Sun Microsystems WDR User’s Manual [ja]

WDR 開発ガイド
WBEM
Sun Microsystems, Inc. 4150 Network Circle Santa Clara, CA 95054 U.S.A.
ベースのシステム管理アプリケーションの作成
Part No. 816-7273-11 2002 12 , Revision A
コメントの宛先: docfeedback@sun.com
Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, CA 95054 U.S.A. All rights reserved.
Sun Microsystems, Inc. (
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本製品のフォント技術を含む第三者のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。 本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン フォント・データを含んでいます。
SPARC
HG 明朝 L と HG
商標は、米国
SPARC
本製品に含まれる スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体 ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
W3
朝体
の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
Sun、Sun Microsystems、AnswerBook2、docs.sun.com、Sun Fire、Sun4U、SunSwift、Java、JDK
Sun Microsystems
すべての は登録商標です。
以下、米国
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
社の商標もしくは登録商標です。サンのロゴマークおよび
SPARC International, Inc.
商標が付いた製品は、米国
OPENLOOK、OpenBoot、JLE ATOK
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
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ATOK Server/ATOK12
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OPEN LOOK
ました。米国 における米国
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および
Sun Microsystems Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
Sun Graphical User Interface
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
Sun Microsystems
http://www.sun.com/patents
社とします) は、本書に記述されている製品に採用されている技術に関する知的
に掲載されているひとつまたは複数の米国特許、およ
Berkeley BSD システムに基づいていることがあります。UNIX は、
L-KL (Ryumin-Light)
ゴシック
B
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Solaris
のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標また
Sun Microsystems
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
ATOK8
Sun Microsystems
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
は、米国
(
外為法) に定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Sun Microsystems
Sun Microsystems
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
Sun Microsystems
は、米国
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
Xerox
社は米国
社のライセンス実施権者にも適用されます。
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
は、米国およびその他の国における米
の補助漢字部分は、平成明
社の登録商標です。
ATOK8
Xerox Graphical User
社から
にかかる著作権そ
: WDR Developer’s Guide
原典
Part No: 816-1984-11 Revision A
Please
Recycle
目次
はじめに ix
1. WDR の概要 1
WDR のハードウェア要件 1
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 システムでの MSP のハードウェア要件 1
WDR のソフトウェア要件 2
Sun Fire 15K/12K システムでのソフトウェア要件 2
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 システムでのソフトウェア要件 2
Web-Based Enterprise Management (WBEM) とは 2
Common Information Model (CIM) 3
プラットフォーム固有および共通の MOF ファイル 4
WDR により実行される操作 4
管理者セキュリティーモデル 5
WDR セキュリティー 5
Solaris WBEM Services 7
CIM Object Manager (CIMOM) 8
WBEM プロバイダ 8
Solaris WBEM ソフトウェア開発キット (SDK) 9
2. WDR での Solaris WBEM Services の使用方法 11
iii
Solaris WBEM Services の概要 11
Solaris WBEM Services の層 12
Solaris WBEM Services のアプリケーション層 12
Sun WBEM User Manager SMC ユーザーツール 12
Solaris Management Console (SMC) WBEM ログビューア 13
Managed Object Format (MOF) コンパイラ 13
Solaris WBEM Services の管理層 16
CIM Object Managerとは 16
手動による CIM Object Manager の起動と停止 17
CIM Object Manager を起動する 17
CIM Object Manager を停止する 17
Solaris WBEM Services のプロバイダ層 18
Solaris プロバイダ 18
WBEM セキュリティーサービス 19
認証 19
承認 19
iv WDR
Sun WBEM User Manager の使用方法 21
API を使用したアクセス制御の設定 24
開発ガイド
再実行保護 20
デジタル署名 20
セキュリティーの実装 20
Sun WBEM User Manager を起動する 22
ユーザーにデフォルトのアクセス権を与える 22
ユーザーのアクセス権を変更する 23
ユーザーのアクセス権を削除する 23
ネームスペースへのアクセス権を設定する 23
ネームスペースへのアクセス権を削除する 24
Solaris_UserAcl クラス 25
• 2002 年 12
ユーザーごとにアクセス制御を設定する 26
Solaris_NamespaceAcl クラス 27
ネームスペースでのアクセス制御を設定する 27
Solaris Management Console (SMC) ユーザーツールの起動 28
SMC ユーザーツールを起動する 28
Solaris WBEM ロギングサービス 29
Solaris WBEM Services のログファイル 30
Solaris WBEM Services のログファイル規則 30
Solaris WBEM Services のログファイル形式 31
Solaris WBEM ログクラス 31
Solaris_LogRecord クラス 32
Solaris_LogService クラス 32
API を使用した Solaris WBEM ロギングの有効化 33
Solaris WBEM ログファイルへのデータの書き込み 33
Solaris_LogRecord のインスタンスを作成してデータを書き込む 34
Solaris WBEM ログファイルからのデータの読み取り 36
Solaris_LogRecord クラスのインスタンスを取得してデータを読み取
36
Solaris WBEM ロギングプロパティーの設定 39
Solaris WBEM ロギングプロパティーを設定する 39
Solaris WBEM ログビューア 41
SMC Solaris ログビューアを起動する 41
3. プロセスインジケーションの使用 43
CIM イベントモデル 43
インジケーションの生成方法 45
サブスクリプションの作成方法 45
CIM リスナーの追加 46
CIM リスナーを追加する 46
目次
v
イベントフィルタの作成 47
イベントフィルタを作成する 48
イベントハンドラの作成 49
CIM イベントハンドラを作成する 51
イベントフィルタとイベントハンドラのバインド 51
イベントフィルタとイベントハンドラをバインドする 51
4. WDR のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション 53
WDR CIM クラス階層図 54
CIM 接続点クラス 55
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint クラス 55
CIM Solaris_CHSystemBoard クラス 60
CIM Solaris_CHCPU クラス 64
CIM Solaris_CHMemory クラス 65
CIM Solaris_CHController クラス 67
CIM スロットクラス 68
vi WDR
CIM Solaris_WDRDomain クラス 76
WDR スキーマ の関連と集約 82
開発ガイド
CIM Solaris_WDRSlot クラス 68
CIM Solaris_XCSlot クラス 72
CIM Solaris_SGSlot クラス 74
CIM Solaris_WDRDomain クラス 76
CIM Solaris_XCDomain クラス 77
CIM Solaris_SGDomain クラス 80
CIM Solaris_DomainHasAttachmentPoints 集約 82
CIM Solaris_DomainHasSlots 集約 83
Solaris_SlotHasSystemBoard 関連 84
Solaris_SystemBoardHasProcessors 集約 85
Solaris_SystemBoardHasMemory 集約 85
• 2002 年 12
Solaris_SystemBoardHasControllers 集約 86
CIM プロセスインジケーションクラス 87
WDR インジケーションクラス階層図 88
Solaris_WDRIndication クラス 88
Solaris_SGBoardPresenceChange インジケーション 89
Solaris_SGDomainACLChange インジケーション 89
Solaris_SGDomainStateChange インジケーション 90
Solaris_SGSlotAssignmentChange インジケーション 91
Solaris_SGBoardStateChange インジケーション 92
Solaris_SGSlotAvailabilityChange インジケーション 93
Solaris_XCSystemBoardConfigChange インジケーション 94
Solaris_XCEnvironmentalIndication インジケーション 95
Solaris_XCComponentRemove インジケーション 95
Solaris_XCComponentInsert インジケーション 96
Solaris_XCBoardPowerOn インジケーション 96
Solaris_XCBoardPowerOff インジケーション 96
Solaris_XCDomainIndication インジケーション 96
Solaris_XCDomainConfigChange インジケーション 97
Solaris_XCDomainUp インジケーション 97
Solaris_XCDomainDown インジケーション 97
Solaris_XCDomainStop インジケーション 98
Solaris_XCDomainStateChange インジケーション 98
5. WDR のプログラミング手法 99
システムの状態情報のキャッシュ 99
EventProvider の操作 100
WDR インジケーションを選択して読み取る 100
イベントリスナーを実装する 102
イベントフィルタとイベントハンドラをバインドする 102
目次
vii
InstanceProvider の操作 107
AssociatorProvider の操作 108
MethodProvider の操作 109
A. MOF ファイル 111
索引 139
viii WDR
開発ガイド
• 2002 年 12
はじめに
WDR
本書
使用して、 マニュアルです。
開発者は、
Java™
す。
開発ガイド』は、
DR
操作を遠隔で行うアプリケーションを開発するシステム管理者向けの
Sun WBEM SDK
言語などで
WDR
Web
ベースの企業管理では業界標準である
などのソフトウェア開発キット
クライアントアプリケーションを記述することができま
(SDK)
を使用して、
お読みになる前に
このマニュアルは、 のシステムでの作業経験を持つ
システムのプラットフォーム管理者を対象としています。このような経験がな
3800
い場合は、まずこのシステムに付属する マニュアルを読み、
UNIX®
UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してください。
システム、特に
Sun Fire™ 15K、12K、6800、4810、4800
Solaris™
Solaris
オペレーティング環境ベース
ユーザーおよびシステム管理者向け
WBEM
、および
ix
マニュアルの構成
1
章では、
す。
2
章では、
Services
3
章では、プロセスインジケーションについて説明します。プロセスインジケー ションとは、各 す。
4
章では、開発者向けに ントの
)
プロパティーのすべてについても、この章で説明します。
5
章では、 管理を簡略化および自動化する 役立つプログラミング手法を紹介します。
UNIX
このマニュアルには、 ムの起動、デバイスの構成などの基本的な手順の説明は記載されていません。
基本的なコマンドや手順についての説明は、次のマニュアルを参照してください。
Sun
Solaris™
本システムに付属している他のソフトウェアマニュアル
WDR
の概要と、
Solaris
のさまざまな層について説明します。
インジケーション、および関連を紹介します。開発者が使用するメソッドと
オペレーティング環境に組み込まれている
WDR
クライアントが申請できるシステムイベントの通知のことで
Sun Fire 15K/12K
WDR
を使用して実行できる作業について説明しま
Solaris WBEM
WDR
で提供されているすべてのクラス、(システムイベ
6800/4810/4800/3800
および
WDR
アプリケーションを作成するときに、開発者に
システム上でシステム
コマンド
®
UNIX
周辺機器 使用の手引き』
オペレーティング環境についてのオンラインマニュアル
の基本的なコマンド、およびシステムの停止、システ
x WDR
開発ガイド
• 2002 年 12
書体と記号について
書体または記号 意味
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
またはゴシック
参照する書名を示します。
コマンド名、ファイル名、ディレ クトリ名、画面上のコンピュータ 出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画面 上のコンピュータ出力と区別して 表します。
コマンド行の可変部分を、実際の 名前や値と置き換えてください。
.login ls -a
% You have mail.
マシン名
Password:
rm filename rm
ファイルを編集します。
を実行します。
% su
と入力します。
ファイル名 と入力します。
ユーザーマニュアル』
Solaris
参照する章、節、または、
強調する語を示します。
\
枠で囲まれたコード例で、テキス トがページ行幅をこえる場合に、 継続を示します。
章「データの管理」を参照。
6
この操作ができるのは「スーパーユー ザー」だけです。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
UNIX の C
UNIX の Bourne
スーパーユーザー (シェルの種類を問わない
シェル マシン名
シェルと
Korn
シェル
)
$
#
%
はじめに
xi
関連マニュアル
用途 タイトル
のインストール
WDR
3800
および
DR
および
4810
3800
システ
12K
12K
システ
Sun Fire 6800、4810
、および
4800
ムでの
DR
Sun Fire 15K
システムでの
Sun Fire 15K
システムでのシステムレ ベルのセキュリティ
Sun Fire 6800
、および
4800
ムでのシステムレベルの セキュリティ
Solaris WBEM Services
インストールマニュアル
WDR
Sun Fire 6800
テム
Dynamic Reconfiguration
ザーマニュアル
Sun Fire 15K/12K Dynamic Reconfiguration (DR)
System Management Services (SMS) 1.2
管理者マニュアル システム用
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
ムプラットフォーム管理ガイド
Solaris WBEM Services
4810、4800、3800
ユー
ユーザーマニュア
(Sun Fire 15K/12K
)
の管理
コメントをお寄せください
シス
システ
Part No.
816-7269
816-3596
816-7250
816-7243
806-7904
806-7119
xii WDR
開発ガイド
弊社では、マニュアルの改善に努力しており、お客様からのコメントおよびご忠告を お受けしております。コメントは下記宛に電子メールでお送りください。
docfeedback@sun.com
電子メールの表題にはマニュアルの
Part No. (816-7273-11)
を記載してください。
なお、現在日本語によるコメントには対応できませんので、英語で記述してくださ い。
2002 年 12
1
WDR の概要
WDR (WBEM Dynamic Reconfiguration)
できるアプリケーションプログラムインタフェース
(DR)
ステム上で動的再構成
Sun Fire 15K
Sun Fire 12K
Sun Fire 6800
Sun Fire 4810
Sun Fire 4800
Sun Fire 3800
ソフトウェア開発者とシステム管理者は、 重要なシステム管理機能を遠隔実行する独自のアプリケーションを作成することがで きます。
DR 操作は Sun Fire システムコントローラ (SC) 上と Solaris ドメイン上 (cfgadm
ステムライブラリ使用による
WDR
では
DR
操作を遠隔実行できます。
操作を実行する従来の方式に代わる方法を提供しており、
)
のいずれかで実行されます。
は、ソフトウェアアプリケーションで使用
(API)
を提供しており、以下のシ
WDR API
を使用すると、負荷均衡などの
WDR のハードウェア要件
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 (MSP)
と呼ばれる外部ホスト上で動作します。
WDR システムコントローラ (SC) 上で動作します。
システムでは、
WDR は Midframe Service Processor
Sun Fire 15K と 12K
システムでは、
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 システムでの MSP のハードウェア要件
MSP
に必要な最小構成のハードウェア要件は、次のとおりです。
Sun4U
アーキテクチャー
1
8 GB
のハードディスク容量
128 MB
CD-ROM ドライブ
SunSwiftカード、または QuadFast Ethernet カード (最適)
のメモリー
WDR のソフトウェア要件
WDR は、Solaris 8 2/02 6800/4810/4800/3800
WDR は、Solaris
す。 いません。
または
オペレーティング環境などのソフトウェアにはバンドルされて
Solaris 9
または
Sun Fire 15K/12K
ソフトウェアが実行されている、
システムドメイン上で使用できま
Sun Fire
Sun Fire 15K/12K システムでのソフトウェア要件
WDR
を使用するには、
SC
の両方を
Management Services (SMS)
ておく必要があります。
上にインストールしておく必要があります。さらに、
WDR
ソフトウェアと
バージョン
Solaris WBEM Services
1.2
ソフトウェアも
ソフトウェア
System
SC
上にインストールし
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 システムでのソフ トウェア要件
WDR
を使用するには、
の両方を
MSP
上にインストールしておく必要があります。
WDR
ソフトウェアと
Solaris WBEM Services
ソフトウェア
2 WDR
開発ガイド
Web-Based Enterprise Management (WBEM)
WDR
インタフェースは、業界標準である
(WBEM)
ワーク、およびデバイスを の業界リーダー企業で構成される ンバーにより開発された標準規格です。
2002 年 12
に基づいて設計され、さまざまなプラットフォーム上でシステム、ネット
とは
Web-Based Enterprise Management
Web ベースで管理することができます。WBEM は、多数
Distributed Management Task Force (DMTF)
のメ
WBEM
は、以下の
管理対象オブジェクトのモデル化手法。
Model (CIM)
3
つの主要コンポーネントで構成されています。
WBEM
Common Information
では、
を使用して管理対象オブジェクトを表すクラスを作成します。これ らのクラスには、管理対象オブジェクトの属性と状態を表すプロパティーと、管 理対象オブジェクトにおいて実行可能な操作を表すメソッドが含まれます。
CIM 情報をネットワークで送信できるようにするコード化方法。WBEM では、 SGML
して、
XML
操作をネットワークで伝送するためのカプセル化方法。
XML/HTTP
を強化して拡張性を持たせた
CIM
クラスをコード化します。
RMI
または
を使用して、管理対象オブジェクトからの情報の取得、
Extensible Markup Language (XML)
WBEM
では、
管理対象オブジェクトのプロパティーの設定、および管理対象オブジェクトでの 操作を実行するよう送信します。
つまり
WBEM
では、管理対象オブジェクトを
メソッドで表し、
CIM
操作を
XML/HTTP
CIM
または
クラス、プロパティー、および
RMI
メッセージのいずれかで表し
て、これらのメッセージをネットワークを介して送信します。
を使用
このマニュアルでは、
WBEM
の詳細については、
さまざまな情報源から入手可能です。
WBEM
標準規格について全体的な説明はしません。しかし、
DMTF の Web
www.dmtf.org
サイト
をはじめとして、
Common Information Model (CIM)
