Yamaha CZR15, CZR12, CZR10 operating instructions

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Owner’s Manual Bedienungsanleitung Mode d’emploi Manual de instrucciones Manual do Proprietário Manuale di istruzioni Руководство пользователя
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ES
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DE
EN
SPEAKER SYSTEM
LOUDSPEAKER
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警告
「死亡する可能性または重傷
負う可能性が想定さる」内容 です。
「傷害負う可能性または物的
損害が発生する可能性が想定さ る」内容です。
注意喚起示す記号
禁止示す記号
行為指示する記号
必ず実行
禁止
禁止
PA- 9 1 / 2

安全上のご注意

ご使用の前に、必ずよくお読みください。
必ずお守りください
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用 いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのものです。必ずお守りくだ さい。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られ る所に必ず保管してください。
「警告」と「注意」について
誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容 を、危害や損害の大きさと切迫の程度を区分して掲載し ています。
警告
異常に気づいたら
下記のような異常が発生した場合、すぐにパ ワーアンプの電源を切る。
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に水や異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
• 製品に亀裂、破損がある場合 そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障のお それがあります。至急、お買い上げの販売店またはヤマ
ハ修理ご相談センターに点検や修理をご依頼ください。
分解禁止
本製品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障 の原因になります。 本製品の内部には、お客様が修 理/交換できる部品はありませ ん。
記号表示について
本製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のよ うな意味があります。
• 点検や修理は、必ずお買い上げの販売店またはヤマ ハ修理ご相談センターにご依頼ください。
• 不適切な使用や改造により故障した場合の補償はい たしかねますので、ご了承ください。
水や火に注意
• 本製品の上に花瓶や薬品など液体の入った ものを置かない。
• 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところ で使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障 の原因になります。
本製品の近くで、火気を使用しない。
火災の原因になります。
禁止
聴覚障害
オーディオシステムの電源を入れるときは、 パワーアンプをいつも最後に入れる。電源を
必ず実行
切るときは、パワーアンプを最初に切る。
聴覚障害やスピーカーの損傷の原因になることがあり ます。
CZRシリーズ取扱説明書
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設置と接続
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
禁止禁止禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
不安定な場所に置かない。
本製品が転倒して故障したり、けがをしたりする原因に なります。
本製品を子供の手の届くところに置かない。
本製品は子供がいる可能性のある場所での使用には適 していません。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しな い。
故障の原因になります。
