Roland SI-24 MIDI IMPLEMENTATION [ja]

取扱説明書
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」
(P.2 〜 3)と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、こ
の機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお 読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手 元に置いてください。
 2002 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
ローランド・ウェブ・サイト http://www.roland.co.jp/
安全上のご注意
 
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○雨に濡れる場所 ○ホコリの多い場所
○振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
2
警告
注意
安全上のご注意
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
101a
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●電源プラグとコンセントの間にゴミやほこりが たまると、絶縁不良を起こして火災の原因にな
りますので、乾いた布で定期的に拭き取ってく ださい。また、長時間使用しないときは、電源
プラグをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108a
●この機器を移動するときは、電源プラグをコン セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(「電源を
切る」P.14)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
118
● アースねじを外した場合は、小さなお子様が 誤って飲み込んだりすることのないようお子様
の手の届かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
120
●ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マ イクロホンを接続したとき以外は、ファンタム
電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・ マイクロホンやオーディオ再生装置などにファ
ンタム電源を供給すると故障の原因になりま す。マイクロホンの仕様については、お使いの
マイクロホンの取扱説明書をお読みください。 (本機のファンタム電源:DC 15V、10mA Max)
..............................................................................................................
●極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に 水滴がつく(結露)ことがあります。このまま
使用すると故障の原因になりますので、数時間 放置し、結露がなくなってから使用してくださ
い。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
●完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくださ
い。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセント は、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところのも
のを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがありま
す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も しくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること
があります。
355
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとして、ハード・ディスク/ MO ディスクなどなどに保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● ハード・ディスク/ MO ディスクなどの失われた記憶内 容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
***
● 容器梱包材を廃棄する場合、各市町村のゴミの分別基準に したがって行ってください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
●変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
著作権について
852a
● 本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をや りとりする際、SCMS(Serial Copy Management
System)による制約を受けず録音を行うことができます。 これは本機が専ら音楽制作を目的としており、他者の著作
権を侵害しない作品(自作曲など)の録音まで、制約を受 けることがないよう設計されているためです。(SCMS と
は、デジタル接続を介しての、第二世代以降のコピー録音 を制限する機能です。著作権保護の目的で、MD レコー
ダーなどの民生用デジタル・オーディオ機器に搭載されて います。)
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用 しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を
侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等の技術的保護手段を回避して第三者の著作物を無断で
複製することは、第三者の著作権を侵害する行為となり、 法律で禁じられています。
855
● 技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMS に対 応しての複製に関しては、従来どおり私的使用の範囲で行
えます。
4
目 次
お使いになる前に ....................................................................................................................6
パッケージの内容を確認する....................................................................................................................... 6
SI-24 の主な特長............................................................................................................................................ 6
各部の名称とはたらき .............................................................................................................7
トップ・パネル............................................................................................................................................... 7
インプット/アウトプット・セクション...................................................................................... 7
コントロール・セクション............................................................................................................... 8
リア・パネル..................................................................................................................................................11
SI-24 を使う準備をする......................................................................................................... 12
周辺機器を接続する.....................................................................................................................................12
電源を入れる/切る.....................................................................................................................................14
ファンタム電源を使う.................................................................................................................................14
入力感度を調整する.....................................................................................................................................15
デジタル入力を使う.....................................................................................................................................16
全体の信号の流れ ..................................................................................................................17
SI-24 のインプットをモニターする....................................................................................... 18
RPC-1のミキサーで入力音を返す...........................................................................................................19
RPC-1のダイレクト・モニタリング機能を使って入力音を返す.....................................................21
アプリケーション・ソフトから入力音を返す........................................................................................22
システムの設定をする ...........................................................................................................23
アプリケーションに合わせた設定をする................................................................................................23
プロトコルを切り替える.................................................................................................................23
ユーザー・モードを設定/登録する............................................................................................24
ユーザー・モードをコンピューターへ保存する〜ダンプ.......................................................26
コンピューターに保存したユーザー・モードを読み込む〜ロード......................................26
MIDIコネクターで操作の情報を送受信する〜 MIDIコントロール・モード..................................27
SI-24 から RPC-1 のR-Bus Out 7/8 を出力する...............................................................................28
Logic RPC Pro を操作する.................................................................................................... 29
SI-24 の設定をする......................................................................................................................................29
Logic RPC Pro の設定をする ...................................................................................................................29
チャンネルを選択する.................................................................................................................................30
チャンネルの状態を切り替える................................................................................................................31
イコライザーを操作する.............................................................................................................................32
バスへのセンド・レベルを操作する........................................................................................................33
プラグインを操作する.................................................................................................................................33
曲の位置を登録する〜マーカー・クリエイト........................................................................................34
テン・キーに登録された画面を呼び出す〜スクリーン・セット......................................................35
ショート・カット機能を使う.....................................................................................................................35
トランスポートを行う.................................................................................................................................35
Pro Tools(バージョン 4.1 以上)を操作する......................................................................36
Pro Tools を操作するときの注意.............................................................................................................36
SI-24 の設定をする......................................................................................................................................36
Pro Tools の設定をする .............................................................................................................................37
SI-24 の各部のはらたき..............................................................................................................................38
Cubase VST(バージョン 5.0 以上)を操作する.................................................................. 40
Cubaseを操作するときの注意.................................................................................................................40
SI-24 の設定をする......................................................................................................................................40
Cubaseの設定をする..................................................................................................................................41
SI-24 の各部のはらたき..............................................................................................................................42
用 語 .................................................................................................................................... 44
ブロック・ダイヤグラム........................................................................................................45
主な仕様.................................................................................................................................46
5

