Yamaha 12HS50M, 13HS10W User Manual

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Powered Near-field Reference Monitors & Subwoofer
OWNER’S MANUAL
BEDIENUNGSANLEITUNG
MODE D’EMPLOI
取扱説明書
EN DE FR ES ZH JA
Page 2
CAUTION
RISK OF ELECTRIC SHOCK
DO NOT OPEN
CAUTION: TO REDUCE THE RISK OF
ELECTRIC SHOCK, DO NOT REMOVE
COVER (OR BACK). NO USER-SERVICEABLE
PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO
QUALIFIED SERVICE PERSONNEL.
The above warning is located on the rear of the unit.
IMPORTANT SAFETY INSTRUCTIONS
Explanation of Graphical Symbols
The lightning flash with arrowhead symbol within an equilateral triangle is intended to alert the user to the presence of uninsulated “dangerous voltage” within the product’s enclosure that may be of sufficient magnitude to constitute a risk of electric shock to persons.
The exclamation point within an equilateral triangle is intended to alert the user to the presence of important operating and maintenance (servicing) instructions in the literature accompanying the product.
1 Read these instructions. 2Keep these instructions. 3 Heed all warnings. 4 Follow all instructions. 5 Do not use this apparatus near water. 6 Clean only with dry cloth. 7 Do not block any ventilation openings. Install in
accordance with the manufacturer’s instructions.
8 Do not install near any heat sources such as radiators,
heat registers, stoves, or other apparatus (including amplifiers) that produce heat.
9 Do not defeat the safety purpose of the polarized or
grounding-type plug. A polarized plug has two blades with one wider than the other. A grounding type plug has two blades and a third grounding prong. The wide blade or the third prong are provided for your safety. If the provided plug does not fit into your outlet, consult an electrician for replacement of the obsolete outlet.
10 Protect the power cord from being walked on or pinc hed
particularly at plugs, convenience receptacles, and the point where they exit from the apparatus.
WARNING
TO REDUCE THE RISK OF FIRE OR ELECTRIC SHOCK, DO NOT EXPOSE THIS APPARATUS TO RAIN OR MOISTURE.
IMPORTANT
Please record the serial number of this unit in the space below. Model:
Serial No.: The serial number is located on the bottom or rear of the unit.
Retain this Owner's Manual in a safe place for future reference.
11 Only use attachments/accessories specified by the
manufacturer.
12 Use only with the cart, stand,
tripod, bracket, or table specified by the manufacturer, or sold with the apparatus. When a cart is used, use caution when moving the cart/apparatus combination to avoid injury from tip-over.
13 Unplug this apparatus during
lightning storms or when unused for long periods of time.
14 Refer all servicing to qualified service personnel.
Servicing is required when the apparatus has been damaged in any way , such as power-suppl y cord or plug is damaged, liquid has been spilled or objects have fallen into the apparatus, the apparatus has been exposed to rain or moisture, does not operate normally, or has been dropped.
(98-6500)
IMPORTANT NOTICE FOR THE UNITED KINGDOM
Connecting the Plug and Cord
WARNING: THIS APPARATUS MUST BE EARTHED IMPORTANT. The wires in this mains lead are coloured in accordance with the following code:
GREEN-AND-YELLOW : EARTH BLUE : NEUTRAL
BROWN : LIVE As the colours of the wires in the mains lead of this apparatus may not correspond with the coloured markings identifying the terminals in your plug proceed as follows:
The wire which is coloured GREEN-and-YELLOW must be connected to the terminal in the plug which is marked by the letter E or by the safety earth symbol or colored GREEN or GREEN­and-YELLOW.
The wire which is coloured BLUE must be connected to the terminal which is marked with the letter N or coloured BLACK.
The wire which is coloured BROWN must be connected to the terminal which is marked with the letter L or coloured RED.
• This applies only to products distributed by Yamaha-Kemble Music (U.K.) Ltd.(3 wires)
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Thank you for choosing a YAMAHA powered monitor speaker or powered subwoofer.
In order to take maximum advantage of the speaker’s features and ensure maximum performance and longevity,
please read this manual carefully before using powered monitor speaker or powered subwoofer.
Keep the manual in a safe place for future reference.
Vielen Dank dass Sie sich für einen aktiven Monitorlautsprecher oder Subwoofer von YAMAHA entschieden haben.
Um die Eigenschaften des Lautsprechers optimal zu nutzen und für höchste Leistung und Lebensdauer lesen Sie diese Anleitung
bitte genau durch, bevor Sie den aktiven Monitorlautsprecher oder Subwoofer verwenden.
Bitte bewahren Sie diese Bedienungsanleitung zum späteren Nachschlagen an einem sicheren Ort auf.
Nous vous remercions d’avoir choisi un haut-parleur de contrôle ou un caisson de basses amplifié YAMAHA.
Pour obtenir les performances optimales de vos haut-parleurs et garantir une longévité maximale, lisez attentivement ce mode
d’emploi avant d’utiliser le haut-parleur de contrôle ou le caisson de basses amplifié.
Conservez-le en lieu sûr pour pouvoir vous y référer ultérieurement.
Gracias por elegir los monitores o el subwoofer autoamplificados de Yamaha.
A fin de aprovechar al máximo las características de los altavoces y obtener un rendimiento y durabilidad óptimos,
lea atentamente este manual antes de utilizar el sistema.
Guarde este manual en un lugar seguro para futuras consultas.