本製品を移動するときは、必ず接続ケーブル をすべて外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒した りするおそれがあります。
注意
取り扱い
本製品と組み合わせて使うパワーアンプを選 ぶとき、パワーアンプの出力レベルが本製品 の許容入力レベル以下であることを確認する。
出力レベルが許容入力レベルを超えていると、故障や火 災のおそれがあります。
アンプでクリップが生じるような過大な信 や以下のような音(ノイズ)を入力しない。
• マイクロフォン使用時のハウリング音
禁止
• 電子楽器などからの連続した大音量の音
• 過度にひずんだ連続音
• アンプの電源を入れた状態でのケーブルの
パワーアンプの出力レベルが本製品の( プログラム ) 許容 入力レベルより低い場合でも、本製品の損傷、故障や火 災のおそれがあります。
音がひずんだ状態では本製品を使用しない。
本製品が発熱し、火災の原因になることがあります。
禁止
PA- 9 2 / 2
抜き差しによるポップノイズ
本製品を持ち運びする場合は、必ず2人以上 で行なう。
本製品を1人で無理に持ち上げると、腰を痛めたり、本 製品が落下して破損したり、けがをしたりする原因にな ります。
スピーカーをつり下げるためにスピーカーの ハンドルを使用しない。
スピーカーが落下して破損したり、けがをしたりする原 因になります。
スピーカーの底面を持って運搬しない。
スピーカーの底面に手をはさんで、けがをしたりする原 因になります。
スピーカーのリアパネルを壁に押しつけない。
スピーカーを壁に押しつけたときに、プラグが壁に接触 し、ケーブルが外れてショートしたりして故障や火災の 原因になることがあります。
取り付け工事は、必ずお買い上げの販売店に 依頼する。また、取り付ける場合は、以下の 点に注意する。
• 本製品の重量に十分に耐えられる取り付け器具と場所 を選ぶ
• 継続して振動があるような場所は避ける
• 必ず指定された取り付け工具を使用する
• 定期的に保守点検を行なう
スピーカー接続専用のケーブルを使用する。
それ以外のケーブルを使うと、火災の原因になることが あります。
CZRシリーズ取扱説明書
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注記(使用上の注意)
製品の故障、損傷や誤動作を防ぐため、以下の内容をお守 りください。
■ 製品の取り扱い/ お手入れに関する注意
• 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近 くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に 低いところ、また、ほこりや振動の多いところで使用し ないでください。本製品のパネルが変形したり、内部の 部品が故障したり、動作が不安定になったりする原因に なります。
• グリルをはめたままグリルを下にして地面などに置かな いでください。グリルが変形する原因となります。
• バッフル前面を下にして置く場合は、平らな場所に置い てください。
• スピーカーユニットには触れないようにしてください。
• スピーカーを並列接続する場合は、必ずアンプの規定負 荷インピーダンスの範囲内(91ページ参照)で接続して ください。アンプの故障の原因になります。
• 保護回路 本製品は、自動復帰型の保護回路を内蔵しています。過
大な入力が加わると、保護回路が動作して、音が出なく なります。使用中に音が出なくなった場合は速やかにア ンプの音量を下げてください。(数秒〜数十秒で自動的に 復帰します。)
• バスレフポートから空気が吹き出す場合がありますが、 本製品の故障ではありません。特に、低音成分の多い音 を出力する場合に起こります。
• 極端に温湿度が変化すると、本製品表面に水滴がつく (結露する)ことがあります。水滴をそのまま放置すると、 木部が水分を吸収して変形する原因になります。水滴が ついた場合は、柔らかい布ですぐに拭きとってください。
お知らせ
■ 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて説 明のためのものです。
• 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の 登録商標または商標です。
■ 廃棄に関するお知らせ
• 本製品は、リサイクル可能な部品を含んでいます。廃棄 される際には、廃棄する地方自治体にお問い合わせくだ さい。
■ コネクターに関する注意
• スピコン型コネクターの接続には、Neutrik(ノイトリッ ク)NL4プラグのスピーカーケーブルをご使用くださ い。
CZRシリーズ取扱説明書
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はじめに

