Suzuki Swift 2013 Japanese Owners Manual

Page 1
このたびは、スズキスイフトを
お買い求めいただきありがとうございます。
 ご使用の前に、必ずこの取扱説明書をお読みください。 お車の取扱いを誤ると、事故や故障の原因となります。本書をよく お読みいただき、いつまでも快適なカーライフをお楽しみください。
本書は、お車の取扱いや万一のときの処置などについて説明して
います。
必読!安全なドライブのために」は、とくに重要な項目です。
しっかりお読みください。
本書では、次の記号を使用しています。
とくにしっかりお読みください。
取扱いを誤ると、死亡または重大な傷害につながる おそれがある内容です。
取扱いを誤ると、傷害につながるおそれがある内容 です。
取扱いを誤ると、物的損害につながるおそれがある 内容です。
は、
お車を使ううえで知っておいていただきたい、また は知っておくと便利な内容です。
イラストの中で「  」または「  」の記号があるときは、図示
保証や点検整備については、別冊のメンテナンスノートに記載しています。
本書とあわせてお読みください。
本書とメンテナンスノートは、常にお車の中に保管してください。お車をおゆずりになるときは、次に所有されるかたのために、本書とメンテナ
ンスノートをお車につけてお渡しください。
限定車の装備品や、スズキ販売店またはスズキ代理店で取り付けた装備品など
については、装備品に添付されている取扱説明書をお読みください。
車の仕様などの変更により、本書の内容やイラストとお車が一致しない場合が
あります。あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、担当セールススタッフにおたずねください。
Page 2
ご愛車に関するメモ
記入される記号・番号は、車検証、IDプ レートをご覧ください。
ご 愛 車 の メ モ
車名および
車両型式
車名:
型式:
車台番号
エンジン型式
□K12B型 □M16A型
車体色記号
営業機種記号
トランス
ミッション
□マニュアルミッション □
オートマチックミッション(※)
ナンバープレート
(自動車登録番号)
ご購入年月日
   年   月   日
※本書で「オートマチック車」と記載さ
れている場合、「CVT車」を示していま す。
IDプレート(1)
助手席ドアを開いた所に貼付してありま す。
(1)
71L020010
(2) (3)
TYPE CHASSIS NO. ENGINE
COLOR
(4)
(6)
(5)
(7)
(2) 車両型式 (3) 車台番号 (4) エンジン型式 (5) 車体色記号 (6) 車体色と内装色の組み合せコード (7) 営業機種記号(補助記号)
70K212
Page 3

総合目次

1
2
3
イラストもくじ
イラストもくじ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-2 警告ブザーが鳴ったときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-9
必読!安全なドライブのために
必読! 安全なドライブのために ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-2
運転する前に
ドアの開閉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-2 警報装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-15 ウインドーの開閉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-18 各部の調節 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-22 シートの調節 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-25 シートベルト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-34 SRSエアバッグ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-47 メーター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-59 スイッチの使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-74
4
運転するときは
エンジン始動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-2 パーキングブレーキ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-12 チェンジレバー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-13 オートマチック車 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-14 クルーズコントロール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-25 ABS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-28
®
ESP
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-31
アイドリングストップシステム ・・・・・・・・・・・・・・・ 4-35
Page 4
5
装備の取扱い
エアコン、ヒーター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-2
オーディオ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-10
その他の装備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-43
1
2
3
6
7
8
9
お車との上手なつきあいかた
お手入れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-2
寒冷時の取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6-7
万一のとき
パンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-2
バッテリーあがり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-18
ヒューズ切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-20
電球切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-25
オーバーヒート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-31
その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-32
サービスデータ
サービスデータ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8-1
さくいん
4
5
6
7
8
9
さくいん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-1
0-2
Page 5

イラストもくじ

イラストもくじ

1. イラストもくじ

イラストもくじ
お車のタイプにより、異なる装備も含んでいます。
1
標準車
(1)
(2) (3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9) (10)
スポーツ車
(1) リヤワイパー ・・・・・・・・・・・3-80 (2) ハイマウントストップ
 ランプ・・・・・・・・・・・・・・・7-30 (3) アンテナ ・・・・・・・・・・・・・・5-11 (4) ルーフモールカバー ・・・・5-59 (5) ボンネット ・・・・・・・・・・・・5-44 (6) ヘッドライト ・・・・・ 3-74、7-26 (7) フロントワイパー・・・・・・・3-80 (8) 燃料給油口
(フューエルリッド)・・・・・5-43
1-2
(12)(11) (13) (14)
71LN0005
(9) 番号灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-29 (10)バックドア ・・・・・・・・・・・・・ 3-4 (11)リヤコンビネーション
 ランプ ・・・・・・・・・・・・・・ 7-29 (12)フォグランプ ・・・・ 3-77、7-27 (13)ドアミラー ・・・・・・・・・・・・ 3-22 (14)ドア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-3
Page 6
イラストもくじ
(1) (2) (3) (8)(4) (5) (6) (7)
(10)(11) (13) (15)(14)(12)
(9)
1
71L20001
(1) ルームミラー ・・・・・・・・・・ 3-22 (2) フロントマップランプ ・・ 5-49 (3) サンバイザー ・・・・・・・・・・ 5-46 (4) ドアミラー角度調節
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-22 ドアミラー格納スイッチ
・・・ 3-23 パワーウインドー  スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-18
(5) アシストグリップ ・・・・・・5-56 (6) 室内灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-47 (7) SRSカーテン
 エアバッグ ・・・・・・・・・・ 3-48
(8) シートベルト ・・・・・・・・・・ 3-34
(9) ラゲッジシェルフ
 (荷室カバー)・・・・・・・・ 5-58
(10)セレクトレバー
(オートマチック車)・・・・ 4-14
チェンジレバー
(マニュアル車)・・・・・・・ 4-13
クラッチスタートシステム
(マニュアル車)・・・・・・・・・4-9
(11)前席シート ・・・・・・・・・・・ 3-25 (12)パ-キングブレ-キ ・・・・ 4-12 (13)SRSサイドエアバッグ ・・ 3-47 (14)後席シート ・・・・・・・・・・・ 3-28 (15)ラゲッジルームランプ ・・ 5-48
1-3
Page 7
イラストもくじ
お車のタイプにより、異なる装備も含んでいます。
1
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (8)(7)
(9) (11)(10)
(12)
1-4
(13)(13)
71LN0003
Page 8
イラストもくじ
(1) 助手席ドリンクホルダー
 (プッシュ式)・・・・・・・・ 5-52
(2) インパネトレー
 (助手席)・・・・・・・・・・・・ 5-51
(3) 助手席SRSエアバッグ ・・ 3-47 (4) インパネアッパー
 ボックス ・・・・・・・・・・・・ 5-50
(5) オーディオ ・・・・・・・・・・・・ 5-10 (6) ステアリングオーディオ
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 5-41
(7) 運転席SRSエアバッグ ・・ 3-47
ホーンスイッチ ・・・・・・・ 3-81
(8) クルーズコントロール
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 4-26 (9) グローブボックス ・・・・・ 5-51 (10)エアコン、ヒーター ・・・・・・5-2 (11)アクセサリーソケット ・・ 5-49 (12)ボンネットオープナー ・・ 5-44 (13)シートヒーター
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-27
1
1-5
Page 9
イラストもくじ
お車のタイプにより、異なる装備も含んでいます。
1
(1) (2) (3) (5)(4) (6) (7)
1-6
(9)(8) (11) (12)(10) (13)
71L10041
Page 10
イラストもくじ
(1) 非常点滅表示灯
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-79
(2) ワイパー/ウォッシャー
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-79
(3) インフォメーション
 ディスプレイ ・・・・・・・・ 3-69 (4) パドルシフトスイッチ ・・ 4-17 (5) メーター ・・・・・・・・・・・・・・ 3-59
警告灯・表示灯 ・・・・・・・・・ 3-61 (6) ライトスイッチ ・・・・・・・・ 3-74
方向指示器スイッチ ・・・・ 3-78 (7) エンジンスイッチ ・・・・・・・ 4-2
(8) リヤデフォッガースイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-81
ドアミラーヒータースイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-24
デアイサースイッチ ・・・・3-82
(9) テレスコピック&チルト
 ステアリング ・・・・・・・・ 3-24 (10)ESP (11)ENG A-STOP OFF
(12)フォグランプ
(13)光軸調整ダイヤル ・・・・・ 3-77
®
OFFスイッチ ・・・・ 4-33
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 4-39
 スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 3-77
1
1-7
Page 11
イラストもくじ
下のイラストは、フロアボードを持ち上げた状態です。
標準車
1
(1) (2) (3)
(6)(4) (5)
スポーツ車
(1) (2) (3)
(1) フロアボード ・・・・・・・・・・・・ 7-2 (2) ホイールナットレンチ ・・・・ 7-2 (3) ジャッキバー ・・・・・・・・・・・・ 7-2 (4) 応急用スペアタイヤ ・・・・・・ 7-3
1-8
(7)
(6)(5)
71LN0004
(5) けん引フック ・・・・・・7-2、7-34 (6) ジャッキ ・・・・・・・・・・・ 7-2、7-6 (7) タイヤパンク応急
 修理セット ・・・・・・・・・・ 7-11
Page 12
1.
警告ブザーが鳴ったとき
■ 全車共通
いつ ブザー音
いずれかの ドアを開け たとき
エンジン スイッチを
にした
ON
とき
エンジン スイッチが
のとき
ON
エンジンを かけようと したとき
すべての ドアを 閉めたとき
(約10秒間、
(4回、室内
(1回、室内
(約2秒間、

警告ブザーが鳴ったときは

ピー、ピー、
室内ブザー)
ピー、ピー、
ブザー)
ポーン
ブザー)
ピー、ピー、
室内/車外 ブザー)
メーター/
インパネ
2秒間隔で点滅
約8秒間
小刻みに点滅
点灯
点滅
警告ブザーが鳴ったときは
原因と対処方法
セキュリティアラームの警報が作動してい ます。エンジンスイッチを にすると、 警報を途中で停止できます。
→ 3-15ページ(セキュリティアラーム)
駐車時にセキュリティアラームの警報が作 動したことを示しています。盗難にあって いないか車の中を確認してください。
→ 3-15ページ(セキュリティアラーム)
燃料の残量が少なくなっています。すみや かに給油してください。
→ 3-63ページ(燃料残量警告灯)
携帯リモコンが車内にない、またはリモコ ンの電池切れが考えられます。リモコンを 車内にもどすか、リモコンをエンジンス イッチにあててください。
→ 4-7ページ
(携帯リモコン車外持ち出し警告)
→ 4-8ページ(エンジンのかけかた)
ON
1
1-9
Page 13
警告ブザーが鳴ったときは
いつ ブザー音 メーター 原因と対処方法
走行中 ピー、ピー、
(約95秒間、
1
運転席ドア を開けたと き
リクエスト スイッチを 押したとき
室内ブザー)
ピピピッ、 ピピピッ、
(室内ブザー)
ポーン
(1回、室内
ブザー)
ピーーー
(室内ブザー)
ピッ、ピッ、
(室内ブザー)
ピー、ピー、
(室内ブザー)
ピー
(約2秒間、
車外ブザー)
点滅
点灯
点灯
点灯
いずれか点灯
運転者がシートベルトを着用していませ ん。安全な場所に停車して、ベルトを着用 してください。
→ 3-35ページ
(シートベルト警告ブザー)
パーキングブレーキが解除されていませ ん。パーキングブレーキを解除してくださ い。
→ 4-13ページ(パーキングブレーキ解除
忘れ警告ブザー)
いずれかのドアが完全に閉まっていませ ん。安全な場所に停車して、完全に閉めて ください。
→ 3-67ページ(半ドア警告灯)
ヘッドライトや車幅灯が点灯しています。 これらを消してください。
→ 3-75ページ
(ライト消し忘れ警告ブザー)
故障などで、エンジンスイッチを
(OFF)にもどしていずれかのドアを開けて
もハンドルがロックされていません。スズ キサービス工場で点検を受けてください。
→ 4-12ページ
(ハンドルロック未作動警告ブザー)
エンジンスイッチが になっていま す。 (OFF)にもどしてください。
LOCK
→ 4-12ページ(エンジンスイッチもどし
忘れ警告ブザー)
エンジンスイッチが または に なっています。 (OFF)にもどして ください。
→ 3-13ページ(リクエストスイッチ未作
動警告ブザー)
携帯リモコンが車内にあります。リモコン を車外に持ち出してください。
いずれかのドアが完全に閉まっていませ ん。完全に閉めてください。
ACC
ACC ON
LOCK
LOCK
1-10
点灯
Page 14
警告ブザーが鳴ったときは
いつ ブザー音 メーター 原因と対処方法
携帯リモコ ンのロック スイッチを 押したとき
ピー
(約2秒間、
車外ブザー)
点灯
いずれかのドアが完全に閉まっていませ ん。完全に閉めてください。
→ 3-8ページ(キーレスエントリー)
■ オートマチック車のみ
1
いつ
停車中/ 後退中
ブザー音
(室内ブザー)
ピー、ピー、
メーター 原因と対処方法
セレクトレバーが に入っています。セ レクトレバーの位置を確認してください。
→ 4-20ページ( (リバース)ポジ
ション警告ブザー)
表示
■ マニュアルモード付CVT車のみ
→ 4-17ページ(マニュアルモードの使いかた)
いつ
パドルシフ トスイッチ を操作した とき
ブザー音
(室内ブザー)
ピピッ
メーター 原因と対処方法
希望するギヤポジションに変速されていま
せん。車速に見あった適切なギヤポジショ ンを選択してください。
R
R
1-11
Page 15
警告ブザーが鳴ったときは
■ アイドリングストップシステム装備車のみ
→ 4-35ページ(アイドリングストップシステム)
1
いつ
エンジンの 自動停止中
※通常のエンジン停止状態になると、上記以外にも次の警告灯が点灯します。
パワーステアリング警告灯、油圧警告灯、充電警告灯
→ 3-61ページ(警告灯・表示灯の見かた)
ブザー音
(室内ブザー)
ピー、ピー
(2回)
ピー、ピー、
メーター 原因と対処方法
本システムの異常を検出したので、安全の ため通常のエンジン停止状態(※)になり ました。エンジンは自動再始動しませんの
オレンジ色
に点灯
点灯
で、エンジンスイッチを操作して再始動し、 スズキサービス工場で点検を受けてくださ い。
ボンネットが開いたので、安全のため通常 のエンジン停止状態になりました。エンジ ンは自動再始動しませんので、次の手順で 対処してください。 ① セレクトレバーを に入れ、パーキン
グブレーキをしっかりとかける ② ボンネットを完全に閉める ③ エンジンスイッチを操作して再始動する
運転席シートベルトを外し、運転席ドアを 開けています。ドアを閉め、ベルトを着用 してください。
P
1-12
Page 16
必読! 安全なドライブのために

2. 必読! 安全なドライブのために

とくに重要な項目ですのでしっかりお読 みください。
安全運転が第一
お車に装備されているシートベルト、SRSエアバッグ システム、ABS(アンチロックブレーキシステム) などの安全装備も、乗員の安全確保には限界がありま す。法定速度を厳守するとともに、スピードを控えめ にして安全運転に心がけてください。
出発の前に(お車の確認) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-2 荷物を積むときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-4 お子さまを乗せるときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-5 運転席に座って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-9 エンジンをかけるときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-11 走行するときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-12 駐車するときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-17 給油するときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-20 オートマチック車を運転するときは ・・・・・・・・・・・・・・ 2-21 SRSエアバッグ車を運転するときは ・・・・・・・・・・・・・・ 2-23 4WD車を運転するときは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-25 こんなことにも注意して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-26 エコドライブをしましょう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-30
2
2-1
Page 17
必読! 安全なドライブのために
必読! 安全な
ドライブのために

出発の前に(お車の確認)

