Sansui MSW-7625 User Manual

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取 扱 説 明 書
MSW-7625
機種番号 1071-820-001
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保証・サービス
弊社の電子計測器をご使用いただき、ありがとうございます。
します。
故障修理・校正等につきましては、下記の弊社営業部・営業所または販売代理店にご連絡
下さい。
(株)目黒電波測器
営業部 〒212-0055
川崎市幸区南加瀬4-11-1
TEL044-589-0823
FAX044-589-0825
()目黒電波測器
大阪営業所 〒530-0043
大阪市北区天満1-19-4 9F東
TEL06-6357-5513
FAX06-6357-5593
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使用上の注意
1電源電圧範囲
本器は、AC100V117V,220V,240V,±10% 50/60Hz で使用することが出来る
ように、電源電圧切換器を備えています。AC ライン電圧を変更してご使用になる場合
3.2 外観の説明(11 VOLTAGE SELECTOR」の説明を参考に、本体内部
VOLTAGE SELECTOR」を必ず、AC ライン電圧にあわせて切換えてください。
2「BLANKING」を、外部入力で使用する場合、最大入力パルス電圧は、20Vp-p ですの
で、20Vp-p 以上の電圧を加えないようにして下さい。
3マーカ周波数を設定する場合
マーカは、5 個の⑯「MARKER kHz(または MHz)」ディジタルスイッチによって、5
点挿入することが出来ますが、使用しないマーカは、他の使用しているマーカ周波数に
設定して下さい。
設定周波数を、掃引周波数範囲外にしておきましても、表示周波数とは無関係にマーカ
が挿入されることがあります。
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1 概説 ............................................................................................................................ 5
1.1 概要 .......................................................................................................................... 5
1.2 特長 .......................................................................................................................... 6
1.3 付属品 ...................................................................................................................... 6
2 性能 ............................................................................................................................ 7
3 取扱法 ......................................................................................................................... 9
3.1 外観図 ...................................................................................................................... 9
3.2 外観の説明 .............................................................................................................. 11
3.3 使用前の準備.......................................................................................................... 17
3.4 トラッキング調整を行う場合の測定例 ................................................................. 19
3.5 掃引速度によって像のひずみが生じた場合 .......................................................... 22
3.6 本器を中央集中装置として使用する場合 .............................................................. 25
3.7 本器と他の当社製掃引信号発生器を併用し、中央集中装置として使用する場合 28
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1 概説
……… 120dBμ(1Vrms)50Ω負荷端
1.1 概要
本器は、掃引帯域(AM-IFFM-IF バンドを除く)の一部を拡大して掃引する
