけば、リス
ト上部の「Note」をクリックして、番号順にデータを並 べ替えることも可能です。
Author 欄: 制作者
Note 欄: コメント入力欄
Description 欄: 内容の説明
4. 選んだデータを n8/n12 にロードするには、UPDATE
ボタンをクリックします。
データのロードは数秒程度で完了します。新しい Sweet Spot Data は、ロードが終わった直後から使用できます。
UPDATE ボタン
Current Data 欄
n8/n12 とコンピューターが正常に接続されているときは、 UPDATE ボタンがカラーで表示されます。n8/n12 に現在 ロードされている Sweet Spot Data は、Current Data 欄に 表示されます。
NOTE
エラーメッセージが表示される場合は、ケーブルが正し く接続されているか、またはドライバーなどの専用ソフ
トウェアが正しくインストールされているか確認し、ア プリケーションを再度実行してください。
NOTE
Sweet Spot Data を工場出荷時の状態に戻すには、 Sweet Spot Data リストから「0 Preset」を選び、 UPDATE ボタンをクリックします。
Sweet Spot Data のロード中は、n8/n12 の出力信号 がミュートされます。
 取扱説明書
47
Page 48
Cubase 以外のソフトウェアで n8/n12 を使用するには

Cubase 以外のソフトウェアで n8/n12 を使用するには

n8/n12 は、Cubase 以外の DAW や、Windows Media Player などのマルチメディアアプリケーションで利用することも可能です。 Cubase 以外のアプリケーションで n8/n12 を利用する場合は、以下の設定を行なってください。
NOTE
付属の専用ドライバー(Yamaha Steinberg FW Driver) がインストールされ、初期設定されている必要があります。

Cubase 以外の DAW で利用する場合

Cubase 以外の DAW では以下のことが行なえます。
・ オーディオ信号の入出力 ・ MIDI メッセージの入出力 ・ DAW のリモートコントロール
NOTE
オーディオドライバーの設定
■ オーディオ信号の入出力
Cubase の場合と同様に、n8/n12 へ入力した信号を DAW の オーディオトラックに録音したり、オーディオトラックの再生信 号を n8/n12 でミックスしたりできます。Cubase 以外の DAW を使用する場合は、DAW ソフトウェア側のオーディオド ライバーの設定で、Yamaha Steinberg FW ASIO/Yamaha Steinberg FW WDM Audio(Windows の場合)、または Yamaha Steinberg FW(Macintosh の場合 ) を選択し、n8/ n12 のオーディオ入出力ポートを次のように設定する必要があ ります。
●SONAR 7(ASIO ドライバー使用時)
n12
n8
DAW 側の詳しい設定方法については、お使いの DAW の取扱説明書をご参照ください。
DAW → n8/n12 n8/n12 → DAW
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 Monitor L 〜 Yamaha Steinberg FW ASIO n12 AUX L
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 Monitor L 〜 Yamaha Steinberg FW ASIO n8 AUX L
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 Direct Out 1 〜 Yamaha Steinberg FW ASIO n12 ST Bus L
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 Direct Out 1 〜 Yamaha Steinberg FW ASIO n12 ST Bus L
MIDI ドライバーの設定
NOTE
■ MIDI メッセージの入出力
リアパネルの MIDI 入出力端子は、DAW ソフトウェア上で次の ように表示されます。
■ DAW のリモートコントロール
Cubase 以外の DAW では、DAW REMOTE CONTROL 部の スイッチを使って、次のような操作が行なえます。
●D.P.6
DAW → n8/n12 n8/n12 → DAW
Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor L 1 〜 Yamaha
n12
Steinberg FW:n12 AUX R 16
Yamaha Steinberg FW:n8 Monitor L 1 〜 Yamaha
n8
Steinberg FW:n8 AUX R 12
D.P.6 をお使いの場合は、「Audio MIDI 設定」でMIDI ド ライバーと外部装置の MIDI 入力 / 出力プラグをあらか じめ接続する必要があります。
お使いの方へ」(P49)
MIDI 入出力端子に対応する MIDI ポート
Windows
Macintosh
入力 n8 MIDI IN または n12 MIDI IN
出力 n8 MIDI OUT または n12 MIDI OUT
入力 MIDI IN
出力 MIDI OUT
Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 1 1 〜 Yamaha Steinberg FW:n12 ST Bus R 16
Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 1 1 〜 Yamaha Steinberg FW:n8 ST Bus R 12
「Digital Performer を
を参照して設定してください。
48
●SONAR 7(WDM/KS ドライバー使用時)
DAW → n8/n12 n8/n12 → DAW
Yamaha Steinberg FW WDM Audio 1/2 〜
n12
Yamaha Steinberg FW WDM Audio 5/6
Yamaha Steinberg FW WDM Audio 1/2 〜
n8
Yamaha Steinberg FW WDM Audio 5/6
NOTE
●Logic Pro 8
n12
n8
WDM/KS ドライバーを使用する場合は、DAW から n8/n12 へ 6 チャンネルの出力と 2 チャンネルの入力
ができます。
DAW → n8/n12 n8/n12 → DAW
Output 1 〜 Output 16 Input 1 〜 Input 16
Output 1 〜 Output 12 Input 1 〜 Input 12
Yamaha Steinberg FW WDM Audio
Yamaha Steinberg FW WDM Audio
 取扱説明書
NOTE
巻き戻し 早送り 再生 録音停止
フットスイッチは Mackie Control の「USER SWITCH(A)」と同じ機能が割り当てられています。お好
みに応じて、DAW 側の設定でフットスイッチ操作時の 動作を選択できます。
Page 49
n8/n12 から DAW をリモートコントロールするには、DAW 側で以下の設定を行なってください。
リモートコントローラーの種類:
Mackie Control
リモートコントローラーとの接続に利用する MIDI ポート:
入力 n8 Remote または n12 Remote
Windows
出力 n8 Remote または n12 Remote
入力 Remote
Macintosh
出力 Remote
Cubase 以外のソフトウェアで n8/n12 を使用するには
NOTE
Digital Performer をお使いの方へ
D.P.6 で MIDI 信号を入出力する場合、あらかじめ MIDI ド ライバーを設定する必要があります。
1.
2.
3.
Logic Pro 8 では、n8/n12 を接続すると自動的に Mackie Control として認識されます。
[ アプリケーション ] → [ ユーティリティ] → [Audio MIDI 設定 ] を選択し、「Audio MIDI 設定」画面を表示 します。
MIDI ドライバーは、「n8」または「n12」という名前で表 示されます。
画面の [ 装置を追加 ] アイコンをクリックして、「新しい 外部装置」を2つ追加します。
MIDI ドライバーの入力 / 出力プラグを新しい外部装置 の入力 / 出力プラグに接続します。
NOTE
・ 最新バージョンの DAW ソフトウェアでは、この
設定が必要でない可能性があります。
 取扱説明書
49
Page 50
Cubase 以外のソフトウェアで n8/n12 を使用するには