お使いになる前に

※ プロトコル(P.23)を「Pro
s

パッケージの内容を確認する

□ SI-24 本体 □ 取扱説明書(本書)
□ 電源ケーブル □ Pro Tools モード・シール(※)
□ 保証書

SI-24 の主な特長

SI-24 は、R-BUS を搭載しています。R-BUS を使って、SI-24 と RPC-1 を搭載し たコンピューターを接続することにより、「8 チャンネル(IN / OUT)のデジタ
ル・オーディオのやりとり」と、「MIDI によるアプリケーションのコントロール」 が可能です。
■ 専用のチャンネル・エディット機能を搭載
各チャンネルのイコライザー、センド・レベルやパンを操作するために、12 個の つまみと4個のボタンを配置しています。ダイレクトで素早い操作性が得られます。
■ ムービング・フェーダーを採用
Tools モード」にして使う 場合、ボタンやつまみの機 能がパネルと異なる部分が あります。「Pro Tools モー ド」のときは、Pro Tool モード・シールを貼って、お 使いになると便利です。
詳しくは、「Pro Tools モー ド・シールを貼る」(P.36)を お読みください。
SI-24 で音声を扱ったり、コン ピューターと音声のやりとり をするには、R-BUS インター フェース・カード(RPC-1)を 搭載したコンピューターとの 接続が必要です。
MASTER フェーダーを含めて、13 本のムービング・フェーダーを装備し、より快 適な操作性を実現します。
■ ジョイ・スティック・コントローラーを装備
サラウンド・コントロール専用に、ジョイ・スティックを装備しています。
■ 充実した接続端子を装備
○ ライン・レベル(+4dB)からマイク・レベル(-50dB)までの幅広い入力感度
に対応した、8 系統のアナログ入力を装備しています。8 系統の XLR コネク ターは、ファンタム電源の供給ができるので、外部電源の必要なコンデンサー・
マイクを直結することもできます。また、エレクトリック・ギターを直接入力 できる、ハイ・インピーダンスの標準ジャック(GUITAR)も装備しています。
○ アナログ出力として、6系統の標準ジャックを装備しています。MASTERジャッ
ク(ステレオ)、AUX1 ジャック(ステレオ)に加え、RCA ピン・タイプの AUX2 ジャック(ステレオ)を装備しています。
○ コアキシャル(同軸)タイプのデジタル I/O コネクター(IN、OUT)を装備し
ています。デジタル・オーディオ機器(電子楽器、DAT レコーダー、および ローランド VS シリーズなど)とデジタル接続できます。
○ すべての入出力は、最大 24ビット/ 96kHzサンプリングに対応し、より高音
質を実現します。
○ MIDI コネクター(IN、OUT)を装備しています。R-BUS を使ってコンピュー
ターと接続しているときには、SI-24 の MIDI コネクターをコンピューターの MIDI インターフェースとして使うことができます(チャンネル 2 〜 16 に限り
ます)。 また、「MIDI コントロール」(P.27)をオンにすると、コンピューターや MIDI
器機を MIDI コネクター経由でコントロールすることもできます。
6
お使いのアプリケーションに よっては、SI-24 を MIDI イン ターフェースとして使用でき ない場合があります。

