この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上の
ご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理 解いただくた
めにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができ
るよう、手元に置いてください。
[EXIT]ボタンを押しながら[ BANK]ボタンを押します。
[VALUE]ダイヤルを回して聴きたい曲を選びます。
「CHAIN PLAY」を選ぶと 1 曲目から順に演奏します。
もう一度[EXIT]ボタンを押すと、デモ・プレイ画面から抜けます。
※ デモ・ソングの演奏データは MIDI OUT コネクターからは出力されません。
取扱説明書
このたびは、ローランド XV-5050 をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
2
本文中の表記について
[]で囲まれた文字は、パネル上のボタンやダイヤル、つまみを表します。
•
文中の(P.**)は参照ページを表しています。
•
※本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と
本文中のディスプレイ上の設定は一致していません。あらかじめご了承ください。
2001 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
1
4
3
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について 警告と
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002b
●この機器を分解したり(取扱説明書に記載され
ている指示(P.120)を除く)、改造したりしな
いでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
警告 警告
2
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨する
ラック(SYR-600/4200)を使用してください。
..............................................................................................................
006
●この機器の設置にラック(SYR-600/4200)を
使用する場合、ぐらついた所や傾いた所にラッ
ク(SYR-600/4200)を設置しないでください。
安定した水平な所に設置してください。機器を
単独で設置する場合も、同様に安定した水平な
所に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
●電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
..............................................................................................................
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
警告
010
● この機器を 単独で、あるい はヘッド ホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくださ
い。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに
使用をやめて専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コー
ドをコンセントから外し、お買い上げ店または
ローランド・サービスに修理を依頼してください。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
022a
● 基板(SRX シリーズ)を取り付ける前に、機器
本体の電源を切って電源プラグをコンセントか
ら外してください(P.14)。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー
で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
024
●電源コードのアースを確実に取り付けてくださ
い。感電の恐れがあります(P.12)。
101a
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや
ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから
外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108a
●この機器を移動するときは、電源プラグをコン
セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください(P.14)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
115a
● 指定の基板(SRX シリーズ)だけを取り付け、
指定されたネジだけを外してください(P.120)。
..............................................................................................................
118
●ネジを外した場合は、小さなお子様が誤って飲
み込んだりすることのないようお子様の手の届
かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫
剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電
力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは
消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、
この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コードのプラグ
を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用
しないでください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく
ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容
が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
● ディスプレイに直接、カメラのフラッシュのような瞬間
的な強い光を当てないでください。誤動作することがあ
ります。
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリー、他の MIDI 機器(シーケンサーなど)の
失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご
容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
修理について
451b
● お客様がこの機器を分解(取扱説明書に記載されている
指示(P.120)を除く)、改造された場合、以後の性能に
ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする
場合もあります。
4
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし
ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク
リーナーでクリーニングしてください。
目 次
使用上のご注意 .........................................................................................4
主な特長....................................................................................................9
各部の名称とはたらき ............................................................................10
フロント・パネル .........................................................................................................................................10
リア・パネル..................................................................................................................................................11
音を鳴らす前の準備................................................................................12
電源コードの接続 .........................................................................................................................................12
MIDI 機器やオーディオ機器を接続する ..................................................................................................13
電源を入れる/切る.....................................................................................................................................14
電源を入れる......................................................................................................................................14
電源を切る..........................................................................................................................................14
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット).........................................................................15
クイック・スタート........................... 17
音を鳴らしてみよう................................................................................18
パッチを鳴らす(フレーズ・プレビュー)..............................................................................................18
プレビュー発音の種類を選ぶ.........................................................................................................18
他の MIDI 機器(MIDI キーボードなど)を使って鳴らす...................................................................19
MIDI キーボードを接続する ...........................................................................................................19
MIDI チャンネルを合わせる ...........................................................................................................19
パッチ(音色)を選ぶ.................................................................................................................................21
パッチの選びかたの基本操作.........................................................................................................21
バンクを選ぶ......................................................................................................................................21
カテゴリー別にパッチを選ぶ(パッチ・ファインダー).........................................................21
パッチの音の高さをオクターブ単位で変える(オクターブ・シフト)............................................23
モード(パッチ、パフォーマンス)を切り替える...............................................................................23
複数のパッチを重ねて鳴らす(レイヤー)..............................................................................................25
パフォーマンス「PB:001 Dulcimar&Gtr」を選ぶ...................................................................25
パートのオン/オフを設定する.....................................................................................................26
パートに割り当てているパッチを替える....................................................................................27
各パートの MIDI 受信チャンネルを変更する .............................................................................27
鍵域を分割して別々のパッチを鳴らす(スプリット).........................................................................28
パフォーマンス「PB:029 Organ / Lead」を選ぶ ..................................................................28
各パートの発音域を変える.............................................................................................................29
外部 MIDI 機器からパッチなどを切り替えてみよう.............................................................................30
