Roland HP-107 MIDI IMPLEMENTATION [ja]

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取扱説明書
このたびは、ローランド・デジタル・ピアノ HP107 をお買い上げいただきまして、誠にありがと うございます。
主な特長
豊かな響きと幅広い表現力を持つピアノ音色
ハンマーが弦をたたく音までもリアルに再現するステレオ・サンプリング・ピアノ音源を 採用し、高品位なコンサート・グランドピアノの音色を実現しています。最大同時発音数 128 音で、ペダルを多用した演奏にも余裕で対応できます。 離鍵時の微妙なタッチや弦どうしの共鳴、ペダルを踏んだときの共鳴まで、演奏者の微妙 なニュアンスを受けとめ、再現します(ピアノ・レゾナンス)。また、「グランド・ピアノ・ プレゼンス」のスピーカー・システムに加え、フルコンサート・グランドピアノの奥行き 感を再現し(3D サウンドコントロール)、粒立ちやパワー感も向上させています(ダイナ ミクス・サウンド・コントロール)。
グランドピアノの弾き心地を追求
低音域は重く、高音域は軽く、グランドピアノのタッチを再現したプログレッシブ・ハン マー・アクション鍵盤を採用。さらに、グランドピアノで打鍵したときに起こる特有のク リック感(脱進感)まで忠実に再現しています(エスケープメント機構)。 鍵盤の重さ感に加え、ハンマーの微妙な動きを再現する「ハンマー・レスポンス機能」の 2 つのキータッチ・コントロールで、鍵盤の微妙な調整が可能です。また、十分な踏みごた えと、きめ細かな演奏表現を実現するペダルを採用しています。
この機器を正しくお使い いただくために、ご使用 前に「安全上のご注意」
(P.2、3)と「使用上のご
注意」(P.4、5)をよくお
読みください。また、こ の機器の優れた機能を十 分ご理解いただくために も、取扱説明書をよくお 読みください。取扱説明 書は必要なときにすぐに 見ることができるよう、 手元に置いてください。
デジタルならではの表現力
ピアノに最適な音を重ねて音に厚みを出すことができます。 また、ピアノに別の音や 1 オクターブ上の音を重ね、ペダルを踏むことで音量を調整する こともできます。
ヘッドホンでの演奏も快適に
ヘッドホン使用時には、専用の効果をかけることで快適で疲れない音にすることができま す。また、ヘッドホンを接続しているときに操作パネルのランプが点灯してお知らせする ほか、使用しないときにヘッドホンをかけておける便利なヘッドホン・フックを装備して います。
多彩な練習支援機能とピアノ曲を内蔵
メトロノーム機能や「2 トラック・レコーダー」、付属の楽譜集(60 曲収録)に対応した内 蔵曲など、電子ピアノならではのピアノ・レッスンを体験できます。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
©
 2004 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
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安全上のご注意

警告
安全上のご注意
マークについて
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意の意味について警告と
警告
注意
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れがあります。
火災・感電・傷害を防止するには
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
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警告
注意
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから 外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
● この機器を移動するときは以下のことを確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。このとき、手をはさんだり、足の上 に落とさないように注意してください。
○ 機器本体とスタンドを固定しているノブ・ボ
ルトがゆるんでいないか、確認する。ゆるん
でいる場合は、しっかり固定する。 ○ 電源コードを外す。 ○ 外部機器との接続を外す。 ○ スタンドのアジャスターを上げる。 ○ フタを閉じる。 ○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(P.10)。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付 着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
116
● フタの開け閉めは、指などをはさまないように、 注意して行なってください(P.11)。小さいお子
様が使用されるときは、大人のかたが介添えし てください。
..............................................................................................................
117(選択)
● ピアノ椅子を使用するときは、必ず次の事項を 守ってください。
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。 ○ 2 人以上で腰掛けない。 ○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。 ○ ピアノ 椅子 の脚を 止め てい るボル トが 緩ん
でいたら、腰掛けない。(緩みがあるときは 随時付属の工具で締め直してください)
..............................................................................................................
118
● 付属のスタンド用ネジ、譜面立てのネジ、椅子 のナット、ヘッドホン・フックは、小さなお子
様が誤って飲み込んだりすることのないようお 子様の手の届かないところへ保管してくださ
い。
..............................................................................................................
3
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使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、 この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し なくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを 損なう恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
402
● 本機のペダルは真鍮製です。 真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合の
お手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容 が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリーや他の MIDI 機器(シーケンサーなど)の 失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご
容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
4
Page 5
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分 に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな いでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せた ままで鍵盤蓋を開閉しないでください。本機の構造上、
ペットなどの小動物が内部へ入ってしまうことがありま す。そのような場合は、直ちに電源を切って電源コード
をコンセントから外し、お買い上げ店またはローラン ド・サービスにご相談ください。
使用上のご注意
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク リーナーでクリーニングしてください。
5
Page 6
目次
安全上のご注意.................................................. 2
使用上のご注意.................................................. 4
各部の名称と働き .............................................. 8
フロント・パネル ...............................................................................8
リア・パネル........................................................................................9
ボトム・パネル.................................................................................... 9
演奏する前に...................................................10
ペダル・コードを接続する............................................................ 10
スピーカー・ケーブルを接続する ............................................... 10
電源コードを接続する.................................................................... 10
譜面立てを立てる ............................................................................ 10
譜面立てを倒す ......................................................................... 10
譜面押さえを使う .....................................................................10
譜面立てをはずす .....................................................................11
フタを開ける/閉める.................................................................... 11
ヘッドホンをつなぐ ........................................................................ 11
ヘッドホン・フックを使う ....................................................11
電源を入れる/切る ........................................................................ 12
音の大きさや明るさを調節する ................................................... 12
ペダルについて................................................................................. 12
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ .....................13
内蔵曲を聴く..................................................................................... 13
すべての曲を連続して再生する(全曲再生)..................... 13
曲を選んで再生する................................................................. 13
デモ曲を聴く..................................................................................... 14
音色デモ曲を再生する............................................................. 14
機能のデモを聴く .....................................................................15
第 2 章 演奏をする ........................................16
いろいろな音で演奏する................................................................ 16
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・レゾナンス).................... 17
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ)..................... 17
鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす
(ストリング・レゾナンス).................................................... 17
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす
(ダンパー・レゾナンス)......................................................... 18
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)................................. 19
弾く強さによる発音のタイミングを調節する
(ハンマー・レスポンス)......................................................... 20
奥行き感のある音にする(3D サウンド・コントロール)..... 21
ヘッドホンに最適な奥行き感をつける
(3D サウンド・コントロール)..................................................... 22
音にメリハリをつける
(ダイナミクス・サウンド・コントロール)............................... 23
音に効果をつける ............................................................................ 24
音に響きをつける(リバーブ).............................................. 24
音に厚みをつける(コーラス).............................................. 24
効果のかかり具合をかえる ....................................................24
鍵盤の音の高さを変える(トランスポーズ)............................. 25
ピアノ音色に合った音を重ねる(ワンタッチ・レイヤー).... 26
ワンタッチ・レイヤー演奏時の音量バランスを変える... 26
2 つの音を重ねて演奏する(デュアル演奏).............................27
デュアル演奏の音量バランスを変える
(デュアル・バランス)............................................................. 27
鍵盤の右手側と左手側を別の音で演奏する
(スプリット演奏)............................................................................ 28
鍵盤がわかれる位置を変える(スプリット・ポイント).29
中央ペダルの働きを変える............................................................ 29
メトロノームを使う ........................................................................ 30
メトロノームを鳴らす............................................................. 30
メトロノームの音量を変える................................................ 31
第 3 章 内蔵曲に合わせて演奏する....................32
曲のテンポを変える ........................................................................ 32
カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる
(カウントイン)......................................................................... 32
片手ずつ演奏する ............................................................................ 33
第 4 章 演奏を録音する..................................34
録音についての注意................................................................. 34
新しい曲を録音する ........................................................................ 35
曲に合わせて録音する ....................................................................36
片手ずつトラックを選んで録音する ........................................... 37
録音した演奏を消去する................................................................ 38
指定したトラックの演奏を消去する.................................... 38
曲を消去する............................................................................. 38
第 5 章 いろいろな設定を変える..................... 39
詳細設定をする(設定).................................................................. 39
他の楽器と音の高さを合わせる
(マスター・チューニング).................................................... 40
調律方法を変える.....................................................................40
調律曲線を変える(ストレッチ・チューニング).............41
音の高さをオクターブ単位で変える
(オクターブ・シフト)............................................................. 41
鍵盤左手側にダンパー・ペダルを効かせる....................... 41
3D サウンド・コントロール機能のかかり方をかえる
(3D モード)............................................................................... 41
ピアノ演奏以外できないようにする(パネル・ロック)........ 42
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)............42
電源を切っても設定を記憶させておく
(メモリー・バックアップ)............................................................ 43
電源を切っても録音した曲を記憶しておく
(ソング・バックアップ)................................................................43
ソング・バックアップした曲を消す.................................... 43
V-LINK を使う .................................................................................. 44
USB ドライバの設定をする .......................................................... 44
6
Page 7
第 6 章 外部機器と接続する............................45
オーディオ機器と接続する............................................................ 45
USB 端子で接続する....................................................................... 45
MIDI 機器と接続する ....................................................................... 46
MIDI とは .................................................................................... 46
MIDI に関する設定をする .............................................................. 46
MIDI 送信チャンネルを設定する ........................................... 47
ローカル・コントロールのオン/オフを切り替える....... 47
録音した演奏を送信する......................................................... 47
資料................................................................48
故障かな?と思ったら.................................................................... 48
こんな表示が出たら ........................................................................ 49
音色一覧............................................................................................. 50
内蔵曲一覧......................................................................................... 51
操作早見表......................................................................................... 53
メモリー・バックアップで記憶される項目............................... 54
MIDI インプリメンテーション・チャート ................................. 55
主な仕様............................................................................................. 56
目次
索引................................................................57
7
Page 8

各部の名称と働き

フロント・パネル

Power On
1
1
[Power On(電源)]スイッチ
電源をオン/オフします(P.12)。
[音量]つまみ
2
全体の音量を調節します(P.12)。
3
[音質]つまみ
音の明るさを調節します(P.12)。
[デモ]ボタン
4
音色デモや各種機能のデモを聴くことができます(P.14)。
5
(ヘッドホン)]インジケーター
ヘッドホンを接続すると、このランプが点灯します(P.11)。
[トランスポーズ]ボタン
6
鍵盤の音を移調します(P.25)。
7
[スプリット]ボタン
鍵盤を右手側と左手側にわけて、それぞれ違う音色で演奏しま す(P.28)。また、このボタンと[コーラス]ボタンを押しな がら、さまざまな機能の設定をします(P.39 〜 P.44、P.46 〜 P.47)。
8
[コーラス]ボタン
音に厚みをつけます(P.24)。
サウンド・コントロール
[3D]ボタン
9
音に奥行きをつけます(P.21、P.22)。
10
[ダイナミクス]ボタン
メリハリのある音にします(P.23)。
[リバーブ]ボタン
11
音に響きをつけます(P.24)。
ピアノ・レゾナンス
12
[キー・オフ]ボタン
鍵盤から指を離すときの音を鳴らします(P.17)。
[ストリング]ボタン
13
鍵盤を弾いたときの、弦の共鳴音を鳴らします(P.17)。
14
[ダンパー]ボタン
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らします(P.18)。
6
78
4325
92010 11
12 13 14 15
16 19
15
16
17
18
19
20
レコーダー
21
22
23
24
17
18
22
232124 25 26 27
[レイヤー]ボタン
ピアノ音色に合うおすすめの音色を重ねて鳴らすことができま す(P.26)。
音色ボタン
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます(P.16)。
ディスプレイ
音色バリエーション、曲番号、テンポなど、各種設定値を表示 します。通常時は、上図のような表示になります。
[曲/テンポ]ボタン
内蔵曲を選んだり、テンポを設定したりします(P.13、 P.32)。また、このボタンを押すたびに、テンポと現在選ばれ ている曲番号(先頭に「S.」が表示)が交互に表示されます。 テンポを表示しているときはボタンのランプが緑色に点灯し、 曲番号を表示しているときは赤色に点灯します。
[−][+]ボタン
いろいろな設定の値を選びます。
[−]と[+]を同時に押すと、設定ごとの基本の値に戻りま
す。
[メトロノーム/カウントイン]ボタン
メトロノームをオン/オフします(P.30)。また、曲を再生す る前にカウント音を鳴らすことで、曲と自分の演奏のタイミン グを合わせることができます(P.32)。
[左手]ボタン
演奏を片手ずつ再生したり、録音します(P.33、P.36 〜 P.38)。 内蔵曲の左手の演奏が割り当てられます。このボタンと次の
[右手]ボタンをまとめて「トラック・ボタン」といいます。
[右手]ボタン
演奏を片手ずつ再生したり、録音します(P.33、P.36 〜 P.38)。 内蔵曲の右手の演奏が割り当てられます。
[再生]ボタン
内蔵曲や録音した演奏を再生/停止します(P.13、P.33)。 また、演奏の録音をスタート/ストップします(P.35 〜 P.37)。
[録音]ボタン
録音待機状態にします(P.34 〜 P.38)。
8
Page 9
キー・タッチ
[重さ]ボタン
25
鍵盤のタッチ感を変えます(P.19)。
26
[ハンマー]ボタン
鍵を弾く強さによって、発音タイミングの変化のしかたを変え ます(P.20)。
フロント・パネル
ボトム・パネル
[中央ペダル]ボタン
27
中央ペダルの機能を切り替えます(P.29)。
リア・パネル
各部の名称と働き

リア・パネル

ボトム・パネル

31 32 33
28 29 30
Pedal 端子
28
専用スタンドのペダル・コードを接続します(P.10)。
29
Input 端子
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピーカーか ら他の機器の音を出すことができます(P.45)。
Output 端子
30
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽しめます。 また、テープ・レコーダーなどの録音機器に接続して、演奏を 録音することができます(P.45)。
31
Phones(ヘッドホン)端子
ヘッドホンを接続します(P.11)。
MIDI Out / In 端子
32
他の MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりします
(P.46)。
33
USB 端子
コンピューターと接続して、演奏情報をやりとりすることがで きます(P.45)。
9
Page 10