車検を受けるときの注意
日常点検を確実に
2
車の走行距離、使用状態から判断した 適切な時期に実施してください。
→ メンテナンスノート(日常点検)
こんな症状に気づいたときは
64L20180
ESP®装備車をテスターに載せる場合 は、次のことをお守りください。
®
ESP
詳細については、スズキ販売店または スズキ代理店にご相談ください。
OFF スイッチを操作して、ト ラクションコントロールおよびスタ ビリティコントロールを作動停止の 状態にします。
→ 4-33ページ
(ESP
®
OFFスイッチ)
タイヤの空気圧をチェック
定期的に点検・調整してください。
この車の指定空気圧は、運転席ドア の開口部に貼付してある「空気圧ラ
ベル」(1)で確認できます。 → メンテナンスノート(日常点検)
2-2
80J009
次のような場合はスズキサービス工 場で点検を受けてください。
地面に油や液の漏れたあとが残っ
ている
ブレーキ液が不足している
いつもと違うにおい、音、振 動が
ある
ハンドルやブレーキを操作したと
きの感じがいつもと違う
(1)
64L20010
空気圧が不足したまま走行すると、
タイヤの両端が摩耗する原因となり ます。また、燃費が悪くなります。
偏平タイヤ(185/55R16 83V, 195/
45R17 81W)は、見た目では空気圧 の不足がわかりにくいので注意が必 要です。
Page 18
必読! 安全なドライブのために
バッテリ-の液面を点検する
空気圧が極端に低いまま走行する と、タイヤがバースト(破裂)して 思わぬ事故につながるおそれがあり ます。
72J20040
指定空気圧を守らないと車の性能が 十分に発揮できず、次のようなこと が起きるおそれがあり、思わぬ事故 につながったり、故障の原因となっ たりするおそれがあります。
走行安定性が悪化する
ブレーキをかけたときの制動距離
が伸びる
ABS およびESP
の場合、正確なタイヤ回転速度が検 出できなくなって正常に作動しな くなる
®
(タイプ別装備)
4WD 車では、その性能が十分に発
揮できないばかりでなく、駆動系 部品に悪影響をあたえる
液面が下限(2)より下にあるときは、 バッテリー補充液を上限(1)まで補給 してください。バッテリー液が不足す ると、バッテリーの寿命を縮めるおそ れがあります。
→ メンテナンスノート(日常点検)
(1) (2)
80J1267
バッテリー液が不足すると、発熱や 爆発のおそれがあります。
アイドリングストップシステム装備 車は、高性能な専用のバッテリーを 使用していますので、次のことをお 守りください。守らないとアイドリ ングストップシステムが正常に作動 しなくなったり、バッテリーの寿命 が短くなったりするおそれがありま す。
バッテリーを交換するときは、指
定のバッテリーを使用する(指定 外のものを使用しない) → 8-2ページ(サービスデータ)
2
バッテリー端子から電気製品の電
源をとらない
2-3
Page 19
必読! 安全なドライブのために
排気管も点検
2
排気管に穴やひび割れがないか、とき どき点検してください。
排気管に漏れがあると、排気ガスが 車内に侵入して一酸化炭素中毒のお それがあります。異常を感じたとき は、スズキサービス工場で点検を受 けてください。

荷物を積むときは

荷物の積み過ぎは、車体や走行に悪影 響をおよぼします。
インパネの上に物を置かないでくだ
さい。運転視界をさまたげたり、発 進時や走行中に動いたりして、安全 運転のさまたげになるおそれがあり ます。また、万一の事故で助手席 SRS エアバッグが正常に作動しな かったり、助手席 SRS エアバッグ がふくらんだときにとばされたりし て、けがのおそれがあります。
80J011
80J070
車内に荷物を積み重ねないでくださ
い。また、ラゲッジシェルフに物を のせないでください。視界のさまた げになるばかりでなく、急ブレーキ で荷物が飛び出し、思わぬ事故につ ながるおそれがあります。
2-4
燃料や薬品が入った容器、スプレー
缶などを車内に持ち込まないでくだ さい。引火や爆発のおそれがありま す。
80J022
動物を乗せるときは、動きまわらな
いように注意してください。運転の さまたげになったり、急ブレーキの ときなどに思わぬ事故につながった りするおそれがあります。
80J021
Page 20

お子さまを乗せるときは

いつもより慎重に安全を確保 し、スピードを控えめに安全 運転を心がけましょう。
必読! 安全なドライブのために
後席のお子さまが走行中にドアを開
けないように、チャイルドプルーフ をご使用ください。 → 3-7ページ
(チャイルドプルーフ)
お子さまは後席に乗せる
51K0188
できるだけ大人が隣にすわり、お子さ まを見守ってください。助手席に乗せ るとお子さまの不意の動作が気になっ たり、お子さまがいたずらしたりし て、運転のさまたげになるおそれがあ ります。
→ 2-6 ページ(お子さま用シートの
使用について)
お子さま用シートを必要としないお
子さまをやむをえず助手席に乗せる ときは、次のことをお守りくださ い。 助手席をいちばん後ろに下げてく
ださい。助手席を前に出してい ると、助手席 SRS エアバッグが 作動したときの強い衝撃で重大 な傷害を受けるおそれがありま す。
SRSサイド/カーテンエアバッグ
(タイプ別装備)が作動したと きの強い衝撃で、重大な傷害を 受けるおそれがあります。お子 さまが窓から手を出したり、ド アにもたれかかったりしないよ うにしてください。
2
80J062
2-5
Page 21
必読! 安全なドライブのために
お子さまもシートベルトを着用
シートベルトで遊ばせない
ひざの上にお子さまを抱かないでく
ださい。しっかり抱いていても、衝 突のときなどに十分にささえること
2
ができず、お子さまが重大な傷害を 受けるおそれがあります。
80J081
必ずシートベルトを着用させてくだ
さい。
80J028
お子さまをシートベルトで遊ばせな いでください。ベルトを身体に巻き つけるなどして遊んでいるときに、 窒息など重大な傷害を受けるおそれ があります。万一の場合は、ハサミ でベルトを切断してください。
一本のシートベルトを二人以上で使
用しないでください。
シートベルトが首やあごにかかると
きや、腰骨にかからないようなお子 さまには、チャイルドシートやジュ ニアシートをご使用ください。シー トベルトを正しく使用しないと、お 子さまが重大な傷害を受けるおそれ があります。
お子さま用シートの使用につ いて
次のようなお子さま用シートは、助
手席で使用することができません。 後席に取り付けてください。 ベビーシートなどの後ろ向きお子
さま用シート
ジュニアシート
2-6
安全のため、チャイルシートも後席
に取り付けてください。
80J082
首がすわっていないお子さま、ひと
りすわりのできないお子さまには、 ベビーシートをご使用のうえ、後席 に乗せてください。
Page 22
必読! 安全なドライブのために
お子さま用シートは、お子さまの年
齢や体格に合った適切なものを選ん でください。
→ 3-42ページ(お子さま用シート
の選択について)
助手席サンバイザーの両面には、次
の警告ラベルが貼られています。ご 使用の前に、必ずお読みください。
85K20020
お子さま用シートの種類によって
は、この車に正しく取り付けられな いものがあります。使用する前に、 お子さま用シートに付属の取扱説明 書をよく読み、取り付け方法や取扱 いなどについてご確認ください。
お子さま用シートには、スズキ純正
品をお勧めします。詳しくは、スズ キ販売店またはスズキ代理店にご相 談ください。
お子さま用シートを使用していて
も、お子さまの安全の確保には限界 があります。スピードは控えめにし て、安全運転に心がけてください。
助手席には、ベビーシートなどの後
ろ向きお子さま用シートを取り付け ないでください。助手席 SRS エア バッグがふくらむと、お子さま用 シートの背面に強い衝撃が加わり、 生命にかかわる重大な傷害を受ける おそれがあります。
やむをえず助手席にチャイルドシー
トを取り付けるときは、助手席をい ちばん後ろに下げ、前向きに取り付 けてください。
2
※警告ラベルで使用される「チャイル
ド シ ー ト」は、本書で使用される 「お子さま用シート」のことを表わ します。
この車には、次のタイプのお子さま
用シートを取り付けることができま す。 シートベルトで固定するタイプの
お子さま用シート
→ 3-40ページ(お子さま用シー
トのシートベルトによる固定)
ISOFIXタイプのお子さま用シート
→ 3-29 ページ(ISOFIX 対応
チャイルドシ-ト固定専用金 具)
80J027
SRSサイド/カーテンエアバッグ
(タイプ別装備)が作動したときの 強い衝撃で、重大な傷害を受けるお それがあります。お子さまが窓から 手を出したり、ドアにもたれかかっ たりしないようにしてください。
2-7
Page 23
必読! 安全なドライブのために
走行する前に、お子さま用シートが
確実に固定され、ガタつき、ゆるみ などがないことを確認してくださ い。
お子さま用シートを取り付けたシー
2
トの背もたれを倒さないでくださ い。お子さま用シートが適切に固定 されなかったり、衝突したときなど に体がシートベルトの下に滑り込ん だりして、重大な傷害を受けるおそ れがあります。
万一の事故でお子さま用シートに
強い衝撃を受けた場合は、外観に異 常がなくても再使用しないでくだ さい。いざというときに性能を十分 発揮できないおそれがあります。
お子さま用シートは、使用していな いときでもしっかりとシートに取り 付けるか、荷室に収納してください。 シートから取り外したまま客室内に 放置すると、ブレーキをかけたときな どに乗員や物に当たるおそれがあり ます。
ドアやウインドーの開閉、 シートの調節は大人が行なう
お子さまの手足や首をはさまないように、 大人が開閉や調節を行なってください。
80J029
パワーウインドーは、お子さまが自 分で操作しないように、ウインドー ロックスイッチをご使用ください。 → 3-19ページ
(ウインドーロックスイッチ)
窓から顔や手を出さない
2-8
80J030
お子さまが手や顔などを出さないよ うに注意してください。急ブレーキ で重大な傷害を受けたり、転落した りするおそれがあります。また、車 外の物などに当たって重大な傷害を 受けるおそれがあります。
Page 24
必読! 安全なドライブのために
車から離れるときは お子さまを荷室に乗せない
車から離れるときは、お子さまだけ を車内に残さないでください。
お子さまのいたずらで、車の発進
や火災などの事故を起こすおそれ があります。
炎天下の車内は高温になり、お子
さまが熱射病にかかるおそれがあ ります。エアコンをつけていて も、車内にお子さまだけを残さな いでください。
荷室は人が乗る構造になっていませ ん。お子さまを乗せないでください。 急ブレーキなどで思わぬ事故につな がるおそれがあります。 道路上での停車中も、お子さまを荷 室で遊ばせないでください。
2
63J20180
80J032

運転席に座って

ハンドル、シート、ミラーの 調節は走行前に
80J014
2-9
Page 25
必読! 安全なドライブのために
走行中にハンドルの調節やシートの
調節、ルームミラーやドアミラーの 調節をしないでください。ハンドル 操作を誤ったり、前方不注意となっ たりして、思わぬ事故につながるお
2
それがあります。 → 3-24 ページ(テレスコピック
&チルトステアリング) → 3-25ページ(前席シート) → 3-22ページ
(ルームミラー、ドアミラー)
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。ヘッドレストやシートベル トが本来の機能を発揮できません。
シートベルトは正しく着用
運転席の足元付近に物を置か ない
64L20030
空き缶などを足元に放置しないでく ださい。ペダル操作ができなくなっ て思わぬ事故につながるおそれがあ ります。
2-10
65J106
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。 → 3-34ページ
(シートベルトについて)
車に合ったフロアマットを 適切に使用する
64L20040
Page 26
ペダル操作のさまたげになって思わ ぬ事故につながるおそれがあります ので、次のことをお守りください。
足元の形に合わないフロアマット
を使わない
フロアマットを重ねて敷かない
フロアマットは固定具などで確実
に固定する
スズキ純正フロアマットの例
71L20020
※運転席側のフロア(カーペット
下)には、スズキ純正フロアマッ トに付属する固定具を取り付け る穴があります。
この車専用のスズキ純正フロアマッ トのご使用をおすすめします。
必読! 安全なドライブのために

エンジンをかけるときは

換気が悪いところでエンジン をかけたままにしない
2
80J010
車庫の中など、換気が悪いところで
エンジンをかけたままにすると、一 酸化炭素中毒のおそれがあります。
エンジンをかけた状態で、バックド
アを開けたままにしないでくださ い。排気ガスが車内に侵入します。
車内で排気ガスのにおいがしたとき
は、すべての窓を全開にし、エアコ ン、ヒーターの内外気切替えを外気 導入に切り替え、ファンを強にして 換気します。換気してもにおいが消 えないときは、すみやかにスズキ サービス工場で点検を受けてくださ い。
2-11
Page 27
必読! 安全なドライブのために
窓越しのエンジンスイッチ操 作はしない
2
周囲の安全をしっかりと確認してか
ら発進してください。
バックミラーだけでは後方の安全が
十分に確認できません。車を後退さ せるときは、車から降りて自分の目 で後方を確認してください。
71L20040
運転席にすわり、ブレーキペダルを踏 んでからエンジンを始動してくださ い。
窓越しのエンジンスイッチ操作はし ないでください。思わぬ事故につな がるおそれがあります。 → 4-8ページ(エンジンのかけかた)

走行するときは

周囲をよく確認してから発進 する
エンジン始動直後の空ぶかし や急発進、急加速をしない
80J064
エコドライブのため、空ぶかしや急発 進、急加速はしないでください。
→ 2-30ページ
(エコドライブをしましょう)
エンジン始動直後は暖まっていない ので、空ぶかしや急発進、急加速を すると、エンジン故障の原因となり ます。
2-12
80J025
Page 28
必読! 安全なドライブのために
携帯電話やカーナビゲーショ ンなどに気を取られないで
85K2114
運転者は、走行中に自動車電話や携
帯電話などを使用しないでください。 会話や電話の操作に気を取られ、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。
運転者は、走行中にテレビを見た
り、カーナビゲーションやオーディ オなどを操作したりしないでくださ い。前方不注意で思わぬ事故につな がるおそれがあります。
ブレーキペダルに足をのせた まま走行しない
ブレーキ部品が早く摩耗したり、ブ レーキ装置が過熱したりして、効き が悪くなるおそれがあります。
クラッチペダルに足をのせた まま走行しない
マニュアル車
64L20060
2
ハンドルの中に手を入れてス イッチなどを操作しない
80J034
ハンドル操作のさまたげになり、思 わぬ事故の原因となります。
クラッチが早く摩耗したり過熱した りして、思わぬ事故につながるおそ れがあります。
必要以上に長い時間、半クラッチ操作 を行なわないでください。
2-13
Page 29
必読! 安全なドライブのために
走行中はニュートラルにしない
2
ブレーキペダルが重く感じたら?
車には、エンジンの負圧を利用して ブレーキペダルを踏む力を軽減する ブレーキ倍力装置がついています。 エンジンの負圧が低下していると、 ブレーキペダルを踏んだときに重く 感じることがありますが、異常では ありません。そのままペダルを強く 踏んでください。
ブレーキから金属音(キーキー音)
80J035
緊急時以外は、走行中にチェンジレ バーまたはセレクトレバーをニュー トラルにしないでください。エンジ ンブレーキがまったく効かないた め、思わぬ事故の原因となります。
こんなときどうする?
が聞こえたら?
すみやかにスズキサービス工場で点 検を受けてください。ディスクブレー キのパッド(スズキ純正部品)には、 走行中に金属音が発生することで使 用限度(交換時期)近くまで摩耗した ことを警報する機能があります。
金属音が発生したまま走行を続けな いでください。ブレーキが効かなく なり、事故につながるおそれがあり ます。
2-14
警告灯が点灯したら?
ただちに安全な場所に停車して処置 をしてください。
→ 3-61ページ
(警告灯・表示灯の見かた)
床下に強い衝撃を受けたら?
ただちに安全な場所に停車し、ブレー キ液や燃料が漏れていないか、排気 管などに異常がないか点検してくだ さい。異常が見つかったときは、スズ キ販売店またはスズキ代理店にご連 絡ください。
タイヤが突然パンクしたら?
ハンドルをしっかり握り、慎重にブ レーキをかけて徐々にスピードを落 とし、安全な場所に停車してくださ い。
→ 7-2ページ(パンク)
長い下り坂ではエンジンブ レーキを使用する
長い下り坂ではエンジンブレーキ(※) を併用してください。アクセルペダル から足をはなし、走行速度に合わせて 次のようにします。
■ マニュアル車
ギヤを1速ずつシフトダウンします。
→ 4-13ページ
(チェンジレバーの操作)
■ マニュアルモードなしCVT車
S(スポーツ)モードスイッチを ONに するか、セレクトレバーを にシフ トダウンします。
L
Page 30
必読! 安全なドライブのために
■ マニュアルモード付CVT車
パドルシフトスイッチ(-側)を操作し て、適切なギヤポジションにシフトダウ ンします。
→ 4-14ページ
(セレクトレバーの操作)
※エンジンブレーキとは、走行中にア
クセルペダルから足をはなしたとき に起こるブレーキ効果のことをいい ます。エンジンブレーキは低速ギヤ ほどよく効きます。
ʁʟʒ ʊɰʽ
80J1003
ブレーキペダルを踏み続けると、ブ レーキ装置が過熱してブレーキが効 かなくなるおそれがあります。
横風が強いときは
2
72J20330
トンネルの出口や橋の上、大型トラッ クが通り過ぎるときなどに、横風を受 けて車が横に流されることがありま す。あわてずハンドルをしっかり握 り、徐々にスピードを落として進路を 立て直してください。
滑りやすい路面ではゆっくり 走る
ᄉ᣹ǽǽ ӏᣱǽǽ ʠʶ˂ɷ ʙʽʓʵ
༜Ƚɲʽʂʽʠʶ˂ɷ
80J039
濡れた路面や凍結路、積雪路などで は、急発進、急加速、急ブレーキ、急 ハンドル、急激なエンジンブレーキ など「急」のつく運転はしないでく ださい。スリップ事故につながるお それがあります。
2-15
Page 31
必読! 安全なドライブのために
水たまりを高速で通り抜けな
冠水した場所は走行しない
2
80J042
72J20350
水たまりや濡れた路面を高速で走行 すると、タイヤと路面の間に水の膜 ができ、タイヤが浮いた状態になる ことがあります。これをハイドロプ レーニング現象といい、ハンドルや ブレーキがまったく効かなくなって 思わぬ事故につながるおそれがあり ます。
水たまりを走行したあとや洗 車後はブレーキの効きを確認
万一、冠水した場所を走行したとき は、ブレーキの効きを確かめながら安 全な場所に停車し、スズキ販売店また はスズキ代理店にご連絡ください。ま た、次の項目などについて点検を受け てください。
ブレーキの効き具合
エンジン、トランスミッション、デ
ファレンシャルなどのオイル量およ び質の変化(オイルが白濁している 場合は、水が混入していますのでオ イル交換が必要です)
ベアリング、ジョイント部などの潤
滑不良
2-16
72J20360
周囲の安全を確かめてから低速でブ
レーキペダルを数回踏み、ブレーキ の効きを確かめてください。
ブレーキの効きが悪いときは、効き
が回復するまで低速で繰り返しブ レーキペダルを軽く踏み、ブレーキ 装置のしめりを乾かしてください。
冠水した場所や、深い水たまりを走 行しないでください。エンスト、電 装品のショート、エンジン破損など の原因になります。
スタック(立ち往生)したと きは
ぬかるみや砂地などで、駆動輪が空
転して脱出できなくなることをス タックといいます。
Page 32
必読! 安全なドライブのために
前進と後退を繰り返すときは、駆動
装置などが損傷するおそれがあるた め、次のことに注意してください。 は、セレクト
オートマチック車 レバーを確実に入れてからアクセ ルを軽く踏んでください。
数回行なっても脱出できないとき
は、操作を中止してください。
タイヤの下に石や木を入れると脱出
しやすくなります。
®
ESP
装備車では、トラクションコン トロールが脱出に適さないときがあ ります。そのようなときは、ESP OFFスイッチを操作して、トラクショ ンコントロールを作動停止の状態に してください。
→ 4-31ページ
脱出しようとする前に、周囲の安全 を十分に確認してください。勢いよ く発進して事故を起こすおそれがあ ります。
タイヤを高速で空転させないでくだ さい。タイヤが異常に過熱して破損 したり、駆動装置が損傷したりする おそれがあります。
(ESP
®
装備車の取扱い)

