Roland HP103 Service Manual

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Version 1.00
HP103
MIDI インプリメンテーション
Date: Jul.6, 2004
1. 受信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3バイト 8nH kkH vvH 9nH kkH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk = ノート・ナンバー: 00H-7FH(0-127) vv = ノート・オフ・ベロシティー: 00H-7FH(0-127)
※ ノート・オフ・メッセージのベロシティーの値は無視します。
●ノート・オン
ステータス 第2 バイト 第3バイト 9nH kkH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk = ノート・ナンバー: 00H-7FH(0-127) vv = ノート・オン・ベロシティー: 01H-7FH(1-127)
※ 15-113 の範囲外のノートナンバーが受信されたときは、この範囲内にオクターブ・シ
フトされます。
※ トランスポーズの設定は、受信したノートナンバーに対して影響を与えません。
●コントロール・チェンジ
※ コントロール・チェンジで設定された値は、プログラム・チェンジ 等を受信しても初期
設定値にリセットされません。
データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 06H mmH BnH 26H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) mm, ll = RPN で指定されたパラメーターに対する値 mm = 上位バイト(MSB)、ll = 下位バイト(LSB)
ボリューム(コントローラー・ナンバー 7) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 07H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = ボリューム: 00H-7FH(0-127)、初期設定値 = 7FH(127)
※ MIDI によるボリューム・コントロールは、MIDI からのノート情報にのみ有効です。本
体で演奏されたノート情報には影響を与えません。
エクスプレッション(コントローラー・ナンバー 11) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 0BH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = エクスプレッション: 00H-7FH(0-127)、初期設定値 = 7FH(127)
※ 受信情報は、MIDI からのノート・イベントにのみ有効です。
ホールド 1(コントローラー・ナンバー 64) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 40H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H-7FH(0-127)
※ 受信情報は、MIDI からのノート・イベントにのみ有効です。
ソステヌート(コントローラー・ナンバー 66) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 42H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H-7FH(0-127)0-63 = OFF、64-127 = ON
ソフト(コントローラー・ナンバー 67) ステータス BnH 43H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H-7FH(0-127)
※ 受信情報は、MIDI からのノート・イベントにのみ有効です。
エフェクト 1(リバーブ・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 91) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 5BH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H-7FH(0-127) 0-63 = OFF、64-127 = ON
※ リバーブはベーシックチャンネルで受信し、すべての パート、および本体の演奏に対し
て効果をおよぼします。
エフェクト 3(コーラス・センド・レベル ) (コントローラー・ナンバー 93) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 5DH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= コントロール値: 00H - 7FH (0 - 127) 0-63=OFF 64-127=ON
※ 受信はチャンネル 1-16 で独立して機能します。コーラスをベーシック・チャンネルで
受信すると、そのチャンネルのパート、および本体の演奏に対して効果をおよぼします。
RPN MSB / LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 65H mmH BnH 64H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-h.16) mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB) ll = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
※ RPN で設定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コントローラーな
どを受信してもリセットされません。