演奏する前に

ツメ

ペダル・コードを接続する

ペダル・コードを、本体背面の Pedal(ペダル)端子に
差し込みます。
fig.00-01

スピーカー・ケーブルを接続する

図のように、スタンドのスピーカー・ボックスからでて
いるスピーカー・ケーブルを、本体背面側の底面にある スピーカー端子に接続します。
スピーカー・ケーブルは、カチッというまで差し込んで ください。

電源コードを接続する

1
付属の電源コードを、本体底面の AC インレットに差し
込みます。
2
電源コードのプラグをコンセントに差し込みます。
電源コードは、必ず付属のものをお使いください。
fig.00-02

譜面立てを立てる

譜面立てを両手で持ち、前に起こします。
1
譜面立て背面の支えで譜面立てを固定します。
2
スピーカー端子
スピーカー・ ケーブル
本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、ア ルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないでくださ
い。 本機のスピーカーは、本体上面に、上向きに装備されています
ので、液体などがスピーカー部に付着すると、故障や事故の原 因になります。
スピーカー
譜面立ての角度を 3 段階で調節できます。
1
2
取り付けた譜面立てに無理な力を加えないでください。

■ 譜面立てを倒す

譜面立て背面の支えを上げて、譜面立てをゆっくりと倒
します。

■ 譜面押さえを使う

譜面押さえを立てて、楽譜のページを押さえることができま す。
使用しないときは、譜面押さえを倒しておきます。
10
Page 11
演奏する前に

■ 譜面立てをはずす

本機の譜面立てを取りはずすことができます。
ノートパソコンなどを本機にのせて使用することができま す。
譜面立てを起こして、ネジを 3 カ所はずします。
ネジは、十円玉などのコインを使ってはずすことができ ます。
譜面立てから取りはずしたネジは、なくしたり、小さなお子さ まが誤って飲み込んだりしないよう、ご注意ください。

ヘッドホンをつなぐ

本機にはヘッドホン端子が 2 つあります。2 人で同時にヘッ ドホンを使うことができますので、レッスン時や連弾曲を演 奏する時などに便利です。また、夜間でも周囲を気にせずに 演奏を楽しむことができます。
ヘッドホンを本体左下面の Phones 端子に差し込みます。
fig.00-04.j
ヘッドホン端子×2
ヘッドホンを接続すると、本体パネルの[ (ヘッド ホン)]インジケーター(P.8)が点灯して、本体スピー
カーからは音が出なくなります。 ヘッドホンの音量は、本体の[音量]つまみ(P.12)で
調節します。

フタを開ける/閉める

フタを開けるときは、フタを両手で持って軽く持ち上 げ、奥にスライドさせます。 フタを閉めるときは、ゆっくりと手前に引き、止まった
ところで静かに下におろします。
fig.00-05
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてくださ い。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方が介添して ください。
ピアノの移動は、危険防止のため必ずフタを閉じた状態で行 なってください。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いください。 ヘッドホンはローランド製品をお使いください。他のヘッドホ ンを使用すると、場合によっては十分な音量を得られないこと があります。
ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して
ください。
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ
さい。

■ ヘッドホン・フックを使う

ヘッドホンを使用しないときは、本体左下にあるヘッドホ ン・フックにヘッドホンをかけておくことができます。
ヘッドホン・フックの取り付けかた
付属されているヘッドホン・フックを、本体下にある穴に差 し込みながら回します(下図参照)。ヘッドホン・フックの 蝶ネジを回して、ヘッドホン・フックを固定します。
ヘッドホン・フック
11
Page 12
演奏する前に

電源を入れる/切る

必ず次の手順で電源を入れたり、切ったりしてください。手順 を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れ
があります。
電源を入れるときは、[音量]つまみを左いっぱいに回
してから、[Power On(電源)]スイッチを押します。
電源が入り、本機前面左の Power ランプが点灯します。
数秒後に、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
[音量]つまみで音量を調節してください。
本機は、回路保護のため電源を入れてからしばらくは動作しま せん。
fig.00-06.j
Power On

ペダルについて

ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のとき に使います。
fig.00-08.j
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が切れ ずに長い余韻が続きます。
ペダルを踏む深さによって余韻の長さが微妙に変わります。 アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだ
ときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな響きと広 がりが加わります。
本機では、この共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現して います。
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることができま す(P.18)。
ダンパー・ペダル
Powerランプ
電源を切るときは、[音量]つまみを左いっぱいに回し
てから、[Power On(電源)]スイッチを押します。
本機前面左の Power ランプが消灯し、電源が切れます。

音の大きさや明るさを調節する

[音量]つまみを回して全体の音量を調節します。
[音質]つまみを回して音の明るさを調節します。
fig.00-07.j
小さく 大きく 落ち着いた音
明るい音
ソステヌート・ペダル(真ん中のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻 を与えます。
ソステヌート・ペダルの機能を切り替えることができます
(P.29)。
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔らかく なります。
ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わりま す。
アジャスターについて
本機を移動したときやペダルが不安定に感じるときは、必ず ペダルの下部にあるアジャスターを次のように調節してくだ
さい。
○ アジャスターを回して下げ、確実に床にあたるように調
節してください。床との間に隙間があると、ペダルを破 損する原因になります。特にカーペットの上などに設置
する場合は、床面を強く押しつけるように調節してくだ さい。
fig.00-09.j
12
アジャスター
Page 13

第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ

内蔵曲を聴く

本機には、68 曲のピアノ曲が内蔵されています。

■ すべての曲を連続して再生する(全曲再生)

内蔵曲を連続して再生することができます。
fig.panel1-1
[曲/テンポ]ボタンを押したまま、[再生]ボタンを押します。
1
[曲/テンポ]ボタンのランプが点灯、[再生]ボタンのランプが点滅し、現在選
ばれている曲から連続して再生されます。
ディスプレイには、曲番号が数秒間表示されます。
fig.disp-S.1
「第 3 章 内蔵曲に合わせて演
奏する」(P.32)
「内蔵曲一覧」(P.51)
12
[−]または[+]ボタンを押すと、再生する曲を選ぶことができます。
最後の曲を再生すると、また最初の曲に戻って再生します。
再生を止める
2
[再生]ボタンを押します。
再生が止まります。

■ 曲を選んで再生する

fig.panel1-2
再生する曲を選ぶ
1
[曲/テンポ]ボタンを押して、ボタンのランプを赤色に点灯させます。
ディスプレイに曲番号が数秒間表示されます。
fig.disp-USr
2
1
3, 4
内蔵曲のディスプレイ表示に ついて
USr(ユーザー)
・・・演奏を録音する場所です。
(録音については → P.35)
S.1 〜 S.68 ・・・内蔵曲 S. U ・・・ソング・バックアップ
した曲(P.43)
13
Page 14
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ
[−]または[+]ボタンで、曲番号を選びます。
2
ボタンを押し続けると、番号が連続して変わります。
再生する
[再生]ボタンを押します。
3
ボタンのランプが点灯し、選んだ曲が再生されます。
再生を止める
[再生]ボタンを押します。
4
ボタンのランプが消灯し、再生が止まります。
次に[再生]ボタンを押したときは、止めた曲の頭から再生されます。

デモ曲を聴く

ピアノ音色やその他の音色デモ曲、ピアノ音色にかけることができる機能のデモ 曲などを聴くことができます。
ソング・バックアップした曲 は、以下の方法で選びます。
[−]と[+]ボタンを同
1
時に押して、ディスプレイ に「USr」を表示させます。
2
[−]ボタンを押して、
ディスプレイに「S. U」と 表示させます。

■ 音色デモ曲を再生する

[デモ]ボタンを押します。
1
[デモ]ボタンが点滅し、音色デモ曲が再生されます。
fig.disp-dEm
最後の曲を再生すると、また最初の曲に戻って再生します。
[デモ]ボタンが点滅しているときに、いずれかの音色ボタンを押すと、押した音
色ボタンに対応したデモ曲が再生されます。
音色デモが割り当て られているボタン
[ピアノ] ピアノ音色のデモ曲 [E. ピアノ] E. ピアノ音色のデモ曲 [ハープシコード] ハープシコード音色のデモ曲 [オルガン] オルガン音色のデモ曲 [ストリングス] ストリングス音色のデモ曲 [レイヤー] ワンタッチ・レイヤー機能(P.26)を使ったデモ曲 [スプリット] スプリット機能(P.28)を使ったデモ曲
デモの内容
音色デモ曲を止める
2
[デモ]ボタンを押します。
[デモ]ボタンのランプが消灯し、デモを終了します。
14
Page 15

■ 機能のデモを聴く

ピアノ音色にかけることができる機能のデモを聴くことができます。
[デモ]ボタンを押します。
1
[デモ]ボタンが点滅し、音色デモ曲が再生されます。
以下のいずれかのボタンを押します。
2
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ
機能デモが割り当て られているボタン
サウンド・コントロール
[3D]
サウンド・コントロール
[ダイナミクス] [キー・オフ] キー・オフ機能のデモ P.17 [ストリング] ストリング・レゾナンス機能のデモ P.17 [ダンパー] ダンパー・レゾナンス機能のデモ P.18
キー・タッチ[ハンマー] ハンマー・レスポンス機能 P.20
押したボタンのデモが演奏されます。押したボタンの機能がオフのときのデモと、 オンのときのデモが演奏されます。
デモの内容 ページ
3D サウンド・コントロール機能の デモ
ダイナミクス・サウンド・コント ロール機能のデモ
P.21
P.23
ハンマー・レスポンス機能のデモについて
ハンマー・レスポンス機能のデモを選ぶと、演奏が止まります。
キー・タッチ[ハンマー]ボタンを押すごとに、ハンマー・レスポンス機能のオ ン/オフが切り替わります。
鍵盤を弾いて、ハンマー・レスポンス機能の効果を試してみましょう。
ハンマー・レスポンス機能がオンのときは、鍵盤をゆっくり弾くほど発音タイミ ングが遅くなります。
操作 2 で押したボタンを押し て、機能がオンのときのデモ と、オフのときのデモを切り 替えることができます。
ハンマー・レスポンス機能の デモでは、機能がオンの状態 とオフの状態が分かりやすい ようになっています。
機能デモを止める
[デモ]ボタンを押します。
3
[デモ]ボタンのランプが消灯し、デモを終了します。
15
Page 16

第 2 章 演奏をする

いろいろな音で演奏する

HP107 には 36 種類の音色が内蔵されています。音色は 5 つの音色グループに分 けられ、それぞれ音色ボタンに割り当てられています。
fig.panel2-1
音色グループを選ぶ
いずれかの音色ボタンを押します。
1
押したボタンのランプが点灯します。
鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
21
音色については、「音色一覧」
(P.50)をご覧ください。
バリエーション音色を選ぶ
[−][+]ボタンを押して、音色を選びます。
2
画面には、選ばれている音色番号が表示されます。
鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
16
Page 17

ピアノ音色を微調整する(ピアノ・レゾナンス)

ピアノ音色をお好みに合わせて微調整することができます。

■ 鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ)

アコースティック・ピアノを演奏したときのキー・オフ音(鍵盤を離したときの 微妙な音)を鳴らすことができます。
ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]ボタンを押して、ボタンのランプを点
1
灯させます。
鍵盤から指を離すときに独特の音が鳴ります。
もう一度[キー・オフ]ボタンを押してボタンのランプを消灯させると、効果が 解除されます。
第 2 章 演奏をする
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
この設定が有効な音色につい ては、「音色一覧」(P.50)を ご覧ください。
キー・オフ音の音量を調節する
2
ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]ボタンを押したまま、[−]または
[+]ボタンを押します。
鍵盤から指を離すときに鳴る音の音量を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、音量が大きくなります。

■ 鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす (ストリング・レゾナンス)

アコースティック・ピアノでは、鍵盤を弾くと、すでに押さえている鍵の弦が共 鳴します。この共鳴を再現する機能を「ストリング・レゾナンス」といいます。
1
ピアノ・レゾナンス[ストリング]ボタンを押して、ボタンのランプを点
灯させます。
ストリング・レゾナンス機能がオンになります。
もう一度[ストリング]ボタンを押してボタンのランプを消灯させると、効果が 解除されます。
共鳴音の深さを調節する
この設定は、ピアノ音色のみ に有効です。それ以外の音色 に設定することはできません。
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
2
ピアノ・レゾナンス[ストリング]ボタンを押したまま、[−]または
[+]ボタンを押します。
共鳴音の深さ(共鳴量)を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、共鳴効果のかかり具合が大きくなります。
17
Page 18
第 2 章 演奏をする

■ ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす (ダンパー・レゾナンス)

ダンパー・ペダルの共鳴量を変えることができます。
アコースティック・ピアノは、ダンパー・ペダルを踏むと、弾いた鍵盤の音が他 の弦に共鳴して、音に豊かな響きと広がりが加わります。本機では、このダン パー・ペダルを踏んだときの共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現しています。
ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯
1
させます。
ダンパー機能がオンになります。
もう一度、ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押してボタンのランプを消 灯させると、効果が解除されます。
共鳴音の深さを調節する
ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押したまま、[−]または[+]
2
この設定は、ピアノ音色のみ に有効です。それ以外の音色 に設定することはできません。
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
ボタンを押します。
共鳴音の深さ(共鳴量)を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、共鳴効果のかかり具合が大きくなります。
18
Page 19

鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)