(単位時間当たりの掃引量を少なくする)事ができる掃引信号発生器で、ラジ
オ受信機のトラッキング調整やカバーリング調整および 1F 回路の調整等に、次
の各機器と組み合わせて使用しますが、特に中央集中装置と使用しますと、威
力を発揮します。
スイープ用オシロスコープ (MCS-983D)
可変減衰器 (MCS-972)
テストループ (MLA-1001B)
掃引周波数範囲と、マーカ周波数の桁数及び最小桁周波数は、周波数バンドご
とに次のようになっています。
AM-IF バンド……………… 405kHz~505kHz 4 桁 0.1kHz
FM-IF バンド……………… 10.2kHz~11.2MHz 5 1kHz
LW-MW バンド……………… 100kHz3MHz 4 1kHz
SW バンド…………………… 1.5MHz~30MHz 4 10kHz
FM バンド…………………… 63MHz~110MHz 5 10kHz
拡大して掃引する(以下拡大掃引という)ことのできる周波数範囲は、掃引帯
域内に設定した各マーカを中心とした、それぞれの約 3mS 間です。
マーカ周波数は、⑦「MARKER FREQUENCY」のディジタルスイッチによっ
て、周波数バンドごとに掃引周波数範囲内に任意の周波数で 5 点挿入する事が
できます。
掃引出力レベルは周波数バンドによって、次のようになっています。
AM-IF バンド
FM-IF バンド
LW-MW バンド
SW バンド
FM バンド…………………… 110dBμ(約 0.316Vrms50Ω負荷端
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1.2 特長
品 名
形 式
数量
備 考
出力ケーブル
MC-2059-12
1
50Ω両端 N 型付
接続ケーブル
1
4 極接栓-矢ハズ
(白,赤,黒)付
電源コード
1
2 極接栓付
ヒューズ
1
1A または 0.5A スローブロー
取扱説明書
MWS-7625
1
1周波数範囲が広く、AM-IF バンド,FM-IF バンド,LW-MW バンド,SW
バンド,FM バンドをカバーしていますので、能率よく観測・調整が行えま
す。
2 高精度のマーカの周波数が⑦「MARKER FREQUENCY」ディジタルスイ
ッチによって簡単に挿入できますので、ラジオ受信機の変更にも容易に対応
ができます。
3 掃引帯域内の各マーカを中心とした、それぞれの約 3μS 間(ブラウン管面
で約 110)を拡大掃引(単位時間当たりの掃引量を、通常の掃引時の約 1
5)にすることができますので、掃引帯域全体を観測しながら、マーカを
中心としたそれぞれの約 3mS 間で、掃引速度による像のずれの少ない、高
精度の観測が行えます。
4 各バンド 5 点のマーカを、それぞれに接近または重畳させて設定する事がで
きます。
5 弊社製の中央集中化掃引信号発生装置(MCS-7000 シリーズ)と併用する事
ができ、小型化されています。
1.3 付属品
中央集中化掃引信号発生装置としてご購入の際は、上記内容と異なりますのでご
了承下さい。
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2 性能
<掃引信号発生部>
周波数バンド
周波数範囲 455kHz 405kHz505kHz
10.7MHz 10.2MHz11.2MHz
LWMW 0.1MHz3MHz
SW 1.5MHz30MHz
FM 63MHz110MHz
中心周波数範囲 455kHz :±20kHz
10.7MHz :±300kHz
LWMW 0.2MHz2.8MHz
SW 2MHz28MHz
FM 68MHz100MHz
掃引幅 455kHz :±10kHz~50kHz
10.7MHz :±100kHz500kHz
LWMW 0.2MHz2.8MHz
SW 2MHz28MHz
FM 5MHz 36MHz
出力電圧(負荷端) 455kHz, 10.7MHz, LW・MW, SW:120dBμ( 1Vrms
FM 110dBμ(約 0.316Vrms
出力偏差 ±1dB
周波数直線性 10%以内
信号源インピーダンス 50Ω
繰り返し周期 電源周波数の 1/2(のこぎり波 約 10Vp-p)
掃引方式 455kHz,10.7MHz:ワイド方式のみ
LW・MW,SW,FM:
ナロ方式とワイド方式の任意選択
(ナロ方式はマーカを中心に自動追従し、マーカ付
近の波形を拡大する。)
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<マーカ発生部>
周波数可変範囲 掃引帯域内の任意の 5 ポイント周波数
周波数バンド
設定方式 455kHz :4 桁 ディジタルスイッチ
10.7MHz 5 桁 ディジタルスイッチ
LWMW 4 桁 ディジタルスイッチ
SW 4 桁 ディジタルスイッチ
FM 5 桁 ディジタルスイッチ
最小桁設定桁数 455kHz 0.1kHz
10.7MHz 1kHz
LWMW 1kHz
SW 10kHz
FM 10kHz
周波数確度 455kHz :±500Hz
10.7MHz :±5kHz
LWMW :±500Hz
SW :±5kHz
FM :±50kHz
出力レベル 4Vp-p 以上 極性切換可能
マーカ発生方式 パルスマーカ
負荷インピーダンス 約 100Ω
<その他>
動作温度範囲 0℃~40℃
予熱時間 約 30 分
電源 AC100V,115V215V230V
(電源電圧切替器による切換方式)
±10 5060Hz 35VA
最大寸法 430(W)×110H)×330Dmm
重量 8.5kg
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3 取扱法
3.1 外観図
正面図
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