CLP-F0 1
取扱説明書
JA
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製 品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害を
未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いい たしま
す。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
■
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
■
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するた
めに、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
警告
本体に表示されている注意マークについて
■
う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
2
本体には、次の注意マークが付いています。
注意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
これは、以下の内容の注意を喚起するものです。
「感電防止のため、パネルやキャビネットを外さないでください。この製品の内部には、お客様が修理/交換できる
部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご
依頼ください。」
1/4
(1)B-14
CLP-F01 安全上のご注意
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接
続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源プラグにほこりが付着してい る場合は、ほこりを きれい
に拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
必ず実行
電源コード / プラグは、必ず付属のものを使用する。
他の電源コード / プラグを使用すると、発熱や感電の原因に
なります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器 具に近づけたり、無 理に曲
げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いも のをの
せない。
禁止
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の部品を分解したり 改造し
たりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります。
禁止
水に注意
本体の上に花瓶や薬品 など液体の入ったものを置かない。ま
た、浴 室や雨 天時の屋外など湿 気の 多いと ころで 使用しな
い。
禁止
禁止
感電や火災、または故障の原因になります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
火に注意
本体の上にろうそくなど火気のあるものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
禁止
異常に気づいたら
電源コード /プラグがいたんだ場合、または、使用中に音が出
なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
必ず実行
感電や火災、または故障のおそれがあり ます。至急、お買い上
げの楽器 店または巻末のヤマハ電気音響 製品サービ ス拠点
に点検をご依頼ください。
電源 / 電源コード
電源 プラグを抜く と きは、
電源 コードを持 た ずに、必
ず電源プラ グを持って引き
必ず実行
必ず実行
抜く。
電源 コードが破 損 して、感
電や火災の 原因になること
があります。
長期間使用しないときや落雷のお それがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
注意
禁止
2/4
(1)B-14
たこ足配線をしない。
音質 が劣化したり、コン
セント部が異常発熱し
て火災の原因になるこ
とがあります。
CLP-F01 安全上のご注意
3
組み立て
手入れ
必ず実行
設置
禁止
禁止
禁止
必ず実行
接続
必ず実行
組み立てる前に、必 ず本書の組み立て方の説明をよく お読み
ください。
手順どおりに正しく組み立てない と、楽器が破損した りお客
様がけがをしたりする原因になります。
直射日光の あたる場所(日中の車内など)やス トーブの近 く
など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に 低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり する原
因になります。
テレビやラ ジオ、ス テレオ、携帯電話 など他の 電気製品の 近
くで使用しない。
楽器本体ま たはテレビやラジオなどに雑音が 生じる場合 が
あります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけが をした
りする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケ ーブル
をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したり するお
それがあります。
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切 った上
で行なう。また、電源を入れたり切っ たりする前に、必 ず機器
のボリュー ムを最小にする。さらに、演奏を始 める場合も 必
ず両機 器のボリュームを 最小に し、演 奏しな がら 徐々にボ
リュームを上げていき適切な音量にする。
感電または機器の損傷の原因になることがあります。
本体のほこりや汚れは、柔らかい布で軽く拭き取る。
強く拭くと、ほこりの粒子で本体の表面に傷 がつく場合があ
ります。
必ず実行
本体を手入れすると きは、ベンジンやシ ンナー、洗剤、化学ぞ
うきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。お手
禁止
入れに は、乾い た柔らかい布、もし くは水を固くしぼっ た柔
らかい布をご使用ください。
使用時の注意
キー カバーで指 など をは さま ないように 注意 する。また、
キーカバーや本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
キーカバーやパネル、鍵盤のすき間から金属 や紙片などの異
物を入れない。
感電、ショ ート、火 災や 故障 の原因 になることがあ ります。
禁止
禁止
禁止
禁止
入った 場合は、すぐに電源 スイッチ を切り、電源プラグ をコ
ンセントから抜いた上 で、お買い上げの楽器 店または巻末の
ヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品 やプラスチック製品、ゴム製品などを
置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になります。
本体の表面に金属、陶器、その他硬い物を当てない。
表面にひびが入ったり、剥がれたりする場合があります。
本体の上にのったり重
いものをのせたりしな
い。また、ボタンやス
イッチ、入出力端 子など
に無理な力を加えない。
本体が破 損したり、お客
様や他の方々がけがを
したりする原因になり
ます。
4
CLP-F01 安全上のご注意
(1)B-14
3/4
禁止
大きな音量で長 時間ヘッド
フォンを使用しない。
聴覚障害の原因になりま
す。
イス
データの保存
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
禁止
不安定な場所に置かない。
イ スが転倒して、お客様 や他の方々がけがをする原因になり
ます。
イスで遊んだり、イスを踏み台にしたりしない。
こ のイスは楽器演奏用です。イスを遊び道具や踏み台にす る
と、イスが 転倒した りこわれた りして、お客様が けがをす る
原因になります。
イスには二人以上ですわらない。
イ スが転倒したりこわれたりして、お客様がけがをする原 因
になります。
イスのネジを定期的に締め直す。
イ スを長期間使用すると、イスのネジがゆるむことがあり ま
す。ネジが ゆるんだ 場合は、付属のスパ ナで締め 直してく だ
さい。
イスの脚で床やたたみを傷つけないよう注意する。
イ スの脚でフローリングの床やた たみを傷つ けることが あ
り ます。イ スの下にマットを敷くなどし て、床や たたみを 保
護されることをおすすめします。
イ スを手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学 ぞ
うきんなどは使用しない。
変色 / 変質する原因になります。お手入れには、乾いた柔らか
い布、または水を固くしぼった柔らかい布をご使用ください。
作成したデータの保存とバックアップ
内部のデータは、バックアップの設定(P50 )によって、電源
を切っても約 1 週間保持されます。約 1 週間以上過ぎるとこ
のデータは消えてしまいますので、1 週間以内に数分間は電
必ず実行
源を入れ てください。また、このデ ータは故障 や誤操作 など
のために 失われることがあります。大 切なデー タは、ヤマハ
MIDI データファイラーMDF3 などの外部 メディアに 保存
してください。
外部メディアのバックアップ
保存した外部メディアの万 一の事故に備えて、大 切なデータ
は予備の 外部メディアにバックアップとし て保存され るこ
とをおすすめします。
必ず実行
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
* この製品は、JIS C 61000-3-2 に適合しています。
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょう。静かな夜間に
音のエチケット 音のエチケット
音のエチケット
は小さな音でもよく通り、特に低音は床や壁などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがありま
す。夜間の演奏には特に気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になるのも一つの方法です。お互
いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
(1)B-14
4/4
CLP-F01 安全上のご注意
5
