CONSOLIDATED STORAGE MANAGEMENT SYSTEM
CSM-200BF/200BS
CSM-100BF/100BS
CSM-60BF/60BS
CSM-200D
CSM-200C
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
万一、異常が起きた場合は
このオペレーションマニュアルの「安全のために」に記載された指示に
従って電源を切ってください。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意
•
事項と製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーション
マニュアルをよくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お
読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してくだ
さい。
本システムをあやまって設置すると、火災・感電やその他の事故に
•
より、けがをしたり周辺の物品に損害を与えたりすることがありま
す。危険を避けるため、設置はサービストレーニングを受けた技術
者にご依頼ください。
本システムを設置する技術者へ
設置のしかたは、
い。
OPERATION MANUAL
インストレーションマニュアルをご覧くださ
CSM
[Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)
日本語
安全のために
本機は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品はまちがった
使いかたをすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につながる
ことが あり、危 険 で す 。
事故を防ぐために次のことを 必 ず お 守りください。
安全のための注意事項を守る
2(J)〜4(J)ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、当社が指定している定期点検をかならず
実施してください 。定 期 点検を実 施しな いと、感電や火災の原因になります。点
検の内容、費用については、ソニーのサービス担当者、または 営 業担当者にご相
談ください 。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがありま
す。
煙が出たら
•
異常な音、におい
•
がしたら
内部に水、異物が
•
1 電源を切る。
c
2 ソニーのサービス担当者または営業担当者
に修理を依頼する。
入ったら
炎が出たら
すぐに電 源を 切り、消火 する。
c
緊急時に電源を遮断するには
ロボット用とドライブ用のすべての電源コードを抜 い てください。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
目次
警告 ...................................................................................................................
注意 ...................................................................................................................
概要 .........................................................................................................................
システムの概要 .............................................................................................................. 5(J)
PetaSiteS200シリーズ商品構成 ................................................................................... 5(J)
PetaSiteS200シリーズの特長 ....................................................................................... 6(J)
拡張例 .............................................................................................................................. 7(J)
関連製品 .......................................................................................................................... 8(J)
システムの性能を保持するために ............................................................................
各部の名称と働き ..................................................................................................
前面および側面 ............................................................................................................ 10(J)
ディスプレイパネル .................................................................................................... 12(J)
IN/OUTポート ............................................................................................................. 13(J)
PetaSiteコントロールユニット(PCU)..................................................................... 13(J)
準備 .......................................................................................................................
設置について ................................................................................................................ 14(J)
接続例 ............................................................................................................................ 14(J)
PCUのEthernetI/Fポートについて .......................................................................... 14(J)
設定 ................................................................................................................................ 15(J)
操作 .......................................................................................................................
始動手順 ........................................................................................................................ 19(J)
停止手順 ........................................................................................................................ 19(J)
カートリッジの挿入と取り出し ................................................................................ 20(J)
メニュー操作 ................................................................................................................ 21(J)
PCUの再起動 ................................................................................................................ 22(J)
DZC-PSC2の操作について.......................................................................................... 23(J)
プリインストールPetaServe/PetaBackについて .................................................... 23(J)
PetaAppLinuxについて ............................................................................................... 24(J)
GPL/LGPLについて .................................................................................................... 24(J)
各機材の初期設定値 .................................................................................................... 24(J)
仕様 .......................................................................................................................