**RPN** コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。 実際の使用にあたっては、まず RPN(コントローラー・ナンバー 100および 101、順番は どちら からでもよい)を送信して制御するパラメーターを指定し、その後デ ータ・エント リー(コントローラー・ナンバー 6, 38)で指定パラメーターの値を設定します。 一旦 RPN のパラメーターが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータ・エン トリーは全てそのパラメーターに対する値の変更とみなされます。 誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わったら、RPN ヌルを 設定することをお勧めします。
本機は、以下に示す RPN を受信します。
RPN Data entry 解説 MSB LSB MSB LSB =================================================================== 00H 01H mmH llH マスター・ファイン・チューニング
7FH 7FH --- --- RPN ヌル
第2 バイト 第3バイト
mm、ll:00 00H - 40 00H - 7F 7FH 初期値 = 40 00H
(-100 - 0 - +99.9 セント)
RPN が指定されていない状態にします。RPN ヌルに 設定後受信したデータ・エントリーは無視します。
(RPN ヌルの設定にはデータ・エントリーの送信は不
要です。)既に設定済みの設定値は変化しません。 mm、ll:無視します。
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2 バイト CnH ppH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) pp = プログラム・ナンバー: 00H...75H(prog. 1...118)
※ 受信情報は、MIDI からのノート・イベントにのみ有効です。
2004 ローランド株式会社
©
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MIDI インプリメンテーション
プログラム・チェンジを受信すると、音色が次のように変わります。
prog 音色
1 グランドピアノ 2 メロウ・ピアノ 3 ピアノ + ストリングス 4 ピアノ + クワイア 5 エレクトリック・ピアノ 1 6 エレクトリック・ピアノ 2 7 ビブラフォン 8 エレクトリック・ピアノ + クワイア
9 ハープシコード 10 カップル・ハープシコード 11 ハープシコード + ストリングス 12 ハープシコード + クワイア 13 チャーチ・オルガン 1 14 オルガン・フルート 15 ロータリー・オルガン 16 チャーチ・オルガン 2 17 スロー・ストリングス 18 ジャズ・スキャット 19 ストリングス 20 クワイア 21 --­22 --­23 --­24 --­25 グランドピアノ + エレクトリック・ピアノ 1 26 グランドピアノ + エレクトリック・ピアノ 2 27 グランドピアノ + ハープシコード 28 グランドピアノ + カップル・ハープシコード 29 グランドピアノ + チャーチ・オルガン 1 30 グランドピアノ + オルガン・フルート 31 グランドピアノ + スロー・ストリングス 32 グランドピアノ + ジャズ・スキャット 33 --­34 --­35 メロウ・ピアノ + エレクトリック・ピアノ 1 36 メロウ・ピアノ + エレクトリック・ピアノ 2 37 メロウ・ピアノ + ハープシコード 38 メロウ・ピアノ + カップル・ハープシコード 39 メロウ・ピアノ + チャーチ・オルガン 1 40 メロウ・ピアノ + オルガン・フルート 41 メロウ・ピアノ + スロー・ストリングス 42 メロウ・ピアノ + ジャズ・スキャット 43 --­44 --­45 エレクトリック・ピアノ 1 + ハープシコード 46 エレクトリック・ピアノ 1 + カップル・ハープシコード 47 エレクトリック・ピアノ 1 + チャーチ・オルガン 1 48 エレクトリック・ピアノ 1 + オルガン・フルート 49 エレクトリック・ピアノ 1 + スロー・ストリングス 50 エレクトリック・ピアノ 1 + ジャズ・スキャット 51 --­52 --­53 エレクトリック・ピアノ 2 + ハープシコード 54 エレクトリック・ピアノ 2 + カップル・ハープシコード 55 エレクトリック・ピアノ 2 + チャーチ・オルガン 1 56 エレクトリック・ピアノ 2 + オルガン・フルート 57 エレクトリック・ピアノ 2 + スロー・ストリングス 58 エレクトリック・ピアノ 2 + ジャズ・スキャット 59 --­60 --­61 ハープシコード + チャーチ・オルガン 1 62 ハープシコード + オルガン・フルート 63 ハープシコード + スロー・ストリングス 64 ハープシコード + ジャズ・スキャット 65 --­66 --­67 カップル・ハープシコード + チャーチ・オルガン 1 68 カップル・ハープシコード + オルガン・フルート 69 カップル・ハープシコード + スロー・ストリングス 70 カップル・ハープシコード + ジャズ・スキャット 71 --­72 --­73 チャーチ・オルガン 1 + スロー・ストリングス 74 チャーチ・オルガン 1 + ジャズ・スキャット 75 --­76 --­77 オルガン・フルート + スロー・ストリングス 78 オルガン・フルート + ジャズ・スキャット 79 --­80 --­81 --­82 --­83 --­84 --­85 グランドピアノ ¦ アコースティック・ベース
prog 音色
