2-687-522-01 (1)
フラッシュ
Flash
取扱説明書
Operating Instructions
Mode d’emploi
HVL-F36AM
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の
取り扱いかたを示しています。この取扱説明書をよくお読み
のうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあ
とは、いつでも見られるところに必ず保管してください。
© 2006 Sony Corporation Printed in Japan
安全のために
(42〜44ページも合わせて
お読みください。)
ソニー製品は安全に充分配慮して設計
されています。しかし、まちがった使
いかたをすると、火災や感電などによ
り人身事故になることがあり危険で
す。事故を防ぐために次のことを必ず
お守りください。
安全のための注意事項を守る
•
故障したら使わずに、ソニーデジタ
•
ル一眼レフカメラ専用ヘルプデスク
に修理を依頼する
万一異常が起きたら
•
本機が熱くなり
変なにおい、煙が出た場合
b
1 本機の電源を切る。
2 電池をはずす。
3 ソニーデジタル一眼レフカメラ
専用ヘルプデスクに修理を依頼
する。
警告表示の意味
取扱説明書では、次のような表示を
しています。表示の内容をよく理解
してから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災・感電・破裂などにより死亡や
大けがなどの人身事故が生じます。
この表示の注意事項を守らないと、
火災・感電・事故などにより死亡や
大けがなど人身事故になることがあ
ります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがをし
たり周辺の家財に損害を与えたりす
ることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
2
目次
安全のために ........................................................................
主な特長 ....................................................................................................
各部の名前 ................................................................................................
操作部の名前 ............................................................................................
準備
電池の入れかた ...................................................................................
カメラへの取り付け、取りはずしかた ...............................................
ON/OFF
基本撮影
基本的な撮影(プログラムオート(P)フラッシュ撮影) ..............
各撮影モードでの撮影 .......................................................................
応用撮影
照射角の切り換え ..............................................................................
バウンス撮影 .....................................................................................
AF
ハイスピードシンクロ撮影(
ワイヤレスフラッシュ撮影(WL)...................................................
オートパワーオフの時間変更 ............................................................
その他
調光距離範囲 .....................................................................................
ご使用上の注意 .................................................................................
お手入れのしかた ..............................................................................