S-AITの仕様 .................................................................................................................. 28(J)
バーコードラベルの仕様 ............................................................................................ 28(J)
2(J)
4(J)
5(J)
9(J)
10(J)
14(J)
19(J)
27(J)
日
本
語
1 (J)
下記の注意を守らないと、
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
外装を外さない、改造しない
外装を外したり、改造したりすると、感電や大けがまたは死亡の原因となります。
内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレーニン
グを受けた技術 者にご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは 、すぐ に 電 源を 切り、ソニーのサービス担当者ま
たは営業担当者にご相談ください。
電源コードを傷つけない
電源コードを 傷つけると、火災や感電の原因となります。
• 電源コードを 加工し たり、傷つけたりしない。
• 重いものをのせたり、引 っ張ったりしない。
• 熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
万一、電源コードが 傷んだら、ソニーのサービス担当者に交換をご依頼ください 。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置•使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
表示された電源電圧で使用する
機器に表示されたものと異なる電源電圧で使用すると、火災や感電の原因となり
ます。
電源工事は有資格者が行う
電源への接続については、電気工事士の資格が必要ですので、ソニーのサービ
ス担当 者または営業担当者にご相談ください 。
2 (J)
安定した場所に設置する
ぐらつ いた台の上や傾いたところなどに設置すると、製品が転倒して死亡や大け
がの原因となることがあります。
耐震工事をする
耐震工事をしないと、地震が発生したときにコンソールが 倒れ たり、動いたりして、
死亡や大けがの原因となります。
また、コンソール の 設置状況、床面の強度を充分にお確かめください。
詳しくは、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。
規定の床面強度を確保する
コンソー ルを 設置 する床の荷重強度が規定に満たない場合、床が破損してコン
ソール が 転倒し、死亡や大けがの原因となります。詳しくは、ソニーのサービス担
当者または営業担当者にご相談ください。
ポ−ト部分に異物を入れない
I/O
システムの動作中にI/Oポート部 の隙 間から異物を入れると、トランスファー に 衝 突
して故障の原因となることがあります。
3 (J)
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
通風孔をふさがない
コンソー ル前面、後面および下部の通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の
原因となることがあります。
4 (J)
概要
システムの概要
ConsolidatedStorageManagement(以下CSM)システムは、大
容量のデータ処理とバックアップや階層型ストレージ管理を、高速
で確実に実行するシステムです。
必要なソフトウェアとハードウェアを 一体化することにより、信頼性
の高いストレージソリューションシステムを構築します。
CSMシステムは、テープライブラリーPetaSite S200シリーズ、
PetaSiteコントロールソフトウェア DZC-PSC2、PetaSiteコントロール
ユニット(PCU)、ア プリケーションソフトウェア PetaBackまたは
PetaServe、ファイバ ー チ ャネ ル ス イッチ(オプション)で構成され ま
す。
