このたびは 、スズキランディをお買い求 め いただきありがとうございます。
ご使用の前に、必ずこの取扱説明書をお読みください。お車の取扱いを誤ると、事故や故障の
原因となります。本書をよくお読みいただき、いつまでも快適なカーライフをお楽しみください。
・・本書は、お車の取扱いや万一のときの処置などについて説明しています。
本書では、次の記号を使用しています。これらは重要ですので、とくにしっかりお読みください。
安全のために守っていただきたいこと。
警告
注意
お車のために守っていただきたいこと。
アドバイス
お車を使ううえで知っておいていただきたいこと。
知識
・
保証や点検整備については、別冊のメンテナンスノートに記載しています。本書とあわせてお読みください。
本 書とメンテナンスノートは、常にお 車 の中に保管してください。
・
お車をおゆずりになるときは、次 に所有されるかたのために、本 書とメンテナンスノートをお車に付けてお 渡しください。
・
限定車の装備品や、スズキ販売店またはスズキ代理店で取り付けた装備品などについては、装備品に添付されて
・
いる取扱説明書をお読みください。
車の仕様などの変更により、本書の内容やイラストとお車が一致しない場合があります。あらかじめご了承ください。
・
ご不明な点は、担当セールススタッフにおたずねください。
・
守らないと生命の危険または重大な傷害につながるおそれがあります。
守らないと傷害または事故につながるおそれがあります。
守らないと車両破損につながるおそれや正規性能を確保できないことがあります。
知っておくとお車やいろいろな装備を上手に使うことができ便利です。
■ 外観フロント .2 ■ 外観リヤ .3 ■ ⾞室内 .4
■ 運転席まわり .5 ■ インストルメントパネル .6 ■ メーター .7
■ 警告灯⼀覧 .8 ■ 表⺬灯⼀覧 .9
⽬次
イラスト⽬次
P.2
■ 運転する前に .12 ■ シートベルト .19 ■ エアバッグ .27
■ お⼦さまの安全のために .40 ■ 盗難防⽌機能 .54
■ 計器類 .56 ■ 警告灯・表⺬灯 .61 ■ マルチインフォメーション
ディスプレイ
■ メーターの明るさの調節 .101
■ キー .104 ■ ドアの施錠と解錠 .112 ■ シートの調節 .145
■ ハンドルの調節 .164 ■ ミラーの調節 .165 ■ 窓ガラスの開閉 .168
■ 燃料補給⼝の開閉 .170 ■ エアコンの操作 .174 ■ オーディオ .195
■ 始動する .200 ■ 運転する .206 ■ ランプをつける、ワイパーを使う .217
■ 運転⽀援機能 .229 ■ カメラシステム .291
■ 室内照明 .322 ■ 収納装備 .325 ■ その他の室内装備 .334
■ まずはじめに .354 ■ 緊急時の対処⽅法 .360
■ メンテナンスの前に .394 ■ 点検と整備 .402 ■ 清掃・お⼿⼊れ .437
■ サービスデータ .449
.71
安全なドライブの
ために
メーターの⾒かた
各部の操作
運転のしかた
室内装備
トラブルがおきた
ときは
メンテナンス
索引
P.11
P.55
P.103
P.199
P.321
P.353
P.393
P.455
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
外観フロント
MEA0092X
2
外観リヤ
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
MEA0093X
3
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
⾞室内
MEA0094X
4
運転席まわり
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
MEA0095X
5
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
インストルメントパネル
MEA0096X
6
メーター
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
MEE0174X
7
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
警告灯⼀覧
MEA0098X
8
表⺬灯⼀覧
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
MEA0099X
9
イ
ラ
ス
ト
⽬
次
MEMO
10
安全なドライブのために
運転する前に
運転前の準備 P.12
運転するときに注意すること P.14
⼼臓ペースメーカーなどをご使⽤の⽅の注意事項 P.18
シートベルト
