Roland ME-50 User Manual [ja]

このたびは、BOSS ギター・マルチプル・エフェクツ ME-50をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。 この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2 〜 3)「使用上のご注意」(P.4)をよ くお読みください。 また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は 必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
主な特長
コンパクト・エフェクター感覚のシンプル な操作性
各エフェクトに専用つまみを装備。コンパクト・エフェ クター感覚の直感的な操作で、ダイレクトな音色変化を 得ることができます。
COSM による圧倒的なドライブ・サウンド
ローランド独自のモデリング技術「COSM」により、代 表的なビンテージ・サウンドからオリジナル・サウンド まで、圧倒的かつ多彩な歪みを演出することができ ます。
COSM (Composite Object Sound Modeling)
COSM とは電気回路や構造・素材など、音に影響する 様々な要素を解析し、それらを組み合わせて再構築して いくローランド独自のモデリング技術です。
多彩な機能のエクスプレッション・ペダル
ME-50 に装備されたエクスプレッション・ペダルでは、 6種類のペダル専用エフェクトをコントロールすること ができます。またスイッチの切り替えにより、ボリュー ム・ペダルとして使用することができます。
メモリー機能
作った音色を 30 種類まで記憶させることができます。
「メモリー・モード」では、ペダル操作により、記憶さ
せた音色を瞬時に呼び出して使うことができます。
AUX INジャック
AUX IN ジャックの装備により、CD/MD などの演奏に 合わせた練習が簡単に行えます。
電池駆動
ME-50 では、単 3乾電池(6 本)と AC アダプター(別 売)の 2電源方式を採用しています。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、 販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
2002 ©ボス株式会社 本書の一部、または全部を無断で複写・転載 することを禁じます。

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および ACアダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008b
●ACアダプターは、必ず指定のもの( PSA-100) を、AC100V の電源で使用してください。
..............................................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012c
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体や電源コードが破損した
とき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
の中に描かれています。
2
警告
注意
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
●電池は、充電、加熱、分解したり、または火や 水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102d
●AC アダプターをコンセントや機器本体に抜き 差しするときは、必ず AC アダプターの本体や
出力プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
●AC アダプターとコンセントの間にゴミやほこ りがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因
になりますので、乾いた布で定期的に拭き取っ てください。また、長時間使用しないときは、
AC アダプターをコンセントから外してくださ い。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラグ を持って、コンセントや機器本体に抜き差しし
ないでください。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに ACアダプター をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
111
●電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液 漏れしたりします。次のことに注意してくださ
い(P.6)。
1
○ 電池の +と - を間違えないように、指示どお
り入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類
の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出して
おいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池
ケースについた液をよくふきとってから新 しい電池を入れてください。また、漏れた液
が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす 恐れがあります。また眼に入ると危険ですの
ですぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管した りしないでください。
..............................................................................................................
112
●使用済みの電池は、あなたの地域のゴミ分別収 集のしかたに従って、捨ててください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源、電池のセットや交換について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用 をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使
用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を 防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切っ
た状態で行なってください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、機 器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま
す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがありま
す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も しくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること
があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
●変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はメモしておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、 補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく なる場合があります。ケーブルの仕様につきまして は、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
988
● 盗難防止用ロック ( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続すること ができます。 盗難防止用ロックは、キーケーブルロック等のセキュリティー・ ワイヤーに対応しています。日本国内総販売代理店は、以下のと おりです。
日本ポラデジタル株式会社 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 1 丁目 5 番 2 号 はごろもビル Tel: 03-3537-1070 Fax: 03-3537-1071
4
目次
安全上のご注意.......................................2
使用上のご注意.......................................4
音を出してみよう....................................6
電池の入れかた...........................................................6
接続のしかた...............................................................6
電源を入れる...............................................................7
音量を調節する.........................................................................7
電源を切る ..................................................................7
エフェクトの使いかた .............................8
各エフェクトの接続順について..................................8
TONE MODIFY(トーン・モディファイ).................. 9
フット・スイッチで
トーン・モディファイをオン/オフさせる.......................9
COMPRESSOR(コンプレッサー)..........................10
フット・スイッチで
コンプレッサーをオン/オフさせる ................................10
OVERDRIVE/DISTORTION
(オーバードライブ/ディストーション).................11
MODULATION(モジュレーション)........................12
演奏テンポに同期した効果を付ける ................................14
DELAY(ディレイ)...................................................15
演奏テンポに同期したディレイを付ける........................16
HOLD の使いかた................................................................. 17
NS(ノイズ・サプレッサー)....................................18
REVERB(リバーブ)................................................18
ペダル .......................................................................19
ボリューム・ペダルで使う.................................................19
エクスプレッション・ペダルで使う ................................19
作った音色を記憶させる/
呼び出して使う(メモリー・モード)......20
マニュアル/メモリー・モードの切り替え..............20
パッチについて .........................................................20
ライト操作 ................................................................21
記憶させた音色を呼び出して使う
(パッチの切り替え)..................................................21
ナンバーを切り替える..........................................................21
バンクを切り替える..............................................................21
フット・スイッチでバンクを切り替える ........................22
メモリー・モード時の注意 .......................................22
音色変更について..................................................................22
テンポ設定について..............................................................22
DELAY の HOLD について..................................................23
DELAY の TAP について..................................................23
パッチの設定を変える
(パッチ・エディット・モード)................................23
便利な機能 ..........................................24
ギターをチューニングする(チューナー)................24
CD や MDに合わせて練習する(AUX IN)...............25
資料....................................................26
工場出荷時の設定に戻す
(ファクトリー・リセット).......................................26
エクスプレッション・ペダルの調整.........................26
故障と思う前に .........................................................27
主な仕様....................................................................28
パッチ一覧 ..........................................29
工場出荷時の設定.................................30
文中の表記について
● [ ]で囲まれた英字は、パネル上のボタンを表します。
(例) [VARIATION]: VARIATIONボタン [WRITE]: WRITEボタン
● (P.**)は参照ページを示しています。
ブランク・チャート .............................32
索引....................................................34
5

