UNIVERSAL CONTROL PANEL
UCP-8060
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
本機は電源スイッチを備えていません
本機を設置する際は、電源遮断用として本機の近くの容易に接近できる屋
内配線内に専用ブレーカーまたはスイッチを設けてください。
万一、異常が起きた場合は
このオペレーションマニュアルの「安全のために」に記載された指示に
従って電源を切ってください。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と
製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルを
よくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあと
は、いつでも見られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL [Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)
日本語
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や
大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
4 〜 6 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめしま
す。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者に
ご相談ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
・異常な音、におい、煙が出たら
・ 落下させたら
警告表示の意味
オペレーションマニュアルおよび
製品では、次のような表示をして
います。表示の内容をよく理解し
てから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがを
したり周辺の物品に損害を与えた
りすることがあります。
注意を促す記号
m
a 電源を切る。
b 電源コードおよび接続コードを抜く。
c ソニーのサービス担当者、または営業担当者に修理を依頼する。
炎が出たら
m
すぐに電源を切り、消火する。
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
2
安全のために
目次
日
本
語
警告....................................................................................................................................................4
注意....................................................................................................................................................6
概要............................................................................................................................................................7
特長.................................................................................................................. 7
関連マニュアル.................................................................................................7
システム構成例.................................................................................................8
各部の名称と働き...................................................................................................................................9
前面.................................................................................................................. 9
後面、側面......................................................................................................10
基本操作.................................................................................................................................................11
画面表示と操作...............................................................................................11
オペレーションソフトウェアの起動と終了......................................................11
本機のシャットダウン.....................................................................................12
基本情報の確認...............................................................................................12