このたびは、ヤマハ製品をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
製品の優れた性能を十分に生かして、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みください。
Contents
Precautions
4
Setting Up for
5
Superior Monitor Sound
Rear Panel
HS50M/
12
HS80M
HS10W
13
Specifications
66
Dimensions
66
Performance
67
graph
Block Diagram
67
お読みになったあとは保証書とともに保管してください。
Inhalt
Vorsichts
14
maßnahmen Aufstellung für
15
den besten Klang
Rückseite
HS50M/
22
HS80M HS10W
23
-
Technische Daten
66
Abmessungen
66
Leistungs
67
diagramm
Blockschaltbild
67
Table des matières
24 25
Panneau arrière
Précautions
Configuration du son de con­trôle supérieur
HS50M/
32
HS80M HS10W
33
FrançaisEspañol EnglishDeutsch
Spécifications
66
Dimensions
66
Graphique des
67
performances
Schéma
67
d’ensemble
Contenido
Precauciones
34
Configuración
35
para obtener una monitorización de sonido excelente
Panel posterior
HS50M/
42
HS80M HS10W
43
Especificaciones
66
Dimensiones
66
Gráfico de
67
rendimiento
Diagrama de
67
bloques
44
45
52
53
66 66 67 67
目次
54 56
リアパネル
安全上のご注意
優れたモニター 環境の構築
HS50M/
63
HS80M HS10W
64
サービスについて
65
仕様
66
寸法図
67
特性図
67
ブロック図
67
Page 4
安全上のご注意
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を 安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損 害を未然に防止するためのも のです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しな い でくださ いという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害 の大きさと切迫の程度を 明示するために、「警告」 と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。
注意
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100V を使用する。
エアコンの電源など交流200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
水に注意
この機器 の上に花瓶や薬 品など 液体の入 っ たものを置か な い。また、 浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源コードは、必ず 付属のものを使用する。
故障、発熱、火災などの原因になります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲げた り、 傷つけたりしない。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
禁止
接続
アース(接地)を確実に行なう。
電源コードには、感電を 防 ぐためのアース 線があります。電源プラグ をコンセントに 差し込む前に、必ずアース線をアース接続してく ださ
必ず実行
い。確実にアース接続しないと、感電の原因になります。また、アース 線を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いたあとで行
なってください。
分解禁止
この機器の内部を開けたり、内部の部 品を分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因
禁止
になります。異常を感じた場合など、 点検や修理は、必ずお買い上げの販売
店または巻末のヤマハ電気音響製品 サービス拠点にご依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
異常に気づいたら
電源コードやプラグがいたんだ場合、または使用中に音が出なくなっ たり異常なにおい や煙が出たりした場合は、すぐに電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、ま たは故障のおそれがあります。至急、お 買い上 げの販売 店または 巻末のヤマハ電 気音響 製品サー ビス拠 点に点検 をご依 頼く
ださい。
この機器を落とす などして破損した場合は、すぐに電源スイッチを切 り、電源プラグをコンセントから抜く。
感電や火災、ま たは故障のおそれがあります。至急、お 買い上 げの販売 店または 巻末のヤマハ電 気音響 製品サー ビス拠 点に点検 をご依 頼く
ださい。
(5)-7
Page 5
注意
必ず実行
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
禁止
電源 / 電源コード
長期間使用しないときや落 雷のおそれがあるときは、必ずコンセント から電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
必ず実行
電源プラグを抜くときは、電源コードを持 たずに 、必ず電源プラグを 持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることがあります。
必ず実行
設置
この機器を移動 するときは、必ず電源コードなどの接 続ケーブルをす べて外した上で行なう。
コードをいため たり、お客様や他の方々が転倒 したりするおそれがあ
必ず実行
ります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届 く位置に設置し、異常を感じた場合にはす ぐに電源スイッ チを切り、電源プラグをコンセントから抜いてく ださ
必ず実行
い。
風通しの悪い狭いところに押し込めたりしない。
この機器を壁や他の機器から左右に 20cm、後ろに 20cm、上に 20cm 以上離してください。機器内部に熱がこもり、故障や火災の原
禁止
因になることがあります。
直射日光のあたる場所(日 中の車内など)やストーブの近くな ど極端 に温度が高くな るところ、逆に温度が極端に低いところ、また、ほこり
や振動の多いところで使用しない。
禁止
この機器のパネ ルが変形したり、内部の部品が故障したりする原 因に なります。
接続
他の機器と接続す る場合は、す べての電源を切っ た上で 行なう。また、 電源を入れたり切 ったりする前に、必ず機器の音量(ボリ ューム)を最
小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあります。
使用時の注意
スピーカーの故障を防ぐために、電源を入れるときは、最後にこの機 器の電源を入れる。また、電源を切るときは、最初にこの機器の電源
を切る。
この機器のバスレフポートやパネルのすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器 のバスレフポー トやパ ネルのす き間か ら金属や 紙片な どの 異物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因 になることがあります。入 った場合 は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから 抜いた
上で、お買い上げの販売店または巻末 のヤマハ電気音響製品サービス 拠点に点検をご依頼ください。
大きな音量で長時間スピーカーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
音が歪んだ状態ではこの機器を使用しない。
機器が発熱し、火災の原因になることがあります。
この機器 の上にのっ た り重いも のをの せ たりしない。また、ボタンやスイッチ、入出
力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり 、お客様や他の方々 がけがをしたりする原因になります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒 して故障したり、お客様や他の方々がけがをした りす る原因になります。
禁止
XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。(IEC60268 規格に基づいています) 1: グラウンド(GND)、2: ホット(+)、3: コールド(−)
このスピーカー (HS50M、HS80M のみ ) は防磁型ですが、近くのディスプレイに色ムラが生じる場合は、少し離して設置してください。
携帯電話からの影響について
この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、この機器にノイズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた場所で携帯電話をご使用ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
スイッチ、ボリュームコントロール、接続端 子などの消耗部品は、使用時間により劣化しやすいため、消耗に応じて部品の交換が必要 になります。消耗部品の交換は、お買い上げ の販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点にご相談ください。
*この取扱説明書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 *この取扱説明書に掲載されているイラストは、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合があります。 *仕様および外観は改良のため、予告なく変更することがあります。
(5)-7
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優れたモニター環境の構築
優れたモニター環境の構築
他のオーディオ機器や音楽制作用機器と違って、スタジオモニターはセットアップの方法次第で 最終的なサウンドが飛躍的に向上します。ここでモニター環境の基礎を学んで、ヤマハのHSシリー ズの優れた能力を十分に発揮させてみましょう。
リスニングとモニタリングの違い
 家のリビングルームで音楽を聞くリスニングと、スタ ジオでミキシングやレコーディングをするためのモニタ リングは、一般的に区別されます。優れたリスニングは、 優れたモニタリングにもなりえますし、また逆も然りで す。しかしほとんどの場合、純粋に音楽を楽しむための リスニングでは、スピーカーからの音はすべて良い音に 聞こえがちです。優れたミックスを制作するためのモニ タリングに必要な正確な音やミキシングの欠点を見過ご してしまいます。制作したスタジオで再生したときは思 いどおりの音だったのに、スタジオから出て他のオー ディオ機器で再生すると、音が潰れてしまうような失敗 は避けたいものです。自分がミックスした曲は、しっか り設計されたリスニングルームで使う高額のオーディオ 機器から、台所の冷蔵庫の上にあるラジカセまでのあら ゆるオーディオ機器で再生されることが考えられます。 ミキシングエンジニアやプロデューサーと同じように、 あらゆるオーディオ機器で良質なサウンドを再現するた めにバランスの取れたミックスを目指して、正確な音と ミキシングの欠点を聴き取るモニタリングをしたいと思 いませんか?