マルチメディアアプリケーションなどで利用する場合

Windows Media Player や Quick Time Player などのアプリケーションで n8/n12 を利用するには、以下のように設定します。
■ Windows の場合
1.
[ スタート ] → ([ 設定 ] → )[ コントロールパネル ] → [ サウンドとオーディオデバイス ] を選択します。
「サウンドとオーディオデバイス」ダイアログが表示されます。
■ Macintosh の場合
1.
アップルメニューから [ システム環境設定 ...] を選択して、
「システム環境設定」を表示させます。
2.
画面内の [ サウンド ] をクリックします。
システムサウンドの出力先を設定する「サウンド」パネルが 表示されます。
3.
[出力]をクリックし、「サウンドを出力する装置の選択」欄 で「Yamaha Steinberg FW」を選択します。
設定が終わったら、パネルを閉じてください。
ダイアログ内の [ オーディオ ] タブをクリックし、「音の再 生」欄の既定デバイスとして、「Yamaha Steinberg FW WDM Audio」を選択します。
NOTE
Windows Vista では、[スタート] → [ コントロールパ ネル ] → [ サウンド ] → [ 再生 ] →「ライン出力
Yamaha Steinberg FW WDM Audio」を選択し、 [規定値に設定 ] をクリックします。
4.
[ アプリケーション ] → [ ユーティリティ] → [Audio MIDI 設定 ] を選択し、「Audio MIDI 設定」画面を表示さ せます。
5.
[ オーディオ装置 ] をクリックし、「デフォルトの出力」およ び「プロパティ」が「Yamaha Steinberg FW」になってい ることを確認します。確認後、[ スピーカーを構成 ] をク リックします。
50
2.
設定が終わったら、[OK] をクリックしてダイアログを閉じ ます。
3.
n8/n12 側で C-R SOURCE SELECT の [DAW] ス イッチをオンにして、コントロールルームのモニターレベル を調節します。
 取扱説明書
Page 51
6.
[ ステレオ ] をクリックして選び、[適用] をクリックしま す。
設定が終わったら、[完了] をクリックし、「Audio MIDI 設 定」画面を閉じます。
Cubase 以外のソフトウェアで n8/n12 を使用するには
■ サラウンドモニターを利用する場合
5.1 サラウンド再生が可能なソフトウェア (DVD プレーヤーな ど)をコンピューターにインストールしている場合は、n12 に サラウンドモニター用のスピーカーを接続することで、5.1 チャンネルサラウンドの信号をモニターできます。
1.
ソフトウェア側の設定で、オーディオ出力として 5.1 チャ ンネルサラウンドを選択します。
設定方法については、ご利用になるアプリケーションの取扱 説明書またはヘルプをご参照ください。
2.
n12 側で C-R SOURCE SELECT の [5.1] スイッチ をオンにして、コントロールルームのモニターレベルを調節 します。
7.
n8/n12 側で C-R SOURCE SELECT の [DAW] ス イッチをオンにして、コントロールルームのモニターレベル を調節します。
NOTE
Windows Media Player など、再生ソフトウェアの 設定に関しては各ソフトウェアの取扱説明書または ヘルプなどをご参照ください。
NOTE
・ Windows XP の場合は次の設定を行なってくださ
い。
1.
[ スタート ] → ([ 設定 ] → )[ コントロールパネ ル] →[サウンドとオーディオデバイス ] を選 択します。
「サウンドとオーディオデバイス」ダイアログが
表示されます。
2.
ダイアログ内の [ オーディオ ] タブをクリック し、「音の再生」欄の既定デバイスとして、
「Yamaha Steinberg FW WDM Audio」を選
択します。
3.
「音の再生」欄の [ 詳細設定 ] をクリックして、 「オーディオの詳細プロパティ」を表示させます。
4.
[ スピーカー] タブをクリックし、スピーカーの 種類から「5.1 サラウンド サウンド スピー カー」を選択します。
設定が終わったら [OK] をクリックして、画面を 閉じてください。
・ Windows Media Player の場合、サラウンドデコー
ドプラグインを別途購入する必要があります。デコー ドプラグインの購入方法や設定方法についてはソフ
トウェアメーカーにお問い合わせください。
 取扱説明書
51
Page 52
困ったときは?

困ったときは?

n8/n12 本体の設定

■ 音がでない / 音が小さい
・ 外部機器との接続ケーブルは断線していませんか? ・ 外部機器からの信号は入力されていますか? ・ 音源や再生機器の音量設定は上がっていますか? ・ ゲインは適切なレベルに設定されていますか? ・ コンデンサーマイクを接続するとき、Phantom[+48V]
スイッチがオンになっていますか?
・ エレクトリックギターなどを直接接続する場合、Hi-Z 対
応の入力端子に接続し、Hi-Z のスイッチが ON になって いますか?
・ INSERT I/O 端子の入出力は正しく接続されています
か?
・ 各チャンネルの [ON] スイッチはオンになっています
か?
・ 各チャンネルの [ST] スイッチはオン (STEREO バスへ
の割り当て=有効 ) になっていますか? ・ 各チャンネルのフェーダー/ レベルは上がっていますか? ・ [CONTROL ROOM LEVEL] コントロールや [C-R
PHONES] コントロールの音量設定は適切ですか? ・ スピーカーやヘッドフォンなどは正しく接続されていま
すか? ・ アンプなどの外部機器の電源は入っていますか? ・ モニタースピーカーなどの音量バランスは適切ですか?
■ 音が歪む
・ 外部機器との接続ケーブルは断線していませんか? ・ オーディオデータは適切なレベルで録音されています
か? ・ ゲインは適切なレベルに設定されていますか? ・ レベルの高い信号を入力している場合、PAD スイッチが
オンになっていますか? ・ コンプレッサーの [Drive] コントロールを極端に上げて
いませんか ? ・EQのゲインコントロールを極端に上げていませんか? ・ インプットチャンネル、ステレオインプットチャンネル、
アウトプットチャンネルのフェーダー/ レベルを上げ過
ぎていませんか?
■ ノイズが発生する
・ ケーブルの近くにインバーターなどのノイズ発生源があ
りませんか?ノイズ発生源からケーブルを離してくださ
い。
■ 内蔵デジタルリバーブが使えない
・ インプットチャンネルの [REVERB] コントロールを調節
して、内蔵デジタルリバーブに信号を送っていますか? ・ デジタルリバーブの出力先が正しく設定されていますか? ・ REVERB[LEVEL] コントロールは 0 になっていません
か?