オートスタートを設定する..............................................................................12
メモリースティックをフォーマットする.........................................................13
ソフトリセット...............................................................................................13
システムセットアップ.......................................................................................................................13
SYSTEMSETUPUTILITYの起動...............................................................13
各メニュー項目の働き.....................................................................................14
オペレーションソフトウェアのインストール............................................................................15
準備する.........................................................................................................15
インストールする ...........................................................................................16
オペレーションソフトウェアのアップデート............................................................................18
準備する.........................................................................................................19
アップデートする ...........................................................................................19
オペレーションソフトウェアの削除 .............................................................................................20
オペレーションソフトウェアのプロテクト.................................................................................21
機器情報の確認....................................................................................................................................21
システムファイルのアップデート..................................................................................................22
準備する.........................................................................................................22
アップデートする ...........................................................................................22
メモリースティックを使う........................................................................................................23
メモリースティックについて.....................................................................23
お手入れ.................................................................................................................................................25
仕様.........................................................................................................................................................26
目次
3
下記の注意を守らないと、火災や感電により死亡や大けが
につながることがあります。
指定された電源コードを使用する
指定以外の電源コードを使用すると、感電や故障の原因となることがあります。
電源コードのプラグ及びコネクターは突き当たるまで差し込む
真っ直ぐに突き当たるまで差し込まないと、火災や感電の原因となります。
お手入れを始める前に専用ブレーカーを off し、電源プラグを抜
く
電源を接続したままお手入れをすると、感電の原因となることがあります。
移動の際は電源コードや接続コードを抜く
コード類を接続したまま本機を移動させると、コードに傷がついて火災や感電の
原因となることがあります。
外装をはずさない、改造しない
