パッケージ内容の確認
R-05 は、以下のものを付属しています。パッケージを開けたら、すべてのものが入っているか確認してください。
不足している場合は、お買い上げになった販売店までご連絡ください。
R-05 本体
USB ケーブル( ミニ B タイプ)
パソコンのUSB端子とR-05 を接続するためのケー
ブルです。
USB ケーブルが破損などにより新しいものが必要
になった場合には、保証書の封筒に記載されている
「修理に関するお問い合わせ」までお問い合わせく
ださい。
SD カード
R-05 で録音や再 生を行うときに必要なメモリー・
カードです。デモ・ソングや取扱説明書の PDF ファ
イルが収録されています。
電池(単 3 x 2)
ウインド・スクリーン
内蔵マイクにかぶせる風避けです。
取扱説明書
本書です。常に手元 において、いつでも参照できる
ようにしてください。
かんたんスタート・ガイド
電池のセットから 録音・再生までの手順を簡潔に説
明しています。
保証書
R-05 本体の保証書です。保証期間内に R-05 の修
理を受ける際に必要ですので、記載事項を確認の上、
大切に保管してください。
ローランド ユーザー登録カード
R-05 のユーザーとして登録していただくための登
録カードです。
ローランド ユーザー登録カードに記載されている登
録方法をお読みに なり、必ずユーザー登録をしてく
ださい。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.4)と「使用上のご注意」(P.10)
をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読
みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
©
2010 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。
3
安全上のご注意
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
4
注意の意味について警告と
警告
注意
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
●の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
002c
警告 警告
● この機器および AC アダプターを分解し
たり、改造したりしないでください。
.....................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に
書かれていないことは、絶対にしないで
ください。必ずお買い上げ店またはロー
ランドお客様相談センターに相談してく
ださい。
.....................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがる場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
.....................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場
所に設置しないでください。必ず安定し
た水平な場所に設置してください。
....................................................................................
008b
● AC アダプターは、必ず指定のものを、
AC100V の電源で使用してください。
....................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず AC アダプターに付
属のものを使用してください。また、AC
アダプターに付属の電源コードを他の製
品に使用しないでください。
....................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コー
ドの上に重いものを載せたりしないでく
ださい。電源コードに傷がつき、ショー
トや断線の結果、火災や感電の恐れがあ
ります。
....................................................................................
5
010
警告 警告
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、
アンプ、スピーカーと組み合わせて使用
した場合、設定によっては永久的な難聴
になる程度の音量になります。大音量で、
長時間使用しないでください。万一、聴
力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用
をやめて専門の医師に相談してください。
.....................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬
貨、針金など)や液体(水、ジュースな
ど)を絶対に入れないでください。
.....................................................................................
6
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って
AC アダプターをコンセントから外し、
電池を本体から取り外してお買い上げ店
またはローランドお客様相談センターに
修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、
またはプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
....................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お
子様の取り扱いやいたずらに注意してく
ださい。必ず大人のかたが、監視/指導
してあげてください。
....................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い
衝撃を与えないでください。
....................................................................................
015
警告
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線を
しないでください。特に、電源タップを
使用している場合、電源タップの容量
(ワット/アンペア)を超えると発熱し、
コードの被覆が溶けることがあります。
.....................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店ま
たはローランドお客様相談センターに相
談してください。
.....................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、また
は火や水の中に入れたりしないでくださ
い。
.....................................................................................
027
● 電池を、日光、炎、または同様の過度の
熱にさらさないでください。
.....................................................................................
101b
注意
● この機器と AC アダプターは、風通しの
よい、正常な通気が保たれている場所に
設置して、使用してください。
....................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセント
に抜き差しするときは、必ずプラグを
持ってください。
....................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた
布でプラグ部分のゴミやほこりを拭き
取ってください。また、長時間使用しな
いときは、AC アダプターをコンセント
から外してください。AC アダプターと
コンセントの間にゴミやほこりがたまる
と、絶縁不良を起こして火災の原因にな
ります。
....................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑に
ならないように配慮してください。特に、
コードやケーブル類は、お子様の手が届
かないように配慮してください。
....................................................................................
7
106
注意 注意
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重
いものを置かないでください。
.....................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを
持って、機器本体やコンセントに抜き差
ししないでください。
.....................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプ
ターをコンセントから外し、外部機器と
の接続を外してください。
.....................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って
AC アダプターをコンセントから外して
ください(P.29)。
.....................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC ア
ダプターをコンセントから外してくださ
い。
.....................................................................................