パッチやリズム・セットを切り替える ........................................................................................30
パフォーマンスを切り替える.........................................................................................................31
エフェクトをオン/オフする .................................................................32
お気に入りのパッチをリストアップしよう............................................33
パッチを FAVORITE LIST に登録する ...................................................................................................33
FAVORITE LIST からパッチを選ぶ.........................................................................................................34
コンピューターと接続してみよう ..........................................................35
USB 端子を使った接続 ...............................................................................................................................35
MIDI コネクターを使った接続 ...................................................................................................................35
パッチとパフォーマンスについて ..........................................................36
パッチとは?..................................................................................................................................................36
パフォーマンスとは?.................................................................................................................................36
5
目 次
進んだ使いかた ................................. 37
第1章 パッチを作る............................................................................38
パッチの構成..................................................................................................................................................38
トーンの構成......................................................................................................................................38
パッチを作るときのポイント.....................................................................................................................38
発音させるトーンを選ぶ(トーンのオン/オフ).................................................................................39
パッチ全体に共通の設定をする(COMMON)......................................................................................39
トーンをさらにエディットする ................................................................................................................43
波形の設定をするときのポイント ................................................................................................43
波形を変える(WAVE)...................................................................................................................44
音の高さを変える(PITCH)...........................................................................................................45
フィルターで音の明るさを変える(TVF)..................................................................................46
音量を変える(TVA).......................................................................................................................48
ビブラートやトレモロをかける(LFO)......................................................................................50
コントローラーで音の鳴りかたを変える(CONTROL).........................................................51
エフェクトの設定をする.............................................................................................................................53
作成したパッチを保存する.........................................................................................................................53
他のパッチの設定をコピーする(パッチ・トーン・コピー).............................................................53
第2章 リズム・セットを作る .............................................................54
打楽器音の構成 .............................................................................................................................................54
設定する打楽器音を MIDI キーボードで選べるようにする ................................................................54
リズム・セットに共通の設定をする........................................................................................................55
各リズム・トーンの設定をする ................................................................................................................56
波形の設定をするときのポイント ................................................................................................56
波形や音の定位を変える(WAVE)..............................................................................................57
音の高さを変える(PITCH)...........................................................................................................59
フィルターで音の明るさを変える(TVF)..................................................................................59
音量を変える(TVA).......................................................................................................................61
その他の設定(CONTROL)...........................................................................................................61
エフェクトの設定をする.............................................................................................................................62
作成したリズム・セットを保存する........................................................................................................62
他のリズム・トーンの設定をコピーする(リズム・キー・コピー)................................................62
第3章 パフォーマンスを作る .............................................................63
パフォーマンスの構成.................................................................................................................................63
パフォーマンスの基本的な使い方 ............................................................................................................63
発音させるパートを選ぶ.............................................................................................................................63
パフォーマンスの設定のしかた ................................................................................................................63
パフォーマンス全体に共通の設定をする(COMMON)......................................................................64
発音域を設定する..............................................................................................................................64
その他の設定......................................................................................................................................64
各パートの設定をする.................................................................................................................................65
パッチ/リズム・セットを選択する ............................................................................................65
音量/音の定位/発音数を設定する ............................................................................................65
音の立ち上がり/余韻などを補正する ........................................................................................65
音の高さを変える..............................................................................................................................66
音の鳴りかたを変える .....................................................................................................................66
スケール・チューン .........................................................................................................................66
MIDI 関連の設定をする....................................................................................................................67
各パートの MIDI 情報を確認する(INFO)..................................................................................67
エフェクトの設定をする.............................................................................................................................68
作成したパフォーマンスを保存する........................................................................................................68