n8/n12 とコンピューターを組み合わせて使用したとき

■コンピューターのエラーメッセージが表示された場合
・ エラーメッセージ一覧をご参照ください ( → P54)。
■ 音が出ない / 音が小さい
・ アプリケーションの音量設定は上がっていますか? ・ Yamaha Steinberg FW Driver の設定は適切ですか?
「コンピューターとオーディオ /MIDI 信号をやり取りで
きない」の項目をご参照ください。
■ 音が歪む
・ オーディオデータは適切なレベルで録音されていますか?
■ コンピューターのオーディオにノイズが発生する
・ IEEE1394 ケーブルが破損していませんか?また、
IEEE1394 の S400 規格を満たしていないケーブル は、ノイズの原因となることがあります。
・ IEEE 1394 ケーブルの近くにインバーターなどのノイ
ズ発生減がありませんか ? ノイズ発生源からケーブルを 離してください。
・ 使用している機器数は適切ですか?コンピューターの性
能によっては、機器が多いとノイズの原因になります。
・ お使いのコンピューターは推奨環境を満たしていますか ? ・ Yamaha Steinberg FW Driver のレイテンシーの設定
は適切ですか?
・ サンプリング周波数は適切ですか?コンピューターの性
能によっては、サンプリング周波数が高いとノイズの原
因となります。 ・ コンピューターで使用している内蔵ハードディスクの速
度が遅いと録音 / 再生に問題が発生する原因となりま
す。 ・ コンピューターのメモリを増やしてみてください。 ・ バックグラウンドで動作しているアプリケーションがあ
りませんか ? n8/n12 を使用するときは、バックグラウ
ンドで動作するアプリケーションをオフにしてくださ
い。オンのまま使用すると、ドライバーの動作が安定せ
ず、ノイズが発生する原因となることがあります。n8/
n12 を使用しないときは、オフにしたアプリケーション
を再度オンにしてください。 ・ (Windows) Intel 製 Mobile CPU( ノート PC 用 CPU)
の場合、SpeedStepTMテクノロジーが使われているこ
とがあります。n8/n12 を使う場合は SpeedStepTMテ
クノロジー機能を無効にしてください。ほとんどのコン
ピューターでは、BIOS で SpeedStepTMテクノロジー
機能の有効 / 無効を切り替えできます。詳しくはコン
ピューターのマニュアルをご参照いただくか、PC メー
カーへお問い合わせください。
52
 取扱説明書
Page 53
困ったときは?
2
・ (Windows) ネットワークアダプターがノイズの原因にな
ることがあります。その場合は、デバイスマネージャを使っ てネットワークアダプターを無効にすると、ノイズが解消
します。
■ CUBASE READY インジケーターが点灯しない / リモー トコントロールできない
・nExtension はインストールされていますか? ・ n8/n12 とコンピューターが IEEE1394 ケーブルで接
続されていますか?
・ Cubase 4、Cubase Studio 4、Cubase Essential 4、
Cubase AI 4 のいずれかをお使いですか?Cubase SX3 など Cubase 4 以前のバージョンでは Cubase との連携 機能は動作しません。
・ Cubase のデバイス設定ウインドウ ([ デバイス ] メ
ニュー→ [ デバイス設定 ]) で、リモートデバイスとして
「Yamaha n12(n8)」が登録されていますか?また、
MIDI の入出力のポートとして「n12(n8) Remote」が選 択されていますか?
・ (Macintosh) ユーティリティの「Audio MIDI 設定」で、
「n8」または「n12」という名前の装置に対して MIDI の外
部装置を追加している場合は、Cubase のリモートデバ イスの MIDI 入出力ポートが自動で設定されない場合が あります。その場合には、追加されている外部装置をすべ て取り除いていただくか、Cubase のデバイス設定画面 のリモートデバイスの MIDI 入出力ポートを手動で該当 の MIDI ポートに設定してください。
■ [WET] スイッチを押しても何も反応しない /WET 音をモ ニターできない
・ CUBASE READY インジケーターが点灯しています
か? 点灯していない場合、「CUBASE READY インジ ケーターが点灯しない」の項目を参照ください。
・ Cubase のプロジェクトに、モニターしたいオーディオ
のバスやトラックが用意されている必要があります。手 動でバスやトラックを作成するか、n8/n12 用のプロ ジェクトテンプレートをお使いください ( → P34)。
■ WORK MODE スイッチを押しても、Cubase のオーディ オトラックの出力先が変更されない
・ CUBASE READY インジケーターが点灯しています
か?点灯していない場合、「CUBASE READY インジ ケーターが点灯しない」の項目を参照ください。
・ Cubase のプロジェクトに、変更したいオーディオのバ
スやトラックが用意されている必要があります。手動で バスやトラックを作成するか、n8/n12 用のプロジェク トテンプレートをお使いください ( → P34)。
■ n8/n12 用のプロジェクトテンプレートがない
・nExtension がインストールされていますか?
■ コンピューターの処理が重い
■ コンピューターの CPU メーター/ アクティビティーモニ ターに表示される負荷が大きい
■ 演奏がもたつく
■録音/ 再生できるトラック数が少ない
・ 使用している機器数は適切ですか?コンピューターと接
続している機器を減らしてみてください。
・ お使いのコンピューターは推奨環境を満たしています
か?
・ Yamaha Steinberg FW Driver のレイテンシーの値を
大きくしてみてください。
・ (Windows)TOOLS for n Version2/Cubase AI 4 イ
ンストールガイドの「オーディオデータを扱う場合のヒ ント」を参照してください。
■ DAW ソフトウェアなどからコンピューターに接続した機 器が見えない
■ コンピューターとオーディオ /MIDI 信号をやり取りできな い
・ IEEE1394 ケーブルが正しく接続され、n8/n12 の電源
が入っていますか ? IEEE1394 ケーブルの接続 / 電源を確認してください。 一度 IEEE1394 ケーブルを抜いて、再度挿入してみてく ださい。
・ ループ接続になっていませんか。IEEE1394 ケーブルの
配線をご確認ください。
ループ接続の例
コンピューター
:IEEE 1394端子搭載のデバイス
n8/n12
コンピューター
n8/n1
・ 同時使用の上限を超える台数の Yamaha Steinberg
FW Driver 対応機器を接続していませんか? 同時使用の上限は、サンプリング周波数が 44.1kHz/ 48kHz のときは 3 台まで、88.2kHz/96kHz のときは 2 台までです。使用していない機器の電源をオフにする か、コンピューターとその機器を接続している IEEE1394 ケーブルを抜いてください。
・他のIEEE1394 機器が接続されていませんか?
帯域をオーバーしている可能性があります。使用してい ない IEEE1394 機器の電源をオフにするか、コンピュー ターとその機器を接続している IEEE1394 ケーブルを 抜いてください。
・ コンピューターに複数の IEEE1394 機器を接続してい
る場合は、1台のn8/n12 のみをコンピューターに接続 してみてください。
・ コンピューターに複数の IEEE1394 インターフェース
を装着していませんか?複数の Yamaha Steinberg FW Driver 対応機器を使用する場合は、1 つのインター フェースに、すべての対応機器を接続してください。いず れか 1 つのインターフェースに接続した機器しか使用で
きません。 ・ TOOLS for n Version2 をインストールしましたか? ・ (Windows XP) 新しいハードウェアの検出ウィザードを
完了させましたか?
キャンセルしたときは、コンピューターを再起動してく
ださい。再度、ウィザードが表示されます。 ・ コンピューターを再起動してみてください。 ・ (Macintosh) コンピューターの電源がオンの状態で P
C カードなどの IEEE1394 インターフェースを装着し
たときは、コンピューターを再起動してください。
Yamaha Steinberg FW Driver 対応機器は、再起動後
に、コンピューターに認識されます。
 取扱説明書
53
Page 54
困ったときは?
・ (Windows) n Driver、AI Driver または mLAN Driver/
mLAN Tools がコンピューターにインストールされて いませんか?これらのドライバーを無効(オフ)にしてく ださい。
■ (Macintosh) Yamaha Steinberg FW Driver のコン トロールパネルが開かない。
・[アプリケーション ] → [Yamaha] → [FWDriver] →
[Yamaha Steinberg FW Control Panel] を開いてく ださい。それ以降は開くことができるようになります。

エラーメッセージ一覧

エラーメッセージ 原因 対処方法
Failed to initialize.
(ソフトウェア名 ) ( バージョン )
is installed. Yamaha Steinberg FW Driver cannot
work with this version.
Please update it to V1.6.3 or later.
Failed to open Control Panel.
Failed to change driver setting due to another
processing.
Failed to change driver setting.
Yamaha Steinberg FW Driver の初期化に失 敗しました。
(Windows のみ ) コンピューターにインストールされている
nDriver、AI Driver または mLAN Driver/ mLAN Tools が、Yamaha Steinberg FW
Driver と互換性のないバージョンです。
Yamaha Steinberg FW Driver が正常に動作 していません。
他のプログラムが Yamaha Steinberg FW Driver の設定を変更中のため、コントロールパ
ネルでの変更が受け付けられませんでした。
上記以外の理由で設定に失敗しました。
メモリーが足りません。
■ MIDI データ / プログラムチェンジが送受信されない
・ アプリケーション (DAW ソフトウェアなど ) で、適切な
MIDI ポートを選択していますか?
・ 送受信先の機器やアプリケーション (DAW ソフトウェア
など ) の送信側と受信側のチャンネルは一致しています
か? ・ 送受信先の機器の MIDI 設定は適切ですか? ・ 送受信先の機器の電源は入っていますか?
■他のIEEE1394 機器を正常に使用できない
・ コンピューターから Yamaha Steinberg FW Driver 対
応機器を取り外してみてください。
コンピューターを再起動してください。
n Driver または AI Driver はアンインストール してください。mLAN Driver/mLAN Tools は
V1.6.3 以降にアップデートしてください。
以下の方法を試してください。
・コンピューターを再起動してください。 ・TOOLS for n Version2 をインストールしな
おしてください。
時間をおいてから設定しなおしてください。
コンピューターと機器を接続している IEEE1394 ケーブルを抜いて、再度挿入してみ
るか、機器の電源を入れなおしてください。問題 が解消されない場合、コンピューターを再起動
してください。
動作中の不要なアプリケーションを終了してく ださい。また、不要なドライバーがインストール
されている場合はアンインストールしてくださ い。
54
 取扱説明書
Page 55
資料