86 メロウ・ピアノ ¦ アコースティック・ベース 87 エレクトリック・ピアノ 1 ¦ エレキ・ベース 88 エレクトリック・ピアノ 2 ¦ エレキ・ベース 89 ハープシコード ¦ ストリングス 90 カップル・ハープシコード ¦ ストリングス 91 チャーチ・オルガン 1 ¦ オルガン・ベース 92 オルガン・フルート ¦ オルガン・ベース 93 ストリングス ¦ ピチカート 94 ジャズ・スキャット ¦ ボイス・ベース 95 --­96 --­97 グランドピアノ ¦ アコースティック・ベース+シンバル 98 メロウ・ピアノ ¦ アコースティック・ベース+シンバル
99 エレクトリック・ピアノ 1 ¦ アコースティック・ベース 100 エレクトリック・ピアノ 2 ¦ アコースティック・ベース 101 ハープシコード ¦ オルガン・フルート 102 カップル・ハープシコード ¦ オルガン・フルート 103 チャーチ・オルガン 1 ¦ ストリングス 104 オルガン・フルート ¦ ストリングス 105 スロー・ストリングス ¦ クワイア 106 ジャズ・スキャット ¦ アコースティック・ベース 107 --­108 --­109 グランドピアノ ¦ ストリングス 110 メロウ・ピアノ ¦ ストリングス 111 エレクトリック・ピアノ 1 ¦ ストリングス 112 エレクトリック・ピアノ 2 ¦ ストリングス 113 ハープシコード ¦ アコースティック・ベース 114 カップル・ハープシコード ¦ アコースティック・ベース 115 チャーチ・オルガン 1 ¦ クワイア 116 オルガン・フルート ¦ クワイア 117 フルート ¦ スロー・ストリングス 118 ジャズ・スキャット ¦ クワイア
※「+」はデュアル音色です。「¦」はスプリット音色です。 ※「---」および上記以外のプログラム・チェンジは無視されます。 ※ プログラム・チェンジ受信後の新たなノート・オンから音色が変わります。プログラム・
チェンジ受信前からすでに発音中のボイスは影響を受けません。
※ 受信はチャンネル 1-16 で独立して機能しますので、それぞれのチャンネルで別々の音
色を割り当てることができます。プログラム・チェンジ をベーシック・チャンネルで受 信すると、そのチャンネルのパートの音色、およびパネル で選択されている音色が切り 換わります。
■チャンネル・モード・メッセージ
●リセット・オール・コントローラー(コントローラー・ナ ンバー 121)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 79H 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。
コントローラー リセット値
エクスプレッション 127(最大) ホールド 1 0(オフ) ソステヌート 0(オフ) ソフト 0(オフ)
●ローカル・コントロール(コントローラー・ナンバー122)
ステータス BnH 7AH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値:00H,7FH(0,127) 0 = OFF、127 = ON
●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7BH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオン になっているノートをすべ
てオフします。ただし、ホールド 1 またはソステヌートがオンの場合は、それらがオフ になるまで発音は終了しません。
第2 バイト 第3バイト
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MIDI インプリメンテーション
● OMNI OFF(コントローラー・ナンバー 124)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7CH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。*1
● OMNI ON(コントローラー・ナンバー 125)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7DH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。*1
● MONO(コントローラー・ナンバー 126)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7EH mmH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) mm = モノ数: 00H-10H(0-16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。*1
● POLY(コントローラー・ナンバー 127)
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7FH 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。*1
Note: *1: モードは OMNI OFF, POLY 固定です。
■システム・リアルタイム・メッセージ
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のすべてのメッセ ージ間隔を監視する
状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が 360ms を超えると、オー ル・ノート・オフ/リセット・オール・コントローラーズを受信した ときと同じ処理を して、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルー シブ・メッセージ
アイデンティティー・リクエスト・メッセージ ステータス データ・バイト ステータス F0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ) dev デバイス ID(dev:UNIT#-1) 06H サブ ID#1(General Information) 01H サブ ID#2(Identity Request) F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ dev は UNIT#-1 と一致するもの、および 7FH(Broadcast)。 ※ UNIT# は、ベーシック・チャンネルと同じ値をとります。