WDR は Sun Fire
システム専用に
を表すときに使用されます。
DR
によって管理可能な
DR
に関連するイベントや、
AttachmentPoint
ムリソース
DR
プラットフォームリソースのコンテナ (ドメイン、スロットなど
WDR
スキーマでのオブジェクトの存在や状態、あるいはその両方に影響を与える
クラスとそのサブクラスによって表される
(
接続点など
)
イベント
WDR
スキーマでのオブジェクト同士の関連付け
DR
操作そのもの
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
12K
システムのアーキテクチャーとかなり異なっています。
使用する
Sun Fire
テクチャーに反映される
システムが異なっていても、
CIM スキーマが組み込まれています。
CIM
スキーマを拡張したものであり、以下のもの
Sun Fire
システム上のリソース
WDR
モデルの状態に影響を与えるイベント
DR
プラットフォー
システムのアーキテクチャーは、Sun Fire 15K およ
WDR
には、
Sun Fire
システムのすべてのアーキ
)
WDR
CIM
スキーマには、すべての
6800/4810/4800/3800 12K
システム専用のオブジェクトがあります。
システム専用のオブジェクト、そして
Sun Fire
システムに共通のオブジェクト、
Sun Fire 15K
1 章WDR
Sun Fire
および
の概要
3
システムアーキテクチャー間の スに取り込まれ、 フォーム固有のサブクラスに取り込まれます。
はプラットフォームに依存しないスーパークラスのプラット
相違点
はプラットフォームに依存しないスーパークラ
共通点
プラットフォーム固有および共通の MOF ファイ ル
WDR で使用される CIM スキーマは、3 つの Managed Object Format (MOF) ファイ
ルに記述されています。これは、 ジェクトがすべて定義されている
WDR_core1.0.mof
テムに共通の要素が定義されています。
WDR_XC1.0.mof
ます。
WDR_SG1.0.mof
定義されています。
MOF
ファイルは、スキーマを提供するだけでなく、ソフトウェア開発者やシステム
CIM
WDR CIM
の形式定義については、『
管理者に
では、
には、
には、
スキーマを構成するオブジェクトの形式定義も提供します。
Sun Fire ASCII
Sun Fire 15K/12K
Sun Fire 15K/12K
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
Object Model for Enterprise Management Computer Publishing
てください。
copyright 2000、New York、ISBN 0-471-35342-6)
システム上の管理対象リソースを表すオブ
テキストファイルです。
6800/4810/4800/3800
および
システムに固有の要素が定義されてい
シス
システムに固有の要素が
Common Information Model, Implementing the
(Winston Bumpus
他共著、
Wiley
を参照し
4 WDR
開発ガイド
WDR により実行される操作
WDR
では、以下の動的再構成操作を遠隔実行することができます。
Solaris ソフトウェアが動作しているドメインに、システムボード (CPU/メモリー
)
ボード
接続された) 状態にします。次に
(
るすべてのアプリケーションで使用可能となるように構成し、 れた
構成解除を行ってから構成操作を行うことにより、1 つのドメインから別のドメイ ンにシステムボードを移動する。
システムボードをドメインから削除し、他のドメインで使用できるようにする。
システム上のドメインで現在使用可能な接続点をすべて一覧で表示する。
2002 年 12
を追加する。まず
)
状態にします。
DR
は、ボードをシステムに電気的に接続し、
DR
は、システムボードをドメインで実行され
configured (
connected
構成さ
指定されたシステムボードの現在の状態に関する情報 (システムボードの電源の状
)
態、利用可能かどうか、ドメイン割り当てなど
構成されているシステムボードのメモリー構成を取り出す。
メモリーに与える影響に関する情報 (メモリードレイン情報など) を取り出す。こ の情報によっては、構成されているシステムボードを切り離すことになります。
を表示する。
WDR
の機能は れた操作はありません。しかし、ドメインとスロットに関する情報、クラス間の関 連、およびイベント通知を提供することによって、 ています。
は、パフォーマンスを著しく低下させることなく、
WDR
ることを目的に設計されています。
DR
自体の基本的な機能と同じものであり、
WDR には DR
に追加さ
WDR では DR の機能を向上させ
DR
操作を効率的に実行す
管理者セキュリティーモデル
WDR
キュリティーモデルが適用されます。
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
の詳細は、『
(Part No. 806-7904)
ド』
Sun Fire 15K/12K
System Management Services (SMS) 1.2
『 テム用
また、
2
章で説明します。
Sun Fire 15K/12K
では、
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
を参照してください。
システムレベルでのセキュリティーの実装についての詳細は、
)』(Part No. 816-7243)
Solaris WBEM Services
6800/4810/4800/3800
および
システムレベルでのセキュリティーの実装について
システムプラットフォーム管理ガイ
管理者マニュアル
を参照してください。
により使用可能となるセキュリティーについては、第
システム上で管理者セ
(Sun Fire 15K/12K
シス
WDR セキュリティー
/etc/group
ループが表示されます。
Sun Fire 6800/4810/4800/3800
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 /etc/group
ファイルに、現在ログインしているユーザーが割り当てられているグ
システム上のグループメンバーシップを示す
ファイルは、手動で編集することができます。
システムグループ
1 章WDR
の概要
5
割り当てられているグループメンバーシップに応じて、ユーザーが実行できるすべて の操作を以下の表に示します。
1-1 グループに応じて実行できるタスク - Sun Fire 6800/4810/4800/3800
グループ ユーザーが実行できるタスク
(
なし
すべてのユー
)
ザー
spltadm
spltop
sdxadm
sdxop
ドメインとスロットの列挙。
ボードの割り当ておよび割り当て解除。
特別な特権はありません。
はドメインを意味します。
x
ドメイン
ユーザーがすべてのドメインで ている場合は、すべての接続点の列挙。
接続点状態の変更、ドメイン ボードの割り当て、割り当て解除、電源投入、および電源切断。
はドメインを意味します。
x
ドメイン
ユーザーがすべてのドメインで いる場合は、すべての接続点の列挙。
x
の接続点の列挙。
x
の接続点の列挙。
sdxadm
x
の使用可能構成要素リストにある
sdxop
グループに割り当てられ
グループに割り当てられて
6 WDR
開発ガイド
Sun Fire 15K
Sun Fire 15K
または
および
12K
12K
システムグループ
システム上のグループメンバーシップを示す ファイルを変更するには、引数を指定して プトを実行します。詳細は、『
(Sun Fire 15K/12K
アル
2002 年 12
System Management Services (SMS) 1.2
システム用)』を参照してください。
/etc/group
/opt/SUNWSMS/bin/smsconfig
管理者マニュ
スクリ
割り当てられているグループメンバーシップに応じて、ユーザーが実行できるすべて の操作を以下の表に示します。
1-2 グループに応じて実行できるタスク - Sun Fire 15K および 12K
グループ ユーザーが実行できるタスク
platadmn
platoper
dmnxadm
dmnxrcfg
ボードの割り当て、割り当て解除、電源投入、および電源切断。
特別な特権はありません。
はドメインを意味します。
x
ドメイン
ユーザーがすべてのドメインで れている場合は、すべての接続点の列挙。
接続点状態の変更、ドメイン ボードの割り当て、割り当て解除、電源投入、および電源切断。
はドメインを意味します。
x
ドメイン
ユーザーがすべてのドメインで れている場合は、すべての接続点の列挙。
接続点状態の変更、ドメイン ボードの割り当て、割り当て解除、電源投入、および電源切断。
x
の接続点の列挙。
x
の接続点の列挙。
dmnxadm
x
の使用可能構成要素リストにある
dmnxrcfg
x
の使用可能構成要素リストにある
グループに割り当てら
グループに割り当てら
Solaris WBEM Services
WDR は、Solaris 8 2/02 Solaris WBEM Services
ソフトウェアを拡張したものです。 ソフトウェアを使用すると、管理データに安全にアクセスして操作することができる ため、ソフトウェア開発者は トアプリケーションを作成することができます。
Solaris WBEM Services
ソフトウェアは、以下の ントから構成されています。
アプリケーション層。この層では、
ソースのデータが処理および表示されます。アプリケーション層のサービスに は、
WBEM Workshop、WBEM User Manager
す。管理者は、 と削除、および 管理層。この層では、管理者は
)
成する
を使用して、
WBEM User Manager を使用すると、承認 WBEM ユーザーの追加 WBEM ユーザーのアクセス権の設定を行うことができます。
CIMOM
示や作成などの操作を実行できます。 ダインタフェースはすべて管理層に存在しています。
Solaris 9
および
オペレーティング環境に搭載されている
Solaris WBEM Services
Solaris 環境でシステムリソースを管理するクライアン
3
つのレベルで機能するコンポーネ
WBEM
CIM API (
クライアントによって、管理対象リ
、および
MOF
コンパイラがありま
アプリケーション層と管理層の境界を形
から管理対象リソースのクラスとインスタンスの表
CIMOM、CIM Repository
、およびプロバイ
1 章WDR
の概要
7
プロバイダ層。この層には
Solaris
では、 を提供し、管理対象リソースに関する情報を取得します。
オペレーティング環境の管理対象リソースの
Solaris
プロバイダが常駐しています。このプロバイダ
CIMOM
Solaris プロバイダが、
CIMOM と管理対象システムリソース間のインタフェースを形成します。
インスタンス
Solaris WBEM Services
ドウェアとも対話します。
コンポーネントは、
Solaris WBEM Services
Solaris
ソフトウェアとも、システムハー
ソフトウェアについての詳細は、
Solaris WBEM Web サイト www.sun.com/software/solaris/wbem を参照して
ください。
負荷均衡などのシステム管理アプリケーションの開発者は、 ソフトウェアを使用すると、 ソースの使用率レベル情報を入手することができます。システムパフォーマンスデー タは、
WDR 自体からは提供されません。
Sun Fire
システムドメイン上での現在使用されているリ
Solaris WBEM Services
CIM Object Manager (CIMOM)
WBEM
は、 ソースの情報をプロバイダ経由で転送します。 て管理アプリケーションからの接続を受け付け、接続されているクライアントに以下 のサービスを提供します。
システム上では、
WBEM
管理サービス。 ション間、 セキュリティーサービス。管理者は、 きます。 ロギングサービス。このサービスは、ログに動的に 録し、ログからそのデータを取り出すアプリケーションを作成するのに使用でき るクラスからなります。
XML
スの
クライアント間の情報、
CIMOM が CIM
CIM Repository
サービス。このサービスは
WBEM
クライアントが
CIMOM が CIM
データの意味と構文をチェックし、アプリケー
、および管理対象リソースのデータを配布します。
オブジェクトの管理を行います。
CIMOM Repository
の情報、および管理対象リ
CIMOM は RMI
CIM
情報にアクセスするユーザーを制御で
CIMOM
プロトコルを使用し
イベントデータを記
XML
CIMOM
データを
と通信できるようにします。
CIM
クラスに変換し、
CIMOM
XML
ベー
8 WDR
開発ガイド
WBEM プロバイダ
WDR
にはいくつかのプロバイダクラスがあり、これは います。 間の仲介を行うクラスです。 得と設定を行い、さらに操作を実行することもあります。
Solaris WBEM Services
送して、要求側クライアントに配布します。
WBEM プロバイダは、システム上の CIMOM と管理対象オブジェクトとの
WBEM
ソフトウェアに含まれている
プロバイダは、管理対象デバイス上で情報の取
2002 年 12
MOF
CIMOM
ファイルに記述されて
WBEM
プロバイダでは、
に取り出した情報を転
CIMOM が CIMOM Repository
は、その要求をプロバイダに転送します。プロバイダではその情報に対する要求を受 け取ると、
API を使ってその情報を返します。
で取得できない情報に関する要求を受け取った場合
Solaris WBEM ソフトウェア開発キット (SDK)
WDR
アプリケーションの開発者は、
WDR
す。ただし、
WBEM SDK
細は、以下の
www.sun.com/solaris/wbem
では標準のプロトコルセットが使用されているので、
を使用するための要件はありません。
Sun Developer Connection の Web
Solaris WBEM SDK
Solaris WBEM SDK
サイトをご覧ください。
を使用することができま
Solaris
についての詳
1 章WDR
の概要
9
10 WDR
開発ガイド
2002 年 12
2
WDR での Solaris WBEM Services の使用方法
Solaris WBEM Services の概要
Solaris WBEM Services 2/02
でさまざまな ソフトウェアに含まれており、 いるシステムを管理するアプリケーションを簡単に作成できるようになります。
この開発者向けマニュアルには、 ればならない
WBEM Services
http://www.sun.com/solaris/wbem
Solaris WBEM Services
るので、 ムリソースの管理を行えるようになります。管理対象リソース情報とは、ハードウェ アおよびソフトウェアの状態情報、パフォーマンスメトリクス、または負荷均衡の実 行やデバイスのフェイルオーバーに対する応答を行うときに管理アプリケーションで 必要となるその他のデータなどのことです。この管理対象リソース情報にアクセスで きるようにするプログラムが、 プロバイダです。
Solaris WBEM Services では、Common Information Model (CIM) を使用して、 Solaris
スキーマを作成します。 ルに指定されています。このファイルは にコンパイルされます。
Solaris 9
または
WBEM
Solaris WBEM Services
WDR を使用するアプリケーションでシステムリソース情報の取得とシステ
ソフトウェアが実行されているシステムにある管理対象オブジェクトを表す
オペレーティング環境のいずれかが実行されているドメイン上
サービスを提供しています。
についての詳細は、以下の
WDR
では、
を使用すれば、管理対象リソース情報に安全にアクセスでき
CIM
オブジェクトは
アプリケーション開発者に対して、
Solaris WBEM Services は Solaris
WBEM
Solaris WBEM Services
を使用して
WDR
アプリケーション開発者が理解しておかなけ
に関する情報のみを記載しています。
WDR で提供され、WDR のインストール時
Solaris
Web
サイトを参照してください。
Managed Object Format (MOF)
ソフトウェアが実行されて
に組み込まれている
Solaris 8
Solaris
Solaris
ファイ
11
Solaris WBEM Services の層
Solaris WBEM Services
す。各層には、 ネントが存在しています。
アプリケーション層
管理層
プロバイダ層
WDR
は、以下の
アプリケーション開発者にとって重要なソフトウェアコンポー
3
つの層に存在するソフトウェアパッケージで
Solaris WBEM Services のアプリケー
ション層
WDR
アプリケーション開発者にとって特に役立つ、以下の アプリケーション層のソフトウェアプログラムについて、この章で詳しく説明しま す。
13
13
21
28
ページの「 ページの「 ページの「 ページの「
Solaris Management Console (SMC) WBEM
Managed Object Format (MOF)
Sun WBEM User Manager
コンパイラ」
の使用方法」
Solaris Management Console (SMC)
Solaris WBEM Services
ログビューア」
ユーザーツールの起動」
12 WDR
Sun WBEM User Manager SMC ユーザーツー
Sun WBEM User Manager
と、システム管理者は、承認ユーザーの追加と削除、管理対象リソースに対する承認 ユーザーのアクセス権の設定を行うことができます。
Solaris
ズムには、
(RBAC)
ユーザーを既存の り・書き込みアクセス権のいずれかを与えるときには、 します。
RBAC
ソフトウェアが実行されているドメインでセキュリティーを管理するメカニ
WBEM
という異なる
アクセス制御リスト
2
つのメカニズムがあります。
ACL
に追加し、そのユーザーに読み取りアクセス権または読み取
を使ってユーザーを追加して、そのユーザーの役割と特権を与えるときには、
Solaris Management Console (SMC)
開発ガイド
2002 年 12
および
SMC
ユーザーツールアプリケーションを使用する
(ACL) と Solaris
役割によるアクセス制御
WBEM User Manager を使用
のユーザーツールを使用します。
ACL と RBAC
ティーの管理方法についての詳細は、 ス」を参照してください。
によるシステムセキュリティーの詳細を含めた、
19
ページの「
WBEM
WBEM
セキュリティーサービ
セキュリ
Solaris Management Console (SMC) WBEM ログ ビューア
SMC WBEM ログビューアには、コマンドを発行したユーザー名、コマンドが発行さ
れたクライアントコンピュータなどの情報が記録されているログファイルが表示され ます。
Solaris WBEM Services
含まれています。ログファイル、ログファイルに関連する規則、ログファイル形式、 開発者がシステムイベントの記録に使用するクラス、およびログサービスを使用可能 にする API サービス」
の使用方法についての詳細は、
(
およびそれ以降の節) を参照してください。
には、システムイベントのロギングを使用可能にする
29
ページの「
Solaris WBEM
API
ロギング
Managed Object Format (MOF) コンパイラ
MOF
ファイルのコンパイルには
Solaris
ルは、 すオブジェクトが
WDR
には スを表すオブジェクトから構成されるスキーマを定義します。 は、すべての
Fire 15K
3800
または
MOF
コンパイラは、クラスとインスタンスが定義されている
テートメントを読み取ってから、そのステートメントを
Repository
領域です。
ソフトウェアが実行されているシステムの管理対象オブジェクトを表
CIM
スキーマで指定されている
MOF
ファイルが
Sun Fire
12K
および
システム用です。
に追加します。これは、管理データに関する情報が集められている記憶
システムに対して使用されます。もう
システム用で、3 つめのファイルは
MOF
コンパイラを使用します。この
ASCII
3
つ含まれており、これらファイルで、管理対象リソー
テキストファイルです。
MOF
1
MOF
ファイ
ファイルの
つのファイルは
Sun Fire 6800、4810、4800
MOF
ファイルのス
CIM Object Manager
1
Sun
mofcomp コマンド
MOF
コンパイラを起動し、
ドを使用します。
MOF
ファイルをコンパイルするには、
/usr/sadm/bin/mofcomp [-help] [-v] [-sc] [-si] [-sq] [-version] [-c cimom_
ホスト名
] [-u
ユーザー名
2 章WDR での Solaris WBEM Services
] [-p
パスワード] ファイル名
mofcomp
の使用方法
コマン
13
コマンドの各引数は以下を意味します。
2-1 mofcomp コマンドの引数
引数 説明
-help
-v
-sc
-si
-sq
-version
mofcomp
すべてのコンパイラメッセージが表示される冗長モードで、 コンパイラを実行します。
set class
のオプションは、クラスがすでに存在していて、そのクラス にインスタンスが含まれていない場合はクラスを更新し、ク ラスが存在していない場合はエラーを返します。 ションを指定しないときは、コンパイラでは接続されている ネームスペースに している場合にエラーを返します。
set instance
このオプションは、インスタンスがすでに存在している場合 はインスタンスを更新し、インスタンスが存在していない場 合はエラーメッセージを返します。 ないときは、コンパイラでは接続されているネームスペース に
CIM
ている場合にエラーを返します。
set qualifier types”
ます。このオプションは、修飾子がすでに存在している場合 は修飾子を更新し、修飾子が存在していない場合はエラー メッセージを返します。 は、コンパイラでは接続されているネームスペースに 飾子を追加し、修飾子がすでに存在している場合にエラーを 返します。
MOF
コマンドの引数を一覧表示します。
オプションを付けてコンパイラを実行します。こ
-sc
オプ
クラスを追加し、クラスがすでに存在
CIM
オプションを付けてコンパイラを実行します。
-si
オプションを指定し
インスタンスを追加し、インスタンスがすでに存在し
オプションを付けてコンパイラを実行し
-sq
オプションを指定しないとき
CIM
コンパイラのバージョン番号を表示します。
14 WDR
開発ガイド
-c cimom_
2002 年 12
ホスト名
CIM Object Manager
を実行しているシステムを指定します。
2-1 mofcomp コマンドの引数 (続き)
引数 説明
-u
ユーザー名
-p
パスワード
ファイル名 コンパイルする
CIM Object Manager
す。
CIM Object Manager
-u
ルでは、
-p
と -u
もたらす可能性があるので、コマンド行にパスワードを入力 する必要があります。より安全にパスワードを指定する方法 は、コンパイラからパスワードを入力するプロンプトが表示 されるように、 ジの「 ください。
CIM Object Manager
CIM Object Manager
す。 ルでは、このオプションを使用してください。
-p
と もたらす可能性があるので、コマンド行にパスワードを入力 する必要があります。より安全にパスワードを指定する方法 は、コンパイラからパスワードを入力するプロンプトが表示 されるように、 ジの「 ください。
ユーザー名 オプションを使用してください。
の両方を指定する場合は、セキュリティーに危険を
mofcomp
-u
の両方を指定する場合は、セキュリティーに危険を
mofcomp
に接続する際のユーザー名を指定しま
へのアクセス権を要求するコンパイ
-p
ではなく
のパスワード保護のアドバイス」を参照して
-p
ではなく
のパスワード保護のアドバイス」を参照して
MOF
-u
を指定する方法です。
に接続する際のパスワードを指定しま
へのアクセス権を要求するコンパイ
-u
を指定する方法です。
ファイルの名前。
16
16
ペー
ペー
MOF ファイルのコンパイル
ファイル名に
MOF
をコンパイルできます。 ファイルは、
MOF ファイルのコンパイル方法
1.