他のパートの設定をコピーする(パフォーマンス・パート・コピー)............................................68
6
第4章 エフェクトを使う.....................................................................69
エフェクトをオン/オフする.....................................................................................................................69
パッチ/リズム・セット・モードでの設定............................................................................................70
信号の流れ..........................................................................................................................................70
設定のしかた......................................................................................................................................71
パフォーマンス・モードでの設定 ............................................................................................................72
信号の流れ..........................................................................................................................................72
設定のしかた......................................................................................................................................73
マルチエフェクトの設定.............................................................................................................................74
コーラスの設定 .............................................................................................................................................74
リバーブの設定 .............................................................................................................................................74
マルチエフェクト・パラメーター ............................................................................................................75
コーラス・パラメーター..........................................................................................................................102
リバーブ・パラメーター..........................................................................................................................102
エフェクトの設定をコピーする(エフェクト・コピー)..................................................................103
第5章 作った音色を保存する ...........................................................104
本体に保存する(WRITE).......................................................................................................................104
パッチを保存する(PATCH WRITE)....................................................................................... 104
リズム・セットを保存する.......................................................................................................... 104
パフォーマンスを保存する.......................................................................................................... 104
特定の音色を初期化する(INIT)............................................................................................................ 105
本体への書き込みを禁止する(PROTECT)....................................................................................... 105
音色の設定を転送する(XFER).............................................................................................................106
目 次
第6章 その他の設定や状態確認をする .............................................107
環境設定をする .......................................................................................................................................... 107
共通で使うコントローラーを選ぶ .........................................................................................................107
MIDI と USB に関する設定をする .........................................................................................................108
MIDI チャンネルを設定する ........................................................................................................ 108
全体に共通の設定をする ..............................................................................................................108
音色ごとに受信スイッチを設定する ......................................................................................... 108
XV-5050 を複数台使って同時発音数を増やす....................................................................... 108
USB に関する設定をする.............................................................................................................109
プレビュー発音の種類を選ぶ..................................................................................................................109
イコライザーの設定をする...................................................................................................................... 109
全体のチューニングをする...................................................................................................................... 110
マスター・チューンとマスター・キー・シフト..................................................................... 110
スケール・チューン ...................................................................................................................... 110
現在の状態を確認する.............................................................................................................................. 110
設定を保存する .......................................................................................................................................... 110
第7章 GM 音源として使う(GM モード)........................................111
GM モードに切り替える .......................................................................................................................... 111
GM システムの基本設定に戻す .................................................................................................. 111
GM スコアを再生する................................................................................................................... 111
GM モードの設定を変更する .................................................................................................................. 111
GM モードのエフェクトを設定する(EFFECTS)................................................................. 112
MIDI 受信に関する設定をする(MIDI)..................................................................................... 113
各パートの設定をする(PART)................................................................................................ 113
7
目 次
第8章 具体的な活用例 ......................................................................114
外部 MIDI 機器で本体をリアルタイムにコントロールする .............................................................114
外部 MIDI 機器でマルチエフェクトの設定を変化させる...................................................... 114
トーンの設定を変化させる.......................................................................................................... 114
パッチを使った応用.................................................................................................................................. 115
LFO の周期をシステムのテンポに同期させる........................................................................ 115
マルチエフェクトの変化をシステムのテンポに合わせる.................................................... 115
トーン・ディレイの時間をシステムのテンポに合わせる.................................................... 116
ロータリーの回転周期をペダルで切り替える.........................................................................116
システムと同じテンポでフレーズ・ループを使用する ........................................................116
外部 MIDI 機器からパートの設定を変える ..........................................................................................117
マトリックス・コントロールを使った応用......................................................................................... 118
TMT を LFO でコントロールして、トーンを鳴らすタイミングを
周期的に変化させる ...................................................................................................................... 118
資 料............................................119
ウエーブ・エクスパンション・ボードを装着する ...............................120
ウェーブ・エクスパンション・ボードを取り付けるときの注意 ...................................................120
