Yamaha I88X User Manual [ja]

安全上のご注意

ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたしま す。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負
警告
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの楽器 店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。」
う可能性が想定される」 内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
2
電源 / 電源アダプター
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。
必ず実行
必ず実行
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターは、必ず指定のもの(PA-5D)を使 用する。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発熱、
火災などの原因になります。
警告
必ず実行
禁止
(3)-9
1/3
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこり をきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
電源アダプターコードをストーブなどの熱器具に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりしない。ま た、電源コードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因に なります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解した り改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。異
禁止
常を感じた場合など、点検や修理は、必ずお買い上げ の楽器店または 巻末のヤマハ電 気音響製品サ ービス 拠点にご依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
禁止
火に注意
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置かな い。
ろうそく などが倒れた りして、火災の原因 になりま
禁止
す。
異常に気づいたら
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置か ない。また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いと ころで使用しない。
禁止
感電や火災、または故障の原因になります。
電源 / 電源アダプター
電源プラグを抜くときは、電源アダプターコードを 持たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源アダプターコードが破損して、感電や火災の原因
必ず実行
必ず実行
になることがあります。
長期間使 用し ない とき や落 雷の おそ れ があ ると き は、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
注意
設置
禁止
禁止
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、ま たは、使用中に音が出なくなったり異常なにおいや 煙が出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、 お買い上げ の楽器店または 巻末のヤマハ 電気音響製 品サービス拠点に点検をご依頼ください。
直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストー ブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温 度が極端に低いところ、また、ほこりや振動の多い ところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり する原因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気 製品の近くで使用しない。
楽器本体または 場合があります。
テレビやラジオなどに雑音が 生じる
禁止
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火災 の原因になることがあります。
(3)-9
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけが をしたりする原因になります。
禁止
2/3
3
必ず実行
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコード などの接続ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するおそれがあります。
使用時の注意
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
必ず実行
接続
必ず実行
手入れ
禁止
定のラックを
使用する。また、付属のネジがある場
合は必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりす る原因になります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を 切った上で行なう。また、電源を入れたり切ったり する前に、必ず機器のボリュームを最小にする。さ らに、演奏を始める場合も必ず両機器のボリューム を最小にし、演奏しながら徐々にボリュームを上げ ていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗 剤、化学ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま す。お手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
禁止
禁止
禁止
禁止
禁止
パネルのすき間から金属や紙片などの異物を入れな い。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあ ります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上 げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービ ス拠点に点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製 品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま す。
本体の上にのったり重いものをのせたりしない。ま た、ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力 を加えない。
本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたり する原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
4
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイッチを 切った状態(電源スイッチが「STANDBY」の状態)でも微電流が流れていま す。スタンバイ時の消費電力は、最小限の 値で設計されて
います。この製品を長時間使用しないときは必ず電源アダプターのプラグをコンセントから抜いてください。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。静か
音のエチケット音のエチケット
音のエチケット
これは日本電子 機械工業会「音 のエチケット」 キャンペーンの マークです。
な夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてし まうことがあります。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になる のも一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
(3)-9
3/3

はじめに

このたびはヤマハ オーディオ /MIDI インターフェース i88X をお買い上げいただきましてまことにありが とうございます。 i88X は、コンピューターと接続す ることにより、コンピューター上のオーディオシーケンサーでの 音楽制 作環境を大きく拡張するオーディオ /MIDI インターフェースです。
また、ハイパフォーマンスシリアルバス「 IEEE1394 」を採用 した 音楽 のた めの デ ジタ ルネ ット ワー ク 「 mLAN 」に対応し、これまでのように複雑な配線を何度もやり直すことなく、オーディオ /MIDI 信号による ネットワークを自由に構築できます。 i88X の優れた機能を使いこな していただくために、この取扱説明書をご活用いただきますようお 願い申し 上げます。また、ご一読いただいた後も不明な点が生じた場合に備えて、大切に保管されますよう重ねてお 願い申し上げます。

