DMM7510 型
クイック・スタート・ガイド
安全対策
この製品および関連機器を使用するときには、以下の安全使用上の注意に従わなければな
りません。一部の機器およびアクセサリは、通常危険性のない電圧で使用されますが、危
険な状態が発生しうる状況があります。
本製品は、負傷の危険を避けるために必要な安全に関する注意事項を理解し、感電の危険
を理解したユーザが使用することを意図しています。本製品を使用する前に、すべての設
置、使用、およびメンテナンスに関する情報を注意深く読み、それらを順守するようにし
てください。詳細な製品仕様については、ユーザ・マニュアルを参照してください。
この製品を指定以外の方法で使用した場合には、製品の保証による保護が制限される場合
があります。
製品ユーザには、以下のタイプがあります。
責任組織 :機器の使用およびメンテナンスに責任を負う個人またはグループで、機器がそ
の仕様および使用制限の範囲内で使用されるようにするとともに、オペレータを適切に訓
練する責任を負います。
オペレータ :製品をその意図する目的に使用します。電気についての安全手順および機器
の適切な使用法について訓練を受ける必要があります。オペレータは感電および通電して
いる危険な回路との接触から保護される必要があります。
メンテナンス担当者 :製品が適切に動作するように、ライン電圧の設定や消耗部品の交換
など、定期的な手順を実行します。メンテナンス手順については、ユーザ・マニュアルに
記載されています。オペレータが実行できる手順は、その旨が明記されています。明記さ
れていない場合は、それらの手順は保守担当者のみが行います。
保守担当者 :通電している回路に対する作業について訓練を受け、安全な設置および製品
の修理を行います。適切な訓練を受けた整備担当者のみが設置および整備手順を実行でき
ます。
ケースレー製品は、過渡過電圧が小さい、計測、制御、データ入出力接続などの電気信号
向けに設計されていますので、コンセントや過渡過電圧が大きな電源装置に直接接続する
ことはしないでください。測定カテゴリ II (IEC 60664 に準拠)接続では、当該地域の AC
コンセントに接続した場合にしばしば生じる大きな過渡過電圧からの保護が要求されてい
ます。ケースレーの測定機器/装置の中には、コンセントに接続可能なものもあります。
このような機器や装置には、カテゴリ II またはそれ以上を示す記号が付いています。
仕様書や運用マニュアル、機器/装置のラベルでコンセントへの接続が明示的に許されて
いる場合を除き、どの機器/装置もコンセントに直接に接続しないでください。
感電の危険があるときには、十分に注意して作業を行ってください。ケーブル コネクタ
ジャックまたは試験具には、生命に危険が及ぶような電圧が生じている場合があります。
米国規格協会(ANSI)は、30VRMS 、ピーク電圧 42.4V 、または 60VDC の電圧があると
きには感電の危険があると明記しています。不明な回路について測定するときには、危険
な高電圧があることを想定しておくと安全性が高まります。
この製品のオペレータに対しては、常に感電に対する保護を行う必要があります。責任者
は、ユーザがすべての接続点から保護されているか、または絶縁されていることを保証す
る必要があります。ときには、接続点の露出が避けられず、ユーザが接触する危険が避け
られない場合があります。このような場合は、製品のユーザが自らを感電の危険から守れ
るように、教育する必要があります。回路が 1,000V 以上で動作可能な場合は、回路の導
体部を露出してはいけません。
制限されていない電源回路にスイッチング・カードを直接接続してはなりません。切換カー
ドは、インピーダンスが制限されている電源での使用を意図したものです。切換カードは
AC 主電源には絶対に直接接続しないでください。電源を切換カードに接続しているとき
には、保護デバイスを設置してカードへの故障電流および電圧を制限します。
機器を操作する前に、ライン コードが適切に接地された電源コンセントに接続されている