PetaSiteS200シリーズは、SuperAITフォーマットのカートリッジ を 管
理し、大量のデータを高速で保管/検索/記録/再生するテープラ
イブラリー シ ス テ ム で 、ベーシックストレージシステムにPetaSiteコン
トロールソフトウェア DZC-PSC2 およびPetaSiteコントロールユニッ
トをビ ルトインした パッケ ージシステムです。
Ethernet
PetaSite S200
シリーズ商品構成
ベーシックストレージシステム
CSM-200BF/200BS/100BF/100BS/60BF/60BS
ベーシックストレージシステムには、FC対応のS-AITドライブを搭載
したモデルとSCSI対応のS-AITドライブを搭載したモデルがあり、
それぞれカートリッジ 収納巻数の異なる3タイプが用意されていま
す。ドライブはそれぞれ 12 台まで搭載可能です。
ベーシックストレージシステム商品構成
モデル名 搭載 カートリッジ データ容量
ドライブ 収納数
CSM-200BF FC
CSM-200BS SCSI
CSM-100BF FC
CSM-100BS SCSI
CSM-60BF FC
CSM-60BS SCSI
さらに、別売りの 冗 長ライブラリー 専用電源CSMA-PSLと冗長ドライ
ブ専用電源CSMA-PSD、冗長ドライブIFボードキットCSMA-DIFを
使用すれば、信頼性の高いシステムを容易に構築することが可能
になります。
最大216 巻 最大108TB
最大108 巻 最大54TB
最大60 巻 最大30TB
アプリケー
ションサーバー
データサーバー
Storage Area Network
PetaSite S200
(PetaSite
ハブ、ターミナルサーバー内蔵)
シリーズ
コントロールユニット、
サーバー
NAS
アプリケーション
クライアント
ファイバーチャネル
スイッチ
CSM
拡張コンソール
CSM-200D/200C
ドライブとカートリッジ が 搭 載できるドライブコンソールCSM-200Dと
カートリッジ のみが搭載できるカートリッジ コンソール CSM-200Cがあ
りま す 。
別売りの拡張ベルトキットお よ び拡張ケーブルキットを組み合わせる
ことに よって、1台のベーシックストレージシステムに対し最大 7 台ま
で増設することができます。
増設台数
1 CSMA-BLTS 不要
2〜3 CSMA-BLTS CSMA-CBLS
4〜7 CSMA-BLTL CSMA-CBLL
拡張ベルトキット
拡張ケーブルキット
5(J)
概要
PetaSite S200
シリーズの特長
ヘテロジニアス環境を実現するSANソリューションに おける高 速ス
トレージサブシステムで、次のような特長を備えています。
大量データの保管を実現
ベーシックストレージシステムに拡張コンソールを組 合 わ せることに
よって、最大 96ドライブ構成で 1.49PB のデータを保管することが
できます。
それぞれ 1 台ごとの 最 大データ収納量は次のとおりです。
機種名 ドライブ カートリッジ 容量
搭載台数 収納数
CSM-200BF/200BS 4 216 108
8 204 102
12 192 96
CSM-100BF/100BS 4 108 54
8 108 54
12 108 54
CSM-60BF/60BS 4 60 30
86030
12 60 30
CSM-200C − 396 198
− 396 198
− 396 198
CSM-200D 4 348 174
8 336 168
12 324 162
ベーシックストレージシステム
拡張ユニット
CSM-200C
最大カートリッジ数 最大容量
CSM-200BF/200BS
を組み合わせた場合
(TB)
に
(TB)
CSM-200BF/200BS+
CSM-200C× 1 612 306
CSM-200C× 2 1008 504
CSM-200C× 3 1404 702
CSM-200C× 4 1800 900
CSM-200C× 5 2196 1098
CSM-200C× 6 2592 1296
CSM-200C× 7 2988 1494
バーコードによるカートリッジの管理
バーコードリー ダーユニットを内蔵し、カートリッジ に 貼り付けたバー
コードによりカートリッジ を 管 理し ます 。
容易なロボット制御
ロボット制 御 インターフェースは、SCSIおよびAPIに対応していま
す。
自己診断機能
