Roland KC-1000 User Manual [ja]

プロセッサー)技術を使って、その中で起こる音の反射を忠実に再現する技術です。
KC-1000 はオルガン演奏に主眼をおいたキーボード・アンプです。 この技術は、ローランド独自の RSS(P.7)や COSM 技術(P.7)を統合する形で実現
しました。KC-1000 の SOUND TYPE スイッチで、キャビネット・モデリングによる 効果を 3 種類の中から選ぶことができます。お客様の演奏スタイルに合わせて自由に
切り替えてお使いください。
取扱説明書
このたびは、ローランド ステレオ・キーボード・アンプ KC-1000 をお買い上げいた だき、 まことにありがとうございます。 この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上の ご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくた めにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができ るよう、手元に置いてください。
主な特長
● KC-1000 は、トーン・ホイール・オルガンの特徴ある音をより効果的に再生するため、 専用の ORGAN(オルガン)端子を装備しています。くわえて、デジタル・ピアノや シンセサイザーの原音を忠実に再生する ORCHESTRAL(オーケストラル)端子も装 備。高音質のステレオ・キーボード・アンプです。
● デジタル処理によるキャビネット・モデリング技術で、オルガン専用トーン・キャビ ネットの独特なひびきを再現しています。
●7スピーカー、5 アンプ・システムによって、デジタル処理された信号を立体的に再生 することで、今までになかった音場を作り出します。
● キーボードのステレオ出力に対応した 3 チャンネルのステレオ入力、およびマイク入 力を装備しています。
● ステレオ・ライン・アウトを装備。本機をキーボード・モニターとし、さらに DSP(デ ジタル・シグナル・プロセッサー)処理された信号を外部 PA に出力できます。
● ステレオ・リンク機能を装備。2 台の KC-1000 を使用することにより、簡易 PA シス テムとして使用することができます。
● ジャック部に角度をもたせることにより、接続ケーブルがコントロール・パネル上に 混在することを防ぎ、パネル上のコントロールをより容易に行うことができます。
キャビネット・モデリングとは
オルガン用のトーン・キャビネットをシミュレーションし、DSP(デジタル・シグナル・
02569834 ’03-8-2TP
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
 2001 ローランド

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
●この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
警告
注意
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付 着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
101a
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102a
● 電源コードをコンセントに抜き差しするとき は、必ず電源プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから 外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
105b
●この機器を設置するときや車に積むときなど、 動くと危険な場合は、すべてのキャスターを外
してください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107a
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、コン セントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
108a
●この機器を移動するときは、電源プラグをコン セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(P.8)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
118
● キャスターを外した場合は、小さなお子様が 誤って飲み込んだりすることのないようお子様
の手の届かないところへ保管してください。
..............................................................................................................
119
●通気口は高温になりますので、やけどしないよ う注意してください。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、 この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
● 放熱のため、壁から 30 cm 以上離して使用してくださ い。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを 損なう恐れがあります。
● カーペット部の通常のお手入れは、毛の固いブラシで手 入れをしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
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