Tektronix TDS3VID User manual

ユーザ・マニュアル
TDS3VID
拡張ビデオ・モジュール
071-0346-02
*P071034602*
071034602
Copyright E Tektronix, Inc. All rights reserved.
Tektronix, Inc., P.O. Box 500, Beaverton, OR 97077
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DPX は、Tektronix, Inc の商標です。
WARRANTY SUMMARY
Tektronix warrants that the products that it manufactures and sells will be free from defects in materials and workmanship for a period of one (1) year from the date of shipment from an authorized Tektronix distributor. If a product proves defective within the respective period, Tektronix will provide repair or replacement as described in the complete warranty statement.
To arrange for service or obtain a copy of the complete warranty statement, please contact your nearest Tektronix sales and service office.
EXCEPT AS PROVIDED IN THIS SUMMARY OR THE APPLICABLE WARRANTY STATEMENT, TEKTRONIX MAKES NO WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. IN NO EVENT SHALL TEKTRONIX BE LIABLE FOR INDIRECT, SPECIAL OR CONSEQUENTIAL DAMAGES.
目次
安全にご使用いただくために 2..............
静電気に対する注意事項 2..................
マニュアルの収納について 3................
モジュールのインストール 4................
TDS3VID 型の機能 4.........................
拡張ビデオ・メニューの表示方法 6..........
ビデオ・トリガについて 9..................
ビデオ・トリガ・メニュー 10................
波形取込メニュー 18........................
ビデオ・クイックメニュー 18................
操作例 24..................................
1
安全にご使用いただくために
取り扱いに
本製品のサービスは、専門のサービス員のみが行え ます。詳しくは、当社 お客様コールセンターまで お問い合わせください。
本製品をご使用になる場合、他のシステムの製品を 操作することがあります。このような場合、他のシ ステムの製品の、安全に関する注意事項もお読みく ださい。
静電気に対する注意事項
モジュールの
ついて
作業台の上などでモジュールを引きずることのない ようにご注意ください。モジュールの金属部分には 手を触れないでください。また、モジュールの取り 扱いは手早く行ってください。
モジュールの保管について
モジュールの保管、輸送には、静電気防止袋または コンテナを使用してください。
注意: 静電気によってオシロスコープおよびモ ジュール回路が損傷するおそれがあります。次の 注意事項をよくお読みになり、モジュールのイン ストール、取り外しおよび取り扱いには十分にご 注意ください。
リスト・ストラップの使用
モジュールを取り扱う場合、帯電防止用のリスト・ ストラップを着け、体に蓄積される静電気を放電し てください。
作業環境に対する注意
モジュールのインストール、取り外しを行う場合、 帯電しやすい機器を周囲に置かないでください。ま た、静電気を発生しやすい床、作業台での作業は避 けてください。
2
マニュアルの収納について
3
モジュールのインストール
TDS3VID 型の機能
ビデオ・クイックメニュー
ビデオ信号オートセット
ベクトルスコープ
100 % または 75 % カラーバーによるベクトルスコープ表 示機能により、標準ビデオ信号またはアナログ HDTV カ ラー色差信号の解析が可能です。
ピクチャ表示
オ波形目盛
標準のオシロスコープ波形目盛から、IRE 目盛 (525/NTSC)または 143 mV/div mV 目盛(PAL/SE- CAM または コンポーネント信号)に切り替えられます。 ビデオ波形目盛には、コンポーネント信号測定用に、波形 目盛マーカも表示されます。
特定のラインでのトリガ
標準放送信号およびカスタム・ビデオ信号において、特定 のラインでトリガできます。
アナログ HDTV
異なった HDTV フォーマットでトリガできます。
フィールド・ホールドオフ
3 のように、特定のフィールドでトリガできます。
カスタム・ビデオ
4
5
拡張
ビデ
ビデオ・クイックメニュー
まずフロント・パネルの クイックメニューQUICK­MENU) ボタンを押します。次に、メイン・メニューの
メニュー を押して ビデオ を選択します。
ビデオ・トリガ
まずフロント・パネルの トリガTRIGGERMENU ボ タンを押します。次に、メイン・メニューの トリガ種類 を押して ビデオ を選択します。
ビデオ信号オートセット
ビデオ信号のオートセットには、2 種類の方法があります。 波形取込メニューからの手順を次に示します。
1.
