UVI Tines Anthology User Manual

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サウンドバンク マニュアル
Version 1.0
JP 160322
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ソ フ ト ウ ェ ア 使 諾( EULA)

以下の規約を理解、承諾するまで、本製品の使用はお控えください。
本製品をお客様あるいはお客様が許可した方が使用することは、本規約に同意したことになります。
本エンドユーザーライセンス規約(以下”EULA”または”本規約”といいます)は、お客様と UVI(所在地:159 rue Amelot, 75011 Paris - France)の間で交されるUVIの作成し たソフトウェア、書類および その他のマテリアル の使 用に関するライセンス 規約 になります。
UVI製品の使用、あるいは第三者に使用許諾をした場合、本規約に同意するものとします。
A- ライセンス許諾
UVIは以下の利用規約に基づき、お客様に本製品の非独占オーソライズドコピー使
1. 用権を許 諾します。
UVI製品のライセンスはシングルユーザーライセンスです。お客様の所有するコン
2. ピューターまたはiLokドングルに最大3台まで認証して使用することが可能です。
ソフトウェアライセンスでは、第三者への賃貸または貸与する権利はありません。こ
3. れらの 行 為は 禁じられていま す。
本規約は、別項で記載する規定に該当しない限り、ソフトウェアライセンスを第
4. 三者に移譲、再販することが可能です。その際、iLokアカウントから”Transfer License”の手続き申請を行い、iLokライセンス管理をするPace社にライセンス移 行手数料(ライセンスごとに25米ドル、最大50米ドル)を支払います。その後、同社 からの依頼を受けてUVIの承認と譲渡先へのシリアル移行を取り仕切ります。移譲 後、元のライセンス登録は削除されます。iLokへの申請手続き、連絡は英語でおこな います。
バンドルで入手した個々の製品、あるいは他の製品へのアップグレードやクロスグ
5. レードに使用した製品の再販およびライセンス移譲の認可はありません。
購入された製品に含まれているサウンドやサンプルは、追加ライセンス料の支払い
6. やUVIへのソースアトリビューションを提供することなく、商用の制作、録音物に使 用で きます。
本規約は、再販もしくは配布利用の為に本製品を使用することを禁じます。その範
7. 囲は、他のディスクやデバイスに収録、再フォーマット、ミックス、混合、フィルター、 再合 成 に 及 びます。サウンド、マルチサウンド、サンプル 、マルチサンプル 、ウェーブ テーブルに組込むための編集行為、サンプラーやマイクロチップなどソフトウェア、 ハードウェアを問わず、全てのサンプル再生装置のためのプログラムやパッチ編集 も禁止事項に含まれます。本製品を他者が利用するサンプリングまたはサンプル再 生デバイスの為の販売、あるいは配布することは出来ません。
ライセンス違反が認められた時点で、本契約は終了します。その場合、コピーを含
8. め、全てのUVIソフトウェアとドキュメントを速やかにUVIに返還しなければなりま せん。
UVIの保有する全ての権利は、本書で明示していません。
9.
B- ライセンス認証
UVI製品の使用にあたり、シリアル番号の登録(uvi.net/register)とデバイスのラ
1. イセンス認証が必要です。UVIは、製品のライセンス認証にPace AP社のiLokシス テムを採用しています。認証にiLokアカウントの取得とiLok License Manager(い ずれも無料)も必要です。iLokアカウントは、シリアル番号登録時にUVIウェブサイ
トを通じて取得できます。iLok License ManagerはUVI WorkstationやFalcon とともにインストールされます。UVI製品は、未登録、未認証の状態で使用するこ とはできません。
製品シリアル番号の登録をする際、UVIデーターベース上に登録されたお客様の姓
2. 名、メールアドレス、住所が必要です。未登録の場合、UVIアカウントを作成します。 UVIは128ビット暗号化されたSSL接続の最新の通信保護規格を採用しています。
お客様からの情報をウェブ経由で安全に当社サーバーに送ることが可能です。UVI の個人情報に関する扱いについてはこちらをご覧下さい:https://www.uvi.net/
privacy-policy
UVI製品のライセンスは、最大で3つのiLokドングルもしくはコンピューターに認
3. 証して同時使用が可能です。ライセンス認証と解除は、専用ソフトウェアのiLok License Managerを通じて行います。
C- ソフトウェアの保護
お客様は、本製品にコピープロテクションが使用されていること、本製品を利用するにあ たってコピープロテ クションに 関 す る 操 作 を 行 うことに 同 意するものとします。お 客 様 は、 UVI によって実装されたコピープロテクション技術の回避、改造あるいは変更を加えない ことにも同 意 する ものとします。