外装をはずしたり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部の調整や設定及び点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレーニング
を受けた技術者にご依頼ください。
電源コードや接続コードを傷つけない
電源コードや接続コードを傷つけると、火災や感電の原因となることがありま
す。
・ 電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
・ 重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
・ 電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所には設置しない
上記のような場所や、この取扱説明書に記されている使用条件以外の環境に設置
すると、火災や感電の原因となることがあります。
4
警告
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となることがあります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コードや接続コードを
抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
事故を防ぐためにサービストレーニングを受けた技術者以外はサー
ビスを行わない
機器内部に手を触れると、感電やけがの原因となります。
警告
5
下記の注意を守らないと、けがをしたり周辺の物品に損害を与えること
があります。
安定した場所に設置する
製品が倒れたり、搭載した機器が落下してけがをすることがあります。
充分な強度がある水平な場所に設置してください。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。
次の方法でアースを接続してください。
・ 電源コンセントが 3 極の場合
付属の電源コードを使用することで安全アースが接続されます。
・ 電源コンセントが2極の場合
付属の3極→2極変換プラグを使用し、変換プラグから出ている緑色のアース
線を建物に備えられているアース端子に接続してください。
変換プラグ
アース線
安全アースを取り付けることができない場合は、ソニーのサービス担当者、また
は営業担当者にご相談ください。
コード類は正しく配置する
電源コードや接続ケーブルは、足に引っかけると本機の落下や転倒などによりけ
がの原因となることがあります。
充分注意して接続・配置してください。
ラックに確実に固定する。
機器のラックアングルのねじを締め忘れると機器が落下してけがをすることがあ
ります。
6
注意
概要
ユニバーサルコントロールパネル UCP‑8060 は、ネット
ワークを介して PFV‑SP シリーズの IF プロセッサーや
MVS シリーズのマルチフォーマットスイッチャーシステム
などに接続して、各機器の設定や制御、キーヤー調整を行う
など、幅広い用途に柔軟に対応できる汎用リモートコント
ロールパネルです。コントロールする機器用のオペレーショ
ンソフトウェアをインストールして使用します。
特長
幅広い用途に使用可能な汎用コントロールパネル
コントロールする機器のオペレーションソフトウェアをイン
ストールすることにより、接続した機器に応じた様々な操作
が1台のパネルで実行できます。また、ネットワークにより
1台のパネルで複数の機器の遠隔制御や状態監視が可能にな
ります。以下のソニー製品をコントロールすることができま
す。
・ PFV‑SP シリーズプロセッサー/ HKSP シリーズオプ
ションボード(DATA‑LAN 使用)
・ MVS‑8000 シリーズスイッチャー(DATA‑LAN 使用)
迅速かつ確実な操作性
ジョグローラー、ジョグボタン、調整つまみ、ファンクショ
ンボタンでの操作に加え、タッチパネルを併用して、迅速で
確実な操作性を実現しています。さらにタッチパネルを押し
た際に指に振動が得られるタッチエンジン
作時のストレスを軽減しています。タッチエンジンの機能は
OFF にすることもできます。また、レイヤーの浅いメ
ニュー構成、複数のオペレーションソフトウェアでの共通の
操作性など、使い易さにも配慮した設計になっています。
TM
を採用し、操
関連マニュアル
ユーザーガイド
オペレーションソフトウェアを使った詳しい操作方法は、
ユーザーガイドをご覧ください。
メモリ−スティック1)スロットを装備
メモリ−スティックを使用して、オペレーションソフト
ウェアをインストールしたり、設定データを保存することが
できます。
1) 本機で使用可能なメモリ−スティックは、メモリ−スティックと
メモリ−スティック PRO、マジックゲートメモリ−スティックです。
詳しくは、「メモリースティックを使う」(23 ページ)をご覧くださ
い。
小型・薄型設計
高さ 3 ユニット、幅は約 2/3 ラックと小型・薄型で、設置
場所の自由度が高い設計になっています。机上、操作卓への
組み込み、19 インチラックマウントなど、様々な状況で使
用することができます。将来発売予定のオプションモジュー
ルを追加することもできます。
概要
7
システム構成例
PFV‑SP シリーズと UCP‑8060 との構成
PFV‑SP シリーズを UCP‑8060 から DATA‑LAN でコント
ロールする最も一般的な使用例です。
UCP‑8060
イーサネットスイッチ(DATA)
PFV‑SP
PFV‑SP PFV‑SP PFV‑SP
UCP‑8060 と MVS シリーズとの構成
UCP‑8060 を MVS パネルのサテライトパネルとして使用
し、MVS システム内のキーヤーをリモートコントロールす
る用途の例です。
UCP‑8060
UCP‑8060
イーサネットスイッチ(DATA)
a) 各 LAN(DATA、CTRL)は、それぞれ
別のイーサネットスイッチに接続してく
ださい。ただし、1つのイーサネットス
イッチで各 LAN を接続することもでき
ます。
概要
8
MVS
センターコントロール
パネル
a)
PFV‑SP
(MVS の外付けキーヤー)
システムマネージャー
イーサネットスイッチ(CTRL)
MVS
プロセッサー
:DATA‑LAN
:CTRL‑LAN
a)
各部の名称と働き
前面
1 システムインジケーター
2 ステータスインジケーター
3 メモリースティックスロット
SYSTEM
