Sun™ Fire 15K Dynamic
Reconfiguration
Sun Microsystems, Inc.
4150 Network Circle
Santa Clara, CA 95054
U.S.A.
(DR)
ユーザーマニュアル
Part No. 816-4679-10
2002 年 5 月, Revision A
コメントの宛先: docfeedback@sun.com
Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved.
本製品およびそれに関連する文書は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのも
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も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。
本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン
フォント・データを含んでいます。
本製品に含まれる
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体
ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
W3
の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
朝体
HG 明朝 L と HG
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。本製品のフォント技術を含む第三者
B
ゴシック
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Berkeley BSD
L-KL (Ryumin-Light)
システムに基づいていることがあります。
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
の補助漢字部分は、平成明
Sun、Sun Microsystems、AnswerBook2、docs.sun.com、Sun Fire、OpenBoot、Sun Management Center、Sun RSM Array
その他の国における米国
Solaris
クおよび
けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
OPENLOOK、OpenBoot、JLE
ATOK
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。
ATOK Server/ATOK12
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。
OPEN LOOK
ました。米国
における米国
Interface
および
Sun Microsystems
Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
Sun Microsystems, Inc. (
Sun Microsystems
は、米国
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
Sun Graphical User Interface
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
以下、米国
社の登録商標です。すべての
は、米国
Sun Microsystems
ATOK8
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
Sun Microsystems
Sun Microsystems
社とします) の商標もしくは登録商標です。サンのロゴマー
SPARC
商標は、米国
SPARC
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Sun Microsystems
SPARC International, Inc.
商標が付いた製品は、米国
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
社は米国
社のライセンス実施権者にも適用されます。
Xerox
Xerox Graphical User
社から
UNIX
は、米国および
のライセンスを受
Sun Microsystems
ATOK8
にかかる著作権そ
は、
の
社
Federal Acquisitions: Commercial Software—Government Users Subject to Standard License Terms and Conditions.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限
定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われないものとします。
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書の最新版に反映されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告なく改良または変更す
ることがあります。
(
本製品が、外国為替および外国貿易管理法
外へ持ち出す際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規に基づく輸出
手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。
外為法) に定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
: Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR) User Guide
原典
Part No: 816-4278-10
Revision A
Please
Recycle
目次
はじめに
1. Sun Fire 15K での動的再構成 (DR) に関する制限事項 1
DR の制限事項 1
2. Sun Fire 15K サーバーの DR の概要 3
DR の概要 3
DR コマンドの実行場所 3