このたびは、ヤマハスピーカーシステムCZR15、CZR12、CZR10(以下CZR)をお買い求めいただきま して、まことにありがとうございます。本製品は、ライブ/SR/設備音響用のスピーカーです。この取扱説 明書では、このスピーカーを設置、施工される方やスピーカーの取り扱いに慣れた方向けに、設置、設定、 接続方法などを説明しています。本製品のさまざまな機能を十分にご活用いただくために、ご使用の前にこ の取扱説明書を必ずお読みください。また、お読みになったあとも、大切に保管してください。
• 本書では、特にことわりがない場合、イラストはCZR12を使用しています。
目次
安全上のご注意 .......................................................................86
はじめに...................................................................................89
主な特長...................................................................................89
付属品.......................................................................................89
オプション品( 別売)................................................................89
各部の名称と機能 ...................................................................90
接続...........................................................................................91
プロセッサーとアンプの選択と設定 ....................................92
基本的なセットアップ例 ....................................................... 92
ホーンの回転........................................................................... 93
パッシブとバイアンプの切り替え........................................ 94
設置例 ......................................................................................95
困ったときは........................................................................... 97
アフターサービス................................................................... 98
保証書 ......................................................................................99
Specifications .................................................................. 100
(仕様、英語のみ)

主な特長

• ウーファーのユニットサイズごとに、15インチのCZR15、12インチのCZR12、10インチの CZR10 の 3 モデルを用意。
• LFユニットには、アルミダイキャスト製フレーム、3インチボイスコイルを採用し高耐入力を実現。軽量で磁力の強いネオ ジムマグネットの採用により、より低い周波数までの帯域拡張とパンチのある低域の再生能力を実現。
• HFユニットには、チタンダイアフラム、2インチボイスコイル、ネオジムマグネットを採用。各モデル専用設計の定指向性 ホーンと組み合わせて、優れた高域再生能力と指向特性を実現。
• キャビネットは、軽量かつ堅牢な専用設計のプライウッドの採用と、耐傷性が極めて高い硬質ポリウレア塗装で、可搬性と 耐久性を両立。
• スタンド立て時の2種類の角度調整、フロアモニター設置、豊富なリギングポイント、ホーンの90°回転など、多様な設備 や設置方法に対応。
• 各ユニットの能力を最大限に引き出し、さらに特性を最適化するバイアンプ接続への変更が可能。
付属品
取扱説明書( 本書):保証書は99ページにあります。

オプション品(別売)

Uブラケット(UB-DZRシリーズ ) スピーカーカバー(SPCVRシリーズ ) CZR15  UB-DZR15H、UB-DZR15V SPCVR-DZR15 CZR12  UB-DZR12H、UB-DZR12V SPCVR-DZR12 CZR10  UB-DZR10H、UB-DZR10V SPCVR-DZR10
CZRシリーズ取扱説明書
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各部の名称と機能

q
we
w
e
rt
前面 背面
底面
FRONT
ポールソケット
スピコンプラグ
奥まで差し込んで 回してロック
q チルト可能ポールソケット
ポールソケットの穴を2つ装備しています。床面に対す るスピーカーの角度を水平で、または7°下に傾けてマウ ントできます。ソケットは、市販の35mm径のスピー カースタンドまたはスピーカーポールに対応しています。
we[INPUT/PARALLEL]端子
ノイトリックNL4に対応したスピコン端子です。スピー カーケーブルを使ってパワーアンプと接続します。工場 出荷時はパッシブに設定されています。パッシブで使用 するときは、[INPUT/PARALELL]端子の 1 + /1 −に信 号を入力してください。we は内部でパラレル接続さ れています。
r Uブラケット用ネジ穴
オプション(別売)のUブラケットを取り付けるときに使 うネジ穴です。
t アイボルト用ネジ穴
アイボルトを使ってつり下げるときに使うネジ穴です。 アイボルト用ネジ穴は、キャビネット内に貫通していま す。
CZRシリーズ取扱説明書
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接続
パッシブ バイアンプ
1+:
(2−:未使用)
1−:
(2+:未使用)
1+:LF+
1−:LF−
2+:HF+
2−:HF−
アンプ
並列接続(合成インピーダンス:4Ω)
アンプから 次のCZR へ
CZR1台目
(インピーダンス:8Ω)
CZR2台目
(インピーダンス:8Ω)
アンプ
Aチャンネル
Bチャンネル
CZR
配線
下図のようにプラグを配線してください。必ずスピーカー専用のケーブルを使用してください。CZRだけをパッシブで鳴らす 場合は、2+と2−の配線は不要です。バイアンプで鳴らす場合や、サブウーファー用の信号も1本のケーブルで送る場合(92 ページ「基本的なセットアップ例」参照)には、2+と2−の線も使用します。
スピーカーの並列接続
[INPUT/PARALLEL]端子は内部でパラレル ( 並列 ) 接続されています。パワーアンプ ( 以下アンプ ) からの信号を 1 台目の CZR の[INPUT/PARALLEL]端子で受け、残りの [INPUT/PARALLEL] 端子から 2 台目の CZR に信号を送り出すことができます。 CZRを並列接続する場合は、アンプが駆動できる負荷インピーダンスを確認してください。1台のCZRの定格インピーダンス は8Ωですので、2台のCZRを並列接続すると合成インピーダンスは 4Ωになります。この場合アンプは4Ω以下のスピー カーを駆動できる能力が必要です。
■ 間違った接続
注記
アンプからの複数の信号を、[INPUT/PARALLEL]端子に同時には絶対接続しないでください。内部で信号がショートして 大変危険です。アンプが故障する原因になります。
CZRシリーズ取扱説明書
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プロセッサーとアンプの選択と設定

