201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.18)と「使用上のご注意」(P.19)をよくお読み
ください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要
なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
202
2008 ボス株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
220
文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
文中の表記/アイコンについて
[ ]で囲
んだ英字
/数字
(P.**)
実在する物体の構造、素材などを別の手段
で仮想的に再構築する技術をモデリング
技術と呼びます。COSM(Composite
Object Sound Modeling)は、その数ある
サウンド・モデリング技術を組み合わせ
て、さらに新しいサウンドを創り出すロー
ランド独自の技術です。
パネル上のボタンを表し
ています。
[WRITE]
→ WRITE ボタン
操作にあたって特に注意
してほしいことを説明し
ています。
操作にあたって気にとめ
てほしいことを説明して
います。
操作にあたって知ってい
ると便利なことを説明し
ています。
参照ページを示していま
す。
音を出してみよう ......................................................... 2
エフェクトの使いかた................................................... 4
COMP/FX(コンプレッサー/エフェクト)....................................... 4
OD/DS(オーバードライブ/ディストーション).............................. 5
MODULATION(モジュレーション)................................................. 6
DELAY(ディレイ)............................................................................ 7
PREAMP(プリアンプ)..................................................................... 8
NS(ノイズ・サプレッサー)............................................................. 8
REVERB(リバーブ).......................................................................... 9
PEDAL FX(ペダル・エフェクト)..................................................... 9
音色を保存する/呼び出して使う(メモリー・モード)...10
マニュアル/メモリー・モードを切り替える.................................. 10
音色を保存する(パッチ・ライト).................................................. 10
音色(パッチ)を呼び出す............................................................... 11
音色の設定を変える(メモリー・エディット・モード).................. 11
便利な機能.................................................................12
手軽に音色をつくる(EZ トーン).................................................... 12
つまみの値を確認する...................................................................... 12
ギターをチューニングする(チューナー)....................................... 13
外部フットスイッチの使いかた ....................................................... 13
演奏テンポに合わせた効果をつける(タップ・テンポ).................. 14
フレーズ・ループ演奏をする........................................................... 15
つまみの動きを設定する .................................................................. 15
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)......16
エクスプレッション・ペダルの調整..............................16
資料 ..........................................................................17
安全上のご注意 ........................................................................................ 18
使用上のご注意 ........................................................................................ 19
*G6017478-02*
ステレオ・ヘッドホン
エレキ・ギター
デジタル・オーディオ・
プレーヤーなど
フットスイッチ
(BOSSFS-6など)
ギター・アンプ
赤(R)
白(L)
PCS-31Lな
(別売)
出力にAUXINの
ステレオ音声を
ミックスできます。
■底面に電池ボックスがあります。
電池の向きに注意して付属の電池を入れます。
・電池による連続使用時間は、アルカリ電池で約12時間、マンガン電池で約3.5
時間です。(使用状態によって異なります。)
・電池が消耗してくると、ディスプレイに「bt」と表示されます。
その場合は新しい電池と交換してください。
・ACアダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一製品本体からAC
アダプターのコードが抜けても演奏が続けられます。
プラグを挿すと
ME-70の電源が
オンになります。
機器を接続
します。
ACアダプタ
してくださ
ラグが抜け
ジャックに
●RECOUT/
のギター・
なり、ヘッ
お楽しみい
このときは
ります。
●Gt.AMPOU
るときは、
抜いてくだ
■接続時の注意
Step Step
1
Step Step
2
Step Step
4
Step Step
3
Step
1
Step
2
Step
4
Step
3
すべての機器の
音量を最小に!
アンプの電源オン
は最後に!