8
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂した
り、液漏れしたりします。次のことに注
意してください(P.26)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、
指示どおり入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、
違う種類の電池を混ぜて使用しない
でください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取
り出しておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい
布で電池ケースについた液をよくふ
きとってから新しい電池を入れてく
ださい。また、漏れた液が身体につ
いた場合は、皮膚に炎症を起こす恐
れがあります。また眼に入ると危険
ですのですぐに水でよく洗い流して
ください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネック
レス、ヘアピンなどと一緒に携帯した
り、保管したりしないでください。
....................................................................................
112
注意
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別
収集のしかたに従って、捨ててください。
.....................................................................................
118b
● 付属の SD カードは、小さなお子様が
誤って飲み込んだりすることのないよう
お子様の手の届かないところへ保管して
ください。
.....................................................................................
9
使用上のご注意
電源、電池のセットや交換について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなど
のインバーター制御の製品やモーターを使った電気
製品が接続されているコンセントと同じコンセント
に接続しないでください。電気製品の使用状況に
よっては、電源ノイズにより本機が誤動作したり、
雑音が発生する恐れがあります。電源コンセントを
分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィル
ターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター
本体が多少発熱しますが、故障ではありません。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの
破損を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器
の電源を切った状態で行なってください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池
は、機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があ
ります。
10
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トラン
スを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導する
ことがあります。この場合は、この機器との間隔や
方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、
テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出
ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけ
て使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用する
と、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出る
ことがあります。この場合は、それらの機器を本機
から遠ざけるか、もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉
め切った車内などに放置しないでください。変形、
変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴
がつく(結露)ことがあります。そのまま使用する
と故障の原因になりますので、数時間放置し、結露
がなくなってから使用してください。
使用上のご注意
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本
機のゴム足が、設置した台などの表面を変色または
変質させることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心して
お使いいただけます。この場合、本機が滑って動い
たりしないことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅
く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激
しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取っ
てから、柔らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよび
アルコール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造さ
れた場合、以後の性能について保証できなくなりま
す。また、修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われること
があります。大切な録音データはパソコンにバック
アップし、また記憶内容をメモしておいてくださ
い。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶
内容が復元できない場合もあります。失われた記録
内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願い
ます。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能
を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年
間保有しています。この部品保有期間を修理可能の
期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過
した後も、故障箇所によっては修理可能の場合があ
りますので、お買い上げ店、またはローランドお客
様相談センターにご相談ください。
メモリー・バックアップについて
503
● 電池およびアダプターが抜かれた状態が数日続くと
内蔵時計の設定は失われます。
11
使用上のご注意
その他の注意について
551
● 記憶した内 容は、機器の故障や誤った操作などによ
り、失われる ことがあります。失っても困らないよ