鍵盤のタッチ感を変えます。
fig.panel2-7
キー・タッチ[重さ]ボタンを押します。
1
キー・タッチ[重さ]ボタンを押すごとに、点灯するインジケーターが変わり、 タッチ感が切り替わります。
インジケーター 設定値
第 2 章 演奏をする
1
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
「軽い」が点灯 軽い
「標準」が点灯 標準
「重い」が点灯 重い
すべての インジケーター が消灯
固定
標準より弱いタッチでフォルティシモ(ff)が出 せるので、鍵盤が軽くなったように感じられます。 力の弱いお子様でも、演奏しやすい設定です。
もっとも自然なタッチで弾けます。アコース ティック・ピアノに一番近いタッチです。
標準より強いタッチで弾かないとフォルティシモ
(ff)が出せなくなるので、鍵盤タッチが重くなっ
たように感じられます。ダイナミックに弾くとき、 さらに感情が込められます。
鍵盤を弾く強さに関係なく、一定の音量の音を鳴 らします。
19
Page 20
第 2 章 演奏をする

■ 弾く強さによる発音のタイミングを調節する (ハンマー・レスポンス)

弾く強さによる、発音のタイミングを調節します。この機能を「ハンマー・レス ポンス」機能といいます。
アコースティック・ピアノは、鍵盤を弾くとハンマーが動き、弦をたたいて音を 出します。鍵盤をそっと弾くと、ハンマーがゆっくり動くため、強く弾いたとき より、弾いた瞬間からの発音のタイミングが微妙に遅くなります。
ハンマー・レスポンス機能をオンにすると、鍵盤を押した瞬間から発音するまで のタイミングが、鍵盤を弾く強さで変わります。弱く弾くほど発音のタイミング がゆっくりになります。
fig.panel2-7
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
1
1
キー・タッチ[ハンマー]ボタンを押して、インジケーターが点灯する位
置を切り替えます。
インジケーター 解説
「軽い」が点灯
「標準」が点灯
「重い」が点灯
すべての インジケーター が消灯
弱く弾いたときの発音のタイミングの遅れが小さくなりま す。
弱く弾いたときの発音のタイミングの遅れが標準的になりま す。
弱く弾いたときの発音のタイミングの遅れが大きくなりま す。
ハンマー・レスポンス機能が解除されます。 弾く強さに関わらず、弾いてからすぐに発音します。
20
Page 21
奥行き感のある音にする
(3D サウンド・コントロール)
HP107 には、グランドピアノを演奏しているときのような奥行き感がある音にす ることができる「3D サウンド・コントロール」機能があります。この機能を使う と、グランドピアノの前に座って演奏しているときのような雰囲気を得られます。
fig.panel2-10
第 2 章 演奏をする
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
1
サウンド・コントロール[3D]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯
1
させます。
3D サウンド・コントロール機能がオンになり、奥行き感がある音になります。
3D サウンド・コントロール機能を解除するときは、もう一度サウンド・コント ロール[3D]ボタンを押して、ランプを消灯させます。
3D サウンド・コントロールの設定を変える
サウンド・コントロール[3D]ボタンを押したまま[−]または[+]
2
ボタンを押して、音の奥行き感を調節します。
音の奥行き感は 4 段階で変えることができます。
値が大きくなると、音の奥行き感が大きくなります。
2
3D モード(P.41)を「1」に 設定すると、ヘッドホンを接 続しているときは、ヘッドホ ンに最適な奥行き感がつき、 ヘッドホンを接続していない ときはスピーカーに最適な奥 行き感がつきます。
21
Page 22
第 2 章 演奏をする
ヘッドホンに最適な奥行き感をつける
(3D サウンド・コントロール)
ヘッドホンから聞こえる音を、グランドピアノを演奏しているときのような奥行 き感がある音にすることができます。この機能を使うと、アコースティック・ピ アノの自然な音の響きや音の広がりを得られます。
fig.panel2-10
1
サウンド・コントロール[3D]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯
1
させます。
3D サウンド・コントロール機能がオンになり、奥行き感がある音になります。
3D サウンド・コントロール機能を解除するときは、もう一度サウンド・コント ロール[3D]ボタンを押して、ランプを消灯させます。
3D サウンド・コントロールの設定を変える
2
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
3D モード(P.41)を「1」に 設定すると、ヘッドホンを接 続しているときは、ヘッドホ ンに最適な奥行き感がつき、 ヘッドホンを接続していない ときはスピーカーに最適な奥 行き感がつきます。
サウンド・コントロール[3D]ボタンを押したまま[−]または[+]
2
ボタンを押して、音の奥行き感を調節します。
音の奥行き感は 4 段階で変えることができます。
値が大きくなると、音の奥行き感が大きくなります。
ヘッドホンを接続していると
きは、[ (ヘッドホン)]イ ンジケーターが点灯します。
22
Page 23
音にメリハリをつける
(ダイナミクス・サウンド・コントロール)
音の粒だちを良くして、音にメリハリをつけることができます。
fig.panel2-9
第 2 章 演奏をする
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
1
サウンド・コントロール[ダイナミクス]ボタンを押して、ボタンのラン
1
プを点灯させます。
ダイナミクス・サウンド・コントロール機能がオンになり、音にメリハリがつき ます。
ダイナミクス・サウンド・コントロール機能を解除するときは、もう一度サウン ド・コントロール[ダイナミクス]ボタンを押して、ランプを消灯させます。
ダイナミクス・サウンド・コントロールの設定を変える
サウンド・コントロール[ダイナミクス]ボタンを押したまま、[−]ま
2
たは[+]ボタンを押します。
表示 解説
1 低音と高音が強調された音になります。 2 低域の和音がスッキリと聞こえる音になります。 3 低音が強調された音になります。
2
23
Page 24
第 2 章 演奏をする

音に効果をつける

fig.panel2-5

■ 音に響きをつける(リバーブ)

リバーブ効果をかけると、コンサート・ホールで演奏しているような、心地よい 響き(残響)が得られます。
[リバーブ]ボタンを押します。
1
ボタンのランプが点灯し、音にリバーブ効果がかかります。
リバーブ効果を解除するときは、[リバーブ]ボタンを押して、ランプを消灯させ ます。
リバーブのオン/オフの設定 とリバーブのかかり具合は、 メモリー・バックアップ機能 を使って、本体に記憶するこ とができます(P.54)。

■ 音に厚みをつける(コーラス)

コーラス効果をかけると、音に立体的な広がりと厚みを持たせることができます。
[コーラス]ボタンを押します。
1
ボタンのランプが点灯し、音にコーラス効果がかかります。
コーラス効果を解除するときは、[コーラス]ボタンを押して、ランプを消灯させ ます。

■ 効果のかかり具合をかえる

リバーブ効果とコーラス効果のかかり具合(深さ)を 10 段階で変えることができ ます。
リバーブ効果の深さを変える
[リバーブ]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押します。
1
現在設定している値が表示されます。
値が大きいほど、効果が深くかかります。
コーラス効果の深さを変える
コーラス効果のオン/オフ設 定は、音色ごとに記憶してお くことができます。電源を切 ると、元の設定に戻ります。
工場出荷時は、リバーブは
「5」、コーラスは「5」に設定
されています。
リバーブ効果の深さの設定は、 音色ごとに記憶しません。
24
[コーラス]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押します。
1
現在設定している値が表示されます。
値が大きいほど、効果が深くかかります。
Page 25

鍵盤の音の高さを変える(トランスポーズ)

「トランスポーズ」機能を使うと、自分が弾く鍵盤の位置を変えずに、移調して演
奏することができます。たとえば、シャープ( )やフラット( )がたくさん ついた難しい調の曲でも、自分の弾きやすい調に変えて演奏することができます。
歌の伴奏をするときなど、歌う人の声の高さに合わせてトランスポーズをすれば、 楽譜(弾く位置)はそのままで簡単に移調することができます。
fig.panel2-6
1
1
[トランスポーズ]ボタンを押したまま、移調したい調の主音にあたる鍵
第 2 章 演奏をする
を押します。
ボタンのランプが点灯し、鍵盤の音が移調されます。
[トランスポーズ]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押しても、
値を変えることができます。
[トランスポーズ]ボタンを押したまま、[−]とボタン[+]を同時に押すと、
元の値(0)に戻ります。
設定できる値は、-6 〜 0 〜 5(半音単位)です。
たとえば、C(ド)の鍵を弾いて E(ミ)の音を出すようにするには、[トランス ポーズ]ボタンを押したまま、E(ミ)の鍵を押します。
ハ長調のド(C)を基準に考えて、ホ長調のドにあたるミ(E)までは黒鍵を含ん で上に 4 鍵あるので、ディスプレイには「4」と表示されます。
fig.trans.j
ドミソ
と弾くと
トランスポーズの値が「0」のときは、[トランスポーズ]ボタンを押しても、ボ タンのランプは消灯しています。
トランスポーズを解除するには、[トランスポーズ]ボタンを押してランプを消灯 させます。
もう一度[トランスポーズ]ボタンを押してボタンのランプを点灯させると、こ こで設定した値で鍵盤の音が移調されます。
♯
ミソ シ
と鳴る
[トランスポーズ]ボタンを押
し続けると、現在設定してい る値が表示されます。
この設定は、電源を切ると元 の値(0)に戻ります。
25
Page 26
第 2 章 演奏をする
ピアノ音色に合った音を重ねる
(ワンタッチ・レイヤー)
HP107 には、ピアノ音色に合う最適な音色を簡単に選んで、ピアノの音色に重ね て鳴らすことができます。この機能のことを、「ワンタッチ・レイヤー機能」とい います。
fig.panel2-2
1
あらかじめ、ピアノ音色を選んでおきます(P.16)。
[レイヤー]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。
1
鍵盤を弾くと、ピアノ音色とピアノ音色に合う音色が重なって鳴ります。
ピアノ音色に重ねる音色を選ぶ
[−][+]ボタンを押して、重ねる音色を選びます。
2
画面には、選ばれている音色番号が表示されます。
ピアノ音色に重ねる音色(レイヤー音色)の音色番号には「L.」がつきます。
鍵盤を弾くと、ピアノの音色と選んだ音色が重なって鳴ります。
2

■ ワンタッチ・レイヤー演奏時の音量バランスを変える

ワンタッチ・レイヤー演奏のとき、選んでいる 2 つの音色の音量バランスを変え ることができます。
[レイヤー]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押して、値
1
を変えます。
音量バランスが変わります。
ピアノ以外の音色に音を重ね るときは、音色ボタンを押し て、元になる音色を選びます。
中央ペダルの設定を「レイ ヤー」にすると、自動的にワ ンタッチ・レイヤー機能がオ ンになります(P.29)。このと き、中央ペダルの踏み具合に よって、ピアノ音色に重ねる 音色の音量を調節することが できます。
ワンタッチ・レイヤー演奏時 の音量バランスを変えると、 デュアル・バランスも同じ音 量バランスに変わります
(P.27)。
26
元の音量バランスに戻したいときは、[−]と[+]ボタンを同時に押します。
fig.disp-dualbal.j
ピアノ音色の音量 レイヤー音色の音量
Page 27

2 つの音を重ねて演奏する(デュアル演奏)

1 つの鍵盤で、2 つの音色を重ねて演奏することを「デュアル演奏」といいます。
音色ボタンを押して、好みの音色を重ねて鳴らすことができます。
音色ボタンのうち、音色を重ねたい 2 つのボタンを同時に押します。
1
押したボタンのランプが点灯します。
鍵盤を弾くと、選んだ 2 つの音色ボタンの音色が同時に鳴ります。
デュアル演奏を解除するときは、いずれか 1 つの音色ボタンを押します。
選ばれている 2 音色の右側のボタンの音色バリエーションを変えるには
[−][+]ボタンを押します。
2
選んだ音色と、左側のボタンの音色のデュアル演奏になります。
選ばれている 2 音色の左側のボタンの音色バリエーションを変えるには
デュアル演奏を解除してから音色を選び直してから、もう一度 2 つの音色ボタン を押します。
第 2 章 演奏をする

■ デュアル演奏の音量バランスを変える (デュアル・バランス)

デュアル演奏のとき、選んでいる 2 つの音色の音量バランスを変えることができ ます。
fig.panel2-2
1
[トランスポーズ]ボタンを押したまま、[スプリット]ボタンを押しま
1
す。
押したボタンのランプが点滅します。
現在の音量バランスが表示されます。
[−]または[+]ボタンを押して、値を変えます。
2
音量バランスが変わります。
2
この設定はメモリー・バック アップ機能を使って、本体に 記憶することができます
(P.54)。
元の音量バランスに戻したいときは、[−]と[+]ボタンを同時に押します。
fig.disp-dualbal.j
左側のボタンの音色の音量 右側のボタンの音色の音量
[−][+]ボタン以外のいずれかのボタンを押すと、ボタンのランプが元に戻り
ます。
[レイヤー]ボタンを押しなが
ら[−]または[+]ボタン を押して、音量バランスを変 えることもできます。
27
Page 28
第 2 章 演奏をする
鍵盤の右手側と左手側を別の音で演奏する
(スプリット演奏)
ある鍵を境に鍵盤を右手側と左手側にわけ、それぞれ違う音色で演奏することを
「スプリット演奏」といいます。スプリット演奏のとき、境になる鍵を「スプリッ
ト・ポイント」といいます。
fig.splitpoint.j
スプリット・ポイント(工場出荷時:F3)
C1 D1 E1 F1 G1 A1 B1A0 B0 C2 C3 C4 C5 C8B7
fig.panel2-3
左手音色 右手音色
スプリット・ポイントの鍵は、 鍵盤左手側に含まれます。
デュアル演奏時に[スプリッ ト]ボタンを押す
右手側は、デュアル演奏時の 左側の音色ボタンの音色が選 ばれます。
1
1
[スプリット]ボタンを押します。
ボタンのランプが点灯します。
鍵盤が右手側と左手側に分かれます。
右手側は[スプリット]ボタンを押す前に鳴っていた音色、左手側は電源投入時 はベース音色、左手側の音色を変えた場合は変更した音色が選ばれます。
スプリット演奏を解除するときは、[スプリット]ボタンを押して、ランプを消灯 させます。
鍵盤左手側の音色を変える
1
いずれかの音色ボタンを押します。
2
[−][+]ボタンを押して、音色を選びます。
[−][+]ボタンを押すごとに左手側の音色が変わります。
鍵盤右手側の音色を変える
スプリット演奏を解除してから音色を選び直してください。
鍵盤左側の音色の音の高さを オクターブ単位で変えること ができます(P.41)。
音色については、「音色一覧」
(P.50)をご覧ください。
28
スプリット演奏のとき、ダン パー・ペダルは鍵盤右側の音 にだけ効きます。左側の音に ダンパー・ペダルを効かせた いときは、「鍵盤左手側にダン パー・ペダルを効かせる」
(P.41)をご覧ください。
Page 29