ロボットの 自己診断のみならず、搭載しているカートリッジ の ステ ー
タスを、見やすいGUI(グラフィカル ユーザーインターフェース)で
表示します。
環境による高速データ転送
SAN
FC(FibreChannel:ファイバ ー チ ャネ ル )直結テープドライブを採
用し、高 速の デ ータ転 送を可能にしました。
の転送スピードと大容量
S-AIT
ドライブ1台当たり30MB/s(非圧縮時)
テープ 1巻当たり500GB(非圧縮時)
の負荷軽減とライブラリーシェアリングによる低コスト
LAN
LANフリーバックアップ、NDMPに対応しています。
リモートメンテナンス機能
SNMP対応
Java対応リモート監 視ソフトウェア
PC
サーバー
(PetaSite Control Unit)
内蔵
テープライブラリーを制 御、監視するPetaSiteControlUnit(PCU)
を内蔵しています。
PCUは、PetaServe や PetaBackのバックアップサーバーとしても
動作します。
6(J)
拡張例
ベーシックシステムに拡 張コンソール 7 台まで増設し、容量を増やすことができます。
CSM-200BF/200BS
ご注意
CSM-100BF/BS、CSM-60BF/BSに拡張コンソールを接続するこ
とは できません。拡張コンソールを接続するときは、オプションの
アップ グレードキットを使用して、CSM-200BF/BSにアップグレード
してください。
CSM-200D/CSM-200C
7(J)
概要
関連製品
CSMA-DR130F Storage Management System
Drive Unit (FC)
ホットスワップ 対 応 ライブラリー 専用のFCドライブユニットで す( ア
タッチメント込み)。
CSMA-DR100S Storage Management System
Drive Unit (SCSI)
ホットスワップ 対 応 ライブラリー 専用のSCSIドライブユニットで す(ア
タッチメント込み)。
CSMA-CBLL Extension Kit (CL)
拡張コンソール4〜7 台連結用の拡張ケーブルキットで す 。
CSMA-CBLS Extension Kit (CS)
拡張コンソール2〜3 台連結用の拡張ケーブルキットで す 。
CSMA-BLTL Extension Kit(BL
拡張コンソール4〜7 台連結用の拡張ベルトキットで す 。
)
CSMU-100B Upgrade Kit CSM-60BF/BS to
CSM-100BF/BS
CSM-60BF/BSを CSM-100BF/BS にアップグレードするキットで
す。
CSMU-200B Upgrade Kit CSM-100BF/BS to
CSM-200BF/BS
CSM-100BF/BSをCSM-200BF/BSにアップグレードするキットで
す。
DMSA-CPJ Power Cord
PetaSiteS200シリーズおよびPetaSiteコントロールユニット(PCU)
用の電源コードです(AC100V用)。
DMSA-CPE Power Cord
PetaSiteS200シリーズおよびPetaSiteコントロールユニット(PCU)
用の電源コードです(AC120V用)。
CSMA-BLTS Extension Kit(BS
拡張コンソール1〜3 台連結用の拡張ベルトキットで す 。
CSMA-PSL Redundant Power Unit (Library)
ホットスワップ 可 能 な 冗 長ライブラリー 専用電源ユニットで す。
)
CSMA-PSD Redundant Power Unit (Drive)
ホットスワップ 可 能 な 冗 長ドライブ専用電源ユニットで す。
CSMA-DIF Redundant Drive Control Unit
冗長ドライブ専用のインターフェースボードキットで す。
DMSP-KBE1/DMSP-KBJ1 PC Keyboard
DMSP-KMS1 PC Mouse
PetaSite S200シリーズに内蔵の PetaSite コントロ ー ルユニット
(PCU)用のキーボードとマ ウスで す。
8(J)
システムの性能を保持するために
万一の故障を防ぎ、高い性能を維持するために、装置、メディアの
取り扱いの際には以下の点にご注意ください 。
装置の取り扱い
振動、衝撃を与えないでください。本システムは精密に作られてい
ますので、振動や衝撃が故障の原因になることがあります。