6 ファンクションボタン
5 ジョグローラー
4 ジョグ L、R ボタン
a システムインジケーター
赤、オレンジまたは緑色に点灯し、システムの動作状態を表
示します。
電源が供給されると赤に、システムがスタートするとオレン
ジに、ハードウェアの設定が完了すると緑色に点灯します。
電源供給時に上記の遷移が行われず、赤またはオレンジの点
灯が続いている場合は、ハードウェアまたはシステムファイ
ルの異常が考えられます。
b ステータスインジケーター
メモリ−スティックスロットへのアクセス状態や、機器内部
の状態を赤、オレンジまたは緑色の点灯、点滅で表示しま
す。
c メモリースティックスロット
メモリースティックの挿入口です。ラベル面を上にして挿入
します。
◆ 詳しくは、本機の InstallationManual または使用するオペ
レーションソフトウェアに付属のUser'sGuide をご覧くださ
い。
d ジョグ L、R ボタン
左側をジョグ L ボタン、右側をジョグ R ボタンと呼びます。
階層の移動などに使用します。
UCP-8060
9 調整つまみ
8 表示窓
7 セレクト L、R ボタン
e ジョグローラー
ローラーを前後に回転し、項目の選択や数字の変更をしま
す。またローラーを押すと、選択した項目を決定します。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
f ファンクションボタン
上からファンクションボタン 1、2、..5 と呼びます。操作
の状態により、緑、オレンジ、赤に点灯します。ボタンの機
能は、使用するオペレーションソフトウェアによって異なり
ます。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
g セレクト L、R ボタン
左側をセレクト L ボタン、右側をセレクト R ボタンと呼び
ます。タスクバー(11 ページ参照)の各ボタンに対応する
位置に表示される機能を実行します。主に画面の切り換えに
使用します。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
各部の名称と働き
9
h 表示窓
メニューやデータを表示します。画面はタッチパネルになっ
ています。表示されている項目に触れて選択することができ
ます。表示される内容は、使用するオペレーションソフト
ウェアによって異なります。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
後面、側面
i 調整つまみ
上からつまみ 1、2、3、4 と呼びます。パラメーターの調
整などに使用します。つまみの機能は、使用するオペレー
ションソフトウェアによって異なります。
◆ 詳しくは、使用するオペレーションソフトウェアに付属の
User'sGuide をご覧ください。
EXT
PANEL1
1EXTPANEL2 端子
2EXTPANEL1 端子
RS-232C
3RS‑232C 端子
a EXTPANEL2(エクステンションパネル2)端子
(20 ピン、側面)
将来の拡張時にカバーをはずして使用します。電源供給ピン
(500mA/5V)も備えています。
b EXTPANEL1(エクステンションパネル1)端子
(D‑sub9 ピン)
将来の拡張時に使用します。
c RS‑232C 端子(D‑sub9 ピン)
メンテナンス時に使用します。
DATA
LAN
4DATALAN 端子 5-ACIN 端子
◆ イーサネットスイッチの詳しい設定方法は、イーサネットスイッ
チに付属の取扱説明書をご覧ください。
-AC IN
e -ACIN(AC 電源入力)端子(3ピン)
別売りの電源コードで 100 〜 240V の AC 電源に接続しま
す。電源コードは、使用する地域で指定されている安全規格
に適合するものをご使用ください。
d DATALAN(データ LAN)端子(RJ‑458 ピン)
イーサネット1)スイッチと接続します。イーサネットス
イッチに接続された IF プロセッサー PFV‑SP シリーズや
MVS‑8000 システムのセンターコントロールパネルなどと
の間でネットワークを形成し、機器間相互の通信を行いま
す。
使用できるイーサネットスイッチについては、ソニーのサー
ビス担当者にお問い合わせください。
1) イーサネットは XEROX 社の登録商標です。
◆ イーサネットスイッチの接続については「システム構成例」(8
ページ)をご覧ください。
各部の名称と働き
10
基本操作
電源が供給されると、システムインジケーターが赤色に点灯
します。機器内部の初期化が正常に終了すると緑色に点灯
し、1 分程するとメイン画面が表示されます。表示窓に表示
されるメニューの選択や各種の設定は、ジョグローラー、
画面表示と操作
選択したい項目に触れる。
システムインジケーター タイトルバー
SYSTEM
ジョグボタン、セレクトボタン、調整つまみを使って行いま
す。表示窓はタッチパネルになっています。画面に表示され
ている項目に触れて選択することもできます。
UCP-8060
回して、画面右に表示される
調整値表示エリアに表示され
る項目を調整する。
押して設定する位置を移動する。
回して選択し、押して決定する。
オペレーションソフトウェアの起動と
終了
起動するには
1
ジョグローラーを回して、起動したいオペレーション
ソフトウェアを MainScreen(以下メイン画面とす
る)で選択する。
2
ジョグローラーを押すか、セレクト R ボタン (Launch)
を押す。
選択したオペレーションソフトウェアが起動します。
メイン画面で、起動したいオペレーションソフトウェアを押
して起動することもできます。
タスクバー
タスクバーに表示される機能を実行する。
終了するには
1
オペレーションソフトウェアのトップ画面でセレクト L
ボタン (Option) を押す。
OptionMenu が表示されます。
2
ジョグローラーを回して ExitApplicationを選択する。
3
ジョグローラーを押す。
オペレーションソフトウェアが終了し、本機のメイン
画面が表示されます。
ExitApplication を押して終了することもできます。
基本操作
11
本機のシャットダウン
本機の電源を切る前に、次の手順でシステムの終了処理を
行ってください。
1
メイン画面でセレクト L ボタン (Menu) を押す。
メニュー画面が表示されます。
2