ヤマハNS10Mはレコーディング業界で長い間スタジ オモニターの定番となり、今でも世界中の多くのスタジ オで使われています。なぜならNS10Mは、ミキシング やレコーディングに必要な正確な音とそうでない音の違 いを聴き取るためにフラットな特性と優れた解像度をエ ンジニアやプロデューサーに提供してくれるからです。 HSシリーズも、NS10M譲りの良質なミックスを作るた めの正確さを再現し、長時間の作業でもほとんど疲れを 感じさせないモニタリングを実現します。
接続の準備
 HSシリーズのようなパワードスタジオモニターは、 パッシブタイプ(内蔵アンプなし)のスピーカーより音響面 でも実用面でも便利になっています。ただし、入力信号 はラインレベルなので、録音スタジオにある他のライン レベルの接続と同様にケーブルやコネクターの選択に気 を遣う必要があります。ノイズの対策やより良い音質を 得るために高品質のケーブルとコネクター (プラグ )を 使って、できるだけ短い配線にしてください。 高レベルの電気的ノイズやラジオのノイズに悩まされて いる場所でなければ、比較的短いアンバランスの配線で 問題ありません。もちろん、アンバランス出力しかない楽 器など選択の余地がない場合は、できるだけ短いアンバ ランスのケーブルを使ってすべて配線してシステムを構 築する必要があるでしょう。たとえば、ミキサーとスタ ジオモニターが同じ卓上に置いてある場合は問題ありま せんが、3m以上の長いラインレベルのケーブルが必要な 場合は、ノイズ対策のためにバランスケーブルを使った 方が賢明です。  HSシリーズは、2つのタイプの入力端子を備えている ので、自分の制作環境に合うタイプの端子を選ぶことが できます。
HS80M/HS50M/HS10W
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取扱説明書
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XLRタイプ 端子 (バランス)
このXLRタイプの端子は、プロ用機器や設備機器によ く使われます。HSシリーズに付いている 3ピンのXLRタ イプの端子は、主にバランス接続に使われます。また、 XLRタイプのプラグは頑丈で信頼性の高い構造になって いるので、野外録音などでも安心して使用できます。
フォーン端子(TRS、バランス、アンバランス)
Ring: Signal - or “Cold” Tip: Signal + or “Hot” Sleeve: Ground
Tip: Signal + or “Hot” Sleeve: Ground
RCA ピン端子
Pin 2: Signal + or “Hot” Pin 3: Signal - or “Cold” Pin 1: Ground
Pin 1: Ground Pin 3: Signal - or “Cold” Pin 2: Signal + or “Hot”
HSシリーズは、バランス接続でもアンバランス接続で も対応できるように1/4インチのフォーン端子を備えて います。
このフォーン端子を使ってバランス接続する場合は、 TRSフォーンプラグがついているバランスケーブルが必 要です。TRSフォーンプラグは、標準ステレオフォーン プラグと基本的に同じです。TRSとは、Tip, Ring, Sleeveの頭文字を示しています。
このフォーン端子を使ってアンバランス接続する場合 は、標準モノフォーンプラグを使用します。ただし、 RCAピンタイプの出力端子しか備わってない機器や楽器 をフォーン端子に接続したい場合は、RCAピンプラグか らフォーンプラグに変換するアダプターを使うか、片方 にRCAピンプラグともう片方にフォーンプラグが付いて いるケーブルを使うと簡単に接続できます。
OUT
input
HSスピーカーをヤマハのMG シリー
ズなどのミキサーに直接接続する場合、
input
ミキサーのC-R(Control Room)出力端 子に接続します。C-R出力端子に接続す ると、ミキサーのメインバスに送られる 信号のレベルとは独立してモニターレベ
LRC-R
LRST
OUT
ルを調整できます。メインバスの信号 は、音楽制作用のレコーダーや DAW(Digital Audio Workstation) に 通常送ります。
MG Series
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
57
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 HSシリーズのスピーカーは、電子キーボードやほかの 電子楽器にも直接接続できます。
スピーカーの設置
 HS50M,HS80MスピーカーにはROOM CONTROL スイッチがついているので、スピーカーの低音が強調さ れるのを簡単に補正できます。壁に近づくにつれて、 ROOM CONTROLスイッチを0→−2→−4 にすると、自然な低音になります。ただし、スペースに 余裕がある場合は、最も近い壁から1.5m以上離して設置 することを念頭におきましょう。
 モニター環境を構築するとき、スピーカーの設置は最 も重要なポイントの1 つですが、モニター環境を改善する には費用や時間がかかってしまうと諦めがちです。特に、 小さいスタジオでスピーカーを設置するとき、大きな障 害物があるとやっかいです。スピーカーを設置するス ペースが十分にあるなら問題ありませんが、スペースが 限られている場合は、より良いパフォーマンスを引き出 すためにちょっとした計測と調節で驚くほど改善される でしょう。ステレオでも5.1サラウンドのモニター環境で も基本は同じです。
部屋の壁やコーナーからの距離
 正確な再生音を得るために、スピーカーを部屋の壁や 特にコーナーから離して設置してください。壁に近づけ 過ぎると、スピーカーの周波数特性が乱れてしまいます。 最低1.5m壁から離すのが理想ですが、実際には、卓上か スピーカーのリアが壁にくっつくほど近づけてスピー カーを設置してしまうかもしれません。ここで覚えてお きたいのは、壁や部屋のコーナーに近づけば近づくほど、 壁からの音の反射によってスピーカーの低音が強調され やすくなるということです。低音が強調された場合は、 感覚に頼るか少し周波数特性を整える(イコライゼーショ ン)といった補正をする必要が出てくるでしょう。
左右は対称に設置
 「部屋の壁やコーナーからの距離」でも説明しました が、スピーカーと壁の位置によってスピーカーの再生音 は、まったく変わってきます。1台のスピーカーのリアを 壁にくっつけて設置して、もう1台をリア側に障害物がな い所に設置したら、どうなるでしょうか? 良い結果は、得 られないでしょう。いずれにしても優れたミックスを作 る環境ではありません。左と右のスピーカーからの再生 音が異なってしまうので、バランスのいいミックスを作 ることはほとんど不可能になります。また、正確なパン ニングもできません。とにかくミキシングに本気で取り 組むなら、できるだけ左右対称の場所にスピーカーを設 置してください。スピーカーから壁までの距離を同じにす るために、ひもを使って測ってみましょう。部屋の中に 大きな障害物があると、部屋の音響特性や左右のバラン スを台無しにしていまいます。また、ドアや窓の位置も 気にかけることも大切です。いつも理想的な左右対称の 環境が整うとは限りませんが、できるだけ努力する価値 はあります。