駐車するときは

パーキングブレーキをしっか りとかけて
®
(1)
(1) パーキングブレーキレバー
は、セレクトレ
オートマチック車
バーを に入れてください。
は、チェンジレバー
をR(リバース)または1速に入れ てください。
P
マニュアル車
坂道で駐車するときは、次のことを
お守りください。
パーキングブレーキをしっかり
1
とかけ、車が動き出さないこと を確認してください。
マニュアル車
2
チェンジレバーを R、上り坂で は1速に入れてください。
は、下り坂では
2
80J1037
80J043
市販品の輪止めや石などでタイ
3
ヤを固定し、車が動き出さない ようにしてください。
急な坂道には駐車しないでくださ い。無人で車が動き出すなど、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。
2-17
Page 33
必読! 安全なドライブのために
車を移動するときはエンジン をかけて
坂道を利用して惰性で車を移動しな いでください。ハンドルをまわすと
2
きやブレーキペダルを踏むときに強 い力が必要となって、思わぬ事故を 起こすおそれがあります。
エンジンをかけたまま仮眠し ない
燃えやすい物の近くに駐車し ない
80J046
枯れ草、紙くず、ベニヤ板などの可燃 物の近くに車を止めないでください。 排気管や排気ガスが高温になるため、 火災のおそれがあります。
車から離れるときはエンジン を止めてドアを施錠
2-18
72J20400
周囲の状況や風向きで排気ガスが車
内に侵入し、一酸化炭素中毒のおそ れがあります。
無意識にセレクトレバーやチェンジ
レバーを動かしたり、アクセルペダ ルを踏み込んだりして、思わぬ事故 を起こすおそれがあります。
無意識にアクセルペダルを踏み続け
ると、エンジンや排気管が過熱して 火災のおそれがあります。
80J3093
少しの間でも車から離れるときは、現 金や貴重品を車内に放置しないでくだ さい。盗難のおそれがあります。
エンジンをかけたまま車から離れな いでください。火災や盗難など思わ ぬ事故につながるおそれがあります。
Page 34
必読! 安全なドライブのために
ハンドルをいっぱいにまわし た状態を長く続けない
72J20430
駐車するときや車庫入れのとき、ハ ンドルをいっぱいにまわして力をか けた状態を長く続けないでください。 パワーステアリング装置が損傷する 原因となります。
車内にパソコンや携帯電話な どを放置しない
盗難にあったり、水分や湿気または温 度変化などにより故障したりするおそ れがあります。
ライターやメガネなどを放置 しない
2
80J1004
炎天下で駐車するときは、車内にラ
イターやスプレー缶、プラスチック 製品(メガネやカード、CD ケース など)や炭酸飲料缶を放置しないで ください。車内が高温になるため、 ライターやスプレー缶の自然発火や 爆発による火災、メガネやカード、 CD ケースなどの変形やひび割れ、 炭酸飲料缶の破裂を起こすおそれが あります。
操作部が露出しているライターやス
プレー缶をグローブボックスや小物 入れなどに入れたり、床やシートの すき間に落としたままにしたりしな いでください。荷物を押し込んだと きやシートを動かしたときに、ガス が噴出して火災につながるおそれが あります。
2-19
Page 35
必読! 安全なドライブのために

給油するときは

→ 5-43ページ(燃料給油口)
火気に気をつけて
2
必ず次のことをお守りください。
エンジンを止めてください。
給油中はドアや窓を閉めてください。
ガソリンは引火性が高いため、タ
バコなどの火気は厳禁です。
80J020
セルフスタンドで給油すると きは
セルフスタンドで給油するときは必 ず次のことをお守りください。
フューエルキャップを開ける前
に、車体または給油機の金属部分 に手を触れて、身体の静電気(※) を除去してください。身体に静電 気を帯びていると、放電による火 花で燃料に引火し、やけどのおそ れがあります。 また、給油中は車内にもどらない でください。再び帯電するおそれ があります。
給油口には、静電気除去を行なっ
た方以外の人を近づけないでくだ さい。
空気が乾燥すると、身体に多く
の静電気が帯電します。また、 かさね着をすると、繊維の摩擦 により静電気が発生します。と くに乾燥する季節は注意してく ださい。
2-20
フューエルキャップはゆっくりと
ゆるめ、空気が抜ける音が止まっ たらキャップを開けます。急に開 けると燃料タンク内の圧力が急激 に抜け、燃料が吹き出すおそれが あります。
給油口に給油ノズルを止まるとこ
ろまで確実に差し込んでくださ い。ノズルを確実に差し込まない と、燃料が吹きこぼれるおそれが あります。
給油ノズルのレバーを止まるとこ
ろまで確実に引いてください。
Page 36
必読! 安全なドライブのために
給油ノズルの自動停止(オートス
トップ)機能が作動したら、給油を 終了してください。自動停止後に継 ぎ足し給油をすると、燃料があふれ 出るおそれがあります。
ፕȡᠴȪ ፈบᇣඨ
80J1005
給油機によっては、早期に自動停
止機能が作動して給油できない 場合があります。スタンド従業 員の指示に従ってください。
燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちに柔ら かい布などでふき取ってください。 火災など思わぬ事故につながるおそ れがあります。また、そのまま放置 すると、塗装のしみ、変色、ひび割 れの原因となります。
給油後は、給油ノズルを確実にもと
の位置にもどし、フューエルキャッ プをしっかりと閉めてください。 キャップが確実に閉まっていない と、燃料が漏れたり、火災が発生し たりするおそれがあります。
燃料は人体に有害な物質を含んでい
ます。気化した燃料を吸い込まない でください。
その他、スタンドに掲示されている
注意事項をお守りください。
無鉛ガソリン以外は使用しな い
有鉛ガソリンや粗悪ガソリン、そ
の他の燃料(アルコール系、軽油 など)を使用すると、エンジンや 燃料配管系などに悪影響をおよぼ します。
スポーツ車は、無鉛プレミアムガ
ソリン(無鉛ハイオク)を使用し てください。万一、無鉛プレミア ムガソリンが入手できないとき は、一時的に無鉛レギュラーガソ リンも使用することができます が、継続的な使用はエンジンに悪 影響をあたえるおそれがありま す。
オートマチック車を
運転するときは
オートマチック車には特有の操作上の 注意があります。4-14ページの「オー トマチック車」もあわせてお読みいた だき、正しい取扱いをしてください。
※本書で「オートマチック車」と記載さ
れている場合、「CVT車」を示してい ます。
2
2-21
Page 37
必読! 安全なドライブのために
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、 セレクトレバーが 以外に入って いると、アクセルペダルを踏まなくて も車がゆっくり動きます。これをク リープ現象といいます。
P N
2
セレクトレバーを 以外に入
れているときは、ブレーキペダルを しっかり踏んでください。
P N
エンジン始動直後やエアコン作動時
は、クリープ現象が強くなることが あります。とくにしっかりブレーキ ペダルを踏んでください。
CVT車もクリープ現象があります。
ペダルの踏み間違いに注意
アクセルペダルとブレーキペダルを 踏み間違えると、思わぬ事故につな がります。
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エン ジンをかける前にアクセルペダルとブ レーキペダルを実際に足で踏んで、位 置を確認してください。
ブレーキペダルは右足で踏む
(1)
(2)
2-22
R
(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを に入れると室内 で警告ブザーが鳴り、セレクトレバー が に入っていることを運転者に知
R
らせます。
(リバース)ポジション警告ブ
R ザーは、車外の人に車の後退を知ら せるためのものではありません。
R
64L20140
(1) ブレーキペダル (2) アクセルペダル
左足では適切なブレーキ操作ができま せん。ブレーキペダルは右足で踏む習 慣をつけてください。
セレクトレバーを操作すると きは
前進と後退を繰り返すときなどは、
セレクトレバーを に入れたこと を忘れることがあります。車を後退 させたあとは、すぐに から に入れる習慣をつけてください。
R
R N
Page 38
必読! 安全なドライブのために
切り返しなどで前進と後退を繰り返
すときは、完全に停車してからセレ クトレバーを操作してください。
アクセルペダルを踏んだままでセレ クトレバーを操作しないでください。 急発進して事故を起こすおそれがあ ります。
セレクトレバーの位置は目で
確認
始動時や降車時は 、前進時は 、 後退時は にあることを目で確認し てください。
R
P D
車から離れるときは
71L20010
SRSエアバッグ車を
運転するときは
SRS エアバッグシステムの効果を発揮 させるために、3-47 ページの「SRS エアバッグ」もあわせてお読みいただ き、正しい取扱いをしてください。
2
シートベルトは必ず着用
65J106
SRSエアバッグシステムは、シート ベルトに代わるものではありませ ん。シートベルトと併用すること で、その効果を発揮するシートベル トの補助拘束装置です。したがって SRSエアバッグシステムが装備され ている車であっても、シートベルト を必ず着用してください。
エンジンをかけたまま車から離れな いでください。万一、セレクトレ バーが 以外に入っていると、車 がひとりでに動き出すおそれがあり ます。また、車に乗り込むときに 誤ってセレクトレバーを動かしたり アクセルペダルを踏み込んだりし て、思わぬ急発進のおそれがありま す。
P
着座姿勢
瞬時にふくらむ運転席・助手席 SRS エ アバッグにより強い衝撃を受けるおそ れがあるため、運転者および助手席の 同乗者は、シートに奥深くすわり、背も たれに背中を軽くつけてください。ま た、シートを前方に出し過ぎないよう にシートの位置を調節してください。
2-23
Page 39
必読! 安全なドライブのために
SRS エアバッグシステムを 正常に機能させるために
2
ハンドルやインパネに、顔や胸など
を近づけたり、足を置いたりしない でください。SRS エアバッグが作 動したときの強い衝撃で、重大な傷 害を受けるおそれがあります。
SRSサイド/カーテンエアバッグ
(タイプ別装備)が作動したときの 強い衝撃で、重大な傷害を受けるお それがあります。窓から手を出した り、ドアにもたれかかったりしない でください。また、後席に乗るとき は、前席の背もたれを抱えないでく ださい。
80J014
66K20540
ハンドルを交換する、ハンドルの
パッド部にステッカーを貼る、色を ぬる、カバーでおおうなどの改造を しないでください。
インパネ上面には、ステッカーを
貼ったり色をぬったりしないでくだ さい。また、アクセサリーや芳香 剤、ETC 車載器やポータブルカー ナビなどを取り付けたり置いたり、 傘などを立てかけたりしないでくだ さい。
フロントガラスやルームミラーにア
クセサリー(スズキ純正用品を除く) などを取り付けないでください。
SRS サイドエアバッグ装備車の場
合、前席にシートカバーを取り付け るときは、専用のスズキ純正シート カバーを使用してください。純正の
80J061
専用品以外の物を使用すると、 SRS サイドエアバッグが正常に作 動しなくなり、重大な傷害につなが るおそれがあります。
2-24
Page 40
必読! 安全なドライブのために
SRS サイド/カーテンエアバッグ
(タイプ別装備)が作動したときに、
物が飛散したり正常にふくらまなく なったりして、重大な傷害につなが るおそれがあります。ドア付近に カップホルダーやハンガーなどのア クセサリー用品を取り付けたり、傘 などを立てかけたりしないでくださ い。
80J063
お子さま用シートの取付け
→ 2-6 ページ(お子さま用シートの
使用について)
→ 3-42ページ(お子さま用シートの
選択について)

4WD車を運転するときは

4WD車には特有の操作上の注意があり ます。正しい取扱いをしてください。
路面の状況に注意して走行する
2
4WD 車は、雪道、急坂路、砂地、 ぬかるみなどのタイヤがスリップし やすい路面で優れた走行性能を発揮 しますが、万能ではありません。ま た、オフロード(不整地)、ラリー 専用車ではありません。次のことを お守りください。
砂地やぬかるみなど、タイヤが空
転しやすいところでは連続走行し ないでください。
ブレーキ性能は 2WD車と比べてほ
とんど差がありません。滑りやすい 路面での走行には十分車間距離を とってください。アクセル、ハンド ル、ブレーキの操作も、2WD車と 同様に慎重に行なってください。
渡河走行や水中走行をしないでく
ださい。
80J042
2-25
Page 41
必読! 安全なドライブのために

こんなことにも注意して

マッチ、タバコの火は確実に
消す
2
マッチ、タバコの火は確実に消し、
吸いがらを入れた灰皿(別売り)は 完全に閉めてください。
灰皿(別売り)の中に吸いがらをた
め過ぎたり、紙など燃えやすい物を 入れたりしないでください。
80J067
2-26
外装部品に力をかけすぎない
スポイラー、リヤバンパー、サイドス カートなどに強い力をかけないでく ださい。破損するおそれがあります。
段差などに注意して
次のような場合は、バンパーまたは 車両下部が破損するおそれがありま す。十分注意してください。
路肩など段差がある場所への乗り
入れ
わだちやくぼみなどがある道路の
走行
Page 42
必読! 安全なドライブのために
植込み型心臓ペースメーカーなどをご使用の方へ
植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器(ICD)を使用している方
は、キーレスプッシュスタートシステム装備車の各発信機(下図参照)から約22 cm以内の範囲に、植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器(ICD) が近づかないようにしてください。電波が植込み型心臓ペースメーカーおよび植 込み型除細動器(ICD)の作動に影響をあたえるおそれがあります。
植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器(ICD)以外の医療用電気
機器を使用している方は、キーレスプッシュスタートシステム装備車の電波が医 療用電気機器の作動に影響をあたえる場合があるため、医療用電気機器製造業者 などへ影響を確認してください。
詳しくは、スズキ販売店またはスズキ代理店にお問い合わせください。
2
(1)
(3)
(1) 前席ドア車外発信機(ドアハンドル内)(※イラストは助手席ドア側) (2) 荷室発信機(テールエンドトリム内) (3) 車室内発信機(リヤ側ドリンクホルダー下) (4) バックドア車外発信機(ナンバープレート取付け部奥)
(2)
(4)
71L20030
2-27
Page 43
必読! 安全なドライブのために
不正改造はしない
2
この車に適さない部品を取り付けた
り、自己流のエンジン調整や配線を したりしないでください。思いがけ ない火災や事故を起こしたり、不正 改造になったりすることがあります。
無線機、オーディオ、ETC 車載器な
どの電気製品の取付け、取外しをす るときは、スズキ販売店またはスズ キ代理店にご相談ください。また、 バッテリー端子から電気製品の電源 をとったり、アース線を直接つなげ たりしないでください。電子部品の 働きをさまたげたり、火災、故障、 バッテリーあがりなどを起こしたり するおそれがあります。
ホイール、ホイールナットは指定の
スズキ純正品以外を使用しないでく ださい。走行中にナットがゆるんで ホイールが外れるなど、思わぬ事故 につながるおそれがあります。ま た、燃費や走行安定性が悪化した り、故障の原因となったりします。
64L20170
ディスチャージヘッドライト装備車 では、次のような改造をするとオー トレべリング機能(自動光軸調整機 能)が正常に作動しなくなるおそれ があります。
サスペンションの改造(車高やサ
スペンションの硬さ変更
指定サイズ以外のタイヤやホイー
ルの装着
部品の取付け、取外し、修理 をするときは
SRSエアバッグ、シートベルトプリ テンショナーは、その機能に影響を あたえる部品に手を加えると、思い がけないときに作動したり、必要な ときに正常に作動しなかったりする ことがあります。 次のような場合は、システムに悪影 響をおよぼします。事前にスズキ販 売店またはスズキ代理店にご相談く ださい。
ハンドルの取外し、ハンドルまわ
りの修理など
インパネまわり、センターコンソー
ル付近の修理および電気配線の修 理
オーディオ用品などの取付け
ダッシュボード周辺の板金塗装お
よび修理
前席シートの交換およびシートま
わりの修理
フロントピラー、バックピラーお
よびルーフサイドまわりの修理
センターピラーまわりの修理
2-28
Page 44
必読! 安全なドライブのために
アクセサリーの取付けに気を
つけて
80J069
窓ガラスにアクセサリーを取り付け ないでください。アクセサリーや吸 盤が視界をさまたげたり、吸盤がレ ンズの働きをして火災を起こしたり するおそれがあります。また、SRS エアバッグが作動したときに、アク セサリーがとんでけがのおそれがあ ります。
エンジンオイルを交換すると きは
■ 定期的に交換する
標準的な使用方法では、エンジンオイ
ルは15,000 kmごと、または12か月 ごとのどちらか早い方で交換し、エン ジンオイルフィルターは 15,000 km ごとに交換してください。
指定のエンジンオイルを使ってくだ
さい。
→ 8-1ページ(サービスデータ)
厳しい条件(シビアコンディショ
ン)で使用した場合は、標準的な場 合より早めの交換が必要です。
→ メンテナンスノート
交換時期を守ってください。劣化し たオイルや目詰まりしたフィルター は、エンジン故障や異音の原因とな ります。交換については、スズキ販 売店またはスズキ代理店へお申し付 けください。
2
81J20540
2-29
Page 45
必読! 安全なドライブのために
■ エンジンオイルの規格/粘度
次の表に従って適切なものを使ってく ださい。
API規格(※1) SAE粘度(※2)
SLまたはSM
2
※1 API 規格とは、アメリカ石油協会が
定めた規格で、エンジンオイルの 品質グレードを表しています。
※2 SAE 粘度とは、潤滑油の粘度を定
めた規格です。左側の数字(W の 付く数字)は低温時の粘度を意味 し、この数字が小さいほど寒さに 強くエンジンの始動性が良いこと を示します。右側の数字は高温時 の粘度を意味し、この数字が大き いほど熱に強くエンジンの保護性 能に優れています。
1.2L車の場合、外気温が-15℃以
下となる寒冷時は、0W-20 を使っ てください。エンジンの始動性が 悪くなります。
0W-20 は新車時に充填されている
燃費性能に優れたオイルです。
0W-20
5W-30

