Yamaha CLP-685, CLP-675, CLP-645, CLP-635 operating instructions

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Clavinova

取扱説明書

CLP-685 CLP-675 CLP-645 CLP-635

このたびは、ヤマハ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 この楽器に搭載された機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、 本書をよくお読みになってからご使用ください。また、お読みになったあとも、 いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。

この楽器のお取り扱いについては、ご使用の前に必ず 4 ~ 7 ページの 「安全上のご注意」をお読みください。

組み立て説明については巻末をご参照ください。

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付属品(お確かめください)

● 取扱説明書(本書)

  • クラシック名曲50選(楽譜集)
  • 保証書
  • 製品ユーザー登録のご案内
  • 電源コード(CLP-685, CLP-675, CLP-645)
  • 電源コード/電源アダプター (CLP-635)
  • ヘッドフォン
  • イス(高さ調節可) ハンドルを時計回りに回すと高くなります(ご購入時には、ハンドルは 固めに締められています)。

取扱説明書について

この楽器には、以下の説明書が用意されています。

冊子マニュアル

取扱説明書(本書)

この楽器の機能や使い方を説明しています。

• 準備編

ご使用前の準備について説明しています。簡単な準備だけで ピアノ演奏を楽しめます。さっそく音を出してみましょう。

• 本編

内蔵曲を再生したり、演奏を録音するなど、練習に役立つ機能について説明しています。

• 詳細設定編

この楽器をさらに便利に使いこなすための細かい設定につい て説明しています。

資料 メッセージー覧やボイスー覧などの資料を掲載しています。

本書の見方

685 675 645 635

特定のモデルにだけ搭載された機能であることを示します。 ここで説明している機能はCLP-685にはありますが、 CLP-675、CLP-645、CLP-635にはありません。

電子マニュアル(PDF)

スマートデバイス接続マニュアル この楽器をスマートフォンやタブレット端末など と接続する方法を説明しています。iOS用と Android用がありますので、お使いのデバイスに 合わせてご覧ください。

コンピューターとつなぐ この楽器とコンピューターを接続する方法や、 データを送受信する方法などを説明しています。

MIDIリファレンス この楽器のMIDIに関する資料を掲載しています。

これらのマニュアルは、下記ウェブサイトの「取扱説明書」 のページからご覧いただけます。

サポート・お問い合わせ

https://jp.yamaha.com/support/

スマートデバイスアプリ 「スマートピアニスト」

お使いのスマートデバイスに「スマートピアニスト」 (無料)をインストールすると、スマートデバイスで音色 選択やメトロノームなどを直感的に操作したり、譜面を 表示したりできます(80ページ)。

機種名(品番)、製造番号(シリアルナンバー)、電源条件などの情報は、製品の 底面にある銘板または銘板付近に表示されています。製品を紛失した場合な どでもご自身のものを特定していただけるよう、機種名と製造番号について は以下の欄にご記入のうえ、大切に保管していただくことをお勧めします。

機種名

製造番号

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目次

付属品(お確かめください) 2
取扱説明書について 2
安全上のご注意 4
注記(ご使用上の注意) 8
お知らせ 8
特長 9

準備編

各部の名前と機能
操作パネル
10
音を出してみましょう 12
電源を入れる/切る
譜面立てを使う 15
音量を調節する[MASTER VOLUME](マスターボリニ ューム) 17
ヘッドフォンを使う 17
ペダルを使う
画面の基本操作 20

本編

ピアノ演奏を楽しむ .22
2種類のグランドピアノを選ぶ 22
ピアノの響きやタッチ感度を変えて楽しむ(ピアノルーム) 23
いろいろな楽器音(ボイス)で演奏する .26
ボイスを選んで弾く 26
音に効果をかける 28
2つのボイスを重ねて鳴らす(デュアル) 30
鍵域を左右に分けて別々の2つのボイスで弾く(スプリット) 31
スプリットとデュアルを同時に使う 32
二人で一緒に弾く(デュオ) 33
メトロノームを使う 35
曲(ソング)を再生する、練習する .37
ボイスの特徴がわかるデモ曲を聞く 38
ソングを再生する 39
右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング) 42
繰り返し再生する 43
音量バランスを調節する 46
再生に関するその他の機能 48
リズムに合わせて弾く .49
演奏を録音する .50
録音の方法 50
簡単にMIDI録音する 5
トラックを指定してMIDI録音する 53
USBフラッシュメモリーにMIDI録音する 55
USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する 56
そのほかの録音方法とテクニック 57
ソングファイルを操作する .61
ソングの種類とファイル操作の制限 61

ソングファイルの基本操作

(USBオーティオインターフェース機能) 81
(USBオーティオインダーフエース機能)
オーティオテータを达受信9 る 00
スマートデバイスアプリを使う 80
スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす
(Bluetoothオーディオ機能)
コンピューターやスマートデバイスを活用する 78
コンピューターやスマートデバイスと接続する(USB [TC
端子、USB [TO DEVICE]端子、MIDI端子)
) HOST]
71
外部MIDI機器と接続する(MIDI端子)
端子について
USB機器を接続する(USB [TO DE\/ICF]端子)
66
69
もの機器と接続する 66
ソング名を変更する 65
MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する 65
ソングを移動する 64
ソンクをコビーする 63
『イスメニュー 32
/ングメニュー 86
ドロノーム/リズムメニュー 89
音メニュー 90
マステムメニュー 91

98

資料

10

22

..62

ボイス一覧98
XGボイス一覧(CLP-685)103
XGドラムキット一覧(CLP-685)
ソング一覧110
クラシック50選110
レッスン曲110
リズム一覧111
メッセージー覧112
困ったときは115
クラビノーバを組み立てる117
仕様128
別売ミュージックデータ紹介131
ミュージックデータのご使用にあたって131
索引
Bluetoothについて(CLP-685, CLP-675, CLP-645)
134
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安全上のご注意

ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。

ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。

お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。

■ 記号表示について

この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
~しないでくださいという「禁止」を示します。
⑥ 「必ず実行」してくださいという強制を示します。

■「警告」と「注意」について

以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。

■ 本体に表示されている注意マークについて (CLP-685, CLP-675, CLP-645)

本体には、次の注意マークが付いています。

これは、以下の内容の注意を喚起するものです。

「感電防止のため、パネルやキャビネットを外さないでください。内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありま せん。点検や修理は、必ずお買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。」

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電源アダプターについて (CLP-635)

▲ 注意

製品は電源コンセントの近くに設置する。 電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに製品の電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いてください。また、 電源スイッチを切った状態でも微電流が流れていま す。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プ ラグをコンセントから抜いてください。

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水に注意

本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったもの を置かない。また、浴室や雨天時の屋外など 湿気の多いところで使用しない。

内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 ご相談センターに点検をご依頼ください。

ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。

火に注意

異常に気づいたら

下記のような異常が発生した場合、すぐに電 源スイッチを切り、電源プラグをコンセント から抜く。

  • 必ず実行
  • ・電源コード/プラグがいたんだ場合 ・製品から異常なにおいや煙が出た場合
  • ・製品の内部に異物が入った場合
  • ・使用中に音が出なくなった場合

そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至急、お買い上げの販売店または 巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼く ださい。

組み立て

本書の組み立て方の説明をよく読み、手順 どおりに組み立てる。

手順どおりに正しく組み立てないと、楽器が破損し たりお客様がけがをしたりする原因になります。

設置

不安定な場所に置かない。

本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々がけがをしたりする原因になります。

この製品を持ち運びする場合は、必ず2人以 上で行なう。

この製品を1人で無理に持ち上げると、腰を痛めた り、この製品が落下して破損したり、お客様やほかの 方々がけがをしたりする原因になります。

本体を移動するときは、必ず電源コードなど の接続ケーブルをすべて外した上で行なう。 コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し たりするおそれがあります。

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DMI-6 4/4

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注記(ご使用上の注意)

製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内 容をお守りください。

■ 製品の取り扱いに関する注意

  • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近く で使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなど に雑音が生じる原因になります。iPhone/iPadなどのスマー トデバイスと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避け るため機内モードをオンにしてからWi-FiまたはBluetoothを オンにしてお使いいただくことをおすすめします。
  • ・ 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど 極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、 また、ほこりや振動の多いところで使用しないでください。 本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が 不安定になったりする原因になります(5℃~40℃の範囲で動 作することを確認しています)。
  • 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。本体のバネルや鍵盤が変色/変質する原因になります。
  • つや出し仕上げのモデルの場合、本体の表面に金属、陶器、その他硬い物を当てないでください。表面にひびが入ったり、はがれたりする原因になります。
  • イスの脚で床やたたみを傷つけないよう注意してご使用ください。イスの下にマットを敷くなどして、床やたたみを保護されることをおすすめします。

■ 製品のお手入れに関する注意

  • 手入れするときは、乾いた柔らかい布、または水を含ませた柔らかい布を固くしぼってご使用ください。鍵盤の頑固な汚れには「エレクトーン・クラビノーバ用鍵盤クリーナー」をお使いください。ベンジンやシンナー、アルコール、洗剤、化学ぞうきんなどを使用すると、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。
  • つや出し仕上げのモデルの場合、本体のほこりや汚れは、柔らかい布で軽く拭き取ってください。強く拭くと、ほこりの粒子で本体の表面に傷がつく場合があります。つやを保つためには、ユニコンをピアノクロスに含ませてムラなく拭き、別の布で伸ばすように磨き上げます。ユニコンは楽器店などでお買い求めいただき、使用上の注意をよくご確認のうえご使用ください。
  • 極端に温湿度が変化すると、本体表面に水滴がつく(結露する) ことがあります。水滴をそのまま放置すると、木部が水分を吸 収して変形する原因になります。水滴がついた場合は、柔らか い布ですぐに拭きとってください。
  • ペダルは一般的なアコースティックピアノ同様、経年変化に よって変色することがあります。その際はピアノ用コンパウン ドを楽器店などでお買い求めいただき、使用上の注意をよくご 確認のうえご使用ください。

■ データの保存に関する注意

  • ・この楽器の一部のデータ(96ページ)や本体に録音して保存したソングデータ(50ページ)は、電源を切っても消えません。ただし保存されたデータは故障や誤操作などのために失われることがあります。ソングデータは、USBフラッシュメモリーに保存してください(63ページ)。USBフラッシュメモリーを使う前には、必ず69ページをお読みください。
  • 保存したUSBフラッシュメモリーの万一の事故に備えて、 大切なデータは予備のUSBフラッシュメモリー/コンピュー ターなどの外部機器にバックアップとして保存されることを おすすめします。

お知らせ

■ データの著作権に関するお願い

  • ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽 /サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問 題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用す ることを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家に ご相談されるなどのご配慮をお願いします。
  • この製品に内蔵または同梱されたコンテンツは、ヤマハ(株)が 著作権を有する、またはヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受 けている著作物です。製品に内蔵または同梱されたコンテンツ そのものを取り出し、もしくは酷似した形態で記録/録音して 配布することについては、著作権法等に基づき、許されていま せん。
  • ※上記コンテンツとは、コンピュータープログラム、伴奏スタ イルデータ、MIDI データ、WAVEデータ、音声記録デー タ、楽譜や楽譜データなどを含みます。
  • ※上記コンテンツを使用して音楽制作や演奏を行ない、それら を録音や配布することについては、ヤマハ(株)の許諾は必要 ありません。
■ 製品に搭載されている機能/データに関する お知らせ

  • 内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
  • この製品には、XGフォーマット以外の音楽/サウンドデータを 扱う機能があります。その際、元のデータをこの楽器に最適化 して動作させるため、オリジナルデータ(音楽/サウンドデータ) 制作者の意図どおりには再生されない場合があります。ご了承 のうえ、ご使用ください。
  • ・ 本製品には株式会社リコーのBitmap Fontが使われています。

■ 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ

  • この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操 作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場 合があります。
  • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその 他の国における登録商標です。
  • iPhone、iPad、iPod touchは、米国および他の国々で登録 されたApple Inc.の商標です。
  • Android はGoogle Inc.の商標です。
  • ・ MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
  • その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。

■ 調律について

調律の必要はありません。

Bluetoothの扱いについて(CLP-685, CLP-675, CLP-645)

・ Bluetoothについては、134ページをご覧ください。

この製品は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 に適合し ています。

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CLP-685. CLP-675 では、 グランドピアノの弾き応えを再現した新鍵盤を搭載。鍵盤機構の改良によりタッチの幅が広が り、ピアニッシモからフォルティッシモまで多彩に表現できるようになりました。さらに、鍵盤の支点距離(鍵盤先端から支点 までの距離)が長くなり、鍵盤の奥側も、より自然なタッチで演奏できるようになりました。また、すべてのモデルでヤマハ最 ト位コンサートグランドピアノ CFX や、ウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー社 * のグランドピアノからサンプリング した音色(ボイス)を収録しており、曲想に合わせてピアノボイスをお選びいただけます。

アコースティックピアノでは弦の振動が他の弦や響板へ伝わり、それぞれが影響しあって音の響きが刻々と変化しますが、 すべてのモデルでその過程をシミュレートする VRM 機能を搭載。繊細なペダル使いと押鍵タイミングに応える、今までに ない深い演奏表現を実現しています。また、ピアノの響きやタッチ感度などの要素は、専用の画面(ピアノルーム画面)で調節 してお好みのピアノの音で演奏できます。

ヘッドフォン接続時には、自然な響きで聞こえるようピアノの音が自動で調整されます。特にCFXのボイスでは、ヘッドフォン 専用にサンプリング(バイノーラルサンプリング)された音に切り替わるので、ヘッドフォン使用時でもピアノ本体から音が響い てくるような臨場感が楽しめます(18ページ)。アコースティックピアノさながらの多彩で豊かな響きをどうぞお楽しみください。

* ベーゼンドルファー社はヤマハのグループ会社です。

この楽器には有名なクラシック曲を含むクラシック 50 選と、練習に役立つレッスン用の 303 曲が内蔵されています。聞い て楽しむのはもちろん、右手パートをオフ(消音)にして、左手パートだけをオン(再生)にし、オフにしたパートをご自分で弾い て練習することも可能です *。 レッスン用の 303 曲には、ピアノの代表的な教則本であるバイエルやハノンなどを収録して います。ぜひご活用ください。

また、お手持ちのスマートデバイスとこの楽器を Bluetooth 接続することにより、スマートデバイスのオーディオデータを楽器 から再生することもできます (CLP-635 を除く)。詳しくは 77ページをご覧ください。

* この機能は、右手パート、左手パートに分かれている MIDLY パグを選んだ場合にのみ使えます。

20 種類のリズムを内蔵 ▶ 49ページ この楽器には、よく使われるシンプルなリズム 20 種類が搭載されています。これにより、ご自分の演奏にリズムを加えること ができるので、さまざまなジャンルの曲をより華やかに演奏できます。ポピュラーやジャズを想定したリズムの中からお気に 入りのものを選び、鳴らしながら一緒に演奏してみましょう。

ご自分の演奏を楽器本体や USB フラッシュメモリー(別売)に保存できます。録音は MIDI 録音とオーディオ録音の 2 通り の方式がありますので、それぞれ用途に応じて使い分けましょう。たとえば MIDI 録音はトラックごとの録音にも対応してい ますので、両手で弾くのが難しい曲は、右手の演奏を録音してから、左手の演奏を重ねて録音することで、1つの曲に仕上げる ことができます。オーディオ録音の場合、データは一般的な CD 音質で USB フラッシュメモリーに保存されますので、コン ピューターを使ってお手持ちの携帯音楽プレーヤーに転送して、演奏を聞くこともできます。

▶ 37ページ

▶ 50ページ

本格的なピアノ演奏を楽しみましょう

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各部の名前と機能

操作パネル

  • 【0](スタンバイ/オン)スイッチ......13ページ 電源のスタンバイ/オンを切り替えます。
  • マスター ポリューム [MASTER VOLUME]スライダー......17ページ 楽器全体の音量を調節します。
  • ❸ [∧]/[∨]/[<]/[>]ボタン、画面…………… 20ページ 画面内の項目を選んだり、選んだ項目の値を変更すると きに使います。
  • (FUNCTION)ボタン....................................
    • (CLP-685, CLP-675, CLP-645)…… 78ページ Bluetooth のロゴマークです。 [FUNCTION]ボタンを使ってBluetooth対応のスマート デバイスと登録(ペアリング)できます。
  • ⑤ [EXIT]ボタン....................................
  • ⑤ [CFX GRAND]ボタン ....................................
  • (BÖSENDORFER)ボタン....................................

  • びのにとして、 びのにとして、 でのので、 でののでので、 でのので、 でののでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでのでの
  • 「JJJ/L スプリット 「JDUAL/SPLIT]ボタン....................................
  • 「FT 「「SONG/DEMO]ボタン………………………………………………………………………………………………
  • ⑧ [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)………………………………………………………………………………………………
  • (METRONOME)ボタン....................................
  • ⑤ [RHYTHM]ボタン....................................
  • ⑥ [TEMPO]ボタン......35ページ テンポを設定します。
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CLP-685

CLP-675, CLP-645, CLP-635

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音を出してみましょう

簡単な準備だけでピアノ演奏を楽しめます。さっそく音を出してみましょう。

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5. 鍵盤を弾きながら音量を調節します。 鍵盤を弾いて音を出しながら[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節します。 詳しくは、「音量を調節する[MASTER VOLUME] | (17ページ)をご参照ください。

●. 楽器を使い終わったら、[()](スタンバイ/オン)スイッチを1秒押して電源を切ります。

画面の表示が消え、本体前面左の電源ランプも消灯します。

注記

電源を入れるときは、[0](スタンパ イ/オン)スイッチ以外は操作(鍵盤や ボタンを押す、ペダルを踏むなど)し ないでください。楽器が誤動作する 原因になります。

1 注意

電源を切った状態でも微電流が流れ ています。この楽器を長時間使用し ないときや落雷のおそれがあるとき は、必ずコンセントから電源ブラグ を抜いてください。

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この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載して います。これは、本体が一定時間操作されないと自動的に電源が切れる機能です。電源が切れるま での時間は、初期設定では30分ですが、変更することもできます(94ページ)。

オートパワーオフ機能の簡単解除

左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ解除を知らせるメッセージが表示 され、オートパワーオフ機能が解除された状態で電源がオンになります。

  • オートパワーオフ機能により電源 オートハラータラ108日にいう モーバー タは失われます。ご注意ください。
  • 本体の状態によっては、一定時間 操作せずにオートパワーオフの設 定時間が経過しても電源が切れな い場合があります。使用後は、手 動で本体の電源を切ってください。
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譜面立てを使う

685 675 645 635

キーカバーの内側に譜面立てが付いています。

使うとき

  • 1. キーカバーに付いている譜面立てを、手前に倒します。
  • 2. 譜面止めを使うと、譜面立てに置いた楽譜のページを固定できます。

しまうとき

  • 1. 譜面止めを使っている場合は、譜面止めをしまいます。
  • 2. 譜面立てを、キーカバー側へ戻します。

685 675 645 635

立てるとき

  • 1. 譜面立てを、止まる位置まで手前に 起こします。
  • 2. 譜面立て裏にある左右2つの金具を 下ろします。
  • 3. 金具が固定される位置まで、譜面立てを戻します。

譜面止めを使うと、譜面立てに置いた楽譜 のページを固定できます。

⚠ 注意

会具が固定されていない位置で譜面 立てを使用したり、放置したりしな いでください。また、譜面立てを立 てたり倒したりするときは、途中で 手を離さないでください。

NOTE

譜面立てを使うときは、キーカバー 上部を折りたたんでください(12 ページ手順2参照)。

注記

譜面立てに重いものを長期間置かな いでください。譜面立てが変形した り破損したりするおそれがあります。

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倒すとき

譜面止めを使っている場合は、譜面止めを 下ろしてから、以下の手順で譜面立てを倒 します。

  • 1. 譜面立てを、止まる位置まで手前に 起こします。
  • 2. 譜面立て裏にある左右2つの金具を 上げます。
  • 3. 譜面立てに手を添えて、ゆっくり 戻します。

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音量を調節する [MASTER VOLUME](マスターボリューム)

鍵盤右端の「MASTER VOLUME]スライダーで調節します。 実際に鍵盤を弾いて音を出したがら 音量を調節してくださ

インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)

IACとは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。音量が小さい 場合でも、低音や高音がしっかりと聞こえるようになります。 IACは、この楽器のスピーカーからの出力音のみに有効です。

この機能のオン/オフはシステムメニュー画面で設定できます。「FUNCTION1ボタンを何度か 押してシステムメニュー画面を選び、「音響」→ [IAC] (92ページ)で設定してください。 初期設定はオンです。

ヘッドフォンを使う

フォーンズ ヘッドフォンを[PHONES]端子に接続して使います。[PHONES]端子は2つありますので、 ヘッドフォンを2本接続して2人で演奏を楽しむこともできます。 1本だけ接続する場合は、どちらの端子をご使用いただいても構いません。

ステレオフォーンプラグ (標準)

685 675 645 635

ステレオフォーンプラグ (標準)

/ 注意 大きな音量で長時間ヘッドフォンを 使用しないでください。聴覚障害の 使用しないでくた

MASTER VOLUME=全体の音

ー [MASTER VOLUME]スライダーを 動かすと、[PHONES]端子やAUX のして端子の出力レベルも変更され ます。

NOTE ····· -システムメニュー画面(91ページ)

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ヘッドフォンでも自然な音の広がりを再現する(バイノーラル サンプリングとステレオフォニックオプティマイザー )

この楽器では、ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、以下の2つの 方式を採用しています。

バイノーラルサンプリング(「CFX グランド」のボイスのみ)

バイノーラルサンプリングとは、演奏者の耳と同じ位置に専用のマイクを備え付け、聞こえ てくるピアノの音をそのままサンプリングする方式です。ヘッドフォンを通して聞いても、 あたかもピアノ本体から音が響いてくるような臨場感をお楽しみいただけます。ヘッドフォ ンの圧迫感も少なく、長時間の演奏でもストレスなくお楽しみいただけます。「CFX グラン ド」(22ページ)を選んでいるときにヘッドフォンを接続すると、バイノーラルサンプリング の音に切り替わります。

ステレオフォニックオプティマイザー(「CFXグランド」以外のピア ノグループのボイス)

ステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォン使用時に自然な音の広がりを再現するエフェクトです。「CFX グランド」以外のピアノグループのボイスを選んでいるときにヘッドフォンを接続すると、ステレオフォニックオプティマイザーがかかります。

