ユーザ・マニュアル
TDS3TMT
テレコム・モジュール
071-0657-02
*P071065702*
071065702
型
Copyright E Tektronix, Inc. All rights reserved.
当社の製品は、米国その他各国における登録特許および出
願中特許の対象となっています。本書の内容は、すでに発
行されている他の資料の内容に代わるものです。また製品
の仕様は、予告なく変更されていただく場合がありますの
で、予めご了承ください。
Tektronix, Inc., P.O. Box 500, Beaverton, OR 97077
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WARRANTY SUMMARY
Tektronix warrants that the products that it manufactures and
sells will be free from defects in materials and workmanship
for a period of one (1) year from the date of shipment from an
authorized Tektronix distributor. If a product proves defective
within the respective period, Tektronix will provide repair or
replacement as described in the complete warranty statement.
To arrange for service or obtain a copy of the complete
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EXCEPT AS PROVIDED IN THIS SUMMARY OR THE
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MAKES NO WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR
IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION THE
IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND
FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. IN NO EVENT
SHALL TEKTRONIX BE LIABLE FOR INDIRECT,
SPECIAL OR CONSEQUENTIAL DAMAGES.
目次
安全にご使用いただくために 2 ...............
静電気に対する注意事項 2 ...................
クイックメニューの操作方法 4 ...............
ユーティリティ・メニューの操作方法 5 .......
マスク・テストについて 6 ...................
メニューの詳細 7 ...........................
1
安全にご使用いただくために
本製品のサービスは、専門のサービス員のみが行え
ます。詳しくは、当社 お客様コールセンターまで
お問い合わせください。
本製品をご使用になる場合、他のシステムの製品を
操作することがあります。このような場合、他のシ
ステムの製品の、安全に関する注意事項もお読みく
ださい。
静電気に対する注意事項
モジュールの
ついて
作業台の上などでモジュールを引きずることのない
ようにご注意ください。モジュールの金属部分には
手を触れないでください。また、モジュールの取り
扱いは手早く行ってください。
モジュールの保管について
モジュールの保管、輸送には、静電気防止袋または
コンテナを使用してください。
注意: 静電気によってオシロスコープおよびモ
ジュール回路が損傷するおそれがあります。次の
注意事項をよくお読みになり、モジュールのイン
ストール、取り外しおよび取り扱いには十分にご
注意ください。
リスト・ストラップの使用
モジュールを取り扱う場合、帯電防止用のリスト・
ストラップを着け、体に蓄積される静電気を放電し
てください。
作業環境に対する注意
モジュールのインストール、取り外しを行う場合、
帯電しやすい機器を周囲に置かないでください。ま
た、静電気を発生しやすい床、作業台での作業は避
けてください。
2
マニュアルの収納について
このマニュアルは、オシロスコープのフロント・カバーの
内側に収納できます。
3
クイックメニューの
方法
ユーティリティ・メニューの
方法
1.
フロント・パネルの クイックメニュー ( QUICK
MENU)ボタンを押します。
2.
スクリーン左下の メニュー ボタンを繰返し押して
テレコム を表示させます(下図参照)。
3.
スクリーン下および右にあるボタンを押し、標準マス
ク、マスク制御および合否テスト等を設定します。
1.
フロント・パネルの ユーティリティ (UTILITY )ボタ
ンを押します。
2.
メイン・メニュー(スクリーン下に表示されるメ
ニュー)で システム を繰り返し押して アプリ を選択
します。
3.
メイン・メニューで モジュール を繰り返し押して
テレコム を選択します。
4.