入出力仕様

電気的特性
サンプリング周波数 Internal 44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz、96 kHz
External 44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz、96kHz( 各± 0.1%)
全高調波歪 GAIN: 最小 0.003 % 以下 (1 kHz @ +18 dB、負荷 : 600 Ω) 周波数特性
(CH IN → STEREO OUT)
ダイナミックレンジ
( 最大レベル出力時の S/N 比 )
ハム & ノイズ
(20 Hz 〜 20 kHz) Rs = 150 Ω
最大利得 n12 84 dB CH1 〜 8 → STEREO OUT/C-R OUT
クロストーク @ 1 kHz GAIN: 最小
fs = 48 kHz 20 Hz 〜 20 kHz、+1、-3 dB @ +4 dB、負荷 : 600 Ω fs = 96 kHz 20 Hz 〜 40 kHz、+1、-3 dB @ +4 dB、負荷 : 600 Ω
114 dB DAコンバーター (STEREO OUT) 106 dB AD + DA( → STEREO OUT)
-128 dB 等価入力ノイズ
-95 dB 残留出力ノイズ、STEREO フェーダー : 最小
GAIN: 最大 PAD: オフ
GAIN: -60dB PAD: オフ
入力チャンネル間
-95 dB(99 dB S/N) STEREO OUT STEREO フェーダー : ノミナル値、全チャンネルフェーダー : 最小値
-60 dB(64 dB S/N) STEREO OUT STEREO フェーダー : ノミナル値、
チャンネルフェーダー (1ヵ所 ): ノミナル値
50 dB CH9 〜 12 → STEREO OUT/C-R OUT 76 dB CH1 〜 8 → AUX OUT
42 dB CH9 〜 12 → AUX OUT
n8 76 dB CH1 〜 4 → STEREO OUT/C-R OUT
42 dB CH5 〜 8 → STEREO OUT/C-R OUT
n12 -86 dB CH1 〜 8
-80 dB CH9 〜 12
n8 -86 dB CH1 〜 4
-80 dB CH5 〜 8
資料
入出力仕様
アナログ入力 Type
INPUT A( モノラル ) CH1 〜 8(n12)
CH1 〜 4(n8) INPUT B( モノラル )
CH1 〜 8(n12) CH1 〜 4(n8)
INSERT IN TRS フォーンタイプ、アンバランス型 0 dBu +14 dBu 10 kΩ INPUT( ステレオ )
CH9 〜 12(n12) CH5 〜 8(n8)
2TR IN RCA ピンタイプ、アンバランス型 -10 dBV +4 dBV 10 kΩ
アナログ出力 Type
ST OUT TRS フォーンタイプ、バランス型 +4 dBu +18 dBu 600 Ω
C-R OUT TRS フォーンタイプ、バランス型 +4 dBu +18 dBu 600 Ω AUX OUT(n12 のみ ) TRS フォーンタイプ、バランス型 +4 dBu +18 dBu 600 Ω INSERT OUT TRS フォーンタイプ、アンバランス型 +4 dBu +18 dBu 10 kΩ
C-R PHONES、AUX PHONES
XLR タイプ、バランス型、 +48V ファンタム電源供給
TRS フォーンタイプ、バランス型 -60 dBu 〜 +10 dBu +24 dBu 3.5 kΩ(500 kΩ @ Hi-
RCA ピンタイプ、アンバランス型 -40 dBV 〜 -10 dBV +4 dBV 10 kΩ フォーンタイプ、アンバランス型 -26 dBu 〜 +4 dBu +18 dBu 10 kΩ
RCA ピンタイプ、アンバランス型 -10 dBV +4 dBV 10 kΩ
TRS フォーンタイプ、アンバランス型 4 mW + 4 mW 25 mW + 25 mW 8 Ω
定格入力レベル 最大入力レベル 入力インピーダンス
-60 dBu 〜 +10 dBu +24 dBu 3.5 kΩ
定格出力レベル 最大出力レベル 定格負荷インピーダンス
12 mW + 12 mW 75 mW + 75 mW 40 Ω
入力レベル
Z=ON)
出力レベル
 取扱説明書
55
Page 56
資料
一般仕様
フェーダー n12 100 mm x 11( モーターなし )
n8 60 mm x 7( モーターなし )
電源条件 n12 51 W(PA-30)
n8 33 W(PA-20)
最大外形寸法 (H x D x W) n12 146 x 561 x 515 mm
n8 146 x 518 x 368 mm
質量 n12 14 kg
n8 11 kg
動作環境温度 +5 〜 +35 ℃ 付属品 電源アダプター (PA-30(n12)、PA-20(n8))
DVD-ROM(Cubase AI 4) CD-ROM(TOOLS for n Version2)
取扱説明書 TOOLS for n Version2// Cubase AI 4 インストールガイド
保証書 IEEE1394 ケーブル
機能
モノラル入力チャンネル
CH1 〜 8(n12) CH1 〜 4(n8)
→ DIRECT OUT、REC バス、 STEREO バス
ステレオ入力チャンネル
CH9 〜 12(n12) CH5 〜 8(n8)
→ DIRECT OUT、REC バス、 STEREO バス
アナログ入力
MIC プリアンプ Discrete Class-A MIC プリアンプ ( インバーテッドダーリントン回路 ) PHANTOM スイッチ +48V DC(INPUT A 端子のみ、4 チャンネルごとに切り替え ) PAD スイッチ 0/26 dB
GAIN コントロール 44 dB 可変 (-60 dB 〜 -16 dB) PHASE スイッチ 正相 / 逆相 (CH1 〜 7(n12)、CH1 〜 3(n8)) ハイパスフィルタースイッチ OFF/80 Hz(-12 dB/oct.) Hi-Z スイッチ ON/OFF(CH8(n12)、CH4(n8))、入力インピーダンス : 500 kΩ AD コンバーター 24 bit リニア、高性能デュアルビットデルタ / シグマ変換
アナログ /DAW 入力
INPUT SELECT スイッチ A.IN( アナログ )/DAW(IEEE1394 端子 ) COMP LED コンプレッサー作動時に点灯 ( 赤 ) MORPH コントロール 5 種類の Sweet Spot Data 間をモーフィング可能 DRIVE コントロール 128 解像度
イコライザー 3 バンドパラメトリック EQ ± 18 dB、
MID フリケンシー可変 (100 Hz 〜 10 kHz)
ON スイッチ ON/OFF REVERB コントロール PAN 調整後のポストフェーダー信号を調整
AUX コントロール PAN 調整後のプリフェーダー信号を調整 PAN コントロール 33 解像度 SOLO スイッチ ON/OFF DIRECT OUT プリフェーダー インプットメーター LED x 4: OVER( 赤 )、-3 dB( アンバー )、-14 dB( アンバー )、
-48 dB( 緑 )
n12 プリフェーダー / ポストフェーダー n8 プリフェーダーのみ
WET スイッチ WET ON/OFF
アナログ入力
GAIN コントロール 30 dB 可変 (-26 dB 〜 +4 dB) ハイパスフィルタースイッチ OFF/80 Hz(-12 dB/oct.) AD コンバーター 24 bit リニア、高性能デュアルビットデルタ / シグマ変換
アナログ /DAW 入力
INPUT SELECT スイッチ A.IN( アナログ )/DAW(IEEE1394) イコライザー 3 バンドパラメトリック EQ ± 18 dB、
MID フリケンシー可変 (100 Hz 〜 10 kHz)
ON スイッチ ON/OFF REVERB コントロール PAN 調整後のポストフェーダー信号を調整 AUX コントロール PAN 調整後のプリフェーダー信号を調整 BAL コントロール 33 解像度 SOLO スイッチ ON/OFF
DIRECT OUT プリフェーダー インプットメーター LED x 4: OVER( 赤 )、-3 dB( アンバー )、-14 dB( アンバー )、
-48 dB( 緑 )
n12 プリフェーダー / ポストフェーダー n8 プリフェーダーのみ
WET スイッチ WET ON/OFF
56
 取扱説明書
Page 57
資料
2TR IN
→ C-R OUT、STEREO バス
ST OUT
CH1 〜 12、2TR IN、DAW、 REVERB、RETURN 信号を出力
C-R OUT
BASS MANAGEMENT 機能搭載 (n12 のみ )
AUX OUT(n12 のみ )
CH1 〜 12、DAW、REVERB リ ターン、TALK BACK 信号を出力
PHONES(AUX、C-R) AUX、C-R 端子ごとにレベルコントロールあり
DAW I/O オーディオ I/F n12 16-ch input/16-ch output
MIDI IN/OUT 1 port input/1 port output 出力レベルメーター MASTER LEVEL METER n12 12 ポイント LED メーター x6
リバーブ
→ AUX バス、REC バス、 STEREO バス
DAW リモートコントロール WORK MODE ST MIX/HARDWARE MIX/5.1 MIX(5.1 MIX は n12 のみ )
LEVEL コントロール - ∞ 〜 +6 dB( → STEREO バス )/0 dB( → C-R) ON スイッチ ON/OFF AD コンバーター 24 bit リニア、高性能デュアルビットデルタ / シグマ変換
STEREO フェーダー n12 -∞〜+10 dB
n8 -∞ 〜+6 dB STEREO ON スイッチ ON/OFF STEREO BAL コントロール 33 解像度 DA コンバーター 24 bit リニア、128 倍オーバーサンプリング高性能マルチビットデルタ
/ シグマ変換
CONTROL ROOM LEVEL コント ロール
C-R SPEALKER SELECT スイッチ
C-R SOURCE SELECT ス イッチ
DOWN MIX スイッチ n12 ON/OFF(C-R SOURCE SELECT が 5.1 のときに有効 ) DIMMER スイッチ ON/OFF MUTE スイッチ ON/OFF TALKBACK スイッチ n12 ON/OFF
TALK BACK LEVEL コン トロール
PFL スイッチ ON(SOLO: プリフェーダー )/OFF(SOLO: ポストフェーダー ) DA コンバーター 24 bit リニア、128 倍オーバーサンプリング高性能マルチビットデルタ
AUX LEVEL コントロール - ∞ 〜 +6 dB( → AUX バス )、- ∞ 〜 +6 dB(AUX バス → AUX OUT) DA コンバーター
最大出力レベル 25 mW(@ 8 Ω)/75 mW(@ 40 Ω)
MIDI I/F 2-port input/2-port output
METER SELECT スイッチ C-R レベル / バスレベル
タイプ HALL/ROOM/PLATE
コントロール REVERB TIME、LEVEL
MONITOR REMOTE レコーディングモニター : ON/OFF、VST エフェクト (WET): ON/OFF CLICK REMOTE クリック ON/OFF、CLICK LEVEL コントロール TRACK CONTROL PREV、NEXT、REC READY スイッチ TRANSPORT CYCLE、マーカー追加、マーカー移動 ( 前後 )、REW、FWD、STOP、
-∞ 〜0 dB
n12 A(L/R)、B(C/SW)、C(LS/RS)  ( ) 内は C-R SOURCE SELECT が
5.1 のとき
n12 5.1/DAW/STEREO バス /AUX バス /2TR IN
n8 DAW/STEREO バス /AUX バス /2TR IN
n12 -∞ 〜+6dB、感度 : -40 dB
/ シグマ変換
24 bit リニア、128 倍オーバーサンプリング (@ fs = 44.1、48 kHz)、 64 倍オーバーサンプリング (@ fs = 88.2 kHz、96 kHz) 高性能マルチ
ビットデルタシグマ変換
n8 12-ch input/12-ch output
(DAW リモートコントロール , MIDI IN/OUT 端子入出力 )
n8 12 ポイント LED メーター x2
PLAY、REC スイッチ
 取扱説明書
57
Page 58
資料