各部の名称とはたらき

トップ・パネル

インプット/アウトプット・セクション

fig.**
各部の名称とはたらき
INPUT(インプット)ジャック 1 〜 8 / XLR タイプ
XLRタイプのプラグを持つ機器を接続するジャックです。 SI-24 の INPUT1 〜 8 に入力した音声は、それぞれ RPC-1
の「R-Bus In 1 〜 8」に入力されます。 各ジャックごとにファンタム電源をかけることができます。
詳しくは、「ファンタム電源を使う」(P.14)をお読みく ださい。
同一番号の INPUT ジャックに、XLR タイプと標準タイプのプラグを 同時に接続しないでください。
MASTER(マスター)ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 RPC-1 の「R-Bus Out 1」と「R-Bus Out 2」が出力されま
す。MASTER フェーダーで音量を調整します。
AUX1 ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 RPC-1 の「R-Bus Out 3」と「R-Bus Out 4」が出力されます。
AUX2 ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 RPC-1 の「R-Bus Out 5」と「R-Bus Out 6」が出力されます。
DIGITAL IN(デジタル・イン)コネクター
電子楽器、DAT レコーダー、およびローランド VS シリーズ などのデジタル・オーディオ機器を接続するコアキシャル(同 軸)タイプのコネクターです。
デジタル・インの入力を使う場合は、SI-24 と RPC-1 の設定が必要 です。詳しくは、「デジタル入力を使う」(P.16)をお読みください。
ピーク・インジケーター
● 入力レベル それぞれの INPUT ジャックに入力している音が、歪んでいる
かどうかを確認できます。インプット・センスつまみで適正 な入力レベルを調整するときのガイドになります。
詳しくは、「入力感度を調整する」(P.15)をお読みくだ さい。
● ファンタム電源
[SHIFT]を押している間は、ファンタム電源のオン/オフを
示します。 インジケーターが点灯:ファンタム電源オン インジケーターが消灯:ファンタム電源オフ
詳しくは、「ファンタム電源を使う」(P.14)をお読みく ださい。
DIGITAL OUT(デジタル・アウト)コネクター
デジタル・オーディオ信号(ステレオ)の出力コネクターです。 RPC-1 の「R-Bus Out 1/2」が出力されます。
RPC-1 の「R-Bus Out 7/8」を、DIGITAL OUT から出力すること もできます。詳しくは、「SI-24から RPC-1 の R-Bus Out 7/8 を出 力する」(P.28)をお読みください。
INPUT(インプット)センスつまみ
それぞれの INPUT ジャックの入力感度を調整します。
詳しくは、「入力感度を調整する」(P.15)をお読みくだ さい。
PHONES(フォーンズ)つまみ
ヘッドホンの音量を調節します。
7
各部の名称とはたらき

