Shimano DH-3R30-N, DH-3R35-N, DH-3R30-H, DH-3R35-H User Manual [ja]

SI-2ZL0A-002-00
安全の為に必ずお守りください
警告
DH-3R35/DH-3R30 ハブダイナモの対応車輪のタイヤ外径は 646 716mm です。 タイヤ外径が 646mm 未満の自転車に使用されますと、ブレーキが効きすぎて車輪がロックし、バラ ンスを崩す等により転倒する恐れがあります
DH-3R35/DH-3R30 のハブ体には、ブレーキの効きすぎを制御するパワーモジュレーターが内蔵され ています。このパワーモジュレーターは、ある一定のブレーキ力に達すると、それ以上のブレーキ力 が出ないように制御する装置です。 パワーモジュレーターの使用推奨範囲は、自転車総重量(自転車+乗員+荷物)が DH-3R35-H/DH- 3R30-H の場合は 80 140 kgDH-3R35-N/DH-3R30-N の場合は 65 120 kg です。自転車総重量が 推奨範囲より重い場合には効き不足、軽い場合は効きすぎて車輪がロックし、転倒等の可能性があり ますので、パワーモジュレーターの機能特性を充分ご理解、ご体験されたうえでお使いください。 パワーモジュレーターは、車輪のロック防止装置ではありません。
●製品を取付ける時は、必ず取扱い説明書等に示している指示を守ってください。またその際、シマノ 純正部品の使用をお勧めします。 ボルトまたはナット等が緩んだり、製品が破損すると、突然に転倒して怪我をする場合があります。
乗車前に車輪が固定されていることを確認してください。転倒して大怪我をすることがあります。
夜間走行時にはランプの点灯の確認をしてください。
取扱い説明書はよくお読みになった後、大切に保管してください。
コードの配線
下図を参考にして配線を行ってください。
ご注意:
ランプのフレーム側接続端子およびランプ側接続端子は、 塗装部分をさけてコードの接続をします。
フレーム側 接続端子
ランプ側 接続端子
ご注意:
フレーム 側コードと、ランプ側 コードの位置を間違わ ず に配線します。間違った配線は、ランプが点灯しません。
コードの線は、ばらけないように接続前に充分ねじっ ておきます。
コードの推奨
タイプ 撚線 導 体 サイズ(AWG):22
絶縁体 外径:1.8 2mm
導体 絶縁体
外径:約 0.8mm
注意
ハブダイナモは、発電量が高くなっています。走行中、あるいは車輪を回転させた状態で、絶対にハブ ダイナモの接続端子に触らない 感電する恐れがあります。
使用上の注意:
ローラーブレーキの取扱い説明書「フロントインター Mブレーキシステム」も合わせてよくお読みください。
ドイツ道路交通法(StVZO)では、ドイツ国内のダイナモについて、過電圧保護を必要としています。 本製品には、過電圧保護機能は含まれていません。ドイツ国内で使用する場合は、ドイツ道路交通法
StVZO)の認証マークが表示されている、外付けの過電圧保護ユニット(シマノ製 SM-DH10 や同様
の過電圧保護機能を有する製品)をご使用ください。
前フォークエンド部の平行度を確認してください。著しく平行度が出ていない場合、ハブ軸の変形に よりハブダイナモ内部で、干渉音が発生することがあります。
ハブダイナモは、接続端子のある方を進行方向の右側にして、前フォークに取付けてください。もし 左側に取付けると、走行中に回転の異常が発生します。
ハブダイナモの接続端子が、確実に結線されていることを確認したうえでご使用ください。
フロントランプの電球は 6V-2.4W 球を使用し、テールランプは 6V-0.6W 球を使用してください。
フロントランプまたはテールランプの電球のいずれかが切れたときには、もう一方の電球に過剰電圧 がかかり電球の寿命が短くなりますので、早めに切れた電球を交換してください。
ランプ点灯時での走行速度域が高い場合、電球の寿命が短くなることがあります。
ハブ内部は分解しないでください。
ハブの内部には注油はおこなわないでください。グリスが流れ出したり通電不良の恐れがあります。
ハブダイナモは、ハブの内部に磁石が入っているため、タイヤ回転がわずか重たくなっています。
通常の使用において自然に生じた摩耗および品質の劣化は保証いたしません。
SI-2ZL0A-002
DH-3R35-H DH-3R35-N
ハブダイナモ
DH-3R30-H DH-3R30-N
ご使用方法
フレーム側コード
ランプ側コード
コネクターキャップ(灰色)
コネクターカバー(黒色)
ご注意:
方向に注意してセット します。
「パチン」と音がす るまで差し込みます。
16mm
16mm
フレーム側接続端子
ランプ側接続端子
ご注意:
コードの線を折り曲げ溝にセット します。
コードの線は接触させないこと。
ハブダイナモの接続端子
差し込む
折り曲げる
ご注意:
コードは走行中などに、スポークやその他のものに引っ掛から ないよう、前フォークやバスケットステーに固定してくださ い。サスペンションフォークなど、乗車中にハブダイナモとラ ンプ部の位置関係が変動する場合は、その可動範囲内でコード がたるみすぎたり、短かすぎたりしないように配線します。
ハブダイナモのランプ側接続端子からフレーム側接続端子間の 配線は、通電(ハブダイナモの電流が流れる)状態にしてください。
ランプの接続をハブダイナモから外すときは、コネクターカ バーを抜き取ります。
コネクターカバーを取外した状態で、走行しないよう注意してください。車輪への 巻き込みの原因となります。
車輪を取外すときは、コネクターカバーを先に抜き取ります。もし車輪を先に取外す と、コードに無理な力がかかり、断線や接触不良の原因となります。また車輪を取付
けるときは、車輪を先に前フォークへ固定してから、コネクターカバーを接続します。
コネクター カバー
抜き取る
前車輪の取付け
ハブダイナモの接続端子のある方を進行方向の右側にし、ハブの接続端子を前フォークまたはバス ケットステーに沿わせ、上向きにセットして下図の順に取付けます。クイックレリーズまたは袋ナッ トの固定後は、接続端子を無理に回さないでください。
クイックレリーズ式の場合
前フォーク
接続端子
ドロヨケステー
調整ナット
ナット式の場合
バスケットステー
前フォーク
ドロヨケステー
接続端子
締付トルク:
20 N·m {200 kgf·cm}
ご注意:
クイックレリーズ式の場合は、軸用歯付座金を使用しないでください。
確実な通電のために、2 本配線を行ってください。
袋ナット(M9
前フォーク
ドロヨケステー
ツルマキバネ
調整ナット
バスケットステー
菊座金
ドロヨケステー
接続端子
接続端子
前フォーク
コネクター カバー
接続
コード
前フォーク
点灯の確認
前輪を回転させ、ランプが点灯することを確認してください。
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマノ製自転車部品の取扱い方法を説明し ています。ご購入された自転車及びシマノ製自転車部品以外に関するご質問は、ご購入先または自転車 製造元へのお問い合わせをおすすめいたします。
取扱い説明書は右記にてご覧いただけます。http://techdocs.shimano.com
ご注意:
袋ナットを締付けるとき、片側を集中的に「締付け」または「ゆるめ」を行うと、ハブ軸が強制的に回 されてロックナットがゆるんだり、締め込んだりしてしまいますので左右交互に締付けてください。
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