Sun Microsystems Sun Fire High-End Systems Guide [ja]

Sun Fire™ ハイエンドシステム
ソフトウェアの概要
Sun Microsystems, Inc. www.sun.com
Part No. 819-6409-10 2006 6 , Revision A
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Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054, U.S.A. All rights reserved.
米国 Sun Microsystems, Inc. (以下、米国 Sun Microsystems 社とします) は、本書に記述されている技術に関する知的所有権を有していま す。これら知的所有権には、http://www.sun.com/patents に掲載されているひとつまたは複数の米国特許、および米国ならびにその他の 国におけるひとつまたは複数の特許または出願中の特許が含まれています。
本書およびそれに付属する製品は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのもと において頒布されます。サン・マイクロシステムズ株式会社の書面による事前の許可なく、本製品および本書のいかなる部分も、いかなる 方法によっても複製することが禁じられます。
本製品のフォント技術を含む第三者のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。 本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている Berkeley BSD システムに基づいていることがあります。UNIX は、
X/Open Company Limited が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン L-KL (Ryumin-Light) および中ゴシック BBB (GothicBBB-Medium)
フォント・データを含んでいます。 本製品に含まれる HG 明朝 L HG ゴシック B は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体 W3 は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、HG 明朝 L HG ゴシック B の補助漢字部分は、平成明 朝体W3 の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
SunSun MicrosystemsJavaAnswerBook2docs.sun.com Sun FireSunSolve は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems 社の商標もしくは登録商標です。サンのロゴマークおよび Solaris は、米国 Sun Microsystems 社の登録商標です。
すべての SPARC 商標は、米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標また は登録商標です。SPARC 商標が付いた製品は、米国 Sun Microsystems 社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
OPENLOOKOpenBootJLE は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。 ATO K は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。ATO K8 は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、ATO K8 にかかる著作権そ
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。ATOK Server/ATOK12 は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、 ATOK Server/ATOK12 にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。 OPEN LOOK および Sun™ Graphical User Interface は、米国 Sun Microsystems 社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発
しました。米国 Sun Microsystems 社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開 発における米国 Xerox 社の先駆者としての成果を認めるものです。米国 Sun Microsystems 社は米国 Xerox 社から Xerox Graphical User
Interface の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国 Sun Microsystems 社のライセンス実施権者にも適用されます。 U.S. Government Rights—Commercial use. Government users are subject to the Sun Microsystems, Inc. standard license agreement and
applicable provisions of the FAR and its supplements.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限 定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われないものとします。
本書には、技術的な誤りまたは誤植のある可能性があります。また、本書に記載された情報には、定期的に変更が行われ、かかる変更は本 書の最新版に反映されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告なく改良または変更す ることがあります。
本製品が、外国為替および外国貿易管理法 (外為法) に定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国 外へ持ち出す際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規に基づく輸出 手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。
原典: Sun Fire High-End Systems Software Overview Guide
Part No: 819-4658-10 Revision A
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目次
はじめに v