フロント・パネルの 波形取込ACQUIREMENU ボ タンを押します。
2.
メイン・メニューで オートセット を選択します。
3.
サイド・メニューで ビデオ を選択すると、ビデオ信号 の全ラインにトリガして、波形が表示されます。
オ・メニューの表示方法
オ・クイックメニューからのオートセット手順を次に
示します。
1.
フロント・パネルの クイックメニューQUICKMENU) ボタンを押します。
2.
メイン・メニューの メニュー を押して ビデオ を選択 します。
3.
メイン・メニューの オートセット を押すとオートセッ トが機能し、ビデオ信号の全ラインにトリガして波形
を表示します。
ビデオ波形目盛(IRE / mV)
波形目盛は、次のいずれかの方法で切り替えます。 H まずフロント・パネルの 表示DISPLAY)ボタンを押
します。次に、メイン・メニューで 波形目盛 を選択 し、サイド・メニューから IRE または mV を選択しま す。IREmV の選択肢が表示されない場合は、 - 次へ
- を選択してページを切り替えます。
H フロント・パネルの クイックメニュー
QUICKMENU) ボタンを押し、メイン・メニュー の 波形目盛 を押して IRE または mV を選択します。
6
7
ビデ
ベクトルスコープ・メニューとピクチャ・メニュー
ベクトルスコープとピクチャ表示の実行手順を次に示します。
1.
フロント・パネルの 表示DISPLAY)ボタンを押し ます。
2.
メイン・メニューの ベクトルスコープ を選択すると、 ベクトルスコープに関するサイド・メニューが表示さ れます。
3.
メイン・ニューの ピクチャ表示 を選択すると、ピク チャ・モニタのサイド・メニューが表示されます。
注: ピクチャ表示メニューでピクチャ・モニタ の輝度とコントラストが調整できますが、クイッ クメニューからは調整できませんのでご注意くだ さい。
オ・トリガについて
H クイックメニューを使用した後でも、通常のメニュー
は使用できます。例えば、クイックメニューの表示中 に 波形測定 ボタンを押して波形を自動測定し、再度ク イックメニューを表示すると、測定値が表示された状 態でクイックメニューも表示できます。
H ビデオ・トリガと B トリガは同時に使用できません。 H オシロスコープには、ビデオ信号のクランプ機能はあ
りません。ビデオ信号のクランプには、ビデオ・クラ ンプ・モジュール(部品番号:013-0278-00)をご使 用ください。
8
9
ビデ
オ・トリガ・メニュー
ポップアッ プ・メニュー
(放送方式)
525/NTSC, 625/PAL, SECAM
HDTV
カスタム レート
任意のライン番号にトリガする
任意のフィールドまたはラインでトリガするには、用ノを回して設定します。
用ノを回すと、525/NTSC では数フィールドの 1263数フィールドの 1 262 の順に設定できます。
625/PAL および SECAM では、1 625 範囲で設定で きます。
カスタム を選択した場合、1 3000 の範囲で設定できま す。
メイン・ メニュー
トリガ ライン番号
モードと ホールドオフ
フォーマット アナログ
変更される サイド・メニュー項目
ホールドオフ (フィールド) 11 ページを参照。
マットが表示されます。
13 ページを参照。
HDTV
信号フォー
ホールドオフ(フィールド)
1 または 3PAL/SECAM では 135 および 7)にト
リガします。
フィールド
= トリガ・ポイント
フィールド2フィールド3フィールド4フィールド
1
1 ...