初期設定では、ヘッドフォンを接続すると、ピアノグループのボイスはバイノーラルサンプリ ングまたはステレオフォニックオプティマイザーの音に自動的に切り替わります。これらは、 ヘッドフォンで聞いたときに最適になるよう作られているため、以下のような場合は機能をオ フにすることをお勧めします。

  • 外部オーディオ機器とこの楽器を接続し、外部スピーカーで楽器の音を再生しながら、本体に 接続したヘッドフォンで楽器の音をモニターする場合。
  • ヘッドフォンを使用しながらオーディオ録音(50ページ)し、その曲をこの楽器のスピーカー で再生したい場合(録音した曲をあとでスピーカーで再生したい場合は、録音前から機能を オフにしておきます)。

772/932 オン/オフはシステムメニュー画面で切り替えられます。[FUNCTION]ボタンを何度か押してシ ステムメニュー画面を選び、「音響」→「バイノーラル」(92ページ)で設定してください。

ヘッドフォンハンガー

付属のヘッドフォンハンガーを取り付けると、本体にヘッドフォンを掛けられます。付属の ネジ(4×10mm) 2本で、図のように取り付けてください。

サンプリングとは

アコースティック楽器の音を録音し て電子ピアノに組み込む技術のこと です。

NOTE

ピアノグループのボイスとは、「ボ イス一覧」(98ページ)の「ボイスグ ループ」がピアノのボイスです。選 び方は22ページをご覧ください。

NOTE

外部オーディオ機器などをこの楽器 に接続する場合は、必ず「他の機器 と接続する」(66ページ)をお読みい ただき、機器を正しく接続してくだ さい。

注記

ペードロ ヘッドフォンハンガーにヘッドフォ ン以外のものを掛けないでくださ い。本体またはヘッドフォンハン ガーが確損する堤合があります。

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ペダルを使う

この楽器には、3本のペダルが付いています。

右のペダル(ダンパーペダル)

このペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても音が長く響きま す。また、ピアノグループのボイスを選択して踏んだ場合は、 VRM (25ページ)の効果によりリアルな共鳴音(レゾナンス)を 付加できます。

このとき押さえていた鍵盤とその あと弾いた音すべてが長く響く

ハーフペダル機能

ダンパーペダルを踏んでいない状態と、完全に踏み込んだ状態の中間の状態を「ハーフペダル」 といい、グランドピアノのダンパーが弦に触れるか触れないかの微妙な状態を指します。この 楽器のダンパーペダルはハーフペダルに対応しており、どの程度踏み込んだらハーフペダル効 果がかかるか(ハーフペダルポイント)を、システムメニュー画面で設定できます。

ファンクション [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を選び、「ペダル」→「ハーフペダル の位置」(92ページ)で設定してください。

GPレスポンスダンパーペダル

685 675 645 635

この楽器のダンパーペダルは、ペダルを踏んだときの感覚をよりグランドピアノに近づけたGP レスポンスダンパーペダルです。ハーフペダルのポイントを体感しやすく、ハーフペダル効果 をかけやすいのが特長です。楽器の設置場所など状況によって、踏み心地が異なる場合がある ので、必要に応じて前述のハーフペダルポイントを好みの状態に設定してください。

まん中のペダル(ソステヌートペダル)

このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけが、鍵盤 から指を離しても長く響きます。ペダルを踏んだあとに弾いた 音には効果はかかりません。

-ここでソステヌートペダルを踏む と、このとき押さえていた鍵盤の 音だけが長く響く

左のペダル(ソフトペダル)

このペダルを踏んでいる間、ペダルを踏んだあとに弾いた鍵盤の音量をわずかに下げ、音の 響きを柔らかくします。ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音には効果はかかりませんので、効果をかけたい場合は、ペダルを踏んでから鍵盤を弾きます。

ただし、「メローオルガン」ボイスを選ぶとロータリースピーカーの回転の速い/遅いの切り 替え(ロータリースピード)、「ビブラフォン」ボイスを選ぶとビブラートのオン/オフ(バイブ ローター)機能に切り替わります(83ページ)。

NOTE

ピアノグループのボイスとは、「ボ イス一覧」(98ページ)の「ボイスグ ループ」がピアノのボイスです。選 び方は22ページをご覧ください。

NOTE

ボイスメニュー画面の「ペダル割り 当て」を使って、各ペダルへ別の機 能を割り当てることができます(84 ページ)。

NOTE

ペダルには、工場出荷時にビニール 袋をかぶせてあります。GPレスポ ンスダンパーペダル搭載モデルの場 合は、ペダル効果を最大にするた め、ビニール袋を外してください。

NOTE

ストリングスグループやオルガング ループの一部の持続音では、まん中

のペダルを踏むと、音が減衰せずに 持続して鳴り続けます。

まん中のペダルと左のペダルの スタート/ストップ機能切り替え

システムメニュー画面で設定できま す。[FUNCTION]ボタンを何度か 押してシステムメニュー画面を選 び、「ペダル」→「再生/一時停止」 で、まん中のペダルか左のペダルを パネルの[▶/II](再生/一時停止)ボ タンと同じ機能に切り替えることが できます(92ページ)。

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画面の基本操作

この楽器は、画面を見ながら主な操作を行ないます。ボイスやソング/デモ曲の選択といった基本操作はもちろん、楽器の詳細 設定をして、さらに楽しく便利に楽器を使いこなすことができます。

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ボイス: 鍵盤を弾いたときに鳴る楽器音です。ピアノ以外にもさまざまな音で演奏を楽しむことができます。 ソング: 曲データのことです。聞いて楽しんだり、曲に合わせて演奏したりできます。 デモ曲: ボイスの特徴がわかるデモ(ボイスデモ)です。

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ピアノ演奏を楽しむ

この楽器には、2つの本格的なグランドピアノ、ヤマハ「CFX」とベーゼンドルファー「インペリアル」の音色が搭載されています。また、そのほかにもそれぞれに魅力的なピアノの音色が搭載されています。お好みや曲調に合わせて、ピアノの音色を選んで演奏してみましょう。

ピアノの特徴をつかむには デモ曲を聞いてボイスの特徴を確認 できます(38ページ)。

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ピアノの響きやタッチ感度を変えて楽しむ(ピアノルーム)

この楽器のピアノグループのボイスは、弦やペダルの共鳴音や屋根の開閉など、音の響きを 調節したり、タッチ感度を調節したりできます。さまざまな要素を調節して自分の好きな音 を作ってみましょう。

1. [PIANO ROOM]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。

ピアノルーム画面

  • 2. [^]/[∨]ボタンで項目を選択します(24ページ)。
  • 3. [<]/[>]ボタンで設定を変更します(24ページ)。
  • 4. 設定が終わったら、[EXIT]ボタンでピアノルーム画面から抜け ます。

NOTE

ビアノグループ以外のボイスを選ん でいる場合、ピアノルーム画面を表 示すると自動的に「CFX グランド」 に切り替わります。

NOTE

デュアル/スプリットおよびデュオ は解除されます。

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ピアノルーム画面でできること

項目 アイコン 説明 初期設定 設定範囲
大屋根の開閉 , ピアノの大屋根を開閉します。 フル フル、ハーフ、
クローズ
ブライトネス ð 音の明るさを調整します。 ボイスによる 0~10
タッチ 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ
感度)を変更します。使うボイスや演奏する曲、好み
によって使い分けてください。
ミディアム ソフト2、ソフト1、
ミディアム、ハード1、
ハード2、固定
リバーブ さまざまな場所で弾いているような臨場感が得られ
る、リバーブの種類を選びます。選んだリバーブは、
鍵盤演奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDI
データすべてにかかります。
ボイスによる リバーブタイプリスト
参照(85ページ)
リバーブの深さ 現在選択されているリバーブの深さ(かかり具合)を
調整します。「リバーブ」がオフの場合や設定値がO
の場合、効果はかかりません。
ボイスによる 0~127
音の高さ
(マスターチューニング)
全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合
奏やCDの再生に合わせて演奏するときなどに、それ
らのピッチ(音の高さ)と楽器本体のピッチを正確に
合わせたい場合に使います。
A3=440.0Hz A3 = 414.8Hz~
466.8Hz (約0.2Hz単
位)
VRM VRMのオン/オフを設定します。VRMの機能につい
ては「VRMとは」(25ページ)をご覧ください。
VRMの効果を付けられるボイスは、「ボイス一覧」
(98ページ)をご覧ください。
VRMのデモを聞く
VRMの設定画面で[▶/11](スタート/一時停止)ボタ
ンを押すと、VRMの効果のあり/なしを聞き比べる
ことができます。
オンにして再生すると
VRMがオンの状態、
オフにして再生すると
VRMがオフの状態の
デモ曲を再生できます。
On (オン) On (オン)、Off (オフ)
ダンパー
レゾナンス
ダンパーペダルを踏んだときに加わる、VRMによる
弦共鳴音のかかり具合を設定します。「VRM」がオ
ンのときに設定できます。
5 0~10
ストリング
レゾナンス
押鍵したときに加わる、VRMによる弦共鳴音のかか
り具合を設定します。「VRM」がオンのときに設定
できます。
5 0~10
アリコート
レゾナンス
アリコートの響きを調節します。「VRM」がオンの
ときに設定できます。
詳しくは「アリコートとは」(25ページ)をご覧くだ
さい。
5 0~10
ボディ
レゾナンス
響板や側板、フレームなど、ピアノ本体部の響きを
調節します。「VRM」がオンのときに設定できます。
5 0~10
キーオフサンプリング キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音)の音量
を変えます。
キーオフサンプリングの効果を付けられるボイスは、
「ボイス一覧」(98ページ)をご覧ください。
5 0~10
ハーフペダルの位置 RE 右ペダルを踏み込むほど音が長く伸びる「サステイ
ン連続」の効果が、ペダルをどのくらい踏み込めば
効き始めるのかを設定します。右ペダルに「サステ
イン連続」が割り当てられている場合(84ページ)の
み有効です。
0 -2 (浅い位置で効く)~
0~+4 (深い位置で効
く)
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VRMとは

アコースティックピアノでは、ダンパーペダルを踏んで演奏すると、弾いた鍵盤の音が伸びる だけでなく、その鍵盤の弦の振動が他の弦や響板へ伝わっていき、それぞれが影響しあって豊 かで華やかな共鳴音が広がります。この楽器に搭載されたVRMは、そのような弦と響板の複雑 な相互作用を、仮想的な楽器(物理モデル)の上で忠実に再現することで、よりアコースティック ピアノに近い響きを作り出します。鍵盤やペダルの状態に合わせて、瞬間瞬間の共鳴音を作り 出しているので、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミングと深さを変えること で、多彩な響きが得られます。

アリコートとは

他の弦と共振する、共鳴専用の弦をアリコートといいます。他の弦と共振することで、倍音を 響かせるので、豊かな響きが得られます。アリコートにはダンパーがなく消音されないので、 鍵盤から手を離しても、アリコートの響きが残ります。

VRM=Virtual Resonance

Modeling (バーチャル・レゾナ ンス・モデリング)

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いろいろな楽器音(ボイス)で演奏する

ピアノのほかに、オルガンや弦楽器などの楽器音(ボイス)を選んで弾くことができます。

ボイスを選んで弾く

この楽器に内蔵されたたくさんのボイスは、楽器の種類ごとにグループ分けされています。 ボイスを選んで演奏してみましょう。 CLP-685では、XGボイスも選べます(27ページ)。

1. [VOICE]ボタンを押して、ボイスリストを表示させます。

ボイスグループのリストが表示されます。現在選ばれているボイスグループが反転表 示されています。

ボイスグループ

2. [^]/[\]ボタンでボイスグループを選びます。

選びたいボイスグループを反転表示させます。

ボイスの特徴をつかむには

ボイスごとのデモ曲を聞いたり(38 ページ)、「ボイス一覧」(98ページ) を参照したりして、各ボイスの特徴 を確認してください。

NOTE

ボイスによっては、鍵盤を弾く強さ に応じた音の強弱(タッチ感度:91 ページ)が付かないものもあります。 どのボイスにタッチ感度が付くか は、「ボイス一覧」(98ページ)の 「タッチ感度」欄を確認してくださ い。

XG (エックスジー)ボイスとは

「GMシステムレベル1」をさらに拡 張し、豊かな表現力とデータの継続 性を可能にしたヤマハの音源フォー マットの音色配列です。

NOTE

この楽器で演奏できるボイスについ ては、「ボイス一覧」(98ページ)を ご覧ください。

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3. [>]ボタンを押します。

選んだグループ内のボイスが表示されます。

4. [^]/[V]ボタンでボイスを選び、[>]ボタンを押します。 ボイス画面が表示されます。

ボイス画面

ボイス画面で[<][>]ボタンを押すと、他のボイスを選ぶことができます。 [^]ボタンを押すと、ボイスリストの表示に戻せます。

5. 鍵盤を弾いてみましょう。

NOTE ボイスグループの選択に戻るには、 「<1ボタンを押します。

タッチ感度を変更する

鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の 付きかた(タッチ感度)は、使うボイ スや演奏する曲、好みによって変更 できます。タッチ感度はシステム メニュー画面で設定します。 [FUNCTION]ボタンを何度か押し てシステムメニュー画面を選び、 「鍵盤」→「タッチ」(91ページ)で 設定してください。 ピアノグループのボイスの場合は、 ピアノルーム画面(24ページ)でも設 定できます。

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音に効果をかける

効果をかけると、演奏表現に幅を出すことができます。

ブリリアンス

音の明るさを調節します。設定は、すべてのパート(手弾き/ソング/MIDI)に共通です。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表 示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番 に選んでいきます。

システムメニュー画面

1-1. [∧]/[∨]ボタンで「音響」を 1-2. [>]ボタンで次へ

音響画面

1-3. [∧]/[∨]ボタンで 「ブリリアンス」を選択 1-4. [>]ボタンで次へ

チェックマーク ブリリアンス画面 リリアン

1-5. [^]/[∨]ボタンで音の明るさ を選択

ブリリアンス画面には音の明るさのタイプが表示されますので、「ヘ1/「\/1ボタンで選 びます。[人]/[\/]ボタンを同時に押すと、初期設定に戻ります。

  • 1~3 柔らかくまろやかな音になります。1、2、3の順で音の柔らかさが増します。
  • 煙淮 標準的な明るさです。
  • ブライト1~3 明るい音になります。1、2、3の順で音の明るさが増します。

初期設定:標準

音がひずむ場合は

「ブライト1~3」に設定すると、音 量が少し大きくなります。音量(マ いる状態では音がひずむことがあり ますので、音量を少し下げてで使用 ください。

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リバーブ

音に残響を加えます。コンサートホールなどで演奏しているような臨場感が味わえます。ボイ スを選ぶたびに、最適なリバーブタイプが自動で選ばれますが、ご自分で選ぶこともできます。

リバーブタイプをご自分で設定したい場合は、ボイスメニュー画面の「リバーブ」で設定します(82ページ)。ピアノグルーブのボイスの場合は、ピアノルーム画面(24ページ)でも設定できます。

リバーブタイプの設定は、すべてのパート(手弾き/ソング/MIDI)に共通です。

コーラス

音に広がり感を加えます。ボイスを選ぶたびに、最適なコーラスタイプが自動で選ばれます が、ご自分で選ぶこともできます。

コーラスタイプをご自分で設定したい場合は、ボイスメニュー画面の「コーラス」で設定します(82ページ)。

コーラスタイプの設定は、すべてのパート(手弾き/ソング/MIDI)に共通です。

エフェクト

鍵盤演奏にエコーやトレモロなどの効果をかけられます。効果はボイスメニュー画面の 「ボイス編集」→「エフェクト」(83ページ)で選べます。

NOTE

リバーブのかかり具合をボイスごと に設定したい場合はボイスメニュー 画面の「ボイス編集」→「リバーブ の深さ」で設定します(83ページ)。

NOTE

コーラスのかかり具合をボイスごと に設定したい場合はボイスメニュー 画面の「ボイス編集」→「コーラス の深さ」で設定します(83ページ)。

NOTE

ビアノなどコーラスの初期設定がオ フのボイスにコーラスをかけたい場 合は、コーラスタイプにオフ以外の 設定を選び、コーラスの深さをO以 外に設定してください。

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2つのボイスを重ねて鳴らす(デュアル)

2つのボイスを重ねて鳴らします。系統の違う2つのボイス(違うボイスグループのボイスを 組み合わせる)を重ねてデュエットさせたり、同じ系統の2つのボイス(同じボイスグループの ボイスを組み合わせる)を重ねて厚みのあるボイスを作ったりできます。

1. デュアルをオンにするために、[DUAL/SPLIT]ボタンを1回押 して、[DUAL/SPLIT]ボタンを赤色に点灯させます。

画面の上に表示されるボイスを第1ボイス、下を第2ボイスと呼びます。

2. 重ねるボイスを選びます。

2-1. [^]/[V]ボタンを押して、画面の 1 (第1ボイス)を反転表示させます。

  • 2-2. [<]/[>]ボタンや[VOICE]ボタンを押してボイスを選びます。 [VOICE]ボタンを押してボイスリストを表示した場合は、[>]ボタンを押してボイス を決定すると元の画面に戻ります。[^]/[V]ボタンで第2ボイス(2))を反転させ、 同じ操作でボイスを選びます。
  • 3. 鍵盤を弾いてみましょう。
  • 4. デュアルをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンのランプが 消灯するまで[DUAL/SPLIT]ボタンを何度か押します。
Page 31

スプリット=分ける

鍵域を左右に分けて別々の2つのボイスで弾く(スプリット)

鍵盤全体を左右の領域に分け、別々のボイスで演奏できます、左側でベースパートを、右側 でメロディーパートを演奏したりできます。

1 スプリットをオンにするために、[DUAL/SPLIT]ボタンを何度 か押して、[DUAL/SPLIT]ボタンを緑色に点灯させます。

画面の上に表示されるボイスが右側のボイス、下が左側のボイスです。

? たちのボイスを選びます。

2-1. [^]/[V]ボタンを押して、画面の R (右側のボイス)を反転表示させます。

2-2. [<]/[>]ボタンや[VOICE]ボタンを押してボイスを選びます。 「VOICE1ボタンを押してボイスリストを表示した場合は、「>1ボタンを押してボイス

を決定すると元の画面に戻ります。[^]/[\]ボタンで左側のボイス( [])を反転させ、 同じ操作でボイスを選びます。

3. 鍵盤を弾いてみましょう。

スプリットポイントの変更

スプリットポイントは「F#2」が初期設定になっていますが、変更できます。 スプリットがオンの状態で、「DUAI /SPI ITIボタンを押したままスプリットポイント にしたい鍵盤を押します。

4. スプリットをオフにするには、「DUAL/SPLIT」ボタンのランプ が消灯するまで[DUAL/SPLIT]ボタンを何度か押します。

たちの境日をスプリットポイントと

NOTE

スプリットポイントに当たる鍵盤 は、左側に属します。

NOTE

スプリットポイントは、システムメ ニュー画面でも変更できます。 IFUNCTION1ボタンを何度か押し てシステムメニュー画面を選び、 「鍵盤 | → 「スプリットポイント | (91ページ)で設定してください。

Page 32

スプリットとデュアルを同時に使う -1,4 1. デュアルとスプリットをどちらもオンにするために、「DUAL/ 。 SPLIT]ボタンを何度か押して、[DUAL/SPLIT]ボタンをオレ ンジ色に点灯させます。 右側の第1ボイス 「右側の笠つザノマ ___ 左側のボイス 画面の上に表示されるボイスが右側の第1ボイス、まん中が右側の第2ボイス、下が左 側のボイスです。 2 重わるボイス、左側のボイスをそれぞれ選びます。 2-1. [^]/[/]ボタンを押して、画面の R1 (右側の第1ボイス)を反転表示させ ます。 2-2. [<]//(>]ボタンや[VOICF]ボタンを押してボイスを選びます。 「VOICE1ボタンを押してボイスリストを表示した場合は、「>1ボタンを押してボイス を決定すると元の画面に戻ります。[^]/[\/]ボタンで右側の第2ボイス(R2)、左側 のボイス( )を反転させ、同じ操作でボイスを選びます。 3. 鍵盤を弾いてみましょう。

4. デュアルとスプリットをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンを押します。

[DUAL/SPLIT]ボタンのランプが消灯します。

NOTE スプリットポイントに当たる鍵盤

は、左側に属します。

NOTE

スプリットポイントの変更方法は、 31ページをご覧ください。

Page 33

二人で一緒に弾く(デュオ)

鍵盤を左右に分けて、同時に二人が同じ音域で演奏できます。1台の楽器で二人同時に演奏したり、二人並んで座り、一人がお手本を弾き、もう一人がそれを見ながら練習する、といった使い方ができます。

ファンクション

[FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

E3が鍵盤の境目(スプリットポイント)となり、左奏者側と右奏者側に分かれます。

右奏者側

ペダルの機能は次のように変わります。

右のペダル 右側領域のダンパーペダル
まん中のペダル 左右領域共通のダンパーペダル
左のペダル 左側領域のダンパーペダル
NOTE

デュオをオンにすると、リバーブや VRM、ステレオフォニックオブ ティマイザー (18ページ)が無効に なります。

NOTE

スプリットポイントに当たる鍵盤 は、左側に属します。

Page 34

2. [EXIT]ボタンを押して、ボイス画面を表示させます。

デュオがオンの間は[DUAL/SPLIT]ボタンが緑色に点灯し、ボイス画面に[Duo]と表示されます。必要に応じて、[<]/[>]ボタンや[VOICE]ボタンを押してボイスを選びます。

3. 鍵盤を弾いてみましょう。

左側の領域の音は左側から、右側の領域の音は右側から発音します。

4. デュオをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンを押します。

次のいずれかの操作でもデュオはオフになります。

[CFX GRAND]、[BÖSENDORFER]、[PIANO ROOM]のいずれかのボタンを押 す。

・手順1から操作してデュオを「Off (オフ)」に設定する。

Page 35

メトロノームを使う

この楽器は、メトロノーム(ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)を備えています。ご利用ください。

1. [METRONOME]ボタンを押して、メトロノームを鳴らします。

テンポ画面が表示されます。テンポ画面については、次の「テンポを調節する」をご 覧ください。

2. メトロノームを止めるときは、もう一度[METRONOME]ボタンを押します。

テンポ画面を抜けるには、[EXIT]ボタンを押してください。

テンポを調節する

1. [TEMPO]ボタンを押して、テンポ画面を表示します。

  • 2. [<]/[>]ボタンでテンポを調節します。 [<]と[>]ボタンを同時に押すと、テンポは初期設定に戻ります。
  • 3. [EXIT]ボタンを押して、テンポ画面を閉じます。