1. Sun Fire ハイエンドソフトウェアの概要 1
新機能 2
2. Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアのマニュアルセット 3
このマニュアルセットの対象読者 3
Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアに関する情報の記載場所 5
Solaris OS に関する情報 5
SMS ソフトウェアに関する情報 5
動的再構成 (DR) ソフトウェアに関する情報 6
Sun Management Center ソフトウェアに関する情報 6
3. セキュリティー 9
デフォルトでのセキュリティー設定 9
選択によるセキュリティー設定 9
4. Sun Fire ハイエンドシステムの Solaris オペレーティングシステム 11
5. System Management Services (SMS 1.6) ソフトウェア 13
システムアーキテクチャー 14
SMS 管理環境 14
iii
管理ネットワーク 15
Capacity on Demand 15
詳細について 16
6. Sun Fire ハイエンドシステムの動的再構成ソフトウェア 17
システムボードスロットと論理ドメイン 18
DR 管理モデル 18
SC 状態モデル 19
unavailable 19
available 19
assigned 19
active 20
入出力ボードの DR 20
自動 DR 20
詳細について 21
7. Sun Fire ハイエンドシステムの Sun Management Center ソフトウェア 23
Sun Management Center Sun Fire ハイエンド追加ソフトウェアパッケージ
23
Sun Management Center ソフトウェアの機能 24
Sun Management Center ソフトウェアの価格 24
詳細について 25
iv Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要 • 2006 6
はじめに
このマニュアルでは、Sun Fire™ ハイエンドシステム上で動作するソフトウェアの概 要について説明します。また、このソフトウェアの使用法の詳細が示されている関連 マニュアルを示します。経験豊富なシステム管理者を対象として、このシステム上で 動作する主なソフトウェアの概要についても説明します。
マニュアルの構成
1 章では、Sun Fire ハイエンドシステム上で動作するソフトウェアの概要について 説明します。
2 章では、Sun™ Management Center (SMS 1.6) ソフトウェアのマニュアルセット に含まれるマニュアルのほか、Sun Fire ハイエンドシステム上で動作するこのソフト ウェアに関する記述のある Sun のその他のマニュアルについて説明します。
3 章では、Sun Fire ハイエンドシステムでのセキュリティーの概要について説明し ます。
4 章では、Sun Fire ハイエンドシステムで使用した場合の Solaris™ オペレーティ ングシステムの概要について説明します。
5 章では、System Management Services (SMS) ソフトウェアの概要について説明 します。
6 章では、動的再構成 (DR) ソフトウェアの概要について説明します。
7 章では、Sun Fire ハイエンドシステム上で動作する Sun Management Center ソ フトウェアの概要について説明します。
v
UNIX コマンド
このマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成など に使用する基本的な UNIX® コマンドと操作手順に関する説明は含まれていない可能 性があります。
これらについては、以下を参照してください。
使用しているシステムに付属のソフトウェアマニュアル
下記にある Solaris オペレーティングシステムのマニュアル
http://www.sun.com/documentation
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
UNIX C シェル
UNIX Bourne シェルと Korn シェル
スーパーユーザー (シェルの種類を問わない)
machine_name%
$
#
vi Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要 • 2006 6
書体と記号について
書体または記号
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
『 』 参照する書名を示します。 Solaris ユーザーマニュアル』
「 」 参照する章、節、または、強調す
\
* 使用しているブラウザにより、これらの設定と異なって表示される場合があります。
*
意味
コマンド名、ファイル名、ディレ クトリ名、画面上のコンピュータ 出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画面 上のコンピュータ出力と区別して 表します。
コマンド行の可変部分。実際の名 前や値と置き換えてください。
る語を示します。
枠で囲まれたコード例で、テキス トがページ行幅を超える場合に、 継続を示します。
.login ファイルを編集します。 ls -a を実行します。
% You have mail.
%
su
Password:
rm filename と入力します。
6 章「データの管理」を参照。 この操作ができるのは「スーパー
ユーザー」だけです。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
はじめに vii
関連マニュアル
用途 タイトル
問題、制限事項、およびバグ System Management Services (SMS) 1.6
ソフトウェアご使用にあたって』
インストール System Management Services (SMS) 1.6
インストールマニュアル』
使用法 System Management Services (SMS) 1.6
管理者マニュアル』
リファレンス System Management Services (SMS) 1.6
リファレンスマニュアル』
使用法 Sun Fire ハイエンド/ミッドレンジシス
テム Dynamic Reconfiguration ユーザー マニュアル』
問題、制限事項、およびバグ Sun Management Center 3.5 バージョン
6 Sun Fire ハイエンドシステムご使用にあ たって』
インストール Sun Management Center 3.5 インストー
ルと構成ガイド』
使用法 Sun Management Center 3.5 ユーザーガ
イド』
使用法 Sun Management Center 3.5 バージョン
6 Sun Fire ハイエンドシステムのための追 補マニュアル』
インストールおよび構成 Sun Fire 15K/12K システムサイト計画
の手引き』 『Sun Fire E25K/E20K システムサイト計
画の手引き』
Part No.