コマンド行インタフェース (CLI) 3
グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) 4
自動 DR 4
システムの可用性の向上 4
DR の概念 5
切り離し可能性 5
休止 5
一時停止に対して安全なデバイスと一時停止に対して危険なデバイス 6
接続点 7
vii
条件と状態 8
DR の操作 8
ホットプラグハードウェア 9
iii
Sun Fire 15Kドメイン 9
コンポーネントタイプ 10
入出力デバイスでの DR 10
入出力デバイスで発生する可能性がある問題 11
常時メモリーと非常時メモリー 12
ターゲットメモリーの制約 12
訂正可能なメモリーエラー 12
DR 概念図 13
3. DR の状態モデルと条件モデル 15
ボードとスロットの状態および条件 15
ボードスロットの状態 16
ボード占有装置の状態 16
ボードの条件 17
コンポーネントの状態と条件 17
コンポーネントスロットの状態 17
コンポーネント占有装置の状態 17
コンポーネントの条件 18
4. DR 操作とドメイン上のソフトウェアコンポーネント 19
DR の操作 19
DR 操作を実行する前に 19
接続操作 20
構成操作 21
CPU とメモリー 21
入出力ボード 22
構成操作後 22
切り離し操作 22
構成解除操作 23
iv Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
非常時メモリー 23
常時メモリー 23
ソフトウェアコンポーネント 25
ドメイン構成サーバー 25
DR ドライバ 25
Reconfiguration Coordination Manager (RCM) 26
システムイベントフレームワーク 26
5. ドメインの DR ユーザーインタフェース 27
ドメインの DR コマンドとオプション 27
状態変更関数 28
可用性変更関数 28
条件変更関数 28
オプションとオペランド 29
6. DR ドメイン手順 31
接続点 31
ボードステータスの表示 32
基本的なステータス¾表示 32
詳細ステータス表示 33
ボードの削除 33
▼
CPU/メモリーボードを削除する 33
▼
入出力ボードを削除する 34
ボードの追加 35
▼
ボードを取り付ける 35
索引 37
目次
v
vi Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
はじめに
このマニュアルでは、
DR
ます。
インにシステムボードを接続したり、切り離したりすることができます。
機能を使用すると、オペレーティング環境の実行中に、
Sun Fire 15K
システムの動的再構成
(DR)
機能について説明し
Sun Fire 15K
お読みになる前に
このマニュアルは、
のシステムでの作業経験を持つ
このような経験がない場合は、まずこのシステムに付属の
ルを読み、
UNIX システム管理のトレーニングの受講を検討してください。
UNIX®
システム、特に
Sun Fire 15K
Solaris™
システム管理者を対象としています。
オペレーティング環境ベース
Solaris
ユーザーマニュア
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の章で構成されています。
1 章「Sun Fire 15K
第
DR
ソフトウェアにおける機能面の制限事項について説明します。
の
での動的再構成
(DR)
に関する制限事項」では、現バージョン
ドメ
第
2 章「Sun Fire 15K サーバーの DR の概要」では、Sun Fire 15K での DR の概要を
示します。
第
3 章「DR
実行後のシステムボード、ボードスロット、およびコンポーネントで考えられるすべ
ての状態と条件について説明します。
の状態モデルと条件モデル」では、
DR
操作の実行前、実行中、および
vii
4 章「DR
第
ドメインでの
第
5
章「ドメインの
用できるコマンドとオプションについて説明します。
操作とドメイン上のソフトウェアコンポーネント」では、
DR
操作の概要について説明します。
DR
ユーザーインタフェース」では、
Sun Fire 15K
Sun Fire 15K
ドメインで利
6 章「DR ドメイン手順」 では、
第
メインから DR 操作を実行する手順について説明します。
UNIX
このマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成など
の基本的な
は、システムに付属の
コマンド
UNIX®
コマンドと操作手順に関する説明はありません。これらについて
Solaris
cfgadm(1M)
ソフトウェアマニュアルを参照してください。
コマンドを使って、Sun Fire 15K ド
viii Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
書体と記号について
書体または記号 意味 例
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
またはゴシック
『
』 参照する書名を示します。 『
「
」参照する章、節、または、
\
コマンド名、ファイル名、ディレ
クトリ名、画面上のコンピュータ
出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画面
上のコンピュータ出力と区別して
表します。
コマンド行の可変部分。実際の名
前や値と置き換えてください。
強調する語を示します。
枠で囲まれたコード例で、テキス
トがページ行幅をこえる場合に、
継続を示します。
.login
ls -a
% You have mail.
% su
Password:
rm filename
rm
第
この操作ができるのは「スー パー
ユーザー」だけです。
% grep ‘^#define \
ファイルを編集します。
を実行します。
と入力します。
ファイル名 と入力します。
ユーザーマニュアル』
Solaris
章「データの管理」を参照。
6
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトについて
シェル プロンプト
UNIX の C
UNIX
スーパーユーザー (シェルの種類を問わない
シェル マシン名
の
Bourne
シェルと
Korn
シェル
)
%
$
#
はじめに
ix
関連マニュアル
リ
管
Part No.