コントロール・セクション

fig.**
フェーダー
画面上のフェーダーを動かし、チャンネルの音量レベルを調 整します。
マウスを使って画面上のフェーダーを動かすと、SI-24 のフェーダー も同期して動きます。
STATUS(ステータス)ボタン STATUS MODE(ステータス・モード)
選択されている STATUS MODE に応じて、[STATUS]の機 能が切り替わります。
チャンネルの状態は、[STATUS]で切り替えます。現在の状 態は、ボタンの色で確認できます。
詳しくは、「チャンネルを選択する」(P.30)
をお読みください。
CH SELECT(チャンネル・セレクト)ボタン
操作の対象とするチャンネルを選択します。操作の対象と なっているチャンネルは、[CH SELECT]が点灯します。
[SHIFT]と組み合わせたときは、INPUT ジャック(XLR タ
イプ)のファンタム電源スイッチとなります。
詳しくは、「ファンタム電源を使う」(P.14)をお読みく ださい。
PAN(パン)1〜 12 つまみ
CH ASSIGN(チャンネル・アサイン)で選択したチャンネル
のパンを調整します。
[EQ/SEND]をオン(点灯)にすると、イコライザーやバス
へのセンド・レベルを操作するつまみとなります。
詳しくは、「イコライザーを操作する」
(P.32)、または「バスへのセンド・レベルを操作する」(P.33)
をお読みください。
[PLUG-IN]をオン(点灯)にすると、プラグインの各パラ
メーターを操作するつまみとなります。
詳しくは、「プラグインを操作する」(P.33)
をお読みください。
ON / INS(オン/インサート)1 〜 4 ボタン
[EQ/SEND]がオン(点灯)のとき EQ[ON]として機能します。
4 バンドの各イコライザーのオン/オフを切り替えます。イ コライザーがオンになると、EQ[ON]が点灯します。
詳しくは、「イコライザーを操作する」
(P.32)をお読みください。
[PLUG-IN]がオン(点灯)のとき
[INS]として機能します。エディット対象のプラグインを選
択します。
8
詳しくは、「プラグインを操作する」(P.33)
をお読みください。
各部の名称とはたらき
各部の名称とはたらき
EQ/SEND(イコライザー/センド)ボタン
[EQ/SEND]をオン(点灯)にすると、PANつまみ 1 〜 12
でイコライザーやバスへのセンド・レベルの設定ができます。
詳しくは、「イコライザーを操作する」
(P.32)、または「バスへのセンド・レベルを操作する」(P.33)
をお読みください。
PLUG-IN(プラグイン)ボタン
[PLUG-IN]をオン(点灯)にすると、プラグインの各パラ
メーターの設定ができます。
詳しくは、「プラグインを操作する」(P.33)
をお読みください。
SHIFT(シフト)ボタン
ほかのボタンと組み合わせて、そのボタンのはたらきを切り 替えます。
CH ASSIGN(チャンネル・アサイン)
操作の対象とするミキサー・セクションを選択します。選択 されたボタンが、点灯します。
詳しくは、「チャンネルを選択する」(P.30)
をお読みください。
● INPUT/INST(インプット/インストゥルメント)ボタン
インプットを操作するときに選択します。 インストゥルメントを操作するときは、[SHIFT]押しながら
[INPUT/INST]を選択します。
● OUTPUT(アウトプット)ボタン
アウトプットを操作するときに選択します。
● BUS(バス)ボタン
バスを操作するときに選択します。
●Tr1−12(トラック 1 〜 12)ボタン
トラック 1 〜 12 を操作するときに選択します。
●Tr13−24(トラック 13 〜 24)ボタン
トラック 13 〜 24 を操作するときに選択します。
DIGITAL IN(デジタル・イン)ボタン
DIGITAL IN の入力を、RPC-1 に送るときに使います。
[DIGITAL IN]をオン(点灯)にすると、INPUT 7 〜 8(ア
ナログ入力)の替わりに、DIGITAL IN からの入力が RPC-1 に送られます。
デジタル・インの入力を使う場合は、RPC-1 の設定も必要です。詳 しくは、「デジタル入力を使う」(P.16)をお読みください。
POWER(パワー)インジケーター
SI-24 の電源のオン/オフを示します。電源がオンのときは、 インジケーターが点灯します。
SURROUND PAN(サラウンド・パン)
● ON(オン)ボタン
サラウンド・モードのオン/オフを切り替えます。 SURROUND PAN[ON]をオン(点灯)にすると、現在、選
択されているチャンネルのパンがサラウンドに切り替わりま す。同時に、サラウンドの画面が開きます。
サラウンド・モードをオフにすると、通常のパン表示に戻り ます。