オプションを付けないで
/usr/sadm/mof
します。
# mofcomp
ファイル名
以下に例を示します。
# mofcomp /usr/sadm/mof/Solaris_Application1.0.mof
Solaris_Application1.0.mof
Manager Repository
という拡張子が含まれていてもいなくても、
.mof
CIM
スキーマと
Solaris
スキーマが記述されている
にあります。
MOF
コンパイルを実行するときは、以下のコマンドを入力
という名前の
MOF
にコンパイルされます。
2 章WDR での Solaris WBEM Services
ファイルが、
ファイル
MOF
MOF
CIM Object
の使用方法
15
mofcomp
のパスワード保護のアドバイス
mofcomp
し、コマンド行にパスワードを入力した場合には、他のユーザーが後で ps コマンド または 能性があります。このときシステムからは、セキュリティー警告は表示されません。
注 –
のコマンドの実行後、ただちにパスワードを変更してください。これにより、自分の 現在のパスワードを他のユーザーが表示することはありません。
安全ではない す。
% mofcomp -p Log8Rif
% mofcomp -up molly Log8Rif
上記のいずれかの方法で だちにパスワードを変更してください。
コマンドを、
history
コマンド行でパスワードを入力するよう求めるコマンドを実行したときは、そ
コマンドを実行して、その前に入力されたパスワードを表示する可
(セキュリティーが保護されない) コマンドの使用例を以下に示しま
Solaris WBEM Services
WDR
アプリケーション開発者にとって役立つ フトウェアプログラムは、 す。
オプション、または -p-u オプションを付けて実行
-p
mofcomp
コマンドを使用する場合は、コマンド実行後、た
の管理層
Solaris WBEM Services
Common Information Model (CIM) Object Manager
の管理層のソ
16 WDR
CIM Object Managerとは
Solaris WBEM Services Object Manager
ボード、接続点などの管理対象システムオブジェクトを表します。
まず CIM Object Manager では、RMI または XML/HTTP プロトコルのいずれかを 使用して、管理アプリケーションへの接続を受け付けて、
Repository
ス要求を待ちます。サービスには以下のものがあります。
管理サービス。 拠していることを確認し、アプリケーション 管理データ、
開発ガイド
2002 年 12
が組み込まれています。個々の
への接続を設定してから、クライアントアプリケーションからのサービ
CIM
CIM Repository
WBEM
には、
データ操作の意味と構文をチェックして最新の
対応システムでオブジェクトを管理する
CIM
オブジェクトは、
CIM Object Manager
(WDR アプリケーションなど) 間の
、および管理対象リソースを配布します。
CPU
CIM
CIM
、入出力
仕様に準
セキュリティーサービス。ユーザーのログイン要求を認証し、システムリソース へのアクセスを制御します。
ロギングサービス。システムイベントを記録します。
WBEM
きます。要求する び削除、プロパティー値の取り出し、指定したクラス階層内のクラスまたはそのイン スタンスの列挙などがあります。
クライアントは
WBEM
WBEM
対応システムに接続されると、
操作には、
CIM
クラスとインスタンスの作成、表示、およ
WBEM
操作を要求で
手動による CIM Object Manager の起動と停止
CIM Object Manager
通常、 いうユーティリティーによりドメインを起動するたびに、自動的に起動されます。こ のコマンドは、 も起動します。両者はそれぞれ単一のプロセスとして実行されます。
CIM Object Manager
CIM Object Manager
必要が生じたときには手動で行うこともできます。 構文は次の通りです。
/etc/init.d/init.wbem start|stop|status
start
オプションを指定すると、このコマンドによって呼び出されたドメイン上で
CIM Object Manager
CIM Object Manager
上で メイン上での
CIM Object Manager
は、インストール時と、
だけでなく
Solaris Management Console (SMC)
/etc/init.d/init.wbem
を手動で起動したり停止したりする必要はありませんが、その
ユーティリティーの
が起動します。
が停止します。
init.wbem
オプションを指定すると、そのドメイン
stop
status
の状態が表示されます。
オプションを指定すると、そのド
CIM Object Manager を起動する
システムプロンプトで以下のコマンドを入力し、スーパーユーザーとなります。
1.
% su
2. root
3.
システムプロンプト
ます。
以下のコマンドを入力して、
に、ドメインのスーパーユーザーのパスワードを入力し
(#)
CIM Object Manager
を起動します。
# /etc/init.d/init.wbem start
CIM Object Manager を停止する
システムプロンプトで以下のコマンドを入力し、スーパーユーザーとなります。
1.
% su
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
17
プロンプトが表示されたら、
2.
ユーザーのパスワードを入力します。
root
システムプロンプト
に、ドメインのスーパー
(#)
以下のコマンドを入力して、
3.
CIM Object Manager
を停止します。
# /etc/init.d/init.wbem stop
Solaris WBEM Services
Solaris WBEM Services
役立つ
Solaris
プロバイダというソフトウェアプログラムが含まれています。
のプロバイダ層には、
のプロバイダ層
WDR
アプリケーション開発者に特に
Solaris プロバイダ
Solaris
は、 ム上の管理対象リソースのインスタンスを提供し、管理対象デバイスの情報を取り出 して設定します。
WDR
きには、まず トでユーザーに与えられているのは、
WBEM
リティーサービス」を参照してください。
プロバイダは、管理対象オブジェクトと通信するクラスです。プロバイダ
CIM Object Manager に Solaris
オペレーティング環境が実行されているシステ
アプリケーションが管理対象リソースに関する
WBEM
でドメイン上のユーザーログイン情報を確認します。デフォル
Read Only (
システムのセキュリティーについての詳細は、
CIM
データにアクセスすると
読み取り専用) アクセス権です。
19
ページの「
WBEM
セキュ
18 WDR
CIM Object Manager
信します。アプリケーションから と、
CIM Object Manager
イダに渡します。
プロバイダは、マシン固有の独自のプロバイダであっても、
を使って記述した移植性がある (マシンに依存しない) ものでも構いません。な
(JNI)
Java Native Interface (JNI) は、Java Development Kit (JDK™)
お、 す。
開発ガイド
2002 年 12
では、オブジェクトプロバイダ
CIM Object Manager
はプロバイダ
API
API
を使用してプロバイダと通
の動的データの要求がある
経由で応答し、要求された情報をプロバ
Java Native Interface
に含まれていま
WBEM
セキュリティーサービス
WBEM
リティー機能には、以下の
対応システム上で不正アクセスから
認証 承認 再実行保護
3
つがあります。
CIM
オブジェクトを保護する主なセキュ
認証
認証とは、 識別情報を確認するプロセスのことです。正当なユーザーにはシステムリソースへの アクセスを許可し、認証できないユーザーにはアクセスを拒否する場合、認証がよく 使用されます。
ユーザーがログインして、ユーザー名とパスワードを入力すると、クライアントでは そのパスワードを使って、サーバーで確認される暗号化ダイジェストを生成します。 ユーザーが認証されると、 アントセッションを確立します。それ以降の操作はすべてセキュリティー保護された クライアントセッション内で行われ、すべての操作には、認証プロセス時にネゴシ エートされたセッションキーを使用する ンとは、メッセージを認証するときに使用されるセキュリティー情報が格納され、遠 隔呼び出しに追加されるトークンパラメタのことです
Sun Fire
システムにおいて、ユーザー、デバイスなどのエンティティーの
CIM Object Manager は MAC
MAC
トークンが含まれます
トークンを与えて、クライ
(MAC
)
トーク
承認
承認とは、ユーザー、プログラム、プロセスに対し、システムリソースにアクセスす る権利を与えるプロセスのことです。承認は、認証に続いて行われます。
CIM Object Manager
て、ユーザーがアプリケーションや関連タスクの実行を許可されているかどうか確認 できます。 の承認では、特権ユーザーが他のユーザーに読み取り・書き込みアクセス権を割り当 てることができます。このようにして承認されたユーザーは、既存の ザーアカウントに追加されます。
CIM Object Manager では、機能ベースの承認をサポートしています。こ
でユーザーの識別情報が認証された後、その識別情報を使用し
2 章WDR での Solaris WBEM Services
Solaris
ユー
の使用方法
19
再実行保護
再実行保護は、セッションキーを確認することにより、未承認クライアントが、他の クライアントのメッセージを受信してサーバーに送信するのを防止するサービスで す。
クライアントは、他のクライアントから メッセージをコピーすることはできません。 シエートされたセッションキーに基づいて、すべてのメッセージで ことにより、そのセッションを開始してクライアントサーバー認証に加わっていたク ライアントとの間で、クライアントサーバーセッションの全通信が確かに行われてい ることを保証します。
MAC
を使用して、メッセージがそのセッションに対してもともと認証を受けていた クライアントから送信されたものであること、およびそのメッセージが他のクライア ントによって再実行されたものでないことを確認します。このタイプのメカニズム は、RMI 中にネゴシエートされたセッションキーは、メッセージの ティー情報の暗号化に使用されます。
メッセージを検証するときに
CIM Object Manager
CIM Object Manager
WBEM
で使用されます。ユーザー認証の交換
に送信された最新の
は、認証時にネゴ
MAC
MAC
トークンのセキュリ
を使用する
デジタル署名
WBEM
ん。
セキュリティーサービスでは、メッセージのデジタル署名は実行されませ
セキュリティーの実装
Solaris
ス制御リストを使用します。
オペレーティング環境内でセキュリティーを管理するときは、
WBEM
アクセ
20 WDR
WBEM
アクセス制御リストによるセキュリティーは、 義されているクラスを使って実装します。 御リストによるセキュリティーは、 であり、すべての によって、 デフォルトの承認が決定されます。
開発ガイド
2002 年 12
アクセス制御リスト
CIM 操作に適用されます。定義されているクラスのインスタンス
WBEM
ユーザーやネームスペース、あるいはその両方に割り当てられる
Solaris_Acl1.0.mof
Solaris WBEM Services
Solaris WBEM Services
ファイルに定
固有のアクセス制
のデフォルトの承認方式
ユーザーを既存のアクセス制御リストに追加して、そのユーザーに読み取りアクセス 権または読み取り・書き込みアクセス権のいずれかを割り当てるときは、
WBEM User Manager Manager
」の節で説明します。Sun WBEM User Manager は、
/usr/sadm/bin/wbemadmin
を使用します。これについては、「Sun WBEM User
ディレクトリにあります。
Sun
21
詳細は、 い。
ページの「
Sun WBEM User Manager
Sun WBEM User Manager
除、および承認ユーザーの システム上で行うことができます。すべてのユーザーは を持っている必要があります。
Sun WBEM User Manager
スペースの組み合わせで、アクセス権を設定できます。ユーザーを追加してネームス ペースを選択すると、ユーザーは指定したネームスペース内の の読み取りアクセス権をデフォルトで持つことができます。
1
つのネームスペースに対するすべてのユーザーのアクセスを制限してから、ユー ザーごとに、そのネームスペースに対する読み取り、読み取り・書き込み、または書 き込みアクセスを許可することができます。
個々の管理対象オブジェクトにはアクセス権を設定できません。ただし、ネームス ペース内と各ユーザーについては、すべての管理対象オブジェクトのアクセス権を設 定できます。
Sun WBEM User Manager
の使用方法」を参照してくださ
の使用方法
を使用すると、特権ユーザーは、承認ユーザーの追加と削
CIM
オブジェクトへのアクセス権の設定を、
Solaris
では、個々のネームスペースで、またはユーザーとネーム
ユーザーアカウント
CIM
WBEM
オブジェクトへ
対応
スーパーユーザーとしてログインしている場合は、
CIM
て、以下のような
Read Only (
可します。読み取り専用アクセス権を持っているユーザーは、インスタンスとク ラスを取り出すことはできますが、 ません。デフォルトのユーザーアクセス権です。
Read/Write (
対する読み取り、書き込み、および削除をすべて許可します。
Write (書き込み) すべての CIM クラスおよびインスタンスに対する書き込みと
削除を許可しますが、読み取りは許可しません。
None (
可しません。
読み取り専用
読み取り・書き込み
アクセス権なし
オブジェクトに対するアクセス権を設定できます。
) CIM
) CIM
スキーマ内のオブジェクトの読み取りのみを許
CIM
オブジェクトの作成、削除、変更はでき
)
すべての
クラスおよびインスタンスに対するアクセスを許
2 章WDR での Solaris WBEM Services
WBEM User Manager
CIM
クラスおよびインスタンスに
の使用方法
を使用し
21
Sun WBEM User Manager を起動する
スーパーユーザーとして、以下のコマンドをコマンド行に入力します。
1.
# /usr/sadm/bin/wbemadmin
Sun WBEM User Manager
れます。コンテキストヘルプを使用するには、ダイアログのフィールドをクリックし て、「コンテキストヘルプ」パネルを表示します。
「ログイン」ダイアログボックスの「ユーザー名」フィールドにユーザー名を入力し
2.
ます。
ログインするには、 ている必要があります。デフォルトでは、 持っています。このアクセス権は、ユーザーにデフォルトのネームスペースへの読み 取りアクセスを許可します。読み取りアクセス権を持っているユーザーは、ユーザー 特権を表示することはできますが、変更はできません。
ユーザーにアクセス権を与えるには、スーパーユーザーか、または ネームスペースへの書き込みアクセス権を持っているユーザーとしてログインする必 要があります。
「ログイン」ダイアログボックスの「パスワード」フィールドに、ユーザーアカウン
3.
トのパスワードを入力します。
「了解」をクリックします。
4.
User Manager
「 と、現在のドメイン上のネームスペース内の ザーのアクセス権が表示されています。
root\security
」ダイアログボックスが表示されます。ここには、ユーザーの一覧
が読み込まれ、「ログイン」ダイアログボックスが表示さ
ネームスペースへの読み取りアクセス権を持っ
Solaris
ユーザーは
guest
アクセス権を
root\security
WBEM
オブジェクトに対する各ユー
22 WDR
ユーザーにデフォルトのアクセス権を与える
1. Sun WBEM User Manager
2.「User Manager
リックします。
ドメイン上で使用可能なネームスペースがすべて表示されているダイアログボックス が表示されます。
「ユーザー名」フィールドに
3.
使用可能なネームスペースのリストからネームスペースを
4.
「了解」をクリックします。
5.
User Manager
ユーザー名が追加されます。
開発ガイド
2002 年 12
」ダイアログボックスの「ユーザーアクセス」部分で「追加」をク
」ダイアログボックスに表示されているユーザーのリストに、その
を起動します。
Solaris
ユーザーのアカウント名を入力します。
つ選択します。
1
「了解」をクリックして変更を保存し、「
6.
じます。または、「適用」をクリックして変更を保存し、「 ログボックスを閉じます。
User Manager
」ダイアログボックスを閉
User Manager
」ダイア
これで、指定したユーザーに、選択したネームスペースの る読み取り専用アクセス権が与えられました。
ユーザーのアクセス権を変更する
1. Sun WBEM User Manager
ユーザーのアクセス権が表示されているリストから、変更するユーザーを選択しま
2.
す。
そのユーザーに読み取り専用アクセス権を与えるには、「読み取り」チェックボック
3.
スをクリックします。そのユーザーに書き込みアクセス権を与えるには、「書き込 み」チェックボックスをクリックします。
「了解」をクリックして変更を保存し、「
4.
じます。または、「適用」をクリックして変更を保存し、「 ログボックスを閉じます。
ユーザーのアクセス権を削除する
1. Sun WBEM User Manager
2.「User Manager
アクセス権が表示されているリストから、アクセス権を削除するユーザーを選択しま す。
」ダイアログボックスの「ユーザーアクセス」部分で、ユーザーの
を起動します。
User Manager
を起動します。
CIM
オブジェクトに対す
」ダイアログボックスを閉
User Manager
」ダイア
「削除」をクリックし、そのユーザーのネームスペースに対するアクセス権を取り消
3.
します。
確認を求めるダイアログボックスが表示され、そのユーザーのアクセス権を取り消し てよいか確認を求められます。「了解」をクリックして、次に進みます。
「了解」をクリックして変更を保存し、「
4.