■ 鍵盤がわかれる位置を変える(スプリット・ポイント)

鍵盤がわかれる位置(スプリット・ポイント)は、B1 〜 B6 の範囲で変更するこ とができます。
[スプリット]ボタンを押したまま、スプリット・ポイントにする鍵を押
1
します。
押した鍵がスプリット・ポイントになり、その鍵は鍵盤左手側に含まれます。
[スプリット]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押しても、値を
変えることができます。
[スプリット]ボタンを押したまま、[−]と[+]ボタンを同時に押すと、元の
値(F#3)に戻ります。
fig.disp-splitpoint

中央ペダルの働きを変える

第 2 章 演奏をする
工場出荷時は「F#3」に設定さ れます。
スプリット・ポイントの鍵は 次のように表示されます。
表示CCdE
音名CCDE
表示EFFG
音名EFFG
表示AAbb
音名AABB
[スプリット]ボタンを押し続
けると、現在設定しているス プリット・ポイントの値が表 示されます。
工場出荷時、中央ペダルはソステヌート・ペダルの働き(P.12)をします。
これを、さまざまな働きに変えることができます。
fig.panel2-7
[中央ペダル]ボタンを押して、インジケーターが点灯する位置を切り替
1
えます。
点灯している インジケーター
ソステヌート ソステヌート・ペダルの働きをします(P.12)。
レイヤー
オクターブ
解説
中央ペダルを踏みながら鍵盤を弾くと、ピアノ音色に合う もう 1 つの音色が選ばれて、2 つの音色が重なって鳴りま す。ペダルの踏み具合によって、重なる音色の音量を調節 することができます。
中央ペダルを踏みながら鍵盤を弾くと、弾いた音と弾いた 音の 1 オクターブ高い音が重なって鳴ります。ペダルの 踏み具合によって、重なって鳴る 1 オクターブ高い音の 音量を調節することができます。
1
ワンタッチ・レイヤー機能 (P.26)やデュアル機能 (P.27)がオフのときに、中央
ペダルの設定を「レイヤー」
にすると、ワンタッチ・レイ
ヤー機能がオンになります。
29
Page 30
第 2 章 演奏をする

メトロノームを使う

■ メトロノームを鳴らす

本機は、メトロノーム機能を内蔵しています。
メトロノームは、曲の再生中には、その曲のテンポや拍子で鳴ります。
fig.panel2-4
メトロノームを鳴らす
[メトロノーム/カウントイン]ボタンを押します。
1
341,5 2
メトロノームが鳴ります。
ボタンのランプが拍に合わせて赤と緑に点滅します。赤が強拍、緑が弱拍です。
テンポを変える
[曲/テンポ]ボタンを押して、ボタンのランプを緑色に点灯させます。
2
[−]または[+]ボタンでテンポを調節します。
3
拍子を変える
[曲/テンポ]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押しま
4
す。
現在選んでいる拍子が表示されます。
[曲/テンポ]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタンを押すと、拍子が
変わります。[曲/テンポ]ボタンを押したまま、[−]と[+]ボタンを同時に 押すと、拍子を変える前の値に戻ります。
fig.disp-beat
曲の再生中や録音中は、拍子
を変えることはできません。
表示 拍子 表示 拍子 表示 拍子
2.2 2分の2 4.4 4分の4 3.8 8分の3
0.4 弱拍の音のみ 5.4 4分の5 6.8 8分の6
2.4 4分の2 6.4 4分の6 9.8 8分の9
3.4 4分の3 7.4 4分の7 12.8 8分の12
メトロノームを止める
5
もう一度[メトロノーム/カウントイン]ボタンを押して、ボタンのラン
プを消灯させます。
メトロノームが止まります。
30
拍子とテンポ表示の対応
拍子 テンポの値
2分の2 =5〜250
4分の○ =10〜500
8分の3 =20〜999
8分の6 8分の9 =7〜333 8分の12
Page 31

■ メトロノームの音量を変える

メトロノームの音量を 10 段階で変えることができます。
[メトロノーム/カウントイン]ボタンを押したまま、[−]または[+]
1
ボタンを押します。
現在設定されている音量が表示されます。
第 2 章 演奏をする
電源投入時は「4」に設定され ています。
[メトロノーム/カウントイン]ボタンを押したまま、[−]または[+]ボタン
を押すと、メトロノームが鳴り、音量が変わります。
fig.disp-metrovol

鍵盤を 2 つに分けて 2 人で演奏する

鍵盤を 2 つの領域に分けて、2 人で同じ音程で演奏することができます。
C4 C5 C6 C7 C8C3C2C1
メトロノームの音量を「0」に すると、メトロノーム音は鳴 りません。
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[ピアノ]ボタンを押します。
[スプリット]ボタンが点灯して、ツインピアノ・モードがオンになります。
ツインピアノ・モードをオンにすると、以下のようになります。
鍵盤が 2 つの領域に分かれて、それぞれの領域で通常の「中央のド」を中心と
した演奏ができます。 右側のペダルが右側領域の音色に効くダンパー・ペダルになり、左側ペダルが
左側領域の音色に効くダンパー・ペダルになります。 中央のペダルは右側領域のソステヌート・ペダルになります。
録音中または録音待機中の場合は、録音が停止または録音待機状態が解除され ます。ツインピアノ・モードがオンのときは、[録音]ボタンは効きません。
スプリット機能がオンのときは、スプリット機能がオフになります。 左右は同じ音色、同じエフェクト設定になります。ツインピアノ・モードをオ
ンにする前にスプリット演奏をしていたときは、スプリット演奏時の右手側の 音色が鳴ります。
解除するときは、もう一度[スプリット]ボタンを押しながら[ピアノ]
2
ボタンを押します。
C4 C5 C6C3C4 C5C3 C6
ツインピアノ・モードがオン
のときは、ダンパー・レゾナ
ンス機能は効きません。
31
Page 32

第 3 章 内蔵曲に合わせて演奏する

内蔵曲に合わせて演奏してみましょう。
曲のテンポをおとして再生したり、片手ずつ再生して演奏することができます。
曲を弾いてみる前に、何度か曲を聴いて、曲の雰囲気をつかみましょう。
操作については、「曲を選んで再生する」(P.13)をご覧ください。  

曲のテンポを変える

曲の再生中は、メトロノーム
を鳴らすと曲の拍子やテンポ
で鳴ります。
テンポの速い曲は、テンポを弾きやすい速さにおとして練習しましょう。だんだ んとテンポをあげて練習すると効果的です。
fig.panel3-1
2
あらかじめ、再生する曲を選んでおきます(P.13)。
[曲/テンポ]ボタンを押して、ボタンのランプを緑色に点灯させます。
1
ディスプレイにテンポが表示されます。
[曲/テンポ]ボタンを押すたびに、テンポと現在選ばれている曲番号(先頭に 「S.」が表示)が交互に表示されます。
テンポを表示しているときは、[曲/テンポ]ボタンのランプが緑色に点灯し、曲 番号を表示しているときは、赤色に点灯します。
[−]または[+]ボタンで、テンポを調節します。
2
曲の途中でテンポが変わる内
蔵曲があります。
1
拍子とテンポ表示の対応
拍子 テンポの値
2分の2 =5〜250
4分の○ =10〜500
8分の3 =20〜999
8分の6 8分の9 =7〜333 8分の12
テンポは = 10 〜 500 の範囲で変えることができます。
テンポは曲の再生中でも変えることができます。
[+]ボタンを 1 回押すと、1 つテンポが速くなります。押し続けると、連続的に
速くなります。
[−]ボタンを 1 回押すと、1 つテンポが遅くなります。押し続けると、連続的に
遅くなります。
[−]と[+]ボタンを同時に押すと、曲の基本テンポ(テンポを変える前のテン
ポ)に戻ります。

■ カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる (カウントイン)

曲に合わせて演奏するときは、曲を再生する前にカウント音を鳴らすことで、曲 と自分の演奏のタイミングを合わせることができます。
曲を再生する前にカウント音を鳴らすことを「カウントイン」といいます。
本機では、メトロノームを鳴らしながら曲を再生すると、2 小節のカウント音が 鳴ったあと、曲が再生されます。
32
内蔵曲のディスプレイ表示に ついて
USr(ユーザー)
・・・演奏を録音する場所です。
(録音については → P.35)
S.1 〜 S.68 ・・・内蔵曲 S. U ・・・ソング・バックアップ
した曲(P.43)
カウント中は、ディスプレイ に「− 2」「− 1」とカウント 小節が表示されます。
「メトロノームを鳴らす」 (P.30)
Page 33

片手ずつ演奏する

内蔵曲は、演奏パートを選んで再生できます。
内蔵曲は、左手の演奏が[左手]ボタン、右手の演奏が[右手]ボタンに割り当 てられています。このように、音が割り当てられる場所を「トラック」といい、
[左手]ボタンと[右手]ボタンをまとめて、「トラック・ボタン」といいます。
fig.trackbuttons.j
トラック・ボタン
左手パート 右手パート
曲に合わせて片手ずつ練習してみましょう。
fig.panel3-2
第 3 章 内蔵曲に合わせて演奏する
あらかじめ、再生する曲を選んでおきます(P.13)。
自分で演奏するパートを選ぶ
1
[左手]または[右手]ボタンを押します。
押したボタンのランプが消灯し、選んだパートの音が鳴らなくなります。
例えば、右手の練習をするときは、[右手]ボタンを押してランプを消灯させま す。曲を再生すると、右手の演奏は鳴りません。
曲を再生する
2
[再生]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯させます。
曲の再生が始まります。操作 1 で選んだパートは、音が鳴りません。
左手の演奏に合わせて、右手の練習をしてください。
もう一度操作 1 で選んだボタンを押して、ボタンのランプを点灯させると、音が 鳴るようになります。
曲の再生中でも、トラック・ボタンを押して、音を消したり、鳴らしたりするこ とができます。
2, 3 1
曲を止める
3
[再生]ボタンを押して、ボタンのランプを消灯させます。
曲が止まります。
33
Page 34

第 4 章 演奏を録音する

演奏を簡単に録音することができます。
録音した演奏を再生して自分の演奏を聞き返したり、重ねて演奏することができ ます。
本機を使って次のような録音ができます。
自分の鍵盤演奏だけを録音する(→「新しい曲を録音する」P.35)
内蔵曲に合わせて録音する(→「曲に合わせて録音する」P.36)
片手ずつ録音する(→「片手ずつトラックを選んで録音する」P.37)

■ 録音についての注意

録音できるのは 1 曲です。 HP107 は録音した曲を本体に記憶しておくことができる「ソング・バックアッ
プ機能」(P.43)があります。ソング・バックアップをしないで電源を切ると、 録音した演奏は消えます。演奏を残しておきたいときは、ソング・バックアッ プをしてください。 また、外部オーディオ機器に演奏を録音したり、外部 MIDI 機器を使ってフ ロッピー・ディスクなどに演奏データを保存することができます。詳しくは、
「第 6 章 外部機器と接続する」(P.45)をご覧ください。
次のような表示がでたら
すでに録音された演奏があるときに他の曲を選ぼうとすると、次のような表示に なり、[録音]ボタンのランプが点滅します。
fig.disp-del
演奏を消してもよいときは、[録音]ボタンを押してください。
演奏を消したくないときは、[再生]ボタンを押してください。
録音されるトラックについて
A. 録音トラックを指定しないで録音する 右手トラックと左手トラックの両方に録音データがない場合は、右手トラックに 録音されます。右手トラックと左手トラックのどちらかに演奏データがある場合 は、空いているトラックに録音されます。
B. デュアル機能やワンタッチ・レイヤー機能、スプリット機能を使って録音する
機能 左手トラック 右手トラック
デュアル 音色ボタン右側の音色 音色ボタン左側の音色 ワンタッチ・レイヤー レイヤー音色 もとの音色(ピアノ音色) スプリット (鍵盤)左側の音色 (鍵盤)右側の音色
C. 中央ペダルに「レイヤー」や「オクターブ」機能を割り当てて録音する
ペダルの機能 左手トラック 右手トラック
レイヤー レイヤー音色 もとの音色(ピアノ音色)
オクターブ
※ 上記の B、C の方法を使って、曲に重ねて録音するときは、録音する前に[左手]
トラックと[右手]トラックの両方のボタンを押してボタンを点滅させてくださ い。
レイヤー音色
(1 オクターブ上の音)
もとの音色
34
Page 35