ウェーブ・エクスパンション・ボードの取り付けかた....................................................................120
ドライバのインストールと設定............................................................122
USB MIDI ドライバとは? ........................................................................................................... 122
Windows 98 / Me でお使いの場合 ...................................................................................................... 123
MIDI データの出力先の設定 ........................................................................................................ 125
Windows 2000 でお使いの場合............................................................................................................ 126
MIDI データの出力先の設定 ........................................................................................................ 129
ドライバを削除する(アンインストール)........................................................................................... 129
Macintosh で OMS をお使いの場合..................................................................................................... 130
XV-5050 ドライバのインストール ........................................................................................... 130
OMS の設定 .................................................................................................................................... 130
Macintosh で FreeMIDI をお使いの場合............................................................................................. 132
XV-5050 ドライバのインストール ........................................................................................... 132
FreeMIDI の設定............................................................................................................................. 133
故障かな?と思ったら ..........................................................................134
エラー・メッセージ一覧 ......................................................................135
ウェーブフォーム一覧 ..........................................................................136
パッチ一覧 ............................................................................................139
リズム・セット一覧..............................................................................145
パフォーマンス一覧..............................................................................151
デモ曲一覧 ............................................................................................151
MIDI インプリメンテーション..............................................................152
主な仕様................................................................................................175
索 引 ...................................................................................................176
8
主な特長
64 音ポリフォニック+ 16 パート・マルチ
ティンバー
XV-5050 は、最大同時発音数 64 音の 16 パート・マルチ
ティンバー音源です。複数トーンを組み合わせて作った音色
でも十分な発音数が得られます。
表現力溢れる音色の作成が可能
ステレオ・ウェーブを使った 4 トーン合成パッチ、ステレ
オ4ウェーブ・リズムトーン(最大 8 種類のウェーブを使
用可能)など、従来の JV シリーズより一歩進んだきめ細や
かなパッチ作成が可能です。より豪華で、表現力溢れる音色
を作成できます。
COSM エフェクトを含む強力エフェクトを内
蔵
内蔵エフェクトを基本から徹底的に改良。この中核を担うリ
バーブには SRV-3030 クオリティの DSP を内蔵し、クリ
アで質感の優れたサウンドによる音場表現が単体で可能にな
りました。
また、RSS や 3D ディレイ、スライサー、フォルマント・
フィルターといった、90 種類にもおよぶマルチエフェクト
(MFX)を搭載。さらに、COSM テクノロジーによるギ
ター・アンプ・シミュレーターやギター/ベース/キーボー
ドに最適なギター・マルチ、ベース・マルチ、キーボード・
マルチなどの複数のエフェクトを組み合わせたものも内蔵
し、よりパワフルなサウンドをつくります。また、パフォー
マンス・モードでは、3 種類の MFX を使用可能。任意の
パートでそれぞれの MFX を使用することができます。
また、各出力ジャックごとに 2 バンド EQ も搭載していま
す。
デジタル・アウト装備でデジタル・システム
にも完全対応
XV-5050 のアウトプット系は、2 ステレオ・ペアとしても
使用可能な 4 系統パラレル・アナログ出力をはじめ、S/P
DIF デジタル・アウト(オプティカル、コアキシャル)を備
えています。
USB コネクターを装備
USB コネクターをフロント・パネルに装備していますので、
簡単にコンピューターに接続できます。
GM レベル 2 システムに対応
DTM(デスクトップ・ミュージック)で共通語となった
GM レベル 2 システムに適合したモードを備えています。
GM2 とは、より高度な演奏表現と互換性を実現させるため
に決められた、GM の上位互換の推奨規定です。これによ
り、GM システム対応のソング・データをも再生することが
できます。
新フォーマットのウェーブ・エクスパンショ
ン・ボードを装着可能
新しいフォーマットのウェーブ・エクスパンション・ボード
(SRX シリーズ)を 2 枚装着可能です。これらにより、大量
の波形データを元にした音作りが可能です。
パッチ・ファインダー機能、フレーズ・プレ
ビュー機能を搭載
パッチの種類(カテゴリー)を指定することで、使いたい
パッチをすばやく選び出すことができます。
また、選んだパッチは[PREVIEW]を押すことによって、
そのパッチの種類ごとに用意された最適なフレーズで確認す
ることができます。
お気に入りのパッチを集めたリストを作成可
能
よく使用するお気に入りのパッチを FAVORITE LIST(フェ
イバリット・リスト)に登録することによって、まとめてお
くことができます。このフェイバリット・リストを使うと、
本体、ウェーブ・エクスパンション・ボードに分散している
お気に入りのパッチを素早く選ぶことができます。登録でき
るパッチは、64 個までです。
9
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
fig.FrontPanel
E
G
A
B
C J
A
USB コネクター
XV-5050 とコンピューターを USB ケーブルで接続する端子です。
(P.35)
PHONES ジャック
ヘッドホンを接続します。(P.13)
[VOLUME]つまみ(PHRASE PREVIEW)
OUTPUT A (MIX) ジャックや PHONES ジャックからの音量を調節
します。OUTPUT B ジャックからの音量は調節できません。
つまみを押すと、XV-5050 本体だけで音を確認することができま
す。(フレーズ・プレビュー機能 P.18)
B
MIDI メッセージ・インジケーター
MIDI IN コネクターから MIDI メッセージを受信すると点灯します。
USB メッセージ・インジケーター
USB コネクターから MIDI メッセージを受信すると点灯します。
C
ディスプレイ
操作に応じてさまざまな情報を表示します。
F
H D
I
F
[ CURSOR]、[CURSOR ]ボタン
カーソル(下線)を動かします。
[SHIFT]ボタン
このボタンは他のボタンと組み合わせて使います。このボタンを押
している間、他のボタンの機能が変わります。
G
[ BANK]、[BANK ]ボタン
バンクを選びます。(P.21)
[EDIT]ボタン
色々な設定を変更するときに押します。
[SYSTEM]ボタン
システム・モードにします。
XV-5050 全体に関する機能を設定します。
[UTILITY]ボタン
ユーティリティー・モードにします。
データの保存、コピー、初期化、転送、プロテクト、ファクト
リー・リセットなどをします。
H
D
[VALUE]ダイヤル(FAVORITE LIST)
設定値を変更します。このダイヤルを押し回したり、[SHIFT]を
押しながら回すと、値が大きく変わります。
パッチ/リズム・セット・モードでこのダイヤルを押すと、お気に入
りの音色を集めたフェイバリット・リストが表示されます。(P.33)
[PATCH FINDER]ボタン
パッチ・ファインダー機能を使ってパッチを選びます。(P.21)
E
[PERFORM]ボタン
パフォーマンス・モードにします。(P.23)
[SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、GM2 モードになりま
す。(P.23)
[PATCH]ボタン
パッチ・モードにします。(P.23)
[SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、リズム・セット・
モードになります。(P.23)
[EXIT]ボタン
各モードの PLAY 画面に戻すときや、実行操作を取り消すときに押
します。
トーン・スイッチ/セレクト[1]〜[4]ボタン
(パッチ/リズム・セット・モード)
[TONE]消灯時は、トーンのオン/オフをします。(P.39)
[TONE]点灯時は、設定対象のトーンを選びます。(P.39)
[ PART]、[PART ]ボタン
(パフォーマンス・モード)
設定対象のパートを選びます。(P.64)
[INFO]ボタン
各パートの MIDI メッセージの受信状態をチェックするときに押し
ます。(P.67)
I
[TONE]ボタン(ENTER)
トーン・スイッチ/セレクト[1]〜[4]ボタンの機能を切り替え
ます。
•
消灯時、[1]〜[4]はトーンのオン/オフをします。
•
点灯時、[1]〜[4]は設定対象のトーンを選びます。
設定値の確定や操作の実行に使います。
J
[POWER]スイッチ
電源をオン/オフします。(P.14)
10
リア・パネル
fig.RearPanel
各部の名称とはたらき
N O
K
K
AC インレット
付属の電源コードを接続します。(P.12)
L
MIDI コネクター(IN、OUT、THRU)
MIDI メッセージの送受信をするときに、XV-5050 と他の MIDI 機
器を接続する端子です。(P.19)
IN:MIDI 機器からのメッセージを受信します。
OUT:MIDI 機器へのメッセージを送信します。
THRU:MIDI IN で受信した MIDI メッセージを、そのまま送信しま
す。
M
デジタル・アウト・コネクター
オプティカル・タイプとコアキシャル・タイプのデジタル・アウ
ト・コネクターです。S/P DIF に準拠しています。
S/P DIF: デジタル・インターフェースのフォーマットのひとつで
民生用のデジタルオーディオ機器に使われています。
L
M
P
N
A(MIX)OUTPUT ジャック(L(MONO)、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオ(L/R)で出力します
(P.13)。モノで出力するときは、L 側に接続してください。
SYSTEM の Mix/Parallel パラメーターをミックスに設定したときの
出力先になります。(P.107)
※ 工場出荷時の設定で、すべてのプリセット・パッチはこの
ジャックから出力されます。
O
B OUTPUT ジャック(L、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオ(L/R)で出力します。
(P.13)
P
INDIVIDUAL 1 〜 4 OUTPUT ジャック
アンプやミキサーに音声信号をモノで出力します。(P.13)
11
音を鳴らす前の準備
または
電源コード
(付属)
2P-3P変換器
(付属)
XV-5050
リアパネル
2P-3P変換器
電源コードの接続
付属の電源コードを本体につなぎ、電源コンセントに差し込みます。
付属の電源コードには感電と機器の損傷を防ぐためのアース端子が付い
ています。コンセントにプラグを差し込むときは、アース端子を接続し
てください。なお、接続方法が分からないときは、ローランド・サービ
スにご相談ください。
12
MIDI 機器やオーディオ機器を接続する
ミキサーなど
パワー・アンプ
モニター・スピーカー
(アンプ内蔵)
MIDIIN
MIDIOUT
外部MIDI機器
(MIDIキーボード、シーケンサーなど)
ステレオ・セットなど
ヘッドホン
基本は、A(MIX)OUTPUTに
接続します。
XV-5050 にはアンプやスピーカーは内蔵されていません。音を出すためにはキー
ボード・アンプやオーディオ・セット、またはヘッドホンなどをご用意ください。
下図を参考にして XV-5050 と外部機器を接続します。
fig.Connection
音を鳴らす前の準備
1.
接続をする前に、すべての機器の電源がオフになっていることを確認します。
2.
付属の AC コードを本体につなぎ、電源コンセントに差し込みます。
3.
図のようにオーディオ・ケーブル、MIDI ケーブルを接続します。ヘッド
ホンを使う場合は、PHONES ジャックにプラグを差し込みます。
は、誤動作やスピーカーな
どの破損を防ぐため、必ず
すべての機器の音量を絞っ
た状態で電源を切ってくだ
さい。
13
音を鳴らす前の準備
電源を入れる/切る
電源を入れる
※ 正しく接続したら(P.13)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違
えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
電源を入れる前に、次のことを確認します。
1.
周辺機器と正しく接続されていますか?
•
•
XV-5050 および接続しているアンプやミキサーの音量が最小になって
いますか?
XV-5050 の[POWER]スイッチを押して、電源を入れます。
2.