じます。または、「適用」をクリックして変更を保存し、「 ログボックスを閉じます。
ネームスペースへのアクセス権を設定する
1. Sun WBEM User Manager
を起動します。
2 章WDR での Solaris WBEM Services
User Manager
」ダイアログボックスを閉
User Manager
の使用方法
」ダイア
23
2.「User Manager
「追加」をクリックします。
ドメインで使用可能なネームスペースがすべて表示されているダイアログボックスが 表示されます。
アクセス権を設定するネームスペースを選択します。
3.
ユーザーにはデフォルトでネームスペースへの読み取り専用アクセスが許可されてお り、「読み取り」チェック を与えるには、「書き込み」チェックボックスをクリックします。読み取り・書き込 みアクセス権を与えるには、「読み取り」と「書き込み」チェックボックスをクリッ クします。ネームスペースへのアクセスを許可しないときは、「読み取り」と「書き 込み」の両方のチェックボックスがチェックされていないことを確認します。
」ダイアログボックスの「ネームスペースへのアクセス」部分で
ボックスがチェックされています。書き込みアクセス権
「了解」をクリックして変更を保存し、「
4.
じます。または、「適用」をクリックして変更を保存し、「 ログボックスを閉じます。
ネームスペースへのアクセス権を削除する
1. Sun WBEM User Manager
2.「User Manager
アクセス権を削除するネームスペースを選択し、「削除」をクリックします。
これにより、選択したネームスペースからアクセス権が削除され、「
Manager
ネームスペースが削除されます。
「了解」をクリックして変更を保存し、「
3.
じます。または、「適用」をクリックして変更を保存し、「 ログボックスを閉じます。
API
」ダイアログボックスに表示されているネームスペースのリストからその
を使用したアクセス制御の設定
」ダイアログボックスの「ネームスペースへのアクセス」部分で、
を起動します。
User Manager
User Manager
」ダイアログボックスを閉
User Manager
」ダイアログボックスを閉
User Manager
」ダイア
User
」ダイア
24 WDR
Sun WBEM SDK API
とのアクセス制御を設定することができます。以下のセキュリティークラスが
root\security
Solaris_Acl - Solaris
は、文字列プロパティー
)
に設定します。
専用
Solaris_UserAcl -
てユーザーが持っているアクセス制御です。
開発ガイド
2002 年 12
を使用して、ネームスペースでのアクセス制御や、ユーザーご
ネームスペースに格納されています。
アクセス制御リスト (ACL) の基底クラス。このクラスで
capability
を定義し、そのデフォルト値を
指定されたネームスペース内で、
CIM
r (
読み取り
オブジェクトに対し
Solaris_NamespaceAcl -
ネームスペース上のアクセス制御です。
Solaris_UserACL
ンスタンスのアクセス権を変更すると、ネームスペース内の
クラスのインスタンスを作成してから、API を使用してそのイ
CIM
オブジェクトに対
するアクセス制御を、ユーザーごとに設定できます。同様に、
Solaris_NameSpaceACL (setInstance
メソッドなど) を使用して、そのインスタンスのアクセス権を設定す
クラスのインスタンスを作成してから、
ると、ネームスペースでのアクセス制御を設定することができます。
2
この
つのクラスを効果的に組み合わせて使用するには、まず
Solaris_NameSpaceACL
るすべてのユーザーのアクセスを制限し、次に
クラスを使って、ネームスペースのオブジェクトに対す
Solaris_UserACL
API
クラスを使っ て、選択したユーザーにそのネームスペースへのアクセスを許可する方法がありま す。
アクセス制御リスト
す。現在
Solaris ACL
(ACL) は、DMTF
スキーマは
CIM
が作成中の標準規格によって管理されま
に準拠していますが、
DMTF
により
ACL
準規格が最終的に策定されたときには、このスキーマを変更する必要があります。
Solaris ACL
となる可能性があります。
スキーマクラスを使用して記述しているプログラムも、この変更の対象
Solaris_UserAcl クラス
Solaris_UserAcl
底クラスから
capability
r” (Read Only)
を継承します。
クラスは
Solaris_Acl
基底クラスを拡張したもので、この基
のデフォルト値を持つ文字列プロパティー
Solaris_UserAcl
クラスの
capability
定すると、アクセス権を設定できます。
2-2 capability プロパティーの設定
アクセス権 説明
r
rw
w
none
Read Only (
Read/Write (
書き込み
Write (
Only (
単独使用
読み取り専用
読み取り・書き込み
)
)
2 章WDR での Solaris WBEM Services
プロパティーを以下のいずれかの値に設
)
)
の使用方法
25
Solaris_UserAcl
の主要なプロパティーが定義されます。
2 つの namespace-username ACL でどちらか 1 つのインスタンスだけです。
2-3 Solaris_UserAcl クラスの主要プロパティー
プロパティー データ型 目的
nspace
username
ユーザーごとにアクセス制御を設定する
クラスでは、
文字列 この
文字列 この
capability
1
が適用されるネームスペースを特定する。
ACL
が適用されるユーザーを特定する。
ACL
プロパティーのほかにも以下の
つのネームスペースに存在できるのは、こ
2
以下のコードを使用して、
1.
Solaris_UserAcl
クラスのインスタンスを作成します。
...
/* Create a namespace object initialized with root\security
(name of namespace) on the local host. */
CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace("", "root\security");
// Connect to the root\security namespace as root.
cc = new CIMClient(cns, "root", "root_password");
// Get the Solaris_UserAcl class
cimclass = cc.getClass(new CIMObjectPath("Solaris_UserAcl");
// Create a new instance of the Solaris_UserAcl
class ci = cimclass.newInstance(); ...
2.
以下のコードを使用して、 ます。
capability
プロパティーを目的のアクセス権に設定し
...
/* Change the access rights (capability) to read/write for
user Guest
on objects in the root\molly namespace.*/
ci.setProperty("capability", new CIMValue(new String("rw"));
ci.setProperty("nspace", new CIMValue(new String("root\
molly"));
ci.setProperty("username", new CIMValue(new String("guest"));
...
26 WDR
開発ガイド
2002 年 12
以下のコードを使用して、新規作成したインスタンスを更新します。
3.
...
// Pass the updated instance to the CIM Object Manager
cc.setInstance(new CIMObjectPath(), ci);
...
Solaris_NamespaceAcl クラス
Solaris_NamespaceAcl
この基底クラスから デフォルト値を持つ文字列プロパティー
”r (GUEST
Solaris_NamespaceAcl
す。
プロパティー データ型 目的
nspace
ネームスペースでのアクセス制御を設定する
以下のコードを使用して、
1.
す。
文字列 このアクセス制御リスト
クラスは
クラスでは、以下の主要なプロパティーが定義されま
Solaris_namespaceACL
Solaris_Acl
と全ユーザーに対する読み取り専用アクセス権) の
capability
ペースを特定する。 は、
namespace ACL で 1
基底クラスを拡張したもので、
を継承します。
が適用されるネームス
(ACL)
つのネームスペースに存在できるの
1
つのインスタンスだけです。
クラスのインスタンスを作成しま
...
/* Create a namespace object initialized with root\security
(name of namespace) on the local host. */
CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace("", "root\security");
// Connect to the root\security namespace as root.
cc = new CIMClient(cns, "root", "root_password");
// Get the Solaris_namespaceAcl class
cimclass = cc.getClass(new
CIMObjectPath("Solaris_namespaceAcl");
// Create a new instance of the Solaris_namespaceAcl
class ci = cimclass.newInstance();
...
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
27
以下のコードを使用して、目的のアクセス権を許可するよう
2.
を設定します。
...
/* Create a namespace object initialized with root\security
(name of namespace) on the local host. */
CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace("", "root\security");
// Connect to the root\security namespace as root.
cc = new CIMClient(cns, "root", "root_password");
// Get the Solaris_namespaceAcl class
cimclass = cc.getClass(new
CIMObjectPath("Solaris_namespaceAcl");
// Create a new instance of the Solaris_namespaceAcl
class ci = cimclass.newInstance();
...
3.
以下のコードを使用して、新しく作成したインスタンスを更新します。
// Pass the updated instance to the CIM Object Manager
cc.setInstance(new CIMObjectPath(), ci);
capability
プロパティー
28 WDR
Solaris Management Console (SMC)
ユーザーツールの起動
ユーザーツールを使用すると、ユーザーを既存の役割に追加し、既存のユー
SMC
ザーに
RBAC
「権利」部分で管理されます。
SMC ユーザーツールを起動する
1.
以下のコマンドを入力して、
# cd /usr/sbin
2.
以下のコマンドを入力して、
# smc
開発ガイド
2002 年 12
権を許可することができます。
SMC
起動コマンドの場所に移動します。
SMC
を起動します。
RBAC
権は、
SMC
ユーザーツールの
3.
アプリケーションが読み込まれ、ユーザーインタフェースが表示されたら、左側の
(
「ナビゲーション」パネルの「このコンピュータ」をダブルクリック
)
のコンピュータ」の横にある展開・縮少アイコンをクリック ピュータ」の下位のツリーを展開します。
4.
左側の「ナビゲーション」パネルの「システム構成」をダブルクリック (または、 「システム構成」の横にある展開・縮少アイコンをクリック 成」の下位のツリーを展開します。「ユーザー」アイコンが表示されます。
5.
「ユーザー」アイコンをクリックして、ユーザーツールを起動します。
して、「このコン
)
して、「システム構
または、「こ
注 – Solaris Management Console
を参照してください。
Solaris WBEM
WBEM
し、その発生状況を判定することができます。
ロギングサービスでは、サービスプロバイダから返されるようにプログラムされてい るアクションと、 べて記録します。また、情報とエラーメッセージもログに記録できます。
たとえば、ユーザーがシリアルポートを使用不可にしたときに、シリアルポートプロ バイダによって自動的にこの情報をログに記録することができます。あるいは、シス テムエラーなどの障害が発生したときには、管理者はログを調べて、その障害の原因 を突き止めることができます。
イベントに応じて、すべてのコンポーネント、アプリケーション、およびプロバイダ が自動的にロギングを開始します。たとえば、 されて起動されると、自動的にイベントを記録します。
WBEM
することができます。詳細は、 グの有効化」を参照してください。
ロギングサービスを使用すると、システム管理者はシステムイベントを監視
Solaris WBEM Services
環境用に開発するアプリケーションとプロバイダでログを記録するよう設定
の使用方法の詳細は、
ロギングサービス
コンポーネントが実行するアクションをす
CIM Object Manager
33
ページの「
API
を使用した
smc (1m)
Solaris WBEM
マニュアルページ
はインストール
ロギン
Solaris Management Console (SMC)
たログ機能をデバッグすることができます。ログファイルの表示方法の詳細は、 ページの「 ださい。
Solaris WBEM
ログビューア」と
ログビューアにログデータを表示して、設定し
smc(1m)
2 章WDR での Solaris WBEM Services
マニュアルページを参照してく
の使用方法
41
29
Solaris WBEM Services
イベントを記録するようにアプリケーションやプロバイダを設定すると、そのイベン トはログファイルに記録されます。ログの記録はすべて パスに格納されます。ログファイルでは、次の命名規則が使用されます。
のログファイル
/var/sadm/wbem/log
wbem_log.#
ここで、# はログファイルのバージョンを示すために追加される数字です。
wbem_log.1
ンです。 番号が付いています。すべてのバージョンのログファイルは、
/var/sadm/wbem/log
2
以下の ル拡張子付きで名前変更され、保存されます。
現在のファイルが、 るファイルサイズの限界に達した場合。デフォルト値は
wbemService.properties
ログファイルの使用方法を ティーがどのように制御するかについては、 のログファイル規則」を参照してください。
Solaris_LogService
で呼び出された場合。
Solaris_LogService
Solaris_LogService
のように .1 が付いているログファイルが最後に保存されたバージョ
.2
が付いているログファイルはその前のバージョンで、このように順に
にアーカイブとしてまとめて入れられています。
つの条件のいずれかが満たされたときに、ログファイルは
Solaris_LogServiceProperties
.1
クラスで指定されてい
ファイルで設定されています。
Solaris_LogServiceProperties
30
ページの「
Solaris WBEM Services
クラスの
クラスとそのメソッドについては、
clearLog()
クラス」を参照してください。
メソッドが、現在のログファイル
32
ページの
というファイ
クラスのプロパ
Solaris WBEM Services のログファイル規則
Solaris_LogServiceProperties
れています。 ルの属性を制御するプロパティーがあります。
ログファイルを書き込むディレクトリ
ログファイルの名前
ファイル拡張子付きで名前変更されて保存されるまでに、ログファイルにログを 格納できる最大サイズ
アーカイブに保持できるログファイル数
Solaris
データを書き込む機能
Solaris_LogServiceProperties
オペレーティング環境のデフォルトのログシステムである
クラスは Solaris_Core1.0.mof で定義さ
クラスには、以下のログファイ
SysLog
にログ
30 WDR
開発ガイド
2002 年 12
これらの属性のいずれかを、ログファイルにデータを書き込むアプリケーションで指 定するには、 作成し、その関連プロパティーの値を設定します。新しいインスタンスのプロパ ティー値の設定方法についての詳細は、 ティーの設定」を参照してください。
Solaris_LogServiceProperties
39 ページの「Solaris WBEM ロギングプロパ
クラスの新しいインスタンスを
Solaris WBEM Services のログファイル形式
ロギングサービスには、アプリケーション、システム、およびセキュリティーという
3
つのログ記録のカテゴリがあります。ログ記録は、情報であることも、エラーや警 告から生成された記録データであることもあります。ログに記入可能なデータについ て、標準的なフィールド設定が定義されていますが、必ずしもログではすべての フィールドを使用する必要はありません。たとえば、情報ログの場合は、イベントを 表す簡潔なメッセージを記録することができます。エラーログの場合は、より詳細な メッセージを記録することができます。
一部のログデータフィールドでは、 ます。これらのフィールドは、 飾子でフラグが立てられているプロパティーです。これらのフィールドには値を設定 することはできません。ただし、ログファイルの以下のフィールドであれば、いずれ も値を設定できます。
Category
Severity
AppName
UserName
ユーザー名
ClientMachineName
ServerMachineName
SummaryMessage
DetailedMessage
Data
できるコンテキスト情報
ログ記録のタイプ データをログファイルに書き込む条件の重大度
データが取得されたときに使用していたアプリケーションの名前
ログデータが生成されたときに、アプリケーションを使用していた
アプリケーションとプロバイダがログメッセージを解釈するために提示
Solaris_LogRecord
ログデータを生成したイベントが発生したコンピュータ
ログデータを生成したイベントが発生したサーバー名
イベントの発生を説明する簡単なメッセージ
イベントの発生を説明する詳細なメッセージ
CIM Repository
のデータを特定する必要があり
クラスの読み取り専用キー修
Solaris WBEM
Solaris WBEM Solaris_LogService
ロギングサービスでは、
2 つの Solaris
ログクラス
Solaris_LogRecord
スキーマクラスを使用します。
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
31
Solaris_LogRecord クラス
Solaris_LogRecord
ログファイルのエントリをモデル化します。イベントに応じてアプリケーションやプ ロバイダにより
Solaris_LogRecord クラスが呼び出されると、
Solaris_LogRecord
ログファイルに書き込みます。
Solaris_LogRecord Solaris_Core1.0.mof
/usr/sadm/mof
ルは
Solaris_LogRecord
て、イベント、システム、ユーザー、およびデータを生成するアプリケーションまた はプロバイダの属性を指定します。読み取り専用修飾子の値は、アプリケーションと
CIM Repository RecordID
ときには、ログ形式の一部としては表示されません。
書き込み可能な修飾子の値を設定できます。たとえば、イベントが発生したシステム を特定する、 ティーの修飾子の値を設定することができます。
SysLogFlag
UNIX
という値はログエントリを一意に特定しますが、生成されたデータを見る
ClientMachineName
プロパティーを真に設定すると、ログ記録の詳細メッセージが自動的
システムの
クラスは、
クラスでは、イベントによって生成されたすべてのデータを
クラスの定義を見るには、テキストエディタに
ファイルを表示します。
にあります。
クラスでは、プロパティーのベクトルとキー修飾子を使用し
との間で使用するために透過的に生成されます。たとえば、
syslog
Solaris_Core1.0.mof
Solaris
プロバイダの一部として
Solaris_Core1.0.mof
ServerMachineName
デーモンに送信されます。
ファイルで定義され、
ファイ
といったプロパ
Solaris_LogService クラス
32 WDR
Solaris_LogService
方法を定義します。このクラスには、発行元アプリケーションから
Manager
用できる を生成するトリガーとなり、 す。
に特定のイベントに関するデータを配布するときにアプリケーションで使
1
組のメソッドがあります。そのデータが
Solaris_LogService
clearLog
ルの削除を行う。
getNumRecords
listLogFiles /usr/sadm/wbem/log
イルのリストを返す。
getCurrentLogFileName
getNumLogFiles /usr/sadm/wbem/log
を返す。
getLogFileSize
開発ガイド
2002 年 12
クラスは、ロギングサービスの操作を制御し、ログデータの処理
CIM Repository
クラスでは、以下のメソッドを使用します。
現在のログファイルの名前変更と保存、保存されているログファイ
特定のログファイルに含まれているレコード数を返す。
最新のログファイル名を返す。
特定のログファイルのサイズをメガバイト単位で返す。
からのデータの取得などが行われま
に格納されているすべてのログファ
に格納されているログファイル数
CIM Object
CIM Object Manager
からの応答
getSyslogSwitch Solaris
SysLog getLogStorageName
はデバイスの名前を返す。
getLogFileDir
返す。
に、ログデータを送信できるようにする。
ログファイルが格納されているディレクトリのパスと名前を
オペレーティング環境のロギングサービスである
ログファイルが格納されているホストコンピュータまた
Solaris_LogServiceProperties
ティーを設定できます。 を参照してください。
Solaris_LogService Solaris_Core1.0.mof
API
を使用した
39 ページの「Solaris WBEM ロギングプロパティーの設定」
クラスの定義は、
ファイルで見ることができます。
クラスを使用すると、ロギングのプロパ
/usr/sadm/mof
にある
Solaris WBEM
ロギング
の有効化
現在、ログファイルの内容はログビューアで見ることができます。しかし、カスタマ イズされた方法でのログファイルの表示を望む場合は、独自のログビューアを開発す ることができます。ロギングアプリケーションプログラミングインタフェース を使用すると、ログビューアを開発できます。この きます。
アプリケーションからログファイルへのデータの書き込み
ログファイルからログビューアへのデータの読み取り
ログデータの処理方法を指定するロギングプロパティーの設定
API
では、以下のことを実行で
(API)
Solaris WBEM ログファイルへのデータの書き込 み
アプリケーションでログファイルにデータを書き込めるようにするには、以下の主な タスクが必要です。
Solaris_LogRecord
ログファイルに書き込まれるプロパティーを指定し、プロパティー修飾子の値を 設定する
出力する新しいインスタンスとプロパティーを設定する
クラスの新しいインスタンスを作成する
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
33
Solaris_LogRecord のインスタンスを作成し
てデータを書き込む
必要な
1.