新しい曲を録音する

内蔵曲に合わせずに、鍵盤だけの演奏を録音します。
fig.panel4-1
録音の設定(「USr」を選ぶ)
[曲/テンポ]ボタンを押して、ボタンのランプを赤色に点灯させます。
1
ディスプレイに曲番号が表示されます。
[−]と[+]ボタンを同時に押して、ディスプレイに「USr」を表示さ
2
せます。
第 4 章 演奏を録音する
1
2 4 6,8 5,73
録音した曲を消さずに重ねて 録音する場合、曲のテンポや 拍子は最初に録音した設定で 記録されます。
録音する音色やテンポを設定する
演奏する音色を選びます(P.16)。
3
必要に応じて、メトロノームを鳴らします。
4
メトロノームを鳴らしながら、曲のテンポや拍子を決めてください(P.30)。
[録音]ボタンを押します。
5
[録音]ボタンのランプが点灯、[再生]ボタンのランプが点滅し、録音待機状態
になります。
録音を始める
[再生]ボタンを押すか、鍵盤を弾きます。
6
[再生]ボタンを押すと、2 小節のカウント音の後、録音が始まります。
[再生]ボタンを押さなくても、鍵盤を弾くと録音が始まります。この場合、カウ
ント音は鳴りません。
録音が始まると、[再生]と[録音]ボタンのランプが点灯します。
演奏してください。
録音を止める
HP107 は録音した曲を本体に
記憶しておくことができる 「ソング・バックアップ機能」 (P.43)があります。
「USr」の表示について
録音を止めると、「」
の表示が「 」に変わ
ります。ディスプレイ右下の 「.」は、すでに録音した演奏が
あることを示しています。
[再生]または[録音]ボタンを押します。
7
録音が止まり、[再生]と[録音]ボタンのランプが消灯します。
録音した演奏を再生する
[再生]ボタンを押します。
8
録音した演奏が再生されます。
もう一度[再生]ボタンを押すと、再生が止まります。
録音トラックを指定せずに録 音すると、演奏は[右手]ボ タンに録音されます。 右手と左手を片手ずつ別の録 音トラックに録音するときは、
「片手ずつトラックを選んで録
音する」(P.37)をご覧くださ い。
35
Page 36
第 4 章 演奏を録音する

曲に合わせて録音する

内蔵曲に合わせて演奏を録音することができます。
[左手]または[右手]ボタンを使って、例えば、内蔵曲の左手の演奏に合わせて
右手だけ自分で演奏して録音することもできます。
fig.panel4-3
録音する曲を選ぶ
[曲/テンポ]ボタンを押し、ボタンのランプを赤色に点灯させます。
1
ディスプレイに曲番号が表示されます。
HP107 は録音した曲を本体に
記憶しておくことができる 「ソング・バックアップ機能」 (P.43)があります。
1
253 6,8 4,7
[−]または[+]ボタンで演奏する曲を選びます。
2
必要に応じて、メトロノームやテンポの設定をします(P.30)。
3
[録音]ボタンを押します。
4
[録音]ボタンのランプが点灯します。
録音するトラックを選ぶ
[左手]または[右手]ボタンを押します。
5
左手の演奏を録音するときは、[左手]ボタンを、右手の演奏を録音するときは
[右手]ボタンを押します。
押したボタンと[再生]ボタンのランプが点滅し、録音待機状態になります。
録音を始める
[再生]ボタンを押します。
6
2 小節のカウント音の後、録音が始まります。
伴奏に合わせて演奏してください。
録音を止める
ディスプレイに「dEL」と表
示されたときは、34 ページを
ご覧ください。
[再生]または[録音]ボタンを押します。
7
録音が止まり、[再生]と[録音]ボタンのランプが消灯します。
録音した演奏は、「USr(ユーザー)」に記憶されます。
録音した演奏を再生する
[再生]ボタンを押します。
8
録音した演奏が再生されます。
もう一度[再生]ボタンを押すと、再生が止まります。
36
Page 37

片手ずつトラックを選んで録音する

第 4 章 演奏を録音する
本機のレコーダーは、右手と左手を別々に録音できるように、2 つの録音トラッ クを持っています。録音トラックは[左手]ボタンと[右手]ボタンで指定しま す。また、録音をやり直したいとき、特定のトラックだけ録音し直すことができ ます。
fig.panel4-4
新しい曲を録音する場合は、「新しい曲を録音する」(P.35)の操作 1、 2にした がって、あらかじめ「USr」を選んでおきます。また、内蔵曲やソング・バック・
アップされている曲に重ねて録音する場合は、「曲を選んで再生する」(P.13)の 操作 1、 2にしたがって、内蔵曲もしくはソング・バックアップした曲を選んで
おきます。
1
必要に応じて、メトロノームを鳴らします(P.30)。
2
[録音]ボタンを押します。
HP107 は録音した曲を本体に
記憶しておくことができる 「ソング・バックアップ機能」 (P.43)があります。
31 4,6 2,5
録音した曲を消さずに重ねて
録音する場合、曲のテンポ、
拍子、メトロノームの設定は
最初に録音した状態で記録さ
れます。
[録音]ボタンのランプが点灯して、録音待機状態になります。
すでに演奏が録音されているトラック・ボタンは点灯します。 これから録音するトラック・ボタンが点滅します。
3
[左手]または[右手]ボタンを押して、録音しないトラックのボタンを
消灯させます。
録音を始める
4
[再生]ボタンを押します。
2 小節のカウント音の後、録音が始まります。
[再生]ボタンを押さなくても、鍵盤を弾くと録音が始まります。この場合、カウ
ント音は鳴りません。
録音を止める
5
[再生]または[録音]ボタンを押します。
録音が止まり、[再生]と[録音]ボタンのランプが消灯します。 指定したトラック・ボタンに演奏が録音されました。 もう片方のトラックに演奏を録音するときは、操作 2 に戻って録音を繰り返しま す。すでに録音した演奏を聴きながら録音することができます。
トラック・ボタンは、[左手]
または[右手]ボタンのいず
れかひとつずつ録音すること
ができます。
録音した演奏を再生する
[再生]ボタンを押します。
6
録音した演奏が再生されます。 もう一度[再生]ボタンを押すと、再生が止まります。
37
Page 38
第 4 章 演奏を録音する

録音した演奏を消去する

録音した演奏を消去します。

■ 指定したトラックの演奏を消去する

録音トラックを選んで消去します。
[左手]または[右手]ボタンを押したまま、[録音]ボタンを押します。
1
押したボタンのランプが消灯し、選んだトラックの演奏が消去されます。

■ 曲を消去する

録音した曲を消去します。
[曲/テンポ]ボタンを押しながら、[録音]ボタンを押します。
1
次のような表示になり、[録音]ボタンのランプが点滅します。
fig.disp-del
演奏を消したくないときは、[再生]または[曲/テンポ]ボタンを押します。
2
もう一度[録音]ボタンを押します。
録音した演奏が消えます。
38
Page 39

第 5 章 いろいろな設定を変える

詳細設定をする(設定)

チューニングや調律法の設定など、演奏に関する設定をしま す。
設定モードに入る
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
[スプリット]ボタンと[コーラス]ボタン、機能が割
り当てられているボタンのランプが点滅します。
fig.disp-Fnc
各機能を設定する
2
各機能が割り当てられているボタンを押します。
押したボタンのランプが点滅します。
機能が割り当てられているボタンを押している間は、機 能名がディスプレイに表示されます。
ボタン 機能 ページ
マスター・チューニング
[ピアノ]
P.40
ボタン 機能 ページ
MIDI 送信チャンネル
ピアノ・レゾナンス
[ストリング]
USB ドライバの設定
ピアノ・レゾナンス
[ダンパー]
メモリー・バックアップ
[メトロノーム/
カウントイン]
ソング・バックアップ
[曲/テンポ]
V-LINK(V リンク)
[右手]
録音した演奏の送信
P.47
P.44
P.43
P.43
P.44
[E. ピアノ]
[ハープシコード]
[オルガン]
[ストリングス]
ピアノ・レゾナンス
[キー・オフ]
調律法
ストレッチ・チューニング
オクターブ・シフト
鍵盤左側にダンパー・ ペダルをかける
ローカル・コントロール
P.40
P.41
P.41
P.41
P.47
[左手]
3D モード
サウンド・コント ロール[3D]
ファクトリー・リセット
キー・タッチ
[重さ]
各機能の内容は、後述の説明をご覧ください。
3
[−]または[+]ボタンを押して、値を変えます。
[−]と[+]ボタンを同時に押すと、工場出荷時の値
に戻ります。
設定モードを抜ける
4
[スプリット]ボタンまたは[コーラス]ボタンを押し
ます。
ボタンのランプが元に戻ります。
P.47
P.41
P.42
39
Page 40
第 5 章 いろいろな設定を変える

■ 他の楽器と音の高さを合わせる (マスター・チューニング)

他の楽器とアンサンブルするときなど、本機の基準ピッチを 他の楽器に合わせることができます。基準ピッチとは、一般
的に、中央 A の鍵盤を弾いたときの音の高さのことをいい ます。他の楽器と基準ピッチを合わせることを「チューニン
グ」といいます。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で[ピアノ]ボ
タンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-tune
ディスプレイには、下 3 桁が表示されます。上の図は、
「440.0 Hz」を表しています。
設定値 415.3 Hz 〜 440.0 Hz 〜 466.2 Hz
工場出荷時の設定 440.0 Hz
設定は、電源を切るまで有効です。
この設定はメモリー・バックアップ機能を使って、本体に記憶 することができます(P.54)。

■ 調律方法を変える

バロックなどの古典音楽を当時の調律法で演奏することがで きます。
現在では、一般に平均律を前提に作曲され、演奏されるのが あたりまえとなっていますが、古典音楽の時代にはいろいろ
な調律法が存在していました。当時の調律法で演奏してみる と、その曲が本来もっている和音の響きを味わうことができ
ます。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で[E. ピアノ]
ボタンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-temp.j
調律法 主音
調律法は次の 8 つの中から選べます。
表示 調律法 特徴
オクターブを均等に 12 分割し
1 平均律
てできた調律です。どの音程も 同じくらいわずかな濁りが生じ ます。
5 度と 3 度の濁りをなくした調
2 純正調(長)
律です。メロディーの演奏には 不向きで転調はできませんが、 美しい和音の響きをもちます。
純正調は長調と短調で調律が異
3 純正調(短)
なります。長調のときと同じ効 果を短調で得ることができます。
4 アラビア音階 アラビア音楽に適した調律です。
中全音律と純正調を改良し、転
5
キルンベル ガー
調の自由度を高めた調律法です。 すべての調での演奏ができます
(第三法)。
6 中全音律
純正調を一部妥協させて、転調 を可能にした音律です。
哲学者ピタゴラスによって考え
7
ピタゴラス 音律
られた 4 度と 5 度の濁りをなく した調律です。3 度の和音に濁 りが生じますが、メロディーは きれいに聴こえます。
中全音律とピタゴラス音律を組
8
ベルクマイ スター
み合わせた調律です。すべての 調での演奏ができます
(第一技法 第三番)。
工場出荷時の設定 1 C
主音
平均律以外の調律法で演奏するときは、演奏する曲の調に合 わせて主音(長調ならド、短調ならラに当たる音)を指定す
る必要があります。 主音の設定は、ディスプレイに調律法の設定が表示されてい
るときに、[E. ピアノ]ボタンを押したまま、主音にしたい を押します。
選んでいる主音は次のように表示されます。
fig.Chartnote2.j
表示CCdEEFFGAAbb
主音CCDEEFFGAABB
40
平均律を選んでいる場合は、主音を選ぶ必要はありません。
※ 平均律以外の調律法を選んで録音した場合、その演奏を再生す
るときは、録音したときと同じ調律法を選んで再生してくださ い。
※ 他の楽器とアンサンブルを行う場合は、演奏する調によって
ピッチにずれが起こる場合があります。他の楽器の主音のピッ チに合わせてください。
この設定はメモリー・バックアップ機能を使って、本体に記憶 することができます(P.54)。
Page 41
第 5 章 いろいろな設定を変える

■ 調律曲線を変える (ストレッチ・チューニング)

ピアノの調律は一般に平均律のピッチに比べて、低音域はよ り低く、高音域はより高いピッチに調整されます。このよう
なピアノ独特の調律方法を「ストレッチ・チューニング」と いいます。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で[ハープシ
コード]ボタンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-On
表示 解説
標準的な調律曲線です。デュアル演奏時
OFF
On
工場出荷時の設定 On
(P.27)や、他の楽器とアンサンブルをすると
きに適しています。 やや低音域と高音域を拡大した調律曲線です。
ピアノの独奏などに適しています。
この設定は、ピアノ音色のみに有効です。
この設定はメモリー・バックアップ機能を使って、本体に記憶 することができます(P.54)。

■ 鍵盤左手側にダンパー・ペダルを効 かせる

スプリット演奏のとき(P.28)、鍵盤左側の音にもダン パー・ペダルを踏んだときの効果をかけることができます。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で[ストリング
ス]ボタンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-Off
表示 解説
On
OFF
工場出荷時の設定 OFF
この設定はメモリー・バックアップ機能を使って、本体に記憶
することができます(P.54)。
鍵盤左側の音にもダンパー・ペダルの効果をか けます。
鍵盤左側の音には、ダンパー・ペダルの効果は かけません。

■ 3D サウンド・コントロール機能の かかり方をかえる(3D モード)

■ 音の高さをオクターブ単位で変える (オクターブ・シフト)

スプリット演奏時(P.28)の鍵盤左側の音色や、デュアル 演奏時(P.27)の右側の音色、ワンタッチ・レイヤー演奏
時(P.26)のレイヤー音色の音の高さをオクターブ単位で 変えることができます。この機能を「オクターブ・シフト」
といいます。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で[オルガン]
ボタンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-On
音の高さは、2 オクターブ低い音(-2)から 2 オクターブ高 い音(+2)まで変えられます。
※ オクターブ・シフトの設定によっては、その音色の推奨音域か
ら外れて、聞こえ難くなったり、音質や音程が不自然になる音 色があります。
「詳細設定をする(設定)」(P.39)の操作 2 で、サウンド・
コントロール[3D]ボタンを押すと、次のような表示にな ります。
fig.disp-On
表示 解説
ヘッドホンを接続しているときはヘッドホンに最
1
2
3
適な奥行き感がつき、ヘッドホンを接続していな いときはスピーカーに最適な奥行き感がつきます。
ヘッドホンを接続している/接続していないに関 わらず、スピーカーに最適な奥行き感がつきます。 Output 端子から出力される音にも 3D サウンド・ コントロール機能がかかるので、Output 端子か ら外部スピーカーを鳴らすときに便利です。
ヘッドホンを接続している/接続していないに関 わらず、ヘッドホンに最適な奥行き感がつきます。
この設定はメモリー・バックアップ機能を使って、本体に記憶 することができます(P.54)。
41
Page 42
第 5 章 いろいろな設定を変える

ピアノ演奏以外できないようにす る(パネル・ロック)