・本体を裏返す際は、つまみなどを破損しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や
両端に敷いてください。また、その際、つまみなどが破損しないような位置に配置してくだ
さい。
・本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取扱いにご注意ください。
・電池の+と−を間違わないように指示どおり入れてください。
・新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。
・長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。
・液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースについた液をよくふきとってから新しい
電池を入れてください。また、漏れた液が身体についた場合は皮膚に炎症を起こす恐れがあ
ります。また眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流してください。
・電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管したり
しないでください。
・必ずこのページの手順で接続をして電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作
をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
・他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機
器の音量を絞った状態で電源を切ってください。
・アンプなどのボリュームは、すべての接続を終え電源をオンにした後に上げてください。
・この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
・抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、AUXINジャックに接続した機器の音量が小さく
なることがあります。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:
PCSシリーズなど)をご使用ください。
・ME-70にはアンプやスピーカーは内蔵されていません。音を出すために
はギター・アンプまたはステレオ・ヘッドホンなどを用意してください。
・モノで出力する場合は、L/MONOジャックだけにケーブルを接続してく
ださい。
・RECOUT/PHONESジャックの出力をレコーダー等に送る場合は、専用
ケーブル(PCS-31Lなど:別売)を使用してください。通常のギター・
ケーブルを使用すると、Lチャンネルの音だけが出力されます。
音を出してみよう
AUX INGUITARINPUTPHONES POWERON RECOUT
接続のしかたと電源の入れかた
2
ACアダプター
(PSA-100:別売)
デジタル・レコーダーなど
赤(R)
白(L)
PCS-31Lなど
(別売)
アダプターは必ずPSAシ
リーズをお使いください。
それ以外の使用は故障の
原因となります。
ACアダプターのコードは図のようにコード・フックに固定
してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、プ
ラグが抜けて電源が切れてしまうことや、ACアダプター・
ジャックに無理な力が加わることを防ぐことができます。
市販の盗難防止用セキュリティー・
ワイヤーなどを接続します。
http://www.kensington.com/
●RECOUT/PHONESジャックにプラグを挿すと、内蔵
のギター・アンプ・シミュレーターが自動的にオンに
なり、ヘッドホンでも迫力のあるギター・サウンドを
お楽しみいただけます。
このときは、Gt.AMPOUTPUTにも同様の効果がかか
ります。
●Gt.AMPOUTPUTに接続したギター・アンプで演奏す
るときは、RECOUT/PHONESジャックからプラグを
抜いてください。
音を出してみよう
音量を調節する
1.
OUTPUT LEVEL つまみで調節します。
OUTPUT LEVEL つまみを上げすぎると音が歪みます。
•
•
OUTPUT LEVEL つまみが中央の位置でエフェクトがすべてオフのとき
は、入出力が同じレベルになります。
音を出してみよう
電源を切る
全ての機器(本体やアンプなど)の音量を最小にし
1.
ます。
2.
アンプなどの電源を切ります。
3.
ME-70 のINPUTジャックからギターなどのプラグを
抜きます。
ME-70 の電源がオフになります。
ギター・アンプ・シミュレーターGt.AMP OUTPUT
音が出ないときなどは、以下を確認してくだ
さい。
● 他の機器と正しく接続されていますか。
接続をもう一度確認してください。
● ボリュームが下がっていませんか。
接続しているアンプやミキサーのボリュームを確認してく
ださい。
● ヘッドホンをつなぐと、ヘッドホンから音が聞こえ
ますか。
音が出るようであれば、アンプなどと接続しているケーブ
ルが断線していたり、外部機器の設定が誤っている場合が
考えられます。もう一度、接続ケーブルや外部機器を確認
してください。
● エクスプレッション・ペダルで、レベルが下がった
状態になっていませんか。
エクスプレッション・ペダルをボリューム・ペダルとして
使っている場合、ペダルのつま先部分を上げた状態では音
が出なくなります(P.9)。
エクスプレッション・
ペダル
3
エフェクトの使いかた
COMPペダル
エフェクトをオン/オフ
します。
TYPEつまみ
コンプレッサーまたはエフェクトの種類を選びます。
1: COMP
2: T.WAH UP
3: T.WAH DOWN
4: SLOW GEAR
5: DEFRETTER
6: Single Hum
7: Hum Single
8: SOLO
音を歪ませずにサステイン効果が得られます。
大入力を抑えるリミッターにもなります。
ピッキングの強弱に合わせてワウ効果が得られます。
ボリューム奏法(バイオリン奏法)の効果が得られます。
フレットレス・ギターをシミュレートします。
シングル・コイルの音をハムバッキングの音に変えます。
ハムバッキングの音をシングル・コイルの音に変えます。
OD/DSやPREAMPとの組み合わせで、ソロ演奏に最適な
サウンドになります。
以降記載の会社名および製品名は各社の商標または登録商標でボスとは関係ありません。
本書では COSM によってシミュレートされたサウンドを適切に表現するために、これらの名称を使用しています。