NOTE

拍子の変更方法は、36ページをご 覧ください。

NOTE

メトロノームの音量は、メトロノー ム/リズムメニュー画面(89ページ) で設定できます。また、BPM(画面 上のテンポ表示の基準音価を、メト ロノームの拍子設定に連動させる か、拍子設定に関係なく4分音符基 準にするか)などもメトロノーム/リ ズムメニュー画面で設定できます (89ページ)。

Page 36

メトロノームの拍子を設定する

  • 1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してメトロノーム/リズム メニュー画面を表示させます。
  • 2. [^]/[∨]ボタンで「拍子」を選び、[>]ボタンを押します。

3. [^]/[∨]ボタンで拍子を選びます。

設定範囲: 2/2、1/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、7/4、3/8、6/8、7/8、9/8、 12/8

初期設定: 4/4 (MIDIソング選択時は、ソングによる)

テンポ表示と設定範囲

テンポは「音価=テンポ値」(例」=120)の形式で表示されます。拍子を設定すると、音価と 設定範囲は以下のように変わります。

音価 拍子 設定範囲
。 2分音符 2/2 3~250
4分音符 1/4, 2/4, 3/4, 4/4, 5/4, 6/4,
7/4
5~500
. 付点4分音符 6/8, 9/8, 12/8 4~332 (設定可能なテンポは2の
倍数のみ)
▶ 8分音符 3/8, 7/8 10~998 (設定可能なテンポは
2の倍数のみ)と999

* MIDIソングのテンボが楽器で設定できる範囲外の場合、楽器で設定可能な範囲に変更されます。 * メトロノーム/リズムメニュー画面の「BPM」が4分音符に設定されている場合は、拍子の設定に関わら ず音価は4分音符で表示されます。

4. メトロノームのベル音をオンにします。

詳細は、メトロノーム/リズムメニュー画面の「ベル」(89ページ)をご覧ください。 選んだ拍子に従って、1拍目でチーンと鳴り、それ以外の拍ではカチ、カチと鳴ります。

5. [EXIT]ボタンを押して、メトロノーム/リズムメニュー画面を閉 じます。

音価

■ ■ 1拍の基準となる音の長さ

メトロノームの詳細設定

メトロノーム/リズムメニュー画面 で、メトロノームの音量、BPM (画 面上のテンポ表示の基準音価を、メ トロノームの拍子設定に連動させる か、拍子設定に関係なく4分音符基 準にするか)などを設定できます(89 ページ)。

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曲(ソング)を再生する、練習する

この楽器では、内蔵曲や録音した曲、市販の曲データを総称して「ソング」と呼んでいます。単に再生して楽しむだけでなく、 ソングを再生しながら演奏の練習ができます。

「アイ 「アイ 「フレングとオーディオソング この楽器で再生/録音できるソングには、MIDIソングとオーディオソングの2種類があります。 MIDIソングは、鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じよう に、どの鍵盤をどのくらいの強さでどのタイミングで弾いた、といった演奏情報が記録され、 音そのものは記録されません。記録された演奏情報にもとづいて、(クラビノーバなどの)音源部 が鳴ることではじめて音になります。データ容量が小さく、また、ボイスの変更などの編集が しやすいのが特長です。 オーディオソングは、演奏した音そのものを記録したデータです。カセットテープやボイスレ コーダーなどに録音するのと同じしくみで記録したものです。携帯音楽プレイヤーなどでも再 生できるので、ほかの人に自分の演奏を聞いてもらうことが手軽にできます。

この楽器では、以下のソングが再生できます。

・楽器に内蔵されているボイスのデモ曲(ボイスデモ)

  • 楽器に内蔵されているソング(ピアノソング50曲「クラシック50選」と練習用ソング303 曲「レッスン」)
  • ・この楽器での演奏を録音したソング(録音方法については50ページ参照)
  • 市販のMIDIデータ:SMF (Standard MIDI File)形式 この楽器で再生可能なMIDIデータのサイズは、1曲につき約500KBまでです。
  • 市販のオーディオデータ:WAV形式(拡張子「.wav」)ファイル(サンプリング周波数 44.1kHz、量子化ビット数16bit、stereo) この楽器で再生可能なオーディオデータは、1曲につき80分までです。

685 675 645 635 CLP-685は、以下の規格に対応しています。

102 GMシステムレベル2

一 代表的な音色配列フォーマットの1つである「GMシステムレベル1*」を、さらに表現力を高める機能にまで拡張したフォーマットです。 * 多くのMIDI機器がGMシステムレベル1に対応しており、市販のミュージックデータの多くがGMシステムレベル1で作られています。 ベルロで作られています。

XC XG

「GMシステムレベル1」をさらに拡張し、豊かな表現力とデータの継続性を可能にしたヤマハの音源フォーマットの音色配列です。CLP-685のXG音色(ボイス)グループ内の音色で録音した演奏データの音色配列は「XG」になります。

🞸 GS

ローランド株式会社の音源フォーマットです。ヤマハのXGフォーマットと同様、GMシステム レベル1の仕様に加え、音色セットやドラムセットの拡張、音色の修正、エフェクトなどの拡張 機能を規定しています。

MIDIソングとオーディオソングでは、使える機能が異なります。この章では、下記のように説明しています。

例 MIDI オーディオ

ここでの説明は、MIDIソングで使える機能です。オーディオソングでは使えません。

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ボイスの特徴がわかるデモ曲を聞く

ボイスグループごとに数曲ずつ、ボイスの特徴がわかるデモ曲(ボイスデモ)が内蔵されています。どのボイスにデモ曲が用意されているかは、ボイス一覧(98ページ)をご覧ください。

1. [SONG/DEMO]ボタンを押して、ソングカテゴリーリストを 表示します。

  • 2. [^]/[∨]ボタンで「デモ」を選び、[>]ボタンを押します。
  • [∧]/[∨]ボタンで再生したいボイスデモを選び、[>]ボタンを押してデモ画面を表示します。

現在選ばれているボイスデモの名前が表示されています。

4. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、再生をスタートします。

NOTE ボイスデモの再生中、録音操作はで きません。

5. もう一度[▶/II](スタート/一時停止)ボタンを押して、再生を ストップします。

1曲の再生が終了した場合は、自動的にストップします。

他のデモ曲を選ぶ

「^ ]ボタンを押して、ソングリストに戻り、手順3~4を繰り返します。

Page 39

ソングを再生する

MIDI オーディオ

, 3, 4 (

NOTE

USBフラッシュメモリーを接続し USBノフッシュメモリーを接続し たとき USBフラッシュメモリー のルートにある(フォルダーに入っ ていないいたがな自動で呼び出す くいない)ソンクを自動で呼び出す 機能「USB白動ロード」がありま す 設定方法については 94ペー ッ。 取此力法につし ジをご覧ください

1. USBフラッシュメモリーに入っているソングを再生したいとき は、USBフラッシュメモリーを楽器のUSB「TO DEVICE]端子 に接続しておきます。

オーディオファイルを再生したい場合は、必ずUSBフラッシュメモリーに入れてくだ さい。

ソング

2. 「SONG/DEMO1ボタンを押すとソングカテゴリーリストが表 示されますので、[∧]/[∨]ボタンで目的のカテゴリー /フォル ダーを選びます。

下記のカテゴリーの説明を参考に、「クラシック50選」、「レッスン」、「ユーザー」、 「USB」のいずれかから選びます。

デモ ボイスの特徴がわかるデモ曲(MIDIソング)です(38ページ)。
クラシック
50選
内蔵のピアノソング50曲(MIDIソング)です。詳しくは110ページの「ソングー
覧」をご覧ください。付属の「クラシック名曲50選」に楽譜が掲載されていま
すのでご活用ください。
レッスン 内蔵の練習曲(MIDIソング)です。チェルニーやハノンなど、ピアノ練習に適した
ソングが303曲入っています。110ページに一覧があります。練習曲は曲集に
よっていくつかのフォルダーに分けられています。
ユーザー この楽器で録音(50ページ)し、楽器本体に保存されているMIDIソングと、
USBフラッシュメモリーから楽器本体へコピー /移動したMIDIソングです(61
ページ)。
USB この楽器での演奏をUSBフラッシュメモリーに録音したMIDIソング/オーディオ
ソングや、録音したMIDIソングをオーディオソングに変換(65ページ)したもの、
またUSBフラッシュメモリーに保存した市販のMIDIソング/オーディオソング
です。

NOTE

USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する (USB ITO DEVICEI端子)) (69 (038 [10 52 (102)] 端)) ページ)をお読みください。

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3. [>]ボタンを押して決定すると、カテゴリーの中のソングが表示 されますので、「^1/「∨1ボタンで聞きたいソングを選びます。

「コーザー」または「USB」カテゴリーを選んだ場合、ソング名の左端には、ソングの 種類を示すアイコンが表示されます。

ソングリスト

「レッスン」のソングはさらにフォルダーごとに分けられています。フォルダーを選ん で[>]ボタンを押してから、ソングを選んでください。

USBフラッシュメモリーに録音したソングを選ぶ

この楽器の演奏をUSBフラッシュメモリーに録音した場合、ソングはUSBフラッシュ メモリー内の「USER FILES」フォルダーに保存されます。「USER FILES」フォル ダー内のソングを選びたい場合は、手順2で「USB」を選び、手順3で「USER FILES」フォルダーを選びます。

4. [>]ボタン押して決定します。

ソング画面が表示され、現在選ばれているソング名と、そのソングが入っているカテ ゴリー名が表示されます。

ソング画面: MIDIソングの場合 ソング画面: オーディオソングの場合 カテゴリー名 ナテゴリータ - ソング名 ングタ ม"สาย 1 (เกิง"า)

5. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、再生をスタートし -ます。

再生位置が表示されます。

キレッスン

| 再生位置

再生しながらご自身で鍵盤を弾くこともできます。その際、手弾き音のボイスも変え らわます。

手弾き音とMIDIソング再生音の音量バランスを調節したり、オーディオソングの音量 を調節したいときは、それぞれソングメニュー画面の「音量」項目で調節してくださ い(46ページ)。

曲名が長くて画面に表示されない場 合は、[∨]ボタンを押すと、曲名を 最後まで確認できます。

NOTE

テンポは、自動的にそのソング特有 のテンポにセットされます。「メト ロノームを使う| (35ページ)での設 定は無効になります。

NOTE

エー 車生に便利な機能を42~48ページ で紹介しています。ご覧ください。

NOTE

カテコリー / フォルターのリストは 戸るには 「<1ボタンを押します。

フォルダーの中にデータが存在した い場合は「曲なし」と表示されま

NOTE

USBフラッシュメモリー内のソ ングが読み込めない場合

システムメニューで、ソング名に対 する言語設定(94ページ)を切り替え

NOTE

NOTE ソングリストに戻るには、「^1ボタ ンを押します。

Page 41

Page 42

右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング)

MIDI オーディオ

内蔵曲などのMIDIソングには、データが右手パートと左手パートに分かれているものがあり ます。このようなソングデータの場合、右手パートだけをオンにして左手の練習を、左手 パートだけをオンにして右手の練習ができます。

1. 練習するソングを選びます。

選びかたは、39ページを参照してください。内蔵の「クラシック50選」もしくは 「レッスン」カテゴリーから選ぶのがおすすめです。

2. 練習したいパートを選んで再生をオフにします。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

L/R画面では、再生をオフにしたい(練習したい)パート(トラック)を選びます。右手練習したい場合は「R」、左手練習したい場合は「L」を選びます。

2-1. [∧]/[∨]ボタンで「L/R」を 選択 2-2. [>1ボタンで次へ

2-3. [^]/[\]ボタンでトラックを 選択

  • 3. [>]ボタンを使って、選んだパートを「Off (オフ)」に設定します。
  • 4. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、再生をスタートします。

再生をオフにしたパートをご自分で弾いて練習します。

5. もう一度[▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、再生を ストップします。

[▶/Ⅱ]ボタンを押さない場合にも、1曲の再生が終了すると、自動的にストップします。

NOTE

再生中にも、パートごとの再生オン /オフは切り替えられます。

NOTE

通常、「FJ」にチャンネル1、「L」に チャンネル2、「その他」にチャンネ ル3~16が割り当てられています が、ソングによっては異なる場合が あります。「その他」のチャンネル は、チャンネルごとにオン/オフを 設定できません。

NOTE

内蔵の「クラシック50選」「レッス ン」カテゴリーのソングの一部は連 弾曲です。これらの連弾曲のパート の割り当てについては110ページを ご覧ください。

NOTE

別のMIDIソングを選ぶと、両パート とも再生オンに自動的にリセットさ れます。

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繰り返し再生する

繰り返しの項目は下記のとおり3つあります。難しいフレーズを繰り返して練習するときなど に便利です。MIDI曲の場合、「右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング)」の機能と あわせて使うこともできます。

  • ABリピート..... MIDI1曲内のある範囲を指定して繰り返し再生します。
  • フレーズリピート...... MIDI1曲内のフレーズを繰り返し再生します。
  • ソングリビート ...... MIDI/オーディオの1曲または全曲を順番/順不同(ランダム)に連続再生します。

ここではABリピートとソングリピートの設定方法を説明します。フレーズリピートの詳細に ついては詳細設定編の86ページをご覧ください。

1. 再生するソングを選びます。

選びかたは、39ページを参照してください。

2. リピート画面を表示させます。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させ、「リピート」を選んで[>]ボタンを押します。

3. リピート画面で設定したい項目を[^]/[∨]ボタンを使って選び、 [>]ボタンを押します。

ABリピートを設定したい場合は「A - B」、ソングリピートを設定したい場合は「ソン グ」を選びます。

  • 4. 設定画面で、設定をします。
    • ABリピート......44ページをご覧ください。
    • ソングリピート……45ページをご覧ください。
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ABリピートの設定

繰り返しの範囲を指定します。

  • 4-1. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、ソングの再生を スタートします。
  • 4-2. 繰り返し再生の開始位置(A点)にしたいところで、[>]ボタン を押します。

4-3. 繰り返し再生の終了位置(B点)にしたいところで、もう一度[>] ボタンを押します。

カウント音が入ったあと、A点からB点までが繰り返し再生されます。

5. 繰り返し再生をやめたい場合は、画面の「リピート解除」が反転 表示している状態で[>]ボタンを押すか、別のソングを選びます。

ソングの先頭をA点にする

A点を指定してからソングの再生を スタートし、そのあとB点を指定し ます。

ソングの最後をB点にする A点だけを指定して、ソングの最後 まで再生します。ソングの最後が自 動的にB点になります。

NOTE

繰り返し範囲の設定は、以下の方法 でも設定できます。

  • [^]ボタンを押して「小節番号」 を反転表示させ、[<]/[>]ボタンを使って小節番号を増減します。
  • 2 [V]ボタンを押して「A点設定」 を反転表示させ、[>]ボタンを押 します。 A点が設定され、B点を設定する

面面になります。

3 同様の操作でB点も設定します。

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ソングリピートの設定

MIDI オーディオ

4-1. [^]/[V]ボタンを使って、再生方法を下記から選びます。

  • Off (オフ) 連続再生しません。
  • 1曲 現在選ばれているソングを繰り返し再生します。
  • 全て 現在選ばれているソングのフォルダー内の全曲を順番に連続再生します。
  • ・ランダム

現在選ばれているソングのフォルダー内の全曲をランダム(順不同)に連続再生します。

4-2. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、繰り返し再生を スタートします。

リピートの設定は、ソング画面のアイコンで確認できます。

繰り返し中は、ソング画面を表示すると画面右上に 1日 (1曲)、 日 (全て)、 (全て)、 (ランダム)が表示されます。

5. 繰り返し再生をやめたい場合は、もう一度[▶/II](スタート/ 一時停止)ボタンを押してソングをストップさせてから、手順 4-1の設定を「Off (オフ)」にします。

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音量バランスを調節する

MIDI オーディオ

MIDIソングを選んだ場合は、再生音と手弾き音の音量バランス、ソングの右手/左手パートの 音量バランスが調節できます。オーディオソングを選んだ場合は、オーディオソングの音量 調節ができます。

あらかじめ音量調節をしたいソングを選んでおきます(39ページ)。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させ、[^]/[V]ボタンで「音量」を選び、[>]ボタンを押します。

2. (MIDIソングを選んでいる場合) 「ソング - 鍵盤」または「ソング L − R」を[Λ]/[V]ボタンで 選んで[>]ボタンを押し、設定画面を表示させます。

(オーディオソングを選んでいる場合) オーディオ再生音量を[<]/[>]ボタンで調節します。調節が終わっ たら手順4へ進んでください。

  • ソング 鍵盤 MIDIソング再生音と手弾き音の音量バランスを調節します。
  • ソングL-R MIDIソングの右手パート/左手パートの音量バランスを調節します。

NOTE

下販のミュージックデータの中に は、非常に大音量のデータがありま す。そのようなデータ(MIDIソング) を使用する場合、「ソング - 鍵盤」 を調節してください。

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3. [<]/[>]ボタンで設定します。

ソング - 鍵盤を選んだ場合

ソング・ - 鍵盤
0
ہ m

手弾き音が小さくなる ソング車生音が小さくなる

ソング L - Rを選んだ場合

4. [EXIT]ボタンを2回押して、ソングメニュー画面を抜けます。

別のMIDIソングを選ぶと、「ソング L - R」の設定は初期設定に戻りますが、「ソング - 鍵盤」と「オーディオ音量」の設定はそのままです。

NOTE

「ソング- 鍵盤」は、電源をオフにし ても設定が記憶(バックアップ)され ます。誤って音量を最小にすると、 鍵盤やソングの音が鳴らなくなりま すのでご注意ください。設定を記憶 するか、またはしないかを変更でき ます。詳しくは96ページの「バッ クアップ設定」をご覧ください。

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再生に関するその他の機能

MIDI オーディオ

ペダルで再生/一時停止する

システムメニューでペダルの機能を変更すると、ペダルを使って再生/一時停止を操作できま す。[FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示し、「ペダル」→「再生 /一時停止」(92ページ)で、まん中か左のペダルの機能を、再生/一時停止(パネルの[▶/II] (スタート/一時停止)ボタンと同じ機能)に切り替えることができます。 鍵盤を弾きながら、ソングを再生/一時停止したいときに便利です。

ソングを移調する(トランスポーズ)

ソングは全体を半音単位で移調(トランスポーズ)して再生できます。[FUNCTION]ボタンを 何度か押してソングメニュー画面を表示し、「トランスポーズ」(86ページ)で設定を変更でき ます。

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リズムに合わせて弾く

この楽器には、様々なリズムが内蔵されています。リズムに合わせて楽しく演奏ができます。

1. [RHYTHM]ボタンを押して、リズム再生をスタートさせます。 イントロが鳴り、リズム再生がスタートします。

  • 2. [<]/[>]ボタンを使って、使いたいリズムを選びます。 リズムの種類については、リズム一覧(111ページ)をご参照ください。
  • 3. リズムに合わせて演奏しましょう。
  • 4. リズムを止めたいときは、[RHYTHM]ボタンを押します。 エンディングが鳴ったあと、リズムはストップします。
  • 5. [EXIT]ボタンでリズム画面を閉じます。

リズムのテンポ

  • リズムのテンポは、メトロノーム で設定したテンポと同じになりま す(35ページ)。
  • リズムのテンパ設定後にMIDIソン グを選ぶと、リズムのテンパ設定 はキャンセルされ、選択したソン グ肉有のテンポに切り替わります。

リズムの詳細設定

メトロノーム/リズムメニュー画面 (89ページ)で、リズムの音量を設定 したり、鍵盤を弾くと同時にリズム をスタートさせるなどの設定ができ ます。

NOTE

ソングの再生中および録音中、リズ ム画面は表示されません。

イントロ/エンディングのオン/オ フを設定するには

演奏を盛り上げるため、リズムの始 まりと終わりには、イントロ/エン ディングが流れます。イントロ/エ ンディングを鳴らす(On)/鳴らさな い(Off)の設定は、メトロノーム/リ ズムメニュー画面(89ページ)の「イ ントロ」、「エンディング」の項目で 設定できます。

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演奏を録音する

この楽器では、下記2通りの方式で録音できます。用途に合った方式で演奏を録音してみましょう。

録音した演奏をSMF(フォーマットO)のMIDIソングとして、楽器本体またはUSBフラッシュメモリーに保存します。オーディ オソングよりデータ容量が小さく、編集しやすいのが特長です。トラックごとに録音したり、録音後に部分的に録音し直した りできます。MIDI録音で作られたソングは、あとでオーディオファイルに変換(65ページ)できるので、難しい曲をオーディオ 録音したい場合などは、まずMIDI録音でパートごとに録音すると便利です。この楽器で録音できるMIDIデータのサイズは、 1曲につき約500KBまでです。

• オーディオ録音 = オーディオ

演奏をオーディオソングとしてUSBフラッシュメモリーに保存します。初期設定では、一般的なCD音質(44.1kHz/16bit)の ステレオWAV形式で保存され、コンピューターを使って携帯音楽プレーヤーなどに転送して再生できます。[AUX IN]端子な ど外部からの入力音も録音されるので、オーディオ機器やパソコン、スマートフォンなどの再生音も録音できます。この楽器 で録音できる時間は、1曲につき80分までです。

MIDIソングとオーディオソングの違いについては、37ページで詳しく説明しています。

録音の方法 4通りの録音方法があります。録音方法によって、録音したデータはMIDIまたはオーディオ になります。 .51ページ • 簡単にMIDI録音する MIDI _____ ピアノ曲の演奏などを、楽器本体に手軽に録音します。録音したデータは楽器本体の「ユー ザー」カテゴリー内に保存されます。 ● トラックを指定してMIDI録音する ■ MDI ちつぺーご 左手/右手パートを別々に録音したり(右手パートを再生させながら左手パートを録音できます)、 アンサンブルの曲を1パートずつ録音したりできます。 • USBフラッシュメモリーにMIDI録音する MIDI . 55ページ 空のソングファイルに録音してUSBフラッシュメモリーに保存したり、USBフラッシュメモ リーにある録音済みのMIDIソングに追加録音したりできます。 ● USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する ■オーディオ 56ページ オーディオ録音して、USBフラッシュメモリーに保存します。