エコドライブをしましょう

→ 3-69ページ
(エコドライブインジケーター)
タイヤの空気圧を適正に
タイヤの空気圧が低いとガソリンを
多く消費します。適正な空気圧にし てください。
この車の指定空気圧は、運転席ドア
の開口部に貼付してある「空気圧ラ ベル」(1)で 確認 の うえ、調整 し
てください。
(1)
64L20010
不要な荷物は積まない
燃費が悪化したりタイヤが早く摩耗し たりするなど、車に悪影響があります。
2-30
Page 46
必読! 安全なドライブのために
暖機運転は適切に
次のような場合は、数十秒から数分程 度の暖機運転を行なってから、走行を 開始してください。
長期間お車を使用しなかったとき
寒冷地などで極低温(- 10 ℃以下を
目安)にあるとき
上記以外の場合はエコドライブのた め、エンジンを始動したら、すみやか に走行を開始してください。
エンジン始動直後は暖まっていない ので、空ぶかしや急発進、急加速を すると、エンジン故障の原因となり ます。
状況によって異なりますが、一般的に 暖機運転によって、5 分間で 160 mL 程度の燃料を消費するといわれていま す。
空ぶかしをしない
2
80J064
燃料を消費するだけで、何の効果もあ りません。
車速に応じたギヤで走行する
低速ギヤを使って高いエンジン回転で 走行すると燃費が悪くなります。走行 速度に応じた正しいギヤをお使いくだ さい。
急発進、急加速、急ブレーキ
など「急」のつく運転はしな
80J259
2-31
Page 47

3. 運転する前に

● ドアの開閉
キー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-2 ドア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-3 キーレスエントリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-8 携帯リモコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-10
● 警報装置
セキュリティアラーム(警報装置) ・・・・・・・・・・・ 3-15
● ウインドーの開閉
パワーウインドー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-18
● 各部の調節
ルームミラー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-22 ドアミラー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-22 テレスコピック&チルトステアリング ・・・・・・・・・ 3-24
● シートの調節
前席シート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-25 後席シート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-28
● シートベルト
シートベルトについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-34 シートベルトの着用のしかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-36 シートベルトの取扱いとお手入れ ・・・・・・・・・・・・・ 3-38 シートベルトプリテンショナー(前席のみ) ・・・ 3-39 シートベルト可変フォースリミッター
(前席のみ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-40 お子さま用シートのシートベルトによる固定 ・・・ 3-40 お子さま用シートの選択について ・・・・・・・・・・・・・ 3-42
Page 48
運転する前に
● SRSエアバッグ
SRSエアバッグ車を運転するときは ・・・・・・・・・・・ 3-47 SRSエアバッグシステムの取扱い ・・・・・・・・・・・・・ 3-51 SRSエアバッグシステムの作動 ・・・・・・・・・・・・・・・ 3-53 SRSエアバッグ警告灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-57 廃棄と廃車 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-57 イベントデータレコーダー(EDR)とは ・・・・・・・・ 3-58
● メーター
メーターの見かた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-59 警告灯・表示灯の見かた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-61 インフォメーションディスプレイ ・・・・・・・・・・・・・ 3-69
● スイッチの使いかた
ライトスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-74 フォグランプスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-77 光軸調整ダイヤル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-77 方向指示器スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-78 非常点滅表示灯スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-79 ワイパー/ウォッシャースイッチ ・・・・・・・・・・・・・ 3-79 ホーンスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-81 リヤデフォッガースイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-81 デアイサースイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3-82
3
安全運転が第一
お車に装備されているシートベルト、SRSエアバッグ システム、ABS(アンチロックブレーキシステム) などの安全装備も、乗員の安全確保には限界がありま す。法定速度を厳守するとともに、スピードを控えめ にして安全運転に心がけてください。
3-1
Page 49
運転する前に/ドアの開閉
ドアの開閉
キー
キーはドアの施錠・解錠に使えます
が、エンジンの始動・停止には使えま せん。エンジンの始動・停止には携帯 リモコンをご使用ください。
→ 4-8ページ(エンジンのかけかた)
キーを紛失したり、車内に閉じ込めた
りしないように注意してください。
携帯リモコン(1)が2個、リモコンに
格納可能なキー(3)が2本付いていま
3
す。
→ 3-10ページ(携帯リモコン)
(2)
(1)
(2) 作動表示灯
リモコンに格納されているキー(3)
は、ロック解除レバー(4)を § 方向 に引きながら取り出します。
(3)
71L30010
リモコンキーを航空機内へ持ち込む場 合は、機内で操作ボタンを押さないで ください。また、バッグなどに入れる ときは、簡単に操作ボタンが押されな いように収納してください。操作ボタ ンが押されると、電波が発信され、航 空機の運航に支障をきたすおそれがあ ります。 ※リモコンキーは、航空機内での使用
が制限される電子機器に該当しま す。
携帯リモコンには、キーを格納して
ください。リモコンの電池が消耗し ているときや故障したときなどに、 ドアの施錠・解錠ができなくなるお それがあります。
盗難などを防ぐため、キーを紛失し
たときは、すみやかにスズキ販売店 またはスズキ代理店にご相談くださ い。
キーのご購入については、スズキ販
売店またはスズキ代理店にご相談く ださい。
(5) 適合証明マーク
3-2
(3)
(4)
(5)
キーナンバープレート
キーナンバープレート(2)には、キー 作成時に必要なキーナンバー(1)が打 刻されています。
(1)
57L30001
(2)
80J1008
Page 50
お客様以外の方にキーナンバーを知
られないよう、キーナンバープレー トは車両以外の場所に、大切に保管 してください。万一、キーを紛失し たときは、スズキ販売店またはスズ キ代理店にキーナンバーを伝えてご 相談ください。
お車をおゆずりになるときは、次に
所有される方のために、キーナン バープレートをお車のキーとともに お渡しください。
運転する前に/ドアの開閉
ドア
ドアを閉めるときは、シートベルト
や荷物などをはさまないようにして ください。半ドア状態になって、走 行中にドアが開くおそれがありま す。
エンジンをかけた状態で、バックド
アを開けたままにしないでくださ い。排気ガスが車内に侵入して、一 酸化炭素中毒のおそれがあります。
火災や盗難などの事故防止のため、
車から離れるときは、エンジンを止 めドアを施錠してください。
ドアの開閉は、お子さまではなく大
人が 行ない、手、足、頭などをはさ まないように気をつけてください。
ドアを開けるときは、後ろからの車
に注意してください。とくに風が強 い日は注意してください。
バックドアを開けるときは、完全に
開けてください。開けかたが不十分 な場合、思わぬときに閉まって、け がのおそれがあります。
エンジンがかかっているときは、排
気管の真後ろでバックドアを開閉し ないでください。やけどなどのおそ れがあります。
3
セキュリティアラームのセット状態お よびドアの開けかたによっては、警報 が作動する場合があります。
→ 3-15ページ
(セキュリティアラーム)
3-3
Page 51
運転する前に/ドアの開閉
キー操作による車外からの 施錠・解錠
→ 3-8ページ(キーレスエントリー) → 3-10ページ(携帯リモコン)
■ 運転席ドア
キーを差し込んで車の前方向にまわすと 解錠、後ろ方向にまわすと施錠できます。
3
ஃ᧭
■ バックドア
運転席ドアにキーを差し込んで、車の前 方向にまわすと解錠、後ろ方向にまわす と施錠できます。
バックドアを開けるときは、解錠後、
バックドアオープナースイッチ(1) を押しながらドアを持ち上げます。
ᜓ᧭
71L30020
バックドアを閉めるときは
ドア下面右側の手かけ部(2)を持って 引き下げます。最後はドアを外側から手 で、少し勢いをつけて押し付けます。
(2)
71L30040
バックドアオープナースイッチを押し
たあと、ドアを少し開け、すぐに閉め た場合、完全に閉まらず半ドア状態に なります。もう一度バックドアを開 け、しばらくしてから閉め直してくだ さい。
バックドアを支えているダンパース テー(3)の損傷や作動不良を防ぐた め、次のことをお守りください。ス テーが円滑に動かなくなったり、バッ クドアを開けたときに保持できなく なったりするおそれがあります。
ステーのロッド部(ドア開閉時に摺
動する棒部分)に傷をつけたり、泥 やビニール片、テープなどの異物を 付着させたりしないでください。
ステーに手をかけたり、物をかけた
りしないでください。
3-4
(1)
ஃ᧭
ᜓ᧭
71L30030
Page 52
(3)
71L30050
車内からの施錠・解錠
■ 前席ドア、後席ドア
ドアを閉めてロックレバー(1)を施錠 側(車の前方向)にすると施錠、解錠側
(車の後ろ方向)にすると解錠できます。
運転する前に/ドアの開閉
■ バックドア
故障やバッテリーあがりなどでバックド アが解錠できないときは、スズキサービ ス工場で点検を受けてください。 緊急を要するときは、次の手順で解錠し てください。
後席の背もたれを倒すなどして、作
1
業スペースを確保します。
→ 3-32ページ
(背もたれの倒しかた)
ジャッキバーの先端やマイナスドラ
2
イバー(市販品)など先が細く平た いもので、エマージェンシーレバー (1)を押したままバックドアを内 側から押し開きます。 バックドアを閉めると、再び施錠さ れます。
3
ஃ᧭
ᜓ᧭
(1)
71L30060
解錠時、ロックレバーの赤い表示が
見えます。目安としてください。
運転席ドアのロックレバーには、パ
ワードアロック機能がありません。
→ 3-6ページ(パワードアロック)
(1)
71L30070
エマージェンシーレバーを指などで
操作しないでください。けがのおそ れがあります。
バックドアを内側から押し開くとき
は、車の後ろに人がいないことや物 がないことを確認してください。バッ クドアが勢いよく開き、人や物にあ たるおそれがあります。
3-5
Page 53
運転する前に/ドアの開閉
キーを使わない施錠
キーを使わない施錠」をするとき
は、キーが手元にあるか確認してく ださい。キーを閉じ込むおそれがあ ります。
次のような状況では、「キーを使わ
ない施錠」ができない場合がありま
す。 携帯リモコンが車内にある
3
エンジンスイッチが または
のとき
ON
→ 3-14 ページ(携帯リモコン閉じ
込み防止機能)
ACC
■ 前席ドア、後席ドア
ロックレバー(1)を施錠側(車の前方 向)にして、ドアを閉めると施錠できま す。
施錠
後席ドア
施錠
(1)
71L30090
キーを使わない施錠」は、ドアを閉 めるときにドアハンドルを引く必要が ありません。
キーまたはパワードアロック スイッチ操作によるパワード アロック
前席ドア
→ 3-8ページ(キーレスエントリー) → 3-10ページ(携帯リモコン)
3-6
(1)
71L30081
運転席ドアをキーまたはパワードアロッ クスイッチ(1)操作で施錠・解錠する と、助手席/後席/バックドアも同時に 施錠・解錠します。
ஃ᧭
ᜓ᧭
71L30100
Page 54
ᣉ㍤
(1)
⸃㍤
71LN0303
運転する前に/ドアの開閉
チャイルドプルーフによる 施錠・解錠
車内から後席ドアが開かないようにでき ます。お子さまなどによるドア誤開放を 防止するために使用してください。
後席ドアにあるレバー(1)を LOCK
(開かない)の位置にして、ドアを閉 めます。車内からはドアが開きませ ん。
外からドアを開けることは可能です。
3
エンジンスイッチが のときは、 キー操作で助手席/後席ドアの施錠が できません。
ON
■ ドアロック解除機能
衝突などで SRS エアバッグが作動する と、自動的にすべてのドアロックを解除 します。
SRS サイド/カーテンエアバッグ(タ
イプ別装備)が作動したときも、ドア ロック解除機能が作動します。
エアバッグが作動したときでも、ドア ロックモーターの配線やモーター自体 が損傷した場合は、ドアロック解除機 能が作動しません。
ХОМПГЛ
ᴥᩒȢᴦ
(1)
ÌÏÃË
ᴥᩒȞȽȗᴦ
71L30120
万一、車内から開ける場合は、窓から 手を出して外側のドアハンドルをご使 用ください。
3-7
Page 55
運転する前に/ドアの開閉

キーレスエントリー

車から約2 m以内の範囲で、携帯リモコ ンのロックスイッチ・アンロックスイッ チを押すと、すべてのドアを施錠・解錠 できます。
施錠したときは、ドアハンドルを引い
て施錠されているか確認してくださ い。
3
(1) 携帯リモコン (2) ロックスイッチ (3) アンロックスイッチ (4) 作動表示灯
(4)
(1)
(2)
(3)
71L30140
次のようなときは、キーレスエント
リーが作動しません。 いずれかのドアが開いていると、
施錠できません。(解錠はできま す)車外ブザーが“ピー”と約2秒 間鳴ります。
エンジンスイッチが または
のとき。
ON
ACC
キーレスエントリーの作動距離は、周
囲の影響で変わることがあります。ま た、強い電波などが発生している場所 では、キーレスエントリーが作動しな いことがあります。
少しの間でも車から離れるときは、
現金や貴重品を車内に放置しないで ください。盗難のおそれがあります。
携帯リモコンでドアの施錠・解錠が
できないときは、キーを使って施 錠・解錠をしてください。
キーレスエントリーが正しい距離で
作動しないときは、電池の消耗が考 えられます。
→ 6-6ページ
(携帯リモコンの電池交換)
火災や盗難などの事故防止のため、車 から離れるときは、エンジンを止めて ドアを施錠してください。
3-8
携帯リモコンを必要以上に操作する
と、電池の消耗が早まります。
Page 56
アンサーバック機能
キーレスエントリーによるドアの施錠・ 解錠を知らせる機能です。
アンサー
バック
機能
非常点滅
表示灯1回点滅2回点滅
室内灯
(スイッチが
DOOR位置)
初期設定
(工場出荷時)
ロック
(施錠)
アンロック
(解錠)
約15秒間点灯2回点滅約15秒間
設定切替え時
ロック
(施錠)
アンロック
(解錠)
点灯
運転する前に/ドアの開閉
アンサーバック機能の設定切替え
(カス タマイズ)につい ては、スズ キ販売店またはスズキ代理店にご相 談ください。
キーレスプッシュスタートシステム
装備車は、リクエストスイッチで施 錠・解錠したときにも、アンサーバッ ク機能が作動します。また、次の合図 が別々にカスタマイズできます。 非常点滅表示灯/室内灯による合
車外ブザーによる合図
3
キーレスエントリーの作動と同時に室
内灯を点灯または点滅させたい場合 は、室内灯スイッチをDOOR位置にし ます。
室内灯が約 15 秒間点灯したあとは、
徐々に減光しながら消灯します。
→ 5-47ページ(室内灯)
キーレスプッシュスタートシステム装
備車の場合、車外ブザーも鳴ります。
アンサー
バック
機能
車外
ブザー1回吹鳴2回吹鳴
初期設定
(工場出荷時)
ロック
(施錠)
アンロック
(解錠)
設定切替え時
ロック
(施錠)
アンロック
(解錠)
タイマーロック機能
盗難防止のため、自動的にドアを施錠す る機能です。
キーレスエントリーで解錠したあと、
約 30 秒以内にいずれのドアも開けな かったときに自動的にドアを施錠しま す。
タイマーロック機能が作動すると、セ
キュリティアラームが自動的にセット されます。(警報なしモードを除く)
→ 3-15ページ
(セキュリティアラーム)
キーレスプッシュスタートシステム装 備車は、リクエストスイッチで解錠し たときにも、タイマーロック機能が作 動します。
3-9
Page 57
運転する前に/ドアの開閉

