MONITOR CONTROL UNIT
BKM-10R
MONITOR CONTROL UNIT
BKM-11R
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、人身
警告
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示してあります。このマニュアルをよくお読みのうえ、
製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるよ
うに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL
事故になることがあり、危険です。
[Japanese/English]
1st Edition
Serial No. 2000001 and Higher
警告
電気製品は正しく使用すれば事故が起きないように、安全には充分配慮して
設計されています。しかし、まちがった使いかたをすると、火災や感電など
により死亡や大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のために
安全のための注意事項を守る
2(J)〜4(J)ページの注意事項をよくお読みください。
警告表示の意味
このオペレーションマニュアル
および製品では、次のような表
示をしています。表示の内容を
よく理解してから本文をお読み
ください。
定期点検をする
5年に1度は、内部の点検を、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご
依頼ください(有料)。
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
・煙が出たら
・異常な音、においがし
たら
・内部に水、異物が入っ
たら
・製品を落としたり、
キャビネットを破損し
たときは
1 電源を切る。
/
2 お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口に連絡する。
警告
この表示の注意事項を守らない
と、火災や感電などにより死亡
や大けがなど人身事故につなが
ることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らない
と、感電やその他の事故により
けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがありま
す。
注意を促す記号
注意
行為を禁止する記号
火災
感電
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に
基づくクラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波
妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講
ずるよう要求されることがあります。
禁止
行為を指示する記号
強制
分解禁止
目次
警告 ........................................................................................................................
注意 ........................................................................................................................
モニターコントロールユニット
概要...................................................................................................................... 5 (J)
各部の名称と働き............................................................................................... 5 (J)
モニターメモリーカー ドの取り扱い ..................................................................... 9 (J)
ラックへの取り付け............................................................................................ 10 (J)
モニターとの接続 .............................................................................................. 11 (J)
仕様.................................................................................................................... 11 (J)
モニターコントロールユニット