ことを確認します。使用前に、接続ケーブル、リード線およびジャンパの摩耗、亀裂また
は破損について検査してください。
ラックに取り付ける場合など、主電源コードへのアクセスが限られている場所に機器を設
置するときには、別の主入力電源切断デバイスを機器の近くのオペレータの手が簡単に届
く場所に用意する必要があります。
最大限の安全性を確保するために、試験中の回路に電源が入っているときには製品、
試験ケーブル、またはその他の機器に触れないでください。ケーブルまたはジャンパ
の接続/取り外しやスイッチング・カードの取り付け/取り外しを行う前、あるいは
ジャンパの取り付けや取り外しなど内部で何らかの変更を行う前には、必ず試験シス
テム全体から電源を切断し、すべてのキャパシタを放電してください。
試験中の回路の共通側または電源回路の接地線への電流の経路となる物体に触れないでくだ
さい。測定する電圧に耐えられる乾燥した絶縁された足場の上で、必ず乾燥した手で測定を
行ってください。
安全上、機器/装置およびアクセサリは、操作説明書に準じて使用してください。操作説明
書に指定されていない方法で機器/装置およびアクセサリを使用すると、機器/装置の保証
による保護が制限される場合があります。
機器およびアクセサリの最大信号レベルを超えないようにしてください。最大信号レベルは、
仕様または使用情報に記載されているほか、機器/テスト・フィクスチャのパネルや切換カー
ドにも表記されています。
製品にヒューズが使用されているときは、火災の危険を防止するために同じタイプおよび定
格のものと交換してください。
シャーシ接続は測定回路のシールド接続だけで使用可能であり、保護のためのアース(安全
接地)の接続として使用することはできません。
テスト・フィクスチャを使用している場合には、試験中のデバイスに電源が投入されている
間はフタを閉じたままにしておきます。安全に運用するためには、フタのインターロックを
使用する必要があります。
ネジのマーク がある場合は、ユーザ・ドキュメントで推奨されている導線を使用して、
保護のためのアース(安全接地)に接続してください。
機器上の という記号は、操作上の危険性を警告するものです。この記号が印刷されてい
る部分を操作する場合は、必ずユーザ・マニュアルを参照してその指示に従ってください。
機器上の という記号は、感電の危険性を警告するものです。標準の安全使用上の注意に
従って、人員がこれらの電源に触れるのを防止してください。
機器上にある という記号は、その面が高温になる場合があることを示しています。火傷
を防止するために、人員がこの面に触れないようにしてください。
という記号は、機器フレームへの接続端子を示しています。
製品上にこの 記号がある場合には、表示ランプに水銀が使用されていることを示してい
ます。ランプは、必ず連邦、州および地域の法律に従って適切に処分してください。
ユーザ・マニュアルにある警告 の見出しは、ケガや死亡事故につながる可能性のある危険に
ついて説明しています。示されている手順を実行する前に、必ず関連する情報をよく読んで
ください。
ユーザ・マニュアルにある注意 の見出しは、機器の損傷につながる可能性のある危険につい
て説明しています。損傷によって保証が無効になる場合があります。
ユーザ・マニュアルで注意 の見出しに 記号が併記されている箇所は、中程度または軽度
の怪我や、機器への損傷につながる可能性の危険について説明しています。示されている手
順を実行する前に、必ず関連する情報をよく読んでください。機器への損傷は保証適用外に
なる場合があります。
機器およびアクセサリは、人体に接続してはなりません。
メンテナンスを行う前には、電源ケーブルとすべてのテスト・ケーブルを取り外してください。
感電および火災を防止するために、電源変換器、リード線、入力ジャックなどの主回路の交
換コンポーネントはケースレーからご購入ください。定格とタイプが同じであれば、国の安
全承認を受けた標準のヒューズを使用することができます。機器に付属する取り外し可能な