パッケージの内容

・ i88X 本体 ・ Tools for i88X/mLAN16E(CD-ROM) ・ Plug-in Effect(CD-ROM) ・ mLAN ケーブル (IEEE1394 ケーブル ) (6 ピン -6 ピン ) ・ 電源アダプター:PA-5D ・ 取扱説明書 ( 本書 ) ・ Tools for i88X/mLAN16E インストールガイド ・ 保証書 ・ ユーザー登録カード、シリアル No.(CD-ROM に同封 )
同梱の CD-ROM について
i88X には、i88X を使う際に役立つソフトウェアを納めた CD-ROM が同梱されています。ソフトウェ アには、i88X とコ ンピューターを接続するた めに必要なドライバーや、mLAN 機器間のオーディオ / MIDI 信号の経路をコンピューター上から設定するためのアプリケーションソフトウェア、プラグインエ フェクトなどが含まれています。詳細については別冊の「Tools for i88X/mLAN16E インストールガ イド」や各ソフトウェアの取扱説明書 ( オンラインヘルプ /PDF マニュアル ) をご参照ください。
不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。また、データが破損したり、失われた りした場合の保証もいたしかねますので、ご了承ください。
● この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。 したがって実際の仕様と異なる場合があります。
● 「 MIDI 」は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI) の登録商標です。
この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
5

i88X の特長

■ mLAN による高速データ転送

IEEE1394(Firewire / i.LINK) ケーブルでコンピューターや mLAN 機器と接続し、コンピューター上の DAW( デジタルオーディオワークステーション ) や各 mLAN 機器と、複数チャンネルのオーディオデータ とマルチポートの MIDI 信号を転送可能 ( 転送レート 400Mbps(S400))。

■ 最大オーディオ 18IN、18OUT の mLAN- オーディオ /MIDI インターフェース

・ 2 系統の MIC/LINE INPUT、6 系統の LINE INPUT を装備。INPUT1/2 には DM2000 直系の高音質
マイクプリアンプとファンタム電源を供給可能な XLR/TRS フォーン共用端子、INPUT3 〜 8 には TRS フォーン端子を採用 (8 ページ、11 ページ )。
・ INPUT1 には HI-Z( ハイインピーダンス ) 端子を併装し、ギター / ベースなど出力インピーダンスの高い
楽器を接続可能 (8 ページ )。 ・ 外部エフェクターなどを挿入できる INSERT I/O を搭載 (11 ページ )。 ・ 44.1kHz から 96kHz の信号入力に対応したサンプリングレートコンバーターを装備、コアキシャル
DIGITAL STEREO IN/OUT 端子および DIGITAL STEREO/ADAT を切り替え可能なオプティカル IN/
OUT 端子を搭載 (11 ページ )。 ・ MIDI IN/OUT 端子を装備。外部 MIDI 機器を mLAN のシステムに組み込むことが可能 (11 ページ )。 ・ 48kHz/44.1kHz 動作時は INPUT/OUTPUT それぞれ 18 チャンネル、96kHz/88.2kHz 動作時でも
INPUT/OUTPUT それぞれ 14 チャンネルのオーディオを処理可能。

■ オーディオ特性

・ サンプリング周波数 44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz に対応。 ・ リニア 24 ビット、128 倍 (48kHz 時または 44.1kHz 時 )/64 倍 (96kHz または 88.2kHz 時 ) オー
バーサンプリング A/D、D/A コンバーター。 ・ 周波数特性 20Hz 〜 20kHz、標準ダイナミックレンジ 110dB。