CZR
CXSシリーズ
(サブウーファー )
2チャンネルアンプ
1+/1 − :FULLRANGE
1+ /1 − :SUBWOOFER
アンプから
CZR
CXSシリーズ
(サブウーファー )
2チャンネルアンプ
1+ /1 − :SUBWOOFER
2+/2 − :FULLRANGE
4芯のスピコンケーブル
2+/2−の信号を1+/1−に 経路変更して出力する。
OUTPUT
1+ /1 −:FULLRANGE
アンプから
CZRへ
CZRのパフォーマンスを発揮するためには、プロセッサーまたはDSP内蔵アンプを使って、クロスオーバーやイ コライザー (EQ) を調整する必要があります。
アンプの選択には、スピーカーのプログラム(PGM)ワット数に近いパワーを出せるアンプをおすすめします (例:CZR12の PGMは800Wなので、その0.8〜1.25倍を目安とした640W〜1000Wのアンプをおすすめ します)。ただし、リミッターなどで適切にスピーカーを保護できる場合には、さらに出力の大きいアンプと組み 合わせることも可能です。
プロセッサーやアンプの推奨モデル、EQ設定などの情報は、ヤマハプロオーディオウェブサイトのCZR製品ペー ジをご参照ください。

基本的なセットアップ例

■ 2チャンネルアンプからCZRとサブウーファーをそれぞれ独立したケーブルで接続するシステム
■ CXSシリーズのアウトプット端子を利用して、2チャンネルアンプからの出力を1本のケーブルで接続するシ ステム
CXSシリーズ(サブウーファー )には、[INPUT/PARALELL]端子の2+/2−に入力された信号を、1+/1−に経路変更 して出力するアウトプット端子があります。これを利用して、4芯のスピコンケーブルを用いれば、アンプからのケーブル を1本にまとめることができます。詳細はCXSシリーズの取扱説明書をご参照ください。
CZRシリーズ取扱説明書
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ホーンの回転

NOTE
切り欠き部
ネジ( 計 8 個 )
縦置きの場合
横置きの場合
90°回転
工場出荷時、CZRの指向性は、縦置きの状態で水平(横) 方向が広く、垂直(縦 ) 方向が狭くなる設定になっていま す。横向きに設置する場合や、フロアモニターで横向きの指向性を広く取りたい場合には、ホーンを回転して縦横 の指向性を変えることをおすすめします。
1. 2.5mmの六角レンチを使って、グリルを固定しているネジ(CZR10:計6 個)を外し、グリルを取り外します。
2. 2番のプラスドライバーを使って、ホーンを固定しているネジを外し、ホーンを取り外します。
• ドライバーでネジを強く押し込み過ぎないようにご注意ください。キャビネット内側のナットが外れるおそれがあります。
• ホーンを取り外しにくい場合は、切り欠き部にマイナスドライバーなどを引っ掛けて、取り外してください。
3. ホーンを90°回転して、外したときと逆の手順でホーンとグリルを取り付けます。
CZRシリーズ取扱説明書
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パッシブとバイアンプの切り替え