主な仕様 ............................................................................................
保証書とアフターサービス ...............................................................
安全のために..............................................................
切り換え .............................................................................
補助光 ...........................................................................................
).................................................
HSS
2
4
5
6
7
9
10
11
14
16
20
23
24
26
33
35
37
38
39
41
42
3
お使いになる前に必ずお読みください
本取扱説明書とあわせて、お使いのカメラの取扱説明書もご確認くださ
い。
本機は防じん、防滴、防水仕様ではありません
置いてはいけない場所
使用中、保管中にかかわらず、次のような場所に置かないでください。故
障の原因になります。
異常に高温になる場所
•
炎天下や夏場の窓を閉め切った自動車内は特に高温になり、放置すると
変形したり、故障したりすることがあります。
直射日光の当たる場所、熱器具の近く
•
変形したり故障したりすることがあります。
激しい振動のある場所
•
強力な磁気のある場所
•
砂地、砂浜などの砂ぼこりの多い場所
•
海辺や砂地、あるいは砂ぼこりが起こる場所などでは、砂がかからない
ようにしてください。故障の原因になることがあります。
主な特長
ガイドナンバー36(
•
ラッシュです。
対応レンズとの組み合わせで、背景や被写体の反射率に左右されず良好
•
な調光が得られる
ワイヤレスでのハイスピードシンクロ撮影が可能です。
•
バウンス撮影など、多様な機能を備えています。
•
ADI
レンズ・
85mm
調光も可能です。
ISO 100・m
)のコンパクトなフ
4
各部の名前
発光部
( )内は参照ページです。
ワイヤレス信号受光部
(
)
26
補助光発光部(23)
AF
バウンス角度表示
(
)
20
操作部(6)
フラッシュ取りはずし
ボタン(9)
オートロックフット
電池室ふた(7)
ワイドパネル(19)
ご使用前に本機前面部の保護シートをはがしてください。
5
操作部の名前
(自動)
AUTO
ランプ(
発光ONランプ
(
10
発光
ンプ(
充電完了ランプ
(
12
発光
切り換えボタン
(
10
バウンスランプ
(
20
)
11
)
ラ
OFF
)
10
)
ON/OFF
)
)
ワイヤレスフラッシュ
ボタン(
26
)
電池警告表示
(
)
8
ワイヤレスフラッシュ
ランプ(
ズーム(照射角)切り
換えボタン(
ハイスピードシンクロ
ボタン(
)
26
マニュアルズーム
(手動切り換え)
ランプ(
ズーム(照射角)
ランプ(
ハイスピードシン
クロランプ(
24
)
18
18
)
18
)
)
)
24
6
電池の入れかた
以下のいずれかの電池を使用します。
電池は同梱していません。
*
形アルカリ乾電池 4本
•単3
形リチウム電池 4本
•単3
形ニッケル水素電池(
•単3
ニッケル水素電池は、必ず指定の充電器で完全に充電してからお使いくださ
い。
電池室ふたを図の方向に押して開ける。
1
Ni-MH) 4
1
電池室内の表示にしたがって電池を入れる。
2
本
3
2
準
備
電池室ふたを閉める。
3
開けるときと反対の手順に沿ってください。
•
操作部のランプが点灯します。ランプが点灯しない場合は、発光
•
ON/OFF
切り換えボタンを押してください。
次ページにつづく
7
電池残量のチェック
電池の残量が少なくなると、液晶表示部の ランプが点灯または点滅し
ます。
ランプ点灯
電池の交換をおすすめします。
この状態でも、背面の充電完了
ランプ が点灯したら、本機は
発光可能です。
ランプのみ点滅
本機は発光しません。
新しい電池と交換してくださ
い。
本機の発光
•
いときは、電池の向きを確認してください。
ON/OFF
切り換えボタンを押してもランプが何も点灯しな
8
カメラへの取り付け、取りはずしかた
取り付けかた
オートロックフットを、矢印方向に止まるまでしっかり差し
込む。
自動的にロックされます。
•
カメラの内蔵フラッシュが上がっているときは、下げてから取り付けて
•
ください。
取りはずしかた
フラッシュ取りはずしボタンを押しながら1、本機を取りは
ずす2。
準
備
1
2
9
ON/OFF
切り換え
本機背面の発光
本機の電源が入ります。
電源が入ると操作部の発光ONランプが点灯します。
•
ON/OFF