同様に、メイン・メニュー、サイド・メニューを使用
して、マスクの選択、マスク制御および合否テストを
設定します。
4
5
マスク・テストについて
メニューの
H TDS3TMT 型 では、オシロスコープの入力チャンネル
に接続したすべての信号についてマスク・テストが実
行できます。
H マスク・テスト・モードにおいて、フロント・パネル
の オートセット (AUTOSET )ボタンを押すと、選択
されたマスクに波形が収まるよう、オシロスコープの
水平軸、垂直軸およびトリガが自動的に設定されます。
H マスク・テストは、ライブ・チャンネルのみで実行さ
れます。マスク・テスト実行時は、リファレンス波
形、演算波形は消去してください。
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
メイン
ニュー
マスク
種類
(ITU-T)
サイド・メニュー 解説
なし(オフ)
DS-0 Single 64 kb/s
DS-0 Double 64 kb/s
DS-0 Data Contra-
directional 64 kb/s
DS-0 Timing 64 kb/s
Old ”DS1” Rate
1.544 Mb/s
G.703 DS1
1.544 Mb/s
E1 Symetric Pair
2.048 Mb/s
E1 Coaxial Pair
2.048 Mb/s
Clk Interface Symetric
Pair 2.048 Mb/s
Clk Interface Coaxial
Pair 2.048 Mb/s
”DS2” Rate Symetric
Pair 6.312 Mb/s
”DS2” Rate Coaxial
Pair 6.312 Mb/s
E2 8.448 Mb/s
32.064 Mb/s
E3 34.368 Mb/s
Old ”DS3” Rate
44.736 Mb/s
G.703 DS3
44.736 Mb/s
ITU-T 規格のマスクが選択
できます。それぞれのマス
クには、オシロスコープの
水平軸、垂直軸およびトリ
ガの設定が含まれており、
それぞれの規格に適した波
形として表示できます。
マスクを選択した後、フロ
ント・パネルの オートセッ
ト (
AUTOSET
を押すと、マスクに合うよ
うに表示されます。
オシロスコープのトリガは、
エッジ・トリガ(
T G.703
)ボタン
ITU-
)に設定されます。
6
7
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
メイン
ニュー
マスク
種類
(T1.102)
マスク
種類
(カス
タム)
現在の
マスク
解説 サイド・メニュー
なし(オフ)
DS1 1.544 Mb/s
DS1A 2.048 Mb/s
DS1C 3.152 Mb/s
DS2 6.312 Mb/s
DS3 44.736 Mb/s
STS-1 Pulse 51.84 Mb/s
なし(オフ) マスク・テストをオフにし
ユーザ定義の
マスク
「標準マスク」を
ユーザ定義マスク
にコピー
ユーザ・マスクの
保存・呼出
ANSI T1.102
クが選択できます。それぞ
れのマスクには、オシロス
コープの水平軸、垂直軸お
よびトリガの設定が含まれ
ており、それぞれの規格に
適した波形として表示でき
ます。
ます。
ユーザ定義のマスクを使用
します。
標準の
T1.102
義のマスクとして保存しま
す。保存するマスクは、汎
用ノブで選択します。
ユーザ定義マスクを保存ま
たは呼び出します。
選択されているマスク名が
表示されます。
規格のマス
ITU-T
または
マスクをユーザ定
メイン
ニュー
マスク
制御
解説 サイド・メニュー
マスク違反の
ハイライト表示
オン オフ
マスク違反で
取込停止
オン オフ
マスクと波形の
ロック
オン オフ
オートフィット範囲スパイラル・アルゴリズム
垂直方向の
マージン
(カスタム・マス
クにのみ有効)
オンに設定すると、マスク
違反した波形部分が、マス
ク内で明るく表示されて残
ります。
オンに設定すると、最初の
マスク違反において波形の
取り込みを停止します。こ
の機能は、合否テストより
も高い優先順位になってい
ます。
オンに設定すると、水平軸、
垂直軸のスケール、ポジショ
ンが変化した場合に、マス
クも移動および再表示を行
い波形と連動します。ズー
ム表示した場合に、マスク
違反が詳細に観測できます。
により波形を移動し、マス
クと波形をフィットさせま
す。
ユーザ・マスクの垂直方向
のマージンを、マスク波形
における振幅のパーセント
として設定します。
8
9
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
メイン
ニュー
合否
テスト
解説 サイド・メニュー
合否テスト
オン オフ
テスト経過: 取込波形数に対するマスク
オンにすると、テスト経過
をリセットして合否テスト
を再開します。
違反回数を表示します。ま
た、マスク・テストの繰返
しをオンに設定している場
合は、テスト回数に対する
NG
回数を表示します。
マスク違反回数が設定され
NG
とするマスク違反
た「
回数」を越えると、テスト
経過: の表示が 正常
から異常
ます。
続行 に変わり
/
/
続行