ジョグローラーを回して Shutdown を選択する。
3
ジョグローラーを押す。
Basic Information of System [BIOS] UTILITY
Version : xxx Bulid date : xxx xx xxxx xx:xx:xx
FPGA Revosopm : xxx memorystick host controller : xxx
MAC Address : 08:00:46:xx:xx:xx
IP Address : 10.129.7.1
Netmask : 255.192.0.0
Gateway : 10.128.0.0
DNS : 0.0.0.0
MEMORY SIZE : xxMByte
Reboot Memory Stick Format
Shutdown 画面が表示され、終了処理が完了します。
ご注意
Shutdown 画面が表示されるまでは本機の電源を切らない
でください。
シャットダウンを取り消したいときは
セレクト L ボタン (Back) を押します。
ソフトリセットを行いたいときは
セレクト R ボタン (Reboot) を押します。
BIOSUtility を起動したいときは
ファンクションボタン 1 を押したまま、セレクト R ボタン
(Reboot) を押し、ファンクションボタン 1 が点灯したら指
を離します。
UPDATEUtility を起動したいときは
ファンクションボタン 2 を押したまま、セレクト R ボタン
(Reboot) を押し、ファンクションボタン 2 が点灯したら指
を離します。
メイン画面に戻るには
セレクト L ボタン(Reboot)を押します。
オートスタートを設定する
あらかじめオペレーションソフトウェアにオートスタートを
設定しておくと、本機に電源を入れたとき、メイン画面を表
示後、自動的にオペレーションソフトウェアのトップ画面が
表示されます。
オートスタートを設定するには
次の手順でオートスタートを設定します。
1
メイン画面で、オートスタートを設定したいオペレー
ションソフトウェアを選択する。
2
セレクト L ボタン(Menu)を押す。
メニュー画面が表示されます。
3
AutoStart を選択する。
基本情報の確認
ファンクションボタン 1 を押したまま、セレクト L、R ボタ
ンを同時に 3 秒以上押し、ファンクションボタン 1 が点灯
したら指を離します。
BasicInformationofSystem[BIOS]Utility が起動し、
FPGA バージョン、MAC アドレスなど本体の基本的な情報
が表示されます。
Shutdown 画面から起動することもできます。
◆ 詳しくは「本機のシャットダウン」(12ページ)をご覧くださ
い。
基本操作
12
AutoStart 画面が表示されます。
Auto Start
ON
OFF
Exit Save
4
ON を選択する。
5
セレクト R ボタン(Save)を押す。
メニュー画面が表示されます。
6
セレクト L ボタン(Back)を押す。
メイン画面が表示されます。
オートスタートを解除するには
オートスタートの設定と同じ手順で操作し、手順 4 でON
の代わりに OFF を選択します。
また、ほかのオペレーションソフトウェアでオートスタート
を ON に設定すると、前に設定したオートスタートは自動
的に解除されます。
オートスタートを中断するには
本機に電源を入れた後、メイン画面が表示されてから約 2
秒以内にセレクト L ボタン(Menu) を押すと、オートスター
トを中断することができます。
メモリースティックをフォーマットす
る
1
BIOSUtility を起動する。
◆ 起動方法については、「基本情報の確認」(12 ページ)をご
覧ください。
2
メモリースティックをラベル面を上にしてメモリース
ティックスロットに挿入する。
3
セレクト R ボタン(MemoryStickFormat)を押す。
システムセットアップ
SYSTEMSETUPUTILITY で下記の項目を実行できます。
・ デバイスコントロール
― 表示窓の明るさの調整
― ブザー音の音量調整とテスト
― タッチエンジンの感度調整
― タッチパネルに触れたときのブザー音の ON/OFF
・ 日付、時刻の設定
・ TCP/IP アドレスの設定
・ 表示とタッチパネルの位置関係の調整
・ お絵書きテスト
・ 自己診断
SYSTEMSETUPUTILITY の起動
メイン画面で SYSTEMSETUPUTILITY を選択します。
SYSTEMSETUPUTILITY が起動し、SYSTEMSETUP
UTILITY 画面が表示されます。
SYSTEM SETUP UTILITY Version 1.xx
Device Control
Adjust Time
Set TCP/IP Config
Calibrate Touch Panel
Scribble T est
Self Diagnosis
4
フォーマットの種類 (Full または Quick)を選択する。
通常はセレクト R ボタン (Quick) を押してください。
5
セレクト R ボタン(YES)を押す。
画面にDONEと表示されると、フォーマットが完了し
ます。同時に MSSONY/PRO/UCP というフォルダーが作
成されます。
ご注意
フォーマットを実行すると、既存のファイルはすべて削除さ
れます。
ソフトリセット
セレクト L、R ボタンを同時に 3 秒以上押し続けると、
UCP‑8060 をソフトリセットすることができます。
Exit 03:13:00
必要な項目を選択してください。
◆ 選択のしかたについては、「基本操作」(11ページ)をご覧くだ
さい。
システムセットアップ
13
各メニュー項目の働き
DeviceControl
各項目は次の手順で調整します。
1
ジョグローラーを回して調整項目を選択する。
2
ジョグボタンを押して調整する。
3
ジョグローラーを押して調整値を確定する。
4
必要な項目の調整が終了したら、セレクト R ボタンを押
す。
調整値が保存されます。
調整値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
3
設定が終了したら、セレクト R ボタンを押す。
調整値が保存されます。
調整値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
SetTCP/IPConfig.