816-4680
816-4671
816-4667
用途 タイトル
ユーザー情報 『
リファレンス 『
管理 『
SMS
System Management Services (SMS) 1.2
Dynamic Reconfiguration
ル』
System Management Services (SMS) 1.2
ファレンスマニュ アル 』
System Management Services (SMS) 1.2
理者マニュアル』
ユーザーマニュア
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弊社では、マニュアルの改善に努力しており、お客様からのコメントおよびご忠告を
お受けしております。コメントは下記宛に電子メールでお送りください。
docfeedback@sun.com
電子メールの表題にはマニュアルの
なお、現在日本語によるコメントには対応できませんので、英語で記述してくださ
い。
Part No. (816-4679-10)
を記載してください。
x Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 1 章
Sun Fire 15K での動的再構成 (DR)
に関する制限事項
現バージョンの動的再構成
きには、次に挙げる機能面の制限があります。
(DR)
ソフトウェアを
Sun Fire 15K
システムで使用すると
DR の制限事項
■
入出力ボードは
ホットプラグして、入出力性能を動的に再構成することは可能です。
コマンドは、ホットスワップ操作を実行しているドメインでは使用しないでくだ
さい。
■
ドメイン内の最大
DR
に対応していません。ただし、入出力ボードに
CPU
システムボードには、
DR
操作を試みないでください。
hPCI
psradm(1m)
カードを
1
2 Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 2 章
Sun Fire 15K サーバーの DR の概要
この章では、
説明します。
Sun Fire 15K
システムの動的再構成
(DR)
機能の一般的な概念について
DR の概要
Sun Fire 15K
ずに、
Solaris
ア構成を変更できます。
からボードを取り外したり、取り付けたりすることもできます。
サーバーの動的再構成
オペレーティング環境を実行するライブドメインに対し、ハードウェ
DR とホットスワップを組み合わせて使用すれば、サーバー
DR コマンドの実行場所
DR
の操作は、
Services (SMS)
rcfgadm(1M)
行うことがきます。
Sun Fire 15K
コマンド (addboard(1M)、
など) を使用するか、ドメインから cfgadm(1M) コマンドを使用して
システムコントローラ
コマンド行インタフェース (CLI)
(DR)
機能を使用すると、コンピュータを停止せ
(SC) から System Management
moveboard(1M)、deleteboard(1M)
、
DR
ソフトウェアには、
があります。このインタフェースでは、構成管理プログラムを実行して
DR 操作を行うことができます。
インで
cfgadm(1M)
コマンドを使用するコマンド行インタフェース
Solaris
ドメ
3
グラフィカルユーザーインタフェース (GUI)
オプションの
Fire 15K
作用のグラフィカルユーザーインタフェース
Sun Management Center 3.0 Platform Update 4
テムコントローラ
ワークに接続すると、コマンド行インタフェースとグラフィカルユーザーインタ
フェースの両方を表示できます。
フトウェアの使用方法は、
ウェアに付属の『
さい。システムコントローラをシステムコントローラ
続につなぐには、使用しているシステムのインストールマニュアルを参照してくださ
い。
Sun Management Center 3.0 Platform Update 4
システム向けに設計されたもので、ドメイン管理などの機能に加え、
ソフトウェアは、
(GUI) を備えています。
ソフトウェアを使用するには、シス
(SC)
ボードをネットワークに接続する必要があります。ネット
Sun Management Center 3.0 Platform Update 4 ソ
Sun Management Center 3.0 Platform Update 4 ソフト
Sun Management Center 3.0
ユーザーマニュアル』を参照してくだ
(SC)
ボードのネットワーク接
DR
Sun
操
自動 DR
DR
自動
作を実行できます。この機能は、
システムイベント機能
実現されています。
コールバックを登録できるようにします。これらのコールバックは、
備タスク、
す。
おくことで、これらについて通知を受けることができます。自動
は
る前に自動的にそれらを解放したり、新しい資源がドメインに構成されたときに自動
的にそれらの資源を獲得できるようにします。
を使用すると、ユーザーの介入なしにアプリケーションが自動的に
Reconfiguration Coordination Manager (RCM)
sysevent
RCM
(sysevent
RCM
は、アプリケーションに固有のロード可能モジュールが
DR
操作中のエラー回復、および
機能では、アプリケーションはあらかじめシステムイベントを登録して
sysevent
機能と
機能を使って、アプリケーションが、資源の構成を解除す
と呼ぶ) を含む拡張
DR
DR
フレームワークによって
操作後のクリーンアップを実行しま
DR
DR
の操
と
DR
操作前の準
フレームワーク
システムの可用性の向上
DR
機能を使用すると、サーバーを停止せずにシステムボードをホットスワップでき
ます。これは、障害が発生したシステムボードの資源をドメインから構成解除して、
