Sony CA901K User Manual

CAMERA BUILD-UP UNIT
CA-901K CA-901T CA-901F
警告
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製 品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよく お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつ でも見られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL 1st Edition Serial No. 10001 and Higher (CA-901K) Serial No. 30001 and Higher (CA-901T) Serial No. 40001 and Higher (CA-901F)
や人身事故になることがあります。
[Japanese/English]
安全のために
ソニー製品は安全に十分に配慮して設計されています。しかし、電気製品は まちがった使い方をすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事 故につながることがあり、危険です。 事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
2 (J) 〜3 (J) ページの注意事項をよくお読みください。
オプション基板の装着について
危険を避けるために、オプション基板の装着はサービストレーニングを受け た技術者、もしくはソニーのサービス担当者または営業担当者にご依頼くだ さい。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめ します。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業 担当者にご相談ください。
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル および製品では、次のような表 示をしています。表示の内容を よく理解してから本文をお読み ください。
警告
この表示の注意事項を守らない と、火災や感電などにより死亡 や大けがなど人身事故につなが ることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らない と、感電やその他の事故により けがをしたり周辺の物品に損害 を与えたりすることがあります。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者または営業担当者にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
1 電源を切る。
異常な音、 におい、煙 が出たら
炎が出たら
/
2 電源コードや接続コードを抜く。 3 ソニーのサービス担当者または営業担当者に修
理を依頼する。
すぐに電源を切り、消火する。
/
注意を促す記号
火災
行為を禁止する記号
分解禁止
行為を指示する記号
強制
感電
禁止
目次
警告 .....................................................................................................................
注意 .....................................................................................................................
概要 ...........................................................................................................................
特長...................................................................................................................... 4 (J)
スタジオカメラシステムの構成............................................................................ 5 (J)
各部の名称と働き ....................................................................................................
レンズ接合部 (前面)と端子部1 ........................................................................ 6 (J)
カメラ取り付け部 (内部底面) と端子部2 .......................................................... 7 (J)
ビュー ファ インダー取り付け部 (上面) と表示操作部 (後面)............................ 8 (J)
カメラの組み込みと機材・付属品の取り付け ......................................................
三脚への取り付け ............................................................................................... 9 (J)
スタジオレンズの取り付け................................................................................. 10 (J)
カメラの組み込み .............................................................................................. 12 (J)
カメラとスタジオレンズの接合 .......................................................................... 15 (J)
ポータブルレンズの取り付け ............................................................................ 17 (J)