電源ケーブルを交換する場合には、同じ定格の電源ケーブルのみを使用してください。安全
性と関係のないそれ以外のコンポーネントは、元のコンポーネントと同一であれば他の供給
元から購入することができます(製品の精度および機能を維持するためには、一部の部品は
ケースレーから購入するべきである点にご注意ください)。交換コンポーネントの適合性につ
いて不明な点がある場合には、ケースレーまでお問い合わせください。
製品に付属するドキュメント等で特に断りのない限り、ケースレーの機器は 2,000 メートル
(6,562 フィート)以下の標高、0 ℃~ 50℃(32F ゚~ 122F ゚)の温度範囲、汚染度が 1 また
は 2 の屋内環境での使用を想定して設計されています。
機器を清掃する場合は、純水に浸した布または水性の弱い洗剤を使用します。清掃するのは
機器の外部のみにしてください。洗剤を機器に直接付着させたり、液体を機器の中に入れた
り機器の上にこぼしたりしないでください。ケースまたはシャーシのない回路ボードで構成
されている製品(たとえばコンピュータ取付用のデータ取得ボード)は、指示に従って使用
している場合には清掃は必要ありません。ボードが汚れて動作に影響が出てきた場合には、
ボードを工場に返送して適切な洗浄/整備を受けてください。
安全対策(2017 年 6 月改訂版)
安全性
電力/環境仕様
屋内用途のみ。
電源
最大 VA
動作高度
動作温度
保管温度
汚染度
100V ~ 240V
、50Hz ~ 60Hz
RMS
(起動時に自動的に検出)
60VA
最高海抜 2,000m( 6,562 フィート)
0℃~ 50℃、 35℃での相対湿度 80% 未満
- 30℃~+ 70℃
1 または 2
はじめに
DMM7510 型は、標準的な DMM の機能を拡張した 7.5 桁 グラフィ
カル・ サンプリング・マルチメータで、高 速デジタイズ機能とタッチ
スクリーン対 応のグラフィカルな大型カラー・ディスプレイを備えて
います。
業 界トップ ・ クラ ス の DC 確 度に 加 えて、 キャパ シタンス、 10A 電
流の測 定や、18 ビットの電流/電圧のデジタイズ機能など、豊富
な機能を備えています。さらに、タッチスクリーン対応の大型カラー・
ディス プ レ イ ( 5 型)による優れたデータ視覚化と操作性も備えて
いるため、測定結果をより詳細に解析できます。
DMM7510 型は 、システム・アプリケーションや製 造テストからベ
ンチトップ ・ アプリケ ー ション ま で、 さ ま ざ ま な ア プ リケ ー ションに
対応できる優れた確度と性能を提供します。DMM7510 型は、製
造技術者、研究/開発エンジニア、テスト・エンジニア、サイエンティ
ストなどが日々直面するアプリケーション要件にも対応できます。
この ガ イドは 、 DMM7510 型 を セ ット アップ して 使 用 す る た め の 簡
単なステップを紹介します。マニュアルはすべてケースレーの Web
サ イト ( jp.tek.com/keithley ) からダウンロ ードしていた だ け ます。
DMM7510 型の付属マニュアル:
•
クイック・スタート・ガイド: 本マニュアル 。 開 梱に関する指
示や基本的な接続について説明するとともに、基本的な操作に
関する情報を提供します。
•
ユーザ・マ ニュアル : 本機を理解し、使用を開始するのに必要
な基本的な情報を提供します。
•
アプリケーション・ガイド: 具体的なアプリケーション例を示し、
ユーザが独自のアプリケーションを構築するために必要な基礎
知識を提供します。
•
リファレンス・マニュア ル : 高度な使用法やメンテナンス情報、
トラブルシューティングの手順、プログラミング・コマンドの詳
細な説明などが記載されています。
•
アクセサリ情 報 : DMM7510 型で使用可能なアクセサリについ
ての マニュアルです。
はじめに
連絡先情報
本書に記載された情報に関して不明な点や疑問などがございまし
たら、最寄りのケースレーの支社または代理店までお問い合わせ