■ ダイレクトモニタリング機能

・ レイテンシー( 音の遅れ ) なく、DAW へ録音する機器の音をダイレクトにモニタリング可能 (16 ページ )。

■ プラグインエフェクトを同梱したトータルパッケージ

・ イコライザー、ボーカル / マスタリング用エフェクターなど 4 種類の VST/AU プラグインエフェクトを
付属。
目次
はじめに .............................................................................................................................................. 5
パッケージの内容............................................................................................................................... 5
i88X の特長 ....................................................................................................................................... 6
mLAN の基本コンセプト.................................................................................................................. 7
音を出すための操作の流れ ............................................................................................................... 7
各部の名称と機能............................................................................................................................... 8
フロントパネル........................................................................................................................8
リアパネル............................................................................................................................. 11
電源のオン / オフ............................................................................................................................ 12
外部機器との接続............................................................................................................................ 13
楽器 / マイクの接続手順と入力レベルの調節.............................................................................. 15
ダイレクトモニタリング ................................................................................................................ 16
システムセッティング例 ................................................................................................................ 17
mLAN 接続設定について............................................................................................................... 19
LED メッセージ .............................................................................................................................. 20
トラブルシューティング ( 困ったときは…) ................................................................................ 21
仕様................................................................................................................................................... 25
ラック取り付け時のゴム脚の外し方............................................................................................. 26
ユーザーサポートサービスのご案内 .................................................................................. 28
保証とアフターサービス ..................................................................................................... 28
6

mLAN の基本コンセプト

「 mLAN 」は業界標準規格であるハイパフォーマンスシリアルバス「 IEEE(アイトリプルイー)1394 」を採
用した音楽のためのデジタルネットワークです。
mLAN を使用しない音楽環境では、オーディオ用ケーブル、MIDI ケーブルなど、機器や用途ごとに異なっ
たケーブルを何十本と準備する必要があります。また、MIDI やオーディオの信号の流れは、ケーブルを接続
することで決めるので、システムを変更する場合、実際に配線し直す必要があります。
たとえば、1 台のシンセサイザーを新たにシステムに組み込むには、2 本の MIDI ケーブルと、ステレオ出
力であれば 2 本、あるいはそれ以上のオーディオ用ケーブルなどを用意する必要があります。
また、接続にはそれぞれの端子ごとに入力 / 出力、L/R、場合によってはインピーダンスの知識なども必要
になります。
これらは規模が大きくなるほど、それだけ複雑になりコストもかかります。接続のミスやトラブルも多くな
りがちです。またミスやトラブルの原因を調べるにも手間がかかり、時間を無駄に費やすことになります。1
本のケーブルの接触不良をつきとめるために、網の目のように張り巡らされたケーブルを 1 本 1 本たどって
……といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
mLAN はこれらをたった 1 種類の IEEE1394 準拠のケーブルを使って簡単に、しかも従来よりもいっそう
高機能なシステムを組むことを可能にしました。
さらに、接続後もこれまでのように実際に配線し直すことなく、各 mLAN 機器間の MIDI やオーディオ信号
の流れを自由に変更することができます。

音を出すための操作の流れ

1. Tools for i88X/mLAN16E をインストールします。
............. インストールガイド「ソフトウェアのインストール」参照
2. コンピューターや mLAN 機器を IEEE1394 ケーブルで接続します。
............. 13 ページ
3. 「mLAN Manager」で、mLAN ドライバーをオンにします (Windows のみ )。
............. インストールガイド「インストール後の確認」参照
4. コンピューターと mLAN 機器を 1 対 1 で接続する場合は、mLAN Auto Connector を起動します。
コンピューターと複数の mLAN 機器を接続する場合は、mLAN Graphic Patchbay を起動します。
............. 19 ページ
5. mLAN Auto Connector または mLAN Graphic Patchbay 上で、接続設定を行ないます。
............. Auto Connector を使う : インストールガイド「コンピューターと mLAN 機器を mLAN
接続する」参照
............. Graphic Patchbay を使う : Graphic Patchbay オンラインマニュアル「mLAN 接続
設定」参照
6. お使いの DAW/ オーディオシーケンサーや接続機器の取扱説明書に従って、オーディオ /MIDI の入出
力を設定します。
これ以降の操作については、各ソフトウェアや接続機器の取扱説明書をご参照ください。
NOTE
本マニュアルでは、コンピューター上でオーディオ /MIDI/ ワードクロックなどを設定することを「mLAN 接続する」と呼びま す。
7

各部の名称と機能

1 2 23 4 3 4 5 76 8 9 0 A CB D5
(
)
(
)
NOTE
各名称の左の番号( 1〜 5、 7〜 A、 E〜 K、 M)は、ブロックダイアグラム (27 ページ ) の番号と一 致しています。