接続している外部機器の電源を入れます。
3.
め、電源をオンしてからし
ばらくは動作しません。
電源を切る
電源を切る前に、次のことを確認します。
1.
XV-5050 や接続しているアンプやミキサーの音量が最小になっていま
•
すか?
作った音色データなどは保存しましたか?(P.104)
•
2.
接続している外部機器の電源を切ります。
3.
XV-5050 の[POWER]スイッチを押して、電源を切ります。
14
工場出荷時の設定に戻す
すでにあなたが作成した大
切なデータが記録されてい
る場合、この操作を行う
と、それらのデータはすべ
て失われてしまいます。
データを残しておきたいと
きは、外部 MIDI 機器に保
存しておいてください。
(ファクトリー・リセット)
XV-5050 を初めてお使いになるときは、取扱説明書の手順どおりに正しく動作さ
せるために、最初に工場出荷時の設定に戻してください。
fig.Reset
音を鳴らす前の準備
1
32
[UTILITY]を押して、ボタンを点灯させます。
1.
ユーティリティー画面が表示されます。
fig.05-02
2.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面左上に合わせます。
3.
[VALUE]を回して「FACTORY RESET」を選びます。
fig.ResetScreen
4.
[ENTER]を押します。
「Are You Sure?」と確認のメッセージが表示されます。
fig.Sure
4, 5
※[EXIT]を押すと、ファクトリー・リセットの実行を中止します。
[ENTER]を押すと、ファクトリー・リセットが実行されます。
5.
画面は PLAY 画面に戻ります。
※ 下の画面が表示された場合は、[VALUE]を回して設定を OFF にします。
[ENTER]を押して表示を消した後、もう一度[ENTER]を押してファクト
リー・リセットを行います。
fig.05-01
ト・プロテクト)について
詳しくは P.105 をご覧く
ださい。
15
MEMO
16
クイック・スタート
クイック・スタート
17
音を鳴らしてみよう
XV-5050 には、あらかじめ多くの音色が内蔵されています。XV-5050 では、通
常の演奏に使う音色を「パッチ」と呼びます。まず、
音を聴いてみましょう。
パッチを鳴らす(フレーズ・プレビュー)
XV-5050 は MIDI キーボードやシーケンサーを接続しなくても、パッチの種類
カテゴリー )ごとに用意された最適なフレーズで音色の確認をすることができま
(
す。
パッチ・モード でパッチの
3
1.
[PATCH]を押して、インジケーターを点灯させます。
PATCH PLAY 画面が表示されます。
fig.00-01
[VALUE]を回してパッチを選びます。
2.
[VOLUME]を押し続けます。
3.
押している間、あらかじめ用意されたフレーズでパッチが鳴ります。
プレビュー発音の種類を選ぶ
プレビューの鳴りかたを「フレーズで鳴らす(PHRASE)」「和音で鳴らす
(CHORD)」「1 音ずつ鳴らす(SINGLE)」の中から選べます。
2
1
18
3, 5, 782
[SYSTEM]を押して、ボタンを点灯させます。
1.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面上段のパラメーター・グ
2.
ループに合わせます。
fig.00-02
3.
[VALUE]を回して「PREVIEW」を選びます。
4, 6
1
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面左下のパラメーターに合わせ
4.
ます。
[VALUE]を回して、設定するパラメーターを選びます。
5.
音を鳴らしてみよう
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下のバリューに合わせます。
6.
[VALUE]を回して設定します。
7.
[EXIT]を押して PATCH PLAY 画面に戻ります。
8.
パラメーター 設定値 説明
PREVIEW
Mode SINGLE,
CHORD,
PHRASE
Key Note 1 〜 4 C-1 〜 G9 Mode で「SINGLE」「CHORD」を
Velocity Note 1 〜 4 0〜127 Mode で「SINGLE」「CHORD」を
SINGLE: Key Note 1 〜 4 で設定し
た音を 1 音ずつ順番に鳴らします。
CHORD: Key Note 1 〜 4 で設定し
た音を同時に鳴らします。
PHRASE: パッチの種類(カテゴ
リー)ごとに用意されたフレーズを
鳴らします。
選んだときに鳴らす 4 つの音の高さ
選んだときに鳴らす 4 つの音の音量
他の MIDI 機器(MIDI キーボードなど)を使って
鳴らす
クイック・スタート
XV-5050 は他の機器から MIDI データを受信して発音します。
お使いの MIDI キーボードを接続して XV-5050 を鳴らしてみましょう。
MIDI キーボードを接続する
下の図のように MIDI ケーブルを接続します。
fig.0-03.j
XV-5050
MIDIIN
MIDIOUT
MIDIキーボード
MIDI チャンネルを合わせる
他の MIDI 機器からの MIDI データを受信して発音させるときは、送信側の機器
(MIDI キーボードなど)と XV-5050 の MIDI チャンネルを合わせる必要がありま
す。
ここではパッチ・モードで両方の MIDI チャンネルを「1」に設定してみます。
実行した直後は、XV-5050
のパッチ・モードの受信
チャンネルは「1」になっ
ています。
19
音を鳴らしてみよう
10
2
5, 7, 9
1.
送信側の MIDI キーボードの送信チャンネルを「1」に設定します。
設定のしかたは MIDI キーボードの取扱説明書を参照してください。
2.
[PATCH]を押して、インジケーターを点灯させます。
※ ファクトリー・リセットを実行した直後の場合は、受信チャンネルが「1」に設定
されているため、以降の手順を行う必要はありません。MIDI キーボードを弾いて
音を鳴らしてみましょう。
3.
[SYSTEM]を押して、ボタンを点灯させます。
4.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面上段に合わせます。
fig.00-02
6, 8
4
3
5.
6.
7.
8.
9.
10.
