取扱説明書
形 名
GR-38ND
GR-34ND
もくじ
安全上のご注意………………………2〜
据えつけかた
お使いになるまえに………………………
食品の貯蔵場所……………………………
操作パネル…………………………………
こんな機能があります……………10〜
冷蔵室……………………………………
野菜室……………………………………
冷凍室……………………………………
自動製氷機…………………………14〜
庫内部品の取りはずし /
取り付けかた ………………………16〜
お手入れ……………………………18〜
自動製氷機のお手入れ……………20〜
こんなときには……………………22〜
故障かな?と思ったとき
仕様/付属品/別売品…………………
保証とアフターサービス………………
●このたびは東芝冷凍冷蔵庫をお買い上げいただ
きまして、まことにありがとうございました。
●
この商品を安全に正しく使用していただくために、
お使いになる前にこの取扱説明書をよくお読み
になり十分に理解してください。
●お読みになったあとは、お使いになるかたがいつ
でも見られるところに必ず保管してください。
●保証書は必ずお受け取りください。
●この取扱説明書はGR-38NDのイラスト・写真を
使用して説明していますが、GR-34NDもご使用
方法は同じです。
………………………………
…………24〜
11
12
13
13
15
17
19
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23
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6
7
8
9
安全上のご注意
必ずお守りください
つづく…
商品および取扱説明書には、お使いになるかたや他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、安全に正しくお使いいた
だくために、重要な内容を記載しています。次の内容(表示・図記号)をよく理解してから本文をお読みになり、記載
事項をお守りください。
図記号の説明表示の説明
“取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または
重傷( * 1)を 負うことが想定され る 内容”
を示します。
“取り扱いを誤った場合、使用者が傷害(* 2)
を負うことが想定されるか、または物的損害
(* 3)の発生が想定される内容”を示します。
* 1:
重傷とは、失明やけが、やけど(高温・低温)、感電、骨折、中毒などで、
後遺症が残るものおよび治療に入院・長期の通院を要するものをさします。
* 2:
傷害とは、治療に入院や長期の通院を要さない、けが、やけど、感電などをさします。
* 3:
物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペット等にかかわる拡大損害をさします。
禁 止
指 示
注 意
は、禁止(してはいけないこと)を示します。
具体的な禁止内容は、図記号の中や近くに絵や
文章で示します。
は、指示する行為の強制(必ずすること)を
示します。具体的な指示内容は、図記号の中や
近くに絵や文章で示します。
は、注意を示します。
具体的な注意内容は、図記号の中や近くに絵や
文章で示します。
設置について
背面・側面などの冷媒回路を傷つけない
傷ついた場合、冷媒がもれ出し、発火・爆発の原因になります。
冷媒回路を
傷つけない
傷ついた場合は冷蔵庫に触れず以下の事項を行い、お買い上げの販売店または
東芝家電修理ご相談センター( 0120-1048-41)にご連絡ください。
1. 窓を開けて室内の換気を十分にする。(換気扇を使用しないでください。)
2. 火気や電気製品の使用を避ける。
電源プラグ・コードについて
電源コードや電源プラグの修理はお買い上げの販売店にご相談ください。
指 示
根元まで
差し込む
プラグを
拭く
禁 止
電源プラグはコードが下向き
になるように差し込む
差し込むコードに無理が