シートベルトについて P.19
3点式シートベルト(フロントシート/セカンドシート/
サードシート左右) P.21
3点式シートベルト(サードシート中央) P.23
シートベルトの注意事項 P.25
エアバッグ
SRSエアバッグ P.27
運転席・助⼿席SRS エアバッグシステム P.31
運転席・助⼿席SRSサイドエアバッグシステム
SRSカーテンエアバッグシステム
★
★
お⼦さまの安全のために
お⼦さまを乗せるときに注意すること P.40
チャイルドシート P.43
盗難防⽌機能
イモビライザー(盗難防⽌装置) P.54
P.36
P.38
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
11
運転する前に
運転前の準備
正しい運転姿勢をとれるよう、ハンドル( P.164)、シート( P.145)、ミラー( P.165)を調節し、シートベルトを着用してくださ
い。
正しい運転姿勢について
■■
警告
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
● ハンドル、シート、ミラーの調節
は、必ず⾛⾏前に⾏う。
⾛⾏中に調節すると、思わぬ事故に
つながるおそれがあります。
● ハンドルやシートを調節したあと
は、確実に固定されていることを確
認する。
固定されていないと運転姿勢が突然
変わり、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
注意
● 背もたれと背中の間にクッションな
どを⼊れない。
運転姿勢が不安定になり、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
12
MED0001X
運転する前に
運転前の準備
シートベルトの着⽤
■■
● 必ず⾛⾏前にシートベルトを正しく着⽤してください。
シートベルト (P.19)
● ⼩さなお⼦さまを乗せるときは、適切なチャイルドシートをご使⽤ください。
チャイルドシート (P.43)
ミラーの調節
■■
● シートおよびハンドルの調節が完了したら、ミラーを調節します。確実に後⽅確認がで
きる位置に、ドアミラーおよびルームミラーを調節してください。
ドアミラー (P.166)
ルームミラー (P.165)
⾞に合ったフロアマットを適切に使⽤する
■■
● ペダル操作のさまたげになって思わぬ事
故につながるおそれがありますので、次
のことをお守りください。
– ⾜元の形に合わないフロアマットを
使わない
– フロアマットを重ねて敷かない
– フロアマットは固定具などで確実に
固定する
– 運転席および助⼿席側のフロア
(カーペット下)には、スズキ純正
フロアマットに付属する固定具を取
り付ける⽳があります。
● この⾞専⽤のスズキ純正フロアマットの
ご使⽤をおすすめします。
MED0117X
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
13
運転する前に
運転するときに注意すること
排気ガスには⼗分注意する
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
● 排気ガスには無⾊無臭で有害な⼀酸化炭素が含まれています。⼀酸化炭素を吸い込む
と⼀酸化炭素中毒になり、重⼤な健康障害におよぶか、死亡につながるおそれがあり
ます。
● 以下の状況では、暖機運転をしたりエンジンをかけたままにしたりしない。
排気ガスが⾞両周辺に滞留したり、⾞室内に侵⼊したりするおそれがあります。
– 雪が積もった場所に駐停⾞するとき
– 降雪時に駐停⾞するとき
– ⾞庫や屋内、壁などに囲まれた換気が悪い場所に駐停⾞するとき
– 仮眠や⻑時間の駐⾞をするとき
– 排気管が腐⾷または損傷しているおそれがあるとき
– 他⾞の排気⼝が近くにあるとき
● ⾛⾏する前に、バックドアが確実に閉まっていることを確認する。
⾛⾏中に排気ガスが侵⼊するおそれがあります。
● ⾞室内に排気ガスが侵⼊したと感じたときは、窓を開けて⼗分に換気をする。
● 排気管に⽳や⻲裂がある場合や排気⾳に異常があるときは、スズキサービス⼯場で点
検を受ける。
排気ガスが⾞室内に侵⼊するおそれがあり危険です。
⾞室内に⼈やペットを残さない
警告
● お⼦さま、介護を必要とされる⽅、ペットを⾞室内に残さない。
炎天下では⾞室内が⾼温になり、⽣命にかかわるおそれがあり危険です。
診断機接続⽤のコネクターにはご注意を
14
運転する前に
運転するときに注意すること
警告
● 診断機接続⽤のコネクターには、後付け⽤品を取り付けないでください。バッテリー
があがったり、警告灯が点灯するなど、思わぬトラブルを招くおそれがあります。
注意
燃料が⼊った容器やスプレー⽸などを積まない