電源が入った状態で発光
押すと、電源が切れ、発光
す。
•発光OFF
切り換えボタンを押す。
ON/OFF
ランプは8秒後に消えます。
切り換えボタンを
ランプが点灯しま
OFF
オートパワーオフ
カメラまたは本機を4分以上操作しないでいると、節電のため自動的に電
源が切れ、表示が消灯します。
ワイヤレスフラッシュ撮影時(26ページ)は60分で表示が消灯しま
•
す。
オートパワーオフまでの時間を変更する、またはオートパワーオフの作
•
動を禁止することもできます(33ページ)。
10
基本的な撮影(プログラムオート(P)
フラッシュ撮影)
カメラの撮影モードをPモードにする。
1
発光
2
ON/OFF
」または「ON」のランプを点灯させる。
「
ON
自動発光の場合、「
•
発光の場合は、「ON」のランプのみが点灯します。
切り換えボタンを押して、「
」と「ON」のランプが点灯します。強制
AUTO
AUTO
」と
基
本
撮
影
次ページにつづく
11
本機の充電が完了したら、シャッターボタンを押し込んで
3
撮影する。
本機は操作部の充電完了ランプ が、カメラはファインダー内の
•
がそれぞれ点灯したら、充電完了です。
撮影後、適正露出が得られたときには、本機は操作部の充電完了ラン
プ が点滅します。
充電が完了する前に撮影すると、露出アンダーになることがあります。
•
セルフタイマーでフラッシュ撮影を行なうときは、充電完了を確認して
•
からシャッターボタンを押し込んでください。
自動発光になるか強制発光になるかは、カメラによって異なります。
•
詳しくはカメラの取扱説明書をご覧ください。
オートモードやシーンセレクションのあるカメラでは、それらのモード
•
はここではプログラムモードとして扱っています。
12
フラッシュ光の届く範囲(調光距離範囲)については以下のとおりで
•
す。
さらに詳しい情報については35ページをご覧ください。
絞
り
値
(F)
絞
り
値
(F)
ISO100
24 28 35 50 85
焦点距離(mm)
2.8 1-7 1-8 1-9 1-10 1-13
4 1-5 1-5.5 1-6 1-7 1-9
5.6 1-3.5 1-4 1-4.5 1-5 1-6.5
ISO400
24 28 35 50 85
焦点距離(mm)
2.8 1-14 1-16 1-18 1-20 1.2-26
4 1-10 1-11 1-12.5 1-15 1-18
5.6 1-7 1-8 1-9 1-10 1-13
(単位:m)
(単位:m)
基
本
撮
影
13
各撮影モードでの撮影
絞り優先フラッシュ撮影(A)
カメラの撮影モードをAモードにする。
1
発光
2
3
4
ON/OFF
を点灯させる。
本機は強制発光となります。
•
絞り値を設定し、ピントを合わせる。
絞りを絞り込む(絞り値を大きくする)と調光距離は短く、開放側
•
にする(絞り値を小さくする)と長くなります。
シャッタースピードは自動的に設定されます。
•
充電が完了したら、シャッターボタンを押し込んで撮影す
る。
切り換えボタンを押して、「ON」のランプ
14
シャッタースピード優先フラッシュ撮影(S)
カメラの撮影モードをSモードにする。
1
発光
2
3
4
ON/OFF
を点灯させる。
本機は強制発光となります。
•
シャッタースピードを設定し、ピントを合わせる。
充電が完了したら、シャッターボタンを押し込んで撮影す
る。
切り換えボタンを押して、「ON」のランプ
マニュアルモードフラッシュ撮影(M)
カメラの撮影モードをMモードにする。
1
発光
2
3
4
ON/OFF
を点灯させる。
本機は強制発光となります。
•
絞り値とシャッタースピードを設定し、ピントを合わせ
る。
絞りを絞り込む(絞り値を大きくする)と調光距離は短く、開放側
•
にする(絞り値を小さくする)と長くなります。
充電が完了したら、シャッターボタンを押し込んで撮影す
る。
切り換えボタンを押して、「ON」のランプ
基
本
撮
影
15
照射角の切り換え
照射角自動切り換え
本機では、
るように、自動的に照射角が切り換わります(オートズーム)。通常は手
動で照射角を切り換える必要はありません。
24mm〜85mm
の範囲で撮影中のレンズの焦点距離に対応す
の場合
24mm
シャッターボタンを半押しすると
•
24mm、35mm、85mm
します。
例:
24mm
28mm、50mm
の設定時は、ランプが2つ点灯します。
例:
28mm
設定時は、該当する数字の横のランプが点灯
設定時
設定時
16
焦点距離
85mm
の場合焦点距離
オートズーム位置は使用レンズの焦点距離に応じて下のように設定され
•
ます。
使用レンズの焦点距離 オートズーム位置
24mm〜27mm 24mm
28mm〜34mm 28mm
35mm〜49mm 35mm
50mm〜84mm 50mm
〜
85mm
85mm
オートズームの状態で焦点距離
•
」のランプが点滅します。ワイドパネル(19ページ)の使用をおす
mm
すめします。そのまま撮影すると、画面周辺が暗くなることがありま
す。
未満のレンズを使用すると「