クラスです。
import java.rmi.*;
import com.sun.wbem.client.CIMClient;
import com.sun.wbem.cim.CIMInstance;
import com.sun.wbem.cim.CIMValue;
import com.sun.wbem.cim.CIMProperty;
import com.sun.wbem.cim.CIMNameSpace;
import com.sun.wbem.cim.CIMObjectPath;
import com.sun.wbem.cim.CIMClass;
import com.sun.wbem.cim.CIMException;
import com.sun.wbem.solarisprovider.*;
import java.util.*;
2. public
CIMNameSpace
public class CreateLog {
if ( args.length != 3) {
}
CIMClient cc = null;
CIMObjectPath cop = null;
try {
クラスをすべてインポートします。以下に挙げるクラスは最小限必要な
Java
クラス
CreateLog
クラスのインスタンスを作成します。
public static void main(String args[]) throws CIMException {
System.out.println("Usage: CreateLog host username password");
System.exit(1);
CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace(args[0]);
cc = new CIMClient(cns, args[1], args[2]);
を宣言し、
CIMClient、CIMObjectPath
、および
34 WDR
返されるプロパティーのベクトルを指定します。修飾子のプロパティーの値を設定し
3.
ます。
Vector keys = new Vector();
CIMProperty logsvcKey;
logsvcKey = new CIMProperty("category");
logsvcKey.setValue(new CIMValue(new Integer(2)));
keys.addElement(logsvcKey);
開発ガイド
2002 年 12
logsvcKey = new CIMProperty("severity");
logsvcKey.setValue(new CIMValue(new Integer(2)));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("AppName");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("SomeApp"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("UserName");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("molly"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("ClientMachineName");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("dragonfly"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("ServerMachineName");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("spider"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("SummaryMessage");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("brief_description"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("DetailedMessage");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("detailed_description"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("data");
logsvcKey.setValue(new CIMValue("0xfe 0x45 0xae 0xda"));
keys.addElement(logsvcKey);
logsvcKey = new CIMProperty("SyslogFlag");
logsvcKey.setValue(new CIMValue(new Boolean(true)));
keys.addElement(logsvcKey);
ログ記録に対して、
4.
CIMObjectPath logreccop = new CIMObjectPath("Solaris_LogRecord", keys);
5. Solaris_LogRecord
CIMObjectPath
の新しいインスタンスを宣言します。ファイルに書き込むプ
クラスの新しいインスタンスを宣言します。
ロパティーのベクトルを設定します。
CIMInstance ci = new CIMInstance();
ci.setClassName("Solaris_LogRecord");
ci.setProperties(keys);
//System.out.println(ci.toString());
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
35
cc.setInstance(logreccop,ci);
}
catch (Exception e) {
System.out.println("Exception: "+e);
e.printStackTrace();
}
データがログファイルに書き込まれたならば、セッションを閉じます。
6.
// close session.
if(cc != null) {
cc.close();
}
Solaris WBEM ログファイルからのデータの読み 取り
アプリケーションでログファイルからログビューアにデータを読み取れるようにする には、以下のタスクが必要です。
Solaris_LogRecord
目的のインスタンスを取得する
出力デバイス (通常はログビューアのユーザーインタフェース) にインスタンスの プロパティーを出力する
クラスのインスタンスを列挙する
36 WDR
Solaris_LogRecord クラスのインスタンスを
取得してデータを読み取る
必要な
1.
クラスです。
import java.rmi.*;
import com.sun.wbem.client.CIMClient;
import com.sun.wbem.cim.CIMInstance;
import com.sun.wbem.cim.CIMValue;
import com.sun.wbem.cim.CIMProperty;
import com.sun.wbem.cim.CIMNameSpace;
import com.sun.wbem.cim.CIMObjectPath;
import com.sun.wbem.cim.CIMClass;
開発ガイド
2002 年 12
クラスをすべてインポートします。以下に挙げるクラスは最小限必要な
Java
import com.sun.wbem.cim.CIMException;
import com.sun.wbem.solarisprovider.*;
import java.util.*;
import java.util.Enumeration;
クラス
2.
3. ReadLog
ReadLog
public class ReadLog
{
public static void main(String args[]) throws
CIMException
{
if ( args.length != 3)
{
System.out.println("Usage: ReadLog host username password");
System.exit(1);
}
クラスの
を宣言します。
CIMClient
CIMObjectPath
、および
設定します。
CIMClient cc = null;
CIMObjectPath cop = null;
try { CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace(args[0]);
cc = new CIMClient(cns, args[1], args[2]);
cop = new CIMObjectPath("Solaris_LogRecord");
4. Solaris_LogRecord
Enumeration e = cc.enumInstances(cop, true);
for (; e.hasMoreElements(); ) {
のインスタンスを列挙します。
CIMNameSpace
の値を
出力デバイスにプロパティー値を送信します。
5.
System.out.println("---------------------------------");
CIMObjectPath op = (CIMObjectPath)e.nextElement();
CIMInstance ci = cc.getInstance(op);
System.out.println("Record ID : " +
(((Long)ci.getProperty("RecordID").getValue().getValue()).longVal ue()));
System.out.println("Log filename : " +
((String)ci.getProperty("FileName").getValue().getValue()));
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
37
int categ = 0
(((Integer)ci.getProperty("category").getValue().getValue()).intV alue());
if (categ == 0)
System.out.println("Category : Application Log");
else if (categ == 1)
System.out.println("Category : Security Log");
else if (categ == 2)
System.out.println("Category : System Log");
int severity =
(((Integer)ci.getProperty("severity").getValue().getValue()).intV alue());
if (severity == 0)
System.out.println("Severity : Informational");
else if (severity == 1)
System.out.println("Severity : Warning Log!");
else if (severity == 2)
System.out.println("Severity : Error!!");
System.out.println("Log Record written by :" +
((String)ci.getProperty("AppName").getValue().getValue()));
System.out.println("User : " +
((String)ci.getProperty("UserName").getValue().getValue()));
System.out.println("Client Machine : " +
((String)ci.getProperty("ClientMachineName").getValue().getValue( )));
System.out.println("Server Machine : " + ((String)ci.getProperty("ServerMachineName").getValue().getValue()) );
System.out.println("Summary Message : " +
((String)ci.getProperty("SummaryMessage").getValue().getValue()) );
System.out.println("Detailed Message : " +
((String)ci.getProperty("DetailedMessage").getValue().getValue() ));
System.out.println("Additional data : " +
((String)ci.getProperty("data").getValue().getValue()));
boolean syslogflag =
((Boolean)ci.getProperty("syslogflag").getValue().getValue()). booleanValue();
if (syslogflag == true) {
38 WDR
開発ガイド
2002 年 12
System.out.println("Record was written to syslog as well");
} else {
System.out.println("Record was not written to syslog");
}
System.out.println("---------------------------------");
エラー条件が発生した場合は、ユーザーにエラーメッセージを返します。
6.
...
catch (Exception e) {
System.out.println("Exception: "+e);
e.printStackTrace(); }
...
データがファイルから読み取られたならば、セッションを閉じます。
7.
// close session.
if(cc != null) {
cc.close();
}
}
}
Solaris WBEM ロギングプロパティーの設定
Solaris_LogServiceProperties
スタンスのプロパティー値を設定すると、アプリケーションやプロバイダがログを処 理する方法を制御できます。
Solaris WBEM ロギングプロパティーを設定する
以下のコード例では、ロギングプロパティーの設定方法を示します。プロパティー
/var/sadm/lib/wbem/WbemServices.properties
は、 す。
public class SetProps {
public static void main(String args[]) throws CIMException {
if ( args.length != 3) {
System.out.println("Usage: SetProps host username password");
System.exit(1);
クラスのインスタンスを作成して、そのイン
ファイルに格納されま
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
39
}
CIMClient cc = null;
try {
CIMNameSpace cns = new CIMNameSpace(args[0]);
cc = new CIMClient(cns, args[1], args[2]);
CIMObjectPath logpropcop = new CIMObjectPath("Solaris_LogServiceProperties");
Enumeration e = cc.enumInstances(logpropcop, true);
for (; e.hasMoreElements(); ) {
CIMObjectPath op = (CIMObjectPath)e.nextElement();
CIMInstance ci = cc.getInstance(op);
ci.setProperty("Directory", new CIMValue("/tmp/bar1/"));
ci.setProperty("FileSize", new CIMValue("10"));
ci.setProperty("NumFiles", new CIMValue("2"));
ci.setProperty("SyslogSwitch", new CIMValue("off"));
cc.setInstance(logpropcop,ci);
}
}
catch (Exception e) {
System.out.println("Exception: "+e);
e.printStackTrace();
}
// close session.
if(cc != null) {
cc.close();
}
}
40 WDR
開発ガイド
2002 年 12
Solaris WBEM
ログビューア
Solaris Management Console (SMC)
ラフィカルユーザーインタフェースを提供するアプリケーションであり、このログ ビューアにログ記録の詳細をすべて表示することができます。 は、マニュアルページ
ログ記録を作成した後、
SMC Solaris ログビューアを起動する
以下のコマンドを入力して、
1.
# cd /usr/sbin
以下のコマンドを入力して
2.
# smc
「ナビゲーション」パネルの「このコンピュータ」をダブルクリック (または、「こ
3.
のコンピュータ」の横にある展開・縮少アイコンをクリック ピュータ」の下位のツリーを展開します。「システムステータス」をダブルクリック すると、「ログビューア」アイコンが表示されます。
「ログビューア」アイコンをクリックして、ログビューアを起動します。
4.
smc(1M)
SMC
を起動してから
SMC
SMC
ログビューアは、記録されたデータ表示用のグ
SMC
についての詳細
を参照してください。
SMC
ログビューアを起動します。
起動コマンドの場所に移動します。
を起動します。
して、「このコン
)
2 章WDR での Solaris WBEM Services
の使用方法
41
42 WDR
開発ガイド
2002 年 12
3
プロセスインジケーションの使用
この章では、 ンをイベント発生時の通信に使用する方法、および の受信をクライアントで申請できるようにするクラスについて説明します。この章 は、以下のトピックで構成されています。
43
ページの「
45
ページの「インジケーションの生成方法」
45
ページの「サブスクリプションの作成方法」
46
ページの「
47 ページの「イベントフィルタの作成」
49
ページの「イベントハンドラの作成」
51
ページの「イベントフィルタとイベントハンドラのバインド」
プロセスインジケーションクラスについての詳細は、第 イン、関連、および指示」を参照してください。
– CIM
CIM
プロセスインジケーションの概要、
CIM
イベントモデル」
CIM
リスナーの追加」
イベントモデルについての詳細は、
http://www.dmtf.org/education/whitepapers.php
CIM
プロセスインジケーショ
CIM
プロセスインジケーション
4 章「WDR
から入手可能の
のクラス、ドメ
Distributed Management Task Force 白書を参照してください。
CIM
イベントモデル
参考 – CIM Event API
は、
/usr/sadm/lib/wbem/doc/javax/wbem/client/CIMEvent.html
す。
にありま
43
イベント
とは、実世界でのできごとのことです。
プロセスインジケーション
とは、イ ベントが発生した結果として作成されるオブジェクトです。プロセスインジケーショ ンはイベントの通知であり、イベントとプロセスインジケーションを区別することが 重要です。
CIM ではイベントが発行されるのではなく、プロセスインジケーション
が発行されます。
プロセスインジケーションは、ゼロ個以上の データ変更の記述
) と関連を持っているクラスのサブタイプであり、
トリガー
ラスのインスタンスを作成できるのがこのトリガーです。
(
イベントにより生成された
Indication
WBEM の実装には、トリ
ガーを表す明示的に定義されたオブジェクトはありません。トリガーは、システムの
(
基本オブジェクトでの操作
create
delete
、および
クラス、インスタンス、およびネームスペースでの
modify)
、または管理対象環境でのイベントのいずれか
によって、暗黙的に定義されます。イベントが発生すると、
WBEM
プロバイダで
は、システムで何かが起こったことを示すプロセスインジケーションを生成します。
たとえば
Service
クラスでは、サービスが停止してトリガーが開始されると、サー
ビス停止の通知としての役割を果たすプロセスインジケーションが発行されます。
Solaris WBEM Services
スキーマの関連
/usr/sadm/lib/wbem/doc/mofhtml/index.html
CIM
クラスは、
をご覧ください。クラスは以
下のように構成されています。
ルートクラス
スーパークラス
サブクラス
CIM_ClassDeletion
CIM_ClassModification
スーパークラス
サブクラス
CIM_InstDeletion
CIM_InstMethodRecall
CIM_InstRead
スーパークラス
: CIM_Indication
: CIM_ClassIndication
: CIM_ClassCreation
: CIM_InstIndication
: CIM_InstCreation
: CIM_ProcessIndication
44 WDR
CIM_ProcessIndication
スーパークラスは、
ンクラス階層図」の最上位に位置しています。
開発ガイド
2002 年 12
88
ページの「
WDR
インジケーショ
インジケーションの生成方法
CIM
イベントは、 きます。ライフサイクルイベントは組み込み ラスのインスタンスの作成、変更、削除といった、データへの変更に応答して発生し ます。プロセスイベントは、ライフサイクルイベントでは表されない、ユーザーが定
(固有でない) イベントです。
義した
ライフサイクルイベントとプロセスイベント
(
固有の
) CIM
のいずれかに分類で
イベントで、クラスやク
管理者は
CIM Object Manager
更できます。
WBEM Services
CIM Object Manager
トプロバイダです。
EventProvider
ジケーションを生成するよう要求します。プロバイダでインジケーションが生成され ると、 れている送信先にそのインジケーションを送信します。このインスタンスは、サブス クライバ
cimom.properties
のイベントポーリング間隔とデフォルトのポーリング動作を変
ファイルのプロパティーを編集することにより、
cimom.properties
の管理』
(Part No. 806-7119-10)
からの要求に応じてインジケーションを生成するのは、イベン
CIM Object Manager
インタフェースを介して該当するプロバイダに連絡し、適切なイン
CIM Object Manager
(
申請元) によって作成されます。
CIM_IndicationHandler
は、
ファイルの編集方法については、『
を参照してください。
では、サブスクリプション要求を分析し、
インスタンスで指定さ
Solaris
サブスクリプションの作成方法
クライアントアプリケーションでは、
1
す。
サブスクリプション
宣言です。
CIM
述します。
対象とするイベント
イベントの発生時に
イベントが通知されるように申請するアプリケーションでは、以下について記
CIM Object Manager
つまたは複数のインジケーションストリームに対する
は、
CIM
イベントが通知されるように申請できま
がとるべきアクション
イベントの発生は、 スとして表されます。インジケーションが生成されるのは、クライアントがイベント について申請をしている場合のみです。
サブスクリプションを作成するには、 を指定して、以下の ます。
CIM_IndicationFilter
ションで返されるようにするデータを定義します。
CIM_Indication
CIMListener
CIM_Indication
インジケーションを生成する基準と、そのインジケー
クラスのいずれかのサブクラスのインスタン
インタフェースのインスタンス
クラスのサブクラスのインスタンスを作成し
3
章 プロセスインジケーションの使用
45
CIM_IndicationHandler
ンジケーションを配信する宛先とプロトコルが含まれる場合もあります。
インジケーションの処理と操作方法を示します。イ
CIM_IndicationSubscription
ンドして関連付けます。
アプリケーションでは、 数のイベントフィルタを作成することができます。アプリケーションがイベントサブ スクリプションを作成するまで、イベントインジケーションは配信されません。
CIM
CIM
タフェースのインスタンスを追加します。 サブスクリプションが作成されたときに、イベントフィルタで指定された ントのインジケーションを生成します。
CIMListener
メソッドを実装している必要があります。このメソッドは、インジケーションが配信 できるようになったときに呼び出されます。
CIM リスナーを追加する
以下のようなコードを使用して、
// Connect to the CIM Object Manager
cc = new CIMClient();
// Register the CIM Listener
cc.addCIMListener(new CIMListener() {
});
リスナーの追加
イベントのインジケーションに関する登録を行うときは、
インタフェースでは、引数
public void indicationOccured(CIMEvent e) {
}
1 つまたは複数のイベントハンドラを使って、1 つまたは複
イベントフィルタとイベントハンドラをバイ
CIMListener
CIM Object Manager
CIMEvent
CIM
リスナーを追加します。
をとる
では、クライアント
indicationOccured
CIM
イン
イベ
46 WDR
開発ガイド
2002 年 12
イベントフィルタの作成
イベントフィルタには、配信されるイベントのタイプと、配信される条件が記述され ます。アプリケーションでは、
CIM_IndicationFilter
作成し、そのプロパティーの値を定義することにより、イベントフィルタを作成しま す。イベントフィルタは、ネームスペースに含まれます。各イベントフィルタは、そ のフィルタと同じネームスペースに含まれているイベントに対してのみ動作します。
クラスのインスタンスを
CIM_IndicationFilter
クラスには文字列プロパティーがあります。アプリケー ションは、このプロパティーで、一意にフィルタを特定するよう設定し、照会文字列 を指定し、照会文字列の構文解析に使用する照会言語を設定することができます。現 在、照会言語でサポートされているのは、WBEM Query Language
のみです。
3-1 CIM_IndicationFilter クラスのプロパティー
プロパティー 説明 必須・オプション
SystemCreationClassName
SystemName
CreationClassName
フィルタを作成するクラスが 存在する、またはそのクラス が適用されるシステムの名 前。
フィルタが存在する、または そのフィルタが適用されるシ ステムの名前。
フィルタの作成に使用された クラスまたはサブクラスの名 前。
オプション。この基本プロ パティーのデフォルトは
CIMSystem.CreationCl assName
オプション。この基本プロ パティーのデフォルトは、
CIM Object Manager
行されているシステムの名 前です。
オプション。この基本プロ パティーのデフォルトとし て、 により
です。
が実
CIM Object Manager
CIM_IndicationFilter
が割り当てられます。
Name
フィルタの一意の名前。 オプション。
Manager
前が割り当てられます。
により一意の名
CIM Object
3
章 プロセスインジケーションの使用
47
3-1 CIM_IndicationFilter クラスのプロパティー (続き)
プロパティー 説明 必須・オプション
SourceNamespace
Query
QueryLanguage
イベントフィルタを作成する
インジケーションが生
CIM
成されるローカルのネームス ペースへのパス。
インジケーションが生成され る条件を定義する照会式。現 在、
Level 1 WBEM Query
Language
れています。 作成方法については、『
WBEM SDK (Part No. 816-0093-10)
「照会」を参照してくださ い。
照会式を記述する言語。 必須。デフォルトは
式のみサポートさ
照会式の
WQL
開発ガイド』
オプション。デフォルトは
NULL
必須。
Sun
(WBEM Query Language)
です。
です。
WQL
48 WDR
以下のコードを使用して、
1.