NOTE
切り欠き部
ネジ( 計6個)
PASSIVE IN
PASSIVE OUT
BI-AMP
OUT
BI-AMP
IN
PASSIVE IN
PASSIVE OUT
BI-AMP
OUT
BI-AMP
IN
スピーカーユニットへ
[INPUT/PARALLEL]端子から
パッシブ
バイアンプ
[INPUT/PARALLEL]端子から
スピーカーユニットへ
NOTE
工場出荷時、CZRの内部配線はパッシブの設定になっていますが、バイアンプに切り替えることができます。バ イアンプで駆動するには、プロセッサーによるクロスオーバーと2チャンネルのアンプ出力を使う必要がありま す。バイアンプで駆動すると、LF/HF個別にプロテクションがかけられたり、LF/HF間のクロスオーバーやタイ ムアラインメントを細かく設定できたりします。そのため、各ユニットの能力を最大限に引き出し、限界能力を高 めることができます。
1. M5のプラスドライバーを使って、リアパネルを固定しているネジ(6個)を外し、リアパネルを取り外します。
• ドライバーでネジを強く押し込むとキャビネット内側のナットが外れることがあるので、押し込みすぎないようにご注意ください。
• リアパネルを取り外しにくい場合は、切り欠き部にマイナスドライバーなどを引っ掛けて、取り外してください。
2. ネットワーク基板上のインプット、アウトプットのコネクターを、それぞれ[PASSIVEIN]/[PASSIVEOUT]端子から
[BI-AMPIN]/[BI-AMPOUT]端子に差し替えます。
3. 取り外したときと逆の手順でリアパネルを取り付けます。(下図はCZR10の基板です。)
切り替えたあとは、内部の状態がわかるように、リアパネルのチェック欄にチェックを付けておくことをおすすめします。
CZRシリーズ取扱説明書
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設置例
本体のアイボルト用ネジ穴(90ページt) に、市販のロング アイボルト(長さ30〜50mm)を取り付けます。ネジ径は、 CZR15と CZR12 は M10、CZR10 はM10とM8です。 つり下げポイントは、必ず2カ所以上にしてください。
■ アイボルトの固定
アイボルトのネジ山に座金を通して取り付けてください。
• アイボルト用ネジ穴は、キャビネット内に貫通しています。
• アイボルトを使用するときは、出荷時に付いている皿ネジを外しま す。アイボルトを使用しないときは、エア漏れしないように再度皿 ネジを付けて穴をふさいでください。
NOTE
ネジロック剤 を塗る
底面
45°
最大45°
M10アイボルト
最大45°
プルバックポイント
側面
背面
注意
• 設置および取り付け工事につきましては、お買い上げの販売店に相談してください。
• 定期的に保守点検を行なってください。摩耗や腐食などにより、部品が劣化する場合があります。
• ワイヤー、壁、天井、接続金具などは、スピーカーの重量に十分耐えられる強度のものか確認してください。
• ワイヤーを使って、必ず落下防止対策を施してください。
• ワイヤーを壁に取り付ける場合は、スピーカーのワイヤー取り付け位置より高いところに、たるみが出ないように 取り付けてください。長さに余裕がありすぎると、落下時に運動エネルギーがワイヤーに多くかかって断線する場 合があります。
• アイボルトは各国の規格や安全基準に合ったものを使用してください。
取り付け箇所の強度不足や、取り付け方法の不備による落下などの事故に対しては、当社は一切の責任を負いかねます。
アイボルトを使用したつり下げ設置
■ つり下げ角度
アイボルトは鉛直から0°〜45°の範囲で使用してください。
■ つり下げ例
CZRシリーズ取扱説明書
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設置例
つり下げポイントが
1箇所
鉛直から45°を超える
45°を超える 45°を超える
禁止 禁止
禁止 禁止
NOTE
■ つり下げの悪い例
下図のように引っ張らないでください。
専用Uブラケットを使用した設置
オプション( 別売)のヤマハUブラケットUB-DZRシリーズと組み合わせることで、より多様な設置ができます。Uブラケット の取り付け方法については、UB-DZRシリーズの取扱説明書をご参照ください。
■使用例
UB-DZRシリーズは、別売のヤマハバトンブラケット BBS251 などのオプションブラケットと組み合わせて使用できます。
CZRシリーズ取扱説明書
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困ったときは