このたびは、ヤマハクラビノーバ CLP-F01 をお買い求めいただきまして、誠にありがとうございました。CLP-F01 の優
れた機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。また、お読みになったあとも、いつで
もご覧になれるところに大切に保管してください。
取扱説明書 (本書) について
取扱説明書(本書)は、「準備」「本編」「付録」の 3 部構成になっています。
準 備 最初にお読みください。
本 編 クラビノーバの使い方を詳しく説明しています。
付 録 「音色一覧」などの資料を掲載しています。
表記上の決まり
【 】の意味
【 】: パネル上にあるボタン類を示します。この場合、ボタン、スライダー、ジャック(端子)といった
言葉は省略します。たとえば、マスターボリュームのスライダーは、文章中で【MASTER VOLUME】
と表記します。
マスター ボリューム
、 の意味
○○○ ※※※ ○○○の操作を行なった結果、※※※の状態になることを示しています。
(操作の結果を示します。)
○○○ ☆☆☆ ○○○の操作を行なったあと、☆☆☆の操作をすることを示しています。
(操作の手順を示します。)
、 、 、 の意味
(用語集)クラビノーバに関する用語や、専門用語を説明しています。
(ワンポイント説明)機能の詳細や基本設定、補足事項を説明しています。
(ご注意いただくこと)操作するときにご注意いただく内容、できない内容を説明しています。
(クエスチョン)〜するには? 〜すると? といった目的や、機能・操作上の疑問にお答えしています。
※ この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる
場合があります。
※ 本文中では、CLP-F01 を「CLP」と表記することがあります。また、各モデルを省略し、「クラビノーバ」と表記す
ることもあります。
6
● Macintosh は、米国および他の国々で登録された Apple Computer, Inc. の商標です。
● Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
● 「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
● その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
CLP-F01 取扱説明書(本書)について
目 次
準
準 備
目次 ............................................................................... 7
目的別目次................................................................... 8
付属品(お確かめください)..................................... 9
クラビノーバでこんなことができます................. 10
ご使用前の準備.........................................................11
・ キーカバーについて ................................................. 11
・ 譜面立てについて ..................................................... 12
・ 電源を入れる ............................................................. 13
・ 音量(ボリューム)調節 ......................................... 14
・ ヘッドフォン(別売)を使う場合 ......................... 14
・ スピーカーの ON/OFF
切り替える場合 .........................................................14
オン / オフ
を
本 編
各部の名前 ................................................................. 16
デモ曲を聞く............................................................. 18
ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く........... 19
・ピアノ50 曲の片手練習をする................................ 20
・ピアノ50 曲の部分練習をする................................ 22
音色を楽しむ............................................................. 23
・ 音色を選ぶ................................................................. 23
・ ペダルを使う ............................................................. 23
・ 音に変化を付ける・・・【VARIATION
ブリリアンス
【BRILLIANCE
・ タッチ感を変える・・・【TOUCH
・ キー(調)を変える・・・【TRANSPOSE
・ 2 つの音色を混ぜる(デュアル)............................ 28
・ 鍵域を左右に分けて別々の 2 つの音色で弾く・・・
スプリット
【SPLIT
・ メトロノームを使う(METRONOME
】/【REVERB
】...................................................................... 29
演奏を録音(記録)する......................................... 32
・ 最初のトラックに録音する ..................................... 32
・ 録音し直す................................................................. 34
・ 続いて 2 つめのトラックに録音する..................... 34
・ 初期値(曲の先頭に記録されたデータ)を
変更する..................................................................... 36
録音した曲を再生する............................................. 37
・ 再生の手順................................................................. 37
・ 再生に関する便利な機能 ......................................... 38
リバーブ
メトロノーム
バリエーション
】/【EFFECT
タッチ
】/
エフェクト
】...................... 26
トランスポーズ
).............. 31
】.... 24
】.......... 27
各種の便利な設定をする・・・
ファンクション
【FUNCTION
】............................................................ 39
・ファンクションでの基本操作................................ 40
・各ファンクション項目の説明................................ 42
F1. 音の高さの微調整 ........................................ 42
F2. 音律(調律法)の選択 ................................ 43
F3. デュアルの諸設定 ........................................ 44
F4. スプリットの諸設定 .................................... 45
F5. その他の諸設定 ............................................ 46
F6. メトロノーム音量の設定 ............................ 47
F7. ピアノ 50 曲のパート再生 OFFオフ時の
音量設定........................................................ 47
ミディ
F8. MIDI
ミディ
MIDI
F9. バックアップ ON/OFF
について.......................................................... 51
機能の諸設定 ..................................... 47
オン / オフ
の設定.................. 50
他の機器と接続する................................................. 52
・端子について............................................................. 52
・パーソナルコンピューターと接続する................. 54
故障かな ? と思ったら ............................................. 58
付 録
音色一覧..................................................................... 60
デモ曲一覧................................................................. 62
基本設定一覧............................................................. 62
ミディ
MIDI
データフォーマット...................................... 64
別売品のご紹介.........................................................68
仕様............................................................................. 69
CLP-F01 の組み立て方 ............................................. 70