24mm
次ページにつづく
24
応
用
撮
影
17
照射角手動切り換え
使用中のレンズの焦点距離にかかわらず、手動で照射角を設定することも
できます(マニュアルズーム)。
ズーム(照射角)切り換えボタン(
ZOOM
)を押して、希望の
照射角を表示させる。
以下の順に照射角が切り換わります。マニュアルズーム(手動切り換
•
え)ランプ「
オートズーム
使用中のレンズの焦点距離より狭い照射角(望遠側)を設定すると、画
•
面周辺が暗くなります。
M.ZOOM
85mm 50mm 35mm
」が点灯します。
24mm 28mm
18
ワイドパネル(
ワイドパネルを取り付けると、
17mm
の焦点距離に対応)
までの焦点距離に対応します。
17mm
付属のワイドパネルを発光部に取り付ける。
カチッと音がするまで差し込んでください。
•
取りはずしが固い場合は、片側から順にはずしてください。
•
応
用
撮
影
ワイドパネル使用時は、照射角を
•
い。
焦点距離
•
部と周辺部で撮影距離が異なるため、画面周辺が若干暗くなることがあ
ります。
焦点距離が17mmより広角のレンズを使用すると、画面周辺が暗くな
•
ることがあります。
ワイドパネル使用時は、ハイスピードシンクロボタン(
•
て、ハイスピードシンクロランプが消えた状態でお使いください。
ワイドパネル使用時の調光距離については下の表をご覧ください。
•
付近で平面被写体を正面から撮影する場合、画面中央
17mm
以外に設定しないでくださ
24mm
HSS
)を押し
ISO100 ISO400
2.8 1 - 4 1 - 8
41 - 2.8 1 - 5.6
5.6 1 - 2 1 - 4
(単位:m)
19
バウンス撮影
被写体のすぐ後ろに壁があるときに本機を発光させると、壁に強い影がで
きてしまいます。このような場合に発光部を天井などに向けて発光させ、
その反射光によって被写体を照明すると、強い影がなくなり、画面全体に
光の回ったやわらかい写真が撮れます。
20
バウンス撮影
通常のフラッシュ撮影
発光部を上方向に回転させる。
フラッシュ発光部は45°、60°、75°、90°の角度で回転させること
•
ができます。
操作部のバウンスランプが点灯します。
•
バウンス撮影するとハイスピードシンクロ撮影(24ページ)は解除され
•
ます。
フラッシュ光を反射させる面(天井や壁)は、白に近いものをおすすめ
•
します。反射面が白以外のときは、反射したフラッシュ光が色の影響を
受けることがあります。高い天井や、ガラスなどはおすすめできませ
ん。
応
用
撮
影
次ページにつづく
21
バウンス角度の調整
本機の直接光とバウンス光が同時に画面に入ると、照明ムラの原因となり
ます。反射させる面までの距離、撮影距離、使用レンズの焦点距離などを
考慮に入れて角度を決めてください。
良い例
悪い例
下の表を参考に角度を決めてください。
使用レンズの焦点距離 バウンス角度
以上
70mm
28〜70mm 60
以下
28mm
°
45
°
75°、90
°
22
補助光
AF
被写体が暗いときやコントラスト(明暗差)が小さいときは、シャッター
ボタン半押し等オートフォーカスでピントを合わせると、本機前面の赤い
ランプが光ることがあります。これは、オートフォーカスでピントを合わ
せやすくするためのAF補助光です。
応
用
撮
影
補助光は、フラッシュ発光が
•AF
本機のAF補助光が発光するときは、カメラのAF補助光は発光しませ
•
ん。
フォーカスモードがコンティニュアスAFの状態になっているとき(動
•
いているものにピントを合わせ続けている場合)は、AF補助光は発光
しません。
レンズの焦点距離が
•
とがあります。本機をカメラから離しているときも発光しません。
300mm
の状態でも発光します。
OFF
以上のときは、AF補助光は発光しないこ
23
ハイスピードシンクロ撮影(
ハイスピードシンクロ撮影 通常のフラッシュ撮影
ハイスピードシンクロ撮影にすると、フラッシュ同調速度の制限がなくな
り、カメラの持つシャッタースピード全域でのフラッシュ撮影ができるよ
うになります。絞り値の選択幅が広がるので、本機を使った撮影でも絞り
を開けて背景をぼかして、前の被写体がより引き立つ写真を撮ることがで
きます。またAモードやMモードで開放側の絞り値でフラッシュ撮影をす
るとき、背景が非常に明るくて通常は露出オーバーとなるようなシーンで
も、高速シャッターを使って適正露出にすることができます。
HSS
)
ハイスピードシンクロボタン(
・「
」のランプが点灯します。
HSS
24
HSS
)を押す。
もう一度ハイスピードシンクロボタン(
•
シンクロ撮影は解除されます。解除すると、同調速度より高速側の
シャッタースピードは設定されません。
明るい場所での撮影をおすすめします。
•
ハイスピードシンクロ撮影時は、通常のフラッシュ撮影よりも調光距離
•
範囲が短くなります。
ハイスピードシンクロ撮影時の正確な調光距離範囲は、39ページのハ
イスピードシンクロ発光時のガイドナンバー表より求めることができま