概要.................................................................................................................... 12 (J)
各部の名称と働き............................................................................................. 12 (J)
接続.................................................................................................................... 13 (J)
モニターメモリーカー ドの取り扱い ................................................................... 13 (J)
仕様.................................................................................................................... 13 (J)
BKM-10R
BKM-11R
..........................................................
.......................................................
2(J)
3(J)
5 (J)
12 (J)
日
本
語
1 (J)
警告
分解禁止
禁止
禁止
下記の注意を守らないと、
感電火災
火災や感電により死亡や大けがにつながることがあります。
キャビネットをはずさない、改造しない
分解や改造をすると、火災や感電、けがの原因となることがあります。内部
の調整や設定、点検、修理は、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口に
ご依頼ください。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、接続ケーブルを抜い
て、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご相談ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置・使用しない
上記のような場所に設置すると、火災や感電の原因となります。
このマニュアルに記されている仕様条件以外の環境での使用は、火災や感電
の原因となります。
2(J)
下記の注意を守らないと、
注意
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
規定の電源電圧で使う
このマニュアルに記されている電源電圧でお使いください。
強制
放熱に気を配る
内部に熱がこもると、火災や故障の原因となることがあります。次の項目を
禁止
お守りください。
・ 壁から 10cm 以上離して設置する。
・ 密閉された狭い場所に押し込めない。
・ 毛足の長い敷物(じゅうたんや布団など)の上に設置しない。
・ 布などで包まない。
・ あお向けや横倒し、逆さまにしない。
不安定な場所に設置しない
禁止
ぐらついた台の上や傾いたところなどに設置すると、落ちたり、倒れたりし
て、けがの原因となることがあります。
また、設置・取り付け場所の強度を充分にお確かめください。
3(J)
下記の注意を守らないと、
注意
けがをしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
転倒、移動防止の処置をする
ラックに取り付け・取りはずしするときは、転倒・移動防止の処置をしない
注意
禁止
注意
と、倒れたり、動いたりして、けがの原因となることがあります。
安定した姿勢で注意深く作業してください。
また、ラックの設置状況、強度を充分にお確かめください。
上に乗らない、重い物を載せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、けがの原因となることがあります。
お手入れの際は、電源を切る
電源を入れたままお手入れをすると、感電の原因となることがあります。
注意
注意
移動させるときは接続ケーブルを抜く
接続したまま移動させると、接続ケーブルが傷つき、火災や感電の原因とな
ることがあります。
定期的に内部の掃除を依頼する
長い間掃除をしないと内部にホコリがたまり、火災や感電の原因となること
があります。1年に1度は、内部の掃除をお買い上げ店またはソニーのサー
ビス窓口にご依頼ください(有料)。
特に、湿気の多くなる梅雨の前に掃除をすると、より効果的です。
4(J)
モニターコントロールユニット
概要
モニター コントロールユニットBKM-10Rは、ソニーBVMシリーズお
よびHDMシリーズカラービデオモニター用のコントロールユニット
です。電源の入/切やメニュー操作などのモニターの動作をコント
ロールするとともに、モニターの調整やセットアップを実行します 。
BKM-10Rには以下のような特長があります。
複数のモニターを統括管理
1台でモニターを32台まで操作できます。各モニター には、あらか