「パネル・ロック」を設定すると、ピアノ演奏のみができる
状態になり、すべてのボタンが効かなくなります。お子様が 不注意でボタンを押したりしても、誤って設定を変えてしま
うことがありません。
パネル・ロックをすると、グランドピアノの音でしか演奏で きなくなります。
1
音量を最小にしてから、[Power On(電源)]スイッ
チを押して電源を切ります。
2
[ピアノ]ボタンを押したまま、[Power On(電源)]
スイッチを押して電源を入れます。
以下のように表示されるまで、[ピアノ]ボタンを押し 続けてください。
ディスプレイは、次のような表示になります。
fig.disp----
工場出荷時の状態に戻す
(ファクトリー・リセット)
HP107 に記憶した設定を、工場出荷時の設定に戻すことが できます。
ファクトリー・リセットを実行すると、記憶されていた設定 が失われます。
ファクトリー・リセットを実行しても、ソング・バックアップ
(P.43)した曲は消えません。
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
キー・タッチ[重さ]ボタンを押します。
2
ディスプレイは、次のような表示になります。
fig.factory-reset
3
[録音]ボタンを押します。
すべてのボタンが効かなくなりました。
音量を調節してください。 鍵盤を弾くと、グランドピアノの音が鳴ります。
パネル・ロックを解除するには、もう一度、音量を最小 にして、電源を入れなおしてください。
ファクトリー・リセットが実行されます。 ファクトリー・リセットが完了すると以下の画面が表示
されます。電源を入れなおしてください。
fig.disp-FctReset
※ 画面に「End」と表示されるまで、決して電源を切らないでく
ださい。本機の内部メモリーが破壊され、使用できなくなりま す。
42
Page 43

電源を切っても設定を記憶させて おく(メモリー・バックアップ)

通常、各機能の設定は、電源を切ると消えて初期設定に戻り ますが、電源を入れ直しても各種の設定を記憶しておくこと
ができます。この機能を「メモリー・バックアップ」といい ます。
メモリー・バックアップで記憶される設定については、「メモ リー・バックアップで記憶される項目」(P.54)をご覧くださ
い。
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
[メトロノーム/カウントイン]ボタンを押します。
2
第 5 章 いろいろな設定を変える
[録音]ボタンを押します。
4
ソング・バックアップが実行されます。
ソング・バックアップが完了すると、ディスプレイやボ タンは通常の表示に戻ります。
ソング・バックアップした曲は内蔵曲と同じように選んで再 生することができます(P.13)。
ソング・バックアップした曲は、ディスプレイに以下のよう に表示されます。
ボタンのランプが点滅します。
ディスプレイは、次のような表示になります。
[録音]ボタンを押します。
3
メモリー・バックアップが実行されます。
メモリー・バックアップが完了すると、ディスプレイや ボタンは通常の表示に戻ります。

電源を切っても録音した曲を記憶し ておく(ソング・バックアップ)

通常、電源を切ると録音した曲は消えてしまいますが、電源 を入れ直しても録音した曲を記憶しておくことができます。
この機能を「ソング・バックアップ」といいます。
※ 録音した曲がないときは、ソング・バックアップ機能を使うこ
とはできません。

■ ソング・バックアップした曲を消す

ソング・バックアップしている曲を消すことができます。
※ 録音した曲がないときのみ、ソング・バックアップした曲を消
すことができます。録音した曲があるときは、あらかじめ録音 した演奏を消してください(P.38)。
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
2
[曲/テンポ]ボタンを押します。
ディスプレイは、次のような表示になります。
操作を中止するときは、[再生]ボタンを押します。
3
[録音]ボタンを押します。
ソング・バックアップした曲が消去されます。 ディスプレイやボタンは通常の表示に戻ります。
1
演奏を録音します(P.34)。
2
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
[曲/テンポ]ボタンを押します。
3
ボタンのランプが点滅します。 ディスプレイは、次のような表示になります。
43
Page 44
第 5 章 いろいろな設定を変える

V-LINK を使う

外部に V-LINK 対応の映像機器を接続して映像をコントロー ルすることができます。
V-LINK とは?
V-LINK( )は、、音楽と映像を同時に演奏す るための機能です。V-LINK に対応した機器同士を MIDI で
接続することにより、演奏表現に連動したさまざまな映像効 果を簡単に楽しむことができます。
V-LINK の使い方
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定のモードになります。
[右手]ボタンを押します。
2
ボタンのランプが点滅します。
以下の表示になります。
表示 解説
OFF 映像制御モードがオフになります。 On 映像制御モードがオンになります。

USB ドライバの設定をする

USB 端子を使ってコンピューターに接続するときに、使用 する USB ドライバの設定をします。
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押します。
2
ボタンのランプが点滅します。
以下の表示になります。
fig.USB-2
[−][+]ボタンを押して、ドライバーを設定します。
3
表示 種類 解説
vdr Vender
GEn Generic
設定モードを抜ける
付属のドライバ(Roland Digital Piano USB Driver)をお使いのと きに選びます。
コンピューターに標準添付の USB ドライバをお使いのときに選びま す。
工場出荷時の設定 OFF
[−][+]ボタンを押して、V-LINK 機能のオン/オフ
3
を設定します。
一番左側の鍵から 12 番目までの鍵を使って、映像をコ ントロールすることができます。
V-LINK 機能がオンのときは、ディスプレイは次のよう な表示になります。
※ V-LINK がオンになっているときは、一番左側から 12 番目ま
での鍵を弾いても音は出ません。
映像制御モードを抜ける
[スプリット]ボタンまたは[コーラス]ボタンを押し
4
ます。
ボタンのランプがもとに戻ります。
4
[スプリット]ボタンまたは[コーラス]ボタンを押し
ます。
ボタンのランプがもとに戻ります。
44
Page 45

第 6 章 外部機器と接続する

オーディオ機器と接続する

オーディオ機器を接続すると、本機の音をオーディオ機器の スピーカーで鳴らしたり、テープ・レコーダーなどの録音機
器で演奏を録音することができます。 接続には PCS-100PW(別売)などの標準プラグのオー
ディオ・ケーブルを使用してください。
接続例
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を
防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切っ てください。
本機の音をオーディオ機器のスピーカーから鳴らす/ 録音機器に本機の演奏を録音する
fig.audio1.j
Input R/L
(Line In, Aux In)
本機背面
○電源を入れるときは、次の順番で行ってください。
本機の電源を入れます。
1
接続した機器の電源を入れます。
2
各機器の音量を調節します。
3
接続した音源機器の音量を本機で調節することができます。
本機の演奏を録音機器で録音するとき
4
接続した機器で録音を始めます。
5
本機で演奏します。
6
演奏が終了したら、接続した機器の録音を止めます。
オーディオ機器の音を本機のスピーカーから鳴らす
fig.audio2.j
Output R/L
(Line Out, Aux Out)
本機背面
○電源を入れるときは、次の順番で行ってください。
1
接続した機器の電源を入れます。
2
本機の電源を入れます。
3
各機器の音量を調節します。
※ 接続した音源機器の音量を本機で調節することはできません。
電源の切りかた
本機の音量と、接続している機器の音量を最小にしま
1
す。
本機の電源を切ります。
2
接続している機器の電源を切ります。
3

USB 端子で接続する

USB 端子を使ってコンピューターと接続できます。 詳しくは別冊の「パソコン接続ガイド」をご覧ください。
※ HP107 とコンピューターを初めて接続するときは、付属の
CD-ROM で「Roland Digital Piano USB Driver」をインストー ルする必要があります。詳しくは別冊の「パソコン接続ガイ
ド」をご覧ください。
※ USB を使って送受信できるのは、MIDI データのみです。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を
防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切っ てください。
※ USB ケーブルは付属していません。ご購入の際には、本機を
お求めになった販売店にお問い合わせください。
※ USB ケーブルは 3m 以内のものをお使いください。
※ HP107 の電源を入れてから、コンピューターの MIDI アプリ
ケーションを立ち上げてください。また、MIDI アプリケー ションを立ち上げた状態で、HP107 の電源のオン/オフはし
ないでください。
※ HP107 の電源が入ったまま USB ケーブルを抜き差ししないで
ください。
※ USB を使用しないときは、HP107 から USB ケーブルを抜い
てください。
※ データ送受信中にコンピューターが省電力モードやサスペン
ド・モードに移行したり、HP107 の電源を オン/オフ すると コンピューターがハングアップしたり、HP107 の動作が不安
定になる場合があります。
45
Page 46
第 6 章 外部機器と接続する

MIDI 機器と接続する

外部 MIDI 機器と接続して演奏情報をやりとりすることで、 お互いの演奏をコントロールすることができます。例えば、
相手機器から音を出したり、音色を切り換えたりすることが できます。

■ MIDI とは

「MIDI」とは「Musical Instrument Digital Interface」の略
で、電子楽器やコンピューターの間で演奏情報のやりとりを するために作られた、統一規格です。
本機には、外部機器と演奏情報をやりとりするために、 MIDI 端子が装備されています。これらの端子を使って外部
機器と接続することでさらに多彩な使い方ができるようにな ります。
※ この機器の MIDI の動作仕様を詳しく説明した「MIDI インプリ
メンテーション」(別売)があります。プログラミング等で必 要な方は、販売店に注文してください。
接続例
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を
防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切っ てください。
MIDI シーケンサーで本機を鳴らす/ MIDI シーケン サーに本機の演奏データを録音する
fig.midi2.j
MTシリーズ
※MT-80s/90sは、
MIDI
MIDIOut端子を
InOut
装備していません。
本機を演奏して MIDI 音源機器を鳴らす
fig.midi1.j
MIDI音源機器
MIDI OUTTHRU IN
本機底面

MIDI に関する設定をする

送信チャンネルなど、MIDI に関する設定をします。
設定モードに入る
1
[スプリット]ボタンを押しながら、[コーラス]ボタン
を押します。
設定モードになります。
[スプリット]ボタンと[コーラス]ボタン、機能が割
り当てられているボタンのランプが点滅します。
各機能を設定する
各機能が割り当てられているボタンを押します。
2
押したボタンのランプが点滅します。
各機能の内容は、後述の説明をご覧ください。
本機底面
※ MIDI シーケンサーと接続したときには、本機を「ローカル・
オフ」に設定してください。「ローカル・コントロールのオン / オフを切り替える」(P.47)をご覧ください。また、MIDI
シーケンサーは、MIDI スルー(MIDI In で受信した情報をその まま MIDIOut から送信する)の状態にしてください。詳しく
は、お持ちの MIDI シーケンサーの取扱説明書をご覧ください。
[−]または[+]ボタンを押して、値を変えます。
3
[−]と[+]ボタンを同時に押すと、元の値に戻りま
す。
設定モードを抜ける
[スプリット]ボタンまたは[コーラス]を押します。
4
ボタンのランプが元に戻ります。
46
Page 47
第 6 章 外部機器と接続する

■ MIDI 送信チャンネルを設定する

MIDI には 1 〜 16 までの MIDI チャンネルというものがあり ます。MIDI ケーブルを接続しても、それぞれの機器で MIDI チャンネルが合っていないと、音を出したり、音色を切り換 えたりすることはできません。
※ 本機は 1 〜 16 のすべてのチャンネルを受信します。 ※ 本機でデュアル演奏(P.27)やスプリット演奏(P.28)をし
ているときは、デュアル演奏時の左手パートは 5 チャンネル、 スプリット演奏時の左手パートは 3 チャンネルで送信されま す。これらの MIDI 送信チャンネルは固定です。外部 MIDI 機器 を接続してデュアル演奏やスプリット演奏をするときは、3 チャンネルと 5 チャンネル以外に設定してください。
「MIDI に関する設定をする」の操作 2 でピアノ・レゾナンス
[ストリング]ボタンを押すと、次のような表示になります。
設定値 1〜16 工場出荷時の設定 1
■ ローカル・コントロールのオン/
オフを切り替える
MIDI シーケンサーを接続したときには、ローカル・コント ロールをオフに設定してください。 図のように、鍵盤を弾いた情報が(1)と(2)の 2 種類の ルートで音源部に渡されると、音が重なって聴こえたり、途 切れたりします。これを防ぐために、(1)のルートを切り 離すことを「ローカル・オフ」といいます。
fig.localcont.j
ローカル・オン: 鍵盤と内部の音源がつながっている状態。
fig.localon.j
ローカル・オン
(1)
音源
1回弾いて
2回鳴る
ローカル・オン
MIDI
IN
MIDI OUT
音が鳴る
音 源
MIDI OUT
MIDI
IN
(2)
シーケンサー
メモリー
スルー機能オン
※ ローランド MT シリーズと接続したときは、ローカル・オフに
設定する必要はありません。MT は、電源を入れたときにロー カル・オフの情報を送信します。本機→ MT シリーズの順に電
源を入れると本機は自動的にローカル・オフとなります。
「MIDI に関する設定をする」の操作 2 でピアノ・レゾナンス [キー・オフ]ボタンを押すと、次のような表示になります。
fig.disp-on
設定値 On、OFF 工場出荷時の設定 On

■ 録音した演奏を送信する

本機で録音した演奏を外部 MIDI 機器やコンピューターに送 信したいときは、この設定を「On」にします。「OFF」のと
きは、送信しません。
「MIDI に関する設定をする」の操作 2 で[左手]ボタンを押
すと、次のような表示になります。
fig.disp-Off
設定値 On、OFF 工場出荷時の設定 OFF
録音した演奏を MT シリーズ(MT-90s を除く)などの MIDI シーケンサーで保存しておきたいときは、次のように
してください。 このとき、外部 MIDI シーケンサーは、MIDI スルーの設定を
オフにしてください。詳しくは、お持ちの MIDI シーケン サーの取扱説明書をご覧ください。
1
MT シリーズなどの MIDI シーケンサーを、あらかじめ 接続しておきます(P.46)。
本機で演奏を録音します(P.34)。
2
この設定をオンにします。
3
接続した MIDI シーケンサーで録音を始めます。
4
本機で録音した演奏を再生します。
5
ローカル・オフ: 鍵盤と内部の音源がつながっていない状
態。鍵盤を弾いても音が鳴りません。
fig.localoff.j
音が鳴らない
音 源
ローカル・オフ
再生が終了したら、MIDI シーケンサーの録音を止め
6
ます。
7
接続した MIDI シーケンサーでフロッピー・ディスク などに保存を行ないます。
47
Page 48