症状 考えられる原因 対策方法
音が出ない ケーブルが正しく接続されていない
突然音が途切れた スピーカーユニットが壊れた
スピーカーを並列接続している場合、アンプ の最小負荷インピーダンスに対して、スピー カーの合成インピーダンスが低すぎる
アンプがシャット ダウンする
(例:最小負荷インピーダンスが4Ωのアンプ に、8Ωのスピーカーを3台以上並列接続して いる)
過大入力により、アンプの保護回路が作動したアンプの熱が下がるまでしばらくお待ちくださ
スピコンケーブルを[INPUT/PARALLEL]端子 に正しく接続してください。パッシブの場合、ス ピコンケーブルの1+/1−がアンプの出力と正し くつながっているか確認してください。
接続や信号が適切なのに音が出ない場合、スピー カーユニットが壊れている可能性があります。ヤ マハ修理ご相談センター (98ページ参照)にお問 い合わせください。
アンプの最小負荷インピーダンスを下回らないよ うに、並列接続するスピーカーの数を減らすか、 合成インピーダンスの負荷を駆動できるアンプを 使用してください。
い。入力レベルを下げて使用してください。
HFの保護回路が作動している
高音域が出ない
バイアンプの設定で、[INPUT/PARALLEL] 端子の1+/1−にしか信号が送られていない
音がひずむ 入力レベルが過大である
上記の対策を行なっても症状が改善しない場合は、ヤマハ修理ご相談センター (98ページ参照)にお問い合わせください。
88ページ「注記(使用上の注意)」の「保護回路」 の項を確認してください。
バイアンプで使う場合には、1+/1−と2+ /2− の双方に適切な信号を送ってください。 (1+ /1−:LF、2+/2−:HF)
アンプのリミットインジケーターがときどき点 灯するレベル以下になるまで、入力機器側のボ リュームを下げてください。
CZRシリーズ取扱説明書
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アフターサービス