じめメ ニュ ーでアドレスNo.を割り付けたり、数台をグループ化し
て、グループNo.を割り付けておくことが できます 。アドレスNo.や
グループNo.を指定して、特定のモニターまたは特定のグループ
のモニターだけを操作するこ と ができ ます。また、 接続しているす
べてのモニターの調整・セットアップ状 態を統一したり、同時に 同
じ動作を実行させることも可能です。
BKM-10R
インチモニターと連結可能
20
別売りのモニターコン トロールユニットアタ ッチメントキッ トBKM-32H
を使って 、BVM-20F1Jなどのモニターと一体化して使うこともでき
ます。
インチモニターと連結可能
24
別売りのモニターコン トロールユニットアタ ッチメントキッ トBKM-34H
を使って 、BVM-D24E1WJと一体化して使うこと もでき ます。
ラックマウント可能
別売りのラックマウントキッ トMB-510と付属のラックマウントブラケッ
ト 取 り 付けネジ を使って、EIA標準19インチラックに取り付けること
ができます。
モニターメモリーカードによる調整・セットアップ
別売りのモ ニターメモリーカー ドBKM-12Yにモニターの調整・セッ
トアップ状態のデータを保存することができます 。複数のモニターを
操作している場合、モニターメモリーカードを使って、モニター間で
データのや りとりが可能です。同じ調整 ・セッ トアップ状態を 容易に
再現でき、モニター間で調整・セッ トアップ状態をそろえることがで
きます。
各部の名称と働き
1 モニターメモリーカード挿入口
2
3 ファンクションボタン
4 メニュー操作ボタン
SHIFT
ボタン
5
POWER
6
DEGAUSS
7
DISPLAY UNIT
(後面)
8 テンキー部
9
MANUAL
つまみ
スイッチ
ボタン
端子
調整ボタンと
モニターメモリーカード挿入口
1
別売りのモ ニターメモリーカー ドBKM-12Yを挿入します。
SHIFT (
2
このボタン を押して、ファンクションボタ ン3に割り付けられている
2種類の機能のうちどちらを使うか選択します。
シフト)ボタン
押すたびに、ボタン上のLED(オレンジ)がついたり(シフトON)、
消えた り (シフトOFF)します。
シフト
シフト
のとき :各フ ァンク ションボタンの下側に表示 されてい
ON
る機能が使えます。
のとき:各フ ァンク ションボ タンの上側に表示されてい
OFF
る機能が使えます。
5 (J)
モニターコントロールユニット
BKM-10R
ファンクションボタン
3
モニターの動作条件を切り換えます。
押すたびに、ボタン上のLEDが点いたり (ON)、消えたり(OFF)
して、モニターの動作条件が切り換わります。
シフト
の場合(緑の
OFF
LED)
各ボタンには2種類の機能が割り付けられています。SHIFTボタン
をON/OFFして、どちらの機能を使うか選択します。シフトOFFの
場合は、各ボタンのLEDの色が緑に、シフトONの場合は、 各ボ タ
ンのLED の色がオレ ン ジ にな ります。
アンダースキャン)ボタン:ONにすると、3%ア
(
ンダースキャンになり、ラスターの四隅までが画
面に表示されます。
ディレイ)ボタン:ONにすると、画像が水平方
(H
向に移動し、画面の左から約
期信号が現われます。
画像の明るさ(輝度)が自動的に増加して、同期
•
部分のチェックに便利です。
ボタンと併用すると、パルスクロス画像が
•
表示されます。
ディレイ)ボタン:ONにすると、画像が垂直
(V
方向に移動し、画面のほぼ中央に垂直同期信号が
現われます。
画像の明るさ(輝度)が自動的に増加して、同期
•
部分のチェックに便利です。
ボタンと併用すると、パルスクロス画像が
•
表示されます。
の位置に水平同
1/4
16 : 9
SYNC
BLUE
ONLY
MONO
R
APT COMB
GBF3
F1
F2 ADDRESS
SAFE
F4
AREA
MONO (白黒)
なります。
の有無により、画面は自動的にカラーまたは白黒
に切り換わります。
ADDRESS (
に
ADDRESS
を操作するときの動作条件を設定します。
◆
ボタン:将来の拡張用です。
F1/F2
COMB (
ターを
コーダーアダプター(別売り)を装着していると
きに機能します。
アパーチャー)ボタン:ONにすると周波数特性
APT(
を補正できます。補正量はメニューで設定しま
す。
売り)を装着しているときに機能します。
ボタン:ONにすると、画面が白黒に
にすると、カラーバースト信号
OFF
アドレス)ボタン:ONにすると、画面
ADDRESS
ADDRESS
るモニターの取扱説明書をご覧ください。
くし型フィルター)ボタン:くし型フィル
BKM-24N
メニューが表示されます。
メニューを使って、複数のモニター
メニューについては、使用してい
ON/OFF
します。
などのデコーダーアダプター(別
BKM-24N
などのデ
6 (J)
シフトONのとき(オレンジの
LED)
MONO
APT COMB
F1
F2 ADDRESS
ボタン:ONにすると画面のアスペクト比が
16:9
にすると
OFF
SYNC (
シンク)ボタン:ONにすると、モニター後面の
端子に入力されている同期信号に同期します
SYNC