HS80M/HS50M/HS10W
58
取扱説明書
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60˚
スイートスポット
 ステレオでもサラウンドのミキシングで も、メインフロントスピーカー 2台と自分 の位置(リスニングポイント)3点で正三角 形を作るようにします。(最も適したリス ニングポイントは、スイートスポットと呼 ばれます。)つまり、2台のスピーカーから 自分の位置までの距離と、2台のスピー カー同士の距離を同じにします。また、 60°の位置に設置した両方のスピーカー を自分の位置に直接向くように、内側に向 けて設置してください。スピーカーの高さ は、最も指向性の狭い高域が良く聞こえる ように、ツイーターが大体自分の耳と並ぶ ようにします。
ステレオ出力のおすすめ設定(HS50M or HS80M x 2)
スピーカーのLEVELコントロールは、同じレベルに設定します。LEVELコントロールを 12時の位置に合わせて、ノミナル入力
+4 dBに合わせます。
このセットアップ方法ではサブウーファーを使わないので、LOW CUTスイッチをFLATにします。
MID EQ スイッチを −2 dBに設定すると、中域が少し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間のリスニングやモニタ
リングでも耳が疲れにくくなります。ただし、正確なモニタリングをする場合は、MID EQ スイッチを0に設定します。
スピーカーから最も近い壁までの距離にしたがってROOM CONTROLスイッチを設定します。
正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを0にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるためにこのHIGH TRIMスイッチを−2 dBにします。
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
59
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サブウーファーを追加
 サブウーファーを加えるとステレオのミキシングが見違えるほど良くなります。低音が十分に聞こえないと、良質なサウ ンドにすることができません。サブウーファーの優れた超低音再生は、ミックス全体の質を良くします。
サブウーファーの位置は、メインスピーカーほど重要ではありません。なぜなら、サブウーファーは約200 Hz 以下の 周波帯域で再生するため、指向性が広いからです。別の言い方をすると、人間の耳では、そのような低音の方向性を聴き取 ることができないので、理論的にはサブウーファーを部屋のどこに置いても聞こえ方は変わりません。実際には、リスニン グポイントからメインフロントスピーカーまでと同じ距離で、メインフロントスピーカーの間あたりの床にサブウーファー を設置することが良いでしょう。
ステレオ出力+サブウーファーのおすすめ設定(HS50M or HS80M x 2, HS10W x 1)
HS50MまたはHS80MのLEVELコントロールを12 時に合わせて、ノミナル入力+4 dBに合わせます。HS10W のLEVEL コントロールをHS50Mを使用している場合は10時ぐらいに、HS80Mを使用している場合は11時ぐらいに合わせます。必要に 応じてHS10W のLEVEL コントロールを微調整します。逆に、HS50M/HS80Mの出力を調整することで、相対的にサブウー
ファーとのバランスを調整することもできます。
HS10Wの HIGH CUTコントロールをセンタークリックの位置 ( カットオフ周波数約100 Hz に相当します) から調整を始めます。
カットオフ周波数を後で調整することで、HS50MまたはHS80Mと組み合わせたときの周波数特性をよりスムーズにつなげます。
HS10Wの LOW CUTスイッチを ONにします。好みの超低音になるように LOW CUTコントロールを調整します。
HS50M/HS80MのLOW CUTをFLATにします。
MID EQ スイッチを −2 dBに設定すると、中域が少し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間のリスニングやモニタ
リングでも耳が疲れにくくなります。ただし、正確なモニタリングをする場合は、MID EQ スイッチを0に設定します。
スピーカーから最も近い壁までの距離に合わせてROOM CONTROLスイッチを設定します。
正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを0にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるためにこのHIGH TRIMスイッチを−2 dBにします。
サラウンドのセットアップ
 サラウンドでミキシングする場合は、言うまでもなくサラウンドのモニター環境が必要になります。たとえば、5.1サラ ウンドのモニター環境を作るには、「サブウーファーを追加」で説明しているステレオ+ サブウーファーにセンタースピー カーとリアスピーカー 2台を加えます。つまり、メインフロントスピーカー 2 台、センタースピーカー 1台、リアスピーカー 2台、サブウーファー 1 台
L
C
R
の合計6 台です。.1とは、サブウーファーを示します。
 ITU(国際電気通信連合: International Telecommunications
Union )が推奨する 5.1 サラウンドのセットアップによると、「ス
30˚30˚
イートスポット」で説明されているようにメインフロントスピー カー 2台とリスニングポイントの 3点で60°の正三角形を作る
100120˚100120˚
ように設置します。リアスピーカーは、リスニングポイントか らメインフロントスピーカーと同じ距離に設置しますが、右の図 のように角度は、100°と120°の間にします。センタース
LS
ピーカーは、メインフロントスピーカーの間の中間あたりに設置し てください。ほかのスピーカーと同じようにリスニングポイントから 同じ距離にするため、横一直線にならないようにセンタースピーカーをメ インフロントスピーカーよりちょっと後ろに設置します。
HS80M/HS50M/HS10W
60
取扱説明書
LFE
RS
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 今まで説明したことをまとめると、メインフロント、センター、リアのスピーカーは、リスニングポイントを中心に円周 上にすべて設置されます。リスニングポイントから同じ距離にすべてのスピーカーを設置するために、ひもを切ったりひも に印を付けたりして、左のメインフロントスピーカーから右のメインフロントスピーカーまでの正確な距離を最初に測ると いいでしょう。マイクスタンドなどにそのひもを取り付けて、リスニングポイントに置きます。それぞれのスピーカーまで の距離を測るのに、そのひもを使ってください。また、リスニングポイントからスピーカーの位置まで伸びたひもは、ス ピーカーの向きを決めるときにも目安になります。
MG-series のセットアップ例