* 名称、住所、電話番号、営業時間、URL などは変更になる場合があり
ます。
0570-050-808
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
0570-012-808
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
ASCAMIPAMPPCA10
お問い合わせ窓口
お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または次の お問い合わせ窓口までご連絡ください。
●機能や取り扱いに関するお問い合わせ
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
上記番号でつながらない場合は03-5488-5447 受付時間 月曜日〜金曜日11:00〜18:00
(土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く )
FAX 03-5652-3634
オンラインサポート http://jp.yamaha.com/support/
●修理に関するお問い合わせ
ヤマハ修理ご相談センター
保証と修理について
保証と修理についての詳細は下記のとおりです。
●保証書
本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類 (レシート、売買契約書、納品書など)とあわせて、大切に保 管してください。
●保証期間と期間中の修理
保証書をご覧ください。保証書記載内容に基づいて修理させ ていただきます。お客様に製品を持ち込んでいただくか、 サービスマンが出張修理にお伺いするのかは、製品ごとに定 められています。
●保証期間経過後の修理
ご要望により有料にて修理させていただきます。 使用時間や使用環境などで劣化する下記の有寿命部品など は、消耗劣化に応じて交換が必要となります。有寿命部品の 交換は、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターまで ご連絡ください。
有寿命部品
フェーダー、ボリューム、スイッチ、接続端子など
上記番号でつながらない場合は053-460-4830
FAX
03-5762-2125 06-6649-9340西日本(北陸 / 近畿/四国/中国/ 九州 /沖縄)
修理品お持込み窓口
東日本サービスセンター 〒143-0006 東京都大田区平和島2丁目1-1 京浜トラックターミナル内14号棟A-5F FAX03-5762-2125
西日本サービスセンター 〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1丁目13-17 ナンバ辻本ニッセイビル7F FAX06-6649-9340
受付時間
月曜日〜金曜日10:00〜17:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く )
●販売元
(株)ヤマハミュージックジャパンPA営業部 〒103-0015東京都中央区日本橋箱崎町 41-12  KDX箱崎ビル1F
東日本(北海道/東北/関東/ 甲信越 / 東海 )
●補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間は、 製造終了後8年です。
●修理のご依頼
本書をもう一度お読みいただき、接続や設定などをご確認の うえ、お買い上げの販売店またはヤマハ修理ご相談センター までご連絡ください。修理をご依頼いただくときは、製品 名、モデル名などとあわせて、製品の状態をできるだけ詳し くお知らせください。
●損害に対する責任
本製品(搭載プログラムを含む)のご使用により、お客様に生 じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損失、 そのほかの特別損失や逸失利益)については、当社は一切そ の責任を負わないものとします。また、いかなる場合でも、 当社が負担する損害賠償額は、お客様がお支払いになったこ の商品の代価相当額をもって、その上限とします。
CZRシリーズ取扱説明書
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保証書
ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。
持込修理
名 スピーカーシステム
※品   番
シリアル番号
保 証 期 間 本 体 お買上げの日から1ケ年間
※ お 買 上 げ日 年   月   日
お客様
ご住所 お名前               様 電 話    (   )
本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示の 上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書な ど)をあわせてご提示ください。
(詳細は下項をご覧ください)
株式会社ヤマハミュージックジャパンPA営業部
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号KDX箱崎ビル1F TEL.03-5652-3850
※ 販
店 名
所在地
電 話       (   )
保証書
1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの注意書
に従った使用状態) で故障した場合には、無償修理を致します。
2. 保証期間内に故障して無償修理をお受けになる場合は、商品と本書をご
持参ご提示のうえ、お買上げ販売店にご依頼ください。
3. ご贈答品、ご転居後の修理についてお買上げの販売店にご依頼できない
場合には、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせください。
4. 保証期間内でも次の場合は有料となります。
(1)本書のご提示がない場合。
(2)本書にお買上げの年月日、お客様、お買上げの販売店の記入がない
場合、及び本書の字句を書き替えられた場合。
(3)使用上の誤り、他の機器から受けた障害または不当な修理や改造に
よる故障及び損傷。
(4)お買上げ後の移動、輸送、落下などによる故障及び損傷。
(5)火災、地震、風水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、異常
電圧などによる故障及び損傷。
(6)お客様のご要望により出張修理を行なう場合の出張料金。
保証規定
5. この保証書は日本国内においてのみ有効です。
ThiswarrantyisvalidonlyinJapan.
6. この保証書は再発行致しかねますので大切に保管してください。
* この保証書は本書に示した期間、条件のもとにおいて無償修理をお約束す
るものです。したがってこの保証書によってお客様の法律上の権利を制限 するものではありませんので、保証期間経過後の修理などについてご不明 の場合は、お買上げの販売店、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせ ください。
* ご記入いただきましたお客様のお名前、ご住所などの個人情報は、本保証
規定に基づく無料修理に関する場合のみ使用致します。取得した個人情報 は適切に管理し、法令に定める場合を除き、お客様の同意なく第三者に提 供することはありません。
※ その他の連絡窓口につきましては、本取扱説明書をご参照ください。
CZRシリーズ取扱説明書
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Specifications (English only)