●データ転送
HP103 はエクスクルーシブ・メッセージによって、パラメーターを送受信することができ ます。 HP103 のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 1AH、デバ イス ID はM IDI 設定の UNIT# で決まります。 UNIT# は、ベーシック・チャンネルと同じ値をとります。
データ・セット 1 DT1 実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用し ます。
ステータス データ・バイト ステータス F0H 41H, dev, 1AH, 12H, aaH, bbH, ddH, sum F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 41H ID ナンバー(Roland) dev デバイス ID(dev:UNIT#-1) 1AH モデル ID(HP103) 12H コマンド ID(DT1) aaH アドレス上位バイト:送信するデータのアドレスの上位バイト bbH アドレス下位バイト:送信するデータのアドレスの下位バイト ddH データ:送信するデータの本体。 sum チェックサム F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※「データ・セット 1」を続けて送る場合、パケット間は 40ms 以上の時間間隔をあけてく
ださい。
※ アドレスについては「3. パラメーター・アドレス・マップ」を参照してください。 ※ チェックサムについては「4. 参考資料」を参照してください。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
ステータス データ・バイト ステータス
F0H iiH, ddH, ......, eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータス ii = ID ナンバー: どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージで あるかの識別をする
ための ID ナンバー(マニファクチャラー ID)です。ローランドのマニ ファクチャラー ID は4 1Hです。
7EH と 7FH の ID ナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・ メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH) として MIDI 規格の拡張として使用されます。
dd,..., ee = データ: 00H-7FH(0-127) F7H: EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージは、ユニバーサル・ノンリアルタ イム・システム・エクスクルーシブ・メッセージとデータ・セット (DT1)です。
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MIDI インプリメンテーション
2. 送信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3バイト  8nH kkH 40H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk= ノート・ナンバー: 0FH-71H(15-113)
●ノート・オン
ステータス 第2 バイト 第3バイト  9nH kkH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) kk = ノート・ナンバー: 0FH-71H(15-113) vv = ノート・オン・ベロシティー: 01H-7FH(1-127)
※ 送信されるノート・ナンバーは、トランスポーズの設定によって変わります。
●コントロール・チェンジ
データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6,38) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 06H mmH BnH 26H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) mm,ll = RPN で指定されたパラメーターに対する値 mm = 上位バイト(MSB)、ll = 下位バイト (LSB)
ホールド 1(コントローラー・ナンバー 64) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 40H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H, 7FH(0, 127)0=OFF、127=ON
ソステヌート(コントローラー・ナンバー 66) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 42H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= コントロール値: 00H, 7FH (0, 127) 0=OFF、127=ON
ソフト(コントローラー・ナンバー 67) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 43H vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1-ch.16) vv = コントロール値: 00H, 7FH(0, 127)0=OFF、127=ON