索引............................................................................. 72
保証とアフターサービス......................................... 75
備
本
編
付
録
CLP-F01 目次
7
準
目的別目次
備
●聞く
・音色ごとのデモ曲が聞きたい.....................................................................................................................「デモ曲を聞く」(P18 )
・「ピアノで弾く名曲 50 選」の曲が聞きたい...........................................「ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く」(P19 )
・録音した演奏が聞きたい.............................................................................................................「録音した曲を再生する」(P37 )
●弾く
・ペダルを使いたい.........................................................................................................................................「ペダルを使う」(P23 )
・一人一人のキーに合った伴奏をしたい.................................................「キー(調)を変える・・・【TRANSPOSE
・音の強弱の付き方を変えたい..............................................................................「タッチ感を変える・・・【TOUCH
・他の楽器や CD の音楽に合わせて演奏したい .................................................................................「音の高さの微調整」(P42 )
トランスポーズ
タッチ
】」(P27 )
】」(P26 )
●音を変える
・どんな音に変えられるのか知りたい.................................................................................................................「音色一覧」(P60 )
・コンサートホールで弾いているような音にしたい.........................................「音に変化を付ける・・・【REVERB
・2 つの音色を組み合わせたい .....................................................................................「2 つの音色を混ぜる(デュアル)」(P28 )
・右手と左手を違う音で弾きたい..............................「鍵域を左右に分けて別々の2つの音色で弾く・・・【SPLIT
・明るく鋭い音や柔らかくまろやかな音にしたい.....................................「音に変化を付ける・・・【BRILLIANCE
・広がり感を付けた音や揺れるような音にしたい.............................................「音に変化を付ける・・・【EFFECT
・違った表情の音にしたい...............................................................................「音に変化を付ける・・・【VARIATION
リバーブ
ブリリアンス
エフェクト
バリエーション
】」(P24 )
スプリット
】」(P29 )
】」(P24 )
】」(P25 )
】」(P24 )
●練習する
・右手または左手パートの音を消して練習したい.......................................................「ピアノ 50 曲の片手練習をする」(P20 )
・同じところを繰り返し練習したい...............................................................................「ピアノ 50 曲の部分練習をする」(P22 )
・正確なテンポで練習したい............................................................................「メトロノームを使う(METRONOME
メトロノーム
)」(P31 )
・自分で録音した曲を使って練習したい.................................................................................「演奏を録音(記録)する」(P32 )
●録音する
・演奏を録音したい.....................................................................................................................「演奏を録音(記録)する」(P32 )
●設定する
・いろいろな機能をもっと細かく設定したい....................................「各種の便利な設定をする・・・【FUNCTION
ファンクション
】」(P39 )
●他の機器と接続して使う
ミディ
・MIDI
って何?.............................................................................................................................................「MIDI
・演奏を録音したい.......................................................................................................................................... AUX OUT
・もっと大きな音を出したい.......................................................................................................................... AUX OUT
・他の機器の音をクラビノーバから流したい.................................................................................................. AUX IN
・パソコンとつなぎたい.....................................................................................「パーソナルコンピューターと接続する」(P54 )
ミディ
について」(P51 )
アウト
端子(P52 )
アウト
端子(P52 )
イン
端子(P53 )
●組み立てる
8
・クラビノーバの組み立て、解体をしたい.................................................................................「CLP-F01 の組み立て方」(P70 )
CLP-F01 目的別目次
付属品(お確かめください)
準
・保証書
・取扱説明書(本書)
・ピアノで弾く名曲 50 選(楽譜集)
・専用イス
調律について
クラビノーバでは、調律は必要ありません。
お引っ越しの際は
通常の荷物と一緒にお運びいただけます。組み立てた状態でも、組み立てる前の部品に分解した状態でも問題あり
ませんが、本体は立てかけたりせず、必ず水平に置いてお運びください。また、大きな振動、衝撃を与えないでく
ださい。
備
CLP-F01 付属品(お確かめください)
9
準
クラビノーバでこんなことができます
備
ヤマハクラビノーバ CLP-F01 は、ヤマハ独自のサンプリング音源システム「AWM ダイナミックステレオサンプリング」
による豊かな音色と、鍵域により鍵盤の重さを変えてグランドピアノのタッチ感に近付けた新木製鍵盤による自然な弾き
心地を備えた電子ピアノです。
グランドピアノ
GRAND PIANO
グランドピアノ
GRAND PIANO
1 〜 3 の音色は、フルコンサートグランドピアノからサンプリングしました。
1/3 の音色では、鍵盤を弾く強さに応じて複数の波形をサンプリングしており(ダイナミックサンプリン
グ)、さらに、サステインペダルを踏んだときの響板や弦の共鳴音をサンプリングした「サステインサンプリング」、鍵盤
を離したときの微妙な発音をサンプリングした「キーオフサンプリング」を採用し、ぜいたくな音作りを行なっています。
テンポを調節したり、各種の便利
な機能を利用できます。
(P39〜50)
メトロノームの機能を利
用できます。
(P31)
音色ごとのデモ
曲を聞くことが
できます。
(P18)
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
START/STOP
DEMO METRONOME
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
本体にピアノ50曲の演奏データが入っています。これらを
鑑賞するだけでなく、便利な練習機能を使って練習すること
ができます。また、ご自身の演奏を録音/再生できます。
(P19〜22,32〜38)
音に残響(リバーブ)や、効果(エフェ
クト)をかけることができます。
(P24〜25)
グランドピアノをはじめとした
28種類の音色をお楽しみいただ
けます。(P23)
TEMPO/OTHER VALUE
-
NO YES
GRAND
GRAND
PIANO 1
USER 1
USER 2
USER 3
PRESET
+
TRACK1TRACK2START/STOP
SONG
PIANO 2
CHURCH
JAZZ
ORGAN
ORGAN
REC
E.PIANO2E.PIANO
GRAND
1
PIANO 3
GUITAR/
STRINGS
CHOIR E.BASS SPLIT
CLAVI.