• 各装置の通風孔をふさがないでください。
• 性能を維持するために、システム内の各装置の定期点検を必ず
受けてください 。
メディアの取り扱い
• 磁気の強いものに近づけないでください。
• カートリッジ 内部のテープに手を触れないでください。
使用・保管場所について
システムの各装置、メディアともに次 のような場 所での使用、保管は
絶対に避けてください。
• 湿気の多いところ
• 温度の高いところ
• 直射日光があたるところ
• ほこりの 多いところ
• 激し い振動のあるところ
• 温度変化の激しいところ
• 水平でないところ
輸送について
本システムを輸送する場合は、PetaSiteコントロール ユニットを取り
外し、輸 送 用 金 具を取り付 けて 、 必 ず専 用の 梱 包 材 を 使 用 の 上、
輸送してください。
PetaSiteコントロー ルユニットの 取り外しは、サービストレーニングを
受けた技術者にご依頼ください。
PetaSite
コントロールユニットの取り付けにつ
いて
PetaSiteコントロールユニットの 取り付けは、サービストレーニング
を受けた技術者にご依頼ください。
クリーニングについて
外装部は、ぬるま湯または薄い中性洗剤で湿らせた布でふき、そ
の後からぶきしてください。
シンナー、アルコールなどの溶剤は使用しないでください。塗装部
分を傷 めるおそれがあります。
また、S-AITドライブのクリー ニ ン グ方法に関しては、S-AITドライブ
の取扱説明書をご覧ください 。
9(J)
各部の名称と働き
前面および側面
CSM-200BF/200BS/100BF/100BS/60BF/60BS
前面 正面内部
右側面
ディスプレイパネル
確認窓
オプションリダンダント電源用
スロット(ドライブ用)
1 電源スイッチ(ドライブ用)
2 電源スイッチ(ロボット用)
オプションリダンダント電源用
スロット(ロボット用)
インレット(ロボットリダンダント用)
AC
インレット(ロボット用)
AC
POWER READYBUSYERROR
INITIAL
MENU
123456
789101112
ESC/
CLR
ENTER
3 ディスプレイパネル
OPEN
OPEN
4
IN/OUT
オプションドライブ用
スロット
標準ドライブ
5
PetaSite
コントロール
ユニット
インレット(ドライブリダンダント用)
AC
インレット(ドライブ用)
AC
ポート
10(J)
6トランスファー確認窓
1 電源スイッチ(ドライブ用)
ドライブ部の電源をON/OFFします。
電源を入れるときはI 側(入)にしま す。
O
電源を切るときは
側(切)にします。
5
PetaSite
ドライブおよびロボットを制御・監視するシステムです。
◆詳しくは「PetaSiteコントロ ー ル ユ ニ ット(PCU)」(13(J)ページ)をご覧く
ださい。
コントロールユニット
ご注意
•リダンダント電 源使用時に電源を切るときは、両方の電源スイッチ
を切ってください。
• 電源を切った直後に電源を入れるときは、5秒以上間隔を開けて
ください。
2 電源スイッチ(ロボット用)
ロボット部 の電源を ON/OFFします。
電源を入れるときはI 側(入)にしま す。
O
電源を切るときは
電源が切れると、ディスプレイパネルのインジケーターが すべ て消
えます 。
ご注意
•リダンダント電 源使用時に電源を切るときは、両方の電源スイッチ
を切ってください。
• 電源を切った直後に電源を入れるときは、ディスプレイパネ ル の
インジケーターが 消えるまで 待って から入 れてください。
側(切)にします。
6 トランスファー確認窓
トラン スファーの 移動状態/ 停止位置が確認できます。
この機器には、電源供給口(ACインレット)が4系統あります。電源
を完全に遮断するには、すべての電源コードを 抜 い てください。
3 ディスプレイパネル
本システムの運用状態、ステータス等を表示します。また、システ
ムの初期化や、メニュー操 作 による構成の確認、アワーズメーター
の確認などを行います。
◆詳しくは「 ディスプレイパネル」(12(J)ページ)をご 覧ください。
4
IN/OUT
カートリッジ の 出し 入 れ をしま す。ポートに は 6 巻 ま で カ ートリッジを 収
納できるマガジンを2 個搭載できます。
カートリッジの向きに注意して確実に投入してください。