音を出してみよう

ステレオ
ヘッドホン
エレキ・ギター
CD/MD
プレーヤーなど
ACアダプター
(PSA-100:別売)
ギター・アンプ

電池の入れかた

※この機器には、電池が付属されています。この電池は、
機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
図のように、電池の向きに注意して付属の電池を入れます。
fig.0010

接続のしかた

ME-50 には、アンプやスピーカーは内蔵されていません。音 を出すためには、 ギター・アンプまたはステレオ・ヘッドホ
ンなどを用意してください。 ※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、電源 を切った状態で行ってください。
fig.0020
本体を裏返す際は、つまみなどを破損しないように、新 聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷いてくださ
い。また、その際、つまみなどが破損しないような位置 に配置してください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取 扱いにご注意ください。
電池の+(プラス)と−(マイナス)を間違わないよう に入れてください。
電池が消耗してくると、ディスプレイにbと表示され ます。その場合は新しい電池と交換してください。
電池交換の際は、単 3 電池を 6 本使用してください。 電池は、新しい電池と一度使用した電池や種類の違う電
池を混ぜて使用しないでください。液漏れの原因となり ます。
電池の種類によっては、使用時間が短くなる場合があり ます。
電池による連続使用時間は、アルカリ電池で約 12時間、 マンガン電池で約 3.5 時間です。(使用状態によって異な
ります。)
●ACアダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC アダプ
ター・ジャックに無理な力が加わることを防ぐことがで きます。
fig.0040
● モノで出力する場合は、L(MONO)ジャックだけにケー
ブルを接続してください。
● AUX IN ジャックと CD/MD プレーヤーを接続するケー
ブルには、抵抗入りケーブルを使用しないでください。
6
● LINE/PHONES ジャックをお使いの場合、内蔵のギター・
アンプ・シミュレーターにより、ヘッドホンでも迫力の あるギター・サウンドをお楽しみいただけます。
音を出してみよう
● LINE/PHONES ジャックの出力をミキサー等に送る場合 は、専用ケーブル(PCS-31:別売)を使用してくださ
い。通常のケーブルを使用すると、L チャンネルの音だ けが出力されます。
fig.0030
PCS-31
白
(L)
赤
(R)

電源を入れる

正しく接続したら必ず次の手順で電源を投入してください。 手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損す
る恐れがあります。
1.
(CD/MDプレーヤー)
2.
ME-50
fig.0041
※ MASTER LEVEL つまみを上げすぎると音が歪みます。 ※ エフェクトがすべてオフになっているときは、MASTER
LEVELつまみが中央の位置で入出力が同じレベルになり ます。
※ MASTER LEVEL つまみの設定は、パッチごとに記憶さ
れます。(P.20)
音が出ない/音が小さいときは
● 他の機器と正しく接続されていますか。
接続をもう一度確認してください。
● ボリュームが下がっていませんか。
接続しているアンプやミキサーのボリュームを確認して ください。
ヘッドホンをつなぐと、ヘッドホンから音が聞こえますか。
音が出るようであれば、アンプなどと接続しているケー ブルが断線していたり、外部機器の設定が誤っている場
合が考えられます。もう一度、接続ケーブルや外部機器 を確認してください。
● エクスプレッション・ペダルで、レベルが下がった状態 になっていませんか。
エクスプレッション・ペダルをボリューム・ペダルとし て使っている場合、ペダルのつま先部分を上げた状態で
は音が出なくなります。(P.19)
● チューナー・モードになっていませんか。(P.24)
チューナー・モードでは、出力はミュート状態(無音状 態)になります。
ギター・アンプ/ステレオなど
3.
※ アンプなどのボリュームは、すべての接続を終え電源を
オンにした後に上げてください。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばら
くは動作しません。