うに、録音デ ータはパソコンにバックアップし、ま
た記憶内容をメモして保存しておいてください。
552
● SD カードの失われた記憶内容の修復に関しまして
は、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出
力端子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでく
ださい。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、
故障ではありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐた
め、プラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかから
ないように、特に夜間は、音量に十分注意してくだ
さい。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽し
みいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入ってい
たダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包して
ください。
12
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場
合、各地域のゴミの分別基準に従って行ってくださ
い。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない
でください。音が極端に小さくなったり、まったく
聞こえなくなる場合があります。抵抗の入っていな
い接続ケーブルをご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブ
ルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお
問い合わせください。
カードをお使いになる前に
SD カードの取り扱い
708
● SD カードは精密な電子部品で作られていますので、
取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身
体に帯電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりし
ない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の
中などに放置しない。水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
使用上のご注意
704
● SD カードは、確実に奥まで差し込んでください。
705
● SD カードの端子の部分に触れたり、汚したりしな
いでください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、
その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、
録画あるい は複製し、配布、販売、貸与、上演、放
送などを行うことは法律で禁じられています。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機
を使用しないでください。あなたが本機を用いて他
者の著作権を侵害しても、弊社は一切責任を負いま
せん。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft
Corporation の米国及びその他の国における登録商
標です。
206j
※ Windows ® の正式名称は、Microsoft
Windows ®operating system です。
207
®
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Inc. の米国及
びその他の国における登録商標です。
209
※ Mac OS は、米国 Apple Inc. の登録商標です。
238
※ MPEG Layer-3 オーディオ圧縮技術は、
Fraunhofer IIS 社とTHOMSON multimedia 社
よりライセンスを得ています。
239
※SDロゴ( )および SDHC ロゴ( )
は SD-3C, LLC の商標です。
※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイ
クロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL
(Technology Properties Limited)社の特許ポー
トフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを
得ています。
本文中の表記について
[ ]で囲まれた文字はボタン名を表わし
•
[MENU]のように表記します。
文章の先頭に や※がついているもの
•
は注意文です。必ずお読みください。
本文中の(P.**)は参照ページをあらわし
•
ています。
13
もくじ
安全上のご注意 .............................4
使用上のご注意 .......................... 10
こんなことができます............... 16
各部の名称とはたらき............... 20
基本画面 ........................................................25
準備する...................................... 26
電源を入れる/電源を切る .........................26
電池で使う ............................................26
AC アダプターで使う.......................... 29
日付と時刻を設定する .................................30
SD カードを準備する .................................31
SD カードをセットする ......................32
SD カードをフォーマットする ..........34
ヘッドホンやスピーカーを使う .................37
14
録音する...................................... 38
録音の基本操作.............................................38
録音の音質を設定する .................................40
サンプリング周波数 .............................40
録音モード.............................................41
サンプリング周波数と
録音モードを設定する .........................42
録音時間の目安..................................... 43
録音レベルを調節する .........................44
マイクの感度を設定する .....................47
リミッターまたは AGC を使う ..........48
低音域をカットする .............................49