COMP/FX(コンプレッサー/エフェクト)
音量の均一化や音を歪ませずに延ばす効果(サステイン)を得たり、多様で個性的なエフェクトが選べます。
fig.0140
4
TYPE 各つまみの機能
COMP
T.WAH UP /
T.WAH DOWN
SLOW GEAR
DEFRETTER
Single>Hum
Hum>Single
SOLO
SUSTAIN ATTACK
音の伸びを設定します。 音の立ち上がりを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
SENS TONE PEAK
入力音に反応する感度を設定しま
す。
SENS ATTACK
入力音に反応する感度を設定します。音量が最大になるまでの時間を設定
SENS TONE
入力音に反応する感度を設定しま
す。
LOW HIGH LEVEL
低域の量感を設定します。 高域の量感を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
LOW HIGH LEVEL
低域の量感を設定します。 高域の量感を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
LOW HIGH LEVEL
低域の量感を設定します。 高域の量感を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
ワウの音色(明るさ)を設定します。 クセの強さを設定します。
します。
音色を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
LEVEL
LEVEL
エフェクトの音量を設定します。
LEVEL
OD/DS(オーバードライブ/ディストーション)
TYPEつまみ
オーバードライブまたはディストーションの種類を選びます。
1: BOOST
2: NATURAL
3: OD-1
4: BLUES
5: DIST
6: CLASSIC
7: MODERN
8: METAL
9: CORE
10: FUZZ
ブースターとしてはもちろん、単体で使用してもパンチの
あるクリーン・トーンが得られます。
自然な感じの歪みが得られるオーバードライブ・サウンド
です。
ボスOD-1のサウンドです。甘くマイルドな歪みが得られ
ます。
ピッキング・ニュアンスを生かした独特のオーバードライ
ブです。
豊かなサステインが得られる鋭い歪みです。
往年のビンテージ・スタック・アンプ風のサウンドです。
大型ハイ・ゲイン・アンプ風のサウンドです。
中域を強調したディストーションです。
中域をカットしたディストーションです。
荒々しく過激な独特の歪みです。
OD/DSペダル
エフェクトをオン/オフ
します。
歪みによる音色の特徴づけやサステインを得るエフェクトです。
fig.0140
エフェクトの使いかた
エフェクトの使いかた
各つまみの機能
DRIVE TONE
歪みの強さを設定します。 音の明るさを設定します。 OD/DS の音量を設定します。
LEVEL
5
エフェクトの使いかた
MODULATION(モジュレーション)
音に広がりを与えたり、うねりを加えるエフェクトです。
fig.0140
TYPEつまみ
モジュレーションの種類を選びます。
1: CHORUS
微妙に揺れる音を加えて、広がりと厚みのある美しい音色に変える
ステレオ・エフェクトです。
2: PHASER
3: FLANGER
4: ROTARY
5: UNI-V
6: TREMOLO
7: VIBRATO
8: HARMONIST
位相をずらした音を加えて、音にうねりを与えるエフェクトです。
ジェット機の上昇音/下降音のようなうねりを与えるエフェクトです。
回転スピーカーの効果が得られるステレオ・エフェクトです。
60年代のロック・サウンドに欠かせないUni-vibeのモデリングです。
音量を周期的にかえることで、レトロな効果が得られます。
通常のギター奏法では得られない激しいビブラート効果が得られます。
ツイン・ギター風のハーモニーを作ります。
単音で弾いてください。
MODペダル
エフェクトをオン/オフ
します。
9: OCTAVE
10: DELAY
1オクターブ下の音を重ねて厚みを加えます。
単音で弾いてください。
音を遅らせ、山びこのような効果が得られます。ディレイ・タイムは
10〜990ms(ミリ秒)で第2のディレイとして使うことができます。
TYPE 各つまみの機能
CHORUS
PHASER
FLANGER
ROTARY
UNI-V
TREMOLO
VIBRATO
HARMONIST
RATE DEPTH E. LEVEL
揺れの速さを設定します。 揺れの大きさを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
RATE DEPTH
うねりの速さを設定します。 うねりの大きさを設定します。 クセの強さを設定します。
RATE DEPTH
うねりの速さを設定します。 うねりの大きさを設定します。 クセの強さを設定します。
RATE DEPTH E. LEVEL
揺れの速さを設定します。 揺れの大きさを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
RATE DEPTH E. LEVEL
揺れの速さを設定します。 揺れの大きさを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
RATE DEPTH E. LEVEL
揺れの速さを設定します。 揺れの大きさを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
RATE DEPTH E. LEVEL
揺れの速さを設定します。 揺れの大きさを設定します。 エフェクトの音量を設定します。
KEY
演奏する曲のキー(調性)を設
定します。
表示例
HARMONY
ハーモニーを作り出す音の高さを設定し
ます。
RESONANCE
RESONANCE
E. LEVEL
ハーモニー音の音量を設定します。
デチューン +1オクターブ3度上-1オクターブ
OCTAVE −
TIME
DELAY
ディレイ・タイム(10 〜 990ms )
を 10ms 単位で設定します。
RATE パラメーターはエクスプレッション・ペダルでコントロールすることができます。詳しくは「PEDAL FX を使うには」(P.9)をお読みください。
D.LEVEL E. LEVEL
ダイレクト音の音量を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
FEEDBACK
E. LEVEL
ディレイの繰り返し回数を設定します。 エフェクトの音量を設定します。
6