VOICE
VIBRA-
HARPSI-
VARIATION
PHONE
CHORD
WOOD
BASS
弾く鍵盤を変えずに、
他の楽器や歌う人の声
の高さに合わせて、キー
(調)を簡単に変える
ことができます。
(P27)
弾く強さに対する音
の強弱の付き方(タ
ッチ感)を調節する
ことができます。
(P26)
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
HARD
HALL 2
TREMOLO
MEDIUM
STAGE
DELAY
SOFT
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
ON
音の明るさを調節できます。(P24)
音量を調節できます。
(P14)
OFF ON NORMAL
(
HP. SW
)
PHONES SPEAKER
スピーカーの
オン/オフ
ON/OFFを切り
替えることがで
きます。(P14)
ヘッドフォンで練習
ができます。(P14)
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
L R
LEVEL FIXED
AUX OUT
クラビノーバの音を外
部オーディオ機器から
出したり、カセットテ
ープレコーダーなどを
接続して、ご自身の演
奏を録音したりできま
す。(P52)
TEMPO/OTHER VALUE
TEMPO
FUNCTION
DEMO METRONOME
START/STOP
AUX IN
-
NO YES
TEMPO/FUNCTION
L/L+R R L/L+R R
外部機器の音を
クラビノーバか
ら出すことがで
きます。
(P53)
鍵盤を左右の領域に分けて、別々の音色で演奏
することができます。(P29)
GRAND
GRAND
GRAND
E.PIANO2E.PIANO1VIBRA-
HARPSI-
VARIATION
PIANO 2
PIANO 3
PIANO 1
PHONE
CHORD
ROOM
USER 1
USER 2
CHURCH
JAZZ
USER 3
PRESET
TRACK1TRACK2START/STOP
ORGAN
+
ORGAN
REC
SONG
CHORUS
HALL 1
PHASER
HARD
HALL 2
TREMOLO
MEDIUM
WOOD
GUITAR/
STAGE
DELAY
SOFT
STRINGS
CHOIR E.BASS SPLIT
CLAVI.
VOICE
ON
BASS
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
Mac
PC-1
TO HOST HOST SELECT MIDI
MIDI
THRU OUT IN
PC-2
パーソナルコンピュ
ーターと接続して、
パーソナルコンピュ
ーター用の音楽ソフ
トを楽しむことがで
きます。(P54〜
57)
ミディ
MIDI機器を接続
して、MIDIを活
ミディ
用することができ
ます。
(P47〜49) →
ミディ
MIDIについて
(P51)
10
CLP-F01 クラビノーバでこんなことができます
ご使用前の準備
準
キーカバーについて
開けるとき
1. 手前のくぼみに手をかけてキーカバーを持ち上げ、手
前の部分を折りたたみます。
手や指をはさまないように注意
2. もう一度手前を持ち上げて、背板に立てかけます。
備
閉めるとき
1. 譜面立て(P12)を起こしてあるときは、譜面立てを
戻します。
2. キーカバーを手前にゆっくり倒します。
手や指をはさまないように注意
3. 折りたたまれているキーカバーの上側を、ゆっくりと
手前に戻します。
手や指をはさまないように注意
手や指をはさまないように注意
キーカバーを開閉するときは、両手で静かに行ない、途中で手を離さないでください。
また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、キーカバーの端と本体の間、キーカバーの折れめに手や指をはさまないよう
ご注意ください。
CLP-F01 ご使用前の準備
11
準
譜面立てについて
キーカバーの内側に譜面立てが付いています。
備
使うとき
キーカバーについている譜面立てを、手前に倒します。
しまうとき
譜面立てを、キーカバー側へ戻します。
12
CLP-F01 ご使用前の準備
電源を入れる
1. 電源コードを接続する
最初に本体側のプラグを差し込み、次にコンセント側(家庭用 AC100V)のプラグを差し込みます。
12
電源を入れる
2.
本体パネルの右の【POWER
本体パネル中央のディスプレイに表示が表れます。また、クラビノーバ前面左の電源ランプが点灯します。
パワー
】を押すと、電源が入ります。
準
備
パワー
【POWER】
ディスプレイ
通常はテンポが表示されます。
電源を切るときは、もう一度 【POWER
パワー
電源ランプ
】 を押します。
ディスプレイの表示が消え、クラビノーバ前面左の電源ランプも消灯します。
パワー
POWER
=電源
電源ランプについて…
クラビノーバのご使用後、電源を切り忘れてキーカバーを閉めてしまった場合、電源ランプの点灯が、入ったままであることを知らせてくれます。
CLP-F01 ご使用前の準備
13
準
音量 (ボリューム) 調節
本体パネル左の【MASTER VOLUME
節してください。
マスター ボリューム
】を左右に動かして調節します。実際に鍵盤を弾いて音を出しながら、音量を調
備
マスター ボリューム
MASTER VOLUME
【MASTER VOLUME
マスター ボリューム
= 全体の音量
】で【PHONES
MIN MAX
MASTER VOLUME
小さくなる
フォーンズ
】の出力レベルや AUX INインからの入力レベルも調節できます。
大きくなる
大きな音量で長時間使用しないでください。
聴覚障害の原因になります。
ヘッドフォン (別売) を使う場合
ヘッドフォンを 【PHONES
フォーンズ
【PHONES
】端子は 2 つありますので、ヘッドフォンを 2 本接続して 2
人で演奏を楽しむこともできます。(1 本だけ接続する場合は、どちら の
端子をご使用いただいても構いません。)
フォーンズ
】端子に接続して使います。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。
聴覚障害の原因になります。
別売ヘッドフォン…
YAMAHA ヘッドフォン HPE-160
オン / オフ
スピーカーの ON/OFF
オン / オフ
スピーカーの ON/OFF
ノーマル
NORMAL
(HP. SW).......ヘッドフォンが接続されていないときだけス
ONオン.......................................常にスピーカーが鳴ります。
OFFオフ.....................................スピーカーは鳴りません。
を切り替えることができます。
ピーカーが鳴ります。
底面
OFF ON NORMAL
(
HP. SW
)
PHONES SPEAKER
ステレオフォーンプラグ
(標準)
を切り替える場合
(
HP. SW
)
OFF ON NORMAL
PHONES SPEAKER
14
CLP-F01 ご使用前の準備
●クラビノーバの使い方を詳しく説明しています。
各部の名前................................................................. 16
デモ曲を聞く............................................................. 18
ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く........... 19
ピアノ 50 曲の片手練習をする....................................... 20
ピアノ 50 曲の部分練習をする....................................... 22
音色を楽しむ..............................................................23
音色を選ぶ ...........................................................................23
ペダルを使う..................................................................... 23
音に変化を付ける・・・【VARIATION
ブリリアンス
【BRILLIANCE
】/【REVERB
タッチ感を変える・・・【TOUCH
キー(調)を変える・・・【TRANSPOSE
リバーブ
バリエーション
】/【EFFECT
タッチ
】/
エフェクト
】................................ 26
トランスポーズ
】....................27
】................24
2 つの音色を混ぜる(デュアル)...................................... 28
鍵域を左右に分けて別々の 2 つの音色で弾く・・ ・
スプリット
【SPLIT
】................................................................................29
メトロノームを使う(METRONOME
