4-000-691-02(2)
Printed in Malaysia © 2008 Sony Corporation
スーパーオーディオ
プレーヤー
CD
SCD-XA5400ES
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、火災や
人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱い
かたを示しています。この取扱説明書と別冊の「安全のために」をよくお読
みのうえ、製品を安全にお使いください。
お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
使用上のご注意
設置場所について
次のような場所には置かないでください。
ぐらついた台の上や不安定な所。
•
じゅうたんや布団の上。
•
湿気の多い所、風通しの悪い所。
•
ほこりの多い所。
•
直射日光が当たる所、温度が高い所。
•
極端に寒い所。
•
チューナーやテレビ、ビデオデッキから近い所。
•
(チューナーやテレビ、ビデオデッキといっしょに使
用するとき、近くに置くと、雑音が入ったり、映像
が乱れたりすることがあります。特に室内アンテナ
のときに起こりやすいので屋外アンテナの使用をお
すすめします。)
機器を水滴や飛沫のかかる場所に置かないこと。
•
機器を本箱やキャビネットのような通気が妨げられ
•
る狭いところに設置しない。
機器上に、例えば火のついたローソクのような、火
•
炎源を置かないこと。
付属の電源コードセットについて
付属の電源コードセットは、本機専用です。
他の電気機器では使用できません。
音量を調節するときは
スーパーオーディオCDはCDと比べ、可聴帯域を超え
る高域成分の出力が可能です。不用意に音量を上げて
しまうと、音が聞こえないにもかかわらず、ノイズが
発生したりアンプの保護回路が働いたり、スピーカー
を破損したりするおそれがあります。
再生を始める前には音量を必ず小さくしておきましょ
う。
結露が生じたときは、ディスクを取り出して、電源を
入れたまま約
らお使いください。もし何時間たっても正常に動作し
ないときは、ソニーサービス窓口にご相談ください。
時間放置し、再度電源を入れ直してか
1
本体のお手入れのしかた
キャビネットやパネル面の汚れは、中性洗剤を少し含
ませた柔らかい布でふいてください。シンナーやベン
ジン、アルコールなどは表面を傷めますので使わない
でください。
クリーニングディスクについて
市販のレンズ用のクリーニングディスクは、本機では
使わないでください。故障するおそれがあります。
本体を持ち運ぶときは
入っているディスクは、必ず取り出しておいてくだ
•
さい。
必ずディスクトレイを閉めた状態にしておいてくだ
•
さい。
必ず接続コードをはずしてください。特に
•
ランス)コードをつないだまま持ち運ぶと、機器を
破損するおそれがあります。
XLR
(バ
ディスクを入れたときは
本体から発信音や機械音が聞こえることがあります。
これは、各ディスクに合わせて本体内部のサーボが自
動調節を行ったときに出す音です。
ご注意
スーパーオーディオCDプレーヤーは、ディスクをローディング
してから再生が始まるまでの時間が、一般的な
り長くかかることがありますが、故障ではありません。
これは、ディスクの種類の判別、サーボ調整、著作権保護の確認
などを、再生するディスクごとに本体内部で自動的に行っている
ためです。
プレーヤーよ
CD
ステレオを聞くときのエチケット
ステレオで音楽をお楽しみになるときは、
隣近所に迷惑がかからないような音量で
お聞きください。特に、夜は小さめな音
でも周囲にはよく通るものです。
窓を閉めたり、ヘッドホンをご使用にな
るなどお互いに心を配り、快い生活環境
を守りましょう。このマークは音のエチ
ケットのシンボルマークです。
結露について
部屋の暖房を入れた直後など、内部のレンズに水滴が
つくことがあります。これを結露といいます。このと
きは、正常に動作しないばかりでなく、ディスクや部
品を傷めることがあります。本機を使わないときは、
ディスクを取り出しておいてください。
2
目次
使用上のご注意
本機の特長
再生できるディスクについて
スーパーオーディオ
................................................ 2
...................................................... 4
............................. 5
について
CD
...................... 5
準備する
各部のなまえとはたらき
アナログ機器につなぐ
デジタル機器につなぐ
出力信号を設定する
スーパーオーディオ
設定する
................................................... 14
.................................. 7
.................................... 10
.................................... 11
........................................ 12
の優先再生エリアを
CD
再生する
ディスクを再生する
表示窓の見かた
再生したい曲を探す(ダイレクト選曲)
再生したい部分を探す(サーチ)
くり返し再生する(リピート再生)
ランダムに再生する(シャッフル再生)
スーパーオーディオ
切り換える
スーパーオーディオ
切り換える
ディスクを再生する
DSD
....................................... 15
.............................................. 16
...................... 18
................... 18
CD
層と
CD
層を
................................................ 19
の再生エリアを
CD
................................................ 20
............................... 20
............. 17
............. 19
その他の情報
ディスクの取り扱い上のご注意
故障かな?と思ったら
保証書とアフターサービス
主な仕様
索引
....................................................... 24
............................................................ 26
.................................... 22
....................... 22
.............................. 24
3
本機の特長
スーパーオーディオ
本機は、スーパーオーディオ2チャンネルとマルチ
チャンネル、および現行の
す。
• スーパーオーディオ
読み取りに、各々の専用波長のレーザーを持つ、
ディスクリートデュアルレーザー光学ピックアップ
を搭載しています。
• 先進のサーボメカニズムにより、ディスクの情報を
高精度に読み取ります。
• スーパーオーディオD
り高音質の音楽再生を実現しています。
• スーパーオーディオ
ラック
このフォーマットに対応しています。
インデックス番号の収録が可能です。本機は
/
と現行CDのディスク信号の
CD
Aコンバーターの採用で、よ
/
では、最大
CD
の再生に対応
CD
の再生に対応していま
CD
曲までのト
255
プからはしばらく音が出力され、止まるまでに少し時間がかか
ることがあります。
• H.A.T.S.