メイン
ニュー
合否
テスト
(続き)
解説 サイド・メニュー
テスト終了後の
繰返し
オン オフ します。テスト経過:の欄
波形の取込回数 一回の合否テストで取り込
オンにすると、現状の設定
で合否テストを繰返し実行
には、テストの繰返し回数
と異常回数が表示されます。
む波形数を設定します。波
形数は汎用ノブで設定し、
10,000
回以上は ∞(無限
値)に設定されます。
アベレージがオンになって
いる場合の取込回数は、(波
形の取込回数)×(アベレー
ジ回数)になります。
10
11
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
メイン
ニュー
合否
テスト
(続き)
解説 サイド・メニュー
とする
NG
マスク違反回数
テスト開始前の
遅延時間
極性 すべてのライブ・チャンネ
テスト終了時の
ブザー音
オン オフ
時の
NG
ブザー音
オン オフ
合否テストが「不合格」と
なるマスク違反回数を設定
します。違反回数は汎用ノ
ブで設定します。
合否テストをオンしてから、
実際にテストが開始するま
での遅延(待機)時間を設
定します。時間は汎用ノブ
で設定します。
ルの極性を設定します。「両
極性」を選択すると、取込
波形数の半分を通常の極性
(反転しない状態)でテス
トし、残りの半分を反転し
た極性でテストします。
オンにすると、合否テスト
の終了時にブザーが鳴りま
す。
オンにすると、「テスト経
過:」の表示が「正常
行 」から「異常
変わったときにブザーが鳴
ります。
続行 」に
/
/
メイン
ニュー
合否
テスト
(続き)
テスト結果ヒット数の表示
続
時の
NG
ハードコピー
オン オフ
時の波形を
NG
に保存
FD
オン オフ
オン オフ
解説 サイド・メニュー
オンにすると、「テスト経
過:」の表示が「正常
行 」から「異常
変わったときのスクリーン・
イメージを、ハードコピー
に出力します。
オンにすると、「テスト経
過:」の表示が「正常
行 」から「異常
変わったときの波形データ
を、フロッピーに保存しま
す。
オンに設定すると、チャン
ネルごと、またはマスク・
セグメントごとのマスク・
ヒット(違反)数を表示し
ます。ヒット数の表示をオ
ンすると合否テストのスピー
ドが遅くなりますので、テ
スト・スピードが重要な場
合は、表示をオフにしてく
ださい。
続行 」に
/
続行」に
/
/
/
続
続
12
13
ユーティリティ・メニュー
システム:アプリ
モジュール:テレコム
メイン
ニュー
テスト
結果
違反回数
取込波形数
...
セグメント:
...
セグメント:
/
解説 サイド・メニュー
取込波形数に対するマスク
違反回数を表示します。ま
た、マスク・テストの繰返
しをオンに設定している場
合は、テスト回数に対する
NG 回数を表示します。
各セグメントごとのヒット
1
(違反)数が表示されます。
8
マスク・テストと合否テストについて
マスク・テストでは、マスク違反した波形を検出してその
波形部分をハイライト表示します。合否テストでは、マス
ク・テストの条件(取込波形数、NG とする違反波形数、
テストの繰返し等)を設定し、違反時のアクション等を設
定します。
マスク・テストの中止方法
マスク・テストを中止して、マスクを消去するには、 マス
ク種類 または 現在のマスク において なし(オフ) を選
択します。
標準マスクとパルス振幅
標準マスクでパルス振幅が指定されている場合、許容され
ている最大振幅でマスクは表示されます。
標準マスクでパルス振幅が指定されていない場合、マスク
は振幅 1V として表示されます。
マスク違反時のハイライト表示
マスクと入力信号を比較する場合は、ハイライト表示をオ
ンに設定する必要があります。ハイライト表示がオフの状
態では、マスク違反が検出されず、ヒット数の表示も行わ
れません。「合否テスト」、「ヒット数の表示」または「マ
スク違反で取込停止」の設定をオンにすると、ハイライト
表示は自動的にオンに設定されます。
合否テスト:アベレージ
アベレージがオンになっている場合、アベレージ処理され
た波形がマスクと比較されます。したがって取込波形数は、
(アベレージ回数)×(設定された波形の取込回数)にな
ります。例えば、波形の取込回数が 500 、アベレージ回数
が 8 に設定されている場合、合否テストで取り込まれる
波形の総数は 500 × 8 = 4,000 波形となります。
14
15
フロッピー・ディスクへの波形保存
保存される波形には、TEKnnnnn.fff(nnnnn は 00000 で
始まる連番、fff はファイル・フォーマット)の名前が付き
ます。波形の保存には、保存 / 呼出 (SAVE/RECALL )ボ
タン → 波形の保存 (メイン)の順にボタンを押します。
内部形式 のファイル・フォーマット(.isf )を使用し、複
数のチャンネルでテストする場合、ファイルの最初 の部分
にチャンネルに関 するデ ータが書き込まれています。.isf
フォーマットの詳細 については、TDS3000 Series
Programmer Manual を参照してください。
信号のターミネーション
通信信号をテストする場合は、信号のター ミネーションが