L
DVD Player
6 Channel Line
LS
C
R
 特にサラウンド制作用に設計されていない標準的なミキサー に接続する場合は、HS10Wを経由してメインの L/Rスピー
LFE
カーをステレオ出力に接続します。残りのセンタースピーカー とリアスピーカーは、それぞれの出力チャンネルに接続します。
Example: MG16/6FX
RS
DVD
Player
L
R
LS
RS
C
LFE
Input Channel
Ch1 (ST=ON, PAN
Ch2 (ST=ON, PAN
Ch3 (GRP1-2, PAN
Ch4 (GRP1-2, PAN
Ch5 (GRP3-4, PAN
Ch6 (ST=ON, PAN
Fader
+10 dB Boost)
➔ ➔ ➔ ➔ ➔
Center,
L)
R)
L)
R)
L)
Output
Connector
ST OUT (L)
ST OUT (R)
GROUP OUT 1(L)
GROUP OUT 2(R)
GROUP OUT 3
ST OUT
Speaker
➔ ➔ ➔ ➔ ➔
L
R
LS
RS
C
LFE
デジタルミキサーのセットアップ例
 HSスピーカーをヤマハのDM2000、DM1000あるいは 02R96のようなサラウンドに対応しているミキサーに接続する場 合、それぞれのスピーカーをミキサーの専用出力端子に直接接続 します。このセットアップは、ミキサーの高度なサラウンドモニ タリングやベースマネージメント機能を十分に活用できます。
C
OMNI Out
R
LFE
RS
取扱説明書
61
L
LS
HS80M/HS50M/HS10W
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5.1chサラウンドのおすすめ設定
(HS50M or HS80M x 5, HS10W x 1)
HS50MまたはHS80MのLEVELコントロールを12時に 合わせて、ノミナル入力+4 dBに合わせます。 HS10Wの LEVEL コントロールをHS50M を使用して いる場合は10時*ぐらいに、HS80M を使用している場 合は11時*ぐらいに合わせます。必要に応じて HS10W のLEVELコントロールを微調整します。逆に、 HS50M/HS80Mの出力を調整することで、相対的にサ ブウーファーとのバランスを調整することもできます。
* デジタルミキサーとHS50Mを使用している場合は、HS10Wの
LEVEL コントロールを9 時ぐらいに、HS80M を使用している場合 は10時ぐらいに合わせます。
HS10W の HIGH CUT コントロールをセンタークリック の位置( カットオフ周波数約 100 Hz* に相当します) から 調整を始めます。カットオフ周波数を後で調整すること で、HS50MまたはHS80Mと組み合わせたときの周波 数特性をよりスムーズにつなげます。
* デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。
HS10W の LOW CUT スイッチをONにします。好みの 超低音になるようにLOW CUTコントロールを調整しま
す。
HS50M/HS80M のLOW CUT スイッチを100 Hz *にします。
* デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。
MID EQ スイッチを −2 dBに設定すると、中域が少 し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間のリス ニングやモニタリングでも耳が疲れにくくなります。ただ し、正確なモニタリングをする場合は、MID EQ スイッ
チを0に設定します。
スピーカーから最も近い壁までの距離に合わせて
ROOMCONTROLスイッチを設定します。
正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを
0にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱め
るときにこのスイッチを −2 dBにします。
一貫したモニタリングレベルを
維持する
最後にもう1つリスニングとモニタリングの違いを紹 介します。音楽を楽しむためのリスニングでは、ソフト で控えめなBGMから部屋が揺れるほどの爆音でのダンス まで、さまざまな場面にさまざまなレベルで聞くことが あります。しかし、このような音の聞き方では、正確な モニタリングは不可能です。なぜなら、特に低域から中 域にかけて聞く感覚が音量によって変わってしまうので、 一貫したレベルを維持することができないからです。も ちろん、音楽制作の途中で特定の問題や効果を聞き分け るために、ある時点でレベルを少し上げたり下げたりす る必要もあるでしょう。また、実際にはミックスの最終 確認としてさまざまなレベルで聴いたり、ミックスの中 で埋もれてしまった楽器音や効果がないか確認するため にレベルを最小にしたり、最も低いレベルでもボーカル のミックスバランスが崩れていないことを確認するため に、レベルを変えたりすることは重要です。しかし、ミ キシングで良い結果を得るためには一貫したレベルでの モニタリングが不可欠ですので、レベルの変更をできる だけ最小限に抑えましょう。
では、モニタリングに適切なレベルとはどのくらいで しょうか?標準のモニタリングレベルの仕様* があります が、ほとんどの小さなスタジオにとっての適切なレベル は、何はともあれ自分が心地よいかどうかです。微妙な ニュアンスの違いを見過ごすことがないように十分な音 量でモニターする必要がありますが、あまりうるさすぎ ると、耳が疲れたり近所迷惑になったりするので注意し てください。モニタリングの途中で音量を上げている場 合は、耳が疲れ始めて音を聞く感覚が麻痺している兆候 です。音量を上げ過ぎるのは明らかに音楽にも耳にも悪 影響です。すばらしい音楽を制作するために、自分に とって快適なレベルや作業環境を見つけ出しましょう。
HS80M/HS50M/HS10W
62
取扱説明書
* SMPTE RP 200 基準のモニタリングレベルは、リスニングポイントで
83 dB SPL (RMS 平均)です。映画制作用のミキシングの場合は、 Dolbyのサラウンド基準モニタリングレベルで85 dB SPL になります。
Page 13
リアパネル
HS80M、HS50M
+4dB
MID EQ
+2dB
0dB
-2dB 2kHz
ROOM CONTROL
0dB
-2dB
-4dB
500Hz
HIGH TRIM
+2dB
0dB
-2dB
2kHz
LOW CUT
FLAT 80Hz
100Hz
HS50MHS80M
MID EQ
+2dB
0dB
-2dB 2kHz
ROOM CONTROL
0dB
-2dB
-4dB
500Hz
HIGH TRIM
+2dB
0dB
-2dB
3kHz
LOW CUT
FLAT 80Hz
100Hz
OFF
MIN
MID EQ
ROOM
CONTROL
HIGH TRIM
LOW CUT
LEVEL
-10dB
1
INPUT
2
+2dB
0
-2dB
0
-2dB
-4dB
+2dB 0
-2dB
FLAT 80Hz 100Hz
POWER
ON
AC IN
"
#
$
%
&
'
!
POWERスイッチ
!