◆詳しくは「 IN/OUTポート」(13(J)ページ)をご 覧ください。
ポート
11(J)
各部の名称と働き
ディスプレイパネル
1
INITIAL
POWER READY BUSY ERROR
INITIAL
ボタン
2
READY
3
BUSY
5 表示部
6
MENU
7 矢印ボタン
8
ENTER
9
ESC/CLR
ボタン
インジケーター
4
ボタン
インジケーター
ERROR
MENU ENTER
インジケーター
F
f
ボタン
5 表示部
操作状態や、メニュー操作の項目を表示します。
6
(メニュー)ボタン
MENU
このボタンを押 すと、表示部にメニュー項目が表示されます。表示
部が消灯している場合は、表示が点灯します。この場 合はもう一 度
押してください。
◆詳しくは「 メニ ュー操作」(21(J)ページ)をご覧ください。
7 矢印ボタン
ESC/
CLR
gG
メニュー 操作時に、点灯しているボタンを押すと、次のメニュー項
目または数値が表示されます。
8
ENTER
(エンター)ボタン
メニュー 操作で、設定した内容を確定するときに押します。
9
ESC/CLR
(エスケープ/クリア)ボタン
メニュー 操作時に押すと、ひとつ前の状態に戻ります。
1
INITIAL
(イニシャル)ボタン
表示部にInitialRequestまたはFullInitialRequestが表示
され て いるとき、このボタンを押してシステムを初 期化します。ボタ
ンを 5 秒以上押し続けると初期化の動作を開始します。初期化中
はBUSYインジケ ーターが 点灯します。
本システムは、電源投入後は必ず初期化が必要です。
SetUpメニューのAutoInitialを有効にすると、電源投入後に自動
で初期化の動作を行います。
2
READY
(レディ)インジケーター
本システムが運用可能な状態のとき点灯します。
3
(ビジー)インジケーター
BUSY
本システムが動作中のとき点灯します。
初期化中も点灯します。
4
ERROR
(エラー)インジケーター
本システムに エラーが発生すると点灯します。
表示部の表示に従い以下の対応をしてください。
Initial Request
または
Full Initial Request
が表示されてい
る場合
INITIALボタンを押してシステムを初期化し直してください。
Power off Request
が表示されている場合
いったん電源を切ってから、再投入してください。
以上を実施しても復帰しない場合は、ソニーのサービス担当者に
連絡してください。
12(J)
IN/OUT
1
NO MAGAZINE
ポート
インジケーター
2
IN /OUT
4
OPEN
3
ファンクションボタン
表示
ボタン
PetaSite
コントロールユニット(
PCU
)
ドライブおよびロボットを制御・監視するシステムです。
PetaServeやPetaBackのアプリケーションサーバーとしても動作し
ます。
123456
NO
MAGAZINE
NO
MAGAZINE
1
NO MAGAZINE
IN
OUTINOUTINOUTINOUTINOUTINOUT
7891011 12
IN
OUTINOUTINOUTINOUTINOUTINOUT
(ノーマガジン)インジケーター
マガジンが入っていないときに赤く点灯します。
2
IN/OUT
表示
各カートリッジ スロットの 状態を 表 示します 。
のみ点灯: カートリッジ が 投 入され たことを示します。
IN
のみ点灯: 使用済みのカートリッジ が 排 出され たことを 示し
OUT
ます。
同時点灯:
カートリッジ の バ ーコードを読 むと IN とOUTが点灯し
ます。使用モードによっては、点灯する前にカートリッジ を 取り
込むこともあります。
同時点滅:
カートリッジ に バーコードラベ ルが貼られていない場合、
あるい はなんらか の 理由で読めない場合にINとOUTが点滅
します。
OPEN
OPEN
POWER
POWER
スイッチ
PCUの電源をON/OFFします。
UID
スイッチ
NIC
1
NIC
2
3 ファンクションボタン
ソフトウェア で 機 能を 設定します。
4
(オープン)ボタン
OPEN
カートリッジ を出し 入 れ するときに 、このボタンを押して 扉を開きま
す。
扉が開いている間、ボタンは点灯します。
動作状態によって、扉が開くまでに時間がかかる場合があります。
エラーが発生するとボタンは点滅します。