● ガソリンや可燃性ガスの⼊ったスプレー⽸などは積まない。
引⽕や爆発するおそれがあり危険です。
⽕気には⼗分注意する
● 操作部が露出しているガスライターをグローブボックスなどの⼩物⼊れに⼊れておい
たり、床やシートのすき間に落としたままにしない。
荷物を押し込んだときやシートを動かしたときに、ライターの着⽕ボタンが押されて
ガスが噴出し、⽕災につながるおそれがあります。また、ライターを使⽤したあと、
すぐに収納すると⽕災を起こすおそれがあります。
● 灰⽫を使ったあとは、マッチやタバコの⽕が消えていることを確認し、必ずふたを閉
める。
紙くずなど燃えやすいものは⼊れないでください。出⽕するおそれがあります。
アクセサリーをウインドーに取り付けない
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
● ウインドーにアクセサリーを取り付けない。
視界の妨げになったり、吸盤がレンズの働きをして⽕災を起こしたり、SRSエアバッグが作動
したときアクセサリーが⾶んでケガをするなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。
故障や破損したまま⾛⾏しない
● 排気⾳が⼤きくなったときは、スズキサービス⼯場で点検を受ける。
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
次ページに続く
15
運転する前に
運転するときに注意すること
排気管が腐⾷したり路⾯⼲渉などで損傷しているおそれがあります。また、排気管に
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
⽳が開いたまま⾛⾏を続けると、⾼温の排気ガスが漏れ、排気ガスが⾞室内に侵⼊し
たり、⽕災につながるおそれがあります。
● 事故などでランプが破損したまま⾛⾏しない。
内部に⽔などが⼊ると、発煙し⽕災につながるおそれがあります。
空ぶかしをしたり、エンジンをかけたまま仮眠をしない
● 無⽤な空ぶかしや、エンジンをかけたまま仮眠をしない。
万⼀、セレクトレバーが 以外に⼊っていると、急発進し、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。 また、無意識にセレクトレバーを操作したり、アクセルペダルを踏み込
んだりして思わぬ事故やエンジン過熱による⽕災などにつながるおそれがあり危険です。
改造しない
● 市販の不適合品のマフラー取り付けや、スズキ純正部品以外の⾞両の性能や機能に適
さない部品を使⽤しない。
正常な性能を発揮できなかったり、故障や⽕災など思わぬ事故につながるおそれがあります。
● 電装品などを取り付けるときは、必ずスズキ販売店またはスズキ代理店にご相談くだ
さい。不適切な取り付けや誤った配線は、故障や⽕災など思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
注意
16
運転する前に
運転するときに注意すること
アドバイス
改造しない
● バッテリーの端⼦に電装品やアース線などを直接つながないでください。バッテリー
があがるおそれがあります。
● スズキが国⼟交通省に届け出をした部品以外を装着すると、違法改造になることがあ
ります。
無線送信機の取り付けについて
● お⾞に無線送信機を取り付けると、電装システムに影響をおよぼす可能性がありま
す。悪影響を防ぐための措置や取り付け⽅法については、必ずスズキ販売店またはス
ズキ代理店にご相談ください。お客さまのご要望により、無線送信機の取り付けに関
する詳しい情報(周波数帯域・電⼒レベル・アンテナ位置・取り付け条件)をスズキ販売
店またはスズキ代理店にてご提供します。
性能を⼗分に引き出すため、ならし運転を⾏う
● エンジン本体、駆動系などこの⾞両の持っている性能を⼗分に引き出すためには、な
らし運転が必要です。
⾛⾏距離約1,600kmまでは適度な⾞速、エンジン回転数で運転してください。
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
17
運転する前に
⼼臓ペースメーカーなどをご使⽤の⽅の注意事項
心臓ペースメーカーなどをご使用の方は、次のことにご注意ください。
警告
携帯リモコンについて
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
● 植え込み型⼼臓ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)を使⽤している⽅
は、アンテナから約22cm以下の範囲に装着部位を近づけない。
ドアおよびバックドア開閉時、ドアハンドルのスイッチ操作時、エンジン始動時など