この機器の電源をON/OFFするスイッチです。このスイッチ をONにすると、フロントパネルの音叉マークが点灯します。
LEVELコントロール
"
全体の音量を調整します。
INPUT 1/2 端子
#
XLRタイプとフォーンタイプのバランス型入力端子です。
XLRタイプとフォーンタイプの端子を同時に使用することはでき ません。どちらか一方の端子だけをご使用ください。
必ず実行
MID EQスイッチ
$
中域のレベルを調整します。0 にするとフラットな特性に なります。+2 dBにすると2 dBブースト、−2 dBに
すると2 dB カットします。(中心周波数は、2 kHzです。)
ROOM CONTROLスイッチ
%
壁や天井、床などの音の反射による低域の特性を補正します。
0にするとフラットな特性になります。−2 dBにする
と500 Hz以下を 2 dBカット、− 4 dBにすると4 dB カットします。
(
HIGH TRIMスイッチ
&
高域のレベルを調整します。
HS50M の場合 :0にするとフラットな特性になります。
+2 dBにすると3 kHz以上を2 dB ブー
スト、−2 dBにすると2 dB カットし ます。
HS80M の場合 :0にするとフラットな特性になります。
+2 dBにすると2 kHz以上を2 dB ブー
スト、−2 dBにすると2 dB カットし ます。
LOW CUTスイッチ
'
低域の信号をカットします。80 Hzにすると、80 Hz以 下をカット、100 Hzにすると、100 Hz以下をカットし
ます。
AC IN端子
(
付属の電源コードを接続します。まずこの機器と電源コード を接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
63
Page 14
HS10W
%
LOW
INPUT EXT
LR
SUB OUT
OUTPUT
LR
100 100
80 120
CUT
(Hz)
ON
OFF
HIGH
CUT
80 120
(Hz)
PHASE
NORM.
REV.
LEVEL
010
"#$&'()
!
L
INPUT OUTPUT
R
POWERスイッチ
!
この機器の電源をON/OFFするスイッチです。このスイッチ をONにすると、フロントパネルの音叉マークが点灯します。
"
INPUT L/R端子
XLRタイプとフォーンタイプのバランス型入力端子です。 L/Rの2系統の信号を同時に入力できます。L/Rの2系統の信
号を同時に入力した場合は、内部でミックスされます。
XLRタイプとフォーンタイプの端子を同時に使用することはでき ません。どちらか一方の端子だけをご使用ください。
必ず実行
EXT SUB OUT 端子
#
XLRタイプのバランス型出力端子です。INPUT L/R端子に入 力されたミックス信号を出力します。サブウーハーをもう一
台接続したいときに、このEXT SUB OUT端子を使います。
n
LOW CUTスイッチ/コントロールと HIGH CUTコントロールは、 EXT SUB OUT 端子から出力される信号に影響しません。
OUTPUT L/R 端子
$
XLRタイプのバランス型出力端子です。INPUT L/R端子に入 力された信号を、それぞれOUTPUT L/R端子から出力しま
す。LOW CUTスイッチをON にすると、低域がカットされま す。LOW CUTコントロールを使って、カットオフ周波数を
80 Hzから 120 Hz の範囲で設定できます。
L R
EXT SUB OUT
SUBWOOFER
OFF
POWER
ON
AC IN
HIGH
CUT
PHASE
LOW CUT LOW CUT
*
LOW CUTスイッチ
%
LOW CUT スイッチをONにすると、OUTPUT端子から出力 される信号の低域をカットします。LOW CUT コントロール
を使って、カットオフ周波数を80 Hzから 120 Hzの範囲で 設定できます。
&
LOW CUTコントロール
LOW CUT スイッチがONの状態で、カットオフ周波数を 80 Hzから120 Hz の範囲で設定できます。
'
HIGH CUTコントロール
この機器から出力される音の高域カットオフ周波数を80 Hz から120 Hzの範囲で設定できます。
LEVELコントロール
(
この機器の音量を調整します。
PHASEスイッチ
)
この機器から出力される音の位相を切り替えるスイッチです。 通常はNORM.で使用します。ただし、組み合わせるス
ピーカーや設置場所によっては、REV.にすると低域再生 が良好になる場合があります。試聴して適切な低域再生にな
る方を選んでください。
AC IN端子
*
付属の電源コードを接続します。まずこの機器と電源コード を接続し、次に電源プラグをコンセントに差し込みます。
HS80M/HS50M/HS10W
64
取扱説明書
Page 15
サービスについて
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
0570-012-808
ナビダイヤル
(全国共通番号)
保証書
この商品には保証書がついています。販売店でお渡ししています から、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名など所定事項 の記入および記載内容をおたしかめの上、大切に保管してくださ い。 保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお約束する もので、この商品の保証期間はお買上げ日より1年です。 保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、記載事 項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買上げ販売店か お客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響製品サービス拠点へご
連絡ください。継続してサービスできるように手配いたします。
損害に対する責任
この商品(搭載プログラムを含む )の使用または使用不能により、 お客様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報の損 失、その他の特別損失や逸失利益)については、当社は一切その責 任を負わないものとします。また、如何なる場合でも、当社が負 担する損害賠償額は、お客様がお支払になったこの商品の代価相
当額をもって、その上限とします。
調整・故障の修理
「故障かな?」と思われる症状のときは、この説明書をもう一度よ
くお読みになり、電源・接続・操作などをおたしかめください。 それでもなお改善されないときには、お買上げ販売店へご連絡く ださい。調整・修理いたします。 調整・修理に際しては保証書をご用意ください。保証規定により、 調整・修理サービスをいたします。また、故障した製品をお持ち いただくか、サービスにお伺いするのかも保証書に書かれていま す。 修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわれ、その ための補修用性能部品が用意されています。性能部品とは製品の 機能を維持するために不可欠な部品のことをいい、PA製品では その最低保有期間は製造打切後8年です。この期間は経済産業省
の指導によるものです。
ヤマハ電気音響製品サービス拠点
(修理受付および修理品お持込み窓口)
◆修理のご依頼/ 修理についてのご相談窓口
ヤマハ電気音響製品修理受付センター
受付時間
月曜日〜金曜日 9:00〜19:00、 土曜日 9:00〜17:30
(祝祭日および弊社休業日を除く)
※一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
(053) 463-1127
FAX
修理品お持込み窓口
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00〜17:45
(祝祭日および弊社休業日を除く)
※お電話は、電気音響製品修理受付センターでお受けします。
北海道サービスステーション
〒064-8543 札幌市中央区南10条西1 丁目1-50 ヤマハセンター内 FAX (011)512-6109
首都圏サービスセンター
〒143-0006 東京都大田区平和島2 丁目1-1 京浜トラックターミナル内14号棟A-5F FAX (03)5762-2125
浜松サービスステーション
〒435-0016 浜松市和田町200 ヤマハ( 株)和田工場内 FAX (053)462-9244
お客様ご相談窓口
ヤマハPA製品に関するご質問・ご相談はお客様ご相談窓口へ、 アフターサービスについてのお問合わせはヤマハ電気音響製品
サービス拠点へおよせください。
営業窓口
国内楽器営業本部 LM営業部 企画推進室 〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11 TEL 03-5488-5430
