取扱説明書
このたびは、ローランド・デジタル・ピアノ HP107 をお買い上げいただきまして、誠にありがと
うございます。
主な特長
豊かな響きと幅広い表現力を持つピアノ音色
ハンマーが弦をたたく音までもリアルに再現するステレオ・サンプリング・ピアノ音源を
採用し、高品位なコンサート・グランドピアノの音色を実現しています。最大同時発音数
128 音で、ペダルを多用した演奏にも余裕で対応できます。
離鍵時の微妙なタッチや弦どうしの共鳴、ペダルを踏んだときの共鳴まで、演奏者の微妙
なニュアンスを受けとめ、再現します(ピアノ・レゾナンス)。また、「グランド・ピアノ・
プレゼンス」のスピーカー・システムに加え、フルコンサート・グランドピアノの奥行き
感を再現し(3D サウンドコントロール)、粒立ちやパワー感も向上させています(ダイナ
ミクス・サウンド・コントロール)。
グランドピアノの弾き心地を追求
低音域は重く、高音域は軽く、グランドピアノのタッチを再現したプログレッシブ・ハン
マー・アクション鍵盤を採用。さらに、グランドピアノで打鍵したときに起こる特有のク
リック感(脱進感)まで忠実に再現しています(エスケープメント機構)。
鍵盤の重さ感に加え、ハンマーの微妙な動きを再現する「ハンマー・レスポンス機能」の 2
つのキータッチ・コントロールで、鍵盤の微妙な調整が可能です。また、十分な踏みごた
えと、きめ細かな演奏表現を実現するペダルを採用しています。
この機器を正しくお使い
いただくために、ご使用
前に「安全上のご注意」
(P.2、3)と「使用上のご
注意」(P.4、5)をよくお
読みください。また、こ
の機器の優れた機能を十
分ご理解いただくために
も、取扱説明書をよくお
読みください。取扱説明
書は必要なときにすぐに
見ることができるよう、
手元に置いてください。
デジタルならではの表現力
ピアノに最適な音を重ねて音に厚みを出すことができます。
また、ピアノに別の音や 1 オクターブ上の音を重ね、ペダルを踏むことで音量を調整する
こともできます。
ヘッドホンでの演奏も快適に
ヘッドホン使用時には、専用の効果をかけることで快適で疲れない音にすることができま
す。また、ヘッドホンを接続しているときに操作パネルのランプが点灯してお知らせする
ほか、使用しないときにヘッドホンをかけておける便利なヘッドホン・フックを装備して
います。
多彩な練習支援機能とピアノ曲を内蔵
メトロノーム機能や「2 トラック・レコーダー」、付属の楽譜集(60 曲収録)に対応した内
蔵曲など、電子ピアノならではのピアノ・レッスンを体験できます。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
©
2004 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
マークについて
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意の意味について警告と
警告
注意
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れがあります。
火災・感電・傷害を防止するには
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
●
の中に描かれています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
警告
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや
ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから
外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
● この機器を移動するときは以下のことを確認し
た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んで
ください。このとき、手をはさんだり、足の上
に落とさないように注意してください。
○ 機器本体とスタンドを固定しているノブ・ボ
ルトがゆるんでいないか、確認する。ゆるん
でいる場合は、しっかり固定する。
○ 電源コードを外す。
○ 外部機器との接続を外す。
○ スタンドのアジャスターを上げる。
○ フタを閉じる。
○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください(P.10)。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー
で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫
剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
116
● フタの開け閉めは、指などをはさまないように、
注意して行なってください(P.11)。小さいお子
様が使用されるときは、大人のかたが介添えし
てください。
..............................................................................................................
117(選択)
● ピアノ椅子を使用するときは、必ず次の事項を
守ってください。
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
○ 2 人以上で腰掛けない。
○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。
○ ピアノ 椅子 の脚を 止め てい るボル トが 緩ん
でいたら、腰掛けない。(緩みがあるときは
随時付属の工具で締め直してください)
..............................................................................................................