Specifications

General Specifications
CZR15 CZR12 CZR10
System Type 2-way speaker, Bass-reflex
Frequency Range (-10 dB)
Coverage Angle H90° × V50° Rotatable,
Crossover Frequency (Passive) 2.0 kHz 2.0 kHz 2.5 kHz
Nominal Impedance Passive 8 Ω 8 Ω 8 Ω
Power Rating (EIA 426-A)
Power Rating (LF: EIA 426-A) (HF: AES)
Sensitivity (1 W, 1 m)
Maximum SPL (Calculated, 1 m)
Transducer LF 15" Cone, 3" Voice coil,
Enclosure Material, Finish, Color Plywood, Durable polyurea coating, Black
Floor Monitor Angle 50° Symmetrical 50° Symmetrical 50°
Dimensions (W × H × D, with rubber feet)
Net Weight 21.3 kg 18.0 kg 14.0 kg
Handles
Pole Socket Ø35 mm × 2 (0° or -7°)
Rigging Points
Connectors speakON NL4MP × 2 (Parallel)
Optional Bracket UB-DZR15H, UB-DZR15V UB-DZR12H, UB-DZR12V UB-DZR10H, UB-DZR10V
Optional Cover SPCVR-DZR15 SPCVR-DZR12 SPCVR-DZR10
*2
Passive 43 Hz – 20 kHz 43 Hz – 20 kHz 43 Hz – 20 kHz
*1
Normal
*1
FOH
Bi-amp LF: 8 Ω, HF: 16 Ω LF: 8 Ω, HF: 16 Ω LF: 8 Ω, HF: 16 Ω
Passive NOISE 400 W 400 W 350 W
PGM 800 W 800 W 700 W
MAX 1600 W 1600 W 1400 W
Bi-amp NOISE LF: 400 W, HF: 50 W LF: 400 W, HF: 50 W LF: 350 W, HF: 50 W
PGM LF: 800 W, HF: 100 W LF: 800 W, HF: 100 W LF: 700 W, HF: 100 W
MAX LF: 1600 W, HF: 200 W LF: 1600 W, HF: 200 W LF: 1400 W, HF: 200 W
Passive 97 dB SPL 97 dB SPL 95 dB SPL
Bi-amp LF: 99 dB SPL,
Passive 129 dB SPL 129 dB SPL 127 dB SPL
*2
Bi-amp LF: 131 dB SPL,
HF 2" Voice coil, 1" Throat compression driver, Titanium diaphragm, Neodymium magnet
34 Hz – 20 kHz 42 Hz – 20 kHz 46 Hz – 20 kHz
33 Hz – 20 kHz 38 Hz – 20 kHz 43 Hz – 20 kHz
H90° × V60° Rotatable,
Constant directivity horn
HF: 108 dB SPL
HF: 131 dB SPL
Neodymium magnet
450 × 761 × 460 mm 410 × 646 × 394 mm 315 × 537 × 345 mm
Aluminium die-cast, Side × 2
Constant directivity horn
LF: 97 dB SPL,
HF: 108 dB SPL
LF: 129 dB SPL, HF: 131 dB SPL
12" Cone, 3" Voice coil,
Neodymium magnet
M10 × 12
H90° × V60° Rotatable,
Constant directivity horn
LF: 95 dB SPL,
HF: 108 dB SPL
LF: 127 dB SPL, HF: 131 dB SPL
10" Cone, 3" Voice coil,
Neodymium magnet
Aluminium die-cast,
Top × 1, Side × 1
M10 × 8
M8 × 2
*1: With recommended DSP processing. *2: Full-space (4π)
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né.
100 CZR series Owner’s Manual
Page 17
Dimensions
41672
2xM10
460
41672
329
254
257240
2xM10
2xM8
367
240
41
254
329
3xM10
2xM8
450
761
367
240
41
254
329
3xM10
2xM8
504
50°
CZR15
Unit: mm
2xM8
2xM8
3xM10
41
239
277
240 327
2xM8
3xM10
646
410
239
394
277
199.5240
41557
2xM10
41557
2xM10
240
327
41
239
277
444
50°
CZR12
Unit: mm
Specifications
CZR series Owner’s Manual 101
Page 18
Specifications
233
240
166
236
2xM8
2xM10
315
537
233
166
236
240
2xM10
2xM8
392
50°
236
176
41
145240
451
345
2xM8
2xM10
28474
2xM8
CZR10
Unit: mm
NL4
Passive mode (Factory setting)
NL4
INPUT/
PARALLEL
LF
HF
NL4
Bi-amp mode (Selectable)
NL4
+ –
+ –
LF±
HF±
INPUT/
PARALLEL
LF
HF
+ –
+ –
LF±
HF±
PASSIVE
X-OVER
NETWORK
Block Diagram (CZR15, CZR12, CZR10)
102 CZR series Owner’s Manual
Page 19
CZR series Owner’s Manual 103
Page 20
Yamaha Pro Audio global website
https://www.yamaha.com/proaudio/
Yamaha Downloads
https://download.yamaha.com/
ZW46810
Manual Development Group © 2018 Yamaha Corporation Published 04/2018 POEI-A0
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