PA・DMI事業部 MP推進部 マーケティンググループ 〒430-8650 浜松市中沢町10-1 TEL 053-460-2432
* 名称、住所、電話番号、URLなどは変更になる場合があります。
ヤマハプロオーディオウェブサイト
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハマニュアルライブラリー
http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
名古屋サービスセンター
〒454-0058 名古屋市中川区玉川町2 丁目1-2 ヤマハ( 株)名古屋倉庫 3F FAX (052)652-0043
大阪サービスセンター
〒564-0052 吹田市広芝町10-28 オーク江坂ビルディング2F FAX (06)6330-5535
九州サービスステーション
〒812-8508 福岡市博多区博多駅前2 丁目11-4 FAX (092)472-2137
*名称、住所、電話番号などは変更になる場合があります。
●お客様ご相談窓口: ヤマハプロオーディオ製品に対するお問合せ窓口
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター TEL 03-5791-7678 FAX 03-5488-6663 ( 電話受付=祝祭日を除く月〜金/11:00〜 19:00)
ONLINE support: http://proaudio.yamaha.co.jp/
HS80M/HS50M/HS10W
取扱説明書
65
Page 16
Specifications
English Deutsch Français Español
General Specifications
Type Biamp 2-way Powered speaker Biamp 2-way Powered speaker Powered Subwoofer Crossover Frequency 3 kHz 2 kHz
Overall Frequency Response
Dimensions (W x H x D) Weight 5.8 kg 11.3 kg 12.5 kg
Speaker Components
Speaker Components
Enclosure
Amp. Unit
Output Power Input Sensitivity /
Impedance Output Sensitivity/
Impedance Input Connectors(parallel)
Output Connectors
Controls
Indicator Power ON : White LED Power ON : White LED Power ON : White LED Power Consumption 45W 60W 70W
Model HS50M HS80M HS10W
55 Hz—20 kHz (-10 dB) 42 Hz—20 kHz (-10 dB) 30 Hz—180 Hz (-10 dB) 165 x 268 x 222 mm
(6-1/2 x 10-9/16 x 8-3/4")
LF : 5" cone (Magnetic shielding Type)
HF : 0.75" Dome (Magnetic shielding Type)
Type Bass-reflex Type Bass-reflex T ype Bass-reflex Type Material MDF MDF MDF
Total : 70 W (dynamic power) (LF : 45 W, 4 ohms) (HF : 25 W, 8 ohms)
-10 dBu/10 k ohms -10 dBu/10 k ohms -10 dBu/10 k ohms ––-10 dBu/600 ohms
1 : XLR-3-31 type (balanced) 2 : PHONE (balanced)
LEVEL control (+4dB/center click) LOW CUT switch (FLAT/80/100 Hz, 12 dB/octave) EQ : MID (+/- 2dB at 2kHz) : HIGH (+/- 2dB at HF)
:ROOM CONTROL
(0/-2/-4 dB under 500Hz)
250 x 390 x 332 mm (9-13/16 x 15-3/8 x 13-1/16")
LF: 8" cone (Magnetic shielding Type)
HF : 1" Dome (Magnetic shielding Type)
Total : 120 W(dynamic power) (LF : 75 W, 4 ohms) (HF : 45 W, 8 ohms)
1 : XLR-3-31 type (balanced) 2 : PHONE (balanced)
LEVEL control (+4dB/center click) LOW CUT switch (FLAT/80/100Hz, 12 dB/octave) EQ : MID (+/- 2dB at 2kHz)
: HIGH (+/- 2dB at HF) :ROOM CONTROL
(0/-2/-4 dB under 500Hz)
300 x 350 x 386 mm (11-13/16 x 13-3/4 x 15-3/16")
8" cone
150 W 4 ohms (dynamic power)
1 : XLR-3-31 type (balanced) 2 : PHONE (balanced)
1 : XLR-3-32 type (balanced) x 1 (EXT SUB) 2 : XLR-3-32 type (balanced) x 2 (L&R)
LEVEL control PHASE switch : NORM./REV. HIGH CUT control : 80–120Hz
LOW CUT control : 80–120Hz
LOW CUT switch : ON/OFF
(center click)
(center click)
Dimensions
HS50M
165 (6-1/2") 222 (8-3/4")
66
268 (10-9/16")
Unit : mm(inch)
HS80M
250 (9-13/16")
390 (15-3/8")
332 (13-1/16")
Unit : mm(inch)
Page 17
HS10W
386 (15-3/16")300 (11-13/16")
350 (13-3/4")
Unit : mm(inch)
Performance graph
HS50M HS80M HS10W
+10
0
-10
-20
-30
RESPONSE (dB)
-40
20
FREQUENCY (Hz)
10k1k100
+10
0
-10
-20
-30
RESPONSE (dB)
-40
20
10k1k100
FREQUENCY (Hz)
Block Diagram
HS50M / HS80M
INPUT 1
INPUT 2
LEVEL
LOW CUT ROOM CONTROL
MID EQ
LOW BOOST LOW CUT STEP FILTER P.AMP
HIGH TRIM
+10
0
-10
-20
-30
RESPONSE (dB)
-40
20
FREQUENCY (Hz)
STEP FILTER LOWCUT P.AMP
HIGH CUT LIMITER
FrançaisEspañol EnglishDeutsch
10k1k100
HF
LF
HS10W
OUTPUT
INPUT
INPUT
INPUT
INPUT
R ch L ch
OUTPUT
EXTSUB OUT
LOW CUT ON/OFF
LOW CUT
SUM
LOW CUT
SPEAKER
HIGH CUT
P.AMP
PHASE
NORMAL REVERSE
LIMITTER
LEVEL
67
Page 18
For details of products, please contact your nearest Yamaha representative or the authorized distributor listed below.
NORTH AMERICA
CANADA
Yamaha Canada Music Ltd.
135 Milner Avenue, Scarborough, Ontario, M1S 3R1, Canada Tel: 416-298-1311
U.S.A.
Yamaha Corporation of America
6600 Orangethorpe Ave., Buena Park, Calif. 90620, U.S.A. Tel: 714-522-9011
CENTRAL & SOUTH AMERICA
MEXICO
Yamaha de México S.A. de C.V.