118
● 付属のスタンド用ネジ、譜面立てのネジ、椅子
のナット、ヘッドホン・フックは、小さなお子
様が誤って飲み込んだりすることのないようお
子様の手の届かないところへ保管してくださ
い。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは
消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、
この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ
を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な
スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し
ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し
なくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外
装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布
で汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一
の力で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを
損なう恐れがあります。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
402
● 本機のペダルは真鍮製です。
真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合の
お手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能
について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく
ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容
が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリーや他の MIDI 機器(シーケンサーなど)の
失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご
容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
4
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分
に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな
いでください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用
ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない
でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ
えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき
ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ
さい。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せた
ままで鍵盤蓋を開閉しないでください。本機の構造上、
ペットなどの小動物が内部へ入ってしまうことがありま
す。そのような場合は、直ちに電源を切って電源コード
をコンセントから外し、お買い上げ店またはローラン
ド・サービスにご相談ください。
使用上のご注意
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし
ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク
リーナーでクリーニングしてください。
5
目次
安全上のご注意.................................................. 2
使用上のご注意.................................................. 4
各部の名称と働き .............................................. 8
フロント・パネル ...............................................................................8
リア・パネル........................................................................................9
ボトム・パネル.................................................................................... 9
演奏する前に...................................................10
ペダル・コードを接続する............................................................ 10
スピーカー・ケーブルを接続する ............................................... 10
電源コードを接続する.................................................................... 10
譜面立てを立てる ............................................................................ 10
譜面立てを倒す ......................................................................... 10
譜面押さえを使う .....................................................................10
譜面立てをはずす .....................................................................11
フタを開ける/閉める.................................................................... 11
ヘッドホンをつなぐ ........................................................................ 11
ヘッドホン・フックを使う ....................................................11
電源を入れる/切る ........................................................................ 12