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簡単にMIDI録音する

MIDI

最も簡単な録音方法です。

1. 録音に使うボイスや、拍子などの設定を選びます。

録音に使うボイスを選びます(26ページ)。デュアル/スプリット/デュオを使う場合は ここでオンにします。必要に応じてメトロノーム/リズムの拍子とテンポ(35ページ)、 エフェクトもここで選んでください。

2. [ŘĚC]ボタンを押して、録音モードに入ります。

録音のための空のソングファイルが用意され、録音画面が表示されます。

[▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンがテンポに合わせて占減します。 録音モードから抜けたいときはもう一度[REC]ボタンを押します。

3. 鍵盤を弾くと同時に録音がスタートしますので、演奏します。

曲の始めに空白の小節を録音したいときは、[▶/Ⅱ](スタート/一時停止)ボタンを押し て録音をスタートさせます。

4. 演奏が終わったら、「REC1ボタンを押して、録音を終了します。 録音モードを抜け、ソングを保存するための画面が表示されます。

右手を録音したあと左手を録音して 1曲に仕上げたい場合は 「トラック を指定してMIDI録音する」(53ペー ジルをご覧ください。

メトロノーム/リズムを使う

メトロノーム/リズムを鳴らしなが ら録音することもできます。ただ し、メトロノームの音は録音されま せん。またリズム再生は、録音モー ドに入ったあとに行なってください。 リズム再生中に録音モードに入ると、 リズムが停止してしまいます。

NOTE

音量バランス「ソング - 鍵盤」(46) ページ)は記録(録音)されません。

NOTE

MIDI録音の場合、自動的に右手パー ト(トラック1)が指定されますが、 ムを使った録音では、指定されたト ラックと実際に録音されるトラック が異なります。詳しくは「トラック の割り当て|(53ページ)をご覧くだ

ある機能を実行できる状態を意味し ます。ここでは、録音できる状態の ことを「録音モード」と呼んでいま

NOTE

「RECIボタンを長めに押すと、録音 のためのソングを選ぶリストが表示 されます。この画面が表示された場 合は、55ページの表をご参照のう え、「新規ソング」を選んで[>]ボタ ンを押してください。

NOTE

リズムが選択されている状態で [RHYTHM]ボタンを押して、リズ ム再生と同時に録音をスタートさせ

Page 52

5. 録音した演奏を保存したい場合は、確認画面で「保存」が選ばれ ている状態で、「>1ボタンを押して決定します。

保存が終わると「保存が完了しました」のメッセージが表示され、ソング画面に戻り ます。新規リングの場合は自動的に「USERSONGxxx」(xxxは数字)という名前が付 けられ、楽器本体の「ユーザー」カテゴリーの中に保存されます。

  • 録音をやり直したい場合は[∧]/[\/]ボタンで「やり直し」を選び、[>]ボタンを押し ます。手順3から再スタートできます。
  • •保存したくない場合は「中止」を選び、[>]ボタンを押します。
  • 6. [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、録音した演奏を聞 いてみましょう。

MIDI録音で記録されるデータの種類

パートごとに録音されるデータ

  • ・ノートデータ(弾いた音)
  • ・ボイス選択
  • ・ペダル操作(ダンパー、ソフト、ソステヌート)
  • リバーブのかかり具合「リバーブデプス」
  • コーラスのかかり具合「コーラスデプス」
  • ・Tフェクトのかかり
  • ・音の明るさ「ブライトネス」
  • ・ ハゾナンス効果の設定「ハーモニックコンテント」
  • ・ボイスのオクターブ設定
  • ・ボイスごとの音量の設定
  • ・ボイスごとの左右の音の位置の設定「パン」
  • ・2つのボイスの音の高さをずらす微調整 (デュアルのみ) 「デチューン」
  • ・ボイスごとのタッチに対する音量変化度合の設定「タッチセンス|

全パートで共通に録音されるデータ

  • 音律
  • ・拍子
  • リバーブタイプ
  • ・エフェクトタイプ

注記 ソングを切り替えたり電源を切った りすると、録音したデータは失われ ます。ご注音ください。

ソング名を変更する

録音した曲は自動的に名前が付けら れますが、ご自分で名前を付け直す ことができます(65ページ)。

NOTE

ノートデータ、ペダル操作、オク クーブ設定、および拍子は、録音後 に変更できません。

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トラックを指定してMIDI録音する

MIDI

MIDl録音では、全部で16トラックで構成されるMIDIソングを、1トラックすつ録音して作り 上げることができます。たとえば、ピアノ曲の場合、右手パートをトラック1に録音したあ と、左手パートをトラック2に録音すれば、両手で弾くのが難しいピアノ曲を録音することが できます。また、トラック9/10にリズムを先に録音しておき、あとでリズムを聞きながらト ラック1にメロディーを録音する、ということができます。このように、1回で演奏するのが 難しい曲でも、パート別に重ねて録音をすることによって、1つの曲に仕上げることができま す。

本体に録音済みのMIDIソングに追加録音したい場合:

追加録音したいMIDIソングを選びます(39ページ 手順1~4)。[REC]ボタンを1秒以上押 すと、録音のためのソングを選ぶリストが表示されます。追加録音したいMIDIソングを 選んで[>1ボタン押してから、手順2へ進んでください。

1. 「簡単にMIDI録音する」(51ページ)の手順1~2と同じ方法で、 録音の準備をします。

2. [<]/[>]ボタンで録音トラックを指定します。

  • 右手パートを録音したいときは「R」を選びます。
  • 左手パートを録音したいときは 「L」を選びます。
  • トラック3~16のいずれかを指定したいときは[<]/[>]ボタンを何度か押してトラック(Extra 3~16)を指定します。

  • 3. 鍵盤を弾くと同時に録音がスタートしますので、演奏します。
  • 4. 演奏が終わったら、[REC]ボタンを押して、録音を終了します。 録音モードを抜け、ソングを保存するための画面が表示されます。
NOTE

USBフラッシュメモリーに録音し たい場合や、USBフラッシュメモ リー上のソングに追加録音したい場 合は、「USBフラッシュメモリーに MIDI録音する」(55ページ)をご覧 ください。

NOTE

リズムは追加録音できません。リズ ムを録音したい場合は、最初に録音 してください。

NOTE

RとLに別々の曲を録音すると、 一緒に再生されてしまいます。

トラックの割り当て

指定したトラックに入るのは、デュ アルの第1ボイス、スプリット/デュ オの右側のボイスのみです。デュア ルの第2ボイスは、指定したトラッ クに6を足した番号のトラック、ス プリットおよびデュオの左側のボイ スは、指定したトラックに3を足し た番号のトラックに入ります。16 を超えた場合は折り返して数えま す。リズムはトラック9/10に入り ます。

注記

データがあるトラックに録音する と、元のデータは上書きされてしま いますので、ご注意ください。

Page 54

5. 録音した演奏を保存したい場合は、確認画面で「保存」が選ばれ ている状態で、[>]ボタンを押します。

保存が終わると「保存が完了しました」のメッセージが表示され、ソング画面に戻ります。新規ソングの場合は自動的に「USERSONGxxx」(xxxは数字)という名前が付けられ、楽器本体の「ユーザー」カテゴリーの中に保存されます。

  • 録音をやり直したい場合は「やり直し」を選び、[>]ボタンを押します。手順3から 再スタートできます。
  • •保存したくない場合は「中止」を選び、[>]ボタンを押します。
  • [▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、録音した演奏を聞いてみましょう。
  • 7. 追加録音のためにもう一度録音モードに入ります。
    • 7-1. [REC]ボタンを1秒以上押します。 録音対象のハングがリスト表示されます

7-2. [∨]ボタンを押して、手順5で保存したMIDIソング(一番下に表示)を選び、 [>]ボタンを押します。

トラックに録音済みのデータがあるかどうかは、トラック名の右上に表示されるマー クで確認できます。

トラックのデータの有無:

8. 手順2~6の方法で、別の空トラックに演奏を追加で録音していきましょう。

手順2では録音していないトラックを選び、手順3では録音済みのトラックを聞きなが ら演奏しましょう。

注記

は 録音したMIDIソングを保存せずに ソングを切り替えたり電源を切った りすると、録音したデータは失われ ます。ご注意ください。

ソング名を変更する

録音した曲は自動的に名前が付けられますが、ご自分で名前を付け直すことができます(65ページ)。

注記 データがあるトラックに録音する と、元のデータは上書きされてしま いますので、ご注意ください。

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USBフラッシュメモリーにMIDI録音する

MIDI

空のソングファイルに録音してUSBフラッシュメモリーに保存したり、USBフラッシュメモ リーにある録音済みのMIDIソングに追加録音する方法です。

  • 1. USBフラッシュメモリーを楽器のUSB [TO DEVICE]端子に接続します。
  • 2. 録音のためのMIDIソングを選び、録音モードに入ります。
    • 2-1. 録音済みのソングに追加録音したい場合は、録音済みのMIDIソングをUSB フラッシュメモリーから選びます(39ページの手順1~4)。空のソングに 録音したい場合にはこの操作は不要です。
    • 2-2. [REC]ボタンを1秒以上押して、録音のためのソングを選ぶリストを表示 させます。

2-3. 録音のためのソングとして、「新規ソング (USB)」か、手順2-1で選んだ MIDIソング(リストの一番下)を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタンを押し ます。

録音モードに入ります。

録音のためのソング 説明
新規ソング 演奏データを、本体内部に新規MIDIソングとして保存する
場合に選びます。
新規ソング(USB)* 演奏データを、USBフラッシュメモリーに新規MIDIソング
として保存する場合に選びます。
新規オーディオ(USB)* 演奏データを、USBフラッシュメモリーに新規オーディオ
ソングとして保存する場合に選びます。
xxxxxx (手順2-1で選んだ
MIDIソング名)**
録音済みのMIDIソングに追加録音/上書き録音する場合に選びます。

* USBフラッシュメモリー接続時のみ選べます。

** 手順2-1でMIDIソングを選んでいない場合や、内蔵曲/ブロテクトソングを選んでいた場合は表示 されません。

3. 録音して保存します。

録音済みのソングに追加録音したい場合/空のソングにトラック指定をして録音したい場合:

このあとの手順は、「トラックを指定してMIDI録音する」(53ページ)の手順2~8とまったく同様です。

空のソングに簡単録音したい場合:

このあとの手順は、「簡単にMIDI録音する」(51ページ)の手順3~6とまったく同様です。

NOTE

NOTE USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (69ページ)をお読みください。

NOTE

録音前に、USBフラッシュメモ リーの空き容量を確認しておきま しょう。 システムメニュー画面:「ユーティ リティ」→「USBプロパティ」(93 ページ)

注記

既存のMIDIソングを選んで、デー タがあるトラックに録音すると、元 のデータは上書きされてしまいます ので、ご注意ください。

NOTE

既存のMIDIソングに上書き/追加録 音する場合は、選んだソングの拍子 とテンポに自動で設定されます。

Page 56

USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する

オーディオ

ここではオーディオ録音の方法を説明します。オーディオファイルはUSBフラッシュメモ リーにしか保存できませんので、録音を始める前にUSBフラッシュメモリーを準備してくだ さい。

  • 1. USBフラッシュメモリーを楽器のUSB [TO DEVICE]端子に接続します。
  • 2. [REC]ボタンを1秒以上押して、録音のためのソングを選ぶリストを表示させます。
  • [^]/[∨]ボタンで「新規オーディオ(USB)」を選び、[>]ボタンを押します。
  • 4. このあとの手順は、「簡単にMIDI録音する」(51ページ)の手順 3~6とまったく同様です。

録音画面には、録音の経過時間が表示されます。

NOTE

USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (69ページ)をお読みください。

NOTE

録音前に、USBフラッシュメモ リーの空き容量を確認しておきま しょう。 システムメニュー画面:「ユーティ リティ」→「USBプロパティ」(93 ページ)

NOTE

オーディオ形式での録音の場合、ボ イスパートの音量(83ページ)が初期 設定よりも大きいと、音がひすむこ とがあります。ボイスパートの音量 を変更してある場合は、録音をス タートする前に初期設定の値以下に してください。

NOTE

オーディオ録音の場合、[AUX IN] 端子など外部からの入力音も録音さ れます。

Page 57

そのほかの録音方法とテクニック

部分的に録音し直す

MIDI

MIDIソングは部分的に録音し直すことができます。ご自分で録音したMIDIソングの編集などにお使いください。

  • 1. 録音開始/終了方法を選びます。
    • 1-1.録音メニュー画面が表示されるまで、[FUNCTION]ボタンを何度か押します。

1-2. [^]/[V]ボタンを押して、「録音開始」(録音開始方法)を選び、[>]ボタンで設定を選びます。

• 標準

録音開始以降のデータを消します。

  • 押鍵 録音開始しても最初に鍵盤を弾くまでのデータは消しません。
  • 1-3. [^]/[V]ボタンで「録音終了」(録音終了方法)を選び、[>]ボタンで設定 を選びます。
    • 差し替え 録音終了以降にあった元のデータを消します。
    • パンチアウト 録音終了以降にある元のデータは消しません。
  • 2. [SONG/DEMO]ボタンを押して、ソングカテゴリーリストを 表示させます。
  • 3. 録音し直すMIDIソングを選びます。

選びかたは、39ページを参照してください。

Page 58

4. 録音開始をしたい場所を指定します。

[<]/[>]ボタンを押して再生位置を移動するか、[▶/III](スタート/一時停止)ボタンを 押して演奏を再生して、録音し直したい場所の手前でもう一度[▶/III]ボタンを押しま す。 必要に応じて、変更したい内容(ボイスやそのほかの設定)を選び直します。 先に録音したときと設定を変えたい場合に行なってください。

5. [REC]ボタンを1秒以上押したあと、手順3で選んだソングを選び、[>1ボタンを押します。

NOTE 部分的に録音し直す場合、拍子は変 更できません。

  • 6. [<]/[>]ボタンで書き換えをしたいトラックを選びます。
  • 7. 演奏を始める、または[▶/II](スタート/一時停止)ボタンを押して、録音を開始します。
  • 8. [REC]ボタンを押して、録音を終了します。
  • 9. 54ページの手順5に従って、録音した演奏を上書き保存します。
  • 10.[▶/Ⅲ](スタート/一時停止)ボタンを押して、録音した演奏を 再生します。
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録音後にボイスやテンポなどを変更する

MIDI

MIDIソングは、録音を終えたあとでも、演奏データの設定を変更できます。たとえば、録音 したあとでボイスを変更して違った雰囲気の曲にしたり、適切なテンポに調節したりできま す。曲の途中からの変更もできます。

テンポの変更

  • 1. 変更するソングを選びます。 選びかたは、39ページを参照してください。
  • 2. [TEMPO]ボタンを押してテンポ画面を表示させ、テンポを設定します。

設定方法は35ページをご覧ください。

3. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に 選んでいきます。

4. 選んだテンポで上書きします。

[∨]ボタンを押して画面の「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押します。

変更が完了すると、「操作を完了しました」と表示され、数秒後にテンポ変更画面に戻 ります。

Page 60

5. 「EXITIボタンを押してソングメニュー画面から抜けます。

ボイスの変更

  • 1 恋雨オスソングを選びます。 選びかたは、39ページを参照してください。
  • 2. 変更したいボイスを選びます。

選びかたは、26ページを参照してください。

3. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に 選んでいきます。

選択 3-2. [>]ボタンで次へ

  • 「ボイス変更」を選択 3-4. [>]ボタンで次へ
  • 4. [>]ボタンを押すと設定画面が表示されますので、[人]/[∨]ボタ ンでボイスを変更したいトラックを選びます。

5. 手順2で選んだボイスで上書きします。

「<1ボタンを押して1つ前の画面に戻ります。「∨1ボタンを押して画面の「実行」を反 転表示させ、[>]ボタンを押します。

くボイス変更
トラック 15021 >
実行 >

変更が完了すると、「操作を完了しました」と表示され、数秒後にボイス変更画面に戻 ります。

6. [EXIT]ボタンを押してソングメニュー画面から抜けます。

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ソングファイルを操作する

ソングメニュー画面(87ページ)の「ファイル」項目を選ぶと、市販のミュージックデータ、ご自分で録音したソングなどの 既存のソングファイルに関する操作ができます。

USBフラッシュメモリーをご使用になる場合は、事前に「USB機器を接続する(USB [TO DEVICE]端子)」(69ページ)を お読みください。

操作 表示 ページ
ソングを削除する 削除 62、63ページ
ソングをコピーする * コピー 62、63ページ
ソングを移動する * 移動 62、64ページ
MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する * オーディオ変換 62、65ページ
ソング名を変更する 名前の変更 62、65ページ

ファイルとは あるデータのまとまりを1つの単位

あるテージのまどまりを1つの単位 として保存したものです。ソング データをソング名単位でソングファ イルと言います。

* が付いている項目は、MIDIソングが選ばれているときにのみ有効です。

ソングの種類とファイル操作の制限

ソング画面には、ソングの種類を示すカテゴリー名やアイコンが表示されます。ソングの種類によって、ファイル操作に下記のとおり制限があります。

-* アイコンは、「ユーザー」および「USB」カテゴリーのソングに表示されます。

市販のミュージックデータ(ソング) の中には、コピー防止や誤消去防止 のためにプロテクトがかかっている ものがあります。プロテクトソング の保存には、動作確認済みのUSB フラッシュメモリーをお使いくださ い。動作確認済みのUSBフラッ シュメモリーは、「USB機器を接続 する(USB [TO DEVICE]端子)」 (69ページ)に記載されたURLでご 確認いただけます。

プロテクトがかかったソングの制限

保存場所 MIDIソングを
カテゴリー ソングの種類 ソングを
削除する
ソング名を
変更する
ソングを
コピーする
ソングを
移動する
再生しながら
オーディオソン
グに変換する
本体 デモ 本体のボイスデモ × × × × ×
クラシック
50選
本体のピアノ50曲 × × × × ×
レッスン 本体の練習曲 × × × × ×
ユーザー 録音曲(MIDI) 0 0 0 0 0
プロテクトがかかった
ソング
0 0 × × ×
ヤマハ独自のプロテクト *
がかかったソング
0 0 × 0 ×
USBフラッ
シュメモリー
USB MIDIソング 🎵 0 0 0 0 0
227.62 Audioソング 0 0 × × ×
プロテクトがかかった
ソング
× × 0 Х ×
ヤマハ独自のプロテクト *
がかかったソング
0 0 × 0 ×

* ヤマハ独自のブロテクトがかかったソングと、それを編集し、保存したソングの2種類があります。編集し、保存したソングは編集元のソングと同じフォル ダーの中においてください。同じフォルダーの中に編集元のソングがないと、再生できません。

Page 62

ソングファイルの基本操作

ソングファイルの操作は以下の手順で行ないます。

1. 必要に応じて、USBフラッシュメモリーをUSB [TO DEVICE] 端子に接続してください。

2. ファイル操作の対象となるソングを選びます。 ソングの選びかたは、「ソングを再生する」(39ページ)をご覧ください。

3. ファイル操作モードに入ります。

3-1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させてから、[^]/[V]ボタンで「ファイル」を選んで、[>]ボタンを押します。

ソングメニュー画面

3-2. [^]/[V]ボタンで設定したい項目を「削除」、「コピー」、「移動」、「オーディ オ変換」、「名前の変更」のいずれかから選びます。

例 ソング名を変更する場合

くファイル
オーディオ変換 >
名前の変更 >

これ以降、操作を中止してファイル操作モードから抜けるには[EXIT]ボタンを押します。

4. 操作を実行します。

ここでの操作は、該当する項目の手順を参照してください。

  • 削除 ....................................
  • コピー ......63ページ
  • 移動....................................
  • オーディオ変換......65ページ
  • 名前の変更....................................