(
EXT SYNC)。OFF
に含まれている同期信号に同期します(
ご注意
• INT SYNC
またはYC信号をモニターするときは、Y信号に同
期信号を付加してください。また、
ニターするときは、G信号に同期信号を付加して
ください。
シリアルデジタル信号をモニターするときは、常
•
に
INT SYNC
BLUE ONLY(
号がカットされ、青信号のみが白黒画像として表示され
ます。クロマやフェーズの調整、
クに便利です。
ボタン:ONにすると、R(赤)、G(緑)、B(青)の
R/G/B
ビームをカットします。
になります。
4:3
にすると、モニターしている信号
INT SYNC
を選択した場合、コンポーネント信号
RGB
が選択されます。
青色表示)ボタン:ONにすると、赤と緑の信
ノイズのチェッ
VTR
に、
16:9
信号をモ
)。
16 : 9
SYNC
BLUE
ONLY
R
GBF3
SAFE
F4
AREA
SAFE AREA(
リアが表示されます。
ボタン:将来の拡張用です。
F3/F4
セーフエリア)ボタン:ONにするとセーフエ
7 (J)
モニターコントロールユニット
INPUT
1
2
3
Del
4
5
6
0
7
8
9
Ent
BKM-10R
メニュー操作ボタン
4
ボタン:押すとメニューが表示
UP MENU
DOWN
◆メニューについて詳し く は、モニターの取扱説明書をご覧ください。
ENTER
5 POWER (
MENU
されます。
UP/DOWN
を選択します。
ENTER
定値を確定します(テンキー部8
の
電源)スイッチ
ボタン:項目および設定値
ボタン:選択した項目および設
ボタンも同じ働きをします)。
Ent
押すたびにモニターの電源を入/切します。モニターを複数台接
続してい るときは 、ADDRESSメニューの設定により、全モニター
の電源を同時に入/切することがで きます。
◆ ADDRESSメニューについては、使用しているモニターの取扱説明書
をご覧ください。
6 DEGAUSS (
消磁)ボタン
押すとCRTが消磁されます (モニターの電源を入れるたびに、
CRTは自動的に消磁されます)。再度消磁するときは、5分以上間
隔をおいてください。
DISPLAY UNIT (
7
ディスプレイユニット)端子(後面
)
別売りのRCC-5G/10G/30GケーブルまたはBKM-32H/34Hに付
属のケーブルで、BVM-20F1J/14F1Jなどの操作部分離型モニ
ターのCONTROLUNIT端子と接続します。
この端子を介して、モニターからBKM-10Rに電源を供給したり、
コン トロール信号の受け渡しを行います。
テンキー部
8
モニターしたい入力信号のチャンネル番号を指定したり、メニュー
で設定値を入力するときに使います。
ボタン:入力した数値や
Del
文字を消去します。
数値ボタン
ボタン:入力した数値や
Ent
文字を確定します(メ
ニュー操作ボタン4の
ボタンも同じ働
9 MANUAL (
ENTER
きをします)。
手動)調整ボタンとつまみ
ボタンを押すたびに、ボタン上のLED(緑) が点いたり(ON)、消
えたり(OFF)します。ONにすると、画面のコントラスト、明るさ ( 黒
レベル)、クロマ(色の飽和度)、フェ ーズ (色相) を、それぞれつま
みで調整できます。また、PHASE (フェーズ) 調整つまみはメ
ニューで設定値を入力するときにも使います。
各調整項目は、CONTROLPRESETADJメニューでプリセット値
を設定して おくことが できます。
◆ CONTROLPRESETADJメニューに ついては、使用しているモニター
の取扱説明書をご覧ください。
ご注意
コ ンポジットSECAM、コンポジットPALD、コンポーネントまた は
SDI (コンポーネント ま たはコ ンポジ ットシリア ル デ ジタルインター
フェース) フォーマット では、フェーズを調整できません。また、RGB
信号のフ ェ ーズおよびク ロマ を調整でき ま せん。
PHASE
フェーズ
(
調整ボタン
とつまみ
CHROMA
クロマ)調
(
)
整ボタンと
つまみ
BRIGHT
明るさ)調整ボ
(
タンとつまみ
CONTRAST
コントラスト
(
調整ボタンと
つまみ
)
PHASE
MANUAL MANUAL MANUAL MANUAL
8 (J)
CHROMA
BRIGHT
CONTRAST
モニターメモリーカードの取り扱い
別売りのモニターメモリーカードBKM-12Yは、以下の方法で
BKM-10Rに出し入れします。
入れかた
モニターメモリーカード挿入口
ボタン
EJECT
モニターメモリー
カード
モニターメモリーカードのコネク
ター部(先端部)に手をふれないよ
うにご注意ください。
◆ モニターメモ リ ーカードのデータ 操作については、使用しているモニター
の取扱説明書をご覧ください。
ボタンが外に出るまで、
EJECT
モニターメモリーカードを押し込
みます。
取り出しかた
ご注意
モニターメモリ ーカー ドが動作しているとき(データのセーブ・ロー
ド中 ) には、モニターメモリーカー ドを取り出さない でく ださい。
ボタン
EJECT
ボタンを押すと、モニターメモリー
EJECT
カードの先端部が挿入口から出てきます。
モニターメモリー
カードを取り出し
ます。
9 (J)