音の大きさや明るさを調節する ................................................... 12
ペダルについて................................................................................. 12
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ .....................13
内蔵曲を聴く..................................................................................... 13
すべての曲を連続して再生する(全曲再生)..................... 13
曲を選んで再生する................................................................. 13
デモ曲を聴く..................................................................................... 14
音色デモ曲を再生する............................................................. 14
機能のデモを聴く .....................................................................15
第 2 章 演奏をする ........................................16
いろいろな音で演奏する................................................................ 16
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・レゾナンス).................... 17
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ)..................... 17
鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす
(ストリング・レゾナンス).................................................... 17
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす
(ダンパー・レゾナンス)......................................................... 18
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)................................. 19
弾く強さによる発音のタイミングを調節する
(ハンマー・レスポンス)......................................................... 20
奥行き感のある音にする(3D サウンド・コントロール)..... 21
ヘッドホンに最適な奥行き感をつける
(3D サウンド・コントロール)..................................................... 22
音にメリハリをつける
(ダイナミクス・サウンド・コントロール)............................... 23
音に効果をつける ............................................................................ 24
音に響きをつける(リバーブ).............................................. 24
音に厚みをつける(コーラス).............................................. 24
効果のかかり具合をかえる ....................................................24
鍵盤の音の高さを変える(トランスポーズ)............................. 25
ピアノ音色に合った音を重ねる(ワンタッチ・レイヤー).... 26
ワンタッチ・レイヤー演奏時の音量バランスを変える... 26
2 つの音を重ねて演奏する(デュアル演奏).............................27
デュアル演奏の音量バランスを変える
(デュアル・バランス)............................................................. 27
鍵盤の右手側と左手側を別の音で演奏する
(スプリット演奏)............................................................................ 28
鍵盤がわかれる位置を変える(スプリット・ポイント).29
中央ペダルの働きを変える............................................................ 29
メトロノームを使う ........................................................................ 30
メトロノームを鳴らす............................................................. 30
メトロノームの音量を変える................................................ 31
第 3 章 内蔵曲に合わせて演奏する....................32
曲のテンポを変える ........................................................................ 32
カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる
(カウントイン)......................................................................... 32
片手ずつ演奏する ............................................................................ 33
第 4 章 演奏を録音する..................................34
録音についての注意................................................................. 34
新しい曲を録音する ........................................................................ 35