入出力バスの対応表

Cubase 4/Cubase Studio 4/Cubase Essential 4/Cubase AI 4
n Extension をインストールし、n8/n12 用のテンプレートを開くと、Cubase の入出力バスとデバイスポートは、以下のとおりに設 定されます。
Cubase Output
Output Bus Device Port Device Port Input Bus
n12-L/R n12-5.1 n12 Monitor L
n12 Monitor R
n12-9/10 n12 Monitor 9/C
n12 Monitor 10/LFE
n12-11/12 n12 Monitor 11/Ls
n12 Monitor 12/Rs n12-1 n12 input 1 n12-2 n12 input 2 n12-3 n12 input 3 n12-4 n12 input 4
n12-5 n12 input 5 n12-6 n12 input 6 n12-7 n12 input 7 n12-8 n12 input 8 n12-AUX n12 AUX L
n12 AUX R
Cubase Output
Output Bus Device Port Device Port Input Bus
n8-L/R n8 Monitor L
n8 Monitor R
n8-5/6 n8 input 5
n8 input 6
n8-7/8 n8 input 7
n8 input 8
n8-1 n8 input 1 n8-2 n8 input 2
n8-3 n8 input 3 n8-4 n8 input 4 n8-AUX n8 AUX L
n8 AUX R
→ → → → →
→ → → → →
→ → → → →
DAW TO ST-L CH1 Direct Out
DAW TO ST-R CH2 Direct Out
Input Channel 5 CH3 Direct Out
Input Channel 6 CH4 Direct Out
Input Channel 7 CH5 Direct Out
Input Channel 8 CH6 Direct Out
Input Channel 1 CH7 Direct Out
Input Channel 2 CH8 Direct Out
Input Channel 3 REC BUS L
Input Channel 4 REC BUS R
DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
n12 Input n12 Output
DAW TO ST-L 5.1(L) CH1 Direct Out DAW TO ST-R 5.1(R) CH2 Direct Out Input Channel 9 5.1(C) CH3 Direct Out Input Channel 10 5.1(LFE) CH4 Direct Out Input Channel 11 5.1(Ls) CH5 Direct Out
Input Channel 12 5.1(Rs) CH6 Direct Out Input Channel 1 CH7 Direct Out Input Channel 2 CH8 Direct Out Input Channel 3 CH9 Direct Out Input Channel 4 CH10 Direct Out
Input Channel 5 CH11 Direct Out Input Channel 6 CH12 Direct Out Input Channel 7 REC BUS L Input Channel 8 REC BUS R DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
n8 Input n8 Output
n12 Direct Out 1 n12-Dir1
n12 Direct Out 2 n12-Dir2
n12 Direct Out 3 n12-Dir3
n12 Direct Out 4 n12-Dir4
n12 Direct Out 5 n12-Dir5
n12 Direct Out 6 n12-Dir6
n12 Direct Out 7 n12-Dir7
n12 Direct Out 8 n12-Dir8
n12 Direct Out 9 n12-Dir9/10
n12 Direct Out 10
n12 Direct Out 11 n12-Dir11/
n12 Direct Out 12
n12 REC Bus L n12-REC
n12 REC Bus R
n12 ST Bus L n12-ST
n12 ST Bus R
n8 Direct Out 1 n8-Dir1
n8 Direct Out 2 n8-Dir2
n8 Direct Out 3 n8-Dir3
n8 Direct Out 4 n8-Dir4
n8 Direct Out 5 n8-Dir5/6
n8 Direct Out 6
n8 Direct Out 7 n8-Dir7/8
n8 Direct Out 8
n8 REC Bus L n8-REC
n8 REC Bus R
n8 ST Bus L n8-ST
n8 ST Bus R
Cubase Input
12
Cubase Input
58
 取扱説明書
Page 59
その他のアプリケーション
■ Windows の場合 (SONAR 7)
ASIO Driver
Output Device Port n12 Input n12 Output Input Device Port
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 Monitor L Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Monitor R Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Monitor 9/C Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Monitor 10/LFE Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Monitor 11/Ls Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Monitor 12/Rs Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 1 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 2 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 3 Yamaha Steinberg FW ASIO n12 Input 4 Yamaha Steinberg FW ASIO n12 Input 5 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 6 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 7 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Input 8 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 AUX L Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 AUX R
DAW TO ST-L 5.1( L) CH1 Direct Out
DAW TO ST-R 5.1(R) CH2 Direct Out
Input Channel 9 5.1( C) CH3 Direct Out
Input Channel 10 5.1(LFE) CH4 Direct Out
Input Channel 11 5.1(Ls) CH5 Direct Out
Input Channel 12 5.1(Rs) CH6 Direct Out
Input Channel 1 CH7 Direct Out
Input Channel 2 CH8 Direct Out
Input Channel 3 CH9 Direct Out
Input Channel 4 CH10 Direct Out
Input Channel 5 CH11 Direct Out
Input Channel 6 CH12 Direct Out
Input Channel 7 REC BUS L
Input Channel 8 REC BUS R
DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 1 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 2 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 3 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 4 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 5 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 6 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 7 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 8 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 9 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 10 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 11 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 Direct Out 12 Yamaha Steinberg FW ASIO
n12 REC Bus L
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 REC Bus R
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 ST Bus L
Yamaha Steinberg FW ASIO n12 ST Bus R
資料
Output Device Port n8 Input n8 Output Input Device Port
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 Monitor L
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 Monitor R
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 5
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 6
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 7
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 8
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 1
Yamaha Steinberg FW ASIO n8 input 2 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 input 3 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 input 4 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 AUX L Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 AUX R
DAW TO ST-L CH1 Direct Out
DAW TO ST-R CH2 Direct Out
Input Channel 5 CH3 Direct Out
Input Channel 6 CH4 Direct Out
Input Channel 7 CH5 Direct Out
Input Channel 8 CH6 Direct Out
Input Channel 1 CH7 Direct Out
Input Channel 2 CH8 Direct Out
Input Channel 3 REC BUS L
Input Channel 4 REC BUS R
DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 1 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 2 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 3 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 4 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 5 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 6 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 7 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 Direct Out 8 Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 REC Bus L Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 REC Bus R Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 ST Bus L Yamaha Steinberg FW ASIO
n8 ST Bus R
 取扱説明書
59
Page 60
資料
■ Macintosh の場合 (Logic Pro 8/D.P.6)
Logic Pro 8
Output Device Port n12 Input n12 Output Input Device Port
Output 1 Output 2 Output 3 Output 4 Output 5 Output 6 Output 7 Output 8 Output 9 Output 10 Output 11 Output 12 Output 13 Output 14 Output 15 Output 16
Output Device Port n8 Input n8 Output Input Device Port
Output 1 Output 2 Output 3 Output 4 Output 5 Output 6 Output 7 Output 8 Output 9 Output10 Output11 Output12
DAW TO ST-L 5.1 (L) CH1 Direct Out
DAW TO ST-R 5.1(R) CH2 Direct Out
Input Channel 9 5.1 (C) CH3 Direct Out
Input Channel 10 5.1(LFE) CH4 Direct Out
Input Channel 11 5.1(Ls) CH5 Direct Out
Input Channel 12 5.1(Rs) CH6 Direct Out
Input Channel 1 CH7 Direct Out
Input Channel 2 CH8 Direct Out
Input Channel 3 CH9 Direct Out
Input Channel 4 CH10 Direct Out
Input Channel 5 CH11 Direct Out
Input Channel 6 CH12 Direct Out
Input Channel 7 REC BUS L
Input Channel 8 REC BUS R
DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
DAW TO ST-L CH1 Direct Out
DAW TO ST-R CH2 Direct Out
Input Channel 5 CH3 Direct Out
Input Channel 6 CH4 Direct Out
Input Channel 7 CH5 Direct Out
Input Channel 8 CH6 Direct Out
Input Channel 1 CH7 Direct Out
Input Channel 2 CH8 Direct Out
Input Channel 3 REC BUS L
Input Channel 4 REC BUS R
DAW TO AUX-L STEREO BUS L
DAW TO AUX-R STEREO BUS R
→ → → → → → → → → → → → → → → →
→ → → → → → → → → → → →
Input 1 Input 2 Input 3 Input 4 Input 5 Input 6 Input 7 Input 8 Input 9 Input10 Input11 Input12 Input13 Input14 Input15 Input16
Input 1 Input 2 Input 3 Input 4 Input 5 Input 6 Input 7 Input 8 Input 9 Input10 Input11 Input12
D.P.6
Output Device Port n12 Input n12 Output Input Device Port
Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor L 1 Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor R 2 Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor 9/C 3 Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor 10/LFE 4 Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor 11/Ls 5 Yamaha Steinberg FW:n12 Monitor 12/Rs 6 Yamaha Steinberg FW:n12 input 1 7 Yamaha Steinberg FW:n12 input 2 8 Yamaha Steinberg FW:n12 input 3 9 Yamaha Steinberg FW:n12 input 4 10 Yamaha Steinberg FW:n12 input 5 11 Yamaha Steinberg FW:n12 input 6 12 Yamaha Steinberg FW:n12 input 7 13 Yamaha Steinberg FW:n12 input 8 14 Yamaha Steinberg FW:n12 AUX L 15 Yamaha Steinberg FW:n12 AUX R 16
Output Device Port n8 Input n8 Output Input Device Port
Yamaha Steinberg FW:n8 Monitor L 1 Yamaha Steinberg FW:n8 Monitor R 2 Yamaha Steinberg FW:n8 input 5 3 Yamaha Steinberg FW:n8 input 6 4 Yamaha Steinberg FW:n8 input 7 5 Yamaha Steinberg FW:n8 input 8 6 Yamaha Steinberg FW:n8 input 1 7 Yamaha Steinberg FW:n8 input 2 8 Yamaha Steinberg FW:n8 input 3 9 Yamaha Steinberg FW:n8 input 4 10 Yamaha Steinberg FW:n8 AUX L 11 Yamaha Steinberg FW:n8 AUX R 12
→ DAW TO ST-L 5.1(L) CH1 Direct Out → → DAW TO ST-R 5.1(R) CH2 Direct Out → → Input Channel 9 5.1(C) CH3 Direct Out → → Input Channel 10 5.1(LFE) CH4 Direct Out → → Input Channel 11 5.1(Ls) CH5 Direct Out → → Input Channel 12 5.1(Rs) CH6 Direct Out → → Input Channel 1 CH7 Direct Out → → Input Channel 2 CH8 Direct Out → → Input Channel 3 CH9 Direct Out → → Input Channel 4 CH10 Direct Out → → Input Channel 5 CH11 Direct Out → → Input Channel 6 CH12 Direct Out → → Input Channel 7 REC BUS L → → Input Channel 8 REC BUS R → → DAW TO AUX-L STEREO BUS L → → DAW TO AUX-R STEREO BUS R
→ DAW TO ST-L CH1 Direct Out → → DAW TO ST-R CH2 Direct Out → → Input Channel 5 CH3 Direct Out → → Input Channel 6 CH4 Direct Out → → Input Channel 7 CH5 Direct Out → → Input Channel 8 CH6 Direct Out → → Input Channel 1 CH7 Direct Out → → Input Channel 2 CH8 Direct Out → → Input Channel 3 REC BUS L → → Input Channel 4 REC BUS R → → DAW TO AUX-L STEREO BUS L → → DAW TO AUX-R STEREO BUS R
Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 1 1 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 2 2 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 3 3 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 4 4 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 5 5 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 6 6 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 7 7 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 8 8 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 9 9 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 10 10 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 11 11 Yamaha Steinberg FW:n12 Direct Out 12 12 Yamaha Steinberg FW:n12 REC Bus L 13 Yamaha Steinberg FW:n12 REC Bus R 14 Yamaha Steinberg FW:n12 ST Bus L 15 Yamaha Steinberg FW:n12 ST Bus R 16
Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 1 1 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 2 2 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 3 3 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 4 4 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 5 5 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 6 6 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 7 7 Yamaha Steinberg FW:n8 Direct Out 8 8 Yamaha Steinberg FW:n8 REC Bus L 9 Yamaha Steinberg FW:n8 REC Bus R 10 Yamaha Steinberg FW:n8 ST Bus L 11 Yamaha Steinberg FW:n8 ST Bus R 12
60
 取扱説明書
Page 61
寸法図
資料
[n12]
515.0
145.8
560.8
[n8]
368
145.31
517.14
 取扱説明書
61
Page 62
資料