システムボードをサーバーから切り離せるようにするために使用されます。修理済み
ボードまたは交換用ボードは、
ドメインに挿入できます。ボードがドメインに挿入されると、
を構成してドメインに組み込みます。
ネントを追加ないし削除した場合、そのボードまたはコンポーネントは常に既知の構
成状態のままになります。システムボードとコンポーネントの構成状態の詳細は、第
3
DR
章「
4 Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
の状態モデルと条件モデル」を参照してください。
Solaris
オペレーティング環境を停止させることなく
DR
ユーザーマニュアル
DR
がボード上の資源
を使用してシステムボードまたはコンポー
• 2002 年 5
月
DR の概念
この節では、
SC
す。
Sun Fire 15K
における
ドメインに関する一般的な
DR
の概念について詳しくは、『
(SMS) 1.2 Dynamic Reconfiguration
ユーザーマニュアル』を参照してください。
DR
の概念について説明しま
System Management Services
切り離し可能性
切り離し可能なデバイスは、次の条件を満たしている必要があります。
■
そのデバイスドライバが
■
重要な資源は冗長構成をとるか、代替パスを介してアクセス可能でなければなら
CPU
ない。
す。ディスクドライブは、代替パスを介してアクセス可能な重要資源の一例で
す。
一部のボードは、その資源を移動できないために切り離すことができません。たとえ
ば、ドメインに
ん。入出力ボードは、起動ドライブを制御している場合は切り離せません。
入出力ボードの代替パスがない場合は、次の方法で可能になります。
■
独立した入出力ボードにディスクチェーンを挿入する。これにより、二次入出力
ボードを切り離せます。
■
二次入出力ボードを介してデバイスへの二次パスを追加して、二次ディスク
チェーンへのアクセスをなくさずに入出力ボードを切り離せるようにする
とメモリーバンクは冗長構成をとることができる重要資源の一例で
CPU
DDI_DETACH
ボードが
をサポートしていなければならない。
1
つしかない場合、その
CPU
ボードは切り離せませ
注
デバイスの切り離しが可能かどうか明確でない場合には、購入先にお問い合わ
–
せください。
休止
常時メモリー (OpenBoot™ ROM またはカーネルメモリー) をもつシステムボードで
の構成解除操作中、オペレーティング環境は一時停止しますが、これはオペレーティ
ング環境の「休止」と呼ばれています。この重要な操作段階では、ドメインでのすべ
てのオペレーティング環境とデバイスの動作を停止する必要があります。
休止を実行するには、オペレーティング環境がすべてのプロセス、
イスの動作を一時的に中断する必要があります。オペレーティング環境が休止できな
い場合は、以下のような理由が表示されます。
2 章Sun Fire 15K
第
CPU、およびデバ
サーバーの
DR
の概要
5
■
実行スレッドを中断できなかった
■
オペレーティング環境によって一時停止できないデバイスが存在する
注
リアルタイムプロセスによって、休止が妨げられることはありません。
–
プロセスが中断できない状況は、通常一時的なものです。障害の理由を調べ、オペ
レーティング環境がプロセスを中断できない場合には、その操作を再試行します。
一時停止に対して安全なデバイスと一時停止に対
して危険なデバイス
DR
がオペレーティング環境を一時停止する場合は、オペレーティング環境に接続さ
れたデバイスドライバもすべて一時停止する必要があります。ドライバを一時停止で
きない
(
または再開できない) 場合、
DR
操作は失敗します。
一時停止に対して安全な
モリーへのアクセスもシステムへの割り込みも行いません。ドライバは、オペレー
ティング環境の休止をサポートする
対して安全な」ドライバです。また、一時停止に対して安全なドライバでは、一時停
止要求が正常に完了すると、一時停止要求が出されてそのデバイスがオープンされて
いる場合でも、そのドライバが管理するデバイスはメモリーにまったくアクセスしま
せん。
一時停止に対して危険な
リーへのアクセスやシステムへの割り込みが行われてしまいます。
では、
dr.conf
DR
危険なデバイスがメモリーにアクセスしたり、オペレーティング環境への割り込みを
行ったりできないようにします。
す。
デバイスは、オペレーティング環境が休止状態にある間、メ
(
一時停止して再開できる) 場合、「一時停止に
デバイスでは、オペレーティング環境が休止状態でも、メモ
ファイルにある
dr.conf
危険なドライバリスト
ファイルは次のディレクトリにありま
を使用して、
DR
操作中に
/platform/SUNW,Sun-Fire-15000/kernel/drv/
危険なドライバリストとは、
unsupported-io-drivers=”driver1”,”driver2”,”driver3”;
DR
は、オペレーティング環境の動作を一時停止してメモリーコンポーネントの構成
を解除できるようにするときに、このリストを読み取ります。危険なドライバリスト
でアクティブドライバが検出された場合、
ライバを識別するエラーメッセージが返されます。次のうち
行い、デバイスの使用を手動で中止させる必要があります。
■
該当デバイスを使用するプロセスを強制終了する
modunload(1M)
■
コマンドを使用して該当ドライバの読み込みを解除する
dr.conf
内の次の形式のプロパティーのことです。
DR 操作は中止され、危険なアクティブド
1
つまたは複数の操作を
6 Sun Fire 15K Dynamic Reconfiguration (DR)
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月