曲に合わせて録音する ....................................................................36
片手ずつトラックを選んで録音する ........................................... 37
録音した演奏を消去する................................................................ 38
指定したトラックの演奏を消去する.................................... 38
曲を消去する............................................................................. 38
第 5 章 いろいろな設定を変える..................... 39
詳細設定をする(設定).................................................................. 39
他の楽器と音の高さを合わせる
(マスター・チューニング).................................................... 40
調律方法を変える.....................................................................40
調律曲線を変える(ストレッチ・チューニング).............41
音の高さをオクターブ単位で変える
(オクターブ・シフト)............................................................. 41
鍵盤左手側にダンパー・ペダルを効かせる....................... 41
3D サウンド・コントロール機能のかかり方をかえる
(3D モード)............................................................................... 41
ピアノ演奏以外できないようにする(パネル・ロック)........ 42
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)............42
電源を切っても設定を記憶させておく
(メモリー・バックアップ)............................................................ 43
電源を切っても録音した曲を記憶しておく
(ソング・バックアップ)................................................................43
ソング・バックアップした曲を消す.................................... 43
V-LINK を使う .................................................................................. 44
USB ドライバの設定をする .......................................................... 44
6
第 6 章 外部機器と接続する............................45
オーディオ機器と接続する............................................................ 45
USB 端子で接続する....................................................................... 45
MIDI 機器と接続する ....................................................................... 46
MIDI とは .................................................................................... 46
MIDI に関する設定をする .............................................................. 46
MIDI 送信チャンネルを設定する ........................................... 47
ローカル・コントロールのオン/オフを切り替える....... 47
録音した演奏を送信する......................................................... 47
資料................................................................48
故障かな?と思ったら.................................................................... 48
こんな表示が出たら ........................................................................ 49
音色一覧............................................................................................. 50
内蔵曲一覧......................................................................................... 51
操作早見表......................................................................................... 53
メモリー・バックアップで記憶される項目............................... 54
MIDI インプリメンテーション・チャート ................................. 55
主な仕様............................................................................................. 56
目次
索引................................................................57
7
各部の名称と働き
フロント・パネル
Power On
1
1
[Power On(電源)]スイッチ
電源をオン/オフします(P.12)。
[音量]つまみ
2
全体の音量を調節します(P.12)。
3
[音質]つまみ
音の明るさを調節します(P.12)。
[デモ]ボタン
4
音色デモや各種機能のデモを聴くことができます(P.14)。
5
[ (ヘッドホン)]インジケーター
ヘッドホンを接続すると、このランプが点灯します(P.11)。
[トランスポーズ]ボタン
6
鍵盤の音を移調します(P.25)。
7
[スプリット]ボタン
鍵盤を右手側と左手側にわけて、それぞれ違う音色で演奏しま