かかったりして、火災・感電の
原因になります。
100V・
15A 以上
電源プラグは根元まで確実に
差し込む
差し込みが不完全ですと、感電や発熱
による火災の原因になります。
使用禁止
電源プラグのほこりは定期的
に取る
電源プラグを抜き、乾いた布で
拭いてください。絶縁不良になり、
火災の原因になります。
プラグを
持って抜く
電源プラグや電源コードを傷つけたり、冷蔵庫の背面で押しつけない
束ねたり、折り曲げたり、重いものを載せたり、冷蔵庫の背面で押しつけたりすると、
火災・感電の原因になります。
電源は交流 100 Vで、定格
15 A以上のコンセントを
単独で使用する
延長コードの使用、タコ足配線は
火災・感電の原因になります。
傷んだコードや電源プラグ・
コンセントの差し込みが
ゆるいときは使用しない
火災・感電の原因になります。
電源プラグをコンセントから
抜くときは、電源プラグを
持って抜く
コードを持って抜くと、破損し、
火災・感電の原因になります。
地震などによる冷蔵庫の
転倒防止の処置をする
転倒防止
する
転倒し、けがをする原因になります。
湿気の多い所や、水気のある所で
使うときは、アース(接地)
アース線を
必ず接続せよ
および漏電ブレーカーを
取り付ける
取り付けないと、漏電したときに
火災・感電の原因になります。
床が丈夫で水平な所に据え
つける
水平に
据えつける
不安定な所は転倒してけがをする
原因になります。
傷つきやすい床の上では、冷蔵庫下部のキャスター ( 車輪 ) は使用しない
床に傷をつける原因となります。
使用禁止
移動するときは保護用の板などを敷いてください。
湿気の多い所や、水のかかる
所への設置は避ける
水気禁止
火災・感電の原因になります。
冷蔵庫の周囲はすき間を
あけて据えつける
すき間をあけて
据えつける
(6 ページ参照)
冷媒がもれた場合、滞留し、
発火・爆発の原因になります。
運搬するときは、前面下部
の調整脚と背面上部の運搬
取っ手を
持つ
用取っ手を持つ
指定場所を持たないと、手がすべ
ってけがをする原因になります。
使用について
引火しやすいものは入れない
エーテル・ベンジン・アルコール・
貯蔵禁止 貯蔵禁止
禁 止
腐敗食品
食べない
薬品・LPガスなどは爆発し、
事故の原因になります。
可燃性スプレーを近くで
使わない
引火して火災の原因になります。
異臭がしたり変色した食品
は食べない
冷蔵庫に保存中でも食品の品質は
低下します。食中毒や病気の原因
になります。
接触禁止
医薬品や学術試料は入れない
家庭用冷蔵庫では、温度管理の
厳しいものは保存できません。
自動製氷機の製氷部分
(貯氷コーナーの上部)
には手を触れない
製氷皿が回転したとき、けがの
原因になります。
扉にぶらさがったり、乗ったり
しない
禁 止
倒れたり、扉がはずれたり、手を
はさんだりして、けがをする原因に
なります。
3
安全上のご注意…つづき
使用について(つづき)
冷蔵庫の上に物を置かない
扉の開閉などで落下し、けがの
禁 止
原因になります。
庫内で電気製品を使用しない
冷媒がもれた場合、発火・爆発の原因になります。
禁 止 指 示
分解・改造・修理をしない
火災・感電・けが・やけどの原因になります。
分解禁止
また、冷媒回路などを傷つけると発火・爆発の原因になります。
修理はお買い上げの販売店にご連絡ください。
水ぬれ
禁 止
冷蔵庫の上に水を入れた
容器を置かない
こぼれた水などで電気絶縁が
悪くな り、 火災・感 電 の原因
になります。
廃棄するときは、販売店や市町村に
引き渡す
放置し、冷媒がもれると、火気による発火・
爆発の原因になります。
手入れ・異常時の処置について
本体や庫内に水をかけない
電気絶縁が低下し、火災・感電の
水かけ
禁止
プラグを
抜く
プラグを
抜く
原因になります。
庫内灯を交換するときは、
電源プラグを抜く
抜かずに行なうと感電の原因に
なります。
異常時や故障のときは、電源
プラグを抜き運転を停止する
火災・感電・けが・やけどの原因
になります。
修理はお買い上げの販売店に