サラウンド・モードがオンのとき、PANつまみは効かなくなります。
● ジョイ・スティック SURROUND PAN[ON]がオン(点灯)のとき、サラウン
ド・パンを操作します。
SYSTEM(システム)ボタン
SI-24 のシステムの設定を行います。[SYSTEM]を押してい る間、[0]〜[9]が、システム設定ボタンとして機能します。
[1][5]:プロトコルを選択します。
詳しくは、「プロトコルを切り替える」(P.23)をお読み ください。
[6](MIDI Ctrl)
オン(点灯)にすると、SI-24 と接続したコンピューター や MIDI 器機を、MIDI コネクター経由で操作することがで きます。
詳しくは、「MIDI コネクターで操作の情報を送受信する〜 MIDI コントロール・モード」(P.27)をお読みください。
[7](7/8>D.OUT)
オン(点灯)にすると、RPC-1 の「R-Bus Out 7/8」が、 DIGITAL OUT から出力されます。
詳しくは、「SI-24 からRPC-1 の R-Bus Out 7/8 を出力す
る」(P.28)をお読みください。
[8](DUMP/LD)
ユーザー・モードを、コンピューターに保存したり、保存 したデータを読み込んだりするときに使います。
詳しくは、「ユーザー・モードをコンピューターへ保存す
る〜ダンプ」(P.26)、「コンピューターに保存したユー ザー・モードを読み込む〜ロード」(P.26)をお読みくだ
さい。
[9](KEY)
ユーザー・モードを設定するとき、キー/フェーダー設定 モードのオン/オフを切り替えます。
詳しくは、「ユーザー・モードを設定/登録する」(P.24)
をお読みください。
[0](LED)
ユーザー・モードを設定するとき、LED 設定モードのオ ン/オフを切り替えます。
詳しくは、「ユーザー・モードを設定/登録する」(P.24) をお読みください。
9
各部の名称とはたらき
MAKER(マーカー)ボタン
[MARKER]をオン(点灯)にすると、[0]が、マーカー・
クリエイト・ボタンとして機能します。マーカーは、[1]
[9]に登録されます。
詳しくは、「曲の位置を登録する〜マーカー・
クリエイト」(P.34)をお読みください。
SHORT CUT(ショート・カット)ボタン
[SHORT CUT]をオン(点灯)にすると、[0]〜[9]が、コ
マンドの実行ボタンとして機能します。
詳しくは、「ショート・カット機能を使う」
(P.35)をお読みください。
SCREEN SET(スクリーン・セット)ボタン
[SCREEN SET]をオン(点灯)にすると、[0]〜[9]が、
スクリーン・セット・ボタンとして機能します。
詳しくは、「テン・キーに登録された画面を
呼び出す〜スクリーン・セット」(P.35)をお読みください。
[0]〜[9]
マーカー・ボタン、スクリーン・セット・ボタン、ショート・ カット・ボタン、およびシステムの設定ボタンとして使いま す。
詳しくは、それぞれの項目をお読みくださ
い。 マーカー・ボタンとして使うとき:
「曲の位置を登録する〜マーカー・クリエイト」(P.34)
スクリーン・セット・ボタンとして使うとき:
「テン・キーに登録された画面を呼び出す〜スクリーン・セッ
ト」(P.35) ショート・カット・ボタンとして使うとき:
「ショート・カット機能を使う」(P.35)
システムの設定ボタンとして使うとき:
「システムの設定をする」(P.23 〜 28)
トランスポート
トランスポートを行います。
● STOP(ストップ)ボタン
再生、または録音を停止します。
● PLAY(プレイ)インジケーター
再生中に点灯します。
● PLAY(プレイ)ボタン
再生を開始します。
● REC(レコーディング)インジケーター
再生中、または録音中に点灯します。
● REC(レコーディング)ボタン
曲の録音を開始します。
● PAUSE(ポーズ)ボタン
曲の再生、または録音を一時停止します。
● REW(リワインド)ボタン Logic RPC Pro:
曲を早戻しします。停止するときは、[STOP]を押します。
Pro Tools / Cubase:
[REW]を押している間、曲が早戻しされます。
● FF(ファスト・フォワード)ボタン Logic RPC Pro:
曲を早送りします。停止するときは、[STOP]を押します。
Pro Tools / Cubase:
[REW]を押している間、曲が早送りされます。
ジョグ・ダイヤル
曲の時刻を移動します。
MASTER(マスター)フェーダー
全体の音量を調整します。
は、
MASTER フェーダー ン)
の選択にかかわらず、常に RPC-1の「R-Bus Out 1〜 2」
のフェーダーを操作します。
CH ASSIGN(チャンネル・アサイ
10