す(P.28)。また、このボタンと[コーラス]ボタンを押しな
がら、さまざまな機能の設定をします(P.39 〜 P.44、P.46 〜
P.47)。
8
[コーラス]ボタン
音に厚みをつけます(P.24)。
サウンド・コントロール
[3D]ボタン
9
音に奥行きをつけます(P.21、P.22)。
10
[ダイナミクス]ボタン
メリハリのある音にします(P.23)。
[リバーブ]ボタン
11
音に響きをつけます(P.24)。
ピアノ・レゾナンス
12
[キー・オフ]ボタン
鍵盤から指を離すときの音を鳴らします(P.17)。
[ストリング]ボタン
13
鍵盤を弾いたときの、弦の共鳴音を鳴らします(P.17)。
14
[ダンパー]ボタン
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らします(P.18)。
6
78
4325
92010 11
12 13 14 15
16 19
15
16
17
18
19
20
レコーダー
21
22
23
24
17
18
22
232124 25 26 27
[レイヤー]ボタン
ピアノ音色に合うおすすめの音色を重ねて鳴らすことができま
す(P.26)。
音色ボタン
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます(P.16)。
ディスプレイ
音色バリエーション、曲番号、テンポなど、各種設定値を表示
します。通常時は、上図のような表示になります。
[曲/テンポ]ボタン
内蔵曲を選んだり、テンポを設定したりします(P.13、
P.32)。また、このボタンを押すたびに、テンポと現在選ばれ
ている曲番号(先頭に「S.」が表示)が交互に表示されます。
テンポを表示しているときはボタンのランプが緑色に点灯し、
曲番号を表示しているときは赤色に点灯します。
[−][+]ボタン
いろいろな設定の値を選びます。
[−]と[+]を同時に押すと、設定ごとの基本の値に戻りま
す。
[メトロノーム/カウントイン]ボタン
メトロノームをオン/オフします(P.30)。また、曲を再生す
る前にカウント音を鳴らすことで、曲と自分の演奏のタイミン
グを合わせることができます(P.32)。
[左手]ボタン
演奏を片手ずつ再生したり、録音します(P.33、P.36 〜
P.38)。
内蔵曲の左手の演奏が割り当てられます。このボタンと次の
[右手]ボタンをまとめて「トラック・ボタン」といいます。
[右手]ボタン
演奏を片手ずつ再生したり、録音します(P.33、P.36 〜
P.38)。
内蔵曲の右手の演奏が割り当てられます。
[再生]ボタン
内蔵曲や録音した演奏を再生/停止します(P.13、P.33)。
また、演奏の録音をスタート/ストップします(P.35 〜
P.37)。
[録音]ボタン
録音待機状態にします(P.34 〜 P.38)。
8
キー・タッチ
[重さ]ボタン
25
鍵盤のタッチ感を変えます(P.19)。
26
[ハンマー]ボタン
鍵を弾く強さによって、発音タイミングの変化のしかたを変え
ます(P.20)。
フロント・パネル
ボトム・パネル
[中央ペダル]ボタン
27
中央ペダルの機能を切り替えます(P.29)。
リア・パネル
各部の名称と働き
リア・パネル
ボトム・パネル
31 32 33
28 29 30
Pedal 端子
28
専用スタンドのペダル・コードを接続します(P.10)。
29
Input 端子
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピーカーか
ら他の機器の音を出すことができます(P.45)。
Output 端子
30
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽しめます。
また、テープ・レコーダーなどの録音機器に接続して、演奏を
録音することができます(P.45)。
31
Phones(ヘッドホン)端子
ヘッドホンを接続します(P.11)。
MIDI Out / In 端子
32
他の MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりします
(P.46)。
33
USB 端子
コンピューターと接続して、演奏情報をやりとりすることがで
きます(P.45)。
9
演奏する前に
ペダル・コードを接続する
ペダル・コードを、本体背面の Pedal(ペダル)端子に
差し込みます。
fig.00-01
スピーカー・ケーブルを接続する
図のように、スタンドのスピーカー・ボックスからでて
いるスピーカー・ケーブルを、本体背面側の底面にある
スピーカー端子に接続します。
スピーカー・ケーブルは、カチッというまで差し込んで
ください。
電源コードを接続する
1
付属の電源コードを、本体底面の AC インレットに差し
込みます。
2
電源コードのプラグをコンセントに差し込みます。
電源コードは、必ず付属のものをお使いください。
fig.00-02
譜面立てを立てる
譜面立てを両手で持ち、前に起こします。
1
譜面立て背面の支えで譜面立てを固定します。
2
スピーカー端子
スピーカー・
ケーブル
本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、ア
ルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないでくださ
い。
本機のスピーカーは、本体上面に、上向きに装備されています
ので、液体などがスピーカー部に付着すると、故障や事故の原
因になります。
スピーカー
譜面立ての角度を 3 段階で調節できます。
1
2
取り付けた譜面立てに無理な力を加えないでください。
■ 譜面立てを倒す
譜面立て背面の支えを上げて、譜面立てをゆっくりと倒
します。
■ 譜面押さえを使う
譜面押さえを立てて、楽譜のページを押さえることができま
す。
使用しないときは、譜面押さえを倒しておきます。
10
演奏する前に
■ 譜面立てをはずす
本機の譜面立てを取りはずすことができます。
ノートパソコンなどを本機にのせて使用することができま
す。
譜面立てを起こして、ネジを 3 カ所はずします。
ネジは、十円玉などのコインを使ってはずすことができ
ます。
譜面立てから取りはずしたネジは、なくしたり、小さなお子さ
まが誤って飲み込んだりしないよう、ご注意ください。
ヘッドホンをつなぐ
本機にはヘッドホン端子が 2 つあります。2 人で同時にヘッ
ドホンを使うことができますので、レッスン時や連弾曲を演
奏する時などに便利です。また、夜間でも周囲を気にせずに
演奏を楽しむことができます。
ヘッドホンを本体左下面の Phones 端子に差し込みます。
fig.00-04.j
ヘッドホン端子×2
ヘッドホンを接続すると、本体パネルの[ (ヘッド
ホン)]インジケーター(P.8)が点灯して、本体スピー
カーからは音が出なくなります。
ヘッドホンの音量は、本体の[音量]つまみ(P.12)で
調節します。
フタを開ける/閉める
フタを開けるときは、フタを両手で持って軽く持ち上
げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、ゆっくりと手前に引き、止まった
ところで静かに下におろします。
fig.00-05
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてくださ
い。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方が介添して
ください。
ピアノの移動は、危険防止のため必ずフタを閉じた状態で行
なってください。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いください。
ヘッドホンはローランド製品をお使いください。他のヘッドホ
ンを使用すると、場合によっては十分な音量を得られないこと
があります。
ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
•
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
•
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン
を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して
ください。
•
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド
ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ
さい。
■ ヘッドホン・フックを使う
ヘッドホンを使用しないときは、本体左下にあるヘッドホ
ン・フックにヘッドホンをかけておくことができます。
ヘッドホン・フックの取り付けかた
付属されているヘッドホン・フックを、本体下にある穴に差
し込みながら回します(下図参照)。ヘッドホン・フックの
蝶ネジを回して、ヘッドホン・フックを固定します。
ヘッドホン・フック
11
演奏する前に
電源を入れる/切る
必ず次の手順で電源を入れたり、切ったりしてください。手順
を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れ
があります。
電源を入れるときは、[音量]つまみを左いっぱいに回
してから、[Power On(電源)]スイッチを押します。
電源が入り、本機前面左の Power ランプが点灯します。
数秒後に、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
[音量]つまみで音量を調節してください。
本機は、回路保護のため電源を入れてからしばらくは動作しま
せん。
fig.00-06.j
Power On
ペダルについて
ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のとき
に使います。
fig.00-08.j
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が切れ
ずに長い余韻が続きます。
ペダルを踏む深さによって余韻の長さが微妙に変わります。
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだ
ときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな響きと広
がりが加わります。
本機では、この共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現して
います。
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることができま
す(P.18)。
ダンパー・ペダル
Powerランプ
電源を切るときは、[音量]つまみを左いっぱいに回し
てから、[Power On(電源)]スイッチを押します。
本機前面左の Power ランプが消灯し、電源が切れます。
音の大きさや明るさを調節する
[音量]つまみを回して全体の音量を調節します。
[音質]つまみを回して音の明るさを調節します。
fig.00-07.j
小さく 大きく 落ち着いた音
明るい音
ソステヌート・ペダル(真ん中のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻
を与えます。
ソステヌート・ペダルの機能を切り替えることができます
(P.29)。
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔らかく
なります。
ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わりま
す。
アジャスターについて
本機を移動したときやペダルが不安定に感じるときは、必ず
ペダルの下部にあるアジャスターを次のように調節してくだ
さい。
○ アジャスターを回して下げ、確実に床にあたるように調
節してください。床との間に隙間があると、ペダルを破
損する原因になります。特にカーペットの上などに設置
する場合は、床面を強く押しつけるように調節してくだ
さい。
fig.00-09.j
12
アジャスター
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ
内蔵曲を聴く
本機には、68 曲のピアノ曲が内蔵されています。
■ すべての曲を連続して再生する(全曲再生)
内蔵曲を連続して再生することができます。
fig.panel1-1
[曲/テンポ]ボタンを押したまま、[再生]ボタンを押します。
1
[曲/テンポ]ボタンのランプが点灯、[再生]ボタンのランプが点滅し、現在選
ばれている曲から連続して再生されます。
ディスプレイには、曲番号が数秒間表示されます。
fig.disp-S.1
「第 3 章 内蔵曲に合わせて演
奏する」(P.32)
「内蔵曲一覧」(P.51)
12
[−]または[+]ボタンを押すと、再生する曲を選ぶことができます。
最後の曲を再生すると、また最初の曲に戻って再生します。
再生を止める
2
[再生]ボタンを押します。
再生が止まります。
■ 曲を選んで再生する
fig.panel1-2
再生する曲を選ぶ
1
[曲/テンポ]ボタンを押して、ボタンのランプを赤色に点灯させます。
ディスプレイに曲番号が数秒間表示されます。
fig.disp-USr
2
1
3, 4
内蔵曲のディスプレイ表示に
ついて
USr(ユーザー)
・・・演奏を録音する場所です。
(録音については → P.35)
S.1 〜 S.68 ・・・内蔵曲
S. U ・・・ソング・バックアップ
した曲(P.43)
13
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ
[−]または[+]ボタンで、曲番号を選びます。
2
ボタンを押し続けると、番号が連続して変わります。
再生する
[再生]ボタンを押します。
3
ボタンのランプが点灯し、選んだ曲が再生されます。
再生を止める
[再生]ボタンを押します。
4
ボタンのランプが消灯し、再生が止まります。
次に[再生]ボタンを押したときは、止めた曲の頭から再生されます。
デモ曲を聴く
ピアノ音色やその他の音色デモ曲、ピアノ音色にかけることができる機能のデモ
曲などを聴くことができます。
ソング・バックアップした曲
は、以下の方法で選びます。
[−]と[+]ボタンを同
1
時に押して、ディスプレイ
に「USr」を表示させます。
2
[−]ボタンを押して、
ディスプレイに「S. U」と
表示させます。
■ 音色デモ曲を再生する
[デモ]ボタンを押します。