操作中、画面にメッセージ(情報や確認など)が表示されることがあります。その意味や 対処の方法については、112ページの「メッセージー覧」をご覧ください。

5. [EXIT]ボタンを押して、ファイル操作モードを抜けます。

注記

ファイル操作中やUSBフラッシュメ モリーのマウント中は、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。 USBフラッシュメモリーや楽器本 体のデータが壊れたりするおそれが あります。

Page 63

ソングを削除する

削除できるソングの種類は 61ページを確認してください。

基本操作は、62ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1.「削除」が選ばれた状態で[>]ボタンを押すと、設定画面が表示 されます。

4-2. 「∨1ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押 して実行します。

ソング削除後、ソングのリスト画面が表示されます。

ソングをコピーする

コピーできるソングの種類は、61ページを確認してください。

コピー /移動できる範囲

楽器本体の「ユーザー」にあるMIDIソングは、USBフラッシュメモリーの「USER FILES」 フォルダーへのみコピー /移動できます。この場合「USER FILES」フォルダーの指定は自 動的に行なわれますので、ご自分で指定する必要はありません。

USBフラッシュメモリー内のMIDIソングは、楽器本体の「ユーザー」へコピー /移動できます。

基本操作は、62ページをご覧ください。 手順4の操作は次のページにあります。

注記 「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

USER FILESフォルダー

USBフラッシュ Xモリーをこの楽 器で初期化したり この楽器の演奏 奋 ぐ た場合 USBフラッシュメモリーの 中に自動的に「USEB FILES」とい う名前のフォルダーが作られ その 中にデータが保存されます。

NOTE

市販のミュージックデータは著作権 で保護されていますので、コピー機 能は個人で楽しむ範囲でご利用くだ

NOTE

フォルダーはコピーできません。

ルートとは

階層構造のいちばん上の部分を表わ します。フォルダーに入っていない 領域のことです。

Page 64

4-1. 「コピー」が選ばれた状態で[>]ボタンを押すと、設定画面が表示されます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

ソングがコピーされ、ソングのリスト画面が表示されます。コピー先のファイル名は、コピー元のファイル名と同じになります。

ソングを移動する

移動できるソングの種類は、61ページを確認してください。

基本操作は、62ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1. 「移動」が選ばれた状態で[>]ボタンを押すと、設定画面が表示されます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

ソングが移動され、ソングのリスト画面が表示されます。

コピー先:

コピー先がUSBフラッシュメモ リーの場合は「USBにコピーしま す」、楽器本体の場合は「ユーザー にコピーします」と表示されます。 コピー先がUSBフラッシュメモ リーの場合、ファイルはUSBフ ラッシュメモリー内の「USER FILES」フォルダーへコピーされま す。

NOTE

コピー先にすでに同じ名前のファイ ルがある場合は、メッセージが表示 されます。上書きする場合は「上書 き」、キャンセルする場合は「中止」 を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタ ンを押します。

注記

上書きした場合、コピー先のファイ ルのデータはすべて消去され、 コピー元のファイルのデータで上書 きされますのでご注意ください。

注記

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

移動先

移動先がUSBフラッシュメモリー の場合は「USBに移動します」、楽 器本体の場合は「ユーザーに移動し ます」と表示されます。 移動先がUSBフラッシュメモリー の場合、ファイルはUSBフラッ シュメモリー内の「USER FILES」 フォルダーへ移動たれます。

NOTE

移動先にすでに同じ名前のファイル がある場合は、メッセージが表示さ れます。上書きする場合は「上書 き」、キャンセルする場合は「中止」 を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタ ンを畑します。

注記

上書きした場合、移動先のファイル のデータはすべて消去され、移動元 のファイルのデータで上書きされま すのでご注意ください。

注記

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

Page 65

MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する

楽器木休の「ユーザー」や「USBフラッシュメモリーの「USEB FILES」フォルダー内の MIDNハングを オーディオハングに変換してUSBフラッシュメモリーの「USEB FILES」 フォルダー内に保存できます。変換できるソングの種類は、61ページを確認してください。

基本操作は、62ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1.「オーディオ変換」が選ばれた状態で[>]ボタンを押すと、設定 画面が表示されます。

4-2. 「>1ボタンを押して「実行」を反転表示させ、「>1ボタンを押 して実行します。

オーディオ変換がスタートレ、ソングが再生されます。オーディオ変換中は、オー ディオ形式での録音中と同じ状態のため、鍵盤を弾いたり、[AUX IN]端子などから 入力された外部の音声も、一緒に録音されます。変換が終わると「オーディオ変換 しました」と表示され、数秒後に、ソングのリスト画面に戻ります。

ソング名を変更する

名前を変更できるソングの種類は、61ページを確認してください。 基本操作は、62ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1. 「名前の変更」が選ばれた状態で[>]ボタンを押すと、設定画面 が表示されます。

4-2. ソング名を付けます。

「<1/「>1ボタンでカーソル(下線)を移動します。 「∧1/「∨1ボタンでカーソルの位置の文字を変更します。同時押しで文字が削除され ます。 最大46文字のソング名を付けられます。画面からはみだした文字は、[<]/[>]ボタ ンでカーソルを移動し、順次表示させることができます。

4-3. [FUNCTION]ボタンを押して実行します。

ソング名変更後、ソングのリスト画面が表示されます。名前を変更したソングが選 ばれています。

NOTE

········ 変換しても、MIDIソングは元の保存 場所にそのまま残ります。

NOTE

NOTE Bluetoothから入力されたオーディ BIUEIUUIIIから入力されにオーティ オデータ(78ページ)も、オーディオ ソングとして一緒に録音できます。

注記 変換中は、電源を切ったり、USB フラッシュメモリーを外したりしな 、 われます。

NOTE

保存先に同じ名前のファイルがある 場合は、上書き確認画面が表示され ます。変換を続けるには[^]/[∨]ボ タンで「上書き」を選び、[>]ボタ ンを押します。

NOTE

実行中にIFXITIボタンを押すと、変 換を中止します。中止した場合、変 換を中止しま9。中止しん 換内容は保存されません。

NOTE

ソング名に使用できる文字の種類 は、システムメニュー画面:「ユー 「ティリティ」→「言語設定」(94 ページ)でご確認ください。

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

Page 66

他の機器と接続する

端子について

端子の位置は「各部の名前と機能」(11ページ)でご確認ください。

⚠ 注意

外部機器と接続するときは、すべて の機器の電源を切った上で行なって ください。また、電源を入れたり 切ったりする前に、必ず機器のボ リュームを最小(0)にしてください。 感電、聴力障害または機器の損傷の 原因になります。

Page 67

USBフラッシュメモリーを接続したり、USB無線LANアダプターを使ってiPhone/iPadな どのスマートデバイスを接続したりする端子です。詳しくは、69ページの「USB機器を接続 する」と、71ページの「コンピューターやスマートデバイスと接続する」をご覧ください。

2 USB [TO HOST]端子

コンピューターやiPhone/iPadなどのスマートデバイスを接続する端子です。詳しくは、71 ページの「コンピューターやスマートデバイスと接続する」をご覧ください。

③ MIDI [IN] [OUT] [THRU]端子

シンセサイザーやシーケンサーなどのMIDI機器を接続する端子です。詳しくは、70ページの 「外部MIDI機器と接続する」をご覧ください。

④ [AUX PEDAL]端子(CLP-685)

[AUX PEDAL]端子に別売のフットスイッチ(FC4A/FC5)やフットコントローラー FC7を接続すると、足を使ってさまざまな機能をコントロールできます。機能のオン/オフを切り替えるときにはフットスイッチを、ボリュームなどの連続した値をコントロールするときにはフットコントローラーをお使いください。

機能の設定は、システムメニュー画面の「ペダル」→「Auxペダル」の機能と範囲で行ないます(92ページ)。

❺ [AUX IN]端子

クラビノーバの[AUX IN]端子と、携帯音楽プレーヤーなどのオーディオ機器のヘッドフォン 端子を接続すると、楽器本体のスピーカーから携帯音楽プレーヤーの音を鳴らせます。

NOTE

この楽器のUSB端子には、USB [TO HOST]端子とUSB [TO DEVICE]端子の2種類があります。 どちらもUSB端子ですが、形状/用 途が違いますので、接続するときに 間違えないようご注意ください。 (端子の形状に合うプラグを上下の 向きに注意して差し込んでください。)

NOTE

  • フットコントローラー /フットス イッチの抜き差しは、この楽器の 電源を切った状態で行なってくだ さい。
  • フットコントローラー /フットス イッチを踏みながら電源を入れな いでください。踏みながら電源を 入れると、オン/オフが逆になり ます。

注記

クラビノーバのAUX INを使う場 合、外部機器の損傷を防ぐため、電 源を入れるときは、外部機器 → ク ラビノーバの順に、電源を切るとき は、クラビノーバ → 外部機器の順 に行なってください。

NOTE

IAUX IN]端子からの入力音は、楽 器の[MASTER VOLUME]スライ ダーで音量調節できます。

NOTE

オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは、抵抗のないものをお使い ください。

Page 68

⑥ AUX OUT [L/L+R][R]端子(CLP-685) AUX OUT [R][L/L+R]端子(CLP-675, CLP-645, CLP-635)

クラビノーバにアンプ内蔵スピーカーなどを接続して、より大きな音を出します。 接続コードを使って図のように接続します。

AUX OUT端子に出力される音量は、楽器の[MASTER VOLUME]スライダーで調節できま す。外部スピーカー使用時、本体スピーカーからの音を消したい場合は、「スピーカー」の設 定をオフにしてください。設定はシステムメニュー画面:「ユーティリティ」→「スピーカー」 (94ページ)で行ないます。

⑦ [PEDAL]端子

ペダルコードを接続する端子です。(CLP-685: 120ページ、CLP-675: 123ページ、 CLP-645: 126ページ、CLP-635: 126ページ)

NOTE

モノ出力の場合(スピーカーを1台だ け使う場合)には、[L/L+R]端子を ご使用ください。

注記

  • ・クラビノーバのAUX OUT端子を使う場合、外部機器の損傷を防ぐため、電源を入れるときは、クラビノーバ→外部機器(アンプ内蔵スピーカーなど)の順に、電源を切るときは、外部機器・クラビノーバの順に行なってください。オートバワーオフ機能(14、94ページ)により、自動的に電源が切れることがあります。外部機器を接続した状態で、一定時間本体を操作しない場合は、この手順に従って手動で電源を切るか、オートパワーオフを解除してください。
  • AUX OUT端子から出力した音 を、[AUX IN]端子に戻さないで ください(AUX OUT端子と外部 オーディオ機器を接続した場合 は、その機器の音声出力をこの楽 器の[AUX IN]端子に接続しない でください)。この楽器の[AUX IN]端子から入力された音はその ままAUX OUT端子から出力され ますので、オーディオ系の発振が 起こり、正常な再生がなされない ばかりでなく、両機器の故障の原 因になります。
NOTE

オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは、抵抗のないものをお使い ください。

NOTE

ヘッドフォンを接続してAUX OUT 端子の出力音をモニターする場合 は、パイノーラルサンプリング/ス テレオフォニックオプティマイザー をオフにすることをおすすめしま す。詳しくは18ページをご覧くだ さい。

Page 69

USB機器を接続する(USB [TO DEVICE]端子)

USB [TO DEVICE]端子には、USBフラッシュメモリーや別売のUSB無線LANアダプターを接続します。楽器本体とUSBフ ラッシュメモリーでデータをやりとりしたり(61、96ページ)、別売のUSB無線LANアダプターを使ってiPadなどと無線通信 (71ページ)したりできます。

USB [TO DEVICE]端子ご使用上の注意

本機にはUSB [TO DEVICE]端子があります。USB [TO DEVICE]端子にUSB機器を接続する場合は、以下のことをお守りください。

NOTE

USB機器の取り扱いについては、お使いのUSB機器の取扱説明書もご 参照ください。

■ 使用できるUSB機器

  • ・ USBフラッシュメモリー
  • ・USBハブ
  • ・ USB無線LANアダプター (UD-WL01、別売)

上記以外のUSB機器(マウス、コンピューターのキーボード など)は、接続しても使えません。

動作確認済みUSB機器については、下記ウェブサイトの 「その他のドキュメント」から、モデル名を入力すると確認 できます。ご購入の前に確認ください。

サポート・お問い合わせ: https://jp.yamaha.com/support/

本機では、USB2.0~3.0の機器がご使用できますが、機器 への保存や機器からの読み込みにかかる時間は、データの種 類や本機の状態により異なりますのでご了承ください。 本機ではUSB1.1は使用できません。

NOTE

USB [TO DEVICE]端子の定格は、最大5V/500mAです。定格を超 えるUSB機器は故障の原因になるため、接続しないでください。

■ USB機器の接続

USB [TO DEVICE]端子の形状に合うプラグを上下の向きに 注意して差し込んでください。

注記

USB機器の抜き差しは、再生や録音中、ファイル操作中(保存/コ ビー /削除/フォーマットなど)、およびUSB機器へのアクセス中に は行なわないでください。楽器本体の機能が停止したり、USB機器 やデータが壊れたりするおそれがあります。

• USB機器の抜き差しは、数秒間隔を空けて行なってください。

NOTE

・1つのUSB [TO DEVICE]端子に2台以上のUSB機器を同時に接続したい場合は、USBハブを使います。USBハブをだいスパワードでお使いください。USBハブは1台のみ使用可能です。USBハブの使用中にエラーメッセージが出た場合は、本機からUSBハブを抜き、本機の電源を入れ直した上で、再度USBハブを接続してください。

• USB機器の接続にはケーブルは使用できません。

USBフラッシュメモリーの取り扱いに ついて

本機にUSBフラッシュメモリーを接続すると、楽器本体で制作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり、 USBフラッシュメモリーのデータを楽器本体で再生したりできます。

■ 接続できるUSBフラッシュメモリーの数

同時に使用できるUSBフラッシュメモリーは、1台までで す。(USBハブを使用した場合でも、同時に使用できるUSB フラッシュメモリーは1台までです。)

■ USBフラッシュメモリーのフォーマット

USBフラッシュメモリーは本機でフォーマット(93ページ) することをおすすめします。他の機器でフォーマットした USBフラッシュメモリーは、本機で正しく動作しない場合が あります。

注記

フォーマットを実行すると、そのUSBフラッシュメモリーの中身は消 去されます。必要なデータが入っていないのを確認してからフォー マットしてください。

■ 誤消去防止

USBフラッシュメモリーには、誤ってデータを消してしまわ ないようライトプロテクト機能のついたものがあります。大 切なデータが入っている場合は、ライトプロテクトで書き込 みができないようにしましょう。逆にデータを保存する場合 などは、ご使用の前にお使いのUSBフラッシュメモリーのラ イトプロテクトが解除されていることをご確認ください。

■ USBフラッシュメモリー接続時に電源を切るには

電源を切る場合は、再生/録音やファイル操作(保存/コピー / 削除/フォーマットなど)によるUSBフラッシュメモリーへの アクセス中でないことを確認してください。USBフラッシュ メモリーやデータが壊れたりするおそれがあります。

Page 70

外部MIDI機器と接続する(MIDI端子)

MIDIケーブルを使って、クラビノーバと外部MIDI機器(キーボード、シンセサイザー、シーケンサーなど)のMIDI端子を接続すると、この楽器から外部MIDI機器をコントロールしたり、外部MIDI機器からこの楽器をコントロールしたりできます。

  • MIDI [IN]: MIDIデータを受信する端子です。
  • MIDI [OUT]: MIDIデータを送信する端子です。
  • MIDI [THRU]: MIDI INから入ってきたデータをそのまま送信する端子です。複数の機器 にMIDIデータを供給する場合などに使います。

685 675 645 635

⚠ 注意

外部機器と接続するときは、すべて の機器の電源を切った上で行なって ください。

NOTE

ヤマハウェブサイト(2ページ)で、 MIDIについての基礎知識を説明した 「MIDI入門」をご覧になれます。

NOTE

MID機器の中でも、機種ごとに送受 信できるMIDIデータの内容が同じで はないため、接続しているMIDI機器 間で共通に扱えるMIDIデータだけが 送受信できることになります。この 楽器で扱えるMIDIデータについて は、ウェブサイト(2ページ)上の 「MIDIリファレンス」をご覧くださ い。

Page 71

コンピューターやスマートデバイスと接続する(USB [TO HOST]端子、USB [TO DEVICE]端子、MIDI端子)

楽器をコンピューターやiPhone/iPadなどのスマートデバイスと接続すると、楽しみ方や使える機能が広がります。接続してできることは、80ページをご覧ください。

接続例

接続方法について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「コンピューターとつなぐ」や 「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧ください。 スマートデバイスアプリ「スマートピアニスト」を使う場合は、アプリの接続ウィザードに

より、接続方法を確認できます(80ページ)。

注記

  • -----・ USBケーブルは、ABタイブのものをご使用ください。また、3メートル未満のケーブルをご使用ください。 USB 3.0ケーブルは、ご使用できません。
  • DAW (Digital Audio Workstation)などの音楽制作用アプリケーションと一緒に使用する場合、設定によっては 大きな音が発生することがあるため、オーディオルーブパックをオフにしてご使用ください(80ページ)。
  • コンピューターやスマートデバイスを不安定な場所に置かないでください。落下して破損するおそれがあります。

無線LAN接続をする(UD-WLO1を使った接続)

別売のUSB無線LANアダプター UD-WLO1を使ってスマートデバイスと接続する場合、 「スマートデバイス接続マニュアル」に沿って操作を進めると、「ネットワーク一覧から選ん で接続する」、「WPSによる接続」、「手動接続」、「アクセスポイントモードによる接続」のい ずれかの設定が楽器側で必要になります。本書の74~76ページをご覧いただき、必要な操 作を行なってください。

NOTE

  • ・楽器をコンピューターやスマート デバイスとUSBケーブルで接続す る場合は、ハブを経由せず直接接 続してください。
  • い USB [TO DEVICE]端子を使う前 に、「USB [TO DEVICE]端子ご 使用上の注意」(69ページ)をお読 みください。
  • 使用するコンピューターやシーケンスソフトウェアでの必要なMIDI 設定については、それぞれの取扱 説明書をお読みください。
  • オーディオデータの送受信を Windows搭載のコンピューター で行なう場合は、Yamaha Steinberg USB Driver をコン ピューターにインストールする必 要があります。詳しくは、ウェブ サイト上の「コンピューターとつ なぐ」をご覧ください。
  • スマートデバイスを楽器の近くで 使用する場合は、通信によるノイ ズを避けるため、電波を発しない 状態に設定(例:機内モードをオン に設定)してお使いいただくこと をおすすめします。
  • 楽器本体は、コンピューターやスマートデバイスとの接続後しばらくしてから通信を開始します。
Page 72

以下の項目は、楽器の電源を入れたあと、USB無線LANアダプターを挿すと表示されます。

* 無線LANの項目は、無線LANモードの設定がインフラストラクチャーモードか、アクセスポイントモードかで表示が異なります。無線LANモードの設定は、 初期設定ではインフラストラクチャーモードです。

各項目の
[FUNCT
各項目の呼び出し方:
FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[∨]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
∑∑ [>]
[<]
[>]
[<]
[∧]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ユーティ
リティ
無線LAN*
(インフラス
トラクチャー
ネット
ワーク
選択
(ネットワーク一覧) 一覧から接続先ネットワークを
選ぶことで、ネットワークへ接
続します。
Ι _
モート時) その他 SSID 接続先ネットワークのSSIDを設
定します。
Ι 最大32文字。英数字、記号
セキュリ
ティ
接続先ネットワークのセキュリ
ティ種別を設定します。
なし なし、WEP、
WPA-PSK(TKIP)、
WPA-PSK(AES)、
WPA2-PSK(AES)、
WPA/WPA2 mixed PSK
パスワード 接続先ネットワークのパスワー
ドを設定します。
_ 最大64文字。英数字、記号
接続 「その他」画面で設定した内容
で、ネットワークへ接続します。
_
詳細 DHCP 無線LANの詳細設定をします。 On (オン) On (オン)、Off (オフ)
IPアドレ ゲートウェイ、DNSサーバー 0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
サブネットマスク
ゲートウェイ
DNSサーバー 1
1、 DINS リーハー 2 は、 DHCP
がオフのときは設定できますが、
オンのときは設定できません。
入力画面では、 [<]/[>]ボタンで
それぞれのオクテットを選択し、
[^]/[\]ボタンで値を設定しま
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
DNSサ- -バー 2 す。入力を確定するときは
[FUNCTION]ボタンを押しま
す。
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
保存 「詳細」画面で設定した内容を、
保存します。
画面の「保存」を反転表示させ、
[〉]ボタンを押すと保存されます。
_ _
無線LANオプ
ション
Jオプ 無線LAN
モード
インフラストラク
チャーモード
無線LAN接続に、アクセスポイントを使うか(インフラストラク インフラスト
ラクチャー
-
アクセス
モード
ポイント テャーモート)使わないか(アク
セスポイントモード)を設定しま
す。
モート -
初期化 中止 無線LANの設定情報の初期化を 中止 _
実行 行ないます。
画面の「実行」を反転表示させ、
[≻]ボタンを押すと実行されます。
-
詳細 ホスト名 ホスト名を設定します。 CLP-XXX-
[MACアドレ
ス下6桁]
MACア ドレス USB無線LANアダプターの
MACアドレスを表示します。
_ _
ステータ 'ス ネットワーク機能のエラーコー
ドを表示します。
_
Page 73

アクセスポイントモード時の無線LAN

各項目の呼び出し方:
[FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[V]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ユーティ
リティ
無線LAN*
(アクセスポイン
SSID アクセスポイントとしての
SSIDを設定します。
ap-CLP-XXX-[MAC
アドレス下6桁]
最大32文字。英数字、記号
トモード時) セキュリティ アクセスポイントとしてのセ
キュリティ種別を設定します。
WPA2-PSK(AES) なし、WEP、WPA-PSK(TKIP)、
WPA-PSK(AES)、WPA2-PSK(AES)、
WPA/WPA2 mixed PSK
パスワード アクセスポイントとしてのパ
スワードを設定します。
0000000 最大64文字。英数字、記号
チャンネル アクセスポイントとしての
チャンネルを設定します。
11 1~13
DHCPサー
バー
IPアドレスに関連する項目を
設定します。
On (オン) On (オン)、Off (オフ)
IPアドレス 192.168.0.1 192固定. 168固定. 0~255.
1~254
サブネットマ
スク
255.255.255.0 255.255.0.0、255.255.128.0、
255.255.192.0、255.255.224.0、
255.255.240.0、255.255.248.0、
255.255.252.0、255.255.254.0、
255.255.255.0
保存 無線LAN*画面(アクセスポイ
ントモード時)で設定した内容
を保存します。
_ _
Page 74

ネットワーク一覧から選んで接続する

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体のUSB [TO DEVICE]端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

1-1. [∧]/[∨]ボタンで 「ユーティリティ」を選択 1-2. [>]ボタンで次へ

1-3. [^]/[\]ボタンで「無線LAN」 を選択 1-4. [>]ボタンで次へ

NOTE

無線LAN画面での表示項目が異なる 場合は、楽器がアクセスポイント モードになっています。76ページ の手順1で、「インフラストラク チャーモード」に設定してくださ

1-5. [∧]/[∨]ボタンで 「ネットワーク選択」を選択

2. [>]ボタンを押して、楽器近くにあるネットワーク一覧を画面に 表示させます。

セキュリティが設定されているネットワークには鍵アイコン( 😭 )が表示されます。

くネットワーク選
NETWORK1 ₿₸>
NETWORK 2 8 ₀ >
NETWORK 3 🔒 o >

  • 3. 楽器本体をネットワークに接続します。
    • 3-1. お使いになるネットワークを選択し、[>]ボタンを押します。 選んだネットワーク名全体が表示されますので、目的のネットワークであることを確 認します。
    • 3-2. [>]ボタンを押します。
    • 鍵アイコンが付いていないネットワークの場合: 接続が開始されます。
    • 鍵アイコンが付いているネットワークの場合: パスワード入力画面が表示されますので、パスワードを入力してください。入力方 法は、「ソング名を変更する」(65ページ)のソング名の付け方と同じです。入力が終 わったら[FUNCTION]ボタンを押して確定します。すると接続が自動的に開始され ます。

接続に成功すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後に「ネット ワーク選択」画面に戻ります。

4. スマートデバイスをネットワークに接続します。

スマートデバイスでの設定方法は、ウェブサイト(2ページ)上の「スマートデバイス接 続マニュアル」をご覧ください。

NOTE 楽哭に雷波#

楽器に電波が届いていない場合や SSIDを非公開にしているネット ワークは、一覧に表示されません。

Page 75

WPSによる接続

お使いのアクセスポイントがWPSに対応している場合は、パスワードなどの設定をすることなく、簡単に楽器をアクセスポイントに接続できます。

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体のUSB [TO DEVICE]端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

WPSによる接続を開始するには、USB無線LANアダプター (UD-WL01)のWPSボタンを3 秒以上押します。楽器の画面に「アクセスポイントのWPSボタンを押してください」と表示 されたら、2分以内にお使いのアクセスポイント側のWPSボタンを押します。WPSによる接