携帯リモコン

すべてのドアが閉まっているときに、前 席ドアまたはバックドアにあるリクエス トスイッチを押すと、所持している携帯 リモコンが車両と電波で通信を開始し、 照合がとれるとドアの施錠・解錠が可能 となります。 また、その他に次の機能があります。
キーレスエントリー
→ 3-8ページ(キーレスエントリー)
3
エンジンスイッチによる始動および電
源の切り替え
→ 4-4 ページ(キーレスプッシュス
タートシステム)
イモビライザー(車両盗難防止装置)
→ 4-3ページ
(イモビライザーシステム)
携帯リモコンが発信する電波が、携帯 電話や他のリモコンなどの無線通信機 器に影響をあたえることがあります。 必要以上に携帯リモコンやリクエスト スイッチ、エンジンスイッチの操作を しないでください。
携帯リモコンは運転者が所持し、管
理してください。車内にリモコンを 置き忘れないでください。
盗難などを防ぐため、携帯リモコン
を紛失したときは、すみやかにスズ キ販売店またはスズキ代理店にご相 談ください。
携帯リモコンは車両と通信すると
き、外的影響を受けやすい微弱な電 波を使用しています。次のような使 用環境では、正常に作動しないこと があります。
近くにテレビ塔や発電所、放送局
など強い電波やノイズを発生する 設備がある
携帯電話、無線機などの無線通信
機器やノートパソコンなどと一緒 に所持している
携帯リモコンが金属製のものと接
していたり、覆われたりしている
近くで他車のキーレスエントリー
が使用されている
コインパーキングに駐車している
(車両検出用の電波の影響がある ため)
携帯リモコン(1)が 2 個、リモコンに 格納可能なキー(3)が 2 本ついていま す。
(2)
(1)
(3)
71L30010
(2) 作動表示灯
3-10
Page 58
リモコンに格納されているキー(3)
は、ロック解除レバー(4)を に引きながら取り出します。
(3)
(5) 適合証明マーク
携帯リモコンの分解(電池交換時を除 く)や修理、改造をしないでくださ い。発火や感電、けがのおそれがあり ます。また、法律により処罰されるこ とがあります。
§ 方向
(4)
(5)
57L30001
運転する前に/ドアの開閉
適合証明マークの消去、改ざんをし
ないでください。法律により処罰さ れることがあります。
携帯リモコンには、キーを格納してく
ださい。リモコンの電池が消耗してい るときや故障したときなどに、ドアの 施錠・解錠ができなくなるおそれがあ ります。
1 台の車両で、4 個の携帯リモコンま
で登録できます。
電池の寿命は使用状況によりますが
約2年です。
→ 6-6ページ
(携帯リモコンの電池交換)
携帯リモコンは、車両と通信するため
に常時受信動作をしています。強い電 波を受信し続けたとき、電池を著しく 消耗することがあります。(テレビや パソコンなどの強い電波を発信する 電化製品の近くに置いたときなど)
携帯リモコンのご購入、暗証コードの
登録については、スズキ販売店または スズキ代理店にご相談ください。
3
携帯リモコンには、精密な電子部品が 組み込まれています。電子部品の故障 を防ぐため、次のことをお守りくださ い。
インパネの上などの高温になるよう
な場所に置かない
落下させるなどして、強い衝撃をあ
たえない
水洗いをしたり、水中に入れたりし
ない
磁気をおびたキーホルダーなどをつ
けない
テレビやオーディオなど磁気をおび
た機器の近くに置かない
電気医療機器(マイクロ波治療器や
低周波治療器など)の近くに置いた り、身につけたまま治療を受けたり しない
3-11
Page 59
運転する前に/ドアの開閉
■ 携帯リモコン電池消耗警告灯
メーターパネル内にあります。
携帯リモコンの電池切れが近いと、エ
ンジンスイッチを にしたときに 約 15 秒間点灯します。電池を交換し てください。
3
→ 3-61ページ
(警告灯・表示灯の見かた)
→ 6-6ページ
(携帯リモコンの電池交換)
ON
70K122
(2)
(1) 前席ドアのリクエストスイッチ (2) バックドアのリクエストスイッチ
(1)
71L30150
設定の切替え(カスタマイズ)をする と、点灯しなくすることもできます。 設定の切替えについては、スズキ販売 店またはスズキ代理店にご相談くださ い。
リクエストスイッチによる ドアの施錠・解錠
すべてのドアが閉まっているときに、所 持している携帯リモコンが「リクエスト スイッチの作動範囲」(3-13 ページ参 照)に入っていると、リクエストスイッ チを押すごとに、すべてのドアを施錠・ 解錠できます。
施錠したときは、ドアハンドルを引い
て施錠されているか確認してくださ い。
火災や盗難などの事故防止のため、車 から離れるときは、エンジンを止めド アを施錠してください。
次のようなときは、リクエストス
イッチが作動しません。
いずれかのドアが開いているエンジンスイッチが または
のとき
ON
ACC
リクエストスイッチでドアの施錠・
解錠をすると、アンサーバック機能 やタイマーロック機能が作動します。
→ 3-9ページ
(アンサーバック機能)
→ 3-9ページ
(タイマーロック機能)
少しの間でも車から離れるときは、
現金や貴重品を車内に放置しないで ください。盗難などのおそれがあり ます。
3-12
Page 60
運転する前に/ドアの開閉
リクエストスイッチの作動範 囲(車外)
前席ドアまたはバックドアのリクエスト スイッチ付近から半球状に周囲約80 cm 以内です。
ጙ¸°ãí
ጙ¸°ãí
ͽӦኰٍ
ጙ¸°ãí
ͽӦኰٍ
71L30160
リクエストスイッチの作動範囲
で携帯リモコンを所持していても、 次のような状況にあるとリモコンが 検知されず、リクエストスイッチが 作動しない場合があります。 携帯リモコンの電池が消耗してい
携帯リモコンが強い電波やノイズ
の影響を受けている
携帯リモコンが金属製のものと接
していたり、覆われたりしている
携帯リモコンがドアに近づきすぎ
ている
携帯リモコンが地面の近くや高い
位置にあったり、お尻のポケット の中などにあったりして、リクエ ストスイッチから離れている
リクエストスイッチの作動は、携帯
リモコンが作動範囲にあるドアのみ となります。例えば、運転席ドアの 作動範囲にリモコンがあると、運転 席ドアにあるリクエストスイッチは 作動しますが、助手席ドアおよび バックドアにあるリクエストスイッ チは作動しません。
車内に予備の携帯リモコンがある
と、そのリモコンが検知され、リク エストスイッチが正常に作動しなく なるおそれがあります。
リクエストスイッチ未作動警 告ブザー
次のようなときは車外ブザーが“ピー” と約 2 秒間鳴って、リクエストスイッチ が未作動であることを警告します。
エンジンスイッチが または
の状態で、すべてのドアを閉め、
ON
リクエストスイッチを押したとき
エンジンスイッチを (OFF)
にしたあと、次のような状況でリクエ ストスイッチを押したとき 携帯リモコンを車内に置き忘れてい
いずれかのドアが開いている
→ 3-67ページ(半ドア警告灯)
エンジンスイッチを (OFF)に して携帯リモコンを車外に持ち出し、す べてのドアを完全に閉めたことを確認し てから、再度リクエストスイッチを押し てください。
ACC
LOCK
LOCK
3
3-13
Page 61
運転する前に/ドアの開閉
携帯リモコン閉じ込み防止機能
キーを使わない施錠」(3-6 ページ参 照)で、携帯リモコンを閉じ込んでしま うのを防止する機能です。
携帯リモコンを車内に置き忘れた状態
で、次のような施錠操作をすると自動 的にすべてのドアが解錠されます。 運転席または助手席のドアを開け
て、運転席ドアのパワードアロック
3
スイッチで施錠操作をしたとき
運転席ドアを開けて、運転席ドアの
ロックレバーで施錠操作をしたとき
助手席ドアを開けて、助手席ドアの
ロックレバーで施錠操作をしたとき
キーを使わない施錠」をするとき
は、携帯リモコンが手元にあるか確 認してください。リモコンを閉じ込 むおそれがあります。
エンジンスイッチが または
のときは、携帯リモコンの位置
ON に関係なく、携帯リモコン閉じ込み 防止機能が作動します。
ACC
バッテリーが完全にあがっていると
きや接続されていないときは、携帯 リモコン閉じ込み防止機能は作動し ません。
リクエストスイッチ未作動警告 ブザー/携帯リモコン閉じ込み 防止機能の検知範囲(車内)
車内の検知範囲」(1)は、インパ ネ の上などを除く車室内です。
(1)
71L30170
車内の検知範囲」に携帯リモコン
があっても、次のような状況にある とリモコンが検知されず、リクエス トスイッチ未作動警告ブザーや携帯 リモコン閉じ込み防止機能が作動し ない場合があります。
携帯リモコンの電池が消耗している携帯リモコンが強い電波やノイズ
の影響を受けている
携帯リモコンが金属製のものと接
していたり、覆われたりしている
携帯リモコンが次のような小物入
れの中にある ・グローブボックス ・ドアポケット ・インパネアッパーボックス ・コンソールボックス ・インパネボックス ・インパネトレー(助手席)
携帯リモコンがメーターパネルの
手前やサンバイザー、床や荷室 (ラゲッジシェルフの上を含む) にある
車内の検知範囲」に携帯リモコン
がなくても、次のような状況にある とリモコンが検知され、リクエスト スイッチ未作動警告ブザーや携帯リ モコン閉じ込み防止機能が作動する 場合があります。 車外に携帯リモコンがあっても、
ドアに近づきすぎている
携帯リモコンがインパネの上にある
3-14
Page 62
警報装
セキュリティアラーム
(警報装置)
運転する前に/警報装置
セキュリティアラームのセッ トのしかた(警報モード時)
セキュリティアラームは、ドアをリクエ ストスイッチまたはキーレスエントリー で施錠すると、約 20 秒後にセットされ ます。 セット状態にて、リクエストスイッチま たはキーレスエントリー以外のもの (※)で解錠し、いずれかのドアを開け ると、警報が作動して周囲に異常を知ら せます。
※キーやロックレバー、パワードアロッ
クスイッチを含む
工場出荷時は、<警報モード>になっ
ています。任意で<警報なしモード> に切り替えてください。
→ 3-16ページ
(モード設定の切替えのしかた)
警報を誤作動させたときは
→ 3-16ページ(警報の停止のしかた)
セキュリティアラームは、一定の条
件下で警報を発する機能です。室内 への侵入を防ぐ機能はありません。
アラームのセット中は、ドアを必ずリ
クエストスイッチまたはキーレスエ ントリーで解錠してください。キーを 使ってドアを解錠すると、警報が作動 します。
車を貸すときや、セキュリティアラー
ムを知らない方が運転するときは、作 動についてよく説明するか、アラーム を<警報なしモード>に切り替えて ください。誤って警報を作動させる と、周囲への迷惑になります。
アラームをセットしていても、現金
や貴重品を車内に放置しないでくだ さい。盗難のおそれがあります。
ドアをリクエストスイッチまたはキーレ スエントリーで施錠してください。セ キュリティアラームインジケーター(1) が小刻みに点滅し、約20秒後にアラーム がセットされます。 セット中は、セキュリティアラームイン ジケーターが約2秒間隔で点滅します。
3
(1)
71L30180
警報の思わぬ作動を防ぐため、車内に
人が残っているときはアラームを セットしないでください。車内の人が ロックレバーやパワードアロックス イッチで解錠し、いずれかのドアを開 けた場合にも警報が作動します。
すべてのドアをキーまたはロックレ
バー、パワードアロックスイッチで 施錠すると、アラームがセットされ ません。
タイマーロック機能が作動すると、
アラームが自動的にセットされます。 (警報なしモード時を除く)
→ 3-9ページ
(タイマーロック機能)
3-15
Page 63
運転する前に/警報装置
セキュリティアラームの解除 のしかた
ドアをリクエストスイッチまたはキーレ スエントリーで解錠してください。ア ラームが解除され、セキュリティアラー ムインジケーターが消灯します。
警報の停止のしかた
3
警報を誤作動させたときは、エンジンス イッチを にしてください。警報を 途中で停止できます。
ON
警報を停止した場合でも、ドアをリク
エストスイッチまたはキーレスエン トリーで施錠すると、約20 秒後にア ラームが再びセット状態となります。
アラームセット状態または警報作動
状態でバッテリー端子を外すと、警報 が停止します。ただし、再度バッテ リー端子を接続すると、警報が作動し ます。
警報が終了しても、アラームの解除
をせずにいずれかのドアを開ける と、再び警報が作動します。
セキュリティアラームモード
警報モード>と<警報なしモード>の 2 つのモードがあります。警報の作動は 次のようになります。
警報モード>(工場出荷時) 非常点滅表示灯が約 40 秒間点滅すると ともに、室内ブザーが約10秒間断続的に 鳴ります。室内ブザーが鳴り終えると、 ホーンが約30秒間断続的に鳴ります。
警報なしモード> 警報は作動しません。
※<警報モード>では、セキュリティア
ラームインジケーターも点滅します。
モード設定の切替えのしかた
次の手順で切り替えてください。
すべてのドアを閉め、エンジンス
1
イッチを にします。
ロックレバー(1)を解錠側(車の
2
後ろ方向)にし、ライトスイッチを OFFの位置にします。
ON
駐車時に警報が作動した場合
盗難などにより警報が作動した場合、エ ンジンスイッチを にすると、セキュ リティアラームインジケーターが約 8 秒 間小刻みに点滅し、室内ブザーが 4 回鳴 ります。盗難にあっていないか車の中を 確認してください。
3-16
ON
ᜓ᧭
(1)
71L30190
解錠時、ロックレバーの赤い表示が見 えます。目安としてください。
Page 64
運転する前に/警報装置
※次の から までの一連の手順は、
3
15秒以内に完了してください。
ライトスイッチを の位置にし
3
ます。ライトスイッチを再びOFFの 位置にします。これらの操作を 4 回 行ない、最後にライトスイッチを OFFの位置にします。
4
´و
ÏÆÆ
71L30200
上図のスイッチは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
パワードアロックスイッチ(2)の
4
施錠側(車の前方向)を押して施錠 します。パワードアロックスイッチ の解錠側(車の後ろ方向)を押して 解錠します。これらの操作を 3 回行 ない、最後に施錠状態にします。
前記の手順を行なうと、モード設定が次 表の順で切り替わります。また、設定確 認ブザーの回数によって設定状態が確認 できます。
モード設定状態 設定確認ブザー
警報なしモード 1回
警報モード 4回
アラームがセット状態のときは、モー
ド設定の切替えはできません。
から までの手順を 15 秒以内に
3 4 できなかったときは、はじめからや りなおしてください。
モード設定を切り替えるときは、す
べてのドアを閉めたまま行なってく ださい。
セキュリティアラーム インジケーター(1)
3
ஃ᧭
(2)
(2)パワードアロックスイッチ
³و
ᜓ᧭
71L30210
(1)
71L30180
3-17
Page 65
運転する前に/ウインドーの開閉
セキュリティアラームが<警報モー
>のときに、ドアをリクエストス
イッチまたはキーレスエントリーで施 錠すると、小刻みに点滅して約 20 秒 後にセキュリティアラームがセットさ れます。 セット中は、2秒間隔で点滅します。
駐車時に警報が作動していると、エン
ジンスイッチを にしたときに約8 秒間小刻みに点滅します。
ON
車体の電子制御システムに異常がある
と、エンジンスイッチが のとき
3
に約15秒間、1秒間隔で点滅します。 スズキサービス工場で点検を受けてく ださい。
ON
パワーウインドーは強い力で開閉し
ます。閉めるときは手や首をはさま ないように注意してください。
窓から手を入れてパワーウインドー
スイッチを操作しないでください。 手や首をはさむおそれがあります。
ウインドーガラスを開閉するときは、 ガラスにふれないでください。巻き込 まれるおそれがあります。
ウインドーの開閉

