Roland PR-50 V1.2 User Manual [ja]

PR-50 ver1.2 で追加された機能
PR-50 は ver1.2 で以下の機能が追加・変更されています。 この冊子ではこれらの機能の紹介・解説をします。
MIDI 環境設定 - ビデオミキサーコントロール

MIDI を使ってプレゼンターをコントロールする

MIDI 機器を使う(取扱説明書 P.83 〜 91)

MIDI 環境設定の画面が機能追加により変更されています。MIDI 環境設定(PR-50 取扱説明書 P.83) にデュアルストリームフォーカスとビデオミキサーコントロールの項目が追加されたため、
fig.midi04.eps
画面のレイアウトと一部の名称が変更されました。
ビデオミキサーコントロール

プレゼンターから他の機器をコントロールする

以前のバージョンでV-4 コントロールと呼ばれていた機能が、V-4 以外のビデオ・ミキサーに対 応し、ビデオ・ミキサー・コントロールという機能になりました。それに従って一部機能が追加・ 変更されています。

エディロールのビデオ・ミキサーをコントロールする (取扱説明書 P.94 〜 96)

エディロールのビデオ・ミキサー(V-4 や V-440HD など)を PR-50 と組み合わせると、ビデオ・ミキ サーを PR-50 がコントロールすることができます。このとき、ビデオ・ミキサーの外部入力映像は PR­50 からクリップのように扱うことができます。また外部 MIDI 機器を使って、ビデオ・ミキサーのエフェ クト設定をコントロールしたり、最終出力映像にフェードをかけることができます。
PR-50 にUSB対応MIDIインターフェースを接続し、MIDI インターフェースのMIDI OUT とビ
1.
デオ・ミキサーの MIDI IN を MIDI ケーブルで接続します。
USB 対応 MIDI インターフェースは PR-50 取扱説明書 P.83 をご覧ください。
ビデオ・ミキサーに PR-50 の映像出力を入力します。
2.
PR-50 とビデオ・ミキサーの電源を入れる
3.
接続時にはビデオ・ミキサーの電源を先に入れてから、PR-50 の電源を入れてください。
ビデオ・ミキサーのデバイス ID を設定します。
4.
デバイス ID の設定のしかたは、ビデオ・ミキサーに付属の取扱説明書をご覧ください。
プレイ・モードで [ 環境設定 ] ボタンをクリックしてから[MIDI 環境設定]ボタンをクリック
5.
するか、またはエディット・モードで[MIDI 環境設定]ボタンをクリックします。
PR-50 40
*40678589-01*
678589
1REC
PR-50 ver1.2 で追加された機能
「ビデオ ミキサー コントロール」のデバイス ID を「デバイス ID」で設定します。
6.
手順 4. で設定したビデオ・ミキサーのデバイス ID と同じものを選択します。
デバイスIDを選ぶ
Broadcast に設定すると、ビデオ・ミキサー側の設定に関係なく、コントロール・メッセージを送信できます。
7.
手順 2. で PR-50 の映像を入力したビデオ・ミキサーの入力チャンネルを「プレゼンター接続 インプット」で設定します。
ビデオ・ミキサーの入力チャンネルを選ぶ
ビデオ・ミキサーのエフェクトをコントロールをする MIDI メッセージを「ビデオ・ミキ
8.
サーコントロール」の「VFX1 コントロール」で設定します。
([OFF]の場合は、MIDI からのコントロールは受け付けません)
選んだ MIDI メッセージでエフェクトをコントロールします。
MIDI の値「0」でオフ、「1 〜 1 27」でオン(パラメーター可変エフェクトの場合はパラメーター・チェ ンジ)に対応しています。同じように「VFX2 コントロール」 〜「VFX4 コントロール」を設定します。
ビデオ・ミキサーによってはこの機能に対応していないものがあります。
MIDIメッセージを選ぶ
PR-50 ver1.2 で追加された機能
ビデオ・ミキサーの最終出力映像にかけるフェードのコントロールをする MIDI メッセージ
9.
を「色/明るさ制御」の「アウトプットフェード」で設定します。
([OFF]の場合は、MIDI からのコントロールは受け付けません)
選んだMIDI メッセージでビデオ・ミキサーの最終出力映像にかけるフェードをコントロールします。