ホールドオフ(フィールド)機能では、最のトリガがか かると、信号を取り込み、定したフィールド数が経過す るまでトリガの受付無効にします。ホールドオフ期間了した時で再度トリガ受付開始し、次のトリガで波 形を取り込みます。これにより、常に同じフィールドでト リガすることが可能になります。
ホールドオフ・フィールド
フィールド1フィールド2フィールド3フィールド4フィールド
= トリガ・ポイント
= 2.5
1 ...
= ビデオ・トリガ受付開始
10
11
HDTV フォーマット
トリガに必要なアナログ HDTV フォーマットを選択しま す。選択できるフォーマットを次の表に示します。
フォー マット
1080i/60
1080i/50
1080p/24
1080p/25
1080/24sF
720p/60
480p/60
解説
1125 ライン(1080 アクティブ・ライン)、 1920×1080 ピクセル、インタレース、60 fps
1125 ライン(1080 アクティブ・ライン)、 1920×1080 ピクセル、インタレース、50 fps
1125 ライン(1080 アクティブ・ライン)、 1920×1080 ピクセル、プログレッシブ、 24 fps
1125 ライン(1080 アクティブ・ライン)、 1920×1080 ピクセル、プログレッシブ、 25 fps
1125 ライン(1080 アクティブ・ライン)、 1920×1080 ピクセル、
プログレッシブ(セグメント・フレーム)、
24 fps
750 ライン(720 アクティブ・ライン)、 1280×720 ピクセル、プログレッシブ、60 fps
525 ライン(480 アクティブ・ライン)、 640×480 ピクセル、プログレッシブ、60 fps
カスタム
警備シスムの監視モニタ、コンピュータ・モニタ、医療 用モニタなどの非標準のビデオ信号を測する場合の水平 スキャン・レートを選択します。選択された範囲のシ ンク・パルスによりトリガします。
レート 1
15 - 20 kHz
レート 2
20 - 25 kHz
レート 3
25 - 35 kHz
レート 4
35 - 50 kHz
レート 5
50 - 65 kHz
65 kHz 以上のスキャン・レートの信号も表示できますが、期パルスを出できない場合があり、ライン番号等のデー タがしく表示されないことがあります。
注: カスタム を選択した場合、ライン番号は 1 3000 範囲で設定できます。
カスタム・ビデオでは、すべてのシンク・パルス の他に垂直ーフライン・パルスもカントしま すので、表示される信号のライン・カウントと一 しないことがあります。
12
13
表示メニュー
TDS3VID 型モジュールをインストールすると、表示メ ニューに次に示す新規項目が追加されます
表示メニュー
メイン
波形目盛 IRE
ベクトル スコープ
ピクチャ ピクチャ表示
サイド 解説
mV
オフ ベクトルスコープ表示をオフにし
Ch N Ch N (Pb Pr)
カラー・バー
オン オフ
IRE または mV波形目盛が表示さ れ、垂直軸スケールが 143 mV/ div に設定されます。
ます。
ベクトルスコープ表示をオンにし ます。コンポーネント信号と対応 する入力チャンネルが表示されま す。入力チャンネルは選択できま せん。
75%カラー・バーと 100%カラー・ バーを切り替えます。
Ch 1 に接続されたルミナンス信 号またはコンポジット・ビデオ信 号を、4:3 のモノクロ画像として 表示します。
表示メニュー
メイン 解 説サイド
ピクチャ
自動 コントラスト オン オフ
コントラスト ピクチャ表示のコントラストを
輝度 ピクチャ表示の輝度を 0 100
ライン番号 現在のビデオ・トリガのライン番
ピクチャ表示の自動コントラスト 機能をオン/オフします。オフを 選択すると、コントラストと輝度 がマニュアルで調整できます。
0 100 の範囲で設定します。
デフォルト値は 54です。
の範囲で設定します。デフォルト 値は 41です。
号を表示します。(NTSC では奇 数/ 偶数フィールドも表示しま す。)ここで表示されるライン番 号は、ピクチャ表示上で表示され る水平ライン・カーソルの位置に 対応しています。
ライン番号は、汎用ノブを回して 設定します。NTSC では、奇数 または偶数が選択できます。
14