ご連絡ください。
禁 止
プラグを
抜く
換気する
ぬれた手で電源プラグを
抜き差ししない
感電の原因になります。
お手入れのときは電源プラグ
を抜く
感電やけがの原因になります。
可燃性ガ ス(プロ パンガ ス・
都市ガスなど)もれがあった
ときは、冷蔵庫や電源プラグ
に触れず窓を開けて換気する
電気接点の火花で引火爆発し、火災・
けが・やけどの原因になります。
禁 止
禁 止
ハンドル
を押す
食品は棚より前に出さない
ビン類などが引っ掛かって
落下し、けがの原因になります。
ダブルボトルポケットの前列に
は、底まで入らないボトル類は
入れない
ビール大ビンなどを無理に入れると、
扉開閉時に落下し、けがをする
原因になります。
引き出し扉を閉めるときは、
ハンドルを押して閉める
ハンドルの上面を持って閉めると、
指をはさんでけがの原因に
なります。
貯蔵禁止
ぬれ手
禁止
指 示
冷凍室にビン類を入れない
中身が凍って割れ、けがをする
原因になります。
冷凍室の食品や容器(金属製)
には、ぬれた手で触れない
低温のため凍傷の原因になります。
扉を開閉するときや、
他の人が冷蔵庫に触れて
いるときは、扉で指を
はさまないか確認する
扉のすき間に指をはさみ、けがの
原因になります。
プラグを
抜く
パッキン
をはずす
接触禁止
長期間使用しないときは、
電源プラグを抜く
絶縁劣化による漏電火災の
原因になります。
指定の
定格使う
庫内灯は指定の定格のものを
使用する
指定以外のものを使うと火災の
原因になります。
リサイクル処理時など、冷蔵庫を保管する時に幼児が閉じ込められるおそれが
あるときは、扉パッキンをはずす
幼児が閉じ込められ事故の原因になります。
冷蔵庫底面には手や足を入れない
鉄板などで、けがをする原因になります。
アース線
(銅線直径1.6mm)
アース端子に
確実につなぐ
据えつけかた お使いになる前に
場所の選びかた
●
熱気・直射日光の当たらないところに置く
冷却力の低下をおさえ、電気代のムダを防ぎます。
●
丈夫で水平なところに据えつける
振動(騒音)の原因になります。
床がじゅうたん・畳・フローリング・塩化ビニール製などの
場合、冷蔵庫底面の熱により変色することがありますので、
丈夫な板を敷いてください。
●
周囲にすき間をあける
すき間が少ないと冷却力が低下し、製氷時間が長くなったり
電気代のムダになります。
冷蔵庫が壁などに触れ、振動音がしたり、壁材などが変色す
るので、少し離してください。
アースのしかた
アース線(付属していません)を使い、背面下部のアース線取付用ねじとアース端子に接続する
■アース端子がない場合
お買い上げの販売店に依頼し、D 種接地工事(有料)をしてください。
接続してはいけないところ
・水道管やガス管(爆発や引火の危険があります。)
・電話線や避雷針のアース(落雷のとき危険です。)
万一の感電事故防止のために、アース(接地)することをおすすめします。
食品を入れるまえに
庫内をふく
1
●
操作性をよくするため、ケースやレールには食品衛生法に適合した潤滑剤が塗布されています。たれ落ちる
などしてケースやレール以外に付着している場合は、ふき取ってください。
給水タンクや給水経路をお手入れする
2
(20 〜 21 ページ参照)
電源プラグをコンセントに差し込む
3
(交流 100V、定格15A 以上のコンセントを単独で使用する)
電源プラグは据えつけ直後、コンセントに差し込む
ことができます。
水気や湿気の多いところに据えつける場合
必ず、アース(接地)を取り付けてください。
特に水気や湿気の多いところに据えつける場合、アース(接地)の他に、漏電ブレーカーの設置が義務付けられて
います。取り付け(有料)は、お買い上げの販売店にご相談ください。
冷蔵庫を固定する
冷蔵庫を安定させる
1
●
左右の調整脚を矢印方向に回して、調整脚を床
につけ、ガタつきのないようにしてください。
平行度を調整する
2
●
据えつけ後食品を入れてから扉下がりが生ずる
ことがありますので、据えつけてから 4 〜 5