故障かな?と思ったら

故障かな?と思ったときは、まずお読みください。
現象 原因/対策
電源が入らない
ボタンがきかないパネル・ロックしていませんか?(P.42)
音が出ない
音が出ない
(MIDI 機器を接
続しているとき)
鍵盤を弾くと、 ふたつの音が鳴 る
音色が変わらな い
弾いた音が全部 鳴らない
鍵盤や曲の音程、 ピッチがずれて いる
電源コードが正しく接続されていますか?
(P.10)
電源を入れ直してください。
[音量]つまみが一番左側(最小)になってい
ませんか?(P.12)
ヘッドホンを接続していませんか? ヘッドホン端子にプラグが残っていませんか?
(P.11)
ヘッドホン端子にヘッドホンなどを接続してい るときは、スピーカーから音が出ません。
ローカル・オフの設定になっていませんか?
(P.47)
ローカル・コントロールをオンにしてくださ い。
V-LINK 機能がオンになっていませんか? V-LINK がオンになっているときは、一番左側 から 12 番目までの鍵を弾いても音は出ません
(P.44)。
すべての機器の電源は入っていますか?
MIDI ケーブルが正しく接続されていますか?
接続機器との MIDI チャンネルが合っています か?(P.47)
デュアル演奏の状態になっていませんか?
(P.27)
ワンタッチ・レイヤー演奏の状態になっていま せんか?(P.26)
外部にシーケンサーを接続する場合は、本機を ローカル・オフに設定してください(P.47)。 または、MIDI シーケンサーの MIDI スルーの設 定をオフにしてください。
パネル・ロックしていませんか?(P.42) 電源を入れ直してください。
[スプリット]ボタンと[コーラス]ボタンの
ランプが点滅していませんか? 各機能の設定中です。[スプリット]ボタンま たは[コーラス]ボタンを押して、設定モード を抜けてください(P.39、P.46)。
本機の最大同時発音数は 128 音です。 曲と一緒に演奏して、ダンパー・ペダルを多用 すると、演奏情報が発音数を超えてしまい、弾 いた音が抜けてしまうことがあります。
移調の設定をしていませんか ?(P.25)
調律法や調律曲線(P.40)の設定は適切です か?
マスター・チューニングの設定は適切ですか?
(P.40)
現象 原因/対策
内蔵曲が再生で きない/片手の 演奏が聞こえな い
録音できない
録音した曲やメ トロノームのテ ンポがおかしい
録音した演奏が 消えてしまった
ペダルが効かな い/効きっぱな しになる
ペダルがガタガ タする
リバーブ効果を 解除しても残響 音がする
高音部である鍵 盤から音が急に 変わる
トラック・ボタン([左手]/[右手]ボタン) のランプが消灯していませんか?(P.33) ランプが消灯しているトラック・ボタンの音は 鳴りません。ボタンを押して、ランプを点灯さ せてください。
トラック・ボタンの中から、録音するボタンを 選びましたか ?(P.34 〜 P.37)
曲の途中でテンポが変わる内蔵曲を選んで録音 したときは、録音した演奏も同じようにテンポ が変わります。 また、メトロノームのテンポも同じように変わ ります。
録音した曲を消さずに録音する場合、曲のテン ポは最初に録音したテンポで記録されます。先 に録音した曲を消去してから録音し直してくだ さい(P.38)。
本体の電源を切ると、録音した演奏は消えてし まいます。消えてしまった演奏は、復元できま せん。 HP107 は録音した曲を本体に記憶しておくこ とができる「ソング・バックアップ機能」
(P.43)があります。消したくない演奏はソン
グ・バックアップ機能を使って本体に記憶して ください。
ペダルが正しく接続されていますか? ペダル端子にしっかり接続してください
(P.10)。
ペダルの下部にあるアジャスターを、床面に押 しつけるように調節してください(P.12)。
本機のピアノ音は、アコースティック・ピアノ 本来の奥行感や響きも忠実に再現しているた め、キー・オフ機能や 3D サウンド・コント ロールをオンにしていると、リバーブをオフに しても残響音として聴こえることがあります。 残響音を消したい場合は、キー・オフ機能
(P.17)や 3D サウンド・コントロール(P.21
〜 P.22)をオフにしてください。
アコースティック・ピアノでは、高音部の 1.5 オクターブ程度の範囲はダンパー・ペダルに関 係なく音が最後まで延びます。また音色も違っ ています。ローランド・ピアノはアコース ティック・ピアノのこのような動作を忠実に再 現しています。また、本機では、ダンパー・ペ ダルの影響を受けない範囲はキー・トランス ポーズの設定によって変化します。
48
Page 49

こんな表示が出たら

現象 原因/対策
ヘッドホンで聴こえる場合: きらびやかで粒立ちがはっきりしている一部の ピアノ音色では、高調波成分が多く含まれてい るため、金属的な響きが加わって聞こえること があります。これはピアノ本来の特徴を忠実に
「キーン」という
音がする
再現しているためで、故障ではありません。こ の響きは、リバーブ効果を深くしたときにより 耳につきやすくなりますので、リバーブ効果を 浅くすることで減少する場合があります。 ヘッドホンで聴こえない場合: 別の原因(本体の共鳴など)が考えられます。 お買い上げ店または最寄りのローランド・サー ビスにお問い合わせください。
現象 原因/対策
ヘッドホンで聴こえない場合: 大きな音で演奏するとスピーカーやピアノ付近 のものが共鳴することがあります。部屋の蛍光 灯やガラス戸などが共鳴することもあります。 特に低音鍵になるほど、音量が大きいほど起こ
低音部の音がお かしい/ ビリビリと共鳴 する
Input 端子に接続 した機器の音量 が小さい
りやすくなります。共鳴を抑えるには、次のこ とにご注意ください。
・ 壁などから 10 〜 15cm 離してスピーカーを
設置する。 ・ 音量を控える。 ・ 共鳴している器具などから遠ざける。
ヘッドホンで聴こえる場合: 別の原因が考えられます。お買い上げ店または 最寄りのローランド・サービスにお問い合わせ ください。
抵抗入りの接続ケーブルを使用していません か? 抵抗の入っていない接続ケーブル(ローラン ド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
こんな表示が出たら
表示 意味
USr ユーザー・ソングを表します。演奏を録音する場所です(P.35)。
USr. 「.」がつくと、録音した演奏があることを表します(P.35)。
S.1 〜 S.68 内蔵曲の曲番号です(P.13)。
S. U ソング・バックアップした曲です(P.43)。
PU 弱起の曲(1 拍目以外で始まる曲)を再生すると表示されます。
dEL 録音した曲を消そうとしたときに表示されます(P.34、P.38、P.43)。
E.32 演奏情報が大きくなりすぎたので、これ以上録音ができません。
E.41
... V-LINK 機能がオンになっています(P.44)。
※「E.」で始まる番号はエラー表示です。いずれかのボタンを押すと、エラー表示を解除することができます。
MIDI ケーブルが抜けるなどのトラブルがありました。MIDI ケーブルを正し く接続してください。
49
Page 50

音色一覧

ピアノ
1 グランドピアノ 1 *1 *2
2 メロウ・ピアノ 1 *1 *2 3 ホンキートンク・ピアノ *2
4 メロウ・ピアノ 2 *1 *2 5 グランドピアノ 2 *1 *2
6 デチューン・ピアノ *2 7 ロック・ピアノ *1 *2
E. ピアノ
1 エレクトリック・ピアノ 1
2 エレクトリック・ピアノ 2 3 ビブラフォン
4 モーニング・ライト 5 チェレスタ
6 エレクトリック・グランド
ハープシコード
1 ハープシコード 1 *1 2 ナイロン・ギター
ストリングス
1 ストリングス 1
2 ジャズ・スキャット 3 オーケストラ
4 クワイア 5 ストリングス 2
6 Ooh ボイス 7 グリッター・パッド
8 アコースティック・ベース 9 アコースティック・ベース+シンバル
10 フィンガー・ベース 11 Thum ボイス
ワンタッチ・レイヤー音色
1 ストリングス 2 クワイア
3 パッド 4 ベル・パッド
3 ハープ 4 カップル・ハープシコード *1
5 ハープシコード 2
オルガン
1 チャーチ・オルガン 1 2 ロータリー・オルガン
3 シアター・オルガン 4 アコーディオン
5 チャーチ・オルガン 2 6 ネイゾンフルート 8
7 ロワー・オルガン
*1 キー・オフ機能を使うことができる音色
*2 ストリングス・レゾナンス機能とダンパー機能を使
うことができる音色
50
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内蔵曲一覧

曲番号 曲名 作曲者 著作権
2004 Roland Corporation
S. 1 スケルツオ 第 2 番(抜粋) F. ショパン
S. 2 亜麻色の髪の乙女 C. ドビュッシー
S. 3 ラ・カンパネラ F. リスト
S. 4 真夜中のショパン
S. 5 フライ・フリー ジョン・モール
S. 6
S. 7 ピアノ・ソナタ 第 15 番 第 1 楽章 W. A. モーツァルト
S. 8 愛の夢第3番 F. リスト
S. 9 別れの曲 F. ショパン
S. 10 おまえが欲しい E. サティ
S. 11 小犬のワルツ F. ショパン
S. 12 ゴリウォッグのケーク・ウォーク C. ドビュッシー
S. 13 幻想即興曲 F. ショパン
S. 14 アラベスク 第 1 番 C. ドビュッシー
S. 15 美しく青きドナウ
S. 16 歌の翼に F. メンデルスゾーン
S. 17 マズルカ 第 5 番 F. ショパン
S. 18 ジムノペディ 第 1 番 E. サティ
S. 19 牧童(エオリアのハープ) F. ショパン
S. 20 月の光 C. ドビュッシー
S. 21 黒鍵のエチュード F. ショパン
S. 22 グラドゥス - アド - パルナッスム博士 C. ドビュッシー
S. 23 華麗なる大円舞曲 F. ショパン
S. 24 乙女の祈り T. バダジェフスカ
S. 25 トロイカ P. チャイコフスキー
S. 26 春に寄す E. グリーグ
S. 27 ワルツ 作品 64 の 2 F. ショパン
S. 28 ラデツキー行進曲
S. 29 トロイメライ R. シューマン
S. 30 楽興の時 第 3 番 F. シューベルト
S. 31 雨だれの前奏曲 F. ショパン
S. 32 調子のよい鍛冶屋 G. ヘンデル
S. 33 ハンガリア舞曲 第 5 番 J. ブラームス
S. 34 トルコ行進曲 L. v. ベートーベン
S. 35 ノクターン 第 2 番 F. ショパン
S. 36 春の歌 F. メンデルスゾーン
S. 37 前奏曲 J. S. バッハ
S. 38 狩の歌 F. メンデルスゾーン
S. 39 古風なメヌエット M. ラヴェル
S. 40 エリーゼのために L. v. ベートーベン
S. 41 トルコ行進曲 W. A. モーツァルト
L'éveil del l'amour
(愛の芽生え) 平下政志&平下和子
F. ショパン / ジョン・モール編曲
J. シュトラウス( II) © 1996 Roland Corporation
J. シュトラウス( I)
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内蔵曲一覧
曲番号 曲名 作曲者 著作権
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S. 42 セレナード F. シューベルト
S. 43 ユモレスク A. ドボルザーク
S. 44 花の歌 G. ランゲ
S. 45 アルプスの鐘 T. オースティン
S. 46 メヌエット ト長調 L. v. ベートーベン
S. 47 ベニスの舟歌 F. メンデルスゾーン
S. 48 アルプスの夕ばえ T. オースティン
S. 49 さらばピアノよ L. v. ベートーベン
S. 50 婚礼の合唱 R. ワーグナー
S. 51 ウォータールーの戦い W. アンダーソン
S. 52 ウィンナ・マーチ C. ツェルニー
S. 53 かっこう L. C. ダカン
S. 54 メヌエット ト長調 J. S. バッハ
S. 55 紡ぎ歌 A. エルメンライヒ
S. 56 ガヴォット F. ゴセック
S. 57 のばら G. ランゲ
S. 58 ジプシーの踊り H. リヒナー
S. 59 金婚式 G. マリー
S. 60 クシコス・ポスト H. ネッケ
S. 61 お人形の夢と目ざめ T. オースティン
S. 62 すみれ L. ストリーボッグ
S. 63 楽しい農夫 R. シューマン
S. 64 ソナチネ 作品 36 の 1 第 1 楽章 M. クレメンティ
S. 65 ソナチネ 作品 20 の 1 第 1 楽章 F. クーラウ
S. 66 ソナチネ 第 5 番 第 1 楽章 L. v. ベートーベン
S. 67 ハンガリアン・ラグ〜ハンガリー舞曲第 5 番 ラグタイム風
S. 68
パガニーニ・ブギ〜カプリス第 24 番イ短調によるジャズ変奏  ブギ・ウギ風
J. ブラームス / ジョン・モール編曲
N. パガニーニ / ジョン・モール編曲
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※ これらの内蔵曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。
プロフィール
John Maul(ジョン・モール)
英国のアレンジャー/キーボード奏者。ロンドンの王立音楽大学(The Royal Academy of Music)卒業後、数々の スタジオ・ワークやライブで活躍。英国ではプレーヤー/作曲家として高い評価を得ている。
また、国営放送テレビやラジオのジングル等を数多くこなすかたわら、アレンジャーとしてもジャズ/クラシックの 楽譜を出版。ローランド U.K. のプロダクト・スペシャリストを経て、現在はローランドをはじめ、さまざまな出版
社のミュージックデータの作曲、プログラミングに携わっている。
52
Page 53