ブロックダイアグラム

16
DAW OUT [1-16] (To DAW I/O)
n8:DAW OUT [1-12]
8
DIRECT OUT [1-8]
METER
MASTER LEVEL METER
[-60dBu~-16dBu]
+48V
(each 4ch)
INPUT A
n12 : CH[1-8]
n8 : CH[1-4]
MONO INPUT
ANALOG INPUT
DAW OUT [1]
DAW OUT [2]
DAW OUT [3]
DIRECT OUT [1]
DIRECT OUT [2]
DIRECT OUT [3]
n8
n12
METER SELECT
[-34dBu~+10dBu]
Hi-Z PAD HA
n12 :CH8 only
n8 :CH4 only
[+10dBu~-60dBu]
DAW OUT [4]
DAW OUT [5]
DAW OUT [6]
DAW OUT [7]
DIRECT OUT [4]
DIRECT OUT [5]
DIRECT OUT [6]
DIRECT OUT [7]
C-RBUS
SOLO R SOLO L
AUX R AUX L
REVERB R REVERB L
STEREO R STEREO L
REC R REC L
DIRECT OUT [1-8]
COMP
INPUT SELECT
n12 :CH1-7 only
GAIN
0
26
ON
OFF
INPUT A
DAW OUT [8]
DIRECT OUT [8]
4
DIRECT OUT [9-12]
n12
REC L
REC R
STEREO L
STEREO FADER
ON
REC
CH Fader PAN
n8:DIRECT OUT [1-4]
ON
(Gain Reduction)
COMP 3Band EQ
A. IN
80
HPF
n8 :CH1-3 only
AD IN [1-8]
A/D
[+0dBu]
INSERT I/O
DAW OUT [9]
DAW OUT [10]
DAW OUT [11]
DIRECT OUT [9]
DIRECT OUT [10]
DIRECT OUT [11]
DIRECT OUT [12]
STEREO R
STEREO
DRIVE
MORPH
DAW
ON
OFF
ON
OFF
DAW OUT [12]
AUX L
AUX R
REV
INPUT METER
DAW IN [7-14]
n8:DAW OUT [9]
DAW OUT [13]
REC L
SOLO L
SOLO LEVEL
HIGH GAIN
MID GAIN
MID FREQ.
LOW GAIN
OVER
n12
n8:DAW IN [7-10]
DAW OUT [14]
-3
n8:DAW OUT [10]
DAW OUT [15]
n8:DAW OUT [11]
STEREO L
REC R
SOLO R
Fixed Attenuation -12dB
n8
SOLO
PFL
-14
PRE
POST
DAW OUT [16]
n8:DAW OUT [12]
STEREO R
AUX
-48
ST OUT L
PAN
Fixed to pre-fader
n8
STEREO INPUT
ST OUT R
[-10dBV (UNBAL)]
[+4dBu (BAL)]
ATT
D/A
STEREO L
REC
BAL
CH Fader
DIRECT OUT [9-12]
n8:DIRECT OUT [5-8]
ON
3Band EQ
A. IN
INPUT SELECT
80
HPF
A/D
HASUM
[+4dBu]
L (MONO)
n12 : CH9 / 10 & CH11 / 12
n8 : CH5 / 6 & CH7 / 8
[+4dBu (BAL)]
D/A
STEREO R
STEREO
DAW
DAW IN [3] / [5]
ON
OFF
GAIN
[-10dBV]
[-10dBV (UNBAL)]
ATT
n12
REV
HIGH GAIN
MID GAIN
MID FREQ.
LOW GAIN
A. IN
80
[-26dBu~+4dBu]
[-40dBV~-10dBV]
R
HPF
A/D
HASUM
[+4dBu]
AUX
TALKBACK
SOLO
PFL
3Band EQ
[-10dBV]
AUX OUT L
[+4dBu (BAL)]
D/A
LEVEL
AUX L
AUX
OVER
INPUT METER
DAW
DAW IN [4] / [6]
n8:C-R OUT L
AUX OUT R
ATT.
[+4dBu (BAL)]
D/A
[4mW 8ohms]
[12mW 40ohms]
AUX PHONES
LEVEL
D/A
D/A
C-R OUT
ROOM
CONTROL
A - L/ [5.1] L
[+4dBu (BAL)]
D/A
LEVEL
MUTE
n8:C-R OUT R
A - L/ [5.1] R
[+4dBu (BAL)]
D/A
B - L/ [5.1] C
[+4dBu (BAL)]
D/A
B - R/ [5.1] SW
[+4dBu (BAL)]
D/A
C - L/ [5.1] Ls
[+4dBu (BAL)]
D/A
C - R/ [5.1] Rs
[+4dBu (BAL)]
D/A
C-R PHONES
[4mW 8ohms]
[12mW 40ohms]
LEVEL
D/A
D/A
ATT.
AUX R
DIMMER
TO REC
n12
2
STEREO
TO STEREO
2
AUX
(AUX L, AUX R)
(STEREO L, STEREO R)
TO AUX
2
SOLO
(SOLO L, SOLO R)
2
2TR
(2TR L, 2TR R)
C - R SPEAKER SELECT
C - R SOURCE SELECT
2
2
DAW
(DAW L, DAW R)
DAW DOWNMIX
n12
6
DAW 5.1
(DAW DOWNMIX L, DAW DOWNMIX R)
(DAW 5.1 L, DAW 5.1 R,
DAW 5.1 C, DAW 5.1 SW,
DAW 5.1 Ls, DAW 5.1 Rs)
n12
*IF " C-R SOURSE SELECT " is selected " 5.1 " ,
then C-R PHONES outputs DAW DOWNMIX L&R .
2-REC , 2-REVERB , 2-AUX , 1-EFFECT , 16-IEEE1394 IN/OUT
2-REC , 2-REVERB , 2-AUX , 1-EFFECT , 12-IEEE1394 IN/OUT
n8
n12
2TR TO STEREO
DAW 5.1 L
DAW 5.1 R
DAW 5.1 C
DAW 5.1 SW
DAW 5.1 Ls
HPF
n12 : DAW IN [11] (To INPUT CH[5]) n8 : DAW AUX L
DAW IN [10]
DAW IN [11]
HPF
HPF
(To INPUT CH[6]) n8 : DAW AUX R
(To INPUT CH[7])
n12 : DAW IN [12]
n12 : DAW IN [13]
DAW IN [12]
DAW IN [13]
AMP
LPF
HPF
n12 : DAW IN [14] (To INPUT CH[8])
DAW AUX L
DAW IN [14]
DAW IN [15]
DAW 5.1 Rs
HPF
n12
DAW AUX R
DAW IN [16]
DAW I/O
LPF
HPF : 100Hz, -12dB/0ct
16
LPF : 100Hz, -12dB/0ct
AMP: +10dB
DAW IN [1-16]
DAW OUT [1-16]
n8 : DAW IN [1-12]
16
IEEE1394
n8 : DAW OUT [1-12]
DAW DOWNMIX R
(n12 : To INPUT CH[9] n8 : To INPUT CH[5])
DAW IN [3]
DAW IN [4] (n12 : To INPUT CH[10] n8 : To INPUT CH[6])
n12
DAW IN [5] (n12 : To INPUT CH[11] n8 : To INPUT CH[7])
DAW IN [6] (n12 : To INPUT CH[12] n8 : To INPUT CH[8])
DOWN MIX
5.1 (L)
5.1 (L)
DAW IN [1]
DAW DOWNMIX L
ATT
5.1 (C)
5.1 (R)
5.1 (R)
5.1 (C)
5.1 (LFE)
DAW IN [2]
DAW IN [3]
DAW IN [4]
ATT
ATT
5.1 (Ls)
5.1 (LFE)
5.1 (Ls)
5.1 (Rs)
DAW IN [5]
DAW IN [6]
ATT : -3dB
ATT
5.1 (Rs)
n12
DAW IN [7]
BASS MANAGEMENT
DAW IN [7-10] (To INPUT CH[1-4])
4
DAW IN [8]
DAW IN [9]
LEVEL
DAW TO STEREO
LEVEL
2TR L
2TR R
EFFECT
DIGITAL
(REVERB)
REVERB TIME
-3
-14
-48
Fixed to pre-fader
n8
n12
PRE
POST
TALKBACK
TALKBACK
LEVEL
A/D
A/D
[-10dBV]
L
R
n12
2TR IN
TALKBACK
A/D
ECM
DIMMER
DIMMER
CONTROL
+40dB
LEVEL
DAW L
DAW R
DIMMER
DAW TO AUX LEVEL
DAW AUX L
DAW AUX R
ON
OFF
DAW L
DAW R
62
 取扱説明書
Page 63