IPAddress、Netmask、Gateway、DNSの数値は工場出
荷時に設定されていますが、必要に応じて次の手順で変更す
ることができます。
1
ジョグローラーを押して変更したい項目を選択する。
2
ジョグ L、R ボタンを押して変更したい桁を選択する。
3
ジョグローラーを回して数値を設定する。
4
設定が終了したら、セレクト R ボタンを押す。
・LCDBrightness
表示窓の明るさを 1 〜 7 の 7 段階で調整します。デフォル
トは3です。画面下の Sample 画像を参考にして、明る
さを調整することができます。
・F‑KEYLEDBrightness
ファンクションボタンの明るさを調整します。デフォルトは
最大値5です。画面下の Sample 画像を参考にして、明
るさを調整することができます。
・SoundControl
ブザーの音量を調整します。デフォルトは3です。
音量を調整すると、SoundTest が実行されます。
・SoundTest
SoundControl で設定した音量のテスト中であることを表
示します。
・TouchEngineForce:ON/HIGH
タッチエンジンの感度調整を行います。OFF、ON/LOW、
ON/MIDDLE、ON/HIGH の4段階に調整ができます。
設定値が保存されます。
5
設定値を反映させるために、セレクト R ボタンを押す。
システムを再起動します。
設定値を取り消したいときは、セレクト L ボタンを押しま
す。
工場出荷時の設定に戻したいときは、Default を選択しま
す。
CalibrateT ouchPanel
タッチパネルの四隅に順番に表示される十字マークの中心を
ペンまたは指のつめなどで押します。画面とタッチパネルの
位置関係を較正することができます。
途中でやり直したいときは、十字マークから離れた場所を十
字マークが左上に表示されるまで押します。それまでの動作
はエラーとして処理され、やり直すことができます。
ScribbleTest
お絵描き機能で、タッチパネルの動作状態を確認します。ペ
ンなどをタッチパネル上で動かすと軌跡が表示されます。
・TouchBeepControl
タッチパネルに触ると鳴るブザー音を ON/OFF します。
AdjustTime
日時を設定します。設定した日時は電源を切っても約 7 日
間程度は保持されます
1
ジョグ L、R ボタンを押して設定する桁を選択する。
2
ジョグローラーを回して数値を設定する。
システムセットアップ
14
SelfDiagnosis
ジョグローラー、ジョグボタン、ファンクションボタン、調
整つまみの動作をチェックします。
オペレーションソフトウェ
アのインストール
準備する
1
コンピューターを使って、メモリースティックまたは
HTTP サーバーにオペレーションソフトウェアをコ
ピーする。
UCP‑8060 には、工場出荷時にいくつかのオペレーション
ソフトウェアがインストールされています。他のオペレー
ションソフトウェアを使用したい場合は、以下の手順に従っ
てインストールしてください。システムファイルをアップ
デートしたときも、オペレーションソフトウェアの再インス
トールが必要です。
インストールの方法には、メモリースティックを使う方法
と、インターネット (HTTP サーバー ) を使う方法がありま
す。
◆ オペレーションソフトウェアの入手方法については、ソニーの営
業担当にお問い合わせください。
ご注意
オペレーションソフトウェアを格納するメモリーの容量には
制限があります。新しくインストールするオペレーションソ
フトウェアの容量によっては、すでにインストールされてい
るオペレーションソフトウェアを削除する必要があります。
◆ 空き容量については「機器情報の確認」(21 ページ)をご覧く
ださい。
◆ 削除の方法については、「オペレーションソフトウェアの削除」
(20 ページ)をご覧ください。
メモリースティックにコピーする場合 MSSONY/
PRO/UCP というフォルダーを作り、UCP フォルダー
の下にコピーしてください。
本機でメモリースティックをフォーマットすると指定
のフォルダーが自動的に作成されます。
ご注意
ASCII コード以外の文字を使用したファイル名やフォ
ルダ
ーが含まれていると、インストールできないこと
があります。
2
本機の電源を入れる。
メイン画面が表示されます。
◆ HTTP サーバーの IP アドレスおよびネットワーク接続に関する
詳細は、ネットワーク管理者に確認してください。
準備するもの
・ パーソナルコンピューター(メモリースティックを使う場
合は、メモリースティックへファイルコピーが可能なも
の)
・ インストールするオペレーションソフトウェア ( 拡張子が
jar および jad の2つのファイル )
メモリースティックを使ってインストールする場合
・ メモリースティック
オペレーションソフトウェアのインストール
15