にキーレスプッシュスタートシステムの電波が植え込み型⼼臓ペースメーカーおよび
植え込み型除細動器(ICD)の作動に影響を与えるおそれがあります。
● 植え込み型⼼臓ペースメーカーおよび植え込み型除細動器(ICD)以外の医療電気機
器を使⽤している⽅は、医療電気機器製造業者などへ影響を確認してから使⽤する。
キーレスプッシュスタートシステムの電波が医療電気機器の動作に影響を与える場合
があります。
MED0116X
18
シートベルト
シートベルトについて
シートベルトは、シートに身体を固定することで安全を確保するための安全装置です。
走行するときは、必ずシートベルトを正しく着用してください。
ELR(緊急固定)付シートベルトについて
■■
● ⾝体の動きに合わせて伸縮し、衝突時など強い衝撃を受けると、ベルトが⾃動的にロッ
クし⾝体を固定します。
シートベルトプリテンショナーについて
■■
● 正⾯衝突などで⾞両前⽅から強い衝撃を
受けたときに、装着したシートベルトを
瞬時に巻き取り、乗員の拘束性能を⾼め
ます。
● 衝撃の強さなどによっては、運転席・助
⼿席SRSエアバッグシステムと同時に作
動する場合と、プリテンショナーのみ作
動する場合があります。
SRSエアバッグ (P.27)
● 運転席にはダブルプリテンショナー機構
が付いています。⾞両前⽅から強い衝撃
を受けたとき、肩からシートベルトを巻
き上げると同時に腰側からも巻き上げ、
乗員の拘束性能を⾼めます。
MED0003X
警告
● シートベルトプリテンショナーの部
品や配線を修理しない。電気テス
ターを使⽤してプリテンショナーの
システムの回路診断をしない。
誤って作動したり、正常に作動しな
くなるおそれがあります。
注意
● SRSエアバッグ警告灯が点灯してい
るときは⾛⾏しない。
電源ポジションをONにしてから約7
秒間はシステムチェックを⾏うた
め、プリテンショナーが作動しませ
ん。必ずSRSエアバッグ警告灯が消
灯してから⾛⾏してください。
● 廃⾞にするときやシートベルトプリ
テンショナーを廃棄するときは、必
ずスズキ販売店またはスズキ代理店
に相談する。
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
次ページに続く
19
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
シートベルト
シートベルトについて
アドバイス
● プリテンショナーが作動したとき作
動⾳や⽩煙が出ますが、⽕災ではあ
りません。
● プリテンショナーは、⼀度作動する
と再使⽤できません。衝突を起こし
たときは必ずスズキサービス⼯場で
点検を受け、作動済みの場合は交換
してください。
20
シートベルト
3点式シートベルト(フロントシート/セカンドシート/サードシート左右)
シートベルトの着⽤のしかた
■■
正しい姿勢でシートに座り、タングを持って
1
ベルトをゆっくり引き出します。
ベルトを腰⾻のできるだけ低い位置に掛け、
たるみがないように密着させます。
ベルトがねじれないようにして、タングを
2
バックルに“カチッ”と⾳がするまで確実に
差し込みます。
アンカー位置の⾼さを調節します。(フロン
3
トシートのみ)
ノブを引きながらアンカー部を上下させ、ベ
ルトが肩に確実に掛かる位置に調節し⼿を離
します。⼿を離したあと、“カチッ”と⾳が
するまで動かし固定させます。
外すときは、バックルのボタン(⾚⾊部)を
4
押し、タングを持ってゆっくり戻します。
MED0004X
MED0005X
MED0045X
MED0006X
警告
● ベルトが肩に確実に掛かる位置にア
ンカーの⾼さを調節する。また、ア
ンカーが確実に固定されていること
を確認する。
万⼀のときに肩からベルトが外れる
など、シートベルトが⼗分な効果を
発揮せず、重⼤な傷害につながるお
それがあります。
● セカンドシートとしてスマートマル
チセンターシートに座るときは、単
独で使⽤せず、必ず運転席側セカン
ドシートと前後位置と背もたれの⾓
度を合わせる。
シートベルトが正しく着⽤できず、
万⼀のときに重⼤な傷害につながる
おそれがあります。
● セカンドシート中央席のシートベル
トを使⽤するときは、バックルに
「CENTER」と表⺬されているもの
を使⽤する。
シートベルトが正しく着⽤できず、
万⼀のときに重⼤な傷害につながる
おそれがあります。
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
次ページに続く
21
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
シートベルト
3点式シートベルト(フロントシート/セカンドシート/サードシート左右)