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解説
IRE 波形目盛と mV 波形目盛
どちらの波形目盛にもマーカがいていますので、コンポー ネント信号が容に測定できます。また、IRE 波形目盛 において水平バー・カールで測定する場合も、IRE 測 定単位で測定できます。
波形目盛を IRE または mV 目盛から通常の波形目盛に変 更しても、ビデオ信号用の垂直軸スケール設定 (143 mV/div)はそのままります。通常の垂直軸スケー ルにすには、垂直軸スケール・ノブを回してください。
ピクチャ
ピクチャ・モードは、SECAM、カスタムおよび HDTV 信号では機能しません。また、ピクチャ・モードが機能し ているは、オシロスコープとしては機能しません。
オートセット ライン/フィールド を選択して Ch1 をオン にし、コンポジット信号にトリガします。次に、フロント・ パネルの 表示DISPLAY)ボタンを押します。
ピクチャ・モードでは、ピクチャ画の中に一本のるい 水平ライン・カールが表示されます。サイド・メニュー の Field/Line ライン を選択してから用ノを回すと 水平ライン・カールが動し、任意のラインを選択でき ます。
表示される
クチャは、ピクチャ・モードがオンになった 状態でのフィールド/ライン設定によって表示されます。 ピクチャが表示されている状態でフィールド/ライン設定 を変更しても、ピクチャ・モードを再度オンにするまでは 変更した設定は反映されません。フィールド/ライン設定 と表示されるフィールドの関を次の表に示します。
フィールド / ライン設定
偶数フィールド、 偶数ライン
奇数フィールド、 全フィールド、全ライン、 奇数ライン
表示に使用される フィールド
偶数
奇数
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波形取込メニュー
ビデオ・クイックメニュー:メイン・メニュー
TDS3VID 型モジュールをインストールすると、波形取込 メニューに次の項目が追加されます。
サイド
ビデオ信号 オートセット
解説
ビデオ信号によるオートセットを実行 し、mV 波形目盛と共に全ラインでトリ ガされたビデオ波形が表示されます。
ビデオ・クイックメニュー
フロント・パネルの クイックメニューQUICKMENU
ボタンを押し、次にメイン・メニューの メニュー 繰返 し押して ビデオ を選択すると、ビデオ・クイックメニュー が表示されます。
ビデオ・クイックメニュー:メイン・メニュー
項目
メニュー ビデオ ビデオ・クイックメニューが表
オートセット ライン
選択肢 解説
示されます。
フィールド
ビデオ信号が最適に表示される ように、全ラインまたは全 フィールドでトリガし、垂直 軸、水平軸およびビデオ・トリ ガを自動的に設定します。
項目 解説選択肢
波形取込
表示: 波形目盛
表示: ベクトル
表示: ピクチャオンオフ
高速 波形取込モードを高速トリガに
ノーマル 波形取込モードをノーマルに設
全目盛 ベクトルスコープ表示またはピ
IRE mV
75% 100%
設定します。波形レコード長は
500 ポイントになります。
定します。波形レコード長は
10K ポイントになります。
クチャ表示をオフにして、通常 の波形表示と波形目盛を表示し ます。
ベクトルスコープ表示またはピ クチャ表示をオフにして IRE ま たは mV 目盛を表示し、垂直軸 スケールを 143 mV/div に設定 します。
ベクトルスコープ表示をオンに し、75%カラー・バーまたは
100%カラー・バーを選択しま す。「波形目盛」または「ピク チャ」を選択すると、ベクトル スコープ表示はオフになります。
CH 1 に接続されたコンポジッ ト/ルミナンス信号のピクチャ表 示をオン/オフにします。
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ビデオ・クイックメニュー:サイド・メニュー
項目
フォーマット SDTV
放送方式
(SDTVのみ)
HDTV (HDTVのみ)
オールド オフ
選択肢 解説
オシロスコープのトリガを、
HDTV
525/NTSC 625/PAL SECAM
1080i 60 50 1080p 24 25 1080/24sF 720p/60 480p/60