CIM_IndicationFilter
クラスのインスタンスを作成
します。
CIMClass cimfilter = cc.getClass
(new CIMObjectPath(‘‘CIM_IndicationFilter’’), true, true, true, null);CIMInstance ci = cimfilter.newInstance();
以下のコードを使用して、イベントフィルタの名前を指定します。
2.
Name = ‘‘filter_all_new_solarisdiskdrives’’;
以下のコードを使用して、返されるイベントインジケーションを特定する
3.
列を作成します。
String filterString = ‘‘SELECT *
FROM CIM_InstCreation WHERE sourceInstance is ISA Solaris_DiskDrive’’
以下のコードを使用して、
4.
フィルタ名、
イベントを選択するフィルタ文字列、および照会文字列の構文解析
CIM
cimfilter
インスタンスのプロパティー値を設定して、
に使用する照会言語を指定します。
開発ガイド
2002 年 12
WQL
文字
現在、照会文字列の構文解析に使用できるのは
注 –
す。
WBEM Query Language
ci.setProperty(‘‘Name’’;, new
CIMValue("filter_all_new_solarisdiskdrives”)); ci.setProperty("Query", new CIMValue(filterString)); ci.setProperty("QueryLanguage", new CIMValue("WQL");)
のみで
以下のコードを使用して、
5.
し、そのインスタンスを
cimfilter
CIM Object Manager Repository
インスタンスから
つのインスタンスを作成
1
に格納します。
CIMObjectPath filter = cc.createInstance(new CIMObjectPath(), ci);
イベントハンドラの作成
Solaris Event MOF
CIM
イベントのインジケーションの配信を処理する
Solaris_JAVARXMIDelivery CIM_IndicationHandler Solaris_JAVAXRMIDelivery
を設定する必要があります。クライアントがイベントの受信に使用できるのは のみで、HTTP はサポートされていません。
では、
RMI
プロトコルを使ってクライアントアプリケーションへ
クラスを作成することにより、
クラスを拡張しています。
クラスをインスタンス化して、
RMI
クライアントは、
RMI
による配信場所
RMI
3
章 プロセスインジケーションの使用
49
アプリケーションでは、
CIM_IndicationHandler
し、ハンドラに一意の名前を付け、その所有者の
クラスのプロパティーを設定
UID
を特定します。
3-2 CIM_IndicationHandler クラスのプロパティー
プロパティー 説明 必須・オプション
SystemCreationClassName
SystemName
CreationClassName
Name
Owner
ハンドラを作成するクラス が存在する、またはそのク ラスが適用されるシステム の名前。
ハンドラが存在する、また はそのハンドラが適用され るシステムの名前。
ハンドラの作成に使用され るクラスまたはサブクラス の名前。
ハンドラの一意の名前。 必須。クライアントアプリ
このハンドラを作成した、 または保持しているエン ティティーの名前。プロバ イダがこの値をチェック し、ハンドラでのインジ ケーションの受け取りを承 認するかどうかを判定しま す。
オプション。
Manager
ます。
オプション。この基本プロ パティーのデフォルトは、
CIM Object
により設定され
CIM Object Manager
行されているシステムの名 前です。
オプション。この基本プロ パティーのデフォルトとし て、
CIM Object Manager
により適切なクラスが割り 当てられています。
ケーションで一意の名前を 割り当てる必要がありま す。
オプション。デフォルトの 値は、このインスタンスを 作成しているユーザーの
ユーザー名です。
Solaris
が実
50 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM イベントハンドラを作成する
イベントハンドラを作成するときは、以下のコードを使用します。
CIM
// Create an instance of the Solaris_RMIDelivery class. CIMClass rmidelivery = cc.getClass(new CIMObjectPath
(‘‘Solaris_RMIDelivery’’;), false, true, true, null);
CIMInstance ci = rmidelivery.newInstance();
//Create a new instance (delivery) from //the rmidelivery instance. CIMObjectPath delivery = cc.createInstance(new CIMObjectPath(), ci);
イベントフィルタとイベントハンドラの バインド
アプリケーションは、 成することにより、イベントフィルタとイベントハンドラをバインドします。
CIM_IndicationSubscription
されたイベントのインジケーションが配信されます。
イベントフィルタとイベントハンドラをバインド
CIM_IndicationSubscription
が作成されると、イベントフィルタによって指定
クラスのインスタンスを作
する
以下のコード例では、サブスクリプション の「イベントフィルタの作成」で作成した ティーを定義し、
delivery
CIMClass filterdelivery = cc.getClass(new
CIMObjectPath(‘’CIM_IndicationSubscription’’), true, true, true, null);
ci = filterdelivery.newInstance();
//Create a property called filter that refers to the filter //instance. ci.setProperty("filter", new CIMValue(filter));
オブジェクトに
ページの「
51
CIM
handler
(filterdelivery) filter
イベントハンドラを作成する」で作成した
プロパティーを定義しています。
オブジェクトに
を作成し、
filter
ページ
47
プロパ
3
章 プロセスインジケーションの使用
51
//Create a property called handler that refers to the delivery //instance. ci.setProperty("handler", new CIMValue(delivery));
CIMObjectPath indsub = cc.createInstance(new CIMObjectPath(), ci);
52 WDR
開発ガイド
2002 年 12
4
WDR のクラス、ドメイン、関連、 およびインジケーション
この章では、以下の図に示す 関連、およびインジケーションについて説明します。
4
章は、以下の
55
ページの「
68 ページの「CIM スロットクラス」
76
ページの「
82
ページの「
87
ページの「
5
つの項目について説明します。
CIM
CIM Solaris_WDRDomain WDR CIM
WDR CIM
接続点クラス」
スキーマ の関連と集約」
プロセスインジケーションクラス」
クラス階層を構成するクラス、ドメイン、
クラス」
53
WDR CIM クラス階層図
Solaris_WDRDomain
¥ Id
Solaris_SGDomain
¥ BoardRelationship ¥ KeySwitchPosition ¥ State
CIM_CollectionOfMSEs
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
Solaris_XCDomain
¥ ActiveEthernetBoard ¥ AdminGroup ¥ BoardRelationship ¥ KeySwitchPosition ¥ ReconfigGroup ¥ State
Solaris_CHCPU
¥ ECache
Solaris_DomainhasSlots
¥ ID ¥ Speed
Solaris_SystemBoardHasProcessors
Solaris_WDRAttachmentPoint
¥ Busy ¥ ClassName ¥ Condition ¥ DomainID ¥ LogicalID ¥ MiscInfo ¥ OccupantState ¥ PhysicalID ¥ ReceptacleState ¥ StatusTime ¥ Ty p e
¥ Configure() ¥ Connect() ¥ Disconnect() ¥ Test() ¥ Unconfigure()
Solaris_CHSystemBoard
¥ Assigned ¥ PoweredOn
CIM_LogicalElement
Solaris_CHMemory
¥ Deleted ¥ Interleaved ¥ Permanent ¥ PhysicalAddress ¥ Remaining ¥ Size ¥ Source ¥ Target ¥ Unconfigurable
Solaris_CHController
¥ Device ¥ Referenced
Solaris_SystemBoardHasControllers
Solaris_WDRSlot
¥ Empty ¥ LogocalID
¥ Assign() ¥ Unassign()
Solaris_XCSlot Solaris_SGSlot
¥ AssignedDomain ¥ AssignmentState ¥ BoardType ¥ PowerState ¥ TestState
54 WDR
開発ガイド
2002 年 12
Solaris_SlotHasSystemBoard
¥ AssignedDomain ¥ AssignmentState ¥ BoardType ¥ PowerState ¥ TestState
¥ Assign() ¥ PowerOff() ¥ PowerOn() ¥ Unassign()
CIM_LogicalElement
Solaris_SystemBoardHasMemory
CIM 接続点クラス
接続点クラスでは、 接続点を表す論理要素を提供します。接続点とは、
4810、4800
続点では、 ンのシステムボード、 接続点は、受容体と占有装置からなります。占有装置を受容体に挿入または受容体か ら取り外すと、接続点の状態が変更されます。
) と cfgadm_sbd(1M)
般 てください。
接続点クラスは、
3800
は です 理的な要素についてはシステムボードと入出力ボードのみを表し、 および入出力コントローラについては表しません。スロットは、範囲がボードに限定 されている接続点の
、または
WDR
接続点についての詳細は、
システムの物理的な位置を表すという点においては、スロットクラスと同じ
(68
ページの「
Sun Fire 15K、12K、6800、4810、4800
、または
Sun Fire 15K、12K、6800
3800
システムの物理的な位置へのインタフェースです。この接
を使用して、
Solaris
オペレーティング環境が実行されているドメイ
CPU、およびメモリーモジュールを構成することができます。
cfgadm(1M)
マニュアルページ
WDR
を使用できる
CIM
スロットクラス」を参照)。しかしスロットクラスでは、論
1
つのタイプといえます。
Sun Fire 15K、12K、6800、4810、4800
マニュアルページ
(Sun Fire 15K
および
3800
(Sun Fire
12K 専用)
CPU
、メモリー、
システムの
モデル全
を参照し
、また
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRAttachmentPoint
説明
コアの構成管理情報を表します。(詳細は、
)
てください。 れます。
この情報は、ドメイン上で
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
cfgadm(1M)
libcfgadm
マニュアルページを参照し
ライブラリを使用して収集さ
55
直系の既知のサブクラス
CIM Solaris_CHCPU クラス、CIM Solaris_CHSystemBoard クラス、CIM Solaris_CHController
クラス、および CIM Solaris_CHMemory クラス
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint クラスのプロパティー
注 –
接続点についての詳細は、
) cfgadm_sbd(1M) マニュアルページ (Sun Fire 15K および 12K システム専用)
を参照してください。
4-1 CIM Solaris_WDRAttachmentPoint のプロパティー
プロパティー データ型 説明
ClassName string
Busy uint32
Condition uint32
接続点のクラス。たとえば
接続点が、現在状態の切り替え中であるかどうかを示します。
接続点の条件。値
Unusable
LogicalID string
PhysicalID string
接続点の論理的な識別子。
接続点の物理的な識別子。例
/devices/pseudo/dr@0::SB6
DomainID
uint32
この接続点が割り当てられている、または使用可能であるドメイ ン。 られます。 り当てられます。 インには
Sun Fire 6800
ます
cfgadm(1M)
Sun Fire 15K
Sun Fire 12K
0 と 1
システムのドメインには
(最大 4
つのドメイン)。
マニュアルページ (Sun Fire システム全
sbd
はシステムボードを表します。
: Unknown
Failing、Failed
、OK、
:
システムのドメインには
システムのドメインには
Sun Fire 3800、4800
の番号が割り当てられます (最大
0 ~ 17
、および
0 ~ 3
4810
の番号が割り当てられ
、および
の番号が割り当て
0 ~ 8
の番号が割
システムのドメ
2
つのドメイン)。
OccupantState uint32
ReceptacleState uint32
Type string
56 WDR
開発ガイド
2002 年 12
接続点の占有装置の状態。値
: None
Configured
、および
Unconfigured
接続点の受容体の状態。値
Connected
接続点のタイプ。 ポーネントの番号
cpun、pcin )
: None
Empty、Disconnected
、または
memn
のいずれか
(n
、およ
はコン
4-1 CIM Solaris_WDRAttachmentPoint のプロパティー (続き)
MiscInfo string
StatusTime datetime
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint クラスのメソッド
Solaris_WDRAttachmentPoint
ソースの追加、このドメインからの接続点リソースの削除、接続点の状態のテストを 行うときに使用する
ドライバによって設定されるドライバ固有情報。名前と値の組み合
Type
わせのリスト。
は年、 は月、 は日付、 は時間、 は分、 は秒
Type
たとえば ティーの内容は、プロセッサ メモリーサイズ
接続点の状態が最後に変更された日付と時刻。次の書式で表されま す。
yyyymmddhhmmss.mmmmmmsutc
各文字は以下を表します。
yyyy mm dd hh mm ss
プロパティーの値によって決まります。
プロパティーが
(MB)
の情報から生成されます。
cpun
ID
、プロセッサ速度、および
の場合、
MiscInfo
メソッドには、動作中のドメインへの接続点リ
5
つのメソッドがあります。
プロパ
Ecache
– Solaris_WDRAttachmentPoint cfgadm(1M)、cfgadm_sbd(1M)
クラスのメソッドの詳細については、
、および
rcfgadm(1M)
の各マニュアルページを
参照してください。
メソッドのリターンコード
すべての れたかどうかを示す 実行されたことを示し、ゼロ以外の値のときは以下のようなエラーが発生したことを 示します。
0 =
1 =
Solaris_WDRAttachmentPoint
sint32 値を 1 つ返します。戻り値が 0 (ゼロ) のときは正常に
構成操作は成功しました
構成操作は取り消されました
4 章WDR
メソッドは、メソッドが正常に実行さ
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
57
2 =
構成管理はサポートされていません
3 = 構成操作はサポートされていません
4 =
特権が不十分です
5 = コンポーネントシステムが使用中のため、再試行してください
6 =
システムが使用中のため、再試行してください
7 = データエラーです
8 =
ライブラリエラーです
9 = ライブラリが見つかりませんでした
10 =
条件が不十分です
11 =
無効な構成操作です
12 =
ハードウェア固有の障害です
13 =
接続点が見つかりませんでした
14 =
指定された属性を持つ接続点が見つかりませんでした
注 –
クライアントからのメソッドの呼び出し方法についての詳細は、
Sun WBEM API Specification
/usr/sadm/lib/wbem/doc/index.html
する前に、表示されている正確な順序で パラメタを使って生成し、さらに
invokeMethod()
て生成されたエラー文字列があればその文字列が含まれ、生成されたエラー文字列が ない場合は空の文字列が含まれます。
が戻ると、
を参照してください。これは、
にあります。
inParams
outParams
outParams
ベクトルには、対応する
ベクトルをすべての
ベクトルを空の文字列で生成します。
invokeMethod()
WBEM SDK の
を使用
[IN] (入力)
DR
操作によっ
58 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint メソッドの説明
4-2 CIM Solaris_WDRAttachmentPoint メソッド
名前 説明
Configure
Unconfigure
ドメインへの接続点を構成します。
Solaris
パラメタ
boolean — force [IN]
string — hardwareOpts [IN]
uint32 — retries [IN]
uint32 — retryDelay [IN]
string — error [OUT]
現在接続点が構成されている
:
強制的に 条件、またはその他のハードウェアに依存した事項によって、失敗する場合があります。 ハードウェア特有の安全性および完全性のチェックを行うと、 ても何も処理されません。
ラグインに渡されます。現在 します。 たままになります。 ボードの割り当てが解除されます。
ドメインからボードの割り当てを解除すると、そのボードを別のドメインに割り当てるこ とができます。ただし、ボードを別のドメインに割り当てた場合、割り当て解除されたド メインではそのボードを使用できません。
す。デフォルトはゼロです。
は単独では使用できず、必ず ルト値は
の文字列が含まれます。 の文字列が含まれます。
-o nopoweroff
-o unassign
ドメインで、動的再構成
で、これは
0
DR
対応する
Configure
指定したオプションは
WDR は cfgadm_sbd
を指定すると、
を指定すると、
再試行を行う際の時間間隔 (秒) を指定します。このオプション
-r retry_count
要求がすぐに再試行されることを意味します。
コマンドによって返されたエラー文字列があれば、こ
DR
コマンドによって何もエラー文字列が返されない場合は、空
DR
Solaris
ドメインから、接続点のリソースを削除します。
操作を行います。行わない場合は、接続点の
オプションを実行し
force
cfgadm
プラグインと間接的に接続して機能
disconnect
disconnect
(DR)
オプションとともに指定します。デフォ
というハードウェア特有のプ
機能によりボードの電源が投入され
機能によりドメインから
要求が再試行される回数を指定しま
Connect
このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
受容体の状態を接続状態に変更します。
このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
Configure
Configure
メソッドのパラメタと同じです。
メソッドのパラメタと同じです。
59
4-2 CIM Solaris_WDRAttachmentPoint メソッド (続き)
Disconnect
Test
受容体に装着されている占有装置との間の正常な通信を使用不可にします。
このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
ボードのテストが完了していても、
: Connect
メソッドを呼び出す必要はありません。
パラメタ
boolean verbose [IN] DR
ソッドの機能にはほとんど影響しません。
• string hardwareOpts [IN]
ラメタと同様に使用します。
• string error [OUT]
用します。
メソッドを呼び出すと
:
コマンド出力はクライアントでは使用できないため、このメ
上記の
上記の
Configure
を使用したボードのテストを明示的に要求します。
POST
を使用してボードのテストが行われるため、
POST
Configure
Configure
メソッドで説明した
メソッドのパラメタと同じです。
メソッドで説明した
error
CIM Solaris_CHSystemBoard クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRAttachmentPoint
| +--Solaris_CHSystemBoard
Test
hardwareOpts
パラメタと同様に使
60 WDR
説明
Dynamic Reconfiguration
モデル
のシステムボードをモデル化する論理要素を表します。
ページの「
54
WDR CIM
Solaris_CHSystemBoard
クラス階層図」に示すように、
クラスは、
Solaris_CHController、Solaris_WDRSlot
クラスと関連関係があります。
CIM
開発ガイド
2002 年 12
の機能をサポートしている
2.0
CIM
Solaris_CHMemory
、および
Solaris_CHCPU の各
UltraSPARC-III
世代
直系の既知のサブクラス
なし
CIM Solaris_CHSystemBoard クラスのプロパティー
4-3
名前 データ型 説明
Assigned
PoweredOn boolean
CIM Solaris_CHSystemBoard のプロパティー
boolean
ボードが
ボードの電源が入っていることを示します。
CIM Solaris_CHSystemBoard クラスのメソッド
Solaris_CHSystemBoard
現在動作しているドメインへのボードの割り当てとそのドメインからの割り当ての解
4
除に使用する
– Solaris_CHSystemBoard cfgadm(1M)、cfgadm_sbd(1M)
参照してください。
メソッドのリターンコード
すべての どうかを示す れたことを示し、ゼロ以外の値のときは以下のようなエラーが発生したことを示しま す。
つのメソッドがあります。
Solaris_CHSystemBoard
sint32 値を 1 つ返します。戻り値が 0 (ゼロ) のときは正常に実行さ
Solaris
メソッドには、システムボードの電源投入と電源切断、
ドメインに割り当てられていることを示します。
クラスのメソッドについての詳細は、
、および
rcfgadm(1M)
メソッドは、メソッドが正常に実行されたか
の各マニュアルページを
0 =
構成操作は成功しました
1 = 構成操作は取り消されました
2 = 構成管理はサポートされていません
3 = 構成操作はサポートされていません
4 = 特権が不十分です
5 =
コンポーネントシステムが使用中のため、再試行してください
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
61
6 =
システムが使用中のため、再試行してください
7 = データエラーです
8 =
ライブラリエラーです
9 = ライブラリが見つかりませんでした
10 =
条件が不十分です
11 = 無効な構成操作です
12 =
ハードウェア固有の障害です
13 = 接続点が見つかりませんでした
14 =
指定された属性を持つ接続点が見つかりませんでした
注 –
クライアントからのメソッドの呼び出し方法についての詳細は、
Sun WBEM API Specification
/usr/sadm/lib/wbem/doc/index.html
する前に、表示されている正確な順序で パラメタを使って生成し、さらに
invokeMethod()
て生成されたエラー文字列があればその文字列が含まれ、生成されたエラー文字列が ない場合は空の文字列が含まれます。
が戻ると、
を参照してください。これは、
にあります。
inParams
outParams
outParams
ベクトルには、対応する
ベクトルをすべての
ベクトルを空の文字列で生成します。
invokeMethod()
WBEM SDK の
を使用
[IN] (入力)
DR
操作によっ
62 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_CH_SystemBoard メソッドの説明
4-4 CIM Solaris_CH_SystemBoard メソッド
名前 説明
Assign
PowerOn
PowerOff
指定された
パラメタ
Solaris
:
boolean force [IN]
点の条件、またはその他のハードウェアに依存した事項によって、失敗する場合 があります。ハードウェア特有の安全性および完全性のチェックを行うと、
force
• string hardwareOpts [IN]
特有のプラグインに渡されます。現在 的に接続して機能します。
ドメインからボードの割り当てを解除すると、そのボードを別のドメインに割り 当てることができます。ただし、ボードを別のドメインに割り当てた場合、割り 当て解除されたドメインではそのボードを使用できません。
• string error [OUT]
れば、この文字列が含まれます。 れない場合は、空の文字列が含まれます。
ボードの電源を投入します。
パラメタ このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
す。
ボードの電源を切断します。
パラメタ このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
す。
:
:
ドメインにボードを割り当てます。
強制的に
オプションを実行しても何も処理されません。
Assign
指定したオプションは
操作を行います。行わない場合は、接続
cfgadm
WDR は cfgadm_sbd
対応する
コマンドによって返されたエラー文字列があ
DR
コマンドによって何もエラー文字列が返さ
DR
Assign
Assign
メソッドのパラメタと同じで
メソッドのパラメタと同じで
というハードウェア
プラグインと間接
Unassign
現在割り当てられているドメインから、ボードの割り当てを解除します。
パラメタ このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
す。
:
メソッドのパラメタと同じで
4 章WDR
Assign
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
63
CIM Solaris_CHCPU クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRAttachmentPoint
| +--Solaris_CHCPU
説明
システムボード上のプロセッサを表す論理要素。 ボード上では、 サは物理的にシステムボード上の および構成解除などの
Solaris_CHCPU
しています。
ページの「
54
スは
CIM Solaris_CHSystemBoard
つのシステムボードに
1
操作を接続点で実行できることから、
DR
クラスは
WDR CIM
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint
クラス階層図」に示すように、
CPU
個のプロセッサを搭載可能です。プロセッ
4
ソケットに取り付けられており、しかも構成
クラスと集約関係があります。
直系の既知のサブクラス
なし
UltraSPARC-III
CIM Solaris_CHCPU
世代のシステム
CIM
クラスから派生
クラ
64 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_CHCPU クラスのプロパティー
4-5
名前 データ型 説明
ID uint32
Speed uint32
ECache uint32
Solaris_CHCPU のプロパティー
プロセッサの一意の識別子。
プロセッサのクロック数
ECache
CIM Solaris_CHCPU クラスのメソッド
なし
CIM Solaris_CHMemory クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRAttachmentPoint
| +--Solaris_CHMemory
メモリーのサイズ
(MHz)
(MB)
説明
システムボードのメモリー情報を表す論理要素。
Solaris_CHMemory
さらに、メモリーはシステムボード上の接続点であることから、
Solaris_CHMemory
派生しています。
CIM クラスのインスタンスには一対一の関係があります。
クラスは
CIM Solaris_WDRAttachmentPoint
Solaris_CHSystemBoard
直系の既知のサブクラス
なし
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
CIM
クラスから
65
CIM Solaris_CHMemory のプロパティー
4-6
名前 データ型 説明
Deleted uint32
Interleaved boolean
Permanent uint32
PhysicalAddress uint64
Remaining uint32
Size uint32
Source string
Target string
CIM Solaris_CHMemory
メモリードレインの実行中、 れたメモリー全部を格納します。それ以外の場合は、 パティーは
ボードが他のボードとのインタリーブに加わっている場合は です。
ページング不可のメモリーページ数を、ボードのメモリーに格納し ます
ボード上のメモリーの基底物理アドレス。
メモリードレインの実行中に、 ンする必要がある残りのメモリー量を格納します 場合は、
ボード上のメモリーの容量
コピー 更操作が行われていない場合は、 す。
コピー 操作が行われていない場合は、 す。
のプロパティー
Deleted
です。
NULL
(KB)
Remaining
プロパティーは
(MB)
名前変更のソースである接続点の名前。コピー
&
名前変更の対象である接続点の名前。コピー
&
プロパティーはすでに削除さ
Remaining
プロパティーは、ドレイ
NULL
Source
Target
プロパティーは
プロパティーは
(MB)
です。
Deleted
プロ
True
。それ以外の
名前変
&
NULL
名前変更
&
NULL
Unconfigurable boolean
CIM Solaris_CHMemory クラスのメソッド
なし
66 WDR
開発ガイド
2002 年 12
このメモリーの構成解除を許可しないようにオペレーティングシス テムが構成されている場合は
True
です。
CIM Solaris_CHController クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRAttachmentPoint
| +--Solaris_CHController
説明
入出力ボード上で入出力コントローラの接続点をモデル化する論理
直系の既知のサブクラス
なし
CIM Solaris_CHController クラスのプロパティー
4-7 Solaris_CHController のプロパティー
名前 データ型 説明
Device string
Referenced boolean
/devices
入出力コンポーネントが参照されている場合は
CIM Solaris_CHController クラスのメソッド
なし
CIM
パスの入出力コンポーネントの物理パス。
True
要素。
です。
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
67
CIM スロットクラス
CIM
スロットクラスは、 テム上のシステムボードスロットをモデル化します。スロットにボードが装着されて いてもいなくても構いません。接続点と同様に、スロットをドメインに割り当てた り、割り当て解除することができます。ただし、接続点と異なるのは、スロットはい ずれのドメインからも独立して存在することができ、常に存在する点です。
名前に XC が含まれているクラスは、Sun Fire 15K および 12K システム用
です。名前に
3800
システム用です。
SG
Sun Fire 15K、12K、3800、4800、4810
が含まれているクラスは、
Sun Fire 6800、4810、4800
、および
6800
シス
、および
CIM Solaris_WDRSlot クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRSlot
抽象的な CIM Solaris_WDRSlot クラスは、プラットフォームに依存しないスロッ トをモデル化します。
68 WDR
説明
Sun Fire 15K、12K、6800、4810、4800
CIM
する論理 テムボードと入出力ボードのどちらも装着できます。
54
ページの「 ラスは、 スと関連関係があります。
要素にスーパークラスを提供する論理
WDR CIM
Solaris_CHSystemBoard
クラス階層図」に示すように、
直系の既知のサブクラス
CIM Solaris_XCSlot
開発ガイド
2002 年 12
クラスおよび
CIM Solaris_SGSlot
、または
および Solaris_WDRDomain の各 CIM クラ
3800
シャーシのスロットをモデル化
CIM
要素。スロットには、シス
CIM Solaris_WDRSlot
クラス
CIM Solaris_WDRSlot
のプロパティー
4-8
名前 データ型 説明
LogicalID string
CIM Solaris_WDRSlot
スロットの論理名。
Sun Fire 15K
ロットにシステムボードと入出力ボードをそれぞれ す。システムボードのスロットは 入出力ボードのスロットは
Sun Fire 12K
ロットにシステムボードと入出力ボードをそれぞれ す。システムボードのスロットは 出力ボードのスロットは
Sun Fire 6800、4810、4800
のシステムボードと最大 テムボードのスロットは ドのスロットは
Empty boolean
このスロットにボードが装着されているかどうかを示します。値が
NULL
Empty Solaris_XCSlot
プロパティーである、
PowerState
のプロパティー
システムには
システムには
IB6、IB7、IB8
の場合は、スロットの状態が不明であることを示します。
プロパティーが
クラスおよび
AssignmentState、BoardType
、および
TestState は NULL
個の拡張スロットがあり、その各ス
18
つ装着できま
1
SB0、SB1、... SB17
IO0、IO1、... IO17
個の拡張スロットがあり、その各ス
9
SB0、SB1、... SB8
IO0、IO1、... IO8
、または 個の入出力ボードを装着できます。シス
4
3800
SB0、SB1、... SB5
、および
の場合には、サブクラス
True
と表記されます。
システムには、最大
と表記され、入出力ボー
と表記されます。
IB9
と表記され、
と表記されます。
つ装着できま
1
と表記され、入
CIM
CIM Solaris_SGSlot
です。
6
クラスの
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
69
CIM Solaris_WDRSlot のメソッド
Solaris_WDRSlot
つのメソッドがあります。
メソッドには、スロットの割り当てと割り当て解除に使用する
メソッドのリターンコード
Sun Fire 15K と 12K
ソッドが正常に実行されたかどうかを示す
のときは正常に実行されたことを示し、ゼロ以外の値のときは以下のようなエ
)
ラーが発生したことを示します。
構成操作は成功しました
0 =
構成操作は取り消されました
1 =
構成管理はサポートされていません
2 =
構成操作はサポートされていません
3 =
特権が不十分です
4 =
コンポーネントシステムが使用中のため、再試行してください
5 =
システムが使用中のため、再試行してください
6 =
データエラーです
7 =
ライブラリエラーです
8 =
システムでは、すべての
sint32 値を 1
Solaris_WDRSlot
つ返します。戻り値が
メソッドは、メ
0 (
2
70 WDR
9 =
10 =
11 =
12 =
13 =
14 =
開発ガイド
ライブラリが見つかりませんでした
条件が不十分です
無効な構成操作です
ハードウェア固有の障害です
接続点が見つかりませんでした
指定された属性を持つ接続点が見つかりませんでした
2002 年 12
注 –
クライアントからのメソッドの呼び出し方法についての詳細は、
Sun WBEM API Specification
/usr/sadm/lib/wbem/doc/index.html
する前に、表示されている正確な順序で パラメタを使って生成し、さらに outParams ベクトルを空の文字列で生成します。
invokeMethod()
て生成されたエラー文字列があればその文字列が含まれ、生成されたエラー文字列が ない場合は空の文字列が含まれます。
CIM_SolarisWDRSlot メソッドの説明
4-9 CIM Solaris_WDRSlot メソッド
名前 説明
が戻ると、
を参照してください。これは、
にあります。
inParams
outParams
ベクトルには、対応する DR 操作によっ
ベクトルをすべての
WBEM SDK の
invokeMethod()
[IN] (入力)
を使用
Assign
Unassign
指定されたドメインにスロットを割り当てます。
パラメタ
• uint32 domainID [IN]
• string error [OUT]
ドメインからボードの割り当てを解除します。ドメインでスロットに装着されている ボードは、アクティブな
パラメタ このメソッドで使用されるパラメタは、上記の
す。
:
このスロットに割り当てるドメインを指定します。
Fire 15K/12K
サーバーでは、
Sun Fire 3800、4800、4810
ます。
Sun Fire 6800
ば、この文字列が含まれます。 場合は、空の文字列が含まれます。
システムでは、1 ~
対応する
接続または構成されている) 状態ではありません。
(
個までのドメインを構成することができます。
18
システムでは、1 つまたは
DR DR
:
Sun
つのドメインを構成でき
2
個のドメインを構成できます。
4
操作によって返されたエラー文字列があれ
操作によって何もエラー文字列が返されない
Assign
メソッドのパラメタと同じで
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
71
CIM Solaris_XCSlot クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRSlot
| +--Solaris_XCSlot
説明
Sun Fire 15K
ロットには、システムボードと入出力ボードのどちらも装着できます。
Sun Fire 15K
ボードと入出力ボードをそれぞれ
SB0
SB1、... SB17
と表記されます。
IO17
Sun Fire 12K
ボードと入出力ボードをそれぞれ
SB0
SB1、... SB8
と表記されます。
または
システムには
システムには
システム上のスロットをモデル化する論理
12K
個の拡張スロットがあり、その各スロットにシステム
18
つ装着できます。システムボードのスロットは
1
と表記され、入出力ボードのスロットは
個の拡張スロットがあり、その各スロットにシステム
9
つ装着できます。システムボードのスロットは
1
と表記され、入出力ボードのスロットは
CIM
IO0 (ゼロ)、IO1、...