パワーウインドー

エンジンスイッチが のときに、パ ワーウインドースイッチ(1)を操作す ると、ウインドーの開閉ができます。
ᩐɑɞ
ᩒȢ
ON
(1)
80J1268
バッテリー保護のため、エンジンがか かっているときにウインドーを開閉し てください。
走行中に後席ウインドーだけを開けて いると、耳を圧迫するような音が発生 する場合があります。これは開いてい るウインドー周辺の気圧変動にともな う現象で、異常ではありません。空の ビンなどの口に、横から息を吹きかけ たときに音が鳴る現象と同じです。 後席ウインドーを開けたままでこの音 を軽減したい場合は、次のような方法 があります。
前席ウインドーも開ける。
後席ウインドーの開き具合を変え
る。例えばウインドーが全開なら半 開にする。
3-18
Page 66
運転する前に/ウインドーの開閉
■ ウインドーロックスイッチ
運転席ドアにあるウインドーロックス イッチ(1)を押し込むと、助手席/後 席ウインドーの開閉ができなくなりま す。
ロックを解除するときは、スイッチを
もう一度押します。
ʷʍɹᜓ᪍
(1)
お子さまにはパワーウインドースイッ チを操作させないでください。お子さ まが誤って操作すると、重大な傷害に つながるおそれがあります。お子さま を乗せているときは、ウインドーロッ クスイッチを 位置にしてく ださい。
ウインドーロックスイッチが 位置のときでも、運転席ウインドーは 開閉できます。
ロック
ʷʍɹ
71L30220
ロック
運転席での開閉
各席のウインドーの開閉ができます。
(1)
(3)
(2)
3
(4)
71L30230
(1) 運転席ウインドースイッチ
(オート機構付) (2) 助手席ウインドースイッチ (3) 右後席ウインドースイッチ (4) 左後席ウインドースイッチ
■ 運転席ウインドーの開閉
(オート機構付)
ウインドースイッチを軽く操作する
と、操作している間だけ開閉します。 スイッチから手を離すと、ウインドー はその位置で止まります。
ウインドースイッチを強く操作する
と、オート機構が作動してスイッチか ら手を離しても自動で全開または全閉 します。 途中で止めたいときは、操作した方向 と逆の方向に軽く操作します。
3-19
Page 67
運転する前に/ウインドーの開閉
■ 運転席ウインドーのオフディ レイタイマー機能
運転席ウインドーは、エンジンスイッチ を の位置から または
ON ACC LOCK (OFF)にしたあとでも、30 秒以内は開 閉が可能です。
30 秒以内でも、運転席ドアを開けて
閉めると、運転席ウインドーの開閉 ができません。
運転席ウインドーの開閉が可能な間
3
は、運転席ウインドースイッチの “AUTO”の文字が点灯しています。
■ 助手席/後席ウインドーの開閉
ウインドースイッチを操作している間だ け開閉します。スイッチから手を離す と、ウインドーはその位置で止まりま す。
はさみ込み防止機構は、スイッチを引 き上げ続けた状態では作動しません。 また、閉まり切る直前は、はさみ込み を検知できない領域があります。指な どをはさまないように気をつけてくだ さい。
ウインドーの故障で、はさみ込み防
止機構が作動し、自動で閉めること ができない場合があります。この場 合、運転席ウインドースイッチを引 き上げ続けると、完全に閉めること ができます。
悪路などを走行中にウインドーを自
動で閉めると、衝撃や荷重がウイン ドーに加わって、はさみ込み防止機 構が作動することがあります。
■ はさみ込み防止機構
運転席ウインドーには安全装置として、 はさみ込み防止機構があります。
オート機構を作動させて自動で閉めて
いるときに、異物をはさみ込むなどし てウインドーに一定以上の負荷がかか ると、ウインドーの動く方向が反転 し、少し開いて停止します。(過負荷 検知方式)
はさまれる異物の形状や硬さ、はさま れかたによっては過負荷検知されず、 はさみ込み防止機構が作動しない場合 があります。重大な傷害を受けるおそ れがありますので、十分に注意して開 閉操作を行なってください。
3-20
■ はさみ込み防止機構の初期設 定のしかた
バッテリー端子やヒューズ(7-20 ペー ジ参照)を外すなどして、パワーウイン
ドーシステムへの電源供給を一度絶って しまうと、運転席ウインドーが自動で開 かなくなるとともに自動で閉めたとき に、はさみ込み防止機構が作動しなく なってしまいます。 この場合、次の手順ではさみ込み防止機 構の初期設定を行なってください。ま た、運転席ウインドーが自動で開くこと も閉めることもできなくなった場合も、 同様に初期設定を行なってください。
Page 68
エンジンを始動します。
1
運転する前に/ウインドーの開閉
助手席、後席での開閉
運転席ウインドースイッチを押し続
2
け、ウインドーを完全に開けます。
運転席ウインドースイッチを引き上
3
げ続け、ウインドーを完全に閉めま す。
そのままスイッチを 2 秒以上引き上
4
げ続けます。
運転席ウインドーが自動開閉できる
5
ようになったか確認します。
はさみ込み防止機構は、必ず初期設定 してください。初期設定が完了するま では、はさみ込み防止機構が作動しま せん。
手順 を何度繰り返しても運転
1 4 席ウインドーが自動開閉できない場 合、システムの異常が考えられます。 スズキサービス工場で点検を受けてく ださい。
自席のウインドーだけ開閉できます。
ウインドースイッチを操作している間
だけ開閉します。スイッチから手を離 すと、ウインドーはその位置で止まり ます。
お子さまを乗せているときは、運転席
ドアのウインドーロックスイッチを
位置にしてください。
ロック
→ 3-19ページ
(ウインドーロックスイッチ)
(5)
71L30240
(5) 助手席/後席ウインドースイッチ
(※)
※イラストは助手席ドアを代表していま
す。
3
ウインドーロックスイッチが 位置のときは、助手席/後席ウイン ドーの開閉ができません。
ロック
3-21
Page 69
運転する前に/各部の調節
各部の調節

ルームミラー

ミラー全体を動かして、角度を調節しま す。
必ず走行前に調節してください。走行 中に調節すると、前方不注意で思わぬ 事故につながるおそれがあります。
3
防眩式ルームミラー
通常はレバー(1)を車の前方向に押し た状態で使用し、角度の調節もこの位置 で行ないます。後続車のライトがまぶし いときは、レバーを手前に引くとライト の反射が弱まります。
᩻ᅏ

ドアミラー

角度の調節
■ ドアミラー角度調節スイッチ
エンジンスイッチが または のときに使用できます。
角度調節スイッチ(1)を、調節し
1
たいミラーの側へまわします。
角度調節スイッチを操作して、上下
2
左右にミラーを動かします。
˹቏
ACC ON
(1)
ծ
71L30260
3-22
ᣮࢠ
(1)
必ず走行前に調節してください。走行 中に調節すると、前方不注意で思わぬ 事故につながるおそれがあります。
71L30251
調節後は、角度調節スイッチを中立の 位置へもどしてください。
Page 70
運転する前に/各部の調節
格納
狭い場所で駐車するときなどに、ドアミラー
を車の後ろ方向に倒すことができます。
ಐጞ
ᣮࢠ
71L30270
上図のドアミラーは代表例です。お車
のタイプにより異なります。
ドアミラーを倒したまま走行しない
でください。後方の確認ができず、 事故を起こすおそれがあります。
ドアミラーは車体より張り出してい
ます。ドアミラーを車外の人や物に あてないように気をつけてください。
ಐጞʃɮʍʋɁ࿡ৰ
ᣮࢠ
ಐጞ
80J1023
動いているドアミラーに触れないで
ください。手などをはさんでけがの おそれがあります。また、ドアミ ラー故障の原因となります。
格納スイッチでドアミラーを格納し
たときは、手でドアミラーを通常の 位置にもどさないでください。ドア ミラーの固定が不完全になるため、 走行中の振動や走行風などでドアミ ラーが動くおそれがあります。 その場合は、スイッチを通常の位置 に押して、確実にドアミラーを固定 してください。
3
■ ドアミラー格納スイッチ
エンジンスイッチが または のときに使用できます。
ACC ON
格納スイッチを押すごとに、格納と通
常の位置に切り替わります。
71L30280
エンジンスイッチが または
の位置にあるときは、手でドア
ON ミラーを操作しないでください。ドア ミラー故障の原因となります。
ACC
ドアミラーを手で動かすと、エンジ
ンスイッチを または
したときに、ドアミラーが動き出す
ことがあります。
ACC ON
格納スイッチが通常の位置で、ドアミ
ラーが車の前方向に倒れていると、エ
ンジンスイッチを または
にしたときに、ドアミラーがさらに車
の前方向に倒れてしまいます。ドアミ
ラーをもとの状態にもどすときは、一
度格納操作をしてください。
ACC ON
3-23
Page 71
運転する前に/各部の調節
ドアミラーヒータースイッチ
タイプ別装備
ドアミラーヒーターは、リヤデフォッ ガーと連動します。
→ 3-81ページ
(リヤデフォッガースイッチ)
ドアミラーヒーター装備車には、左右 のドアミラー鏡面に マークが付い
3
ています。
َɂծϫɥᇉȬǿ
71L30290
テレスコピック&チルト
ステアリング
ハンドルの前後・高さ調節
→ 2-9 ページ(ハンドル、シート、ミ
ラーの調節は走行前に)
ハンドルの固定を解除します。
1
片手でハンドルをささえながら、
ハンドル下のレバーを押し下げま す。
ハンドルを前後・上下に動かし、適
2
切な位置に調節します。
調節後は、ハンドルを固定します。
3
その位置でハンドルを押さえたま
ま、レバーをもとの位置まで確実 にもどします。
3-24
ِް
ᝩኮ
71L30300
調節後はハンドルを前後・上下にゆ すって、確実に固定されているか確認 してください。
Page 72
シートの調
運転する前に/シートの調節

前席シート

→ 5-56ページ(アームレスト)
シートを調節するときは、手足をは
さんだり、身体にあてたりしないよ うに気をつけてください。 → 2-9 ページ(ハンドル、シート、
ミラーの調節は走行前に)
シートを調節したあとは、シートを
前後にゆするなどして、確実に固定 されているか確認してください。
正しい運転姿勢
正しい運転姿勢がとれるように、次のこと
に注意してシートを調節してください。
背もたれと腰の間にすき間のないよう
にシートに深くすわります。
ペダル類を踏み込んだときに、ひざが
伸びきらないで余裕があるようにシー トを前後に調節します。
背中を背もたれに軽くつけ、ハンドル
を握ったときにひじが軽く曲がる程度 に背もたれの角度を調節します。
背もたれと背中の間にクッションなど を入れないでください。正しい運転姿 勢がとれないばかりか、シートベルト やヘッドレストの効果が十分に発揮さ れないおそれがあります。
前後位置の調節
スライドレバーを引き上げたまま、シー トを前後に動かします。
71L30321
上図のシートは代表例です。お車のタ
イプにより異なります。
3
ɅȫȟᢌȢ௽ȟ ɝʙʽʓʵ଩ͽ ȟഒȾᚐȽțɞ
ɅȩȟɆȠɜȭʤʊ ʵ᭒ɥᡍɓȻȠȾͺᛀ ȟȕɞ
ᑔ˹ɥᑔɕȲɟ ȾᢌȢȷȤɞ
ʁ˂ʒȾ຅ ȢȬɢɞ
80J177
シートの下に物を置かないでくださ い。物がはさまって、シートが固定さ れないおそれがあります。(シートア ンダートレー内を除く)
3-25
Page 73
運転する前に/シートの調節
背もたれの角度調節
後方へ倒すときは、リクライニングレ
バーを引き上げたまま、背中で軽く押 します。
前方へ起こすときは、背中を少し浮か
せて、リクライニングレバーを引き上 げます。
3
背もたれを必要以上に倒さないでくだ さい。シートベルトや SRS エアバッ グシステムが本来の効果を発揮できま せん。
背もたれから離れてリクライニングレ バーを操作すると、背もたれが急に起 きあがって前方に倒れることがありま す。手などをそえて操作してください。
71L30330
レバーを引き上げると、シート全体が
高くなるとともに前方に動きます。
レバーを押し下げると、シート全体が
低くなるとともに後方に動きます。
71L30340
ヘッドレストの高さ調節と 取外し・取付け
■ 高さの調節
走行前に、ヘッドレスト中央の高さが耳 の位置になるように調節し、しっかりと 固定します。背が高い人は、固定できる 範囲で一番高い位置にしてお使いくださ い。
高くするときは、ヘッドレストを手で
持ち上げます。
低くするときは、ロックボタン(1)
を押したままヘッドレストを押し下げ ます。
高さ調節(運転席のみ)
運転席シート右横のレバーをくりかえし 操作します。
3-26
■ 取外しかた
ロックボタン(1)を押したまま引き抜 きます。
ヘッドレストを外したまま、走行しな いでください。
Page 74
運転する前に/シートの調節
■ 取付けかた
ヘッドレストの前後の向きを間違えない ように、固定される位置まで差し込み、 高さの調節をします。
(1)
71L30350
(1) ロックボタン
ヘッドレストは、しっかりと固定してく ださい。また、ヘッドレストを前後逆に 取り付けないでください。ヘッドレスト が本来の効果を発揮できません。 ヘッドレストを前後逆に取り付けると、 ヘッドレストの高さ調節ができません。
運転席・助手席シートヒー タースイッチ
タイプ別装備
エンジンスイッチが のときに使用 できます。
ON
スイッチを押すと、シート内にある
ヒーターが作動して、スイッチ内の表 示灯(3)が点灯します。 もう一度押すとヒーターが切れます。
シートが適温になったら、スイッチを
切ってください。
アームレスト(タイプ別装備)がスイッ
チ操作や表示灯の点灯確認のさまたげ になる場合があります。必要に応じて、 アームレストを収納してください。
→ 5-56ページ(アームレスト)
(2)
(1) 運転席シートヒータースイッチ (2) 助手席シートヒータースイッチ
(3)
(1)
71L30360
長時間ヒーターを使用すると、低温
やけど(水ぶくれなど)の原因にな
ります。
毛布や座ぶとんなど、保温性の高い
ものをシートにかけないでください。
過熱の原因となります。
シートの上に重い荷物を置いたり、針
やくぎなどをシートに刺したりしない
でください。
シートをお手入れするときは、ベン
ジン、ガソリンおよびアルコールな
どの溶剤を含む洗浄液を使用しない
でください。シート表面やヒーター
が損傷する原因となります。
→ 6-4ページ(内装のお手入れ)
水やジュースなどをこぼしたとき
は、すみやかに柔らかい布などでふ
きとり、十分に乾かしてからご使用
ください。
バッテリー保護のため、エンジンが
かかっているときに使用してくださ
い。
3
3-27
Page 75
運転する前に/シートの調節
ヒーターには、自動的にスイッチが切 れるタイマー機能がありません。 また、スイッチを切らないと、エンジ ンスイッチを にするたびにヒー ターが自動的に入ります。
ON
■ 収納時の位置
収納するときは、ロックボタン(1)を 押したままヘッドレストを一番下まで押 し下げます。
収納時
(1)
3