MIDI インプリメンテーションチャート

YAMAHA [ DIGITAL MIXING STUDIO ]
Model n8/12 MIDI Implementation Chart
Function...
Basic Default Channel Changed
Mode
Note Number
Velocity Note ON
After Touch
Pitch Bend
Default Messages Altered
: True voice
Note OFF
Key's Ch's
Transmitted
xx
x
x x **************
x *1 x *1
**************
x x
x x
x
x
x x x
x
x x
x x
x
Recognized
Date :5-Oct-2006 Version :1.0
Remarks
Control Change
Prog Change
System Exclusive
Common : Song Pos.
System Real Time
: True #
: Song Sel. : Tune
: Clock : Commands
0-121
x
xx
x *1
x x x
x x
x
x**************
x *1
x x x
x x
63
Aux Messages
Notes:
Mode 1 : OMNI ON, POLY Mode 2 : OMNI ON, MONO o : Yes Mode 3 : OMNI OFF, POLY Mode 4 : OMNI OFF, MONO x : No
: All Sound Off :
Reset All Cntrls : Local ON/OFF : All Notes OFF : Active Sense
: Reset
 取扱説明書
x x x x x
x
Used only for the communication with DAW.*1
The MIDI Port is used as an extended port for DAW.
x x x x x
x
Page 64