す。該当するガイドナンバーをレンズの絞り値で割った値が、調光距離
範囲の遠距離限界側(フラッシュ光の届く範囲)になります。
例:シャッタースピード
合、
ガイドナンバー8 ÷ 絞り値4 = 2、により、フラッシュ光は2mまで到
達します。
の場合は、この値の2倍になります。
ISO400
バウンス撮影でのハイスピードシンクロ撮影はできません。
•
フラッシュメーターやカラーメーターを使用する場合は、適正露出が得
•
られないためハイスピードシンクロ撮影はできません。
フラッシュ同調速度
一般的にフラッシュ撮影時には、これ以上の速度で撮影できないとい
う限界のシャッタースピード(フラッシュ同調速度)があります。ハイ
スピードシンクロ撮影(24ページ)の可能なカメラでは、この同調速
度の制限はなくなり、カメラの持つ最速のシャッタースピードでのフ
ラッシュ撮影が可能です。
1/500
秒、焦点距離
)を押すと、ハイスピード
HSS
、絞り値F4の場
28mm
応
用
撮
影
25
ワイヤレスフラッシュ撮影(
本機をカメラに取り付けて撮影すると、写真1のように平面的な写真にな
ることがあります。このようなとき、本機をカメラから取りはずして撮影
すると、本機の位置を工夫することで、陰影を付けて立体感を出すことが
できます(写真2)。
一眼レフカメラでこのような撮影をするときには、カメラとフラッシュを
コードで接続しなければならないことが多いのですが、本機では、カメラ
との信号の伝達をコードではなく、カメラの内蔵フラッシュの光を使用し
て行うため、コードがなくてもこのような撮影ができます。露出はカメラ
が自動で適正露出になるよう制御します。
WL
)
1
26
2
通常撮影 ワイヤレスフラッシュ撮影
ワイヤレスフラッシュ撮影の距離範囲
ワイヤレスフラッシュは、内蔵フラッシュの発光を信号光として、カメラ
から離した本機を発光させます。信号光が正しく受け取れるよう、カメ
ラ・本機・被写体を設置してください。
室内など暗いところで撮影してください。
•
下図の灰色の部分にカメラから離した本機を設置してください。
•
カメラと被写体の
距離 表1参照
被写体を中心とした半径5mの円内にカメラ
と本機を設置してください
ワイヤレスフラッシュ撮影の距離表
カメラと被
シャッター
スピード
絞り値
写体の距離
(表1)
全シャッター
スピード
HSS
1/60
以下
2.8 1.4 - 5 1.4 - 5 1 - 5 1 - 4 1 - 3 1 - 2 1 - 1.5
41 - 51 - 3.5 1 - 5 1 - 3 1 - 2 1 - 1.5 –
5.6 1 - 5 1 - 2.5 1 - 3.5 1 - 2 1 - 1.5 – –
表の値は
•
ISO感度 ISO100
記の値の2倍になります。(上限は5mを目安としてください。)
でない撮影
1/60
秒
同調速度
の場合です。
HVL-F36AM
〜
1/250秒1/500秒1/1000秒1/2000
本機と被写体の
距離 表2参照
被写体の真後ろに本機を置かな
いでください
と被写体の距離(表2)
撮影
HSS
の場合は、遠い側が上
ISO400
秒
単位
応
用
撮
影
m
次ページにつづく
27
ワイヤレスフラッシュ撮影時の注意
ワイヤレス撮影時は、撮影直前にカメラの内蔵フラッシュが一度発光す
•
るため、フラッシュメーター、カラーメーターでの測定はできません。
本機の照射角は、自動的に
•
ワイヤレスフラッシュ撮影時に、まれに周囲の静電気や電磁波ノイズに
•
よって誤発光する場合があります。
使用しないときは、発光
ださい。
ON/OFF
になります。
24mm
切り換えボタンで発光
OFF
にしてく
ミニスタンドの取り付け、取りはずしかた
本機をカメラから離したときは、付属のミニスタンドをご使用くださ
•
い。
ミニスタンドの三脚用ネジ穴で、三脚に取り付けることも可能です。
•
取り付けかた
取りはずしかた
28
ワイヤレスフラッシュ撮影方法
本機をカメラに取り付け、本機とカメラの電源をONにす
1
る。
カメラをワイヤレスフラッシュに設定する。
2
設定方法はカメラによって異なります。カメラの使用説明書をご覧
•
ください。
カメラをワイヤレスに設定すると、本機も自動的にワイヤレス設定
•
になります。
背面部のワイヤレスフラッシュランプ(WL)のチャンネル
•
「
」が点灯します。チャンネル2を選択している場合には
CH1
「
」が点灯します。詳しい設定方法は31ページをご覧くださ
CH2
い。
応
用
撮
影
1
次ページにつづく
29
本機をカメラから取りはずし、カメラの内蔵フラッシュを
3
上げる。
カメラから取りはずすと、「
•
カメラと本機を設置する。
4
室内など暗いところに設置してください。
•
設置方法は27ページをご覧ください。
•
内蔵フラッシュ
内蔵フラッシュと本機の充電完了を確認する。
5
内蔵フラッシュは、充電完了時にはファインダー内の が点灯しま
•
す。
本機は、充電完了時には前面のAF補助光が点滅し、背面の が点灯
•
します。
」ランプが点灯します。
HSS
本機
30