Shimano BR-IM80-R, BR-IM81-R, BR-IM45-R, BR-IM55-R User Manual [ja]

SI-8G80B-003-00
安全の為に必ずお守りください
自転車のブレーキは、製品のモデルによって取扱 いが多少 異 なることがあります。したがって、ブレー キレバー へ の入力や自 転 車の操 作 特 性などを含め、 個々の自転車のブレーキ系統の適切な操作を充分 理解し慣れるようにしてください。 ブレー キ 系統の操 作が適切 でないと、自転 車のコ ントロ ール を 失 い 事 故 の もとに な り、 また 大 怪我を 招くとも限りません。 適切な操作については、自転車専門店にご相談い ただき、また自転車の取扱い説明書もよくお読みく ださい。ご自分の自転 車にお乗りになって、ブレ ー キ操作などを練習していただくことも大切です。
前ブレーキを強くかけると前輪がロックし、自転車 が前方向に転倒して重傷を負う可能性があります。
SB-8S20/ST-8S20/SB-7S45/BL-IM60/BL-IM65/ BL-IM45 のブレーキレバー には、 モード切替えが 装着されています。BR-IM81-R/BR-IM80-R/BR­IM55-R/BR-IM45-R は必ず CR のモード位置でご
使用ください。
シマノインター M ブレーキ の 性 能を 最 大限に 発揮
2.
させるため、必ずシマノブレ ーキケーブルとブレ ー キレバーをセットでご使 用ください。
ブレー キレバーを 握ったときの インナ ーケー ブルの引き代 は 、 14.5mm 以上必要です。
14.5 mm 未満の場合は、ブレーキ性能が悪く なり、ブレーキ が効かなくなることがあります。
ハブ固 定ナットが 袋ナットの場 合は、 フォー クエン
3.
ドの幅が 7mm 以上あるフレームをご使用ください。
ブレー キユ ニットが、ハブ本体にブレ ー キ取 付ワッ
4.
シャーで確実に固定されていることを確認してくだ さい。
車輪がフレームに、ハブ固定ナットで確実に固定さ
5.
れてい ることを確 認してください 。
使用中、次のことが発生した場合には、即刻使用
7.
を中止し、販売店で点検・修理をしてください。
1)ブレーキをかけたとき、音鳴りがした場合 2)ブレーキの効きが異常に強すぎる場合 3)ブレーキの効きが異常に弱すぎる場合
1) と 2) の場合は、ブレーキグリスの不足が考え
られますので、販売店でローラーブレーキ専用グ リスを 補 給してくだ さい 。
グリスを補給 するときは、必ずケーブルユニット
を取り外 してください。 次 にグリス 穴 キ ャップを取 り、チューブを穴の 奥 まで 12mm 以上差し込んで、 車輪をゆっくり回転させながら適量(約 してください。補給後、ブレーキの効きや音鳴り がしないか 確 認してください。
5g
注入
SI-8G80B-003
BR-IM81 BR-IM80 BR-IM55 BR-IM45
-R
-R
インター M ブレーキ
-R
-R
ご使用方法
機能を充分に発揮させるため、下記のラインナップに よる使 用 を推 奨いたしま す。
ブレー キ本体 BR-IM81-R/BR-IM80-R/
ハブ本体 SG-8R36/SG- 8R31/SG-7R46
レバー
ブレー キ ケーブル
ブレーキケーブルの取付け
アジャストボルトとアジャストナットが完 全 に 締 まっ
1.
ていることを確認したあと、インナーケーブルにア ウター受けユニットを図の方向に挿入します。
BR-IM55-R/BR-IM45-R
SB-8S20/ST-8S20/SB-7S45/ BL-IM60/BL-IM65/BL-IM45
イン ナ ー ケ ーブルを巻 取り 体 の 溝 に沿 わせ ま す。
5.
ブレーキアームの穴にアウター受けユニットを下方
6.
から挿入し、穴の奥にスライドさせます。
アウター受けユニットがブレー キアームの穴の奥
7.
まで入っていることを確認したあと、インナーエ ンドキャップ を 取り付けま す。 その後、インナーエンドキャップがフィンやスポー クと接 触し ない ようにしてくだ さ い 。
ブレーキケーブルの調整方法
ケーブルが張りぎみで、車輪の回転が重くなってい
1.
ることを確認したあと、ブレ ー キレバ ーを グリップ に付くまで、約 10 回ほど握り、ケーブルをなじま せます。
ブレー キユ ニットまた はブレ ーキレバー のケーブル
2.