ください。または、テクトロニクス本社(米国およびカナダ国内の
み のフリー ダイヤル) 1-800-833-9200 まで お 問 い 合 わ せくだ さい。
その他世界各国における連絡先は、jp.tek.com/contact-us に記載
されています。
開梱と機器のチェック
開梱と機器のチェックの手順:
1. 箱 に 損 傷 が な い か チェックし ま す。
2. 箱の上 部 を開きます。
3. マニュアルとスタンダード・ アクセサリが入っている袋 を取り出
します。
4. 添付文書を取り出します。
5. DMM7510 型を取り出します。
6. 機器に明らかな物理的損傷がないかをチェックします。損傷が
ある場合は、すぐに配送業者に連絡します。
注意
フ ロ ン ト・ベ ゼ ル を 持 って DMM7510 型 を 持ち 上 げ な い でください 。
フロント・ベゼルを持って本機を持ち上げると、機器が損傷する恐
れがあります。
DMM7510 型に は 、 以 下 のアクセサリが同 梱されています。
1. USB ケーブル 、 Type A-Type B、 1m( 3.28 フィート)
2. 電 源コード
3. スタンダード・テスト・リード・ キット
4. クロス型 ケ ーブル ( TSP-Link/Ethernet 接続用)
5. 安全対策( 0713411XX)( 写 真 に は あ り ま せ ん )
機器に付属するその他のアイテムについては、付属品一覧を参照し
てくだ さい 。
写真は実際の商品とは異なる場合があります
はじめに
機器の接続
重要なテスト・システム安全情報
この製品は、スタンドアロン機器として販売されており、危険な電
圧とエネルギー源を含む可能性のあるシステムの一部として使用さ
れる可能性があります。使用中にシステムが安全であり、適切に動
作していることを確認するのは、テスト・システム設計エンジニア、
インテグレー タ、 インストーラ、メンテナンス 担 当者、サービス担
当者の責任です。
また、 多くのテスト・システムにおいては、ソフトウェア ・エラーの
ようなたった一つの障害が、システムが危険はないと表示している
にもかかわらず、危険な信号レベルを出力することがあります。
システム設計においては、以下の要因を考慮して使用することが重
要となります。
• 国際安全基準 IEC 61010-1 は、乾燥した場所で使用される機
器の定格を対象としており、電圧が 30V
、42.4V
RMS
PEAK
、また
は 60Vdc を超えると危険であると定義されています。ケースレー
製品の定格は乾燥した場所のみを対象としてます。
• システム内のすべての機器 の仕様を読み、準 拠してください。
全体的に許容される信号レベルは、システム内の最も低い定格
の機器によって制約されることがあります。たとえば、500V の
電源を 300Vdc 定 格スイッチで使用しているとす れ ば、システ
ム内で許容される最大電圧は 300Vdc になります。
• システムに接続されているテスト・フィクスチャのすべてについ
て、ユーザが危険な電圧、熱い表面、先の尖った物に触れな
いようにセットアップされていることを確認してください。遮蔽
版、障壁、絶縁材、安全保護装置などを適宜お使いください。
• 被測定デバイス(DUT)を覆 い、 システムや DUT 障害が起き
た場合に、ユーザが飛び散る破片などから保護されるようにし
てくだ さい 。
• ユーザが触れることのできる電気的接続はすべて二重に絶縁し
てください。二重に絶縁することで、一つの絶縁材が破損して
も、ユーザの安全は保たれます。特定の要件に関しては、IEC
61010-1 を参 照してくだ さ い 。
• すべての接 続 部 がロックされ た キャビネットのドアまたはその 他
の障壁の後ろにあることを確認します。これは、誤って手で接
続を取り外したり、危険電圧にさらされることからシステム オ
ペレータを保護するためのものです。テスト・フィクスチャ・カバー