操作早見表

1 2 3
711 6 5 4 3
1
4 6 7 8 9 1411
8910
番号 目的 ボタン ページ
[スプリット]ボタンを押しながら、[ピアノ]ボタンを押す
ツインピアノ・モード [スプリット]+[ピアノ] P.31
1
[スプリット]ボタンと[コーラス]ボタンを押してから、[●]ボタンを押す
ローカル・コントロール
1
MIDI 送信チャンネル [スプリット]+[コーラス] →ピアノ・レゾナンス[ストリング] P.47
2
3
USB ドライバの設定
3D モード
4
マスター・チューニング [スプリット]+[コーラス] →[ピアノ] P.40
5
調律法
6
調律法の主音 ストレッチ・チューニング
7
オクターブ・シフト [スプリット]+[コーラス] →[オルガン] P.41
8
鍵盤左側にダンパー・ペダ
9
ルをかける ソング・バックアップ
10
メモリー・バックアップ [スプリット]+[コーラス] →[メトロノーム/カウントイン] P.43
11
12
録音した演奏の送信
[スプリット]+[コーラス] →ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]
[スプリット]+[コーラス] →ピアノ・レゾナンス[ダンパー]
[スプリット]+[コーラス] →サウンド・コントロール[3D]
[スプリット]+[コーラス] →[E. ピアノ] [E. ピアノ]+鍵
[スプリット]+[コーラス] →[ハープシコード]
[スプリット]+[コーラス] →[ストリングス] P.41
[スプリット]+[コーラス] →[曲/テンポ]
[スプリット]+[コーラス] →[左手]
5
1
10 12 13
2
P.47
P.44
P.41
P.40
P.41
P.43
P.47
V-LINK(V リンク) [スプリット]+[コーラス] →[右手] P.44
13
14
ファクトリー・リセット
[ □ ] ボタンを押したまま、[ − ] [ + ] ボタンを押す
メトロノームの拍子 [曲/テンポ]+[−][+] P.30
1
メトロノームの音量 [メトロノーム/カウントイン]+[−][+] P.31
2
レイヤー・バランス
3
(デュアル・バランス)
ダンパー・ペダルの共鳴量 ピアノ・レゾナンス[ダンパー]+[−][+] P.18
4
鍵盤を弾いたときの共鳴量 ピアノ・レゾナンス[ストリング]+[−][+] P.17
5
6
キー・オフ音の音量 ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]+[−][+] P.17
コーラス効果の深さ [コーラス]+[−][+] P.24
7
8
リバーブ効果の深さ [リバーブ]+[−]
音のメリハリ感 サウンド・コントロール[ダイナミクス]+[−][+] P.23
9
音の奥行き感 サウンド・コントロール[3D]+[−][+] P.21、P.22
10
[ □ ] ボタンを押してから、[ − ] [ + ] ボタンを押す
デュアル・バランス
11
(レイヤー・バランス)
[ スプリット ] / [ トランスポーズ ] ボタンを押したまま鍵を押す
スプリット・ポイント [スプリット]+鍵 P.29 トランスポーズ [トランスポーズ]+鍵 P.25
[スプリット]+[コーラス] →キー・タッチ[重さ]
[レイヤー]+[−][+] P.26
[+] P.24
[トランスポーズ]+[スプリット] →[−][+] P.27
P.42
53
Page 54

メモリー・バックアップで記憶される項目

キー・オフ(オン/オフ、かかり具合) P.17
ストリング・レゾナンス(オン/オフ、かかり具合) P.17
ダンパー・レゾナンス(オン/オフ、かかり具合) P.18
キー・タッチ P.19
ハンマー・レスポンス P.20
電源投入時のピアノ音色 に関する設定
調律法(調律法、主音) P.40
ストレッチ・チューニング P.41
3D サウンド・コントロール(オン/オフ、かかり具合) P.21、P.22
ダイナミクス・サウンド・コントロール(オン/オフ、かかり具合) P.23
マスター・チューニング P.40
リバーブ(オン/オフ、かかり具合) P.24
USB ドライバの設定 P.44
鍵盤左側にダンパー・ペダルを効かせる設定 P.41
その他の設定
3D モード P.41
スプリット・ポイント P.29
デュアル・バランス(レイヤー・バランス) P.27
54
Page 55

MIDI インプリメンテーション・チャート

DIGITAL PIANO
MIDI インプリメンテーション・チャート
Date : Mar. 1, 2004
Model HP107
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー:
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
MIDIインプリメンテーション・チャート
ファンクション...
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
0,32
1 5
6,38
7 10 11 64 65 66 67 84 91 93
100,101
:設定可能範囲
送   信 受   信 備   考
1 1–16
モード3 ×
**************
0– 127
**************
○ ○  × ×
×
○ × × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ ○ 
0...100
**************
1
16
1
16
モード3 ×
0–127 0–127
○
× ×
○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○(0– 127)
0...100
Version : 1.00
バンク・セレクト モジュレーション ポルタメント・タイム データ・エントリ- ボリューム パンポット エクスプレッション ホールド1 ポルタメント ソステヌート ソフト
ポルタメント・コントロール 汎用エフェクト1(リバーブ) 汎用エフェクト3(コーラス)
RPNLSB,MSB
エクスクルーシブ
:ソング・ポジション
コモン
:ソング・セレクト :チューン
リアル タイム
その他
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカル・コントロール :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :リセット
備考
モード1:オムニ・オン、ポリ モード3:オムニ・オフ、ポリ
○
× × ×
× ×
× × × × ○ ×
○
× × ×
× ×
○ ○ ○ ○(123–127) ○ ×
モード2:オムニ・オン、モノ モード4:オムニ・オフ、モノ
○:あり ×:なし
55
Page 56

主な仕様

鍵盤
鍵盤 88 鍵 PHA(プログレッシブ・ハンマー・アクション)鍵盤 エスケープメントつき
鍵盤タッチ
キーボード・モード
音源
最大同時発音数 128 音 音色 5 グループ 36 音色+レイヤー専用音色 4 音色 音律 8 種類、根音指定可 ストレッチ・チューン 2 タイプ マスター・チューニング 415.3 Hz 〜 466.2 Hz(0.1 Hz 単位) トランスポーズ キー・トランスポーズ(-6 〜 +5 半音)
エフェクト
メトロノーム
拍子 2/2、0/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、7/4、3/8、6/8、9/8、12/8 音量調節 10 段階
レコーダー
トラック数 2 トラック 記憶曲数 1 曲(本体記憶可能) 記憶音数 約 10,000 音 テンポ 4 分音符= 10 〜 500 分解能 120 ティック/ 4 分音符 コントロール 再生/停止、録音、テンポ、全曲再生、トラック選択 内蔵曲 68 曲+ 14 曲(音色デモ)
その他
定格出力 50W × 2 スピーカー 20cm × 2(スピーカー・ ボックス付き)、10cm × 2 表示器 拍ランプ、7 セグメント 3 桁(LED)、ヘッドホン・インジケーター コントロール 音量、音質 ペダル ダンパー(ハーフ対応)、ソフト(ハーフ対応)、ソステヌート(機能設定可能) その他の機能 パネル・ロック、ソング・バックアップ、メモリー・バックアップ、ファクトリー・リセット
接続端子
電源 AC100 V(50/60 Hz) 消費電力 110W
外形寸法
(専用スタンド込み)
質量(専用スタンド込み) 79.0kg
付属品
別売品 オーディオ・ケーブル、MIDI ケーブル、MIDI インプリメンテーション
重さ:標準、重い、軽い、固定 ハンマー:標準、重い、軽い、オフ フル・キーボード、レイヤー/デュアル(音量バランス設定可能)、
スプリット(スプリット・ポイント設定可能)
3D サウンド・コントロール、ダイナミクス・サウンド・コントロール、 ピアノ・レゾナンス(キー・オフ・レゾナンス、ストリング・レゾナンス、ダンパー・レゾナンス)、 リバーブ(10 段階)、コーラス(10 段階)
USB 端子(MIDI)、アウトプット端子( L/Mono、R)、インプット端子(L/Mono、R)、 ヘッドホン端子× 2(ステレオ標準タイプ)、MIDI 端子(In、Out)
1,421(幅)× 526(奥行)× 894(高さ)mm 1,421(幅)× 526(奥行)× 1,098(高さ)mm(譜面立てを立てた場合)
取扱説明書(本書)、楽譜集「ローランド クラシック名曲 60 選」、パソコン接続ガイド、 CD-ROM(USB ドライバ)、ユーザー登録カード、保証書、 電源コード、椅子、ヘッドホン、 ヘッドホン・フック
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
56
Page 57
索引
数字
3D サウンド・コントロール ..................... 21 22
A
AC インレット .................................................... 10
M
MIDI .................................................................... 46
P
Phones 端子 ....................................................... 11
[Power On(電源)]スイッチ
Power ランプ ...................................................... 12
............................ 12
アジャスター ....................................................... 12
移調 .................................................................... 25
オーディオ機器 ................................................... 45
オクターブ .......................................................... 29
オクターブ・シフト ............................................ 41
[音質]つまみ ..................................................... 12
音色
.................................................................... 16
音色グループ
音色ボタン .................................................. 1628
音量
.................................................................... 12
メトロノーム
[音量]つまみ ..................................................... 12
....................................................... 16
.................................................. 31
カウントイン ....................................................... 32
キー・オフ .......................................................... 17
キー・タッチ
基準ピッチ .......................................................... 40
曲の消去
....................................................... 19
.............................................................. 38
効果 .................................................................... 24
かかり具合
コーラス .............................................................. 24
深さ ................................................................ 24
古典音楽
..................................................... 24
.............................................................. 40
再生
片手ずつ 曲を選ぶ
すべての曲 ..................................................... 13
......................................................... 33
......................................................... 13
サウンド・コントロール
3D ........................................................ 21 22
ダイナミクス
.................................................. 23
消去 .................................................................... 38
ストリング・レゾナンス ..................................... 17
ストレッチ・チューニング
スピーカー・ケーブル ......................................... 10
スプリット演奏 スプリット・ポイント
3D サウンド・コントロール ...................... 21 22
................................................... 28
.................................. 41
......................................... 29
設定 .................................................................... 39
MIDI ............................................................... 46
全曲再生 ............................................................. 13
送信チャンネル ................................................... 47
ソステヌート・ペダル ......................................... 12
働きかた
ソフト・ペダル
ソング・バックアップ ......................................... 43
......................................................... 29
................................................... 12
ダイナミクス・サウンド・コントロール ............. 23
タッチ感 ダンパー・ペダル
共鳴量 .................................................... 1839
ダンパー・レゾナンス
............................................................. 19
........................................ 1241
................................. 1218
チューニング ....................................................... 40
調律曲線 ............................................................. 41
調律法 調をかえる
................................................................. 40
.......................................................... 25
ツインピアノ・モード ......................................... 31
デモ
音色デモ曲 機能のデモ
デュアル演奏 ....................................................... 27
デュアル・バランス
.................................................................... 12
電源
電源コード .......................................................... 10
テンポ
......................................................... 3032
..................................................... 14
..................................................... 15
.................................. 26 27
57
Page 58
索引
トラック・ボタン ........................................ 3337
トランスポーズ
................................................... 25
内蔵曲 ......................................................... 1332
片手ずつ ......................................................... 33
パネル・ロック ................................................... 42
バリエーション音色 ハンマー・レスポンス
............................................ 16
......................................... 20
ピアノ・レゾナンス ............................................ 17
拍子 .................................................................... 30
ファクトリー・リセット ..................................... 42
V-LINK ................................................................ 44
フタ .................................................................... 11
譜面押さえ .......................................................... 10
ローカル・コントロール ..................................... 47
.................................................................... 34
録音
新しい曲 ......................................................... 35
片手ずつ 曲に合わせる
録音/再生ボタン ................................................ 34
......................................................... 37
.................................................. 36
ワンタッチ・レイヤー ......................................... 26
ペダル ................................................................. 12
ペダル・コード ヘッドホン
ヘッドホン・フック ............................................ 11
................................................... 10
.......................................................... 11
マスター・チューニング ..................................... 40
MIDI 機器 ............................................................ 46
MIDI チャンネル
.................................................. 47
メトロノーム ....................................................... 30
音量 ................................................................ 31
メモリー・バックアップ
..................................... 43
USB 端子 ............................................................ 45
USB ドライバ
..................................................... 44
リバーブ .............................................................. 24
................................................................ 24
深さ
レイヤー・バランス ................................. 26 27
58
Page 59
ローランド製品全般に関するお問い合わせ先
デジタル・ピアノ、シンセサイザー、デジタル・レコーダー、BOSSエフェクターなど
お客様相談センター
050-3101-2555
コンピューター・ミュージック関連製品に関するお問い合わせ先
オーディオ&MIDIインターフェース、DTM音源モジュール、DTMソフトウェアなど
DTMホットライン
電話受付時間: 午前10時〜午後5時(日曜および弊社規定の休日を除く)
※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に0000  (ゼロ4回)をつけてNTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。
※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
050-3101-2570
修理に関するお問い合わせ先
商品をお求めの販売店か、保証書封筒裏面にある「修理の窓口」 (サービスの窓口)に記載のサービスステーションへご相談ください。
最新サポート情報
よくある質問への回答、各種ソフトウェアのダウンロード、最新の動作確認情報など
ローランド・サポート
製品情報やイベント/キャンペーン情報など
ローランド・ホームページ
http://www.roland.co.jp/cs/
http://www.roland.co.jp/
06.04.01現在
○出張修理を依頼される場合には、お手数ですが下記項目をご連絡ください。
・お客様のお名前、住所、電話番号(連絡先) ・機種名(製造番号シール、または保証書に記載されています) ・製造番号(製造番号シールに記載されています) ・お買い上げ日(保証書、または領収証をご確認ください) ・故障の状況(症状が確認された手順をなるべく具体的に)
* 製造番号シールは本体の背面に貼ってあります。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner's Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
Page 60
この取扱説明書は再生紙を使用しています。
*03568312 - 04*
03568312 06-06-4N
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