後席シート

ヘッドレストの高さ調節と 取外し・取付け
■ 使用時の高さ調節
使用時の高さ調節は、前席シートと同様 です。3-26ページをお読みください。
(1) ロックボタン
使用時
(1)
71L30370
71L30861
■ 取外しかた
背もたれを前方へ少し倒し、ロックボタ ンを押したまま引き抜きます。
→ 3-32ページ
(背もたれの倒しかた)
ヘッドレストを外したまま、後席に人を 乗せないでください。
取り外したヘッドレストは、客室内に 放置しないでください。急ブレーキを かけたときなどに乗員や物などに当 たって、思わぬ事故につながるおそれ があります。
3-28
■ 取付けかた
ヘッドレストの前後の向きを間違えない ように、固定される位置まで差し込み、 高さの調節をします。
Page 76
ヘッドレストは、しっかり固定して
ください。また、ヘッドレストを前後 逆に取り付けないでください。ヘッ ドレストが本来の効果を発揮できま せん。 ヘッドレストを前後逆に取り付ける と、ヘッドレストの高さ調節ができ ません。
お子さま用シートを取り付けるとき
は、お子さま用シートがヘッドレス トに当たるのを防ぐため、ヘッドレ ストを固定できる範囲で一番高い位 置に調節するか取り外してくださ い。 ヘッドレストが当たった状態ではお 子さま用シートが確実に固定されな いため、衝突のときなどにお子さま が重大な傷害を受けるおそれがあり ます。
運転する前に/シートの調節
ISOFIX 対応チャイルドシ-ト 固定専用金具
後席の左右席には、ECE R44(※ 1)の 基準に適合した ISOFIX(※2)タイプの お子さま用シ-ト(別売り)を固定する ための専用金具が装備されています。
座面と背もたれのすき間にある金具
が、ISOFIX対応チャイルドシート固定
用アンカー(以下ISOFIXアンカーと略
す)です。
背もたれの裏側にある金具が、チャイ
ルドシート固定用テザーアンカー(以
下テザーアンカーと略す)です。
※1 ECE R44とは、お子さま用シートに
関する国際法規です。
※2 ISOFIX とは、お子さま用シ-トの
固定装置の大きさや取付け方法を統 一した国際標準化機構【 ISO(※ 3)】の規格です。
※3 ISO とは、International Organiza-
tion for Standardization(イン ターナショナル オーガニゼイショ ン フォー スタンダーディゼイショ ン)の略です。
3
<スズキ純正用品の場合>
ISOFIX
アンカー
ISOFIXタイプの ベビーシート
(後ろ向きに固定)
ISOFIXタイプの チャイルドシート
(前向きに固定)
(使用)○(使用)
(使用)○(使用)
テザー
アンカー
3-29
Page 77
運転する前に/シートの調節
お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格に合った適切なものを選んでく ださい。
→ 3-42 ページ(お子さま用シート
の選択について)
ISOFIXタイプのお子さま用シ-トは、
シ-トベルトで固定する必要がありま せん。
シ-トベルトで固定するお子さま用シ
-トを取り付けるときは、3-40 ペー ジの「お子さま用シートのシートベル
3
トによる固定」をお読みください。
■ 固定のしかた
ラゲッジシェルフを外します。
1
→ 5-58ページ
(ラゲッジシェルフ)
ISOFIX アンカー(1) の位置を確認し
2
ます。
座面と背もたれのすき間にありま
す。
テザーアンカー(2) の位置を確認し
3
ます。
背もたれの裏側にあります。
(2)
(2) テザーアンカー
後席のヘッドレスト (3) は、お子さ
4
ま用シ-トに当たらない高さに調節
するか取り外します。
→ 3-26 ページ(ヘッドレストの
高さ調節と取外し・取付け)
71L20302
(3)
(1)
(1) ISOFIXアンカー
3-30
71L20310
(1)
71L20301
ヘッドレストを調節してもお子さま用 シートに当たる場合は、ヘッドレスト を取り外してください。ヘッドレスト に当たった状態ではお子さま用シート が確実に固定されないため、衝突のと きなどにお子さまが重大な傷害を受け るおそれがあります。
Page 78
運転する前に/シートの調節
リクライニング機構付後席の場合、
5
背もたれを前側で固定します。
座席が確実に固定されているか確認
6
します。
お子さま用シートに付属の取扱説明
7
書にしたがって、お子さま用シート のコネクター(4)をISOFIX アンカー (1)へ差し込みます。
(1)
(4)
71L20311
上図のシートは代表例です。お車のタ
イプにより異なります。
テザ-ベルトを使用する場合、次の
8
ようにしてテザーアンカーへ取り付 けます。
ヘッドレストを取り付けていると
きは、図(代表例)のように持ち 上げたヘッドレストと背もたれの 間を通す
テザーベルト1本の場合
テザーベルト2本の場合
80J3080
お子さま用シ-トを前後左右にゆ
9
すって、確実に取り付けられている か確認します。
ラゲッジシェルフをもとにもどしま
10
す。
お子さま用シ-トを取り付けるとき
は、ISOFIXアンカーやテザ-アンカ
-周辺にシートベルトや異物などが
ないか確認してください。シ-トベ
ルトなどがかみ込むと、お子さま用
シ-トが正しく固定されず、衝突の
ときなどにお子さまが重大な傷害を
受けるおそれがあります。
荷物の固定などに、ISOFIXアンカー
やテザ-アンカ-を使用しないでく
ださい。アンカ-が曲がったり損傷
したりすると、お子さま用シ-トが
正しく固定されず、衝突のときなど
にお子さまが重大な傷害を受けるお
それがあります。
3
80J1315
3-31
Page 79
運転する前に/シートの調節
背もたれの倒しかた
背もたれを前へ倒すと、荷室が広く使え ます。
倒した背もたれの上や荷室に人を乗せ ないでください。ブレ-キや加速、衝 突のときなどに、投げ出されてけがの おそれがあります。
3
背もたれを動かすときは、手足をはさ んだり、身体に当てたりしないように 気をつけてください。
■ 倒しかた
ヘッドレストは一番低い位置へ調節
1
します。
後席左右のシートベルトを図のよう
2
にベルトガイド(1)にかけ、背も たれを動かすときに、ベルトをかみ 込まないようにします。
シートベルトの傷つき防止のため、 シートベルトはベルトガイドにかけて ください。
シートベルトのバックルは、背もた
3
れを倒すときのじゃまにならないよ
う、図のようにホルダー内に収納し
ます。
71L20304
背もたれ肩部のロックレバー(2)
4
を引いたまま、背もたれを前方へ倒
します。
背もたれを倒すときに、後席の
ヘッドレストが前席に当たる場合 は、前席を前に動かしてくださ い。
(1)
上図のベルトガイドは代表例です。お
車のタイプにより異なります。
3-32
71L20303
(2)
71L20305
上図のロックレバーは代表例です。お
車のタイプにより異なります。
Page 80
(3)
(4)
(3)背もたれ固定用フック (4)ロック部品
背もたれ裏のロック部品に指などを
入れないでください。けがのおそれ があります。
荷物の固定などに、背もたれ裏の
ロック部品や背もたれ固定用フック を使用しないでください。また、 ロック部品やフックに砂などの異物 を付着させないでください。ロック 部品が損傷したりフックが曲がった りして、背もたれが固定できなくな るおそれがあります。
71L20306
運転する前に/シートの調節
ロックレバー横に赤色の表示が出て
いる状態では、背もたれはロックさ
れていません。
背もたれを起こしたあとは、背もた
れを前後にゆすったり、背もたれを
一度前に倒し再び起こしたりして、
背もたれが確実に固定されているか
確認してください。背もたれの固定
が不確実な場合、走行中に突然背も
たれが前に倒れ、思わぬけがをする
おそれがあります。
リクライニング機構付後席
固定(ロック)
赤色の表示 (アンロック)
71L20307
リクライニング機構なし後席
固定(ロック)
3
■ 起こしかた
背もたれを起こし、固定される位置まで 背もたれを車の後ろ方向へ押し付けま す。
背もたれ肩部のロックレバー横に赤色
の表示が出ていないことを確認しま す。
赤色の表示 (アンロック)
71L20308
3-33
Page 81
運転する前に/シートベルト
背もたれの角度調節
シートベルト

シートベルトについて

タイプ別装備
2段階に調節できます。
後方へ倒すときは、ロックレバー(1)
を引いたまま、背もたれを押します。
前方へ起こすときは、ロックレバーを
引いたまま、背もたれを前に引きます。
調節後は、ロックレバー横に赤色の表示 (2)が出ていないことを確認します。
3
(1)
ロックレバー横に赤色の表示が出て
いる状態では、背もたれはロックさ れていません。
調節後は背もたれを前後にゆするな
どして、背もたれが確実に固定され ているか確認してください。背もた れの固定が不確実な場合、走行中に 突然背もたれが前に倒れ、思わぬけ がをするおそれがあります。
3-34
(2)
71L20309
正しい姿勢でシートにすわり、正しく シートベルトを着用しないと、シートベ ルトが本来の効果を発揮できません。 シートベルトを着用するときは、次のこ とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-25ページ(正しい運転姿勢)
ʁ˂ʒɥᝩኮȪǾ˨Ͷɥ ᠭȦȪȹܝ຅ȢȬɢɞ
ᑈɁ˹܄ȾȞȤǾ ȲɞɒǾɀȫɟɥ՘ɞ
ᒂɁȺȠɞȳȤͲȗͱᏚȾȞȤǾ Ȳɞɒɥ՘ɞ
70K216
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり 調節したりすると、思わぬ事故を起 こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやクリッ プなどでベルトをたるませないでく ださい。シートベルトが本来の効果 を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
Page 82
運転する前に/シートベルト
お子さまもシートベルトを着用
→ 2-5ページ(お子さまを乗せるときは)
お子さまをシートベルトで遊ばせない でください。ベルトを身体に巻きつけ るなどして遊んでいるときに、窒息な ど重大な傷害を受けるおそれがありま す。万一の場合は、ハサミでベルトを 切断してください。
80J028
妊娠中や疾患のある方は
ᒆ᥂ɥᤧȤȹ ᑢ᥂ȾȞȤɞ
ᒆ᥂ɥᤧȤȹ ᒂ᥂ɁͲȗͱ ᏚȾȞȤɞ
80J075
3
シートベルト警告ブザー
運転席のシートベルト着用忘れを防止す るためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときに運転者がシートベルトを
着用していないと、メーター内のシー
トベルト警告灯が点灯から点滅に切り
替わるとともに、シートベルト警告ブ
ザーが断続的に鳴ります。
→ 3-62ページ(シートベルト警告灯)
妊娠中の方、疾患がある方もシート
ベルトを着用してください。ただし、 衝突のときに局部的に強く圧迫され るおそれがありますので、医師に相 談して注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか けます。肩ベルトは、首と肩先の中 央から腹部を避けて胸部にかかるよ うに着用してください。
運転者がベルトを着用すると、警告
灯は消灯します。また、警告ブザー
が鳴っているときは、ブザーも止ま
ります。
警告ブザーは運転者がベルトを着用
しなくても、約95 秒間鳴り続けたあ
とに止まります。ただし、警告灯は
点滅から点灯に切り替わったまま、
エンジンスイッチを または
(OFF)にするまで消灯しま
LOCK
せん。
ACC
3-35
Page 83
運転する前に/シートベルト
シートベルトの長さ調節
3 点式シートベルトは、長さ調節が必要 ありません。身体の動きにあわせてベル トが伸縮し、強い衝撃を受けたときは自 動的にベルトがロックされて身体を固定 します。
肩ベルトの高さ調節
3
身体の大きさにあわせて、ショルダーア ンカー(2)の高さ調節ができます。
上に調節するときは、アンカーをその
まま適切な位置まで持ち上げます。
下に調節するときは、ロックレバー(1)
を引いたままアンカーを下げ、適切な 位置でレバーをはなします。
調節後は、アンカーを下に引いて固定
されているか確認します。
(1)
前席のみ