フロントパネル

[PHANTOM +48V] ボタン
1
INPUT1/2 ( 3)(XLR/TRS フォーン共用 ) の XLR 端子に外部機器を接続した場合に、外部機器へ +48V のファンタム電源を供給するボタンです。TRS フォーン端子に外部機器を接続した場合は、電源は供 給されません。+48V 外部 電 源が 必 要な コ ンデ ン サーマイクをINPUT 1/2 端子 ( は、このボタンをオンに切り替えます ( ボタンのラン プが点灯します )。
・ 外部電源が不要な機器を、INPUT 1/ 2 の
XLR 端子に接続する場合は、このボタン を必ずオフに設定してください。外部電 源が不要な機器にファンタム電源を供給 すると、接続した外部機器を破損するお それがあります。
・ 外部電源が必要な機器を接続する場合
は、XLR 端子に機器を接続してからファ ンタム電源をオンにしてください。
・ ファンタム電源をオンに設定すると、
INPUT 1/2 端子の両 方に電源が 供給され ます。
・ ファンタム電源はTRSフォーン端子には
供給されません。
NOTE
2
[(HI-Z)/LINE/MIC]((HI-Z)/ ライン / マイク )
[HI-Z/LINE/MIC] スイッチ ( 場合、INPUT 1( されません。
3
スイッチ
INPUT 1/2(XLR/TRS フォーン共用) 端子 ( 3)を、 マイク入力/ ライン入力 / ハイインピーダンスのいず れかに切り替えます。
HI-Z: パッシブタイプのピックアップを搭載し
たギター/ ベースなど、出力インピーダン スの高い楽器を接続してください。
) に接続するとき
3
)が「HI-Z」の
2
) にファンタム電源は供給
LINE: シンセサイザー、キーボード、オーディオ
機器など、ラインレベルの信号を入力して ください。
MIC: マイクレベルの信号を入力してください。
NOTE
NOTE
INPUT 1/2(XLR/TRS フォーン共用 ) 端子
3
HI-Z/LINE/MIC の 切 り替 え が可 能 な XLR-3-31/ TRS フォーン (1/4") 共用バランス型入力端子です。 シンセサイザーやリズムマシンなどのアンバランス 出力の機器も接続できます。INPUT 1 端子には、[HI­Z/LINE/MIC] スイッチ ( り、ハイインピーダンス機器、ライン出力機器、マイ クなどを接続できます。INPUT 2 端子には、[LINE/ MIC] スイッチ ( ン出力機器やマイクなどを接続できます。
定格入力レベル
INPUT1 端子では HI-Z/LINE/MIC、INPUT2 端子では LINE/MIC のいずれかを選択しま す。
[HI-Z/LINE/MIC] スイッチが「HI-Z」の場合、 INPUT 1( ません。
MIC: − 60dBu 〜− 16dBu LINE: − 34dBu 〜 +10dBu HI-Z: − 56dBu 〜− 12dBu
オスXLRプラグ
1/4"TRS フォーンプラグ
) にファン タム電源は 供給され
3
) を切り替えることによ
2
) を切り替えることにより、ライ
2
1(グランド)
3(コールド)
ホット
2
リング (コールド)
チッ
(ホット)
8
スリーブ
グランド
4
PEAK( ピーク ) ランプ
INPUT 1/ 2 の [GAIN] コントロール ( 5) を通過し た入力信号がクリップポイントより3dB 低いレベル に到達したときに、PEAK ランプが赤く点灯します。 最適なレベルで録音するには、最大音量で演奏したと きに、このランプがかすかに点灯するように [GAIN]
5
ノブ (
) を調節してください。
5
[GAIN]( ゲイン ) ノブ
INPUT 端子 1、2、3、4、5/6、7/8 の入力感度 ( ヘッドアンプのゲイン ) を調節します。(15 ページ )
調節範囲
1、2CH
MIC: − 16dBu 〜− 60dBu LINE: + 10dBu 〜− 34dBu HI-Z: − 12dBu 〜− 56dBu
3 〜 8CH + 10dBu 〜− 20dBu
6
MONITOR( モニター )/ サンプリング周波数ラ ンプ
モニター出力するチャンネルまたはサンプリング周 波数に対応するランプが点灯します。 通常は、[SELECT] ボタン ( 出力するチャンネルに対応するランプが赤く点灯し ます。 [SELECT] ボタンを 1 秒以上押したままにすると、 現在動作しているサンプリング周波数に対応するラ ンプが赤く点滅します。