D- 所有権
本製品の所有権、封入されているデジタル記録された音の権利は、(いかなるコピーも) UVIによって保持されます。本製品のコピーは、本規約に基づいてお客様に提供されます。 本製品のライセンス(ソフトウェアを利用する権利)のみがお客様によって購入されたもの です。
E- 契約期限
この合意による契約期限は、本製品のパッケージの開封あるいは使用を開始し、終了する まで有効です。お客様がこの期限条件内に何かを破棄した場合、この契約は終了します。終 了に際して、UVI に本製品のコピーおよび関連書類をすべて破壊し返却することで、契約 の終了に 同 意するものとします。
F- 規制
本契約に基づく許可される場合を除き、本製品および関連書類の販売、リース、賃貸、ライ センス許可、配布、転送、複製、再プロデュース、公開、改造もしくはタイムシェアは禁じら れています。
G- NFR(転売不可)シリアルと無料製品
シリアル番号に”NFR”の記載があるUVI製品のライセンス(以下”NFR”といいます)は、デ モ、テストあるいは評価利用のために用意されています。NFRは商用利用不可で、転売、移 譲をすることはできません。NF Rにはアップグレード、クロスグレードなどの特 別 セールオ ファーから除外されます。同様に関連したバウチャー (割引券)の発行を受け取ることもで きません。さらにNFRの所有者は、商用バージョンの製品に同梱されているバウチャーを 受け 取 る 権 利 もありま せん。
無料製品はUVI、あるいはUVIと提携する第三者がプロモーション目的など、製品バン ドル等の方法によって無料配布された製品(ライセンス)を指します。無料製品は商用 バージョンと同様、商用利用可能ですが、NFRライセンスと同様、転売、移譲をすることは できません。また、認証デバイスの破損等に関するライセンス復帰の対象外にもなりま す。”NFR”と記載された無料製品のライセンス規約は、無料製品の規約が優先されます。
H- サポート責務の免除
UVIは可能な限り、製品使用ための技術的な問題解決に努めます。ただし、UVIは追加情
報、ソフトウェア、技術情報、ノウハウ、サポートを提供したり、利用できるようにする義務を 負いません。
I- 仕様とシステム条件
本製品の技術仕様は、推定あるいは近似値で記載している場合があります。環境が千差
万別であるため、これらの値は目安であり、互換性や動作を保証するものではありません。
UVIは動作に必要な条件をすべてウェブサイト記載しています。 エンドユーザーは、製品の購入前にエンドユーザーのデバイスがUVI製品のシステム条
件を満たしていること、および該当製品がエンドユーザーの要件を満たしているを確認す る責 任を負 います。
本規約はフランス共和国の法律に基づいて制定されています。解釈をするにあたって、英
語版のEULAを使用します。
©2017 UVI. All rights reserved.
全ての登録商標はその権利帰属者の所有物です。
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目次
イントロダクション .......................................................................................................................... 4
操作画面
メイン .................................................................................................................................................. 5
オプション設 定 ............................................................................................................................. 6
インストゥルメント(収録楽器)リスト ...................................................................................... 7
リンク ......................................................................................................................................................... 9
クレジットと謝 辞 ................................................................................................................................. 10
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イントロダクション