アジャストボルトを回して、ブレーキレバ ー の 遊 び が 15mm になるように調整します。
ブレー キレバーの 遊 びとは 、レバーを操 作し ていない状態 から、 レバーを少し引いていく と、急 に重くなる所までの引き代 のことです。
ブレー キアームをフレームに固定するときは 、チェー ンステー のサイズに合ったアームクリップ をクリップ ボルトとクリップナットで指定の締付トルクでしっか りと締 付け てくださ い 。 クリップ ナットは 、 ナイロン イン サートロック ナ ット
(緩み止めナット)を使用してください。クリップボ
ルト、 クリップナット及び アームクリップ は シ マノ製 をお勧めします。なおアームクリップは、チェーン ステ ー に 合った ものをご 使 用ください。 ブレー キアームのクリップナットが 外れたり、クリッ プボルトまたはアームクリップが破 損すると、ブレ ー キアームが回転し突然ハンドルがとられたり、車輪 がロックして転倒し大怪我をすることがあります。
製品を取付ける時は、必ず取扱い説明書等に示し ている指示を守ってください。またその際、シマノ 純正部品の使用をお勧めします。 ボルトまたはナット等が緩んだり、製品が破損する と、突 然 に 転 倒して怪我をする場 合 があります。
乗る前には必ず前 後のブレーキが正しく作動するか どうか 確 認してください。
路面がぬれていると、タイヤがスリップしやすくな ります。タイヤがスリップすると転 倒して危険 です ので、スピードを控えて、早めの滑らかなブレーキ 操作をしてください。
取扱い説明書はよくお読みになった後、大切に保管 してください 。
シマノインター M ブレーキシステム は、長い下り坂
1.
でブレーキを連続して使 用されま すと、ブレーキ内 部が高温になりブレーキの効きが弱くなったり、内 部のグリスがなくなりブレーキの効きが急に強くな る等の異常が発生する場合があります。
シマノインター M ブレーキシステムは、 ISO(4210)/
DIN(79100-2) 等の規格を基本に設計しています。
それらの規格は、総重量が10 0kg での性能をうたっ ています。 但し、BR-IM81-R は総重量が 13 0kg を 想定した設計をしています。 総重量が 10 0kg(BR-IM81-R は 130 kg)を越える場 合には、ブレーキ力不足・耐久性不足等の不具合が生 じることもありますので、そのことを考 慮してご使用く ださい。
ブレー キアーム が、アームクリップ でチェーンステー
6.
にしっかりと固定 されていることを確認してくださ い。取付け不良は、ブレーキ性能が悪くなります。
ブレー キをひん ぱんに使用した場 合、ブレーキ 部
8.
周辺が高温になる場合があります。走行後しばら く(30 分位)は、ブレーキ部周辺に手をふれな いよう注意してください。
ブレー キ ケーブルがさびると、ブレーキ の効きが
9.
悪くなります。効きが悪くなった時は、新しいシ マノ純 正 ブレ ー キ ケーブルと交 換し、 再度 ブレ ー キの効きを確認してください。
ブレー キユ ニットは 分 解できません。分解すると
10.
トラブルや 故 障 の原 因 になります。
使用上の注意:
スポークは、6 本組または 8 本組で編まれた車 輪を使用してください。ラジアル組の車輪は使用 できません。スポークや車輪の破損またはブレー キ時に音鳴りの発生する恐れがあります。
インターMブレーキは、従来のバンドブレーキと 異なり、ドラム内部にグリスが封入されているた め、タイヤ回転がわずか重 たくなっています。(特 に冬期)
通常の使用において自然に生じた摩耗および品質 の劣化は保証いたしません。
取扱い方法または調整方法について疑問のある方 は、購入された販売店にご相談ください。
イン ナ ー 固 定ボ ルトユニットの 裏 面の 刻 印 が“ R”
2.
であることを確認したあと、インナー固 定ボルトユ ニットの穴に、インナーケーブルを通します。
下図の状態になるようにセットし、インナ ー固 定ナ ッ
3.
トを締め付けます。 この時 TL-IM21を使用すると、 より 簡 単 に イ ン ナ ー 固 定 ボルト ユ ニット を セットで きます。
99mm
イン ナ ー 固 定ワッシャー の印(赤色)を巻取り体の
4.
溝の方向に合わせてインナー固定ボルトユニットを 差込み、巻取り体の溝の奥まで押し込みます。
ケーブルアジャストボルトを回してケーブルを張りま
8.
す。
これでブレーキケーブルの取付けは完了です。取外 しの際は、逆の手順で行ってください。
ブレー キレバーを 握り、ブレ ーキの効きを確 認した
3.
あと、ケーブルアジャストナットでケーブルアジャス トボルトを固定します。
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマ ノ製自転車部品の取扱い方法を説明しています。ご購入された自 転車及びシマノ製自転車部品以外に関するご質問は、ご購入先 または自転車製造 元へのお問い合わせをおすすめいたします。
※ 取扱い説明書は下記にてご覧いただけます。
http://techdocs.simano.com
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