1
[デモ]ボタンが点滅し、音色デモ曲が再生されます。
fig.disp-dEm
最後の曲を再生すると、また最初の曲に戻って再生します。
[デモ]ボタンが点滅しているときに、いずれかの音色ボタンを押すと、押した音
色ボタンに対応したデモ曲が再生されます。
音色デモが割り当て
られているボタン
[ピアノ] ピアノ音色のデモ曲
[E. ピアノ] E. ピアノ音色のデモ曲
[ハープシコード] ハープシコード音色のデモ曲
[オルガン] オルガン音色のデモ曲
[ストリングス] ストリングス音色のデモ曲
[レイヤー] ワンタッチ・レイヤー機能(P.26)を使ったデモ曲
[スプリット] スプリット機能(P.28)を使ったデモ曲
デモの内容
音色デモ曲を止める
2
[デモ]ボタンを押します。
[デモ]ボタンのランプが消灯し、デモを終了します。
14
■ 機能のデモを聴く
ピアノ音色にかけることができる機能のデモを聴くことができます。
[デモ]ボタンを押します。
1
[デモ]ボタンが点滅し、音色デモ曲が再生されます。
以下のいずれかのボタンを押します。
2
第 1 章 内蔵曲やデモ曲を楽しむ
機能デモが割り当て
られているボタン
サウンド・コントロール
[3D]
サウンド・コントロール
[ダイナミクス]
[キー・オフ] キー・オフ機能のデモ P.17
[ストリング] ストリング・レゾナンス機能のデモ P.17
[ダンパー] ダンパー・レゾナンス機能のデモ P.18
キー・タッチ[ハンマー] ハンマー・レスポンス機能 P.20
押したボタンのデモが演奏されます。押したボタンの機能がオフのときのデモと、
オンのときのデモが演奏されます。
デモの内容 ページ
3D サウンド・コントロール機能の
デモ
ダイナミクス・サウンド・コント
ロール機能のデモ
P.21
P.23
ハンマー・レスポンス機能のデモについて
ハンマー・レスポンス機能のデモを選ぶと、演奏が止まります。
キー・タッチ[ハンマー]ボタンを押すごとに、ハンマー・レスポンス機能のオ
ン/オフが切り替わります。
鍵盤を弾いて、ハンマー・レスポンス機能の効果を試してみましょう。
ハンマー・レスポンス機能がオンのときは、鍵盤をゆっくり弾くほど発音タイミ
ングが遅くなります。
操作 2 で押したボタンを押し
て、機能がオンのときのデモ
と、オフのときのデモを切り
替えることができます。
ハンマー・レスポンス機能の
デモでは、機能がオンの状態
とオフの状態が分かりやすい
ようになっています。
機能デモを止める
[デモ]ボタンを押します。
3
[デモ]ボタンのランプが消灯し、デモを終了します。
15
第 2 章 演奏をする
いろいろな音で演奏する
HP107 には 36 種類の音色が内蔵されています。音色は 5 つの音色グループに分
けられ、それぞれ音色ボタンに割り当てられています。
fig.panel2-1
音色グループを選ぶ
いずれかの音色ボタンを押します。
1
押したボタンのランプが点灯します。
鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
21
音色については、「音色一覧」
(P.50)をご覧ください。
バリエーション音色を選ぶ
[−][+]ボタンを押して、音色を選びます。
2
画面には、選ばれている音色番号が表示されます。
鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
16
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・レゾナンス)
ピアノ音色をお好みに合わせて微調整することができます。
■ 鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ)
アコースティック・ピアノを演奏したときのキー・オフ音(鍵盤を離したときの
微妙な音)を鳴らすことができます。
ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]ボタンを押して、ボタンのランプを点
1
灯させます。
鍵盤から指を離すときに独特の音が鳴ります。
もう一度[キー・オフ]ボタンを押してボタンのランプを消灯させると、効果が
解除されます。
第 2 章 演奏をする
この設定はメモリー・バック
アップ機能を使って、本体に
記憶することができます
(P.54)。
この設定が有効な音色につい
ては、「音色一覧」(P.50)を
ご覧ください。
キー・オフ音の音量を調節する
2
ピアノ・レゾナンス[キー・オフ]ボタンを押したまま、[−]または
[+]ボタンを押します。
鍵盤から指を離すときに鳴る音の音量を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、音量が大きくなります。
■ 鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす
(ストリング・レゾナンス)
アコースティック・ピアノでは、鍵盤を弾くと、すでに押さえている鍵の弦が共
鳴します。この共鳴を再現する機能を「ストリング・レゾナンス」といいます。
1
ピアノ・レゾナンス[ストリング]ボタンを押して、ボタンのランプを点
灯させます。
ストリング・レゾナンス機能がオンになります。
もう一度[ストリング]ボタンを押してボタンのランプを消灯させると、効果が
解除されます。
共鳴音の深さを調節する
この設定は、ピアノ音色のみ
に有効です。それ以外の音色
に設定することはできません。
この設定はメモリー・バック
アップ機能を使って、本体に
記憶することができます
(P.54)。
2
ピアノ・レゾナンス[ストリング]ボタンを押したまま、[−]または
[+]ボタンを押します。
共鳴音の深さ(共鳴量)を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、共鳴効果のかかり具合が大きくなります。
17
第 2 章 演奏をする
■ ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす
(ダンパー・レゾナンス)
ダンパー・ペダルの共鳴量を変えることができます。
アコースティック・ピアノは、ダンパー・ペダルを踏むと、弾いた鍵盤の音が他
の弦に共鳴して、音に豊かな響きと広がりが加わります。本機では、このダン
パー・ペダルを踏んだときの共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現しています。
ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押して、ボタンのランプを点灯
1
させます。
ダンパー機能がオンになります。
もう一度、ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押してボタンのランプを消
灯させると、効果が解除されます。
共鳴音の深さを調節する
ピアノ・レゾナンス[ダンパー]ボタンを押したまま、[−]または[+]
2
この設定は、ピアノ音色のみ
に有効です。それ以外の音色
に設定することはできません。
この設定はメモリー・バック
アップ機能を使って、本体に
記憶することができます
(P.54)。
ボタンを押します。
共鳴音の深さ(共鳴量)を 10 段階で変えることができます。
値が大きいほど、共鳴効果のかかり具合が大きくなります。
18