アドバイス
● ベルトがロックして引き出せないと
きは、⼀度ベルトを強く引いてから
ゆるめ、再度ゆっくり引き出してく
ださい。
22
シートベルト
3点式シートベルト(サードシート中央)
シートベルトの着⽤のしかた
■■
タング1を⾞両後⽅側の格納部から抜き出した
1
あと、タング2を⾞両前⽅側の格納部から抜き
出します。
MED0066X
タング1をバックル1に“カチッ”と⾳がする
2
まで確実に差し込みます。
MED0068X
正しい姿勢でシートに座り、タング2を持って
3
ベルトをゆっくり引き出します。
ベルトを腰⾻のできるだけ低い位置に掛け、
たるみがないように密着させます。
MED0069X
ベルトがねじれないようにして、タング2を
4
バックル2に“カチッ”と⾳がするまで確実に
差し込みます。
警告
● サードシート中央席に座るときは、
左右シートの前後位置
⾓度を合わせる。
シートベルトが正しく着⽤できず、
万⼀のときに重⼤な傷害につながる
おそれがあります。
★
と背もたれの
● サードシート中央⽤のタングとバッ
クルは正しく差し込んで使⽤する。
サードシート中央⽤のタングとバッ
クルは2個ずつあります。着⽤すると
きは必ずタング1と2、バックル1と2
を正しく差し込んでお使いくださ
い。正しく固定されていないと、万
⼀のときシートベルトが⼗分効果を
発揮せず、重⼤な傷害につながるお
それがあります。
知識
● バックル1とバックル2に、「CEN-
TER」と表⺬されているものをご使⽤
ください。
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
MED0070X
次ページに続く
23
シートベルト
3点式シートベルト(サードシート中央)
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
外すときは、バックル2のボタン(⾚⾊部)を
5
押し、タング2を持ってゆっくり戻します。
タング1を持って、バックル1のボタンをキー
6
などで押し込んでロックを解除します。
タング2を⾞両前⽅側の格納部に差し込みま
7
す。
タング2を⼿で押さえながらタング1のベルト
8
を少し引き出し、タング1を⾞両後⽅側の格納
部に差し込みます。
MED0071X
MED0072X
MED0073X
MED0065X
アドバイス
● ベルトがロックして引き出せないと
きは、⼀度ベルトを強く引いてから
ゆるめ、再度ゆっくり引き出してく
ださい。
● ベルトを外すとき、タングが急に戻
ることがありますので、タングから
⼿を離さないでください。
24
シートベルト
シートベルトの注意事項
警告
● ⾛⾏する前に全員がシートベルトを着⽤する。
着⽤しないと、万⼀の事故時や急ブレーキ時に、⽣命にかかわる重⼤な傷害につなが
るおそれがあります。
● シートベルトを着⽤するときは、次のことを必ず守る。
シートベルトを正しく着⽤しないと、万⼀のとき重⼤な傷害につながるおそれがあり
ます。
– 運転者は正しい運転姿勢で、同乗者は正しい着座姿勢で着⽤してください。
– 2⼈以上で1本のベルトを使⽤しないでください。
– ベルトはねじれた状態で着⽤しないでください。ねじれがあるとベルトの幅が狭く
なり、万⼀のとき衝撃⼒が分散できず、局部的に強い⼒を受けることがあります。
– 腰部ベルトは腰⾻のできるだけ低い位置にぴったりと着⽤してください。ベルトが
腰⾻からずれていると、腰部に強い圧迫を受けることがあります。
– 肩ベルトは脇の下を通さず、確実に肩に掛けてください。肩に⼗分に掛かっていな
いと、上半⾝を拘束しないことがあります。
– クリップなどで故意にベルトにたるみをつけ、⾝体から浮いた状態に調節しないで
ください。ベルトにたるみがあると、⼗分な効果を発揮しないことがあります。
● シートの背もたれを倒したまま⾛⾏しない。
シートベルトが効果を⼗分発揮せず、衝突時などに⾝体がシートベルトの下に⼊り込
み、ベルトにより重⼤な傷害を受けるおそれがあります。
● バックルや巻き取り装置の中に異物を⼊れない。
シートベルトが正常に機能を発揮せず、万⼀のとき重⼤な傷害につながるおそれがあります。
● 妊娠中や疾患のある⽅も、万⼀のときのためにシートベルトを着⽤する。
ただし、局部的に強い圧迫を受けるおそれがあるため医師に相談し、注意事項を確認
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
次ページに続く
25
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
シートベルト
シートベルトの注意事項
警告
してください。妊娠中の⽅は、腰ベルトを腹部から避け腰部のできるだけ低い位置に