エフェクト 1(リバーブ・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 91) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 5BH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1 - ch.16) vv = コントロール値: 00H,7FH(0,127)0=OFF、127=ON
エフェクト 3(コーラス・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 93) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 5DH vvH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH(ch.1 - ch.16) vv = コントロール値: 00H, 7FH(0,127)0=OFF、127=ON
RPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 100,101) ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 65H mmH BnH 64H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H-FH (ch.1-ch.16) mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト (MSB) ll = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト (LSB)
**RPN** HP103 が送信する RPN は、マスター・ファイン・チューンと RPN ヌルです。
RPN ヌルは、マスター・ファイン・チューン送信後に続けて送信されます。
RPN Data entry 解説 MSB LSB MSB LSB =================================================================== 00H 01H mmH llH マスター・ファイン・チューン
7FH 7FH --- --- RPN ヌル
mm、ll :00 00H - 40 00H - 7F 7FH
(-100 - 0- +99.9 セント)
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2 バイト CnH ppH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH (ch.1 - ch.16) pp= プログラム・ナンバー: 00H...75H(prog. 1...118)
※ プログラム・チェンジ・ナンバーと音色の対応については、1. 受信データ「●プログラ
ム・チェンジ」をご覧下さい。
■システム・リアルタイム・メッセージ
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ 約 210ms 間隔で常時送信します。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
HP103 はエクスクルーシブ・メッセージによって、パラメーターを送受信することができ ます。HP103 のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 1AH、 デバイス ID はM IDI 設定の UNIT# で決まります。 UNIT# は、ベーシック・チャンネルと同じ値をとります。
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルー シブ・メッセージ
アイデンティティー・リプライ
ステータス データ・バイト ステータス F0H 7EH, dev, 06H, 02H, 41H, 1AH, 00H, 05H, F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ) dev デバイス ID(dev:UNIT#-1) 06H サブ ID#1(General Information) 02H サブ ID#1(Identity Reply) 41H ID ナンバー(Roland) 1AH,00H デバイス・ファミリー・コード 05H,06H デバイス・ファミリー・ナンバー・コード 00H,01H,00H,00H ソフトウェアー・リビジョン・レベル F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ アイデンティティー・リクエストを受信した場合、上記 のアイデンティティー・リプラ
イを送信します。
●データ転送
データ・セット 1 DT1 ステータス データ・バイト ステータス F0H 41H, dev, 1AH, 12H, aaH, bbH, ddH, sum F7H
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 41H ID ナンバー(Roland) dev デバイス ID(dev:UNIT#-1) 1AH モデル ID(HP103) 12H コマンド ID(DT1) aaH アドレス上位バイト:送信するデータのアドレスの上位バイト bbH アドレス下位バイト:送信するデータのアドレスの下位バイト ddH データ:送信するデータの本体。 sum チェックサム F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ アドレスについては「3. パラメーター・アドレス・マップ」を参照してください。 ※ チェックサムについては「4. 参考資料」を参照してください。
06H, 00H, 01H, 00H, 00H
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MIDI インプリメンテーション
3. パラメーター・アド レス・マップ(Model ID=1AH)
アドレス、データの記述は全て 16 進表示です。