日後に再度、扉の平行度を調整してください。
前面グリルを所定の位置に取り付ける
3
●
前面グリルの中に固定してある配線図は取り
はずさないでください。
万一の地震にそなえて
転倒を防ぐため、背面上部にある左右の取っ手に鎖や
ベルトなどを通し、丈夫な壁や柱に固定してください。
転倒防止ベルトはお買い上げの販売店にご相談くだ
さい。
(27 ページ参照)
食品を入れる
冷えていない食品やアイスクリームは、3 〜 4 時間後、冷蔵庫が冷えてから入れる
●
最初はプラスチックのにおいがしますが、冷えるとしだいに消えます。
■食品の上手な入れかた
さます
熱い食品を入れると、
庫内の温度が上がり
ます。
包む
乾燥やにおい移りを
防ぎます。
すき間をあける
詰めすぎると、冷気の
循環が悪くなります。
水分の多い食品は
棚の手前に
奥に置くと、凍ることが
あります。
食品の貯蔵場所
●
温度表示は周囲温度 30℃、食品を入れずに扉を
閉め温度が安定したときに測定した値です。
操作パネル
操作パネルは冷蔵室内にあります。
イラストは GR-38ND です。
冷蔵室(庫内)
調理済み食品・冷蔵小物・調味料など。
冷蔵室(ドアポケット)
調味料・ビン詰め素材・チューブ入りの調
味料・牛乳・ビール・ジュースなど。
チルドルーム
肉・魚・加工食品・発酵が進みやすい食品など。
野菜室
野菜・果物・ボトル類など。
約 0 〜 2℃
約 3 〜 6℃
約 4 〜 7℃
約 4 〜 7℃
貯氷コーナー(自動製氷機)
自動的に氷ができます。
(14 ページ参照)
冷凍室
冷凍食品・アイスクリームなど。
約-18 〜-20℃
冷蔵室温度調節ダイヤル
強
通常(強と弱の中央)
弱
「通常」より 2 〜 3℃低くなります。
約 3 〜 6℃
「通常」より 2 〜 3℃高くなります。
冷凍室温度調節ダイヤル
強
通常(強と弱の中央)
弱
「通常」より 2 〜 3℃低くなります。
約-18 〜-20℃
「通常」より 2 〜 3℃高くなります。
一気冷凍ボタン
製氷ボタン
■温度調節位置と庫内温度について
●
表の温度は、周囲温度 30℃、食品を入れずに扉を閉め温度が安定
したときに測定した値です。
●
チルドルームと野菜室の庫内温度は、冷蔵室の温度調節位置を変え
ると、ともに変化します。
●
普段は「強」と「弱」の中央でお使いください。
なお、強く冷やしたいときは「強」側に、冷えすぎるときは「弱」側に
設定してください。
食品の貯蔵期間の目安
貯蔵する前の鮮度や冷蔵庫の使用状態、フリージング方法などにより貯蔵期間は異なりますので、あくまで目安と
してご覧ください。
温度帯 貯蔵場所 食 品
冷蔵 冷蔵室
チルド
冷凍 冷凍室
野菜 野菜室
冷蔵室内の
チルドルーム
卵
かまぼこ、ちくわ、ハム、ソーセージ 7 日
かまぼこ、ちくわなどの加工食品 8 日
ヨーグルトなどの乳製品 7 日
バナナの皮をむいて 1 ヵ月
ほうれんそうをゆでて、みかんを砂糖漬けにして、
鶏肉、牛肉スライス、牛肉ステーキ
にんじんをゆでて 4 ヵ月
みかん、いちご 5 日
レタス、ほうれんそう、ねぎ、ぶどう 7 日
りんご、キウイ 14 日
貯蔵期間[目安]
( 生食 7 日 )
35 日
3 ヵ月
庫内温度のはかりかた
冷蔵庫は、JIS(日本工業規格)に基づいて厳重な品質管理の下で生
産していますが、庫内の温度は冷蔵庫の据えつけ状態や外気温、使用
条件などにより変化します。しかし、中の食品は 8 割前後が水分であ
るため、比熱が大きく、その温度は空気のように大きく変化はしませ
ん。したがって、一般の空気温度をはかる温度計は変化の少ない食品
温度の測定ができません。そこで、空気温度の影響を受けにくく、食
品に近い温度を示す冷蔵庫用温度計を発売しています。ご購入の際は
お買い上げの販売店にご相談ください。(27 ページ参照)
なお、一般のアルコール温度計で冷蔵室内の食品相当温度をはかる場
合は、冷蔵室中段の棚の中央に約 100ml の水を入れた容器を置き、
感温部を水中に 3 時間程度浸しておきますと、食品に近い温度が得ら
れます。