ビュー ファ インダーの取り付け........................................................................... 19 (J)
ナンバープレー トの取り付け.............................................................................. 19 (J)
接続と操作 ..............................................................................................................
スタジオカメラシステムの接続.......................................................................... 20 (J)
システムの起動とマーカー/ボックスカーソルの操作 ..................................... 21 (J)
仕様 .........................................................................................................................
2 (J) 3 (J) 4 (J)
6 (J)
9 (J)
20 (J)
22 (J)
日 本 語
1 (J)
警告
分解禁止
禁止
下記の注意を守らないと、
感電火災
火災感電 により死亡大けがにつながることがあります。
分解しない、改造しない
分解したり、改造したりすると、感電の原因となります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。 万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、トライアックスケーブ ルや接続コードを抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相 談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置・使用しない
上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。
禁止
強制
指定された
指定以外の CCU を使用すると、火災や感電の原因となります。
CCU (
カメラコントロールユニット)を使用する
2 (J)
注意
下記の注意を守らないと、
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
カメラの重量にあった三脚を使用する
カメラの重量に耐えきれない三脚または三脚以外に取り付けて使用すると、
強制
強制
強制
本機やレンズが落下し、けがをすることがあります。
三脚・雲台は確実に固定する
三脚・雲台を確実に固定せずにカメラから離れると、不意にカメラが動いて けがをすることがあります。
安定した場所に設置する
ぐらついた台の上や傾いたところなどに三脚・雲台を設置すると、カメラが 落下してけがをすることがあります。
機器の取り付けは正しく行う
強制
本機に以下の機器を取り付ける時は、このオペレーションマニュアルの該当 するページをよく読んだうえ、確実に取り付けてください。取り付け方法を 誤るとカメラ等が落下し、けがをすることがあります。
レンズ
ビューファインダー
V ウェッジシュー
3 (J)
概要
カメ ラビルドアップユニットCA-901T(以下「本機」と言います)は、 ポータブルタイプのカラービデオカメラBVP-550(以下「カメラ」と 言います)に、スタジオレンズを取り付けるための専用ユニットで す。 カメラアダプターCA-550を取り付けたカメラを本機に組み込み、カ メラコントロールユニットCCU-700(以下「CCU」と言います)を接 続し て、スタジオカメラ システムを構成します。
特長
ソニー仕様のスタジオレンズに対応
ソニーハンガーマウントタイプ仕様のスタジオレンズ(DC電源使
用)を取り付け ら れます。 フルサーボタ イプ、手動調整タイプのい ずれにも対応できます。また、付属のカメラ固定金具をカメラマウ
ントに取り付 けると、 ポー タ ブル レンズ(エクステンダー付き)も使用
でき ます。
屋外での
防滴性(レインカバー使用時)
キャ リングハンドルで持ち運び可能
ENG/EFP
に適した構造
インチビューファインダーが使用可能
7
7インチの白黒ビューファ イ ンダーBVF-77を使用できます。接続
ケーブルは本機に付属しています。
スタジオカメラとしての機能
本機にカメラを組み込み 、スタジオレンズとビューファイ ンダーを取 り付けると、ENG/EFP用カメラの機能に加えて、以下のようなスタ ジオカメラとしての機能が働きます。
後面パネルで、ボックスカーソル、マーカー表示のON/OFF、タ リーランプの使用/未使用選択などの操作が可能
AC出力端子(100VA)
スクリプトライト用端子(5W)と操作スイッチ
システムの組み立て、分解が容易
ビューフ ァインダーの着脱が容易であると同時に、レンズおよび ビューフ ァイ ンダーを取り付けた状態でカメラを着脱できる構造で
す。
4 (J)
スタジオカメラシステムの構成
本機を含むスタ ジオカメラシステムの構成例を下図に示します。 本機とCCUを接続するトライ アッ クスケーブル((株)フジクラ製 ) の延長可能な長さは、下表に示すとおりです。
インチ白黒ビューファインダー
7 BVF-77
カメラビルド アップユニット
CA-901T
スタジオレンズ
(本機)
直径 延長可能な長さ
14.5mm 3000m(1800m)
8.5mm 1500(900m)
a)( )内はリターンビデオ機 能を使う場合
屋外撮影用 ビューファインダー モニターフード
VFH-770
カラービデオカメラ
BVP-550
カメラアダプター
CA-550
a)
(別売り)
ウエッジシュー
V
(三脚に付属)
三脚
トライアックスケーブル
50T/100T/150T/200T
カメラコントロールユニット
CCU-700
スタジオカメラシステムの構成例
CCT-5T/10T/20T/
(別売り)
5 (J)
各部の名称と働き
レンズ接合部(前面)と端子部
2
4 レンズコネクター
5
6
CCU
コネクター
CA
端子
1
レンズ口
押し引き棒出口
1 レンズ押さえ
7
AC OUT
レンズ押さえ
1
レンズ の下端を押さえてレンズを固定します。
レンズ押さえ固定つまみ
2
レンズ 押さえ1を固定します。締めるときは右に 、ゆるめるときは 左 に回します。
レンズ端子(36ピン)
3
レンズ のカメラ端子に接続します。
レンズコネクター(12ピン)
4
カメラのLENS端子に接続します。
端子
レンズ接合部と端子部
2 レンズ押さえ
固定つまみ
3 レンズ端子
1