す。
• H.A.T.S.
はありません。
本機と対応機器は直接
•
他の機器を経由した接続では
HDMI、HDMI
Interface
です。
機能は、
機能の入/切はAVアンプで設定します。本機に設定
は、
H.A.T.S.
ロゴ、および
HDMI Licensing LLC
機能に対応する機器にのみ働きま
ケーブルでつないでください。
HDMI
H.A.T.S.
High-Definition Multimedia
機能は使えません。
の商標または、登録商標
HDMI
これまで
ネル音声の接続が、
とができ、より高音質でお楽しみいただけます。
を使ったデジタル伝送が可能
本の接続コードが必要だったマルチチャン
6
ケーブル1本のみでつなぐこ
HDMI
H.A.T.S.(High quality digital
Audio Transmission System
応
•
H.A.T.S.
DA5400ES
す。
•
H.A.T.S.
ときのみ有効です。
H.A.T.S.
H.A.T.S.
取るタイミングの時間軸のゆれ)の影響を排除して、
高音質を実現するための特殊な機能です。
対応している
されたデジタルオーディオ信号をバッファに蓄え、精
度の高いタイミングでバッファから信号を読み出して
アナログ信号に変換します。このため、デジタルオー
ディオ信号転送時に生じるジッターの影響を回避でき
ます。
機能に対応しているソニーのAVアンプ
と
機能は本機とAVアンプを
でつなぐと、高音質を楽しめま
HDMI
HDMI
機能とは
とは、
HDMI
機器間のジッター(信号を読み
HDMI
入力機器は、
HDMI
端子から入力
)対
TA-
でつないだ
H.A.T.S.
に
H.A.T.S.
• H.A.T.S.
てからアンプから音が出力されるまで少し時間がかかることが
あります。また、再生機器(本機)が再生を停止しても、アン
機能についてのご注意
機能の仕様により、再生機器(本機)が再生を始め
4
再生できるディスクについて
スーパーオーディオ
CD
に
本機では次のディスクを再生できます。
• スーパーオーディオ
•
CD
•
以下のディスクは本機では再生できません。
•
•
•
•
など
ディスク
DSD
CD-ROM(MP3、JPEG
DVD
DTS-CD
DualDisc
CD-ROMやDVD
「
Cannot Play
生しても音が出なかったりします。
」や「
DTS-CDとDualDisc
注意をご覧ください。
再生時のご注意
CD
本機は、コンパクトディスク(CD)規格に準拠した音楽ディス
クの再生を前提として、設計されています。最近、いくつかのレ
コード会社より著作権保護を目的とした技術が搭載された音楽
ディスクが販売されていますが、これらの中には
していないものもあり、本機で再生できない場合があります。
CD
など)
を入れると、エラーメッセージ
No Disc
については、それぞれ下記のご
」が表示されたり、再
規格に準拠
CD
ついて
スーパーオーディオCDとは、現行のCDなどに用いら
れている
リームデジタル)方式で記録された、新しい高音質
オーディオディスクの規格です。
倍にあたるサンプリング周波数で、1ビットの量子
64
化の採用により、現行の
生帯域と可聴帯域における十分なダイナミックレンジ
を確保し、原音をより忠実に再現します。
スーパーオーディオ
類
スーパーオーディオ
ます。
シングルレイヤーディスク
スーパーオーディオCD層*の単層ディスクです。
方式とは異なる
PCM
(ダイレクトスト
DSD
方式は、CDの
DSD
をはるかに超える広い再
CD
ディスクの種
CD
には、2種類のディスクがあり
CD
CD-R/CD-RW
CD-R/CD-RW
また録音状態や録音機の特性等が原因で、再生できないものがあ
ります。また、すべての録音終了時に録音の終わりを記録する
ファイナライズ作業をしていないディスクは再生できません。こ