Calz. Javier Rojo Gómez #1149, Col. Guadalupe del Moral C.P. 09300, México, D.F., México Tel: 55-5804-0600
BRAZIL
Yamaha Musical do Brasil Ltda.
Av. Reboucas 2636-Pinheiros CEP: 05402-400 Sao Paulo-SP. Brasil Tel: 011-3085-1377
ARGENTINA
Yamaha Music Latin America, S.A. Sucursal de Argentina
Viamonte 1145 Piso2-B 1053, Buenos Aires, Argentina Tel: 1-4371-7021
PANAMA AND OTHER LATIN AMERICAN COUNTRIES/ CARIBBEAN COUNTRIES
Yamaha Music Latin America, S.A.
Torre Banco General, Piso 7, Urbanización Marbella,
Calle 47 y Aquilino de la Guardia, Ciudad de Panamá, Panamá Tel: +507-269-5311
EUROPE
THE UNITED KINGDOM
Yamaha-Kemble Music (U.K.) Ltd.
Sherbourne Drive, Tilbrook, Milton Keynes, MK7 8BL, England Tel: 01908-366700
GERMANY
Yamaha Music Central Europe GmbH
Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany Tel: 04101-3030
SWITZERLAND/LIECHTENSTEIN
Yamaha Music Central Europe GmbH, Branch Switzerland
Seefeldstrasse 94, 8008 Zürich, Switzerland Tel: 01-383 3990
AUSTRIA
Yamaha Music Central Europe GmbH, Branch Austria
Schleiergasse 20, A-1100 Wien, Austria Tel: 01-60203900
CZECH REPUBLIC/SLOVAKIA/ HUNGARY/SLOVENIA
Yamaha Music Central Europe GmbH, Branch Austria, CEE Department
Schleiergasse 20, A-1100 Wien, Austria Tel: 01-602039025
POLAND
Yamaha Music Central Europe GmbH Sp.z. o.o. Oddzial w Polsce
ul. 17 Stycznia 56, PL-02-146 Warszawa, Poland Tel: 022-868-07-57
THE NETHERLANDS/ BELGIUM/LUXEMBOURG
Yamaha Music Central Europe GmbH, Branch Benelux
Clarissenhof 5-b, 4133 AB Vianen, The Netherlands Tel: 0347-358 040
FRANCE
Yamaha Musique France
BP 70-77312 Marne-la-Vallée Cedex 2, France Tel: 01-64-61-4000
ITALY
Yamaha Musica Italia S.P.A. Combo Division
Viale Italia 88, 20020 Lainate (Milano), Italy Tel: 02-935-771
SPAIN/PORTUGAL
Yamaha-Hazen Música, S.A.
Ctra. de la Coruna km. 17, 200, 28230 Las Rozas (Madrid), Spain Tel: 91-639-8888
SWEDEN
Yamaha Scandinavia AB
J. A. Wettergrens Gata 1 Box 30053 S-400 43 Göteborg, Sweden Tel: 031 89 34 00
DENMARK
YS Copenhagen Liaison Office
Generatorvej 6A DK-2730 Herlev, Denmark Tel: 44 92 49 00
NORWAY
Norsk filial av Yamaha Scandinavia AB
Grini Næringspark 1 N-1345 Østerås, Norway Tel: 67 16 77 70
OTHER EUROPEAN COUNTRIES
Yamaha Music Central Europe GmbH
Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany Tel: +49-4101-3030
AFRICA
Yamaha Corporation, Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650 Tel: +81-53-460-2313
MIDDLE EAST
TURKEY/CYPRUS
Yamaha Music Central Europe GmbH
Siemensstraße 22-34, 25462 Rellingen, Germany Tel: 04101-3030
OTHER COUNTRIES
Yamaha Music Gulf FZE
LB21-128 Jebel Ali Freezone P.O.Box 17328, Dubai, U.A.E. Tel: +971-4-881-5868
ASIA
THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
Yamaha Music & Electronics (China) Co.,Ltd.
25/F., United Plaza, 1468 Nanjing Road (West), Jingan, Shanghai, China Tel: 021-6247-2211
INDONESIA
PT. Yamaha Music Indonesia (Distributor) PT. Nusantik
Gedung Yamaha Music Center, Jalan Jend. Gatot Subroto Kav. 4, Jakarta 12930, Indonesia Tel: 21-520-2577
KOREA
Yamaha Music Korea Ltd.
Tong-Yang Securities Bldg. 16F 23-8 Yoido-dong, Youngdungpo-ku, Seoul, Korea Tel: 02-3770-0660
MALAYSIA
Yamaha Music Malaysia, Sdn., Bhd.
Lot 8, Jalan Perbandaran, 47301 Kelana Jaya, Petaling Jaya, Selangor, Malaysia Tel: 3-78030900
SINGAPORE
Yamaha Music Asia Pte., Ltd.
#03-11 A-Z Building 140 Paya Lebor Road, Singapore 409015 Tel: 747-4374
TAIWAN
Yamaha KHS Music Co., Ltd.
3F, #6, Sec.2, Nan Jing E. Rd. Taipei. Taiwan 104, R.O.C. Tel: 02-2511-8688
THAILAND
Siam Music Yamaha Co., Ltd.
891/1 Siam Motors Building, 15-16 floor Rama 1 road, Wangmai, Pathumwan Bangkok 10330, Thailand Tel: 02-215-2626
OTHER ASIAN COUNTRIES
Yamaha Corporation, Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650 Tel: +81-53-460-2317
OCEANIA
AUSTRALIA
Yamaha Music Australia Pty. Ltd.
Level 1, 99 Queensbridge Street, Southbank, Victoria 3006, Australia Tel: 3-9693-5111
COUNTRIES AND TRUST TERRITORIES IN PACIFIC OCEAN
Yamaha Corporation, Asia-Pacific Music Marketing Group
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650 Tel: +81-53-460-2313
HEAD OFFICEYamaha Corporation, Pro Audio & Digital Musical
Instrument Division
Nakazawa-cho 10-1, Hamamatsu, Japan 430-8650 Tel: +81-53-460-2441
PA13
Yamaha Pro Audio global web site
http://www.yamahaproaudio.com/
Yamaha Manual Library
http://www.yamaha.co.jp/manual/
U.R.G., Pro Audio & Digital Musical Instrument Division, Yamaha Corporation
© 2005 Yamaha Corporation
508MW-01A0
Printed in China
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