続が完了すると、楽器の画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後にボイス画面が 表示されます。

そのあと、スマートデバイスをネットワークに接続します。スマートデバイスでの設定方法 は、ウェブサイト(2ページ)上の「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

手動接続

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体のUSB [TO DEVICE]端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

「ネットワーク一覧から選んで接続する」(74ページ)の手順1、 2を行ない、楽器の画面に「ネットワーク選択」を表示させます。

くネットワーク通
NETWORK1 8 ₹>
NETWORK 2 € e >
NETWORK 3 🔁 o >

  • 2. ネットワーク一覧の一番下の「その他」を選んで[>]ボタンを押します。
  • 3. 「SSID」、「セキュリティ」、「パスワード」を順に設定します。

  • 3-1. [SSID] を選んで[>]ボタンを押すと、入力画面が表示されますので、 アクセスポイントとしてのSSIDを入力します。 入力方法は、「ソング名を変更する」(65ページ)のソング名の付け方と同じです。 入力が終わったら、[FUNCTION]ボタンを押して確定します。自動的に「その他」画 面に早ります。
  • 3-2. [セキュリティ] を選んで[>]ボタンを押すと、セキュリティのリストが表示されますので、[^]/[V]ボタンでセキュリティの種類を選んでから[<] ボタンでその他画面に戻ります。
  • 3-3.「パスワード」はSSIDと同様の方法で設定します。

NOTE

楽器が以下の状態のとき、WPSボ タンによる接続はできません。

  • デモモード中、ソング再生/一時 停止/録音中。
  • ・システムメニュー画面の「無線 LANオプション」の「無線LAN モード」がアクセスポイントモー ドに設定されている。

セキュリティで「なし」を選ぶと、 パスワードの設定はできません。

NOTE

Page 76

4. 手順3の画面で、一番下の項目「接続」を選び、[>]ボタンを押 すと、自動で接続を開始します。 接続が完了すると、楽器の画面に「操作を完了しました」と表示され、ネットワーク 選択画面に戻ります。

5. スマートデバイスをネットワークに接続します。

スマートデバイスでの設定方法は、ウェブサイト(2ページ)上の「スマートデバイス接 続マニュアル」をご覧ください。

アクセスポイントモードによる接続

1. 楽器をアクセスポイントモードに切り替えます。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の 画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

システムメニュー画面

1-1. [^]/[\]ボタンで 「ユーティリティ」を選択 1-2. [>]ボタンで次へ

1-3. [∧]/[∨]ボタンで 「無線 LAN オプション」を選択 1-4. [>]ボタンで次へ

1-5. [∧]/[∨]ボタンで 「無線LAN モード」を選択 1-6. [>]ボタンで次へ

無線LANモード画面

1-7. [^]/[V]ボタンで 「アクセスポイントモード」を選択

完了すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後に無線LANモード画 面に戻ります。

NOTE

NOTE インターネットや他の無線機器と通 信はできません。

NOTE

別売のUSB無線LANアダプターを本 体のUSB [TO DEVICE]端子に接続 してください。接続していないと操 作に必要な画面が表示されません。

Page 77

2. 無線LAN項目のSSID、セキュリティ、パスワード、チャンネル を設定します。

2-1.システムメニュー画面で、以下の画面イラストで反転表示された項目を順 番に選んでいきます。

2-2. SSID、セキュリティ、パスワード、チャンネルを設定します。 それぞれ選んで[>]ボタンを押すと入力画面や選択画面が表示されますので、入力、 選択を行ないます。入力方法とセキュリティの選択方法は、手動接続の手順3と同様 です。それぞれの項目の設定範囲については、73ページの表をご覧ください。

3. 設定を保存します。

無線LAN画面の一番下の項目「保存」を選び、[>]ボタンを押すと、設定の保存を開始 します。保存が完了すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、ユーティリ ティ画面に戻ります。

4. スマートデバイスと楽器(アクセスポイント)を接続します。

スマートデバイスでの設定方法は、ウェブサイト(2ページ)上の「スマートデバイス接 続マニュアル」をご覧ください。

Page 78

コンピューターやスマートデバイスを活用する

コンピューターやスマートデバイスと接続すると次のようなことができます。

接続してできること

  • スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす(Bluetoothオーディオ機能/78ページ)
  • スマートデバイスアプリを使う(80ページ)
  • オーディオデータを送受信する(USBオーディオインターフェース機能/ 80ページ)
  • ・ MIDIデータを送受信する(70ページ)
  • MIDIソング(拡張子.mid、SMFフォーマットOまたは1)やバックアップファイル(96ページ)を送 受信する

スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす (Bluetoothオーディオ機能)

685 675 645 635

スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどのBluetooth 対応機器と接続すると、その機器で 再生するオーディオデータをこの楽器のスピーカーから鳴らせます。入力されたオーディオ データはオーディオソングとして録音することもできます(56ページ)。 Bluetooth オーディオ機能を使う前に、必ず134ページをお読みください。 この機能によるスマートデバイスから楽器へのオーディオ入力音を、楽器での演奏音ととも にコンピューターやスマートデバイスに出力するかどうかを設定できます。詳しくは、80 ページ「オーディオループバックのオン/オフ」をご覧ください。

スマートデバイスとペアリングする

Bluetooth 機能を使って初めて接続する場合、スマートデバイスとこの楽器をペアリングす る必要があります。1度ペアリングしたスマートデバイスは、再度ペアリングの必要はありま せん。

1. [FUNCTION]ボタンを3秒押し続けます。

画面がペアリングの待機状態になります。

ペアリングを中止するには[EXIT]ボタンを押します。

2. スマートデバイスのBluetooth機能をオンにして、接続リストか らこの楽器のモデル名「CLP-***」を選びます。

詳しい操作方法はスマートデバイスの取扱説明書をご覧ください。 ペアリングが完了すると、「Bluetoothのペアリング中です」の表示が消え、ボイス画 面やソング画面に Bluetooth アイコンが表示されます。

NOTE

コンピューターで、MIDIデータや、 MIDIソングバックアップファイル を送受信する方法について詳しくは、 ウェブサイト上の「コンピューター とつなぐ」をご覧ください。

Bluetooth対応機器

本書におけるBluetooth対応機器と は、Bluetooth機能を使って、無線 でオーディオデータを送信できる機 器のことをいいます。また、この機 器は、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)に対応してい る必要があります。

ここでは、Bluetooth対応機器の一 例として、スマートデバイスを使っ て、Bluetoothオーディオ機能を説 明します。

ペアリング

Bluetooth 対応機器をこの楽器に登録し、無線通信できるように設定することをペアリングといいます。

NOTE

この楽器は、最大8台のスマートデ バイスとペアリング(登録)できます が、同時に接続できるのは1台のみ です。9台目のスマートデバイスと のペアリングが成功すると、接続し た日時がもっとも古いスマートデバ イスの情報が削除されます。

NOTE

この楽器のBluetooth機能がオフの ときは、ペアリングはできません。 設定をオンに切り換えてから、再度 操作してください(79ページ)。

NOTE スマートデバイス側の設定は、5分 以内に行なってください。

NOTE

パスキーの入力を要求された場合は、 数字で「0000」を入力してください。

NOTE

スマートデバイスの入力音は、楽器 の[MASTER VOLUME]スライダー で音量調節できますが、鍵盤演奏と バランスを調整したい場合、スマー トデバイスの入力音の音量は、ス マートデバイス側で調節してください。

Page 79

3. スマートデバイスでオーディオデータを再生し、楽器から音が出ることを確認します。

次に楽器の電源を入れたとき、楽器とスマートデバイスのBluetooth 機能がオンであ れば、前回最後に接続したスマートデバイスと自動で接続します。自動で接続できな い場合は、スマートデバイスの接続リストから再度モデル名を選択してください。

Bluetooth機能のオン/オフを切り換える

初期設定ではBluetooth 機能がオンに設定されていますが、接続を解除したいときや、もう 一度接続しなおしたいときなど、楽器のBluetooth 機能のオン/オフを設定できます。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

システムメニュー画面

ことを確認

1-2. [>]ボタンで次へ

1-3. 「Bluetooth」が選ばれている ことを確認

2. [>]ボタンを押してオン/オフを切り換えます。

設定が終わったら、[EXIT]ボタンで画面を閉じてください。

NOTE

スマートデバイスとのペアリングは、 システムメニュー画面からでもでき ます。[FUNCTION]ボタンを何度か 押してシステムメニュー画面を選び、 [Bluetooth] → 「ペアリングう] → [>)ボタンで、ペアリング待機状態 になります(91ページ)。

Page 80

スマートデバイスアプリを使う

楽器に対応したスマートデバイスアプリを使うと、楽器をもっと便利に楽しめます。 この楽器に対応するアプリやスマートデバイスに関する情報は、以下のウェブサイトにある 各アプリのページでご確認ください。 http://invemens.com//bdepps/

スマートデバイスアプリ 「スマートピアニスト」

「スマートピアニスト」(無料)を使うと、スマートデバイスで音色選択やメトロノームなどを直 感的に操作したり、譜面を表示したりできます。詳細は、上記ウェブサイトの「スマートピアニ スト」のページでご確認ください。

楽器とスマートデバイスの接続は、「スマートピアニスト」の接続ウィザードにより行なえます。 「スマートピアニスト」の画面左上の「■」をタップしてメニューを開き、「楽器」→「接続 ウィザードを開始する」を順にタップします。

「スマートピアニスト」の接続ウィザードを利用しない場合の接続方法については、ウェブサ イト(2ページ)上の「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

オーディオデータを送受信する(USBオーディオイン ターフェース機能)

USBケーブルを使って、コンピューターやスマートデバイスをUSB [TO HOST]端子に接続 すると、オーディオデータをデジタルで送受信できます。これをUSBオーディオインター フェース機能といい、たとえば次のようなことができます。

● オーディオデータを高音質で再生

[AUX IN]端子での接続と比べて、音質の劣化が少なくクリアな音質で楽しめます。

● 録音ソフトや音楽制作ソフトを使って、楽器の演奏をオーディオデータとして 録音

録音したデータは、コンピューターやスマートデバイスで再生できます。

オーディオループバックのオン/オフ

USBオーディオインターフェース機能による楽器へのオーディオ入力音を、楽器での演奏音 とともにコンピューターやスマートデバイスに出力する(オーディオループバックする)かどう かを設定できます。出力する場合はオンに、出力しない場合は、オフにします。 たとえば、コンピューターやスマートデバイスを使って、楽器での演奏音だけでなく楽器へ 入力したオーディオ再生音も録音したい場合はオンに、楽器での演奏音だけを録音したい場 合はオフにします。

設定は、[FUNCTION]ボタンを何度か押して、システムメニュー画面を選び、「ユーティリ ティー→「オーディオループバック」(94ページ)で行ないます。

注記

楽器とスマートデバイスを接続した 状態で「スマートピアニスト」を起 動すると、楽器の設定が、「スマー トピアニスト」での設定に自動的に 変更されます。楽器での設定を失い たくない場合は、パックアップデー タとしてUSBフラッシュメモリー やコンピューターに保存しておいて ください(96ページ)。

NOTE

「スマートピアニスト」の使用中は、 楽器の[EXIT]ボタン以外のボタンは 使えません。「スマートピアニスト」 を使って操作してください。楽器の [EXIT]ボタンを押すと、「スマート ピアニスト」との接続が解除され、 楽器で操作できるようになります。

NOTE

楽器へのオーディオデータの入力音 の音量は、コンピューターまたはス マートデバイス側で調節してくださ い。

NOTE

  • Bluetoothオーディオ機能(78 ページ)や無線LAN接続(71ページ)によるオーディオ入力音も オーディオループバックの対象です。
  • オーディオソング(37ページ)の 再生音は、この設定がオンのとき は、コンピューターやスマートデ バイスに出力されますが、オフの ときは出力されません。
  • オーディオ録音(50ページ)する と、この設定がオンのときは、コ ンピューターやスマートデバイス からのオーディオ入力音も録音され ますが、オフのときは録音され ません。
Page 81

[FUNCTION]ボタンを押すことにより、ボイス、ソング再生、メトロノーム、録音、楽器の全体設定に関する詳細設定画面を 呼び出すことができます。

基本操作

  • 1. 必要に応じて、ボイス設定またはソング選択を行ないます。
    • ボイスに関する設定をしたい場合(ボイスメニューを呼び出す場合)は、あらかじめボイスを選択しておきます。 R1/R2/Lボイス同士のバランスなど調整したい場合は、あらかじめデュアル/スプリット/デュオをオンにしておきます。
    • 繰り返し再生などソング再生に関する設定をしたい場合は、あらかじめソングを選択しておきます。
    • 録音したMIDIソングデータを編集したい場合(ソングメニューの「編集」を呼び出したい場合)、あらかじめユーザー ソングを選択しておきます。
  • 2. [FUNCTION]ボタンを何回か押してメニューを選択します。 IFUNCTION1ボタンを繰り返し押すと表示されるメニューが切り替わります。

[FUNCTION]ホタノを繰り返し押すと表示されるメニューが切り替わります。 選んだメニューは画面上部のメニュー名と、左側のアイコンで確認できます。

  • 🎹 ボイスメニュー (82ページ)
  • 🎐 ソングメニュー (86ページ)
  • ☑ メトロノーム/リズムメニュー (89ページ)
  • ③ 録音メニュー (90ページ)
  • * / 🚭 システムメニュー (91ページ)
  • 3. [^]/[∨]/[<]/[>]ボタンを使って項目を選択します。

選んだメニューに応じて内容は異なります。各メニューの 一覧表は、縦方向を[^]/[>]ボタンで、横方向を[<]/[>] ボタンで選択/切り換えできます。

4. 手順3で呼び出した画面上で、設定値を選択 したり、機能を実行したりします。

ほとんどの画面では設定値を選びますが、ソングメニューの 「編集」やシステムメニューの「バックアップ」「USBフォー マット」など一部の項目では処理を実行します。 ポップアップ画面が表示された場合は、[<]/[>]ボタンで値 を設定し、[EXIT]ボタンで画面を閉じてください。 また設定値が2つしかない場合は(オンとオフなど)、 [>]ボタンを押すたびに、2つの値を切り替えられます。

5. 設定が終わったら、[EXIT]ボタンでメニュー 画面から抜けます。

Page 82

□ ボイスメニュー

ボイスメニューでは、ボイス(音色)をはじめとして鍵盤演奏に関する詳細設定ができます。デュアル/スプリット/デュオが オンの場合は、ボイス(またはボイスの組み合わせ)ごとに個別に設定できます。鍵盤を弾いて音を聞きながら数値を変更する ことで、お好みのサウンドを設定しましょう。なお、デュアル/スプリット/デュオのボイスを設定するときは、デュアル/スプ リット/デュオをオンにしてから、操作をはじめてください。

NOTE

* が付いている項目は、デュアル/スプリット/デュオがオンの場合のみ表示されます。

各項目の呼び出し方:
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[∨]/[<]/[<]/「タンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
トランス
ポーズ
(設定画面) _ 鍵盤演奏音のキーを半音単位で移調(トランスボーズ)します。ここでの設定により、弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さにキー(調)を合わせられます。たとえば、トランスボーズを「5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が鳴り、「八長調」の弾きかたで「へ長調」の演奏ができます。 NOTE ここでの設定はソング再生音には関係ありません。ソング再生音のキー(調)を変えたいときは、ソングメニュー(86ページ)のトランスボーズで設定してください。 0 -12 (-1オク
ターブ)~0 (標準
音程)~+12 (+1
オクターブ)
NOTE
鍵盤演奏の情報(ノートオン/オフ)をMIDI送信する場合、
ノートナンバーは本来の値にトランスポーズ値を加えた
値で送信されます。ノートオン/オフをMIDI受信した場
合は、受信したままのノートナンバーで発音します(ト
ランスポーズされません)。
ピアノ設定 大屋根の開閉 (設定画面) ピアノの大屋根を開閉します。 フル フル、ハーフ、
クローズ
VRM _ VRMのオン/オフを設定します。VRMの機能につ
いては「VRMとは」(25ページ)をご覧ください。
VRMの効果を付けられるボイスは、「ボイス一覧」
(98ページ)をご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
ダンパー
レゾナンス
(設定画面) ダンパーペダルを踏んだとき加わる、VRMによる
弦共鳴音のかかり具合を設定します。「VRM」の設
定がオンのときにのみ効果があります。
5 0~10
ストリング
レゾナンス
(設定画面) 押鍵したとき加わる、VRMによる弦共鳴音のかか
り具合を設定します。「VRM」の設定がオンのとき
にのみ効果があります。
5 0~10
アリコート
レゾナンス
(設定画面) アリコートの響きを調節します。「VRM」の設定が
オンのときにのみ効果があります。
アリコートについては「アリコートとは」(25ペー
ジ)をご覧ください。
5 0~10
ボディ
レゾナンス
(設定画面) 響板や側板、フレームなど、ピアノ本体部の響きを
調節します。「VRM」の設定がオンのときにのみ効
果があります。
5 0~10
キーオフ
サンプリング
(設定画面) キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音)の音量
を変えます。キーオフサンブリングの効果を付けら
れるボイスは、「ボイス一覧」(98ページ)を確認し
てください。
5 0~10
リバーブ (設定画面) _ リバーブタイプを選択します。リバーブは、鍵盤演
奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDIデー
タすべてに共通にかかります。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
リバーブタイプリ
スト参照(85ペー
ジ)
コーラス (設定画面) _ コーラスタイプを選択します。コーラスは、鍵盤演
奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDIデー
タすべてに共通にかかります。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる

コーラスタイプリ
スト参照(85ペー
ジ)
Page 83
各項目の呼び出し方:
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[∨]/[<]/[<]/ドタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ボイス編集 ボイス名* ボイス名* オクターブ 鍵盤音の高さをオクターブ単位で上下にシフトしま
す。デュアル/スプリット/デュオがオンの場合は、
ボイスごとに設定できます。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
ー2 (2オクターブ
下)~0 (シフトし
ない)~+2 (2オ
クターブ上)
音量 ボイスの音量を調整します。デュアル/スプリット/
デュオがオンの場合は、ボイスごとに設定すること
でバランスを調整します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
0~127
リバーブの
深さ
現在選択されているリバーブの深さ(かかり具合)を
調整します。デュアル/スプリット/デュオがオンの
場合は、ボイスごとに設定することでバランスを調
整します。設定値がOの場合、効果はかかりませ
ん。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
0~127
NOTE
VRMボイスが複数パートに使用されている場合、予期
しない音になることがあります。優先パートの設定が、
パート間共通の設定になるためです。ソング再生中はソ
ングパートでの設定(優先順位:チャンネル1、チャンネ
ル2チャンネル16)、ソング停止時はボイスパートで
の設定(優先順位:ボイス右1、ボイス左、ボイス右2)が
使用されます。
コーラスの
深さ
現在選択されているコーラスの深さ(かかり具合)を
調整します。デュアル/スプリット/デュオがオンの
場合は、ボイスごとに設定することでバランスを調
整します。設定値がOの場合、効果はかかりませ
ん。
NOTE
VRMボイスが複数パートに使用されている場合、予期
しない音になることがあります。優先パートの設定が、
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
0~127
パート間共通の設定になるためです。ソング再生中はソ
ングパートでの設定(優先順位: チャンネル1、チャンネ
ル2チャンネル16)、ソング停止時はボイスパートで
の設定(優先順位: ボイス右1、ボイス左、ボイス右2)が
使用されます。
エフェクト リバーブやコーラスとは別に、鍵盤演奏のボイスに
対して、個別にエフェクトタイプをかけられます。
最大2つのボイスにまで設定できます。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
エフェクトタイプ
リスト参照
(85ページ)
ロータリー
SP
エフェクトタイプとして「ロータリー」を選んだボ
イスにだけ有効です。ロータリースピーカーエフェ
クトの回転スピードを設定します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
速い、遅い
バイブ
ローター
エフェクトタイプとして「パイプローター」を選ん
だボイスにだけ有効です。バイプローター効果をか
ける/かけない(オン/オフ)を設定します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
On (オン)、
Off (オフ)
スピード エフェクトタイプに「バイブローター」を選んだボ
イスにだけ有効です。ビブラフォン独特のビブラー
ト(音揺れ)のスピードを設定します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
1~10
エフェクトの
深さ
エフェクト(上記)のかかり具合を、ボイスごとに設
定します。エフェクトタイプの中にはかかり具合の
設定ができないものがあります。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
1~127
パン 各ボイスの音が、左右のどのあたりから聞こえてく
るようにするかを、個別に設定します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
L64 (左寄り)〜C
(中央)〜R63 (右
寄り)
ハーモニック
コンテント
フィルターのレゾナンス値を上げることで、音に独
特のクセを付けることができます。デュアル/スプ
リット/デュオがオンの場合は、ボイスごとに設定
できます。
NOTE
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
-64~+63
ホイスによっては、効果のかかり具合がわかりにくい、
もしくは効果がかからないものがあります。
Page 84
各項目の呼び出し方:
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[\]/[<]/[<]/「タ]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ボイス編集 ボイス名* ブライトネス 各ボイスの明るさを個別に調整します。 ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
-64~+63
タッチセンス 鍵盤を弾いたときの強さに対する音量変化の幅/音
量の出やすさを設定します。ハープシコードやオル
ガンなどのボイスは、鍵盤を弾いたときの強さによ
る音量変化がない楽器なので、初期設定は127(音
量が一定音量)になっています。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
0 (音量が出にく
い)~64 (音量変
化幅が最大)~
127 (音量が出や
すく一定音量)
右ペダル ボイスごとに、右ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスブリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
On (オン)、
Off (オフ)
中ペダル ボイスごとに、中ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスブリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
On (オン)、
Off (オフ)
左ペダル ボイスごとに、左ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスブリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
On (オン)、
Off (オフ)
ペダル割り
当て
右ペダル (設定画面) 右ペダルに、ダンパーペダル(サステイン)とは違う
機能を割り当てます。
サステイン(連続) ペダル機能リスト
参照(85ページ)
中ペダル (設定画面) 中ペダルに、ソステヌートペダルとは違う機能を割
り当てます。
ソステヌート ペダル機能リスト
参照(85ページ)
左ペダル (設定画面) 左ペダルに、ソフトペダルとは違う機能を割り当て
ます。
  • ジャズオルガン/
    メローオルガン選択
  • 時: ロータリース
  • ピード
  • ビブラフォン選択
  • 時: パイブローター
  • 上記以外のボイス
  • 選択時: ソフト
ペダル機能リスト
参照(85ページ)
バランス* 音量 R2 - R1* (設定画面) デュアルがオンの場合は2つのボイスの音量バラン
スを調整します。[<]/[>]ボタンで調整後、[EXIT]
ボタンでポップアップ画面を抜けます。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
R2+10~0~
R1+10
音量 L - R* (設定画面) スプリット/デュオがオンの場合の左手鍵域と右手
鍵域の音量バランスを調整します。デュオがオンの
場合は左右パートの音量バランスを調節します。
[<]/[≻]ボタンで調整後、[EXIT]ボタンでポップ
アップ画面を抜けます。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
L+10~0~
R+10
デチューン* (設定画面) デュアルで選択した2つのボイスのビッチ(音高)を
微妙にすらすことで、音の厚みを増します。
画面上でスライダーを右へ動かすほど、R1(第1ボ
イス)のビッチが高く、R2(第2ボイス)のビッチが
低くなります。スライダーを左へ動かすほど、R1
(第1ボイス)のビッチが低く、R2(第2ボイス)の
ビッチが高くなります。調整が終わったら、[EXIT]
ボタンでポップアップ画面を抜けます。
ボイスまたはボイス
の組み合わせによる
R2+20~0~
R1+20
Page 85