プリレコーディング機能を使う..........50
自動録音開始機能を使う .....................51
楽器や声を録音する..................................... 52
内蔵マイクを使う .................................52
外部マイクを使う .................................52
カセットや CD の音を録音する .................55
LINE IN 端子を使う .............................55
録音中にファイルを分割する .....................56
用途にあわせた録音の設定 .........................58
アコースティック楽器の録音..............58
ボーカルの録音..................................... 59
バンド演奏の録音 .................................60
野外での録音.........................................61
会議の録音.............................................62
もくじ
再生する...................................... 63
再生の基本操作 ............................................ 63
再生モードと繰り返し再生の設定 ............. 64
ファイルの一部分を繰り返し再生する...... 66
再生する速度を変える................................. 67
再生速度を選ぶ ....................................67
再生時にリバーブ効果をかける ................. 68
リバーブ効果をかける .........................68
リバーブの種類を変える .....................68
再生可能なファイルの種類 .........................69
パソコンと接続する .................. 70
R-05 とパソコンを接続する...................... 70
パソコンとの接続を解除する .....................72
Windows Vista/XP/2000/Me .... 72
Windows 7 ......................................... 73
Mac OS ............................................... 73
ファイルやフォルダを扱う....... 74
基本操作........................................................ 75
ファイルを開く ............................................ 77
ファイル情報を見る ....................................77
ファイルを削除する ....................................78
ファイル名を変更する................................. 79
ファイルを移動する ....................................80
ファイルをコピーする................................. 81
ファイルを分割する ....................................82
ファイルを結合する .....................................83
ファイルの不要な部分を消す(トリム)....84
MP3 ファイルを作成する..........................85
ファイルを修復する .....................................86
フォルダを作成する .....................................87
R-05 本体の各種設定............... 89
基本操作 ........................................................89
エラー・メッセージ一覧........... 94
困ったときには .......................... 96
録音に関するトラブル .................................96
再生に関するトラブル .................................99
その他のトラブル ......................................100
主な仕様...................................102
さくいん...................................107
15
こんなことができます
アコースティック楽器を録る
録りたい楽器に R-05 本体のマイクを向けるだけで、高
音質な録音ができます。
R-05 を市販の三脚に取り付けたり、別売の専用マイ
ク・スタンド・アダプターを使って市販のマイク・スタ
ンドに取り付けたりすることもできます。
『アコースティック楽器の録音』(P.58)
16
ボーカルを録る
マイク・スタンドに取り付けてボーカルを録音できま
す。別売の専用マイク・スタンド・アダプターを使え
ば、R-05 本体をボーカル・マイクと同じようにマイ
ク・スタンドにセッティングできます。
再生時にリバーブ(残響)効果をかけて聴くこともでき
ます。
『ボーカルの録音』(P.59)
こんなことができます
バンド演奏を録る
練習スタジオで、大音量バンドの音もクリアに録音でき
ます。最適な録音レベルを自動的に設定したり、自動的
にファイルを分割したりすることもできます。
CD 製作に使える高音質の WAV ファイルと小容量の
MP3 ファイルを同時に録音することもできます
(P.41)。
『バンド演奏の録音』(P.60)
野外の音を録る
野外でも手軽に録音ができます。録音ボタンを押した時
点から 2 秒前にさかのぼって録音を開始することもでき
るので、絶好のタイミングを逃さずに録音できます
(P.50)。
単 3 乾電池 2 本で約16 時間の連続録音が可能です。
『野外での録音』(P.61)
17
こんなことができます
会議を録る
テーブルの中央に設置して会議を録音します。高感度の
内蔵マイクで、声の小さい人や遠くの人の声もはっきり
と録音できます。
さらに、発言者の声の大きさに応じて録音レベルを自動
調整し、バランスが良い音量で録音することもできます
(P.48)。
『会議の録音』(P.62)
18
カセットや CD の音を録る
ライン入力端子に CD プレーヤーやカセットデッキなど
のオー ディオ機器を接続して、再生した音を録音できま
す。
『カセットや CD の音を録音する』(P.55)
こんなことができます
オーディオ・プレーヤーとして使う
ヘッドホンを接続して、高音質な携帯オーディオ・プレー
ヤーとしても使うこ とができます。繰り返し再生や、自
動的に曲順を並べ変えて再生することもできます。
R-05で録音したファイル以外にも、パソコンから取り
込んだ WAV ファイルや MP3 ファイルも再生可能で
す。
『再生する』(P.63)
『パソコンと接続する』(P.70)