が開いた場合は、信頼性の高い、フェイルセーフ付きのインター
ロック・スイッチを使用して、電源を遮断するようにしてください。
• 可能ならば、ユー ザが DUT やその他の危険な可能性のある場
所にアクセスすることを避けるため、 自動ハンドラを使 用してく
ださい 。
• システムのすべてのユーザが潜在的な危険を理解し、怪我をし
ないように自 身を守る方法を学べるようにトレーニングを行って
くだ さい 。
• 多くの システムで電源を入 れる際 にそうであるように、 システム
が完全に初期化されるまでは、出力が不明な状態であることが
あります。この状態が設計上許容されており、かつオペレータ
が怪我 をしたりハ ードウェアが損 傷したりすることがないもので
あ ることを 確 認 してくだ さ い 。
注
ユーザの安全を確保するために、システムを構成するそれぞれの
機器に付属する安全に関する注意書きをすべて熟読し、それに従う
よう に し てくだ さ い 。
機器の設置
DMM7510 型はベンチの上またはラックで使用できます。
DMM7510 型をラック内に設置する場合は、ラックマウント・キッ
トに同梱の手順書を参照してください。
損傷の原因になるような熱の蓄積を防ぎ、仕様通りの性能を確保
するために、機器周りに適切な通気と空気の循環が確保されてお
り、きちんと冷却が行われていることを確認してください。機器の
上部、両側、下部にある通気口を覆わないようにしてください。
電源ケーブルのような断路装置にすぐに届くことができるように、
機器を設置してください。
DMM7510 型の動作電圧は 100V ~ 240V 、電源周波数は 50Hz
または 60Hz です。電源電圧は自動的に検知されます。電源に接
続する前に、機器を利用する地域の電源電圧に対応していること
を 確 認 してくだ さい 。
定格精度を達成するには、DMM7510 型 を オン にして 、 少 なくと も
90 分間ウォーム・アップする必要があります。
接続
警告
DMM7510 型に付属の電源コードには、アース付きコンセントで
使用するための保護接地(安全接地)線が付いています。適切
に接続を行った場合には、電源ケーブルの接地線によって機器の
シャーシが電源ケーブルのアース線に接続されます。保護接地線や
アース付きコンセントが適切に使用されていないときに、障害が発
生した場合には、感電事故が発生し、負傷または死亡につながる
危険性があります。
取り外し可能な主電源コードを、不適切な定格のコードに取り換
えないでください。定格が適切なコードを使用しないと、感電によ
る傷害または死亡事故の原因となる可能性があります。
電源を接続し、機器の電源をオンにするには、以下の手順に従い
ます。
1. 前 面 パネルの電源スイッチが オフ (0 )の位置にあることを確
認します。
2. 付属の電源コードのソケットを後部パネルの電源モジュールに
接 続します。
3. 電源コードのプラグをアース付きの電源コンセントに差し込み
ます。
4. 前面パネルの電源スイッチを押して、(|) の位置にします。
Home
ホーム画面を
表示
メニュー
メニュー 画 面
を表示
測定機能
DC 電圧
AC 電圧
温度
導通
DCV 比
DC 電流
AC 電流
周波数
キャパ シタンス
抵抗(2 線)
抵抗(4 線)
周期
ダイオード
デジタイズ 機 能
電圧デジタイズ
電流デジタイズ
各部名称
通信設定
の表示
測定値の保
存先
空
フル
測定方法の変更
連続
手動
トリガ ・モ デル
プロ グラ
ムの実行
イ ベ ント の 表 示
エラー
警告
情報
各部名称
押して変 更
アクティブ な
機能の設定
画 面をスワイプ
次の画面を表示
または
+0.1621057 V
測定値の格
納先
defbuffer1
デフォルト・ バッファ を
使用または独自に作成
MENU
選 択した アクティブ・ バッファ
バッファ ・ デ ー タの 表 示
MENU
ユーザが作成
したバッファ
defbuffer2
myBuff1
test2
各部名称
デフォルト・
バッファ