■ リバーブタイプリスト

Off (オフ) 効果なし
リサイタルホール ピアノリサイタル向けの中規模ホールのクリアな響き
コンサートホール オーケストラの公演が行なわれる大きなホールの華やかな響き
サロン 室内楽に適した、宮廷内の広間の落ち着きのある響き
大聖堂 天井の高い石造りの大聖堂の荘厳な響き
クラブ ライブハウスやジャズクラブのメリハリのある響き
プレート 録音スタジオで使用される往年のリバーブ装置の明るい響き

■ コーラスタイプリスト

Off (オフ) 効果なし
コーラス 豊かな広がりを加える効果
セレステ うねりと広がりを加える効果
フランジャー ジェット機の上昇、下降音のようなうねりを加える効果

■ エフェクトタイプリスト

エフェクトタイプ 効果
Off (オフ) 効果なし
ディレイLCR 左、中央、右の3つの位置でかかるディレイ(音を遅らせる)効果
ディレイLR 左右2つの位置でかかるディレイ効果
エコー 「こだま」のようなディレイ効果
クロスディレイ 左右2つのディレイを交差してかけた効果
シンフォニック 豊かで奥行きのある響きを作る効果
ロータリー ロータリースピーカー (回転スピーカー )を使っているようなビブラート感が得られる効果
トレモロ 音量が周期的に変化する効果
バイブローター ビブラフォン特有のビブラート
オートパン 音が左右、前後に揺れ動くような効果
フェイザー 位相を周期的に変化させ、音にうねりを持たせる効果
オートワウ ワウフィルターの中心周波数を周期的に変化させる効果

■ ペダル機能リスト

割当可能なペダル 〇: 可能 ×: 不可
機能 説明 左ペダル 中ペダル 右ペダル
(CLP-685)[AUX
PEDAL]端子に接続し
たペダルを含む
サステイン(スイッチ) オン/オフスイッチ式のダンパー 0 0 0
サステイン(連続)* 踏み込むほど音が長く伸びるダンパー (19ページ) × × 0
ソステヌート ソステヌート(19ページ) 0 0 0
ソフト ソフト(19ページ) 0 0 0
エクスプレッション* 演奏中に音の強弱を付ける機能 × × 0
ピッチベンドアップ* 音の高さを連続的に上げる機能 × × 0
ピッチベンドダウン* 音の高さを連続的に下げる機能 × × 0
ロータリースピード メローオルガンのロータリースピーカーの回転数の変化
(踏むごとに速い/遅いが切り替わる)
0 0 0
バイブローター ビブラフォンのビブラートのオン/オフ(踏むごとにオン/
オフが切り替わる)
0 0 0

-* マークの付いた機能を [AUX PEDAL]端子(CLP-685)に接続したペダルに割り当てる場合は、別売のフットコントローラー (67ページ)の使用をお勧めし ます。それ以外の機能は、フットスイッチ(67ページ)の使用をお勧めします。

Page 86

🖪 ソングメニュー

ソングメニューでは、ソング再生に関するさまざまな設定や、ソングデータを一括修正ができます。

NOTE

NOTE * が付いている項目は、MIDIソングが選ばれているときのみ表示され、オーディオソング選択時は表示されません。

** が付いている項目はオーディオソングが選ばれているときのみ表示されます。

・「編集」の機能を使う場合は、デモ曲、クラシック50選、レッスン以外のMIDIソングを選んでください。

「編集」の機能を使う物白は、アビ曲、アラクシック30度、アッペクは外のMilDアククを進んてくたとい。 「実行」は、現在選択されているソングデータを修正する機能です。[>]ボタンを押すことでソングデータが書き換わるので十分ご注意ください。

・MIDIソングが選ばれているときと、オーディソングが選ばれているときで、一部項目の順番や表示が異なります。

各項目の時で
必要に応じて
項目を選択し
「五し方 :
[ソングを選択し;
」ます。
たあと、[FUN CTION]ボタンを何度か押して「ソングメニュー」を選択「 ∪、[^]/[∨]/[ [<]/[>]ボタンで
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
L/R* R、L、その他 _ ソング再生をトラックごとにオフ(ミュート)します。詳しく
は42ページをご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
リピート A – B* (設定画面) 現在選択されているMIDIソングの一部(A点〜B点)を、繰り
返し再生する機能(ABリピート)です。詳細な手順は43ペー
ジをご参照ください。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
フレーズ* フレーズ
マーク
フレーズマークが入っているMIDIソングが選ばれている場合のみ有効です。「リピート」をオンにし、フレーズマークの番号を指定することで、ソングの該当フレーズから再生したちのフレップには気候のトローのたけたちの、ます 000 000~その曲の
最終フレーズ番
リピート 「フレーズ」がオンの場合に[▶/II](スタート/一時停止)ボタ
ンを押すと、カウント音に続いて指定のフレーズ番号から再
生が開始され、もう一度[▶/II]ボタンを押すまで繰り返し
再生されます。
Off (オフ) On (繰り返し再
生)/Off (繰り返
ししない)
ソング (設定画面) 特定の曲だけを順に再生したり、ランダムに再生したりしま
す。詳細な手順は43ページをご覧ください。
Off (オフ) Off (オフ)、1曲、
全て、ランダム
音量 ソング – 鍵盤* (設定画面) ソング再生音と鍵盤演奏音の音量バランスを調節します。
NOTE
設定は電源が切れても記憶されます。設定を記憶したくない場合
は、バックアップ設定(96ページ)を変更してください。
0 Key+64~0~
Song+64
ソング L – R* (設定画面) ソング再生音の右手パートと左手パートの音量バランスを調
節します。
0 L+64~0~
R+64
(設定画面)** オーディオソングの音量を調節します。 100 0~127
トランスポーズ (設定画面) _ 鍵盤の音の高さを変えずに、再生するソングだけを、半音単
位で移調(=トランスポーズ)します。たとえば、トランス
ポーズ量を「5」に設定すると、「八長調」のソングは
「へ長調」で再生されます。
NOTE
外部から入力されたオーディオ音声はトランスポーズされません。
NOTE
MIDIソングの演奏情報(ノートオン/オフ)をMIDI送信する場合、
ノートナンバーで体来の値にトランスポーズ値を加えた値で送信
されます。ノートオン/オフをMIDI受信した場合は、受信したま
まのノートナンバーで発音します(トランスポーズされません)。
NOTE
オーディオソングのトランスポーズを変更した場合、曲によって
0 -12 (-1オク
ターブ)~0 (標準
ピッチ)~+12
(+1オクターブ)
Page 87
る要に応して
夏目を選択し
_ソフクを選択し/
Jます。
でのと、[FUN UTION」ホタフを何度が押して「ソフクメニュー」を選択( י [\\]/[∨]/[ <]/[ > ]ハタノで
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ファイル 削除 中止 ソングを削除します。ファイル操作が可能なソングについて - _
実行 は、61ページをご覧ください。 _ _
コピー* 中止 MIDIソングのコピーを別の場所に保存します。ファイル操 _ _
実行 作が可能なソンクについては、61ページをご覧ください。 - _
移動* 中止 MIDIソングの保存場所を移動します。ファイル操作が可能 - _
実行 なソンクについては、61ページをご覧ください。 _ _
オーディオ変換* 中止 MIDIソングをオーディオソングに変換します。ファイル操 - _
実行 作が可能なソンクについては、61ページをご覧ください。 _ _
名前の変更 (設定画面) ソング名を変更します。ファイル操作が可能なソングについ
ては、61ページをご覧ください。
_ _
幕集* クオンタイズ
(演奏タイミング
のずれを修正)
クオンタイズ 現在選択されているMIDIソングの各音符の位置を、8分音符
や16分音符などのタイミングに正確に移動することでソン
グデータを修正する機能です。
1/16 「クオンタイズ設
定範囲」参照
(88ページ)
トラッ
(ソン・
強さ
  1. クオンタイズでクオンタイズの分解能(修正する音符の単位)を設定します。
  2. 強さでクオンタイズをかける効果の強さを設定します。
  3. [実行]にカーソルを合わせて[>]を押すことでデータ修正を完全します。
100% 0%~100%
「強さによる修正
データの違い」
参照(88ページ)
実行 _ -
トラック削除
(ソングトラック
の削除)
トラック 現在選択されているMIDIソングのデータを、トラックごと
に削除する機能です。
トラック1 トラック1~
トラック16
実行
  1. 1.「トラック」で削除対象のトラックを選択します。
  2. 2.「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、指定トラックのデータ削除を実行します。
_ _
テンポ変更
(ソングデータの
中止 選択されているMIDIソングのテンポ値を現在のテンポ値に
変更し、ソングデータとして修正する機能です。ソングメ
ソングによる _
テンポ変更) 実行 ニュー画面を呼び出す前に、テンボを変更したい値に設定しておいてください。
「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、ソング
データ修正を実行します。
_ _
ボイス変更 トラック 現在選択されているMIDIソングのボイスを、トラックごと
に現在選択されているボイスに変更し、ソングデータとして
トラック1 トラック1~
トラック16
実行 |修止する機能です。
|「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、ソングデー
|夕修正を実行します。
_ _
その他* クイック
プレイ
_ 現在選択されているMIDIソングの冒頭部に無音部分がある
場合、クイックブレイをオンに設定することで、音のあると
ころからすぐに再生開始させることができます。アウフタク
ト(弱起 = 小節の途中拍から曲が始まること)のMIDIソング
を再生する場合に便利な設定です。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
トラック試聴 トラック
スタート
トラック別の中身を確認するために、1トラックだけを選ん
で再生できます。実際の音が鳴るところからすぐに再生され
ます。トラック選択後に、「スタート」にカーソルを合わせ
た状態で[>]ボタンを押している間だけ、選択したトラック
が再生されます。
トラック1 トラック1~
トラック16
再生トラック _ この楽器で再生するトラックを設定できます。「1&2」で
は、トラック1と2だけが再生され、3から16トラックは
MIDI送信されます。「全て」では、トラック1から16すべて
が再生されます。
全て
全て、1&2

NOTE

呼び出した

NOIE ソングの再生テンポの変更は、[TEMPO]ボタンを押して呼び出される画面で設定できます。設定方法については、41ページをご覧ください。

Page 88

*マークが付いた設定は、同時に異なる2つの音符のタイミングにクオンタ イズできます。たとえば、8分音符と3連8分音符の両方のタイミングに 録音されているトラックに「8分音符」を選択すると、そのトラックの全 音符が8分音符でクオンタイズされてしまい、3連8分音符のタイミング の音がなくなってしまいます。しかし、「8分音符+3連8分音符」に設定 すれば、8分音符と3連符の両方のタイミングの音をクオンタイズできま す。

強さによる修正データの違い

Page 89

図 メトロノーム/リズムメニュー

メトロノーム/リズムメニューでは、メトロノーム再生時(35ページ)またはリズム再生時(49ページ)の音量/テンポ表示のしかたを設定します。また、拍子設定(36ページ)の1拍めにメトロノームのベル音を鳴らすかどうかや、リズムの再生方法に関する設定もできます。

各項目の呼びと
必要に応じて、
ンで項目を選択
各項目の呼び出し方:
必要に応じてソングを選択したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「メトロノーム/リズムメニュー」を選択し、[∧]/[∨]ボタ
ンで項目を選択します。
[>]
[<]
[∧]
[<]
[∧]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
拍子 (設定画面) - メトロノームの拍子を設定します。MIDIソングを選んだり、
再生したりすると、選んだソングの拍子に自動的に変わります。
4/4 2/2、1/4、
2/4、3/4、
4/4、5/4、
6/4、7/4、
3/8、6/8、
7/8、9/8、
12/8
副則 (設定画面) Ι メトロノーム/リズムの音量を設定します。これにより、鍵盤演
奏の音量とバランスをとります。
82 0~127
BPM ١ I 画面上のテンポ表示の基準音価を、メトロノームの拍子設定(36
ページ)に連動させるか、拍子設定に関係なく4分音符基準にする
かを設定します。「拍子に連動」を選択した場合、拍子設定の分
母値が基準音価になります。(ただし、拍子が「6/8」「9/8」
「12/8」に限り、符点4分音符が基準音価になります。)
拍子に連動 拍子に連動、
4分音符
べい - - 設定された拍子(36ページ)の1拍目で、メトロノームのベル音を
鳴らすか鳴らさないかを設定します。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
イントロ _ _ リズム再生開始時にイントロを再生する(オン)か、しない(オフ)
かを設定します。
NOTE
イントロをオンに設定した場合でも、ソング再生中にリズム再生を開
始した場合は、イントロは再生されません。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
エンディング - Ι リズム再生終了時にエンディングを再生する(オン)か、しない
(オフ)かを設定します。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
シンクロ再生 _ _
  • 鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートさせる(オン)か、させない
    (オフ)かを設定します。
  • この機能を使うには、以下の操作を行なってください。
  • 1.この機能をオンにする。
  • 2. [RHYTHM]ボタンを押してシンクロスタート待機状態に入る。
    [RHYTHM]ボタンが点滅する。
  • 3. 鍵盤を弾いて、リズムをスタートさせる。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)

■ テンポを設定する

メトロノーム/リズムのテンポは、[TEMPO]ボタンを押して呼び出される画面で設定できます。詳しくは35ページをご覧ください。

Page 90

録音メニューでは、MIDI録音(50ページ)の詳細な条件を設定します。

NOTE

NOTE ここでの設定はMIDI録音に対してのみ有効で、オーディオ録音には効果しません。

各項目の呼び
必要に応じて
します。
各項目の呼び出し方:
必要に応じてソングを選択したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「録音メニュー」を選択し、[^]/[\]ボタンで項目を選択
します。
[>]
[<]
∑∑ [>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
録音開始 _ _ 既存MIDIソングへの上書き録音時のための設定で、MIDI録音開始の操
作後に実際に録音が始まるタイミングを指定します。「標準」を選択し
た場合、録音開始の操作と同時に、実際の録音も始まります。鍵盤を
弾いていなくても無音部分として録音されます。「押鍵」を選択した場
合は、録音開始の操作をしたあと、鍵盤を弾いたときに初めて実際の
録音が開始されます。
標準 標準、押鍵
録音終了 Ι _ 既存MIDIソングへの上書き録音時のための設定で、MIDI録音終了の操
作後に、終了したタイミング以降のソングデータを消す(差し替え)か残
す(パンチアウト)かを設定します。
差し替え 差し替え、
パンチアウト
リズム録音 _ - リズム再生をMIDI録音する(オン)/しない(オフ)を設定します。オンに
した場合は、トラック9~10に演奏が録音されます。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
Page 91

■/■ システムメニュー

システムメニューでは、楽器全体にかかわる設定を行ないます。

システムメニューのアイコンは、Bluetoothに対応しているかどうかで表示が異なります。

-: CLP-635

各項目の呼
[FUNCTIO
び出し方:
N]ボタンを何度
度か押して「 システムメニュー」を選択し、[^]/[V]/[<]/[>]ボタンで項目 を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
Bluetooth
(CLP-685,
Bluetooth (設定画面) Bluetooth機能のオン/オフを設定します(79ページ)。 On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
CLP-675,
CLP-645)
ペアリング (設定画面) Bluetooth機器の登録(ペアリング)を行ないます(78ページ)。
チューニン
音の高さ
(マスター
チューニング)
(設定画面) 楽器全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏やCDの
再生に合わせて演奏するときなどに、それらのビッチ(音の高さ)
と楽器本体のピッチを正確に合わせたい場合に使います。
NOTE
ここでの設定は、ドラムキットやオーディオソング再生音のピッチには
影響しません。また、MIDIソングには記録されません。
A3 =
440.0Hz
A3 = 414.8Hz
~466.8Hz
(約0.2Hz単位)
音律 (設定画面) 現代のピアノはほとんどの場合、「平均律」と呼ばれる1オクター
ブを12等分した音律で調律(チューニング)されています。デジタ
ルピアノでも初期設定は「平均律」ですが、16~19世紀に使わ
れていた音律をワンタッチで呼び出し、当時の音律で演奏するこ
とも可能です。
平均律 「音律リスト」を
参照(95ページ)
基音 (設定画面) 上記で選択した音律の基音(演奏する曲の調の主音)を設定します。
上記で「平均律」以外を選んだときは、基音の設定が必要です。
NOTE
音律で「平均律」を選んでいる場合は、「」表示となり、値の変更は
できません。
С С、С#、D、
Eb、E、F、
F#、G、Ab、
A、Bb、B
鍵盤 タッチ (設定画面)
  • 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を選びます。
  • ソフト2:弱いタッチで大きい音を出すことができます。
  • ソフト1:ソフト2とミディアムの中間です。
  • ミディアム:標準的なタッチです。
  • ハード1:ハード2とミディアムの中間です。
  • ハード2:強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。
  • 固定:タッチによる強弱は付かず一定のボリュームが出ます。
  • NOTE
  • ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
ミディアム ソフト2、
ソフト1、
ミディアム、
ハード1、
八一ド2、
固定
ベロシティ (設定画面) タッチを「固定」にした場合のベロシティー値(音量)を設定しま
す。
NOTE
ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
64 1~127
デュオ (設定画面) 鍵盤を2つの領域に分けて、同じ音域でデュオ演奏ができるよう
設定します(33ページ)。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
スプリット
ポイント
(設定画面) スプリットやデュオをオンにしたときのスプリットポイント(鍵盤
の右手領域と左手領域の境め)を設定します。
F#2 (スプ
リット)、
E3 (デュオ)
A-1~C7
Page 92
各項目の呼
[FUNCTIO
頃目の呼び出し方:
FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[\]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ペダル ハーフペダル
の位置
(設定画面) ペダル機能が「サステイン連続」に設定されている場合のみ有効
な項目で、右ペダルまたは(AUX PEDAL)端子(CLP-685)に接続
したペダル(ハーフペダル対応)を、どのくらい踏み込めば「サス
テイン連続」(85ページ)の効果が効き始めるのかを設定します。
0 −2 (浅い位置で
効く)~0~+4
(深い位置で効く)
ソフトペダル
の深さ
(設定画面) 機能として「ソフト」(85ページ)が割り当てられたペダルにつ
き、そのかかり具合を設定します。
5 1~10
ピッチベンド
の範囲
(設定画面) 機能として「ベンドアップ」または「ベンドダウン」(85ページ)
が割り当てられたペダルにつき、ピッチ(音の高さ)を連続的に変
化させる幅を、半音単位で設定します。
NOTE
一部のポイスでは、ピッチベンドの範囲の設定どおりに音の高さが変化
しない場合があります。
2 0~+12
(ペダルを踏むと
12半音 <1オク
ターブ >上がる/
下がる)
Auxペダル
(CLP-685)
_ [AUX PEDAL]端子にペダルを接続した場合、ペダルの機種に
よっては、踏んだときの効果(オン/オフや強弱など)が逆になる場
合があります。そのような場合に切り替えてください。
メイク メイク、
ブレイク
Auxペダル -
機能 (CLP-
685)
(設定画面) [AUX PEDAL]端子に接続したペダルの機能を設定します。 エクスプレッ
ション
「ペダル機能リス
ト」を参照(85
ページ)
Auxペダル -
範囲 (CLP-
685)
(設定画面) [AUX PEDAL]端子に接続したペダルの効果がかかる鍵域を設定
します。
全域 全域(全鍵域)、
右手(右手鍵域の
み)、左手(左手鍵
域のみ)
再生/一時停
(設定画面) パネル上の[▶/Ⅱ](スタート/一時停止)ボタンの機能をいずれかの
ペダルに割り当てます。ここで[▶/Ⅱ]ボタンの機能を割り当てら
れたペダルにつき、ボイスメニューで割り当てられた機能(84
ページ)は無効になります。
Off (オフ) Off (オフ)、左ペ
ダル、中ペダル、
Auxペダル(CLP-
685)
音響 ブリリアンス (設定画面) 鍵盤演奏音の明るさ(プリリアンス)を設定します。 標準 メロー 1~3、
標準、ブライト1
~3
IAC IACのオン/オフを設定します。IACについて詳しくは17ページを
ご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
IAC の深さ (設定画面) IACの効果のかかり具合を設定します。値が大きいほど、音量が
小さいときの低音や高音がよりしっかりと聞こえるように補正さ
れます。
0 -3~+3
バイノーラル _ ヘッドフォン接続時の動作を設定します。オンの場合は、ヘッド
フォン接続時にパイノーラルサンプリングおよびステレオフォ
ニックオプティマイザーによる臨場感のある音が楽しめます(18
ページ)。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
MIDI MIDI出力 (設定画面)
  • 楽器本体の鍵盤演奏を、USB [TO HOST]端子およびMIDI
  • [OUT]端子から送信するときのチャンネルを設定します。デュアル/スプリットまたはデュオがオンの場合は以下チャンネルにてMIDI送信されます。
  • ・右側の第1ボイスによる演奏 = n (設定値)
  • ・左側のボイスによる演奏 = n+1
  • ・右側の第2ボイスによる演奏 = n+2
チャンネル1 チャンネル1~
チャンネル16、
Off (送信しない)
MIDI入力 (設定画面)
  • MIDI [III]端子およびUSB [TO HOST]端子から受信したMIDI
    メッセージの各チャンネルにつき、楽器本体のどのパートの演奏
    をコントロールするかを設定します。
  • ソング:ソングパートをコントロールします。
  • 鍵盤:メイン、デュアル、スプリット、デュオに関係なく、
    鍵盤演奏をコントロールします。
  • R1:右側の第1ボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • R2:右側の第2ボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • L:左側のボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • Off (オフ):受信しません。
全チャンネル
につき、
「ソング」
各チャンネルに
つき、
・ソング
・鍵盤
・R1
・R2
・L
・Off (オフ)
Page 93
各項目の呼ば
[FUNCTIO
び出し方:
N]ボタンを何 [
度か押して「 システムメニュー」を選択し、[^]/[V]/[<]/[>]ボタンで項目 を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
MIDI ローカル
コントロール
_ 通常、鍵盤を弾くと楽器本体の「音源部」から音が鳴ります。
この状態を、ローカルコントロール=オンといいます。ローカル
コントロールをオフにすると「鍵盤」と「音源」が切り離され、
鍵盤を弾いても本体から音が出なくなります。ただし、鍵盤演奏
の情報はMIDI送信されるので、本体では音を鳴らさずにMIDI接続
した外部MIDI音源の音が鳴ります。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
受信
パラメーター
(設定画面) 外部から受信するMIDIメッセージにつき、その種類でとに、受信
する(オン)かしない(オフ)かを設定します。
■ MIDIメッセージの種類
ノート、コントロールチェンジ、プログラムチェンジ、ピッチベ
ンド、システムエクスクルーシブ
全メッセージ
につき「On
(オン)」
各メッセージに
つき、
・ On (オン)
・ Off (オフ)
送信
パラメーター
(設定画面) 楽器本体での演奏で発生するMIDIメッセージの種類でとに、外部
に送信する(オン)かしない(オフ)かを設定します。
■ MIDIメッセージの種類
ノート、コントロールチェンジ、プログラムチェンジ、ピッチベ
ンド、システムリアルタイム、システムエクスクルーシブ
全メッセージ
につき「On
(オン)」
各メッセージに
つき、
・ On (オン)
・ Off (オフ)
初期設定送信 中止 楽器本体に接続した外部MIDI機器/コンピューターなどへ、ボイ
ス選択などのパネル設定データを送信します。外部MIDI機器やコ
ンピューターにMIDI録音する前にこの機能を実行しておけば、録
音データの先頭にパネル設定が記録され、あとで再生するときに
録音時のサウンドが正確に再現されます。
■操作:
「実行」にカーソルを合わせ、[>]ボタンを押すと、パネル設定が
_ _
バック バックアップ _ MIDI送信されます。
本体設定のバックアップやリストア(復元)、初期化を行ないます。
_
アップ 設定 これらの説明は、96~97ページをご参照ください。
バックアップ
ファクトリー
セット
_
ユーティリ
ティ
USBフォー
マット
(初期化)
中止 USB [TO DEVICE]端子に接続したUSBフラッシュメモリーを
フォーマット(初期化)します。
注記
フォーマットを実行すると、USBフラッシュメモリーに保存されてい
るデータがすべて消去されます。大切なデータはコンピューターなど、
他の記憶装置に保存しておいてください。
NOTE
USBフラッシュメモリーによっては、USB [TO DEVICE]接続したと
_ -
実行
  • きに、フォーマットを促すメッセージが表示されます。その場合は、フォーマットを実行してください。
  • ■操作:
  • 「実行」にカーソルを合わせ、[>]ボタンを押すとフォーマットが開始されます。フォーマットが完了したらメッセージが表示され、数秒後にユーティリティ画面に戻ります。
  • 注記
  • 「操作を実行しています」の表示中は、電源を切ったり、USBフラッシュメモリーを外したりしないでください。データの破損の原因になります。
_ _
USBプロパ
ティ
_ USB [TO DEVICE]端子に接続されているUSBフラッシュメモ
リーの空き容量や全体容量を表示します。
くUSBプロパティ
全体容量 7350 MB
空き容量 7349 MB
_ _
Page 94
各項目の呼ば
[FUNCTIO
び出し方:
N]ボタンを何度
度か押して「 システムメニュー」を選択し、[^]/[V]/[<]/[>]ボタンで項目 を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ユーティリ
ティ
USB自動
ロード
_ この項目を「オン」に設定することにより、USB [TO DEVICE]
端子にUSBフラッシュメモリーを接続したと同時に、USBフラッ
シュメモリーのルートにある(フォルダーに入っていない)ソング
を自動で呼び出せます(画面に表示されます)。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
スピーカー (設定画面) 本体スピーカーを鳴らす(オン)/鳴らさない(オフ)を切り替えます。
・標準: ヘッドフォンが接続されていないときだけスピーカーが鳴
ります。
・ On (オン): 常にスピーカーが鳴ります。
・ Off (オフ): スピーカーは鳴りません。
標準 標準、
On (オン)、
Off (オフ)
オーディオ
ループバック
(設定画面) コンピューターやスマートデバイスからのオーディオ入力音を、
楽器での演奏音と一緒に、コンピューターやスマートデバイスに
出力する(オン)/しない(オフ)を設定します。詳しくは80ページを
ご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
コントラスト (設定画面) 画面のコントラストを調整します。 0 -5~+5
オートパワーオフ (設定画面) オートパワーオフ機能により電源が自動オフされるまでの時間を
設定します。自動的に電源をオフにしたくない場合は、「Off (オ
フ)」を選びます。
■オートパワーオフの簡単解除
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
30 (分) Off (オフ)、
5、10、15、
30、60、120
(分)
バージョン I この楽器のモデル名とファームウェアのバージョンを表示します。 _
言語設定 システム
  • 画面の表示言語(=システム)、ソング名の画面表示や入力言語(=ソング)をそれぞれ個別に、日本語または英語に切り替えられます。
  • ■ 文字一覧:
  • 日本語
  • ○~9 A~Z a~z ア~ン ア~オ ヤ ユ ヨ ッ ° ○ 一。
  • 「 」、・! # $ % & ? ( ) + , - ; = @ [ ] ^
  • ▲ *
日本語 日本語、英語
無線LAN、
無線LAN
オプション
別売の無線LANアダプター接続時に各種設定を行ないます。これ
らの項目については、72ページをご覧ください。
Page 95