音楽の練習パートナーとして使う
楽器やボーカルの練習に役立つ機能も搭載されていま
す。指定した区間だけを繰り返し再生したり、ピッチを
変えずに再生速度を変えたりすることができます。
聞き取りにくいフレーズだけをゆっくり何度も再生した
り、速い速度で再生して、短時間で楽曲の全体構成を確
認したりすることができます。
『ファイルの一部分を繰り返し再生する』(P.66)
『再生する速度を変える』(P.67)
19
各部の名称とはたらき
1
3
5
4
7
10
11
ディスプレイ
R-05 のさまざまな情報を表示します。
2
6
9
8
12
13
[FINDER]ボタン
フ ァイルの一覧表示、名前の変更、消去、コピーな
どの操作を行います(P.74)。
[MENU]ボタン
録音や再生に関する設定や日時の設定など R-05 本
体の各種設定を行います(P.89)。
[REHEARSAL]ボタン
自動的に適切な録音レベルを設定します(P.45)。
1
内蔵マイク
R-05 本体内蔵のステレオ・マイクです(P.52)。
2
PEAK インジケーター
入力や出力の音量が大きすぎる場合に点灯します。
『録音レベルを調節する』(P.44)
20
[SPEED]ボタン
ファイルの再生速度を変更します(P.67)。
[REVERB]ボタン
リ バーブ機能のオン/オフや、リバーブ種類を切り
替えます(P.68)。
9
[ ]/[SPLIT]ボタン
AB
ファイルの途中の 2 点間(A-B の区間)を繰り返し
再生させることができます。ファイル内に A マーク
と B マークをつけると、A マークと B マークの間を
リピート再生します。1回押すと A マークがつき、
もう 1 回押すと B マークがつきます。
また、録音中に押すと、ファイルを分割します。
•
『ファイルの一部分を繰り返し再生する』(P.66)
•
『録音中にファイルを分割する』(P.56)
10
[ ]ボタン
再生を開始させた り、再生や録音を一時停止させた
りします。
また、ディスプレイ上 のカーソル位置を上方向に移
動させたり、選択項目の値を変更したりします。
11
[ ]ボタン
ファイルの頭出し や前のファイルを選択します。押
し続けると、その間ファイルを巻き戻します。
再生 中/停止状態のどちらの状 態で も操作 でき ま
す。
また、ディスプレイ上 のカーソル位置を左方向に移
動させたり、選択項目の値を変更したりします。
各部の名称とはたらき
[ ]ボタン
次のファ イルを選択します。押し続けると、その間
ファイルを早送りします。
再生中、停止状態のどちらの状態でも操作できます。
また、カーソルの右キー(カーソルを右方向に移動)
として機能 したり、選択項目の値を変更したりしま
す。
[ ]ボタン
再生や録音を停止します。
また、ディスプ レイ上のカーソル位置を下方向に移
動させたり、選択項目の値を変更したりします。
21
各部の名称とはたらき
16
VOL [+][−]ボタン
15
17
PHONES 端子から出力される音量を調節します。
19
18
14
14
REC インジケーター
録音(REC)状態のときに赤く点灯します。
録音待機(REC PAUSE)状態のときに点滅します。
15
[ ]ボタン
録音待機、録音開始を行います。
また、選択項目を確定します。
16
INPUT [+][−]ボタン
内蔵マイク、MIC 端子、LINE IN 端子から入力され
る音声の大きさを調節します(P.44)。
[+]ボタンを押すと、入力される音量が大きくなり
ます。[−]ボタンを押すと、入力される音量が小さ
くなります。
22
20
LINE IN 端子
オ ーディオ機器や電子楽器などから出力されるオー
ディオ信号を R-05 に入力するときに、ステレオ・
ミ ニ・プラグのケーブルを使って接続 します
(P.55)。
音量の調節には INPUT[+][−]ボタンを使います。
MIC 端子
外部マイクを接続するときに使用します(P.52)。
SD カード・スロット
SD カードを差し込むスロットです(P.31)。
21
22
21
DC IN 端子
別売の専用 AC アダプターを接続します(P.29)。
AC アダプターの抜き差しは、必ず R-05 の電源を
オフにしてから行います。
22
[POWER / HOLD]スイッチ
スイッチを POWER側にスライドさせて電源のオン
/オフを切り替えます(P.26)。電源をオンにした
状態でスイッチを右側に固定するとHOLD がオンに
なります。
HOLD を ON にしておくと、誤操作の防止に役立ち
ます。
各部の名称とはたらき
HOLD スイッチが ON でも操作可能なボタン
•
[MIC GAIN]スイッチ
•
[LIMITER]スイッチ
•
[LOW CUT]スイッチ
23
24
PHONES 端子
ヘッドホンを接続します(P.37)。
USB 端子
付属の USB ケーブルでパソコンと接続します。R05 で録音したファイルをパソコンに移動したり、ま
たパソコンから R-05 に WAV や MP3 をコピーし
て、再生させたりすることができます(P.70)。
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各部の名称とはたらき
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[MIC GAIN]スイッチ
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電池ケース
電池を入れます(P.26)。
マイク入力の感度を切り替えます(P.47)。
[LIMITER]スイッチ
リミッターまたは AGC をオン/オフします。通常
は OFF に設定します。
リミッターと AGC の切り替えは「メニュー」画面
で行います。
『リミッターまたは AGC を使う』(P.48)
[LOW CUT]スイッチ
LOW CUT をオン/オフします。通常は OFF に設
定します(P.49)。
三脚取り付け用ネジ穴
市販のカメラ用三脚が取り付けできるネジ穴です。
(ネジ穴のサイズは 1/4 インチです。)
基本画面
基本画面に表示されるおもなアイコンや情報について説明します。
【再生/停止】
曲名
各部の名称とはたらき
ピーク
再生経過時間
出力レベル
再生/停止の状態
(PLAY/STOP)
【録音】
録音経過時間
入力レベル
録音/録音待機の状態
(REC/STANBY)
リピートの状態
(ON/OFF)
曲名
曲の長さ
再生する曲のサンプリング周波数
電源供給の状態
(ACアダプター /電池 )
リバーブの状態(ON/OFF)
再生速度(ON/OFF)
リミッター/AGCの状態
(ON/OFFとはたらき)
プラグインパワーの状態(ON/OFF)
(外部マイク接続時のみ表示)
現在時刻
ピーク
メモリー・カードの
録音可能残り時間
録音時のサンプリング周波数
電源供給の状態
(ACアダプター /電池 )
現在時刻
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準備する
電源を入れる/電源を切る
電池で使う
使用できる電池の種類
単 3 アルカリ電池(LR6)
•
単 3 ニッケル水素電池(HR15/51)
•
R-05 本体でニッケル水素電池を充電するこ
とはできません。お使いのニッケル水素電池
専用の充電器を用意してください。
26
..
1111..
電源がオフになっていることを確認します。
電源がオンになっている場合はオフにします。R05 の[POWER]スイッチを POWER 側にスラ
イドさせると、電源のオン/オフを切り換えられま
す。
..
2222..