13(J)
準備
設置について
各機器の設定や配線、および環境設定はCSMシステムおよび
PetaSiteシリーズのサービストレーニングを受けた 技 術者にご依頼
ください。
接続例
2TB のデータを8 時間でフルバックアップするシステム例です。
アプリ
ケーション
サーバー
SUN Solaris
500GB
ネットワーク
アプリ
ケーション
サーバー
HP-UX
500GB
サーバー
NAS
NetApp
ラー
1TB
ファイ
PCUのEthernet I/F
PetaSiteコントロールユニット(PCU)は EthernetI/Fポートを2個
持っています。1つはPetaSiteシステム制御用のローカルネットワー
ク用、もう1 つは PetaSiteシステム以外のネットワーク用 の ポ ートで
す。
PCU
外部ネットワーク用
PetaSite
PetaSite
システム制御用
Ethernet I/F
システムのネットワーク用ポート
ポートについて
リアパネル
Ethernet I/F
ポート
ポート
PetaSite
シリーズ
S200
(
PetaSite
コントロール
ユニット内蔵)
ファイバーチャネル
スイッチ
用
CSM
PetaServe/PetaBack
ソフトウェア
PetaSiteシステム制御用のネットワークには 、本システム用 の機 材
以外は接続しないでください。
安全のため、LANポートに は 過 電圧が加わるおそれのないネット
ワークに接 続してください。
PetaSite
こちらのポートは ネットワーク管 理 者よりIPアドレ スを 取 得し 、設定し
ます。
◆設定方法については、「PCUのホスト名 /IPアドレ スの 設定」(15(J)ペー
ジ)をご 覧ください。
システム以外のネットワーク用ポート
14(J)
設定
4 新しい パスワード(変更したいパスワード)を2回聞かれるの
で、それぞれプロンプトに 続 けて新しいパスワードを 入力する。
DZC-PSC2
PCUに は PetaSiteコントロー ルソフトウェア DZC-PSC2が
工場出荷時に導入され、動作に必要な初期値は設定されています
が、使用環境に合わせて設定を変更する必要があります。
◆設定変更などの操作方法については、DZC-PSC2のオンラインヘルプを
ご覧ください。
オンラインヘルプは、DZC-PSC2のMMTウィンドウ の[Help]ボタンをク
リックす ると参 照 す ることが で きま す。
DZC-PSC2
次の手順で起動します。
の初期設定について
の起動
1 PCUの電源を入れる。
2 ログイン画面で、Usernameにsonypsc、Passwordにpsc2002
(初期パスワード)を入力する。
3 デスクトップにあるPetaAppのアイコンをクリックする。
これで、次のログインのときに新しいパスワードが有効になります。
のホスト名
PCU
PCUには、ホスト名/IPアドレスを 鍵に 設 定され てい るファイル がい
くつ か ありま す 。CSMシステムの導入時にホスト名 /IPアドレスを 設
定して、これらのファイルに設定を反映させる必要があります。下記
の手順でホスト名 /IPアドレスを 設 定し てください。上記ファイルに
設定が反映されます。
ご注意
CSMシステムでは運用開始後は基本的にホスト名 /IPアドレスの
変更はできません。やむをえず変更の必要が生じた場合は、ソ
ニーのサポートセンターまでご 連絡ください。
アドレスの設定
/IP
1 Usernameにrootと入力してログインし 、ターミナ ル画面を1つ
起動しておく。
2 デスクトップ の PetaAppアイコンを クリックする。
工場出荷時の初期パスワードを変 更した い場合は、DZC-PSC2 の
オンラインヘルプをご覧ください 。
でのログインについて
root
管理者用のアカウントrootでログインするには、ログイン画面で
Usernameに root、Passwordにsony2002(初期パスワード)を入
力します。
パスワードを変更するには
パスワードを変更したい場合は、次の手順で操作します。
1 パスワードを変 更したいユーザー名でログインする。
2 ターミナ ル画面を開き、passwdと入力し、Enter キーを押す。
3 今までのパスワードを聞 かれるので、プロンプトに 続 けてパス
ワードを 入力する。
3 Utilityアイコンを クリックし て、ユーティリティ画 面 を 起動する。