メトロノーム
)..........................31
演奏を録音(記録)する..........................................32
最初のトラックに録音する...............................................32
録音し直す ...........................................................................34
続いて 2 つめのトラックに録音する............................... 34
初期値(曲の先頭に記録されたデータ)を変更する ...36
録音した曲を再生する..............................................37
再生の手順 ...........................................................................37
再生に関する便利な機能 ...................................................38
ファンクション
各種の便利な設定をする・・・【FUNCTION
】.... 39
ファンクションでの基本操作 ...........................................40
各ファンクション項目の説明 ...........................................42
・F1. 音の高さの微調整.....................................................42
・F2. 音律(調律法)の選択.............................................43
・F3. デュアルの諸設定.....................................................44
・F4. スプリットの諸設定.................................................45
・F5. その他の諸設定.........................................................46
・F6. メトロノーム音量の設定.........................................47
・F7. ピアノ 50 曲のパート再生 OFF
ミディ
・F8. MIDI
・F9. バックアップ ON/OFF
ミディ
MIDI
について...........................................................51
機能の諸設定..................................................47
オン / オフ
オフ
時の音量設定.....47
の設定...............................50
他の機器と接続する .................................................52
・端子について.....................................................................52
・パーソナルコンピューターと接続する.........................54
故障かな ? と思ったら.............................................. 58
CLP-F01
15
各部の名前
トップパネル
本
編
2
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
3
45 6
TEMPO
START/STOP
DEMO METRONOME
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 D1 E1 F1 G1 A1 B1 C2 D2 E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3 F3 G3 A3 B3 C4 D4 E4 F4 G4 A4 B4 C5 D5 E5 F5 G5 A5 B5 C6 D6 E6 F6 G6 A6 B6 C7
B-1 A-1
端子パネル
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
OFF ON NORMAL
(
HP. SW
)
PHONES SPEAKER
7
TEMPO/OTHER VALUE
TEMPO
FUNCTION
START/STOP
DEMO METRONOME
TEMPO/FUNCTION
J
K
TEMPO/OTHER VALUE
-
NO YES
+
LEVEL FIXED
8
USER 1
USER 2
USER 3
-
NO YES
USER 1
USER 2
USER 3
PRESET
TRACK1TRACK2START/STOP
REC
SONG
PRESET
+
GRAND
E.PIANO2E.PIANO1VIBRA-
HARPSI-
GRAND
GRAND
PIANO 3
JAZZ
STRINGS
CHORD
WOOD
GUITAR/
CHOIR E.BASS SPLIT
BASS
CLAVI.
VOICE
PHONE
VARIATION
ROOM
HALL 1
HALL 2
STAGE
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
PIANO 1
PIANO 2
CHURCH
ORGAN
ORGAN
SONG
CHORUS
HARD
PHASER
MEDIUM
TREMOLO
SOFT
DELAY
ON
TRACK1TRACK2START/STOP
REC
1
F
AUX IN
L/L+R R L/L+R R
L R
E
AUX OUT
16
1
2
3
4
5
6
7
8
パワー
【POWER
【MASTER VOLUME
【BRILLIANCE
【DEMOデモ】............................................ P18
METRONOME
【TEMPO/FUNCTION
ディスプレイ .......................................P17
【− /NOノー】/【+ /YES
【PRESET
ユーザー
【USER
【TRACK
ソング
SONG
レコード
【REC
】......................................... P13
マスター ボリューム
ブリリアンス
】...................... P14
】................................. P24
メトロノーム
テンポ / ファンクション
【START/STOP
スタート / ストップ
】.... P31
#▲▼】.... P31, 40
イエス
プリセット
】
ユーザー
1】【USER
トラック
1】【TRACK
スタート / ストップ
【START/STOP
】
2】【USER
トラック
2】
ユーザー
3】
】
】.................... P19 〜 22, 31 〜 38
CLP-F01 各部の名前
9
音色ボタン .......................................... P23
スプリット
0
【SPLIT
A
【REVERB
B
【EFFECT
C
【TOUCH
D
【TRANSPOSE
E
AUX OUT
F
AUX INイン.............................................P53
G
【TO HOST
H
HOST SELECT
ミディ
I
MIDI
J
【SPEAKER
K
【PHONES
】............................................ P29
リバーブ
エフェクト
タッチ
】........................................P24
】......................................... P25
】.......................................... P26
トランスポーズ
アウト
】...............................P27
......................................... P52
トゥーホスト
ホスト セレクト
【INイン】【OUT
スピーカー
フォーンズ
】............................ P52 〜 57
......................P52 〜 57
アウト
スルー
】【THRU
】.... P51 〜 57
】..................................... P14
】....................................... P14
9
GRAND
GRAND
PIANO 1
PIANO 2
CHURCH
JAZZ
ORGAN
ORGAN
G
Mac
PC-1
TO HOST HOST SELECT MIDI
E.PIANO
GRAND
PIANO 3
CHOIR E.BASS SPLIT
STRINGS
H
MIDI
THRU OUT IN
PC-2
E.PIANO
2
1
GUITAR/
CLAVI.