リア・パネル

fig.**
各部の名称とはたらき
各部の名称とはたらき
電源スイッチ
電源をオン/オフします。
アース・コネクター
アース・ケーブルをつなぎます。
本機は、設置条件によってパネル面がざらつくような感じになると きがあります。これは人体に全く害のない極微量の帯電によるもの ですが、気になる方は、必要に応じ、接地端子(図参照)を使って 外部のアースか大地に接地してご使用ください。接地した場合、設 置条件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場合があります。 なお接続方法がわからないときはローランド・サービスにご相談く ださい。
接続してはいけないところ
・水道管(感電の原因になります) ・ガス管(爆発や引火の原因になります) ・電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
MIDI(ミディ)コネクター(IN、OUT)
MIDI シーケンサーなど外部 MIDI 機器を接続します。
SI-24 に接続した MIDI 器機を、MIDI コネクター経由で操作するに は、MIDI コントロール・モードをオンにします。詳しくは、「MIDI コネクターで操作の情報を送受信する〜 MIDIコントロール・モード」
(P.27)をお読みください。
● IN(イン)
ほかの MIDI 機器からの MIDI メッセージを受信します。外部 MIDI 機器の MIDI OUT コネクターと接続します。
●OUT(アウト)
MIDI メッセージを送信します。外部 MIDI 機器の MIDI IN コ ネクターと接続します。
PHONES(フォーンズ)ジャック
ステレオ・ヘッドホンを接続します。
※ MASTER L/R と同じ音が出力されます。
GUITAR(ギター)ジャック
ハイ・インピーダンス仕様のジャックです。エレクトリック・ ギターやベースなどをそのまま接続することができます。
インピーダンス(P.44)
INPUT(インプット)ジャック1 〜 8 /標準タイプ
標準タイプのプラグを持つ機器を接続するジャックです。 SI-24 の INPUT1 〜 8 に入力した音声は、それぞれ RPC-1
の「R-Bus In 1 〜 8」に入力されます。
※ 標準タイプのジャックは、TRS タイプになっているので、バラン
ス/アンバランスどちらでも接続できます。
GUITARジャックとINPUT8ジャック(標準タイプ/XLRタイプ)
を同時に使うことはできません。両方のジャックに機器を接続し ている場合、GUITAR ジャックの入力が優先されます。INPUT8 ジャック(標準タイプ/ XLR タイプ)の入力を使いたいときは、 GUITARジャックには何も接続しないでください。
同一番号のINPUTジャックに、XLR タイプと標準タイプのプラグ
を同時に接続しないでください。 標準タイプのINPUT ジャックを使うときは、ファンタム電源をオ
フに設定してください。
AC インレット
電源コードを接続します。
R-BUS(アール・バス)コネクター
SI-24 と RPC-1 を接続するコネクターです。
接続には、専用の R-BUS ケーブルをお使いください。また、 SI-24は、5mのR-BUSケーブル(RBC-5)には、対応していません。
DIF-AT や VE-7000 など、電源供給を必要とする機器には、対応 していません。
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続する ことができます。
盗難防止用ロックは、キーケーブルロック等のセキュリティー・ワ イヤーに対応しています。日本国内総販売代理店は、以下のとおり です。
日本ポラデジタル株式会社
〒104-0032 東京都中央区八丁堀1丁目5番2号 はごろもビル Tel: 03-3537-1070 Fax: 03-3537-1071
11