グラ フ 上 に デ ー タ を プ ロ ット
バッファ・
データに対
する処理
タッチして 詳 細
を表示
USB に保存
データを表 示
.csv ファイルで 保 存
モデルを初期化
SmartScale
タッチして自動的
にスケールを変更
®
タッチ
ントの詳細情報を
表示
してポイ
ピンチ操
作でズー
ムイン
スワイプ
状態、カーソル、凡例を表示
でスケ ー ル 、 バッファの
各部名称
スケール
スケ ー ル ・ オプション オシロ ス コ ープのトリガに相 当
すべての 読 み値を表示
読み値 のグループを表 示
新しい読 み 値を表示
SmartScale
データ
利用可能なデータ
に基づいて適切なスケールを選択
グラフ表示するデータを選択
アナロ グ・エッジ
アナログ・ パルス
アナ ロ グ ・ ウ ィン ド ウ
外部デジタル入力
ナ ビゲ ー ション コント ロ ー
ルを回して選択を変更
ヘルプを表 示したいオ
ブ ジェ クト をハ イラ イト
HELP キーを押す
各部名称
試験用の接続
警告
感電を防ぐためにもテスト接続は、テスト・リードや導体に触れて
いるあらゆる被測定デバイス(DUT)に、ユーザが触れないよう
に設定してください。機器の電源を入れる前に、DUT を機器から
切断するのが賢明です。テスト・リードとの接触を防ぎ、安全な設
置には適切な遮蔽版、障壁、接地が必要となります。
前面パネルの物理的接続部が次の図で示されています。前面端子
または後部端子は、いずれか一方のみしか使用できないことに注
意してください。接続を混在させることはできません。前面パネル
と背面パネルの接続部は安全バナナ・プラグです。
このガイドの例は、前面パネルに接続し、接続部を短絡させる方
法を紹 介します。
この例では、DMM7510 型 に 付 属 の ス タ ン ダ ー ド・テ ス ト リ ー ド・キ ッ
トを使用して接続できます。
注意
1,000V
える電 圧を SENSE 端子にかけないでください。この注意に従わ
ないと、機器が損傷する場合があります。
INPUT LO と AMPS 入力間には、 500V
ないでください。この注意に従わないと、機器が損傷する場合が
あります。
を超える電圧を INPUT 端子に、または 350V
PEAK
を超える電圧をかけ
PEAK
PEAK
を超
以下の手順に従って接続します。
1. 前 面 パネルの電源スイッチが オフ (O )の位置 にあることを確
認します。
2. 赤いリードを INPUT HI 接続に接続します。
3. 黒いリードを INPUT LO 接続に接続します。
測定動作の検証
次のステップで、機器が正しく動作していることを素早く検証するこ
とができます。
測定動作を検証するには、以下の手順に従います。
1. 機器の電源を入れます。
2. 前面パネルで HOME(ホーム)キーを押します。
3. Functions(機能)スワイプ画面で DCV を選 択します。
4. 接続を短絡させます。
ホーム画面の MEASURE DC VOLTAGE(DC 電圧測定)エリア
に電圧測定が表示され、これは 0V となっているはずです。
テスト
グラフ画面の測定を見るには、以下の手順に従います。
1.
MENU(メニュー ) キ ー を押します。
2. Views(表示)の下で、 Graph( グラフ) を選 択します。
Data and Scale( デ ータとスケール )のタブの オプ ションを使 用して、
グラフ設 定を調整することができます。
FAQ
USB
フラッシュ ドライブにデータを保 存するには、どのようにすれば
いいですか。
1. USB フラッシュ・ドライブを USB ポートに 挿 入します。
2.
MENU(メニュー ) キ ーを押します。
3. Measure (測定)の下で、Reading Buffers(読み込みバッファ)
を選 択 します。 MANAGE READING BUFFERS(読み込みバッファ
の管理)ウィンドウが表示されます。
4. 保 存したい読み込 みバッファを選 択します。
5.