ぴったりと着⽤してください。肩ベルトは確実に肩を通し、腹部を避けて胸部に掛か
るように着⽤してください。
● お⼦さまにも必ずシートベルトを着⽤させる。
お⼦さまをひざの上に抱いていると、衝突時などにお⼦さまを⽀えることができず、
お⼦さまが重⼤な傷害を受けるおそれがあります。
● シートベルトが⾸や顔に当たるなど、適正な着⽤ができない⼩さなお⼦さまには、
チャイルドシートを使⽤する。
チャイルドシート (P.43)
● 事故などで衝撃を受けたり傷がついたシートベルトは、スズキサービス⼯場に点検を
依頼する。
⼀度強い衝撃を受けたシートベルトやベルト部分に傷がついたり破れたりしている
シートベルトは、機能を⼗分に発揮しないことがあります。
● シートベルトの清掃にベンジンやガソリンなどの有機溶剤は絶対に使⽤しない。
ベルトの性能が落ち、シートベルトが機能を⼗分に発揮しないことがあります。シー
トベルトの清掃は中性洗剤かぬるま湯で⾏い、乾かしてからお使いください。
26
エアバッグ
SRSエアバッグ
SRSエアバッグは乗員に重大な危害がおよぶような強い衝撃を受けたときに膨らみ、乗員への衝撃を緩和します。
シートベルトと併用することで安全性を高めるため、シートベルトは必ず着用してください。
SRSエアバッグの種類
■■
● 廃⾞にするときやSRSエアバッグを廃
棄するときは必ずスズキ販売店また
はスズキ代理店にご相談ください。
● SRSエアバッグは、⼀度膨らむと再使
⽤できません。スズキサービス⼯場
で交換してください。
● SRSエアバッグは⾼温のガスにより⾼
速でふくらむため、事故の状態に
よっては、擦過傷、打撲、やけどな
どを負うことがあります。
● SRSエアバッグがふくらむとき、作動
⾳や⽩煙が出ますが⽕災ではありま
せん。また、発⽣するガスによりむ
せることがありますが毒性はありま
せん。
● SRSとは、「Supplemental Restraint
MED0076X
System」の略でシートベルトの補助
拘束装置の意味です。
アドバイス
知識
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
次ページに続く
27
エアバッグ
SRSエアバッグ
SRSエアバッグの作動
■■
SRSエアバッグは、電源ポジションがONの
ときに作動可能です。
安
電源ポジションをONにしたあと、約7秒間
全
はメーター内のSRSエアバッグ警告灯が点
な
灯し、システムチェックを⾏うため、SRS
ド
エアバッグは作動しません。警告灯が消灯
ラ
してから⾛⾏してください。
イ
SRSエアバッグは、正⾯衝突や側⾯衝突で
ブ
の
衝撃を受けたときに作動します。ただし、
た
衝撃が⾞体で吸収または分散され、⾞両の
め
損傷は⼤きくても乗員への衝撃が強くなら
に
ないときは、作動しないことがあります。
MED0077X
警告
● SRSエアバッグ警告灯が次の状態の
ときは⾛⾏しない。
– 電源ポジションをONにした直後、
SRSエアバッグ警告灯が約7秒間点
灯しないとき(消灯したままのと
き)
– SRSエアバッグ警告灯が点灯し続
けるとき
– SRSエアバッグ警告灯が点滅し続
けるとき
SRSエアバッグが正常に作動せず、
重⼤な傷害につながるおそれがあり
ます。スズキ販売店またはスズキ代
理店にご相談ください。
知識
● 助⼿席SRSエアバッグ、助⼿席側の
SRSサイドエアバッグ
カーテンエアバッグ
くても作動します。
★
およびSRS
★
は、乗員がいな
28
エアバッグ
SRSエアバッグ
SRSエアバッグの注意事項
■■
警告
● 正しい姿勢でシートベルトを正しく着⽤する。
SRSエアバッグはシートベルトを補助する装置です。SRSエアバッグだけでは、⾝体
の⾶び出しなどを防⽌することはできません。また、SRSエアバッグの効果が発揮さ
れないおそれがあります。
● 助⼿席には、チャイルドシートを後ろ向きに取り付けない。
SRSエアバッグが作動したときに強い衝撃を受け、死亡または重⼤な傷害につながる
おそれがあります。やむをえず助⼿席に取り付けるときは、シートをできるだけ後ろ
に下げ、必ず前向きに取り付けてください。
チャイルドシート (P.43)
安
全
な
ド
ラ
イ
ブ
の
た
め
に
● 必ず次のことを守る。
SRSエアバッグが誤って作動したり正常に作動しなくなり、重⼤な傷害につながるお
それがあります。
– SRSエアバッグ格納部を修理するときは、スズキ販売店またはスズキ代理店にご相
談ください。また、SRSエアバッグ格納部に傷がついていたりひび割れがあるとき
は、そのまま使⽤せずスズキサービス⼯場で交換してください。
$:⾞両型式、オプションなどで異なる装備
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