SI-24 を使う準備をする

周辺機器を接続する

下図のように正しく接続してください。
fig.02-**
ステレオ・ヘッドホン
キーボードなど
エレキ・ギター エレキ・ベース
マイク
MIDI音源など
RPC-1
ACコンセントへ
PC
マイク
パワー・アンプ
エフェクターなど
DATレコーダー/VSシリーズなど
DATレコーダー/VSシリーズなど
12
オーディオ機器など
SSSSIIII----22224444をををを使使使使うううう準準準準備備備備ををををすすすする
デジタルでのループ接続例
同一番号のINPUTジャックに、XLRタイプと標準タイプの プラグを同時に接続しないでください。
GUITAR ジャックと INPUT8ジャック(標準タイプ/ XLR
タイプ)を同時に使うことはできません。両方のジャック に機器を接続している場合、GUITAR ジャックの入力が優 先されます。INPUT8 ジャック(標準タイプ/ XLR タイ プ)の入力を使いたいときは、GUITAR ジャックには何も 接続しないでください。
標準タイプの INPUTジャックを使うときは、ファンタム電
源をオフに設定してください。詳しくは、「ファンタム電 源を使う」(P.14)をお読みください。
SI-24 で音声を扱ったり、コンピューターと音声のやりと りをするには、R-BUS インターフェース・カード
(RPC-1)を搭載したコンピューターとの接続が必要です。
接続には、専用の R-BUS ケーブルをお使いください。ま た、SI-24 は、5m の R-BUS ケーブル(RBC-5)には、対
応していません。
SI-24のR-BUSコネクターは、DIF-ATやVE-7000など、電 源供給を必要とする機器には、対応していません。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破 損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。 本機はバランス(XLR/TRS)タイプの入力ジャックを装
備しており、次のように配線 されています。接続する機 器の配線をご確認のうえ、接続してください。
マイクロホンとスピーカーの位置によっては、ハウリング 音(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
1. マイクロホンの向きを変える
2. マイクロホンをスピーカーから遠ざける
3. 音量を下げる
SI-24 を使う準備をする
ループ接続にご注意ください!
アナログでのループ接続例
SI-24
DATレコーダー/ VSシリーズなど
OUTPUT INPUT
LINE OUTLINE IN DIGITAL OUT DIGITAL IN
SI-24 と、入力音を出力にスルーする機器(録音中の DAT レコーダー/ローランド VS シリーズなど)を上 図のように接続した場合、SI-24 とその機器の間を音がループして発振してしまい、予期しない大きな音量
になってしまうことがあります。 このようなループ接続をすると、誤動作したりスピーカーなどを破損する恐れがあります。ご注意ください。
また、上図のほかにも以下のような接続になっていないか、合わせて確認してください。
アナログ−デジタル間でループ接続していませんか?
SI-24
DATレコーダー/ VSシリーズなど
DIGITAL OUTDIGITAL IN
間にミキサーなどをはさんで、結果的にループ接続になっていませんか?
13
SI-24 を使う準備をする