Save To USB (USB に保存)を選択します。 File Content ( ファ
イル内 容) ダイア ロ グ・ ボックスが 表 示され ます。
FAQ および次のステップ
6. ファイル 名 を 変 更 す る に は 、Change(変更)を選択します。キーボー
ドが 表 示 されます。
7. 読み値を保存するファイルの名前を入力します。
8.
OK を選択して、ファイルを保 存します。MANAGE READING
BUFFERS(読み込みバッファの管理)ウィンドウが再び表示され
ると、ファイルが 保 存 されます。
データは .csv ファイルに 保 存され ます。
データの表示がおかしい、あるいはデータが間違っています。どうした
らいいですか 。
本機からテスト・フィクスチャまでの接続を確認してください。DUT か
らテスト・フィクスチャのソケットまでの 接続も確認してください。
コマンド・セットはどうやって変 更すればいいですか。
前面パネルのオプションに加えて、リモート・インターフェイスを使用し
て機 器をセットアップすることができます。 以下のいずれ かのコマンド・
セット を 選 択 で き ま す。
•
SCPI :SCPI 規格で作成された機器固有の言語
•
TSP :個 々 の コ マンドを 送 信した り、 複 数 のコ マ ンドをス クリプト に
結合するのに使用できるプログラミング言語
コマンド・セットを組 み合わせて 使用することはできません。
ケースレーの DMM7510 型は、SCPI コ マ ン ド ・ セ ット に も 対 応 し て い
ます。
前面パネルを使用してコマンド・セットを設定するには、以下の手順
に従 います。
1.
MENU(メニュー ) キ ーを押します。
2. System(システム ) で Settings(設定)を選択します。
3.
Command Set(コマンド・セット) を選 択します。
4. コマンド・セットを選択します。
5. 再起動のメッセージが表示されます。
設定が変わったのはなぜですか。
DMM7510 型の設 定の多くは、設定されたときにアクティブであっ
た機能とともに保存されます。たとえば、測定機能が電流に設定
されており、表示する桁数の値を設定したとします。測定機能を電
圧に変更すると、この場合、表示される桁は電圧測定機能に最後
に設定された値に変更されます。電流測定機能に戻ると、桁表示
は以前設定した値に戻ります。
次のステップ
その他の情報については、ケースレーの Web サ イト
(jp.tek.com/keithley )をご 覧くだ さい 。 以 下 のマニュア ル も ダ ウン
ロ ードしていた だ け ます。
•
DMM7510 型ユー ザ ・ マ ニュア ル : 本機を理解し、使用を開始
するのに必要な基本的な情報を提供します。
•
アプリケーション・ガイド: 具体的なアプリケーション例を示し、
ユーザが独自のアプリケーションを構築するために必要な基礎
知識を提供します。
•
DMM7510 型リファレ ンス ・ マ ニュアル: 高度な使用法やメン
テナンス情報、トラブルシューティングの手 順、プログラミング・
コマンドの詳細な説明などが記載されています。
•
アクセサリ情 報 : DMM7510 型で使用可能なアクセサリについ
ての マニュアルです。
• アプ リ ケ ー ション ・ メ モ
• 更新済みドライバ
• 関連する製品に関する情報
FAQ および次のステップ
製品の選択、コンフィグレーション、使用方法に関しては、お近く
のフィールド・アプリケーション・エンジニアがお手伝いいたします。
詳細については jp.tek.com/keithley をご 覧ください 。
連絡先情報:1-800-833-9200
その他の連絡先については、
をご覧ください
https://jp.tek.com/contact-us
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は、登録済および出願中の米国その他の国の特
許等により保護されています。本書の内容は、既
に発行されている他の資料の内容に代わるもの
です。また、本製品の仕様および価格は、予告な
く変更させていただく場合がございますので、予
めご了承ください。TEKTRONIX および TEK は
Tektronix, Inc. の登録商標です。他の商品名全て
は、各企業の標章および商標、登録商標です。
DMM7510-903-02 Rev. D / 2021 年 3 月
*PDMM7510-903-02D*