819-6421-10
819-6414-10
819-6418-10
819-4662-10
819-3187-10
819-4005-11
817-3019-10
817-3024-10
819-3994-10
817-3201-10
817-6855-11
形式
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
HTMLPDF
SMS 1.6 のオンラインマニュアルはすべて、次の Web サイトから入手できます。
http://www.sun.com/products-n-solutions/hardware/docs/
viii Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要 • 2006 6
マニュアル、サポート、およびトレーニ ング
Sun のサービス
マニュアル
サポート
トレーニング
URL
http://jp.sun.com/documentation/
http://jp.sun.com/support/
http://jp.sun.com/training/
Sun 以外の Web サイト
このマニュアルで紹介する Sun 以外の Web サイトが使用可能かどうかについては、 Sun は責任を負いません。このようなサイトやリソース上、またはこれらを経由して
利用できるコンテンツ、広告、製品、またはその他の資料についても、Sun は保証し ておらず、法的責任を負いません。また、このようなサイトやリソース上、またはこ れらを経由して利用できるコンテンツ、商品、サービスの使用や、それらへの依存に 関連して発生した実際の損害や損失、またはその申し立てについても、Sun は一切の 責任を負いません。
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マニュアルの品質改善のため、お客様からのご意見およびご要望をお待ちしておりま す。コメントは下記よりお送りください。
http://www.sun.com/hwdocs/feedback
ご意見をお寄せいただく際には、下記のタイトルと Part No. を記載してください。
Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要』、Part No. 819-6409-10
はじめに ix
x Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアの概要 • 2006 6
1
Sun Fire ハイエンドソフトウェアの
概要
Sun Fire ハイエンドシステムは、Sun Fire E25K/E20K/15K/12K システムと総称さ れる Sun Fire ハイエンドサーバーシステムファミリに含まれる製品です。Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアである System Management Services (SMS) 1.6 は、Solaris オペレーティングシステム (Solaris OS) が動作するサーバードメインおよ びシステムコントローラ (SC) 上で動作します。Solaris OS の詳細は、第 4 章を参照 してください。
Sun Fire ハイエンドシステムは、通常「プラットフォーム」と呼ばれます。プラット フォーム内にあるシステムボードは、個別に起動できる複数のシステム (「動的シス テムドメイン」または単に「ドメイン」と呼ばれる) に論理的にグループ化できま す。単一のプラットフォーム上に同時に存在できるドメインの数は、Sun Fire E25K および 15K システムでは 18 個まで、E20K および 12K システムでは 9 個までです。
Sun Fire ハイエンドシステムのシステムコントローラ (SC) は、Sun Fire システムの 操作および制御に必須の重要なサービスと資源を提供します。SC にインストールさ れた SMS ソフトウェアを使うと、プラットフォーム自体と同様にドメインも制御お よび監視の対象にすることができます。SMS では、さまざまな機能をコマンド行イ ンタフェース (CLI) から利用できます。新しいシステムの場合は、SMS ソフトウェ アは出荷前にインストールされています。以前のシステムを使用されている方には、 アップグレードをお勧めします。SMS ソフトウェアについては、第 5 章を参照して ください。
SMS の多くのコマンドの代わりとして使用できるグラフィカルユーザーインタ フェース (GUI) は、Sun Management Center ソフトウェアにより提供されます。 Sun Management Center ソフトウェアについては、第 7 章を参照してください。
動的再構成 (DR) ソフトウェアを使用すると、ドメインを動的に再構成することで、 ドメインをマルチユーザーモードで実行している間に、現在インストールされている システムボードをオペレーティングシステムと論理的に接続したり切り離したりする ことができます。システムボードは、システムがマルチユーザーモードで動作してい る場合でも、ドメインに接続されていなければ物理的に交換できます。動的再構成ソ フトウェアについては、第 6 章を参照してください。
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