+————————————+—————————+————————————————————————————————————————+ | address(H) | data(H) | Description | |————————————+—————————+————————————————————————————————————————| | 00 05 | 00—6b | Temperament Select *3.1 | | | | | | 01 01 | 00—7f | Chorus Type | | | | 00H — 0FH : Type 1 | | | | 10H — 1FH : Type 2 | | | | 20H — 2FH : Type 3 | | | | 30H — 3FH : Type 4 | | | | 40H — 4FH : Type 5 | | | | 50H — 5FH : Type 6 | | | | 60H — 70H : Type 7 | | | | 60H — 7FH : Type 8 | | | | | | 01 03 | 00—7F | Reverb Type | | | | 00H — 0FH : Type 1 | | | | 10H — 1FH : Type 2 | | | | 20H — 2FH : Type 3 | | | | 30H — 3FH : Type 4 | | | | 40H — 4FH : Type 5 | | | | 50H — 5FH : Type 6 | | | | 60H — 6FH : Type 7 | | | | 70H — 7FH : Type 8 | | | | | | 01 06 | 00—7F | Resonance Type | | | | 00H — 0FH : Type 1(Off) | | | | 10H — 1FH : Type 2 | | | | 20H — 2FH : Type 3 | | | | 30H — 3FH : Type 4 | | | | 40H — 4FH : Type 5 | | | | 50H — 5FH : Type 6 | | | | 60H — 6FH : Type 7 | | | | 70H — 7FH : Type 8 | | | | | | 01 0A | 00—01 | Stretch Tune | | | | 00H — 01H | | | | | | 01 0B | 00—7f | Dual Balance | | | | 00H — 27H : Balance 9—1 | | | | 28H — 2FH : Balance 8—2 | | | | 30H — 37H : Balance 7—3 | | | | 38H — 3FH : Balance 6—4 | | | | 40H — 47H : Balance 5—5 | | | | 48H — 4FH : Balance 4—6 | | | | 50H — 57H : Balance 3—7 | | | | 58H — 5FH : Balance 2—8 | | | | 60H — 7FH : Balance 1—9 | +———————————————————————————————————————————————————————————————+
※ 3.1 テンペラメント・セレクト
調律または調律調を選択すると、下表のように調律選択、調律調の基音情報が送信されます。
tt 0H - 6H : 調律選択 kkkk 0H - BH : 調律調
※ 平均律では調律調の指定は無視されます。
C C# D D# E F F# G G# A A# B
平均律 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B
純正律
(長調)
純正律
(短調)
中全音律 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 3A 3B
ベルクマイ スター
キルンベル ガー
ピタゴラス 音階
(表中の数字は 16 進数)
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 1A 1B
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 2A 2B
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4A 4B
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 5A 5B
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 6A 6B
4. 参考資料
●パートと MIDI 受信チャンネル
HP103 の音源は、受信チャンネルが 1-16 の独立した 16 のパートを持つマルチティンバー 音源です。 それぞれのパートには 1-16 の受信チャンネルが割り当てられており、それぞれのチャンネ ルで別々の音色を割り当てることができます。各パートの受信チャンネルは固定で、変更す ることはできません。
パート MIDI 受信チャンネル
------------------------------------------------------­11 22 33
:: :: 16 16
●ベーシック・チャンネルについて
ベーシック・チャンネルは MIDI 送信チャンネルの設定に従います。
MIDI 送信チャンネル ベーシック・チャンネル
------------------------------------------------------------------------­11 22 33 44 :: :: 16 16
● 10 進数と 16 進数の対応表(16 進数表記の数字の後ろには H をつけています。)
MIDI では、データ値や、エクスクルーシブ・メッセージのアドレスやサイズには、7 ビッ トごとの 16 進表記が使用されます。 10 進表記との対応表は次の通りです。