ユーザーサポートについて

ユーザーサポートについて
ユーザー登録のお願い
弊社では、ユーザーの方々をサポートし、関連情報をご提供す るために、本製品をご購入いただいたお客様にユーザー登録を お願いしております。
ユーザー登録手続きは、下記ヤマハホームページよりお願いし ます。
ヤマハホームページ
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/
* ユーザー登録には、製品本体のシリアル番号 (SER No.) が
必要になります。
住所 / 氏名 / メールアドレスの変更 ( 同一使用者の範囲内 )
ご登録いただいた「ご住所」、「お名前」、「メールアドレス」な どを変更された場合は、上記ヤマハホームページよりお手続き ください。
質問の受付
ヤマハデジタル製品は、常に新技術 / 高機能を搭載し技術革新 を進める一方、お使いになる方々の負担とわずらわしさを軽減 できるような製品づくりを進めております。また取扱説明書の 記載内容も、よりわかりやすく使いやすいものにするため、研 究/改善いたしております。
しかし、一部高機能デジタル製品では、取扱説明書だけでは説 明しきれないほどのいろいろな知識や経験を必要としてしまう ものがあります。
実際の操作に関して、基本項目は取扱説明書に解説いたしてお りますが、「記載内容が理解できない」、「手順通りに動作しな い」、「記載が見つからない」といったさまざまな問題が起こる 場合があります。
そのようなお客様への一助となるよう、弊社では CBX イン フォメーションセンターを開設いたしております。
お気軽にご利用いただきますようご案内申し上げます。 お問い合わせの際には、「製品名」、「シリアル番号 (SER No.)」
をお知らせください。
●営業窓口
国内営業本部 LM 営業部 企画推進室
〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL. (03) 5488-5430
LM 営業部 各地区お問い合わせ先
LM 東日本営業所 〒108-8568 東京都港区高輪 2-17-11
TEL. (03) 5488-5471
LM 名古屋営業所 〒460-8588 名古屋市中区錦 1-18-28
TEL. (052) 201-5199
LM 西日本営業所 〒542-0081 大阪市中央区南船場 3-12-9
(心斎橋プラザビル東館)
TEL. (06) 6252-5231
PA ・ DMI 事業部 MP 推進部 マーケティンググループ
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町 10-1
TEL. (053) 460-2432
ヤマハデジタル楽器・ DTM 製品ホームページ
http://www.yamaha.co.jp/product/syndtm/
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
あなたの音楽生活をフルサポート ミュージックイークラブ
http://www.music-eclub.com/
お客様サポート & サービス
http://www.yamaha.co.jp/support/
* 名称、住所、電話番号、URL などは変更になる場合があり
ます。
64
デジタルインフォメーションセンター
◆TEL : 053-460-1666
◆受付日 : 月曜日〜土曜日(祝日およびセンターの休業日 を除く)
◆受付時間 : 10:00 〜 18:00( 土曜日は 17:00 まで )
http://www.yamaha.co.jp/support/contact/syndtm.html
Cubase AI 4 のサポートにつきましては、Steinberg 社の ホームページ ( 英語 / 世界共通 ) で行なっております。 Steinberg 社のホームページでは、製品に関するサポート情報 や最新アップデータのダウンロード、FAQ などを公開してお ります。Cubase AI 4 の [ ヘルプ (Help)] メニューから Steinberg 社のホームページにアクセスできます。( ヘルプメ ニューには、Cubase AI 4 の PDF マニュアルや追加情報など も掲載されています。)
 取扱説明書
Page 65
ユーザーサポートについて
■ 保証とアフターサービス
サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、またはお 近くのヤマハ電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。
●保証書
本機には保証書がついています。 保証書は販売店がお渡ししますので、必ず「販売店印・お買い
上げ日」などの記入をお確かめのうえ、大切に保管してくださ い。
●保証期間
お買い上げ日から1年間です。
●保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書を ご覧ください。
●保証期間経過後の修理
修理すれば使用できる場合は、ご希望により有料にて修理させ ていただきます。
下記の部品については、使用時間により劣化しやすいため、消 耗に応じて部品の交換が必要となります。消耗部品の交換は、 お買い上げ店またはヤマハ電気音響製品サービス拠点へご相談 ください。
消耗部品の例
ボリュームコントロール、スイッチ、ランプ、リレー類、 接続端子、鍵盤機構部品、鍵盤接点、フロッピーディスク ドライブなど
●補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、製 造打切後8年です。
●修理のご依頼
まず本書の「困ったときは」をよくお読みのうえ、もう一度お 調べください。それでも異常があるときは、お買い上げの販売 店、または最寄りのヤマハ電気音響製品サービス拠点へお申し 付けください。
●製品の状態は詳しく
修理をご依頼いただくときは、製品名、モデル名などとあわせ て、故障の状態をできるだけ詳しくお知らせください。
■ ヤマハ電気音響製品サービス拠点(修理 受付および修理品お持込み窓口)
◆修理のご依頼 / 修理についてのご相談窓口
ヤマハ電気音響製品修理受付センター 受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 18:00、
土曜日 9:00 〜 17:00
(祝祭日および弊社休業日を除く)
ナビダイヤル
(全国共通番号)
FAX (053)463-1127
◆修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 17:45
(祝祭日および弊社休業日を除く)
* お電話は、電気音響製品修理受付センターでお受けします。
北海道サービスステーション
〒064-8543 札幌市中央区南 10 条西 1 丁目 1-50
ヤマハセンター内
FAX (011) 512-6109
首都圏サービスセンター
〒143-0006 東京都大田区平和島 2 丁目 1-1
京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
FAX (03)5762-2125
浜松サービスステーション
〒435-0016 浜松市東区和田町200 ヤマハ ( 株 ) 和田工場内
FAX (053)462-9244
名古屋サービスセンター
〒454-0058 名古屋市中川区玉川町 2 丁目 1-2
ヤマハ ( 株 ) 名古屋倉庫 3F
FAX (052)652-0043
大阪サービスセンター
〒564-0052 吹田市広芝町 10-28
オーク江坂ビルディング 2F
FAX (06)6330-5535
九州サービスステーション
〒812-8508 福岡市博多区博多駅前 2 丁目 11-4
FAX (092)472-2137
* 名称、住所、電話番号などは変更になる場合があります。
0570-012-808
※一般電話・公衆電話からは、市内
通話料金でご利用いただけます。
 取扱説明書
65
Page 66
索引
索引
Numerics
2TR IN ....................................................................................... 19
2TR TO ST .............................................................................. 15
5.1 ...................................................................... 17, 24, 45, 51
5.1 MIX ............................................................................. 18, 36
A
A.IN ............................................................................................. 13
AUX LEVEL ............................................................................. 16
AUX OUT .................................................................................. 20
AUX PHONES ......................................................................... 16
AUX バス ...........................................................................11, 15
B
BAL ............................................................................................. 13
C
CLICK REMOTE .............................................................. 18, 35
COMP LED ............................................................................... 13
CONTROL ROOM LEVEL ............................................ 17, 24
C-R OUT ....................................................16, 17, 20, 24, 45
C-R PHONES ................................................................... 16, 24
C-R SOURCE SELECT ......................................................... 17
C-R SPEAKER SELECT ....................................................... 17
Cubase 4 .................................................................................. 32
CUBASE READY ........................................................... 16, 33
D
DAW ................................................................................... 13, 17
DAW I/O .................................................................................... 20
DAW TO AUX .................................................................. 16, 36
DAW TO ST ..................................................................... 15, 35
DIMMER .................................................................................... 17
DOWN MIX ....................................................................... 17, 46
DRIVE ........................................................................................ 13
E
EQ( イコライザー ) ................................................................... 13
F
FOOT SW ................................................................................. 20
G
GAIN ................................................................................... 12, 28
H
HARDWARE MIX ........................................................... 18, 36
HIGH .......................................................................................... 13
Hi-Z ............................................................................................. 13
I
IEEE1394 .................................................................................20
INPUT ......................................................................................... 19
INPUT METER ................................................................ 14, 16
INPUT SELECT .......................................................................13
INSERT ......................................................................................19
L
LOW ............................................................................................13
M
MASTER LEVEL METER ......................................................16
METER SELECT ......................................................................16
MID ..............................................................................................13
MIDI .................................................................................... 20, 48
MIDI インプリメンテーションチャート ..................................63
MONITOR REMOTE ...................................................... 18, 38
MORPH ......................................................................................13
MUTE ..........................................................................................17
O
ON( チャンネル ON) ........................................................ 11, 14
OVER ................................................................................. 14, 29
P
PAD .................................................................................... 12, 23
PAN .................................................................................... 13, 29
PFL(Pre-Fader Listen) ................................................. 15, 31
PHANTOM [+48V] ....................................................... 12, 23
PHASE( 位相 ) .................................................................. 13, 14
POST ................................................................................. 16, 26
PRE .................................................................................... 16, 23
R
REC .................................................................................... 14, 18
REVERB ............................................................................ 13, 15
REVERB(LEVEL) .....................................................................15
REVERB(TIME) ........................................................................15
REVERB(TYPE) .......................................................................15
S
SOLO ................................................................................. 14, 31
SOLO LEVEL ................................................................... 16, 31
ST ....................................................................................... 14, 17
ST MIX .......................................................................................18
ST OUT ............................................................................. 15, 20
STANDBY ........................................................................... 7, 20
STEREO BAL ........................................................................... 15
STEREO ON ............................................................................. 15
STEREO フェーダー .................................................................15
Sweet Spot ..................................................................... 27, 47
66
 取扱説明書
Page 67
索引
T
TALKBACK( トークバック ) .................................................. 17
TO AUX ............................................................................. 15, 30
TO REC ............................................................................. 15, 30
TO ST ................................................................................ 15, 30
TRACK CONTROL ................................................................. 18
TRANSPORT ........................................................................... 18
W
WDM/KS .................................................................................. 48
WET .................................................................................... 14, 40
WORK MODE .................................................................. 18, 35
アンバランス ................................................................................. 8
イコライザー (EQ) .................................................... 10, 13, 28
イコライザー (HIGH) ............................................................... 13
イコライザー (LOW) ................................................................ 13
イコライザー (MID) .................................................................. 13
位相 ..................................................................................... 13, 14
インプットチャンネル .............................................................. 10
インプットメーター (INPUT METER) .......................... 14, 16
クリック (Click) ........................................................................ 35
コンデンサーマイク .......................................................... 12, 23
コンプレッサー .......................................................... 10, 13, 27
コンプレッサー (DRIVE) ......................................................... 13
コンプレッサー (MORPH) ...................................................... 13
サラウンドモニター .................................................................. 45
ソロ ............................................................................................. 31
ダウンミックス .................................................................. 17, 46
チャンネルフェーダー ...................................................... 10, 14
ドライバー ..................................................................................48
トランスポート ...........................................................................18
入力ソース ..................................................................................39
ハイパスフィルター ( ) ............................................. 12, 23
バス ..............................................................................................10
バランス ........................................................................................ 8
ファンタム電源 .................................................................. 12, 23
プリアンプ ......................................................................... 13, 23
ブロックダイアグラム ...............................................................62
マイクロフォン .................................................................. 16, 17
マスターセクション ...................................................................10
ミキサー ........................................................................................ 9
ミックス ............................................................................. 27, 42
ミックスダウン ...........................................................................44
メトロノーム ...............................................................................35
モニター環境 ...............................................................................24
モニター機器 ...............................................................................23
モニタースピーカー ...................................................................22
モニターリモート .............................................................. 18, 32
リバーブ (REVERB) ........................................................ 13, 15
録音 ..............................................................................................37
ワークモード ...................................................................... 18, 35
デシベル (dB) ............................................................................... 8
電源 ................................................................................................ 7
テンプレート .............................................................................. 34
 取扱説明書
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Page 68
ヤマハデジタル楽器・DTM製品ホームページ
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お客様サポート&サービス
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