HARPSICHORD
WOOD
BASS
VIBRAPHONE
VARIATION
0
VOICE
ABCD
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
TREMOLO
DELAY
HARD
MEDIUM
SOFT
ON
HALL 2
STAGE
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
本
編
I
L
M
N
左のペダル(ソフトペダル)..................P24
L
まん中のペダル(ソステヌートペダル).. P23
M
右のペダル(ダンパーペダル)............... P23
N
ディスプレイ
・ 操作の結果をパネル中央のディスプレイで確認しながら進めてください。
・ 場面に応じて、たとえば下記のような表示になります。
テンポ
(通常の表示)
ピアノ50曲の曲番号 ファンクション項目番号 各種設定値
CLP-F01 各部の名前
17
デモ曲を聞く
CLP-F01 には、音色ごとに 1 曲ずつデモ曲が入っています。聞いてみましょう。
本
編
25
MIN MAX
MELLOW BRIGHT
操作
MASTER VOLUME
BRILLIANCE
DEMO METRONOME
START/STOP
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
1 電源を入れる
(まだ電源を入れていない場合)【POWER
電源が入ります。
音量はデモ曲を再生しながらでも調節できますが、【MASTER VOLUME
を中程まで上げておいてください。
2 デモ曲モードに入る
【DEMOデモ】を押します。
音色ボタンのランプが流れるように点滅します。
TEMPO/OTHER VALUE
PRESET
-
NO YES
+
パワー
】を押します。
USER 1
USER 2
USER 3
SONG
4
TRACK1TRACK2START/STOP
GRAND
PIANO 1
CHURCH
ORGAN
REC
マス ターボリューム
GRAND
GRAND
PIANO 2
PIANO 3
JAZZ
STRINGS
ORGAN
3
E.PIANO
E.PIANO
1
CHOIR E.BASS SPLIT
VOICE
】
VIBRA-
HARPSI-
2
GUITAR/
CLAVI.
VARIATION
PHONE
CHORD
WOOD
BASS
ROOM
HALL 1
HALL 2
STAGE
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
デモ曲の曲名については、
「デモ曲一覧」(P62)をご参照くださ
い。
デモ曲の再生データは MIDI
されません。また、デモ曲 モード中
ミデ ィ
は MIDI
受信を行ないません。
録音 モ ード(P32)の とき、
録音した曲の再生中(P37)は…
デモ曲モードには入れません。
モードとは…
ある機能を実行できる状 態を意味し
ます。ここでは、デモ曲を 再生でき
る状態のことを「デモ 曲モード」と
呼んでいます。
CHORUS
PHASER
TREMOLO
DELAY
HARD
MEDIUM
SOFT
ON
ミデ ィ
送信
3 選曲と再生スタート
聞きたいデモ曲の音色ボタンを押します。(音色ボタンを押さずに
ソング
SONG
スタート /ス トップ
【START/STOP
】を押すと、GRAND PIANO
デモ曲の再生がスタートします。その後、ストップするまで順番に別の
音色のデモ曲が連続して再生されます。
音量の調節
デモ曲を聞きながら 【MASTER VOLUME
4 再生ストップ
再生をストップする場合は、SONG
タン(再生中は点滅しています)を押します。
5 デモ曲モードを抜ける
【DEMOデモ】を押します。
音色ボタンのランプの流れるような点滅が止まります。
マスター ボリューム
ソング
グラ ンドピ アノ
1 の曲が再生されます。)
】で音量を調節します。
スタート/ ス トップ
【START/STOP
】か再生中の音色ボ
デモ曲では、テンポの調節や「片
手練習」(P20)、「部分練習」(P22)
はできません。
ブリリアンス
【BRILLIANCE
】(P24)を調
節することもできます。
バリエーション
【VARIATION
】を押してから
音色 ボタンを押す と ピア ノ 音色 説明デ
モを 聞くことがで き ます 。 各デ モの割
り当 ては、「ピ ア ノ音 色 説明デモ一覧 」
(P62) を参照してください。
18
CLP-F01 デモ曲を聞く
ピアノ50曲 (プリセットソング) を聞く
CLP-F01 には、ピアノ 50 曲の演奏データが入っています。付属の『ピアノで弾く名曲 50 選』の楽譜集に
は、ピアノ 50 曲の楽譜が掲載されていますので、ご活用ください。
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
START/STOP
DEMO METRONOME
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
TEMPO/OTHER VALUE
2
-1
-
NO YES
14
PRESET
+
USER 1
USER 2
USER 3
SONG
TRACK1TRACK2START/STOP
23
-2
操作
1 ピアノ曲(プリセットソング)モードに入る
2 選曲と再生スタート
2-1 【− /NO
2-2 SONG
プリセット
【PRESET
】を押します。
プリセット
【PRESET
ノー
】【+ /YES
】のランプが点灯します。
イエス
】を押して、聞くピアノ曲を選
びます。
1〜50:聞く曲番号を指定して 1 曲だけ再生する
オール
ALL
ランダム
rnd
ソング
モードです。
: ピアノ 50 曲を順番に、ストップするまで
連続再生するモードです。
:
ピアノ 50曲を順不同に、ストップするまで連続再生するモードです。
スタート/ ストップ
【START/STOP
】を押すと再生がスタートします。
音量の調節
ピアノ曲を聞きながら 【MASTER VOLUME
マスター ボリューム
】で音量を調節します。
テンポの調節
ピアノ曲ごとに固有のテンポが設定され
ていますが
【TEMPO/FUNCTION
してテンポを変更できます。
【▼】【▲】 を同時 に押すと曲固有 のテン
ポに戻ります。
テンポ / ファンクション
#▼▲】を押
操作時、曲固 有のテンポに対してのプラスマ
イナスの値(-50〜50)で表示されます。(曲に
よって 増 減 幅は 異 なります。)曲固有のテン
ポのときは「―――」と表 示されます。
本
GRAND
GRAND
PIANO 1
PIANO 2
CHURCH
JAZZ
ORGAN
REC
ORGAN
曲番号
E.PIANO
E.PIANO
GRAND
2
1
PIANO 3
GUITAR/
CHOIR E.BASS SPLIT
STRINGS
CLAVI.