5 CCU
イアックスコネクター)
トライアックスケーブルCCT-5T/10T/20T/50T/100T/150T/200T
(別売り)で、CCUのCAMERA端子に接続します。
6
クスコネクター)
カメラアダ プターCA-550のトライ アッ クス コネク タ ーに接続します。
7
AC電源(100VA)を供給します。
◆ ACOUT端子使用時のトライアックス ケーブルの長さについては、「入力
(カメラコントロールユニット)端子(多治見型トラ
(カメラアダプター)コネクター(多治見型トライアッ
CA
AC OUT(AC
端子/コネクター」(22 (J) ページ) をご覧ください。
電源出力)端子(3ピン)
6 (J)
カメラ取り付け部(内部底面)と端子部
キャリングハンドル
5 ナンバープレート
ホルダー
2
1 カメラマウント
2
2 スライド固定つまみ
カメラ取り付け部と端子部
カメラマウント(三脚アタッチメント
1
カメ ラを取り付けます。前後にスライド します。
スライド固定つまみ
2
カメ ラマウントがスライ ドし な い ように 固定します 。 カメラマウ ントを本
機後面側に固定するときは左に、本機前面側に固定するときは右
に回します。
SCRIPT
3 SCRIPT端子4 に接続し た スクリプトライトを入 /切します。
(スクリプトライト)スイッチ
VCT-14
3
SCRIPT
4
SCRIPT
2
SCRIPT
4
スクリプトライト用電源(最大5W)を供給します。
ナンバープレートホルダー
5
付属のナンバープレートを取り付 け ます。
(スクリプトライト用)端子(4ピン)
スイッチ
端子
7 (J)
各部の名称と働き
ビューファインダー取り付け部(上面)と表示操作部(後面)
1 ビューファインダーマウント
2
VF端子1
押し引き棒挿入口
5
UP TALLY
POWER
6 ボックスカーソル調整つまみ
ビューファインダーマウント
1
スイッチ
ランプ(緑色)
ビューファインダー取り付け部と表示操作部
ビュー ファ インダーを取り付けます。
(ビューファインダー)端子1(25ピン)
VF
2
ビュー ファ インダーのカメ ラ端子と接続します。
(ビューファインダー)端子2(12ピン)
VF
3
付属のビューファインダー用接続ケーブルで、カメラの VF端子と接続します。
CURSOR/MARKER
4
スイッチ
ビューフ ァインダー画面のボッ ク ス カ ー ソルおよびマーカーの表示を
ON/OFFします。
3
VF端子2
4
CURSOR/MARKER
スイッチ
5 UP TALLY
(アップタリー)スイッチ
ONにすると、タリー信号が入力されたとき、ビュー ファ インダーの外 部タ リーランプが点灯します(ビューフ ァ イ ンダー 画面内のタリーラン プは操作できません)。
ボックスカーソル調整つまみ
6
ビュ ー ファ インダー画面に表示されるボックスカーソルの、表示位置
や大きさを調整します。各つまみの働きは下図に示すとおりです。
つまみ:水平方向の表示位置を
つまみ:垂直方向の表示位置を
H-POSI V-POSI
WIDTH HEIGHT
H-POSI
調整する。
V-POSI
調整する。
CURSOR MARKER
ON
OFF
8 (J)
CURSOR, MARKER ON
ボックスカーソル、セーフティゾー ンマーカー、およびセンターマー カーが表示される。
ON
CURSOR OFF, MARKER ON
セーフティゾーンマーカーとセン
OFF
ターマーカーが表示される。
CURSOR OFF, MARKER OFF
表示は出ない。
CURSOR/MARKER
スイッチ
HEIGHT
内で、ボックスカーソルの高さを調整す る。
WIDTH
で、ボックスカーソルの幅を調整する。
ボックスカーソル調整つまみ
つまみ:セーフティゾーン範囲
つまみ:セーフティゾーン範囲内
カメラの組み込みと機材・付属品の取り付け
三脚への取り付け
1 本機を水平で安定な台の上に、底面が見
えるよう に 横倒しに起きます。
2 Vウエッジシュー(三脚に付属)をネ ジ(三
脚に付属)で本機の底面に取り付けます。 Vウェッ ジシューの取り付け位置には、本
機、カメ ラ、 ビュ ー ファ インダー、 スタジオレ ンズの総重量 と三脚の雲台の大きさを考 慮 して、本機が三脚上で安定する位置を選
んでください。
3 本機を三脚の雲台に取り付けます。
本機前面  
ネジ(三脚に付属)
本機底面
ウェッジシュー(三脚に付属)
V
9 (J)
カメラの組み込みと機材・付属品の取り付け
スタジオレンズの取り付け
1 レンズ押さえ固定つまみをゆるめ、レンズ押
さえを 左に 倒 す。
2 レンズ後面のピ ンを本機前面の U字溝に差
し込み、レンズのエッジを本機の突起部に
引っかけ る。
ピン エッジ
本機前面
レンズ押さえ
レンズ押さえ固定 つまみ
字溝 突起部 
U
10 (J)
3 レンズ後面を本機前面に押しつけ、レンズ
押 さえを右に起 こしてレンズ下端を押さえ る。 レンズ押さえ固定つまみを締める。 レンズキャッ プを取り外す。
レンズ押さえ固定 つまみ
レンズ押さえ
11 (J)
カメラの組み込みと機材・付属品の取り付け
カメラの組み込み
カメラの準備
1 1.5インチビュー ファ インダーを取り外す。
2 カメラのVF端子に、付属のビューファイン
ダー接続ケーブルを接続する。 レンズ固 定レバーを上 方に回し、レンズ マウ ントキャップを取り外 す。
VF
インチビューファインダー
1.5
端子
端子
VF
12 (J)
ビューファインダー 接続ケーブル  
レンズ固定レバー 
レンズマウントキャップ
組み込みかた
1 カメラマウントを本機後面側に寄せ、スライ
ド固定つまみを締める(左に回す)。
ご注意
カメ ラマウントが バンドで固定さ れ て いるとき
(本機を輸送した直後など)は、先に固定
バンドを外してく ださい。 また、本機を 輸 送するときは、カメラマウン
トを本機前面側 に寄せ てスライド固定つまみ
を締め (右に回す)、必 ずこの バン ドでカ メ ラマウントを固定して ください。
2 カメラを持ち上げ、本機後面からカメラを本
機内に入れる。このとき、ビューファイン ダー接続ケーブルを本機後面から外に出し
てお く。 カメ ラに 胸当てパッ ドを取り付けている場 合 は、本機の側板を開けると以降の操作が容
易になり ま す。
カメラマウント
スライド固定 つまみ
ビューファインダー接続 ケーブル
3 カメラ底面のVウェッジシューをカメラマウン
ト(三脚アタッチメントVCT-14)のV字溝に
はめ、ロ ックされ る位置ま でカ メラ を前方に スライ ドする 。
「カチ ッ 」と音がしてロックがかかったことを
確認してください。
カメラ
カメラマウント
(続く)
13 (J)
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