適切に行われているか 確認してください。当社の
AMT75 型および AFTDS アダ プタを使用すると、 通信信
号が正 しくターミ ネーションできます。
合否テスト:極性
すべてのライブ・チャンネルの 極性を設定します。「 両極
性」を選択すると、取込波形数の 半分を通常の極性(反 転
しない状態)でテストし、残 りの半 分を反転した極性 でテ
ストします。
マスク違反で取込停止
マスク制御メニューで「マスク違反で取込停止」をオンに
すると、マスク違反が検出された場合、合否テストの設定
に関係なく波形取り込みは停止します。
合否テストの連続実行
合否テストを連続して行うには、合否テスト・メニューに
おいて「波形の取込回数」を ∞ に設定します。
トリガについて
標準のマスクを選択すると、選択されたマスクに対応した
トリガが自動的に設定されます。ユーザ定義したマスクな
どで別のトリガに設定する場合は、マスクを選択した後に
フロント・パネルの トリガ (TRIGGER )MENU ボタン
を押し、トリガ種類 で テレコム を選択した後、標準マス
ク で希望のマスクを選択します。
違反発生頻度の少ない合否テストについて
希にしか発生しない違反波形を自動的にテストし、その波
形を保存する手順の一例を次に示します。
1.
「合否テスト(1/3 )」の設定において、「テスト終了後
の繰返し」をオンにする。
2.
「合否テスト(2/3 )」の設定において、「波形の取込回
数」を 1 に設定する。
3.
「合否テスト(3/3 )」の設定において、「NG 時の波形
を FD に保存」をオンにする。
4.
必要に応じて次の手順を実行し、フロッピーに保存する
波形ファイルを圧縮する。
ユーティリティ(UTILITY )MENU ボタン →
ハードコピー(システム・ポップアップ・メニュー)→
オプション(メイン)→
ファイル圧縮(サイド) を オン
ただし、ファイル・フォーマットを .ISF に設定した場
合は、ファイル圧縮は機能しません。
16
17
スクリーン上のマスク位置
マスクはスクリーン上 の右側に配置 され、左側の余白 にシ
リアル・トリガが取り込めるようになっています。
マスク制御メニューで「マスクと波形のロック」をオンに
設定した場合、マスクをスクリーン左側に大きく移 動させ
ると、シリアル・トリガがかから なくなります。波形取り
込みが終了してから 「マスクと波形のロック」をオンにす
ると、マスク違反を詳細 に観測 できます。
次の手順で各ボタンを押してレコード長をノーマル(10K
ポイント)に設定すると、「マスクと波形のロック」をオン
にした場合により多 くの波形ポイントが取り込めます。
波形取込(ACQUIRE )ボタン → 水平分解能(メイン)→
ノーマル(サイド)
ただし、「マスクと波形のロック」とノ ーマル(10K ポイン
ト)の組 み合わせは、水平軸スケールが 100ns/div または
それよりも高速 な場合にのみ有効 になります。
オートフィットについて
H オートフィットを使用すると、螺旋 状に波形を移 動
し、各波形ポジションにおいてマスク違反がないか
チェ ックします。実際 の波形のポジション数は、オー
トフィ ット範囲 の値を次の式 に代入すると、計算 でき
ます。
ポジション数 = ( 2 ×オートフィ ット範囲 +1 )×
( 2 ×オートフィ ット範囲 +1 )
次の例では、オートフィ ット範囲 を 2 に 設定したとき
の波形の移 動パターンを示します。数字 は、S を移 動
開 始ポイントとしたときの波形の移動順序を示しま
す。オートフィ ット範囲 を 2 に 設定すると、波形は
25 ポジション移 動する こ とになります。
910111213
2 41231 4
23 8 s 41 5
2 27651 6
21 20 19 18 17
H 波形がマスクから大きく離れている場合は、フロン
ト・パネルの オートセット (AUTOSET )ボタンを押
すこ とで、マスクに適 した表示になるよう、波形の垂
直 軸、水平軸およびトリガが最適に設定されます。
H オートフィットの使用は、テストしようとする波形が
マスク内にほ とんど収 まっている状態が最も適 してい
ます。
18
19
H オートフィットでは、波形
垂直 軸、水平軸およびトリガは変更 されません。
波形がスクリーンいっぱいに表示さている場合、オー
トフィ ットにより波形が左(右)に移 動した場合、ス
クリーンの右(左)端 に表示されていた波形部分が消
えるこ とがあります。この場合、スクリーンの端に表
示される波形部分はマスクからは大きく離れています
ので問題 はありません。
H 波形がマスクから大きく離れている場合は、フロン
ト・パネルの オートセット (AUTOSET )ボタンを押
すこ とで、マスクに適 した表示になるよう、波形の垂
直 軸、水平軸およびトリガが最適に設定されます。
H 多くのポイントでマスク違反が発生し、それに伴って
オートフィ ット処理が連続的に行われるような場合
は、オシロスコープの処理速度が著しく低下 します。
こ のような場合は、オートセ ット(AUTOSET )を使
用してマスクに適 した波形表示にしてください。
移 動するのみで、波形の
合否テストの設定例
合否テストの設定例を次に示します。
1.