VOICE
VIBRA-
HARPSI-
VARIATION
PHONE
CHORD
WOOD
BASS
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
HARD
HALL 2
TREMOLO
MEDIUM
STAGE
DELAY
SOFT
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
ON
デモ曲モード(P18)のとき、
録音モード(P32)のとき、曲の
再生中(P37) は・・・
ピアノ曲モードには入れません。
SONG ソングとは・・・
CLP-F01 では、演奏データを総称し
て「ソング(SONG)」と呼んでいま
す。デモ曲やピアノ曲も 演奏データ
です。
再生に合わせて、ご自身で鍵
盤を弾くこともでき ます。音色も変
えられます。
手弾き音と再生音用に
ブリリアンス
【BRILLI ANCE
(P24)を、手弾き音用に【EFFECT
(P25)【TOUCH
】(P24)【REVERB
タッチ
】(P26)を切り替え
リバーブ
エフェクト
ることもできます。
テンポのリセット(再設定)
新しい曲を選ぶと(ま たは、連続再
生で新しい曲がスタ ートすると)テ
ンポは自動的にその曲の 固有のテン
ポにリセットされます。
リバーブ
【REVERB
】は 新しい曲を選ぶ
と(または、連続再生で新 しい曲が
スタートすると)その曲 に合ったリ
バーブの種類になります。
編
】
】
3 再生ストップ
ピアノ曲の再生が終了すると、自動的に再生前の状態に戻ります。再生途中に(ま
たは連続再生中に)ストップする場合は、
・続いて他の曲を再生する場合は、操作 2 に戻ります。
ソング
SONG
【START/STOP
スタート/ ス トップ
】
を押します。
CLP-F01 ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く
19
本
4 ピアノ曲モードを抜ける
プリセット
【PRESET
プリセット
【PRESET
】を押します。
】のランプが消灯します。
次に、ピアノ 50 曲の、右手または左手パートの再生を OFFオフにしてご自分で練
習する方法(片手練習)と、曲中のフレーズを指定して繰り返し練習する方法
(部分練習)を説明します。
ピ アノ曲の再生データは、MIDI
送信されません。また、ピアノ曲モー
ミデ ィ
ド中は MIDI
受信を行ないません。
ミデ ィ
編
ピアノ 50 曲の片手練習をする
オン / オフ
ピアノ 50 曲では、右手パートと左手パートが別々のトラックに入っています。それぞれの再生を ON/OFF
し、再生を OFFオフにしたパートをご自分で練習することができます。右手パートが【TRACK
トが【TRACK
トラック
2】に入っています。
トラック
1】に、左手パー
1 23
GRAND
GRAND
MIN MAX
MELLOW BRIGHT
操作
MASTER VOLUME
BRILLIANCE
START/STOP
DEMO METRONOME
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
TEMPO/OTHER VALUE
-
NO YES
GRAND
PIANO 2
USER 1
USER 2
USER 3
PRESET
+
TRACK1TRACK2START/STOP
SONG
PIANO 1
CHURCH
JAZZ
ORGAN
REC
ORGAN
E.PIANO
E.PIANO
PIANO 3
2
1
GUITAR/
STRINGS
CHOIR E.BASS SPLIT
CLAVI.
VOICE
HARPSICHORD
WOOD
BASS
VIBRA-
VARIATION
PHONE
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
HARD
HALL 2
TREMOLO
MEDIUM
STAGE
DELAY
SOFT
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
ON
1 練習するパートの再生を OFF にする
選曲したあと 【TRACK
トラック
1】【TRACK
ます。(選曲した時点では【TRACK
います。)
押した方のボタンのランプが消灯します。
・ それぞれのボタンは、押すごとに再生の ON/OFF
トラック
トラック
2】の再生を OFF オフにしたい方を押し
1】【TRACK
トラック
2】共ランプ が点灯して
オン / オフ
が切り替わります。
オール
ピアノ 50曲を ALL
で再生しているとき は、パートの再
オフ
生を OFF
にすることはできません。
ランダム
とrnd
(P19)
2 再生スタート / 演奏
ソング
SONG
スタート/ ストップ
【START/STOP
したパートをご自身で演奏してください。
】を押して再生をスタートします。再生を OFF オフに
再生中の、パートごとの再
オン / オフ
生 ON/OFF
再生中でも、パートごとの再生 ON/
…
オン /
OFFオフを切り替えることができます。
再生を OFFオフにしたパート
の音量調節…
再生をOFFオフにしたパートは演奏タイ
ミングのガイドのた めに、完全に音
を消すのではなく、少し だけ音を出
しています。この音量加減の調節や、
完全に音を消す設定が、ファンク
ション (P47)でできます。
20
CLP-F01 ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く
弾くと同時に再生をスタートする(シンクロスタート)
鍵盤を弾くと同時に再生をスタート(シンク ロス
タート)することができます。
再生 ONオンのパートのボタンを押したまま SONG
スタート / ストップ
【START/STOP
機状態になります。
ディスプレイにシン クロ スタ ートのマーク
「.」が現れ、点滅します。
(もう一度同じ操作をすると、シンクロスタートは
解除されます。)
このあと鍵盤を弾くと、同時に再生もスタートします。
左のペダルでスタート / ストップする
左のペダルでスタート / ストップすることができます。
ファンクション(P46)で左のペダルの機能をスタート / ストップ(パネルの
ソング
SONG
スタート/ ストップ
【START/STOP
3 再生ストップ
ピアノ曲の再生が終了すると、自動的に再生前の状態に戻ります。再生途中で
ストップする場合は、SONG
ソング
】を押すとシンクロスタート待
】と同じ機能)に切り替えます。
ソング
スタート/ ストップ
【START/STOP
シンクロスタートの
】を押します。
曲番号
マーク
シンクロ=同時 の、同時に起こ
る
再生 OFFオフのパートのボタン
を押したまま
ソング
SONG
押すと…
そのパートの再生が ONオンになると共
に、シンクロスタート待 機状態にな
ります。
パート再生のリセット(再設
定)…
新しい曲を選ぶと自動的 に両パート
とも再生 ON
スタート / ストップ
【START/S TOP
オン
にリセットされます。
】を
本
編
CLP-F01 ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く
21
ピアノ 50 曲の部分練習をする
曲中のフレーズを指定して繰り返し練習(部分練習)することができます。前ページの「ピアノ 50 曲の片手
練習」も一緒にお使いいただけます。
本
編
操作
1
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
START/STOP
DEMO METRONOME
1
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
TEMPO/OTHER VALUE
-
NO YES
USER 1
USER 2
USER 3
PRESET
+
SONG
2
TRACK1TRACK2START/STOP
GRAND
GRAND
PIANO 2
PIANO 1
CHURCH
JAZZ
ORGAN
REC
ORGAN
フレーズの始まり(A 点)と終わり(B 点)の指定と練習スタート
選曲し、再生をスタートします。聞きながら、始まり
(A 点 )にしたいところで
【TEMPO/FUNCTION#
を押します。
始まり(A点)が設定され、ディスプレイに
と表示されます。
続いて、終わり(B 点)にしたいところで もう一度
テンポ / ファンクション
【TEMPO/FUNCTION#
終わり(B点)が設定され、ディスプレイに
と表示されます。
同時に、A 点に戻って繰り返し 再生 が自動的にス
タートします。練習してください。
テンポ / ファンクション
】
】を押します。
GRAND
E.PIANO
E.PIANO
PIANO 3
2
1
GUITAR/
STRINGS
CHOIR E.BASS SPLIT
CLAVI.