4 ユーティリティ画 面右上の Modeリストボックスで
Administratorを選択する。
5 Passwordに sony(初期パスワード)を入力する。
6 ユーティリティ画面のNetworkタブをクリックして選択する。
7 注意書きをよく読み、画面下のNetwork Configuratorを
クリックし、NetworkConfiguratorを起動する。
8 Names画面で HostName欄に新しいホスト名 、Domain 欄に
新しいドメイン名を入力する。
9 Hosts画面で新しいホスト名、IPアドレスと運 用 に必要なホスト
名、IPアドレスの関係を追加する。
10Interface画面でeth1側のIPアドレスを 新しい I P アドレスに 変
更する。
15(J)
準備
11NetworkConfigurator画面下の[SAVE]ボタンをクリックし、
設定事項を保存する。
12[Cancel]ボタンをクリックして、PetaAppユーティリティ画 面 を
終了する。
13コマンドラインから下記のコマンドを入 力し 、Enterキーを押し
て実行する。
# /osm/bin/app_sethostname
14手順 1 で開いておいたターミナ ル画面で/sbin/init6を入力
し、Enterキーを押してPCUを再起動する。
のタイムゾーンの設定変更
PCU
1 Usernameに rootと入力してログインし 、ターミナ ル画面を起
動する。
2 以下のコマンドを 入 力し て、TimezoneConfiguratorを起動す
る。
dateのオプションは MMDDhhmmYY(MMは月、DDは日、hhは
時、mmは分、YYは年)となります。
◆詳しくは、date--helpまたはmandateと入力してオンラインマニュアル
を参照してください 。
の設定を変更して、画面が表示されなく
PCU
なったら
1 [Ctrl]+[Alt]+[F6]を同時に押す。
テキストベ ースのログイン画面が 表示されます 。
2 rootでログインする。
3 以下のコマンドを 入 力して、Xserverを設定しなおす。
# /usr/bin/redhat-config-xfree86 --noui --reconfig
4 以下のコマンドを 入力してPCUを再起動する。
# /sbin/init 6
# /usr/sbin/timeconfig
#:rootでのコマンドプロンプト
3 設定したいタイムゾーンにフォーカスを合わ せ、[OK]ボタンを
クリックする。
• 入力項目の移動はTABキーを使います。
• 設定項目の移動は上下の矢印キーを使います。
ご注意
一番上の入力項目([]ハードウェアクロックをGMTに合わせて設
定する/[]HardwareclocksettoGMT)のチェックボックスの
空欄を、スペースキーを押して[*]にし てください。ここに チ ェック
([*])を入れないと、PCU の時刻の設定が変わってしまう場合が
あります 。
時間を合わせるには
rootユーザーでdateコマンドを 使 用します。最初にタイムゾーンを
設定してから、以下のように入力します。
2002年1月23
# /bin/date 0123045602
日午前4:56に設定するには:
表示周波数外の設定になってしまったら
モニター画面にメッセージ OutofRangeなどが表示され、表示周
波数外の設定になってしまった場合も、前項「PCUの設定を変更
して、画面が表示されなくなったら」と同様の手順で、PCUを再起
動してください。
DZC-PSC2
のリモートメンテナンスツールの
インストール
他のコンピューターからサー バ ーの状 態を監視し たり、メンテナンス
を行なうために、リモ ートメンテナンスツールをインストー ルします。
リモートメンテナンスツールをインストールするには、CSMシステムの
場合は、PetaAppClientInstallKitディスクの PetaAppGUI/ 以下
のインストー ル キットを 使 用します。DZC-PSC2単体の場合には、
DZC-PSC2の InstallKit ディスクの Remote/ 以下のインストー ル
キットを使用します。
リモ ートメンテナンスツールを使用するには、サーバーのDZC-PSC2
への設定も必要です。
◆詳しくは、DZC-PSC2 のオンラインヘルプを参照してください。
#:rootでのコマンドプロンプト
16(J)