のとき「
Play
DTS-CD
DTS
出力された
て聞くことができます。
Reading
」が表示されます。
についてのご注意
信号は
DIGITAL OUT(CD
DTS
DualDisc
DualDiscとはDVD
合わせた新しい両面ディスクです。
なお、この音楽専用面はコンパクトディスク(
準拠していないため、本機での再生は保証いたしません。
ディスクについてのご注意
DSD
ディスクとは、
DSD
たディスクのことです。
本機では個人で
DVD+R、DVD+RW
詳しくは
ページをご覧ください。
20
再生時のご注意
ドライブで録音されたディスクには、傷や汚れ、
」が表示されたままだったり、「
信号は
DTS
)端子からのみ出力されます。
対応のデジタル機器でデコードし
Cannot
についてのご注意
規格に準拠した面と、音楽専用面とを組み
)の規格には
CD
ファイルフォーマットにより記録され
DSF
DVD-ROM
に記録した
互換のある
DSF
DVD-R、DVD-RW
ファイルを再生できます。
、
スーパーオーディオ
*
層
CD
ハイブリッドディスク
スーパーオーディオCD層とCD層**の2層のディスク
です。お聞きになりたい層を選べます。片面読み出し
なので、ディスクを裏返す必要はありません。
層の内容は通常のCDプレーヤーでも再生できま
CD
す。
**
層
CD
スーパーオーディオ
*
層
CD
* スーパーオーディオCDの高密度信号で記録された層。
**既存の
プレーヤーで読み取り可能な層。
CD
5
スーパーオーディオ
スーパーオーディオCD層には、2種類の記録エリアが
あります。
チャンネルエリア
2
チャンネルのステレオ用トラックを記録したエリア
2
です。
の記録エリア
CD
マルチチャンネルエリア
チャンネルまでのマルチチャンネルトラックを記録
5.1
したエリアです。
スーパーオーディオCD層に2チャンネルエリアとマ
ルチチャンネルエリアの両方が記録されているディ
スク
両方のエリアが記録されているディスクの場合、本機
では優先して再生するエリアを設定できます(
ジ)。ディスクによって再生するエリアを切り換えるこ
ともできます(
ページ)。
20
19
ペー
チャンネル
2
エリア
マルチチャン
ネルエリア
スーパーオー
ディオ
CD
層
6
準備する
各部のなまえとはたらき
各部のはたらきについて詳しくは、名称のあとの( )内のページをご覧ください。
この取扱説明書では、主に本体での操作のしかたを説明しています。リモコンでも、本体と同じ表示のボタンを使っ
て、同様に操作できます。
本体前面
A?/1(電源)スイッチ(15ページ)
本機の電源を入切します。
B
TIME/TEXT
押すたびに、曲の再生時間やディスク全体の残り時間、
TEXT
C
MULTI/2CH
チャンネルエリアとマルチチャンネルエリアの両方が
2
記録されているディスク(
ネルエリアと2チャンネルエリアを切り換えます。
D
SA-CD/CD
ハイブリッドディスクの、スーパーオーディオCD層の
再生とCD層の再生を切り換えます。
E
HDMI
HDMI
ランプ点灯時は、
ます。
ランプ消灯時は、
(CD)端子から音声が出力されます。
OUT
Fディスクトレイ(
ディスクを置きます。
GAボタン(
ディスクトレイを開閉します。
ボタン(16ページ)
情報を表示します。
ボタン(20ページ)
ページ)の、マルチチャン
6
ボタン(19ページ)
ボタン/ランプ(15ページ)
端子から音声を出力する、しないを設定します。
HDMI OUT
ANALOG OUT
15
ページ)
15
ページ)
端子から音声が出力され
端子と
DIGITAL
HNボタンとランプ(
ディスクを再生します。ランプは再生中に点灯します。
IXボタンとランプ(
再生を一時停止します。ランプは再生一時停止中に点
灯します。
Jxボタン(
再生を停止します。
K.