音量を調節する

ME-50の音量を MASTER LEVELつまみで調節します。
fig.0050
● AUX IN ジャックと CD/MD プレーヤーの接続に抵抗入 りケーブルを使っていませんか。
抵抗入りケーブルを使用すると、CD/MDプレーヤー
の音が聞こえなくなることがあります。

電源を切る

1.
本体、および接続しているギター・アンプなどの音量を 最小にします。
2.
ギター・アンプ/ステレオ、MTR などの電源をオフにし ます。
3.
ME-50 の電源をオフにします。
7

エフェクトの使いかた

電源投入時は常にマニュアル・モードになり、OVERDRIVE/DISTORTION、MODULATION、DELAY は必ずオフになりま す。
※ DELAYの TYPE つまみがHOLDになっているときは、DELAY のインジケーターが点灯し、DELAY ペダル・インジケー
ターが一定の間隔を空けて点滅して録音待機状態を示します。(P.17)
以降記載の会社名および製品名は各社の商標または登録商標でボスとは関係ありません。 本書では COSM によってシミュレートされたサウンドを適切に表現するために、これらの名称を使用しています。

各エフェクトの接続順について

各エフェクトの接続順は、エクスプレッション・ペダルに設定されているエフェクト(P.19)に応じて、自動的に最適な接続順 になります。
●WAH、RING MOD、+1OCTAVE、-1OCTAVE が設定されているとき
fig.0060
TONE MODIFY
NS REVERB
EXPRESSION
VOLUME
(
PEDAL
)
COMPRESSOR
MODULATION
OVERDRIVE /
DISTORTION
DELA Y
● RESONANCE、VOICE が設定されているとき
fig.0070
TONE MODIFY
NS REVERB
COMPRESSOR
VOLUME
(
)
PEDAL
OVERDRIVE /
DISTORTION
MODULATION
EXPRESSION
DELA Y
また、MODULATIONのタイプがTREMOLO、UNI-Vのときは、MODULATIONがOVERDRIVE/DISTORTIONの前に接続されます。
(例)EXPRESSION:WAH、MODULATION:TREMOLO のとき
fig.0080
8
OVERDRIVE /
DISTORTION
WAH
(
EXPRESSION
NS REVERB
COMPRESSORTONE MODIFY
)
VOLUME (
PEDAL
)
TREMOLO
(
MODULATION
DELA Y
)

TONE MODIFY(トーン・モディファイ)

エフェクトの使いかた
fig.0090
TONEMODIFYインジケーター
接続したギター自体の特長を変化させます。
TYPE つまみ
OFF
接続したギターそのままの音色です。(バイパス状態) ※ OFF にすると、TONE MODIFY インジケーターが消灯し
ます。
FAT
中域をブーストした太い音色になります。
PRESENCE
中高域をブーストした明るい音色になります。
ACOUSTIC
エレキ・ギターの音をアコースティック・ギターの音に変化 させます。

フット・スイッチでトーン・モディファイ をオン/オフさせる

リア・パネルの FOOT SW ジャックにフット・スイッチ(FS­5U:別売)を接続すると、フット・スイッチの操作でトー
ン・モディファイをオン/オフさせることができます。
fig.0100
ポラリティー・スイッチを 次のように設定してください。
MILD
高域をカットしたマイルドな音色になります。
TIGHT
低域をカットした音色になります。
ENHANCE
高域をブーストした音色になります。
SH
シングル・コイル・ピックアップの音をハム・バッキング・ ピックアップの音色に変化させます。
HS
ハム・バッキング・ピックアップの音をシングル・コイル・ ピックアップの音色に変化させます。
HHF
ハム・バッキング・ピックアップの音をシングル・コイル・ ピックアップのハーフ・トーン音色に変化させます。
HOLLOW
ボディーの共鳴音を付加したフルアコ風の音色に変化させま す。
※ メモリー・モードのときは、バンクの切り替え機能に変
わります。(P.22)
専用ケーブル(PCS-31:別売)を使ってフット・スイッ チを 2 個接続すると、1 つはトーン・モディファイのオ
ン/オフ用、もう 1 つはコンプレッサーのオン/オフ用 として使うことができます。(P.10)
9
エフェクトの使いかた