シートベルトの着用のしかた

■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
1
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
əȶȢɝȠҋȬ
ɀȫɟɁȽȗȦȻ ɥᆬᝓȬɞ
(1)
ベルトがロックされていて引き出せな いときは、いったんゆるめてから再度 引き出します。それでも引き出せない 場合は、一度ベルトを強く引いてから ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく ださい。
80J1147
3-36
(2)
80J3021
Page 84
タングプレート(1)をバックル(2)
2
の差し込み口にまっすぐになるよう に合わせて、カチッという音がする までしっかりと差し込みます。
右側後席用のバックルとの間違い
防止のため、後席中央席のシート ベルトのバックルには、 CENTERの表示があります。
(1)
(2)
80J1148
腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
3
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
4
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
5
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。 シートベルトが自動的に巻きもどされま すので、ベルトやタングプレートに手を 添え、ゆっくりともどしてください。
運転する前に/シートベルト
ベルトがねじれていると、ベルトを外 したときに巻き取られないことがあり ます。ベルトにたるみがなく巻きもど されていることを確認してください。
シートベルトを正しく着用する
3
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
3点式シートベルトが肩にしっかりと
かかっていないと、衝撃を受けたと
きに前に投げ出されるおそれがあり
ます。
アームレスト(タイプ別装備)にベ
ルトがかかっていると、シートベル
トが本来の効果を発揮できません。
ベルトは、アームレストの下をとお
してください。
(3)
71L30460
65J294
3-37
Page 85
運転する前に/シートベルト
シートベルトの
取扱いとお手入れ
取扱い
後席に人を乗せないときは、シートベル トをベルトガイド(1)にかけてくださ い。
(1)
3
上図のベルトガイドは代表例です。お
車のタイプにより異なります。
71L20303
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し てください。
バックルが正常に動かないときは、
スズキサービス工場で点検を受けて ください。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、 機能が損なわれていることがありま す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー トベルトが正常に機能を発揮しない おそれがありますので、スズキサー ビス工場で点検を受けてください。
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた るみなく巻きもどされているか確認 してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
3-38
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、
樹脂部品などの手入れ)
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく ださい。しみ、変色、強度低下の原因 となり、シートベルトが正常に機能を 発揮しないおそれがあります。
Page 86
運転する前に/シートベルト
シートベルトプリテンショナー
(前席のみ)
シートベルトプリテンショ ナーとは
エンジンスイッチが のときに、次 のような状況になると、肩ベルトを瞬時 に巻き取ります。
ON
車の前方向から強い衝撃を受けたと
き。運転席・助手席SRSエアバッグシ ステムと連動しています。
車の側面(前席乗員付近)に横方向か
ら強い衝撃を受けたとき。SRS サイド /カーテンエアバッグシステム(タイ プ別装備)と連動しています。
→ 3-53ページ
(SRSエアバッグシステムの作動)
કశӛ౓ɥ ᯚɔɞ
正常に機能させるために
シートベルトプリテンショナーの機能に 影響をあたえる部品に手を加えないでく ださい。シートベルトが思いがけないと きに巻き取られたり、必要なときに正常 に巻き取られなくなったりすることがあ ります。
→ 2-28 ページ(部品の取付け、取外
し、修理をするときは)
SRSエアバッグ警告灯
80J111
メーターパネル内にあります。
シートベルトプリテンショナー、SRS
エアバッグの電子制御システムに異常
があると、エンジンスイッチが
のときに点灯します。
→ 3-61ページ
(警告灯・表示灯の見かた)
ON
3
80J1018
プリテンショナーが一度でも作動する と、ベルトを引き出すことも巻き取る こともできなくなります。スズキサー ビス工場で交換してください。
廃棄や廃車
作動していないシートベルトプリテン ショナーは、決められた手順で作動させ てから廃棄する必要があります。
プリテンショナーを廃棄するときや、装 備車を廃車するときは、スズキ販売店 またはスズキ代理店にご相談ください。
3-39
Page 87
運転する前に/シートベルト
シートベルト可変フォース
リミッター(前席のみ)
車の前方向から強い衝撃を受けると、 シートベルト巻取り装置内のシートベル ト可変フォースリミッターが作動し、乗 員に一定以上の荷重がかからないように 肩ベルトを 2 段階に繰り出して、衝撃を 緩和します。
3
ᑢȾ ӏɢɞӌɥ ፿֪Ȭɞ
強い衝撃を受けたシートベルトは、 ショルダーアンカー部(1)およびタ ングプレート部(2)の樹脂が強いま さつで溶けてベルトに付着し、ベルト が滑りにくくなります。このような場 合は、シートベルトが本来の機能を発 揮できません。スズキサービス工場で 交換してください。
80J1039
お子さま用シートの
シートベルトによる固定
お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格に合った適切なものを選んでく ださい。
→ 3-42 ページ(お子さま用シート
の選択について)
ISOFIXタイプのお子さま用シート(別
売り)を取り付けるときは、3-29ペー ジの「ISOFIX対応チャイルドシ-ト固 定専用金具」をお読みください。
助手席には、ベビーシートなどの後
ろ向きお子さま用シートを取り付け ないでください。助手席 SRS エア バッグがふくらむと、お子さま用 シートの背面に強い衝撃が加わり、 生命にかかわる重大な傷害を受ける おそれがあります。
やむをえず助手席にチャイルドシー
トを取り付けるときは、助手席をい ちばん後ろに下げ、前向きに取り付 けてください。
3-40
80J027
(1)
(2)
82K179
Page 88
固定のしかた
ヘッドレスト(1)は、お子さま用シー
1
トに当たらない高さに調節するか取 り外します。
→ 3-28 ページ(ヘッドレストの
高さ調節と取外し・取付け)
運転する前に/シートベルト
カチッと音がするまで、タングプ
5
レ ー ト(2)を バ ッ ク ル(3)に しっかりと差し込みます。
(2)
(1)
71L30470
ヘッドレストを調節してもお子さま用 シートに当たる場合は、ヘッドレスト を取り外してください。ヘッドレスト に当たった状態ではお子さま用シート が確実に固定されないため、衝突のと きなどにお子さまが重大な傷害を受け るおそれがあります。
リクライニング機構付後席の場合、
2
お子さま用シートと背もたれの間に すき間ができないように背もたれの 角度を調節します。
座席が確実に固定されているか確認
3
します。
上図のお子さま用シートは代表例
です。
お子さま用シートにシートベルト固
6
定機構もロッキングクリップ (4) も そなわっていない場合は、別売りの ロッキングクリップを使用してしっ かりと固定します。
上図のロッキングクリップ(別売
り)は代表例です。
(3)
3
80J1329
(4)
57L30152
お子さま用シートに付属の取扱説明
4
書にしたがって、所定の部位にシー トベルトを通します。
シートベルト固定機構またはロッキン グクリップでお子さま用シートを確実 に固定しないと、急ブレーキをかけた ときや衝突時に、お子さまが重大な傷 害を受けるおそれがあります。
3-41
Page 89
運転する前に/シートベルト
お子さま用シートを前後左右にゆ
7
すって、確実に固定されているか確 認します。
確実に固定できない場合は、お子
さま用シートに付属の取扱説明書 をご確認いただくか、お子さま用 シートを購入された販売店にご相 談ください。
お子さま用シートは、確実に固定して
3
ください。急ブレーキをかけたときや 衝突時に、お子さまが重大な傷害を受 けるおそれがあります。
お子さま用シートの選択
について
お子さま用シートは、この項目をよく読 んだうえで、お子さまの年齢や体格に 合った適切なものを選んでください。
ECE R44の基準に適合するお 子さま用シートの認証マーク について
ECE R44 (※1)の基準に適合するお子さ ま用シートには、次のような認証マーク が表示されています。
(1)
(2)
(3)
(1) 法規番号 (2)
お子さま用シートのカテゴリー (※2) (3) 対象となるお子さまの体重範囲 (4) 装置の仕様 (5) お子さま用シートを認可した国番号 (6) お子さま用シートの認可番号
(4)
(5)
(6)
51K1022
上図の認証マークは代表例です。
2-5 ページの「お子さまを乗せるとき
」もよくお読みください。
この車は、2006 年 10月 1日施行の新
保安基準に適合したISOFIX対応チャイ ルドシート固定専用金具(ISOFIXアン カーおよびテザーアンカー)を装備し ています。
→ 3-29ページ
(ISOFIX対応チャイルドシ-ト固
定専用金具)
3-42
※1 ECE R44 とは、お子さま用シート
に関する国際法規です。
※2 上図の「Universal」は、汎用カテ
ゴリーの認可であることを表しま す。
この車のスズキ純正お子さま用シート は、ECE R44 の基準に適合していま す。
Page 90
運転する前に/シートベルト
ECE R44の基準に適合するお 子さま用シートの、座席位置 別適合性一覧表の見かた
→ 3-45ページ(ECE R44の基準に適
合するお子さま用シートの、座席位 置別適合性一覧表)
■ 質量グループについて
ECE R44の基準に適合するお子さま用
シートは、次の 5 種類に分類されま す。
質量グループ お子さまの体重
グループ0 10kgまで
グループ0+ 13kgまで
グループⅠ 9~18kg
グループⅡ 15~25kg
グループⅢ 22~36kg
代表的なお子さま用シートには、次の
ようなものがあります。
ベビーシート
後ろ向き、または横向き装着のお子さま 用シートで、首がすわっていないお子さ ま、ひとりすわりのできないお子さまに 使用します。ECE R44 基準のグループ
00+に相当します。
チャイルドシート
前向き装着のお子さま用シートで、シー トベルトが首やあごにかかるときや、腰 骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループに相 当します。
3
64L30820
ジュニアシート
前向き装着のお子さま用シートで、シー トベルトが首やあごにかかるときや、腰 骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ に相当します。
64L30810
64L30830
3-43
Page 91
運転する前に/シートベルト
■ ISOFIXタイプのお子さま用シートの、サイズ等級について
サイズ等級は、お子さま用シートに表示される分類記号です。次の一覧表をご覧くださ い。
サイズ等級 説明
A ISO/F3 全高前向き幼児用チャイルドシート B ISO/F2 低型前向き幼児用チャイルドシート
B1 ISO/F2X
C ISO/R3 大型後ろ向き幼児用チャイルドシート
3
D ISO/R2 小型後ろ向き幼児用チャイルドシート E ISO/R1 後ろ向き乳児用チャイルドシート F ISO/L1 左向き位置用チャイルドシート(キャリコット※) G ISO/L2 右向き位置用チャイルドシート(キャリコット※)
※キャリコットとは、お子さまを寝かせた姿勢で横向きに取り付けることができるベ
ビーシートの一つです。 詳しくは、お子さま用シートの製造元または販売店にご相談ください。
低型前向き幼児用チャイルドシート (ISO/F2とは別形状)
3-44
Page 92
運転する前に/シートベルト
ECE R44の基準に適合するお子さま用シートの、座席位置別適合性 一覧表
■ シートベルトによる固定
質量グループ
グループ0
(10kgまで)
グループ0+
(13kgまで)
グループⅠ
(9~18kg)
グループⅡ
(15~25kg)
グループⅢ
(22~36kg)
<上表に記入する文字の説明>
U :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーのお子
さま用シートに適しています。
UF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの前向
きお子さま用シートに適しています。
X :お子さま用シートの取付けには適していません。
助手席 後席外側 後席中央
XUU
XUU
UF U U
XUFUF
XUFUF
着席位置
シートベルトを使用してお子さま用シートを取り付けるときは、3-40 ページの「
子さま用シートのシートベルトによる固定」をお読みください。
ISOFIX タイプのお子さま用シートの種類によっては、上表の質量グループでの使用
に適していても、取り付けができない場合があります。詳しくは、次ページの 「ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具による固定」をお読みください。
3
表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。
取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。
3-45
Page 93
運転する前に/シートベルト
■ ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具による固定
質量グループ サイズ等級
キャリコット
グループ0(10kgまで) E ISO/R1 N.A. IL
グループ0+(13kgまで)
3
グループⅠ(9~18kg)
グループⅡ(15~25kg) N.A. X N.A.
グループⅢ(22~36kg) N.A. X N.A.
<上表に記入する文字の説明>
IUF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの
ISOFIX対応前向きお子さま用シートに適しています。
IL :この質量グループでの使用を許可された準汎用(セミユニバーサル)カテゴリー
の「スズキ純正ベビーシート」に適しています。 X :ISOFIX対応お子さま用シートの取付けには適していません。 N.A.:この位置にはチャイルドシート固定専用金具が装備されていないため、ISOFIX
タイプのお子さま用シートを取り付けることはできません。
FISO/L1N.A. X N.A.
GISO/L2N.A. X N.A.
EISO/R1N.A. IL
DISO/R2N.A. X N.A.
CISO/R3N.A. X N.A.
DISO/R2N.A. X N.A.
CISO/R3N.A. X N.A.
BISO/F2N.A. IUF
B1 ISO/F2X N.A. IUF
AISO/F3N.A. IUF
チャイルドシート固定専用金具の位置
助手席
後席外側
注1)
注1)
注1)
注2)
注1)
後席中央
N.A.
N.A.
N.A.
N.A.
N.A.
注1) お子さま用シートを取り付ける座席のヘッドレストを使用時の高さに調節します。 注2) お子さま用シートを取り付ける座席のヘッドレストを固定できる範囲で一番高い
位置に調節します。
→ 3-28ページ(ヘッドレストの高さ調節と 取外し・取付け)
チャイルドシート固定専用金具を使用してお子さま用シートを取り付けるときは、
3-29ページの「ISOFIX対応チャイルドシ-ト固定専用金具」をお読みください。
表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。
取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。
3-46
Page 94
SRSエアバッ
SRSエアバッグ車を
運転するときは
SRSエアバッグシステムとは
SRS とは Supplemental Restraint System(サプリメンタル レストレイ ント システム)の略で、補助拘束装置 の意味です。
■ 運転席・助手席 SRS エアバッ グシステム
エンジンスイッチが の場合に、車 の前方向から強い衝撃を受け、シートベ ルトを着用していてもハンドルや助手席 側インパネに顔面があたるような強い衝 突のときに、運転席・助手席 SRS エア バッグが瞬時にふくらむ構造になってい ます。
ON
運転席・助手席 SRSエアバッグシステ
ムは、ふくらんだ SRS エアバッグが クッションの役割をして、顔面への衝 撃を軽減する効果があります。
運転する前に/SRSエアバッグ
■ SRSサイドエアバッグシステム
タイプ別装備
エンジンスイッチが の場合に、車 の側面(前席乗員付近)に横方向から強 い衝撃を受けて、ドアと前席乗員の胸部 などが衝突するようなときに、衝撃を受 けた側(運転席側または助手席側)の SRSサイドエアバッグがSRSカーテンエ アバッグと連動して瞬時にふくらむ構造 となっています。
ON
SRS サイドエアバッグシステムは、ふ
くらんだSRSサイドエアバッグがクッ ションの役割をして、シートベルトを 着用した前席乗員の主に胸部にかかる 衝撃を軽減する効果があります。シー トベルトは必ず着用してください。
→ 3-36ページ
(シートベルトの着用のしかた)
(1)
3
シートベルトは必ず着用してください。
→ 3-36ページ
(シートベルトの着用のしかた)
71L30480
(1)SRSサイドエアバッグ
上図は、運転席側が作動したときを代
表しています。
80J090
3-47
Page 95
運転する前に/SRSエアバッグ
■ SRSカーテンエアバッグシス テム
タイプ別装備
エンジンスイッチが の場合に、車 の側面(前席乗員付近)に横方向から強 い衝撃を受けて、ドアと前席および後席 外側乗員の頭部などが衝突するようなと きに、衝撃を受けた側(運転席側または 助手席側)のSRSカーテンエアバッグが SRSサイドエアバッグと連動して瞬時に ふくらむ構造となっています。
3
SRS カーテンエアバッグシステムは、
ふくらんだ SRS カーテンエアバッグが クッションの役割をして、シートベル トを着用した前席および後席外側乗員 の主に頭部にかかる衝撃を軽減する効 果があります。シートベルトは必ず着 用してください。
→ 3-36ページ
(シートベルトの着用のしかた)
ON
(2)
SRS エアバッグシステムは、シート
ベルトに代わるものではありません。 シートベルトと併用することで、そ の効果を発揮するシートベルトの補 助拘束装置です。したがってSRSエ アバッグシステムが装備されている 車であっても、シートベルトを必ず 着用してください。
シートベルトは正しい姿勢で正しく
着用してください。シートベルトを 正しく着用しないと、SRS エアバッ グの効果が十分発揮できません。
(2)SRSカーテンエアバッグ
上図は、運転席側が作動したときを代
表しています。
3-48
71L30490
51K0007
助手席 SRS エアバッグは、助手席に
乗員がいなくても、運転席 SRS エア バッグと同時にふくらみます。
SRSサイド/カーテンエアバッグ装
備車の場合、乗員の有無に関係なく、 衝撃を受けた側の SRS サイド/カー テンエアバッグがふくらみます。
Page 96
運転する前に/SRSエアバッグ
表示と収納場所
“SRS AIRBAG”の表示がある付近に収 納されています。
■ 運転席SRSエアバッグ
71L30500
■ 助手席SRSエアバッグ
(1)
71L30520
(1) SRSサイドエアバッグ
3
■ SRSカーテンエアバッグ
タイプ別装備
運転席側および助手席側のルーフサイド に収納されています。また、装備車のピ ラーには図(運転席側を代表)のような 表示がついています。
(2)
71L30510
■ SRSサイドエアバッグ
タイプ別装備
前席背もたれのドア側に収納されていま す。装備車の前席シートには、図のよう なタグがついています。
71L30530
(2) SRSカーテンエアバッグ
3-49
Page 97
運転する前に/SRSエアバッグ
エアバッグの収納部分に傷がついて
いたり、ひび割れがあったりすると きは、スズキサービス工場で交換し てください。エアバッグが正常に作 動しないおそれがあります。
エアバッグの収納場所を強打した
り、衝撃を加えたりしないでくださ い。また、前席ドアを窓ガラスが割 れるほど強く閉めないでください。 エアバッグが正常に作動しなくなっ
3
たり誤ってふくらんだりして、思わ ぬ傷害を受けるおそれがあります。
着座姿勢
運転者および助手席の同乗者は、シート に奥深くすわり、背もたれに背中を軽く つけてください。また、シートを前方に 出し過ぎないようにシートの位置を調節 してください。 とくに助手席の同乗者は、後席の同乗者 のさまたげにならない位置までシートを 後方に移動し、助手席SRSエアバッグか らできるだけ離れてすわってください。
→ 3-25ページ(正しい運転姿勢)
SRSサイド/カーテンエアバッグ(タ イプ別装備)が作動したときの強い衝 撃で、重大な傷害を受けるおそれがあ ります。窓から手を出したり、ドアに もたれかかったりしないでください。 また、後席に乗るときは、前席の背も たれを抱えないでください。とくにお 子さまには注意してください。
80J061
ɅȫȟᢌȢ௽ȟ ɝʙʽʓʵ଩ͽ ȟഒȾᚐȽțɞ
ɅȩȟɆȠɜȭʤʊ ʵ᭒ɥᡍɓȻȠȾͺᛀ ȟȕɞ
3-50
ᑔ˹ɥᑔɕȲɟ ȾᢌȢȷȤɞ
ʁ˂ʒȾ຅ ȢȬɢɞ
80J177
80J062
お子さま用シートの取付け
→ 2-6 ページ(お子さま用シートの使
用について)
→ 3-40 ページ(お子さま用シートの
シートベルトによる固定)
→ 3-42 ページ(お子さま用シートの
選択について)
Page 98
運転する前に/SRSエアバッグ
SRSエアバッグシステムの
取扱い
SRS エアバッグシステムを正 常に機能させるために
SRSエアバッグがふくらむ範囲に物があ ると、物が飛ばされたりSRSエアバッグ が正常にふくらまなくなったりするおそ れがあります。
サスペンションを改造しないでくだ
さい。車高やサスペンションの硬さ が変わると、SRS エアバッグの誤作 動の原因になります。
車両前部にグリルガードなどを装着
するときは、スズキ販売店またはス ズキ代理店にご相談ください。車両 前部を改造すると、SRS エアバッグ が正常に作動しなくなるおそれがあ ります。
無線機などを取り付けるときは、ス
ズキ販売店またはスズキ代理店にご 相談ください。無線機の電波などが SRS エアバッグのコンピューターに 悪影響をあたえるおそれがあります。
SRS エアバッグが作動しない程度の
事故であっても、事故後はスズキサー ビス工場で点検を受けてください。 システム本来の機能が損なわれてい ると、万一のときにSRS エアバッグ の効果が十分に発揮できないおそれ があります。
SRS エアバッグは、その機能に影響
をあたえる部品に手を加えると、思 いがけないときにふくらんだり、必 要なときに正常に作動しなくなった りすることがあります。次のような 場合は、システムに悪影響をおよぼ します。事前にスズキ販売店または スズキ代理店にご相談ください。
ハンドルの取外し、ハンドルまわ
りの修理など
インパネまわり、センターコンソー
ル付近の修理および電気配線の修理
オーディオ用品などの取付けダッシュボード周辺の板金塗装お
よび修理
前席シートの交換およびシートま
わりの修理
フロントピラー、バックピラーお
よびルーフサイドまわりの修理
センターピラーまわりの修理
■ 運転席SRSエアバッグについて
ハンドルにもたれかかるなどして、
SRS エアバッグ収納部に手や顔、胸 などを近づけないでください。SRS エアバッグが作動したときの強い衝 撃で、重大な傷害を受けるおそれが あります。
ハンドルを交換する、ハンドルの
パッド部にステッカーを貼る、色を ぬる、カバーでおおうなどの改造を しないでください。万一のときに SRSエアバッグが正常にふくらまなく なるおそれがあります。
80J094
3
3-51
Page 99
運転する前に/SRSエアバッグ
■ 助手席SRSエアバッグについて
助手席に乗車するときや、お子さまを
乗せるときは、必ず次のことをお守り ください。守らないと SRS エアバッ グが作動したときの強い衝撃で、重大 な傷害を受けるおそれがあります。 インパネの SRS エアバッグ収納部
に手足を置いたり、顔や胸などを
3
近づけたりしないでください。
お子さまを SRS エアバッグ収納部
の前に立たせたり、ひざの上に抱い てすわったりしないでください。お 子さまは後席に乗せて、シートベル トを着用させてください。
シートベルトを正しく着用できない
お子さまは、ベビーシート、チャイ ルドシート、ジュニアシートに乗せ てください。
インパネ上面には、ステッカーを貼っ
たり色をぬったりしないでください。 また、アクセサリーや芳香剤、ETC 車載器やポータブルカーナビなどを 取り付けたり置いたり、傘などを立 てかけたりしないでください。
80J095
フロントガラスやルームミラーにア
クセサリー(スズキ純正用品を除く) などを取り付けないでください。
■ SRSサイド/カーテンエアバッ グ(タイプ別装備)について
前席にシートカバーを取り付けると
きは、SRS サイドエアバッグ装備車 専用のスズキ純正シートカバーを使 用し、付属の取扱説明書をよくお読 みください。正しい向きと位置に取 り付けないと、SRS サイドエアバッ グが正常に作動しなくなり、重大な 傷害につながるおそれがあります。ま た、純正の専用品以外の物を使用す ると、SRS サイドエアバッグが正常 に作動しなくなる原因となります。
ドア付近にカップホルダーやハン
ガーなどのアクセサリー用品を取り 付けたり、傘などを立てかけたりし ないでください。SRS サイド/カー テンエアバッグが作動したときに、 これらの物が飛散したり正常にふく らまなくなったりして、重大な傷害 につながるおそれがあります。
3-52
80J063
80J096
Page 100
運転する前に/SRSエアバッグ

SRSエアバッグシステムの作動

作動したとき
エアバッグは、高温のガスで瞬時にふ
くらみます。事故の発生状況や乗員の 姿勢によっては、擦過傷、打撲、やけ どなどを負うことがあります。
ふくらんだエアバッグは、すぐにしぼ
む構造になっています。
エアバッグが作動したあとは、エア バッグの構成部品に触れないでくださ い。作動直後は構成部品が熱くなり、 やけどのおそれがあります。
エアバッグが作動すると大きな音がし て白い煙のようなガスが出ますが、火 災ではありません。また、人体への影 響もありません。 ただし、残留物が目や皮膚などに付着 したときは、できるだけ早く水で洗い 流してください。皮膚の弱い方などは、 まれに皮膚を刺激する場合があります。
エアバッグは再使用できません。 スズキサービス工場で交換してくださ い。
こんなとき作動します
■ 運転席・助手席SRSエアバッグ
衝突しても変形や移動をしない構造物
(コンクリートの壁など)に、約 25 km/h以上の速度で正面衝突したとき
3
80J097
車両の前方約30゜以内の方向から、上
図と同等の強い衝撃を受けたとき
ጙ³°ā
ጙ³°ā
80J098
■ SRSサイド/カーテン エアバッグ
タイプ別装備
自車と同等の車が約25 km/h以上の速度 で横方向から客室部に衝突したとき、ま たはそれと同等以上の衝撃を受けたとき
80J119
3-53
Loading...