VOICE
VIBRA-
HARPSI-
VARIATION
PHONE
CHORD
WOOD
BASS
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
HALL 2
TREMOLO
STAGE
DELAY
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
ピアノ 50曲を ALL
オール
HARD
MEDIUM
SOFT
ON
ランダム
とrnd
(P19)
で再生しているとき は、繰り返し練
習はできません。
曲の先頭から繰り返しを始め
たいときは…
再生をスタートする前に【TEMPO/
ファンクシ ョン
FUNCTION
#】を押して始まり(A
テンポ/
点)を設定します。
曲の終わりを B点に設定した
いときは…
再生が終了し、 の 表示が
消える前 に【TEMPO/FUNCTION#
テンポ / ファンクション
を押してください。
】
2 練習ストップ
A 点、B 点の設定を保ったまま一時練習をストップするときは SONG
スタート /ス トップ
【START/STOP
を押すと、再び A 点〜 B 点の繰り返し再生がスタートします。)
A 点、B 点の設定を解除するときはもう一度【TEMPO/FUNCTION
押します。
】を押します。(この場合、再度 SONG
ソング
テンポ / ファンクション
ソング
スタート/ ス トップ
【START/STOP
#】を
再生 の出だしでタイミ ング
をとる ためのタクト音が鳴 ります。
ただし、曲の先頭からの 繰り返しの
場合はタクト音は鳴りません。
】
新しい曲を選ぶと…
A 点、B点は自動的に解除されます。
22
CLP-F01 ピアノ 50 曲(プリセットソング)を聞く
音色を楽しむ
音色を選ぶ
MIN MAX
MASTER VOLUME
MELLOW BRIGHT
BRILLIANCE
DEMO METRONOME
START/STOP
TEMPO
FUNCTION
TEMPO/FUNCTION
操作
使いたい音色ボタンを押します。
ランプが点灯します。
【MASTER VOLUME
マスター ボリューム
】で音量を調節しながら演奏してください。
TEMPO/OTHER VALUE
-
NO YES
音色ボタン
GRAND
GRAND
PIANO 1
USER 1
USER 2
USER 3
PRESET
+
TRACK1TRACK2START/STOP
SONG
REC
CHURCH
ORGAN
PIANO 2
ORGAN
JAZZ
E.PIANO
E.PIANO
GRAND
2
1
PIANO 3
GUITAR/
CHOIR E.BASS SPLIT
STRINGS
CLAVI.
VOICE
HARPSICHORD
WOOD
BASS
VIBRA-
VARIATION
PHONE
ROOM
CHORUS
HALL 1
PHASER
HARD
HALL 2
TREMOLO
MEDIUM
STAGE
DELAY
SOFT
REVERB EFFECT TOUCH TRANSPOSE
ON
本
編
音色の特徴をつかむには
…
音色ごとのデモ曲を聞い てみてくだ
さい。(P18)
「音色 一覧」(P60)もご参照くださ
い。
音色ボタンの下に印 刷されてい
ボイス
る「VOICE
」は、「声」や「音」など
の意味があります。
タッ チにより音の強弱 を付
けることができます が、音色によっ
ては音の強弱が付かない ものがあり
ます。「音 色一 覧」(P60)をご 参照
ください。
ペダルを使う
ペダルには、右のペダル(ダンパーペダル)とまん中
のペダル(ソステヌートペダル)、左のペダル(ソフ
トペダル)があります。これらはピアノ演奏で使われ
ます。
右のペダル(ダンパーペダル)
このペダルを踏んでいる間、弾いた音を、鍵盤から指
を離しても長く響かせることができます。
【GRAND PIANO
を踏むと、ダンパーペダルを踏んだときの響板や弦の
共鳴効果(サステインサンプリング)が加わります。
まん中のペダル(ソステヌートペダル)
このペダルを踏んだときに押さえ ていた鍵 盤の音だ
けを、鍵盤から指を離しても長く響かせることができ
ます。ペダルを踏んだあとに弾いた音には効果はかか
りません。
グランドピアノ
1/3】の音色で、ダンパーペダル
ここでダンパーペダルを踏むと、
このとき押さえていた鍵盤とその
あと弾いた音すべてが長く響く
ここでソステヌートペダルを踏むと、
このとき押さえていた鍵盤の音だけが
長く響く
ファ ンクションでダン パー
ペダルの共鳴効果の深さ を調節でき
ます。(P46)
オルガン やストリングス、
クワイアの音色では…
ソステヌートペダル を踏むと、音が
減衰せず、踏んでいる間 鳴り続けま
す。
CLP-F01 音色を楽しむ
23