MIDI の値の範囲は 0 〜 64 〜 127 がパラメーターの最小値〜最大値に相当します。 右側のボックスでコントロールの極性を選ぶことができます。「+」を選ぶとパラメーターの(0:通
常再生〜 64:50% 白フェード〜 127:100% 白フェード)、「−」を選ぶとパラメーターの(-127: 100% 黒フェード〜 -64:50% 黒フェード〜 0:通常再生)、「+/-」を選ぶとパラメーターの(-127: 100%黒フェード〜 0:通常再生〜 127:100% 白フェード)が MIDIのコントロールの対象になります。 ビデオ・ミキサーによってはこの機能に対応していないものがあります。
この設定は
フェードをコントロールする(PR-50 取扱説明書
アウトプットフェード
P.87)と共通のものです。
PR-50 とビデオ・ミキサーのレイテンシーを「プレゼンター→外部 レイテンシー」と「外
10.
部→プレゼンター レイテンシー」で設定します。
プレゼンター→外部レイテンシー 外部→プレゼンターレイテンシー
ビデオ・ミキサーによって、PR-50 からの操作に対するレイテンシー(遅れ)は違います。PR-50 からのコントロールで映像の切り替わりが乱れたり、映像切り替えの合間に意図しない映像が見え たりする場合は、この 2 つの値を調節してスムーズに映像が切り替わるように調整してください。ま た、ビデオ・ミキサー側でも入力切り替えにディレイをかけることができますので、これも調整を 行うと良いでしょう。
(V-4 と V -440HD については、右のページに設定例があります。ご参照ください。)
「ビデオ ミキサー コントロール」のチェック・ボックスをチェックします。
11.
ビデオ ミキサー コントロール機能がオンになります。
チェックを入れる
PR-50 ver1.2 で追加された機能
[終了]ボタンをクリックします。
12.
ビデオ・ミキサーの操作について詳細は、ビデオ・ミキサーに付属の取扱説明書をご覧ください。
ビデオ ミキサー コントロール機能がオンになっている間は、 MIDI からプレゼンターのアウトプット・ フェー ドやエフェクトをコントロールすることはできません。
コントロールがうまくいかない場合には、一度コントロール機能をオフ(チェックをはずす)にしてからもう 一度オン(チェックを入れる)にしてみてください。
ビデオ・ミキサーの入力が「素材」リストに「MIXER INPUT 1」といった感じで並びます。
13.
これを「クリップ」リストにドラッグすれば、ビデオ・ミキサーの入力をクリップのひと つとして割り当てることができます。(これをミキサー・クリップと呼びます。)
「MIXER INPUT」は 1 〜 8 まで表示されます。手順 7. で設定したビデオ・ミキサーの入力は表示さ
れません。
V-4 のように入力数が 4 チャンネルののビデオ・ミキサーを PR-50 に接続している場合、「クリップ」リスト にビデオ・ミキサーの入力チャンネル数を超える番号の「MIXER INPUT」をドラッグしないでください。 ビデオ・ミキサーの入力チャンネルを超える番号の「MIXER INPUT」を「クリップ」リストにドラッグして作 成したクリップは、プレイ・モードで選択すると映像出力に「MIXER INPUT」という文字が表示されたり、入 力チャンネルの切り替えが行われなかったりします。
「MIXER INPUT」を「クリップ」リストにドラッグして作成したクリップは、プレイ・モードで素早く切り替
えないでください。
ビデオ ミキサー コントロールを使用しているとき、ビデオ・ ミキサーを直接操作しないでください。
エディロールのビデオ・ミキサー設定例
エディロールのビデオ・ミキサーを接続した場合、「ビデオ ミキサー コントロール」の項目は 以下の例のように設定するとよいでしょう。
V-4 V-440HD
プレゼンター→ 外部 レイテンシー
外部→プレゼンター レイテンシー
その他のポイント V-4 のメモリー 8 の MIX ボタンに
-150 以下 -80 以下
60 以上 70 以上
「MIXER INPUT」の 1 〜 8 は 1 〜 4 は、Mix01 を設定してください。ま た、PR-50 からコントロールする際 には、ビデオ・フェーダーを A チャン ネル側に倒しておいてください。
が SD 入力の 1 〜 4 に、5 〜 8 が HD/RGB 入力の 1 〜 4 に対応しま す。
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