[VALUE]を回して「MIDI&USB」を選びます。
fig.00-04
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面左下に合わせます。
[VALUE]を回して「Patch Rx Channel」を選びます。
fig.00-05
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下に合わせます。
[VALUE]を回して「1」を選びます。
fig.00-06
設定が終わったら[EXIT]を押して PATCH PLAY 画面に戻ります。
MIDI キーボードを弾いて音を鳴らしてみましょう。
[SHIFT]を押しながら
[PATCH]を押して、リズ
ム・セット・モードに切り
替えると、MIDI キーボー
ドで打楽器を演奏すること
ができます。[PATCH]を
押すと、元の PATCH
PLAY 画面に戻ります。
20
パッチ(音色)を選ぶ
パッチの選びかたの基本操作
fig.0-05.j
PATCH PLAY 画面で[VALUE]を回すと、パッチが切り替わります。
[VALUE]を押しながら回すと、値が大きく変化します。
[SHIFT]を押しながら[VALUE]を回しても、同様に値が大きく変化します。
バンクを選ぶ
fig.0-06
音を鳴らしてみよう
クイック・スタート
PATCH PLAY 画面で[ BANK]/[BANK ]を押すと、バンク
ります。
•
•
[BANK ]を押すと、バンクが以下のように切り替わります。
US(ユーザー)→ PA(プリセット A)→ PB(プリセット B)→ … → GM
(General MIDI)→ XA(エクスパンション A)→ XB(エクスパンション B)
[ BANK]を押すと、バンクが以下のように切り替わります。
XB(エクスパンション B)→ XA(エクスパンション A)→ GM(General
MIDI)→ PH(プリセット H)→ PG(プリセット G)→ … → US(ユーザー)
が切り替わ
カテゴリー別にパッチを選ぶ(パッチ・ファインダー)
XV-5050 には、目的のパッチをすばやく選ぶために「パッチ・ファインダー」と
いう機能が用意されています。
1 2, 5
4
3
スパンション・ボードが装
着されていなければ表示さ
れません。
[PATCH]を押して、インジケーターを点灯させます。
1.
[PATCH FINDER]を押して、ボタンを点灯させます。
2.
画面右上に、カテゴリーが表示されます。
fig.0-08
21
音を鳴らしてみよう
[ CURSOR]/[CURSOR ]でカテゴリーを選びます。
3.
[VALUE]を回して、カテゴリー内のパッチを選びます。
4.
[PATCH FINDER]を押して、ボタンを消灯させます。
5.
※手順3で、 [VALUE]を押すとカテゴリー選択画面が表示されます。
fig.00-07
•
[VALUE]を回してカテゴリーを選び、[VALUE]か[ENTER]を押
して確定します。あとの手順は、上記操作 4、5 と同様です。
選べるカテゴリーは次のとおりです。
カテゴリー・
画面表示カテゴリー 内容
グループ
---
Piano
Keys&Organ
Guitar
Bass
Orchestral
Brass
Synth
Pad
Ethnic PLK PLUCKED
Rhythm&SFX PRC PERCUSSION
PNO AC.PIANO
EP
KEY KEYBOARDS
BEL
MLT
ORG
ACD
HRM
AGT AC.GUITAR
EGT
DGT
BS BASS
SBS
STR STRINGS
ORC
HIT
WND
FLT
BRS AC.BRASS
SBR
SAX
HLD HARD LEAD
SLD
TEK
PLS
FX
SYN
BPD BRIGHT PAD
SPD
VOX
ETH ETHNIC
FRT
SFX SOUND FX
BTS
DRM DRUMS
CMB COMBINATION
NO ASSIGN
EL.PIANO
BELL
MALLET
ORGAN
ACCORDION
HARMONICA
EL.GUITAR
DIST.GUITAR
SYNTH BASS
ORCHESTRA
HIT&STAB
WIND
FLUTE
SYNTH BRASS
SAX
SOFT LEAD
TECHNO SYNTH
PULSATING
SYNTH FX
OTHER SYNTH
SOFT PAD
VOX
FRETTED
BEAT&GROOVE
カテゴリーに分類していないもの
アコースティック・ピアノ
エレクトリック・ピアノ
その他のキーボード(クラビ、ハープシコードなど)
ベル、ベル・パッド
マレット
エレクトリック・オルガン、チャーチ・オルガン
アコーディオン
ハーモニカ、ブルース・ハープ
アコースティック・ギター
エレクトリック・ギター
ディストーション・ギター
アコースティック・ベース、エレクトリック・ベース
シンセ・ベース
ストリングス
オーケストラ・アンサンブル
オーケストラ・ヒット、ヒット
木管楽器(オーボエ、クラリネットなど)
フルート、ピッコロ
アコースティック・ブラス
シンセ・ブラス
サックス
シンセ・リード(ハードなもの)
シンセ・リード(ソフトなもの)
テクノ・シンセ
鼓動音
シンセ FX(ノイズなど)
ポリ・シンセ
パッド・シンセ(明るいもの)
パッド・シンセ(ソフトなもの)
ボックス、クワイア
撥弦楽器(ハープ、民族楽器など)
その他の民族楽器
フレットのある撥弦楽器(マンドリンなど)
パーカッション類
サウンド・エフェクト
ビート、グルーブ
ドラム・セット
スプリットやレイヤーを使ったその他のパッチ
22
パッチの音の高さをオクターブ単位で変える
(オクターブ・シフト)
パッチ・モードで手軽にパッチ全体の音の高さを変えることができます。
[ CURSOR]/[CURSOR ]を押すたびに、パッチ全体の音の高さがオク
ターブ単位で変わります。± 3 オクターブ設定できます。
fig.0-09
モード(パッチ、パフォーマンス)を切り替える
XV-5050 には、パッチ・モードの他にパフォーマンス・モード、リズム・セッ
ト・モード、GM2 モードといったモードがあります。
音を鳴らしてみよう
クイック・スタート
PERFORM(
[PERFORM]を押すと、インジケーターが点灯し、パフォーマンス・モードにな
PATCH(
[PATCH]を押すと、インジケーターが点灯し、パッチ・モードになります。
RHYTHM(
[SHIFT]を押しながら[PATCH]を押すと、インジケーターが点滅し、リズム・
パフォーマンス・モード)
マルチティンバー音源として使ったり、パフォーマンスの設定を変更したりする
モードです。
ります。
パッチ・モード)
単一のパッチを使って鍵盤を演奏したり、パッチの設定を変更したりするモード
です。
リズム・セット・モード)
リズム・セットを鍵盤で演奏したり、リズム・セットの設定を変更したりする
モードです。XV-5050 では、リズム・セットはパフォーマンスのどのパートでも
使用でき、リズム・セット用にマルチエフェクトの設定もできます。
セット・モードになります。
GM(GM2 モード)
XV-5050 の音源を GM2に合致した音源として働かせるモードです。
[SHIFT]を押しながら、[PERFORM]を押すと、インジケーターが点滅し、GM
モードになります。
GM(General MIDI)とは、音源の MIDI 機能の仕様を、メーカーを越えて標準化
することを目的とした推奨規定です。GM に合致した音源やミュージックデータ
には GM マーク( )がついており、GM マークのついたミュージックデータ
は、GM マークつきの音源であればどれでもほぼ同じ演奏表現ができます。
GM2( )は、より高度な演奏表現と互換性を実現させるために決められた、
GM の上位互換の推奨規定です。従来の GM で規定されていなかった音色のエ
ディットやエフェクトなどの動作仕様が細かく規定され、音色も拡張されていま
す。GM2 に対応する音源は、GM、GM2 のどちらのマークのついたミュージック
23
音を鳴らしてみよう
パフォーマンスとは ...