Tines Anthology
美しいエレクトリックピアノを8モデル 収 録した素敵なコレクション
Tines Anthology(ティンズ アンソロジー)は、エレクトリックピアノの代 名詞となる最も知られたブランドの、mk 1、mk 2、mk III、mk V、mk 7を 含む1965年から2007年までの8モデルを1つのパッケージに収めた、素 敵なソフトウェア 音 源コレクションです。
収 録 モ デ ル:
• 1974 と 1978 年に生産された初期の MK I モデル
• MK II:1981 年に登場し、最も親しまれ、 幅広く使用されているエレクトリックピアノ
• MK III:1982 年に生産された非常に珍しいモデル
• MK V:1984 年に発表された印象的で珍しいモデル
• MK 7:2007 年にリリースされ最新モデル
• Piano Bass:1965 年と 1970 年に再登場し、 The Doors の楽曲で重用されているモデル
このコレクションは、これまでの UVI 製品と同様、音質と実際に演奏した 際の音楽的な響きを重視した設計となっています。ハイエンドの機材と卓 越したサンプリング技術による 24bit / 96 kHz で収録した素材のみな らず、ボイシングやチューニングなど、実機と変わらぬ演奏感覚になるよ うに仕 上げられています。
完成した音源には、スピーカーシミュレーター、ドライブ、コーラス、フェイ ザ ー 、ス プ リ ン グ リ バ ー ブ 、ト レ モ ロ 、 オ ー ト パ ン な ど 、専 用 の エ フ ェ ク ト が 用意されています
最低システム条件:
UVIWorkstation2.5.12 以降または Falcon1.0 以降
•
1.1GB 以上の空きディスク容量
• インストールとオーソライズに関する詳しい情報はサウンドバンク
インストールガイドをご覧ください。
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操作画面 - メイン
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コントロ ール
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MIDIカーブ
1 コントロ ール
» SPEAKER(スピーカー)
アンプとスピーカーを通したサウンドを演 出します。
» DRIVE(ドライブ)
歪みの量の調節し使用します。
» TREMOLO(トレ モ ロ )
トレモロとオートパンエフェクトの 切り替 えまたはオフをします。
» DEPTH(デプス)
トレモロ/オートパン効果の深さを設定し ます。
» SPEED(スピード)
トレモロ/オートパン効果の速度を設定し ます。
» Spring(スプリングリバーブ)
リバーブエフェクトの量を設定します。(典 型的なスプリングリバーブ効果を演出しま す 。)
» Chorus/Phaser( コ ーラス/フェ ー ザ ー )
トレモロとオートパンエフェクトの 切り替 えまたはオフをします。
ノブはコーラス/フェイザー効果の量を調 節します。
» VOLUME( ボリュ ー ム )
メイ ン ボリュー ム の 調 節 に 使 用しま す。
2 ベロシティカーブ
MIDI入力されたベロシティ情報の曲線を 設定します。演奏スタイルに合わせたカー ブの選 択をします。
MIDIキーボード側でベロシティカーブを 設定をする場合は、リニア[/]にします。
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操作画面 - オプション設定
オプション表 示