時間 トリガのホールドオフ時間を設
フィールド フィールド単位でホールドオフ
SDTV(標準の TV 信号)また は HDTV アナログ・ビデオ信 号で切り替えます。
「フォーマット」で「SDTV」 を選択した場合に表示され、放 送方式を選択します。
「フォーマット」で「HDTV」 を選択した場合に表示され、放 送方式を選択します。
定します。ホールドオフ時間は、 汎用ノブを回して設定します。
を設定できます。設定は汎用ノ ブを回して行い、0~ 8.5 フィー ルド、0.5 フィールド単位で設 定できます。
ビデオ・クイックメニュー:サイド・メニュー
項目 解説選択肢
ソース
Field/Line
Ch1234 Ch 1 2
偶数 すべての偶数フィールドでトリ
奇数 すべての奇数フィールドでトリ
全フィールド 全ライン
O/E ライン n 任意のフィールド(525/NTSC
トリガ・ソースとして使用する チャンネルを選択します。オル タネート・ビデオ信号でトリガ する場合は、フロント・パネル の トリガTRIGGER)ボタン を押して表示されるトリガ・メ ニューで設定します。
ガします。
ガします。
すべてのフィールド / ラインで トリガします。
では O(偶数)、E(奇数))お よびライン番号(n)でトリガ します。汎用ノブを回して設定 します。
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表示:波形目盛
ピクチャ表示中またはベクトルスコープ表示中に波形目 盛を選択すると、自動的にピクチャ表示またはベクトル スコープ表示はオフになります。
表示:ベクトル
ベクトルを選択すると、ベクトルスコープ表示がオン になります。けてベクトルを選択すると、75%カ ラー・バーと 100%カラー・バーで切り替わります。
ベクトルスコープ表示はオシロスコープの XY 表示モード で実行されますので、波形演算、カール、ズームおよび オートセットは機能しなくなります。
ピクチャ
SECAM「カスタムまたはHDTV」信号にトリガ している場合、ピクチャ・モードは機能しません。
ライン/フィールド(オートセット)と 全ライン/全フィールド(トリガ・メニュー)の 違いについて
クイックメニューのライン/フィールド(オートセット) とトリガ・メニューの全ライン/全フィールドでは、機能 が異なります。
クイックメニューのライン/フィールド(オートセット) では、ビデオ・トリガの種類の他にいくつかの機器の設定 も変更します。
トリガ・メニューの全ライン/全フィールドでは、ビデオ・ トリガの種類のみが変更されます。
オートセットにおける設定
クイックメニューのオートセット(ビデオ)を実行すると、 オシロスコープは次のように設定されます。
設定
トリガ オートセット(ライン):
垂直軸スケール
垂直軸ポジション
水平軸スケール オートセット(ライン):10.0 µs/div
トリガ・ポジション
波形取込モード オートセット(ライン):
遅延取込モード オフ
帯域制限 全帯域
設定値
ビデオ、全ライン
オートセット(フィールド):
ビデオ、全フィールド
143 mV/div
- 2 div
オートセット(フィールド):
2.00 ms/div
10 %
高速トリガ(500 ポイント)
オートセット(フィールド):
ノーマル(10K ポイント)
22
23
操作
ビデオ・モジュールを使った、ビデオ信号の表示操作例を 説明します。
操作例 1:ピクチャ表示
1.
サイド・メニューの フィールド/ライン を押して O/E ライン nn は番号) を選択します。
2.
フロント・パネルの用ノを回すと水平バー・カールが動し、サイド・メニューのライン番号が変化 します。ここで、測するラインを選択します。
3.
メイン・メニューのピクチャ を押して オフ にすると、 選択されたフィールド、ラインによるビデオ信号が表
示されます。
操作例 2:ベクトルスコープ・モード
操作1 で表示させた波形の、75%カラー・バーによるベ クトルスコープ表示を行います。
1.
メイン・メニューの 表示 ベクトル を押すと、ベクト ルスコープが表示されます。
24
25
2.
メイン・メニューの 表示 ベクトル を繰り返し押すと、 75%カラー・バーと 100%カラー・バーで切り替わりま す。
3.