次の手順で操作 し、オシロスコープを工 場出荷時の設
定に戻 します。
保存 / 呼出(SAVE/RECALL )ボタン →
工場出荷時設定呼出(メイン)
2.
次の手順で操作 し、波形目盛 を「フレーム」に設定し
ます。
表示(DISPLAY )ボタン → 波形目盛(メイン) →
フレーム(サイド)
3.
標準マスクを選択します。
4.
テストに関係 ない波形を消去します。
5.
テストする信号を入力します。
6.
フロント・パネルの オートセット (AUTOSET )ボタ
ンを押します。
7.
マスク・メニューの マスク制御において、 オートフィッ
ト範囲 を小 さな値 (例えば 4 )に設定します。
8.
合否テスト において、極性 を 両極性 に設定します。
9.
合否テスト において、波形の取込回数 を 100 に設定
します。
10.
合否テスト において オン を選択し、テストを 開 始し
ます。
11.
テスト経過: の欄にテストの経過 が表示されますので、
必要に応じてブザーを鳴ら す、ハードコピーをとる等
の設定を行います。
12.
次の信号を接 続します。
13.
手順 10. から 繰返します。
20
21
保証規定
保証期間 (納入後 1 年間) 内に、通常の取り扱いによって生じた故
障は無料で修理いたします。
.
1
取扱説明書、本体ラベルなどの注意書きに従った正常な使用
状況で保証期間内に故障した場合には、販売店または当社に
修理をご依頼下されば無料で修理いたします。なお、この保
証の対象は製品本体に限られます。
.
転居、譲り受け、ご贈答品などの場合で表記の販売店に修理
2
をご依頼できない場合には、当社にお問い合せください。
.
保証期間内でも次の事項は有料となります。
3
H 使用上の誤り、他の機器から受けた障害、当社および当
社指定の技術員以外による修理、改造などから生じた故
障および損傷の修理
H 当社指定外の電源(電圧・周波数)使用または外部電源の
異常による故障および損傷の修理
H 移動時の落下などによる故障および損傷の修理
H 火災、地震、風水害、その他の天変地異、公害、塩害、
異常電圧などによる故障および損傷の修理
H 消耗品、付属品などの消耗による交換
H 出張修理(ただし故障した製品の配送料金は、当社負担)
.
本製品の故障またはその使用によって生じた直接または間接
4
の損害について、当社はその責任を負いません。
.
この規定は、日本国内においてのみ有効です。
5
(This warranty is valid only in Japan.)
お問い合わせ
製品についてのご相談・ご質問につきましては、下記まで
お問い合わせください。
お客様コールセンター
TEL 03-3448-3010 FAX 0120-046-011
東京都品川区北品川 5-9-31 〒141 ー0001
電話受付時間/9:00 ~12:00 ・13:00 ~19:00
月曜~金曜 (休祝日を除く)
E-Mail: ccc.jp@tektronix.com
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修理・校正につきましては、お買い求めの販売店または下
記サービス受付センターまでお問い合わせください。
(ご連絡の際に、型名、故障状況等を簡単にお知らせください)
サービス受付センター
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静岡県御殿場市神場 143-1 〒412 ー0047
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月曜~金曜 (休祝日を除く)
H この保証規定は本書に明示された条件により無料修理をお約
束するもので、これによりお 客様の法 律上の権利を制限する
ものではありません。
H ソフトウェアは、本保証の対象外です。
H 保証期間経過後の修理は有料となります。詳しくは、販売店
または当社までお問い合せください。
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