パフォーマンスでは、パッチとリズム・セットを合計 16 個組み合わせてアンサン
リズム・セットとは ...
リズム・セットは、複数の打楽器音を集めたグループのことです。打楽器音の場
データも、正しく再生できます。なお、GM2 の追加規定を含まない従来の GM を
「GM1」と呼んで、両者を区別することがあります。
ブル演奏や重厚な音色で演奏を楽しむことができます。つまりパフォーマンスを
使えば、1 台の XV-5050 で 16 個の音色をコントロールできることになります。
このように 1 台で複数の音色を別々にコントロールできる音源のことをマルチ
ティンバー音源といいます。
合、一般にメロディーを演奏することはないので、鍵盤を使って音階が演奏でき
なくても構いません。しかし、できるだけ多くの打楽器音を一度に使えることが
大切です。これらのことから、リズム・セットでは押さえる鍵盤(ノート・ナン
バー)によって異なった打楽器音が鳴るようになっています。
24
複数のパッチを重ねて鳴らす(レイヤー)
16 個のパートにパッチあるいはリズム・セットを割り当てたものをまとめて パ
フォーマンス
fig.Performance
パフォーマンス
パフォーマンスで、いくつかのパートの MIDI 受信チャンネルを同じにして、複数
のパッチを重ねて鳴らす使いかたを
ここでは、2 つのパッチが重なって鳴るパフォーマンス「PB:001 Dulcimar&Gtr」
を使ってレイヤーを体験してみましょう。
と呼びます。
パート16
パート11
パッチ/
リズム・セット
パート10
パッチ/
リズム・セット
パート9
パート1
パッチ/
リズム・セット
レイヤーと呼びます。
音を鳴らしてみよう
クイック・スタート
パフォーマンス「PB:001 Dulcimar&Gtr」を選ぶ
fig.0-10
2
1.
[PERFORM]を押して、インジケーターを点灯させます。
2.
[BANK ]と[VALUE]で「PB:001 Dulcimar&Gtr」を選びます。
1
MIDI キーボードの送信チャンネルを「1」にして弾いてみましょう。パート 1 と
2 のパッチが重なって鳴ります。
2
25
音を鳴らしてみよう
パートのオン/オフを設定する
パフォーマンスに使われているパートをオン/オフしてみましょう。
パフォーマンス「PB:001 Dulcimar&Gtr」は、パート 1、2、10 がオンに設定さ
れています。
ここではパート 2 をオン/オフしてみましょう。
1
3, 5, 892
パフォーマンス「PB:001 Dulcimar&Gtr」が選ばれていることを確認しておきます。
[EDIT]を押して、ボタンを点灯させます。
1.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面上段に合わせます。
2.
[VALUE]を回して「MIDI」を選びます。
3.
fig.00-08
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面左下に合わせます。
4.
[VALUE]を回して「Rx Switch」を選びます。
5.
[ PART]/[PART ]を押して、パート 2 を選びます。
6.
fig.00-09
7.
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下に合わせます。
4, 7
6
26
8.
[VALUE]を回して、「OFF」または「ON」を選びます。
9.
[EXIT]を押して、PERFORM PLAY 画面に戻ります。
パートに割り当てているパッチを替える
パフォーマンスのパートに割り当てられているパッチを替えてみましょう。
ここでは、パフォーマンス「PA:001 Seq:Template」のパート 2 のパッチを
「PB:018 Slap Bass 1」に替えてみましょう。
PERFORM PLAY 画面で、パフォーマンス「PA:001 Seq:Template」を選んでお
きます。
[PERFORM]と[PATCH]を同時に押して、両方のインジケーターを点
1.
灯させます。
パートに割り当てられているパッチが表示されます。
fig.00-10
2.
[ PART]/[PART ]を押して、パート 2 を選びます。
fig.00-11
音を鳴らしてみよう
クイック・スタート
3.
[VALUE]を回して「PB:018 Slap Bass 1」を選びます。
4.
[PERFORM]を押して、PERFORM PLAY 画面に戻ります。
各パートの MIDI 受信チャンネルを変更する
PERFORM PLAY 画面で、使いたいパフォーマンスを選んでおきます。
1.
[EDIT]を押して、ボタンを点灯させます。
2.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面上段に合わせます。
[VALUE]を回して「MIDI」を選びます。
3.
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面左下に合わせます。
4.