ベクトルスコープからコンポーネント信号表示に戻る 場合は、オートセット を押し、ピクチャ・モニタに る場合は ピクチャ を押します。
操作例 3:ビデオ・オートセット
この例では、マスター・コントロールから放送信号が正し く送られているかを確認する手順を説明します。このよう な場合、異なったいくつかのポイントで素早く波形を観測 する必要があります。手順を以下に示します。
1.
適切なアダプタおよび 75 Ωターミネーションを使用し て、ビデオ信号をオシロスコープに接続します。
2.
フロント・パネルの 波形取込ACQUIREMENU ボ タンを押します。
3.
メイン・メニューの オートセット を選択します。
4.
サイド・メニューで ビデオ信号オートセット を選択し ます。ビデオ信号がしく送られていると、すべての ラインでトリガされたビデオ波形が表示されます。
5.
測定ポイントを替え、それれのポイントでビデオ信 号がしく送られているか確認します。この場合、オ シロスコープの設定を変更する必要はありません。
操作例 4:任意のラインでトリガ
この例では、CCD ビデオ・カメラのある画素が不良になっ ていることを定し、不良素のフィールド、ラインを特 定します。 手順を以下に示します。
1.
適切なアダプタおよび 75 Ωターミネーションを使用し て、ビデオ・カメラの出をオシロスコープに接続し
ます。
2.
カメラのレンズをレンズ・カバーでい、レンズにらないようにします。
3.
フロント・パネルの クイックメニューQUICKMENU)ボタンを押します。
4.
ビデオ・クイックメニューが表示されていない場合は、 メイン・メニューの メニュー し押して ビデオ を選択します。
5.
メイン・メニューの SUBMENU し押して
SDTV/HDTV を選択します。
6.
サイド・メニューの フォーマット をくりし押して SDTV を選択します。
7.
メイン・メニューの オートセット を押して ライン を 選択します。
8.
メイン・メニューの 波形取込 を押して ノーマル を選 択します。ノーマルを選択すると、波形の表示解像度
上します。
26
27
9.
サイド・メニューの Field/Line を押し、525/NTSC 場合はO ライン n(数)または E ライン n(数) を、625/PAL および SECAM の場合は ライン n を選 択します。
10.
用ノを回すと、個々のビデオ・ラインの波形が表 示されます。ピクセルに異常のある波形のライン番号 をメモしておきます。ズーム機能を使うと各ライン波 形を詳細測できますので、一つのラインにまれ
不良ピクセル数も把握できます。
操作例 5:カスタム・ビデオ
1.
適切なアダプタおよび 75 Ωターミネーションを使用し て、コンポジット・ビデオ信号をオシロスコープの
Ch 1 接続します。
2.
フロント・パネルの トリガTRIGGERMENU ボタ ンを押します。
3.
メイン・メニューの トリガ種類 繰返し押して ビデ オ を選択します。
4.
メイン・メニューの 放送方式 繰返し押して カスタ ム を選択します。
5.
メイン・メニューの ソース を押し、A トリガ・ース
サイド・メニューを表示させます。
6.
サイド・メニューの Ch 1 を選択します。
7.
メイン・メニューの トリガ を選択し、トリガ条件をサ イド・メニューから選択します。
8.
メイン・メニューの レート を選択し、スキャン・レー ト サイド・メニューを表示させます。
9.
サイド・メニューの レート 435 - 50 kHzを選択 すると、ビデオ波形が表示されます。
注: 65 kHz 以上のスキャン・レートの信号も表 示できますが、65 kHz 上のスキャン・レート では、同パルスを出できない場合があります ので、ライン番号のデータがしく表示されな いことがあります。
28
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操作例 6:フィールド単位でのホールドオフ設定
この例では、601 デジタル・ビデオ信号から 525/NTSC コンポジット・ビデオ信号を測することを定します。 フィールド 1 のカラー・バースト信号のみを測するこ とをえます。手順を次に示します。
1.