■ 音律リスト

平均律 1オクターブを12の間隔で等分した音律。現在もっともポピュラーなピアノの調律法。
純正律「長調」/「短調」 自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響くのが特徴。現在でも合唱のハーモニーな
どで見られる。
ピタゴラス音律 ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音程だけの組み合わせからできた音律。
3度はうなりが生じるが4度と5度の音程が美しく、旋律の演奏に向いている。
中全音律 ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律。16世紀後半から18世紀後半までに
かけて広く普及し、ヘンデルも使用した。
ヴェルクマイスター /キルンベルガー 中全音律とビタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はその組み合わせかたが異なる。転調により
曲想が変化するのが特徴。バッハやベートーベン時代に使用され、現在でもその時代の音楽をハープ
シコード (= チェンバロ)などで演奏するときにしばしば用いられる。
Page 96

■ バックアップ設定

(電源をオフしても設定が消えない項目を選ぶ)

この機能により、バックアップ設定(下記)の一部の設定が、 電源が切れても記憶されるかどうかを設定します。バック アップ設定は、「ボイス」(ボイス選択などさまざまな関連設 定)と「その他」(繰り返し再生やチューニングなどの設定)の 2グループに分かれており、それぞれ個別に記憶されるかど うかが設定できます。

電源をオフにしても消えないデータ/設定

  • 本体内部メモリーの「ユーザー」カテゴリーに保存されるMIDIソング
  • ・Bluetooth (システムメニュー)
  • ・ユーティリティ(システムメニュー)
  • ・バックアップ設定(本項で説明)
  • 1. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[\]ボ タンで「バックアップ設定」を選びます。
  • [>]ボタンと[^]/[∨]ボタンで「ボイス」を選び、 [>]ボタンで「On (オン)」または「Off (オフ)」を 選びます。

「ボイス」には下記項目があります。

  • R1/R2/Lボイス選択
  • ・ボイスメニューの全項目(トランスポーズ以外)
  • [^]/[∨]ボタンで「その他」を選択し、[>]ボタン で「On (オン)」または「Off (オフ)」を選びます。

「その他」には下記項目があります。

  • ソングメニュー:ソングリピート、ソング-鍵盤、オー ディオ音量、クイックプレイ、再生トラック
  • ・メトロノーム/リズムメニュー:音量、BPM、ベル、イン トロ、エンディング
  • システムメニュー:チューニング、鍵盤(デュオを除く)、 ペダル、音響、MIDI
  • 5. [EXIT]ボタンでシステムメニュー画面を抜けます。

■ バックアップ

(バックアップファイルを保存する)

この機能により、本体内部に作られたデータ/設定をUSBフ ラッシュメモリーにバックアップファイル(ファイル名: 「CLP-***.bup」)として保存できます。このバックアップ ファイルは、あとで楽器本体に呼び戻すことができます。

主記
•この機能の実行には1~2分の時間がかかります。

実行中(「操作を実行しています」が表示されている間)は電源を切らない でください。データ損失の原因になります。

既に同じバックアップファイル(clp-***,bup)がUSBフラッシュメモリー に保存されている場合、この機能の実行によりファイルは書き換えられます。

  • USBフラッシュメモリーをUSB [TO DEVICE]端 子に接続します。
  • 2. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[\] ボタンで「バックアップ」を選びます。
  • [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[∧]/[∨] ボタンで「実行」を選びます。
  • 5. [>]ボタンでバックアップを実行します。
  • 6. [EXIT]ボタンでシステムメニュー画面を抜けます。
NOTE

バックアップファイル内の設定を呼び戻したい場合は、リストア機能(97 ページ)を実行します。

NOTE

プロテクトソングはバックアップされません。

Page 97

■ リストア

(バックアップファイルを読み込んで再起動する)

この機能により、バックアップ機能(96ページ)で保存した バックアップファイル(ファイル名:「CLP-***.bup」)を楽 器本体に読み込むことができます。

注記

この機能の実行には1~2分の時間がかかります。 実行中(「操作を実行しています」が表示されている間)は電源を切らないでください。データ損失の原因になります。

ブロテクトソングも含め重要なデータが本体内部メモリーにある場合は、 リストアを実行する前に、64ページの操作に従って必ずUSBフラッシュ メモリーなど本体外部へ移してください。リストア実行により、これら重 要なデータが消えてしまうので十分ご注意ください。

  • 1. バックアップファイルが入っているUSBフラッシュ メモリーを、USB [TO DEVICE]端子に接続します。
  • 2. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[\] ボタンで「リストア」を選びます。
  • [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[∧]/[∨] ボタンで「実行」を選びます。
  • 5. [>]ボタンでリストアを実行します。

リストアが終わるとメッセージが表示され、数秒後に楽器が 再起動されます。

■ ファクトリーセット

(工場出荷時の状態を呼び出して再起動する)

この機能により、楽器本体を工場出荷時の状態に戻せます。 以下の点にご注意ください。

  • ・バックアップ設定(96ページ)は初期設定に戻ります。
  • 「ユーザー」カテゴリーに保存されているソングは消去されません。
  • (CLP-685, CLP-675, CLP-645) Bluetooth (78ページ) のペアリング情報は消去されません。
注記

イエロ この機能の実行中(「楽器を初期化しています」が表示されている間)は電源 を切らないでください。データ損失の原因になります。

  • 1. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと[^]/[\]ボ タンで「ファクトリーセット」を選びます。
  • 3. [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[∨] ボタンで「実行」を選びます。
  • 4. [>]ボタンでファクトリーセットを実行します。

ファクトリーセットが終わるとメッセージが表示され、数秒 後に楽器が再起動されます。

● 工場出荷時の状態に戻す他の方法

右端の白鍵(C7)を押したまま電源をオン([ ](スタンバイ/ オン)スイッチを押す)にしても、初期設定に戻すことができ ます。ユーザーに保存した曲は消去されません。

[0](スタンバイ/オン)スイッチ

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ボイス一覧

CLP-685

ボイス
グループ
ボイス名 ステレオ
サンプリング
タッチ
感度
キーオフ
サンプリング
VRM ボイス
デモ
ボイス紹介
ピアノ CFX グランド 0 0 0 0 •(1) ヤマハコンサートグランドピアノCFXの音色です。弱く
弾いた音から強く弾いた音までのダイナミックレンジが
広く、表情豊かな演奏ができます。あらゆるジャンルの
演奏に最適な音色です。
(バイノーラル
CFX グランド)
0 0 - 0 ヤマハコンサートグランドビアノCFXをヘッドフォン再
生に適するようにバイノーラルサンプリング録音した音
です。あたかも目の前でグランドビアノが鳴っているか
のような臨場感をお楽しみいただけます。[CFX グラン
ド」の音色を選択してヘッドフォンを接続したときに自
動的に選ばれます。
ベーゼンドルファー 0 0 0 0 (2) ウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー社のコン
サートグランドビアノ、インペリアルの音色です。ビア
ノの大きさを感じさせる広がりある音が特徴で、曲の優
しさを表現するのに最適です。
アップライト ピアノ 0 0 _ 0 •(3) ヤマハアップライトピアノSU7をサンプリングした個性
的な音です。アップライトピアノ特有の軽快な音色をお
楽しみください。
スタジオ グランド 0 0 0 0 0 レコーディングスタジオでよく使われているヤマハグラ
ンドピアノC7の音色です。すっきりとした明るい響きが
特徴で、ポピュラー系の音楽に合います。
ブライト グランド 0 0 0 0 - ブライトなピアノの音です。クリアに音を目立たせたい
曲に最適です。
メロー グランド 0 0 0 0 - メローなピアノの音です。静かなゆったりとした音楽に
最適です。
バラード グランド 0 0 0 0 - 温かみのあるソフトなピアノの音です。バラードの演奏
に最適です。
ウォームグランド 0 0 _ 0 - 温かみのあるしっとりとしたピアノの音です。落ち着い
た曲に合います。
ポップ グランド 0 0 0 0 - すこし明るめなグランドピアノの音です。ポピュラー系
の音楽に最適です。
ジャズ グランド 0 0 _ 0 - 個性的なキャラクターを持つピアノ音色です。ジャズ系
の音楽に最適です。
ロック グランド 0 0 0 0 - 明るい響きを持ったピアノの音です。ロック系の音楽に
最適です。
ホンキートンク
ピアノ
0 0 - 0 - ホンキートンク風のピアノの音です。グランドピアノと
異なったキャラクターをお楽しみください。
エレピ ステージ エレピ _ 0 0 - 0 金属片をハンマーでたたいて発音させる電気ピアノの音
です。弱く弾いたときは柔らかく、強く弾くと芯のある
音がします。
DX IVピ _ 0 _ _ 0 FMシンセサイザーによる電子ピアノの音です。タッチの
強弱に応じて音色の変化も楽しめます。ポピュラー音楽
に最適です。
ビンテージ エレピ _ 0 0 _ 0 ステージ エレビと異なるタイブの電気ビアノの音です。
ロック、ポピュラー音楽によく使われています。
ソフト エレピ _ 0 0 - - 電気ピアノの独特なパンニング効果を持つ音です。静か
なバラードの曲に最適です。
フェイザー エレピ - 0 0 - - 個性的なフェイザー効果で、フュージョン系の音楽に
マッチする電気ピアノの音です。
DX ブライト _ 0 _ _ _ FMシンセサイザーによる電子ピアノのバリエーションの
音です。ブライトでキラキラしたキャラクターは、音楽
のアクセントを持たせます。
トレモロ ビンテージ _ 0 0 - - ビンテージ エレピに適したトレモロ効果を付加した音で
す。ロック音楽によく使われます。
オルガン オルガン グランジュ 0 _ _ _ 0 フランスのオルガン曲での使用で有名なレジストレー
ションの音です。曲の終りを締めくくるのにも適した豪
快な響きが特徴です。
オルガン
プリンシパル
0 _ _ _ - パイプオルガンのプリンシバル系(金管楽器系)の混合音
栓の音(8フィート+4フィート+2フィート)です。
バロック時代の教会音楽の演奏に適しています。
オルガン トゥッティ 0 - - - 0 バッハの「トッカータとフーガ」で有名なパイプオルガ
ンのフルカプラーの音です。
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ボイス
グループ
ボイス名 ステレオ
サンプリング
タッチ
感度
キーオフ
サンプリング
VRM ボイス
デモ
ボイス紹介
オルガン ジャズ オルガン 1 _ _ _ _ 0 歯車回転式電気オルガンの音です。ロータリー SP効果
込の豪華なサンブリング音色で、このジャズオルガン 1
は、ロータリー SPがゆっくり回転している音です。
ジャズ、ロックなどの音楽でよく用いられます。
ジャズ オルガン 2 _ - _ _ - ジャズオルガン1と同じ電気オルガンの音で、こちらは、ロータリー SPが速く回転しているサンプリング音
色です。ジャズオルガン1と2を切り替えながら、曲の
変化を持たせることができます。
メロー オルガン - - _ - _ メローな感じの電気オルガンの音です。落ち着いた曲に
最適です。
オルガン フルート 1 0 - _ | _ パイブオルガンのフルート系(木管楽器系)の混合音栓の
音(8フィート+4フィート)です。讃美歌の伴奏などに
適した柔らかい音です。
オルガン フルート 2 0 _ _ | _ パイブオルガンのフルート系(木管楽器系)混合音栓の音
(8フィート+4フィート+1(1/3)フィート)です。オル
ガンフルート1よりやや華やかな音色で、ソロ向きです。
ストリングス ストリングス 0 0 _ | 0 ステレオサンブリングでリアルな立ち上がりや響きがす
る大編成弦楽アンサンブルの音です。ピアノとのデュア
ルでも楽しめます。
スロー ストリングス 0 0 ١ 立ち上がりの緩やかな弦楽アンサンブルの音です。ピア
ノやエレピとのデュアルに向いています。
クワイア 0 0 - 0 空間に広がる心和む合唱の音です。スローな曲で和音の
広がりが得られます。
スロー クワイア 0 0 - - - 立ち上がりの緩やかな合唱の音です。ピアノやエレピと
のデュアルに向いています。
メロー ストリングス 0 0 _ _ - メローな感じのする弦楽アンサンブルの音です。ストリ
ングスとのキャラクターの違いが楽しめます。
シンセ パッド 1 _ 0 _ | 0 温かくメローで広がりのあるシンセ音色です。アンサン
ブルのバックの通奏音や、ピアノ、エレビなどとのデュ
アルに最適です。
シンセ パッド 2 _ 0 _ - - 遅れて盛り上がるストリングス風のシンセ音です。明る
いピアノ音色や、エレピ音色とのデュアルに最適です。
シンセ パッド 3 0 0 _ 1 _ 個性的で広がりあるシンセ音色です。ゆったりとした曲
で、ピアノやエレピとのデュアルに最適です。
ベース アコースティック
ベース
- 0 _ - 0 アップライトベースを指で弾く奏法の音です。ジャズや
ラテン音楽などによく用いられます。
ベース & シンバル - 0 | _ シンバルの音を重ねてあります。ジャズのウオーキング
ベースに用いると効果的です。
エレクトリック
ベース
_ 0 - - 0 エレクトリックベースの音です。ジャズ、ロック、ポ
ピュラーなどの音楽によく用いられます。
フレットレス ベース _ 0 _ | 0 フレットのないエレクトリックベースの音です。ジャズ、
フュージョンなどの音楽に向いています。
ビンテージ ベース - 0 _ | _ 異なるタイプの豊かな音のするエレクトリックベースの
音です。
その他 ハープシコード 8' 0 - 0 - •(4) バロック音楽でよく使われる楽器の音です。タッチによ
る音量変化はなく、鍵盤を離したときには独特の発音が
あります。
ハープシコード 8'+4' 0 - 0 - _ オクターブ上の音がミックスされたハーブシコードの音
です。より華やかさが感じられます。
ハープ _ 0 _ - 0 グランドハーブからサンブリングされた音です。明るい
アタックを持ったこの音は、華やかなフレーズが合いま
す。
ビブラフォン 0 0 _ _ 0 ステレオサンプリングされたビブラフォンの音です。広
がりがあり、澄んだ音はポピュラー音楽に最適です。
マリンバ 0 0 _ 1 _ ステレオサンプリングによる広がり感と臨場感あるマリ
ンバの音です。
チェレスタ 0 0 _ - _ チェレスタ(鍵盤を弾くと、ハンマーが金属製の音板をた
たいて音を出す打楽器)の音です。チャイコフスキーの組
曲「くるみ割り人形」の「こんべいとうの踊り」での印
象的なフレーズが有名です。
ナイロン ギター 0 0 _ - 0 ステレオサンブリングによる臨場感あるナイロン弦ギ
ターの音です。ナチュラルな響きのあるこの音は、あら
ゆるジャンルに合います。
スチール ギター _ 0 _ - - 明るく華やかな感じのするスチール弦ギターの音です。
ポピュラー音楽に最適です。
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ボイス
グループ
ボイス名 ステレオ
サンプリング
タッチ
感度
キーオフ
サンプリング
VRM ボイス
デモ
ボイス紹介
その他 スキャット - 0 - - - ジャズのスキャットが楽しめます。弾く強さ、音域でい
ろいろな音が飛び出します。
XG - 0 - - 0 XGボイスについては103ページの「XGボイス一覧」を
ご覧ください。

VRMとは ダンパーペダルを踏んだときや鍵盤を押さえたときの弦の共鳴音を物理モデルによりシミュレーションしたものです。

キーオフサンプリングとは

鍵盤を離したときの微妙な発音をサンプリングしたものです。

ボイスグループ ボイス名 曲名 作曲者
(1) ピアノ CFX グランド 即興曲 第1番 F. F. ショパン
(バイノーラル CFX グランド)
(2) ベーゼンドルファー 乙女の願い (6つのポーランドの歌) F. リスト / F. F. ショパン
(3) アップライトピアノ ソナチネ ヘ長調 第1楽章 L. v. ベートーヴェン
•(4) その他 ハープシコード 8' チェンバロ協奏曲 第7番 BWV 1058 J. S. バッハ

「●」のついたデモ曲は、既存の曲を編集/抜粋したものです。その他のボイスのデモ曲は、ヤマハのオリジナルです。(© Yamaha Corporation)

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