+——————+——————++——————+——————++——————+——————++——————+——————+ | 10進 | 16進 || 10進 |16進 || 10進 | 16進 || 10進 | 16進 | +——————+——————++——————+——————++——————+——————++——————+——————+ | 0 | 00H || 32 | 20H || 64 | 40H || 96 | 60H | | 1 | 01H || 33 | 21H || 65 | 41H || 97 | 61H | | 2 | 02H || 34 | 22H || 66 | 42H || 98 | 62H | | 3 | 03H || 35 | 23H || 67 | 43H || 99 | 63H | | 4 | 04H || 36 | 24H || 68 | 44H || 100 | 64H | | 5 | 05H || 37 | 25H || 69 | 45H || 101 | 65H | | 6 | 06H || 38 | 26H || 70 | 46H || 102 | 66H | | 7 | 07H || 39 | 27H || 71 | 47H || 103 | 67H | | 8 | 08H || 40 | 28H || 72 | 48H || 104 | 68H | | 9 | 09H || 41 | 29H || 73 | 49H || 105 | 69H | | 10 | 0AH || 42 | 2AH || 74 | 4AH || 106 | 6AH | | 11 | 0BH || 43 | 2BH || 75 | 4BH || 107 | 6BH | | 12 | 0CH || 44 | 2CH || 76 | 4CH || 108 | 6CH | | 13 | 0DH || 45 | 2DH || 77 | 4DH || 109 | 6DH | | 14 | 0EH || 46 | 2EH || 78 | 4EH || 110 | 6EH | | 15 | 0FH || 47 | 2FH || 79 | 4FH || 111 | 6FH | | 16 | 10H || 48 | 30H || 80 | 50H || 112 | 70H | | 17 | 11H || 49 | 31H || 81 | 51H || 113 | 71H | | 18 | 12H || 50 | 32H || 82 | 52H || 114 | 72H | | 19 | 13H || 51 | 33H || 83 | 53H || 115 | 73H | | 20 | 14H || 52 | 34H || 84 | 54H || 116 | 74H | | 21 | 15H || 53 | 35H || 85 | 55H || 117 | 75H | | 22 | 16H || 54 | 36H || 86 | 56H || 118 | 76H | | 23 | 17H || 55 | 37H || 87 | 57H || 119 | 77H | | 24 | 18H || 56 | 38H || 88 | 58H || 120 | 78H | | 25 | 19H || 57 | 39H || 89 | 59H || 121 | 79H | | 26 | 1AH || 58 | 3AH || 90 | 5AH || 122 | 7AH | | 27 | 1BH || 59 | 3BH || 91 | 5BH || 123 | 7BH | | 28 | 1CH || 60 | 3CH || 92 | 5CH || 124 | 7CH | | 29 | 1DH || 61 | 3DH || 93 | 5DH || 125 | 7DH | | 30 | 1EH || 62 | 3EH || 94 | 5EH || 126 | 7EH | | 31 | 1FH || 63 | 3FH || 95 | 5FH || 127 | 7FH | +——————+——————++——————+——————++——————+——————++——————+——————+
※ MIDI チャンネル、プログラム・チェンジなどの 10 進表記は、前表の 10 進数に 1 を足
した値になっています。
※ 7 ビットごとの 16 進表記では、1 バイトのデータで表せる値は最大 128 段階です。そ
れ以上の分解能のデータは複数のバイトを使います。たとえば、aa bbH と 2 バイトの 7 ビットごとの 16 進表記された値は、aa x 128 + bb となります。
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<例 1 >5 AH の 10進表記は? 前表より 5AH = 90 なります。
<例 2 >7 ビットごとの 16 進表記された値 12 34H の 10 進表記は ? 前表より 12H = 18、34H = 52 ですから 18 x 128 + 52 = 2356 となります。
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MIDI インプリメンテーション
●実際の MIDI メッセージの例
<例 1 >9 2 3E 5F 9n はノート・オンのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナンバーです。2H = 2、3EH = 62、5FH = 95 ですから、これはMIDI CH = 3、ノート・ナンバー 62(音名は D4)、ベ ロシティー 95 のノート・オン・メッセージです。
<例 2 >C E 12 CnH はプログラム・チェンジのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナンバーです。 EH = 14、12H = 18 ですから、これは MIDI CH = 15、プログラム・ナンバー 19(HP103 では Strings)のプログラム・チェンジ・メッセージです。
<例 3 >B 3 64 00 65 00 06 0C 26 00 64 7F 65 7F BnH はコントロール・チェンジのステータスで、n は M IDIチャンネル・ナンバーです。コ ントロール・チェンジは、第 2 バイトがコントローラー・ナンバー、第 3 バイトはそのパ ラメーターの値です。MIDI では、ランニング・ステータスといって、同じステータスのメッ セージが連続する場合は、2 つめ以降のステータスを省略してもよいことになっていますか ら、このメッセージは以下の情報が順番に送られています。