COMPRESSOR(コンプレッサー)

fig.0110
COMPRESSORインジケーター
入力信号の音量を均一化することによってロング・サステイ ンを得るエフェクトです。音のピークだけを抑えて歪みを防
止するリミッターのような使いかたもできます。
SUSTAIN つまみ
効果の深さを調節します。右に回すほどロング・サステイン が得られます。リミッターとして使う場合は、SUSTAIN つ
まみを左に回してください。 ※ コンプレッサーを使わないときは SUSTAIN つまみを
OFF に合わせます。OFF にすると、COMPRESSOR イ ンジケーターが消灯します。
LEVEL つまみ
コンプレッサーをオンにしたときの音量を調節します。コン プレッサーのオン/オフを切り替えたときの音量バランスを
とるために使います。

フット・スイッチでコンプレッサーを オン/オフさせる

リア・パネルの FOOT SW ジャックに専用ケーブル(PCS­31:別売)を使ってフット・スイッチ(FS-5U:別売)を2
個接続すると、1 つはトーン・モディファイのオン/オフ用、 もう 1 つはコンプレッサーのオン/オフ用として使うことが
できます。以下のように接続してください。
fig.0120
PCS-31
ポラリティー・スイッチを 次のように設定してください。
※ メモリー・モードのときは、バンクの切り替え機能に変
わります。(P.22)
白 赤
TONEMODIFY
オン/オフ
COMPRESSOR
オン/オフ
10
エフェクトの使いかた

OVERDRIVE/DISTORTION(オーバードライブ/ディストーション)

fig.0130
ペダル インジケーター
OD/DSペダル
OVERDRIVE/DISTORTIONインジケーター
OD/DS ペダル
ペダルを踏むたびにオーバードライブ/ディストーションの オン/オフが切り替わります。オンになるとインジケーター
が点灯します。
DRIVE つまみ
歪み具合を調節します。右に回すほど歪みが強くなり、音量 が大きくなります。TURBO 領域まで回すと、より一層強い
歪みになります。
BOTTOM つまみ
低域を調節します。左に回すと低域がカットされた音に、右 に回すと低域が強調された音になります。
TONE つまみ
音色を調節します。左に回すとマイルドな音に、右に回すと シャープな音になります。
LEVEL つまみ
音を歪ませるエフェクトです。 TYPE つまみ[VARIATION]の組み合わせで、22 種類
の歪みが得られます。
タイプ一覧
[VARIATION]消灯 [VARIATION]点灯
OD-1 OD-2
BD-2 DS-1
MT-2 SCREAM
DST+
GUV RAT MUFF
FACE
ボス OD-1のモデリングです。 ボス OD-2のモデリングです。
ボス BD-2 のモデリングです。 ボス DS-1 のモデリングです。
ボス MT-2のモデリングです。 Ibanez社のTS-808 TUBESCREAMERのモデリ
ングです。 MXR 社の DISTORTION+ のモデリングです。
Marshall社の GUV'NOR のモデリングです。 Proco社の RAT のモデリングです。
Electro-Harmonix社のBig Muff π のモデリング です。
FUZZFACEのモデリングです。
音量を調節します。 ※ LEVEL つまみを上げすぎると、ノイズが混じることがあ
ります。エフェクト・オン時とオフ時の音が同じ音量で 聞こえるように、LEVEL つまみを調節してください。
NATURAL CRUNCH
LEAD LOUD
METAL
MODERN OD
STACK
Hi GAIN
MODERN DS
SQUARE
OCT FUZZ
より自然な歪が得られるオーバードライブです。 アンプの歪みの要素を加えた、ツヤのあるクラン
チ・サウンドです。 オーバードライブの滑らかさとディストーショ
ンの深い歪みを両立させたサウンドです。 低域を強調したヘビーなディストーションです。 荒々しい過激な歪みのディストーションです。
中域に特長のあるオーバードライブです。 スタック・アンプの歪みの要素を加えた、ぶ厚い
サウンドです。 オーバードライブ + スタック・アンプのサウンド
です。 大型ハイゲイン・アンプのサウンドです。
シンセの矩形波サウンドです。 オクターブ上の倍音が発生するファズ・サウンド
です。
11
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