[VALUE]を回して「Rx Channel」を選びます。
5.
[ PART]/[PART ]を押して、設定するパートを選びます。
6.
fig.00-12
も、フレーズ・プレビュー
機能が使えます。現在選ば
れているパートのパッチが
鳴ります。
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下に合わせます。
7.
[VALUE]を回して、MIDI チャンネルを設定します。
8.
[EXIT]を押して、PERFORM PLAY 画面に戻ります。
9.
信チャンネルを、現在鳴っ
ているパートの MIDI 受信
チャンネルと同じ値に設定
することで、簡単に重ねて
鳴らすパート(パッチ)を
追加できます。
27
音を鳴らしてみよう
鍵域を分割して別々のパッチを鳴らす
(スプリット)
パフォーマンスでいくつかのパートの MIDI 受信チャンネルを同じにし、各パート
の発音域の設定を変えることにより、鍵域を別々のパッチで分割して鳴らす使い
スプリット と呼びます。
かたを
スプリットは、レイヤー(複数のパッチを重ねて鳴らす)の応用です。レイヤー
されている各パッチの発音域を変えることでスプリット動作になります。
パフォーマンス「PB:029 Organ / Lead」を使ってスプリットを体験してみま
しょう。
パフォーマンス「PB:029 Organ / Lead」を選ぶ
2
1.
[PERFORM]を押してインジケーターを点灯させます。
2.
[BANK ]と[VALUE]で「PB:029 Organ / Lead」を選びます。
MIDI キーボード(MIDI 送信チャンネルは 1)を弾いてみましょう。
このパフォーマンスは、パート 2 とパート 3 の発音域が次のように設定されてい
ます。
パート 2:C4 〜 G9
パート 3:C-1 〜 B3
1
2
28
各パートの発音域を変える
パート 2:C5 〜 G9、パート 3:C-1 〜 B4 で発音するように設定を変えてみま
しょう。
音を鳴らしてみよう
クイック・スタート
14
3, 5, 8
10, 13
パフォーマンス「PB:029 Organ / Lead」が選ばれていることを確認しておきます。
1.
[EDIT]を押して、ボタンを点灯させます。
2.
[ CURSOR]を数回押して、カーソルを画面上段に合わせます。
3.
[VALUE]を回して「COMMON」を選びます。
4.
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面左下に合わせます。
5.
[VALUE]を回して「Key Range Lower」を選びます。
6.
[ PART]/[PART ]を押して、パート 2 を選びます。
7.
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下に合わせます。
2
4, 7
9
12
6
11
1
8.
[VALUE]を回して「C5」を選びます。
9.
[ CURSOR]を押して、カーソルを画面左下に合わせます。
10.
[VALUE]を回して「Key Range Upper」を選びます。
11.
[PART ]を押して、パート 3 を選びます。
12.
[CURSOR ]を押して、カーソルを画面右下に合わせます。
13.
[VALUE]を回して「B4」を選びます。
14.
[EXIT]を押して、PERFORM PLAY 画面に戻ります。
MIDI キーボードを弾いて、発音域が変わったか確かめてみましょう。
29
音を鳴らしてみよう
外部 MIDI 機器からパッチなどを切り替えてみよう
パッチやリズム・セットを切り替える
XV-5050 は MIDI データを受信することで、パッチ(パフォーマンスの各パート
のパッチを含む)やリズム・セットを切り替えることができます。
ここでは、外部 MIDI 機器の送信チャンネルと XV-5050 の受信チャンネル
(Patch Rx Channel P.108)を「1」に設定した後、外部 MIDI 機器から MIDI
メッセージを送信して、XV-5050 のパッチを「PB:018 Slap Bass 1」に切り替
えてみましょう。
外部MIDI機器の MIDI OUT コネクターと XV-5050の MIDI IN コネクターを
1.
MIDI ケーブルで接続します。
[PATCH]を押して、インジケーターを点灯させます。
2.
パッチ・モードになります。
外部 MIDI 機器の送信チャンネルと XV-5050 の受信チャンネルを合わせま
3.
す。(P.108 参照)
※ ファクトリー・リセットを実行した直後の場合は、受信チャンネルが「1」に設定
されているため、受信チャンネルの設定を行う必要はありません。
実行した直後は、XV-5050
のパッチ・モードの受信
チャンネルは「1」になっ
ています。
XV-5050 にバンク・セレクト MSB(コントローラー・ナンバー 0)の値
4.
「87」を送信します。
※ リズム・セットを切り替えたい場合は、「86」を送信します。
つぎに、バンク・セレクト LSB(コントローラー・ナンバー 32)の値
5.
「65」を送信します。
プログラム・チェンジの値「18」を送信します。
6.
画面内のパッチ名が「PB:018 Slap Bass 1」に切り替わります。
※ 各パッチやリズム・セットは、次のようにバンク・セレクト・ナンバーと
プログラム・ナンバーに対応しています。
パッチ
バンク ナンバー MSB LSB
US(ユーザー) 001 〜 128 87 00 001 〜 128
PA(プリセット A) 001 〜 128 87 64 001 〜 128
PB(プリセット B) 001 〜 128 87 65 001 〜 128
PC(プリセット C) 001 〜 128 87 66 001 〜 128
PD(プリセット D) 001 〜 128 87 67 001 〜 128
PE(プリセット E) 001 〜 128 87 68 001 〜 128
PF(プリセット F) 001 〜 128 87 69 001 〜 128
PG(プリセット G) 001 〜 128 87 70 001 〜 128
PH(プリセット H) 001 〜 128 87 71 001 〜 128
GM(GM2) 001 〜 256 121 0〜 001 〜 128
XA(エクスパンション A) 001 〜 93 0〜 001 〜
XB(エクスパンション B) 001 〜 93 0〜 001 〜
バンク・セレク
ト・ナンバー
プログラム・
ナンバー
クスパンション・ボードに
よって異なります。SRX
シリーズの取扱説明書をご
覧ください。
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