本体背面にある電池ケースのフタを開けます。
R-05 を裏返し、電池ケースの中央の「PUSH」を
押さえながらフタを下方向にスライドさせます。
ig.battery-2-1.eps50
+–
+
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよ
う取扱いにご注意ください。
–
準備する
..
3333..
電池をセットします。
+ / −極を間違えないようにして、単 3 電池 2 本
を電池ケースに入れます。
fig.battery-3.eps60
+–
+
..
4444..
電池ケースのフタを閉めます。
–
..
5555..
[POWER]スイッチをPOWER 側に数秒間スライ
ドさせて、電源をオンにします。電源をオフにする
には、再度[POWER]スイッチを POWER 側に
数秒間スライドさせます。
fig.power-onoff.eps80
オン/オフ
電源がオンになるとディスプレイに右のような画面
が表示されます。これを基本画面といいます。
..
6666..
電池の種類を設定します。
「メニュー」画面で使用する電池の種類(アルカリ
電池またはニッケル水素電池)を選びます。
『R-05本体の各種設定』(P.89)
27
準備する
R-05 を電池でお使いになるときの注意
•
新しい電池と一度使用した電池や違う種類の電池
を混ぜて使用しないでください。
長時間使用しないときは、電池の液漏れ防止など
•
のためにも本体から電池を抜いておくことをおす
すめします。
•
液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケー
スについた液をよくふきとってから新しい電池を
入れてください。また、漏れた液が身体についた
場合は、皮膚に炎症を起こす恐れがあります。ま
た眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流
してください。
•
電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘア
ピンなどと一緒に携帯したり、保管したりしない
でください。
省電力機能
•
R-05は無駄な電力消費を防ぐため、省電力機能
がついています。何も操作しない状態が一定時間
続くと、省電力機能の設定に応じてディスプレイ
が暗くなったり、電源が切れたりします。
『R-05本体の各種設定』(P.89)
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電池残量表示
•
電池容量が少なくなると、ディスプレイの下段右
側に電池残量不足のアイコン
す。早めに新しい電池と交換してください。
電池容量が少ないまま使い続けると、「Battery
Low」と表示され、最終的に R-05 のすべての
機能が停止します。
『エラー・メッセージ一覧』(P.94)
が表示されま
電池寿命(アルカリ電池使用時)
連続再生時 約 30 時間以上
連続録音時 約 16 時間以上
※ 上記の電池寿命は目安です。使用環境や使いかたに
よって電池寿命は変わります。
AC アダプターで使う
R-05 は、別売の専用 AC アダプターで使うことができ
ます。
専用アダプター以外は故障の原因になることがあり
ますので絶対に使用しないでください。
..
1111..
電源がオフになっていることを確認します。
..
2222..
AC アダプターの DC プラグを R-05 の AC アダ
プター端子に差し込みます。
AC アダプターは、インジケーターのある面が上に
なるように設置してください。
fig.ac.eps80
インジケーター
..
3333..
AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
AC アダプターのインジケーターが点灯します。
..
4444..
[POWER]スイッチをPOWER 側に数秒間スライ
ドさせて、電源をオンにします。電源をオフにする
には、再度[POWER]スイッチを POWER 側に
数秒間スライドさせます。
fig.power-onoff.eps80
オン/オフ
電源がオンになるとディスプレイに右のような画面
が表示されます。これを基本画面といいます。
準備する
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準備する
•
電池が入っている状態で AC アダプターを接続す
ると、電源は AC アダプター側から供給されま
す。
•
電源を入れるときに音がすることがありますが、
故障ではありません。
•
AC アダプターを使用する場合でも電池を入れて
おくと、万一製品本体から AC アダプターのコー
ドが抜けても使い続けられます。
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日付と時刻を設定する
初めて 電源を入れたときは、次の手順で内蔵時計を設定
してく ださい。ここで設定した日時は、録音したファイ
ルの情報(タイム・スタンプ)として利用されます。
..
1111..
[MENU]を押して「メニュー」画面を表示させ、
]/[ ]で「時計設定」を選び、[ ]
[
を押します。
fig.datetime.eps80
内蔵時計は AC アダプターまたは電池から電力を
•
供給されて動作します。電池およびアダプターが
抜かれた状態が数日間続くと内蔵時計の設定は元
に戻ってしまいます(初期状態)。この初期状態
で電源をオンにすると「日付/時刻を設定してく
ださい」のメッセージが表示されます。
•
「日付/時刻を設定してください」が表示された
ら、再度日付と時刻を設定してください。