オプション設 定

イコライザー
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2
3
1 Options(オプション表示)
オプションパラメー ターを表示します。
2 オプション設 定
» Vel. curve(ベロシティカーブ )
ベロシティ感度の調節をします。
» Vel. amount(ベロシティ適 用 量 )
ベロシティの 適 用 量 を 設 定します。
» Pedal vol.( ペ ダ ル ボ リュ ーム )
ペダルノイズの量の調節に使用します。
» Release vol.( リリース ボリュー ム )
リリースサンプルの音量調節使用します。
3 イコライザ ー
» Bass(ベース)
低 域 のブ ースト/ カット をしま す。
» Mid Freq(ミドルフリクェンシー)
ミドルバンドの周波数を設定します。
» Mid Gain(ミドルゲイン)
中 域のブ ースト / カットをしま す。
» Treble(トレブル)
高 域 のブ ースト/ カット をしま す。
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収録楽器

エレクトリックピアノは1940年代に開発された楽器です。チェレス タとエレキギターで 使 用されていた技術を利用しています。実 際、そ の代用として利用されることもありました。そのアクションは一般的 なアコースティックピアノと似ていますが 、アコースティックピアノは フエルトで覆われたハンマーによって弦を叩いて発音するのに対 して、このピアノはフエルトチップのハンマーで"ティン"と呼 ばれる
金属棒を叩いて発音をします。(エレクトリックピアノのハンマーは 1970年以降、ネオプレーンチップのプラスチック製のものに改良
されています。)ティンの形状は長さが異なる非対称の音叉に似た
形をしていて、特徴的な響きを生み出します。このピアノは1970年 から84年の間に生産され、73鍵と88鍵仕様のものやステージモ デル、アンプとスピーカーを含むスーツケースモデルなど、用途に合 わせて様々な バリエー ションが 誕 生しました 。
エレクトリックピアノの絶頂期は70年代初期から80年代中盤ま でに亘り、The Doorsの«Riders on the Storm»、Billy Joelの
«Just the Way You Are»、Paul Simonの«Still Crazy After
All These Years»、Styxの«Babe»、Stevie Wonderの«You
Are The Sunshine Of My Life»、Steely Danの«Peg»、Pink
Floydの«Sheep»の イントロ 、the Beatlesの“Get Back”(演奏は
Billy Preston)、さらにはジャズフュージョン/クロスオーバーの定
番曲:Chick Corea( Return to Forever)の “Spain”、Herbie
Hancock(Headhunters) の“Watermelon Man”、Weather
Reportの“A Remark You Made”、Bob James.の“Angela(映
画“Taxi”のテーマ)”など、様々なヒット曲で印象的な響きを聴くこと ができます。
現在でもその甘く魅力的 な 響きは、ネオソウルやスムーズジャ ズをはじめ、様々なジャンルで重用されています。
Electric Piano Mk I (1978)
Mk I シリーズのセカンドリビジョン。明るい鈴 鳴りがより強調され た音 色 が 魅 力で す。
Electric Piano Mk II (1981)
1979年に発表されたMk II モ デ ル 。プ ラ ス チ ッ ク ハ ン マ ー の 採 用 、 土台の形状変更、ピックアップの刷新、ティン構造の強化など様々 な点で 改 良 が 施 されています。
Electric Piano Mk III (1982)
Electric Piano Mk I (1975)
Mk I エレックトリックピアの 初 期 バージョン。もっとも温 かみのあ るサウンドが 特 徴です。
既存の電気回路にアナログオシレーターとフィルターを追加したレ アモデル。エレクトリックピアノとシンセサイザーを同時に演 奏でき る効果を得ることができます。販売台数がごくわずかであった不遇 の機 種です。
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収録楽器
Electric Piano Mk V (1984)
1984年のみに生産された Mk V モデル。軽量化されたボディをは じ め ほ と ん ど の 点 で 改 良 が 施 さ れ て い ま す 。ハ ン マ ー ス ト ロ ー ク は
23%増したのも注目すべき点でした。愛好家の中にはこれが最高と
評されたモデルです。
Electric Piano Mk 7 (2007)
Electric Piano Bass Custom (1970)
Electric Piano Bassのプライベートカスタムバージョン。より深く、 ダー クな サウンドが 特 徴 で す。
2007年に劇的な復活を遂げた Mark 7 モ デ ル 。オ リ ジ ナ ル の 電
気回路設計を踏襲しつつ、近未来的なデザインと各所を現代風に
変更したモデルです。
Electric Piano Bass (1965)
世に出た最初のエレクトリックピアノ。32鍵のPiano Bassはその ネーミングと音域からも想像できる通り、ベースギターの代用品 として使用されてきました。事実、その最低音はローEです。Piano
Bass使用したもっとも知 られている ベ ースパートでもっとも知ら れているのは the Doorsで す 。( Ray Manzarekの左手)
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リンク
UVI
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サウンドバンクインストールガイド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . installing_uvi_soundbanks_jp.pdf
UVI Workstationユー ザ ー マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . UVIworkstation_UserManual_jp.pdf
登録済み製品の確認とダウンロード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . uvi.net/my-products
FAQ(良くあるご質問とその回答) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . uvi.net/faq
チュートリアルとデモビデオ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . youtube.com/
サポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . uvi.net/contact-support
iLok
ホームページ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ilok.com/
iLok License Manager . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ilok.com/ilm.html
FAQ(良くあるご質問とその回答) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ilok.com/supportfaq
*iLok.comのサービスは、全て英語のみです。
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クレジットと謝 辞

UVI プロデュース
レコーディング / 編集 / サウンドデザイン
Damien Vallet
Kevin Guilhaumou
Alain J Etchart
ソフトウェアとスクリプト
Olivier Tristan
Remy Muller
Arnaud Sicard @ Acousticsamples
グラフィックデ ザ イン
Anthony Hak
ドキュメント
Nathaniel Reeves
Kai Tomita
謝辞
Gert Prix @ eboardmuseum
Michael Garçon
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