NOTE
7
[SELECT]( セレクト ) ボタン
リアパネルの MASTER OUT L/R 端子からモニ ター出力 (16 ページ ) するチャンネルを切り替えま す。また、現在のワードクロックを表示します。 ボタンを押してから1 秒未満で手を離すと、モニター 出力するチャンネルを、 OFF → CH1/2 → CH3/4 → CH5/6 → CH7/8 → DIGITAL STEREO → OFF →・・・ の順番で切り替えられます。選択したチャンネルに対 応する MONITOR/ サンプリング周波数ランプ ( が赤く点灯します。 ボタンを 1 秒以上押したままにすると、現在動作し ているサンプリング周波数に対応するMONITOR/サ ンプリング周波数ランプが赤く点滅します。
NOTE
NOTE
8
[MONITOR VOLUME]( モニターボリューム )
[44k] は 44.1kHz、[88k] は 88.2kHz を示し ます。
ADAT NORMAL/DOUBLE から入力した信 号はモニター出力できません。
i88X の電源を入れなおすと、「OFF」に設定 されます。
7
) で選択したモニター
ノブ
[SELECT] ボタン ( 7) で選択したモニター出力する チャンネルのボリュームを調整します。モニター出力 信号は、リアパネルの OUTPUT 1/2 / MASTER
6
OUT L/R 端子、MASTER PHONES 端子から出力 されます (16 ページ )。
9
MASTER PHONES( マスターフォン ) 端子
ステレオヘッドフォンを接続する端子です。この端子 からは、リアパネルの OUTPUT 1/2 / MASTER OUT L/R 端子と同じ信号が出力されます。
0
[MASTER VOLUME]( マスターボリューム ) ノブ
リアパネルの OUTPUT 1/2 / MASTER OUT L/R 端子から出力されるボリュームを調整します。
NOTE
A
[OPTICAL SELECT](オプティカルセレクト)
[OUTPUT 1/2 / MASTER OUT L/R]端子 ( から、mLAN INPUTS のオーディオ信号をラ インレベル (+4dBu) で出力するためには、 [MASTER VOLUME] ノブを右に動かなくな るまで回します。OUTPUT 3 〜 8 と同じ出 力レベルになります。
G
)
スイッチ
リアパネルの OPTICAL IN/OUT 端子の機能を選択 します。詳細は、(10 ページの )「OPTICAL SELECT スイッチ・MASTER CLOCK ランプとワードクロッ クマスターについて」をご参照ください。
ADAT DOUBLE:
ハイサンプリングレート (88.2kHz/96kHz) で、 同時に 4 チ ャンネルの デジタルオ ーディオを 入 出力するADAT IN/OUT 端子として動作します。 光ケーブル 1 本あたり 44.1kHz/48kHz で 8 チャンネルあるデジタルオーディオを、2 チャン ネルずつ組にして 88.2kHz/96kHz で 4 チャン ネル相当として扱います。
ADAT NORMAL:
通常のサンプリングレート (44.1kHz/48kHz) で、同時に 8 チャンネルのデジタルオーディオを 入出力する ADAT IN/OUT 端子として動作しま す。ADAT フォーマットの通常の使用法です。
DIGITAL:
デジタルステレオ IN/OUT 端子 として動作し ま
)
す。
NOTE
NOTE
B
MASTER CLOCK( マスタークロック ) ランプ
i88X のワードクロックマスターを表示します。詳細 は、(10 ページの )「OPTICAL SELECT スイッチ・ MASTER CLOCKランプとワードクロックマスター について」をご参照ください。サンプリング周波数の 切り替えは、mLAN Auto Connector/Graphic Patchbay(19 ページ ) で設定します。
DIGITAL を選択した場合は、COAXIAL IN 端 子を使用できません。
ADAT DOUBLE モードを使う場合は、お使 いの ADAT対応機器が DOUBLE モードに対 応しているかご確認ください。
INT: INTERNAL 44.1kHz で動作していま
す。
9
Loading...
+ 19 hidden pages