IO0 (ゼロ)、IO1、... IO8
直系の既知のサブクラス
なし
要素。ス
72 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_XCSlot のプロパティー
4-10 CIM Solaris_XCSlot
名前 データ型 説明
AssignedDomain sint32
このスロットの
Assigned
ン。数値
H、I、J、K、L、M、N、O、N、P、Q
AssignmentState
uint32
現在スロットに割り当てられている状態。値
Unknown
Empty
True
BoardType uint32
スロットに装着されているボードのタイプ (既知の場合)。値
ValueMap の CPU
HPCIX
同じではありません。
Empty
True
PowerState uint32
ボードの電源状態。値
Unknown
Empty
True
のプロパティー
AssignmentState
の場合に、このスロットが割り当てられているドメイ
-1 ~ 18 が ValueMap の
プロパティーの値が
None、A、B、C、D、E、F、G
、および
R
を表します。
0 ~ 3 が ValueMap の
Free、Assigned
プロパティー
の場合は、常に
、または
Unknown
、および
プロパティー
の場合は、常に
プロパティー
の場合は、常に
、および
Active
(Solaris_WDRSlot
NULL
です。
WIB、HPCI、CPCI、MCPU、WPCI、SPCI
を表します。注
(Solaris_WDRSlot
NULL
です。
0 ~ 3 が ValueMap の Off
Minimal
を表します。
(Solaris_WDRSlot
NULL
です。
を表します。
クラスから継承される
:
Unknown
クラスから継承される
、On、
クラスから継承される
0 ~ 8
Empty
)
、 と
)
)
TestState uint32
CIM Solaris_XCSlot のメソッド
なし
ボードのテスト状態。値
0 ~ 4 が ValueMap の
iPOST、Passed、Degraded
Empty
True
4 章WDR
プロパティー
の場合は、常に
(Solaris_WDRSlot
NULL
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
、または
です。
Unknown
Failed
を表します。
クラスから継承される
)
73
CIM Solaris_SGSlot クラス
クラス階層での位置
CIM_LogicalElement
| +--Solaris_WDRSlot
| +--Solaris_SGSlot
説明
Sun Fire 6800、4810、4800 CIM
– Sun Fire 6800
ボードと最大
SB0 IB9
と表記されます。
要素。
4
SB1、... SB5
個の入出力ボードを装着できます。システムボードのスロットは
と表記され、入出力ボードのスロットは
、または
4810、4800
直系の既知のサブクラス
なし
3800
、または
システム上のスロットをモデル化する論理
3800
システムには、最大
IB6、IB7、IB8
6
個のシステム
、および
74 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_SGSlot のプロパティー
4-11
名前 データ型 説明
AssignedDomain sint32
CIM Solaris_SGSlot のプロパティー
このスロットの
Assigned
ン。値
None
A
B
C
D
AssignmentState uint32
現在スロットに割り当てられている状態。値 以下の項目を表します。
Unknown
Free
Assigned
Active
BoardType uint32
スロットに装着されているボードのタイプ (既知の場合)。値 が
ValueMap
Unknown
Empty
CPU
IO
CPUWIB
IOWIB
SC
L2
Fan
Power Supply
Logic Analyzer
AssignmentState
の場合に、このスロットが割り当てられているドメイ
1 ~ 5 が ValueMap
の以下の項目を表します。
プロパティーの値が
1 ~ 4 が ValueMap
の以下の項目を表します。
1 ~ 11
PowerState uint32
ボードの電源状態。値 す。
Unknown
On
Off
Failed
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
1 ~ 4 が ValueMap
の以下の項目を表しま
75
4-11 CIM Solaris_SGSlot のプロパティー (続き)
TestState uint32
CIM Solaris_SGSlot のメソッド
なし
CIM Solaris_WDRDomain
CIM Solaris
システム上のドメインを表します。
Fire
ボードのテスト状態。値 す。
Unknown
Not Tested
Passed
Failed
Under Test
Start Test
Degraded
Unusable
ドメインクラスは、
Solaris
1 ~ 8 が ValueMap
の以下の項目を表しま
クラス
オペレーティング環境が実行されている
Sun
76 WDR
CIM Solaris_WDRDomain クラス
クラス階層での位置
CIM_CollectionOfMSEs
|
Solaris_WDRDomain
+--
説明
CIM Solaris_WDRDomain 680048104800、および 3800 システム) 上のドメイン情報を表す抽象スーパーク
ラスです。
開発ガイド
2002 年 12
クラスは、すべての
Sun Fire
システム
(15K、12K
54
ページの「
クラスは、
Solaris_WDRAttachmentPoint
WDR CIM
クラス階層図」に示すように、
Solaris_WDRSlot
CIM Solaris_WDRDomain
クラスと関連関係があり、
クラスと集約関係があります。
直系の既知の CIM サブクラス
CIM Solaris_SGDomain クラスおよび CIM Solaris_XCDomain クラス
注 –
12K
システム用です。名前に
6800、4810、4800
名前に
XC
が含まれている
、および
CIM Solaris_WDRDomain クラスのプロパティー
4-12
名前 データ型 説明
Id
CIM Solaris_WDRDomain のプロパティー
uint32
ドメインを一意に特定します。
CIM Solaris_XCDomain クラス
クラス階層での位置
CIM_CollectionOfMSEs
| +--Solaris_WDRDomain
| +--Solaris_XCDomain
CIM
SG
が含まれている
3800
システム用です。
ドメインクラスは、
CIM
ドメインクラスは、
Sun Fire 15K
および
Sun Fire
説明
CIM Solaris_XCDomain
Sun Fire 15K および 12K システムのドメイン情報を表します。このクラスに
スで、
Sun Fire 15K および 12K システムに固有の情報が含まれている CIM プロパ
は、 ティーがいくつかあります。
クラスは
4 章WDR
CIM Solaris_WDRDomain
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
クラスのサブクラ
77
直系の既知の CIM サブクラス
なし
CIM Solaris_XCDomain クラスのプロパティー
4-13 CIM Solaris_XCDomain
名前 データ型 説明
ActiveEthernetBoard
string
内部システムコントローラ
Ethernet
AdminGroup string
BoardRelationship[]
sint32
ドメイン管理者グループに割り当てられている
ドメイン内のボードの状態を示す値の配列 (各ボードについて の値
ValueMap
Not Available
Available
Assigned
Active
配列の
SB17)
入出力ボード
KeyswitchPosition
uint32
ドメインの状態を示します。0 ~
ValueMap
On
Standby
Off
Diag
Secure
Unknown
のプロパティー
(SC)
ネットワークでアクティブな
接続をホストしている入出力ボード。
)
。配列の
BitMap
の個々の数値が以下の値のいずれかを表します。
BitMap の 1 ~ 18
の状態を表します。配列の
(IO0 ~ IO17)
の項目を表します。
の個々の位置が
の数値が、各システムボード
の状態を表します。
1
つのボードの状態を表し、
BitMap の 19 ~ 18
5
の値が、ドメインの状態を示す
UNIX
グループ名。
1
(SB0 ~
の数値が、各
ReconfigGroup string
78 WDR
開発ガイド
2002 年 12
ドメイン再構成の役割に割り当てられている
UNIX
グループ名。
4-13 CIM Solaris_XCDomain のプロパティー (続き)
State uint32
ドメインの現在の状態。 ずれかを表し、ドメインの現在の状態を示します。
ValueMap の 0 ~ 36
の各値が以下の値のい
Unknown
Powered Off
Keyswitch Standby
Running Domain POST
Running Board POST
Layout OBP
Loading OBP
OBP Booting
OBP Running
OBP Callback
OBP Loading Solaris
OBP Booting Solaris
OBP Domain Exited
OBP Failed
OBP in Sync Callback
OBP Exited
OBP Error Reset
OBP Domain Halt
OBP Environmental Domain Halt
OBP Booting Solaris Failed
OBP Loading Solaris Failed
OBP Debug
OS Running Solaris
OS Quiesce in Progress
OS Quiesced
OS Resume in Progress
OS Panic
OS Panic Debug
OS Panic Continue
OS Panic Dump
OS Halt
OS Panic Exit
OS Environmental Exit
OS Debug
OS Exit
Domain Down
Domain In Recovery
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
79
CIM Solaris_SGDomain クラス
クラス階層での位置
CIM_CollectionOfMSEs
| +--Solaris_WDRDomain
| +--Solaris_SGDomain
説明
CIM Solaris_SGDomain
Sun Fire 6800、4810、4800
スで、 す。このクラスには、 報が含まれている
Sun Fire 6800、4810、4800
CIM
プロパティーがいくつかあります。
クラスは
CIM Solaris_WDRDomain
、および
直系の既知の CIM サブクラス
なし
クラスのサブクラ
3800
システムのドメイン情報を表しま
、および
3800
システムに固有の情
80 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_SGDomain クラスのプロパティー
4-14
名前 データ型 説明
BoardRelationship[] sint32
CIM Solaris_SGDomain のプロパティー
ドメイン内のボードの状態を示す値の配列 (各ボードについて の値 ボード状態の値を表します。
Nonexistent Slot
Not Available
Available
Assigned
Active
Sun Fire 6800
す。 ます。 す。
Sun Fire 3800、4800
個、入出力ボード用に
3
す。したがって、 用) と、 です。
KeyswitchPosition uint32
ドメインの状態を示します。値 を表します。
Unknown
Off
Standby
On
Diag
Secure
Off To Standby
Off To On
Off To Diag
Off To Secure
Standby To Off
Active To Off
Active To Standby
Reboot To On
Reboot To Diag
Reboot To Secure
。配列
)
BitMap
BitMap 値 1 ~ 6
BitMap 値 7 ~ 10
の各位置の
では、
BitMap 値 1 ~ 10
がシステムボード
、および
が入出力ボード
4810
個、合計
2
BitMap 値 4、5
BitMap 値 9 と 10 (IB8 と IB9 用)
1 ~ 16 が ValueMap
ValueMap 項目 0 ~ 4
ですべてのボードを表しま
0 ~ 5 (SB0 ~ SB5)
(IB6 ~ IB9)
システムでは、
個のスロットのみ使用できま
5
、および
6 (SB3、SB4
は常に
CPU
0 (Nonexistent Slot)
1
が、以下の
に対応し
に対応しま
ボード用に
、および
の以下の項目
SB5
4 章WDR
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
81
4-14 CIM Solaris_SGDomain のプロパティー (続き)
State uint32
WDR スキーマ の関連と集約
関連クラスは、1 つの
CIM
タンスに関連付ける特別なクラスです。関連は、一対一の関係であることも、集約で あることもあります。
ドメインの現在の状態。 す。
Unknown
Running POST
Standby
Active
Powered Off
Domain Idle
Running OBP
Booting
Running Solaris
Halted
Reset
Panic
Debugger
Hang Detected
クラスまたはインスタンスを、別のクラスやインス
WDR
ValueMap 項目 1 ~ 14
が以下の値を表しま
82 WDR
の集約は、1 つの
WDR
ンスに関連付けます。
クラスまたはインスタンスを多数のクラスやインスタ
WDR
CIM Solaris_DomainHasAttachmentPoints 集約
説明
接続点がドメインで使用可能である (ドメインの使用可能構成要素リストに表示され
か、ドメインに割り当てられている場合に、ドメインは接続点を持っているとい
)
います。動作中のドメインだけが接続点を持つことができます。
開発ガイド
2002 年 12
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
サブインスタンスを、ドメインで使用可能であるか、またはドメインに割り当てられ
Solaris_WDRAttachmentPoint クラスのサブインスタンスに関連付けま
ている す。
集約は、
Solaris_WDRDomain
クラスの
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
接続点で構成されているコンポジション関連です。
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
スのサブインスタンスです。 は、
Solaris_WDRAttachmentPoint
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
Solaris_DomainHasAttachmentPoints
が使用できる、または割り当てられている一対多の関係です。
集約は、ドメインが
集約の親は、Solaris_WDRDomain クラ
クラスのサブインスタンスです。
集約は、1 つのドメインで複数の接続点
CIM Solaris_DomainHasAttachmentPoints 集約のプロパ ティー
4-15 CIM Solaris_DomainHasAttachmentPoints 集約のプロパティー
名前 データ型 説明
Collection REF Solaris_WDRDomain
Member REF Solaris_WDRAttachmentPoint
集約関係にある親を参照します。
集約関係にある子を参照します。
CIM Solaris_DomainHasSlots 集約
1
つまたは複数の
集約の子
説明
ゼロ個以上のスロットが装備されているドメインの 着されているかどうかに関わらず、スロットをドメインに割り当てることができま す。その結果、 と CIM Solaris_WDRSlot クラス間のバインドを関連付けます。
Solaris_DomainHasSlots
されているコンポジション関連です。
Solaris_DomainHasSlots
タンスで、子は
Solaris_DomainHasSlots
ることができる一対多の関係です。ただし、 に存在させることはできません。
Solaris_DomainHasSlots
集約は、ドメインが
集約では、親は Solaris_XCDomain クラスのインス
Solaris_WDRSlot
4 章WDR
クラスのインスタンスです。
集約は、複数のスロットを
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
1
つの特性。システムボードが装
集約は、
CIM Solaris_WDRDomain
1
つまたは複数のスロットで構成
1
つのドメインに割り当て
1 つのスロットを一度に複数のドメイン
83
CIM Solaris_DomainHasSlots 集約のプロパティー
4-16
名前 データ型 説明
Collection REF Solaris_WDRDomain
Member REF Solaris_WDRSlot
CIM Solaris_DomainHasSlots
集約関係にある親を参照します。
集約関係にある子を参照します。
Solaris_SlotHasSystemBoard 関連
説明
スロットがドメインに割り当てられているかどうかに関わらず、ボードを装着できる スロット。
Solaris_WDRSlot
CIM Solaris_SystemBoard
CIM Solaris_SlotHasSystemBoard
CIM Solaris_SystemBoard
Solaris_WDRSlot
CIM Solaris_SlotHasSystemBoard
クラスのインスタンスを、スロットに装着するボードに対応す
クラスのインスタンスに関連付けます。
クラスのインスタンスから構成される
クラスのインスタンスです。
集約のプロパティー
関連は、
CIM
はコンポジション関連であり、ゼロ個以上
CIM
CIM Solaris_SlotHasSystemBoard 関連のプロパティー
4-17 CIM Solaris_SlotHasSystemBoard 関連のプロパティー
名前 データ型 説明
Antecedent REF Solaris_WDRSlot
Dependent REF Solaris_CHSystemBoard
84 WDR
開発ガイド
2002 年 12
関連関係にある親を参照します。
関連関係にある子を参照します。
Solaris_SystemBoardHasProcessors 集約
説明
システムボードは、プロセッサ、メモリーモジュール、および入出力モジュールが搭 載されている大規模回路基板です。 集約は、 ラスのインスタンス間の関係を表し、システムボードを、そのボードに搭載されてい るプロセッサに関連付けます。
Solaris_CHSystemBoard
CIM Solaris_SystemBoardHasProcessors
クラスのインスタンスと
Solaris_CHCPU
集約は、ボードにゼロ個から
4
個までのプロセッサを搭載できる一対多の関係です。
CIM Solaris_SystemBoardHasProcessors 集約のプロパ ティー
4-18 CIM Solaris_SystemBoardHasProcessors 集約のプロパティー
名前 データ型 説明
GroupComponent REF Solaris_CHSystemBoard
PartComponent REF Solaris_CHCPU
集約関係にある親を参照します。
集約関係にある子を参照します。
Solaris_SystemBoardHasMemory 集約
説明
システムボードは、プロセッサ、メモリーモジュール、および入出力モジュールが搭 載されている大規模回路基板です。
Solaris_CHSystemBoard
は、 スのインスタンスを関連付けて、システムボードと、そのボードに搭載されているメ モリーを関連付けます。
CIM Solaris_SystemBoardHasMemory
クラスのインスタンスと
Solaris_CHMemory
集約
クラ
Solaris_CHMemory
です。特定のシステムボードでは、 スについて上限があります。
クラスは、システムボード上のメモリーに関する情報の集まり
4 章WDR
Solaris_CHMemory
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
クラスの
1
つのインスタン
85
CIM Solaris_SystemBoardHasMemory 集約のプロパティー
4-19
名前 データ型 説明
GroupComponent REF Solaris_CHSystemBoard
PartComponent REF Solaris_CHMemory
CIM Solaris_SystemBoardHasMemory 集約のプロパティー
集約関係にある親を参照します。
集約関係にある子を参照します。
Solaris_SystemBoardHasControllers 集約
説明
システムボードには、プロセッサとメモリーモジュールだけでなく、ディスク、ネッ トワークコントローラなどの入出力モジュールも搭載できます。
Solaris_SystemBoardHasControllers
ドに装備されているコントローラに関連付けます。
Solaris_SystemBoardHasControllers
入出力デバイスを搭載できる一対多の関係です。
CIM
集約は、システムボードを、そのボー
集約は、1 つのシステムボードに複数の
86 WDR
開発ガイド
2002 年 12
CIM Solaris_SystemBoardHasControllers 集約のプロパティー
4-20
名前 データ型 説明
GroupComponent REF Solaris_CHSystemBoard
PartComponent REF Solaris_CHController
CIM
CIM
スです。
4800
転送するときに 「プロセスインジケーションの使用」で詳細に説明しています。
Sun Fire 6800、4810、4800
は、システムコントローラ されます。
Sun Fire 15K
および 成されたイベントの中から選ばれて生成されます。
CIM Solaris_SystemBoardHasControllers
集約関係にある親を参照します。
集約関係にある子を参照します。
プロセスインジケーションクラス
プロセスインジケーションは、
プロセスインジケーションは、
CIM
、および
システム上でのイベント通知をクライアントアプリケーションに
3800
が使用します。プロセスインジケーションについては、第
WDR
、および
(SC)
および
Sun Fire 12K SC
システム上でのプロセスインジケーションは、
12K
上で、システムイベント機能である
CIM_Processindication
3800
から受信した
集約のプロパティー
クラスのサブクラ
Sun Fire 15K、12K、6800、4810
3
システム上でのプロセスインジケーション
SNMP
トラップの中から選ばれて生成
Sun Fire 15K
sysevent
によって生
名前に
15K
および
XC
12K
6800、4810、4800
が含まれているプロセスインジケーションクラスは、
システム用です。名前に
、および
4 章WDR
システム用です。
3800
のクラス、ドメイン、関連、およびインジケーション
が含まれているクラスは、
SG
Sun Fire
Sun Fire
87
WDR インジケーションクラス階層図
CIM_ProcessIndication
Solaris_WDRIndication
Solaris_SGBoardPresenceChange
¥ BoardType ¥ ChassisSerialNumber ¥ LogicalID
Solaris_SGDomainAclChange
¥ AvailableBoards ¥ DomainID
Solaris_SGDomainStateChange
¥ DomainID ¥ KeySwitchPosition ¥ State
Solaris_WDRIndication クラス
Solaris_SGSlotAssignmentChange
¥ AssignedDomain ¥ AssignmentState ¥ ChassisSerialNumber ¥ LogicalID
Solaris_SGBoardStateChange
¥ ChassisSerialNumber ¥ LogicalID ¥ PowerState ¥ TestState
Solaris_SGSlotAvailabilityChange
¥ AssignedDomain ¥ AssignmentState ¥ LogicalID
Solaris_XCDomainIndication
¥ DomainID
Solaris_XCDomainStop
Solaris_XCDomainDown
Solaris_XCDomainUp
Solaris_XCDomainStateChange
¥ Signature ¥ State ¥ SubState
Solaris_XCDomainconfigChange
Solaris_XCSystemBoardconfigChange
¥ DomainID
Solaris_XCEnvironmentalIndication
¥ ComponentID ¥ FRUID
Solaris_XCBoardPowerOn
Solaris_XCBoardPowerOff
Solaris_XCComponentRemove
Solaris_XCComponentInsert
88 WDR
Solaris_WDRIndication
クラスは、すべての
Sun Fire
プロセスインジケーションクラスがここから派生する抽象クラスです。
Solaris_WDRIndication
クラスでは、その基底クラスに何もプロパティーを追加
しません。
開発ガイド
2002 年 12
システム上で、すべての
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