AMS
回して聞きたい曲を選びます。押すと選んだ曲の再生
が開始されます。
L表示窓(
ディスクや再生中の曲に関する情報を表示します。
Mリモコン受光部 (
リモコンからの信号を受信します。
N
PHONE LEVEL
ヘッドホンの音量を調節します。
O
PHONES
ヘッドホンをつなぎます。
ページ)
15
>ダイヤル(
ページ)
16
端子
ページ)
15
ページ)
15
ページ)
9
頭出し)(15ページ)
AMS:
準備する
7
本体後面
A
ANALOG OUT BALANCED L/R
ステレオアンプなど、
(バランス)コード(別売り)でつなぎます。
B
HDMI PRIORITY MULTI/2CH
ジ)
マルチチャンネルと
されているスーパーオーディオCDの、優先して再生す
るエリアを設定します。
C
HDMI OUT
HDMI
ぎます。
D
DIGITAL OUT (CD) COAXIAL
デッキなど、同軸デジタル入力端子がある機器に
MD
つなぎます。
端子(11ページ)
対応アンプなど、
入力端子がある機器に
XLR
チャンネルの両方のエリアが記録
2
HDMI
端子(10ページ)
スイッチ (14ペー
端子がある機器につな
端子(11ページ)
XLR
E
DIGITAL OUT (CD) OPTICAL
デッキなど、光デジタル入力端子がある機器につ
MD
なぎます。
F
DIGITAL OUT (CD) ON/OFF
DIGITAL OUT (CD) COAXIAL/OPTICAL
音声を出力する、しないを設定します。
G
H
端子(12ページ)
AC IN
付属の電源コードをつなぎます。
ANALOG OUT UNBALANCED L/R
ジ)
ステレオアンプなど、アナログ入力端子がある機器に
オーディオコードでつなぎます。
端子(12ページ)
スイッチ(13ページ)
端子から
端子(10ペー
8
リモコン
F
ENTER
ダイレクト選曲を行います。
ボタン(17ページ)
GNボタン(
Xボタン(
xボタン(
再生、再生一時停止、再生停止をします。
H
Im/Mボタン(
J
K
L
M数字ボタン(
N
O
./>(
AMS
押して聞きたい曲を選びます。
再生中に押すと早送り/早戻しします。
DISPLAY
表示を消したり、つけたりします。
TIME/TEXT
押すたびに、曲の再生時間やディスク全体の残り時間、
情報を表示します。
TEXT
CLEAR
リピート再生中やシャッフル再生中に押すと、ふつう
の再生に戻ります。
ダイレクト選曲を行います。
CONTINUE
シャッフル再生中に押すと、ふつうの再生に戻ります。
MULTI/2CH
チャンネルエリアとマルチチャンネルエリアの両方が
2
記録されているディスク(
ネルエリアと2チャンネルエリアを切り換えます。
ページ)
15
ページ)
15
ページ)
15
頭出し)ボタン(15ページ)
AMS:
ページ)
15
ボタン(16ページ)
ボタン(16ページ)
ボタン(18、19ページ)
ページ)
17
ボタン(18、19ページ)
ボタン(20ページ)
ページ)の、マルチチャン
6
準備する
A?/1(電源)スイッチ(15ページ)
本機の電源を入切します。
B
SA-CD/CD
ハイブリッドディスクの、スーパーオーディオ
再生と
C
HDMI
HDMI OUT
ます。
D
REPEAT
リピート再生をします。
E
SHUFFLE
シャッフル再生をします。
ちょっと一言
電池の交換時期は約6か月です。リモコンを本体に近づけない
と操作しづらくなったら、
さい。
ご注意
乾電池の使いかたを誤ると、液もれや破裂のおそれがありま
•
す。次のことを必ず守ってください。
− 高温、多湿のところに放置しないでください。
− 電池交換時などに、電池ケースに異物を入れないでくださ
い。
− e と E の向きを正しく入れてください。
ボタン(19ページ)
層の再生を切り換えます。
CD
ボタン(15ページ)
端子から音声を出力する、しないを設定し
ボタン(18ページ)
ボタン(19ページ)
個とも新しい乾電池に交換してくだ
2
CD
層の
P Zボタン(
ディスクトレイを開閉します。
ページ)
15
リモコンに電池を入れる
付属の単3形乾電池2個を、イラストのようにeとEの
向きを正しく入れてください。リモコンを使うときは、
本機のリモコン受光部 に向けてください。
− 新しい乾電池と使った乾電池、または種類の違う乾電池を
混ぜて使わないでください。
− 乾電池は充電しないでください。
− 長い間リモコンを使わないときは、乾電池を取り出してく
ださい。
− 液もれしたときは、電池入れについた液をよくふき取って
から新しい乾電池を入れてください。
リモコンを使うときは、リモコン受光部 に直射日光や照明
•
器具などの強い光が当たらないようにご注意ください。リモ
コンが操作できないことがあります。
9