B3 64 00 MIDI CH = 4 に RPN パラメーター・ナンバーの下位バイト:00H (B3)65 01 MIDI CH = 4 に RPN パラメーター・ナンバーの上位バイト:01H (B3)06 40 MIDI CH = 4 にパラメーター値の上位バイト:40H (B3)26 00 MIDI CH = 4 にパラメーター値の下位バイト:00H (B3)64 7F MIDI CH = 4 に R PN パラメーター・ナンバーの下位バイト:7FH (B3)65 7F MIDI CH = 4 に R PN パラメーター・ナンバーの上位バイト:7FH
つまり、MIDI CH = 4 の RPN パラメーター・ナンバー 00 01H(マス ター・ファイン・ チューニング)にパラメーター値 40 00H(440.0[Hz])を送り、その後 RPN パラメーター・ ナンバー 7F 7FH(RPN ヌル)に設定するメッセージです。
RPN は一度パラメーター・ナンバーを設定すると、その後同一チャンネルに送られたデー タ・エントリー が全て有効になってしまうため、必要なパラメーター値を送った 後でパラ メーター・ナンバーを 7F 7FH(RPN ヌル)に設定して誤動作を防止することが推奨され ています。最後の(B3)64 7F(B3)65 7F はそのためのものです。
●チューニングについて
MIDI で、HP103 のチューニングをするには、RPN #1(マスター・ファイン・チューニン グ)をベーシックチャンネルに送ります。 RPN #1 は、約 0.012 セント(正確には 100 / 8192 セント)の細かさでチューニングの 指定ができます。セントとは、1 つの半音の音程の間を 100 等分したチューニングの単位 です。
よく使うチューニングの値は下の表を参照してください。値は 16 進表記(カッコ内は十進 表記)になっています。
+————————+————————+——————————————+ |Hz in A4| cent | RPN #1 | +————————+————————+——————————————+ | 445.0 | +19.56 | 4C 43 (+1603)| | 444.0 | +15.67 | 4A 03 (+1283)| | 443.0 | +11.76 | 47 44 (+ 964)| | 442.0 | + 7.85 | 45 03 (+ 643)| | 441.0 | + 3.93 | 42 42 (+ 322)| | 440.0 | 0.00 | 40 00 ( 0)| | 439.0 | — 3.94 | 3D 3D (— 323)| | 438.0 | — 7.89 | 3A 7A (— 646)| +————————+————————+——————————————+
<例>チューニングを A4 = 442.0Hz にする場合、ベーシック・チャンネルに RPN#1 を送
ります。値は、上表から 45 03H です。
ベーシック・チャンネルが 1 の場合、以下のメッセージを送ります。
B0 64 00 MIDI CH = 1 に RPN パラメーター・ナンバーの下位バイト:00H (B0)65 01 MIDI CH = 1 に RPN パラメーター・ナンバーの上位バイト:01H (B0)06 45 MIDI CH = 1 にパラメーター値の上位バイト:45H (B0)26 03 MIDI CH = 1 にパラメーター値の下位バイト:03H (B0)64 7F MIDI CH = 1 に RPN パラメーター・ナンバーの下位バイト:7FH (B0)65 7F MIDI CH = 1 に RPN パラメーター・ナンバーの上位バイト:7FH
●エクスクルーシブ・メッセージの例とチェックサムの計算
ローランドのエクスクルーシブ・メッセージ(DT1)では、メッセージが正しく受信できて いるかどうかのチェックを行なうために、データの後ろ(F7 の前)にチェックサムを付け てメッセージを送ります。チェックサムの値は、送られるエクスクルーシブ・メッセージの アドレス、データによって決まります。
チェックサムの計算のしかた(16 進表記の数字の後ろには Hつけています。) チェックサムは、アドレス、サイズ、およびチェックサム自身を加算した値の下位 7 ビッ トがゼロになる値です。具体的な計算は、送りたいエクスクルーシブ・メッセージのアドレ スは aa bb 、データが ccH とすると、以下のようになります。
aa + bb + cc = 合計 合計÷128=商…余り 128 - 余り = チェックサム
Reverb Type を Type 4 に設定する場合
「パラメー ター・アドレス・マップ」より、Reverb Type のアド レスは 01 03H、Type 4
はパラメーター値 30H ですから
F0 41 00 1A 12 01 03 30 ?? F7
-- -- -- -- -- ------ -- -- -­(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)
(1) エクスクルーシブ・ステータス (2) ID ナンバー (Roland) (3) デバイス ID(UNIT#-1) (4) モデルID(HP103) (5) コマンドID(DT1) (6)EOX
※ UNIT# は本体のベーシック・チャンネルと同じ値にします。(上の例は、ベーシック・
チャンネルが1の場合です)
次にチェックサムの計算をします。
01H + 03H + 30H = 1 + 3 + 48 = 52( 合計 ) 52( 合計 ) ÷ 128 = 0( 商 ) … 52( 余り ) チェックサム = 128 - 52( 余り ) = 76 = 4CH
したがって、F0 41 00 1A 12 01 03 30 4C F7 が送信するメッセージです。
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