フロント・パネルの クイックメニューQUICKMENU)ボタンを押します。
2.
ビデオ・クイックメニューが表示されていない場合は、 メイン・メニューの メニュー し押して ビデオ を選択します。
3.
メイン・メニューの SUBMENU し押して
ITU-R 601 を選択します。
4.
サイド・メニューの 入力 を押して 525 を選択します。
5.
メイン・メニューの オートセット を押して ライン を 選択します。
6.
水平軸スケールを 1.00 µs/div に設定します。
7.
水平軸ポジションHORIZONTAL POSITION)ノ を回して、カラー・バースト信号がスクリーンの中 にくるよう調整します。
8.
サイド・メニューの Field/Line 繰返し押して、 O ライン n を選択します。
9.
用ノブを回して最のカラー・バースト信号を表示 します。NTSC 信号では ライン 10 になります。
10.
サイド・メニューの ホールドオフ を押して フィール ド を選択します。
11.
用ノを回し、ホールドオフのフィールドを 2.5 に 設定します。
12.
どちらのフィールドが表示されているか確認します。 ズーム表示すると、カラー・バースト信号が詳細 測できます。
フィールド1または
同期パルス
13.
フィールド 2 の信号にトリガしている場合は、フロン ト・パネルの SINGLE SEQ ボタンを繰返し押してフィー ルド 1 の信号を表示させます。次に、フロント・パネ ルの RUN/STOP ボタンを押すと、フィールド 1 のカ ラー・バースト信号が連続して表示されます。
フィールド2または
4
3
30
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保証規定
保証期間 (納入後 1 年間) 内に、通常の取り扱いによって生じた故 障は無料で修理いたします。
.
1
取扱説明書、本体ラベルなどの注意書きに従った正常な使用 状況で保証期間内に故障した場合には、販売店または当社に
修理をご依頼下されば無料で修理いたします。なお、この保 証の対象は製品本体に限られます。
.
転居、譲り受け、ご贈答品などの場合で表記の販売店に修理
2
をご依頼できない場合には、当社にお問い合せください。
.
保証期間内でも次の事項は有料となります。
3
H 使用上の誤り、他の機器から受けた障害、当社および当
社指定の技術員以外による修理、改造などから生じた故 障および損傷の修理
H 当社指定外の電源(電圧・周波数)使用または外部電源の
異常による故障および損傷の修理
H 移動時の落下などによる故障および損傷の修理
H 火災、地震、風水害、その他の天変地異、公害、塩害、
異常電圧などによる故障および損傷の修理
H 消耗品、付属品などの消耗による交換
H 出張修理(ただし故障した製品の配送料金は、当社負担)
.
本製品の故障またはその使用によって生じた直接または間接
4
の損害について、当社はその責任を負いません。
.
この規定は、日本国内においてのみ有効です。
5
(This warranty is valid only in Japan.)
お問い合わせ
製品についてのご相談・ご質問につきましては、下記まで お問い合わせください。
お客様コールセンター
TEL 03-3448-3010 FAX 0120-046-011
東京都品川区北品川 5-9-31 1410001
電話受付時間/9:0012:0013:0019:00
月曜~金曜 (休祝日を除く)
E-Mail: ccc.jp@tektronix.com
URL: http://www.tektronix.co.jp
修理・校正につきましては、お買い求めの販売店または下 記サービス受付センターまでお問い合わせください。
(ご連絡の際に、型名、故障状況等を簡単にお知らせください)
サービス受付センター
TEL 0120-741-046 FAX 0550-89-8268
静岡県御殿場市神場 143-1 4120047
電話受付時間/9:0012:00 13:0019:00
月曜~金曜 (休祝日を除く)
H この保証規定は本書に明示された条件により無料修理をお約
束するもので、これによりお 客様の法 律上の権利を制限する ものではありません。
H ソフトウェアは、本保証の対象外です。
H 保証期間経過後の修理は有料となります。詳しくは、販売店
または当社までお問い合せください。
Original English Manual TDS3VID Extended Video Application Module User 071-0328-01
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