電源を入れる/切る

■ 電源を入れる
1.
リア・パネルの POWERスイッチで、SI-24 の電源を入れます。
電源が入ると、パワー・インジケーターが点灯します。
2.
オーディオ機器の電源を入れます。 オーディオ機器のボリュームを適当なところまで上げます。
3.
■ 電源を切る
オーディオ機器の電源を切ります。
1.
2.
リア・パネルの POWERスイッチで、SI-24 の電源を切ります。
電源が切れると、パワー・インジケーターが消灯します。

ファンタム電源を使う

正しく接続したら(P.12) 必ず次の手順で電源を投入
してください。手順を間違 えると、誤動作をしたりス ピーカーなどが破損する恐 れがあります。
この機器は回 路保護のた め、電源をオンしてからし
ばらくは動作しません。
ファンタム電源の必要なコンデンサー・マイクなどを接続したときは、ファンタム 電源をオンにします。ファンタム電源をオンにすると、XLR タイプの INPUT ジャッ
クにファンタム電源が供給されます。
922c
ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクロホンを接続したとき以外 は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・マイクロホンや
オーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。 マイクロホンの仕様については、お使いのマイクロホンの取扱説明書をお読みく
ださい。(本機のファンタム電源:DC 15V、10mA Max) SI-24 でファンタム電源を供給することができるコンデンサー・マイクは、15V
の電流が 10mA 以内の仕様のものです。また、複数の INPUT ジャックでファン タム電源を使う場合は、電流の合計が 80mA を越えないようにしてください。そ
れ以上の電力を必要とするコンデンサー・マイクのご使用につきましては、保証 できません。別途、ファンタム電源の供給機器をお使いください。
リア・パネルにある標準タイプのINPUT ジャックに、ファンタム電源は供給され ません。ファンタム電源が必要な場合は、トップ・パネルにある XLR タイプの
INPUT ジャックに接続してください。
14
[SHIFT]を押しながら、ファンタム電源をオンにしたい INPUT ジャックと同じ番号
1.
の[CH SELECT]を押します。
○ ファンタム電源スイッチは、INPUT ジャック(XLRタイプ)1〜8 と同じ番号
[CH SELECT]1 〜 8 がそれぞれ対応しています。
○ ファンタム電源のオン/オフは、[SHIFT]を押している間、[CH SELECT]と
ピーク・インジケーターで確認できます。 インジケーターが点灯:ファンタム電源オン
インジケーターが消灯:ファンタム電源オフ

入力感度を調整する

入力感度は、INPUT センスつまみで調整します。ライン・レベル(+4dB)からマ イク・レベル(-50dB)までの入力感度が調節できます。
ピーク・インジケーターは、音が歪み出すレベルより低いレベルで点灯します。音 を入力したときに、ピーク・インジケーターが点灯しない範囲で、INPUTセンスつ
まみをできるだけ上げるように調節してください。
■ マイクを接続したとき
SSSSIIII----22224444をををを使使使使うううう準準準準備備備備ををををすすすする
SI-24 を使う準備をする
INPUT センスつまみは、3 時方向に調整するのが目安です。
■ 電子楽器(シンセサイザー)などを接続したとき
INPUT センスつまみは、9 時方向に調整するのが目安です。
■ エレクトリック・ギターやエレクトリック・ベースを接続したとき
エレクトリック・ギターやエレクトリック・ベースを SI-24 にそのまま接続すると きは、GUITAR(ギター)ジャックに接続します。GUITAR(ギター)ジャックの
入力感度は、INPUT8 センスつまみで調整します。このとき、INPUT8 センスつま は、9時方向に調整するのが目安です。
Q:
INPUTジャックに接続した 機器の音量が小さい。
A: 抵抗入りの接続ケーブルを
使用していませんか? 抵抗の入っていない接続
ケーブル(ローランド: PCS シリーズなど)をご使 用ください。
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